JP5759395B2 - 破砕システム - Google Patents

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本発明は、油圧源装置とその油圧源装置からの作動油の供給を受けて作動する破砕機とを、クレーンのワイヤロープによって吊り下げて煙突や高層建築物等の解体作業を行なう破砕システムに関する。
高層建築物等の解体を行なう場合、油圧ショベルをベースマシンとする超ロングフロントの先端に破砕機を装着した解体機により解体を行なうことが一般的に行なわれている。しかしながらこのような超ロングフロント使用の解体機は、解体対象物の側面からの解体作業は行なうことができるが、煙突の解体や高層建築物の内部の破砕を行なうことは困難である。このため、このような煙突等の解体作業には、例えば特許文献1に開示されているように、クレーンのワイヤロープにより油圧源装置と破砕機を吊り下げ、クレーンにより破砕機の位置や高さを調整しながら破砕を行なう破砕システムが使用される。
このような特許文献1等に記載の従来の破砕システムは、エンジンにより駆動される油圧ポンプを有する油圧源装置を、クレーンにより吊られた台上に搭載し、その台に設けた旋回装置により旋回される旋回フレームを台の下側に設け、その旋回フレームに破砕機を取付けた構造を有している。
特開平2−132277号公報
しかしながら、上述の従来の破砕システムの構造によると、油圧源装置と旋回フレームと破砕機とが一体的な構造をなしているため、解体対象物が煙突類に限られてしまうという問題点があった。また、破砕機による破砕時の衝撃が油圧源装置に直接的に伝達されるため、油圧源装置や台と油圧源装置との連結部が衝撃により損傷するおそれがあるという問題点があった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、クレーンのワイヤロープにより油圧源装置と破砕機とを吊り上げる構造の破砕システムにおいて、破砕対象となる範囲が拡大されると共に、破砕時の衝撃による油圧源装置等の損傷を防止することができるものを提供することを目的とする。
請求項1の破砕システムは、
クレーンのワイヤロープにより垂下される吊具を介して油圧源装置および油圧式破砕機を支持する構成の破砕システムにおいて、
前記吊具により複数本の支持部材を介して支持される支持枠と、
前記支持枠上に搭載される油圧源装置と、
前記支持部材と別に前記吊具から垂下される他の支持部材により支持される破砕機とを備え、
前記破砕機を支持する前記他の支持部材は、前記吊具から垂下されかつ前記油圧源装置を貫通する複数本の可撓性支持部材により構成されることを特徴とする。
請求項2の破砕システムは、請求項1に記載の破砕システムにおいて、
前記油圧源装置の前記他の支持部材が貫通する箇所に、それぞれ、よじれ防止用の孔を設けたことを特徴とする。
請求項3の破砕システムは、請求項1または2に記載の破砕システムにおいて、
前記吊具と前記支持枠との間に中間枠を備え、
前記支持枠を前記中間枠に3本以上の前記支持部材によって支持させ、
隣接する前記支持部材の前記中間枠との接続点間の間隔より、隣接する前記支持部材の前記支持枠との接続点間の間隔を狭くしたことを特徴とする。
請求項4の破砕システムは、請求項1から3までのいずれか1項に記載の破砕システムにおいて、
前記油圧源装置として、油圧ショベルの少なくとも下部走行体、旋回装置および作業用フロントを取外した上部旋回体を用いると共に、
前記旋回装置を取外すことにより露出した開口部に、前記破砕機を吊る前記他の支持部材を通したことを特徴とする。
請求項5の破砕システムは、請求項1から4までのいずれか1項に記載の破砕システムにおいて、
前記可撓性支持部材と前記破砕機との間に破砕機旋回用旋回装置を設け、
前記破砕機旋回用旋回装置の下側に設けられる旋回フレームにアームを垂下状に取付け、
前記アームに前記破砕機を揺動可能に取付けると共に、前記アームと前記破砕機間に、前記破砕機を揺動させる油圧シリンダおよびリンク機構を取付けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、破砕機と油圧源装置を搭載した支持枠とが別体に構成され、かつ破砕機と油圧源装置とがそれぞれ別々の支持部材で支持されるため、支持枠の挿入が不可能な破砕部位にも破砕機を挿入することが可能となり、破砕可能な対象物が拡大される。また、解体現場の状況に応じて破砕機を支持する可撓性支持部材の長短を調整することが可能となり、油圧源装置からかなり低い位置の部位の破砕も可能となる等、現場に対する適応性が向上する。また、破砕機による破砕時の振動、衝撃が油圧源装置に直接的に伝達されないため、破砕時の振動、衝撃による油圧源装置や油圧源装置と支持枠との連結部の損傷が防止される。また、油圧源装置と破砕機の支持が別々の支持部材により支持されるため、油圧源装置と破砕機とを共通の支持部材で支持する場合に比較し、扱いが容易な比較的細い支持部材を用いることができる。また、破砕機を複数本の支持部材により支持したので、破砕機が安定して支持される。
請求項2の発明によれば、破砕機支持用の複数本の支持部材をそれぞれ油圧源装置に設けたよじれ防止用の孔に通したので、支持部材の動きが規制され、破砕動作によって支持部材がよじれることが防止され、さらに破砕機の支持が安定化される。
請求項3の発明によれば、支持枠と中間枠とを接続する支持部材の隣接するものどうしの中間枠との接続点間の間隔より、これらの隣接する支持部材の支持枠との接続点間の間隔を狭くしたので、支持枠の揺れが低減される。
請求項4の発明によれば、既存の油圧ショベルの上部旋回体がそのまま油圧源装置として用いられるため、比較的容易に油圧源装置が実現できる。
請求項5の発明によれば、アームを介して破砕機を取付けたので、挿入深さを拡大することが可能になると共に、通常の油圧ショベルに用いるアームと破砕機のアッセンブリを用いることができるので、比較的容易に破砕機とその揺動機構が実現できる。また、リンク機構により破砕機の揺動による傾斜範囲が増大されるので、破砕作業範囲が拡大される。さらに、これらの旋回、揺動機構に加えて、破砕機に旋回装置を設けたので、破砕刃の向きや傾斜角を任意に変更でき、破砕箇所の場所、方向が種々に変わる解体現場において、作業性が向上する。
本発明の破砕システムの一実施の形態を示す側面図である。 図1の破砕システムにおけるクレーンの部分を拡大し、かつ一部省略して示す側面図である。 図1の破砕システムにおける油圧源装置およびその支持部の構造を示す側面図である。 図3の正面図である。 この実施の形態における破砕機の構成を示す側面図である。 この実施の形態における破砕機支持用可撓性支持部材を通すよじれ防止用の孔を有するプレートを示す平面図である。 この実施の形態における破砕機の取付け構造の他の例を示す側面図である。 この実施の形態における破砕機の取付け構造の他の例をさらに示す側面図である。
図1は本発明の破砕システムの一実施の形態を示す側面図である。この破砕システムは、大略、クレーン1と、油圧源装置2と、油圧式破砕機3とにより構成される。クレーン1は、図2に示すように、下部走行体4上に旋回装置5を介して旋回フレーム6aを設置し、この旋回フレーム6a上に運転室7、油圧パワーユニット8およびカウンタウエイト9等を搭載して上部旋回体6を構成すると共に、旋回フレーム6aの前部にブーム10を起伏可能に取付ける。ブーム10は、旋回フレーム6aに起伏可能に取付けた下ブーム10aと、この下ブーム10aに回動可能に取付けた上ブーム10bとからなる。
11は下ブーム10aを起伏させる起伏装置であり、この起伏装置11は、旋回フレーム6aに取付けられた支持フレーム12と、この支持フレーム12に取付けられたウインチ13と、このウインチ13により巻取り繰出しされるワイヤロープ14と、支持フレーム12の頂部に取付けられ、このワイヤロープ14をブライダル16との間で掛け回すシーブブロック15と、ブライダル16のフレームと下ブーム10aとの間を接続したペンダントロープ17とからなる。
20は上ブーム10bを下ブーム10aに対して回動させるために設けたウインチである。21は下ブーム10aの頂部付近に支持ロープ22により支持して取付けた支持アーム、23は下ブーム10aの頂部付近で支持アーム21の上側に回動可能に取付けられた支持アームであり、各支持アーム21,23の各頂部に、ウインチ20により巻取り繰出しされるワイヤロープ24を掛け回したシーブブロック25,26がそれぞれ取付けられる。支持アーム23と上ブーム10bとはペンダントロープ27により接続される。この構成により、ワイヤロープ24の巻取り繰出しによって下ブーム10aに対して上ブーム10bの傾斜角度が変化する。図1において、28は破砕機3による破砕部を監視するためのカメラであり、このカメラ28は上ブーム10bに傾斜角調整可能に取付けられる。
29はクレーンの吊荷(油圧源装置2と破砕機3)を巻上げ巻下げするウインチであり、このウインチ29は下ブーム10aに取付けられ、このウインチ29により巻取り繰出しされるワイヤロープ30は上ブーム10bの頂部のシーブブロック31と、吊荷を接続する吊具32を設けたシーブブロック33(図3参照)との間で掛け回される。
図3はこの実施の形態の破砕システムにおける油圧源装置2およびその支持部の構造を示す側面図であり、図4はその正面図である。吊具32は、シーブブロック33の下部にピン34により連結したフック35と、このフック35を挟持し、ピン34に対して直交する方向に設けたピン36によりフック35に連結した2枚の吊板37とを備える。この吊板37に後述の機構により、油圧源装置2や破砕機3の支持部材を接続する。
この実施の形態においては、油圧源装置2は油圧ショベルの上部旋回体により構成した例を示す。すなわち、油圧ショベルは、下部走行体上に旋回装置を介して旋回フレーム39を設置し、その旋回フレーム39上にエンジン駆動の油圧ポンプからなる油圧パワーユニット40や運転室41等を搭載すると共に、旋回フレーム39に作業用フロントを取付けて構成されるが、この油圧源装置2として用いる場合は、下部走行体は旋回装置と共に取外し、かつ作業用フロントを取外し、油圧パワーユニット40および運転室41を残す。
42は油圧源装置2を搭載した支持枠である。43は支持枠42の支持部材と油圧源装置2との干渉を防止するために備えた中間枠である。この実施の形態の中間枠43は矩形をなし、その4隅に吊輪45を取付ける。一方、吊具32の吊板37にはその両側にシャックル46を取付ける。中間枠43の4隅に設けた吊輪45に、支持部材としてのワイヤロープ48の一端を接続し、各ワイヤロープ48の他端をシャックル46に接続して吊具32に中間枠43を4本のワイヤロープ48により支持させる。この中間枠43を吊具32により安定的に支持するには、両者間を3本以上のワイヤロープで支持すればよく、ワイヤロープ以外にチェーン、ロッド等の支持部材を用いることができる。
支持枠42と中間枠43は、各枠42,43の4隅にそれぞれ固定した吊輪50,51に、支持部材であるワイヤロープ53の下端、上端をそれぞれ接続する。ここで、支持枠42の揺れ防止のため、正面から見た場合、左右に隣接するワイヤロープ53,53の中間枠43との接続点(吊輪51,51)間の間隔より、これらの左右に隣接するワイヤロープ53,53の支持枠42との接続点(吊輪50,50)間の間隔を狭くしている。
なお、中間枠43と支持枠42との間は3本以上の支持部材で接続すれば支持枠42を安定的に支持できる。中間枠43と支持枠42との間の支持部材としてはワイヤロープ48,53の代わりにチェーンやロッドを用いてもよい。また、中間枠43は省略することが可能である。
図5は破砕機3の構造を示す側面図である。図3、図5に示すように、破砕機3は複数本(図示例は2本)のワイヤロープ(支持部材)55により支持される。図3に示すように、吊具32を構成する吊板37にはその中央部にピン38により吊板54を取付け、この吊板54の両端に2本のワイヤロープ55を接続する。
図5に示すように、破砕機3はワイヤロープ55に対し、傾斜角度調整用の支持フレーム56を介して取付ける。この支持フレーム56は、その頂部に、2枚の接続板58をそれぞれピン57により揺動可能に取付け、各接続板58に、2本のワイヤロープ55の下端にそれぞれ取付けたU字形の接続金具59をピン60により接続する。そして支持フレーム56の下端にピン61により揺動可能に破砕機3の上フレーム62を取付け、支持フレーム56と上フレーム62との間に破砕機3の傾斜角度調整用の油圧シリンダ63を取付ける。
前記上フレーム62には破砕機3の本体フレーム64をボルト65により取付ける。本体フレーム64には一対の破砕爪66をピン67を中心に油圧シリンダ68により開閉可能に取付ける。
図6は油圧源装置を構成する上部旋回体におけるワイヤロープ55の通過部の構成を示す平面図である。39は油圧源装置2として用いる油圧ショベルの旋回フレームであり、70は同じく油圧源装置2として用いる油圧ショベルの旋回装置の取付け部を示す。71は旋回フレーム39に設けた開口部である。この開口部71は、旋回フレーム39を旋回させるための旋回装置の旋回モータや、下部走行体との間で油圧回路を接続するセンタージョイント(いずれも図示せず)を設置するために設けられるものである。72はこの開口部71を塞ぐようにボルト73によって旋回フレーム39に取付けられたプレートである。このプレート72には2本のワイヤロープ55をそれぞれ通してワイヤロープ55のねじれを防止するための孔72aを設ける。
なお、この実施の形態の破砕システムにおいては、クレーン1、油圧源装置2、破砕機3の各アクチュエータは無線による遠隔操作が可能となるように、クレーン1および油圧源装置2に受信機とその受信信号により制御される制御装置を備えたものであるが、クレーン1のオペレータが操作するシステムとしても構成できる。
この実施の形態の破砕システムにより解体作業を行なう場合は、クレーン1の走行により作業位置の大まかな調整を行ない、クレーン1の旋回装置5の操作によりブーム10の向きの調整を行なう。また、ウインチ13の操作により下ブーム10aの起伏角を調整し、ウインチ20の操作により上ブーム10bの傾斜角を調整して油圧源装置2や破砕機3のクレーン1からの距離の調整を行なう。また、ウインチ29の操作により吊具32の高さを調整して破砕機3の高さを破砕部に合わせて解体作業を行なう。
この実施の形態によれば、破砕機3と、油圧源装置2を搭載した支持枠42とが別体に構成され、かつ油圧源装置2と破砕機3とが、それぞれ別々のワイヤロープ48,53とワイヤロープ55とで支持されるため、支持枠42の挿入が不可能な破砕部位にも破砕機3を挿入可能となり、破砕可能な対象物が拡大される。また、必要に応じて破砕機3を支持するワイヤロープ55の長さを長くすることにより、油圧源装置2からかなり低い位置の部位の破砕も可能となる等、現場に対する適応性が向上する。
また、油圧源装置2と破砕機3とが、それぞれ別々のワイヤロープ48,53とワイヤロープ55とで支持されるため、油圧源装置2と破砕機3を共通のワイヤロープで支持する場合より、これらのワイヤロープ48,53,55に小さい径のものを用いることができ、取扱いが容易となる。
また、破砕機3による破砕時の振動、衝撃が油圧源装置2に直接的に伝達されないため、破砕時の振動、衝撃による油圧源装置2や油圧源装置2と支持枠42との連結部等の損傷が防止される。
また、破砕機3が複数本のワイヤロープ55により安定して支持されると共に、ワイヤロープ55を油圧源装置2に設けたプレート72のねじれ防止用の孔72aに通したので、破砕機3を横に移動させる等により揺れが生じた場合において、ワイヤロープ55の動きが規制され、破砕動作によってワイヤロープ55がよじれることが防止され、さらに破砕機3の支持が安定化される。
また、支持枠42と中間枠43とを接続する左右隣接のワイヤロープ53,53の中間枠43との接続点である吊輪51,51間の間隔より、これら左右隣接のワイヤロープ53,53の支持枠42との接続点である吊輪50,50間の間隔を狭くしたので、支持枠42の揺れが低減される。なお、この実施の形態において、側面から見た場合、前後に隣接するワイヤロープ53,53についても同様の接続点の間隔の大小関係、すなわち中間枠43との接続点間隔より支持枠42との接続点間隔を狭くすれば、支持枠42の揺れがよりよく防止される。
また、本発明においては、油圧源装置としてはこの装置専用のものを設けることができるが、この実施の形態においては、既存の油圧ショベルの上部旋回体をそのまま油圧源装置として用いているため、比較的容易に油圧源装置が実現できる。
図7は本発明の破砕機の取付け構造の他の例を示す側面図である。この実施の形態において、図5と同じ符号は同じ機能を発揮する部品を示す。このこの実施の形態は、上フレーム62に旋回モータ75aを有する旋回装置を設け、この旋回装置75の旋回体に破砕機3Aの本体フレーム64を取付けたものであり、他の基本構成は図5のものと同じである。
図7の実施の形態においては、旋回装置75を介して破砕機3Aの本体フレーム64を取付けたので、破砕機3Aの向きを任意に変更でき、破砕対称の形状に破砕爪66の向きを容易に合わせることができ、破砕作業が容易となる。
図8は本発明の破砕機の取付け構造の他の例をさらに示す側面図である。図8の例においては、支持フレーム77の頂部にピン78により揺動可能に接続板79を取付け、この接続板79の両端に前記2本のワイヤロープ55の下端をそれぞれ接続する。この支持フレーム77には旋回モータ80aを有する破砕機旋回用旋回装置80を設け、この旋回装置80の旋回フレーム81に、ピン82,83によりアーム84を垂下状に取付ける。そしてこのアーム84の下端にピン85により揺動可能に破砕機3Aを取付ける。この図8に示す破砕機3Aは図7に示すものと同じである。
87は破砕機3Aを揺動させる油圧シリンダであり、その一端をアーム84にピン88により連結し、他端を揺動角増大用のアームリンク89および作業具リンク90の各一端にピン91により連結する。アームリンク89および作業具リンク90の各他端はそれぞれアーム84と破砕機3Aの取付け用ブラケット62にピン92,93により連結する。
この図8に示す破砕機の取付け構造は、アーム84を介して破砕機3Aを取付けたので、挿入深さを拡大することが可能になると共に、通常の油圧ショベルに用いるアーム84と破砕機3Aのアッセンブリを用いることができるので、比較的容易に破砕機とその揺動機構が実現できる。また、リンク89,90により破砕機3Aの揺動角が拡大され、破砕作業範囲が拡大される。また、支持フレーム77に設けた旋回装置80により油圧シリンダ87による破砕機3Aのアーム84に対する傾斜方向を任意に変更することが可能になると共に、破砕機3Aの傾斜角度変更後においても破砕機旋回用旋回装置75とにより破砕機3Aの破砕爪66の向きを任意に変更することが可能となるので、破砕箇所の場所、方向が種々に変わる解体現場において、作業性が向上する。
以上本発明を種々の実施の形態により説明したが、本発明を実施する場合、上記実施の形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更、付加が可能である。
1:クレーン、2:油圧源装置、3:破砕機、4:下部走行体、5:旋回装置、6a:旋回フレーム、7:運転室、8:油圧パワーユニット、9:カウンタウエイト、10:ブーム,10a:下ブーム、10b:上ブーム、11:起伏装置、13,20,30:ウインチ、28:カメラ、30:ワイヤロープ、31,33:シーブブロック、32:吊具、40:油圧パワーユニット、42:支持枠、43:中間枠、45:吊輪、46:シャックル、48:ワイヤロープ、50,51:吊輪、55:ワイヤロープ、57:ピン、58:接続板、56:支持フレーム、62:上フレーム、63:油圧シリンダ、64:本体フレーム、66:破砕爪、68:油圧シリンダ、70:旋回装置の取付け部、71:開口部、72:プレート、72a:ねじれ防止用の孔、75:旋回装置、75a:旋回モータ、77:支持フレーム、79:接続板、80:破砕機旋回用旋回装置、80a:旋回モータ、81:旋回フレーム、84:アーム、87:油圧シリンダ、89,90:リンク

Claims (5)

  1. クレーンのワイヤロープにより垂下される吊具を介して油圧源装置および油圧式破砕機を支持する構成の破砕システムにおいて、
    前記吊具により複数本の支持部材を介して支持される支持枠と、
    前記支持枠上に搭載される油圧源装置と、
    前記支持部材と別に前記吊具から垂下される他の支持部材により支持される破砕機とを備え、
    前記破砕機を支持する前記他の支持部材は、前記吊具から垂下されかつ前記油圧源装置を貫通する複数本の可撓性支持部材により構成されることを特徴とする破砕システム。
  2. 請求項1に記載の破砕システムにおいて、
    前記油圧源装置の前記他の支持部材が貫通する箇所に、それぞれ、よじれ防止用の孔を設けたことを特徴とする破砕システム。
  3. 請求項1または2に記載の破砕システムにおいて、
    前記吊具と前記支持枠との間に中間枠を備え、
    前記支持枠を前記中間枠に3本以上の前記支持部材によって支持させ、
    隣接する前記支持部材の前記中間枠との接続点間の間隔より、隣接する前記の支持部材の前記支持枠との接続点間の間隔を狭くしたことを特徴とする破砕システム。
  4. 請求項1から3までのいずれか1項に記載の破砕システムにおいて、
    前記油圧源装置として、油圧ショベルの少なくとも下部走行体、旋回装置および作業用フロントを取外した上部旋回体を用いると共に、
    前記旋回装置を取外すことにより露出した開口部に、前記破砕機を吊る前記他の支持部材を通したことを特徴とする破砕システム。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載の破砕システムにおいて、
    前記他の支持部材と前記破砕機との間に破砕機旋回用旋回装置を設け、
    前記破砕機旋回用旋回装置の下側に設けられる旋回フレームにアームを垂下状に取付け、
    前記アームに前記破砕機を揺動可能に取付けると共に、前記アームと前記破砕機間に、前記破砕機を揺動させる油圧シリンダおよびリンク機構を取付けたことを特徴とする破砕システム。
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