JP5782136B2 - マスカラブラシおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マスカラ液を睫毛に塗布するマスカラブラシおよびそのマスカラブラシの製造方法に関する。
従来のマスカラブラシは、直線形状の芯材と、その芯材に固定されて放射状に延びる多数本のブラシ毛を有する。この多数本のブラシ毛は特別な加工を施さないときは芯材から整然と放射状に延びた形状を有する。一方、マスカラ液はブラシ毛表面の濡れ性とマスカラ液自体の表面張力によって保液性が決まるため、ブラシ毛が整然と並んでいるだけではマスカラ液の流れは良好であっても保液性には乏しい。保液性が劣っていると、マスカラブラシに保持されたマスカラ液が一度に大量に睫毛に移ってしまいベタ塗りとなったり液滴の塊を生じたりなど、良好に仕上げることが難しくなってしまうおそれがある。また、保液性に乏しいと、液継ぎを頻繁に行なう必要を生じさせ、マスカラ化粧作業をやり難くする。
一方、保液性のみを考えてブラシ毛に加工を施すと、睫毛がブラシ内部に十分には入り込み難くなり、睫毛に塗布されるマスカラ液量が低減し、睫毛をからめ取るように保持するキャッチアップ感や睫毛のボリウムアップ効果が十分ではなくなるおそれがある。したがって、マスカラブラシには十分な量のマスカラ液を保持する保液性と、十分なキャッチアップ感やボリウムアップ効果を得ることの両者を実現することが求められる。
この両者を実現するため、特許文献1には、溶融温度の異なる2種類のブラシ毛を混在させ、溶融温度の低いブラシ毛の先端部分を溶融させて長さの短いブラシ毛とするとともにそのブラシ毛の先端にそのブラシ毛の径よりも太径の球形の塊りを形成することが提案されている。これがうまく実現すれば、マスカラ液の保液性とキャッチアップ感やボリウムアップ効果とを両立させることが可能である。
また特許文献2には、芯材を取り巻く周回方向複数領域についてブラシ毛を加熱して折り曲げることにより、その折り曲げたブラシ毛で保液性を確保し、その折り曲げたブラシ毛と折り曲げられずに長く延びたブラシ毛との境界領域でキャッチアップ感等を達成することが提案されている。
特開平5−228018号公報 特開2003−189930号公報
ここで、特許文献1に開示された、溶融温度の低いブラシ毛の先端部分を溶融させてそのブラシ毛の先端に球形の塊を作る提案は、そのブラシ毛の先端部分が溶融するつもりがそのブラシ毛の、芯線に固定された根元まで一気に溶融してしまい、また、加熱源とそのブラシ毛先端との間の微妙な距離差や熱源の温度分布などによって、先に溶融してしまうブラシ毛となかなか溶融を開始しないブラシ毛が混在するなど、ブラシ毛の長さを適切に保ちつつ適切な塊りを作るという制御が極めて難しく、実用的ではない。
また、特許文献2に開示された、芯材を取り巻く周回方向複数領域についてブラシ毛を加熱して折り曲げる提案は、保液性とキャッチアップ感等を共存させることにある程度成功している。しかしながら、周回方向について役割りを分担しているため、ユーザはそのマスカラブラシを睫毛に当てるときにその周回方向の角度を気にして、先ずは折り曲げられていないブラシ毛の領域で睫毛をブラシ毛の奥に入り込ませ、ブラシを回転させてブラシ毛が折り曲げられている領域に睫毛を当てるなど、角度を調整しながら使用する必要があり、使い勝手が十分に良好であるとは言い難い。
本発明は、上記事情に鑑み、保液性と良好なキャッチアップ感等の達成とを両立させるとともに、使い勝手の良いマスカラブラシを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明のマスカラブラシは、
芯材と、
芯材に固定されてその芯材から放射状に延びる多数本の第1ブラシ毛と、
第1ブラシ毛よりも軟化点温度が低く、第1ブラシ毛と混在するように芯材に固定されて少なくとも一部が芯材から途中までは放射状に延び途中位置で屈曲してなる多数本の第2ブラシ毛とを有することを特徴とする。
本発明のマスカラブラシは、第2ブラシ毛の少なくとも一部が折り曲げられているため保液性が確保されており、また芯材を取り巻く周回方向のいずれの箇所においても第1ブラシ毛が立っているため睫毛がブラシの奥に入り易い。ブラシの奥に入り込んだ睫毛は放射状に延びる第1ブラシ毛と折り曲げられている第2ブラシ毛とに挟まれた状態となり、良好なキャッチアップ感等を達成できる。また、本発明のマスカラブラシによれば、基本にはブラシの周回方向の角度を気にする必要はなく、使い勝手の良いマスカラブラシが実現する。
ここで、本発明のマスカラブラシにおいて、上記の第1ブラシ毛は、フッ素系樹脂からなるブラシ毛であることが好ましく、また上記の第2ブラシ毛は、ポリアミド又はポリブチレンテフタレートからなるブラシ毛であることが好ましい。
フッ素樹脂であれば折曲げ加熱後に元の形状に戻る軟化点温度の樹脂を選択し易く、ポリアミド又はポリブチレンテフタレートであれば折曲げ加熱後にその折り曲げた形状が維持される樹脂を選択し易く、本発明のマスカラブラシ用として好適である。
また、上記目的を達成する本発明のマスカラブラシの製造方法は、
多数本の第1ブラシ毛と第1ブラシ毛よりも軟化点温度が低い多数本の第2ブラシ毛を、これら第1ブラシ毛と第2ブラシ毛が互いに混在しいずれもが放射状に延びた状態に芯材に固定する第1工程と、
芯材を取り巻く周回方向の少なくとも一部領域について第1ブラシ毛および第2ブラシ毛を芯材から延びる途中位置で折り曲げて、第1ブラシ毛の軟化点温度よりも低く第2ブラシ毛の軟化点温度よりも高い温度雰囲気に晒す第2工程とを有することを特徴とする。
本発明のマスカラブラシの製造方法は、軟化点温度の異なる第1ブラシ毛と第2ブラシ毛とを混在させてそれら両者を折り曲げて加熱し軟化点温度の低い第2ブラシ毛のみを軟化させて折り曲げるものであり、制御が容易であって、保液性とキャッチアップ感等の両者を両立させ、かつ使い勝手の良いマスカラブラシの、実用的な製造方法が達成される。
ここで本発明のマスカラブラシの製造方法において、上記第1工程が、多数本の第1ブラシ毛と多数本の第2ブラシ毛を混在させて並列に並んだ状態に2本の針金の間に挟持させ、それら2本の針金を捩ることにより、第1ブラシ毛および第2ブラシ毛を、捩られた状態の2本の針金からなる芯材の周りに螺旋状の配列に固定する工程であってもよい。
マスカラブラシは、従来より、2本の針金の間にブラシ毛を挟持させてそれら2本の針金を捩るという製法が採用されており、本発明のマスカラブラシの製造方法は、この従来からの製法にも合致している。
以上説明した通り、本発明によれば、保液性と良好なキャッチアップ感等を両立し、かつ使用勝手の良いマスカラブラシが実現し、またそのマスカラブラシを実用的に製造することができる。
本発明のマスカラブラシの一実施形態を含むマスカラ用塗布具の一例を示した図である。 図1に示すマスカラ用塗布具を容器とキャップとに分けて示した図である。 キャップの軸の先端に固定されたマスカラブラシの製造途中段階の状態を拡大して示した図である。 折曲げ加工用のヒーターの第1例を示した図である。 ヒーターから取り出した後のブラシの第1例の模式図である。 ヒーターから取り出した後のブラシの第2例の模式図である。 折曲げ加工用のヒーターの第2例を示した図である。 図7のヒーターを用いて作製されたブラシの一例を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明のマスカラブラシの一実施形態を含むマスカラ用塗布具の一例を示した図である。
また、図2は、図1に示すマスカラ用塗布具を容器とキャップとに分けて示した図である。
これら図1,図2において、左半分は外観、右半分は縦断面を示している。
このマスカラ用塗布具1は、図2に示すように、キャップ2と容器3とからなる。ここでは容器3について先に説明する。
この容器3は、例えばプラスチック製の容器本体31とゴム製のしごき部材32とから構成されている。
容器本体31は、その容器本体31の内部に通じる開口311aが設けられた開口部311を有する。この開口部311の外周面には雄ねじ311bが形成されている。この開口部311には、しごき部材32が図示のように嵌り込んでいる。このしごき部材32は、ほぼ円筒形であって、下端部が窄まっている。またこのしごき部材32の上端部は少し外向に張り出ていて、このしごき部材32を容器本体31の開口部311aに嵌め込んだときに容器本体31の開口部311の上端縁の上に乗るようになっている。
このしごき部材32は、ほぼ円筒形であって貫通孔が形成されているため、容器本体31としごき部材32とを合わせた容器3としても開口311aを有している。
キャップ2は、プラスチック製のキャップ本体20と、容器3の内部に延びる軸21と、その軸21の先端に固定されたブラシ22を有する。このキャップ2は、容器3の雄ねじ311bに螺合する雌ねじ23を有し、軸21はその雌ねじ23よりも奥でキャップ本体20に支持されている。
このキャップ2を容器3に取り付けると、図1に示すようにブラシ22は容器3の内部の、しごき部材32よりも奥側に収容される。この容器3内にはマスカラ液が入っており、その容器3内のマスカラ液がブラシ22に付着する。容器3からキャップ2を取り外すと、ブラシ22がしごき部材32の下端部の窄まった部分と擦れてブラシ22に付着したマスカラ液の一部が容器3に戻され、適量のマスカラ液が付着した状態のブラシ22が容器3から取り出される。そこでキャップ本体20を摘んだままブラシ22を睫毛に当てることにより、ブラシ22に付着したマスカラ液が睫毛に塗布される。
図3は、キャップの軸の先端に固定されたブラシの製造途中段階の状態を拡大して示した図である。ここで図3(A)は側面図、図3(B)は、図3(A)の左側から見た模式図である。
ここでは、この図3に示す製造途中段階のものをブラシ22Aと称する。
このブラシ22Aは、直線状に延びる芯材221と、芯材221に固定されてその芯材221から放射状に延びる多数本のブラシ毛222とを有する。ここでは、ブラシ毛222は全体として円柱形状を成す。その直径をここではD1とする。
このブラシ22Aの芯材221は互いに捩られた2本の針金からなる。捩る前の2本の針金の間に多数のブラシ毛222を並列に並べてそれらのブラシ毛222を2本の針金で挟持させ、その状態のまま2本の針金を捩る。これによりブラシ毛222は、捩られた状態の2本の針金からなる芯材221の周りに螺旋状に配置された状態にその芯材221に固定される。
ここで、このブラシ22Aのブラシ毛は、互いに同じ長さに切り揃えられた多数本の第1のブラシ毛222aと多数本の第2のブラシ毛222bとからなる。第1のブラシ毛222aと第2のブラシ毛222bは、この図3では区別はつかない。
これら多数本の第1のブラシ毛222aと多数本の第2のブラシ毛222bは、これら第1のブラシ毛222aと第2のブラシ毛222bのうちの一方のブラシ毛のみが集中した領域が生まれないように、互いに十分に無作為に混在している。
ここで、第2のブラシ毛222bは第1のブラシ毛222aよりも軟化点温度が低く、これらのブラシ毛222を折り曲げて、第2のブラシ毛222bの軟化点温度よりも高い温度であって、かつ第1のブラシ毛222aの軟化点温度よりも低い温度雰囲気に晒し、その後常温に戻して折り曲げの力を解除すると、第1のブラシ毛222aは常に軟化点温度未満の温度雰囲気であったため、元の放射状に真直ぐに延びた形状に戻り、第2のブラシ毛222bは軟化点温度を超える温度雰囲気にあったため折り曲げられたままの形状となる。このとき、第1のブラシ毛222aと第2のブラシ毛222bとして軟化点温度が十分に離れた材料を用いることにより、第2のブラシ毛222bを折り曲げるために調整される温度としてかなり大きな温度変動範囲が許容され、その温度雰囲気に晒しておく時間もかなり大きな変動幅が許容される。したがって温度制御および時間制御が容易であり、製造に適している。
ここで、一例として、第1のブラシ毛222aとしては、フッ素系樹脂、例えばPFA(化学名:テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)が採用され、第2のブラシ毛222bとしては、PA(ポリアミド)又はPBT(ポリブチレンテレフタレート)等が採用される。PFAの軟化点温度は一例として約260℃、PAの軟化点温度は一例として100℃前後である。したがってこの場合、ブラシ毛を折り曲げて例えば120℃〜180℃程度の温度雰囲気におくことによって、第2のブラシ毛222b(PA)のみを折曲げ加工することができる。
図4は、折曲げ加工用のヒーターの第1例を示した図である。
このヒーター4は円筒形を有し、その円筒形の内壁面41が熱せられる構造となっている。このヒーター4に、図3に示すブラシ22が差し込まれる。ここで、このヒーター4の内壁面41の内径D2は、図3に示すブラシ22の直径D1よりも小さい。したがってこのヒーター4の中に図3のブラシ22を差し込むと、ブラシ毛222の先端部分が折り曲げられた状態となる。その状態でヒーター4でブラシ毛222を加熱する。この加熱の温度は、第1のブラシ毛222aの軟化点温度未満であって、第2のブラシ毛222bの軟化点温度以上の温度である。第2のブラシ毛222bが十分に軟化するまでこの温度を保ち、その後ヒーター4を切り、常温に近い温度にまで低下した後、ブラシ22をこのヒーター4から取り出す。
図5は、ヒーターから取り出した後のブラシの第1例の模式図である。
ヒーター4を差し込んだ際にブラシ毛222は、差込み方向後方に折り曲げられる。このため、ヒーター4から取り出した後のブラシ22Bの、第2のブラシ毛222bは、差込み方向後方(図5に示す矢印C方向)に折り曲がった状態となっている。ただし、第1のブラシ毛222aは芯材221に対し放射状に延びた元の形状に回復している。
この図5に示す形状のブラシ22Bを図1,図2を参照して説明したマスカラ用塗布具1のブラシとして採用すると、折れ曲がった第2のブラシ毛222bにより保液性が向上する。また、第1のブラシ毛222aが放射状に延びていることから睫毛がブラシの毛の奥まで入り込んで、放射状に延びる第1のブラシ毛222aと折れ曲がることによりその第1のブラシ毛222aとは別の方向(矢印C方向)に延びる第2のブラシ毛222bとの間に睫毛が挟まれて、睫毛がそこから抜け難くなり、十分なキャッチアップ感を与えることができ、睫毛の十分なボリウムアップ効果を得ることができる。
図6は、ヒーターから取り出した後のブラシの第2例の模式図である。
ここでは、図3に示す段階のブラシ22Aを図4に示すヒーター4に差し込んで芯材221を中心に回転させる。すると、ブラシ毛222は、芯材221を周回する方向に折り曲げられる。その後は、図5に示す第1例のブラシを作製するのと同様にして図6に示すブラシ22Cを作製して図1,図2に示すマスカラ用塗布具のブラシ22として使用する。
この図6に示すように、第2のブラシ毛222bを芯材221を周回する方向に折り曲げることも可能である。
図7は、折曲げ加工用のヒーターの第2例を示した図である。
このヒーター5は、ほぼ三角形の筒形状を有する。このヒーター5に図3に示すブラシ22Aを挿入すると、芯材221を取り巻く周回方向について3つの領域でブラシ毛222が折り曲げられ、それらブラシ毛222が折り曲げられる領域どうしの間にはブラシ毛222が折り曲げられずに延びたままとなる領域が残る。この状態でヒーター5により熱を加えると、周回方向3つの領域で第2のブラシ毛222bが折れ曲がったブラシが作製される。
図8は、図7のヒーターを用いて作製されたブラシの一例を示す模式図である。
この図8に示すブラシ22Dでは、芯材221の周回方向3つの領域で第2のブラシ毛222bが折れ曲がっており、それら3つの領域を除く領域では第2のブラシ毛222bも第1のブラシ毛222aとともに放射状に延びている。
この図8に示すブラシ22Dの場合、第1のブラシ毛222aが放射状に延びて第2のブラシ毛222bが折り曲げられている領域R1では、領域を分けずにその領域R1で保液性とキャッチアップ感等の双方が達成される。第1のブラシ毛222aと第2のブラシ毛222bの双方が放射状に延びている領域R2は、例えば睫毛を掃く用途に使用できる。あるいは第1のブラシ毛222aと第2のブラシ毛222bの双方が放射状に延びる領域R2を、睫毛をさらに奥まで入り込ませるための領域として使用してもよい。
この例に示すように、第2のブラシ毛222bは、一部を折り曲げずに放射状に延びたままにしておくことも可能である。
ここで、第2のブラシ毛222bを、芯材221からどの位離れた位置で折り曲げるか、どの方向に折り曲げるか、一部のみを折り曲げるか全てを折り曲げるかは、マスカラ液の粘度とも関連し、また保液性の調整やどの程度のキャッチアップ感を与えるかといった設計思想により調整される。
尚、ここでは、図3を参照して第1のブラシ毛222aと第2のブラシ毛222bは同じ長さに切り揃えられる旨説明したが、それらのブラシ毛は必ずしも同じ長さに切り揃えられる必要はなく、保液性やキャッチアップ感の調整のために互いに長さを異ならせてもよい。第1のブラシ毛222aと第2のブラシ毛222bの太さについても同様である。
また、ここでは、図5,図6,図8に示す形状のブラシを例示したが、本発明のマスカラブラシは、これらの形状に限定されるものではなく、第2のブラシ毛を折り曲げることで保液性とキャッチアップ感等が調整された様々な形状のブラシが本発明に包含されるものである。
1 マスカラ用塗布具
2 キャップ
3 容器
4,5 ヒーター
20 キャップ本体
21 軸
22,22A,22B,22C,22D ブラシ
23 雌ねじ
31 容器本体
32 しごき部材
41 内壁面
221 芯材
222 ブラシ毛
222a 第1のブラシ毛
222b 第2のブラシ毛
311 開口部
311a 開口
311b 雄ねじ

Claims (4)

  1. 互いに捩られた2本の針金を有する芯材と、
    前記2本の針金に挟持されることにより前記芯材に固定されて該芯材から放射状に延びる多数本の第1ブラシ毛と、
    前記第1ブラシ毛よりも軟化点温度が低く、該第1ブラシ毛と混在するように前記芯材に固定されて少なくとも一部が該芯材から途中までは放射状に延び途中位置で屈曲してなる多数本の第2ブラシ毛とを有することを特徴とするマスカラブラシ。
  2. 前記第1ブラシ毛が、フッ素系樹脂からなるブラシ毛であることを特徴とする請求項1記載のマスカラブラシ。
  3. 前記第2ブラシ毛が、ポリアミド又はポリブチレンテレフタレートからなるブラシ毛であることを特徴とする請求項1又は2記載のマスカラブラシ。
  4. 多数本の第1ブラシ毛と該第1ブラシ毛よりも軟化点温度が低い多数本の第2ブラシ毛を混在させて並列に並んだ状態に2本の針金の間に挟持させ、該2本の針金を捩ることにより、該第1ブラシ毛および該第2ブラシ毛を、捩られた状態の該2本の針金からなる芯材の周りに螺旋状の配列にかつこれら第1ブラシ毛と第2ブラシ毛いずれもが放射状に延びた状態に芯材に固定して切り揃える第1工程と、
    前記芯材を取り巻く周回方向の少なくとも一部領域についてヒータに接した状態に配置することで前記第1ブラシ毛および前記第2ブラシ毛を前記芯材から延びる途中位置で折り曲げて、該第1ブラシ毛の軟化点温度よりも低く該第2ブラシ毛の軟化点温度よりも高い温度雰囲気に晒す第2工程とを有することを特徴とするマスカラブラシの製造方法。
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