JP4693713B2 - アースドリル - Google Patents

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Description

本発明は、走行体上に設置する旋回体にブームを起伏可能に取付けるとともに、ケリードライブ装置を上部に取付けたフロントフレームを備えたアースドリルに関する。
アースドリルにおいては、フロントフレームの上部にケリードライブ装置を取付け、このケリードライブ装置の回転駆動体の孔に上下動可能にかつ相対回転不能にケリーバを貫挿し、ケリーバの下端にアースドリルバケットを取付け、ケリーバは、旋回体に搭載した主巻ウインチから巻取り繰出しされてブームの頂部から垂下される主巻ロープにスイベルジョイント(回転ジョイント)を介して接続され、支持される。
そして、掘削時には、前記ケリードライブ装置に備えた液圧モータの作動により回転駆動体とともにケリーバを回転させ、ケリーバやバケットの自重あるいはさらに必要な場合には前記ケリードライブ装置に備えた加圧装置によりバケットに荷重を付加して掘削を行ない、バケット内に土砂が充満したら主巻ウインチによりバケットを地上に引き上げて排土するという作業を繰り返して、構築物の基礎としての主として場所打ち杭のための縦孔を掘削する。
従来のアースドリルにおいては、ケリードライブ装置を取付けるフロントフレームは、特許文献1の図1、図2、図3に示すように、走行体上に設置された旋回体上におけるブームの枢着軸より前方の部位に設けた枢着軸を中心として起伏可能に取付けられる。このような従来のアースドリルにおいては、フロントフレームを起伏させるための液圧シリンダをブームとフロントフレームとの間に設けたり、液圧シリンダの伸縮に伴って巻取り繰出しされるワイヤロープをブームとフロントフレームとの間で掛け回している。
このようなアースドリルにおいては、旋回体に搭載した補助ウインチを用いて補助吊作業を行なう。この補助吊作業は、一定径の軸掘バケットによる掘削が終了した後、拡底バケット(縦孔の底部に拡大されたテーパー形等の拡底部を掘削するバケット)を軸掘バケットの代わりに取付ける必要がある機種においては、このバケット付け換え作業を行なうためのバケットやその台等の運搬作業に用いたり、あるいは縦孔掘削が完了した後、縦孔内にコンクリートを流し込むためのトレミー管や鉄筋の吊り込み等を行なう作業である。
このような補助吊作業は、補助ウインチにより巻取り繰出しされ、ブームの頂部のシーブから垂下する補巻ロープにより対象物を吊り下げて行なう。この補助吊作業を行なう際には、ケリーバからバケットを取外し、フロントフレームはブーム側に抱き込みんでフロントフレームやケリードライブ装置が補助吊作業の邪魔にならないようにしておく。
前記従来のアースドリルは、前述のようにフロントフレームもブームにフロントフレーム起伏用の液圧シリンダやワイヤロープにより接続されているので、補助吊作業の際にブームを起伏させるとき、フロントフレームもこのブームの起伏に呼応して起伏する。このブーム起伏のとき、従来のアースドリルではフロントフレームの枢着部位を旋回体におけるブームの枢着部位の前方としているので、ブームを倒す方向に操作するとき、ブームの傾斜角が所定角度以下になると、ブームとフロントフレームとが干渉するという問題点がある。
このような問題点を解決するため、特許文献2においては、ブームの操作方向が倒す方向であるか起す方向であるかを検知するため、コントロール弁へのパイロット液圧の検知手段を設け、ブームが倒す方向に操作されるときにはフロントフレームのコントロール弁も倒す方向に自動的に操作し、ブームが起す方向に操作されるときはフロントフレームのコントロール弁も起す方向に自動的に操作する電気油圧回路(連動回路)を提案している。
また、特許文献3においては、特許文献2と同様の目的をもって、ブームの起伏シリンダ以外に、ブームと旋回体との間に連動シリンダを設け、この連動シリンダとフロントフレーム起伏シリンダ(このシリンダはブームとフロントフレームとの間に設けられる。)とを連動させ、ブームの起伏にフロントフレームの起伏を連動させたものを開示している。
また、特許文献1の図4には、ブームにフロントフレームの枢着部を設けたものが開示されている。
特開2001−164865号公報 特開2002−327587号公報 特開2002−285776号公報
特許文献2、3に記載のように補助吊作業においてブームの起伏にフロントフレームの起伏を連動させるものにおいては、第1に、連動のための制御回路の付加が必要となったり、余分な液圧シリンダが必要になったりするという問題点がある。第2に、補助吊作業以外の場合にはフロントフレームをブームと連動させずに単独で起伏させる必要があるので、補助吊作業であるか否かによって連動回路を不動作状態としたり動作状態とする切換え手段も必要になり、さらなる装置の付加と操作が必要になるという問題点がある。
一方、フロントフレームをブームに起伏可能に取付けた従来のアースドリルにおいては、ブームにフロントフレームを担持させるため、アースドリルバケットの回転により掘削を行なう際に、掘削反力をブームで受けることになるので、ブームの剛性を高める必要が生じ、このため、ブームの重量が大となり、吊り上げ可能な荷重が小さくなるとともに、アースドリルの安定度が低下するという問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、補助吊作業におけるブームとフロントフレームとの干渉を簡単な構造で防止しえるとともに、ブームが軽量のものですむアースドリルを提供することを目的とする。
本発明のアースドリルは、走行体上に設置した旋回体に起伏可能に取付けたブームと、
ケリードライブ装置のフレームを頂部に取付けたフロントフレームと、
前記ケリードライブ装置の回転駆動体に貫挿しかつ下端に掘削具を取付けたケリーバと、
前記旋回体に搭載した主巻ウインチおよび補助ウインチとを備え、
前記主巻ウインチにより巻取り繰出しされる主巻ロープを前記ブームの頂部より垂下してケリーバにスイベルジョイントを介して接続し、
前記補助ウインチにより巻取り繰出しされる補巻ロープを前記ブームの頂部より垂下して補助吊作業を行ない、
前記補助吊作業の際には前記フロントフレームをブーム側に抱き込むアームドリルにおいて、
前記フロントフレームを、その基端部が前記ブームを両側から挟むように二股状に形成すると共に、前記旋回体に前記ブームの枢着軸と同軸に前記フロントフレームを起伏可能に取付ける構成とし、
前記ブームの枢着軸と前記フロントフレームの枢着軸とを別体とし、
前記ブームの枢着軸を挿着する一対の第1のブラケットの両側に、前記フロントフレームの枢着軸を挿着する第2のブラケットを設け、
前記第2のブラケットの枢着軸挿着孔は、前記第1のブラケットの枢着軸挿着孔と同軸上にあり、かつ第1のブラケットの枢着軸挿着孔より大きくしたことを特徴とする。
本発明においては、補助吊作業の際にブームを起伏させるとき、ブームと液圧シリンダまたはワイヤロープ等により接続されているフロントフレームも同時に起伏するが、ブームとフロントフレームとが同軸に枢着されているので、ブームの傾斜角度の如何に拘らず、ブームとフロントフレームとの相対的位置関係に変化はないので、ブームとフロントフレームが干渉することはない。また、ブームの起伏とフロントフレームの起伏とを連動させるための連動回路を設ける必要がないため、補助吊作業以外の掘削作業において、この連動回路を切換える操作も不要となる。
このように、本発明によれば、補助吊作業におけるブームとフロントフレームとを連動させるための検知手段や連動回路あるいは連動シリンダが不要となる上、連動回路を動作状態にしたり不動作状態にするための切換手段も不要となり、簡単な構造でブームとフロントフレームとの干渉の問題を解決できる。また、切換手段の操作も不要になり、構造の簡単化と相俟って、信頼性の高いアースドリルが提供できる。
また、従来のブームにフロントフレームを担持させたアースドリルに比較して、ブームを軽量化することができ、吊り上げ荷重を増大させ、かつ安定度を向上させることができる。
また、本発明においては、前記フロントフレームはその基端部前記ブームを両側から挟むように二股状に形成したので、ブームそのものは従来のものから改変することなく実施できるという利点がある。
また、本発明においては、ブームとフロントフレームの枢着軸と枢着用ブラケットを別々に設けたので、ブームの枢着後にフロントフレームの枢着を行なうことができるため、各フート部の孔をブラケットの枢着軸挿着孔に同時に位置合わせする必要がなく、ブームとフロントフレームの枢着作業が容易となる。また、第2のブラケットの枢着軸挿着孔を第1のブラケットの枢着軸挿着孔より大きくしたので、第1のブラケットの枢着軸挿着孔へのブーム用枢着軸の挿入を第2のブラケットの枢着軸挿着孔を通して容易に行なうことができる。
図1は本発明を適用するアースドリルの一例を地面の掘削が可能な構成で示す側面図、図2はこのアースドリルを補助吊作業が可能な構成で示す側面図である。図1、図2において、1はクローラ式走行体、2はこの走行体1上に旋回装置3を介して設置した旋回体である。この旋回体3上には、後述の各部の液圧シリンダおよび液圧モータ等のアクチュエータの液圧源と電源となる発電機を備えたパワーユニット4や運転室5等が搭載される。
6はブーム、7はフロントフレーム、9はフロントフレーム7の上部にフレーム9aを介して取付けたケリードライブ装置でこのケリードライブ装置9は公知のものである。本実施の形態においてはブーム6が多段伸縮型である場合について示しているが、非伸縮式のブームを用いる場合もある。10はケリードライブ装置9の回転駆動体(図示せず)に上下動可能に、かつ相対回動不能に貫挿するケリーバ、11はケリーバ10の下端に取付けた軸掘バケットであり、底部に土砂の掘削爪や土砂の取り込み口を有する円錐形の開閉可能な底蓋11aを有するものである。
12、13は旋回体2上に搭載した主巻ウインチおよび補助ウインチ、14、15はそれぞれ主巻ウインチ12、補助ウインチ13により巻取り繰出しされるワイヤロープでなる主巻ロープ、補巻ロープである。主巻ロープ14はブーム6の頂部のシーブ16より垂下され、スイベルジョイント(回転ジョイント)17を介してケリーバ10に接続される。通常はケリーバ10は相対的に上下動可能でかつ相対的に回動不能な複数本のサイズの異なるケリーバを伸縮可能に嵌合してなるもので、最も内側のケリーバにスイベルジョイント17を介して主巻ロープ14が接続される。補巻ロープ15はブーム6の頂部のシーブ18から垂下され、フック15aにより対象物19を吊り上げて補助吊作業を行なうものである。
図3に示すように、ブーム6およびフロントフレーム7は、旋回体2に設けたブラケット2aに設けた同一の枢着軸20を中心として起伏可能に取付けられる。21はブーム起伏シリンダであり、このシリンダ21は、その一端を前記ブラケット2aにピン22により連結し、他端をブーム6の前面に設けたブラケット23にピン24により連結して取付けられる。
前記フロントフレーム7は、図3、図4に示すように、ブーム6の両側に枢着軸20を中心に起伏可能に取付けられた基端部7aと、この基端部7aの上部に一体的に設けられた上部7bとからなる。フロントフレーム7の基端部7aは、この基端部7aでブーム6を両側から挟むように二股状に形成されている。
25はフロントフレーム起伏シリンダであり、このシリンダ25はブーム6の左右に設けられ、図3、図5、図6に示すように、一端をブーム6に設けたブラケット26にピン27により連結し、他端をフロントフレーム7の上面に設けたブラケット29にピン30により連結して取付ける。
ケリードライブ装置9のフレーム9aは、図3、図7に示すように、左右のピン32を中心として上部フレーム7bの上部に回動可能に取付けられる。33はフレーム9aを回動させるシリンダであり、このシリンダ33はフレーム9aの一部を構成する左右のガイド支柱9bと上部フレーム7bの頂部との間に設けられる。
ケリードライブ装置9は前記ガイド支柱9bに沿って上下動可能に取付けられる。34はケリードライブ装置9を上下動させるシリンダである。
なお、図3において、ケリードライブ装置9の下部に2点鎖線で示す符号35と36はそれぞれ拡底バケット(図示せず)を軸掘バケット11の代わりに取付けて縦孔の底部を拡大掘削する場合に使用するセンタージョイントおよびターンテーブルである。センタージョイント35やターンテーブル36はケリードライブ装置のフレーム9aに設けたピン39(図7参照)により支持されて取付けられる。
拡底バケットは開閉可能な拡大翼を有し、拡大翼を徐々に拡大しながら拡底部を掘削するもので、この拡大翼の開閉のために液圧シリンダが使用され、また、拡大翼の開閉角度を検出するためのポテンショメータ等の電気信号を得る機器を搭載する場合がある。このため、ターンテーブル36上には前記拡大翼開閉用液圧シリンダに作動液を供給するホースを巻取り繰出しするホースリール38やケーブルを巻取り繰出しするためのケーブルリール37等を搭載する。一方、センタージョイント35は、非回転部内にターンテーブル36およびケリーバ10とともに回転する回転部を液密に嵌合して作動液連絡部を構成し、旋回体2上の液圧装置とホースリール38に巻かれるホースとを連絡する。また、センタージョイント35は旋回体2上の電気回路とケーブルリール37に巻かれたケーブルとの接続を行なう機能を持つ場合がある。また、ターンテーブル36上には無線機を搭載し、旋回体2上等に設置した無線機との間で電気信号の送受を行なう場合がある。また、センタージョイント35の回転部およびターンテーブル36は拡底バケット使用時のみに回転させ、軸掘バケット11を使用する際にはセンタージョイント35の回転部およびターンテーブル36は回転させないようにするためのクラッチ装置を設ける場合もある。また、バケットとしては、拡底バケットに軸掘バケットの機能を持たせてケリーバ10に対してバケットの交換を行なわないものもある。
このの軸掘バケット11により軸掘を行なう場合は、図1に示すように、フロントフレーム起伏シリンダ25の伸縮度合の調整によりフロントフレーム7の起伏角を調整し、かつフロントフレーム7の頂部とケリードライブ装置のフレーム9aとの間に設けた液圧シリンダ33の伸縮度合の調整により、ケリードライブ装置9の回転駆動体の孔に貫挿したケリーバ10を垂直とし、ケリードライブ装置9に備える液圧モータの作動により回転駆動体を回動させてケリーバ10と共にバケット11を回動させ、主巻ウインチ12の作動により主巻ロープ14を繰り出しながら掘削を行なう。このとき、液圧シリンダ34を伸長させてバケット11を縦孔底面に押しつけることにより、掘削能率を上げることができる。
このような掘削動作によりバケット11内に土砂が充満したら、主巻ウインチ12を巻取り方向に作動させてケリーバ10と共にバケット11を地上に引き上げ、旋回体2を旋回させ、底蓋11aを開いてバケット11内の土砂を地上に排土する。このような作業を繰り返して縦孔の掘削を行なう。
一方、補助吊作業を行なう場合には、図2に示すように、バケット11をケリーバ10から外し、フロントフレーム起伏シリンダ25を収縮させてフロントフレーム7をブーム6側に抱き込み、ケリードライブ装置9やケリーバ10等が補助吊作業の邪魔にならないようにして作業を行なう。
前述のように、ブーム6とフロントフレーム7とが同軸に枢着されているので、補助吊作業の際にブーム起伏シリンダ21の伸縮によりブーム6を起伏させても、ブーム6とフロントフレーム7との相対的位置が変化しないため、ブーム6とフロントフレーム7とが干渉するおそれがない。
また、ブーム6とフロントフレーム7との枢着を同じ枢着軸20により行なうことによってブーム6とフロントフレーム7との干渉を防止しているので、従来のアースドリルで必要とした補助吊作業におけるブームとフロントフレームとを連動させるための検知手段や連動回路あるいは連動シリンダが不要となる。その上、連動回路を動作状態にしたり不動作状態にするための切換手段も不要となり、簡単な構造でブームとフロントフレームとの干渉の問題を解決できる。また、切換手段の操作も不要になり、構造の簡単化と相俟って、信頼性の高いアースドリルが提供できる。
また、ブーム6とフロントフレーム7とが旋回体2に支持されるため、従来のブームにフロントフレームを担持させたアースドリルに比較して、ブーム6を軽量化することができ、これにより吊り上げ荷重を増大させ、かつ安定度を向上させることができる。
また、フロントフレーム7の基端部7aをこの基端部7aでブーム6を両側から挟むように二股状に形成したので、ブームそのものは従来のものから改変することなく実施できるという利点がある。
また、フロントフレーム7の頂部とケリードライブ装置のフレーム9aとの間にケリードライブ装置の傾斜角度を調整する液圧シリンダ33を設けたので、フロントフレーム7の背面とケリードライブ装置のフレーム9aとの間に前記液圧シリンダを設ける場合に比較して、液圧シリンダ33がブーム6側にせり出すことがなく、フロントフレーム7をブーム6側により近接させることができる。
図8は本発明の一実施の形態を示す図4相当断面図である。この実施の形態においては、ブーム6の枢着軸41とフロントフレーム7の枢着軸42とを別体とする。また、ブーム6の枢着軸41を挿着する一対の第1のブラケット43の両側に、フロントフレーム7の枢着軸42を挿着する第2のブラケット44をそれぞれ設ける。また、第2のブラケット44の枢着軸挿着孔44aは、第1のブラケット43の枢着軸挿着孔43aと同軸上にある。また、第2のブラケット44の枢着軸挿着孔44aは、第1のブラケット43の枢着軸挿着孔43aより大きく形成する。
図8の実施の形態においては、中央側にある一対の第1のブラケット43間にブーム6のフート部をセットし、一方の第2のブラケット44の枢着軸挿着孔44aよりブーム枢着用の枢着軸41を通して第1のブラケット43の枢着軸挿着孔43aおよびブームフート部に固定されたボス6bの孔6aに挿着してブーム6を第1のブラケット43に枢着する。その後、フロントフレーム7のフート部をブーム6の両側の各第2のブラケット44にセットし、フロントフレーム7の枢着軸42を第2のブラケット44の枢着軸挿着孔44aおよびフロントフレーム7のフート部の孔7cに通してフロントフレーム7を第2のブラケット44に枢着することができる。なお、ボス6bの端部には鍔(または円筒体)6cを固着し、この鍔(または円筒体)6cと枢着軸41にそれぞれ設けた孔にボルト45を貫挿し、このボルト45にナット46を螺合して締結することにより、ボス6b(ブーム6)と枢着軸41とが回り止めされ、かつ軸方向の相対移動が防止される。
このように、この実施の形態においては、ブーム6の枢着後にフロントフレーム7の枢着を行なうことができるため、各フート部の孔6a、7cをブラケットの枢着軸挿着孔に同時に位置合わせする必要がなく、ブーム6とフロントフレーム7の枢着作業が容易となる。また、第2のブラケット44の枢着軸挿着孔44aを第1のブラケット43の枢着軸挿着孔43aより大きくしたので、第1のブラケット43の枢着軸挿着孔43aへのブーム用枢着軸41の挿入を第2のブラケット44の枢着軸挿着孔44aを通して容易に行なうことができる。
本発明を実施する場合、フロントフレーム7を起伏させる手段として、液圧シリンダやウインチにより引込み繰出しされるワイヤロープをブーム6とフロントフレーム7との間に掛け回したものを使用することができる。また、ブーム6を起伏する手段としてウインチを用いたアースドリルにも本発明を適用できる。また、ケリーバ10にアースドリルバケット以外の他の掘削具を取付けて掘削作業を行なう場合もある。
本発明を適用するアースドリルの一例を掘削のための構成で示す側面図である。 図1のアースドリルを補助吊作業のための構成で示す側面図である。 図1のアースドリルの要部拡大側面図である。 図1のアースドリルのブームおよびフロントフレームの枢着部を示す縦断面図である。 図1のアースドリルのフロントフレーム起伏シリンダのブーム側連結部の構造を示す縦断面図である。 図1のアースドリルのフロントフレーム起伏シリンダのフロントフレーム側連結部の構造を示す縦断面図である。 図1のアースドリルのケリードライブ装置のフロントフレームに対する取付け構造を示す横断面図である。 本発明のアースドリルの一実施の形態であるブームおよびフロントフレームの枢着構造示す縦断面図である。
1:走行体、2:旋回体、3:旋回装置、4:パワーユニット、5:運転室、6:ブーム、6a:孔、7:フロントフレーム、7a:基端部、7b:、7c:孔、9:ケリードライブ装置、9a:フレーム、9b:ガイド支柱、10:ケリーバ、11:アースドリルバケット、12:主巻ウインチ、13:補巻ウインチ、14:主巻ロープ、15:補巻ロープ、16、18:シーブ、17:スイベルジョイント、19:対象物、20:枢着軸、21:ブーム起伏シリンダ、25:フロントフレーム起伏シリンダ、33:フレーム回動シリンダ、34:ケリードライブ装置上下動シリンダ、35:センタージョイント、36:ターンテーブル、37:ホースリール、38:ケーブルリール、41、42:枢着軸、43:第1のブラケット、43a:枢着軸挿着孔、44:第2のブラケット、44a:枢着軸挿着孔

Claims (1)

  1. 走行体上に設置した旋回体に起伏可能に取付けたブームと、
    ケリードライブ装置のフレームを頂部に取付けたフロントフレームと、
    前記ケリードライブ装置の回転駆動体に貫挿しかつ下端に掘削具を取付けたケリーバと、
    前記旋回体に搭載した主巻ウインチおよび補助ウインチとを備え、
    前記主巻ウインチにより巻取り繰出しされる主巻ロープを前記ブームの頂部より垂下してケリーバにスイベルジョイントを介して接続し、
    前記補助ウインチにより巻取り繰出しされる補巻ロープを前記ブームの頂部より垂下して補助吊作業を行ない、
    前記補助吊作業の際には前記フロントフレームをブーム側に抱き込むアームドリルにおいて、
    前記フロントフレームを、その基端部が前記ブームを両側から挟むように二股状に形成すると共に、前記旋回体に前記ブームの枢着軸と同軸に前記フロントフレームを起伏可能に取付ける構成とし、
    前記ブームの枢着軸と前記フロントフレームの枢着軸とを別体とし、
    前記ブームの枢着軸を挿着する一対の第1のブラケットの両側に、前記フロントフレームの枢着軸を挿着する第2のブラケットを設け、
    前記第2のブラケットの枢着軸挿着孔は、前記第1のブラケットの枢着軸挿着孔と同軸上にあり、かつ第1のブラケットの枢着軸挿着孔より大きくしたことを特徴とするアースドリル。
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