JP5769531B2 - 切削チップおよび切削工具 - Google Patents

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Description

本発明は、ホルダに取り付けて切削加工する切削チップおよび切削工具に関する。
ホルダに取り付けて切削加工する切削チップが広く用いられているが、複雑な形状の加工や精密加工に際しては、頂角が鋭角なISO規格の切削チップ(例えば、頂角が35°の上面視ひし形形状のVタイプ等)が用いられている。しかしながら、急勾配のテーパ面の加工や複雑な倣い加工においては、チップが被削材に干渉して加工できないといった問題があった。そのため、頂角が25°とさらに鋭利なチップが市販されているが、このような切刃が鋭利な切削チップは焼成によって変形が非常に大きくなりやすく、歩留まりが悪くなりやすいという問題がある。また、使用上においても、その頂角に対応したホルダを別途購入する必要があり、不経済であるという不具合があった。
一方、特許文献1では、六角形の固定部と、この固定部から延在して形成された支持部と、該支持部にロウ付け等によって支持される加工用チップとを有し、固定部側面の開き角よりも支持部および加工用チップの開き角が小さい切削工具が開示されている。
特開2007−044785号公報
しかしながら、特許文献1のように固定部に延在して支持部と加工用チップを形成した形状では、支持部の存在によって加工が複雑になるとともに加工用チップを複数設けることはできないという問題があった。
本発明は、倣い加工等の複雑な形状の加工が可能であるとともに、歩留まり良く安定した製造ができ、かつ汎用のホルダが使用可能な切削チップおよび切削工具を提供することにある。
本発明の切削チップは、上面視で頂角が55°以下の略ひし形をなす板状であり、ISO規格に準拠した形状のチップ本体と、該チップ本体の複数の角部それぞれにロウ付けされる切刃部とを有するとともに、前記チップ本体の前記切刃部がロウ付けされる角部の頂角よりも、前記切刃部の頂角が鋭角となるように前記切刃部の先端が前記チップ本体から突出している。
本発明の切削チップは、切刃部の頂角が鋭角なので倣い加工等の複雑な形状の加工が可能であるとともに、チップ本体は先端がさほど鋭角でないので焼成によって変形しにくく、歩留まり良く安定した製造ができる。また、チップ本体はISO規格に準拠した形状からなるので、汎用のホルダが使用可能で経済的である。
本発明の切削チップの一例を示し、(a)斜視図、(b)切刃部を除いてチップ本体を上面から見た投影図、(c)切刃部をチップ本体にロウ付けした状態で上面から見た投影図、(d)側面図である。 本発明の切削チップの変形例を示し、(e)切刃部が4つ形成された形態の側面図、(f)切刃部の先端がチップ本体の角部に対して斜めに配置された形態を上面から見た投影図である。 図1の切削チップをホルダに装着した切削工具の一例について、(a)上面視図、(b)側面図である。
以下、図1を用いて、本発明の一実施態様である切削チップ(以下、チップと称す。)1について説明する。図1は本発明の切削チップの実施態様例についての(a)斜視図、(b)切刃部を除いてチップ本体を上面から見た投影図、(c)切刃部をチップ本体にロウ付けした状態で上面から見た投影図、(d)側面図である。
図1のチップ1は、上面視で頂角が55°以下の略ひし形をなす板状からなるISO規格に準拠した形状のチップ本体2と、チップ本体2の複数の角部それぞれにロウ付けされる切刃部3とを有している。ここで、チップ本体2は、ISO規格のD、Vで表わされる主面がひし形形状の板状をなし、頂角はそれぞれ55°、35°である。中でも、切刃部3のロウ付け面積が広くできるV型であることが望ましい。なお、図1(d)によれば、切刃部3はチップ本体2の上面の2つのコーナーにロウ付けされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、図2(e)の切刃部が4つ形成された形態の側面図のように、チップ本体2の下面側にもロウ付けされて4つの切刃部3’を有するものであってもよい。
ここで、図1(b)(c)によれば、チップ本体2の切刃部3がロウ付けされる角部4の頂角θよりも、切刃部3の頂角θが鋭角(θ>θ2)となるように切刃部3の先
端5がチップ本体2から突出している。この構成によって、倣い加工等の複雑な形状の加工が可能であるとともに、切削チップ1は先端がさほど鋭角でないので焼成によって変形しにくくて歩留まり良く安定した製造ができる。また、チップ本体2はISO規格に準拠した形状からなるので、図3の切削チップ1をホルダに装着した切削工具の一例に示すように、汎用のホルダ10が使用可能で経済的である。
また、チップ本体2の頂角θが55°以下の角部4に第1のノーズR(曲率半径:r)が形成されているとともに、切刃部3には第1のノーズR(曲率半径:r)よりも大きい第2のノーズR(曲率半径:r)(r<r)が形成されている。これによって、チップ本体2の角部4を切刃部3の先端5にできるだけ近づけることができ、ロウ付けされる切刃部3のロウ付け強度が高くなる。
さらに、切刃部3の側面は、チップ本体2にロウ付けされる拘束面3a以外が焼成後研磨しない焼き肌面からなることが、製造コストを抑えることができる点で望ましい。
また、チップ本体2は切刃部3よりも低硬度の素材からなることが、製造コストを抑えることができるとともに、チップ本体2を容易に複雑な形状の加工ができる点で望ましい。なお、チップ本体2は鋼または合金鋼等の金属にて構成され、切刃部3は超硬合金やサーメット等の硬質合金にて構成されることが、性能とコストの両立の関係で望ましい。硬質焼結体としては、超硬合金、サーメット、セラミックス、ダイヤモンドおよびcBNが好適に適用可能であり、金属または合金鋼としては、高速度鋼や焼入鋼も好適に適用可能である。一方、ロウ付け用合金は、Ti−CuやTi−Cu−Ag系合金であると接合強度を高めることができる。特に、活性金属であるTiを含有する活性ロウ付け用合金を用いた場合には高い接合強度でロウ付けできる。
さらに、図2(f)の切刃部の先端がチップ本体の角部に対して斜めに配置された形態を上面から見た投影図に示すように、切削チップ1’はチップ本体2の角部に対して切刃部3が斜めにロウ付けされたものであってもよい。この形態によればより複雑な形状に切削加工することができる。
1 チップ
2 チップ本体
3 切刃部
3a 側面の拘束面
4 角部
θ チップ本体の角部の頂角
θ 切刃部の頂角
5 先端
10 ホルダ

Claims (5)

  1. 上面視で頂角が55°以下のひし形をなす板状でありISO規格に準拠した形状のチップ本体と、該チップ本体の前記頂角が55°以下の複数の角部それぞれにロウ付けされる切刃部とを有するとともに、前記チップ本体の前記切刃部がロウ付けされる角部の頂角よりも、前記切刃部の頂角が鋭角となるように前記切刃部の先端が前記チップ本体から突出している切削チップ。
  2. 前記チップ本体の前記頂角が55°以下の角部に第1のノーズRが形成されているとともに、前記切刃部には前記第1のノーズRの曲率半径よりも大きい曲率半径を有する第2のノーズRが形成されている請求項1記載の切削チップ。
  3. 前記切刃部の側面は、前記チップ本体にロウ付けされる拘束面以外が焼き肌面からなる請求項1または2記載の切削チップ。
  4. 前記チップ本体は前記切刃部よりも低硬度の素材からなる請求項1乃至3のいずれか記載の切削チップ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか記載の切削チップをホルダに装着した切削工具。
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