JP5747167B2 - 下受けピンの配置方法および下受けピンの返戻方法 - Google Patents

下受けピンの配置方法および下受けピンの返戻方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子部品実装装置において下受けピンを下受けベース部に配置する下受けピンの配置方法および配置されて使用された後の下受けピンを所定位置に返戻する下受けピンの返戻方法に関するものである。
基板に電子部品を実装する部品実装工程においては、基板は下面側を下受け部によって支持された状態で位置決め保持される。この基板の下受け方式として、複数の下受けピンを基板の下面に当接させて支持する下受けピン方式が広く用いられる。この下受けピン方式におけるピンの配置方法として、従来よりバックアップベース(下受けベース)に格子状に形成されたピン装着孔に、バックアップピン(下受けピン)を嵌脱自在に立設する方法が知られている(例えば特許文献1,2参照)。これらの特許文献例に示す先行技術においては、バックアップベースのうち基板が載置されない領域を,基板を支持しないバックアップピンを収容するストックエリアとして用いるようにしている。そして特許文献1においては、ストックエリアからバックアップピンを移載する移載位置の遠近を考慮して移載順序を設定することによって、移載動作時におけるバックアップピン相互の干渉を防止するようにしている。
特開2011−9470号公報 特開2011−14627号公報
近年電子機器の小型化の進展に伴う実装密度の高度化により、実装基板における下受けピンの配置をより精細に設定する必要が生じている。しかしながら上述の特許文献例に示す先行技術を含め、従来技術においてはピン装着孔が格子状に配列された下受けベースを用いることから、下受けベースに配置された状態の下受けピンの相互間隔には制約があり、高精細度のピン配列は困難であった。このような課題を克服するため、ピン装着孔が格子状に配列された下受けベース型に替えて、マグネット固定などによって自立可能な下受けピンを下受けベースの任意位置に配置する方式が用いられるようになっている。
ところが、このような下受けピンを下受けベースの任意位置に配置する方式においては、下受けピン配置のための移動作業や使用後に機種切替のために下受けピンを下受けベースから返戻するための移動作業において、下受けピン相互の干渉が生じやすくなっている。すなわち、格子状配列を基本とする従来技術においては、下受けピン相互の間隔が確保されているため干渉防止が容易であったが、任意位置に配置する方式では、ピン径寸法を最小間隔としてピン配置が設定されるため、下受けピンの移動経路や順序の設定が不適切である場合には、移動時のピン相互の干渉が発生するおそれがある。
このようなピン相互の干渉は、ピン移動時の昇降ストロークをピン高さ以上に設定することにより防止することが可能であるが、この場合には移載ヘッドのストロークを過大に設定することによる設備コスト増大とともに、昇降ストロークの増大に伴って基板種の切替の都度必要とされるピン配置、ピン返戻に要する作業時間の遅延によるタクトロスが生じて効率が悪く、生産性の低下が避けられない。このように、下受けピンを下受けベースの任意位置に配置する方式の電子部品実装装置においては、下受けピンの配置作業や返戻作業の効率化が困難であるという課題があった。
そこで本発明は、電子部品実装装置における下受けピンの配置作業や返戻作業を効率化することができる下受けピンの配置方法および下受けピンの返戻方法を提供することを目的とする。
本発明の下受けピンの配置方法は、電子部品を基板に実装する電子部品実装装置において、前記基板を下面側から下受けして支持する複数の下受けピンを下受けベース部に設定された下受けエリアの任意の位置に配置する下受けピンの配置方法であって、前記下受けベース部において第1方向に沿って設定され配置前の前記複数の下受けピンが仮置きされる配置前仮置きエリアに設定された仮置き位置から、前記下受けピンを移動させて前記下受けエリアにおける配置位置に配置する配置実行工程を含み、前記配置実行工程において、前記配置位置における第1方向の座標値が大きい下受けピンから順に各下受けピンを対象として実行される個別移動動作は、前記第1方向における正方向、負方向にそれぞれ移動する第1正移動動作、第1負移動動作および前記第1方向と直交する第2方向における正方向、負方向にそれぞれ移動する第2正移動動作、第2負移動動作のうちの少なくとも2つを組み合わせて構成され、各個別移動動作において前記下受けピンが前記配置位置に到達する最終移動動作は、前記第1正移動動作である。
本発明の下受けピンの返戻方法は、電子部品を基板に実装する電子部品実装装置において、下受けベース部に設定された下受けエリアの任意の位置に配置されて前記基板を下面側から下受けして支持する複数の下受けピンを前記下受けエリアから取り出して返戻する下受けピンの返戻方法であって、前記下受けベース部において第1方向の縁部に設定され返戻後の前記複数の下受けピンが仮置きされる返戻後仮置きエリアに設定された仮置き位置に、前記下受けエリアにおける配置位置に配置された複数の下受けピンを順次移動させる返戻実行工程を含み、前記返戻実行工程において、前記配置位置における第1方向の座標値が小さい下受けピンから順に各下受けピンを対象として実行される個別移動動作は、前記第1方向における正方向、負方向にそれぞれ移動する第1正移動動作、第1負移動動作および前記第1方向と直交する第2方向における正方向、負方向にそれぞれ移動する第2正移動動作、第2負移動動作のうちの少なくとも2つを組み合わせて構成され、各個別移動動作において前記下受けピンが前記配置位置から離隔する移動開始動作は、前記第1負移動動作である。
本発明によれば、下受けベース部において第1方向に沿って設定され配置前の複数の下受けピンが仮置きされる配置前仮置きエリアから下受けピンを移動させて下受けエリアにおける配置位置に配置する配置実行工程において、配置位置における第1方向の座標値が大きい下受けピンから順に各下受けピンを対象として実行される各個別移動動作において、下受けピンが配置位置に到達する最終移動動作を第1方向において正方向に移動する第1正移動動作とし、また下受けエリアにおける配置位置に配置された複数の下受けピンを返戻後仮置きエリアに順次移動させる返戻実行工程において、下受けピンの配置位置からの移動開始動作を第1方向において負方向に移動する第1負移動動作とすることにより、下受けエリアへ下受けピンを配置する配置実行工程、下受けエリアから下受けピンを返戻する返戻実行工程における下受けピン移動時の干渉を有効に防止することができ、下受けピンの配置作業や返戻作業を効率化することができる。
本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の構成を示す平面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における基板搬送機構および基板下受け機構の構成説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における実装ヘッドの動作説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の基板下受け機構における下受けベース部の平面図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の下受けベース部における下受けピンのピン配置データおよび仮置き位置データの説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置の下受けベース部における下受けピンの仮置き位置割当てデータの説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における下受けピンの配置方法の動作説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における下受けピンの返戻方法の動作説明図
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。まず図1,図2を参照して、電子部品実装装置1の全体構成を説明する。電子部品実装装置1は実装ヘッドに装着された吸着ノズルによって電子部品を保持して基板に実装する機能を有している。図1において、基台1aの中央部には、X方向(基板搬送方向)に基板搬送機構2が配設されている。基板搬送機構2は上流側から搬入された基板3を搬送し、以下に説明する部品実装機構による実装作業位置に位置決めする機能を備えるものであり、並行に配設された2条の搬送レール2aを有している。基板搬送機構2の中央部には、搬入された基板3を下受けするための基板下受け機構2cおよび基板下受け機構2cによって持ち上げられた基板3の相対向する2辺の側端部を上方から押さえてクランプする押さえ部材2bを備えている。
基板搬送機構2の両側には、実装対象の電子部品を供給する部品供給部4が配置されている。部品供給部4には複数のテープフィーダ5が並列に配置されており、テープフィーダ5はキャリアテープに保持された部品を以下に説明する部品実装機構による取出位置までピッチ送りする機能を有している。基台1a上面のX方向の1端部上にはY軸移動テーブル6が配設されており、Y軸移動テーブル6には2台のX軸移動テーブル7がY方向にスライド自在に結合されている。X軸移動テーブル7には、それぞれ実装ヘッド8がX方向にスライド自在に装着されている。
実装ヘッド8は複数の単位保持ヘッド9より成る多連型ヘッドであり、単位保持ヘッド9の下端部に設けられたノズルホルダ9aに装着された部品吸着用の吸着ノズル14A(図3参照)によってテープフィーダ5から実装対象の電子部品Pを真空吸着によって保持する。Y軸移動テーブル6およびX軸移動テーブル7は実装ヘッド8を移動させるヘッド移動機構を構成する。ヘッド移動機構を駆動することにより、実装ヘッド8は部品供給部4と基板搬送機構2に位置決めされた基板3との間で移動し、基板3において実装ヘッド8が昇降することにより,保持した電子部品P(図3参照)を基板3に実装する。実装ヘッド8および実装ヘッド8を移動させるヘッド移動機構は、部品供給部4から部品を取り出して基板3に実装する部品実装機構を構成する。
X軸移動テーブル7の下面には、それぞれ実装ヘッド8と一体的に移動する基板認識カメラ10が装着されている。ヘッド移動機構を駆動して基板認識カメラ10を基板搬送機構2に保持された基板3の上方へ移動させることにより、基板認識カメラ10は基板3に形成された認識マークを撮像する。部品供給部4と基板搬送機構2との間の実装ヘッド8の移動経路には、部品認識カメラ11,第1のノズル収納部12,第2のノズル収納部13が配設されている。部品供給部4から部品を取り出した実装ヘッド8が部品認識カメラ11の上方を所定方向に通過する走査動作を行うことにより、部品認識カメラ11は実装ヘッド8に保持された状態の部品を撮像する。
第1のノズル収納部12には,単位保持ヘッド9のノズルホルダ9aに装着される吸着ノズル14Aが部品種に対応して複数収納保持されており、第2のノズル収納部13には単位保持ヘッド9のノズルホルダ9aに装着され下受けピン22を保持するための吸着ノズル14Bが収納保持されている。実装ヘッド8が第1のノズル収納部12,第2のノズル収納部13にアクセスしてノズル交換動作を行うことにより、単位保持ヘッド9に装着される吸着ノズルを目的および対象とする部品種に応じて交換することができる。
図2を参照して、基板搬送機構2の構成および機能について説明する。図2に示すように、基板搬送機構2は並行に配設された2条の搬送レール2aより構成され、搬送レール2aの内側にはコンベア機構2dが搬送方向に沿って設けられている。基板3の両側端部をコンベア機構2dの上面に当接させた状態でコンベア機構2dを駆動することにより、基板3は基板搬送方向に搬送される。基板搬送機構2の中央部には、部品実装機構による作業位置に対応して基板下受け機構2cが配設されている。
基板下受け機構2cは、水平な板状の下受けベース部21を昇降機構20によって昇降(矢印a)させる構成となっており、下受けベース部21の上面には、基板3を下面側から支持する下受けピン22が立設されている。下受けピン22は下受けベース部21に当接する基部23から上方に棒状部24を延出させた構成となっており、棒状部24の上端部には、基板3の下面に当接して支持する当接部24aおよび下受けピン22を吸着ノズル14Bによって吸着保持するための鍔状部24bが設けられている。
下受けベース部21は、アルミニウムなどの非磁性体より成る板部材21bの上面に鋼板などの磁性体21aを被覆した構成となっており、磁性体21a上の任意の位置には下受けピン22が下受け対象となる基板3の下受け位置に応じて配置される。この下受け配置状態において、基部23に内蔵されたマグネット部材(図示省略)によって、下受けピン22は磁性体21aとの間に作用する引磁力によって下受けベース部21の任意の位置に固定される。
この状態で、図2(b)に示すように、昇降機構20を駆動して下受けベース部21を上昇させる(矢印b)ことにより、棒状部24の上端部に設けられた当接部24aが基板3の下面に当接し、基板3は基板下受け機構2cの複数の下受けピン22によって下受け支持されるとともに、基板3の両端部が押さえ部材2bの下面に押し付けられて位置固定される。
図3(a)は、このようにして複数の下受けピン22によって下面を支持された基板3を対象とする部品実装動作を示している。すなわち、ノズルホルダ9aに装着された吸着ノズル14Aによって部品供給部4から電子部品Pを取り出した実装ヘッド8を基板3の上方に移動させ、単位保持ヘッド9が吸着ノズル14Aを昇降させる部品搭載動作を行うことにより、電子部品Pは基板3の実装点に実装される。
このような部品搭載動作を異なる品種の基板3を対象として反復実行する過程においては、下受けベース部21における下受けピン22の配置変更が実行される。本実施の形態に示す電子部品実装装置1においては、このピン配置変更作業を実装ヘッド8による移載機能を利用して自動的に実行するようにしている。すなわち図3(b)に示すように、単位保持ヘッド9のノズルホルダ9aに下受けピン22の移動用に専用に設けられた吸着ノズル14Bを装着し、吸着ノズル14Bによって下受けピン22の棒状部24に設けられた鍔状部24bを吸着保持することにより、下受けピン22を下受けベース部21上の所望の位置に移動させる。
次に図4を参照して、本実施の形態の電子部品実装装置1における基板下受け機構2cの下受けベース部21を対象とする下受けピン22の配置について説明する。図4(a)に示すように、基板3が搬入されていない状態では、基板下受け機構2cの下受けベース部21は上面が露呈され、実装ヘッド8による下受けピン22の移動が可能な状態となる。基板搬送機構2の近傍において実装ヘッド8の移動範囲内には、複数の下受けピン22を収納したピン収納部15が配設されており、実装ヘッド8をピン収納部15にアクセスさせることにより、単位保持ヘッド9によって下受けピン22を取り出し、下受けベース部21に移動させることができる。
図4(b)は、下受けベース部21におけるエリア分割を示している。下受けベース部21には、基板3を下受けするために複数の下受けピン22が、対象となる基板3の下受け位置に対応して任意の位置に配置される下受けエリアA1が設定されている。すなわち、基板下受け機構2cは、複数の下受けピン22が任意の位置に配置される下受けエリアA1が設定された下受けベース部21を有する構成となっている。
さらに下受けエリアA1に隣接して、下受けエリアA1への配置前の下受けピン22が一時的に仮置きされる配置前仮置きエリアA2が、下受けベース部21においてX方向(第1方向)に沿って、且つX方向と直交するY方向(第2方向)の座標値が小さい側(図4において下側)の縁部に設定されている。なおY方向の座標値が大きい側(図4において上側)の縁部に配置前仮置きエリアA2*を設定するようにしてもよく、これらのうち配置上で便宜な方をいずれか選択すればよい。本実施の形態においては、Y方向の座標値が小さい下側の縁部に配置前仮置きエリアA2を設定した例について説明している。
配置前仮置きエリアA2には、ピン収納部15から実装ヘッド8によって取り出された下受けピン22が仮置きされる。そして配置前仮置きエリアA2に仮置きされた下受けピン22は、実装ヘッド8によって対象とする基板3の下受け位置に対応した配置位置に移動する。したがって実装ヘッド8および前述のヘッド移動機構は、配置前仮置きエリアA2に下受けピン22を仮置きするピン仮置き手段を構成するとともに、配置前仮置きエリアA2に仮置きされた下受けピン22を下受けエリアA1に配置するピン配置手段となっている。
本実施の形態において配置前仮置きエリアA2(A2*)は、下受けエリアA1に配置されて基板3の下受けに使用された後に返戻される複数の下受けピン22が仮置きされる返戻後仮置きエリアA3(A3*)を兼ねている。すなわち返戻後仮置きエリアA3は、下受けベース部21においてX方向(第1方向)に沿って且つX方向と直交するY方向(第2方向)の座標値が小さい側(図4において下側)の縁部に設定されている。また返戻後仮置きエリアA3*は、Y方向の座標値が大きい側(図4において上側)に設定されている。なお、配置前仮置きエリアA2(A2*)と返戻後仮置きエリアA3(A3*)とを、それぞれ個別に独立した仮置きエリアとして設定してもよい。
下受けエリアA1に配置されて使用された後の下受けピン22は、実装ヘッド8によって返戻後仮置きエリアA3内の対応する仮置き位置に移動する。したがって実装ヘッド8および前述のヘッド移動機構は、下受けエリアA1に配置された後に返戻される複数の下受けピン22が仮置きされる返戻後仮置きエリアA3に下受けピン22を仮置きする返戻後ピン仮置き手段を兼務している。
なお、配置前仮置きエリアA2に仮置きされた下受けピン22は、必ずしも常に全数が下受けエリアA1に配置されて基板下受けに用いられるわけではなく、基板品種によっては、仮置きされた下受けピン22のうちのいくつかが余剰となる場合が生じる。本実施の形態においては、このような余剰ピンを実際の基板との干渉を生じない位置に退避させるための退避エリアA4が設定され、下受けエリアA1へのピン配置に際して、余剰ピンを退避エリアA4に移動させる作業を行うようにしている。
前述のピン配置手段およびこの返戻後ピン仮置き手段によって各下受けピン22を対象として個別に移動させる個別移動動作は、図4(b)に示すように、XY2つの座標軸方向に平行で方向が正逆の4種類の移動動作のうちの、少なくとも2つを組み合わせて構成される。すなわちこれらの移動動作は、X方向(第1方向)における正方向、負方向にそれぞれ移動する第1正移動動作MX(+)、第1負移動動作MX(−)および第1方向と直交するY方向(第2方向)における正方向、負方向にそれぞれ移動する第2正移動動作MY(+)、第2負移動動作MY(−)を適宜組み合わせることによって実行される。
次に、図5を参照して、下受けベース部21に設定された下受けエリアA1における下受けピン22の配置位置および配置前仮置きエリアA2(返戻後仮置きエリアA3)における下受けピン22の仮置き位置について説明する。図5(a)は、下受けエリアA1における下受けピン22の配置位置の一例を示しており、ここでは、7本の下受けピン22を配置するための配置位置AP1〜AP7が、対象とする基板3の下受け位置に応じて設定されている。各配置位置APの位置は、X方向(第1方向)の座標値x1〜x7、Y方向(第2方向)の座標値y1〜y7によって特定される。ここに示す例ではこれらの座標値の大小関係は、以下の通りとなっている。
x1<x2<x3<x4<x5<x6(=x7)
y1>y3(=y5)>y6>y4>y2>y7
また図5(b)は、配置前仮置きエリアA2(返戻後仮置きエリアA3)における下受けピン22の仮置き位置の一例を示している。ここでは、配置前仮置きエリアA2(返戻後仮置きエリアA3)において、X方向(第1方向)の座標原点Oから近接した順に、配置前仮置きエリアA2にて待機する下受けピン22の数に応じて、複数(ここでは10)の仮置き位置TP1〜TP10が列状に設定されている。
本実施の形態においては、配置前仮置きエリアA2への下受けピン22の配置のためのピン移動実行、配置されて使用された後の下受けピン22の下受けエリアA1からの返戻のためのピン移動実行に先立って、仮置き位置の割り当ておよび移動順序の設定が実行される。仮置き位置の割り当ては、配置位置AP1〜AP7に配置される下受けピン22と、これらの下受けピン22が仮置きされる仮置き位置TP4〜TP10、および実際の下受けには使用されず退避エリアA4に移動する対象となる余剰の下受けピン22が仮置きされる仮置き位置TP1〜TP3との対応関係を定めるものであり、移動順序はこれらの下受けピン22を移動させる順序を定めるものである。この仮置き位置割り当ておよび移動順序の設定は、ピン移動実行時に下受けエリアA1に配置された下受けピン22と、移動中の下受けピン22との干渉の発生を予め防止することを目的とするものである。
次に、図6を参照して、制御系の構成を説明する。制御部30は、記憶部31に記憶された各種のプログラムやデータに基づいて電子部品実装装置1の各部を制御することにより、基板3を対象とする電子部品実装作業を実行する。制御部30は、内部制御処理機能として、実装動作処理部30a、配置前仮置き位置割当て処理部30b、返戻後仮置き位置割当て処理部30c、配置実行処理部30d、返戻実行処理部30eを備えている。
記憶部31には、各基板3毎の実装データのほか、ピン配置データ32、仮置き位置データ33、配置前仮置き位置割当てデータ34、返戻後仮置き位置割当てデータ35が記憶される。ピン配置データ32は、図5(a)に示す下受けエリアA1における下受けピン22の配置位置APおよび退避エリアA4における余剰ピンの移動位置についてのデータである。仮置き位置データ33は、図5(b)に示す配置前仮置きエリアA2(返戻後仮置きエリアA3)における下受けピン22の仮置き位置TPについてのデータである。
実装動作処理部30aは、実装ヘッド8によって部品供給部4から取り出した電子部品Pを基板3に実装するための動作を制御する処理を行う。配置前仮置き位置割当て処理部30bは、ピン配置データ32、仮置き位置データ33に基づいて、配置前仮置きエリアA2において、X方向の座標原点Oから近接した順に設定された仮置き位置TPのそれぞれに、下受けエリアA1に配置される複数の下受けピン22を個別に割り当てる処理を実行する。処理実行結果は、配置前仮置き位置割当てデータ34として記憶部31に記憶される。同様に返戻後仮置き位置割当て処理部30cは、ピン配置データ32、仮置き位置データ33に基づいて、返戻後仮置きエリアA3において、X方向の座標原点Oから近接した順に設定された仮置き位置TPのそれぞれに、返戻される複数の下受けピン22を個別に割り当てる処理を行う。処理実行結果は、返戻後仮置き位置割当てデータ35として記憶部31に記憶される。
配置実行処理部30dは、配置前仮置き位置割当てデータ34に基づき、配置前仮置きエリアA2に仮置きされた複数の下受けピン22を、下受けエリアA1内のそれぞれに対応した配置位置APに順次移動させるための処理を行う。返戻実行処理部30eは、下受けエリアA1に配置された複数の下受けピン22を、返戻後仮置きエリアA3のそれぞれの仮置き位置TPに順次移動させる処理を行う。
機構駆動部36は、制御部30によって制御されることにより、基板搬送機構2、実装ヘッド8、Y軸移動テーブル6,X軸移動テーブル7よりなるヘッド移動機構を駆動する。これにより、基板3への部品実装動作、基板搬送機構2の基板下受け機構2cにおける下受けピン22の配置変更動作が実行される。認識処理部37は、基板認識カメラ10、部品認識カメラ11の撮像結果を認識処理する。基板3への部品実装動作においては、これらの認識処理結果に基づいて検出された位置誤差が補正される。
次に,図5、図7(a)を参照して、配置前仮置き位置割当て処理部30bによって実行される仮置き位置割当て処理の実際例について説明する。図7(a)は、図5(a)に示す下受けエリアA1、図4(b)に示す退避エリアA4におけるピン配置に対応する配置前仮置き位置割当てデータ34を示している。ここでは、配置位置欄34aに示す配置位置AP1〜AP7のそれぞれに、仮置き位置欄34bに示される仮置き位置TP10〜TP4を対応させ、退避エリアA4に仮置き位置TP3〜TP1を対応させている。そしてさらに移動実行順34cを設定することにより、個別の下受けピン22の移動順序を規定している。ここでは配置前仮置き位置割当て処理部30bは、仮置き位置TPが座標原点Oから近接する順序と、下受けエリアA1に配置される下受けピン22の配置位置APのX方向の座標値xが大きい順序とを対応させて、仮置き位置TPの割り当てを実行する。
具体例では座標原点Oに最も近接する仮置き位置TP1〜TP3に、最も大きいX方向の座標値に対応する退避エリアA4を割り当て、次いでこれら3つの次に座標原点Oに近接する仮置き位置TP4に、次に大きいX方向の座標値x6,x7(x6=x7)に対応する配置位置AP6、AP7のいずれかを割り当てる。ここではY方向の座標値が小さい方の配置位置AP7を優先して仮置き位置TP4に割り当て、配置位置AP6を仮置き位置TP5に割り当てる。
すなわち配置前仮置き位置割り当てにおいて、X方向(第1方向)の座標値が等しい複数の配置位置AP(ここでは配置位置AP6,AP7)が存在する場合には、これらの配置位置APのうちY方向(第2方向)の座標値yが小さい順に仮置き位置を対応させる。次に、仮置き位置TP6に対して配置位置AP5が割り当てられ、同様に、座標原点Oから順次遠隔に位置する各仮置き位置TP7〜TP10に対して、X方向の座標値が順次小さい配置位置AP4〜AP1を割り当てる。
次いで、移動実行順34cが設定される。ここでは、配置位置APにおいてX方向の座標値xが大きい下受けピン22から順に移動を実行するようにしている。すなわち、まず退避エリアA4に移動するように割り当てられた仮置き位置TP1〜TP3の下受けピン22が、(1)(2)(3)番目の移動対象に設定される。次いで仮置き位置TP4〜TP10の下受けピン22を配置位置AP7〜AP1に移動させるように、移動実行順(4)〜(10)が設定される。そして配置実行処理部30dが下受けピン22の配置を実行させる際には、配置前仮置き位置割当てデータ34に示す移動実行順34cに基づいて、下受けピン22の移動を実行する。
次に,図5、図7(b)を参照して、返戻後仮置き位置割当て処理部30cによって実行される仮置き位置割当て処理の実際例について説明する。図7(b)は、図5(a)に示す下受けエリアA1におけるピン配置に対応する返戻後仮置き位置割当てデータ35を示している。ここでも配置前仮置き位置割当てデータ34と同様に、配置位置欄35aに示す配置位置AP1〜AP7のそれぞれに、仮置き位置欄35bに示される仮置き位置TP10〜TP4を対応させ、退避エリアA4に仮置き位置TP3〜TP1を対応させている。そして移動実行順35cを設定することにより、個別の下受けピン22の移動順序を規定している。ここでも配置前仮置き位置割当て処理部30bと同様に、返戻後仮置き位置割当て処理部30cは、仮置き位置TPが座標原点Oから近接する順序と、配置される下受けピン22の配置位置APのX方向の座標値xが大きい順序とを対応させて、仮置き位置TPの割り当てを実行する。
具体例では座標原点Oに最も近接する仮置き位置TP1〜TP3に、最も大きいX方向の座標値に対応する退避エリアA4を割り当て、次いでこれら3つの次に座標原点Oに近接する仮置き位置TP4に、次に大きいX方向の座標値x6,x7(x6=x7)に対応する配置位置AP6、AP7のいずれかを割り当てる。ここではY方向の座標値が小さい方の配置位置AP7を優先して仮置き位置TP4に割り当て、配置位置AP6を仮置き位置TP5に割り当てる。
すなわち、配置前仮置き位置割り当てにおいて、X方向(第1方向)の座標値が等しい複数の配置位置AP(ここでは配置位置AP6,AP7)が存在する場合には、これらの配置位置APのうちY方向(第2方向)の座標値yが小さい順に仮置き位置を対応させる。次に、仮置き位置TP6に対して配置位置AP5が割り当てられ、同様に、座標原点Oから順次遠隔に位置する仮置き位置TP7〜TP10に対して、X方向の座標値が順次小さい配置位置AP4〜AP1を割り当てる。
次いで、移動実行順35cが設定される。ここでは、配置位置APにおいてX方向の座標値xが小さい下受けピン22から順に移動を実行するようにしている。すなわち、まずX方向の座標値が順次小さい配置位置AP1〜AP7の下受けピン22を、座標原点Oから順次近接する仮置き位置TP10〜TP4に移動させるように、移動実行順(1)〜(7)が設定される。次いで退避エリアA4に位置する下受けピン22を、仮置き位置TP3〜TP1にそれぞれ移動させるように移動実行順(8)〜(10)が設定される。そして返戻実行処理部30eが下受けピン22の返戻を実行させる際には、返戻後仮置き位置割当てデータ35に示す移動実行順35cに基づいて、下受けピン22の移動を実行する。
次に図8、図9および各図を参照して、電子部品実装装置1において、基板3を下面側から下受けして支持する複数の下受けピン22を、下受けベース部21に設定された下受けエリアA1の任意の位置に配置する下受けピンの配置方法およびこれらの下受けピンを下受けエリアA1から取り出して返戻する下受けピンの返戻方法について説明する。
まず、これらの作業実行に先立って、配置前仮置き位置割当て処理部30b、返戻後仮置き位置割当て処理部30cによって、図7に示す配置前仮置き位置割当てデータ34、返戻後仮置き位置割当てデータ35を作成する(配置前仮置き位置割当て工程、返戻後仮置き位置割当て工程)。作成された配置前仮置き位置割当てデータ34、返戻後仮置き位置割当てデータ35は、記憶部31に記憶される。この配置前仮置き位置割当て工程、返戻後仮置き位置割当て工程においては、仮置き位置TPの座標原点Oから近接した順序と、配置または返戻される複数の下受けピン22において配置位置APのX方向の座標値xが大きい順序とを対応させて、割り当てを実行する。
次いで、ピン配置作業の前準備として、図4に示すピン収納部15から必要数の下受けピン22を、実装ヘッド8によって下受けベース部21の配置前仮置きエリアA2に設定された仮置き位置TPに移載する。なお、基板種の変更に伴う段取り替え作業におけるピン配置作業など、既に配置前仮置きエリアA2に必要数の下受けピン22が載置されている場合には、新たに下受けピン22を移載する必要はない。
この後、配置実行処理部30dが配置前仮置き位置割当てデータ34を参照することにより、配置前仮置きエリアA2において割り当てられた仮置き位置TP10〜TP1に仮置きされた複数の下受けピン22を、実装ヘッド8によって順次下受けエリアA1の配置位置AP7〜AP1および退避エリアA4に移動させる(配置実行工程)。この配置実行工程においては、配置位置APにおいてX方向の座標値xが大きい下受けピン22から順に、移動を実行する。
すなわち、図8(a)に示すように、まず(1)〜(3)番目に仮置き位置TP1〜TP3に仮置きされた3つの下受けピン22を、最もX方向の座標値が大きい退避エリアA4に順次移動させる。次いで、(4)、(5)番目として、仮置き位置TP4,TP5に仮置きされた下受けピン22を、X方向の座標値が次に大きい配置位置AP6,AP7に移動させる。次いで仮置き位置TP6,TP7に仮置きされた下受けピン22を、配置位置AP5,AP4にそれぞれ(6)、(7)番目として移動させる。そして次に仮置き位置TP7〜TP10に仮置きされた下受けピン22を配置位置AP4〜AP1に、それぞれ(7)〜(10)番目として移動させ、図5(a)に示すピン配置が完了する。
次に、図8(b)を参照して、上述の配置実行工程において配置位置APにおけるX方向の座標値xが大きい下受けピン22から順に、各下受けピン22を対象として実行される個別移動動作の詳細パターンについて説明する。図4(b)にて示したように、この個別移動動作は、第1正移動動作MX(+)、第1負移動動作MX(−)、第2正移動動作MY(+)、第2負移動動作MY(−)のうち少なくとも2つを適宜組み合わせることにより実行されるが、図8に示す例では、配置前仮置きエリアA2は下受けベース部21において下受けエリアA1の下側に設定されていることから、Y方向への移動については第2正移動動作MY(+)のみが現れる。そして本実施の形態においては、これらの個別移動動作Mにおいて下受けピン22がそれぞれの配置位置APに到達する最終移動動作MEが、いずれも第1正移動動作MX(+)となるように動作パターンが設定されている。
まず図8(b)(イ)は、図8(a)において移動実行順(1)(2)(3)(4)(5)の個別移動動作Mに適用される動作パターンを示している。これらの動作パターンは、X方向において仮置き位置TPは配置位置APに対して座標原点側に位置しており、且つ仮置き位置TPから下受けピン22をそのままY方向正側へ移動させても、下受けエリアA1に既配置の下受けピン22と干渉せずに移動が可能な条件を満たしている場合に適用される。
すなわち配置位置APのX方向の座標値xaが仮置き位置TPのXの座標値xtよりも、図8(c)に示す所定のマージン値Lm以上大きい(xa≧xt+Lm)場合には、当該下受けピン22を対象とする個別移動動作Mにおいて、最終移動動作MEに先立って先行移動動作M1を実行する。ここでは、配置前仮置きエリアA2は下受けエリアA1の下側に設定されていることから、先行移動動作M1は第2正移動動作MY(+)となる。なお配置前仮置きエリアA2が下受けエリアA1の上側に設定されている場合には、先行移動動作M1は第2負移動動作MY(−)となる。
ここでマージン値Lmは、図8(c)に示すように、下受けピン22の直径dに相互の干渉を確実に避けるための余裕代αを加算して設定される。このようなマージン値Lmを設定することにより、配置前仮置きエリアA2から下受けエリアA1へ下受けピン22を第2正移動動作MY(+)によって移動させる際において、既配置の下受けピン22と干渉を生じることがない。すなわち、本実施の形態においては配置位置APにおけるX方向の座標値xが大きい下受けピン22から順に移動させるようにしていることから、当該個別移動動作における移動対象の下受けピン22よりも座標原点側には既配置の下受けピン22は存在しない。したがって移動対象となる当該下受けピン22との干渉を防止するように動作パターンを設定することにより、全ての既配置の下受けピン22との干渉を確実に防止することができる。
これに対し図8(b)(ロ)は、図8(a)において移動実行順(6)(7)(8)(9)(10)の個別移動動作に適用される動作パターンを示している。この動作パターンは、X方向において仮置き位置TPが配置位置APに対して座標原点と反対側に位置しているか、もしくは座標原点側に位置していても仮置き位置TPから下受けピン22をそのままY方向正側へ移動させると、下受けエリアA1に既配置の下受けピン22と干渉する可能性がある場合に適用される。この場合には、下受けピン22を配置前仮置きエリアA2にて一旦座標原点側(X方向負側)へ移動させて既配置の下受けピン22との干渉の可能性を排除した後、下受けエリアA1の配置位置APに移動させる。
すなわち配置位置APのX方向の座標値xaが仮置き位置TPのX方向の座標値xtに所定のマージン値Lmを加えた限界値よりも小さい(xa<xt+Lm)場合には、当該下受けピン22を対象とする個別移動動作Mにおいて、最終移動動作MEに先立って先行移動動作M1,M2を実行する。ここでは、配置前仮置きエリアA2は下受けエリアA1の下側に設定されていることから、先行移動動作M1は第2正移動動作MY(+)となる。そしてその前に実行される先行移動動作M2は、第1負移動動作MX(−)となる。なお配置前仮置きエリアA2が下受けエリアA1の上側に設定されている場合には、先行移動動作M1は第2負移動動作MY(−)となる。
この後、当該ピン配置にしたがって配置された複数の下受けピン22によって基板3を下受けした状態で、部品実装作業が実行される。そして所定ロット数の生産が完了したならば、このピン配置を新たな基板3に対応したピン配置に変更するために、下受けエリアA1に配置された下受けピン22を返戻後仮置きエリアA3に移動させる返戻動作が実行される。
すなわち返戻実行処理部30eが返戻後仮置き位置割当てデータ35を参照することにより、下受けエリアA1に配置された複数の下受けピン22を、返戻後仮置きエリアA3に割り当てられた仮置き位置TPに順次移動させる(返戻実行工程)。この返戻実行工程においては、配置位置APにおいてX方向の座標値xが小さい下受けピン22から順に、移動を実行する。
すなわち、図9(a)に示すように、まず最もX方向の座標値が小さい配置位置AP1に配置されていた下受けピン22を、仮置き位置TP10に移動させる。次いで、X方向の座標値が小さい順に、配置位置AP2、AP3、AP4,AP5に配置されていた下受けピン22を、仮置き位置TP9、TP8、TP7、TP6に順次移動させる。そして配置位置AP7、AP6に配置されていた下受けピン22を、仮置き位置TP5、TP4に順次移動させた後、退避エリアA4に位置していた3つの下受けピン22を仮置き位置TP3、TP2、TP1に順次移動させて、返戻動作が終了する。
次に、図9(b)を参照して、上述の返戻実行工程において配置位置APにおけるX方向の座標値xが小さい下受けピン22から順に各下受けピン22を対象として実行される個別移動動作の詳細パターンについて説明する。図4(b)にて示したように、この個別移動動作Mは、第1正移動動作MX(+)、第1負移動動作MX(−)、第2正移動動作MY(+)、第2負移動動作MY(−)のうち少なくとも2つを適宜組み合わせることにより実行されるが、図9に示す例では、返戻後仮置きエリアA3は下受けベース部21において下受けエリアA1の下側に設定されていることから、Y方向への移動については第2負移動動作MY(−)のみが現れる。そして本実施の形態においては、これらの個別移動動作Mにおいて下受けピン22が配置位置APから離隔する移動開始動作MSは、第1負移動動作MX(−)となるように、動作パターンが設定されている。
まず図9(b)(イ)は、図9(a)において移動実行順(6)(7)(8)(9)(10)の個別移動動作Mに適用される動作パターンを示している。これらの動作パターンは、X方向において仮置き位置TPは配置位置APに対して座標原点側に位置しており、移動開始動作MSによって配置位置APからX方向負側へ移動した下受けピン22をそのままY方向負側へ移動させても、下受けエリアA1に既配置の下受けピン22と干渉せずに移動が可能な条件を満たしている場合に適用される。
すなわち配置位置APのX方向の座標値xaが仮置き位置TPのXの座標値xtよりも、図8(c)にて説明した所定のマージン値Lm以上大きい(xa≧xt+Lm)場合には、当該下受けピン22を対象とする個別移動動作Mにおいて、移動開始動作MSに引き続いて後続移動動作M*1を実行する。ここでは、返戻後仮置きエリアA3は下受けエリアA1の下側に設定されていることから、後続移動動作M*1は第2負移動動作MY(−)となる。なお返戻後仮置きエリアA3が下受けエリアA1の上側に設定されている場合には、後続移動動作M*1は第2正移動動作MY(+)となる。
このようなマージン値Lmを考慮して動作パターンを設定することにより、下受けエリアA1から配置前仮置きエリアA2へ下受けピン22を第2負移動動作MY(−)によって移動させる際に、既配置の下受けピン22と干渉を生じることがない。すなわち、本実施の形態においては配置位置APにおけるX方向の座標値xが小さい下受けピン22から順に移動させるようにしていることから、当該個別移動動作における移動対象の下受けピン22よりも座標原点側には、既配置の下受けピン22は既に移動済みで下受けエリアA1には存在しない。したがって移動対象となる当該下受けピン22との干渉を防止するように動作パターンを設定することにより、全ての既配置の下受けピン22との干渉を確実に防止することができる。
これに対し図9(b)(ロ)は、図9(a)において移動実行順(1)(2)(3)(4)(5)の個別移動動作に適用される動作パターンを示している。この動作パターンは、X方向において仮置き位置TPが配置位置APに対して座標原点と反対側に位置しているか、もしくは座標原点側に位置していても移動開始動作MSによって配置位置APからX方向負側へ移動した下受けピン22をそのままY方向負側へ移動させると、下受けエリアA1に既配置の下受けピン22と干渉する可能性がある場合に適用される。この場合には、移動開始動作MSによって配置位置APからX方向負側へ一旦移動させて既配置の下受けピン22との干渉の可能性を排除した後、返戻後仮置きエリアA3の位置までY方向負側(後続移動動作M*1)へ移動させ、次いで返戻後仮置きエリアA3内の所定の仮置き位置TPまでX方向正側(後続移動動作M*2)へ移動させる。
すなわち配置位置APのX方向の座標値xaが仮置き位置TPのX方向の座標値xtに所定のマージン値Lmを加えた限界値よりも小さい(xa<xt+Lm)場合には、当該下受けピン22を対象とする個別移動動作において、移動開始動作MSに引き続いて後続移動動作M*1,M*2を実行する。ここでは、返戻後仮置きエリアA3は下受けエリアA1の下側に設定されていることから、後続移動動作M*1は第2正移動動作MY(+)となる。そしてその後に引き続いて実行される後続移動動作M*2は、第1正移動動作MX(+)となる。なお返戻後仮置きエリアA3が下受けエリアA1の上側に設定されている場合には、後続移動動作M*1は第2負移動動作MY(−)となる。
上記説明したように、本実施の形態に示す下受けピンの配置方法ならびに下受けピンの返戻方法においては、基板下受け機構2cの下受けベース部21に下受けピン22が任意の位置に配置される下受けエリアA1とともに、配置前の複数の下受けピン22が仮置きされる配置前仮置きエリアA2、返戻後の複数の下受けピン22が仮置きされる返戻後仮置きエリアA3を設定し、配置前仮置きエリアA2、返戻後仮置きエリアA3における下受けピン22の仮置き位置TPを,下受けエリアA1における下受けピン22の配置位置APに応じて、下受けピン22の移動におけるピン相互の干渉が生じない条件を勘案して予め割り当てておくようにしている。
すなわち、下受けベース部21において第1方向に沿って設定され配置前の複数の下受けピン22が仮置きされる配置前仮置きエリアA2から下受けピン22を移動させて下受けエリアA1における配置位置APに配置する配置実行工程において、配置位置APにおける第1方向の座標値xが大きい下受けピン22から順に各下受けピン22を対象として実行される各個別移動動作Mにおいて、下受けピン22が配置位置APに到達する最終移動動作MEを第1方向において正方向に移動する第1正移動動作MX(+)とし、また下受けベース部21における配置位置APに配置された複数の下受けピン22を返戻後仮置きエリアA3に順次移動させる返戻実行工程において、下受けピン22の配置位置APからの移動開始動作MSを第1方向において負方向に移動する第1負移動動作MX(−)とする。
これにより、下受けエリアA1へ下受けピン22を配置する配置実行工程、下受けエリアA1から下受けピン22を返戻する返戻実行工程における下受けピン移動時の干渉を有効に防止することができる。特に、下受けピン22を下受けベース部21の任意位置に配置する方式において、ピン相互の間隔が狭くなってピン移動時の干渉が生じやすくなっている場合にあっても、下受けピン22の移動経路や順序を適切に設定して、移動時のピン相互の干渉を確実に防止することができる。
したがって、従来技術において、下受けピン相互の干渉を防止するために採用されていたピン移動形態、すなわちピン移動時の昇降ストロークを下受けピン高さ以上に設定することに起因する不都合、例えば移載ヘッドのストロークを過大に設定することによる設備コスト増大や、昇降ストロークの増大に伴う作業時間の遅延によるタクトロスなどを防止して、下受けピン22の配置作業や返戻作業を効率化することができる。
本発明の下受けピンの配置方法ならびに下受けピンの返戻方法は、下受けピンの配置作業や返戻作業を効率化することができるという効果を有し、複数の下受けピンによって下面を支持された基板に電子部品を実装する電子部品実装分野において有用である。
1 電子部品実装装置
2 基板搬送機構
2c 基板下受け機構
3 基板
8 実装ヘッド
9 単位保持ヘッド
9a ノズルホルダ
14A、14B 吸着ノズル
21 下受けベース部
21a 磁性体
22 下受けピン
A1 下受けエリア
A2 配置前仮置きエリア
A3 返戻後仮置きエリア
AP、AP1〜AP7 配置位置
TP、TP1〜TP10 仮置き位置
M 個別移動動作
ME 最終移動動作
MS 移動開始動作
M1,M2 先行移動動作
M*1,M*2 後続移動動作
MX(+) 第1正移動動作
MX(−) 第1負移動動作
MY(+) 第2正移動動作
MY(−) 第2負移動動作

Claims (6)

  1. 電子部品を基板に実装する電子部品実装装置において、前記基板を下面側から下受けして支持する複数の下受けピンを下受けベース部に設定された下受けエリアの任意の位置に配置する下受けピンの配置方法であって、
    前記下受けベース部において第1方向に沿って設定され配置前の前記複数の下受けピンが仮置きされる配置前仮置きエリアに設定された仮置き位置から、前記下受けピンを移動させて前記下受けエリアにおける配置位置に配置する配置実行工程を含み、
    前記配置実行工程において、前記配置位置における第1方向の座標値が大きい下受けピンから順に各下受けピンを対象として実行される個別移動動作は、
    前記第1方向における正方向、負方向にそれぞれ移動する第1正移動動作、第1負移動動作および前記第1方向と直交する第2方向における正方向、負方向にそれぞれ移動する第2正移動動作、第2負移動動作のうちの少なくとも2つを組み合わせて構成され、
    各個別移動動作において前記下受けピンが前記配置位置に到達する最終移動動作は、前記第1正移動動作であることを特徴とする下受けピンの配置方法。
  2. 前記配置位置の第1方向の座標値が前記仮置き位置の第1方向の座標値よりも所定のマージン値以上大きい場合には、当該下受けピンを対象とする個別移動動作において前記最終移動動作に先立って第2正移動動作、第2負移動動作のいずれかを実行し、
    前記配置位置の第1方向の座標値が前記仮置き位置の第1方向の座標値に所定のマージン値を加えた限界値よりも小さい場合には、当該下受けピンを対象とする個別移動動作において前記最終移動動作に先立って第2正移動動作、第2負移動動作のいずれかを実行し、さらにその前に前記第1負移動動作を実行することを特徴とする請求項1記載の下受けピンの配置方法。
  3. 前記第2方向の座標値が小さい側の縁部に設定された前記配置前仮置きエリアには、前記第1方向の座標原点から近接した順に前記仮置き位置が設定されており、
    前記配置実行工程に先立って実行され前記仮置きエリアのそれぞれに、前記配置される複数の下受けピンを個別に割り当てる配置前仮置き位置割当て工程において、前記仮置き位置が座標原点から近接する順序と前記配置される複数の下受けピンの配置位置の第1方向の座標値が大きい順序とを対応させて前記割り当てを実行することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の下受けピンの配置方法。
  4. 電子部品を基板に実装する電子部品実装装置において、下受けベース部に設定された下受けエリアの任意の位置に配置されて前記基板を下面側から下受けして支持する複数の下受けピンを前記下受けエリアから取り出して返戻する下受けピンの返戻方法であって、
    前記下受けベース部において第1方向の縁部に設定され返戻後の前記複数の下受けピンが仮置きされる返戻後仮置きエリアに設定された仮置き位置に、前記下受けエリアにおける配置位置に配置された複数の下受けピンを順次移動させる返戻実行工程を含み、
    前記返戻実行工程において、前記配置位置における第1方向の座標値が小さい下受けピンから順に各下受けピンを対象として実行される個別移動動作は、
    前記第1方向における正方向、負方向にそれぞれ移動する第1正移動動作、第1負移動動作および前記第1方向と直交する第2方向における正方向、負方向にそれぞれ移動する第2正移動動作、第2負移動動作のうちの少なくとも2つを組み合わせて構成され、
    各個別移動動作において前記下受けピンが前記配置位置から離隔する移動開始動作は、前記第1負移動動作であることを特徴とする下受けピンの返戻方法。
  5. 前記配置位置の第1方向の座標値が前記仮置きの第1方向の座標値よりも所定のマージン値以上大きい場合には、当該下受けピンを対象とする個別移動動作において前記移動開始動作に引き続いて第2正移動動作、第2負移動動作のいずれかを実行し、
    前記配置位置の第1方向の座標値が前記仮置き位置の第1方向の座標値に所定のマージン値を加えた限界値よりも小さい場合には、当該下受けピンを対象とする個別移動動作において前記移動開始動作に引き続いて第2正移動動作、第2負移動動作のいずれかを実行し、さらにその後に前記第1正移動動作を実行することを特徴とする請求項4記載の下受けピンの返戻方法。
  6. 前記第2方向の座標値が小さい側の縁部に設定された前記返戻後仮置きエリアには、前記第1方向の座標原点から近接した順に前記仮置き位置が設定されており、
    前記返戻実行工程に先立って実行され前記仮置きエリアのそれぞれに、前記仮置きされる複数の下受けピンを個別に割り当てる返戻後仮置き位置割当て工程において、前記仮置き位置が座標原点から近接する順序と前記配置される複数の下受けピンの配置位置の第1方向の座標値が大きい順序とを対応させて前記割り当てを実行することを特徴とする請求項4または5のいずれかに記載の下受けピンの返戻方法。
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