JP5780986B2 - 空気調和機の室内機及びこの室内機を備えた空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機の室内機及びこの室内機を備えた空気調和機に関する。
従来の空気調和機の室内機には、ケーシングの上部に吸込口が形成されたものが提案されている。このような従来の室内機としては、例えば「吸込口2は、ケーシング1の上部に開口形成されている。吹出口3は、ケーシング1の下部(より詳しくは、ケーシング1の前面部下側)に開口形成されている。ファン4は、吸込口2の下流側でかつ、熱交換器5の上流側に配設されており、例えば軸流ファン又は斜流ファン等で構成されている。熱交換器5は、ファン4の風下側に配置されている。…また、吸込口2には、フィンガーガード6やエアフィルター7が設けられている。」(特許文献1参照)という室内機が提案されている。
エアフィルターは、熱交換器や送風機の汚れを防止するため、つまり、室内機内部に空気中の塵埃等が侵入して熱交換性能が低下することを防止するため、熱交換器や送風機の上流側となる風路に配置される。このようなエアフィルターは、風路内に流入した空気から塵埃を除去する(濾し取る)メッシュ部を備えている。また、メッシュ部は、該メッシュ部の形状保持及び剛性を補うための格子部を備えている。また、エアフィルターは、ユーザーがエアフィルターに付着した塵埃を掃除できるように脱着可能な構造になっている。また、エアフィルターは、コスト削減等の理由により必要最小限の面積で構成されるのが一般的で、格子部を成す外枠と内格子をできるだけ小さく構成し、通風抵抗の低減と小型化を図っている。
WO2010/089920号公報(段落0012、図1)
上述のように、通常、エアフィルターは、必要最小限の面積で構成される。このため、ケーシングの上部に吸込口が形成された特許文献1に記載の空気調和機の室内機においては、エアフィルターは、吸込口と対向する位置、つまり、ケーシングの最上部近傍の風路に配置されることとなる。このため、特許文献1に記載の室内機は、エアフィルターが高所に配設されるため、メンテナンス(例えば掃除等)のためのエアフィルターの着脱が困難であるといった課題があった。
また、室内機から居室に伝播する騒音は、音源である送風機等の運転によって発生する。この騒音は、吸込口や吹出口といった開口部から放射されるエネルギーの他に、騒音レベルの大きな騒音源近傍のケーシングを透過して居室に伝播するエネルギーもある。このため、ケーシングの上部に吸込口が形成された特許文献1に記載の空気調和機の室内機は、ケーシングの前面部が一枚の側壁で構成されるので、ケーシングを透過して居室に伝播する騒音が大きくなってしまうという課題もあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ケーシングの上部に吸込口が形成された室内機及びこの室内機を備えた空気調和機において、従来よりもメンテナンス性の向上を可能にするとともに、さらには騒音の低減も可能とする従来にない室内機及びこの室内機を備えた空気調和機を提供することを目的とするものである。
本発明に係る空気調和機の室内機は、上部に形成された吸込口、前面部下側に形成された吹出口、及び前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路を有するケーシングと、前記風路内に設けられた送風機及び熱交換器と、着脱自在に設けられ、前記風路内へ流入する空気から塵埃を除去するエアフィルターと、を備えた空気調和機の室内機において、前記ケーシングの前面部に形成された開口部を開閉自在に覆う意匠パネルを備え、前記エアフィルターは、前記吸込口と対向して前記送風機及び前記熱交換器の上方に配置され、前記風路内へ流入する空気から塵埃を除去するメッシュ部と、前記メッシュ部の前縁部から下方に延設されて前記意匠パネルの後方に配置され、つまみ部が形成された板状部材と、を備え、前記エアフィルターの前記板状部材が、前記風路の前側側壁の一部を構成するものである。
また、本発明に係る空気調和機の室内機は、上部に形成された吸込口、前面部下側に形成された吹出口、及び前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路を有するケーシングと、前記風路内に設けられた送風機及び熱交換器と、着脱自在に設けられ、前記風路内へ流入する空気から塵埃を除去するエアフィルターと、を備えた空気調和機の室内機において、前記ケーシングの前面部に形成された開口部を開閉自在に覆う意匠パネルを備え、前記エアフィルターは、前記吸込口と対向して前記送風機及び前記熱交換器の上方に配置され、前記風路内へ流入する空気から塵埃を除去するメッシュ部と、前記メッシュ部の前縁部から下方に延設されて前記意匠パネルの後方に配置され、つまみ部が形成された板状部材と、を備え、前記送風機は、前記熱交換器の上流側に設けられた軸流ファン又は斜流ファンであり、前記ケーシング内には、前記送風機と前記熱交換器との間となる前記風路の前側側壁を構成する前面カバーを備え、前記エアフィルターの前記板状部材は、前記前面カバーの前方に配置されたものである。
また、本発明に係る空気調和機は、本発明に係る空気調和機の室内機を備えたものである。
本発明においては、エアフィルターは、吸込口と対向して送風機及び熱交換器の上方に配置され、風路内へ流入する空気から塵埃を除去するメッシュ部と、メッシュ部の前縁部から下方に延設されて意匠パネルの後方に配置され、つまみ部が形成された板状部材と、を備えている。このため、本発明においては、つまみ部を室内機の低位置に設けることができるので、エアフィルターを脱着する際の操作性が従来よりも向上し、メンテナンス性が従来よりも向上する。さらに、本発明においては、エアフィルターの板状部材と意匠パネルとによって二重壁構造となので、ケーシング内部で発生する送風機等の騒音が室内に透過するのを、二重壁構造による遮音効果の向上によって抑制することができるといった従来にない効果を奏すことができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の一例を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内機の一例を示す分解斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の図面では各構成部材の大きさ、詳細形状が実際のものとは異なる場合がある。また、室内機が空調対象域の壁面に取り付けられる壁掛け型である場合を例に示している。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る空気調和機の室内機の一例を示す分解斜視図である。以下、図1に基づいて、本実施の形態1に係る空気調和機の室内機100の構成について説明する。
室内機100は、冷媒を循環させる冷凍サイクルを利用することで室内等の空調対象域に空調空気を供給するものである。この室内機100は、主に、室内空気を内部に吸い込むための吸込口11及び空調空気を空調対象域に供給するための吹出口12が形成されているケーシングと、このケーシング内に収納され、吸込口11から室内空気を吸い込み、吹出口12から空調空気を吹き出す送風機5と、送風機5の上流側の風路にメッシュ部23が配設され、室内空気に含まれる塵埃を濾し取る(除去する)エアフィルター20と、送風機5から吹出口12までの風路に配設され、冷媒と室内空気とで熱交換することで空調空気を作り出す熱交換器4と、を有している。
ケーシングは、室内機100の骨格を形成するとともに風路の構成を目的として構成された部位の総称であり、複数の部品の組合せで構成しても一体構造でもよい。本実施の形態1では、背面ケーシング1、上面ケーシング2、側面ケーシング7及び意匠パネル9によって、ケーシングを構成している。背面ケーシング1は、ケーシングの後面部及び下面部の後方を構成するものである。上面ケーシング2は、送風機5を保持するものであり、背面ケーシング1に取り付けられている。この上面ケーシング2には、送風機5の数に対応した数のベルマウスが形成されており、送風機5はベルマウス内に配置される。なお、本実施の形態1では、左右方向に3つの送風機5が並設されている。このため、上面ケーシング2にも、左右方向に3つのベルマウスが並設されている。
側面ケーシング7は、ケーシングの前面部の一部、上面部及び側面部を構成するものであり、背面ケーシング1に取り付けられている。この側面ケーシング7は、上面部つまり上面ケーシング2の上方となる位置に、吸込口11が形成されている。上述のように上面ケーシング2には3つの送風機5が並設されるため、側面ケーシング7の上面部にも、これら送風機5と対応する位置に3つの吸込口11が並んで形成されている。各吸込口11は例えば略四角形状となっており、内部には天面格子8が形成されている。また、側面ケーシング7は、前面部に開口部7aが形成されている。この開口部7aには、当該開口部7aを開閉自在に覆う意匠パネル9が設けられている。なお、側面ケーシング7が背面ケーシング1に取り付けられた際、例えば側面ケーシング7の前面部下端と背面ケーシング1との間が吹出口12となる。換言すると、吹出口12は、ケーシングの下部(より詳しくは、ケーシングの前面部下側)に開口形成されている。
このように上部に吸込口11が開口形成され、ケーシングの下部(より詳しくは、ケーシングの前面部下側)に吹出口12が開口形成されたケーシングには、送風機5、熱交換器4及びエアフィルター20等が収容されている。つまり、吸込口11と吹出口12とを連通するケーシング内の風路には、送風機5、熱交換器4及びエアフィルター20等が収容されている。
送風機5は、上述のように、吸込口11の下流(風下)側となる上面ケーシング2に並設されている。これら送風機5は、例えば軸流送風機又は斜流送風機等で構成されている。また、各送風機5の吸込口には、フィンガーガードやエアフィルター20のメッシュ部23が設けられている。なお、エアフィルター20の詳細については後述する。
熱交換器4は、例えばフィンチューブ型熱交換器であり、例えば側面視略Λ型に形成されている。この熱交換器4は、送風機5の下方、つまり、送風機5の下流(風下)側に設けられている。この熱交換器4は、左右両端部に側板が設けられており、当該側板を介して背面ケーシング1に取り付けられている。これら側板は、送風機5の下流側となる風路において、背面ケーシング1と共に側壁としても機能する。なお、図1では、熱交換器4近傍の構成の理解を容易とするため、側板の図示を省略している。
また、室内機100のケーシングには、熱交換器4の下方(つまり下流側)となる位置に、ドレンパン30及び風向調整機構40も設けられている。ドレンパン30は、冷房運転時に熱交換器4へ付着した露を回収するものである。このドレンパン30は、熱交換器4の前方下端部の下方に配置された前側ドレンパン30aと、熱交換器4の後方下端部の下方に配置された後側ドレンパン30bとを備えている。また、本実施の形態1に係るドレンパン30は、前側ドレンパン30aと後側ドレンパン30bとの間が吹出口12に通ずるノズル部としても機能している。また、本実施の形態1では、送風機5から吹き出された空気が熱交換器4の前方へ流れた際、当該空気が熱交換器4を通らずに吹出口12へ流れることを防止するため、熱交換器4の前側下端部と前側ドレンパン30aとの間をシール(図示せず)で密閉している。同様に、送風機5から吹き出された空気が熱交換器4の後方へ流れた際、当該空気が熱交換器4を通らずに吹出口12へ流れることを防止するため、熱交換器4の後側下端部と後側ドレンパン30bとの間をシール(図示せず)で密閉している。
風向調整機構40は、吹出口12から吹き出される空調空気の向きを調整するための機構であり、例えば図示省略のベーン等で構成されている。この風向調整機構40は、吹出口12に設けられている。
また、室内機100には、送風機5の駆動用モーターや風向調整機構40のベーン駆動用モーター等を制御する電気基板等(図示せず)も設けられている。
ここで、本実施の形態1に係る室内機100は、ケーシングの風路内において、送風機5が熱交換器4の上流側に設けられている。このため、本実施の形態1に係る室内機100には、以下に示す理由により、熱交換器4の前方に前面カバー3を配設している。
通常、ケーシング内に形成される風路の前側側壁は、意匠パネル9及び側面ケーシング7の前面部によって構成される。このとき、ケーシングの風路内において送風機5が熱交換器4の下流側に設けられている場合、熱交換器4を通過する空気は、送風機5によって吸引される空気となる。このため、意匠パネル9と側面ケーシング7との間の隙間を通る空気は、熱交換器4に流入する流れとなる。このため、ケーシングの風路内において送風機5が熱交換器4の下流側に設けられている場合、意匠パネル9及び側面ケーシング7の前面部によって風路の前面壁を構成しても、特に問題はない。
一方、ケーシングの風路内において送風機5が熱交換器4の上流側に設けられている場合、熱交換器4を通過する空気は、送風機5から吹き出された空気となる。つまり、ケーシングの風路内において送風機5が熱交換器4の上流側に設けられている場合、送風機5によって熱交換器4へ空気を押し込む構成(熱交換器4の下流側から空気を吸引しない構成)となっている。このため、送風機5から吹き出された空気の一部は、熱交換器4に流入せず、意匠パネル9と側面ケーシング7との間の隙間からケーシング外へ漏れ出てしまう場合がある。そして、ケーシング外へ漏れ出る空気量が多いと、室内機100の熱交換性能が低下してしまう。このため、送風機5が熱交換器4の上流側に設けられている本実施の形態1に係る室内機100では、上面ケーシング2の前縁部、熱交換器4の左右側板の前縁部及び前側ドレンパン30aで形成される開口部を前面カバー3で密閉している。つまり、本実施の形態1に係る室内機100は、送風機5と熱交換器4との間の風路の前側側壁を前面カバー3で構成している。これにより、意匠パネル9と側面ケーシング7との間の隙間からケーシング外へ空気が漏れ出ることを防止でき、室内機100の熱交換性能が低下することを防止できる。なお、ケーシングの風路内において送風機5が熱交換器4の下流側に設けられている場合、前面カバー3を設ける必要は特にない。
続いて、エアフィルター20の詳細構造について説明する。
エアフィルター20は、ケーシング内に流入する室内空気から塵埃を濾し取る(除去する)メッシュ部23と、該メッシュ部23から延設された板状部材24と、を備えている。メッシュ部23は、室内空気と共にケーシング内に侵入した塵埃が熱交換器4や送風機に付着すること(及び、これに伴って室内機100の熱交換性能が低下すること)を防止するものである。このメッシュ部23は、吸込口11と対向するように、送風機5の上流部となる風路に設けられている。メッシュ部23は、塵埃を濾し取る(除去する)メッシュ部材21と、メッシュ部材21の形状保持や剛性を補うための目的で設けられた格子部22と、を備えている。この格子部22は、メッシュ部材21の外縁部に設けられた外枠22aと、該外枠22aの内側に設けられた格子状の内枠22bと、で構成されている。メッシュ部23は、吸込口11の左右側縁部に形成されたガイド部11aによって外枠22aの左右側縁部が摺動自在に支持され、前後方向に移動自在となっている。
板状部材24は、メッシュ部23(より詳しくは外枠22a)の前縁部から下方に延設されたものである。この板状部材24は、側面ケーシング7の開口部7aの側縁部や、上記ガイド部11aの下方となる位置において当該開口部7aに上下方向に設けられた支持部7bによって、その側縁部が着脱自在に支持されている。つまり、板状部材24は、意匠パネル9の後方に配置されることとなる。また、板状部材24には、例えば下部近傍に、エアフィルター20の取り外し時等に把持するつまみ部が形成されている。なお、板状部材24の支持構成としては、例えば、開口部7a及び支持部7bに係合凸部を形成し、該係合凸部によって板状部材24の側縁部を着脱自在に係止してもよい。また例えば、開口部7a及び支持部7bの少なくとも上部に板状部材24の左右側縁部を摺動自在に支持するガイド機構を設けてもよい。当該ガイド機構にメッシュ部23を挿入することにより、メッシュ部23を吸込口11のガイド部11aへ導くこと、つまり、エアフィルター20の取り付けを容易にすることができる。
このように構成された室内機100は、次のように、エアフィルター20の取り外し及び取り付けを行う。
エアフィルター20をケーシングから取り外す際、まず、意匠パネル9を開け、側面ケーシング7の開口部7aに配置されたエアフィルター20の板状部材24を露出させる。そして、板状部材24のつまみ部25を把持して板状部材24を引っ張り、メッシュ部23を吸込口11のガイド部11aから引き抜くことにより、エアフィルター20をケーシングから取り外すことができる。
ケーシングから取り外されたエアフィルター20は、例えばメッシュ部23に付着した塵埃を掃除した後、再びケーシングに取り付けられる。この際、エアフィルター20のメッシュ部23を側面ケーシング7の前方から吸込口11のガイド部11aに挿入する。そして、メッシュ部23を吸込口11と対向する位置まで押し込んで、エアフィルター20の板状部材24を開口部7a及び支持部7bに係止することにより、ケーシングへエアフィルター20を取り付けることができる。
以上、本実施の形態1のように構成された室内機100においては、エアフィルター20のつまみ部25をケーシングの低位置に設けることができるので、エアフィルター20を脱着する際の操作性が向上し、メンテナンス性が向上する。さらに、本実施の形態1に係る室内機100においては、エアフィルター20の板状部材24と意匠パネル9とによって、ケーシングの前面部が二重壁構造となる。このため、ケーシング内部で発生する送風機5等の騒音がケーシングを透過して室内に透過するのを、二重壁構造による遮音効果の向上によって抑制することができる。
また、本実施の形態1では、ケーシングの風路内において送風機5が熱交換器4の上流側に設けられている場合、上面ケーシング2の前縁部、熱交換器4の左右側板の前縁部及び前側ドレンパン30aで形成される開口部を前面カバー3で密閉し、送風機5と熱交換器4との間の風路の前側側壁を前面カバー3で構成している。このため、意匠パネル9と側面ケーシング7との間の隙間からケーシング外へ空気が漏れ出ることを防止でき、室内機100の熱交換性能が低下することを防止できる。
実施の形態2.
ケーシングの風路内において送風機5が熱交換器4の下流側に設けられている場合や、ケーシングの風路内において送風機5が熱交換器4の上流側に設けられている場合でもケーシング外へ漏れ出す空気による熱交換性能の低下を懸念する必要が無い場合、例えば次のように室内機100を構成してもよい。なお、本実施の形態2で特に記述しない項目については実施の形態1と同様とし、同一の機能や構成については同一の符号を用いて述べることとする。
図2は、本発明の実施の形態2に係る空気調和機の室内機の一例を示す分解斜視図である。
本実施の形態2に係る室内機100は、実施の形態1で示した前面カバー3が設けられていない構成となっている。つまり、本実施の形態2に係る室内機100は、エアフィルター20の板状部材24が風路の前側側壁を構成する部材も兼ねた構成となっている。
本実施の形態2のように室内機100を構成することにより、部品点数を削減することができるという効果を得ることができる。また、本実施の形態2に係る室内機100においては、エアフィルター20を取り外すことにより、側面ケーシング7の開口部7aから、熱交換器4、送風機5及び当該送風機5を駆動するモーター等へのサービス時のアクセスが可能となる。このため、本実施の形態2に係る室内機100は、実施の形態1に係る室内機100と比べ、室内機100のメンテナンス性がさらに向上する。
以上、上記の実施の形態1及び実施の形態2では、室内機100を備えた空気調和機の構成、つまり、室内機100と室外機との接続構成について特に言及しなかったが、室内機100と室外機との接続構成によって本発明が限定するものではない。1台の室外機に1台の室内機が接続される空気調和機に上記の室内機100を用いてもよいし、1台の室外機に複数台の室内機が接続される空気調和機に上記の室内機100を用いてもよい。つまり、公知の種々の空気調和機に実施の形態1及び実施の形態2で示した室内機100を採用することにより、実施の形態1及び実施の形態2で示した効果を得ることができる。
1 背面ケーシング、2 上面ケーシング、3 前面カバー、4 熱交換器、5 送風機、7 側面ケーシング、7a 開口部、7b 支持部、8 天面格子、9 意匠パネル、11 吸込口、11a ガイド部、12 吹出口、20 エアフィルター、21 メッシュ部材、22 格子部、22a 外枠、22b 内枠、23 メッシュ部、24 板状部材、25 つまみ部、30 ドレンパン、30a 前側ドレンパン、30b 後側ドレンパン、40 風向調整機構、100 室内機。

Claims (3)

  1. 上部に形成された吸込口、前面部下側に形成された吹出口、及び前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路を有するケーシングと、
    前記風路内に設けられた送風機及び熱交換器と、
    着脱自在に設けられ、前記風路内へ流入する空気から塵埃を除去するエアフィルターと、
    を備えた空気調和機の室内機において、
    前記ケーシングの前面部に形成された開口部を開閉自在に覆う意匠パネルを備え、
    前記エアフィルターは、
    前記吸込口と対向して前記送風機及び前記熱交換器の上方に配置され、前記風路内へ流入する空気から塵埃を除去するメッシュ部と、
    前記メッシュ部の前縁部から下方に延設されて前記意匠パネルの後方に配置され、つまみ部が形成された板状部材と、
    を備え
    前記エアフィルターの前記板状部材が、前記風路の前側側壁の一部を構成することを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 上部に形成された吸込口、前面部下側に形成された吹出口、及び前記吸込口と前記吹出口とを連通する風路を有するケーシングと、
    前記風路内に設けられた送風機及び熱交換器と、
    着脱自在に設けられ、前記風路内へ流入する空気から塵埃を除去するエアフィルターと、
    を備えた空気調和機の室内機において、
    前記ケーシングの前面部に形成された開口部を開閉自在に覆う意匠パネルを備え、
    前記エアフィルターは、
    前記吸込口と対向して前記送風機及び前記熱交換器の上方に配置され、前記風路内へ流入する空気から塵埃を除去するメッシュ部と、
    前記メッシュ部の前縁部から下方に延設されて前記意匠パネルの後方に配置され、つまみ部が形成された板状部材と、
    を備え
    前記送風機は、前記熱交換器の上流側に設けられた軸流ファン又は斜流ファンであり、
    前記ケーシング内には、前記送風機と前記熱交換器との間となる前記風路の前側側壁を構成する前面カバーを備え、
    前記エアフィルターの前記板状部材は、前記前面カバーの前方に配置されたことを特徴とする空気調和機の室内機。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の空気調和機の室内機を備えたことを特徴とする空気調和機。
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