以下、情報システム等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、条件に合致する商品情報を選択し、自動購入できる情報システムについて説明する。ここでの条件は、商品の意外度、満足度に関する条件である。
また、本実施の形態において、商品情報を選択する条件として、金額情報も含み、例えば、当該金額情報が示す金額以内の商品情報を取得する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、ユーザの納得度に応じて、少なくとも一時的に自動的に変更された商品選択条件により、商品を選択する情報システムについて説明する。
また、本実施の形態において、過去の購入履歴に応じて、商品情報を選択する条件を自動変更することもできる情報システムについて説明する。
さらに、本実施の形態において、定期的(例えば、月に1回など)に、商品情報を選択し、自動購入できる情報システムについて説明する。
図1は、本実施の形態における情報システム1の概念図である。情報システム1は、サーバ装置11、1以上の端末装置12、および決裁サーバ13を具備する。サーバ装置11は、商品情報を選択し、自動購入の処理を行う装置である。また、端末装置12は、商品を購入するユーザの端末である。さらに、決裁サーバ13は、決裁処理を行うサーバである。なお、商品とは、購入対象のもので、有形の商品だけではなく、いわゆる無形のサービスも含む、とする。
図2は、本実施の形態における情報システム1のブロック図である。
サーバ装置11は、商品関連情報格納部111、端末購入情報格納部112、サーバ受信部113、商品情報選択部114、商品情報出力部115、購入処理部116、条件情報変更部117、商品評価情報受信部118、および商品関連情報更新部119を具備する。
端末装置12は、端末受付部121、端末送信部122、端末受信部123、および端末出力部124を具備する。
決裁サーバ13は、購入処理受信部131、決裁部132、およびサーバ指示送信部133を具備する。
サーバ装置11を構成する商品関連情報格納部111は、1以上の商品関連情報を格納し得る。商品関連情報は、商品情報と評価情報を有する。商品情報とは、商品に関する情報であり、商品を識別する商品識別情報を含む。また、評価情報は、商品の評価に関する情報であり、商品の意外度と、当該商品の満足度とを有する。意外度とは、商品の意外性の度合いに関する情報である。また、満足度とは、商品の満足の度合いに関する情報である。また、商品情報は、商品識別情報で識別される商品の金額を示す金額情報をも有することは好適である。また、商品情報は、商品の種類を示すジャンル、販売可能な数を示す販売数、販売者が売りたい度合いを示す優先度などを有しても良い。また、商品関連情報が有する評価情報として、意外度(びっくり度とも言う。)と満足度(良品度とも言う。)の他に、怒り度を有しても良い。怒り度とは、購入したユーザの怒りに関する度合いである。
端末購入情報格納部112は、1以上の端末購入情報を格納し得る。端末購入情報は、ユーザを識別するユーザ識別子と、条件情報とを有する。つまり、端末購入情報は、ユーザごとの条件情報を管理する情報である。条件情報とは、商品情報を選択する条件に関する情報であり、意外度および満足度に関する条件に関する情報である。また、一の端末購入情報は、2以上の条件情報を保持していても良い。そして、かかる場合、例えば、2以上の条件情報のうちの一の条件情報が、順次、選択されても良い。また、同一のユーザ識別子に対応する2以上の端末購入情報が格納されていても良い。なお、端末購入情報が端末購入情報格納部112に格納されるタイミングは問わない。
サーバ受信部113は、例えば、端末装置12から商品の購入指示を受信する。購入指示は、例えば、ユーザ識別子と条件情報とを含んでも良い。また、サーバ受信部113は、例えば、決裁サーバ13から商品の購入指示を受信しても良い。また、サーバ受信部113は、例えば、端末装置12から納得度を有するユーザ反応情報を受信しても良い。ユーザ反応情報とは、購入した1以上の商品や、サーバ装置11から提案された1以上の商品に対するユーザの反応を示す情報である。納得度は、ユーザの1以上の商品に対する納得の度合いを示す情報である。また、納得度は、例えば、1から10の整数や、AからEの文字等で示される。なお、納得度は、満足度とは異なる。納得度は、商品情報選択部114における商品の選択行為に対する納得の度合いであり、満足度は商品情報選択部114が選択した商品に対する満足の度合いである。また、ユーザ反応情報は、端末購入情報を識別する端末購入情報識別子を有することは好適である。また、ユーザ反応情報は、ユーザ識別子を有しても良い。
商品情報選択部114は、ユーザ識別子ごとに、1以上の商品情報を商品関連情報格納部111から取得する。商品情報選択部114は、サーバ受信部113が受信した購入指示が有するユーザ識別子と対になる条件情報が示す条件に従って、当該条件を満たす意外度および満足度と対になる1以上の商品情報を取得する。なお、ここで、「ユーザ識別子ごと」とは、端末購入情報ごとと考えても良い。
また、商品情報選択部114は、条件情報が示す条件を満たす意外度および満足度と対になり、かつ、条件情報に含まれる金額情報に対して、予め決められた条件を満たす金額情報を有する1以上の商品情報を商品関連情報格納部111から取得することは好適である。かかる場合、商品情報選択部114は、通常、予算の範囲内で、1以上の商品情報を取得することとなる。
また、商品情報選択部114は、ユーザ識別子ごとに、定期的に(例えば、月に1回)、ユーザ識別子と対になる条件情報が示す条件に従って、条件を満たす意外度および満足度と対になる1以上の商品情報を商品関連情報格納部111から取得することは好適である。
また、商品情報選択部114は、サーバ受信部113が受信したユーザ反応情報が有する納得度に応じて、当該ユーザ反応情報に対応する端末購入情報が有する条件情報を少なくとも一時的に変更し、当該変更した条件情報が示す条件に従って、1以上の商品情報を商品関連情報格納部111から取得することは好適である。さらに具体的には、商品情報選択部114は、サーバ受信部113が受信したユーザ反応情報が有する納得度が予め決められた条件を満たすか否かを判断し、例えば、当該条件を満たさないほど、納得度が低い場合に、ユーザ反応情報が有するユーザ識別子に対応する端末購入情報が有する条件情報を少なくとも一時的に変更し、当該変更した条件情報が示す条件に従って、当該条件を満たす意外度および満足度と対になる1以上の商品情報を商品関連情報格納部111から取得する。なお、かかる場合、商品情報選択部114は、条件を予め格納している。商品情報選択部114は、当該条件を、1以上のユーザ識別子に対応付けて、一のユーザごとまたは2以上のユーザグループごとに格納していても良いし、全ユーザ共通の条件を予め格納していても良い。なお、例えば、商品情報選択部114は、最近に購入された商品等に対するユーザの納得度に応じて、条件情報を少なくとも一時的に変更して、当該変更した条件情報を、次の商品情報の選択の機会に利用する。また、例えば、商品情報選択部114は、最近の2度以上の機会に購入された商品等に対するユーザの2以上の納得度に応じて、条件情報を少なくとも一時的に変更して、当該変更した条件情報を、次の商品情報の選択の機会に利用する。
商品情報選択部114は、納得度に応じて、例えば、以下のように条件情報を変更する。条件情報の変更の第一の具体例は、以下である。つまり、商品情報選択部114は、ユーザ反応情報が有する納得度が予め決められた条件(例えば、納得度が1から10の整数のいずれかを採り得る場合に、「納得度>=5」)を満たさないと判断した場合に、ユーザ反応情報が有する端末購入情報識別子に対応する条件情報を端末購入情報格納部112から読み出す。そして、商品情報選択部114は、読み出した条件情報から、当該端末購入情報が満足度を優先しているか、意外度を優先しているかを判断する。つまり、例えば、商品情報選択部114は、「条件情報に含まれる満足度の最低値>条件情報に含まれる意外度の最低値」であれば当該端末購入情報が満足度を優先していると判断し、「条件情報に含まれる満足度の最低値<=条件情報に含まれる意外度の最低値」であれば当該端末購入情報が意外度を優先していると判断する。次に、商品情報選択部114は、満足度を優先している端末購入情報に対しては、満足度のより高い商品を選択するように、条件情報を一時的に変更する。また、商品情報選択部114は、意外度を優先している端末購入情報に対しては、意外度のより高い商品を選択するように、条件情報を一時的に変更する。さらに、条件情報の変更の第二の具体例は、以下である。商品情報選択部114は、上記と同様の判断方法により、端末購入情報が満足度を優先しているか、意外度を優先しているかを判断する。次に、商品情報選択部114は、満足度を優先している端末購入情報に対しては、意外度の高い商品を選択するように、条件情報を一時的に変更する。また、商品情報選択部114は、意外度を優先している端末購入情報に対しては、満足度の高い商品を選択するように、条件情報を一時的に変更する。なお、商品情報選択部114は、納得度に応じて、条件情報をどのように変更しても良い。
商品情報出力部115は、ユーザ識別子ごとに、商品情報選択部114が選択した1以上の商品情報を出力する。ここでの出力とは、通常、ユーザ識別子に対応する端末装置12への送信である。なお、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタへの印字、音出力、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラム(例えば、購入処理部116)などへの処理結果の引渡しなどの場合もあり得る。なお、ここで、「ユーザ識別子ごと」とは、端末購入情報ごとと考えても良い。
購入処理部116は、商品情報選択部114が選択した1以上の商品情報に対して、購入処理を行う。ここで、購入処理とは、例えば、決裁サーバ13に1以上の商品情報を送信する処理である。また、購入処理は、購入商品を管理するサーバに1以上の商品情報を送信する処理でも良い。また、購入処理は、購入伝票を印刷する処理などでも良い。つまり、購入処理は、購入に関する処理であれば良い。
条件情報変更部117は、購入処理部116が購入処理を行った対象である1以上の商品情報に対応する意外度と満足度とに応じて、端末購入情報が有する条件情報を変更する。なお、かかる条件情報の変更は、一時的でも良い。
また、端末購入情報格納部112において、一の端末購入情報が2以上の条件情報を有している場合、条件情報変更部117は、2以上の条件情報のうち、予め決められたアルゴリズムにより、一の条件情報を選択し、次に使用する条件情報を識別できるフラグを、端末購入情報格納部112に書き込んでも良い。例えば、一の端末購入情報が2つの条件情報を有している場合、条件情報変更部117は、第一の条件情報が使用された次は、第二の条件情報が使用されるように、次に使用する条件情報を識別できるフラグを、端末購入情報格納部112に書き込む。
また、例えば、条件情報変更部117は、購入処理部116が購入処理を行った対象である1以上の商品情報に対応する意外度と満足度が示す情報が、意外度が条件を満たすほど大きい場合は、満足度をより大きくするように端末購入情報格納部112の条件情報を変更し、購入処理部116が購入処理を行った対象である1以上の商品情報に対応する意外度と満足度が示す情報が、満足の度合いが条件を満たすほど大きい場合は、意外度をより大きくするように端末購入情報格納部112の条件情報を変更する。かかる場合、条件情報変更部117は、意外性の大きい商品を購入した次は、満足度の大きい無難な商品を購入するように条件情報を変更することとなる。また、その逆で、条件情報変更部117は、満足度の大きい無難な商品を購入した次は、意外性の大きい商品を購入するように条件情報を変更することとなる。ここでの端末購入情報とは、端末購入情報識別子またはユーザ識別子に対応する端末購入情報である。
なお、条件情報変更部117は、2度以上の商品の購入履歴に応じて、条件情報を変更しても良い。つまり、例えば、2度連続で、満足度が閾値より小さい商品の購入を行った場合に、条件情報変更部117は、意外度が閾値以上となる条件に、条件情報を変更しても良い。
商品評価情報受信部118は、商品評価情報を端末装置12から受信する。商品評価情報は、商品識別情報と意外度と満足度とを有する。また、商品評価情報は、商品識別情報と意外度と満足度と怒り度とを有しても良い。さらに、商品評価情報は、他の評価情報を有しても良い。
商品関連情報更新部119は、商品評価情報受信部118が受信した商品評価情報を、商品関連情報格納部111の商品関連情報に反映させる。つまり、商品関連情報更新部119は、例えば、商品評価情報受信部118が受信した商品評価情報を、商品関連情報格納部111に追記するだけでも良いし、各評価情報(意外度、満足度、怒り度など)の平均値を、商品評価情報受信部118が受信した商品評価情報に含まれる各評価情報をも加えて、再計算して、算出した各評価情報の平均値を、商品識別情報と対に、商品関連情報格納部111に蓄積しても良い。なお、商品関連情報格納部111が外部の装置(商品関連情報管理サーバ)に存在する場合、商品関連情報更新部119は、当該商品関連情報管理サーバに対して、商品評価情報受信部118が受信した商品評価情報を用いて、商品関連情報を変更するように指示する。
端末装置12を構成する端末受付部121は、ユーザ識別子と条件情報を有する購入指示を受け付ける。ここでのユーザ識別子は、予め端末装置12に蓄積されていても良い。また、端末受付部121は、商品識別情報と意外度と満足度とを有する商品評価情報を受け付けても良い。また、端末受付部121は、納得度を有するユーザ反応情報を受け付けても良い。ユーザ反応情報は、端末購入情報を識別する端末購入情報識別子や、ユーザ識別子を有しても良い。そして、端末受付部121は、端末購入情報識別子を記録媒体から読み出し、納得度をキーボードやマウス等から受け付けても良い。つまり、ここで、受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。購入指示や商品評価情報の入力手段は、キーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。端末受付部121は、キーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末送信部122は、購入指示、商品評価情報、またはユーザ反応情報などをサーバ装置11に送信する。また、端末送信部122は、ユーザ識別子をもサーバ装置11に送信することは好適である。また、端末送信部122は、ユーザ識別子と条件情報を有する購入指示を決裁サーバ13に送信しても良い。
端末受信部123は、1以上の商品情報をサーバ装置11から受信する。ここで、端末受信部123は、商品情報出力部115が送信した1以上の商品情報を受信する。
端末出力部124は、端末受信部123が受信した1以上の商品情報を出力する。ここで出力する商品情報は、購入した商品の商品情報である。端末出力部124は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部124は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
決裁サーバ13を構成する購入処理受信部131は、ユーザ識別子と1以上の商品情報とを受信する。購入処理受信部131は、ユーザ識別子と購入した商品の合計金額の情報だけを受信しても良い。購入処理受信部131は、決裁を行うために必要な情報を受信すれば良い。購入処理受信部131は、端末装置12から、ユーザ識別子と条件情報を有する購入指示を受信しても良い。
決裁部132は、購入処理受信部131が受信したユーザ識別子と1以上の商品情報等を用いて、決裁処理を行う。決裁処理は公知技術であるので詳細な説明を省略する。
サーバ指示送信部133は、購入指示をサーバ装置11に送信する。購入指示は、通常、ユーザ識別子を含む。購入指示は、例えば、金額情報を含んでも良い。なお、サーバ指示送信部133は、ユーザ識別子ごとに、定期的に購入指示をサーバ装置11に送信することは好適である。
商品関連情報格納部111、端末購入情報格納部112は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。商品関連情報格納部111等に商品関連情報等が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して商品関連情報等が商品関連情報格納部111等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された商品関連情報等が商品関連情報格納部111等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された商品関連情報等が商品関連情報格納部111等で記憶されるようになってもよい。
サーバ受信部113、商品評価情報受信部118、端末受信部123、および購入処理受信部131は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
商品情報選択部114、購入処理部116、条件情報変更部117、商品関連情報更新部119、および決裁部132は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。商品情報選択部114等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
端末送信部122、商品情報出力部115、端末送信部122、およびサーバ指示送信部133は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
端末出力部124は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。端末出力部124は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、情報システム1の動作について説明する。まず、サーバ装置11の動作について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)サーバ装置11は、商品選択開始のタイミングであるか否かを判断する。商品選択開始のタイミングであればステップS302に行き、商品選択開始のタイミングでなければステップS307に行く。ここで、サーバ受信部113が、端末装置12または決裁サーバ13から、商品選択開始の指示を受信した場合に、商品選択開始のタイミングであると判断しても良い。また、商品情報選択部114が、予め決められた条件に合致する時刻であると判断した場合に、商品選択開始のタイミングであると判断しても良い。つまり、商品選択開始のタイミングは問わない。また、かかる段階で、商品選択に対応するユーザを識別するユーザ識別子が取得できている、とする。例えば、商品選択開始の指示はユーザ識別子を有する。また、例えば、商品情報選択部114は、商品選択開始のタイミングであると判断した場合に、ユーザ識別子を読み出す。
(ステップS302)商品情報選択部114は、商品関連情報格納部111から、商品情報の選択を行い、1以上の商品情報を取得する。かかる処理を商品選択処理という。商品選択処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、商品選択処理に、ユーザ識別子が渡される。
(ステップS303)購入処理部116は、ステップS302で取得された1以上の商品情報に対して、購入処理を行う。
(ステップS304)商品情報出力部115は、ステップS302で取得された1以上の商品情報を、端末装置12に送信する。
(ステップS305)条件情報変更部117は、新しい条件情報を構成する。例えば、条件情報変更部117は、満足度を重視する条件1と、意外度を重視する条件2とを格納している、とする。そして、ステップS302で利用された条件情報が条件1である場合は、条件情報変更部117は、条件2を取得する。また、ステップS302で利用された条件情報が条件2である場合は、条件情報変更部117は、条件1を取得する。なお、条件1は、例えば、「満足度>=7(10点満点の7)」や、「満足度>=7 AND 意外度<=3(10点満点の3)」などである。また、条件2は、例えば、「意外度>=8」や、「意外度>=8 AND 満足度<=4」などである。かかる場合、意外度を重視する購買行動と、満足度を重視する購買行動が交互に繰り返され、全体として、ユーザ満足度を向上できる。
(ステップS306)条件情報変更部117は、ステップS305で取得した条件情報を、次の条件情報に設定する。ステップS301に戻る。
(ステップS307)商品評価情報受信部118は、端末装置12から商品評価情報を受信したか否かを判断する。商品評価情報を受信すればステップS308に行き、受信しなければステップS312に行く。
(ステップS308)商品関連情報更新部119は、ステップS307で受信された商品評価情報を用いて、新しい商品関連情報を構成する。
(ステップS309)商品関連情報更新部119は、ステップS308で構成した新しい商品関連情報を、古い商品関連情報に上書きし、商品関連情報を変更する。
(ステップS310)条件情報変更部117は、ステップS307で受信された商品評価情報に基づいて、新しい条件情報を構成する。例えば、ステップS307で受信された商品評価情報が有する満足度が閾値より低ければ、満足度が高い条件情報(例えば、上述の条件1)を構成する。また、例えば、ステップS307で受信された商品評価情報が有する意外度が閾値より低ければ、意外度が高い条件情報(例えば、上述の条件2)を構成する。ステップS301に戻る。
(ステップS311)条件情報変更部117は、ユーザ識別子に対応する条件情報の領域に、ステップS310で構成した条件情報を蓄積する。なお、条件情報変更部117は、端末購入情報格納部112に条件情報を蓄積する。
(ステップS312)サーバ受信部113は、端末装置12から納得度を有するユーザ反応情報を受信したか否かを判断する。ユーザ反応情報を受信すればステップS313に行き、ユーザ反応情報を受信しなければステップS301に戻る。
(ステップS313)商品情報選択部114は、ステップS312で受信されたユーザ反応情報が有する納得度を取得する。なお、ここで、商品情報選択部114は、図示しない記録媒体に蓄積されている過去の1以上の納得度をも取得しても良い。なお、過去の1以上の納得度とは、受信されたユーザ反応情報に対応する端末購入情報に対する納得度と同じ端末購入情報についての過去の納得度である。
(ステップS314)商品情報選択部114は、予め格納している納得度に関する条件を読み出し、ステップS313で取得した1以上の納得度が当該条件を満たすか否かを判断する。条件を満たさなければステップS315に行き、条件を満たせばステップS301に戻る。
(ステップS315)商品情報選択部114は、ステップS312で受信されたユーザ反応情報に対応する条件情報を端末購入情報格納部112から読み出す。そして、商品情報選択部114は、当該条件情報を、予め決められたアルゴリズムで変更し、新しい条件情報を生成する。次に、商品情報選択部114は、生成した新しい条件情報を、ユーザ識別子に対応づけて一時蓄積する。なお、新しい条件情報が蓄積される記録媒体は、端末購入情報格納部112であるが、通常、ユーザが設定した条件情報に上書きされない。ステップS301に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS302の商品選択処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)商品情報選択部114は、ユーザ識別子に対応する条件情報を端末購入情報格納部112から読み出す。なお、本ステップで、商品情報選択部114は、ステップS315で一時蓄積された条件情報が存在するか否かを判断し、一時的な条件情報が存在する場合、当該条件情報を読み出すことは好適である。また、商品情報選択部114は、一度利用した一時的な条件情報を削除することは好適である。さらに、商品情報選択部114は、一時的な条件情報を削除する条件を保持しており、1以上の納得度が、かかる削除条件に合致する場合に、一時的な条件情報を削除しても良い。
(ステップS402)商品情報選択部114は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS403)商品情報選択部114は、i番目の商品関連情報が、商品関連情報格納部111に存在するか否かを判断する。i番目の商品関連情報が存在すればステップS404、存在しなければ上位処理にリターンする。
(ステップS404)商品情報選択部114は、i番目の商品関連情報を商品関連情報格納部111から読み出す。
(ステップS405)商品情報選択部114は、i番目の商品関連情報に含まれる意外度と満足度等の評価情報を取得する。なお、ここで、商品情報選択部114が取得する情報は、条件情報に関係する評価情報である。
(ステップS406)商品情報選択部114は、ステップS405で取得した意外度と満足度等が、ステップS401で読み出した条件情報に合致するか否かを判断する。合致すればステップS407に行き、合致しなければステップS413に行く。
(ステップS407)商品情報選択部114は、i番目の商品関連情報に含まれる金額情報を取得する。
(ステップS408)商品情報選択部114は、ステップS407で取得した金額情報が条件情報に合致するか否かを判断する。合致すればステップS409に行き、合致しなければステップS413に行く。
(ステップS409)商品情報選択部114は、i番目の商品関連情報に含まれる他の情報を取得する。なお、ここで、商品情報選択部114が取得する情報は、条件情報に関係する他の情報である。他の情報とは、評価情報と金額情報を除く情報である。また、本ステップで情報を取得しなくても良い。ここで、他の情報を取得しない場合、ステップS411に行く。
(ステップS410)商品情報選択部114は、ステップS407で取得した他の情報が条件情報に合致するか否かを判断する。合致すればステップS411に行き、合致しなければステップS413に行く。
(ステップS411)商品情報選択部114は、i番目の商品関連情報に含まれる商品情報をバッファに一時蓄積する。なお、ここで蓄積した商品情報は購入対象の商品の情報である。
(ステップS412)商品情報選択部114は、商品情報の選択を終了するか否かを判断する。商品情報の選択を終了する場合は上位処理にリターンし、終了しない場合はステップS413に行く。なお、例えば、商品情報選択部114は、ステップS411でバッファに蓄積した1以上の商品情報が有する各商品識別子に対応する金額情報の合計が、条件情報が有する金額の上限である場合、または条件情報が有する金額を超えた場合、または条件情報が有する金額の上限まで閾値以内の金額である場合に、商品情報の選択を終了すると判断する。また、例えば、商品情報選択部114は、ステップS411でバッファに蓄積した商品情報の数が、条件情報が有する商品情報の数に合致する場合に、商品情報の選択を終了すると判断しても良い。
(ステップS413)商品情報選択部114は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS403に戻る。
次に、端末装置12の動作について説明する。端末装置12の端末受付部121は、ユーザ識別子を有する商品の購入指示を受け付ける。または、端末受付部121は、商品識別情報と意外度と満足度とを有する商品評価情報を受け付ける。または、端末受付部121は、納得度を有するユーザ反応情報を受け付ける。そして、端末送信部122は、受け付けられた購入指示または商品評価情報またはユーザ反応情報をサーバ装置11に送信する。また、端末受信部123は、購入指示に対応して、1以上の商品情報をサーバ装置11から受信する。なお、かかる商品情報は、購入された商品の情報である。そして、端末出力部124は、端末受信部123が受信した1以上の商品情報を出力する。なお、端末装置12の端末受付部121は、商品の購入指示を受け付けないことは好適である。かかる場合、ユーザは、商品の購入指示を入力せずに、商品を自動購入できる。ただし、この場合でも、一度は、ユーザが条件情報を、何らかの手段(条件情報の郵送などでも良い)で通知する必要がある。
次に、決裁サーバ13の動作について説明する。決裁サーバ13を構成する購入処理受信部131は、ユーザ識別子と1以上の商品情報とを受信する。そして、決裁部132は、購入処理受信部131が受信したユーザ識別子と1以上の商品情報等を用いて、決裁処理を行う。
また、決裁サーバ13のサーバ指示送信部133は、購入指示をサーバ装置11に送信しても良い。端末装置12から購入指示を受信した場合に、購入指示をサーバ装置11に送信しても良いし、他のトリガーにより購入指示をサーバ装置11に送信しても良い。
以下、本実施の形態における情報システム1の具体的な動作について説明する。情報システム1の概念図は図1である。
今、サーバ装置11の商品関連情報格納部111は、図5に示す商品関連情報管理表を格納している。商品関連情報管理表は、「ID」「商品名」「ジャンル」「価格」「優先度」「評価情報」を有するレコードを1以上格納している。「評価情報」は、ここでは、「意外度」「満足度」「怒り度」「人数」を有する。商品関連情報管理表において、「意外度」「満足度」「怒り度」の各値は、0から10までの数値であり、「人数」の購入者の平均値である。つまり、図5において、商品ID「001」のリップクリームは、8名が購入し、購入者の平均の意外度が「1」、満足度が「8」、怒り度が「2」であることを示す。なお、図5の商品関連情報管理表は、適宜、商品関連情報の更新、商品関連情報の入れ替え等が行われる。
また、端末購入情報格納部112は、図6に示す端末購入情報管理表を格納している。端末購入情報管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「条件情報」を有するレコードを1以上格納している。「条件情報」は、「金額」「商品数」「評価情報」「ジャンル」を有する。「評価情報」は、「意外度」「満足度」を有する。ID「1」のレコードにおいて、金額が「10000円」までで、商品数が1点で、意外度「3以下」、満足度「7以上」、ジャンル「お酒」の商品を選択することを示す。また、ID「3」のレコードにおいて、金額が「3000円」まで、商品数が3点、満足度「7以上」、ジャンル「おもちゃ」の商品を選択することを示す。そして、図6のID「1」およびID「3」のレコードが示すように、端末購入情報管理表は、一のユーザに対応して、複数の端末購入情報を管理しても良い。なお、図6において、商品数や「意外度」や「満足度」等の属性値の「−」は、商品数等の属性値は問わないことを示す。
さらに、ここでは、サーバ装置11は、毎月5日に、自動的に購入処理を行う、とする。
なお、端末装置12は、ユーザ識別子(例えば「001」)と、上限の金額(例えば「10000円」)と、商品数(例えば「1」)と、評価情報(例えば、「意外度<=3」「満足度>=7」)と、ジャンル(例えば、「お酒」)とを有する購入指示を、ユーザから受け付ける。ここで、ユーザ識別子は、例えば、クレジットカード番号である。そして、端末送信部122は、受け付けられた購入指示を決裁サーバ13に送信する。
そして、決裁サーバ13の購入処理受信部131は、購入指示を受信し、図示しない記憶媒体(例えば、購入指示格納部)に蓄積する。そして、サーバ指示送信部133は、例えば、毎月5日に、購入指示をサーバ装置11に送信する。
そして、サーバ装置11のサーバ受信部113は購入指示を受信し、端末購入情報格納部112に蓄積する。以上の処理により、図6の端末購入情報管理表が構築される。
かかる状況において、以下の2つの具体例について、説明する。
(具体例1)
具体例1は、ユーザが入力した納得度に応じて、一時的に条件情報を変更する例である。
ここでは、ユーザが入力する納得度は、1から10の整数のいずれかを採り得るとする。そして、商品情報選択部114は、ユーザが入力した納得度が5以下であることが2回続いた場合、以下のように、次に使用する条件情報を一時的に変更する、とする。つまり、満足度を優先するユーザである場合は、さらに満足度の条件を1、厳しくする。また、意外度を優先するユーザである場合は、さらに意外度の条件を1、厳しくする。例えば、商品情報選択部114は、満足度を優先するユーザであり、条件情報が有する満足度が「7以上」である場合、一時的に満足度を「8以上」とする。また、例えば、商品情報選択部114は、意外度を優先するユーザであり、条件情報が有する意外度が「8以上」である場合、一時的に満足度を「9以上」とする。
以上の状況において、2011年3月5日になったので、決裁サーバ13は、商品選択開始のタイミングである、と判断する。そして、決裁サーバ13のサーバ指示送信部133は、ユーザ識別子(例えば「001」)を含む購入指示をサーバ装置11に送信する。
かかる状況において、サーバ装置11は、商品選択開始のタイミングであると判断した、とする。なお、現在、2011年3月5日である、とする。
次に、商品情報選択部114は、図6の端末購入情報管理表から、順次、レコードを読み出す。まず、商品情報選択部114は、端末購入情報管理表の「ID=1」のレコード「ユーザ識別子:001,金額:10,000円,商品数:1,意外度:3以下,満足度:7以上,ジャンル:お酒」を読み出す。
次に、商品情報選択部114は、「ID=1」のレコードのうちの条件情報「金額:10,000円,商品数:1,意外度:3以下,満足度:7以上,ジャンル:お酒」に合致する一の商品情報を、図5の商品関連情報管理表から選択する。そして、購入処理部116は、選択された一の商品情報に対して、購入処理を行う。この処理により、選択された商品の自動購入が完了する。そして、選択された商品が、ユーザ識別子「001」のユーザに郵送される。
そして、ユーザは選択された商品(お酒)を飲んだ後、自身の端末装置12に対して、納得度「3」を入力した、とする。なお、入力画面において、図6の端末購入情報管理表のレコードを識別する端末購入情報識別子「1」が管理されている、とする。
次に、端末受付部121は、納得度「3」、端末購入情報識別子「1」を有するユーザ反応情報を受け付ける。そして、端末送信部122は、当該ユーザ反応情報をサーバ装置11に送信する。
次に、サーバ装置11のサーバ受信部113は、端末装置12から、納得度「3」、端末購入情報識別子「1」を有するユーザ反応情報を受信する。
また、商品情報選択部114は、受信されたユーザ反応情報が有する納得度「3」と、端末購入情報識別子「1」に対応する過去の納得度を取得する。なお、端末購入情報識別子「1」に対応する過去の納得度は、存在しない、とする。また、過去の納得度とは、本具体例の場合、例えば、2011年2月5日に選択した商品に対する納得度である。商品情報選択部114は、端末購入情報識別子「1」に対応した、最近の2度の納得度を示す情報「−,3」を構成する。
次に、商品情報選択部114は、予め格納している納得度に関する条件「ユーザが入力した納得度が5以下であることが2回続いた」を読み出し、取得した納得度「−,3」が当該条件を満たすか否かを判断する。そして、商品情報選択部114は、当該条件を満たさない、と判断する。
次に、商品情報選択部114は、端末購入情報管理表の「ID=2」以降のレコードも、「ID=1」のレコードと同様に処理を行う。
そして、2011年4月5日になって、2011年3月5日の際の処理と同様に、サーバ装置11は、商品選択開始のタイミングである、と判断する。
次に、商品情報選択部114は、図6の端末購入情報管理表から、順次、レコードを読み出す。まず、商品情報選択部114は、端末購入情報管理表の「ID=1」のレコードを読み出す。
次に、商品情報選択部114は、「ID=1」のレコードのうちの条件情報に合致する一の商品情報を、図5の商品関連情報管理表から選択する。なお、この際、図5の商品関連情報管理表は、2011年3月5日の時点とは変更されている、とする。また、商品情報選択部114は、一度、一のユーザに対して選択した商品情報は、選択しない、という制約条件を有しており、かかる制約条件に合致するように商品情報を選択しても良い。
そして、購入処理部116は、選択された一の商品情報に対して、購入処理を行う。この処理により、選択された商品の自動購入が完了する。そして、選択された商品が、ユーザ識別子「001」のユーザに郵送される。
そして、ユーザは選択された商品(お酒)を飲んだ後、自身の端末装置12に対して、納得度「4」を入力した、とする。なお、入力画面において、図6の端末購入情報管理表のレコードを識別する端末購入情報識別子「1」が管理されている、とする。
次に、端末受付部121は、納得度「4」、端末購入情報識別子「1」を有するユーザ反応情報を受け付ける。そして、端末送信部122は、当該ユーザ反応情報をサーバ装置11に送信する。
次に、サーバ装置11のサーバ受信部113は、端末装置12から、納得度「4」、端末購入情報識別子「1」を有するユーザ反応情報を受信する。
また、商品情報選択部114は、受信されたユーザ反応情報が有する納得度「3」と、端末購入情報識別子「1」に対応する直前の納得度「3」を取得する。また、直前の納得度とは、本具体例の場合、2011年3月5日に選択した商品に対する納得度「3」である。商品情報選択部114は、端末購入情報識別子「1」に対応した、最近の2度の納得度を示す情報「3,4」を構成する。
次に、商品情報選択部114は、予め格納している納得度に関する条件「ユーザが入力した納得度が5以下であることが2回続いた」を読み出し、取得した納得度「3,4」が当該条件を満たすか否かを判断する。そして、商品情報選択部114は、当該条件を満たす、と判断する。
次に、商品情報選択部114は、受信されたユーザ反応情報に対応する条件情報「金額:10,000円,商品数:1,意外度:3以下,満足度:7以上,ジャンル:お酒」を図6の端末購入情報管理表から読み出す。
そして、商品情報選択部114は、条件情報が有する評価情報「意外度:3以下,満足度:7以上」から、「満足度の最低値=7」「意外度の最低値=1」を得る。次に、商品情報選択部114は、「満足度の最低値=7」「意外度の最低値=1」から「条件情報に含まれる満足度の最低値>条件情報に含まれる意外度の最低値」である、と判断する。そして、商品情報選択部114は、本端末購入情報において、満足度が優先されている、と判断する。
そして、商品情報選択部114は、「満足度:7以上」をさらに厳しくする。つまり、商品情報選択部114は、「満足度:7以上」を1だけ厳しくし、「満足度:8以上」を得る。
次に、商品情報選択部114は、端末購入情報識別子「1」に対応する条件情報であり、次回の購入時(2011年5月5日の購入の際)に使用される条件情報を生成する。つまり、商品情報選択部114は、条件情報「金額:10,000円,商品数:1,意外度:3以下,満足度:8以上,ジャンル:お酒」を生成する。
そして、商品情報選択部114は、条件情報「金額:10,000円,商品数:1,意外度:3以下,満足度:8以上,ジャンル:お酒」を、端末購入情報識別子「1」に対応付けて、蓄積する。なお、蓄積される条件情報は、図6の「ID=1」のレコードの領域とは、別の記憶媒体の領域である。
次に、商品情報選択部114は、端末購入情報管理表の「ID=2」以降のレコードも、「ID=1」のレコードと同様に処理を行う。
そして、2011年5月5日になって、2011年4月5日の際の処理と同様に、サーバ装置11は、商品選択開始のタイミングである、と判断する。
次に、商品情報選択部114は、図6の端末購入情報管理表から、順次、レコードを読み出す。まず、商品情報選択部114は、端末購入情報管理表の「ID=1」のレコードを読み出す。ここで、商品情報選択部114は、端末購入情報識別子「1」に対応する一時的な条件情報が存在すると判断し、当該一時的な条件情報「金額:10,000円,商品数:1,意外度:3以下,満足度:8以上,ジャンル:お酒」を読み出す。
次に、商品情報選択部114は、条件情報「金額:10,000円,商品数:1,意外度:3以下,満足度:8以上,ジャンル:お酒」に合致する一の商品情報を、図5の商品関連情報管理表から選択する。なお、この際、図5の商品関連情報管理表は、2011年4月5日の時点とは変更されている、とする。
そして、購入処理部116は、選択された一の商品情報に対して、購入処理を行う。この処理により、選択された商品の自動購入が完了する。そして、選択された商品が、ユーザ識別子「001」のユーザに郵送される。
そして、ユーザは選択された商品(お酒)を飲んだ後、自身の端末装置12に対して、納得度「8」を入力した、とする。
次に、端末受付部121は、納得度「8」、端末購入情報識別子「1」を有するユーザ反応情報を受け付ける。そして、端末送信部122は、当該ユーザ反応情報をサーバ装置11に送信する。
次に、サーバ装置11のサーバ受信部113は、端末装置12から、納得度「8」、端末購入情報識別子「1」を有するユーザ反応情報を受信する。
次に、商品情報選択部114は、受信されたユーザ反応情報が有する納得度「8」が、納得度に関する条件「ユーザが入力した納得度が5以下であることが2回続いた」を満たさない、と判断し、一時的な条件情報「金額:10,000円,商品数:1,意外度:3以下,満足度:8以上,ジャンル:お酒」を削除する。なお、今回も、納得度が「5以下」であった場合、商品情報選択部114は、一時的な条件情報を「金額:10,000円,商品数:1,意外度:3以下,満足度:9以上,ジャンル:お酒」として、さらに厳しい条件にすることは好適である。
また、商品情報選択部114は、受信されたユーザ反応情報が有する納得度「8」と、端末購入情報識別子「1」に対応する過去の納得度「4」を取得する。そして、商品情報選択部114は、端末購入情報識別子「1」に対応した、最近の2度の納得度を示す情報「4,8」を構成する。
次に、商品情報選択部114は、予め格納している納得度に関する条件「ユーザが入力した納得度が5以下であることが2回続いた」を読み出し、取得した納得度「−,3」が当該条件を満たすか否かを判断する。そして、商品情報選択部114は、当該条件を満たさない、と判断する。
次に、商品情報選択部114は、端末購入情報管理表の「ID=2」以降のレコードも、「ID=1」のレコードと同様に処理を行う。
(具体例2)
具体例2は、条件情報変更部117が自動的に条件情報を変更する例である。ここでは、端末購入情報格納部112は、図7に示す端末購入情報管理表を格納している。図7の端末購入情報管理表において、「ID=1」のレコードは、2つの条件情報を有する。そして、具体例2において、2つの条件情報が順番に使用される。また、図7に示す端末購入情報管理表のレコードは、図6の端末購入情報管理表のレコードと比較して、さらに属性「使用フラグ」を有する。「使用フラグ」は、一のレコードに2以上の条件情報が存在する場合、使用する条件情報を特定するためのフラグである。また、「使用フラグ」が「1」の条件情報が選択される、とする。
そして、サーバ装置11のサーバ受信部113が購入指示を受信したので、商品選択開始のタイミングであると判断する。
次に、商品情報選択部114は、図7の端末購入情報管理表に従って、各ユーザごとに、商品情報を選択する。つまり、ユーザ識別子「001」のユーザに対して、商品情報選択部114は、使用フラグ「1」の条件情報「上限の金額「10000円」、商品数「1」、評価情報(意外度「3以下」、満足度「7以上」)、ジャンル「お酒」」に合致する商品情報を、図5の商品関連情報管理表から選択する。つまり、商品情報選択部114は、商品関連情報管理表の「ID=004」のレコードが、金額「10000円」、意外度「3以下」、満足度「7以上」、ジャンル「お酒」の条件を満たすと判断する。そして、商品情報選択部114は、商品関連情報管理表の「ID=004」のレコードを構成する商品情報(ID:004、商品名:おいしい焼酎、ジャンル:お酒、価格:10000)を取得する。そして、商品情報選択部114は、かかる商品情報をバッファに蓄積する。
次に、サーバ装置11の購入処理部116は、取得された商品情報(ID:004、商品名:おいしい焼酎、ジャンル:お酒、価格:10000)に対して、購入処理を行う。そして、ユーザ識別子「001」のユーザに、商品情報(ID:004、商品名:おいしい焼酎、ジャンル:お酒、価格:10000)の商品が届けられる。
次に、商品情報出力部115は、取得された商品情報(ID:004、商品名:おいしい焼酎、ジャンル:お酒、価格:10000)を、ユーザ識別子「001」のユーザの端末装置12に送信する。ここでは、例えば、メール送信である。つまり、メールにより、自動購入された商品の情報が、ユーザに通知される。なお、商品情報出力部115は、ユーザ識別子と通知先情報(例えば、メールアドレス、電話番号、IPアドレス等)を対応付けて管理している、とする。
次に、条件情報変更部117は、図7の「ID=1」の第一の使用フラグ「1」を「0」に書き換え、第二の使用フラグ「0」を「1」に書き換える。かかる処理により、次に使用される条件情報は「上限の金額「10000円」、商品数「1」、評価情報(意外度「9以上」)、ジャンル「お酒」」となる。
次に、ユーザは、購入した商品(ID=004)の評価情報(意外度:3、満足度:10、怒り度:1)を端末装置12に入力した、とする。そして、端末装置12の端末受付部121は、商品評価情報を受け付ける。商品評価情報は、ユーザ識別子「001」、商品「ID=004」、評価情報(意外度:3、満足度:10、怒り度:1)を有する情報である。
次に、端末送信部122は、商品評価情報(ユーザ識別子「001」、商品「ID=004」、評価情報(意外度:3、満足度:10、怒り度:1))を、サーバ装置11に送信する。
次に、サーバ装置11の商品評価情報受信部118は、商品評価情報(ユーザ識別子「001」、商品「ID=004」、評価情報(意外度:3、満足度:10、怒り度:1))を受信する。
次に、商品関連情報更新部119は、商品「ID=004」の評価情報を構成する人数を「58」から「59」に更新する。また、商品関連情報更新部119は、意外度、満足度、および怒り度を、ユーザ識別子「001」のユーザの意見が反映されるように更新する。ここでは、例えば、商品関連情報更新部119は、「(2×58+3)/59」に、意外度を更新する。また、例えば、商品関連情報更新部119は、「(8×58+10)/59」に、満足度を更新する。さらに、例えば、商品関連情報更新部119は、「(1×58+1)/59」に、意外度を更新する。
以上、本実施の形態によれば、意外性のある商品または満足度の高い商品を自動購入できる。
また、本実施の形態によれば、予定している金額を考慮して、意外性のある商品等を自動購入できる。
また、本実施の形態によれば、過去の購入履歴に応じて、商品情報を選択する条件を自動変更できる。そのため、満足度の高い商品を購入したり、意外度の高い商品を購入したりでき、購買行動のバリエーションが担保できる。
さらに、本実施の形態によれば、定期的(例えば、月に1回など)に、商品を自動購入できる。そのため、例えば、お小遣いの範囲で、自動的にかつ定期的に驚きを与えてくれるような商品を購入できる。
なお、本実施の形態の具体例よれば、条件情報変更部117は、ユーザが設定した複数の条件情報を切り替える処理を行って、バリエーションのある複数の条件を切り替えながら、バリエーションのある商品等を選択することを行った。ユーザが設定した条件情報が満足度を重視した条件である場合、条件情報変更部117は、例えば、意外度を重視した条件情報を生成し、当該生成した条件情報に変更するなどしても良い。また、その逆に、ユーザが設定した条件情報が意外度を重視した条件である場合、条件情報変更部117は、例えば、満足度を重視した条件情報を生成し、当該生成した条件情報に変更するなどしても良い。
また、本実施の形態において、商品情報選択部114が1以上のユーザが入力した納得度の履歴(一つの納得度でも良い)に応じて条件情報を変更する場合、一時的な変更であることを主として説明した。しかし、商品情報選択部114は、納得度の履歴に応じて、ユーザが登録した条件情報を変更しても良い。
また、本実施の形態において、サーバ装置11は、商品関連情報格納部111を具備した。しかし、商品関連情報格納部111は、1以上の他の外部の装置(商品関連情報管理サーバ)が有しても良い。かかる場合、サーバ装置11は、ユーザを識別するユーザ識別子と、商品情報を選択する条件に関する情報であり、商品の意外性の度合いに関する情報である意外度および当該商品の満足の度合いに関する情報である満足度に関する条件に関する情報である条件情報とを有する1以上の端末購入情報を格納し得る端末購入情報格納部112と、商品を識別する商品識別情報を含む商品情報と、当該商品の意外性の度合いに関する情報である意外度と、当該商品の満足の度合いに関する情報である満足度とを有する1以上の商品関連情報から、ユーザ識別子ごとに、当該ユーザ識別子と対になる条件情報が示す条件に従って、当該条件を満たす意外度および満足度と対になる1以上の商品情報を取得する商品情報選択部114と、ユーザ識別子ごとに、前記商品情報選択部が選択した1以上の商品情報を出力する商品情報出力部115とを具備するサーバ装置である。なお、サーバ装置が商品関連情報格納部111を具備しなくても良いことは、他の実施の形態においても同様である。
また、本実施の形態において、ユーザが入力した納得度が条件を満たさないほど低い場合に、一時的に、意外度や満足度を有する条件情報を変更した。そして、本実施の形態において、一時的に変更した条件情報を用いて商品選択を行い、その結果、ユーザが入力する納得度が向上した場合(条件を満たすほと向上した場合)には、一時的に変更した条件情報を、次回の商品の選択に用いるように、端末購入情報格納部112の条件情報を変更しても良い。かかることは、他の実施の形態においても同様である。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態におけるサーバ装置11を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、記憶媒体に、ユーザを識別するユーザ識別子と、商品情報を選択する条件に関する情報であり、意外度および満足度に関する条件に関する情報である条件情報とを有する1以上の端末購入情報とを格納しており、コンピュータを、商品を識別する商品識別情報を含む商品情報と、当該商品の意外性の度合いに関する情報である意外度と、当該商品の満足の度合いに関する情報である満足度とを有する1以上の商品関連情報から、ユーザ識別子ごとに、当該ユーザ識別子と対になる条件情報が示す条件に従って、当該条件を満たす意外度および満足度と対になる1以上の商品情報を取得する商品情報選択部と、ユーザ識別子ごとに、前記商品情報選択部が選択した1以上の商品情報を出力する商品情報出力部として機能させるためのプログラム、である。
また、上記プログラムにおいて、前記商品情報は、商品識別情報で識別される商品の金額を示す金額情報をも有し、前記条件情報は、金額情報をも有し、前記商品情報選択部は、前記条件情報が示す条件を満たす意外度および満足度と対になり、かつ、前記条件情報に含まれる金額情報に対して、予め決められた条件を満たす金額情報を有する1以上の商品情報を前記1以上の商品関連情報から取得するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記商品情報選択部が選択した1以上の商品情報に対して、購入処理を行う購入処理部として、さらにコンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記商品情報出力部は、前記商品情報選択部が選択した1以上の商品情報を、各ユーザ識別子に対応する端末装置に送信し、1以上の商品情報の購入指示を前記端末装置から受信する購入指示受信部と、前記購入指示受信部が購入指示を受信した場合に、前記商品情報選択部が選択した1以上の商品情報に対して、購入処理を行う購入処理部として、コンピュータをさらに機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記商品情報出力部が出力した1以上の商品情報に対応する1以上の商品に対するユーザの納得度を有するユーザ反応情報を受信するサーバ受信部をさらに具備し、前記商品情報選択部は、前記ユーザ反応情報が有する納得度が予め決められた条件を満たすほど低い場合に、前記ユーザ反応情報に対応する端末購入情報が有する条件情報を少なくとも一時的に変更し、当該変更した条件情報が示す条件に従って、当該条件を満たす意外度および満足度と対になる1以上の商品情報を前記1以上の商品関連情報から取得するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記購入処理部が購入処理を行った対象である1以上の商品情報に対応する意外度と満足度とに応じて、端末購入情報が有する条件情報を変更する条件情報変更部として、コンピュータをさらに機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記条件情報変更部は、前記購入処理部が購入処理を行った対象である1以上の商品情報に対応する意外度と満足度が示す情報が、意外度が条件を満たすほど大きい場合は、満足度をより大きくするように前記記憶媒体の条件情報を変更し、前記購入処理部が購入処理を行った対象である1以上の商品情報に対応する意外度と満足度が示す情報が、満足の度合いが条件を満たすほど大きい場合は、意外度をより大きくするように前記記憶媒体の条件情報を変更するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記商品情報選択部は、ユーザ識別子ごとに、定期的に、当該ユーザ識別子と対になる条件情報が示す条件に従って、当該条件を満たす意外度および満足度と対になる1以上の商品情報を前記商品関連情報格納部から取得するものとして、コンピュータを機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記商品評価情報を前記端末装置から受信する商品評価情報受信部と、前記商品評価情報受信部が受信した商品評価情報を、前記商品関連情報格納部の商品関連情報に反映させる商品関連情報更新部として、コンピュータをさらに機能させることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、前記商品評価情報受信部が受信した商品評価情報を用いて、前記ユーザ識別子と対になる条件情報を更新する条件情報更新部として、コンピュータをさらに機能させることは好適である。
(実施の形態2)
本実施の形態において、条件に合致する商品情報を自動選択し、選択された商品情報をユーザに提示し、ユーザの許可を得た後に、商品を購入する情報システムについて説明する。ここでの条件は、商品の意外度、満足度に関する条件である。
また、本実施の形態において、商品情報を選択する条件として、金額情報も含み、例えば、当該金額情報が示す金額以内の商品情報を取得する情報システムについて説明する。
さらに、本実施の形態において、定期的(例えば、月に1回など)に、商品情報を選択し、ユーザの許可を得た後に、商品を購入する情報システムについて説明する。
本実施の形態における情報システム2の概念図は、図1と同様である。また、図8は、本実施の形態における情報システム2のブロック図である。情報システム2は、サーバ装置21、端末装置22、および決裁サーバ13を具備する。
サーバ装置21は、商品関連情報格納部111、端末購入情報格納部112、サーバ受信部113、商品情報選択部114、商品情報出力部115、購入指示受信部211、購入処理部216、条件情報変更部117、商品評価情報受信部118、および商品関連情報更新部119を具備する。
端末装置22は、端末受付部221、端末送信部222、端末受信部223、および端末出力部224を具備する。
サーバ装置21の購入指示受信部211は、1以上の商品情報の購入指示を端末装置22から受信する。購入指示受信部211は、購入指示を決裁サーバ13から受信しても良い。購入指示受信部211は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
購入処理部216は、購入指示受信部211が購入指示を受信した場合に、商品情報選択部114が選択した1以上の商品情報に対して、購入処理を行う。購入処理部216は、購入指示に含まれる1以上の商品情報に対して、購入処理を行っても良い。購入処理部216は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。購入処理部216の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
端末装置22の端末受付部221は、ユーザからの購入指示を受け付ける。端末受付部221は、商品識別情報と意外度と満足度とを有する商品評価情報をも受け付けても良い。購入指示などの入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。端末受付部221は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
端末送信部222は、端末受付部221が受け付けた購入指示をサーバ装置21に送信する。また、端末送信部222は、商品評価情報をもサーバ装置21に送信しても良い。また、端末送信部222は、ユーザ識別子をもサーバ装置21に送信しても良い。さらに、また、端末送信部222は、ユーザ識別子と条件情報を有する購入指示を決裁サーバ13に送信しても良い。端末送信部222は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
端末受信部223は、1以上の商品情報をサーバ装置21から受信する。ここで、端末受信部223は、商品情報出力部115が送信した1以上の商品情報を受信する。
端末出力部224は、端末受信部223が受信した1以上の商品情報を出力する。
次に、情報システム2の動作について説明する。まず、サーバ装置21の動作について、図9のフローチャートを用いて説明する。図9のフローチャートにおいて、図3のフローチャートと同一のステップについては、説明を省略する。
(ステップS901)商品情報出力部115は、ステップS302で選択された1以上の商品情報を、端末装置22に送信する。
(ステップS902)購入指示受信部211は、端末装置22から購入指示を受信したか否かを判断する。購入指示を受信すればステップS903に行き、購入指示を受信しなければステップS902に戻る。なお、購入指示は、ステップS901で送信した1以上の商品情報に対応するすべての商品を購入する指示でも良いし、ステップS901で送信した1以上の商品情報に対応する商品のうちの一部の商品を購入する指示でも良い。なお、購入指示が一部の商品を購入する指示である場合、購入指示には、購入する商品を識別する情報が含まれる。
(ステップS903)購入処理部216は、ステップS902で受信された購入指示に対応する1以上の商品を購入する処理を行う。購入指示が一部の商品を購入する指示である場合、購入処理部216は、購入指示に含まれる商品を識別する情報に対応する1以上の商品の購入処理を行う。
なお、図9のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、端末装置22の動作について、図10のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1001)端末受付部221は、指示を受け付けたか否かを判断する。指示を受け付ければステップS1002に行き、指示を受け付けなければステップS1001に戻る。なお、ここでの指示は、商品を購入する指示である。
(ステップS1002)端末送信部222は、ステップS1001で受け付けた指示をサーバ装置21に送信する。
(ステップS1003)端末受信部223は、ステップS1002における指示の送信に応じて、1以上の商品情報をサーバ装置21から受信する。なお、ここで受信した1以上の商品情報は、購入する候補の商品の情報である。
(ステップS1004)端末出力部224は、ステップS1003で受信された1以上の商品情報を出力する。
(ステップS1005)端末受付部221は、ステップS1004で出力された1以上の商品情報のうちで、購入する商品を特定する指示である購入指示を受け付けたか否かを判断する。購入指示を受け付ければステップS1006に行き、購入指示を受け付けなければステップS1005に戻る。
(ステップS1006)端末送信部222は、購入指示をサーバ装置21に送信する。ステップS1001に戻る。なお、購入指示は、通常、購入する1以上の商品を識別する情報を含む。ただし、購入指示は、受信されたすべての商品情報で識別されるすべての商品を購入する指示でも良い。
なお、図10のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
以下、本実施の形態における情報システム2の具体的な動作について説明する。情報システム2の概念図は、図1と同様である。
情報システム2の具体的な動作と情報システム1の具体的な動作とを比較して、サーバ装置21が選択した1以上の商品情報に対して、ユーザが選択した商品のみを購入するか、1以上の商品情報に対応する商品を自動的に購入するかの違いである。
したがって、情報システム2において、商品を購入するまでに至る処理のみを説明する。つまり、条件情報を自動的に変更したり、評価情報を変更したりする処理については、実施の形態1で説明したので、ここでの説明を省略する。
今、サーバ装置21の商品関連情報格納部111は、図5に示す商品関連情報管理表を格納している。
また、端末購入情報格納部112は、図6に示す端末購入情報管理表を格納している。
かかる状況において、ユーザ識別子「002」のユーザが、ユーザ識別子「002」を含む指示を端末装置22に入力した、とする。すると、端末装置22の端末受付部221は、ユーザ識別子「002」を含む指示を受け付ける。次に、端末送信部222は、ユーザ識別子「002」を含む指示をサーバ装置21に送信する。
次に、サーバ装置21の購入指示受信部211は、ユーザ識別子「002」を含む指示を受信する。
次に、商品情報選択部114は、図6の端末購入情報管理表から、ユーザ識別子「002」と対になる条件情報「金額:5000、意外度:7以上」を取得する。
そして、商品情報選択部114は、かかる条件情報に合致する商品情報を、図5の商品関連情報管理表から選択する。そして、商品情報選択部114は、例えば、「ID:003、商品名:イチゴ焼酎、ジャンル:お酒、価格:500、販売数:10」、「ID:011、商品名:モモ焼酎、ジャンル:お酒、価格:900、販売数:100」、「ID:127、商品名:ワイン日本酒、ジャンル:お酒、価格:3500、販売数:50」を取得した、とする。ここで、商品情報選択部114は、各レコードについて、条件情報「金額:5000(以下)、意外度:7以上」に合致する商品情報を取得する、とする。
次に、商品情報出力部115は、取得された上記の3つの商品情報を、端末装置22に送信する。
次に、端末装置22の端末受信部223は、3つの商品情報「ID:003、商品名:イチゴ焼酎、ジャンル:お酒、価格:500、販売数:10」、「ID:011、商品名:モモ焼酎、ジャンル:お酒、価格:900、販売数:100」、「ID:127、商品名:ワイン日本酒、ジャンル:お酒、価格:3500、販売数:50」をサーバ装置21から受信する。そして、端末出力部224は、受信された3つの商品情報を出力する。出力例は、図11である。
次に、ユーザは、図11の画面に対して、2つの商品情報(ID=003、127)のレコードにチェックを入力し、「購入」ボタンを押下した、とする。
次に、端末受付部221は、ユーザ識別子「002」および「ID=003、127」を有する購入指示を受け付ける。そして、端末送信部222は、かかる購入指示をサーバ装置21に送信する。
次に、サーバ装置21の購入指示受信部211は、端末装置22から、ユーザ識別子「002」および「ID=003、127」を有する購入指示を受信する。そして、購入処理部216は、受信された購入指示に対応する2つの商品を購入する処理を行う。
以上、本実施の形態によれば、意外性のある商品または満足度の高い商品を推薦できる。
また、本実施の形態によれば、予定している金額を考慮して、意外性のある商品等を推薦できる。
また、本実施の形態によれば、商品の購入の最終決定はユーザが行うので、ユーザの嗜好に合った商品を購入できる。
なお、本実施の形態の具体例において、ユーザからの指示をトリガーとして、商品の購入のための処理が開始された。しかし、実施の形態1で述べたように、自動的に商品の購入のための処理が開始されても良い。
さらに、本実施の形態におけるサーバ装置21を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、ユーザを識別するユーザ識別子と、商品情報を選択する条件に関する情報であり、意外度および満足度に関する条件に関する情報である条件情報とを有する1以上の端末購入情報とを格納しており、コンピュータを、商品を識別する商品識別情報を含む商品情報と、当該商品の意外性の度合いに関する情報である意外度と、当該商品の満足の度合いに関する情報である満足度とを有する1以上の商品関連情報から、ユーザ識別子ごとに、当該ユーザ識別子と対になる条件情報が示す条件に従って、当該条件を満たす意外度および満足度と対になる1以上の商品情報を取得する商品情報選択部と、ユーザ識別子ごとに、前記商品情報選択部が選択した1以上の商品情報を出力する商品情報出力部として機能させるためのプログラム、である。
また、上記プログラムにおいて、前記商品情報出力部は、前記商品情報選択部が選択した1以上の商品情報を、各ユーザ識別子に対応する端末装置に送信し、1以上の商品情報の購入指示を前記端末装置から受信する購入指示受信部と、前記購入指示受信部が購入指示を受信した場合に、前記商品情報選択部が選択した1以上の商品情報に対して、購入処理を行う購入処理部として、コンピュータをさらに機能させるためのプログラムであることは好適である。
また、図12は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した実施の形態の端末装置やサーバ装置等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図12は、このコンピュータシステム340の概観図であり、図13は、コンピュータシステム340のブロック図である。
図12において、コンピュータシステム340は、FDドライブ、CD−ROMドライブを含むコンピュータ341と、キーボード342と、マウス343と、モニタ344とを含む。
図13において、コンピュータ341は、FDドライブ3411、CD−ROMドライブ3412に加えて、MPU3413と、CD−ROMドライブ3412及びFDドライブ3411に接続されたバス3414と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3415とに接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3416と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3417とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ341は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム340に、上述した実施の形態の端末装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3501、またはFD3502に記憶されて、CD−ROMドライブ3412またはFDドライブ3411に挿入され、さらにハードディスク3417に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ341に送信され、ハードディスク3417に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3416にロードされる。プログラムは、CD−ROM3501、FD3502またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ341に、上述した実施の形態の端末装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム340がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信するステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理(各機能)は、単一の装置(システム)によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。