JP5768190B2 - 外側の螺旋状コードを有する歯内ヤスリ - Google Patents

外側の螺旋状コードを有する歯内ヤスリ Download PDF

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Description

本発明は、電動式歯科用ハンドピースによる回転に適した歯内ヤスリに関する。
本出願人の名において、特許文献1に対応する「Endodontic device and method of utilizing and manufacturing same」と題された特許文献2は、歯根管を掃除し、ヤスリがけし、リーマ(ream)するための歯内デバイスを開示する。当該デバイスは、1つ以上の金属製の可撓な素線(strand)を含む。当該1つ以上の金属製の可撓な素線は、縁部、作業部、連結部及びこれに接続される結合頭部を有する。ワイヤ素線は、研磨粒子が埋め込まれたバインダの薄層で作業部に沿ってコーティングされている。特許文献2によって開示されたヤスリでは、可撓性を有する長手方向の素線は、その外表面が活動的な(active)ヤスリがけ表面として機能するように構成されている。
この公報に記載された発明は、一連の改善の先駆けとなった。そのいくつかは、「Endodontic File」と題された特許文献3及び「Rotary Endodontic File with Frictional Grip」と題された特許文献4に記載されている。
これら両方の公報に共通するのは、少なくとも1つのコードと、当該コードの少なくとも大部分に巻かれた螺旋状ワイヤとを有し、かつ研磨用の外表面を有する歯科用器具とともに使用される歯内ヤスリである。特許文献4では、取っ手は、摩擦のみによりハンドピースにおいて把持されるように適している。これは、歯内ヤスリが歯根管の内側でひっかかっても、歯内ヤスリの破損を防止するのに役立つ安全クラッチとして作用する。なぜなら、ドリルを回転させるのに必要な力がクラッチの摩擦を超えると、道具はもはや回転できないからである。
いくつかの従来技術の歯内ヤスリでは、中心コードを非常に堅くし、その結果、内側コードが、歯根管処置中に意図せずに歯根管の側壁を貫通しかねないことが知られている。
特許文献4では、取っ手は、図2に最もよく示されるように、ヤスリ部分とは別に、中空孔を有して形成され、ヤスリ部分の上端部は、中空孔内で結合されている。図7にはっきりと示されるように、ヤスリ部分の中心コードは、螺旋状コイルの内径よりわずかに小さな直径を有し、それによって、螺旋状コイル内で自由に摺動する。これは、取っ手の取り付け前に、図2及び図3に示すように、例えばコードの端部の周りに螺旋状ワイヤを2、3回緊密に巻くことによって、螺旋状コイルの上端部をコードの端部に固定的に取り付けることを必要とする。さらに、図2及び図3に最もよく示されるように、中心コードは、螺旋状ワイヤから前方に、歯内ヤスリの作業端部または先端に向かって、長さ3〜6mm分突出している。ヤスリの先端における中心コードは、小球を形成するように処理されて、それによって、ヤスリの先端が、図5に示すような予め形成された空洞を通ってヤスリを案内するためのもぐらの鼻のようなガイドとして機能する。しかしながら、コードの小径は、典型的には0.2〜0.3mm、及びその相対剛性により、歯窩の壁を通ってヤスリを進入させる。
研磨面を形成する従来のアプローチは、特許文献3に記載されるようなものである。ここでは、研磨層は研磨粒子を含有するバインダからなり、次いでヤスリの外表面にコーティングされる。このようなヤスリの使用中に、小さな研磨粒子がバインダから分離し、歯根管内で外れたりしかねないことが分かった。このことは、言うまでもなく好ましくない。
イスラエル特許出願第171705号 米国特許出願第20070099149号 国際出願公開第WO2008/102352号 国際出願公開第WO2011/104705号
本発明の異なる態様によれば、請求項1の特徴を有する歯内ヤスリ及び方法が提供される。
いくつかの実施形態では、供給ステーションから前記中心コードを連続的に引っ張り出し、前記中心コードが引っ張り出されるにつれて前記中心コードの周りに前記螺旋状コードを巻くことによって、前記中心コードと前記螺旋状コードとは連続処理において一緒に形成される。複数の別個の一体構造を形成するために、前記中心コードと周辺の螺旋状コードとを予め決められた時間間隔で切断する工程であって、前記複数の別個の一体構造の各々には、その後、それぞれの取っ手が取り付けられる。しかし、本発明はまた、前記中心コードと前記螺旋状コードとを別々の段階で独立して形成し、予め形成される中心コードに1つ以上の螺旋状コードを組み合わせることも企図している。
本発明のいくつかの実施形態では、前記螺旋状コードは、外表面が研磨される単一の螺旋状の巻線を含む。いくつかの実施形態では、管において処置を行うのに所望の可撓性に従った0.12〜0.22mmの範囲の直径の高い可撓性を有するコアに前記螺旋状コードが巻かれており、前記螺旋状コードは、狭い直径(典型的には0.12〜0.20mm)を有するワイヤの内側の螺旋状の巻線を含む。前記内側の螺旋状の巻線の周りには、管において処置を行うのに所望の可撓性に従ったより大きな直径(典型的には0.15〜0.50mm)を有するワイヤの外側の螺旋状の巻線が巻かれている。ヤスリは、先端に向かって外側の螺旋状の巻線を除々に外すように、取っ手から先端にかけてテーパされるが、内側の巻線はそのままである。同様に、最も広い位置における螺旋状の巻線の外経は、最も広い開口部の歯腔から物質を取り除くのに十分な力を提供するのに十分であるべきである。その結果、外側の巻線が完全にそのままである取っ手付近の螺旋状コードの直径は、コアの直径+2×(内側の巻線の直径)+2×(外側の巻線の直径)に等しい、つまり、少なくとも0.16+0.32+0.6=1.08mmであり、高い可撓性をも提供する。螺旋状コードの外表面は、研磨されて、均一の長い表面を形成し、当該表面は、その後研磨されて、歯根管内のヤスリの1回又は2回の通過で円錐状のチャンネルが作成されることを容易にする。
本発明を理解し、それが実際にどうのように実施され得るかを知るために、ほんの非限定的な例として、添付の図面を参照して実施形態を説明する:
図1は、本発明の一実施形態に係る歯内ヤスリの絵で表した断面図である。 図2aは、本発明の実施形態に係る歯内ヤスリの絵で表した正面図である。 図2bは、図2aのB−B線を通る歯内ヤスリの断面図である。 図3aは、従来技術のNi−Tiの歯内ヤスリの変形を示す絵で表した図ある。 図3bは、本発明の実施形態に係る螺旋状の巻線の二重層を有する歯内ヤスリの実施形態の変形を示す絵で表した図である。 図4aは、本発明の実施形態に係る歯内ヤスリの絵で表した正面図である。 図4bは、図4aの歯内ヤスリの断面図である。 5aは、本発明の実施形態に係る歯内ヤスリの絵で表した正面図であり、5bは、5aの歯内ヤスリの断面図である。 図6aは、従来技術の歯内ヤスリの螺旋状の巻線の詳細を示す絵で表した表現である。 図6bは、本発明の実施形態に係る歯内ヤスリの螺旋状の巻線の詳細を示す絵で表した表現である。 図7aは、本発明の実施の形態に係る歯内ヤスリの絵で表した正面図である。 図7bは、図7aに示す歯内ヤスリの断面図である。
以下のいくつかの実施形態の記載では、複数の図面に現れる又は同じような機能を共有する同一の構成要素は、同一の参照符号によって参照される。
図1は、予め決められた回転方向に、典型的には時計回りに回転するように構成された電動式ハンドピース(図示せず)に取り付けるように適した取っ手11を含む歯内ヤスリ10の断面図である。歯内ヤスリ10は、例えば、ステンレス鋼などの適切な金属材料の複数の素線14から形成される中心コード13を有する複数の素線14の周りには、コードの第1の端部16と、ヤスリの先端17を構成するコードの反対側の第2の端部との間を予め決められた回転方向に、螺旋状コード15が巻かれている。これにより、歯根管内で歯内ヤスリの回転中に螺旋状コード15と中心コード13との接触を保持する一体構造18が形成される。一体構造18は、取っ手11によってその第1の端部16において支持されており、中心コード13は、先端17において螺旋状コード15からわずかに露出している。典型的には先端17は、長さ0.5mmまで露出している。
結果得られた構造の可撓性を変化させるために、螺旋状に巻かれたコイル状のコード15のピッチを変化させることができる。具体的には、螺旋がより密接に巻かれれば巻かれるほど、ヤスリはより可撓になり、その逆も然りである。ヤスリが取っ手11から突出している所ではより高い剛性が要求される。図2aに示すように、この端部に向かって螺旋状コードのピッチが増える。先端17に向かって、高い可撓性が望ましく、隣接するコイルが連続するようにピッチが減る。
螺旋状コード15の外表面20は、歯根管内で歯内ヤスリが予め決められた方向に回転した際に、歯根管の壁から物質を除去するように構成されている。これは、螺旋状ワイヤの外表面20を処理して、研磨面を形成することによって行うことができる。追加的に又は代替的に、図2aに見られるように、螺旋状コード15の外表面にわたって、溝付きチャンネル21を長手方向に切り取り、図2bに示される鋭利な角部22を有する平坦な表面を形成してもよい。当該平坦な表面は、歯内ヤスリが歯根管の内側で回転するとき切れ刃として作用する。溝付きチャンネル21は、回転方向とは反対の向きで切り取られており、それによって、ヤスリの使用中に、歯の残留物が溝付きチャンネルを介して歯根管から除去される。
以下でより詳細に記載されるように、中心コードは、ステンレス鋼などの適切な金属材料の複数の撚り素線から典型的には形成される。いくつかの実施形態では、取っ手11は、一体構造18に直接的に射出成型又は圧着嵌合され、螺旋状に巻かれたコード15によって固定される。螺旋状に巻かれたコード15は、取っ手が固まった又は硬化したときには、取っ手に形成された相補的な溝と連動する。取っ手11は、弾性材で形成されてもよく、当該弾性材は、摩擦のみにより電動式ハンドピースのチャックによって把持されるように適しており、それによって、上述したように、弾性材は、歯内ヤスリが歯根管の内側でひっかかっても、歯内ヤスリの破損を防止するのに役立つ安全クラッチとして作用する。
上記の構成により、螺旋状コード15は、摩擦のみによって中心コード13に結合され、それによって、中心コードは、螺旋状ワイヤよりも寸法が小さく、当該螺旋状ワイヤは、取っ手の中空孔内に挿入される前に、取っ手の端部において中心コードに固定又は結合されてなくてはならないような国際出願公開第WO2011/104705号において必要とされるようなねじることといったさらなる固定の必要性をなくすことこができる。本発明のいくつかの実施形態によれば、中心コードの周りに螺旋状ワイヤを非常に緊密に巻くことによって、それらが一緒になって、分離できない一体構造を形成するので、このさらなる製造工程が回避される。さらに、成型された取っ手は、螺旋状ワイヤの周囲に相補的な溝を形成するので、一体構造は、さらなる結合やねじりを必要とせずに取っ手内にしっかりと保持される。他の実施形態によれば、螺旋状ワイヤは、螺旋状の巻線と中心コアとの間にいくらかの最小限の遊びを残すのに十分にゆるく巻かれている。この遊びは、螺旋状の巻きの歯の根管の内部表面に対する螺合作用により、実際の使用中には低減される。
ヤスリ10に加えられる力は、2つの成分に分けられる。
1.ヤスリの可撓性及び10〜12,000RPMに達する遠心力によって管壁に圧力を加える水平成分。
2.根尖狭窄部に向かってヤスリを前方に押す垂直成分。
ヤスリの可撓性並びに当該2つの力成分により、ヤスリは管の楕円形にうまく適合できることが実践において分かった。
図3aは、従来技術のNi−Tiの歯内ヤスリの変形を示す絵で表した図である。示されるように、ヤスリの先端のみが、変形の影響を受けやすく、その時でさえ、曲げの程度は最小限である。これとは対照的に、図3b及び図3cは、強度を損なうことなく、かつ特に重要なのことには、ヤスリが取っ手から突出している位置(最も弱い所)における破損のリスクなしに、本発明に係るヤスリを鋭く曲げることができることを示す。
実用化した一実施形態では、中心コード13は、各々が0.12〜0.22mmの直径を有する複数の素線を含み、螺旋状コード15は、ピッチを変えて中心コードに直接巻かれた0.15〜0.50mmの直径を有するワイヤから形成された。一実施形態では、同様の直径の単一のワイヤの周りに0.12〜0.22mmの直径の複数の素線をヤスリの回転方向にねじって中心コードを構成した。別の実施形態では、0.14〜0.18mmの直径の単一のワイヤの周りに0.12〜0.22mmの直径の複数の素線をヤスリの回転方向とは反対方向にねじり、続いて、さらに12のさらなる素線をヤスリの回転方向にねじることによって中心コード13を形成した。
螺旋状コード15の外表面20は、活動部分23を形成するように研磨されており、ここでは、螺旋状コード15の隣接するコイルは、活動部分23から先端17まで連続的となり、典型的には4〜15mmの長さを有する円錐台形部分を形成する。ヤスリの全長は、典型的には約23〜35mmであるので、活動部分23は、最大でヤスリの約3分の1の長さである。図1及び図2aに見られるように、活動部分23は、断面で台形を形成し、その両側は、ヤスリの対向する縁部によって構成され、その上縁部は、研磨前のヤスリの直径である。円錐形部分の長さとその直径との関係は、このようにして、先端の頂角を決定する。コアの直径はまた、作業端におけるヤスリの寸法を決定する。図1において最もよく見られるように、活動部23の上縁部におけるヤスリの直径は、中心コードの直径と、螺旋状コード15の直径を2倍にしたものを足し合わせたものに等しい。なぜなら、螺旋状コード15の一巻きが、中心コードの両側のヤスリの全幅に足されるからである。これらの寸法は、円錐形のテーパを形成する前のヤスリに関連していることに留意すべきである。先端において螺旋状コアが十分な耐久性を有するためには、先端の最も狭い位置における壁の厚さは、0.04mm以上であることが所望される。その結果、先端における中心コードの直径は、0.12mmである場合には、完全な一体構造の外径は、0.2mm以上になることになる。
ヤスリの露出領域の約3分の2に相当する活動領域は、典型的にはヤスリの回転中に、高圧で小さな金属粒子を噴霧することによって作成された粗い凹凸面で覆われている。ヤスリが使用中に高速で回転するとき、この凹凸面は、象牙質の表面を研磨する。金属粒子の大きさは、22〜32メッシュの範囲であってもよい。
ヤスリが取っ手から突出している位置においてヤスリを破損のリスクにさらすことなく可撓性を高めるために、一体構造が取っ手から突出している領域において、ヤスリの曲げを制限するための補強部をさらに設けてもよい。図3bでは、当該補強部は、取っ手の付近で一体構造の上部に螺旋状に巻かれているワイヤ25である。
図4aは、絵で表した正面図である。図4bは、図1及び図2aに示されるものと同様の、別の実施形態に係る歯内ヤスリの断面図であるが、その取っ手11は、一体構造の上部を覆うスリーブ26と一体的に成型されている。スリーブ26は、取っ手によって支持される補強部を構成し、一体構造の上部を覆っている。スリーブ26は、その下端部では、歯根管に進入するのに十分に狭くなるようにテーパされ、寸法決めされている。頂点ロケータを使用するときに短絡を回避するための目的で、歯内ヤスリの上端部に絶縁スリーブを設けることが知られている。そのような一例は、米国特許出願第2003/0064347号に示されており、0.02mm〜0.04mmの壁厚の薄い非導電性スリーブを有し、当該薄い非導電性スリーブは、導電性シャンクを囲み、当該導電性シャンクに沿って長手方向に延びている。しかしながら、非導電性スリーブは、一定の壁厚を有する(この壁厚は、取っ手に近接した領域において薄すぎるので支持を提供できない)ので、補強を提供しないことに留意すべきである。本発明では、スリーブ26は、壁厚が、薄い端部における約0.03mmから、スリーブ26が取っ手によって支持される0.3mmにわたる円錐形の断面を有する。この厚さにより窩開口部付近のヤスリを補強し、その結果、破損のリスクを大幅に減少させてスリーブ26を曲げることができる。外側の螺旋状の層が取っ手によって支持され、同様の補強を提供する二重螺旋状のコアを有するこれらの実施形態において、これはまた、当然当てはまる。ヤスリの作業端を大きく曲げる鋭角で歯根管が湾曲しているときでも、細い先端17により、ヤスリは歯根管の狭端部に達することができる。これは、以下により可能になる:
・ヤスリの円錐台形状の先端の小さな直径及び高い可撓性;
・ハンドピースを介して垂直方向に力が加えられることにより、進入の延長を実現するヤスリの残りの部分の段階的剛性;
・高速(5000〜15000rpm)であっても、その変形した形状を維持する能力;
・ガッタパーチャを用いてシールするのにとりわけ適した円錐状の管構造を形成しながら歯根管の内壁を研磨する能力;
・歯根管の用意を整えている間に連続したヤスリがけの合間に流体洗浄(fluid irrigation)によって溝付きチャンネル21を介して歯根管から歯の残留物を除去するとともに、それが根尖狭窄部内に押し込まれたり、根尖狭窄部内でパックされたりすることを防止する能力。
上述した実施形態では、螺旋状コードは、外表面が研磨されている単一の螺旋状の巻線を含む。しかしながら、図5(5a及び5b)に示される別の実施形態によれば、螺旋状コード15は、上述したように細径ワイヤの内側の螺旋状の巻線30を含んでもよい。内側の螺旋状の巻線30の周りには、より大きな直径のワイヤ、典型的には0.25〜0.50mmの外側の螺旋状の巻線31が巻かれている。このような実施形態では、外側巻線31は、取っ手によって支持される補強部を構成し、一体構造の上部を覆っている。ここでもまた、外側層は、その下端部では、歯根管に進入するのに十分に狭くなるようにテーパされ、寸法決めされている。いくつかの実施形態では、外側層は、回転方向と反対方向に巻かれ、窩の内壁から除去された残骸を歯根管の外へ運ぶように機能する。内側の螺旋状の巻線30が巻かれている中心コードの直径は、0.12〜0.22mmと小さい、つまり、図1及び図2に示す実施形態のものよりも大幅に小さい。外側の螺旋状の巻線31は、螺旋状ワイヤの厚さ(0.25mm〜最大0.50mm)に対して少なくとも1.1mmのより大きな直径を有するので、ヤスリの可撓性を大幅に向上させる。
図6aは、従来技術の歯内ヤスリの螺旋状の巻線の詳細を示す絵で表した表現である。なお、右側円筒状の断面を有する中心コード33に螺旋が巻かれていることがわかる。これは、螺旋溝が等しい直径を有する高速ドリルビットと原則的には同様である。ヤスリが歯根管内にさらに進入し、より多くの量の残骸が除去されるにつれて、螺旋溝の直径が増大し、それによって残骸の除去がより効果的になることがわかる。これが実践において意味することは、ヤスリの先端が歯根管に進入し始め、わずかな量の物質しかが除去されないとき、先端の螺旋溝は最小長であるが、歯根管の外へ少量の歯の残骸を運ぶのには十分である。歯内ヤスリがさらに進入するについて、より多くの量の残骸が除去されるが、螺旋溝の大きさも増大し、故に螺旋溝は引き続き、残骸を除去するための効果的な導管のままである。しかしながら、中心コードの直径は、一定のままであるので、中心コードは、その長さ全体にわたって等しい大きさの機械的支持をもたらす。これは、歯根管の解剖学的特徴によって与えられる応力を受け入れるのに十分でないかもしれない。一体構造の外径が中心コードの直径に対して増大するにつれて、空洞によって印加される増加したトルクによって強いられる疲労に耐性するヤスリの能力が小さくなる。
図6bは、本発明の実施形態に係る歯内ヤスリの螺旋巻きの詳細を示す絵で表した表現である。この場合、螺旋状コード15は、円錐状の断面の中心コード34に巻かれる。従って、35として示される螺旋溝の直径は、ヤスリの幅が増大するにつれて増大する。その結果、溝の深さが増大する際に、中心コアの直径が同様に増大し、それによって疲労に対してより高い耐性をもたらす中心コアにて溝は支持されたままである。
図7a及び図7bはそれぞれ、図5(5a及び5b)に示す実施形態の僅かな変形例による歯内ヤスリ10の絵で表した正面図及び断面図である。歯内ヤスリ10は、予め決められた回転方向に、典型的には時計回りに回転するように構成された電動式ハンドピース(図示せず)に取り付けるように適した取っ手11を含む。歯内ヤスリ10は、中心コード13を有する。中心コード13は、適切な金属材料の複数の素線から形成することができる。複数の素線の周りには、コードの第1の端部16と、ヤスリの先端17を構成するコードの反対側の第2の端部との間を予め決められた回転方向に、螺旋状コード15が巻かれている。これにより、歯根管内で歯内ヤスリの回転中に螺旋状コード15と中心コード13との接触を保持する一体構造18が形成される。図中において矢印で示されていないが、一体構造18は取っ手11内にまで延び、取っ手11によってその第1の端部16において支持されていることに留意されたい。図1の実施形態とは異なり、中心コード13は、先端17において螺旋状コード15によって隠されている。螺旋状コード15は、内側層30及び外側層31を含む螺旋状に巻かれたワイヤの二重層で形成される。内側層30及び外側層31はともに、金属材料で形成され、外側層は、内側層より大きな直径のワイヤを有する。先端17は、歯根管の中を歯内ヤスリを移動させる際のナビゲータとして機能する鋭い先端を形成するように面取りされている。
ヤスリのすべての露出領域は、高圧で小さな金属粒子を噴霧することによって作成された粗い凹凸面で覆われている。ヤスリが高速で回転するとき、この凹凸面は、象牙質の表面を研磨する。先端17を面取りした後に凹凸面が形成される場合、先端17は、研磨材ともなる。この場合、先端は、「活動的」であり、患者の歯根管の中を歯内ヤスリを案内し、かつその内壁を切断するように機能する。あるいは、凹凸面は、先端17を面取りする前に、形成されてもよい。この場合、先端17は、研磨材ではなく、患者の歯根管の中を歯内ヤスリを案内するためだけに機能する。
前述の説明は、相互に独立しており、故に異なるヤスリにおいて組み合わせることができるいくつかの特徴を説明していることが理解される。添付の特許請求の範囲に包含されるような全てのこのような組み合わせは、それらが別々に記載されているかのように、本発明の一部と考えられるべきである。従って、一例として、図5の5a及び図7aに示されかつ記載されるヤスリは、二重層からなる螺旋状コードを有し、その研磨外表面は、高圧で小さな金属粒子を噴霧することによって作成することができるが、これらの2つの特徴機能は互いに独立している。従って、図1に示す実施形態は、螺旋状コードは、二重層を利用しないが、それでもこの技術を用いて粗面化した質感(texture)を設けることができる。一方で、外表面は、研磨粒子を含有するバインダからなる研磨層を被覆することによって研磨材とすることができ、これは、それ自体は新規でないが、新規であると考えられる本発明の他の特徴と組み合わせて使用することができる。
また、本発明のすべての実施形態では、中心コードが可撓であることが重要であることにも留意すべきである。所望の可撓性は、典型的には、複数の素線のワイヤを使用して達成される。しかしながら、十分な可撓性の単一ワイヤ又はケーブルを代わりに用いることができる。
本発明に係るヤスリの構成により、合理的なプロセスでヤスリを大量に製造することができる。ここでは、中心コードと螺旋状ワイヤとは一緒に形成されて、連続する長さの物質を生成し、これをその後分割することができる。これは、螺旋状コードと中心コードとが別々に形成され、その後組み合わせられなければならない国際出願公開第WO2011/104705号に記載のヤスリを製造するためのプロセスを大幅に改善する。本発明により、このような組み合わせの必要性をなくすことができる。
本発明によれば、上述した種類の歯内ヤスリを製造するための方法は、歯根管内で歯内ヤスリの回転中に螺旋状ワイヤと中心コードとの緊密な接触を保持する一体構造を形成するように、中心コードの周りに予め決められた回転方向でワイヤを緊密かつ螺旋状に巻くことを含む。所望の場合には、螺旋状ワイヤを巻いている間に中心コードを引っ張り出す速度を変化させ、それによって、螺旋巻きのピッチを変化させてもよい。その後、必要な長さの一体集積構造に対して、電動式ハンドピースに取り付けるように適した取っ手11を固定的に取り付ける。螺旋状ワイヤの外表面は、歯内ヤスリが歯根管内で予め決められた方向に回転した際に、歯根管の壁から物質を除去するように構成されている。
螺旋状ワイヤを巻くやり方は、供給ステーションから連続的にコードを引っ張り出して、コードが引っ張り出されるにつれてコードの周りにワイヤを螺旋状に巻くことにより、連続する長さの一体構造を形成することを含む。コードと、螺旋状に巻かれたワイヤとは、その後、複数の別個の一体構造を形成するために、予め決められた時間間隔で切断される。複数の別個の一体構造の各々には、その後、それぞれの取っ手が取り付けられる。各ヤスリの先端の中心は、滑らかかつ非活動的(passive)であり、丸い先端を有する。いくつかのアプローチによれば、これは、先端付近のヤスリの外表面を研磨した後に行ってもよい。この場合、先端を形成するためにヤスリの端部を面取りすることは、研磨面を有さない先端をもたらすことになり、故にナビゲータとしてのみ機能する。代替的なアプローチによれば、ヤスリが最初に成形され、次いで外表面が研磨されてもよい。この場合、先端はまた、研磨材であり、切断を行うことができる。その後、典型的には一体構造に取っ手を射出成型又は圧着嵌合することによって、取っ手を各ヤスリに固定的に取りつける。
本発明の新規な特徴は、以下のものを含む:
・中心コードと螺旋状コードとの組み合わせにより、単一の一体化しかつ高度に可撓な構造を形成する。その構成部分の各々のそれぞれの特徴は、互いに相補し、歯内ヤスリの形状をとることを歯根管に強制させることなしに(ニッケル−チタン(NiTi)の歯内ヤスリでは、その可撓性はヤスリのまさに先端のみに限定されるので、当該強制が頻繁に起こる)、歯根管の解剖学的構造を維持しながら、2〜5の歯内ヤスリのセットを使用して歯根管を安全かつ効果的に仕上げることができる。歯内ヤスリの直径と、螺旋巻きのピッチ及び円錐角との関係を適切に変更することによって、歯内ヤスリは、歯根管の連続する段階的な拡張にとりわけ適する。
(使用方法)
・最初に「Crown Down」モード(すなわち、歯尖から根尖狭窄部へと下向きに働く)でヤスリのセットを使用して歯根管を段階的に広げる。最も幅広のヤスリから始め、最も狭いヤスリで仕上げる。
・その後、歯根管は、最も狭いヤスリから最も広いヤスリへと段階的に大きくなっていく「Crown Up」モードでヤスリがけされる。
・必要であれば、このサイクルを繰り返してもよい。各ヤスリによるヤスリがけは、ほんの2,3秒しかかからない。時間は、専用のハンドピースによって制御されることが好ましい。
・歯根管処置において従来的に使用されるRC−PREP又はGLIDE、及び/又は同様の物質といった潤滑剤及び殺菌剤を、最初にチャンネルに注入した後に全体のプロセスが行われる。各ヤスリがけの合間に、次亜塩素酸ナトリウム又は他の適切な洗浄剤を使用して歯根管を洗浄する。

Claims (14)

  1. 予め決められた回転方向に回転するように構成された電動式ハンドピースに取り付けるように適した取っ手(11)と、
    金属材料で形成される中心コード(13の周りに、前記中心コードの対向する端部間で前記予め決められた回転方向に巻かれた、金属材料で形成される螺旋状に巻かれたワイヤの層を含む螺旋状コード(15)であって、それによって、歯根管内で前記歯内ヤスリの回転中に前記螺旋状コードと前記中心コードとの接触を保持する一体構造(18)を形成し、前記一体構造(18)は、狭い先端(17)と、反対側のより広い上端部(16)とを含む概して円錐状の断面を有し、前記上端部において前記取っ手によって支持される、螺旋状コード(15)と、
    前記歯内ヤスリが前記歯根管内で前記予め決められた方向に回転した際に、前記歯根管の壁から物質を除去するために研磨面を形成するように処理された前記螺旋状コードの外表面(20)と
    を含む歯内ヤスリ(10)であって、
    前記螺旋状コード(15)は、
    前記コードのより広い上端部(16)と前記歯内ヤスリの先端との間で前記予め決められた回転方向に巻かれた細径ワイヤの内側の螺旋状の巻線(30)と、
    前記内側の螺旋状の巻線(30)の周りに巻かれたより大きい直径のワイヤの外側の螺旋状の巻線を含む可撓性を有する補強部と
    を含むことを特徴とする、歯内ヤスリ(10)。
  2. 前記外側層は、前記予め決められた回転方向と反対方向に巻かれる、請求項1に記載の歯内ヤスリ。
  3. 前記中心コードは、前記歯内ヤスリの先端において長さ0.5mmまで露出している、請求項1又は2に記載の歯内ヤスリ。
  4. 前記研磨面は、高圧で小さな金属粒子を噴霧することによって作成される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の歯内ヤスリ。
  5. 前記取っ手は、前記一体構造に成型され、前記取っ手が固まった又は硬化したときには、前記取っ手に形成された相補的な溝と連動する前記螺旋状コードによって固定される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の歯内ヤスリ。
  6. 前記中心コード(13)は、複数の素線(14)を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の歯内ヤスリ。
  7. 前記素線は、撚られている、請求項6に記載の歯内ヤスリ。
  8. 前記中心コード(13)は、単一ワイヤ又はケーブルを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の歯内ヤスリ。
  9. 前記螺旋状コードは、様々なピッチの螺旋状に巻かれたワイヤを含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の歯内ヤスリ。
  10. 前記螺旋状コードのピッチは、前記上端部に向かってよりも、前記先端に向かって小さくなる、請求項9に記載の歯内ヤスリ。
  11. 前記取っ手は、前記一体構造に射出成型又は圧着嵌合される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の歯内ヤスリ。
  12. 前記取っ手は、摩擦のみにより電動式ハンドピースのチャックによって把持されるように適した弾性材で形成される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の歯内ヤスリ。
  13. 前記螺旋状コードの外表面にわたって長手方向のチャンネルが切り取られて、それによって、前記歯内ヤスリが前記歯根管の内側で回転するとき切れ刃として作用する鋭利な角部(22)を形成する、請求項1〜12のいずれか一項に記載の歯内ヤスリ。
  14. 前記取っ手と一体的に成型され、前記取っ手に近接する前記螺旋状コードの部分を覆うスリーブを含む、請求項1に記載の歯内ヤスリ。
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