JP5755030B2 - キャップ - Google Patents
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Description
薄肉弱化部の破断が進むと、切り離された封止板が次第に上方に折れ曲がっていき、封止板が完全に切り離される直前には、わずかに連結している薄肉弱化部付近まで上方に折れ曲がるとともに、プルリングを引っ張る力は破断線に対して平面視で垂直に働くようになるので、薄肉弱化部に働く力は、剪断力よりも引っ張り力が強くなる。
とくに封止板の周縁が円形をなしているキャップでは、封止板が完全に切り離される直前の引っ張り力が働く周縁の長さが、切り離し方向に細長いキャップより長いため、ケバ立ちが目立って多かった。
そのため、注出口に唇をあて内容液を飲むときに、違和感を生じるという問題があった。
また、見た目にも好ましくないという問題もあった。
肉厚部を設けることによって、ケバ立ちが多かった封止板の周縁が円形をなすキャップにおいても、ケバ立ちを防ぐことができた。
さらに、薄肉弱化部の幅を肉厚部に隣接する部位で小さく、肉厚部と反対側のプルリング側に向けて漸次大きくすれば、プルリングの反対側、すなわち完全に切り離される寸前の封止板が連結する薄肉弱化部の幅が小さいので、薄肉弱化部の伸び変形が小さく、折れ曲がり変形が小さくなり引っ張り力が抑制され、ケバ立ちを防ぐことができる。
容器本体Dの口部1外周には、係合突条2が設けられている。
封止板9の上面には、抜栓時に引上げるプルリング10が支柱11を介してヒンジC側の周縁近傍に設けられ、ヒンジCの反対側、すなわち支柱11と反対側の周縁には肉厚部12が設けられている。
肉厚部12は、図2(a)に示すように、プルリング10の支柱11の反対側位置を中心に所定の円周角αにわたって形成されている。
本実施例では、薄肉弱化部8の幅が、ヒンジCの反対側で最も小さいeであり、ヒンジC側に向けて漸次大きくなり、ヒンジC側の支柱11に最も近い部位で2eの最大幅となるように形成され、薄肉弱化部8の内周円が外周円に対してeだけ偏心して形成されている。
上壁5の上部には、上蓋Bと係合する蓋係合部13が立設され、蓋係合部13の外周の上端には拡径した膨出部14が形成され、その下方には膨出部14より径の小さい縮径部15が連続して形成されている。
また、係合筒部6の下端外周と外周筒部7の下端内周は、ヒンジCの反対側に設けられた連結片16と、間隔をおいて複数配設された破断可能な弱化片17とを介して連設されている。
側壁21には、内周下端に、キャップ本体Aの係合筒部6の蓋係合部13と係合する係合凹部23が設けられており、外周下端の所定の位置にヒンジCが連設されている。
打栓時に蓋係合部13の上端面と当接する係合凹部23の上面には、キャップの内外を連通する空気通路24が所定箇所に配設されている。
本実施例のキャップは、図1のように、閉蓋状態で、係合筒部6と外周筒部7との間に形成される嵌合溝が容器本体Dの口部1にあてがわれ、上蓋Bの上から打栓されて係合突条2に嵌合し、容器本体Dの口部1に装着される。
本実施例のキャップを抜栓するには、上蓋Bを開きプルリング10を上方に引っ張る。
プルリング10が引き上げられると、プルリング10と一体の支柱11が設けられている封止板9のヒンジC側が上方に引き上げられて、注出筒4の下部に連設する隔壁3との間の薄肉弱化部8に剪断力が働き、薄肉弱化部8の破断が始まる。
さらに封止板9が大きく切り離されると、切り離された封止板9は大きく上方に折れ曲がっていくが、破断部が肉厚部12に隣接する薄肉弱化部8に到達すると、封止板9は肉厚部12により補強されているため、その後は上方への折れ曲がりが抑制される。
そのため、封止板9が最終的に切り離されるプルリング10の反対側においても、破断面には引っ張り力によって材料が延びたひげ状のケバ立ちが発生せず、滑らかな注出口周縁を得ることができる。
また、本実施例では、封止板の周縁を円形形状としたが、プルリングの支柱と支柱の反対方向とに細長い形状としてもよいことはもちろんである。
さらに、図4に示すように、上蓋Bの内筒22に受け部26を設けているので、上蓋Bを閉める過程で、上蓋Bが垂直になった段階から受け部26の下部が注出筒4の内側に入り込み、上蓋Bの内面に付着した内容物を受け部26を介して容器内に回収することができるので、内容物をキャップ周辺にこぼして汚すことがない。
B 上蓋
C ヒンジ
D 容器本体
1 口部
2 係合突条
3 隔壁
4 注出筒
5 上壁
6 係合筒部
7 外周筒部
8 薄肉弱化部
9 封止板
10 プルリング
11 支柱
12 肉厚部
13 蓋係合部
14 膨出部
15 縮径部
16 連結片
17 弱化片
20 頂壁
21 側壁
22 内筒
23 係合凹部
24 空気通路
25 突出環
26 受け部
30 ヒンジ片
31 保持爪
32 保持突条
Claims (3)
- 容器口部に装着されるキャップであって、
内容物を案内する注出筒の下部に容器内を密閉する隔壁が連設され、
隔壁の注出筒より内方部位には、薄肉弱化部を介して注出口を形成する封止板が設けられ、
封止板には、一方の周縁近傍に設けられた支柱を介して上方に設けられたプルリングと、支柱と反対側の他方の周縁に所定円周角範囲にわたる肉厚部とを備え、
薄肉弱化部の幅は、肉厚部に隣接する部位で小さく、肉厚部と反対側のプルリングの支柱側に向けて漸次大きくなっていることを特徴とするキャップ。 - 肉厚部は、封止板の上面に突出して設けられていることを特徴とする請求項1記載のキャップ。
- 封止板の周縁は円形をなしていることを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ。
Priority Applications (1)
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JP2011120485A JP5755030B2 (ja) | 2011-05-30 | 2011-05-30 | キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011120485A JP5755030B2 (ja) | 2011-05-30 | 2011-05-30 | キャップ |
Publications (2)
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---|---|
JP2012246028A JP2012246028A (ja) | 2012-12-13 |
JP5755030B2 true JP5755030B2 (ja) | 2015-07-29 |
Family
ID=47466898
Family Applications (1)
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JP2011120485A Active JP5755030B2 (ja) | 2011-05-30 | 2011-05-30 | キャップ |
Country Status (1)
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Families Citing this family (1)
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-
2011
- 2011-05-30 JP JP2011120485A patent/JP5755030B2/ja active Active
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