JP5748913B2 - Mu−mimo及びsu−mimoシステムのための低複雑性でランク拡張可能なコードブック設計、及びプリコーディング行列フィードバックのサポート方法 - Google Patents

Mu−mimo及びsu−mimoシステムのための低複雑性でランク拡張可能なコードブック設計、及びプリコーディング行列フィードバックのサポート方法 Download PDF

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Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2011年10月27日出願の米国仮出願第61/552,273号を優先権主張するものであり、その内容全体を参照により包含するものとする。
本発明の一つまたは複数の実施形態は、無線通信技術に関するものである。具体的に、本発明の一つまたは複数の実施形態は、プリコーディング行列を表すビットシーケンスを使用してユーザのチャネル状態情報(CSI:Channel State Information)を示すマルチユーザMIMO(MU−MIMO:Multi-User Multiple-Input, Multiple-Output)やシングルユーザMIMO(SU−MIMO:Single-User Multiple-Input, Multiple-Output)システムの性能改善に用いられるものである。
MU−MIMOや、SU−MIMOも形態によっては、送信アンテナ(たとえば、基地局におけるアンテナ)と一つまたは複数の受信装置(たとえば、一つまたは複数の移動端末)における受信アンテナの間のチャネル状態情報(CSI)を、送信側が知っていることが求められる。MU−MIMOにおいては、特に、そのCSIについての情報の精度に影響を受ける。具体的に、送信装置で想定されて、接続するユーザの選択、そのユーザへのレートの割当て、そしてそのユーザへデータストリームを運ぶビームフォーミングベクトルの形成に使用されるCSIが、送信時の時間と周波数での実際のCSIと異なる場合、高いレベルの干渉が複数の異なるユーザのストリーム間に起こり得る。この“内部での”送信干渉により、MU−MIMOのサポートするレートが大きく制限されることになる。
送信装置や受信装置で認識されるCSIの“精度”を判定するには、多くの要素が関わってくる。その要素には、チャネルの物理特性、たとえば、時間及び/または周波数におけるチャネルの変動がいかに速いか等に依るものがある。また、システム設計による制限、たとえば、受信装置でのCSIの推定時と、CSの送信装置へのフィードバック時と、送信装置で最終的に使用してデータ送信の方向付けする時とで時間遅延に依るものがある。他の要素としては、受信側がCSIをデジタルフィードバックによって送信装置へ示すのに使用するビット数がある。現在リリースされている3GPPのLTE設計では、ランク1のチャネルを示すのに使用するビットは4ビットのみである。
干渉により制限され得るこの4ビットのLTE設計を使用する理由の一部に、LTEが過去に、CSが時間及び/または周波数において急速に変化するシナリオやチャネルフィードバックが広い帯域幅(たとえば、5−20MHz)に渡る状態を示さなければならないシナリオに非常に重きを置いていたことが挙げられる。その場合、チャネルの変動(dynamics)がCSフィードバックの精度を支配しており、MU−MIMOは、そのような理由により、フィードバックによる制限以上に効率よく作用しない。他にも、CSに高い精度を要求しないSU−MIMOがより重要視されていることが挙げられる。
MU−MIMOが効率的に作用するチャネル変動の速度が遅い時でも、4ビットを超えるフィードバックを考慮する際の問題点として、ランクn>1のフィードバックもサポートする大きなコードブックを設計することが挙げられる。たとえば、ユーザが4x2CSのn=2のサブスペースを表したい場合である。他にも、送信リソースや計算/受信装置の複雑性の観点から、多くのCSIのビットを使用する問題が挙げられる。
しかしながら、このような問題は、移動のより少ないユーザやより小さいセルなどのチャネル変化の少ないケースに目を向けると、それほど重要でない。さらに、複数のユーザの場合のMIMO周波数利用効率の改善は、最終的にはSU−MIMOの改良のもとにMU−MIMOが効率的に動作することにある。したがって、MU−MIMOを改良し、SU−MIMOに比べて大きな周波数利用効率が得られるようにすることに重点を移すことにする。そうするために、CSIにおいてより多くのフィードバックビットをサポートする必要がある。
LTEはまた、目下、FFTやハウスホルダー変換に基づく設計を含む様々なコードブック設計をサポートしている。N本の送信アンテナで動作させるためには、設計において、正規直交のNxN“プリコーディング行列”(PM)が定義される。各PMは、コードブックからの選択されたコードベクトルエントリ(プリコーディング行列)を示すビットシーケンスを含む“プリコーディング行列インジケータ”(PMI:Precoding Matrix Indicator)により選択可能である。しかしながら、LTE設計ではむしろ制限されており、アンテナエレメントはすべて同じゲインが与えられ、わずかなPMしか使用しない。つまり、アンテナ間でのゲイン−ベクトルの概念がない。さらに、LTEや学術的な貢献では、“局内”(intra-site)や“局間”(inter-site)のアンテナ位相差を使用した設計が示されてきたが、かかる設計では、この特別な設計や方法で説明するいくつかの特徴は含まれていなかった。
本発明の一つまたは複数の実施形態によると、マルチユーザMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)システム及びシングルユーザMIMOシステムのプリコーディング行列のフィードバックをサポートする移動端末における無線通信方法であって、前記移動端末において、少なくともゲイン情報及び相対位相情報を含むチャネル状態情報を得るステップを有している。また、当該無線通信方法は、b,p1,p2及びp3のビット群を含む複数のプリコーディング行列を、少なくともアンテナ要素間の前記ゲイン情報及び前記相対位相情報を用いた量子化によりそれぞれ生成するステップを有している。また、当該無線通信方法は、さらに生成したプリコーディング行列の中で最適なプリコーディング行列を選択するステップと、選択したプリコーディング行列を表すビットシーケンスを基地局に送信するステップとを具備し、前記b は、前記プリコーディング行列の各要素を定義するパラメータの1つであり、ゲインベクトルと置換の組み合わせを指定し、前記p1及びp2は、プリコーディング行列の各要素を定義するパラメータであり、2つのサブベクトル内相対位相スカラーθ ,θ を示し、p3は、プリコーディング行列の各要素を定義するパラメータであり、サブベクトル間位相スカラーθ を示す
本発明の一つまたは複数の実施形態によると、非一時的コンピュータ可読媒体は、実行時に、マルチユーザMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)システム及びシングルユーザMIMOシステムのプリコーディング行列のフィードバックをサポートする移動端末における無線通信方法を行うように構成されたソフトウェア命令を備える。また、当該非一時的コンピュータ可読媒体は、前記移動端末において、少なくともゲイン情報及び相対位相情報を含むチャネル状態情報を得るステップと、b,p1,p2及びp3のビット群を含む複数のプリコーディング行列を、少なくともアンテナ要素間の前記ゲイン情報及び前記相対位相情報を用いた量子化によりそれぞれ生成するステップとを有する。非一時的コンピュータ可読媒体は、さらに生成したプリコーディング行列の中で最適なプリコーディング行列を選択するステップと、選択したプリコーディング行列を表すビットシーケンスを基地局に送信するステップとを具備し、前記b は、前記プリコーディング行列の各要素を定義するパラメータの1つであり、ゲインベクトルと置換の組み合わせを指定し、前記p1及びp2は、プリコーディング行列の各要素を定義するパラメータであり、2つのサブベクトル内相対位相スカラーθ ,θ を示し、p3は、プリコーディング行列の各要素を定義するパラメータであり、サブベクトル間位相スカラーθ を示す
本発明の一つまたは複数の実施形態によると、移動端末は、マルチユーザMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)システム及びシングルユーザMIMOシステムのプリコーディング行列のフィードバックをサポートする。また、当該移動端末は、プリコーディング行列を選択する構造化されたコードブックであって、ゲインと置換のジョイント・コードブック、サブベクトル内位相コードブック及びサブベクトル間位相コードブックを有するコードブックを有する。また、当該移動端末は、少なくともゲイン情報及び相対位相情報を含むチャネル状態情報(CSI)を受信する移動端末の受信部を有する。また、当該移動端末は、さらに最適プリコーディング行列についてゲインと置換のジョイント・コードブック、サブベクトル内位相コードブック及びサブベクトル間位相コードブックのそれぞれのビット割当てを示すビットシーケンスを、少なくともアンテナ要素間の前記ゲイン情報及び前記相対位相情報を用いて生成する生成部を有している。また、当該移動端末は、少なくとも前記ビットシーケンスを基地局に送信する移動端末の送信部とを備えることを特徴とする。
本発明の他の態様及び利点は、以下の説明及び別紙の請求の範囲により明らかであろう。
本開示の一つまたは複数の実施形態による量子化プロセスを示すフローチャートである。 本開示の一つまたは複数の実施形態による位相成分への適応ビット割当てを用いた量子化プロセスを示すフローチャートである。 本開示の一つまたは複数の実施形態による2ビットのゲインと置換のジョイント・コードブックの表1である。 本開示の一つまたは複数の実施形態による3ビットのゲインと置換のジョイント・コードブックの表2である。 本開示の一つまたは複数の実施形態による4ビットのゲインと置換のジョイント・コードブックの表3である。 本開示の一つまたは複数の実施形態による4ビットのゲイン、置換及びビット割当てのジョイント・コードブックの表4である。 本開示の一つまたは複数の実施形態による提案したコードブック構造を用いたシングル4x1ターゲットベクトルへのマッチングに基づくランク1、低複雑性PMIサーチのフローチャートを示す表5である。 本開示の一つまたは複数の実施形態による提案したコードブック構造を用いたシングル4x1ターゲットベクトルへのマッチングに基づくランク1、低複雑性PMIサーチのフローチャートを示す表5である。 本開示の一つまたは複数の実施形態による提案したコードブック構造を用いたシングル4x1ターゲットベクトルへのマッチングに基づくランク1、低複雑性PMIサーチのフローチャートを示す表5である。 本開示の一つまたは複数の実施形態によるアンテナ1,2とアンテナ3,4のゲイン差Gdiffを含む動作フローを示す表6である。 本開示の一つまたは複数の実施形態によるアンテナ1,2とアンテナ3,4のゲイン差Gdiffを含む動作フローを示す表6である。 本開示の一つまたは複数の実施形態によるアンテナ1,2とアンテナ3,4のゲイン差Gdiffを含む動作フローを示す表6である。 本開示の一つまたは複数の実施形態によるアンテナ1,2とアンテナ3,4のゲイン差Gdiffを含む動作フローを示す表6である。 Line of Sight Dataがなく、1/2波長アンテナ間隔のITU−R Urban Micro Channel modelのテストデータから得た最適設計を示す表7であり、性能は、本開示の一つまたは複数の実施形態による予想量子化エラー動作のlog2()値(低い値ほど良い)で求める。 “Rank Indicator”を介してランクの表示方法とランク1,2,3,4の関連ベクトルを表す方法を示す表8である。 本開示の一つまたは複数の実施形態によるベクトルに付随するランク2のフレキシブルに定義したランク2またはランク1の表示方法を示す表9である。
本発明の実施形態においては、本発明をより理解してもらうために多くの詳細内容を具体的に説明していく。しかしながら、この具体的で詳細な説明をなくしても、当業者なら明らかに本発明を実施できるであろう。他にも、本発明が曖昧になるのを避けるため、周知の特徴は詳細に説明しないこととする。
読みやすさと例示説明のため、本開示の一つまたは複数の実施形態は、一般にコードブック設計に関連するものとする。一つまたは複数の実施形態によると、コードブックWは、チャネル行列またはその固有ベクトル等を量子化するのに用いられるインデックス付きのコードベクトルのセットである。さらに、量子化ビットが増えれば増えるほど、受信側で測定されるチャネルにより正確に一致させることができる。さらに、コードブックに基づくプリコーディング送信をする際に重要な点は、コードブックをどのように設計して、プリコーディング送信ベクトルの生成に使用されるビットを相対的に少ない数だけ送信装置側にフィードバックし、比較的限られた上りリンクリソースを使用するようにするかということである。別の重要な点は、利用可能なセットWから最適なコードブックベクトルを選択するための計算式をどのように選択するかということである。たとえば、4本の送信アンテナのシナリオにおいて、2本までの受信アンテナを有するユーザがいる場合、システムは、4人のユーザのそれぞれに単一のストリームを送り、MU−MIMOを介して時間と周波数方向に同時にストリームを送信している。このMU−MIMO送信を一緒に行えるようにするために、このケースでは、各ユーザが送信装置に対し、送信装置とその2本の受信アンテナの間の全体で4x2のチャネル状態スペースの4x1の好ましいプリコーディング送信ベクトル(サブスペース表示(すなわち、“rank 1 approximation”))を示す。当業者なら、本発明の実施形態を変更してより多くの送信アンテナと受信アンテンアを備えることができることを理解できよう。したがって、本発明は、4本の送信アンテナと2本の受信アンテナに限定されない。
本開示の一つまたは複数の実施形態によると、アンテナのCSが比較的独立しているケースがあり、チャネルが時間(たとえば、20msec)に対し十分に安定し、周波数ブロックに対し(たとえば、1MHzに渡って)十分にコヒーレントなチャネル/使用の状況で、CSの精度がチャネルの変動やフィードバックの遅延などの影響を強く受けないようなときがある。このような場合において、ユーザの信号対雑音比(SNR:Signal to Noise Ratios)が6から10dBの場合、各ユーザのCSIを表すのに必要な最小限のビットは8から20の“CSIフィードバックビット”とすることができる。CSIフィードバックビットは、十分なCSI精度を与えるのに必要な最小限のビットであり、それによりMU−MIMO送信が干渉内において強く制限されないものである。
本発明の一つまたは複数の実施形態によると、より多くのCSIフィードバックビット、たとえば、8から12ビット、20ビット以上をサポートすることができる複雑性の低い装置及び方法を提供する。設計の構造は、CSIフィードバックビットを一連の操作で独立してサーチすることができる異なるパラメータに分割する。選んだ特定の構造により、CSIのフィードバックビットを決定し、ランクやチャネル品質などの関連するパラメータを計算する際の複雑性の低いアプローチが可能になる。ゲインについて、置換とゲインベクトルの組み合わせを介して特定の表示をするのも非常に効果的である。さらに、設計では、簡単な操作でランク1の要素をランクn(>1)の要素に拡張する。さらに、設計では、勿論、8本の送信アンテナの設計に拡張することができる。また、ゲイン情報と相対位相パラメータを使用することにより、CoMP(Coordinated Multi-Point)や様々な偏波アンテナの関係のケースに拡張できる可能性がある。
さらに、本開示の一つまたは複数の実施形態によると、従来の積ベクトル量子化器、置換ベクトルの量子化器、半順序ビット割当て量子化器の原理を組み合わせ構造化されたコードブック設計を開示する。さらに、本発明の実施形態は、CSI量子化への特別な応用と、様々な無線使用状況に応用可能なサーチに合った構造化されたサーチが可能になる。
本開示の一つまたは複数の実施形態によるコードブック設計とサーチ方法では、目下、LTEで使用されているPMIビットよりも多くのビットをサポートできる複雑性の低い方法を提供する。設計構造では、PMIビットを異なるパラメータに分けて、それを一連の操作を用いてサブベクトルのグループで個別にサーチすることができる。場合によっては、かかる操作やサブベクトルのグループを、期待するアンテナの特性とアンテナの使用状況に必然的に合わせる。
本発明の一つまたは複数の実施形態によると、構造化されたコードブックには、ゲインと置換のジョイント・コードブック、サブベクトル内位相コードブック、及びサブベクトル間位相コードブックを含めることができる。
本開示の一つまたは複数の実施形態による設計及びサーチ方法はまた、ランク1の要素に対する単純な操作(たとえば、置換や共役)でランクn>1のプリコーディング行列コードブックを簡単に定義する方法を提供することができる。これにより、構造的な計算をして、PMIとCQI(Channel Quality Indication)を決定する際の計算負荷を低減することができる。この設計では、有利なことに、PMIとRIからなる既存のタイプのLTEフィードバックメカニズムを利用することができる。
さらに、この設計は必然的に、たとえば、5,6,8等、他の数の送信アンテナに対応するように拡張することができる。ゲイン情報や相対位相パラメータを使用することで、また、CoMPや様々な偏波アンテナ関係などのケースに拡張できる可能性もある。
本開示の一つまたは複数の実施形態によると、BビットコードブックCのランク1要素
Figure 0005748913
は、ゲイン情報や位相情報を異なるビットに別途符号化することで表すことができる。各ベクトルは、2つの2次元サブベクトルとそのサブベクトルの関係を定義する情報により表すことができる。位相情報は、各サブベクトル内の相対位相とサブベクトル間の相対位相の両方を表している。ゲイン情報は、対応するビット割当てとともに置換コードブックを用いて4次元ベクトルにまとめて符号化することができる。置換により、様々なアンテナをサブベクトル割当て、したがって、様々なアンテナが考えられるゲイン値に割り当てられる。ゲイン値は、ゲインベクトルにより定義されるが、それはまた、異なる位相成分へのビット割当てを定義することができる。
本開示の一つまたは複数の実施形態によると、ターゲットベクトル
Figure 0005748913
について、ベクトルの正確な位相に並ぶように、チャネル方向の量子化が最大値をとるようにコードブックを設計する。具体的に、コードブックにおける最適要素を以下の式により選択する。
Figure 0005748913
注目すべきことに、この最適要素の定義による一つの効果として、ターゲットベクトルとコードブックのいずれかの要素のどちらかの全体の位相の変化が最適選択に影響を与えることはない。具体的に、影響がないことは少なくとも以下の式に表れている。
Figure 0005748913
さらに、通常の操作では、qはノルム1のベクトルである。このベクトルに対し追加した“ゲイン”は、全体の強度、たとえば、チャネルのSNRを示し、他のパラメータ、たとえば、チャネル品質インジケータ(CQI:Channel Quality Indicator)の値で表される。
結果として、コードブックの構造は、vに近似した平均二乗誤差を表すよう設計されている場合よりも複雑性の低い次元で表現する必要があるものである。その複雑性の低い次元のコードブック構造は、一つの無関係な全***相とノルム1のベクトルへの限定の組み合わせから得られる。したがって、コードブックの要素は、“有効に”4次元スペースの3次元サブスペースに存在する。これは、実際、各ベクトル
Figure 0005748913
の要素の一つが実際に実質正のスカラー(位相=0)であると仮定するコードブックと、すべての
Figure 0005748913
に対し||v||=1によってコードブックに示される。
ランク1 PMベクトルとパラメータ
本開示の一つまたは複数の実施形態によると、各要素vは4つのパラメータで定義される。第一のパラメータは、bビットを用いて指定されるゲインベクトルと置換の組み合わせである。また、これを用いて3つの異なる位相成分の間のビット割当てを定義することができる。第二と第三のパラメータは、2つのサブベクトル内相対位相スカラーθ,θであり、それぞれp,pビットで表される。第四のパラメータは、pビットで表されるサブベクトル間位相スカラーθである。
さらに、本開示の一つまたは複数の実施形態によると、Bビットコードブックは、コードブックに定義されたすべての可能なベクトル要素に対してb+p+p+p=Bで定義される。このように、4つのパラメータのすべての値のすべての組み合わせで表される2のビットの組み合わせで2の独自のコードベクトルを定義する。
ここで注目すべきは、値p,p,pがコードブックの異なる要素に対して同じである必要がない点である。上述の通り、値p,p,pは、bゲイン/置換ビットで定義される情報に適応させることができる。これは、Bが大きな値のとき、とりわけ興味深いものとなる。
本開示の一つまたは複数の実施形態によると、各要素vは以下の構造を備える。
Figure 0005748913
次に、これらのパラメータそれぞれの表示について詳しく説明する。
置換とゲインのジョイント・コードブック
置換I={i(1),i(2),i(3),i(4)}とゲインベクトルg={g(1),g(2),g(3),g(4)}を、2^{g}の組み合わせの一つとして定義する。これらの組み合わせは、gビットのコードブックをなしている。異なるB値に対して異なる値gが使用され、それは全ビット値Bの意味内でその情報に求められる相対的な精度により定義される通りである。その値gは、それぞれ異なる構造を備えることができる。
本開示の一つまたは複数の実施形態によるg=2ビットのコードブック設計を図3に示す。本形態には注目すべき有用な点がいくつかある。一つ目に、値α(dB)で定義される単一ゲインベクトルがあることである。α>0と仮定すると、第一要素はg(1)>g(2)=g(3)=g(4)となる。別の点として、k番目の置換の第一要素がkということである。基本的に、ターゲットCSを表すのに最適な置換の一つは、CSのk番目のアンテナのゲインが最大である場合、k番目の置換となる。このアンテナが最大のゲイン値g(1)を得る。さらに、かかるコードブックの設計では、使用すべき値αを、様々な条件でのシミュレーションテストを用いてあらかじめ選択して、量子化器の全性能を最大限引き出すようにすることができる。この例を以下に説明する。
図4に示す表2では、本開示の一つまたは複数の実施形態によるg=3の場合の置換−ゲインのジョイント・コードブックの設計デザインの一例を示す。この実施形態に関し有用なポイントがいくつかある。一つ目は、ゲインベクトルが2つあり、一つは等しいゲインベクトルであり、もう一つのゲインベクトルは、値β(dB)で定義されるということである。β>0と仮定すると、第一要素g(1)=g(2)>g(3)=g(4)が得られる。
別の注目点として、本開示の一つまたは複数の実施形態によると、コードブックインデックス値0の置換が、等しいゲインベクトルの使用に関連付けされている。このように、ゲインの観点から、多くの置換を使用することができるが、アンテナへのゲイン割当ての点ではすべて等しい。しかしながら、この方法においては、アンテナをサブベクトルにマッピングするために、置換を特定する必要が考えられる。このように、置換[1,2,3,4]を、一般性を欠くことなく使用することができる。
さらに、これも注目に値することだが、本開示の一つまたは複数の実施形態によると、コードブックインデックス値1,2,...,6に対する置換では、より大きいゲイン値{g(1),g(2)}を得るアンテナとして2本のアンテナが選択されることを示している。これらの要素は、不平等なゲインのゲインベクトルの使用を示している。注目すべきことに、不平等なゲインのゲインベクトルを値βでパラメータ化することもできる。この値は、様々な条件での多くのシミュレーションを用いたサーチにより先験的に設計し、選択することができる。
さらに、注目すべきことに、本開示の一つまたは複数の実施形態では、ゲインベクトルにより量子化部が通常倍率の異なる独立したアンテナのケースに対応することが可能となる。さらに、この設計は、強く依存したアンテナからなる交差偏波配置にもよく適用することができる。具体的に、交差偏波配置では、偏向により、平均アンテナ受信強度が異なることがある。ここで、交差偏波配置による2つのアンテナペア間のゲインの不均等を示すには、置換値1,2,...,6のうち少なくとも2つが役立つ。
図5に示す表3は、本開示の一つまたは複数の実施形態によるg=4ビットの場合の置換−ゲインのジョイント・コードブックの一デザインを示す。注目すべきは、3つのゲインベクトルがあることである。一つは、値κ(dB)で定義される。値κは0dBより大きく、第一要素g(1)>g(2)=g(3)=g(4)である。別の2つは、2つの値δとτ(ともにdB)にそれぞれ定義される。両値とも0dBより大きく、第一要素g(1)=g(2)>g(3)=g(4)である。要素やパラメータの数が増えると、アンテナ間のゲインの変動のモデリングをより正確にすることが可能になる。さらに、インデックス値1,2,...,6と7,8,...,15の置換では、より大きなゲイン値{g(1),g(2)}を得るアンテナとして2本のアンテナを選択することを示している。3ビットの設計でも、置換構造を交差偏波配置に使用することができる。
置換、ゲイン及び位相ビット割当ての組み合わせ
本開示の一つまたは複数の実施形態によると、置換−ゲインのコードブックの設計を拡張して、異なる位相成分へのビット割当てを可能にして、使用しているゲインベクトルと置換をサポートする設計にすることができる。たとえば、B=20で、図5に示す4ビットのゲインのコードブック構造を使用した設計の実施形態を使用した場合、p1+p2+p3=20−4=16となる。
別の例では、本開示の一つまたは複数の実施形態によると、インデックス値0,1,2,3に対応する置換−ゲインの要素に対し、κ値を中位の値で、たとえば3.0dBとした設計を仮定した場合、その設計にはp2よりもp1により多くのビットを使用することになる。これは、第一のサブベクトルが第二のサブベクトルよりもより高いゲインを有するアンテナを備えていることによる。しかしながら、中位のゲイン差を考えると、p1に割り当てられるビットはp2に比べて一つ多いだけである。
別の例では、本開示の一つまたは複数の実施形態によると、インデックス値4,5,...,9に対応する置換−ゲイン要素について、値δがより大きい値、たとえば、9.0dB程度となる設計を仮定すると、再度、この場合の設計ではp2に比べてp1により多くのビット使用することになる。これは、第一のサブベクトルのアンテナのゲインが、第二のサブベクトルに比べてより高いからである。しかしながら、ゲイン差が大きいとすると、インデックス値0,1,2,3に比べてp1(p2)には3ビット多く(少なく)割り当てられる。
別の例では、本開示の一つまたは複数の実施形態によると、インデックス値10,11,...,15に対応する置換−ゲイン要素について、値τが中位の値、たとえば、3.0dB程度となる設計であるとすると、さらにまた、この場合も、p2に比べてp1に対し、より多くのビットを使用する設計となる。しかしながら、この場合には、ビット割当ての差が少なく、p2よりもp1に1ビットだけ多く割り当てられるだけである。この設計原理もまた、基本的に、図4の3ビットのコードブック設計に拡張できる。量子化プロセスのフローチャートを図2に示す。
位相コードブック
本開示の一つまたは複数の実施形態によると、位相コードブックは、それぞれ0から2πの位相のサンプリングを示している。さらに、一つまたは複数の実施形態において、所定の位相値に対しサンプリングする粒度をビット数(すなわち、p,pまたはp)で定義し、位相のサンプリングを一定にすることができる。そのようなビット割当ては、先に注目したように、ゲイン−置換の情報に適用することができる。
本開示の一つまたは複数の実施形態によると、一定のサンプリングを使用するサブベクトル内位相の場合、位相コードブックを以下のような2次元ベクトル要素のコードブックとして考えることができる。
Figure 0005748913
同様に、サブベクトル間位相コードブックも同様の構造をとるが、スカラー値のみを必要とする点が異なる。それを以下に示す。
Figure 0005748913
これらのベクトルとスカラーのコードブックを使うことは、複雑性の低いコードブックサーチを実行するときに有用である。
複雑性の低い最適PMIのサーチ
本開示の一つまたは複数の実施形態によると、コードブック構造により、以下に説明するように、受信側での最大比結合(MRC:Maximal-Ratio Combining)を仮定した既存のランク1フィードバックサーチに適用可能で複雑性の低い方法を実行することができる。
コードブック構造及び低複雑性の方法をまた、主成分分析により定義される値
Figure 0005748913
のサーチに適用することができる。これは、少なくともサーチ方法の形態の一例であり、主成分分析により定められるCSのフィードバックに適用することができる。
図7Aから図7Cは、本開示の一つまたは複数の実施形態によるサーチのステップと、関連する大まかな複雑性の推測の概要を示す図である。さらに、図1は、本開示の一つまたは複数の実施形態による操作の基本フローチャートの概要を示す。図1に示すように、置換とゲインの情報は、アンテナそれぞれのエネルギー、すなわち、ゲインの簡単な順位づけにより判定することができる。サブベクトル内位相情報は独立してサブベクトル毎に別個にサーチされる。サブベクトル間情報のサーチは、サブベクトル内位相とゲインの情報によって決まる計算前のスカラー値を用いた複雑性の低いサーチである。
具体的に、図1に示すように、本開示の一つまたは複数の実施形態によると、量子化プロセスは、置換−ゲインのジョイント・コードブックにインデックスを特定するbフィードバックビットを定めることにより置換とゲインの情報を選択することから始まる(S100)。次に、量子化プロセスでは、ターゲットベクトルを、置換を基に2つのサブベクトルに分ける(S101)。ひとたび分割すると、次は、θを示すp1ビットを定義することによりサブベクトル1に対するサブベクトル内位相情報を選択する(S102)。次いで、θを示すp2ビットを定義することによりサブベクトル2に対するサブベクトル内情報を選択する(S103)。そして、θを示すp3ビットを定義することによりサブベクトル間位相を選択する(S104)。最後に、基地局への送信用に、b、p1、p2そしてp3ビットの情報をプリコーディング行列インジケータにまとめることで量子化プロセスが完了する(S105)。
図2に示すように、本開示の一つまたは複数の実施形態によると、適応ビット割当てと位相成分を用いる移動端末での量子化は、置換−ゲインのジョイント・コードブックにおいてインデックスを指定するbフィードバックビットを定めることにより置換とゲインの情報を選択することから始まる(S200)。ひとたび選択されると、ターゲットベクトルを、置換を基に2つのサブベクトルに分け(S201)、置換−ゲインのジョイント・コードブックのインデックスから位相成分へのビット割当て{p1,p2,p3}を得る(S202)。ひとたび、分割し導き出すと、次は、p1について、θを示すp1ビットを定義することによりサブベクトル1に対するサブベクトル内情報を選択する(S203)。次いで、p2について、θを示すp2ビットを定義することによりサブベクトル2に対するサブベクトル内情報を選択する(S204)。そして、p3についてθを示すp3ビットを定義することによりサブベクトル間位相を選択する(S205)。最後に、基地局への送信用に、b、p1、p2そしてp3ビットの情報をプリコーディング行列インジケータにまとめることで量子化プロセスが完了する(S206)。
置換とゲインの結合符号化の動作例
量子化ゲインの例として、そして、置換−ゲインを組み合わせたアプローチの効率性および図6の複雑性の低いサーチ方法として、提示した方法の量子化エラー試験の実験結果を図9に示す。
コードブックCの量子化エラーを、以下の式(metric)を用いて量子化する。
Figure 0005748913
この量子化エラーの値が低ければ低いほど、設計のパフォーマンスが良いものとなる。
図9は、本開示の一つまたは複数の実施形態によるITU−Rチャネルを使用するテストから得られる最適設計の動作性能を示す図である。データセットは、ランダムに生成されるたくさんのチャネルの時系列応答を用いてチャネル“q”の800,000のサンプリングを示している。これらの時系列の応答を用いて様々な周波数地点でのチャネルの4x1周波数CS値をサンプリングする。ここで使用しているチャネルは、non Line of Sight (nLOS)の条件で2/1波長間隔の同偏波(co-polarized)アンテナを備えたUrban Micro (UMi)チャネルである。レーリーチャネルを有する独立したアンテナから得られるチャネルサンプルに対するBビット量子化操作における理論上のパフォーマンス上限は2−B/3である。このように、B=12ビットでは、この上限値のlog2()は−4.0である。テストでは、説明したUrban Microのケースではほぼ同じパフォーマンス上限となることを示している。
図9に示すように、パフォーマンスは、置換−ゲインのコードブックのサイズを4ビットまで大きくすることでb=0から4ビットまでは単調に改善される。さらに、b=12では、レーリーチャネルの定義する上限近くに達すると、それは、UMiのケースの上限にも近くなる。したがって、結果では、CSにおいてゲイン情報を示すことはパフォーマンスを高めるために重要である。さらに、提示した設計及び量子化サーチ方法により、ほぼ上限に近いパフォーマンスが得られる。
ランクn(n>1)の拡張
本開示の一つまたは複数の実施形態によると、考えられるどのターゲットについても、置換−ゲインと位相インデックスg、n、m及びr(すなわち、値g、置換及び値θ、θ及びθ)の組み合わせにより定義することができ、ランク1ベクトルに対しランク(n>1)(n≦4)を定義するのに簡単な方法がある。
具体的に、例として、ランク1のコードブックの要素を次のように考えることができる。
Figure 0005748913
上記ランク1のコードブックを考慮すると、対応するランク2コードブックの要素の一つの定義として以下が考えられる。
Figure 0005748913
これは定義できる一つの例に過ぎず、vに直交するベクトルv2は多く考えられる。この特定の定義の性質の一つとして、サブベクトルは同じゲイン値、すなわち、v2における要素のペアを維持しており、vのように同じゲインのペアを使用している。また、アンテナの異なるサブベクトルへの割当が維持されるので、ランク1とランク2の判定とサーチに対するPMIとCQIのサーチを好適にサブベクトルに分解することができる。さらに、その定義は、要素のペアを単に反転したり、値をマイナスにしたり共役させたりすることで簡単に作成することができる。
本開示の一つまたは複数の実施形態によると、ランク3とランク4の要素もまた定義することができる。
たとえば、本開示の一つまたは複数の実施形態によると、以下のベクトルu3はvに対し直交しているが、必ずしもv2に直交しているわけではない。
Figure 0005748913
しかしながら、ランク3の要素v3は以下の通り定義できる。
Figure 0005748913
さらに、本開示の一つまたは複数の実施形態によると、以下のベクトルu4は、vに直交しているが、必ずしもvに直交しているわけではない。
Figure 0005748913
しかしながら、ランク4の要素v4は以下の通り定義できる。
Figure 0005748913
本開示の一つまたは複数の実施形態によると、このシステムにおいては、ユーザによるランクn>0のフィードバック(及び要求に基づく送信)は、2つの手順に従って行うことができる。一つは、ベクトルv、v2、v3及びv4を順序付けすることである。フィードバックでは、2つの追加ビットのRank Indicator(RI)が含まれ、受信側が求めるランクを特定する。ここで、ランク1の場合、vのみの使用を意味し、ランク2の場合、{v,v2}のペアの使用を意味し、ランク3の場合、{v,v2,v3}の3つの組合せの使用を意味し、ランク4の場合、{v,v2,v3,v4}すべての使用を意味する。これを図10に示すが、それは、LTE Release9の4ビットコードブックで使用される手順に準じる。
他の例では、ランク2で要求されたフィードバックの場合において、二番目のベクトルをフレキシブルに選択できるようにするものである。たとえば、ランク2の送信では、さらなる2つの追加ビットだけで、ランク1のベクトルに続くベクトルを十分フィードバックできる。これを図11に示す。
アンテナゲインが大きく不均衡な場合の不定期なゲインフィードバック拡張
本開示の一つまたは複数の実施形態によると、置換−ゲインのコードブックに含まれるゲインベクトルにより、アンテナ間のゲイン差(変動)の幅をモデリングすることができる。アンテナ間のゲイン差の幅が大きい場合には、ゲインに対し多くのビット“b”で設計することが考えられるが、これにより、また、位相の精度に関して妥協しないためにより大きなBが必要となりうる。
しかしながら、アンテナ間のゲイン差の一部の要因の変化が、受信装置が送信装置に送るCSIフィードバックの更新レートに比べて遅いこともある。これには、送信アンテナが異なる地理的位置に配置されるという分散アンテナやCoMPのケースが含まれる。このように、受信装置と様々な送信アンテナ(あるいは、アンテナ群)の間の比較的静的なパスロスの差が存在しうる。
たとえば、本開示の一つまたは複数の実施形態によると、アンテナ1及び2を、アンテナ3及び4より、受信装置に近く配置する。この場合、システムを拡張してアンテナ1,2とアンテナ3,4に平均的に存在する比較的静的なゲイン差Gdiff,Gdiff>0を要求したり、あるいは他の情報から推測したりすることができる。
たとえば、これは、異なるアンテナペアが存在する各場所のUEが個別に測定したパスロスでサポートすることができる。UEでのパスロスの測定は、アンテナ1,2とアンテナ3,4の個別のチャネル状態情報参照信号(CSI−RS:Channel State Information Reference Signals)構成で行うことができる。パスロスの測定は、受信装置から基地局に高い負荷サイクル(100 msec程度)でフィードバックするか、あるいは、まったくフィードバックせずUEから送信される上りリンクSRS(Sounding Reference Signals)を基に各分布点で直接推測してもよい。当業者なら代替案も考えられるであろう。
本開示の一つまたは複数の実施形態によると、上述のサポートと、受信装置と送信装置で利用可能な情報“Gdiff”があれば、置換−ゲインのコードブックを用いて、より効率的に、早いフェージングなどの影響によるゲインのランダムな変動に注目し表すことができる。
そのプロセスの概要を図8Aから図8Dで説明する。具体的に、図8Aから図8Dのプロセスには、“Gdiff”を説明するため、図7Aから図7Cに示すステップに変更が加えられている。すなわち、ゲインベクトルの決定から“Gdiff”を得た後でゲインベクトルを選択するステップ1Aが含まれる。また、ステップ1Bでは、選択したゲインベクトルと“Gdiff”で定義される新たなゲインベクトルg2を作成する。ステップ1Cでは、ビット割当てをさせるのに全体のアンテナゲインが重要になることから、このゲイン差とゲインベクトルとから得られる整数値でビット割当てを行う。さらに、各整数値には、ルックアップテーブルがあり、そこに使用するビット割当て{p1,p2,p3}を定義する。残りのステップ3、4、5及び6では、選択したゲインベクトルと“Gdiff”で定義される新たなベクトルg2を用いる。
受信装置処理をmetricへ含めるコードブックサーチ
CSのランク1またはランク2の表示を選択する際、受信装置は、様々な周波数帯域でのビームフォーミング後の信号対ノイズ比SNRの予想値と、そのSNRによりサポートされるレートを考慮することができる。実際、これは、既存の4ビットのコードブックの使用についてLTEが提案するプロセスである。この方法はこの技術常識に通じたものには周知である。
本開示の一つまたは複数の実施形態によると、受信装置は、Tバンド用に4x2のCSIを測定している(t=1,2,...T)。バンドtのCSIはQで表され、Qは、複素4x2行列である。受信装置から送信装置に送られる量子化されたランク1のCS値は、上述の通りvである。次いで、受信装置はこのv値を送信装置でのビームフォーミングベクトルとして、以下の式を用いて“チャネル品質”を推測する。
Figure 0005748913
当業者なら、コードブックの設計構造を用いてこのチャネル品質の基準に対し望ましいvを求めることができよう。そうするために、サーチの計算式の細部にちょっとした変更を加え、図7Aから図7Cと図8Aから図8Dのサーチステップのそれぞれに基準(metric)を含めることができる。
たとえば、本開示の一つまたは複数の実施形態では、以下の通り、図7Aから図7Cにおいてゲインの判定に変更を加えている。具体的に、単一のベクトル“v”ですべての行列Q(t=1,2,...T)のすべての位相を完全に揃えることができる。これにより、図7Aから図7Cと図8Aから図8Dのステップ1と同様に以下の計算をすることができる。
Figure 0005748913
単一の“q”でのサーチに比べて、このサーチでは、ゲインによるアンテナの順序付けよりも、すべての組み合わせを別個に考慮しなければならない。この新たなサーチでは、2^{g}で変化する複雑さがある。しかしながら、チャネルQ(t=1,...T)が非常に似ているなら、すなわち、一貫性が高い場合、ゲインによるアンテナの順序付けを用いたサーチを利用することができる。
サブベクトル内位相判定:図7Aから図7Cの変更点
一つのサブベクトルの位相の判定が他のサブベクトルの判定に影響を与えることはほとんどない。最適なサーチでは、サブベクトル間の位相とサブベクトル内の位相の両方をまとめてサーチすることが考えられる。しかしながら、これでは十分大きいp1、p2及びp3に対し、無視できるほどわずかなゲインに至ることもある。したがって、サブベクトル内の位相は個別にサーチすることができる。ベクトル内の位相をそれぞれサーチするには、最初のサブベクトルのケースのみ注意すればよく、二番目のサブベクトルのケースは続く値となる。
Figure 0005748913
第二サブベクトルのサブベクトル内位相の最適インデックスmは続く値となる。
サブベクトル間位相の決定:図7Aから図7Cの変更点
一つのサブベクトルの位相の判定が他のサブベクトルの判定に影響を与えることはほとんどない。最適なサーチでは、サブベクトル間の位相とサブベクトル内の位相の両方をまとめてサーチすることが考えられる。しかしながら、これでは十分大きいp1、p2及びp3に対し、無視できるほどわずかなゲインにしか至らない。ベクトル内の位相をそれぞれサーチするには、最初のサブベクトルのケースのみ注意すればよく、二番目のサブベクトルのケースは続く値となる。
Figure 0005748913
4より大きい偶数のアンテナへの拡張
上記操作説明では、本開示の一つまたは複数の実施形態によると、ゲインをすべての領域に対しまとめて符号化していた。ゲインのジョイントコーディングを行った領域を分割することもできる。実際、これは高次のMIMO(たとえば、8Tx)やCoMP送信に重要になる。
具体的に、たとえば、8Txの場合、ゲインのジョイントコーディングを8つすべて(g=[g(1),g(2),g(3),g(4),g(5),g(6),g(7),g(8)])、または4つのサブベクトル毎に分けて(g1=[g(1),g(2),g(3),g(4)]及びg2=[g(5),g(6),g(7),g(8)]で行うことができる。
Figure 0005748913
他の偶数本のアンテナへの拡張、たとえば、6本または12本のアンテナへの拡張では、同様に、より小さい2または4の量子化値から量子化値を構成するか、ゲインの量子化をまとめて行うか、あるいはゲインをサブベクトルに(それ自体の個別置換で)分割したりすることにより行うことができる。
奇数本のアンテナへの拡張
奇数本の場合、偶数とさらに残りの一つの領域とに分割することができる。たとえば、5Tx送信の場合、プリコーディングベクトルは以下のように構成される。
Figure 0005748913
コードブック設計を奇数本の送信アンテナに拡張する直接的な一つの方法は、本開示の一つまたは複数の実施形態によると、余った最後の領域の位相情報θを他の領域の位相情報とは別にフィードバックすることである。一方、ゲイン情報は、依然として、他の領域のゲイン情報とジョイントコーディングによりまとめてフィードバックすることができる(g=[g(1),g(2),g(3),g(4),g(5)])。
提示した設計例は、奇数でも偶数でも様々な数のアンテナ構成に拡張することができ、また様々な分割領域に拡張することができる。
本発明をいくつかの実施形態に関して説明してきたが、本開示の恩恵を受ける当業者なら、本書で説明した発明の範囲を逸脱することなく他の実施形態を考え出すことができるであろう。したがって、本発明の範囲は別紙の特許請求の範囲でのみ限定されるものではない。

Claims (19)

  1. マルチユーザMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)システム及びシングルユーザMIMOシステムのプリコーディング行列のフィードバックをサポートする移動端末における無線通信方法であって、
    前記移動端末において、少なくともゲイン情報及び相対位相情報を含むチャネル状態情報を得るステップと、
    ,p1,p2及びp3のビット群を含む複数のプリコーディング行列を、少なくともアンテナ要素間の前記ゲイン情報と前記相対位相情報を用いた量子化によりそれぞれ生成するステップと、
    生成したプリコーディング行列の中で最適なプリコーディング行列を選択するステップと、
    選択したプリコーディング行列を表すビットシーケンスを基地局に送信するステップとを具備し、
    前記b は、前記プリコーディング行列の各要素を定義するパラメータの1つであり、ゲインベクトルと置換の組み合わせを指定し、前記p1及びp2は、プリコーディング行列の各要素を定義するパラメータであり、2つのサブベクトル内相対位相スカラーθ ,θ を示し、p3は、プリコーディング行列の各要素を定義するパラメータであり、サブベクトル間位相スカラーθ を示すことを特徴とする無線通信方法。
  2. 前記プリコーディング行列の少なくとも一つが、少なくとも8ビットで量子化され、少なくとも前記チャネル状態情報によって異なるビット置換をb,p1,p2及びp3にそれぞれ適応割当て可能であることを特徴とする、請求項1に記載の無線通信方法。
  3. 前記移動端末における量子化が、
    置換−ゲインのジョイント・コードブックにおいてインデックスを指定するbフィードバックビットを定義することにより、置換とゲインの情報を選択するステップと、
    前記置換に基づきターゲットベクトルを2つのサブベクトルに分割するステップと、
    前記θを表すp1ビットを定義することによりサブベクトル1のサブベクトル内位相情報を選択するステップと、
    前記θを表すp2ビットを定義することによりサブベクトル2のサブベクトル内位相情報を選択するステップと、
    前記θを表すp3ビットを定義することによりサブベクトル間位相を選択するステップと、
    ,p1,p2及びp3ビットの情報を、選択したプリコーディング行列のビットシーケンスにまとめて基地局に送信するステップとを備えることを特徴とする、請求項1に記載の無線通信方法。
  4. 置換とゲインの情報を選択するステップがさらに、
    2ビットコードブックを使用するとき、最大ゲインのアンテナを選択するステップと、
    3ビットコードブック又は4ビットコードブックを使用するとき、最大ゲインのアンテナを2本選択し、その良いほうを選択するステップとを具備し、
    ゲインが等しいとき、不平等なゲインベクトルとの置換を考慮して、以下の式に従って、置換とゲインの組み合わせと平等なゲインベクトルの両方について置換−ゲインのインデックス(gaininerp)を計算し、最適な置換−ゲインのインデックスを提供するアンテナを選択することを特徴とする、請求項3に記載の無線通信方法。
    Figure 0005748913
    ここで、g={g(1),g(2),g(3),g(4)}はゲインベクトルを示し、I={i(1),i(2),i(3),i(4)}は置換ベクトルを示し、前記式では前記ゲインベクトルと前記置換ベクトルとが最大となるように選択され、前記置換とゲインの組み合わせは前記いずれかのコードブックにより定義されており、h={|q(1)|,|q(2)|,|q(3)|,|q(4)|}は、前記移動端末側において求められたチャネル方向性ベクトルq={q(1),q(2),q(3),q(4)}からゲインの情報を抽出したベクトルを示す。
  5. サブベクトル1についてサブベクトル内位相情報を選択するステップはさらに、
    g(1)=g(2)のとき、以下の式により最適なインデックスを定義するステップと、
    Figure 0005748913
    ここで、φ , はサブベクトル内位相コードブック1の要素を示し、q1はターゲットベクトルをサブベクトルに分けた場合の1サブベクトルである前記サブベクトル1を示すものであり、
    φ1,n として最適なベクトルを定義するステップと、
    g(1)がg(2)に等しくないとき、以下の式により最適インデックスを定義するステップとを具備することを特徴とする、請求項3に記載の無線通信方法。
    Figure 0005748913
  6. サブベクトル2についてサブベクトル内位相情報を選択するステップはさらに、
    g(3)=g(4)のとき、以下の式により最適なインデックスを定義するステップと、
    Figure 0005748913
    ここで、φ 2,m はサブベクトル内位相コードブック2の要素を示し、q2はターゲットベクトルをサブベクトルに分けた場合の1サブベクトルである前記サブベクトル2を示し、
    φ2,m として最適なベクトルを定義するステップと、
    以下の式によりg(3)がg(4)に等しくない場合の最適インデックスを定義するステップとを具備することを特徴とする、請求項3に記載の無線通信方法。
    Figure 0005748913
  7. サブベクトル間位相を選択するステップがさらに、
    サブベクトル内位相の選択により得られたq1とq2のサブベクトル間位相を選択するステップと、
    以下の式を定義するステップと、
    Figure 0005748913
    ここで、φ 1,n 、φ 1,m は最適ベクトルを示し、
    サブベクトル間位相のインデックスを以下の式により定義するステップと、
    Figure 0005748913
    ωr*により最適サブベクトル間位相を定義するステップとを具備することを特徴とする、請求項3に記載の無線通信方法。
  8. 適応ビット割当てと位相成分を用いた移動端末における量子化が、
    置換−ゲインのジョイント・コードブックにおいてインデックスを指定するbフィードバックビットを定義することにより、置換とゲインの情報を選択するステップと、
    前記置換に基づきターゲットベクトルを2つのサブベクトルに分割するステップと、
    置換−ゲインのジョイント・コードブックのインデックスから位相成分へのビット割当て{p1,p2,p3}を導くステップと、
    p1として、前記θを表すp1ビットを定義することによりサブベクトル1のサブベクトル内位相情報を選択するステップと、
    p2として、前記θを表すp2ビットを定義することによりサブベクトル2のサブベクトル内位相情報を選択するステップと、
    前記θを表すp3ビットを定義することによりサブベクトル間位相を選択するステップと、
    ,p1,p2及びp3ビットの情報を、選択したプリコーディング行列のビットシーケンスにまとめて基地局に送信するステップとを備えることを特徴とする、請求項1に記載の無線通信方法。
  9. 置換とゲインの情報を選択するステップがさらに、
    2ビットコードブックを使用するとき、2ビットコードブックを使用したとき最大ゲインとなるアンテナを選択するステップと、
    3ビットコードブック又は4ビットコードブックを使用するとき、最大ゲインのアンテナを2本選択し、その良いほうを選択するステップとを具備し、
    ゲインが等しいとき、不平等なゲインベクトルの置換を考慮して、以下の式に従って、置換とゲインの組み合わせと平等なゲインベクトルの両方について置換とゲインのインデックス(gaininerp)を計算し、最適な置換−ゲインのインデックスを提供するアンテナを選択することを特徴とする、請求項8に記載の無線通信方法。
    Figure 0005748913
    ここで、g={g(1),g(2),g(3),g(4)}はゲインベクトルを示し、I={i(1),i(2),i(3),i(4)}は置換ベクトルを示し、前記式では前記ゲインベクトルと前記置換ベクトルとが最大となるように選択され、前記置換とゲインの組み合わせは前記いずれかのコードブックにより定義されており、h={|q(1)|,|q(2)|,|q(3)|,|q(4)|}は、前記移動端末側において求められたチャネル方向性ベクトルq={q(1),q(2),q(3),q(4)}からゲインの情報を抽出したベクトルを示す。
  10. 位相成分へのビット割当て{p1,p2,p3}を導くステップがさらに、
    dBdiff=log(||[g2(1),g2(2)]||/||[g2(3),g2(4)]||)を計算するステップを具備し、
    dBdiffの概整数値によりp1,p2,p3のビット割当てを定義することを特徴とする、請求項8に記載の無線通信方法。
  11. p1についてサブベクトル1のサブベクトル内位相情報を選択するステップがさらに、
    g2(1)=g2(2)の場合、最適インデックスを以下の式により定義するステップと、
    Figure 0005748913
    ここで、φ , はサブベクトル内位相コードブック1の要素を示し、q1はターゲットベクトルをサブベクトルに分けた場合の1サブベクトルである前記サブベクトル1を示すものであり、
    φ1,n により最適ベクトルを定義するステップと、
    g2(1)がg2(2)に等しくない場合、最適インデックスを以下の式で定義するステップとを具備することを特徴とする、請求項8に記載の無線通信方法。
    Figure 0005748913
  12. p2についてサブベクトル2のサブベクトル内位相情報を選択するステップがさらに、
    g2(3)=g2(4)の場合、最適インデックスを以下の式により定義するステップと、
    Figure 0005748913
    ここで、φ , はサブベクトル内位相コードブック2の要素を示し、q2はターゲットベクトルをサブベクトルに分けた場合の1サブベクトルである前記サブベクトル2を示し、
    φ2,m により最適ベクトルを定義するステップと、
    g2(3)がg2(4)に等しくない場合、最適インデックスを以下の式で定義することを特徴とする、
    請求項8に記載の無線通信方法。
    Figure 0005748913
  13. p3についてサブベクトル間位相を選択するステップがさらに、
    以下を定義するステップと、
    Figure 0005748913
    ここで、φ 1,n 、φ 1,m は最適ベクトルを示し、
    以下によりサブベクトル間位相のインデックスを定義するステップと、
    Figure 0005748913
    ωr*により最適サブベクトル間位相を定義するステップとを具備することを特徴とする、請求項8に記載の無線通信方法。
  14. 実行時に、マルチユーザMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)システム及びシングルユーザMIMOシステムのプリコーディング行列のフィードバックをサポートする移動端末における無線通信方法を行うように構成されたソフトウェア命令を備える非一時的コンピュータ可読媒体であって、前記無線通信方法が、
    前記移動端末において、少なくともゲイン情報及び相対位相情報を含むチャネル状態情報を得るステップと、
    ,p1,p2及びp3のビット群を含む複数のプリコーディング行列を、少なくともアンテナ要素間の前記ゲイン情報及び前記相対位相情報を用いた量子化によりそれぞれ生成するステップと、
    生成したプリコーディング行列の中で最適なプリコーディング行列を選択するステップと、
    選択したプリコーディング行列を表すビットシーケンスを基地局に送信するステップとを具備し、
    前記b は、前記プリコーディング行列の各要素を定義するパラメータの1つであり、ゲインベクトルと置換の組み合わせを指定し、前記p1及びp2は、プリコーディング行列の各要素を定義するパラメータであり、2つのサブベクトル内相対位相スカラーθ ,θ を示し、p3は、プリコーディング行列の各要素を定義するパラメータであり、サブベクトル間位相スカラーθ を示すことを特徴とする非一時的コンピュータ可読媒体。
  15. 前記移動端末における量子化が、
    置換−ゲインのジョイント・コードブックにおいてインデックスを指定するbフィードバックビットを定義することにより、置換とゲインの情報を選択するステップと、
    前記置換に基づきターゲットベクトルを2つのサブベクトルに分割するステップと、
    前記θを表すp1ビットを定義することによりサブベクトル1のサブベクトル内位相情報を選択するステップと、
    前記θを表すp2ビットを定義することによりサブベクトル2のサブベクトル内位相情報を選択するステップと、
    前記θを表すp3ビットを定義することによりサブベクトル間位相を選択するステップと、
    ,p1,p2及びp3ビットの情報を、選択したプリコーディング行列のビットシーケンスにまとめて基地局に送信するステップとを備えることを特徴とする、請求項14に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  16. 置換とゲインの情報を選択するステップがさらに、
    2ビットコードブックを使用するとき、最大ゲインのアンテナを選択するステップと、
    3ビットコードブック又は4ビットコードブックを使用するとき、最大ゲインのアンテナを2本選択し、その良いほうを選択するステップとを具備し、
    ゲインが等しいとき、不平等なゲインベクトルの置換を考慮して、以下の式に従って、置換とゲインの組み合わせと平等なゲインベクトルの両方について置換とゲインのインデックス(gaininerp)を計算し、最適な置換−ゲインのインデックスを提供するアンテナを選択し、
    Figure 0005748913
    ここで、g={g(1),g(2),g(3),g(4)}はゲインベクトルを示し、I={i(1),i(2),i(3),i(4)}は置換ベクトルを示し、前記式では前記ゲインベクトルと前記置換ベクトルとが最大となるように選択され、前記置換とゲインの組み合わせは前記いずれかのコードブックにより定義されており、h={|q(1)|,|q(2)|,|q(3)|,|q(4)|}は、前記移動端末側において求められたチャネル方向性ベクトルq={q(1),q(2),q(3),q(4)}からゲインの情報を抽出したベクトルを示し、
    サブベクトル1についてサブベクトル内位相情報を選択するステップがさらに、
    g(1)=g(2)のとき、以下の式により最適なインデックスを定義するステップと、
    Figure 0005748913
    ここで、φ , はサブベクトル内位相コードブック1の要素を示し、q1はターゲットベクトルをサブベクトルに分けた場合の1サブベクトルである前記サブベクトル1を示すものであり、
    φ1,n*として最適ベクトルを定義するステップと、
    g(1)がg(2)に等しくないとき、以下の式により最適インデックスを定義するステップとを具備し、
    Figure 0005748913
    サブベクトル2についてサブベクトル内位相情報を選択するステップがさらに、
    g(3)=g(4)のとき、以下の式により最適なインデックスを定義し、
    Figure 0005748913
    ここで、φ 2,m はサブベクトル内位相コードブック2の要素を示し、q2はターゲットベクトルをサブベクトルに分けた場合の1サブベクトルである前記サブベクトル2を示し、
    φ2,m*により最適ベクトルを定義するステップと、
    以下の式によりg(3)がg(4)に等しくない場合の最適インデックスを定義するステップとを具備し、
    Figure 0005748913
    サブベクトル間位相を選択するステップがさらに、
    サブベクトル内位相の選択により得られたq1とq2のサブベクトル間位相を選択するステップと、
    以下の式を定義するステップと、
    Figure 0005748913
    サブベクトル間位相のインデックスを以下の式により定義するステップと、
    Figure 0005748913
    ωr*により最適サブベクトル間位相を定義するステップとを具備することを特徴とする、請求項15に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  17. 適応ビット割当てと位相成分を用いた移動端末における量子化が、
    置換−ゲインのジョイント・コードブックにおいてインデックスを指定するbフィードバックビットを定義することにより、置換とゲインの情報を選択するステップと、
    前記置換に基づきターゲットベクトルを2つのサブベクトルに分割するステップと、
    置換とゲインのジョイント・コードブックのインデックスから位相成分へのビット割当て{p1,p2,p3}を導くステップと、
    p1として、前記θを表すp1ビットを定義することによりサブベクトル1のサブベクトル内位相情報を選択するステップと、
    p2として、前記θを表すp2ビットを定義することによりサブベクトル2のサブベクトル内位相情報を選択するステップと、
    p3として、前記θを表すp3ビットを定義することによりサブベクトル間位相を選択するステップと、
    ,p1,p2及びp3ビットの情報を、選択したプリコーディング行列のビットシーケンスにまとめて基地局に送信するステップとを備えることを特徴とする、請求項14に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  18. 置換とゲインの情報を選択するステップがさらに、
    2ビットコードブックを使用するとき、2ビットコードブックを使用したとき最大ゲインとなるアンテナを選択するステップと、
    3ビットコードブック又は4ビットコードブックを使用するとき、最大ゲインのアンテナを2本選択し、その良いほうを選択するステップとを具備し、
    ゲインが等しいとき、不平等なゲインベクトルの置換を考慮し、以下の式に従って、置換とゲインの組み合わせと平等なゲインベクトルの両方について置換とゲインのインデックス(gaininerp)を計算し、最適な置換−ゲインのインデックスを提供するアンテナを選択し、
    Figure 0005748913
    ここで、g={g(1),g(2),g(3),g(4)}はゲインベクトルを示し、I={i(1),i(2),i(3),i(4)}は置換ベクトルを示し、前記式では前記ゲインベクトルと前記置換ベクトルとが最大となるように選択され、前記置換とゲインの組み合わせは前記いずれかのコードブックにより定義されており、h={|q(1)|,|q(2)|,|q(3)|,|q(4)|}は、前記移動端末側において求められたチャネル方向性ベクトルq={q(1),q(2),q(3),q(4)}からゲインの情報を抽出したベクトルを示し、
    位相成分へのビット割当て{p1,p2,p3}を導くステップがさらに、
    dBdiff=log(||[g2(1),g2(2)]||/||[g2(3),g2(4)]||)を計算するステップを具備し、
    dBdiffの概整数値によりp1,p2,p3のビット割当てを定義し、
    p1についてサブベクトル1のサブベクトル内位相情報を選択するステップがさらに、
    g2(1)=g2(2)の場合、最適インデックスを以下の式により定義するステップと、
    Figure 0005748913
    ここで、φ , はサブベクトル内位相コードブック1の要素を示し、q1はターゲットベクトルをサブベクトルに分けた場合の1サブベクトルである前記サブベクトル1を示すものであり、
    φ1,n により最適ベクトルを定義するステップと、
    g2(1)がg2(2)に等しくない場合、最適インデックスを以下の式で定義するステップとを具備し、
    Figure 0005748913
    p2についてサブベクトル2のサブベクトル内位相情報を選択するステップがさらに、
    g2(3)=g2(4)の場合、最適インデックスを以下の式により定義するステップと、
    Figure 0005748913
    ここで、φ 2,m はサブベクトル内位相コードブック2の要素を示し、q2はターゲットベクトルをサブベクトルに分けた場合の1サブベクトルである前記サブベクトル2を示し、
    φ2,m により最適ベクトルを定義するステップと、
    2(3)がg2(4)に等しくない場合、最適インデックスを以下の式で定義するステップとを具備し、
    Figure 0005748913
    p3についてサブベクトル間位相を選択するステップがさらに、
    以下を定義するステップと、
    Figure 0005748913
    以下によりサブベクトル間位相インデックスを定義するステップと、
    Figure 0005748913
    ωr*により最適サブベクトル間位相を定義するステップとを具備することを特徴とする、請求項17に記載の非一時的コンピュータ可読媒体。
  19. マルチユーザMIMO(Multiple-Input and Multiple-Output)システム及びシングルユーザMIMOシステムのプリコーディング行列のフィードバックをサポートする移動端末であって、
    プリコーディング行列を選択する構造化されたコードブックであって、ゲインと置換のジョイント・コードブック、サブベクトル内位相コードブック及びサブベクトル間位相コードブックを有するコードブックと、
    少なくともゲイン情報及び相対位相情報を含むチャネル状態情報(CSI)を受信する移動端末の受信部と、
    最適プリコーディング行列についてゲインと置換のジョイント・コードブック、サブベクトル内位相コードブック及びサブベクトル間位相コードブックのそれぞれのビット割当てを示すビットシーケンスを、少なくともアンテナ要素間の前記ゲイン情報及び前記相対位相情報を用いて生成する移動端末の生成部と、
    少なくとも前記ビットシーケンスを基地局に送信する移動端末の送信部とを備えることを特徴とする移動端末。
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