JP5741602B2 - 運転支援システム及び運転支援方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両などの移動体の運転を支援する運転支援システム、及び当該運転支援システムに用いられる運転支援方法に関する。
周知のように、自動車等の車両には、車両速度やドライバによる運転操作に基づく情報である車両情報や、先行車や路面状況に基づく情報である走行環境を検知し、この検知した車両情報や走行環境に基づいて車両に対する予防安全を含む運転支援を提供する各種の支援装置が設けられている。こうした支援装置としては、タイヤのロックを抑えるアンチロックブレーキングシステム(ABS)や、車両の横滑りを抑える車両安定制御システム(VSC)、衝突防止装置などが挙げられる。例えば特許文献1には、こうした支援装置を複数備える運転支援システムの一例が記載されている。
特許文献1に記載の運転支援システムは、運転支援装置(ABSやVSCなどの予防安全装置)と、運転支援装置が作動した時の走行場所、走行環境及び車両状態を記憶する記憶部とを備える。そしてこの運転支援システムは、運転支援装置が作動したとき又は運転支援装置を作動させる車輪速センサや、ヨーレートセンサ、ブレーキ圧センサから取得されるセンサ値が設定された閾値を越えたとき、走行場所及び走行環境を車両状態とともに記憶部に記憶する。なお、このシステムにおいて、走行場所には坂道、非舗装道路、カーブ、駐車場、交差点などが含まれ、走行環境には絶対時間、降雪情報、降雨情報、外気温などが含まれ、車両状態には車両速度などが含まれる。そして、この運転支援システムでは、車両が、記憶部に記憶された走行場所を、その記憶された走行環境及び車両状態と同様の走行環境及び車両状態で走行しようとしたとき、ドライバへの警告通知又は車両減速制御などの運転支援を行う。
特開2009−29343号公報
ところで近年は、運転支援装置が動作した地点などを運転支援に関する情報を管理するセンタにて収集し、この収集された動作地点の情報を多数の車両で利用することが検討されている。このようなシステムによれば、センタに収集された運転支援装置の動作地点情報をセンタから車両に提供することによって、提供された車両においては、運転支援装置が動作するおそれのある地点をドライバに予め通知できるようになる。しかしながら、運転支援装置の作動要因に関しては、ドライバの個人差による影響も無視できない。このため、センタから車両へ提供される作動地点の情報を全て通知するようにすると、逆にドライバに煩わしさを感じさせることにもなりかねない。
なお、上記情報の収集や管理箇所はセンタに限らず任意であり、車車間通信等を通じて複数の車両で相互に情報を共有し合うシステムなどにあってもこうした課題は概ね共通したものとなっている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、運転支援をより効果的に提供することのできる運転支援システム、及び当該運転支援システムに用いられる運転支援方法を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果を記載する。
上記目的を達成するために運転支援システムは、移動体の運転を支援する第1の支援装置の動作結果を記憶する記憶装置と、前記第1の支援装置とは異なる運転支援を行う第2の支援装置とを備える運転支援システムであって、前記第2の支援装置の動作結果が前記記憶装置に記憶されている前記第1の支援装置の動作結果と関連性を有することを判断する判断部と、前記判断部によって前記第2の支援装置の動作結果が前記第1の支援装置の動作結果と関連性を有すると判断されたとき、前記第2の支援装置による運転支援が行われる移動体へ前記第1の支援装置の動作結果に基づく支援情報を提供する情報提供部とを備え、前記情報提供部により提供される支援情報に基づいて前記第2の支援装置により運転支援が行われる移動体の運転支援を行う。
上記目的を達成するために運転支援方法は、移動体の運転を支援する第1の支援装置の動作結果を記憶する記憶装置と、移動体に前記第1の支援装置とは異なる運転支援を行う第2の支援装置とを備える運転支援システムに用いられる運転支援方法であって、前記第2の支援装置の動作結果が前記記憶装置に記憶されている前記第1の支援装置の動作結果と関連性を有することの判断を行い、前記第2の支援装置の動作結果が前記第1の支援装置の動作結果と関連性を有すると判断されるとき、前記第2の支援装置による運転支援が行われる移動体へ前記第1の支援装置の動作結果に基づく支援情報を提供し、この提供した支援情報に基づいて前記第2の支援装置により運転支援が行われる移動体に運転支援を行わせる。
このような構成もしくは方法によれば、第1の支援装置の動作結果と、第2の支援装置の動作結果とに関連性があるとき、第2の支援装置が運転支援を行う移動体に第1の支援装置の動作結果に基づく運転支援が行われる。つまり、関連性があるときには、第1の支援装置の動作の有無にかかわらず、第2の支援装置により運転支援が行われる移動体に第1の支援装置の動作結果に基づく運転支援が行われるようになる。これにより、第1の支援装置が不作動であったり、非搭載であったりする移動体であっても、第2の支援装置による運転支援が行われる移動体であれば、第1の支援装置の動作結果に基づく運転支援も受けられるようになる。また、運転支援が行われるのは関連性があるときであるため、こうした運転支援がドライバなどに煩わしさを感じさせるおそれも小さい。これにより、運転支援の充実が図られ運転支援がより効果的に提供されるようになる。
好ましい構成として、運転支援システムは、前記第1の支援装置が運転の支援を行う移動体と前記第2の支援装置が運転の支援を行う移動体とは異なる移動体である。
このような構成によれば、第2の支援装置が運転の支援を行う移動体は、たとえ第1の支援装置からは運転の支援が行われない移動体であったとしても、第2の支援装置の動作結果と第1の支援装置の動作結果との関連性に基づいて第1の支援装置の動作結果に基づく運転支援が行われる。これにより、第2の支援装置を備える移動体など、第2の支援装置が運転の支援を行う移動体における運転支援の充実が図られる。
好ましい構成として、運転支援システムは、前記移動体は、自動車であり、前記第1の支援装置は、車両の横滑りを抑えて自動車を安定させる装置であり、前記第2の支援装置は、滑りやすい路面での制動中の車輪のロックを防ぐ装置である。
このような構成によれば、車両に支援装置としての、滑りやすい路面での制動中の車輪のロックを防ぐ装置、いわゆるABSと、車両の横滑りを抑えて自動車を安定させる装置、いわゆる車両安定制御システム(VSC)とが共に搭載されているとは限らないし、又は搭載されているとしても共に正常に作動するとは限らない。
そこで、このような構成によれば、VSCが搭載されていない、もしくは作動しない車両であれ、ABS搭載車であればVSCの動作結果を利用しての運転支援が可能になる。これにより、より多くの運転支援が効果的に提供されるようになる。
好ましい構成として、運転支援システムは、前記判断部は、前記第2の支援装置の動作結果が前記第1の支援装置の動作結果に関連性を有することの判断を、前記第2の支援装置のユーザ別の動作結果に基づいてユーザ別に判断する。
このような構成によれば、第2の支援装置のユーザ別の動作結果が第1の支援装置の動作結果と関連性を有するかどうか判断されるため、関連性がユーザ別に判断され、ユーザに適した運転支援を行うことができるようになる。これにより、運転支援がより効果的に提供されるようになる。
好ましい構成として、運転支援システムは、前記記憶装置及び前記判断部は、移動体外に設けられ、前記記憶装置には、前記第1の支援装置の複数についてそれぞれその動作結果が記憶され、前記判断部は、前記記憶装置に記憶された第1の支援装置の各動作結果に基づいて前記第2の支援装置の動作結果が前記第1の支援装置の動作結果と関連性を有することを判断する。
このような構成によれば、記憶装置及び判断部は移動体外、例えば情報を収集するセンタなどに設けることができる。これにより、記憶装置は複数の第1の支援装置から動作結果を収集することが容易になり、判断部は多くの動作結果に基づいて第2の支援装置の動作結果が第1の支援装置の動作結果と関連性を有することを判断できるようになる。これにより、より多くの運転支援が効果的に提供されるようになる。
好ましい構成として、運転支援システムは、前記情報提供部は、移動体外に設けられ、前記判断部によって前記第2の支援装置の動作結果が前記第1の支援装置の動作結果と関連性を有すると判断された支援情報のみを前記第2の支援装置により運転支援が行われる移動体に提供する。
このような構成によれば、情報提供部が関連性を有する動作結果のみを移動体に提供する情報として選択することで、選択された情報のみが第2の支援装置が運転を支援する移動体に提供される。これにより、支援情報の伝達やその情報が伝達される移動体における処理負荷が軽減されるようになる。
好ましい構成として、運転支援システムは、前記情報提供部は、前記第2の支援装置による運転支援が行われる移動体に設けられており、前記判断部による判断結果に基づいて得られる前記第1の支援装置の動作結果に基づく支援情報を当該第2の支援装置により運転支援が行われる移動体に対して提供する。
このような構成によれば、第2の支援装置により運転支援が提供される移動体において、当該移動体への運転支援が、関連性のあるものとして選択された支援情報によって行われるようになる。これにより、運転支援が好適に提供されるようになる。
好ましい構成として、運転支援システムは、前記支援情報は、前記第1の支援装置が動作した動作位置を含み、前記情報提供部は、前記第2の支援装置による運転支援が行われる移動体が前記動作位置に至るとき、前記支援情報を提供する。
このような構成によれば、第2の支援装置が運転支援を行う移動体に、第1の支援装置にて運転支援が行われる動作位置において、該第1の支援装置の動作結果に基づく運転支援が行われるようになる。これにより、運転支援が必要とされる位置に対して運転支援が適切に行われるようになる。
運転支援システムを具体化した第1の実施形態について、その概略構成を示すブロック図。 本実施形態において運転支援装置の動作結果を提供する車両について概略構成を示すブロック図。 本実施形態においてセンタについて概略構成を模式的に示すブロック図。 本実施形態において運転支援装置の動作結果を利用する車両について概略構成を模式的に示すブロック図。 本実施形態において支援情報に含まれる情報を模式的に例示する模式図。 本実施形態においてセンタにおける運転支援の動作結果を通知する手順の一例を示すフローチャート。 運転支援システムを具体化した第2の実施形態について、運転支援装置の動作結果を提供する車両の動作情報管理部の概略構成を示すブロック図。 本実施形態において動作結果に含まれる情報を模式的に例示する模式図。 本実施形態においてセンタにおける運転特徴の類似性を判断する部分を示すブロック図。 本実施形態においてセンタにおける運転支援の動作結果を通知する手順の一例を示すフローチャート。 運転支援システムを具体化した第3の実施形態について、運転支援装置の動作結果を利用する車両の動作情報管理部の概略構成を示すブロック図。 本実施形態において運転支援装置の動作結果を利用する車両における運転支援の動作結果を通知する手順の一例を示すフローチャート。
(第1の実施形態)
運転支援システムを具体化した第1の実施形態について、図1〜6に従って説明する。まず、運転支援システムの概略構成について図1を参照して説明する。
図1に示すように、運転支援システムは、運転支援に関する情報を管理するセンタ10と、センタ10に運転支援に関する情報を提供する複数の移動体としての提供側車両20A,20B,20C,20Dと、センタ10から運転支援に関する情報などを取得して運転支援に利用する移動体としての利用側車両30とを備える。
複数の提供側車両20A〜20Dは、乗用車や、バス、トラックなど、道路を走行する各種車両である。複数の提供側車両20A〜20Dはそれぞれ、有線通信や無線通信を介してセンタ10を含む外部装置との間で運転支援に関する情報を含む各種情報を授受する車載通信部21を備える。また複数の提供側車両20A〜20Dはそれぞれ、制動中のタイヤ(車輪)のロックを抑える第2の支援装置としてのアンチロックブレーキングシステム(以下、ABS)を駆動制御するABS部40と、車両の横滑りを抑える第1の支援装置としての車両安定制御システム(以下、VSC)を駆動制御するVSC部50とを備える。そして、複数の提供側車両20A〜20Dは、ABSの動作に基づき作成するABSの動作結果、及びVSCの動作に基づき作成するVSCの動作結果をそれぞれセンタ10へ送信することができる。
利用側車両30は、乗用車など、道路を走行する車両である。利用側車両30は、有線通信や無線通信を介してセンタ10を含む外部装置との間で運転支援に関する情報を含む各種情報を授受する車載通信部31を備える。また利用側車両30は、制動中のタイヤ(車輪)のロックを抑えるABSを駆動制御するABS部40を備える。そして、利用側車両30は、ABSの動作に基づき作成するABSの動作結果をセンタ10へ送信することができる。
センタ10は、有線通信や無線通信を介して複数の提供側車両20A〜20D及び利用側車両30を含む外部装置との間で運転支援に関する情報を含む各種情報を授受するセンタ通信部11を備える。また、センタ10は、複数の提供側車両20A〜20Dや利用側車両30からABSの動作結果やVSCの動作結果を取得して管理する動作情報管理部12を備える。さらに、センタ10は管理しているABS動作情報やVSC動作情報を車両に提供することができる支援情報提供装置としての動作情報提供部13を備える。
よってセンタ10は、センタ通信部11と車載通信部21との間の情報通信を介して提供側車両20A〜20DからABSの動作結果やVSCの動作結果を取得する一方、管理しているABSの動作結果やVSCの動作結果を提供側車両20A〜20Dに送信することができる。またセンタ10は、センタ通信部11と車載通信部31との間の情報通信を介して利用側車両30からABSの動作結果を取得する一方、管理しているABSの動作結果を利用側車両30に送信することができる。本実施形態では、センタ10は、管理しているVSCの動作結果を、VSC未搭載であるためVSCの動作結果を出力しない利用側車両30にも送信することができる。つまりVSCを未搭載である利用側車両30であっても、センタ10から提供されるVSCの動作結果に基づく運転支援をドライバへ提供することができる。
続いて、本実施形態の運転支援システムの構成ついて詳細に説明する。
なお、複数の提供側車両20A,20B,20C,20Dのそれぞれに設けられている車載通信部21、ABS部40及びVSC部50等の運転支援のための構成はいずれも同様である。このため、以下では1つの提供側車両20Aについて説明し、説明の便宜上、その他の提供側車両20B,20C,20Dについての説明は、必要な場合を除いて、割愛する。
図2に示すように、提供側車両20Aは、ドライバに経路案内に関する情報を提供するナビゲーション装置24と、現在地を検出する位置センサ25と、現在時刻を示す時計26と、該車両に関する情報を取得する車両情報取得部27と、該車両の車外情報を取得する車外情報取得部28とを備えている。ナビゲーション装置24と、位置センサ25、時計26、車両情報取得部27、車外情報取得部28はそれぞれ、保持している各種情報を伝達することが可能なように動作情報管理部22に接続されている。
ナビゲーション装置24は、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)等を利用して検出された車両の現在地と、予め記憶された道路情報を含む地図情報242とを参照することによって、運転者に走行目的地までの移動経路を案内する。ナビゲーション装置24は、表示装置や、入力装置や、音声装置から構成されるHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)241を備えている。また、ナビゲーション装置24は、動作情報管理部22から入力された運転支援に関する情報をHMI241から出力させてドライバに通知することもできる。
表示装置は、液晶ディスプレイなどによって構成され、運転者による目視が可能な位置に設置される。表示装置には、移動経路の案内に関する情報が画像等で表示される。例えば、ナビゲーション装置24は、提供側車両20Aの現在地とその周辺の地図とを組み合わせた画像データを生成し、生成した画像データを表示装置に表示させる。入力装置は、表示装置と一体になったタッチスイッチやメカニカルなスイッチ等が用いられ、各種の入力操作に使用される。音声装置は、音や音声を発生する装置であり、ナビゲーション装置24から入力された音・音声データ等に対応した音や音声が出力される。ナビゲーション装置24は、音声装置を介して経路案内や交通情報などの音声情報などを出力する。
位置センサ25は、提供側車両20Aの現在地の検出に用いられるGPS251を備えている。GPS251は、GPS衛星からの信号を受信し、受信したGPS衛星からの信号に基づき提供側車両20Aの現在地を検出する。位置センサ25は、検出した位置を示す情報を動作情報管理部22などへ出力する。なお位置センサ25としては、ナビゲーション装置24が使用するものでもよい。
時計26は、現在時刻を示す情報を動作情報管理部22などへ出力する。なお、現在時刻はGPS251から得ることもできる。
車両情報取得部27は、車輪速センサ271と、加速度センサ272と、ヨーレートセンサ273と、エンジンセンサ274と、アクセルセンサ275と、ブレーキセンサ276とを備えている。
車輪速センサ271は、提供側車両20Aの車輪の回転速度を検出するとともに、当該検出された回転速度に応じた信号を動作情報管理部22などへ出力する。例えば、車輪速センサ271から回転速度「0」が出力されているとき、車両は停止していることが推測できる。
加速度センサ272は、提供側車両20Aの加速度を検出するとともに、当該検出された加速度に応じた信号を動作情報管理部22などへ出力する。例えば、加速度センサ272から加速度として約「0」が出力されているとき、車両は停止していること、もしくはきわめて安定的に走行していることが推測できる。
ヨーレートセンサ273は、提供側車両20Aの旋回方向への回転角の変化する速度を検出するとともに、その検出したヨーレートに応じた信号を動作情報管理部22などへ出力する。例えば、ヨーレートセンサ273から回転角度の変化が出力されているとき、車両は旋回、もしくは横滑りをしていることが推測できる。
エンジンセンサ274は、提供側車両20Aのエンジンの回転数を検出するとともに、当該検出された回転数に応じた信号を動作情報管理部22などへ出力する。例えば、エンジンセンサ274から回転数「0」が出力されているとき、車両は停止していることが推測できる。
アクセルセンサ275は、ドライバによるアクセルペダルの操作の有無やペダルの踏込量を検出するとともに、当該検出された操作の有無やペダルの踏込量に応じた信号を動作情報管理部22などへ出力する。例えば、アクセルセンサ275からペダルの踏込量が出力されているとき、車両は駆動(加速)操作されていることが推測できる。
ブレーキセンサ276は、ドライバによるブレーキペダルの操作の有無やペダルの踏込量を検出するとともに、当該検出された操作の有無や踏込量に応じた信号を動作情報管理部22などへ出力する。ブレーキセンサ276は、常用ブレーキであるフットブレーキの操作を検出するセンサの他、パーキングブレーキの操作の有無を検出するセンサが含まれていてもよい。例えば、ブレーキセンサ276からブレーキペダルの踏込量が出力されているとき、車両は制動(減速)操作されていることが推測できる。
車外情報取得部28は、提供側車両20Aの外部環境のうちの1つである気象を取得する気象情報取得部281を備える。
気象情報取得部281は、保持している各種情報を伝達可能に動作情報管理部22などに接続されている。気象情報取得部281は、現在の気象情報を取得するときにワイパー動作を検知したり、温度計や湿度計、もしくは気圧計の値を取得したり、ラジオや気象通報システムなどから通信によってそれら値を取得するような装置であって、取得した気象情報に応じた信号を動作情報管理部22などへ出力する。
また、車外情報取得部28は、道路などに設けられている地上設備から道路情報や交通情報などを路車間通信で取得する通信装置などを有していてもよいし、他車との間で各種情報を車車間通信で取得する通信装置などを有していてもよい。
ABS部40は、制動中のタイヤ(車輪)のロックを抑えるシステムであるABSを構成しこれを駆動制御する。ABS部40は、車両情報取得部27の各種センサからの情報などに基づいてABSによる運転支援を車両に提供する公知の構成を有している。図示しないが、ABS部40は車両情報取得部27から各種のセンサ情報をリアルタイムで取得することができる。また、本実施形態では、ABS部40は、動作情報管理部22に情報伝達可能に接続されおり、ABS機能の動作情報を動作情報管理部22に出力する。ABS機能の動作情報には、ABSが動作しているか否かや、ABS動作時の車輪別の制動力などが含まれる。
VSC部50は、車両の横滑りを抑える車両安定制御システムであるVSCを構成しこれを駆動制御する。VSC部50は、車両情報取得部27の各種センサからの情報などに基づいてVSCによる運転支援を車両に提供する公知の構成を有している。図示しないが、VSC部50は車両情報取得部27から各種のセンサ情報をリアルタイムで取得することができる。また、本実施形態では、VSC部50は、動作情報管理部22に情報伝達可能に接続されおり、VSC機能の動作情報を動作情報管理部22に出力する。VSC機能の動作情報には、VSCが動作しているか否かや、VSC動作時のエンジン出力や車輪別の制動力などが含まれる。
図2に示すように、提供側車両20Aは、ABSの動作情報やVSCの動作情報を車両情報や車外情報などとともに管理する動作情報管理部22と、動作情報管理部22にて管理される各種情報を保持する記憶部23とを備えている。動作情報管理部22は、ABS部40と、VSC部50と、車載通信部21とに情報を相互伝達可能に接続されている。また、動作情報管理部22は、各種情報の読み出し及び書き込み可能となるように記憶部23に接続されている。
動作情報管理部22は、ABSの動作結果やVSCの動作結果を作成して記憶部23に保持させる情報収集部221と、記憶部23に保持されたABSの動作結果やVSCの動作結果を車載通信部21を介してセンタ10へ出力する情報出力部222とを備えている。また、動作情報管理部22は、ABSの動作結果やVSCの動作結果を支援情報として受け取り、この受け取った支援情報に基づいて運転支援を行う支援部223を備える。
記憶部23は、公知の記憶装置に設けられている記憶領域の全部もしくは一部からなり、その記憶領域には動作情報データ231と車両属性データ232とが記憶されている。動作情報データ231は、情報収集部221によって書き込まれるABSの動作結果やVSCの動作結果を記憶するとともに、記憶しているABSの動作結果やVSCの動作結果が情報出力部222に読み出される。動作情報データ231は、ABSの動作結果やVSCの動作結果などの追加、読み出し、削除などが可能であれば、いわゆるデータベースなどであってもよい。車両属性データ232には、自車両を特定できる情報や、車種や車両仕様、さらに搭載している予防安全装置(例えばABSやVSCなど)の種類などが含まれている。つまり、車両属性データ232には、ABSとVSCとを搭載している情報が含まれている。
情報収集部221は、ABS部40から得られるABSが動作したことを示すABSの動作情報に各種車両情報及び各種車外情報を関連付けた情報をABSの動作結果として生成する。そして、情報収集部221は、生成したABSの動作結果を動作情報データ231へ書き込む、つまり追加記憶させる。また情報収集部221は、VSC部50から得られるVSCが動作したことを示すVSCの動作情報に各種車両情報及び各種車外情報を関連付けた情報をVSCの動作結果として生成する。そして、情報収集部221は、生成したVSCの動作結果を動作情報データ231に書き込む、つまり追加記憶させる。
図5に示すように、ABSの動作結果やVSCの動作結果には、例えば、位置情報や、動作情報、時刻、速度、天気などの情報が含まれる。なお、ABSの動作結果やVSCの動作結果には、記憶部23の車両属性データ232や、ナビゲーション装置24から取得された地図情報や道路情報、位置センサ25から取得された位置、時計26から取得された時刻などの情報のうち必要な情報を含むことができる。また、ABSの動作結果やVSCの動作結果には、車両情報として、車両情報取得部27から取得したブレーキペダルの操作量や、車外情報として、車外情報取得部28から取得した気象情報や交通情報などの情報のうち必要な情報を含むことができる。
こうして作成されたABSの動作結果やVSCの動作結果は、提供側車両20Aの実走行に基づいて収集された情報である。このため収集された各動作結果には、ナビゲーション装置などに予め記録しておくことのできない情報が含まれる。つまり、こうした動作結果は、多くの現に走行している車両から取得することが望ましい。
情報出力部222は、記憶部23の動作情報データ231に記憶されているABSの動作結果やVSCの動作結果の読み出しを行い、この読み出した各動作結果をセンタ10へ出力する。情報出力部222は、各動作結果の読み出し条件として、所定時間の経過や提供側車両20Aが停止していることなどの所定の条件を有する。そして情報出力部222は、読み出し条件に基づいて、センタ10へ未出力の各動作結果を選択して読み出し、この読み出した未出力の各動作結果を車載通信部21を介してセンタ10へ出力する。なお、情報出力部222は、センタ10へ出力済のABSの動作結果やVSCの動作結果を記憶部23の動作情報データ231から削除してもよい。
また、支援部223は、センタ10からABSの動作結果やVSCの動作結果を支援情報として取得し、その取得した支援情報に基づくドライバへの通知等の運転支援を行う。そのため、支援部223は、自車両を特定できる情報や、現在の位置情報、車両属性などを含む支援情報要求信号をセンタ10へ出力し、センタ10から自車両宛に返信されたABSの動作結果やVSCの動作結果などの支援情報を受け取る。そして支援部223は、受け取った支援情報(各動作結果)に含まれる動作位置に自車両が接近したとき、当該動作位置において他車両等の予防安全装置(ABS又はVSC)が動作したことをナビゲーション装置24のHMI241を介してドライバに通知することができる。なお、支援部223は、ABSの動作結果やVSCの動作結果に含まれている車両情報や車外情報などが、当該車両の現在の車両情報や車外情報に類似しているか否かを判断し、類似している場合、当該動作結果に基づいて運転支援を行うようにしてもよい。また、支援部223は、動作情報データ231に、センタ10から取得したABSの動作結果やVSCの動作結果と類似するABSの動作結果やVSCの動作結果が保持されている場合には、当該動作結果に基づいて運転支援を行うようにしてもよい。これにより、センタ10から取得されたABSの動作結果やVSCの動作結果を適切にフィルタリングすることができるため、当該車両に不適当でありドライバに煩わしさを与えるおそれのある運転支援が抑制され、運転支援が効果的に行われるようになる。
なお、支援部223は、自車両の記憶部23の動作情報データ231に保持されているABSの動作結果やVSCの動作結果を支援情報として用いてもよい。
図3に示すように、センタ10では、センタ通信部11は、動作情報管理部12、動作情報提供部13にそれぞれ情報伝達可能に接続されている。センタ10はABSの動作結果やVSCの動作結果などの各種情報を保持する記憶部14を備えている。記憶部14には、動作情報管理部12、動作情報提供部13がそれぞれ情報の読み込み及び情報の書き込みの少なくとも一方を可能に接続されている。
記憶部14は、公知の記憶装置に設けられている記憶領域の全部もしくは一部からなり、その記憶領域には動作結果データ141と、関連条件データ142と、地図情報データ143とが記憶されている。動作結果データ141には、提供側車両20Aから取得したABSの動作結果及びVSCの動作結果が含まれる。関連条件データ142には、ABSの動作結果とVSCの動作結果との関連性の判断に要する条件や、関連性の判断結果が含まれる。地図情報データ143には、道路情報を含む地図情報が含まれる。動作結果データ141は、各動作結果の追加、読み出し、削除などが可能であれば、いわゆるデータベースなどであってもよい。
動作情報管理部12には、センタ通信部11を介して複数の提供側車両20A〜20Dから提供されたABSの動作結果やVSCの動作結果が入力される。動作情報管理部12は、入力されたABSの動作結果やVSCの動作結果を動作結果データ141に追加記憶させる。なお、動作情報管理部12は、動作結果データ141から古いことなどから不要となった動作結果を削除してもよい。
動作情報提供部13は、複数の提供側車両20A〜20Dや利用側車両30などから支援情報要求信号を受け取る。また動作情報提供部13は、受け取った支援情報要求信号に含まれる位置情報に基づいて、記憶部14からABSの動作結果やVSCの動作結果を選択・取得し、この取得した動作結果を支援情報要求信号を出力した車両へ出力する。
動作情報提供部13は、位置情報に基づいて動作結果を抽出するデータ抽出部131と、ABSの動作結果のみを取得するABS動作結果取得部132と、VSCの動作結果のみを取得するVSC動作結果取得部133とを備える。また、動作情報提供部13は、選択する動作結果を定める機能選択部134と、ABSの動作結果がVSCの動作結果に関連するかを判断する関連性判断部135とを備えている。
データ抽出部131は、受信された支援情報要求信号に含まれる位置情報に基づいて、当該位置情報とその近傍に対応するABSの動作結果及びVSCの動作結果を動作結果データ141から選択し、取得する。
ABS動作結果取得部132は、機能選択部134からの指示に基づいて、データ抽出部131により取得された各動作結果からABSの動作結果のみを取得し、この取得したABSの動作結果を支援情報要求信号を出力した車両へ出力する。
VSC動作結果取得部133は、機能選択部134からの指示に基づいて、データ抽出部131により取得された各動作結果からVSCの動作結果のみを取得し、この取得したVSCの動作結果を支援情報要求信号を出力した車両へ出力する。
機能選択部134は、支援情報要求信号に含まれる車両属性に基づいて当該支援情報要求信号を出力した車両に提供する支援情報の種類、つまりABSの動作結果を提供するか否か、VSCの動作結果を提供するか否かを判断する。
機能選択部134は、支援情報要求信号に含まれる車両属性に基づいて当該支援情報要求信号を出力した車両にABSが搭載されていると判断したとき、ABS動作結果取得部132にABSの動作結果の返信を指示する。
また、機能選択部134は、支援情報要求信号に含まれる車両属性に基づいて当該支援情報要求信号を出力した車両にVSCが搭載されていると判断したとき、VSC動作結果取得部133にVSCの動作結果の返信を指示する。
さらに、本実施形態では、機能選択部134は、支援情報要求信号に含まれる車両属性に基づいて当該支援情報要求信号を出力した車両には、ABSが搭載されている、かつ、VSCは搭載されていないか否かを判断する。機能選択部134は、ABSが搭載されている、かつ、VSCは搭載されていないと判断したとき、関連性判断部135によるABSの動作結果がVSCの動作結果と関連性が有ると判断することに基づいて、VSC動作結果取得部133にVSCの動作結果の返信を指示する。つまり、機能選択部134は、
ABSが搭載されている、かつ、VSCは搭載されていないと判断しなかったときや、関連性判断部135がABSの動作結果がVSCの動作結果と関連性を有しないと判断したときは、VSC動作結果取得部133にVSCの動作結果の返信を指示しない。
関連性判断部135は、機能選択部134により抽出されたABS機能が搭載され、かつ、VSC機能は搭載されていない車両について、ABSの動作結果がVSCの動作結果に関連性を有するか否かを判断する。ABSの動作結果がVSCの動作結果に関連性を有するか否かは、様々な指標や統計的手法で判定基準を設定し、こうして設定した判定基準に基づいて判断することが可能である。
例えば、関連性としては、ABSが動作する回数の多い車両(ドライバ)はVSCが動作する回数も多いとの統計的なデータに基づいて、ABSが多く動作する車両(ドライバ)はVSCが動作する可能性が高いものと関連付けることが挙げられる。この関連性によれば、関連性判断部135は、対象車両(ドライバ)のABSが動作する回数が多いか否かに基づいて、対象車両(ドライバ)がVSCの動作結果に関連性を有するか否かを判断する。センタ10の動作結果データ141には、複数の提供側車両20A〜20Dや利用側車両30から取得したABSの動作結果が保持されている。そこで、関連性判断部135は、動作結果データ141に保持されているABSの動作結果について動作回数に基づいて車両の分布を算出し、対象車両(利用側車両30)のABSが動作する回数が上位にある(ランキングの上位)か否かを判断することができる。また、関連性判断部135は、動作結果データ141に保持されているABSの動作結果について一台当たりの動作回数の平均値を算出し、対象車両のABSが動作する回数が多いか否かを判断することもできる。
なお、機能選択部134は関連性判断部135による関連性の判断を行わずに対象車両の位置情報に基づいてVSC動作結果取得部133にVSCの動作結果の返信を指示することも可能である。その場合、センタ10は、ABSの動作結果がVSCの動作結果と関連性を有することを判断することなく、ABS搭載かつVSC未搭載の車両に、VSCの動作結果を返信することとなる。このとき、VSCを搭載する車両であれば、取得したVSCの動作結果が、当該車両でVSCが動作するときの条件に適合するか否かを判断すること、いわゆるフィルタリングすることで、不要なVSCの動作結果を排除することが可能である。ところが、VSCを搭載していない車両は通常、取得したVSCの動作結果が、当該車両でのVSCが作動するときの条件に適合するか否かを判断するため、つまりフィルタリングするための構成も情報も有していない。そこで、こうした車両が、取得したVSCの動作結果を一律に利用しないこととすれば運転支援の充実が図られない。そうかといって、こうした車両が、取得したVSCの動作結果を全て利用するとすれば不要な運転支援が多数行われることにもなりかねず、かえってドライバに煩わしさを感じさせるおそれもある。そこで本実施形態では、関連性判断部135によりVSCの動作結果の要否を判断し、対象車両はVSCの動作結果の要否を判断しなくても、VSCの動作結果に基づいて適切な運転支援が行えるようにしている。
図4に示すように、利用側車両30は、ABSの動作情報を車両情報や車外情報などとともに管理する動作情報管理部32と、動作情報管理部32にて管理される各種情報を保持する記憶部33とを備えている。動作情報管理部32は、ABS部40と、車載通信部31とに情報を相互伝達可能に接続されている。また、動作情報管理部32は、各種情報の読み出し及び書き込み可能となるように記憶部33に接続されている。
また、利用側車両30は、提供側車両20Aと同様の構成を有する、ナビゲーション装置24と、位置センサ25と、時計26と、車両情報取得部27と、車外情報取得部28とを備えている。これらナビゲーション装置24と、位置センサ25、時計26、車両情報取得部27、車外情報取得部28はそれぞれ、保持している各種情報を伝達することが可能なように動作情報管理部32に接続されている。
動作情報管理部32は、ABSの動作結果を作成して記憶部33に保持させる情報収集部321と、記憶部33に保持されたABSの動作結果を車載通信部31を介してセンタ10などへ出力する情報出力部322とを備えている。また、動作情報管理部32は、ABSの動作結果やVSCの動作結果を支援情報として受け取り、この受け取った支援情報に基づいて運転支援を行う支援部323を備える。
記憶部33は、提供側車両20Aの記憶部23と同様の構成をしており、その記憶領域には動作情報データ331と、車両属性データ332と、関連情報データ333とが記憶されている。動作情報データ331は、情報収集部321によって書き込まれるABSの動作結果を記憶するとともに、記憶しているABSの動作結果が情報出力部322に読み出される。動作情報データ331は、ABSの動作情報の追加、読み出し、削除などが可能であれば、いわゆるデータベースなどであってもよい。車両属性データ332には、自車両を特定できる情報や、車種などの車両仕様、さらに搭載している予防安全装置(例えばABSやVSCなど)の種類などが含まれている。つまり、車両属性データ332には、ABSを搭載している情報が含まれている。
情報収集部321は、提供側車両20Aの情報収集部221と同様に、ABS部40から得られるABSが動作したことを示すABSの動作情報に各種車両情報及び各種車外情報を関連付けた情報をABSの動作結果として生成する。そして、情報収集部321は、生成したABSの動作結果を動作情報データ331に書き込む、つまり追加記憶させる。つまり、情報収集部321が作成するABSの動作結果には、情報収集部221が作成するABSの動作結果と同様に、例えば、位置情報や、動作情報、時刻、速度、天気などの情報や、その他の必要とされる車両情報や車外情報などが含まれる(図5参照)。こうして、利用側車両30の実走行に基づいてABSの動作結果が作成される。
情報出力部322は、記憶部33の動作情報データ331に記憶されているABSの動作結果の読み出しを行い、この読み出した各動作結果をセンタ10へ出力する。なお、情報出力部322は、ABSの動作結果のみを扱うこと以外、提供側車両20Aの情報収集部221と同様の構成であるので詳細な説明は割愛する。
また、支援部323は、提供側車両20Aの支援部223と同様の構成を有しており、センタ10へ出力した支援情報要求信号への返信として、センタ10からABSの動作結果やVSCの動作結果を支援情報として取得し、その取得した支援情報に基づいてドライバへの通知等の運転支援を行う。なお、支援部323は、ABSの動作結果に含まれている車両情報や車外情報などが、当該車両の現在の車両情報や車外情報に類似しているか否かを判断し、類似している場合、当該動作結果に基づいて運転支援を行うようにしてもよい。また、支援部223は、動作情報データ231に、センタ10から取得したABSの動作結果と類似するABSの動作結果が保持されている場合には、当該動作結果に基づいて運転支援を行うようにしてもよい。これにより、センタ10から取得されたABSの動作結果を適切にフィルタリングすることができるため、当該車両に不適当でありドライバに煩わしさを与えるおそれのある運転支援が抑制され、運転支援が効果的に行われるようになる。
しかしながら、VSCを搭載していない利用側車両30は、VSCの動作結果を保持していないため、センタ10から取得した支援情報に含まれているVSCの動作結果について、車両情報や車外情報の類似性の判断や保持されているVSCの動作結果との類似性の判断などをすることが難しい。本実施形態では、利用側車両30にセンタ10から返信されるVSCの動作結果は、利用側車両30のABSの動作結果がVSCの動作結果と関連性があることが判断されている結果であるため、そのVSCの動作結果に基づいて運転支援を行ったとしても、車両に適当でありドライバに煩わしさを与えるおそれの少ない運転支援が行われる。
作用を説明する。
まず、利用側車両30が支援情報要求信号をセンタ10に出力すると、この支援情報要求信号を受信したセンタ10は、受信した支援情報要求信号に応じて支援情報を通知する処理を開始する。図6には、センタ10における支援情報を通知する処理の手順が示されている。
図6に示すように、支援情報を通知する処理では、センタ10は支援情報要求信号から位置情報が取得できるか否かを判断する(図6のステップS10)。センタ10は動作情報提供部13のデータ抽出部131で支援情報要求信号から位置情報を取得する。位置情報を取得できないと判断された場合(図6のステップS10でNO)、センタ10は支援情報を通知する処理を終了する。一方、位置情報を取得できると判断された場合(図6のステップS10でYES)、センタ10は利用側車両30にはVSCが搭載されているか否かを判断する(図6のステップS11)。センタ10は、支援情報要求信号に含まれる車両属性の情報にVSCが搭載されている情報が含まれるか否かによって利用側車両30にVSCが搭載されているか否かを判断する。
かりに、もしも、VSCが搭載されていると判断された場合(図6のステップS11でYES)、センタ10は、ABSの動作結果とVSCの動作結果とを含む支援情報を、支援情報要求信号を出力した利用側車両30へ返信して(図6のステップS12)、支援情報を提供する処理を終了する。
一方、VSCが搭載されていないと判断された場合(図6のステップS11でNO)、センタ10は、当該利用側車両30のABSの動作回数がランキングの上位であるか否か、つまりABSの動作結果がVSCの動作結果と関連性を有しているか否かを判断する(図6のステップS13)。例えば、ABSの動作回数の多さが他車両の分布と比較して上位にある、例えば上位20%〜30%にある場合、VSCの動作結果に高い関連性を有していると判断する。
VSCの動作結果に高い関連性を有していると判断された場合(図6のステップS13でYES)、センタ10は、ABSの動作結果とVSCの動作結果とを含む支援情報を、支援情報要求信号を出力した利用側車両30へ返信して(図6のステップS12)、支援情報を提供する処理を終了する。逆に、VSCの動作結果に高い関連性を有していないと判断した場合(図6のステップS13でNO)、センタ10は、ABSの動作結果のみを含む支援情報を、支援情報要求信号を出力した利用側車両30へ返信して(図6のステップS14)、支援情報を提供する処理を終了する。
これにより、利用側車両30は、センタ10から支援情報を取得することができる。そして、利用側車両30は、ABSの動作結果についてはその要否を判断した上で、必要なABSの動作結果に基づいて運転支援を行う。一方、利用側車両30は、VSCの動作結果を取得した場合、その取得したVSCの動作結果についてはその要否の判断を行わず、その取得したVSCの動作結果に基づいて運転支援を行う。よって、ABSを搭載するが、VSCは未搭載である利用側車両30であれ、ABSの動作結果に基づく運転支援とともに、VSCの動作結果に基づく運転支援が行われるようになる。また、センタ10はABSの動作結果に関連性があると判断したときのみVSCの動作結果を返信する。このことから、利用側車両30はセンタ10から返信されたVSCの動作結果に基づいて運転支援を行ったとしても、当該運転支援がドライバに煩わしさを感じさせるおそれを低くすることができる。
さらに、利用側車両30は不必要な運転支援を行わないことや、VSCの動作結果について要/不要の判断を行わなくてよいことなどから処理負荷が軽減されるようにもなる。
以上説明したように、本実施形態に係る運転支援システム及び運転支援方法によれば、以下に列記するような効果が得られるようになる。
(1)VSCの動作結果と、ABSの動作結果とに関連性があるとき、ABSが運転支援を行う利用側車両30においてVSCの動作結果に基づく運転支援が行われる。つまり、関連性があるときには、VSCの動作の有無にかかわらず、ABSにより運転支援が行われる利用側車両30においてVSCの動作結果に基づく運転支援が行われるようになる。これにより、VSCが不作動である車両や、非搭載である利用側車両30であっても、ABSによる運転支援が行われる車両であれば、VSCの動作結果に基づく運転支援も受けられるようになる。また、運転支援が行われるのはABSの動作結果がVSCの動作結果に関連性があるときであるため、こうした運転支援がドライバなどに煩わしさを感じさせるおそれも小さい。これにより、運転支援の充実が図られ運転支援がより効果的に提供されるようになる。
(2)ABSが運転の支援を行う利用側車両30は、VSCからは運転の支援が行われない車両であるが、ABSの動作結果とVSCの動作結果との関連性に基づいてVSCの動作結果に基づく運転支援が行われる。これにより、ABSを備える利用側車両30など、ABSが運転の支援を行う移動体における運転支援の充実が図られる。
(3)車両に支援装置としての、滑りやすい路面での制動中の車輪のロックを防ぐ装置、いわゆるABSと、車両の横滑りを抑えて自動車を安定させる装置、いわゆる車両安定制御システム(VSC)とが共に搭載されているとは限らないし、又は搭載されているとしても共に正常に作動するとは限らない。
そこで、利用側車両30のように、VSCが搭載されていない(作動しない)車両であれ、ABS搭載車であればVSCの動作結果を利用しての運転支援が可能になる。これにより、より多くの運転支援が効果的に提供されるようになる。
(4)記憶部14及び関連性判断部135は車両外であるセンタ10に設けられている。これにより、記憶部14は複数のVSC部50から動作結果を収集することが容易になり、関連性判断部135は多くの動作結果に基づいてABSの動作結果がVSCの動作結果と関連性を有することを判断できるようになる。これにより、より多くの運転支援が効果的に提供されるようになる。
(5)動作情報提供部13が、VSCの動作結果のうち関連性を有するVSCの動作結果のみを利用側車両30に提供する支援情報として選択することで、VSCの動作結果のうちから選択された情報のみがABSが運転を支援する利用側車両30に提供される。これにより、支援情報の伝達やその情報が伝達される利用側車両30における処理負荷が軽減されるようになる。
(6)ABSが運転支援を行う利用側車両30に、VSCにて運転支援が行われる動作位置において、該VSCの動作結果に基づく運転支援が行われるようになる。これにより、運転支援が必要とされる位置に対して運転支援が適切に行われるようになる。
(第2の実施形態)
運転支援装システムを具体化した第2の実施形態について、図7〜図10を参照して説明する。
本実施形態では、関連性の判断条件にさらに運転特徴を有する構成であることが第1の実施形態における関連性の判断を行う構成と相違するが、それ以外の構成は同様である。そこで、以下では、第1の実施形態と相違する構成について説明し、説明の便宜上、同様の構成については同一の符合を付し、その詳細な説明を割愛する。
図7に示すように、提供側車両20Aは、動作情報管理部22にドライバによる運転操作の特徴を示す情報を収集し、この収集した情報に基づいて運転特徴情報を作成する運転特徴収集部224を備える。運転特徴収集部224は、アクセルの操作頻度や操作量、ブレーキの操作頻度や操作量、ステアリングの操作頻度や操作量、速度変動、加速度変動、ヨーレートの変動などの情報から必要とされる情報を含むようにドライバの癖を判定可能な運転特徴情報を作成する。そして運転特徴収集部224は、作成した運転特徴情報を記憶部23などに保持させる。なお運転特徴情報には、前述以外の情報が含まれていてもよい。
図8に示しように、情報出力部222は、記憶部23に記憶されたABSの動作結果やVSCの動作結果をセンタ10に出力するとき、その出力するABSの動作結果やVSCの動作結果に記憶部23に保持されている運転特徴情報を加えて出力する。なお、運転特徴情報はABSの動作結果やVSCの動作結果に関連付けられたかたちでセンタ10に送られればよいため、情報収集部221がABSの動作結果やVSCの動作結果を作成するとき、その作成する各動作結果に運転特徴情報を加えてもよい。
図9に示すように、センタ10は、動作情報提供部13に運転特徴類似性判断部136をさらに備える。これにより、センタ10に通知される支援情報要求信号に運転特徴情報が含まれていれば、センタ10は、現在位置に基づいて選択したABSの動作結果やVSCの動作結果について、それら動作結果に含まれる運転特徴情報と、支援情報要求信号に含まれる運転特徴情報とが類似するか否かを判断することができる。
つまりセンタ10は、返信する支援情報を、支援情報要求信号に含まれる運転特徴情報に類似する運転特徴情報を有するABSの動作結果やVSCの動作結果のみに限定することができる。こうして利用側車両30には、該車両が出力した支援情報要求信号に含まれる運転特徴情報に類似する運転特徴情報を有するABSの動作結果やVSCの動作結果が返信される。これにより、該利用側車両30は、類似する運転特徴を有する動作結果からなる支援情報に基づき運転支援を行うことができるようになり、ドライバの運転特徴に応じたより効果的な運転支援を行うことができるようになる。
作用を説明する。
まず、利用側車両30が運転特徴情報を含む支援情報要求信号をセンタ10に出力すると、この支援情報要求信号を受信したセンタ10は、受信した支援情報要求信号に応じて支援情報を通知する処理を開始する。図10には、センタ10における支援情報を通知する処理の手順が示されている。なお、図10に示すステップS11〜S14は、第1の実施形態の図6に示すステップS11〜S14と同様の処理であることから詳細な説明は割愛する。
図10に示すように、支援情報を通知する処理では、センタ10は支援情報要求信号から位置情報が取得できる場合(図10のステップS10でYES)、センタ10は利用側車両30にはVSCが搭載されているか否かを判断する(図10のステップS11)。もし、VSCが搭載されている場合(図10のステップS11でYES)、センタ10は、ABSの動作結果とVSCの動作結果とを含む支援情報を利用側車両30へ返信して(図10のステップS12)、支援情報を提供する処理を終了する。
一方、センタ10は、VSCが搭載されていないと判断する場合(図10のステップS11でNO)、利用側車両30のABSの動作回数がランキングの上位であるか否か判断する(図10のステップS13)。そして、ランキングが上位ではない場合(図10のステップS13でNO)、センタ10は、ABSの動作結果のみを含む支援情報を利用側車両30へ返信して(図10のステップS14)、支援情報を提供する処理を終了する。
ABS動作の動作回数のランキングが上位であると判断される場合(図10のステップS13でYES)、センタ10は、以前VSCを動作させた車両と利用側車両30の運転に類似性があるか否かを判断する(図10のステップS15)。類似性の判断は、選択されたVSCの動作結果に含まれている運転特徴情報と、支援情報要求信号に含まれている運転特徴情報との比較に基づいて判断される。そして運転特徴情報に類似性があると判断された場合(図10のステップS15でYES)、センタ10は、ABSの動作結果とVSCの動作結果とを含む支援情報を利用側車両30へ返信して(図10のステップS12)、支援情報を提供する処理を終了する。
一方、運転特徴情報に類似性がないと判断された場合(図10のステップS15でNO)、センタ10は、ABSの動作結果のみを含む支援情報を利用側車両30へ返信して(図10のステップS14)、支援情報を提供する処理を終了する。
これにより、利用側車両30には、該車両の運転特徴情報に類似するVSCの動作結果のみが返信されるようになる。そして利用側車両30は、運転特徴情報の類似するVSCの動作結果を受け取り、この受け取ったVSCの動作結果に基づいて運転支援を提供することで、ドライバの運転特徴に適合している運転支援を提供できるようになる。つまり、ドライバに違和感や煩わしさを与えるおそれが小さい運転支援が提供されるようになる。
以上説明したように、本実施形態に係る運転支援システム及び運転支援方法によれば、先の第1の実施形態で記載した効果(1)〜(6)に加え、以下に列記するような効果が得られるようになる。
(7)ABSの動作結果がVSCの動作結果と関連性を有するかどうかの判断が、利用側車両30の運転特徴情報と選択されたVSCの動作結果の運転特徴情報との類似性により判断されるため、ユーザに適した運転支援を行うことができるようになる。これにより、運転支援がより効果的に提供されるようになる。
(第3の実施形態)
運転支援装システムを具体化した第2の実施形態について、図11及び図12を参照して説明する。
本実施形態では、提供側車両の動作情報管理部に運転特徴収集部や運転特徴比較部を備える構成であることが第1の実施形態における提供側車両の動作情報管理部の構成と相違するが、それ以外の構成は同様である。そこで、以下では、第1の実施形態と相違する構成について説明し、説明の便宜上、同様の構成については同一の符合を付し、その詳細な説明を割愛する。
図11に示すように、利用側車両30の動作情報管理部32は、情報収集部321と、情報出力部322と、支援部323と、運転特徴収集部324と、運転特徴比較部325とを備えている。運転特徴収集部324は、第2の実施形態の提供側車両20Aに設けられた運転特徴収集部224と同様の構成を有する。また、運転特徴比較部324は第2の実施形態のセンタ10に設けられた運転特徴類似性判断部136と同様の構成を有する。なお、支援部323は、センタ10から取得したVSCの動作結果に基づく運転支援を行うとき、VSCの動作結果に含まれている運転特徴情報を、利用側車両30の運転特徴情報と比較することで類似性を判断する。そして、支援部323は、利用側車両30の運転特徴情報と類似性のある運転特徴情報を有するVSCの動作結果に基づいて運転支援を行う。なお、VSCの動作結果には第2の実施形態で説明したような態様で運転特徴情報が付されているものとする。
支援部323におけるVSCの動作結果に基づく運転支援の手順について説明する。
まず、利用側車両30が支援情報要求信号をセンタ10に出力すると、この支援情報要求信号を受信したセンタ10は、受信した支援情報要求信号に応じて支援情報を通知する処理を開始する。そして、利用側車両30はセンタ10から返信された支援情報に基づいて、この支援情報に基づく運転支援を行うか否かを判断する。図12には、利用側車両30における運転支援を行う処理の手順が示されている。
利用側車両30は、運転支援情報を取得すると、周期的に運転支援情報に含まれているABSの作動結果の動作位置やVSCの作動結果の動作位置に、当該車両が接近しているか否かを監視する。なおここでは、VSCの作動結果に対する手順のみ説明し、ABSの作動結果に対する手順については説明を割愛する。
支援情報に基づく運転支援が開始されると、利用側車両30は、利用側車両30の現在位置がVSCの作動結果の作動位置に接近したか否かを判断する(図12のステップS20)。利用側車両30の現在位置がVSCの作動結果の作動位置に接近していないと判断された場合(図12のステップS20でNO)、利用側車両30は、支援情報に基づく運転支援の処理を終了する。つまり、VSCの動作結果に基づく運転支援は行われない。
一方、利用側車両30の現在位置がVSCの作動結果の作動位置に接近している判断された場合(図12のステップS20でYES)、利用側車両30は、当該車両でVSCが動作するか否かを判断する(図12のステップS21)。利用側車両30は、VSCを搭載していないため、VSCは動作しないと判断される。また、VSCを搭載していたとしても正常に動作しない場合には、VSCは動作しないと判断してもよい。
当該車両でVSCが動作しないと判断された場合(図12のステップS21でNO)、利用側車両30は、ABSの動作回数がランキングの上位であるか否か判断する(図12のステップS24)。そして、ランキングが上位ではない場合(図12のステップS24でNO)、利用側車両30は、支援情報に基づく運転支援の処理を終了する。つまり、VSCの動作結果に基づく運転支援は行われない。なお、利用側車両30には、利用側車両30等から収集したABSの動作結果に基づいて該利用側車両30のABSの動作回数がランキングの上位であるか否かを判断した結果がセンタ10から通知されているものとする。
ABS動作の動作回数のランキングが上位であると判断される場合(図12のステップS24でYES)、利用側車両30は、以前VSCを動作させた車両と利用側車両30の運転に類似性があるか否かを判断する(図12のステップS25)。類似性の判断は、VSCの動作結果に含まれている運転特徴情報と、利用側車両30の運転特徴情報との比較に基づいて判断される。そして運転特徴情報に類似性があると判断された場合(図12のステップS25でYES)、利用側車両30は、そのVSCの動作結果に基づく運転支援を行い(図12のステップS23)、VSCの動作結果に基づく運転支援の処理を終了する。
一方、運転特徴情報に類似性がないと判断された場合(図12のステップS25でNO)、利用側車両30は、支援情報に基づく運転支援の処理を終了する。つまり、VSCの動作結果に基づく運転支援は行われない。
ところで、もしも、当該車両でVSCが動作すると判断された場合(図12のステップS21でYES)、利用側車両30は、以前VSCを動作させた車両と当該車両のVSC動作結果との間に類似性があるか否かを判断する(図12のステップS22)。以前VSCを動作させた車両と当該車両のVSC動作結果との間に類似性がないと判断された場合(図12のステップS22でNO)、利用側車両30は、支援情報に基づく運転支援の処理を終了する。つまり、VSCの動作結果に基づく運転支援は行われない。
一方、以前VSCを動作させた車両と当該車両のVSC動作結果との間に類似性があると判断された場合(図12のステップS22でYES)、利用側車両30は、そのVSCの動作結果に基づく運転支援を行い(図12のステップS23)、VSCの動作結果に基づく運転支援の処理を終了する。
これにより、利用側車両30では、該車両の運転特徴情報に類似するVSCの動作結果に基づいて運転支援が行われるようになる。これによりVSC未搭載の利用側車両30であっても、ドライバの運転特徴に適合している運転支援をVSCの動作結果に基づいて行うことができるようになる。つまり、ドライバに違和感や煩わしさを与えるおそれが小さい運転支援が提供されるようになる。
以上説明したように、本実施形態に係る運転支援システム及び運転支援方法によれば、先の第1の実施形態で記載した効果(1)〜(6)に加え、以下に列記するような効果が得られるようになる。
(8)ABSの動作結果がVSCの動作結果と関連性を有するかどうかの判断が、利用側車両30の運転特徴情報と選択されたVSCの動作結果の運転特徴情報との類似性により判断されるため、ユーザに適した運転支援を行うことができるようになる。これにより、運転支援がより効果的に提供されるようになる。
(その他の実施形態)
なお上記各実施形態は、以下の態様で実施することもできる。
・上記各実施形態では、位置センサ25により位置取得される場合について例示した。しかしこれに限らず、例えば携帯型情報処理装置に搭載されたGPSによって位置が取得されてもよい。これにより、この運転支援システムの設計自由度の向上が図られるようになる。
・上記各実施形態では、車両情報取得部27に、車輪速センサ271、加速度センサ272、ヨーレートセンサ273、エンジンセンサ274、アクセルセンサ275及びブレーキセンサ276が設けられている場合について例示した。しかしこれに限らず、車両情報取得部には、車輪速センサ、加速度センサ、ヨーレートセンサ、エンジンセンサ、アクセルセンサ及びブレーキセンサの少なくとも1つが設けられていてもよい。これにより、この運転支援システムの設計自由度の向上が図られるようになる。
・上記各実施形態では、各車両にナビゲーション装置24、位置センサ25、時計26、車外情報取得部28が設けられている場合について例示した。しかしこれに限らず、車両には、運転支援システムが機能するのであれば、ナビゲーション装置、位置センサ、時計及び車外情報取得部の少なくとも1つが設けられていればよい。これにより、この運転支援システムの設計自由度の向上が図られるようになる。
・上記各実施形態では、HMI241を介してドライバへの運転支援が行われる場合について例示した。しかしこれに限らず、運転支援としては、ABS部やVSC部、その他駆動系、エンジン系への介入制御が行われてもよい。こうした介入として、フューエルカットやアシスト・ブレーキ等が挙げられる。これにより、運転支援装置の設計自由度の向上が図られるようになる。
・上記各実施形態では、センタ10には、動作情報管理部12、動作情報提供部13及び記憶部14が設けられている場合について例示した。しかしこれに限らず、センタには、動作情報管理部、動作情報提供部、関連情報通知部及び記憶部の少なくとも1つが設けられているだけでもよい。この場合、センタに設けられない構成は、例えば、提供側車両や利用側車両などに設けるようにしてもよい。これにより、運転支援システムの構成自由度の向上が図られるようになる。
例えば、動作情報提供部が利用側車両30に設けられているとすると、利用側車両30において、当該利用側車両30への運転支援が、関連性のあるものとして選択された支援情報(VSCの動作結果)によって行われるようになる。これにより、運転支援が好適に提供されるようになる。
・上記各実施形態では、センタ10が設けられている場合について例示した。しかしこれに限らず、センタが設けられていなくてもよい。例えば、センタに備えられている構成を利用者側車両や提供側車両に搭載するようにすればよい。これにより、運転支援システムの構成自由度の向上が図られるようになる。
・上記第1の実施形態では、関連性を車両の別に判断する場合について例示した。しかしこれに限らず、関連性をユーザの別に判断してもよい。例えば、ABSの動作回数をユーザの別に管理することで、ABSの動作結果がVSCの動作結果と関連性を有することの判断をユーザの別に行うことができるようになる。
これにより、ABSのユーザ別の動作結果がVSCの動作結果と関連性を有するかどうか判断されるため、関連性がユーザ別に判断され、ユーザに適した運転支援を行うことができるようになる。これにより、運転支援がより効果的に提供されるようになる。
・上記第2又は第3の実施形態では、運転特徴情報を車両の別に作成・管理する場合について例示した。しかしこれに限らず、運転特徴情報をユーザの別に作成・管理してもよい。
これにより、ユーザ別のABSの動作結果がVSCの動作結果と関連性を有するかどうか判断されるため、関連性がユーザ別に判断され、ユーザに適した運転支援を行うことができるようになる。これにより、運転支援がより効果的に提供されるようになる。
・上記各実施形態では、複数の提供側車両20A〜20Dは乗用車や、バス、トラックなどである場合について例示したが、これに限らず、提供側車両はその他の種類の車両であってもよい。これにより、運転支援システムの構成自由度の向上が図られるようになる。
・上記各実施形態では、利用側車両30は乗用車などの車両である場合について例示したが、これに限らず、利用側車両は、上述の提供側車両に含まれる車両であってもよい。これにより、運転支援システムの構成自由度の向上が図られるようになる。
・上記各実施形態では、VSCの動作結果がABSの動作結果に関連性を有するか否かを判断する場合について例示した。しかしこれに限らず、ABSの動作結果がVSCの動作結果に関連性を有するか否かを判断するようにしてもよい。VSCの動作回数が多い車両(ドライバ)は、ABSの動作回数も多いといデータから、ABSが搭載されていないか、ABSが作動しない車両においても、VSCの動作結果を関連性に基づいて効果的に運転支援に用いることができるようになる。これにより、運転支援システムの設計自由度の向上や適用範囲の拡張が図られるようになる。
・上記各実施形態では、提供側車両20Aと利用側車両30とが別々である場合について例示した。しかしこれに限らず、一台の車両に、提供側車両の機能と利用側車両の機能とが設けられていてもよい。これによりこうした運転支援システムの適用範囲の拡張が図られるようになる。
・上記各実施形態では、動作情報管理部22,32が車両(20A、30など)に搭載されている場合について例示した。しかしこれに限らず、運転支援システムでは、動作情報管理部の一部や、車外情報取得部の一部又は全部や、記憶部や、位置センサなどが車両以外に設けられていてもよい。例えば、携帯型情報処理装置などの外部装置に、動作情報管理部の一部を代替する機能を設けたり、車外情報取得部の一部又は全部の機能を設けたり、記憶部を設けたり、位置センサを設けたりしてもよい。そして、携帯型情報処理装置が運転支援を行ってもよいし、携帯型情報処理装置から必要な情報を取得した車両が運転支援を行ってもよい。
これにより、運転支援システムの構成自由度の向上が図られるようになる。
・上記各実施形態では、利用側車両30は1台である場合について例示したがこれに限らず、利用側車両は複数であってもよい。これにより、運転支援システムの適用範囲の拡張が図られるようになる。
・上記各実施形態では、運転支援システムは車両に運転支援を行う場合について例示した。しかしこれに限らず、運転支援システムは車両以外の移動体、例えば鉄道や、船舶、ロボットなどに運転支援を行ってもよい。これにより、運転支援システムの適用範囲の拡大が図られるようになる。
10…センタ、11…センタ通信部、12…動作情報管理部、13…動作情報提供部、14…記憶部、20A…提供側車両、20B…提供側車両、20C…提供側車両、20D…提供側車両、21…車載通信部、22…動作情報管理部、23…記憶部、24…ナビゲーション装置、25…位置センサ、26…時計、27…車両情報取得部、28…車外情報取得部、30…利用側車両、31…車載通信部、32…動作情報管理部、33…記憶部、40…ABS部、50…VSC部、131…データ抽出部、132…ABS動作結果取得部、133…VSC動作結果取得部、134…機能選択部、135…関連性判断部、141…データ、142…関連条件データ、143…地図情報データ、221…情報収集部、222…情報出力部、223…支援部、231…動作情報データ、232…車両属性データ、241…HMI、242…地図情報、251…GPS、271…車輪速センサ、272…加速度センサ、273…ヨーレートセンサ、274…エンジンセンサ、275…アクセルセンサ、276…ブレーキセンサ、281…気象情報取得部、321…情報収集部、322…情報出力部、323…支援部、331…動作情報データ、332…車両属性データ、333…関連情報データ。

Claims (6)

  1. 第1の支援装置および第2の支援装置の双方を備える複数の自動車における前記第1の支援装置の動作結果と、前記第1の支援装置を搭載してない自動車における前記第2の支援装置の動作結果と、を記憶する記憶装置を備える運転支援システムであって、
    前記第1の支援装置は、車両の横滑りを抑えて自動車を安定させる装置であり、
    前記第2の支援装置は、滑りやすい路面での制動中の車輪のロックを防ぐ装置であり、
    前記第1の支援装置を搭載してない自動車における前記第2の支援装置の動作回数に基づき、前記第1の支援装置を搭載してない自動車における前記第2の支援装置の動作結果が前記記憶装置に記憶されている前記第1の支援装置の動作結果と関連性を有することを判断する判断部と、
    前記判断部によって前記第1の支援装置を搭載してない自動車における前記第2の支援装置の動作結果が前記記憶装置に記憶されている前記第1の支援装置の動作結果と関連性を有すると判断されたとき、前記第1の支援装置を搭載してない自動車へ前記第1の支援装置の動作結果に基づく支援情報を提供する情報提供部とを備え、
    前記情報提供部により提供される支援情報に基づいて前記第1の支援装置を搭載してない自動車の運転支援を行う
    ことを特徴とする運転支援システム。
  2. 前記判断部は、前記第2の支援装置の動作結果が前記第1の支援装置の動作結果に関連性を有することの判断を、前記第1の支援装置を搭載してない自動車のユーザ別の動作結果に基づいてユーザ別に判断する
    請求項1記載の運転支援システム。
  3. 前記記憶装置及び前記判断部は、前記自動車外に設けられ、
    前記記憶装置には、前記複数の自動車のそれぞれの前記第2の支援装置の動作結果が記憶され、
    前記判断部は、前記記憶装置に記憶された第1の支援装置の各動作結果に基づいて前記第1の支援装置を搭載してない自動車における前記第2の支援装置の動作結果が前記第1の支援装置の動作結果と関連性を有することを判断する
    請求項1または2記載の運転支援システム。
  4. 前記情報提供部は、前記自動車外に設けられ、前記判断部によって前記第1の支援装置を搭載してない自動車における前記第2の支援装置の動作結果が前記第1の支援装置の動作結果と関連性を有すると判断された支援情報のみを前記第1の支援装置を搭載してない自動車に提供する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の運転支援システム。
  5. 前記支援情報は、前記第1の支援装置が動作した動作位置を含み、前記情報提供部は、前記第1の支援装置を搭載してない自動車が前記動作位置に至るとき、前記支援情報を提供する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の運転支援システム。
  6. 第1の支援装置および第2の支援装置の双方を備える複数の自動車における前記第1の支援装置の動作結果と、前記第1の支援装置を搭載してない自動車における前記第2の支援装置の動作結果と、を記憶する記憶装置を備える運転支援システムに用いられる運転支援方法であって、
    前記第1の支援装置は、車両の横滑りを抑えて自動車を安定させる装置であり、
    前記第2の支援装置は、滑りやすい路面での制動中の車輪のロックを防ぐ装置であり、
    前記第1の支援装置を搭載してない自動車における前記第2の支援装置の動作回数に基づき、前記第1の支援装置を搭載してない自動車における前記第2の支援装置の動作結果が前記記憶装置に記憶されている前記第1の支援装置の動作結果と関連性を有することの判断を判断部により行い、該判断部によって前記第1の支援装置を搭載してない自動車における前記第2の支援装置の動作結果が前記記憶装置に記憶されている前記第1の支援装置の動作結果と関連性を有すると判断されるとき、前記第1の支援装置を搭載してない自動車へ前記第1の支援装置の動作結果に基づく支援情報を情報提供部により提供し、この提供した支援情報に基づいて前記第1の支援装置を搭載してない自動車に支援を行わせる
    ことを特徴とする運転支援方法。
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