JP5762206B2 - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理装置及び情報処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5762206B2
JP5762206B2 JP2011171289A JP2011171289A JP5762206B2 JP 5762206 B2 JP5762206 B2 JP 5762206B2 JP 2011171289 A JP2011171289 A JP 2011171289A JP 2011171289 A JP2011171289 A JP 2011171289A JP 5762206 B2 JP5762206 B2 JP 5762206B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
content data
information
encryption key
display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011171289A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013038514A (ja
JP2013038514A5 (ja
Inventor
熊取谷 昭彦
昭彦 熊取谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2011171289A priority Critical patent/JP5762206B2/ja
Publication of JP2013038514A publication Critical patent/JP2013038514A/ja
Publication of JP2013038514A5 publication Critical patent/JP2013038514A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5762206B2 publication Critical patent/JP5762206B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Description

本発明は、改変されたデータの著作権を管理する技術に関するものである。
近年、コンテンツのデジタル化に伴って著作権保護技術が開発されてきた。特に、商用のコンテンツデータである映画データ、音楽データに対しては、複製防止を主な目的として様々な著作権保護技術が開発され、広く使われるようになっている。一方、オフィスで扱う非商用のコンテンツデータに関しては単に閲覧するだけでなく、改変や編集等、二次加工されることも多い。このような場合、オリジナルコンテンツデータに対する著作権と同様に、改変されたコンテンツデータ、編集されたコンテンツデータにも二次著作権が付与されるが、厳密に管理されていないことが多い。また、コンテンツデータが他の著作権者が著作権をもつコンテンツデータからの引用部分を含んでいることも多い。
従来、このように改変されたコンテンツデータの二次著作権の管理方法として、著作権履歴情報を作成し、コンテンツデータと合わせて管理する方法が知られている。即ち、オリジナルコンテンツデータ作成時から改変毎に著作権情報データを作成し、コンテンツデータと紐付けすることにより、オリジナルコンテンツデータから現在のコンテンツデータまでの著作権履歴を管理するものである。また、改変されたコンテンツデータに関するオリジナルコンテンツデータの著作権は、オリジナルコンテンツデータを改変する際の加工許可によって制御され、加工許可があった場合は改変されたコンテンツデータの二次著作権とともに扱われることもあった(特許文献1参照)。
特許第4377762号公報
しかしながら、上記従来技術では、改変されたコンテンツデータを再利用する場合、オリジナルコンテンツデータからの改変履歴を参照し、改変に関係する全著作権者の許可が必要であった。ところが、複数の著作権者によって複数回改変が行われた場合、著作権者毎に改変されたコンテンツデータを管理することができなかった。従って、全著作権者のうち、再利用を許可した一部の著作権者が行った改変のみを反映したコンテンツデータの再構成ができず、改変されたコンテンツデータの再利用を阻害していた。
そこで、本発明の目的は、各著作権者の利用許可状況を応じたデータの再構成を行うことにある。
著作者情報を入力する入力手段と、前記著作者情報に応じた第1の暗号鍵で暗号化されたコンテンツを前記第1の暗号鍵に対応する復号鍵で復号して表示コンテンツとして表示させる表示制御手段と、コンテンツの表示画面を撮像する撮像手段と、前記表示コンテンツに追加コンテンツを追加する追加手段と、前記撮像手段による第1の撮像により得られる第1の撮像画像内に存在せず、前記撮像手段による第2の撮像により得られる第2の撮像画像内に存在するコンテンツを追加コンテンツとして特定すると共に、前記追加コンテンツに対応する著作者情報として前記入力手段により入力された著作者情報に応じて、前記表示コンテンツを暗号化するための前記第1の暗号鍵と異なる第2の暗号鍵で前記追加コンテンツを暗号化する暗号化手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、各著作権者の利用許可状況を応じたデータの再構成を行うことが可能となる。
本発明の実施形態に係る改変コンテンツ二次著作権管理装置の構成を示す図である。 原作者Aが作成したオリジナルコンテンツデータを改変者B、Cが改変した場合のコンテンツデータの推移の一例を示した図である。 原作者Aが作成したオリジナルコンテンツデータ部分と、改変者B、C各々の改変部分とを示す図である。 表示・改変部の構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る改変コンテンツ二次著作権管理装置の処理を示すフローチャートである。 コンテンツデータベース上において格納されるコンテンツデータのデータフォーマットを示す図である。 コンテンツデータの再利用方法の例を示す図である。 再構成されたコンテンツデータと、再構成されたコンテンツデータに対して改変が加えられた状態とを示す図である。 改変コンテンツデータを著作権毎に分離した例を示す図である。 改変者Dによる2回目の改変が行われた後の改変コンテンツデータの著作権ツリーを示す図である。 2回目の改変が行われた後のコンテンツデータの再利用の組み合わせを示す図である。 コンテンツデータの編集内容を示す図である。 編集処理後におけるコンテンツデータの再利用の組合せを示す図である。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
以下では、会議におけるコンテンツデータの改変及び再利用を例に挙げて、本発明の実施形態について説明する。例えば、プロジェクタによりデータベース上のオリジナルコンテンツデータをホワイトボード上に投影し、ホワイトボードに投影されたオリジナルコンテンツデータに書き込みを行う場合を考える。ホワイトボード上には投影されたオリジナルコンテンツデータと書き込みデータとで合成された、改変されたコンテンツデータが作成される。以下、このように改変されたコンテンツデータを改変コンテンツデータと称することがある。
次に、ホワイトボードに投影された改変コンテンツデータをカメラで画像データとして取り込むことにより、改変コンテンツデータが保存される。このとき、保存された改変コンテンツデータの著作権者は、オリジナルコンテンツデータの著作権者と追記部分の著作権者となる。また、プロジェクタにはPC(Personal Computer)が接続されており、プレゼンテーション用のファイルが投影されている場合、PC上でファイルの追記又は変更がされたときも改変コンテンツデータが作成される。
本実施形態では、以下の手順で改変コンテンツデータの著作権を管理する。先ず、オリジナルコンテンツデータが改変された後、カメラの撮影により改変コンテンツデータが取り込まれ、取り込まれた改変コンテンツデータが各著作権者の著作権毎の部分に分離される。そして著作権者毎に設定された暗号鍵により順次暗号化され、データベースに格納される。即ち、改変コンテンツデータは複数の著作権者の暗号鍵により多重暗号化されることになり、再利用される際には各著作権者が許可した部分のみ復号される。そして、再利用が許可された部分からコンテンツデータが再構成されることにより、改変コンテンツデータが再利用される。
図2は、原作者Aが作成したオリジナルコンテンツデータを改変者B、Cが改変した場合のコンテンツデータの推移の一例を示す図である。先ず、原作者AのFigure1が配置されたオリジナルコンテンツデータ(図2の2001)に対して改変者BがText1を追加する(図2の2002)。次に改変者CがFigure2を追加し(図2の2003)、最後に再び改変者BがText2を追加する(図2の2004)。このとき、原作者Aが作成したオリジナルコンテンツデータ部分と、改変者B、C各々の改変部分とは、図3に示すようになる。即ち、図3の301は、原作者Aが作成したオリジナルコンテンツデータ部分を示しており、図3の302は、改変者Bの改変部分を示しており、図3の303は、改変者Cの改変部分を示している。
図1は、本発明の実施形態に係る改変コンテンツ二次著作権管理装置の構成を示す図である。図1において、100は、コンテンツデータの登録、再利用、改変、編州の際の著作権を管理する改変コンテンツ二次著作権管理装置である。101は、コンテンツデータを利用することができるか否かを判定するコンテンツ利用許可判定部である。102は、再利用されるコンテンツデータを格納するコンテンツデータベースである。103は、コンテンツ利用許可判定部101から出力される暗号化されたコンテンツデータを復号し、再構成するコンテンツ復号処理・再構成処理部である。104は、コンテンツデータの著作権者の暗号鍵を格納する暗号鍵データベースである。105は、コンテンツデータを著作権毎に分離する改変コンテンツ分離処理部である。106は、改変コンテンツ分離処理部105によって著作権毎に分離されたコンテンツデータを、著作権毎に暗号化処理する暗号化処理部である。110は、コンテンツ復号処理・再構成処理部103から出力される再構成されたコンテンツデータを表示するとともに、改変を加えるための表示・改変部である。なお、図1に示す改変コンテンツ二次著作権管理装置は、情報処理装置の適用例となる構成である。
図4は、表示・改変部110の構成を示す図である。図4に示すように、表示・改変部110は、プロジェクタ111、カメラ112及び著作権者設定部113により構成される。プロジェクタ111は、コンテンツデータをホワイトボード114に投影する。カメラ112は、ホワイトボード114に投影されたコンテンツデータを撮像する。著作権者設定部113は、コンテンツデータの著作権者を設定する。
次に、図5のフローチャートを参照しながら、本実施形態に係る改変コンテンツ二次著作権管理装置の処理について説明する。なお、図5(a)は、オリジナルコンテンツデータの改変処理を示しており、図5(b)は、改変コンテンツデータの再利用処理を示している。
図2の2001に示す原作者Aが作成したオリジナルコンテンツデータa1は、予め原作者Aによって設定された暗号鍵KeyAにより暗号化処理され、コンテンツデータベース102に格納されている。また、暗号鍵KeyAは暗号鍵データベース104に格納されている。ここで、オリジナルコンテンツデータa1を暗号鍵KeyAで暗号化し、暗号化されたコンテンツデータCa1を得る暗号化処理Eを次のように表す。
Ca1=E(KeyA、a1)
図5(a)のステップS501において、表示・改変部110は、オリジナルコンテンツデータa1に対するコンテンツ利用許可申請201をコンテンツ利用許可判定部101に対して出力する。コンテンツデータベース102上においてコンテンツデータCa1は、鍵ID、利用許可情報とともに図6に示すようなデータフォーマットで格納されている。
コンテンツ利用許可判定部101は、コンテンツデータベース102から、暗号化されたコンテンツデータCa1、及び、オリジナルコンテンツデータa1の著作権者Aの利用許可情報202を取得する。そしてステップS502において、コンテンツ利用許可判定部101は、オリジナルコンテンツデータa1を利用することができるか否かを判定する。オリジナルコンテンツデータa1の利用が許可されていない場合、ここで処理は終了となる。一方、オリジナルコンテンツデータa1の利用が許可されている場合、処理はステップS503に移行する。コンテンツ利用許可判定部101は、図6に示すデータフォーマットのコンテンツデータCa1(203)をコンテンツ復号処理、再構成処理部103に対して出力する。ステップS503において、コンテンツ復号処理・再構成処理部103は、暗号鍵データベース104から暗号鍵KeyA204を取得し、暗号化されたコンテンツデータCa1を復号する。ここで、暗号化されたコンテンツデータCa1を暗号鍵KeyAで復号し、オリジナルコンテンツデータa1を得る復号処理Dを次のように表す。
a1=D(KeyA、Ca1)
コンテンツ復号処理・再構成処理部103は、オリジナルコンテンツデータa1(210)を表示・改変部110に対して出力する。これにより、オリジナルコンテンツデータa1は、プロジェクタ111によってホワイトボード114に投影される。
ステップS504において、図2の2002に示すように、改変者Bによりオリジナルコンテンツデータa1にText1が追加される。そして、カメラ112によって改変コンテンツデータ205が撮像され、表示・改変部110から改変コンテンツ分離処理部105に出力される。また、改変部分の著作権者情報206も表示・改変部110から改変コンテンツ分離処理部105に出力される。ステップS505において、改変コンテンツ分離処理部105は、表示・改変部110から入力される改変コンテンツデータ205を著作権毎に分離し、一時的に保持する。
ステップS506において、表示・改変部110は、オリジナルコンテンツデータa1に対する改変が終了したか否かを判定する。改変が終了している場合、処理はステップS507に移行する。一方、改変が終了していない場合、処理はステップS504に戻る。ここでは、図2の2003に示すように、改変者Cによりオリジナルコンテンツデータa1にFigure2が追加されたものとする。従って、処理はステップS504に移行する。ステップS504において、図2の2003に示す改変コンテンツデータ205がカメラ112によって撮像され、表示・改変部110から改変コンテンツ分離処理部105に出力される。また、改変部分の著作権者情報206も表示・改変部110から改変コンテンツ分離処理部105に出力される。ステップS505において、改変コンテンツ分離処理部105は、表示・改変部110から入力される改変コンテンツデータ205を著作権毎に分離し、一時的に保持する。
再びステップS506において、表示・改変部110は、オリジナルコンテンツデータa1に対する改変が終了したか否かを判定する。ここでは、図2の2004に示すように、改変者Bによりオリジナルコンテンツデータa1にText2が追加されたものとする。従って、処理はステップS504に移行する。ステップS504において、図2の2004に示す改変コンテンツデータ205がカメラ112によって撮像され、表示・改変部110から改変コンテンツ分離処理部105に出力される。また、改変部分の著作権者情報206も表示・改変部110から改変コンテンツ分離処理部105に出力される。ステップS505において、改変コンテンツ分離処理部105は、表示・改変部110から入力される改変コンテンツデータ205を著作権毎に分離し、一時的に保持する。
改変作業が全て終了すると、改変コンテンツ分離処理部105は、著作権毎に分離した改変コンテンツデータ及び著作権者情報207を暗号化処理部106に出力する。暗号化処理部106は、暗号鍵データベース104より各著作権者によって予め設定された暗号鍵209を取得する。そして、著作権毎に分離された改変コンテンツデータは、全ての著作権者によって設定されている暗号鍵で順次暗号化される。ここで、オリジナルコンテンツデータa1を暗号鍵KeyAで暗号化し、暗号化されたコンテンツデータCa1を得る暗号化処理Eを次のように表す。
Ca1=E(KeyA、a1)
また、改変者Bによる改変部分b1を暗号鍵Bで暗号化した後、暗号鍵Aでさらに暗号化することにより、暗号化された改変部分Cb1を得る暗号化処理Eを次のように表す。
Cb1=E(KeyA、E(KeyB、b1))
また、改変者Cによる改変部分c1を暗号鍵Cで暗号化した後、暗号鍵Aでさらに暗号化することにより、暗号化された改変部分Cc1を得る暗号化処理Eを次のように表す。
Cc1=E(KeyA、E(KeyC、c1))
このようにして改変コンテンツデータは著作権毎に分離され、著作権毎に多重暗号化処理される。特に本実施形態では、後に改変を行った著作権者の暗号鍵から先に用いて順次暗号化していく。その後、ステップS507において、著作権毎に分離された改変コンテンツデータ208は、コンテンツデータベース102に格納される。
次に、改変コンテンツデータの再利用について説明する。コンテンツデータベース102に格納されている暗号化されたコンテンツデータ群Ca1、Cb1、Cc1は著作権者A、B、Cの利用許可状況により、復号及び再構成処理が許可される。ここで、著作権者Aは原作者Aと同一人物であり、著作権者B、Cは、改変者B、Cと同一人物である。再利用者Dが再利用する場合、著作権者A、B、Cの再利用者Dに対する利用許可状況により、図7に示すように、4通りでコンテンツデータを再利用することが可能である。即ち、著作権者Aのみが再利用者Dに対して利用許可を与えている場合、図7の701に示すように、オリジナルコンテンツデータa1のみを利用することができる。著作権者A、Bのみが再利用者Dに対して利用許可を与えている場合、図7の702に示すように、オリジナルコンテンツデータa1と改変部分b1とから成る改変コンテンツデータを利用することができる。著作権者A、Cのみが再利用者Dに対して利用許可を与えている場合、図7の703に示すように、オリジナルコンテンツデータa1と改変部分c1とから成る改変コンテンツデータを利用することができる。著作権者全員が再利用者Dに対して利用許可を与えている場合、図7の704に示すように、オリジナルコンテンツデータa1と改変部分b1と改変部分c1とから成る改変コンテンツデータを利用することができる。なお、著作権者Aが再利用者Dに対して利用許可を与えていない場合、図7に示す何れのコンテンツデータも利用することができない。
いま、著作権者A、Bのみが再利用者Dに対して利用許可を与えている場合を考える。図5(b)のステップS511において、表示・改変部110は、オリジナルコンテンツデータa1、改変コンテンツデータb1及び改変コンテンツデータc1のコンテンツ利用許可申請201をコンテンツ利用許可判定部101に対して出力する。次に、コンテンツ利用許可判定部101は、コンテンツデータベース102から、暗号化されたコンテンツデータ群Ca1、Cb1、Cc1、及び、著作権者A、B、Cの利用許可情報202を取得する。ステップS512において、コンテンツ利用許可判定部101は、オリジナルコンテンツデータa1、改変部分b1及び改変部分c1を利用することができるか否かを判定する。オリジナルコンテンツデータa1、改変部分b1及び改変部分c1の全てを利用することができない場合、ここで処理は終了する。一方、オリジナルコンテンツデータa1、改変部分b1及び改変部分c1のうちの何れかを利用することができる場合、処理はステップS513に移行する。ここでは、著作権者Cだけが再利用者Dに対して利用許可を与えておらず、著作権者Aと著作権者Bとは再利用者Dに対して利用許可を与えているものとする。従って、処理はステップS513に移行する。
ステップS513において、コンテンツ復号処理・再構成処理部103は、著作権者Aの暗号鍵KeyAと著作権者Bの暗号鍵KeyBとを暗号鍵データベース104から取得する。そして、コンテンツ復号処理・再構成処理部103は、著作権者A、Bが著作権をもつ部分であるコンテンツデータCa1、Ca2のみを復号する。ここで、暗号化されたコンテンツデータCa1を暗号鍵KeyAで復号し、オリジナルコンテンツデータa1を得る復号処理Dを次のように表す。
a1=D(KeyA、Ca1)
また、暗号化されたコンテンツデータCb1を暗号鍵KeyBで復号した後、さらに暗号鍵KeyAで復号し、改変コンテンツデータb1を得る復号処理Dを次のように表す。
b1=D(KeyA、D(KeyB、Cb1))
次に、コンテンツ復号処理・再構成処理部103は、オリジナルコンテンツデータa1と改変部分b1とを合成して一つのコンテンツデータに再構成する。再構成されたコンテンツデータ210は、表示・改変部110に出力され、表示される。図8の801は、オリジナルコンテンツデータa1と改変コンテンツデータb1とを合成して一つのコンテンツデータに再構成した状態を示している。図8の802は、再構成されたコンテンツデータに対して改変が加えられた状態を示している。図8の802に示すように、改変者Dは、再構成されたコンテンツデータに対してFigure3を追加する改変を行う。改変が終わると、表示・改変部110は、図8の802に示す改変コンテンツデータ205と改変者Dの著作権者情報206とを改変コンテンツ分離処理部105に対して出力する。
改変コンテンツ分離処理部105は、図8の802に示す改変コンテンツデータを図9に示すように著作権毎に分離し、一時的に保持する。即ち、図9において、901は、著作権者Aの著作権について分離された著作権者Aのオリジナルコンテンツデータa1の部分である。902は、著作権者Bの著作権について分離された著作権者Bの改変部分b1である。903は、著作権者Dの著作権について分離された著作権者Dの改変部分d1である。
著作権毎に分離された改変コンテンツは、次のように全ての著作権者によって設定されている暗号鍵で順次暗号化される。
Ca1=E(KeyA、a1)
Cb1=E(KeyA、E(KeyB、b1))
Cd1=E(KeyA、E(KeyB、E(KeyD、d1)))
Ca1、Cb1に関する式の意味は既に説明したとおりである。Cd1に関する式の意味は、改変者Dによる改変部分d1を暗号鍵Dで暗号化し、さらに暗号鍵Bで暗号化した後、またさらに暗号鍵Aで暗号化することにより、暗号化された改変部分Cd1を得る暗号化処理Eである。
ステップS516において、2回目の改変後(再利用後)に暗号化されたコンテンツデータCa1、Cb1、Cd1は、1回目の改変後に暗号化されたコンテンツデータCc1とともに、コンテンツデータベース102に格納される。
図10は、改変者Dによる2回目の改変が行われた後の改変コンテンツデータの著作権ツリーを示す図である。即ち、図10は、改変者Dによる2回目の改変が許可されていなかった改変部分c1には、著作権者A、Cの著作権が設定され、改変者Dによる2回目の改変が許可されている改変部分d1には、著作権者A、B、Dが設定されることを示している。
図11は、2回目の改変が行われた後のコンテンツデータの再利用の組み合わせを示す図である。図11に示すように、2回目の改変が行われた後、著作権者A、B、Dが再利用者Dに利用許可を与えている場合、図7に示す1回目の改変が行われた後のコンテンツデータの再利用の組み合わせに加え、コンテンツデータ1101を再利用することが可能である。なお、このとき著作権者Cが再利用者Dに対して利用許可を与えていないため、著作権者Cの改変部分c1と再利用者Dの改変部分d1とは排他的な権利関係になっており、同時に表示することはできない。
次に、オリジナルコンテンツデータに対して編集が行われる場合について説明する。図12は、コンテンツデータの編集内容を示す図である。編集処理も、図1に示す改変コンテンツ二次著作権管理装置によって行われる。
図12の1201に示す原作者Eが作成したオリジナルコンテンツデータe1は、予め原作者Eによって設定された暗号鍵KeyEを用いて暗号化され、コンテンツデータCe1としてコンテンツデータベース102に格納されている。また、暗号鍵KeyEは暗号鍵データベース104に格納されている。
先ず、表示・改変部110は、コンテンツ利用許可申請201をコンテンツ利用許可判定部101に対して出力する。コンテンツ利用許可判定部101は、暗号化されたコンテンツデータCe1及びオリジナルコンテンツデータe1の著作権者Eの利用許可情報202をコンテンツデータベース102から取得する。オリジナルコンテンツデータe1の利用が許可されていない場合、ここで処理は終了となる。一方、オリジナルコンテンツデータe1の利用が許可されている場合、コンテンツ利用許可判定部101は、暗号化されたコンテンツデータCe1及び利用許可情報203をコンテンツ復号・再構成処理部103に対して出力する。コンテンツ復号・再構成処理部103は、暗号鍵データベース104から暗号鍵KeyEを取得し、暗号化されたコンテンツデータCe1を復号する。ここで、暗号化されたコンテンツデータCe1を暗号鍵Eで復号し、オリジナルコンテンツデータe1を得る復号処理Dを次のように表す。
e1=D(KeyE、Ce1)
復号・再構成処理部103は、オリジナルコンテンツデータe1(210)を表示・改変部110に対して出力する。これにより、オリジナルコンテンツデータe1は、プロジェクタ111によってホワイトボード114に投影される。
次に、図12の1202に示すように、表示・改変部110は、編集者Fの操作に応じて、原作者Eによって作成されたオリジナルコンテンツデータe1に対してText12、Text14を削除し、Text11、Text13、Figure11の配置を変更する処理を行う。これにより、編集されたコンテンツデータf1(以下、編集コンテンツデータf1と称す)が作成される。編集後、オリジナルコンテンツデータe1は、著作権者Eの暗号鍵KeyEによって暗号化される。ここで、オリジナルコンテンツデータe1を暗号鍵Eで暗号化し、暗号化されたコンテンツデータCe1を得る暗号化処理Eを次のように表す。
Ce1=E(KeyE、e1)
同様にして、編集コンテンツデータf1は、著作権者E、Fの暗号鍵KeyE、KeyFにより順次暗号化処理される。ここで、編集コンテンツデータf1を暗号鍵Eで暗号化した後、さらに暗号鍵Fで暗号化することにより、暗号化されたコンテンツデータCf1を得る暗号化処理を次のように表す。
Cf1=E(KeyF、E(KeyE、f1))
暗号化されたコンテンツデータCe1、Cf1は、コンテンツデータベース102に格納される。図13は、編集処理後におけるコンテンツデータの再利用の組合せを示す図である。図13の1301の示すオリジナルコンテンツデータe1は、原作者Eが利用許可を与えていれば再利用することが可能である。これに対し、図13の1302に示す編集コンテンツデータf1は、原作者E及び編集者Fの双方が利用許可を与えていれば再利用することができる。
上述した実施形態においては、プロジェクタ111で投影される画像データを例に挙げて説明したが、直視型のディスプレイに表示される画像データを用いても同様の処理が可能である。なお、本発明に適用可能なディスプレイの種類は、直視型のものに限定されるわけではない。また、上述した実施形態においては、改変コンテンツデータや編集コンテンツデータは、カメラ112によって撮像された画像データから生成しているが、改変コンテンツデータや編集コンテンツデータの生成方法はこれに限定されるものではない。例えば、ディスプレイに表示される画像データから、改変コンテンツデータや編集コンテンツデータを生成するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、改変コンテンツデータ又は編集コンテンツデータの著作権と暗号鍵とが対応しているため、各著作権者の許可状況に応じたコンテンツデータの再構成を行うことができる。また、上述した実施形態においては、コンテンツデータに複数回の改変又は編集が行われていても、著作権履歴を隠蔽したまま、必要な改変又は編集を対象としているため、コンテンツデータの再利用が可能となる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100:改変コンテンツ二次著作権管理装置、101:コンテンツ利用許可判定部、102:コンテンツデータベース、103:コンテンツ復号処理・再構成処理部、104:暗号鍵データベース、105:改変コンテンツ分離処理部、106:暗号化処理部、110:表示・改変部

Claims (6)

  1. 著作者情報を入力する入力手段と、前記著作者情報に応じた第1の暗号鍵で暗号化されたコンテンツを前記第1の暗号鍵に対応する復号鍵で復号して表示コンテンツとして表示させる表示制御手段と、
    コンテンツの表示画面を撮像する撮像手段と、
    前記表示コンテンツに追加コンテンツを追加する追加手段と、
    前記撮像手段による第1の撮像により得られる第1の撮像画像内に存在せず、前記撮像手段による第2の撮像により得られる第2の撮像画像内に存在するコンテンツを追加コンテンツとして特定すると共に、前記追加コンテンツに対応する著作者情報として前記入力手段により入力された著作者情報に応じて、前記表示コンテンツを暗号化するための前記第1の暗号鍵と異なる第2の暗号鍵で前記追加コンテンツを暗号化する暗号化手段とを有することを特徴とする情報処理装置。
  2. コンテンツと前記コンテンツの利用を許可する利用者情報とを対応づけて保持する保持手段と、
    前記保持手段に保持された情報を用いて、前記表示コンテンツと前記追加コンテンツとのうち、前記利用者情報による利用が許可されているコンテンツを判定する判定手段と、
    前記判定手段により利用が許可されていると判定されたコンテンツを、当該コンテンツに対応する著作者情報に応じた復号鍵で復号する復号手段とを有することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記暗号化手段は、前記追加コンテンツを前記第2の暗号鍵で暗号化すると共に、前記表示コンテンツと前記第2の暗号鍵で暗号化済みの追加コンテンツを前記第1の暗号鍵で暗号化することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示コンテンツの内容を変更する変更手段を有し
    前記暗号化手段は、前記変更済み表示コンテンツを前記第1の暗号鍵で暗号化し、前記変更手段による変更に対応する著作者情報として前記入力手段により入力された著作者情報に応じた第3の暗号鍵で暗号化することを特徴とする請求項乃至3のうち、何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 情報処理装置が行なう情報処理方法であって、
    前記情報処理装置の入力手段が、著作者情報を入力する入力工程と、
    前記情報処理装置の表示制御手段が、前記著作者情報に応じた第1の暗号鍵で暗号化されたコンテンツを前記第1の暗号鍵に対応する復号鍵で復号して表示コンテンツとして表示させる表示制御工程と、
    前記情報処理装置の撮像手段が、コンテンツの表示画面を撮像する撮像工程と、
    前記情報処理装置の追加手段が、前記表示コンテンツに追加コンテンツを追加する追加工程と、
    前記情報処理装置の暗号化手段が、前記撮像手段による第1の撮像により得られる第1の撮像画像内に存在せず、前記撮像手段による第2の撮像により得られる第2の撮像画像内に存在するコンテンツを追加コンテンツとして特定すると共に、前記追加コンテンツに対応する著作者情報として前記入力手段により入力された著作者情報に応じて、前記表示コンテンツを暗号化するための前記第1の暗号鍵と異なる第2の暗号鍵で前記追加コンテンツを暗号化する暗号化工程とを含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. コンテンツと前記コンテンツの利用を許可する利用者情報とを対応づけて保持する保持工程と、
    前記保持工程で保持された情報を用いて、前記表示コンテンツと前記追加コンテンツとのうち、前記利用者情報による利用が許可されているコンテンツを判定する判定工程と、
    前記判定工程により利用が許可されていると判定されたコンテンツを、当該コンテンツに対応する著作者情報に応じた復号鍵で復号する復号工程とを有することを特徴とする請求項5に記載の情報処理方法。
JP2011171289A 2011-08-04 2011-08-04 情報処理装置及び情報処理方法 Expired - Fee Related JP5762206B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011171289A JP5762206B2 (ja) 2011-08-04 2011-08-04 情報処理装置及び情報処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011171289A JP5762206B2 (ja) 2011-08-04 2011-08-04 情報処理装置及び情報処理方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013038514A JP2013038514A (ja) 2013-02-21
JP2013038514A5 JP2013038514A5 (ja) 2014-09-11
JP5762206B2 true JP5762206B2 (ja) 2015-08-12

Family

ID=47887725

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011171289A Expired - Fee Related JP5762206B2 (ja) 2011-08-04 2011-08-04 情報処理装置及び情報処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5762206B2 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08329011A (ja) * 1995-06-02 1996-12-13 Mitsubishi Corp データ著作権管理システム
JPH10107787A (ja) * 1996-09-27 1998-04-24 Mitsubishi Corp データ管理システム
JP4545240B2 (ja) * 1997-04-30 2010-09-15 インターシア ソフトウェア エルエルシー データコンテンツ流通システム
US20050080744A1 (en) * 2002-02-04 2005-04-14 Yoshiki Ashida Content management system in web link
JP2003263521A (ja) * 2002-03-07 2003-09-19 Ntt Comware Corp 二次著作物作成及び再生装置
JP2004180278A (ja) * 2002-11-15 2004-06-24 Canon Inc 情報処理装置、サーバ装置、電子データ管理システム、情報処理システム、情報処理方法、コンピュータプログラム及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP4226534B2 (ja) * 2004-09-07 2009-02-18 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 コンテンツ多段暗号化システムおよびコンテンツ多段暗号化プログラム
JP4717553B2 (ja) * 2005-08-24 2011-07-06 株式会社リコー 情報管理システム、情報管理サーバ装置、情報管理方法、及び情報管理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013038514A (ja) 2013-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6966439B2 (ja) メディア・ストリーミング
JP6900524B2 (ja) アクセス管理方法、情報処理装置、プログラム、及び記録媒体
CN101118586B (zh) 数据处理设备和数据处理方法
KR100753932B1 (ko) 컨텐츠 암호화 방법, 이를 이용한 네트워크를 통한 컨텐츠제공 시스템 및 그 방법
JP5903187B1 (ja) 映像コンテンツ自動生成システム
JP4564464B2 (ja) デジタルコンテンツ再生装置、方法およびプログラム
US20050262023A1 (en) Method for controlling database copyrights
CN1581774A (zh) 对数字内容的访问控制
KR20010041400A (ko) 디지탈 서명을 이용한 전송검열
CN1581957A (zh) 用于数字视频流数据的访问控制
JP2010009739A (ja) データのフィンガプリント方法
JP2005124146A (ja) デジタルコンテンツのためのアクセス制御
US20120317145A1 (en) Method and apparatus for file assurance
JP2005124150A (ja) デジタルコンテンツのためのアクセス制御
JP5988554B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP2007037200A (ja) 情報処理方法及び装置、並びにコンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
JP6272546B2 (ja) データ保管装置及びデータ処理方法及びデータ処理プログラム
JP5762206B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JP3984951B2 (ja) コンテンツ利用回数制限方法、コンテンツ利用端末装置、コンテンツ利用システム、コンピュータプログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2011175578A (ja) データバックアップシステム及びデータバックアップ方法
WO2015045173A1 (ja) デジタルデータ編集制御方法、装置、及びプログラム、及びコンピュータ可読記憶媒体
JP2004023247A (ja) 著作権管理システム
US20180276350A1 (en) Messaging security
US20110258440A1 (en) System and method of encrypting a derivative work using a cipher created from its source
JP2003263521A (ja) 二次著作物作成及び再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140729

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140729

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150123

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150417

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150609

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5762206

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees