JP5764223B2 - 車両用ドア - Google Patents

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Description

この発明は、ドアアウタハンドルと連動するラッチ機構を備えた車両用ドアに関する。
本願は、2011年12月28日に出願された特願2011−287720号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
車両用ドアの多くは、ドア本体の車外側面にドアアウタハンドルが設けられ、そのドアアウタハンドルが、車体のドア開口側に設けられたストライカ(係止部材)と係合するラッチ機構と連動する構造を有する。
この種の車両用ドアにおいては、車外側から加わる衝撃荷重の入力時に、ラッチ機構が不測の力によって解除されないことが重要となり、そのための各種の改良が行われている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の車両用ドアにおいては、ドアアウタハンドルの把持部とラッチ機構とを連動させるためのレバー部がドア本体内に回動自在に設けられ、ドアガラスの昇降を案内するサッシュ部材に、車体内外方向で前記レバー部と対峙するロックカムが取り付けられている。このロックカムは、車外側から加わる衝撃荷重の入力時に、ドア本体が車内方向に変形してレバー部が車室内方向に変位したときに、レバー部と当接することによってレバー部のラッチ解除方向の回動を規制するように構成されている。
実願平1−95631号(実開平3−35168号)のマイクロフィルム
しかし、上記従来の車両用ドアにおいては、衝撃荷重の入力時にラッチ機構の解除を規制する専用のロックカムをサッシュ部材に取り付けなければならないため、部品点数が増加するうえに構造が複雑になり、製品コストの高騰につながることが懸念される。
また、上記従来の車両用ドアにあっては、衝撃荷重の入力時に、レバー部をロックカムに確実に当接させるためのロックカムの設置調整が難しく、この点の改善も望まれている。
そこでこの発明は、部品点数の増加や構造の複雑化を招くことなく、衝撃荷重の入力時にラッチ機構の解除を確実に規制することのできる車両用ドアを提供しようとする。
この発明に係る車両用ドアでは、上記課題を解決するために以下の構成を採用した。
本発明の一態様の車両用ドアは、内側に中空部が形成されたドア本体と、前記ドア本体の上部に昇降自在に保持されたドアガラスと、前記ドア本体の中空部内に配置されて前記ドアガラスの昇降を案内するサッシュ部材と、ドア操作者によって把持される把持部を有し、前記ドア本体の車外側面に設けられ、進退するように操作可能なドアアウタハンドルと、前記ドア本体に取り付けられ、ドア閉時に車体側に位置する係止部材と係合するラッチ機構と、前記ドアアウタハンドルと前記ラッチ機構とを連動可能に連結するロッド部材と、前記ドアアウタハンドルに設けられ、前記サッシュ部材の車両内外方向の外側で前記サッシュ部材と間隔を確保して直接対峙するとともに、前記ドアアウタハンドルが車室内方向に所定量以上変位すると前記サッシュ部材と当接する位置に配置され、車外側から加わる衝撃荷重の入力時に作用する自身の慣性力を前記ロッド部材にラッチ維持方向の荷重として伝達するカウンタウェイトとを備える。
これにより、ドア本体に車外側から衝撃荷重が入力されると、ドアアウタハンドルのカウンタウェイトに作用する慣性力がロッド部材にラッチ維持方向の荷重として作用する。
更に、ドアアウタハンドルが、ドア本体の変形とともに車室内方向に変位する。こうして、ドアアウタハンドルが車室内方向に所定量以上変位すると、カウンタウェイトがサッシュ部材と当接し、サッシュ部材と係合することによってロッド部材を介したラッチ機構の解除が規制される。
本発明の一態様の車両用ドアにおいては、前記ロッド部材は、前記カウンタウェイトに直接連結されていることが好ましい。
本発明の一態様の車両用ドアにおいては、前記ドアアウタハンドルは、さらに、前記ドア本体に固定されるベースブロックと、前記車両内外方向と直交する方向に延びる回動軸によって前記ベースブロックに回動可能に支持されるレバー部と、を備え、前記レバー部は、前記回動軸を挟むように設けられた第1アームと第2アームとを有し、前記第1アームに前記把持部が連動可能に係合され、前記第2アームに前記ロッド部材が連動可能に係合され、前記カウンタウェイトは、前記第2アームから略水平方向に延出していることが好ましい。
これにより、カウンタウェイトはサッシュ部材と略直交する方向に延出する。
本発明の一態様の車両用ドアにおいては、前記ロッド部材の端部は、前記カウンタウェイトに、前記カウンタウェイトの延出方向に沿って嵌入されていることが好ましい。
本発明の一態様の車両用ドアにおいては、前記カウンタウェイトは、前記サッシュ部材に対峙する方向に延出する突起部を備えていることが好ましい。
これにより、ドア本体に車外側から衝撃荷重が入力されてドアアウタハンドルが車室内側に変位するときには、カウンタウェイトが突起部でサッシュ部材に当接し、サッシュ部材をより確実に変形されることが可能になる。
本発明の一態様の車両用ドアにおいては、前記サッシュ部材は、下端が前記ドア本体の中空部内に配置されるアッパサッシュと、前記アッパサッシュに連続するように前記ドア本体の中空部内に配置される別体のロアサッシュと、前記ロアサッシュの上端部に取り付けられ、前記アッパサッシュとの間に隙間を介して該アッパサッシュの周囲を覆う連結ブラケットと、を備え、前記カウンタウェイトは、車外側から加わる衝撃荷重の入力時に、前記連結ブラケットに当接することが好ましい。
これにより、ドア本体に車外側から衝撃荷重が入力されてドアアウタハンドルが車室内側に変位すると、カウンタウェイトが連結ブラケットに当接して、連結ブラケットが変形する。このとき、連結ブラケットとアッパサッシュの間には隙間が設けられていることから、連結ブラケットは容易に変形する。
本発明の一態様によれば、ドアアウタハンドルのカウンタウェイトが、サッシュ部材の車両内外方向の外側で当該サッシュ部材と間隔を確保して直接対峙するとともに、ドアアウタハンドルが車室内方向に所定量以上変位するとサッシュ部材と当接する位置に配置されている。このため、ドア本体に車外側から衝撃荷重が入力されてドアアウタハンドルが車室内方向に所定量以上変位したときに、カウンタウェイトがサッシュ部材と当接してサッシュ部材と係合し、それによってロッド部材を介したラッチ機構の解除を確実に規制することができる。したがって、この発明によれば、専用部品の追加や構造の複雑化を招くことなく、衝撃荷重の入力時におけるラッチ機構の解除を確実に規制することができる。
本発明の一態様によれば、ロッド部材がカウンタウェイトに直接連結されていることから、衝撃荷重の入力時に、サッシュ部材に直接当接するカウンタウェイトによってロッド部材のラッチ解除方向の変位をより確実に規制することができる。
本発明の一態様によれば、カウンタウェイトが、車両内外方向と直交する回動軸の回りで回動するレバー部の端部から略水平方向に延出しているため、カウンタウェイトがサッシュ部材と略直交する方向に延出する。このため、衝撃荷重の入力時にドア本体が多用に変形する挙動が生じても、カウンタウェイトを常に確実にサッシュ部材に当接させることができる。
本発明の一態様によれば、ロッド部材の端部が、カウンタウェイトに当該カウンタウェイトの延出方向に沿って嵌入されているため、ロッド部材の端部の充分な長さ範囲をカウンタウェイトに安定的に係合させることができる。このため、通常使用時には、ロッド部材の安定作動を得ることができるとともに、衝撃荷重の入力時には、ロッド部材を通してラッチ機構の不測の解除を確実に規制することができる。
本発明の一態様によれば、ドア本体に車外側から衝撃荷重が入力されてドアアウタハンドルが車室内側に変位するときに、カウンタウェイトが突起部でサッシュ部材に当接する。このため、サッシュ部材を突起部で容易にかつ確実に変形させ、ロッド部材を介したラッチ部材の不測の解除をより確実に規制することができる。
本発明の一態様によれば、サッシュ部材のロアサッシュの上端部に取り付けられた連結ブラケットとアッパサッシュの周域との間に隙間が設けられている。このため、ドア本体に車外側から衝撃荷重が入力されたときに、カウンタウェイトが連結ブラケット部分に当接するため、サッシュ部材を連結ブラケット部分で容易に変形させ、ロッド部材のラッチ解除方向の変位をより確実に規制することができる。
また、本発明の一態様によれば、衝撃荷重の入力時に、ドアガラスの昇降の案内に直接的に寄与しない連結ブラケットにカウンタウェイトが当接するため、連結ブラケットの剛性を低く設定しても、ドアガラスの昇降を案内する性能が低下するのを防止することができる。
この発明の一実施形態の車両用ドアと、車両の側面形状とを示す正面図である。 この発明の一実施形態のドアアウタハンドルを示す正面図である。 この発明の一実施形態のドアアウタハンドルを示す背面図である。 この発明の一実施形態のドアアウタハンドルの図3のA−A断面に対応する断面図である。 この発明の一実施形態のドアアウタハンドルの回動ブロックを示す背面図である。 この発明の一実施形態のドアアウタハンドルの回動ブロックを示す図5のB矢視から見た側面図である。 この発明の一実施形態のドアアウタハンドルの回動ブロックを示す図5のC矢視から見た側面図である。 この発明の一実施形態のドアアウタハンドルの衝撃荷重の入力時における図3のA−A断面に対応する断面図である。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この実施形態に係る車両用ドア10(以下、「ドア10」と呼ぶ。)を、車両1の側面の外観とともに示した図である。なお、以下の説明においては、上下や前後については、特別に断らない限り、車両についての上下や前後を意味する。
ドア10は、車体のドア開口部2に開閉自在に取り付けられている。このドア10は、内側に中空部が形成されたドア本体11と、ドア本体11の上方からドア本体11の内部に亙って設けられたサッシュ部材12と、サッシュ部材12に案内されて昇降するドアガラス13と、ドア本体11の車外側面(ドアアウタパネル)の上部後端側領域に設けられ、進退するように操作可能であるドアアウタハンドル14と、ドア本体11内の後部領域に設置され、ドア閉時に車体(図示しないセンターピラー)側に位置するストライカ15(係止部材)と係合するラッチ機構16と、ドアアウタハンドル14とラッチ機構16とを連動可能に連結するロッド部材17と、を備えている。
図2は、ロッド部材17と連結されたドアアウタハンドル14を正面から見た図であり、図3は、ドアアウタハンドル14を背面から見た図であり、図4は、図3のA−A断面に対応する断面図である。
これらの図に示すように、ドアアウタハンドル14は、ドア本体11に取り付けられる横長の直方体状のベースブロック18と、ベースブロック18に支軸19を介して車幅方向に回動可能(進退作動可能)に支持され、ドア操作者によって把持される把持部20と、車体前後方向(車両内外方向と直交する方向)に沿って延出する回動軸21を介してベースブロック18に回動可能に支持され、把持部20とロッド部材17にそれぞれ連係する第1アーム23(レバー部)及び第2アーム24(レバー部)を有する回動ブロック22と、を備えている。
第1アーム23及び第2アーム24は、回動軸21を挟むように設けられている。第1アーム23に把持部20が連動可能に係合され、第2アーム24に前記ロッド部材17が連動可能に係合されている。
前記カウンタウェイトは、前記第2アームから略水平方向に延出している。
なお、図中の符号35は、回動ブロック22をラッチ解除方向に回転付勢(復元力を生じさせる)するためのリターンスプリングである。
図5〜図7は、回動ブロック22の詳細を示す図である。
回動ブロック22は、把持部20やベースブロック18等の周囲の他の部品の構成素材(主に、樹脂)よりも比重の重い鉛等の金属材料によって形成されている。
図5〜図7に示すように、回動ブロック22は、ベースブロック18に支持される回動軸21が嵌入される円筒状のボス部25を備える。ボス部25の一端に、第1アーム23及び第2アーム24が設けられている。第1アーム23及び第2アーム24は、ボス部25の軸方向と直交する平面内で互いがほぼ90°をなすように、ボス部25の一端から延出している。第1アーム23及び第2アーム24の全体形状は、略L字形状である。
第1アーム23の先端部は、ベースブロック18に車幅方向に摺動可能に保持されて把持部20と連動作動するスライドブロック26に係合されている。したがって、把持部20の進退操作(回動操作)は、スライドブロック26を介して回動ブロック22の回動作動に変換される。
また、第2アーム24の先端部には、カウンタウェイト28が一体に設けられている。カウンタウェイト28には、ロッド部材17の一端に位置する屈曲部17aが嵌入される係合孔27が形成されている。車体側部から加わる衝撃荷重の入力時に、カウンタウェイト28は、カウンタウェイト28に作用する慣性力をロッド部材17にラッチ維持方向の荷重として伝達する。カウンタウェイト28は、第2アーム24の先端部から車体前後方向(水平方向)に沿うように延出している。係合孔27は、カウンタウェイト28の一部に、このカウンタウェイト28の延出方向に沿うように形成されている。
第2アーム24は、図4に示すように、把持部20が外側から引っ張り操作されない初期状態では、水平姿勢から所定角度上方側に立ち上がるように配置している。この初期状態において、把持部20が引っ張り操作されて、第1アーム23を通して回動ブロック22に回動力を伝達されると、図4中の仮想線で示すように、先端部が所定量下方に変位し、ロッド部材17はラッチ解除方向に変位される。
また、カウンタウェイト28の延出方向(車体前後方向に沿う方向)のほぼ全域には、突起部29が連続して形成されている。上記の初期状態では、突起部29の先端部は、車幅方向内側に向かって突出する。
一方、ドア本体11の内側に位置する後縁部領域には、図1,図4に示すように、サッシュ部材12がほぼ上下方向に沿って配置されている。この部分のサッシュ部材12は、図4に示すように、アッパサッシュ30と、ロアサッシュ31と、連結ブラケット32とから構成されている。アッパサッシュ30は、ドア本体11の上方からアッパサッシュ30の下端がドア本体11の中空部内に挿し込まれるように、ドア本体11の上部に固定設置されている。ロアサッシュ31は、アッパサッシュ30の下端に連続するようにドア本体11の中空部内に固定設置されている。連結ブラケット32は、ロアサッシュ31の上端部に接合され、アッパサッシュ30と連結ブラケット32の間に隙間dを介してアッパサッシュ30の周囲(ドアガラス13を案内するための溝部を除く周囲)を覆う。連結ブラケット32の形状は、断面略U字状である。
ここで、ドアアウタハンドル14の車体前後方向に延出するカウンタウェイト28は、上記の初期状態において、サッシュ部材12の連結ブラケット32部分に車幅方向外側から直接対峙するように構成されている。ただし、カウンタウェイト28と連結ブラケット32との間には、通常時のラッチ解除操作時に、カウンタウェイト28が連結ブラケット32と干渉しないだけの間隔が確保されている。
カウンタウェイト28は、後に詳述する車体側部から加わる衝撃荷重の入力時に、連結ブラケット32部分に当接するように構成されている。より詳細には、連結ブラケット32のうちのアッパサッシュ30とカウンタウェイト28との間に隙間dを介して対向する領域に、突起部29で当接するようにカウンタウェイト28は構成されている。
以上の構成において、ドア10が閉じられた状態において、車幅方向外側からドア本体11に衝撃荷重が入力されると、ドアアウタハンドル14のカウンタウェイト28に車幅方向外側に向かう慣性力が働き、その慣性力がロッド部材17にラッチ維持方向(ラッチ機構16とストライカ15の係合を維持する方向)の荷重として作用するとともに、ドアアウタハンドル14がドア本体11の変形とともに車室内方向に変位する。
そして、こうしてドアアウタハンドル14が車室内方向に所定量以上変位すると、衝撃荷重の入力時の挙動を示す図8のように、ドアアウタハンドル14のカウンタウェイト28が突起部29でサッシュ部材12の連結ブラケット32に当接し、突起部29が連結ブラケット32に食い込むようにしてサッシュ部材12を変形させる。この結果、カウンタウェイト28は、サッシュ部材12に強固に係合し、ドアアウタハンドル14の回動ブロック22は、ラッチ機構16を係合状態に維持し得る回動姿勢のままに維持される。
したがって、このドア10においては、ドア本体11の変形が進んでもラッチ機構16の解除が確実に規制される。
以上のように、この実施形態のドア10においては、ドアアウタハンドル14のカウンタウェイト28が、サッシュ部材12の車幅方向外側でサッシュ部材12と直接対峙する位置に配置されているため、車両側方から加わる衝撃荷重の入力時に、ドアアウタハンドル14が車室内方向に所定量以上変位したときに、カウンタウェイト28がサッシュ部材12と直接的に係合することにより、ロッド部材17を介したラッチ機構16の解除を確実に規制することができる。
したがって、この実施形態のドア10においては、専用部品の追加や構造の複雑化を招くことなく、車両側方から加わる衝撃荷重の入力時におけるラッチ機構16の解除を確実に規制することができる。
また、この実施形態のドア10においては、ロッド部材17の端部がカウンタウェイト28に直接連結されているため、車両側方から加わる衝撃荷重の入力時に、サッシュ部材12に当接して変位を規制されるカウンタウェイト28によってロッド部材17の端部の変位を直接規制することができる。したがって、このドア10を採用することにより、衝撃入力時におけるラッチ機構16の不測の解除をより確実に規制することができる。
さらに、この実施形態のドア10においては、カウンタウェイト28が、回動ブロック22の第2アーム24の端部から車体前後方向(略水平方向)に延出して、サッシュ部材12の前後の広い領域に対して車外側からラップする構造が採用されている。このため、車体側方から加わる衝撃荷重の入力時に、ドア本体11の変形に伴ってドアアウタハンドル14が車体前後方向にずれて変位したり、傾いて変位したりすることがあっても、カウンタウェイト28をサッシュ部材12に対して確実に当接させることができる。
また、この実施形態のドア10では、回動ブロック22のカウンタウェイト28部分に、そのカウンタウェイト28の延出方向に沿うように係合孔27が設けられ、その係合孔27にロッド部材17の端部の屈曲部17aが嵌入されている。このため、ロッド部材17の端部の充分な長さ範囲をカウンタウェイト28に安定的に係合させることができる。したがって、この構造を採用することにより、通常使用時におけるロッド部材17の安定作動を得ることができるとともに、衝撃荷重の入力時には、ロッド部材17を通してラッチ機構16の不測の解除を確実に規制することができる。
また、この実施形態のドア10においては、カウンタウェイト28にサッシュ部材12方向に延出する突起部29が設けられ、衝撃荷重の入力時にカウンタウェイト28が突起部29で最初にサッシュ部材12に当接するように構成されている。このため、衝撃荷重の入力時にはカウンタウェイト28の突起部29をサッシュ部材12に食い込ませて、サッシュ部材12を容易にかつ確実に変形させ、それによってカウンタウェイト28とサッシュ部材12とを確実に係合状態に維持することができる。
また、この実施形態のドア10においては、サッシュ部材12のロアサッシュ31の上端部に連結ブラケット32が取り付けられるとともに、連結ブラケット32とアッパサッシュ30の周域との間に隙間dが設けられている。また、車体側方から加わる衝撃荷重の入力時に、カウンタウェイト28が、連結ブラケット32のうちのアッパサッシュ30との隙間dの外側部分に当接するように構成されている。このため、サッシュ部材12を、連結ブラケット32部分を中心として容易に変形させることができる。したがって、この構成により、ロッド部材17のラッチ解除方向の変位をより確実に規制することができる。
さらに、この実施形態のドア10においては、車体側方から加わる衝撃荷重の入力時に、サッシュ部材12のうち、ドアガラス13の昇降を直接的に案内しない連結ブラケット32部分に当接するので、連結ブラケット32の剛性を低く設定して衝撃荷重の入力時におけるサッシュ部材12の変形をより容易にしても、通常使用時におけるドアガラス13の昇降を案内する性能が低下することがないという利点がある。
本発明の好ましい実施形態を説明し、上記で説明してきたが、これらは本発明の例示的なものであり、限定するものとして考慮されるべきではないことを理解すべきである。追加、省略、置換、およびその他の変更は、本発明の範囲から逸脱することなく行うことができる。従って、本発明は、前述の説明によって限定されていると見なされるべきではなく、特許請求の範囲によって制限されている。
2…ドア開口部
10…ドア(車両用ドア)
11…ドア本体
12…サッシュ部材
13…ドアガラス
14…ドアアウタハンドル
15…ストライカ(係止部材)
16…ラッチ機構
17…ロッド部材
18…ベースブロック
20…把持部
21…回動軸
22…回動ブロック
23…第1アーム(レバー部)
24…第2アーム(レバー部)
28…カウンタウェイト
29…突起部
30…アッパサッシュ
31…ロアサッシュ
32…連結ブラケット

Claims (6)

  1. 車体のドア開口部を開閉する車両用ドアであって、
    内側に中空部が形成されたドア本体と、
    前記ドア本体の上部に昇降自在に保持されたドアガラスと、
    前記ドア本体の中空部内に配置されて前記ドアガラスの昇降を案内するサッシュ部材と、
    ドア操作者によって把持される把持部を有し、前記ドア本体の車外側面に設けられ、進退するように操作可能なドアアウタハンドルと、
    前記ドア本体に取り付けられ、ドア閉時に車体側に位置する係止部材と係合するラッチ機構と、
    前記ドアアウタハンドルと前記ラッチ機構とを連動可能に連結するロッド部材と、
    前記ドアアウタハンドルに設けられ、前記サッシュ部材の車両内外方向の外側で前記サッシュ部材と間隔を確保して直接対峙するとともに、前記ドアアウタハンドルが車室内方向に所定量以上変位すると前記サッシュ部材と当接する位置に配置され、車外側から加わる衝撃荷重の入力時に作用する自身の慣性力を前記ロッド部材にラッチ維持方向の荷重として伝達するカウンタウェイトと、
    を備えることを特徴とする車両用ドア。
  2. 前記ロッド部材は、前記カウンタウェイトに直接連結されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア。
  3. 前記ドアアウタハンドルは、さらに、前記ドア本体に固定されるベースブロックと、前記車両内外方向と直交する方向に延びる回動軸によって前記ベースブロックに回動可能に支持されるレバー部と、を備え、
    前記レバー部は、前記回動軸を挟むように設けられた第1アームと第2アームとを有し、前記第1アームに前記把持部が連動可能に係合され、前記第2アームに前記ロッド部材が連動可能に係合され、
    前記カウンタウェイトは、前記第2アームから略水平方向に延出している
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用ドア。
  4. 前記ロッド部材の端部は、前記カウンタウェイトに、前記カウンタウェイトの延出方向に沿って嵌入されている
    ことを特徴とする請求項3に記載の車両用ドア。
  5. 前記カウンタウェイトは、前記サッシュ部材に対峙する方向に延出する突起部を備えている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の車両用ドア。
  6. 前記サッシュ部材は、
    下端が前記ドア本体の中空部内に配置されるアッパサッシュと、
    前記アッパサッシュに連続するように前記ドア本体の中空部内に配置される別体のロアサッシュと、
    前記ロアサッシュの上端部に取り付けられ、前記アッパサッシュとの間に隙間を介して該アッパサッシュの周囲を覆う連結ブラケットと、
    を備え、
    前記カウンタウェイトは、車外側から加わる衝撃荷重の入力時に、前記連結ブラケットに当接する
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の車両用ドア。
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