JP5769864B2 - 生産計画の決定方法および決定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品実装装置を用いた生産の生産計画の決定方法および決定装置に関する。
電子部品実装装置は、回路基板に電子部品を実装して電子回路製品を生産する装置として用いられている。そして、ある生産ラインにおいて複数種類の電子回路製品を生産する場合には、各電子回路製品の生産とそれぞれの生産に対応した段取り替えにより構成される生産計画に従って生産が行われる。この段取り替えには、複数のスロットに設置する部品フィーダの設置位置や装着ヘッドに装着するノズルなどが含まれ、例えば交換される部材の数量などによって段取り替えに要する時間が異なる。そのため、複数種類の電子回路製品を生産するとしても生産する順序によっては全ての生産に要する時間が異なることになる。
そこで、初期生産計画としては、それぞれの電子回路製品に実装される電子部品の種類や生産に設定された生産期限などを勘案して決定されている。例えば、特許文献1には段取り替えの効率化を図る生産方法が開示されている。また、実際の生産ラインにおいては、初期生産計画とは別の電子回路製品の割込生産を行う場合が生じる。割込生産を行うと、部品フィーダやノズルについて、割込生産の前の生産に対して段取り替えを行うとともに、割込生産の終了後においても割込生産の後の生産に対応する段取り替えを行う必要がある。そこで、例えば、特許文献2には、段取り替えに要する時間の短時間化を図る段取り替え計画の決定方法が開示されている。
特開2006−12946号公報 特開2011−146551号公報
また、上述したように、複数種類の電子回路製品を生産する順序によって全体の生産時間が相違する。そのため、初期生産計画における複数の生産間のうち割込生産を挿入する位置によっては、割込生産の前後の段取り替え時間も異なり、延いては全体の生産時間にも影響することになる。そのため、作業者は割込生産の挿入位置については、例えば初期生産計画における電子回路製品の種類や割込生産に設定された生産期限などに基づいて経験的に生産計画を決定していた。そのため、初期生産計画に挿入した割込生産の位置が必ずしも最適でない場合もあった。
本発明は、このような課題を鑑みてなされたものであり、電子部品実装装置を用いた生産を行う生産計画に対して最適な位置に割込生産を挿入し、効率的な割込生産計画を決定することが可能な生産計画の決定方法および決定装置を提供することを目的とする。
(生産計画の決定方法)
上述した課題を解決するために、請求項1に係る発明によると、電子部品を収容する複数の部品フィーダと、前記電子部品に対応するノズルと、前記ノズルを装着し回路基板に対して相対的に移動可能に設けられた装着ヘッドと、を備える電子部品実装装置を用いて、複数種類の前記回路基板のそれぞれに前記電子部品を実装して複数種類の電子回路製品の生産を行う生産計画の決定方法において、前記生産計画には、複数のスロットにそれぞれ設置する前記部品フィーダ、ノズルステーションに設置する前記ノズル、前記装着ヘッドに装着される前記ノズル、および前記電子部品実装装置に着脱可能に設けられる前記装着ヘッドのうち少なくとも一つを対象として、各生産に対応した段取り替えが含まれ、複数種類の前記電子回路製品の初期生産計画において別の前記電子回路製品の割込生産を行う際に、前記初期生産計画のうち前記割込生産を挿入可能な挿入候補を検索する挿入候補検索工程と、前記挿入候補に前記割込生産を挿入した場合における当該割込生産の前後の段取り替えに要する前後段取り替え時間を、当該挿入候補の前後の生産および前記割込生産に基づいて、検索された前記挿入候補ごとに算出する前後段取り替え時間算出工程と、それぞれの前記挿入候補に対する前記前後段取り替え時間に基づいて一の前記挿入候補を選択し、前記初期生産計画において選択された前記挿入候補に前記割込生産を挿入して前記生産計画を決定する生産計画決定工程と、を備える。
請求項2に係る発明によると、前記挿入候補に前記割込生産を挿入した場合における当該割込生産に要する割込生産時間を、当該挿入候補の前の生産および前記割込生産に基づいて、検索された前記挿入候補ごとに算出する割込生産時間算出工程をさらに備え、前記生産計画決定工程は、それぞれの前記挿入候補に対する前記割込生産時間に基づいて一の前記挿入候補を選択する。
請求項3に係る発明によると、前記初期生産計画における前記挿入候補の後の生産に対応した段取り替えに要する時間と当該挿入候補における前記前後段取り替え時間の増加時間を、検索された前記挿入候補ごとに算出する増加時間算出工程をさらに備え、前記生産計画決定工程は、それぞれの前記挿入候補に対する前記増加時間に基づいて一の前記挿入候補を選択する。
請求項4に係る発明によると、前記挿入候補に前記割込生産を挿入した場合における当該挿入候補以降の段取り替えおよび生産に要する割込後時間を、初期生産計画および前記割込生産に基づいて、検索された前記挿入候補ごとに算出する割込後時間算出工程をさらに備え、前記生産計画決定工程は、それぞれの前記挿入候補に対する前記割込後時間に基づいて一の前記挿入候補を選択する。
請求項5に係る発明によると、前記挿入候補検索工程は、前記初期生産計画および前記割込生産に設定された生産期限に基づいて前記挿入候補を検索する。
請求項6に係る発明によると、前記生産計画には、複数の前記電子部品実装装置を用いた複数の生産ラインによる前記電子回路製品の生産が含まれ、前記挿入候補検索工程は、それぞれの前記生産ラインに対して決定されている複数の前記初期生産計画のうち前記割込生産を挿入可能な前記挿入候補を検索する。
(生産計画の決定装置)
上述した課題を解決するために、請求項7に係る発明によると、電子部品を収容する複数の部品フィーダと、前記電子部品に対応するノズルと、前記ノズルを装着し回路基板に対して相対的に移動可能に設けられた装着ヘッドと、を備える電子部品実装装置を用いて、複数種類の前記回路基板のそれぞれに前記電子部品を実装して複数種類の電子回路製品の生産を行う生産計画の決定装置において、前記生産計画には、複数のスロットにそれぞれ設置する前記部品フィーダ、ノズルステーションに設置する前記ノズル、前記装着ヘッドに装着される前記ノズル、および前記電子部品実装装置に着脱可能に設けられる前記装着ヘッドのうち少なくとも一つを対象として、各生産に対応した段取り替えが含まれ、複数種類の前記電子回路製品の初期生産計画において別の前記電子回路製品の割込生産を行う際に、前記初期生産計画のうち前記割込生産を挿入可能な挿入候補を検索する挿入候補検索部と、前記挿入候補に前記割込生産を挿入した場合における当該割込生産の前後の段取り替えに要する前後段取り替え時間を、当該挿入候補の前後の生産および前記割込生産に基づいて、検索された前記挿入候補ごとに算出する前後段取り替え時間算出部と、それぞれの前記挿入候補に対する前記前後段取り替え時間に基づいて一の前記挿入候補を選択し、前記初期生産計画において選択された前記挿入候補に前記割込生産を挿入して前記生産計画を決定する生産計画決定部と、を備える。
請求項1に係る発明によると、初期生産計画のうち割込生産を挿入可能な挿入候補ごとに割込生産を挿入した場合の前後段取り替え時間を算出し、この前後段取り替え時間に基づいて一の挿入候補を選択するようにしている。これにより、割込生産に対応した段取り替え、および割込生産の後の生産に対応した段取り替えに要する時間を勘案して、初期生産計画に対して最適な位置に割込生産を挿入することができる。これにより、割込生産を挿入しても全体の生産時間に対する影響を低減することができるので、効率的な割込生産計画を決定することが可能となる。
請求項2に係る発明によると、生産計画決定工程では、それぞれの挿入候補に対する割込生産時間に基づいて挿入候補を選択するようにしている。ここで、複数種類の電子回路製品を生産する順序によって全体の生産時間が相違することについては上記の通りであるが、その要因としては生産計画における段取り替え時間の変動の他に、各生産に要する生産時間の変動が考えられる。例えば、特許文献2の方法により段取り替えにおける最適な部品フィーダなどの設置位置を決定するものとした場合には、前後の生産との関係によりこれらの設置位置が変動することになる。
そうすると、電子部品実装装置では、電子部品を吸着するために部品フィーダまでノズルを移動させるため、生産する電子回路製品の生産数、実装する電子部品の数量などによっては、部品フィーダの設置位置の相違が生産時間に影響することがある。そこで、本発明では、それぞれの挿入候補ごとに割込生産時間を算出するようにしている。これにより、生産計画決定工程では、割込生産時間を勘案して、初期生産計画に対して最適な位置に割込生産を挿入することができる。これにより、割込生産を挿入しても全体の生産時間に対する影響をさらに低減することができる。
請求項3に係る発明によると、生産計画決定工程では、それぞれの挿入候補に対する段取り替え時間に係る増加時間に基づいて挿入候補を選択するようにしている。初期生産計画において、ある挿入候補に割込生産を挿入すると、当該挿入候補の後の生産に対応した段取り替えが取り消され、割込生産の前後の段取り替え(割込生産に対応する段取り替え、上記の後の生産に対応した段取り替え)が追加される。そこで、本発明では、取り消された段取り替え時間と挿入候補における前後段取り替え時間の増加時間を算出するようにしている。これにより、生産計画決定工程では、この増加時間を勘案して、初期生産計画に対して最適な位置に割込生産を挿入することができる。これにより、割込生産を挿入しても段取り替え時間を含む全体の生産時間に対する影響をさらに低減することができる。
請求項4に係る発明によると、生産計画決定工程では、それぞれの挿入候補に対する割込後時間に基づいて挿入候補を選択するようにしている。ここで、複数種類の電子回路製品を生産する順序によって全体の生産時間が相違することについては上記の通りであるが、割込生産の挿入位置によっては部品フィーダなどの設置位置が段取り替えにより変動するため、当該挿入位置が割込生産以降の割込後時間(段取り替えおよび生産に要する時間)にも影響することがある。そこで、本発明では、それぞれの挿入候補ごとに割込後時間を算出するようにしている。これにより、生産計画決定工程では、この割込後時間を勘案して、初期生産計画に対して最適な位置に割込生産を挿入することができる。これにより、割込生産を挿入しても全体の生産時間に対する影響をさらに低減することができる。
請求項5に係る発明によると、挿入候補検索工程では、初期生産計画のうち割込生産を挿入可能な挿入候補を検索する際に、初期生産計画における個々の生産および割込生産に設定された生産期限に基づくようにしている。このような条件を付加することで、割込生産の挿入により、割込生産自体が生産期限を超過してしまうことを確実に防止することができる。このように、予め挿入候補を絞ることにより、その後の前後段取り替え時間算出工程などの工程における計算負荷を低減することができる。よって、生産計画の決定までの時間を短縮することができる。
請求項6に係る発明によると、挿入候補検索工程は、各生産ラインに対して決定されている複数の初期生産計画を検索対象とし、これらの初期生産計画のうち割込生産を挿入可能な挿入候補を検索するようにしている。これにより、複数の生産ラインによる生産を行う生産計画に対応し、より最適な位置に割込生産を挿入することができる。
請求項7に係る発明によると、上述した請求項1に係る発明による効果と同様の効果を奏する。また、生産計画の決定方法における他の特徴部分についても、本発明の決定装置に同様に適用できる。この場合、同様の効果を奏する。
第一実施形態:電子部品実装装置の平面図である。 生産計画の決定装置を示すブロック図である。 生産計画の決定処理を示すフローチャートである。 割込生産の挿入処理を示すフローチャートである。 挿入候補の検索処理を示すフローチャートである。 初期生産計画および割込生産計画を示すタイムチャートである。 割込生産計画の決定処理を示すフローチャートである。 第二実施形態:生産計画の決定装置を示すブロック図である。 割込生産の挿入処理を示すフローチャートである。 初期生産計画および割込生産計画を示すタイムチャートである。
以下、本発明の生産計画の決定方法および決定装置を具体化した実施形態について図面を参照して説明する。ここで、生産計画は、一または複数の生産ラインに対して決定され、複数種類の回路基板のそれぞれに電子部品を実装して複数種類の電子回路製品の生産を行うものである。また、上記の生産ラインでは、例えば、図示しないクリームハンダ印刷機により電子部品の実装位置にハンダを塗布し、電子部品実装装置を構成する複数の実装モジュールを順に搬送されて電子部品が装着される。その後に、回路基板をリフロー炉においてハンダ付けして電子回路製品が製造される。
<第一実施形態>
(電子部品実装装置10の構成)
生産計画の適用対象となる電子部品実装装置10について、図1を参照して説明する。図1に示すように、電子部品実装装置10は、ベース11と、コンベア12と、一対のXスライドガイド13と、Xスライド体14と、装着ヘッド15と、複数のスロット16と、部品フィーダ17と、ノズル18と、ノズルステーション19とを備える。
ベース11は、床上に固定される基台である。コンベア12は、ベース11の上面に設置され、コンベア12上に載置された回路基板30をX方向に搬送する搬送装置である。つまり、コンベア12は、Xマイナス方向からXプラス方向へ向かって、複数の回路基板30を順次搬送する。一対のXスライドガイド13は、コンベア12に対して、Y方向の両外側にX方向に延びるようにそれぞれ設置される。Xスライド体14は、一対のXスライドガイド13上に懸架されるように設けられ、ベース11に対してX方向に移動可能に設けられている。
装着ヘッド15は、Xスライド体14に対してY方向に移動可能となるように、Xスライド体14に着脱可能に設けられている。つまり、装着ヘッド15は、ベース11に対して、X方向およびY方向に移動可能となる。より詳細には、装着ヘッド15は、コンベア12上を搬送される回路基板30と、後述する部品フィーダ17との間を相対的に移動可能となる。この装着ヘッド15の下端側には、ノズル18が交換可能に装着される。また、装着ヘッド15は、1つのノズル18のみを装着するタイプと、複数のノズル18を装着するタイプとが存在する。これは、実装する電子部品の大きさや、電子部品の全体数、種類数などに応じて適宜選択される。
複数のスロット16は、ベース11のうち、Xスライドガイド13に対してコンベア12よりも外側に設けられている。これら複数のスロット16には、複数の部品フィーダ17がそれぞれ設置される。部品フィーダ17は、電子部品を収容する部品キャリヤであって、本実施形態においてはテープフィーダを示している。それぞれの部品フィーダ17は、それぞれ一種類ずつの電子部品を収容している。
ノズル18は、装着ヘッド15の下端側に装着される。このノズル18は、コンベア12上を搬送される回路基板30に対して複数の電子部品を実装するために、部品フィーダ17に収容されている電子部品に対応し、当該電子部品を吸着などによって保持する。つまり、装着ヘッド15をベース11に対してX方向およびY方向に移動させることで、ノズル18により部品フィーダ17に収容される電子部品を回路基板30へ装着することが可能となっている。
ノズルステーション19は、複数のノズル18の保管場所であって、装着ヘッド15に装着されていない複数種類のノズル18が設置される。装着ヘッド15に装着するノズル18を交換する場合には、装着ヘッド15をノズルステーション19へ移動させ、装着しているノズル18をノズルステーション19で取り外し、ノズルステーション19に保管されている他のノズル18を装着する。
(生産計画の決定装置40の構成)
次に、上述した電子部品実装装置10を用いた電子回路製品の生産を行う生産計画の決定装置40、および当該決定装置40による決定方法について、図2〜図7を参照して説明する。この生産計画は、電子部品実装装置10を備える生産ラインに対して決定されたものであり、電子部品実装装置10により電子部品を実装される各電子回路製品の生産と、各生産に対応した段取り替えにより構成される。
生産計画の決定装置40は、図2に示すように、例えばCPUなどにより構成される挿入候補検索部41、前後段取り替え時間算出部42、割込生産時間算出部43、増加時間算出部44、および生産計画決定部45と、例えばRAMなどにより構成される記憶部46を備える。記憶部46は、決定装置40において演算される途中情報、初期生産計画などを記憶する。また、この生産計画の決定装置40は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、およびタッチパネルなどの入力機器50によって入力された情報を取り込む。そして、生産計画の決定装置40は、以下に説明する処理によって、初期生産計画に対して割込生産を挿入して割込生産計画の生成を行う。
生産計画の決定装置40による生産計画の決定処理は、図3に示すように、先ず、初期生産計画PSeの決定処理を行う(S10)。ここで、初期生産計画PSeとは、生産する予定の各電子回路製品に実装される電子部品の種類や生産に設定された生産期限などを勘案して決定されている。この初期生産計画PSeには、段取り替え部材(複数のスロット16にそれぞれ設置する部品フィーダ17、ノズルステーション19に設置するノズル18、装着ヘッド15に装着されるノズル18、および電子部品実装装置10に着脱可能に設けられる装着ヘッド15)を対象として、各生産に対応した段取り替えが必要に応じて含まれている。
この初期生産計画PSeにおける段取り替え計画については、例えば、特開平9−107197号公報や特開平11−87996号公報などにより公知の技術を用いて決定するようにしてもよい。つまり、後述する割込生産が発生しなければ、段取り替えが最も少なくなるように、各生産における部品フィーダ17を設置するスロット16の位置を決定する。また、この段取り替え計画においては、各生産に要する生産時間が段取り替え部材の設置位置などによって変動することから、生産時間を勘案した上で段取り替えが最も少なくなるように決定されるようにしてもよい。
また、部品フィーダ17を設置するスロット16を決定する他に、装着ヘッド15にそれぞれ異なる複数のノズル18を装着できる場合には、装着ヘッド15における複数のノズル装着部およびノズルステーション19における保管位置を、上記のスロット16と見立てることにより同様の処理によって段取り替え計画の決定処理を行うことができる。さらに、電子部品実装装置10においてXスライド体14に着脱可能に設けられた装着ヘッド15についても、実装する電子部品によっては交換を要する場合がある。また、電子部品実装装置10が複数の装着ヘッド15を保管するヘッドステーションを備える場合には、このヘッドステーションを上記のスロット16と見立てることにより同様の処理によって段取り替え計画の決定処理を行うことができる。
上記のように決定された初期生産計画PSeにより生産が開始された後に、実際の生産ラインにおいては、初期生産計画PSeとは別の電子回路製品の割込生産を行う場合が生じる。割込生産に係る割込生産を初期生産計画PSeに挿入するためには、部品フィーダ17やノズル18などの段取り替え部材について、割込生産の前後において段取り替えを行う必要がある。また、初期生産計画PSeにおける複数の生産間のうち割込生産を挿入する位置が全体の生産時間に影響する場合がある。そこで、生産計画の決定装置40は、割込生産の有無を判定している(S20)。そして、例えば、割込生産Xnが生じた場合には(S20:Yes)、初期生産計画PSeに対して最適な位置に割込生産Xnを挿入するように割込生産の挿入処理を行う(S30)。
そして、割込生産がない場合(S20:No)、または割込生産Xnがある場合で割込生産の挿入処理を終えた場合(S30)、全ての生産が終了したか否かを判定する(S40)。全て終了していない場合には(S40:No)、再びステップS20に戻り、割込生産の有無を判定しながら生産計画の実行を繰り返す。一方で、全ての生産が終了した場合には(S40:Yes)、生産計画の決定処理を終了する。
次に、割込生産計画の決定処理について、図4〜図7を参照して説明する。当該処理では、図4に示すように、先ず、挿入候補検索部41により、初期生産計画PSeのうち割込生産Xnを挿入可能な挿入候補の検索処理を行う(S31)。挿入候補の検索処理では、図5に示すように、先ず、生産ラインごとの初期生産計画PSeを記憶部46から取得する(S311)。本実施形態では、初期生産計画PSeは、一の生産ラインを対象としているものとし、図6に示すように、生産Xa〜Xfおよび各生産Xa,Xc,Xe,Xfに対応する段取り替えPa、Pc、Pe,Pfにより構成されているものとする。なお、生産Xb,Xdは、直前の生産である生産Xa,Xcと段取り替え部材が同様の設置位置により生産が可能であり、段取り替えを要さない生産としている。
挿入候補検索部41は、割込生産Xnに係る生産情報を記憶部46から取得する(S312)。当該生産情報には、割込生産Xnに設定された生産期限Tl、実装する電子部品の種類、生産数などが含まれている。そして、挿入候補検索部41は、現在における初期生産計画PSeの進行状態、初期生産計画PSeにおける個々の生産に設定された生産期限、および割込生産Xnの生産期限Tlに基づいて、挿入範囲Rを設定する(S313)。挿入範囲Rは、初期生産計画PSeにおいて割込生産Xnの生産終了時刻が収まらなければならない範囲である。また、割込生産Xnの生産期限Tlについては、既に初期生産計画PSeに含まれている所定の生産を指定して、例えば当該指定生産よりも先に生産が終了するように設定してもよい。このような場合においても挿入候補検索部41は、同様の処理により挿入範囲Rを設定する。なお、初期生産計画に対する割込生産Xnの挿入可能な開始期限を設定してもよい。このような場合は、挿入範囲Rの開始が初期生産計画に対する挿入可能な開始期限となる。
続いて、初期生産計画PSeにおける各生産間のうち挿入範囲Rに含まれるものを挿入候補として検索する(S314)。ここでは、生産Xa〜Xeまでの間が挿入範囲Rに含まれ、図6に示すように、挿入候補C1〜C4が検索されたものとする。挿入候補検索部41は、各挿入候補C1〜C4について、段取り替えが含まれるかを判定する(S315)。ここでは、挿入候補C1,C3の直後の生産Xb,Xdには段取り替えがないが、挿入候補C2,C4の直後の生産Xc,Xeには段取り替えPc,Peがある(S315:No)。そこで、挿入候補C1〜C4のうち段取り替えが含まれない挿入候補C1,C3を除外し(S316)、挿入候補の検索処理における結果を挿入候補C2,C4として終了する。
一方で、例えば、全ての挿入候補に段取り替えが含まれない場合には(S315:Yes)、現在から時間的に最も近い挿入候補C1を残して、他の挿入候補C2〜C4を除外する(S317)。ここで、初期生産計画PSeに割込生産Xnを挿入すると生産と段取り替えが増加することから、生産計画の決定装置40では、もともと段取り替えを要する生産間に優先して割込生産Xnを挿入するようにしている。これにより、割込生産Xnの挿入後における全体の生産時間への影響の低減を図っている。しかし、全ての挿入候補に段取り替えが含まれない場合には(S315:Yes)、何れの挿入候補に挿入しても割込生産Xnに対応する段取り替えによる生産時間の増加を伴うため、挿入候補を直近のものに絞るようにしている(S317)。
再び図4に戻り、割込生産の挿入処理では、挿入候補の検索処理(S31)が終了すると、処理結果に複数の挿入候補があるか判定する(S32)。処理結果に含まれる挿入候補が複数でない場合には(S32:No)、ステップS36の割込生産計画の決定処理に移行する。一方で、挿入候補の検索処理の処理結果に複数の挿入候補が含まれる場合には(S32:Yes)、これらの挿入候補から最適な一の挿入候補を選択する必要があるため、ステップS33〜S35により上記選択のための準備を行う。ここでは、処理結果に挿入候補C2および挿入候補C4が含まれるため、ステップS33に移行する。ここで、便宜上、挿入候補C2および挿入候補C4に割込生産Xnが挿入されたものと仮定して、挿入後の割込生産計画PSa2および割込生産計画PSa4をそれぞれ図6に示す。
先ず、前後段取り替え時間算出部42により、前後段取り替え時間を検索された挿入候補ごとに算出する(S33)。この「前後段取り替え時間」は、ある挿入候補に割込生産Xnを挿入した場合における当該割込生産Xnの前後の段取り替えに要する時間である。つまり、挿入候補C2に割込生産Xnを挿入した場合における前後段取り替え時間Tp2は、割込生産Xnに対応する段取り替えPn1に要する時間Tpn1と、生産Xcに対応する段取り替えPn2に要する時間Tpn2との和に相当し、下記の数1(1)にて示される。同様に検索されている挿入候補C4に割込生産Xnを挿入した場合における前後段取り替え時間Tp4は、割込生産Xnに対応する段取り替えPn3に要する時間Tpn3と、生産Xeに対応する段取り替えPn4に要する時間Tpn4との和に相当し、下記の数1(2)にて示される。

Figure 0005769864
また、本実施形態では、割込生産Xnの前段取り替えPn1,Pn3については、ステップS10において初期生産計画PSeにおける段取り替え計画を決定した場合と同様の方法により当該前段取り替えの最適化を図っている。さらに、割込生産Xnの後段取り替えPn2,Pn4、即ち挿入候補C2(C4)に挿入した場合にあっては生産Xc(Xe)に対応する段取り替えにおいて、初期生産計画PSeにおける段取り替え計画により既に決定されている段取り替えの設置位置に戻すように当該後段取り替えを決定している。つまり、挿入候補C2(C4)への割込生産Xnの挿入の有無に係わらず、直後の生産Xc(Xe)における段取り替え部材の設置位置は変化しないようにしている。
そして、前後段取り替え時間算出部42は、前後段取り替え時間Tp2を挿入候補C2の前後の生産Xb,Xcおよび割込生産Xnに基づいて、また前後段取り替え時間Tp4を挿入候補C4の前後の生産Xd,Xeおよび割込生産Xnに基づいて、それぞれ算出する。ここで、算出された前後段取り替え時間Tp2,Tp4は、ともに割込生産Xnに対応した段取り替えに要する時間を含むが、挿入候補C2,C4の前後の生産における段取り替え部材の設置位置などに応じて変動するため、前後段取り替え時間Tp2の方が前後段取り替え時間Tp4より小さい値(Tp2<Tp4)となっている。
次に、割込生産時間算出部43により、割込生産時間を検索された挿入候補ごとに算出する(S34)。この「割込生産時間」は、ある挿入候補に割込生産Xnを挿入した場合における当該生産に要する時間である。よって、割込生産時間算出部43は、挿入候補C2(C4)に割込生産Xnを挿入した場合における割込生産時間Txn2(Txn4)を挿入候補C2(C4)の前の生産Xb(Xd)および割込生産Xnに基づいて算出する。
ここで、算出された割込生産時間Txn2,Txn4は、ともに割込生産Xnに要する時間であるが、挿入候補C2,C4の前の生産Xb,Xdにおける段取り替え部材の設置位置などに応じて割込生産Xnにおける段取り替え部材の設置位置が変動するため、割込生産時間Txn2の方が割込生産時間Txn4よりも小さい値(Txn2<Txn4)となっている。これは、電子部品実装装置10では、電子部品を吸着するために部品フィーダ17までノズル18を移動させることから、生産する電子回路製品の生産数、実装する電子部品の数量などによっては、部品フィーダ17などの段取り替え部材の設置位置の相違が生産時間Txn2,Txn4に影響するためである。
続いて、増加時間算出部44により、前後段取り替え時間の増加時間を挿入候補ごとに算出する(S35)。ここで、初期生産計画PSeにおいて、ある挿入候補に割込生産Xnを挿入すると、当該挿入候補の後の生産に対応した段取り替えが取り消され、割込生産Xnの前段取り替えおよび後段取り替えが追加される。また、取り消される段取り替えに要する時間は、その後の生産に対応しているため互いに異なるものである。
これに対して、増加時間算出部44は、挿入候補C2において取り消される段取り替えPcに要する時間Tpcと、ステップ33で算出された挿入候補C2における前後段取り替え時間Tp2の増加時間ΔTpi2を算出する。この増加時間ΔTpi2は、下記の数2(3)にて示される。増加時間算出部44は、同様に、挿入候補C4において取り消される段取り替えPeに要する時間と、挿入候補C4における前後段取り替え時間Tp4の増加時間ΔTpi4を算出する。この増加時間ΔTpi4は、下記の数2(4)にて示される。
Figure 0005769864
その後に、生産計画決定部45により、割込生産計画の決定処理が行われる(S36)。割込生産計画の決定処理では、図7に示すように、先ず、一の挿入候補が選択される(S361)。本実施形態では、ステップS31の挿入候補の検索処理により、挿入候補C2,C4が検索されている。そこで、生産計画決定部45は、挿入候補C2,C4に係る前後段取り替え時間Tp2,Tp4に係る増加時間ΔTpi2,ΔTpi4、および割込生産Xnの割込生産時間Txn2,Txn4に基づいて、一の挿入候補を選択する。ここでは、挿入候補C2に係る増加時間ΔTpi2と割込生産時間Txn2の和が、挿入候補C4に係る増加時間ΔTpi4と割込生産時間Txn4の和よりも小さく、挿入候補C2が選択されたものとする。
より詳細には、図6に示すように、挿入候補C2に割込生産Xnを挿入した場合の全体増加時間ΔTxi2が、挿入候補C4に割込生産Xnを挿入した場合の全体増加時間ΔTxi4よりも小さい値(ΔTxi2<ΔTxi4)であったため、挿入候補C2が選択されることになる。上記の全体増加時間ΔTxi2,ΔTxi4は、下記の数3(5),(6)にて示される。
Figure 0005769864
次に、生産計画決定部45は、ステップS361において選択された挿入候補C2に割込生産Xnを挿入したものと仮定し、割込生産Xnの生産終了時間が、割込生産Xnに設定された生産期限Tlを超過しないか否かを判定する(S362)。このとき、ステップS33で算出された割込生産Xnに対応する段取り替えに要する時間Pn1、およびステップS34で算出された割込生産Xnの割込生産時間Txn2に基づいて、上記の判定が行われる。このような時間に基づくことで、判定の精度を向上させることが可能となる。この判定において、生産期限Tlを超過しない場合には(S362:Yes)、生産計画決定部45は、初期生産計画PSeにおいて選択された挿入候補C2に割込生産Xnを挿入して割込生産計画PSa2を決定し(S363)、割込生産計画の決定処理を終了する。
一方で、現在選択されている挿入候補に割込生産Xnを挿入すると生産期限Tlを超過する場合には(S362:No)、複数の挿入候補から判定の対象となった挿入候補を除外する(S364)。そして、他の挿入候補が残っているか否かを判定し(S365)、挿入候補が残っている場合には(S365:Yes)、再びステップS361に戻り一の選択候補を選択する。また、他の挿入候補が残っていない場合には(S365:No)、検索された挿入候補に割込生産Xnを挿入することができない状態と考えられる。よって、例えば、挿入候補の検索における条件の変更などを促すために、操作者に対してエラー出力をして(S366)、割込生産計画の決定処理を終了する。そして、決定装置40は、生産計画決定部45による割込生産計画の決定処理(S36)の終了をもって、割込生産の挿入処理(S30)を終了する。
(生産計画の決定装置40による効果)
上述した生産計画の決定装置40によれば、割込生産の挿入処理(S30)では、初期生産計画PSeのうち割込生産Xnを挿入可能な挿入候補(C2,C4)ごとに割込生産Xnを挿入した場合の前後段取り替え時間Tp2,Tp4を算出し(S33)、この前後段取り替え時間Tp2,Tp4に基づいて一の挿入候補を選択するものとした(S36)。これにより、割込生産Xnに対応した段取り替え、および割込生産Xnの後の生産に対応した段取り替えに要する時間を勘案して、初期生産計画PSeに対して最適な位置に割込生産Xnを挿入することができる。
また、割込生産の挿入処理(S30)では、それぞれの挿入候補C2,C4に対する割込生産時間Txn2,Txn4を算出し(S34)、この算出結果に基づいて挿入候補を選択するものとした(S36)。これにより、割込生産計画の決定処理(S36)では、割込生産時間Txn2,Txn4を勘案して、初期生産計画PSeに対して最適な位置に割込生産Xnを挿入することができる。これにより、割込生産Xnを挿入しても全体の生産時間に対する影響をさらに低減することができる。
さらに、割込生産の挿入処理(S30)では、それぞれの挿入候補C2,C4に対する段取り替え時間Tp2,Tp4に係る増加時間ΔTpi2,ΔTpi4を算出し(S35)、この算出結果に基づいて挿入候補を選択するものとした(S36)。これにより、割込生産計画の決定処理(S36)では、この増加時間ΔTpi2,ΔTpi4を勘案して、初期生産計画PSeに対して最適な位置に割込生産Xnを挿入することができる。
ここで、挿入候補C2に割込生産Xnを挿入した割込生産計画PSa2と、割込候補C4に割込生産Xnを挿入した割込生産計画PSa4とでは、図6に示すように、その全体の生産時間にΔTPrの差が生じる。このΔTPrは、各挿入候補C2,C4に挿入した場合における全体増加時間ΔTxi2,ΔTxi4の差分に相当する(ΔTPr=ΔTxi4−ΔTxi2)。このように、同一の割込生産Xnを挿入する場合であっても、初期生産計画PSeおける挿入する位置によっては全体の生産時間に影響する。そして、本実施形態の生産計画の決定装置40により、最適な挿入位置に割込生産を挿入し、全体の生産時間に対する影響を低減することができるので、効率的な割込生産計画を決定することができる。
挿入候補の検索処理(S31)では、初期生産計画PSeのうち割込生産Xnを挿入可能な挿入候補を検索する際に、初期生産計画PSeにおける個々の生産および割込生産Xnに設定された生産期限Tlに基づいて挿入範囲Rを設定した(S313)。そして、この挿入範囲Rに含まれるという条件下で挿入候補を検索するものとした(S314)。このような条件を付加することで、割込生産Xnの挿入により、割込生産自体が生産期限Tlを超過してしまうことを確実に防止することができる。このように、予め挿入候補を絞ることにより、その後の前後段取り替え時間などの算出における計算負荷を低減することができる。よって、生産計画の決定までの時間を短縮することができる。
<第二実施形態>
(生産計画の決定装置140の構成)
第二実施形態の生産計画の決定装置140、および当該決定装置140による決定方法について、図3,図4,図8〜図10を参照して説明する。本実施形態における生産計画の決定装置140は、主として、第一実施形態と挿入候補以降の段取り替えおよび生産に要する割込後時間を算出し、当該割込後時間に基づいて一の挿入候補を選択する構成が相違する。その他の共通する構成については、第一実施形態と実質的に同一であるため、詳細な説明を省略する。以下、相違点のみについて説明する。
生産計画の決定装置140は、図8に示すように、挿入候補検索部41、前後段取り替え時間算出部42、割込生産時間算出部43、増加時間算出部44、生産計画決定部45、および記憶部46に加えて、割込後時間算出部147を備える。割込後時間算出部147は、図3における割込生産の挿入処理(S30)において、割込後時間を算出する。この「割込後時間」とは、ある挿入候補に割込生産Xnを挿入した場合における当該挿入候補以降の段取り替えおよび生産に要する時間である。より具体的には、図10に示すように、挿入候補C2に割込生産Xnを挿入する場合の割込後時間Ta2は、段取り替えPn2,Pe,Pfにそれぞれ要する時間と、生産Xc〜Xfにそれぞれ要する時間の総和に相当することになる。同様に、挿入候補C4に割込生産Xnを挿入する場合の割込後時間Ta4は、段取り替えPn4,Pfにそれぞれ要する時間と、生産Xe,Xfにそれぞれ要する時間の総和に相当する。
ところで、第一実施形態においては、図4におけるステップS33では前後段取り替え時間算出部42により、ある挿入候補に割込生産Xnを挿入した場合における当該割込生産Xnの前後の段取り替えに要する前後段取り替え時間を算出するものとした。そして、割込生産Xnの後段取り替えにおいては、初期生産計画PSeにおける段取り替え計画により既に決定されている段取り替えの設置位置に戻すように当該後段取り替えを決定するものとした。つまり、挿入候補への割込生産Xnの挿入の有無に係わらず、直後の生産における段取り替え部材の設置位置は変化しないようにしている。
これに対して、割込生産Xnの後段取り替えを含む以降の段取り替えでは、初期生産計画PSeの決定処理(S10)で行ったように、段取り替え計画の全体的な見直しを行うことで、さらなる最適化を図ることが可能である。そこで、本実施形態では、割込生産の挿入処理(S30)において、前後段取り替え時間の算出に換えて、割込後時間を算出するようにしている。
割込生産の挿入処理では、図9に示すように、先ず、挿入候補検索部41により、初期生産計画PSeのうち割込生産Xnを挿入可能な検索処理を行う(S31)。この処理およびステップS32については、第一実施形態と同様なので詳細な説明を省略する。そして、挿入候補の検索処理の処理結果に複数の挿入候補が含まれる場合には(S32:Yes)、これらの挿入候補から最適な一の挿入候補を選択する必要があるため、ステップS137〜S139,S34,S35により上記の選択のための準備を行う。ここでは、処理結果に挿入候補C2および挿入候補C4が含まれるものとし、ステップS137に移行する。
生産計画の決定装置140は、初期生産計画PSeにおける段取り替え計画の決定と同様の方法により、それぞれの挿入候補に割込生産Xnを挿入したものとして、挿入候補C2,C4ごとに割込段取り替え計画の決定処理を行う(S137)。これにより、挿入候補C2に割込生産Xnを挿入した場合における段取り替えPn2,Pe,Pfによる各段取り替え部材の設置位置などが決定され、割込生産計画PSa2が作成される。同様に、挿入候補C4に割込生産Xnを挿入した場合における段取り替えPn4,Pfによる各段取り替え部材の設置位置などが決定され、割込生産計画PSa4が作成される。
上述したように、段取り替え部材の設置位置などが変更されると、これに応じて段取り替え時間および生産時間が変動することがある。そこで、割込後時間算出部147は、挿入候補C2に係る割込後時間Ta2、および挿入候補C4に係る割込後時間Ta4を算出する(S138)。さらに、割込生産Xnに対応する段取り替え時間Tpn1,Tpn3を挿入候補(C2,C4)ごとに算出する(S139)。以降のステップS34,S35については、第一実施形態と同様なので詳細な説明を省略する。
その後に、生産計画決定部45により、割込生産計画の決定処理が行われる(S36)。当該処理では、挿入候補C2,C4に係る割込後時間Ta2,Ta4、割込生産Xnの生産時間Txn2,Txn4および割込生産Xnに対応する段取り替え時間Tpn1,Tpn3に基づいて、一の挿入候補を選択するようにしている。より具体的には、以下のような比較を行う。割込候補C2に割込生産Xnを挿入した場合における割込生産Xnに対応する段取り替えPn1以降に要する割込総生産時間Ttp2を算出する。同様に、割込候補C4に割込生産Xnを挿入した場合における割込生産Xnに対応する段取り替えPn3以降に要する割込総生産時間Ttp4を算出する。これらの割込総生産時間Ttp2,Ttp4は、下記の数4(7),(8)にて示される。
Figure 0005769864
そして、初期生産計画における段取り替えPcおよび段取り替えPe以降に要する初期総生産時間Ttpc,Ttpeをそれぞれ算出する。さらに、それぞれ対応する総生産時間の差分を求め、割込候補C2,C4に挿入した場合の総生産増加時間ΔTtpc,ΔTtpeを算出する。そして、この総生産増加時間ΔTtpcの方が総生産増加時間ΔTtpeよりも小さい値(ΔTtpc<ΔTtpe)であったため、挿入候補C2が選択されることになる。上記の総生産増加時間ΔTtpc,ΔTtpeは、下記の数5(9),(10)にて示される。
Figure 0005769864
これにより、挿入候補以降の段取り替えおよび生産に要する割込後時間を勘案した挿入候補の選択が可能となる。そして、初期生産計画PSeにおける挿入候補に割込生産Xnを挿入するとともに、それ以降の段取り替え計画をステップS137により決定した割込段取り替え計画に置換して、割込生産計画の決定処理を終了する。その他のステップについては、第一実施形態と同様なので詳細な説明を省略する。
上述した生産計画の決定装置140によれば、割込生産の挿入処理(S30)では、それぞれの挿入候補C2,C4に対する割込後時間Ta2,Ta4を算出し、この算出結果に基づいて一の挿入候補を選択するものとした。これにより、割込生産Xnおよびそれ以降の生産に対応する割込段取り替え計画を最適化できるので、より確実に生産効率のよい生産計画を決定することができる。従って、割込生産Xnが発生しても全体の生産時間に対する影響をさらに低減することができる。
<第一、第二実施形態の変形態様>
第一、第二実施形態では、電子部品実装装置10を備える生産ラインに対して決定された生産計画を対象として、割込生産Xnを挿入する態様を例示して説明した。これに対して、生産計画には、複数の電子部品実装装置を用いた複数の生産ラインによる電子回路製品の生産が含まれるようにしてもよい。つまり、挿入候補検索部41は、各生産ラインに対して決定されている複数の初期生産計画PSeを検索対象とし、これらの初期生産計画PSeのうち割込生産Xnを挿入可能な挿入候補を検索する。これにより、複数の生産ラインによる生産を行う生産計画に対応し、より最適な位置に割込生産Xnを挿入することができる。
また、割込生産計画の決定処理では、挿入候補ごとに算出された前後段取り替え時間、割込生産時間、増加時間、割込後時間などに基づいて一の挿入候補を選択するものとした(S361)。さらに、例えば割込生産Xnの生産期限Tlに対する余裕度を挿入候補ごとに算出し、この算出結果に基づいて一の挿入候補を選択するようにしてもよい。電子部品実装装置10を備える生産ラインにおいては、種々の原因により生産が一時的に停止することがある。そのため、効率的な割込生産計画であっても生産期限Tlの間際に割込生産Xnが終了する計画の場合には、一時的な停止による影響が懸念される。そこで、上記のように、生産期限Tlに対する余裕度に基づいて一の挿入候補を選択することで、効率的で且つ割込生産Xnの生産期限Tlに対して余裕を持たせることができる。
10:電子部品実装装置
11:ベース、 12:コンベア、 13:Xスライドガイド
14:Xスライド体、 15:装着ヘッド、 16:スロット
17:部品フィーダ、 18:ノズル、 19:ノズルステーション
30:回路基板
40:決定装置
41:挿入候補検索部、 42:前後段取り替え時間算出部
43:割込生産時間算出部、 44:増加時間算出部
45:生産計画決定部、 46:記憶部、 147:割込後時間算出部
50:入力機器

Claims (7)

  1. 電子部品を収容する複数の部品フィーダと、前記電子部品に対応するノズルと、前記ノズルを装着し回路基板に対して相対的に移動可能に設けられた装着ヘッドと、を備える電子部品実装装置を用いて、
    複数種類の前記回路基板のそれぞれに前記電子部品を実装して複数種類の電子回路製品の生産を行う生産計画の決定方法において、
    前記生産計画には、複数のスロットにそれぞれ設置する前記部品フィーダ、ノズルステーションに設置する前記ノズル、前記装着ヘッドに装着される前記ノズル、および前記電子部品実装装置に着脱可能に設けられる前記装着ヘッドのうち少なくとも一つを対象として、各生産に対応した段取り替えが含まれ、
    複数種類の前記電子回路製品の初期生産計画において別の前記電子回路製品の割込生産を行う際に、前記初期生産計画のうち前記割込生産を挿入可能な挿入候補を検索する挿入候補検索工程と、
    前記挿入候補に前記割込生産を挿入した場合における当該割込生産の前後の段取り替えに要する前後段取り替え時間を、当該挿入候補の前後の生産および前記割込生産に基づいて、検索された前記挿入候補ごとに算出する前後段取り替え時間算出工程と、
    それぞれの前記挿入候補に対する前記前後段取り替え時間に基づいて一の前記挿入候補を選択し、前記初期生産計画において選択された前記挿入候補に前記割込生産を挿入して前記生産計画を決定する生産計画決定工程と、
    を備える生産計画の決定方法。
  2. 前記挿入候補に前記割込生産を挿入した場合における当該割込生産に要する割込生産時間を、当該挿入候補の前の生産および前記割込生産に基づいて、検索された前記挿入候補ごとに算出する割込生産時間算出工程をさらに備え、
    前記生産計画決定工程は、それぞれの前記挿入候補に対する前記割込生産時間に基づいて一の前記挿入候補を選択する請求項1の生産計画の決定方法。
  3. 前記初期生産計画における前記挿入候補の後の生産に対応した段取り替えに要する時間と当該挿入候補における前記前後段取り替え時間の増加時間を、検索された前記挿入候補ごとに算出する増加時間算出工程をさらに備え、
    前記生産計画決定工程は、それぞれの前記挿入候補に対する前記増加時間に基づいて一の前記挿入候補を選択する請求項1または2の生産計画の決定方法。
  4. 前記挿入候補に前記割込生産を挿入した場合における当該挿入候補以降の段取り替えおよび生産に要する割込後時間を、初期生産計画および前記割込生産に基づいて、検索された前記挿入候補ごとに算出する割込後時間算出工程をさらに備え、
    前記生産計画決定工程は、それぞれの前記挿入候補に対する前記割込後時間に基づいて一の前記挿入候補を選択する請求項1〜3の何れか一項の生産計画の決定方法。
  5. 前記挿入候補検索工程は、前記初期生産計画および前記割込生産に設定された生産期限に基づいて前記挿入候補を検索する請求項1〜4の何れか一項の生産計画の決定方法。
  6. 前記生産計画には、複数の前記電子部品実装装置を用いた複数の生産ラインによる前記電子回路製品の生産が含まれ、
    前記挿入候補検索工程は、それぞれの前記生産ラインに対して決定されている複数の前記初期生産計画のうち前記割込生産を挿入可能な前記挿入候補を検索する請求項1〜5の何れか一項の生産計画の決定方法。
  7. 電子部品を収容する複数の部品フィーダと、前記電子部品に対応するノズルと、前記ノズルを装着し回路基板に対して相対的に移動可能に設けられた装着ヘッドと、を備える電子部品実装装置を用いて、
    複数種類の前記回路基板のそれぞれに前記電子部品を実装して複数種類の電子回路製品の生産を行う生産計画の決定装置において、
    前記生産計画には、複数のスロットにそれぞれ設置する前記部品フィーダ、ノズルステーションに設置する前記ノズル、前記装着ヘッドに装着される前記ノズル、および前記電子部品実装装置に着脱可能に設けられる前記装着ヘッドのうち少なくとも一つを対象として、各生産に対応した段取り替えが含まれ、
    複数種類の前記電子回路製品の初期生産計画において別の前記電子回路製品の割込生産を行う際に、前記初期生産計画のうち前記割込生産を挿入可能な挿入候補を検索する挿入候補検索部と、
    前記挿入候補に前記割込生産を挿入した場合における当該割込生産の前後の段取り替えに要する前後段取り替え時間を、当該挿入候補の前後の生産および前記割込生産に基づいて、検索された前記挿入候補ごとに算出する前後段取り替え時間算出部と、
    それぞれの前記挿入候補に対する前記前後段取り替え時間に基づいて一の前記挿入候補を選択し、前記初期生産計画において選択された前記挿入候補に前記割込生産を挿入して前記生産計画を決定する生産計画決定部と、
    を備える生産計画の決定装置。
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