JP5781966B2 - リングレジューサ - Google Patents

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Description

本発明は、管を接続するコネクタ等の接続具を固定するために形成された配線ボックスのノックアウト等の固定孔に、該固定孔の内径より小径の接続具を固定するために使用されるリングレジューサに関するものである。
従来より、配線ボックス等に形成されたノックアウト等の固定孔に該固定孔の内径より小径の接続具を固定するために、図7に示すリングレジューサ61が使用されている。図7において、配線ボックス31のノックアウトで形成された固定孔32に図5に示す電線管等の管51を接続するためのコネクタ等の接続具41は、接続具41の雄ねじ部42を配線ボックス31の固定孔32に挿入した後、壁面33の反対側からナット43を締め付けて固定孔32に固定されている。
ここで、接続具41の雄ねじ部42は固定孔32とはサイズが異なり、雄ねじ部42の外径は固定孔32の内径よりサイズが異なる分だけ小さくなっているため、両者間の接続を可能ならしめるリングレジューサ61が使用されている。リングレジューサ61は、金属板材や合成樹脂材で形成され、図7(a)に示すように、レジューサ本体62の中央に前記小径の接続具41に対応する径の円孔63を有する板状に形成されているとともに、レジューサ本体62の円孔63の周縁周辺には、固定孔63内に挿入されてその内面に係合する位置決め突起64を同一半径上に複数、図7においては3個備えており、図7(b)に示すように、位置決め突起64が固定孔32に係合し、固定孔32に対して円孔63が同心に配置されるよう位置決めしている。位置決め突起64は、金属板材のプレス加工や樹脂成形により楕円球面状に膨出形成され、変形しにくい所定の剛性を有している。なお、この種のリングレジューサとしては、例えば、特許文献1に記載のリングレジューサが開示されている。
実開昭56−152512号公報
しかし、従来のリングレジューサ61は、配線ボックス31の固定孔32の寸法公差やノックアウト形成時の孔径のばらつき等によりその孔径が、同一半径上に形成された複数の位置決め突起64の各外周側先端部を結ぶ円より小さいことがあり、その場合には、図7(c)に示すように、位置決め突起64全体が固定孔32内には収まらず、一部は配線ボックス31の壁面33に乗り上げて壁面33から浮いた状態となる。ここで、位置決め突起64は楕円球面状等に形成され、また、所定の剛性を有している。このため、乗り上げた位置決め突起64は配線ボックス31の固定孔32の周縁角部32bとは点接触状態にあり、また、変形しにくいので、ナット43を締め付ける際に、リングレジューサ61は固定孔32に対して壁面33と平行する方向に滑って位置ずれし易く、固定孔32に対して同心位置に位置決めできないことがあった。また、レジューサ本体62と壁面33との間に隙間Sを生ずるため、配線ボックス31がコンクリート埋設されるものである場合には、コンクリート打設時にトロがその隙間Sから固定孔32を通して配線ボックス31内に侵入することがあった。
そこで、本発明は、固定孔の寸法公差等により固定孔の孔径が各位置決め突起の外周側先端部を結ぶ円より小さい場合でも一部が固定孔の周壁に乗り上げて浮いてしまうのを防止し、自身を固定孔に対して同心位置に位置決めできるリングレジューサの提供を課題とするものである。
請求項1のリングレジューサは、管を接続する接続具を固定するために形成された固定孔に、該固定孔の内径より小径の接続具を固定するために使用されるものであって、中央に前記小径の接続具に対応する径の円孔を有する板状に形成されたレジューサ本体を備えている。そして、前記レジューサ本体は、前記円孔の周辺に、前記固定孔に対して前記円孔の位置決めをするために該固定孔内に挿入されて該固定孔の内面に係合する位置決め突起を備え、前記位置決め突起は、前記レジューサ本体の平面と面一状態となるように弾性変形可能に形成されている。
請求項2のリングレジューサは、位置決め突起が、レジューサ本体の外縁側を基端部として径方向内部側に向けて突出するとともに該基端部を起点に固定孔側に向けて傾斜する弾性片で形成され、固定孔と反対方向に弾性変形可能である。
請求項3のリングレジューサは、位置決め突起が、周方向に等間隔で3箇所以上設けられている。
請求項4のリングレジューサは、位置決め突起の先端に、小径の接続具に係合させて仮固定するための小突起を備えている。
請求項1の発明は、固定孔に対して自身の円孔の位置決めをするためのリングレジューサの位置決め突起が、弾性変形可能に形成されているから、固定孔の寸法公差やノックアウト形成時の孔径のばらつき等によりその孔径が、同一半径上に形成された複数の各位置決め突起の基端部を結ぶ円の径より小さい場合に、位置決め突起を固定孔に挿入しその内面に係合させて固定する際に、位置決め突起の全体が固定孔内に収まらず、一部が固定孔の周壁まではみ出して乗り上げたとしても、位置決め突起は、接続具のナットの締め付けに伴って固定孔と反対方向に弾性変形し、最終的に壁面と面接触してレジューサ本体が壁面から浮くことがない。また、位置決め突起は弾性変形するので、ナットの締め付け時に、リングレジューサが壁面と平行する方向に位置ずれしにくく、固定孔に対して同心位置に配置、固定される。更に、レジューサ本体と壁面との間に隙間を生じないので、コンクリート埋設されるものにおいてコンクリート打設時にトロが隙間を通して固定孔内に侵入することがない。
請求項2の発明は、位置決め突起が、レジューサ本体の外縁側を基端部として径方向内部側に向けて突出するとともに固定孔側に向けて傾斜する弾性片で形成され、固定孔と反対方向に弾性変形可能であるから、位置決め突起を固定孔に挿入してその内面に係合させる際やその後にナットを締め付ける際に、位置決め突起は、固定孔に対して自ずと同心位置に収まり易い。したがって、ナットの締め付け後、リングレジューサは固定孔に対して位置ずれせず、同心位置に固定される。
請求項3の発明は、位置決め突起が、周方向に等間隔で3箇所以上に設けられているから、請求項2による作用と相俟って、位置決め突起を固定孔に挿入してその内面に係合させる際やその後にナットを締め付ける際に、位置決め突起は、固定孔に対して一層同心位置に収まり易い。
請求項4の発明は、位置決め突起の先端に小突起を備えているので、固定作業時に、小径の接続具の端部を固定孔に挿入しこれにリングレジューサを嵌着した後、リングレジューサの小突起は前記接続具の端部のねじ部に係合して仮固定され保持される。これにより、小径の接続具の端部を固定孔に上方から挿入し、この端部にリングレジューサを下方から嵌着した場合に、リングレジューサは接続具の端部に係合してこれに保持され、接続具の端部から落下するのが防止されるので、手で接続具を保持してナットを締め付ける間、リングレジューサを手で保持している必要がなく、したがって、接続具取着時における作業性が向上する。
本発明の実施形態のリングレジューサを示し、(a)は表側から見た斜視図、(b)は裏側から見た斜視図である。 図1のリングレジューサを示し、(a)は正面図、(b)は(a)のA−A切断線による断面図、(c)は(b)のB部拡大断面図である。 固定孔の内径が位置決め突起の各基端部を結ぶ円と同一または少し大きい場合での、接続具のナットの締め付け直前における固定孔に対するリングレジューサの配置状態を示し、(a)は正面図、(b)は断面図である。 固定孔の内径が位置決め突起の各基端部を結ぶ円より少し小さい場合での、接続具のナットの締め付け直前における固定孔に対するリングレジューサの配置状態を示し、(a)は正面図、(b)は断面図である。 接続具のナットの締め付け後における固定孔への接続具の固定状態を示す断面図である。 接続具のナットの締め付け直前におけるリングレジューサの小突起による仮固定状態を示す断面図である。 従来のリングレジューサを示し、(a)は斜視図、(b)、(c)は、接続具のナットの締め付け直前における固定孔に対するリングレジューサの配置状態を示し、うち(b)は、固定孔の径が位置決め突起の各外周側先端部を結ぶ円と同一または少し大きい場合での配置状態、(c)は、固定孔の径が前記円より小さい場合での配置状態を示す。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1及び図2において、リングレジューサ1は、電線管等の管51を接続する接続具41を、図4及び図5に示す配線ボックス31に固定するために形成されたノックアウトからなる固定孔32に、該固定孔32の内径より小径の接続具41を固定するときに使用されるものである。配線ボックス31のノックアウトの孔径は各種サイズの規格があり、小径の接続具41は、この孔径に対して雄ねじ部42が1サイズ乃至それ以上に小さいサイズの外径となっている。リングレジューサ1は、配線ボックス31の固定孔32の両側に互いに向かい合わせにして2個一組で取付けられる。
前記リングレジューサ1は、中央に小径の接続具41に対応する径の円孔12を有する板状に形成されたレジューサ本体11を備えており、塩化ビニル等の合成樹脂により一体に形成されている。ここで、小径の接続具41に対応する径とは、接続具41の雄ねじ部42の外径と略同一径、即ち同一若しくは僅かに大きい径を意味する。
レジューサ本体11は、中央の円孔12の周辺に、配線ボックス31の固定孔32に対して円孔12の位置決めをするために固定孔32内に挿入されて固定孔32の内面に係合する位置決め突起21を複数、本実施形態では3個備えている。
位置決め突起21は、円孔12の周縁の一部をコ字状に切欠した空間内に設けられている。位置決め突起21は、レジューサ本体11の外縁側を基端部22として径方向内部側に向けて突出する、即ち、レジューサ本体11の環状板部における半径方向略中間部を基端部22として円孔12に向けて突出するとともに、基端部22を起点として固定孔32に向けて直線的に傾斜する矩形平板状の弾性片で形成されている。そして、位置決め突起21は、基端部22を起点として固定孔32と反対方向即ち固定孔32から離間する方向に弾性変形可能となっている。
また、位置決め突起21は、円孔12の周辺において周方向に位相120度の等間隔で3箇所設けられている。
更に、位置決め突起21は、先端に、小径の接続具41の雄ねじ部42に係合させてリングレジューサ1を仮固定するための小突起24が形成されている。小突起24は接続具41の雄ねじ部42のねじピッチより僅かに小さい大きさに形成されている。そして、小突起24は、その外面側である固定孔32と対向する側の面に小さいアールが形成されている。アールを形成したのは、小突起24が接続具41の雄ねじ部42内に入り込み易くするためである。
ここで、位置決め突起21の突出方向の長さ及びその先端の小突起24の大きさについて説明する。
位置決め突起21の突出方向の長さは、傾斜面23が弾性変形により倒れてレジューサ本体11の平面と面一になった状態で、先端がレジューサ本体11の円孔12のほぼ内周円上に位置する大きさ、言い換えれば、3箇所の位置決め突起21の先端を結ぶ円の径が、円孔12と略同一となる大きさに設定されている。円孔12の孔径は接続具41の雄ねじ部42の外径と略同一であり、位置決め突起21の先端の突出量が大きいと、傾斜面23が弾性変形してレジューサ本体11の平面と面一状態となる前に先端が接続具41の雄ねじ部42と干渉してしまい、リングレジューサ1を雄ねじ部42に外挿した後にナット43を締付けることができなくなるからである。但し、位置決め突起21の先端が雄ねじ部42の谷部内に僅かに入り込んでナット43を支障なく締付けることができれば、位置決め突起21の先端は円孔12の内周円より多少内部側にまで突出していてもよい。
一方、位置決め突起21の先端の小突起24は、リングレジューサ1を接続具41の雄ねじ部42に外挿した状態で雄ねじ部42の谷部内に少し入り込んで係合する大きさであり、かつ、位置決め突起21の傾斜面23を弾性変形させることなく雄ねじ部42に外挿し得る大きさに設定されている。後者の点について説明を加えると、位置決め突起21の傾斜面23は、接続具41の雄ねじ部42に対する第2のリングレジューサ1bの外挿方向と同方向に傾斜している。このため、小突起24が大き過ぎると、雄ねじ部42との干渉により、外挿時に位置決め突起21の傾斜面23が弾性変形し、位置決め突起21の先端が伸びて雄ねじ部42の谷部内に深く入り込んで、第2のリングレジューサ1bを雄ねじ部42に外挿するのが困難若しくは不能となってしまう。そこで、小突起24は、一つには、位置決め突起21の傾斜面23を弾性変形させることなく雄ねじ部42に外挿し得る大きさに設定したのである。
次に、このように形成された本実施形態のリングレジューサ1を使用して管51が接続された小径の接続具41を配線ボックス31の固定孔32に固定する操作について説明する。
まず、第1のリングレジューサ1aを、その位置決め突起21が固定孔32に対向する向きにして接続具41の雄ねじ部42に外挿する。次いで、雄ねじ部42を固定孔32に挿入した後、配線ボックス31の内部側に突出した雄ねじ部42に対して、第2のリングレジューサ1bを外挿する。なお、第1のリングレジューサ1aと第2のリングレジューサ1bとは同一のリングレジューサ1が使用され、固定時に向きを変えて使用される。
ここで、リングレジューサ1を雄ねじ部42に外挿した段階において、通常は、図3において二点鎖線で示した固定孔32の内径は、3個の位置決め突起21の外周側先端部である基端部22を結ぶ一点鎖線で示した円25と同一または僅かに大きくなっており、その場合においては、図3に示すように、固定孔32の周壁32aは位置決め突起21の基端部22より僅かに外周側においてレジューサ本体11の面と当接するので、リングレジューサ1と固定孔32の周壁32aとの間に隙間Sは生じない。なお、この場合の位置決め突起21は固定孔32の周壁32aとは当接しないので、弾性変形することなく斜め方向に傾斜して突出する姿勢に変化はない。
一方、リングレジューサ1を接続具41の雄ねじ部42に外挿した段階において、固定孔32の寸法公差やノックアウト形成時の孔径のばらつき等により固定孔32の内径が、3個の位置決め突起21の基端部22を結ぶ円25より少し小さい場合には、図4に示すように、固定孔32の周縁角部32bが位置決め突起21の外側の傾斜面23と当接し、ナット43の締付け前においては、壁面33から少し浮いた状態となり、レジューサ本体11と配線ボックス31の壁面33との間には隙間Sが生じる。
しかし、この場合、位置決め突起21は、周方向に等間隔で3箇所に設けられ、かつ、レジューサ本体11上の基端部22を起点として固定孔32に向けて傾斜する弾性片で形成されているので、後述するリングレジューサ1の作用により、固定孔32との同心位置から多少ずれていても、ナット43を締め付けるに従って中心位置に移動してここに収まり易い。そこで、第2のリングレジューサ1bを接続具41の雄ねじ部42に外挿した後、リングレジューサ1が位置決め突起21の傾斜面23で少し浮いた状態のままナット43を締め付けていけば、リングレジューサ1は、自ずと固定孔32と同心位置に位置決め固定される。また、位置決め突起21は、固定孔32と反対方向、即ち図4(b)の矢印で示す方向に弾性変形して、図5に示すように、レジューサ本体11の面と面一状態となる。これにより、ナット43を締付けた後には、レジューサ本体11と配線ボックス31の壁面33との間の隙間Sはなくなる。
以上により、配線ボックス31の固定孔32に対する小径の接続具41の固定が完了する。
ここで、前記接続具41の固定において、位置決め突起21の先端には小突起24が設けられているので、前述した、第2のリングレジューサ1bを接続具41の雄ねじ部42に外挿したときに、小突起24は接続具41の雄ねじ部42に係合して第2のリングレジューサ1bは雄ねじ部42に仮保持される。このため、図6に示すように、接続具41の雄ねじ部42を配線ボックス31の固定孔32に上方から挿入し、その雄ねじ部42に第2のリングレジューサ1bを下方から外挿する場合に、小突起24が接続具41の雄ねじ部42に係合してこれに保持され、第2のリングレジューサ1bは雄ねじ部42から落下するのが防止されるので、手で接続具41を保持してナット43を締め付ける間、第2のリングレジューサ1bを手で保持している必要がなく、したがって、接続具取着時における作業性が向上する。
次に、本実施形態のリングレジューサ1の作用を説明する。
通常は、固定孔32の径は、3個の位置決め突起21の各基端部を結ぶ円25と同一または僅かに大きいので、固定孔32は位置決め突起21の基端部22より僅かに外周側に位置する。このため、リングレジューサ1は固定孔32に対して同心に配置され、それに伴い、接続具41の雄ねじ部42も固定孔32に同心位置に固定される。
一方、固定孔32の径が、3個の位置決め突起21の各基端部を結ぶ円25より小さい場合は、前述のように、位置決め突起21を固定孔32に挿入しその内面に係合させて固定する際、位置決め突起21は、全体が固定孔32内には収まらず、一部は固定孔32の周壁32aまではみ出し周縁角部32bで乗り上げてしまう。しかし、本実施形態のリングレジューサ1は、位置決め突起21が弾性変形可能に形成されているから、位置決め突起21は、接続具41のナット43の締め付けに伴って固定孔32と反対方向に弾性変形し、最終的にレジューサ本体11と壁面33との間には隙間Sを生じない。また、位置決め突起21はナット43の締め付けに伴ってそのまま弾性変形してレジューサ本体11と面一状態となるから、リングレジューサ1は壁面33と平行方向にずれることなく固定孔32に対して同心位置に位置決めされ固定される。更に、レジューサ本体11と壁面33との間に隙間Sを生じないので、コンクリート埋設されるものにおいてコンクリート打設時にトロが隙間Sを通して固定孔32内に侵入するのが防止される。
そして、位置決め突起21は、基端部22を起点に固定孔32側に向けて傾斜する弾性片で形成され、固定孔32の周縁角部32bは、位置決め突起21の傾斜面23と当接するので、ナット43の締め付け前においてリングレジューサ1が固定孔32との同心位置から多少ずれていても、ナット43を締め付けるに従って、固定孔32の周縁角部32bと位置決め突起21の傾斜面23との当接位置は自然と傾斜面23上を滑るようにして移動し、リングレジューサ1は固定孔32に対してその中央側に滑り込むように移動して固定孔32との同心位置に収まり易い。したがって、ナット43を締め付けた後は、リングレジューサ1は固定孔32に対して同心位置に位置決めされ固定される。
加えて、位置決め突起21は、周方向に等間隔で3箇所に設けられ、均等に配置されているから、固定孔32の周縁角部32bと各位置決め突起21の傾斜面23とはバランス良く当接する。これにより、位置決め突起21の前述した弾性変形及び傾斜面の作用と相俟って、位置決め突起21は、固定孔32に対して一層同心位置に収まり易い。
ところで、上記実施形態の位置決め突起21は、矩形平板状の弾性片で形成されているが、この形状に限定されるものではなく、例えば、基端部22から円孔12に向かうに従って先細りとなる三角板形状、楔板形状や、先端部がU字形状のもの等に形成してもよい。或いは、位置決め突起21は全体的にレジューサ本体11の表裏いずれかの側に凸となる湾曲面で形成された弾性片としてもよい。
また、上記実施形態の位置決め突起21は、円孔12の周辺において周方向に等間隔で3箇所に設けられているが、周方向に等間隔で4箇所以上に設けてもよい。また、必ずしも、等間隔で設けなければならないものでもない。
更に、位置決め突起21は、先端に小突起24が設けられているが、小突起24を接続具41の雄ねじ部42に外挿する際には雄ねじ部42の凹凸のある外周面により抵抗を受けるので、その抵抗が著しく大きく作業性に影響を及ぼす場合は、全ての位置決め突起21において或いは一部の位置決め突起21において小突起24を設けないものとしてもよい。
そして、リングレジューサ1は、接続具の取着作業時に、配線ボックス31の固定孔32に接続具41の雄ねじ部42を上方から挿入し、下方からリングレジューサ1を雄ねじ部42に嵌着した後、位置決め突起21の小突起24が雄ねじ部42に係合してこれに仮固定され保持されるようになっているが、配線ボックス31の固定孔32に下方から接続具41の雄ねじ部42を挿入し、上方から雄ねじ部42にリングレジューサ1を嵌着した場合に、小突起24が雄ねじ部42に係合することによって、接続具41を手で保持しなくてもその落下を防止することも可能である。
加えて、リングレジューサ1は、合成樹脂により形成されているが、ばね性を有する金属板材等で形成してもよい。
なお、上記実施形態のリングレジューサ1は、管51の接続具41を配線ボックス31のノックアウトからなる固定孔32に接続固定するときに使用しているが、他の電設機器に設けられた固定孔に接続固定するときにも同様に適用される。
1、1a、1b リングレジューサ 24 小突起
11 レジューサ本体 32 固定孔
12 円孔 41 接続具
21 位置決め突起 51 管
22 基端部

Claims (4)

  1. 管を接続する接続具を固定するために形成された固定孔に、該固定孔の内径より小径の接続具を固定するために使用されるリングレジューサであって、
    中央に前記小径の接続具に対応する径の円孔を有する板状に形成されたレジューサ本体を備え、
    前記レジューサ本体は、前記円孔の周辺に、前記固定孔に対して前記円孔の位置決めをするために該固定孔内に挿入されて該固定孔の内面に係合する位置決め突起を備え、
    前記位置決め突起は、前記レジューサ本体の平面と面一状態となるように弾性変形可能に形成されてなることを特徴とするリングレジューサ。
  2. 前記位置決め突起は、前記レジューサ本体の外縁側を基端部とし径方向内部側に向けて突出するとともに該基端部を起点に前記固定孔側に向けて傾斜する弾性片で形成され、前記固定孔と反対方向に弾性変形可能であることを特徴とする請求項1に記載のリングレジューサ。
  3. 前記位置決め突起は、周方向に等間隔で3箇所以上設けられたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリングレジューサ。
  4. 前記位置決め突起の先端に、前記小径の接続具に係合させて仮固定するための小突起を備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のリングレジューサ。
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