JP5783323B2 - 無線装置及び通信チャネル選択方法 - Google Patents

無線装置及び通信チャネル選択方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線装置及び通信チャネル選択方法に関する。
近年、水位や温度などのデータを計測する無線装置を複数個所に配置し、各無線装置が計測したデータを送受信するマルチホップネットワークが存在する。以下では、無線装置を単にノードと表記する。マルチホップネットワークでは、各ノードを有線により接続するとケーブルを敷設する作業が煩雑である。このため、マルチホップネットワークでは、各ノードを無線により接続し、無線周波数帯から選択した所定の通信チャネルを利用してデータの送受信を行うことが検討されている。
各ノードを無線により接続したマルチホップネットワークでは、近傍に配置されたノード同士が同一の無線周波数帯の通信チャネルを用いて同時にデータの送受信を行った場合に、各ノードからの電波が相互に干渉するという電波干渉の問題がある。この電波干渉の問題を解決する技術として、CSMA/CA(Carrier Sense Multiple Access/Collision Avoidance)方式やRTS/CTS(Request To Send/Clear To Send)方式等の衝突回避方式が知られている。CSMA/CA方式は、各ノードが電波の発信に先立って同一の通信チャネルにおける他のノードの電波の発信状況をチェックするものである。RTS/CTS方式は、各ノードが電波の発信に先立って同一の通信チャネルにおける電波の発信の可否をアクセスポイントと呼ばれる親局に問い合わせるものである。
ただし、CSMA/CA方式やRTS/CTS方式では、各ノードが同一の通信チャネルを用いて電波の衝突を回避するだけであり、各ノードは、近傍に配置された他のノードが電波の送信を停止するまで、データの送受信を行うことができない。このため、スループットが低下する恐れがある。
これに対して、データの送受信に利用可能な複数の通信チャネルを用いて電波の衝突を調停する技術が提案されている。この技術では、複数のノードを統括する親局が、データの送受信に利用可能な複数の通信チャネルから他のノードにより利用されていない空きチャネルを探索し、探索した空きチャネルをデータを送受信する通信チャネルとして選択する。親局は、選択した通信チャネルの情報を含めたビーコン信号を配下のノードにブロードキャストにより送信する。ビーコン信号を受信したノードは、ビーコン信号に含まれる空きチャネルを用いてデータの送受信を開始する。
特開2002−158667号公報
しかしながら、上述した従来技術では、ビーコン信号の到達範囲外に配置されたノードが適切な通信チャネルを選択することができないという問題があった。ノードが適切な通信チャネルを選択することができない場合には、各ノードからの電波が相互に干渉し、スループットが低下する恐れがある。
ここで、従来技術の問題点について説明する。図24は、従来技術の問題点を説明するための図である。図24に示す例では、ノード10a〜10hが無線により接続されている。ここでは、ノード10aが親局であり、ノード10aが、無線周波数帯の複数の通信チャネルから探索された空きチャネルをデータの送受信用の通信チャネルとして選択しているものとする。親局であるノード10aは、選択した空きチャネルの情報を含めたビーコン信号をブロードキャストにより送信する。ノード10aから送信されたビーコン信号の到達範囲Bには、ノード10bが配置されている。このため、ノード10bは、ビーコン信号を受信して、ビーコン信号に含まれる空きチャネルを用いてノード10aとの間でデータの送受信を行うことができる。一方で、ノード10c〜10hは、ビーコン信号の到達範囲Bの外部に配置されている。このため、ノード10c〜10hは、ビーコン信号に含まれる空きチャネルを認識することができず、適切な通信チャネルを選択することができない。結果として、ノード10c〜10hは、無秩序に同一の通信チャネルを選択する可能性があり、この場合には、各ノードからの電波が相互に干渉してスループットが低下してしまう。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、スループットの低下を抑えた適切な通信チャネルを選択することができる無線装置及び通信チャネル選択方法を提供することを目的とする。
本願の開示する無線装置は、一つの態様において、検出部と、送信部と、選択部とを備える。検出部は、データの送受信に利用可能な複数の通信チャネル各々を切り替えつつ、周辺の無線装置からの電波干渉の有無を示す干渉情報を前記通信チャネル毎に検出する。送信部は、前記データの送受信に先立って、前記データの宛先となる宛先無線装置に対して、前記検出部によって検出された干渉情報を無線装置毎に順次格納するパケットを送信する。選択部は、前記パケットを受信し、前記パケットの宛先となる前記宛先無線装置に自装置が該当しない場合に、前記検出部によって検出された干渉情報を追記した前記パケットを転送する。選択部は、前記パケットの宛先となる前記宛先無線装置に自装置が該当する場合に、前記パケットに無線装置毎に順次格納された干渉情報と前記検出部によって検出された干渉情報とに基づいて、前記データを送受信する前記通信チャネルを選択する。
本願の開示する無線装置の一つの態様によれば、スループットの低下を抑えた適切な通信チャネルを選択することができるという効果を奏する。
図1は、本実施例に係るマルチホップネットワークの構成を示す図である。 図2は、ノードが、使用チャネルを利用して実際にデータを送受信するタイミングを説明するための図である。 図3は、本実施例に係るノードの構成を示す機能ブロック図である。 図4は、干渉情報記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 図5は、本実施例における確認パケットのデータ構造の一例を示す図である。 図6は、確認パケットに格納されるノードの干渉情報のデータ構造の一例を示す図である。 図7は、本実施例におけるチャネル選択部の処理の一例を説明するための図である。 図8は、本実施例における応答パケットのデータ構造の一例を示す図である。 図9は、本実施例におけるチャネル削減要求パケットのデータ構造の一例を示す図である。 図10は、本実施例に係るノードが受信電波レベルを測定する処理の処理手順を示すフローチャートである。 図11は、本実施例に係るノードが干渉情報を検出する処理の処理手順を示すフローチャートである。 図12は、本実施例に係るノードが確認パケットを送信する処理の処理手順を示すフローチャートである。 図13は、本実施例に係るノードが使用チャネルを選択する処理の処理手順を示すフローチャートである。 図14は、本実施例における通信チャネル選択処理の処理手順を示すフローチャートである。 図15は、本実施例に係るノードがチャネル削減要求パケットを送信する処理の処理手順を示すフローチャートである。 図16は、本実施例に係るノードがチャネル削減要求パケットを受信した場合の処理手順を示すフローチャートである。 図17は、通信経路に含まれる全てのノードに電波干渉が発生していない場合の処理を説明するための図である。 図18は、通信経路に含まれる一部のノードに電波干渉が発生している場合の処理を説明するための図(その1)である。 図19は、通信経路に含まれる一部のノードに電波干渉が発生している場合の処理を説明するための図(その2)である。 図20は、通信経路に含まれる一部のノードに電波干渉が発生している場合の処理を説明するための図(その3)である。 図21は、本実施例のマルチホップネットワークの全体の処理手順を示すシーケンス図である。 図22は、ノード100dによって送信された確認パケットの一例を示す図である。 図23は、ノード100cによって転送された確認パケットの一例を示す図である。 図24は、従来技術の問題点を説明するための図である。
以下に、本願の開示する無線装置及び通信チャネル選択方法の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
本実施例のマルチホップネットワークの構成について説明する。図1は、本実施例に係るマルチホップネットワークの構成を示す図である。図1に示すように、マルチホップネットワークは、ノード100a〜100hを有する。ノード100a〜100hは、無線装置の一例である。各ノード100a〜100hは、隣接のノードと無線により接続する。例えば、ノード100aは、ノード100cに接続する。ノード100cは、ノード100eに接続する。ノード100cは、ノード100bに接続する。ノード100cは、ノード100dに接続する。ノード100eは、ノード100hに接続する。ノード100eは、ノード100fに接続する。ノード100eは、ノード100gに接続する。本実施例では、ノード100a〜100hをまとめて、ノード100と表記する。
ノード100は、データの送受信に先立って、帯域調停期間と呼ばれる一定の期間に、無線周波数帯の複数の通信チャネルからデータを送受信する通信チャネルを選択する。ノード100は、データ送受信期間と呼ばれる一定の期間に、帯域調停期間において選択した通信チャネルを利用して実際にデータの送受信を行う。なお、以下では、実際にデータを送受信する通信チャネルを、使用チャネルと言うことがあるものとする。
図2は、ノード100が、使用チャネルを利用して実際にデータを送受信するタイミングを説明するための図である。図2に示すように、ノード100は、データ送受信期間T2が到来する前の帯域調停期間T1において、無線周波数帯の複数の通信チャネルから使用チャネルを選択する。ノード100は、帯域調停期間T1が満了すると、データ送受信期間T2において、帯域調停期間T1の間に選択した使用チャネルを利用して実際にデータの送受信を行う。ノード100は、データ送受信期間T2の間のデータの送受信が終了すると、帯域調停期間T1において、再び使用チャネルを選択する。ノード100は、帯域調停期間T1が満了すると、データ送受信期間T2において、帯域調停期間T1の間に選択した使用チャネルを利用して再びデータの送受信を行う。このように、帯域調停期間T1と、データ送受信期間T2とが周期的に繰り返される。
次に、図1に示したノード100の構成について説明する。図3は、本実施例に係るノードの構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、このノード100は、無線インターフェース部101、チャネル切替部102、干渉情報記憶部103、干渉情報検出部104、確認パケット送信部105、チャネル選択部106及びチャネル削減制御部107を有する。
無線インターフェース部101は、隣接のノードとの間で無線により通信を行う処理部である。例えば、無線インターフェース部101は、確認パケット送信部105から受け取った後述の確認パケットを隣接のノードに送信する。また、無線インターフェース部101は、隣接のノードから受信した確認パケットをチャネル選択部106に出力する。また、無線インターフェース部101は、チャネル選択部106から転送された確認パケットを隣接のノードに送信する。また、無線インターフェース部101は、チャネル選択部106から受け取った後述の応答パケットを隣接のノードに送信する。また、無線インターフェース部101は、チャネル削減制御部107から受け取った後述のチャネル削減要求パケットを隣接のノードに送信する。また、無線インターフェース部101は、隣接のノードから受信したチャネル削減要求パケットをチャネル削減制御部107に出力する。
チャネル切替部102は、無線周波数帯の複数の通信チャネル間を切り替える処理部である。チャネル切替部102は、干渉情報検出部104からの指示に応じて通信チャネルを切り替える。また、チャネル切替部102は、チャネル選択部106によって選択された使用チャネルを、無線インターフェース部101に設定する。
干渉情報記憶部103は、自ノード100の周辺のノードからの電波干渉の有無を示す干渉情報を通信チャネル毎に記憶する。図4は、干渉情報記憶部のデータ構造の一例を示す図である。図4に示すように、干渉情報記憶部103は、通信チャネル、周辺ノード及び受信電波レベルを対応付けて記憶する。
このうち、通信チャネルは、データの送受信時に利用可能な通信チャネルを示す。周辺ノードは、自ノード100の周辺に存在し、通信チャネルを利用して電波を発信するノードのアドレスを格納する。受信電波レベルは、周辺ノードから発信される電波の受信電波レベルを格納する。
干渉フラグは、周辺ノードから発信される電波によって通信チャネルに対する電波干渉が発生しているか否か示すフラグである。通信チャネルに対する電波干渉が発生している場合には、干渉フラグに「1」が設定され、通信チャネルに対する電波干渉が発生していない場合には、干渉フラグに「0」が設定される。干渉フラグは干渉情報の一例である。例えば、図4の例では、通信チャネル「CH#1」、「CH#3」に対応する干渉フラグに「0」が設定されているため、通信チャネル「CH#1」、「CH#3」に対する電波干渉が発生していないことを示している。また、図4の例では、通信チャネル「CH#2」に対応する干渉フラグに「1」が設定されているため、通信チャネル「CH#2」に対する電波干渉が発生していることを示している。
図3に戻り、干渉情報検出部104は、データの送受信に利用可能な複数の通信チャネル各々を切り替えつつ、周辺のノードからの電波干渉の有無を示す干渉情報を通信チャネル毎に検出する。
干渉情報検出部104が通信チャネル毎に干渉情報を検出する処理の一例について説明する。まず、干渉情報検出部104は、通信チャネルを切り替えて、周辺のノードから発信される電波の受信電波レベルを測定する。具体的には、干渉情報検出部104は、チャネル切替部102を制御して、通信チャネルを初期チャネルに設定し、設定した通信チャネルの受信電波レベルを測定する。干渉情報検出部104は、測定した受信電波レベルが閾値以上であるか否かを判定し、測定した受信電波レベルが閾値以上である場合に、現在の通信チャネルを利用して電波を発信するノードのアドレスを取得して干渉情報記憶部103の周辺ノードに格納する。干渉情報検出部104は、測定した受信電波レベルを干渉情報記憶部103の受信電波レベルに格納する。その後、干渉情報検出部104は、チャネル切替部102を制御して、通信チャネルを順次切り替え、切り替え後の通信チャネルの受信電波レベルを測定し、測定した受信電波レベルを格納する一連の動作を全通信チャネルの測定を完了するまで繰り返し実行する。
続いて、干渉情報検出部104は、測定した受信電波レベルを基にして、干渉情報を検出する。具体的には、干渉情報検出部104は、干渉情報記憶部103の先頭の通信チャネルのレコードを参照する。干渉情報検出部104は、参照したレコードに閾値以上となる受信電波レベルがあるか否かを判定する。干渉情報検出部104は、参照したレコードに閾値以上となる受信電波レベルがある場合には、参照したレコードの干渉フラグを、電波干渉が発生していることを示す「1」に設定する。一方で、干渉情報検出部104は、参照したレコードに閾値以上となる受信電波レベルがない場合には、参照したレコードの干渉フラグを、電波干渉が発生していないことを示す「0」に設定する。干渉情報検出部104は、干渉情報検出部104の次の通信チャネルのレコードを参照し、参照したレコードの干渉フラグを設定する一連の動作を全チャネルのレコード分だけ繰り返し実行することで、干渉情報としての干渉フラグを通信チャネル毎に検出する。
確認パケット送信部105は、データの送受信に先立って、自ノード100からデータの宛先となる宛先ノードに至る通信経路に含まれるノード毎に電波干渉の有無を確認するための確認パケットを生成する。具体的には、確認パケット送信部105は、干渉情報検出部104によって検出された干渉情報をノード毎に順次格納する確認パケットを生成する。確認パケット送信部105は、宛先ノードに対して確認パケットを送信する。
ここで、確認パケット送信部105が生成する確認パケットのデータ構造の一例について説明する。図5は、本実施例における確認パケットのデータ構造の一例を示す図である。図5に示すように、確認パケットは、宛先、送信元及びノード100a〜100nの干渉情報を含む。
このうち、宛先は、宛先ノードのアドレスを格納する。例えば、確認パケット送信部105は、各ノード100a〜100hのアドレステーブルを保持し、アドレステーブルを利用して、宛先に宛先ノードのアドレスを設定する。送信元は、確認パケットの送信元となるノード100のアドレスを格納する。
ノード100aの干渉情報には、ノード100aの干渉情報検出部104によって検出された干渉情報が格納される。ノード100cの干渉情報には、ノード100cの干渉情報検出部104によって検出された干渉情報が格納される。ノード100eの干渉情報には、ノード100eの干渉情報検出部104によって検出された干渉情報が格納される。
なお、図5に示すノード100a〜100nの干渉情報は、ノード100a、ノード100c、ノード100e・・・ノード100nの順に確認パケットが転送されるたびに、順次追記される。言い換えると、ノード100aの確認パケット送信部105によって生成される確認パケットには、ノード100aの干渉情報のみが格納される。ノード100c〜100nの干渉情報は、ノード100c、ノード100e・・・ノード100nの順に確認パケットが転送されるたびに、順次追記される。
ここで、ノード100aの確認パケット送信部105によって生成される確認パケットに格納されるノード100aの干渉情報のデータ構造の一例について説明する。図6は、確認パケットに格納されるノードの干渉情報のデータ構造の一例を示す図である。図6に示すように、ノード100aの干渉情報には、通信チャネル毎に干渉フラグが格納される。
通信チャネルは、データの送受信時に利用可能な通信チャネルを示す。干渉フラグは、通信チャネルに対する電波干渉が発生しているか否か示すフラグである。通信チャネルに対する電波干渉が発生している場合には、干渉フラグに「1」が設定され、通信チャネルに対する電波干渉が発生していない場合には、干渉フラグに「0」が設定される。
図3に戻り、確認パケット送信部105は、例えば、データの送信を示すトリガが発生し、帯域調停期間が到来する度に、確認パケットを生成し、生成した確認パケットを送信する。
確認パケット送信部105が確認パケットを生成して送信する処理の一例について説明する。確認パケット送信部105は、データの送信を示すトリガが発生すると、干渉情報記憶部103を参照して、通信チャネル毎の干渉フラグの値を抽出し、確認パケットの干渉情報に設定する。確認パケット送信部105は、確認パケットの宛先に宛先ノードのアドレスを格納する。確認パケット送信部105は、確認パケットの送信元に自ノード100のアドレスを格納する。確認パケット送信部105は、無線インターフェース部101を介して確認パケットを送信する。
チャネル選択部106は、隣接のノードから確認パケットを受信し、確認パケットの宛先に自ノード100が該当するか否かを判定する。チャネル選択部106は、確認パケットの宛先に自ノード100が該当しない場合には、干渉情報記憶部103に記憶された干渉情報を追記した確認パケットを他のノードに転送する。チャネル選択部106は、確認パケットの宛先に自ノード100が該当する場合には、確認パケットにノード毎に順次格納された干渉情報と干渉情報記憶部103に記憶された干渉情報とを基にして、データを送受信する使用チャネルを選択する。チャネル選択部106は、選択した使用チャネルをチャネル切替部102に出力する。
チャネル選択部106が確認パケットを転送する処理の一例について説明する。チャネル選択部106は、確認パケットに干渉情報のレコードを新規に作成する。チャネル選択部106は、干渉情報記憶部103を参照して、通信チャネル毎の干渉フラグの値を抽出し、抽出した通信チャネル毎の干渉フラグの値を確認パケットの新規に作成された干渉情報に追加格納する。チャネル選択部106は、干渉フラグの値を追加格納した確認パケットを無線インターフェース部101を介して転送する。
チャネル選択部106が使用チャネルを選択する処理の一例について説明する。図7は、本実施例におけるチャネル選択部の処理の一例を説明するための図である。なお、図7に示す例では、チャネル選択部106が、確認パケットの宛先に自ノード100hが該当すると判定したものとする。チャネル選択部106は、確認パケットに含まれる全干渉情報を抽出する。例えば、チャネル選択部106は、図7の上段に示すように、確認パケットに含まれるノード100a〜100eの干渉情報を抽出する。
続いて、チャネル選択部106は、干渉情報記憶部103を参照して、通信チャネル毎の干渉フラグの値を抽出し、抽出した干渉フラグの値を自ノード100の干渉情報として、確認パケットから抽出された全干渉情報に追加する。例えば、チャネル選択部106は、図7の中段に示すように、干渉情報記憶部103から抽出した通信チャネル毎の干渉フラグの値を自ノード100hの干渉情報として、確認パケットから抽出されたノード100a〜100eの干渉情報に追加する。
続いて、チャネル選択部106は、確認パケットから抽出された全干渉情報に自ノード100の干渉情報を追加した情報を基にして、通信チャネル毎の干渉フラグの合計値を算出する。例えば、チャネル選択部106は、図7の下段に示すように、通信チャネル「CH#1」の干渉フラグの合計値「1」を算出し、通信チャネル「CH#2」の干渉フラグの合計値「1」を算出し、通信チャネル「CH#3」の干渉フラグの合計値「0」を算出する。
続いて、チャネル選択部106は、干渉フラグの合計値が最も小さい通信チャネルを特定し、特定した通信チャネルを使用チャネルとして選択する。ここで言う、「干渉フラグの合計値が最も小さい通信チャネル」には、干渉フラグの合計値が「0」となる通信チャネルが含まれるものとする。図7の例では、通信チャネル「CH#3」の干渉フラグの合計値が最も小さい。このため、チャネル選択部106は、通信チャネル「CH#3」を干渉フラグの合計値が最も小さい通信チャネルとして特定し、特定した通信チャネル「CH#3」を使用チャネルとして選択する。
なお、チャネル選択部106は、干渉フラグの合計値が最も小さい通信チャネルを特定できなかった場合、言い換えると、通信チャネル毎の干渉フラグの合計値が「0」以外の値でありかつ全て等しい場合には、任意の通信チャネルを使用チャネルとして選択する。
また、チャネル選択部106は、使用チャネルを選択すると、選択した使用チャネルを含む応答パケットを生成し、確認パケットの送信元となるノードに対して応答パケットを送信する。
ここで、チャネル選択部106が生成する応答パケットのデータ構造について説明する。図8は、本実施例における応答パケットのデータ構造の一例を示す図である。図8に示すように、応答パケットは、宛先、送信元及び使用チャネルを含む。宛先は、確認パケットの送信元となるノードのアドレスを格納する。送信元は、応答パケットの送信元となる自ノード100のアドレスを格納する。使用チャネルは、チャネル選択部106によって選択された使用チャネルを格納する。
また、チャネル選択部106は、他のノードから応答パケットを受信すると、応答パケットに含まれる使用チャネルをチャネル切替部102に出力する。チャネル切替部102に出力された使用チャネルが無線インターフェース部101に設定されることで、ノード100は、使用チャネルを利用して実際にデータの送信を行うことを決定する。
チャネル削減制御部107は、応答パケットを他のノードから受信する。チャネル削減制御部107は、応答パケットに格納された使用チャネルを利用してデータの送受信を行っている周辺のノードから閾値以上となる電波を発している干渉ノードを特定する。チャネル削減制御部107は、特定した干渉ノードに対して、使用チャネルを利用したデータの送信を停止することを要求するチャネル削減要求パケットを生成して送信する。
ここで、チャネル削減制御部107が生成するチャネル削減要求パケットのデータ構造について説明する。図9は、本実施例におけるチャネル削減要求パケットのデータ構造の一例を示す図である。図9に示すように、チャネル削減要求パケットは、宛先、送信元及び削減チャネルを含む。宛先は、干渉ノードのアドレスを格納する。送信元は、チャネル削減要求パケットの送信元となる自ノード100のアドレスを格納する。削減チャネルは、応答パケットに格納された使用チャネルを格納する。
チャネル削減制御部107がチャネル削減要求パケットを生成して送信する処理の一例について説明する。チャネル削減制御部107は、応答パケットを受信すると、干渉情報記憶部103を参照して、応答パケットに格納された使用チャネルに対応する周辺ノードから干渉ノードを特定することができるか否かを判定する。チャネル削減制御部107は、干渉ノードを特定することができる場合、すなわち、閾値以上となる電波を発しているノードを特定することができる場合には、使用チャネルをチャネル削減要求パケットの削減チャネルに設定する。チャネル削減制御部107は、特定した干渉ノードに対して、チャネル削減要求パケットを送信する。
なお、チャネル削減制御部107は、干渉ノードを特定することができない場合、すなわち、閾値以上となる電波を発しているノードを特定することができない場合には、チャネル削減要求パケットを生成しない。
また、チャネル削減制御部107は、チャネル削減要求パケットを他のノードから受信する。すると、チャネル削減制御部107は、自ノード100がチャネル削減要求パケットに格納された削減チャネル、すなわち、使用チャネルを利用してデータを送信しているか否かを判定する。チャネル削減制御部107は、使用チャネルを利用してデータを送信している場合には、使用チャネル以外の他の通信チャネルを利用してデータを送信しているならば、使用チャネルを利用したデータの送信を停止する。例えば、チャネル削減制御部107は、チャネル選択部106からチャネル切替部102に出力される使用チャネルを無効にすることをチャネル選択部106に指示することで、使用チャネルを利用したデータの送信を停止する。
一方、チャネル削減制御部107は、自ノード100が使用チャネルを利用したデータの送信を行っていないならば、データの送信元となる他のノードに対して、チャネル削減要求パケットを転送する。
なお、上記した無線インターフェース部101は、例えば、無線リンクモジュールに対応する。
また、上記したチャネル切替部102、干渉情報検出部104、確認パケット送信部105は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)や、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積装置に対応する。また、チャネル選択部106、チャネル削減制御部107は、例えば、ASICや、FPGAなどの集積装置に対応する。また、上記したチャネル切替部102、干渉情報検出部104、確認パケット送信部105は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の電子回路に対応する。また、チャネル選択部106、チャネル削減制御部107は、例えば、CPUやMPU等の電子回路に対応する。
また、上記した干渉情報記憶部103は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、またはハードディスク、光ディスクなどの記憶装置に対応する。
次に、本実施例に係るノード100の処理手順について説明する。図10は、本実施例に係るノードが受信電波レベルを測定する処理の処理手順を示すフローチャートである。図10に示す処理は、例えば、一定の周期で実行される。
図10に示すように、ノード100は、通信チャネルを初期チャネルに設定し(ステップS101)、受信電波レベルを測定する(ステップS102)。ノード100は、測定した受信電波レベルが閾値よりも小さい場合には(ステップS103;No)、処理をステップS106に進める。
一方、ノード100は、測定した受信電波レベルが閾値以上である場合には(ステップS103;Yes)、現在の通信チャネルを利用して電波を発信するノードのアドレスを取得して干渉情報記憶部103の周辺ノードに格納する(ステップS104)。ノード100は、測定した受信電波レベルを干渉情報記憶部103の受信電波レベルに格納する(ステップS105)。
ノード100は、全通信チャネルを測定していない場合には(ステップS106;No)、通信チャネルを切り替えて(ステップS107)、処理をステップS102に戻す。一方、ノード100は、全通信チャネルを測定した場合には(ステップS106;Yes)、処理を終了する。
次に、本実施例に係るノード100が干渉情報を検出する処理について説明する。図11は、本実施例に係るノードが干渉情報を検出する処理の処理手順を示すフローチャートである。図11に示す処理は、例えば、図10に示した処理の完了後に、実行される。
図11に示すように、ノード100は、干渉情報記憶部103の先頭の通信チャネルのレコードを参照する(ステップS111)。ノード100は、参照したレコードに閾値以上となる受信電波レベルがあるか否かを判定する(ステップS112)。ノード100は、参照したレコードに閾値以上となる受信電波レベルがある場合には(ステップS112;Yes)、参照したレコードの干渉フラグを、電波干渉が発生していることを示す「1」に設定する(ステップS113)。
一方、ノード100は、参照したレコードに閾値以上となる受信電波レベルがない場合には(ステップS112;No)、参照したレコードの干渉フラグを、電波干渉が発生していないことを示す「0」に設定する(ステップS114)。
ノード100は、干渉情報記憶部103の全通信チャネルのレコードを検出済みでない場合には(ステップS115;No)、干渉情報記憶部103の次の通信チャネルのレコードを参照し(ステップS116)、処理をステップS112に戻す。一方、ノード100は、干渉情報記憶部103の全通信チャネルのレコードを検出済みである場合には(ステップS115;Yes)、処理を終了する。
次に、本実施例に係るノード100が確認パケットを送信する処理について説明する。図12は、本実施例に係るノードが確認パケットを送信する処理の処理手順を示すフローチャートである。図12に示す処理は、データの送信を示すトリガが発生したことを契機にして実行される。
図12に示すように、ノード100は、データの送信を示すトリガが発生していない場合には(ステップS121;No)、再度ステップS121に移行する。一方、ノード100は、データの送信を示すトリガが発生した場合には(ステップS121;Yes)、干渉情報記憶部103を参照して、通信チャネル毎の干渉フラグの値を抽出し(ステップS122)、確認パケットの干渉情報に設定する(ステップS123)。
ノード100は、確認パケットの宛先に宛先ノードのアドレスを格納し(ステップS124)、確認パケットの送信元に自ノード100のアドレスを格納する(ステップS125)。自ノード100は、確認パケットを送信する(ステップS126)。
次に、本実施例に係る自ノード100が使用チャネルを選択する処理について説明する。図13は、本実施例に係るノードが使用チャネルを選択する処理の処理手順を示すフローチャートである。図13に示す処理は、確認パケットを受信したことを契機に実行される。
図13に示すように、ノード100は、確認パケットを受信していない場合には(ステップS131;No)、再度ステップS131に移行する。一方、ノード100は、確認パケットを受信した場合には(ステップS131;Yes)、確認パケットの宛先に自ノード100が該当するか否かを判定する(ステップS132)。
ノード100は、確認パケットの宛先に自ノード100が該当しない場合には(ステップS132;No)、確認パケットに干渉情報のレコードを新規に作成する(ステップS133)。ノード100は、干渉情報記憶部103を参照して、通信チャネル毎の干渉フラグの値を抽出する(ステップS134)。ノード100は、抽出した通信チャネル毎の干渉フラグの値を、確認パケットに新規に作成された干渉情報に追加格納する(ステップS135)。ノード100は、隣接のノードへ確認パケットを転送する(ステップS136)。
一方、ノード100は、確認パケットの宛先に自ノード100が該当する場合には(ステップS132;Yes)、通信チャネル選択処理を実行する(ステップS137)。
次に、図13のステップS137に示した通信チャネル選択処理の処理手順について説明する。図14は、本実施例における通信チャネル選択処理の処理手順を示すフローチャートである。
図14に示すように、ノード100は、確認パケットに含まれる全干渉情報を抽出する(ステップS141)。ノード100は、干渉情報記憶部103を参照して、通信チャネル毎の干渉フラグの値を抽出し(ステップS142)、抽出した干渉フラグの値を自ノード100の干渉情報として、確認パケットから抽出された全干渉情報に追加する(ステップS143)。
ノード100は、確認パケットから抽出された全干渉情報に自ノード100の干渉情報を追加した情報を基にして、通信チャネル毎の干渉フラグの合計値を算出する(ステップS144)。ノード100は、干渉フラグの合計値が最も小さい通信チャネルを特定することができるか否かを判定する(ステップS145)。
ノード100は、干渉フラグの合計値が最も小さい通信チャネルを特定することができる場合には(ステップS145;Yes)、特定した通信チャネルを使用チャネルとして選択する(ステップS146)。一方、ノード100は、干渉フラグの合計値が最も小さい通信チャネルを特定することができない場合には(ステップS145;No)、任意の通信チャネルを使用チャネルとして選択する(ステップS147)。
なお、任意の通信チャネルが使用チャネルとして選択された場合には、干渉フラグの合計値が等しい複数の通信チャネルのうち使用チャネルと重複する通信チャネル(以下「重複チャネル」という)で電波干渉が一時的に発生することも想定される。しかしながら、現在の帯域調停期間の間に一時的な電波干渉が発生したとしても、次回の帯域調停期間の間に、重複チャネルを利用したデータの送信が停止される場合もある。この場合には、次回の帯域調停期間の間に重複チャネルにおける電波干渉が解消され、使用チャネルの干渉フラグの合計値が最も小さくなる。このため、次回の帯域調停期間の間に、ノード100は、干渉フラグの合計値が最も小さい通信チャネル、言い換えると、電波干渉の影響が最も少ない適切な通信チャネルを使用チャネルとして選択することができる(上記のステップS146)。
ノード100は、ステップS146又はステップS147によって選択された使用チャネルを応答パケットの使用チャネルに格納する(ステップS148)。ノード100は、応答パケットの宛先に確認パケットの送信元のアドレスを格納し(ステップS149)、応答パケットの送信元に自ノード100のアドレスを格納する(ステップS150)。ノード100は、応答パケットを送信する(ステップS151)。
次に、本実施例に係るノード100がチャネル削減要求パケットを送信する処理について説明する。図15は、本実施例に係るノードがチャネル削減要求パケットを送信する処理の処理手順を示すフローチャートである。図15に示す処理は、応答パケットを受信したことを契機として実行される。
図15に示すように、ノード100は、応答パケットを受信していない場合には(ステップS161;No)、再度ステップS161に移行する。ノード100は、応答パケットを受信した場合には(ステップS161;Yes)、干渉情報記憶部103を参照し(ステップS162)、応答パケットの使用チャネルに対応する周辺ノードから干渉ノードを特定できるか否かを判定する(ステップS163)。
ノード100は、干渉ノードを特定することができる場合には(ステップS163;Yes)、応答パケットに格納された使用チャネルを、チャネル削減要求パケットの削除チャネルに設定する(ステップS164)。ノード100は、特定した干渉ノードに対して、チャネル削減要求パケットを送信する(ステップS165)。
一方、ノード100は、干渉ノードを特定することができない場合には(ステップS163;No)、チャネル削減要求パケットを生成することなく、処理をステップS166に進める。
ノード100は、応答パケット内に未処理の使用チャネルがある場合には(ステップS166;Yes)、処理をステップS162に戻す。一方、ノード100は、応答パケット内に未処理の使用チャネルがない場合には(ステップS166;No)、処理を終了する。
次に、本実施例に係るノード100がチャネル削減要求パケットを受信した場合の処理手順について説明する。図16は、本実施例に係るノードがチャネル削減要求パケットを受信した場合の処理手順を示すフローチャートである。図16に示す処理は、チャネル削減要求パケットを受信したことを契機として実行される。
図16に示すように、ノード100は、チャネル削減要求パケットを受信していない場合には(ステップS171;No)、再度ステップS171に移行する。ノード100は、チャネル削減要求パケットを受信した場合には(ステップS171;Yes)、自ノード100がチャネル削減要求パケットに格納された削減チャネル、すなわち、使用チャネルを利用してデータを送信中か否かを判定する(ステップS172)。
ノード100は、使用チャネルを利用してデータを送信している場合には(ステップS172;Yes)、使用チャネル以外の他の通信チャネルを利用してデータを送信しているか否かを判定する(ステップS173)。ノード100は、使用チャネル以外の他の通信チャネルを利用してデータを送信している場合には(ステップS173;Yes)、使用チャネルを利用したデータの送信を停止する(ステップS174)。一方、ノード100は、使用チャネルのみを利用してデータを送信している場合には(ステップS173;No)、使用チャネルを利用したデータの送信を継続し、処理を終了する。
一方、ノード100は、使用チャネルを利用してデータを送信していない場合には(ステップS172;No)、干渉情報記憶部103を参照する(ステップS175)。ノード100は、使用チャネルに対応する周辺ノードから干渉ノードを特定することができるか否かを判定する(ステップS176)。ノード100は、干渉ノードを特定できた場合には(ステップS176;Yes)、特定した干渉ノード、すなわち、データの送信元となる他のノードに対して、チャネル削減要求パケットを転送する(ステップS177)。一方、ノード100は、干渉ノードを特定できなかった場合には(ステップS176;No)、チャネル削減要求パケットを破棄する(ステップS178)。
次に、本実施例に係るノード100が使用チャネルを選択する具体例について説明する。図17は、通信経路に含まれる全てのノードに電波干渉が発生していない場合の処理を説明するための図である。図17に示す例では、ノード100aがデータの送信元となる送信元ノードであり、ノード100hがデータの宛先となる宛先ノードであるものとする。また、送信元ノードであるノード100aから宛先ノードであるノード100hに至る通信経路に含まれる全ノード100a、100c、100e、100hにおいて、電波干渉が発生していないものとする。
図17の上段に示すように、ノード100hは、ノード100aから送信された確認パケット20aを受信し、確認パケット20aの宛先に自ノード100hが該当すると判定する。ノード100hは、確認パケット20aに含まれる全干渉情報に自ノード100hの干渉情報を追加した情報を基にして、通信チャネル毎の干渉フラグの合計値20bを算出する。すなわち、ノード100hは、通信チャネル「CH#1」の干渉フラグの合計値「0」を算出し、通信チャネル「CH#2」の干渉フラグの合計値「0」を算出し、通信チャネル「CH#3」の干渉フラグの合計値「0」を算出する。
続いて、ノード100hは、図17の下段に示すように、干渉フラグの合計値が「0」となる通信チャネル「CH#1」〜「CH#3」を、使用チャネルとして選択する。これにより、ノード100a、100c、100e、100hは、電波干渉の影響が最も少ない通信チャネル「CH#1」〜「CH#3」を利用してデータの送受信を開始することができる。
次に、通信経路に含まれる一部のノードに電波干渉が発生している場合の処理を説明する。図18は、通信経路に含まれる一部のノードに電波干渉が発生している場合の処理を説明するための図(その1)である。図18に示す例では、ノード100aが送信元ノードであり、ノード100hが宛先ノードであるものとする。また、送信元ノードであるノード100aから宛先ノードであるノード100hに至る通信経路に含まれるノード100c、100eにおいて、通信チャネル「CH#1」、「CH#2」に対する電波干渉が発生しているものとする。
図18の上段に示すように、ノード100hは、ノード100aから送信された確認パケット20cを受信し、確認パケット20cの宛先に自ノード100hが該当すると判定する。ノード100hは、確認パケット20cに含まれる全干渉情報に自ノード100hの干渉情報を追加した情報を基にして、通信チャネル毎の干渉フラグの合計値20dを算出する。すなわち、ノード100hは、通信チャネル「CH#1」の干渉フラグの合計値「1」を算出し、通信チャネル「CH#2」の干渉フラグの合計値「1」を算出し、通信チャネル「CH#3」の干渉フラグの合計値「0」を算出する。
続いて、ノード100hは、図18の下段に示すように、干渉フラグの合計値が最小値「0」となる通信チャネル「CH#3」を、使用チャネルとして選択する。これにより、ノード100a、100c、100e、100hは、電波干渉の影響が最も少ない通信チャネル「CH#3」を利用してデータの送受信を開始することができる。
図19は、通信経路に含まれる一部のノードに電波干渉が発生している場合の処理を説明するための図(その2)である。図19に示す例では、ノード100aが送信元ノードであり、ノード100hが宛先ノードであるものとする。また、送信元ノードであるノード100aから宛先ノードであるノード100hに至る通信経路に含まれるノード100c、100eにおいて、通信チャネル「CH#1」、「CH#2」、「CH#3」に対する電波干渉が発生しているものとする。
図19の上段に示すように、ノード100hは、ノード100aから送信された確認パケット20eを受信し、確認パケット20eの宛先に自ノード100hが該当すると判定する。ノード100hは、確認パケット20eに含まれる全干渉情報に自ノード100hの干渉情報を追加した情報を基にして、通信チャネル毎の干渉フラグの合計値20fを算出する。すなわち、ノード100hは、通信チャネル「CH#1」の干渉フラグの合計値「1」を算出し、通信チャネル「CH#2」の干渉フラグの合計値「1」を算出し、通信チャネル「CH#3」の干渉フラグの合計値「1」を算出する。
続いて、ノード100hは、通信チャネル毎の干渉フラグの合計値が「0」以外の値であり、かつ、全て等しいので、図19の下段に示すように、任意の通信チャネルである通信チャネル「CH#1」を使用チャネルとして選択する。ここで、任意の通信チャネル「CH#1」が使用チャネルとして選択された場合には、重複チャネルで電波干渉が一時的に発生する。図19の例では、ノード100b、100c、100dが重複チャネルである通信チャネル「CH#1」を利用してデータの送信を行っているため、重複チャネルで電波干渉が一時的に発生する。
しかしながら、現在の帯域調停期間の間に一時的な電波干渉が発生したとしても、次回の帯域調停期間の間に、重複チャネルを利用したデータの送信が停止される場合もある。この場合には、次回の帯域調停期間の間に重複チャネルにおける電波干渉が解消され、重複チャネルの干渉フラグの合計値が最も小さくなる。図19の例では、ノード100b、100c、100dが、次回の帯域調停期間の間に重複チャネルである通信チャネル「CH#1」を利用したデータの送信を停止する場合もある。この場合には、次回の帯域調停期間の間に通信チャネル「CH#1」における電波干渉が解消され、通信チャネル「CH#1」の干渉フラグの合計値が最も小さくなる。このため、次回の帯域調停期間の間に、ノード100hは、干渉フラグの合計値が最も小さい通信チャネル、言い換えると、電波干渉の影響が最も少ない適切な通信チャネル「CH#1」を使用チャネルとして選択することができる。
図20は、通信経路に含まれる一部のノードに電波干渉が発生している場合の処理を説明するための図(その3)である。図20に示す例では、ノード100dが送信元ノードであり、ノード100bが宛先ノードであるものとする。また、送信元ノードであるノード100dから宛先ノードであるノード100bに至る通信経路に含まれるノード100cにおいて、通信チャネル「CH#1」、「CH#2」、「CH#3」に対する電波干渉が発生しているものとする。
図20の上段に示すように、ノード100bは、ノード100dから送信された確認パケット20gを受信し、確認パケット20gの宛先に自ノード100bが該当すると判定する。ノード100bは、確認パケット20gに含まれる全干渉情報に自ノード100bの干渉情報を追加した情報を基にして、通信チャネル毎の干渉フラグの合計値20hを算出する。すなわち、ノード100bは、通信チャネル「CH#1」の干渉フラグの合計値「1」を算出し、通信チャネル「CH#2」の干渉フラグの合計値「1」を算出し、通信チャネル「CH#3」の干渉フラグの合計値「1」を算出する。
続いて、ノード100bは、通信チャネル毎の干渉フラグの合計値が「0」以外の値であり、かつ、全て等しいので、図20の下段に示すように、任意の通信チャネルである通信チャネル「CH#3」を使用チャネルとして選択する。ノード100cは、使用チャネルである通信チャネル「CH#3」に対応する周辺ノードからノード100eを干渉ノードとして特定する。ノード100cは、通信チャネル「CH#3」を削減チャネルに格納したチャネル削減要求パケット20iを、干渉ノードであるノード100eに対して送信する。ノード100eは、チャネル削減要求パケット20iを受信する。ノード100eは、チャネル削減要求パケット20iに格納された通信チャネル「CH#3」を利用したデータの送信元に自ノード100eが該当しないため、データの送信元となるノード100gに対して、チャネル削減要求パケット20iを転送する。ノード100gは、チャネル削減要求パケット20iを受信する。ノード100gは、チャネル削減要求パケット20iに含まれた通信チャネル「CH#3」以外の他の通信チャネル「CH#1」、「CH#2」を利用してデータの送信を行っている。ノード100gは、通信チャネル「CH#3」を利用したデータの送信を停止する。これにより、ノード100d、100c、100bは、電波干渉の影響が最も少ない通信チャネル「CH#3」を利用してデータの送受信を開始することができる。
次に、本実施例のマルチホップネットワークの全体の処理手順について説明する。図21は、本実施例のマルチホップネットワークの全体の処理手順を示すシーケンス図である。ここでは一例として、図20に示した処理の処理手順について説明する。
図21に示すように、ノード100gは、通信チャネル「CH#1」〜「CH#3」を利用して、ノード100eに対してデータを送信している(ステップS181)。このため、送信元ノードであるノード100dから宛先ノードであるノード100bに至る通信経路に含まれるノード100cにおいて、通信チャネル「CH#1」〜「CH#3」に対する電波干渉が発生している。送信元ノードであるノード100dにおいてノード100bを宛先とするデータの送信を示すトリガが発生し、帯域調停期間が到来する(ステップS182)。
ノード100dは、通信チャネル毎の干渉フラグの値を干渉情報に設定し、データの宛先となるノード100bのアドレスを宛先に格納した確認パケットをノード100cに送信する(ステップS183)。ステップS183によって送信された確認パケットは、例えば、図22に示すものとなる。図22は、ノード100dによって送信された確認パケットの一例を示す図である。
ノード100cは、ノード100dから確認パケットを受信し、確認パケットの宛先に自ノード100cが該当しないため、干渉情報記憶部103に記憶された干渉情報を追記した確認パケットをノード100bに転送する(ステップS184)。ステップS184によって転送された確認パケットは、例えば、図23に示すものとなる。図23は、ノード100cによって転送された確認パケットの一例を示す図である。
ノード100bは、ノード100cから確認パケットを受信し、確認パケットの宛先に自ノード100bが該当すると判定する。ノード100bは、確認パケットに含まれる全干渉情報に自ノード100bの干渉情報を追加した情報を基にして、通信チャネル毎の干渉フラグの合計値を算出する。ノード100bは、通信チャネル毎の干渉フラグの合計値が「0」以外の値であり、かつ、全て等しいので、任意の通信チャネルである通信チャネル「CH#3」を使用チャネルとして選択する(ステップS185)。
ノード100bは、選択した使用チャネルである通信チャネル「CH#3」を使用チャネルに格納し、確認パケットの送信元となるノード100dのアドレスを宛先に格納した応答パケットをノード100cに送信する(ステップS186)。
ノード100cは、ノード100bから応答パケットを受信し、応答パケットに格納される使用チャネルを保持する。ノード100cは、応答パケットに格納される使用チャネルを自身の無線インターフェース部101に設定する。ノード100cは、応答パケットをノード100dに転送する(ステップS187)。
ノード100dは、ノード100cから応答パケットを受信し、応答パケットに格納される使用チャネルを保持する。ノード100dは、応答パケットに格納される使用チャネルを自身の無線インターフェース部101に設定することで、使用チャネルである通信チャネル「CH#3」を利用してデータの送信を行うことを決定する(ステップS188)。
ノード100cは、使用チャネルである通信チャネル「CH#3」に対応する周辺ノードから干渉ノートであるノード100eを特定する(ステップS189)。ノード100cは、通信チャネル「CH#3」をチャネル削減要求パケットの削減チャネルに格納する(ステップS190)。ノード100cは、通信チャネル「CH#3」を削減チャネルに格納したチャネル削減要求パケットを、干渉ノードであるノード100eに対して送信する(ステップS191)。
ノード100eは、ノード100cからチャネル削減要求パケットを受信する。ノード100eは、チャネル削減要求パケットに格納された通信チャネル「CH#3」を利用したデータの送信元に自ノード100eが該当しないため、データの送信元となるノード100gに対してチャネル削減要求パケットを転送する(ステップS192)。
ノード100gは、ノード100eからチャネル削減要求パケットを受信する。ノード100gは、チャネル削減要求パケットに含まれた通信チャネル「CH#3」以外の他の通信チャネル「CH#1」、「CH#2」を利用してデータの送信を行っていた。このため、ノード100gは、通信チャネル「CH#3」を利用したデータの送信を停止する(ステップS193)。
ノード100gは、帯域調停期間が満了してデータ送受信期間が到来すると、通信チャネル「CH#1」、「CH#2」を利用して、ノード100eにデータを送信する(ステップS194)。ノード100dは、帯域調停期間が満了してデータ送受信期間が到来すると、通信チャネル「CH#3」を利用して、ノード100cにデータを送信する(ステップS195)。ノード100cは、帯域調停期間が満了してデータ送受信期間が到来すると、通信チャネル「CH#3」を利用して、ノード100bにデータを転送する(ステップS196)。
次に、本実施例に係るノード100の効果について説明する。ノード100は、データの送受信に利用可能な複数の通信チャネル各々を切り替えつつ、周辺のノードからの電波干渉の有無を示す干渉情報を通信チャネル毎に検出する。ノード100は、データ送受信期間に先立つ帯域調停期間において、宛先ノードに対して、干渉情報をノード毎に順次格納する確認パケットを送信する。ノード100は、確認パケットを受信し、確認パケットの宛先となる宛先ノードに自ノード100が該当しない場合には、自ノード100の干渉情報を追記した確認パケットを他のノードに転送する。ノード100は、確認パケットの宛先となる宛先ノードに自ノード100が該当する場合には、確認パケットにノード毎に順次格納された干渉情報と自ノード100の干渉情報とに基づいて、データを実際に送受信する使用チャネルを選択する。このため、ノード100は、宛先ノードに至る通信経路に含まれる各ノードの電波干渉の発生状況を認識することができ、この電波干渉の発生状況を用いて、電波干渉の影響が最も少ない適切な通信チャネルを使用チャネルとして選択することができる。結果として、ノード100は、スループットの低下を抑えた適切な通信チャネルを選択することができる。
また、本実施例に係るノード100は、使用チャネルの干渉情報が電波干渉の発生があることを示す場合に、使用チャネルに対応する周辺のノードから干渉ノードを特定し、使用チャネルを利用したデータ送信の停止を要求するチャネル削減要求パケットを送信する。このため、ノード100は、使用チャネルに対する他のノードからの電波干渉を確実に排除することができ、スループットの低下を効率的に抑えることができる。
また、本実施例に係るノード100は、チャネル削減要求パケットを受信し、自ノード100が使用チャネルを利用したデータ送信を行っており、かつ、使用チャネル以外の他の通信チャネルも利用している場合に、使用チャネルを利用したデータ送信を停止する。このため、ノード100は、使用チャネルに対する他のノードからの電波干渉を排除しつつ、電波干渉の発生源となる他のノードの通信も安全に維持することができる。
また、本実施例に係るノード100は、チャネル削減要求パケットを受信し、自ノード100が使用チャネルを利用したデータ送信を行っていない場合には、データの送信元となる他のノードにチャネル削減要求パケットを転送する。このため、ノード100は、使用チャネルに対する電波干渉の発生源となるノードがデータの送信元のノードではない場合であっても、データの送信元のノードに対して使用チャネルを利用したデータ送信の停止を要求することができる。
100 ノード
101 無線インターフェース部
102 チャネル切替部
103 干渉情報記憶部
104 干渉情報検出部
105 確認パケット送信部
106 チャネル選択部
107 チャネル削減制御部

Claims (5)

  1. データの送受信に利用可能な複数の通信チャネル各々を切り替えつつ、周辺の無線装置からの電波干渉の有無を示す干渉情報を前記通信チャネル毎に検出する検出部と、
    前記データの送受信に先立って、前記データの宛先となる宛先無線装置に対して、前記検出部によって検出された干渉情報を無線装置毎に順次格納するパケットを送信する送信部と、
    前記パケットを受信し、前記パケットの宛先となる前記宛先無線装置に自装置が該当しない場合に、前記検出部によって検出された干渉情報を追記した前記パケットを転送し、前記パケットの宛先となる前記宛先無線装置に自装置が該当する場合に、前記パケットに無線装置毎に順次格納された干渉情報と前記検出部によって検出された干渉情報とに基づいて、前記データを送受信する前記通信チャネルを選択する選択部と
    を備えたことを特徴とする無線装置。
  2. 前記選択部によって選択された前記通信チャネルである使用チャネルに対して前記検出部によって検出された干渉情報が前記電波干渉が有ることを示す場合に、当該使用チャネルを利用してデータの送受信を行っている周辺の無線装置から閾値以上となる電波を発している干渉無線装置を特定し、特定した干渉無線装置に対して、当該使用チャネルを利用したデータの送信を停止することを要求するチャネル削減要求パケットを送信するチャネル削減制御部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  3. 前記チャネル削減制御部は、前記チャネル削減要求パケットを他の無線装置から受信した場合に、自装置が前記使用チャネルを利用したデータの送信を行っており、かつ、前記使用チャネル以外の他の通信チャネルを利用したデータの送信を行っているならば、前記使用チャネルを利用したデータの送信を停止することを特徴とする請求項2に記載の無線装置。
  4. 前記チャネル削減制御部は、前記チャネル削減要求パケットを他の無線装置から受信した場合に、自装置が前記使用チャネルを利用したデータの送信を行っていないならば、当該データの送信元となる他の無線装置に対して、前記チャネル削減要求パケットを転送することを特徴とする請求項2に記載の無線装置。
  5. コンピュータが実行する通信チャネル選択方法であって、
    データの送受信に利用可能な複数の通信チャネル各々を切り替えつつ、周辺の無線装置からの電波干渉の有無を示す干渉情報を前記通信チャネル毎に検出し、
    前記データの送受信に先立って、前記データの宛先となる宛先無線装置に対して、前記検出された干渉情報を無線装置毎に順次格納するパケットを送信し、
    前記パケットを受信し、前記パケットの宛先となる前記宛先無線装置に自装置が該当しない場合に、前記検出された干渉情報を追記した前記パケットを転送し、前記パケットの宛先となる前記宛先無線装置に自装置が該当する場合に、前記パケットに無線装置毎に順次格納された干渉情報と前記検出された干渉情報とに基づいて、前記データを送受信する前記通信チャネルを選択する
    ことを含んだことを特徴とする通信チャネル選択方法。
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