JP5761165B2 - グロメット - Google Patents

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Description

本発明はグロメットに関し、詳しくは、車両に配索されるワイヤハーネスに外嵌して車体パネルに設けた貫通穴に係止するグロメットにおいて、該貫通穴を設ける車体パネル幅が狭い箇所において、貫通穴の大きさを小さくすることなく取り付けられるグロメットに関するものである。
従来、図8(A)に示すように、自動車のサイドドア100の内部に配索するドア用のワイヤハーネス110(以下、ドアハーネスと称す)は、ドアパネル111の端面111aに設けた貫通穴112から引き出して車体パネル120へと伸し、車体パネル120に設けた貫通穴121を通して車室側に配索するワイヤハーネスと接続している。前記ドア側の貫通穴112を通してドアと車体間に架け渡し、車体側の貫通穴121に通す部位のドアハーネスにグロメット200を取り付け、貫通穴112、121の周縁にグロメット200に設けたシールリップ200aを密着させてドア内部および車体内部への浸水を防止している。
ドアパネル111は図8(B)に示すように、アウターパネル111bとインナーパネル111cの周縁を接合すると共に内部に収容空間をあけて形成し、該空間にドアハーネス110を配索すると共に、ドア内部に装備される電装品と接続している。
ドアハーネス110を引き出す貫通穴112を設けたドアパネルの端面111a(車体パネルと対向する側端面)は、インナーパネル111cの屈曲部111dの周縁をアウターパネル111bの周縁に接合しており、インナーパネルの屈曲部111dが貫通穴112を形成する前記ドアパネルの前端面111aとなる。車室内部の空間を拡げるためにドアパネルの幅を縮小することが求められる場合、貫通穴112を設けるドアパネルの前端面111aの幅Sは狭くなり、該前端面111aに形成する貫通穴112を小さくせざるを得ない。
前記のように貫通穴を設けるパネルの幅が狭い場合には、図9(A)に示すように、上下縦方向の寸法が左右横寸法より大とした長円状の貫通穴112とされる。この貫通穴112を長穴とする場合、図9(B)に示すように、グロメット200も長円形状のグロメットとなる。(特開平9−320370号、特開2006−123572号等参照)
しかし、長円形状のグロメットでは、直線状となる上下縦方向の長辺ではグロメットの係止力が低下し、図9(C)に示すように、ワイヤハーネス110を介してグロメット200に引っ張り力が作用すると、グロメット200が貫通穴112から外れやすくなる。よって、グロメット200の係止部210の先端に設けたシールリップ200aがパネルの貫通穴112の周縁に引っ掛かる寸法を十分に確保する必要があるが、パネルの幅方向寸法Sが狭い場合にはシールリップの引っ掛かり面積を十分に確保することができない。
このように、グロメットを取り付ける貫通穴として大きな穴をあけられず、小さな貫通穴とせざるを得ない場合、図10に示すように、ワイヤハーネスの電線端末に接続する大型なコネクタ300を複数の小型のコネクタ310、320に分割してワイヤハーネスの電線に接続している。しかしながら、1つの大型コネクタを2個等の複数の小型コネクタに分割すると、部品コスト、作業コストがアップする問題がある。
特開平9−320370号公報 特開2006−123572号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、コストアップの要因となる大型コネクタから複数の小型コネクタへの分割を不要とし、大型コネクタを挿通できる大きさの貫通穴を狭い幅のパネルに設けても、グロメットの係止部の引っ掛かり寸法を十分に確保して、グロメットの取付強度を確保できるグロメットを提供することを課題としている。
前記課題を解決するため、本発明は、ゴムまたはエラストマーから成形され、ワイヤハーネスに外嵌して、被取付材であるパネルに穿設された貫通穴に装着するグロメットであって、
前記貫通穴の周縁に嵌合させる環状の係止凹部を設けた大径筒部を備え、前記係止凹部の底面を挟む側壁を外方へ突出させて厚肉の係止部を設け、該係止部は前記係止凹部の側壁に連続するパネル係止面の突出側にアール部を設け、該アール部を介して最大径の係止部本体の外周面に連続させ、かつ、前記パネル係止面の前記アール部に達するまでの外端位置に前記貫通穴周縁のパネルに押し当てるシールリップを突設しており、
前記係止部のアール部および係止部本体の外周面は前記パネルのアール部の内周面および該アール部内周面に連続する平面部内面に密着される寸法設定にしていることを特徴とするグロメットを提供している。
前記のように、本発明のグロメットでは、パネル係止面に設けるシールリップの位置は、パネルの貫通穴に嵌合させる係止凹部の底面からの距離が短くなるが、シールリップの外端位置からアール部および係止部本体の外周面をパネルに密着させて、グロメットのパネルへの引っ掛かり寸法を長くしている。
よって、パネルの貫通穴を設ける部分が狭く、貫通穴の周縁に連続する平坦部の寸法が小さく、グロメットの係止部のパネル係止面の寸法を長く設定できず、シールリップを押し当てる位置が貫通穴から所要寸法離れていない場合であっても、シールリップの位置から外側のアール部および外周面をパネル内面に押し付けて、引っ掛かり部分として機能させることができる。その結果、ワイヤハーネスを介してグロメットに引っ張り力が作用しても、係止部はパネルの貫通穴の周縁から容易に外れず、グロメットのパネルへの取付強度を確保できる。
本発明のグロメットは、パネルの屈曲されて幅狭となっている部分に穿設される長円状の前記貫通穴に装着される場合、前記大径筒部は幅方向の両側を直線辺とする長円筒形状としている。即ち、前記大径筒部の平行な一対の直線辺のうちの少なくとも一方の係止部の前記アール部と前記係止部本体の外周面が、前記パネルの屈曲されたアール部の内周面および該アール部に連続する平坦部の内面に密着する構成としている。
なお、パネルの幅狭な部分に円形の貫通穴が設けられる場合は、グロメットの大径筒部を円形状とし、該円形とした係止部に前記アール部と外周部を設けると共に、前記シールリップを突設してもよい。
本発明のグロメットを、自動車のサイドドアあるいはバックドアから車体へ架け渡すワイヤハーネスに取り付ける場合、ドアインナーパネルの周縁の屈曲部分に穿設した貫通穴に装着する前記大径筒部に蛇腹状の小径筒部を連続して設け、該小径筒部の他端に車体に穿設した貫通穴に装着する大径筒部を設けている。
なお、自動車のドアと車体との間に架け渡すワイヤハーネスに外装するグロメットに限定されず、幅狭なパネルに設ける貫通穴に装着する場合に好適に用いることができる。
前記のように、本発明は、グロメットを通す貫通穴を設ける部分のパネル幅が小さく、大きな貫通穴を設けると、該貫通穴の周縁に大きな面積をとることができず、グロメットの係止部の引っ掛かり長さが短くなる場合、グロメットの係止部のパネル係止面の先端に、パネルの屈曲した内面に密着するアール部を設けると共に、該アール部に連続する最大外径の本体外周面をパネルの内面に密着させ、前記パネル係止面ではアール部を含む先端にシールリップ部を設けるのでは無く、アール部に達するまでのパネル係止面の外方位置にシールリップ部を設けている。該シールリップ部をパネルの貫通穴の周縁に密着させると共に、シールリップ部の外側のアール部をパネルの屈曲部内面に密着させ、かつ、該アール部に連続する外周面を前記パネルの平坦部内周面に押し付けている。即ち、パネルの貫通穴に密着させる係止凹部の底面からシールリップまでの寸法が短くとも、該シールリップの外側のアール部および本体部外周面をパネルに密着させて引っ掛かり部として機能させ、その結果、グロメットの取付強度を高め、引っ張り力が作用しても貫通穴から離脱するのを防止できる。
本発明の実施形態のグロメットをドアハーネスに装着し、自動車のドアと車体とに架け渡した状態を示す概略断面図である。 ドアパネルの貫通穴を設けた前端面を示す正面図、(B)はドアパネルに設けた貫通穴の寸法関係を説明する図面である。 ドアハーネスを挿通したグロメットの正面図である。 グロメットの要部を示し、(A)はドア側係止部となる大径筒部の断面図、(B)は(A)のB−B断面図、(C)はシールリップを突設した係止部の拡大断面図である。 (A)はグロメットの係止部とパネルの屈曲部の関係を示す図面、(B)はグロメットの係止凹部がパネルの貫通穴に嵌合し、グロメットの係止部のシールリップ、アール部および本体外周面がパネルに押し付けられる状態を示す断面図である。 パネルの貫通穴にドアハーネスに取り付けたグロメットを装着している状態を示す断面図である。 グロメットの変形例を示す図面である。 従来例を示し、(A)は自動車の車体とドアの間に架け渡すドアハーネスにグロメットを取り付けた状態を示す断面図、(B)はドア側の貫通穴にグロメットを装着している状態を示す断面図である。 (A)はドアパネルに設ける貫通穴を示す図面、(B)は(A)の貫通穴に装着するグロメットの概略図、(C)はグロメットを貫通穴に装着している状態の断面図である。 従来例の問題点を示す図面である。
以下、本発明のグロメットの実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図6に示す実施形態のグロメット1は、図1に示すように、自動車のサイドドアのドアパネル2の前端面2fに設けた貫通穴3から引き出し、サイドドアと車体との間に架け渡し、車体パネル4に設けた貫通穴5を通して車体へと配索するドア用ワイヤハーネス6(以下、ドアハーネス6と称す)に取り付けるグロメットである。
前記ドアハーネス6は幹線6aの車体引出側端末に比較的大型の1つのコネクタ30を接続し、ドア内部に配索される部分の幹線6aから複数の枝線6bを分岐させ、これら枝線端末に接続したコネクタCをドア内部に収容する電装品と接続するものとしている。該ドアハーネス6の前記コネクタ30を含めた車体引出側を、本発明のグロメット1に挿通して取り付けている。
グロメット1はゴムまたはエラストマーからなる成形品で、図1および図3に示すように、ドア側の貫通穴3に装着するドア係止用の大径筒部10と車体側の貫通穴5に装着する車体係止用の大径筒部11とを蛇腹状の小径筒部12で連続している。かつ、各大径筒部10、11の先端からテープ巻き舌片8、9を突設し、ドアハーネス6をグロメット1に挿通した後に、テープ巻き舌片8、9に粘着テープTを巻き付けてグロメット1をドアハーネス6に固着できるようにしている。
図2に示すように、ドアパネル2はアウターパネル2aと周縁を屈曲させたインナーパネル2bの端縁同士を接合して形成し、ドアハーネス6の貫通穴3を設ける前端面2fはインナーパネル2bの屈曲部である。ドアパネル2の幅Sは車室空間を拡げるため減少させる傾向があり、具体的には、例えば、図2(B)に示すように、貫通穴3を設けるドアパネルの前端面2fの幅寸法Sは64mmで、かつ、幅方向の一端に平面部2eから前端面2fに屈曲する部分に直径5mmのアール部2r1を設け、該前端面2fからアウターパネルとの接合部2gに屈曲する部分に直径5mmのアール部2r2を設けている。よって、貫通穴3を設ける前端面2fの平坦面の幅寸法Saは59mmとなっている。
ドアパネル2の前端面2fに設ける貫通穴3は、図2(A)に示すように、幅方向(横方向)寸法3sが短寸で、上下方向の縦寸法が長寸である長円形状としている。該貫通穴3の短寸の幅方向寸法3sは設定できる範囲で大きな寸法の53mmとし、該貫通穴3の幅方向の両端辺3a、3bからドアパネル前端面2fの両端アール部2r1、2r2に達するまでの平坦面の寸法(即ち、係止鍔部の引っ掛かり寸法)は各3mmであり、貫通穴3の幅方向端縁から3mmは平坦面で、3mmを越えるとアールに達することとなる。このように、貫通穴3の大きさに比して係止鍔部の引っ掛かり寸法は短くなっている。
前記グロメット1は、両端のドア係止用の大径筒部10および車体係止用の大径筒部11は長円状の貫通穴3、5に装着するために、図4(B)に示すように、全体が上下縦長な長円筒状とし、断面円形で薄肉とした前記小径筒部12を介して連続して設けている。 ドア係止用の大径筒部10は、小径筒部12の一端に厚肉とした長円形状の台円錐筒部15を連続させ、該台円錐筒部15に環状の係止凹部16を介して拡径した厚肉の係止部17を連続して設けている。前記係止凹部16を前記貫通穴3の周縁に嵌合させる設定としている。
図4(C)に拡大して示すように、ドア係止用の大径筒部10の係止部17のパネル係止面17aは、係止凹部16の底面16aから径方向に突設する一側面であり、該底面16aから突出する他側面16bが前記台円錐筒部15の先端外周面に連続する面となる。
前記係止部17の外面は、係止凹部の底面16aと連続して径方向に直線状に突出する前記パネル係止面17aの外側にアール部17bを連続させ、該アール部17bを最大外径の係止部本体の外周面17cに連続させている。図4(C)に示すように、パネル係止面17aの幅17s1は係止凹部底面16aから径方向に3mmとし、アール部17bは直径5mmのアールとし、前記アール部17bをドアパネル2のインナーパネルのアール部2r1に密着する形状としている。係止凹部底面16aから前記外周面17cまでの幅17s2は5.5mmとし、ドアパネル2のインナーパネルの内面の平面部2eに密着する形状としている。
図6に示すように、グロメットの長円筒状の係止部17は、その長寸方向の一方の辺のアール部17bと前記外周面17cがインナーパネルのアール部2r1と平面部2eに密着するが、長寸方向の他方の辺ではアール部17bはインナーパネルのアール部2r2と逆方向のアールとなるため接触しない。
図4に示すように、グロメットの前記パネル係止面17aには、係止凹部の底面16aとの連続位置の内端から2.5mmの位置から直線状の平坦面の外端3mmの間に0.5mm幅のシールリップ22を突設している。即ち、シールリップ22はアール部17bを含めた先端位置に設けず、外周面17cからアールの曲率に相当する2.5mm隔てた内側に突設している。
前記シールリップ22は周方向に連続した長円状に設け、長辺方向の両側および短辺方向の両側も前記外周面17cから2.5mm隔てた内側に突設している。
前記のように、グロメット1の係止部17は前記外周面17cから内側に2.5mm寄った位置のパネル係止面17aにシールリップ22を突設し、かつ、該シールリップ22の突設位置からアール部17bを介して前記本体外周面17cに連続した形状としている。
車体パネル4の貫通穴5をドアパネル側の貫通穴3と同様な形状としている場合、車体パネル側の係止部の形状を前記ドアパネル側の係止部17と同様な形状とし、かつ、同様な位置にシールリップを突設している。
図3に示すように、グロメット1に、本結束する複数本の電線端末にコネクタ30を接続したドアハーネス6の車体引き出し側を挿通して取り付けている。其の際、ドアパネル側および車体パネル側の貫通穴3、5は、ドアパネル幅に比して大きな貫通穴とすることで、車体引出側の電線端末に接続するコネクタは比較的大型のコネクタ30であっても挿通できる。
ドアハーネス6の車体引き出し側をグロメット1に挿通した後、テープ巻き舌片8、9からドアハーネス6の電線群に粘着テープTを巻き付けて固着している。
このように、グロメット1を取り付けたドアハーネス6を自動車に組みつける工程では、サイドドア内部にドアハーネス6を配索した後に、グロメット1の車体係止用の大径筒部11を先頭としてドアパネル2の貫通穴3を通し、ドアと車体との間に小径筒部12を架け渡し、大径筒部11を貫通穴5に挿入係止すると共に、ドア係止用の大径筒部10をドアパネルの貫通穴3に挿入係止する。
前記ドアパネル2の貫通穴3にドア係止用の大径筒部10を挿入係止した状態を図6に示す。係止凹部16に貫通穴3の周縁が落ち込み、係止部17に突設した環状のシールリップ22が貫通穴3の全周縁のドアパネル2の前端面2fの内面に押し当てられる。
かつ、ドアパネル2の前端面2fのアール部2r1に係止部17のアール部17bが密着し、かつ、係止部17の最大径の係止部本体の外周面17cがドアパネル2のインナーパネルの平面部2eの内面に密着する。このインナーパネルのアール部2r1から平面部2eの内面にかけて、グロメットの係止部17のアール部17bと本体外周面17cを密着させて、引っ掛かり面として機能させる。これにより、グロメット1の係止部17のパネルへの引っ掛かり長さを十分な長さとすることができ、グロメット1に引っ張り力が作用しても、少しの力で係止部17がパネルから外れることを防止でき、パネルへの取付強度を十分に満たすことができる。
かつ、係止部17に環状に突設したシールリップ22が貫通穴の周縁の全周に密着するためシール性能も確保することができる。
このように、本発明のグロメットを用いると、狭い幅のパネルに大きな貫通穴を設けても、グロメットの係止部17のパネルへの引っ掛かりの面積を十分に確保できる。よって、グロメットのパネルへの取付強度を保持できると共に、貫通穴を大きくすることでグロメットの内径を大きくでき、大型コネクタの挿通を可能とするため、コネクタ分割をする必要はなく、コストアップを防止できる作用効果を有する。
なお、幅が狭いパネルに縦長な貫通穴を設け、該貫通穴に長円筒状のグロメットを装着する場合、上下短寸方向ではパネルへの引っ掛かり長さは制限されない。よって、図7に示すように、係止部17に設けるシールリップは上下短寸方向では、パネル係止面17aの外方にシール部を設けず、パネル係止面17aの突出端を最大外径の係止部本体の外周面17cに屈曲させて連続し、該パネル係止面17aの突出端部にシールリップ22aを突設してもよい。
なお、前記実施形態では、幅狭なサイドドアのパネル前端面に設けた貫通穴に装着するグロメットとしているが、同様な条件となるバックドアと車体との間に架け渡すドアハーネスを通すドアパネルに設ける貫通穴に装着するグロメットとしても好適に用いられる。
1 グロメット
2 ドアパネル
2a アウターパネル
2b インナーパネル
2r1、2r2 アール部
2e 平面部
3、5 貫通穴
4 車体パネル
10、11 大径筒部
15 台円錐筒部
16 係止凹部
16a 底面
17 係止部
17a パネル係止面
17b アール部
17c 係止部本体の外周面
22 シールリップ

Claims (3)

  1. ゴムまたはエラストマーから成形され、ワイヤハーネスに外嵌して、被取付材であるパネルに穿設された貫通穴に装着するグロメットであって、
    前記貫通穴の周縁に嵌合させる環状の係止凹部を設けた大径筒部を備え、前記係止凹部の底面を挟む側壁を外方へ突出させて厚肉の係止部を設け、該係止部は前記係止凹部の側壁に連続するパネル係止面の突出側にアール部を設け、該アール部を介して最大径の係止部本体の外周面に連続させ、かつ、前記パネル係止面の前記アール部に達するまでの外端位置に前記貫通穴周縁のパネルに押し当てるシールリップを突設しており、
    前記係止部のアール部および係止部本体の外周面は前記パネルのアール部の内周面および該アール部内周面に連続する平面部内面に密着される寸法設定にしていることを特徴とするグロメット。
  2. 前記パネルの屈曲されて幅狭となっている部分に穿設される長円状の前記貫通穴に装着されるものであり、前記大径筒部は幅方向の両側を直線辺とする長円筒形状としている請求項1に記載のグロメット。
  3. 自動車のサイドドアあるいはバックドアから車体へ架け渡すワイヤハーネスに取り付けるもので、ドアインナーパネルの周縁の屈曲部分に穿設した貫通穴に装着する前記大径筒部に蛇腹状の小径筒部を連続して設け、該小径筒部の他端に車体に穿設した貫通穴に装着する大径筒部を設けている請求項1または請求項2に記載のグロメット。
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