JP5771051B2 - 送信装置及び送信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、送信装置及び送信方法に関するものである。
LTEシステム(Long Term Evolution)やXGP(eXtended Global Platform)システムといった無線通信システムでは、通信方式の一つとして、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access:直交周波数分割多元接続)が採用されている。近年、OFDMAが採用されたシステム(以下、OFDMAシステムとする)の受信方式、送信方式として、ダイレクトコンバージョン方式が着目されている。ダイレクトコンバージョン方式は、受信RF(Radio Frequency)信号(受信無線信号)をベースバンド信号に変換する際に、又は、ベースバンド信号を送信RF信号(送信無線信号)に変換する際に、IF(Intermediate Frequency:中間周波数)信号への変換を必要としない方式である。ダイレクトコンバージョン方式は、スーパーヘテロダイン方式に比べ、回路構成を簡単化できるため、コストや実装面積の観点から優れている。
そのため、従来、OFDMAシステムの通信装置にダイレクトコンバージョン方式を採用するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の送信装置は、直交変調部と、アップコンバートを行うRF部とを、ダイレクトコンバージョン方式により構成している。そのため、IF信号への周波数変換用のIFフィルタを設ける必要がないので、回路規模の縮小化及びコストダウンが図れる。
ここで、ダイレクトコンバージョン方式における直交変調波の式について説明しておく。ベースバンドの角周波数がω1、ベースバンド信号の同相信号がIsin(ω1t)、ベースバンド信号の直交信号がQcos(ω1t)であるとする。なお、同相信号と直交信号との間には、振幅バランス誤差はないものとする(I=Q=1とする)。また、搬送波の角周波数(搬送波角周波数)がω2、搬送波がcos(ω2t)であるとする。このとき、直交変調波s(t)は以下の式で表される。
s(t)=sin(ω1t)cos(ω2t)+cos(ω1t)・sin(ω2t)
=sin{(ω12)t} (1)
式(1)より、直交変調波は、図12に示すように、搬送波角周波数ω2からベースバンド角周波数ω1だけ離れた角周波数成分301を有することになる。
特開2005−175754号公報
しかし、ダイレクトコンバージョン方式では、直交変調に起因する誤差が生じやすい。例えば、90度移相器の経年劣化や温度変動、製造時の品質ばらつきなどの物理的な要因により、90度移相器の移相量に誤差が発生することがある。90度移相器の位相量に誤差θが発生したとすると、直交変調波se(t)は、以下の式で表現される。
se(t)=sin(ω1t)・cos(ω2t)+cos(ω1t)・sin(ω2t+θ)
=sin(ω1t)・cos(ω2t)+cos(ω1t)・sin(ω2t)・cosθ+cos(ω1t)・cos(ω2t)・sinθ
(2)
計算の簡便のために、定数であるsinθ及びcosθを無視すると、直交変調波se(t)は、以下の式で表現される。
se(t)=sin(ω1t)・cos(ω2t)+cos(ω1t)・sin(ω2t)+cos(ω1t)・cos(ω2t)
=sin{(ω12)t}+0.5[cos{(ω12)t}+cos{(ω12)t}]
=sin{(ω12)t}+0.5[cos{(ω12)t}+cos{(ω21)t}] (3)
式(3)より、90度移相器に誤差が発生すると、図13に示されるように、所望の角周波数(ω12)成分303以外に、搬送波角周波数ω2を中心として所望の角周波数成分303と対称な対称角周波数(ω21)成分305が発生してしまう。対称角周波数成分は、サイドバンドスプリアスと称されるものである。
なお、移動局が基地局と通信を行う際は、一つの周波数(サブキャリア)ではなく周波数帯域(複数のサブキャリアから構成される物理チャネル)を用いてデータを送受信する。そのため、ある物理チャネルが割り当てられた移動局の所望信号305は、図14に示されるように、当該物理チャネルの周波数帯域に亘る信号として表現される。このとき、所望信号305のサイドバンドスプリアス307は、搬送波周波数f(搬送波角周波数に対応する周波数:ω2=2πf)を中心として所望信号305の周波数帯域と対称の周波数帯域に発生する。サイドバンドスプリアス307は、サイドバンドスプリアス307の周波数帯域を使用している移動局にとってはノイズ成分となる。つまり、サイドバンドスプリアス307は、所望信号309に関する移動局の通信品質、例えばSINR(Signal to Interference and Noise Ratio:信号対干渉雑音比)を劣化させることになる。その結果、サイドバンドスプリアスの周波数帯域を使用している移動局のスループットは低下し、通信が困難になる場合がある。
従って、上記のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、サイドバンドスプリアスの影響を抑え、無線通信システム全体のスループットの向上が可能な送信装置及び送信方法を提供することにある。
上述した諸課題を解決すべく、第1の発明による送信装置は、
マルチキャリア通信方式を採用し、物理チャネルを使用して受信装置に無線信号を送信する送信装置であって、
前記受信装置に無線信号を送信する送信部と、
使用される物理チャネルの周波数帯域を一定にして、所定時間ごとに前記送信部における搬送波周波数を変更する制御部と
を備え
前記制御部は、空きの物理チャネルまたは重要通信用チャネルを含む特定の物理チャネルに関する情報を前記受信装置から受信しておき、前記特定の物理チャネルに関する情報に基づいて前記搬送波周波数を予め設定することを特徴とする送信装置である。
また、前記送信装置と前記受信装置とは、TDD方式による通信を行い、前記制御部は、TDDフレームに設けられたガードタイムの間に、搬送波周波数を変更することが望ましい。
また、前記制御部は、予め設定されている複数の搬送波周波数のいずれかを選択して、搬送波周波数を変更することが望ましい。
また、前記制御部は、前記搬送波周波数ごとに重み付けを設定し、当該重み付けに基づいて、搬送周波数を選択することが望ましい。
また、本発明の第1の発明を方法として実現させた送信方法は、
マルチキャリア通信方式を採用し、物理チャネルを使用して受信装置に無線信号を送信する送信装置における送信方法であって、
前記受信装置に無線信号を送信するステップと、
空きの物理チャネルまたは重要通信用チャネルを含む特定の物理チャネルに関する情報を前記受信装置から受信しておき、前記特定の物理チャネルに関する情報に基づいて搬送波周波数を予め設定するステップと、
使用される物理チャネルの周波数帯域を一定にして、所定時間ごとに前記搬送波周波数に変更するステップと
を含む送信方法である。
上記のように構成された本発明に係る送信装置及び送信方法によれば、使用される物理チャネルの周波数帯域が変更されることなく、所定時間ごとに搬送波周波数が変更される。これにより、サイドバンドスプリアスが発生する周波数帯域が、搬送波周波数の変更に伴い変化する。よって、サイドバンドスプリアスが分散して発生するため、サイドバンドスプリアスの影響を抑えることができる。従って、無線通信システム全体のスループットが向上する。
図1は、本発明の一実施形態に係る概略的な無線通信システム構成図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る移動局の概略構成を示す機能ブロック図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る移動局の処理を示すフローチャートである。 図4は、本発明の一実施形態に係る基地局が有する無線リソースを示す図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る移動局が利用可能な周波数帯域を示す図である。 図6は、本発明の一実施形態に係る基地局により受信された周波数領域信号を示す図である。 図7は、本発明の一実施形態に係る基地局により受信された周波数領域信号を示す図である。 図8は、本発明の一実施形態に係る基地局により受信された周波数領域信号を示す図である。 図9は、本発明の一実施形態に係る無線通信システムにおけるTDDフレームを示す図である。 図10は、本発明の変形例に係る基地局により受信された周波数領域信号を示す図である。 図11は、本発明の変形例に係る基地局により受信された周波数領域信号を表す図である。 図12は、従来の基地局により受信された角周波数領域信号を示す図である。 図13は、従来の基地局により受信された角周波数領域信号を示す図である。 図14は、従来の基地局により受信された周波数領域信号を示す図である。
以下、本発明の送信装置を移動局に適用した場合の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、送信装置である移動局に対応する受信装置は基地局になる。
図1は、本発明の一実施形態に係る概略的な無線通信システム構成図である。無線通信システム100は、移動局101と基地局103とを有するものである。無線通信システム100は、マルチキャリア通信方式が採用されたシステムであり、例えば、LTEシステムやXGPシステムである。マルチキャリア通信方式とは、例えば、OFDMA通信方式である。以下、本実施形態では、無線通信システム100は、XGPシステムであるとする。移動局101は、無線通信端末であり、例えば、XGPシステムではMS(Mobile Station)と称されるものである。基地局103は、移動局101と無線通信するものであり、例えば、XGPシステムではBS(Base Station)と称されるものである。送信装置である移動局101は、物理チャネルを使用して受信装置である基地局103に無線信号(RF信号)を送信する。物理チャネルとは、送信時の周波数帯域、つまり、絶対的な値を有する無線信号の周波数帯域である。
図2は、本発明の一実施形態に係る移動局の概略構成を示す機能ブロック図である。移動局101は、ベースバンド部111と、送信部113と、制御部115とで構成されている。
ベースバンド部111は、ベースバンド信号を処理するもので、信号処理部120と、DAC(Digital to Analog Converter:デジタルアナログ変換器)部121と、LPF(Low Pass Filter:ローパスフィルタ)部123とを備える。
信号処理部120は、情報源としてのベースバンド信号をサブキャリアで変調し、各サブキャリアに関する変調信号を合成する。DAC部121は、合成されたベースバンド信号をDA変換し、アナログ信号を生成する。LPF部123は、DAC部121により出力されたアナログ信号から不要な高調波を取り除く。
送信部113は、基地局103に無線信号を送信するもので、局部発振部125と、直交変調部127と、増幅部129と、BPF(Band Pass Filter:バンドパスフィルタ)部131とを備える。
局部発振部125は、制御部115の制御により、周波数の異なる搬送波信号を生成する。直交変調部127は、LPF部123からの出力信号を、局部発振部125からの搬送波信号に基づいて直交変調する。増幅部129は、変調された信号を増幅する。BPF部131は、増幅部129の出力信号から所望の周波数成分のみを取り出して、アンテナを介して送信する。所望の周波数成分は、移動局101が使用する物理チャネルの周波数帯域に相当する。
制御部115は、移動局101の各機能ブロックをはじめとして移動局101の全体を制御及び管理している。制御部115は、CPU(中央処理装置)等の任意の好適なプロセッサ上で実行されるソフトウェアとして構成したり、処理ごとに特化した専用のプロセッサ(例えばDSP(デジタルシグナルプロセッサ))によって構成したりすることもできる。制御部115の行う処理については、後述する。
続いて、図1に示される移動局101がある物理チャネル(周波数帯域)へのサイドバンドスプリアスの影響を抑える方法について、図3、図4、図5、図6、図7及び図8を参照して説明する。図3は、本発明の一実施形態に係る移動局の処理を示すフローチャートである。図4は、基地局103が有する無線リソースを示す図である。図5は、移動局101が利用可能な周波数帯域を示す図である。図4及び図5の横軸は時間[s]であり、縦軸は周波数[Hz]である。図6、図7及び図8は、本発明の一実施形態に係る基地局により受信された周波数領域信号を示している。図6、図7及び図8の横軸は周波数[Hz]であり、縦軸は電力[dBm]である。
マルチキャリア通信方式が採用されているシステムでは、基地局103は、自局の有する無線リソース141(受信帯域の中心周波数はf)を、図4のように、周波数帯域(物理チャネルCH1〜CH6)と時間区域(タイムスロットTS1〜TS4)とによって複数のブロックに分割し、これらのブロックを通信の最小単位として移動局101に割り当てる。XGPシステムでは、このブロックはPRU(Physical Resource Unit:プル)と、LTEシステムでは、RB(Resource Block:リソースブロック)と称されるものである。各ブロックは、複数の上述のサブキャリアで構成されるものである。なお、図4では、PRU1〜24が示されているが、PRUの数は24個に限定されるものではない点に留意すべきである。基地局は、少なくとも一つ以上のブロックに相当する周波数帯域及び時間区域を移動局に割り当て、移動局は、割り当てられた周波数帯域及び時間区域を用いて基地局と通信を行う。この割り当てられた周波数帯域の絶対的な値が上記物理チャネルを意味する。本実施形態では、物理チャネルCH5及びタイムスロットTS2が移動局101に割り当てられているとする。
まず、移動局101は、以下の処理を所定時間ごとに行うため、移動局101の制御部115は、所定時間が経過したか否か判断する(ステップS101)。所定時間の経過とは、周期的な時間経過及び非周期的な時間経過を含むものである。例えば、制御部115は、ガードタイム中に以下の処理を行うことができる。ガードタイムは、無線通信システム100にTDD(Time Division Duplex:時分割複信)方式が採用されている場合、アップリンクとダウンリンクを切り替えるために設けられるものである。また、ガードタイムは、マルチキャリア通信方式において、基地局と複数の移動局との通信間で物理チャネルを変更するために設けられるものでもある。例えば、図9に示されるように、移動局の送信フレーム191と受信フレーム193とで構成されるTDDフレーム195のタイムスロットTS間ごとにガードタイム197を設けることができる。
所定時間の経過後(ステップS101のYes)、移動局101の制御部115は、局部発振部125が生成する搬送波信号の搬送波周波数fを決定する(ステップS102)。制御部115は、搬送波周波数f-を基地局103の無線リソース141の中心周波数fと等しくするとする。すると、PRU1〜24は、図5(a)に示されるように、基地局の受信帯域に収まることになる。
続いて、制御部115は、割り当てられた周波数帯域(CH5)及び時間区域(TS2)に対応するPRU(PRU6)を選択する(ステップS103)。
その後、制御部115は、PRU6を構成するサブキャリア及び搬送波周波数fを用いて、ベースバンド信号を変調するようにベースバンド部111及び送信部113を制御する(ステップS104)。そして、制御部115は、変調された信号(無線信号)を送信するように送信部113を制御する(ステップS105)。
受信装置である基地局103は、無線信号を受信及び復調し、例えば、図6に示される周波数領域信号を得る。信号Sは、移動局101の所望信号であり、信号Sの周波数帯域は、移動局101に割り当てられた周波数帯域CH5に一致する。信号ssは、サイドバンドスプリアスであり、搬送波周波数fを中心として、信号S1の周波数帯域に対称となる周波数帯域に発生する。
その後また、所定時間が経過し(ステップS101のYes)、制御部115は、搬送波周波数fの値をfからfに変更するとする(ステップS102)。搬送波周波数が変更されると、PRUの位置も図5(b)のように平行移動する。そして、制御部115は、割り当てられた周波数帯域(CH5)及び時間区域(TS2)に対応するPRUを選択する(ステップS103)。つまり、制御部115は、使用される物理チャネルの周波数帯域が一定になるように、PRU10を選択することになる。
物理チャネルが変化してしまうと、基地局103は、移動局101からの信号を受信しても、移動局101からの信号であると認識できなくなる。そこで、搬送波周波数の変更に伴い、PRUも変更することにより、移動局101は、割り当てられた周波数帯域及び時間区域で無線信号を基地局103に送信することができる。
搬送波周波数がfであり、PRU10が選択された場合、基地局103により取得された周波数領域信号は図7のようになる。信号Sは、移動局101の所望信号であり、信号Sの周波数帯域は、移動局101に割り当てられた周波数帯域CH5に一致する。信号ssは、サイドバンドスプリアスであり、搬送波周波数fを中心として、信号Sの周波数帯域に対称となる周波数帯域に発生する。
更に、所定時間が経過し(ステップS101のYes)、制御部115は、搬送波周波数fの値をfからfに変更するとする(ステップS102)。搬送波周波数を変更すると、PRUの位置も図5(c)のように平行移動する。そして、制御部115は、割り当てられた周波数帯域(CH5)及び時間区域(TS2)に対応するPRU2を選択する(ステップS103)。
搬送波周波数がfであり、PRU2が選択された場合、基地局103により取得された周波数領域信号は図8のようになる。信号Sは、移動局101の所望信号であり、信号Sの周波数帯域は、移動局101に割り当てられた周波数帯域CH5に一致する。信号ssは、サイドバンドスプリアスであり、搬送波周波数fを中心として、信号Sの周波数帯域に対称となる周波数帯域に発生する。
このように本実施形態では、移動局101の制御部115は、使用される物理チャネルの周波数帯域を変更することなく、つまり使用される物理チャネルの周波数帯域を一定にして、所定時間ごとに局部発振部125の搬送波周波数を変更する。これにより、サイドバンドスプリアスが発生する周波数帯域が変化するため、ある周波数帯域にサイドバンドスプリアスが発生し続けることを防ぐことができる。サイドバンドスプリアスが分散して発生するため、サイドバンドスプリアスの影響を抑えることができる。無線通信システム100全体のスループットが向上する。
また、本実施形態では、移動局101と基地局103とは、TDD方式による通信を行い、制御部115は、TDDフレームに設けられたガードタイムの間に、搬送波周波数を変更することができる。つまり、ガードタイムの有効利用により、搬送波周波数を変えるための時間を設ける必要がない。よって、移動局101の処理効率を向上させることができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。
例えば、各部材、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
上記の実施形態においては、制御部が搬送波周波数を任意に選択するとして説明したが、本発明はこの態様に限定されるものではない。例えば、制御部は、予め設定されている複数の搬送波周波数のいずれかを選択して、搬送波周波数を変更することができる。例えば、移動局101は、空きの物理チャネルの情報を基地局103から受信しておくことにより、空きの物理チャネルにサイドバンドスプリアスが発生する搬送波周波数を予め設定しておくことができる。これにより、サイドバンドスプリアスが所望の信号のノイズとして発生することがなくなるため、システム全体のスループットの向上が可能となる。例えば、図10のように、所望信号S、S、S、Sが存在しているとする。所望信号Sに関する搬送波周波数がf、f、fである場合、サイドバンドスプリアスはそれぞれssda、ssdb、ssdcであるとする。搬送波周波数がf及びfのときサイドバンドスプリアスssdb及びssdcは、空き物理チャネルに発生するので、制御部は、搬送波周波数f及びfのいずれかを選択して、搬送波周波数を変更することになる。
また、移動局101は、重要通信のために割り当てられる物理チャネル(重要通信用チャネル)の情報を基地局103から受信しておくことにより、サイドバンドスプリアスが発生する搬送波周波数を予め除いた上で選択可能な搬送波周波数を設定することもできる。これにより、重要通信のための周波数帯域にはサイドバンドスプリアスが発生しなくなるので、重要通信のために安定した通信環境が実現される。例えば、図11のように、所望信号S、S、S、Sが存在しているとする。所望信号Sに関する搬送波周波数がf、f、fである場合、サイドバンドスプリアスはそれぞれsshd、sshe、sshfであるとする。ここで、所望信号Sが重要通信に関する信号であるとする。搬送波周波数がfのときサイドバンドスプリアスsshdは、重要通信用チャネルに発生するので、制御部は、搬送波周波数f及びfのいずれかを選択して、搬送波周波数を変更することになる。
さらに制御部は、搬送波周波数ごとに重み付けを設定し、当該重み付けに基づいて、搬送周波数を変更することもできる。例えば、図11において、所望信号S、S、Sに対してS、S、Sの順で重要度が高く設定されているとする。このとき、制御部は、搬送波周波数がf、f、fに対してf、f、fの順で重みを低くする。制御部は、重み付けの大きい搬送波周波数を優先的に選択する(fが最も優先度が高く)。これにより、周波数帯域ごとに、発生するサイドバンドスプリアスの量を細かく制御することが可能になる。
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
100 無線通信システム
101 移動局
103 基地局
111 ベースバンド部
113 送信部
115 制御部
120 信号処理部
121 DAC部
123 LPF部
125 局部発振部
127 直交変調部
129 増幅部
131 BPF部
141 無線リソース
191 送信フレーム
193 受信フレーム
195 TDDフレーム
197 ガードタイム
CH1〜CH6 物理チャネル
TS1〜TS4 タイムスロット
f、f、f、f、f、f、f、f、f、f 搬送波周波数
、S、S、S、S、S、S、S、S、S、S 所望信号
ss、ss、ss、ssda、ssdb、ssdc、sshd、sshe、sshf サイドバンドスプリアス

Claims (5)

  1. マルチキャリア通信方式を採用し、物理チャネルを使用して受信装置に無線信号を送信する送信装置であって、
    前記受信装置に無線信号を送信する送信部と、
    使用される物理チャネルの周波数帯域を一定にして、所定時間ごとに前記送信部における搬送波周波数を変更する制御部と
    を備え
    前記制御部は、空きの物理チャネルまたは重要通信用チャネルを含む特定の物理チャネルに関する情報を前記受信装置から受信しておき、前記特定の物理チャネルに関する情報に基づいて前記搬送波周波数を予め設定することを特徴とする送信装置。
  2. 請求項1に記載の送信装置において、前記送信装置と前記受信装置とは、TDD方式による通信を行い、前記制御部は、TDDフレームに設けられたガードタイムの間に、搬送波周波数を変更することを特徴とする送信装置。
  3. 請求項1又は2に記載の送信装置において、前記制御部は、予め設定されている複数の搬送波周波数のいずれかを選択して、搬送波周波数を変更することを特徴とする送信装置。
  4. 請求項3に記載の送信装置において、前記制御部は、前記搬送波周波数ごとに重み付けを設定し、当該重み付けに基づいて、搬送周波数を選択することを特徴とする送信装置。
  5. マルチキャリア通信方式を採用し、物理チャネルを使用して受信装置に無線信号を送信する送信装置における送信方法であって、
    前記受信装置に無線信号を送信するステップと、
    空きの物理チャネルまたは重要通信用チャネルを含む特定の物理チャネルに関する情報を前記受信装置から受信しておき、前記特定の物理チャネルに関する情報に基づいて搬送波周波数を予め設定するステップと、
    使用される物理チャネルの周波数帯域を一定にして、所定時間ごとに前記搬送波周波数に変更するステップと
    を含む送信方法。
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