JP6198386B2 - 運転支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、運転支援装置に関する。
従来の運転支援装置としては、例えば衝突のおそれが高まったとき、ドライバに警報やウォーニングランプ等を発することによって安全運転の支援を行うものが知られている。この種の技術として、例えば特許文献1には、運転者の操作入力が必要な状況を警報する車両用警報装置が記載されており、特許文献2には、先行車との車間距離及び自車両の車速から追突のおそれがあると予想されるときに警報を発する追突警報装置が記載されている。
特許文献1に記載された車両用警報装置では、日常のブレーキ操作の直前に条件付け表示を表示することにより、当該条件付け表示とブレーキ操作との間に古典的条件付けを成立させる。そして、条件付け表示を警報に先だって閾下知覚の範囲で行うことにより、条件反応によって運転者をブレーキ操作の準備状態に入らせ、続く警報に迅速に反応させることが図られている。
特許文献2に記載された追突警報装置では、先行車両に対する車間距離を自車両の相対速度で除して追突予想時間を求めるのに加え、相対速度の加速度で追突予想時間を補正し、当該追突予想時間に基づき警報を発する。これにより、自車両及び先行車両の状態に応ずる実情に近い警報を発生させることが図られている。
特開2005−329811号公報 特開平5−166097号公報
ところで、上述したような運転支援装置では、より良い交通社会を実現するために、パッシブセーフティやアクティブセーフティ等の技術が開発され、車両性能の向上が行われている。そして、近年の運転支援装置おいては、一層の安全運転を実現すべく、例えばアクティブセーフティの前段階(いわゆる、プリアクティブセーフティ)においても安全運転を促し、ドライバの安全運転技術の向上を図ることが求められている。
そこで、本発明は、ドライバの安全運転技術の向上を図ることが可能な運転支援装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る運転支援装置は、車両においてドライバに運転支援表示を提示する運転支援装置であって、車両の走行状況に関する車両走行情報を取得する車両走行情報取得部と、車両が走行する走行路に関する走行路情報を取得する走行路情報取得部と、運転支援表示を表示する表示部と、車両走行情報及び走行路情報に基づいて、表示部に表示させる運転支援表示を制御する表示制御部と、を備え、表示制御部は、車両の制動性能を、車両走行情報に少なくとも基づき推定し、走行路に応じた現在の運転リスク値を、制動性能に少なくとも基づき算出し、運転リスク値に関する運転支援表示を、表示部にリアルタイムで表示させること、を特徴とする。
この運転支援装置では、車両走行情報及び走行路情報から運転のリスクを運転リスク値として理論的に評価し、当該運転リスク値に関する運転支援表示をリアルタイムでドライバに提示することができる。すなわち、安全運転できるように、現在どれだけ安全な運転ができているかを実際の運転状況に沿ってドライバに常時知らしめることができる。その結果、ドライバの安全運転を促し、ドライバの安全運転技術の向上を図ることが可能となる。
また、表示制御部は、運転リスク値に応じた運転リスクレベルを、インジケータ表示によって運転支援表示として表示させること、が好ましい。この場合、現在どれだけ安全な運転ができているかを、インジケータ表示を活用し運転リスクレベルとしてドライバへ提示できる。
また、上記作用効果を好適に奏する構成として、具体的には、表示制御部は、車両走行情報及び走行路情報に基づき第1、第2及び第3表示制御を実行可能であって、第1表示制御は、車両走行情報及び走行路情報に基づいて、車両の車体が安定して走行可能な限界車速である安定限界速度を算出する処理と、安定限界速度と車両の車速との差に関する値を、運転リスク値として求める処理と、を含み、第2表示制御は、先行車両に対する車間距離、車両の車速及び制動性能に基づいて、先行車両に対する限界の車間距離に関する限界車間距離を算出する処理と、限界車間距離と車間距離との差に関する値を、運転リスク値として求める処理と、を含み、第3表示制御は、車両走行情報に基づいて、障害物又は先行車両に対する衝突余裕時間を算出する処理と、制動性能に基づいて、衝突余裕時間上における車両の能動的安全機能の開始タイミングを求める処理と、衝突余裕時間と開始タイミングとの差に関する値を、運転リスク値として求める処理と、を含む構成が挙げられる。
また、表示制御部は、走行路が直進路の場合に、第2及び第3表示制御の少なくとも一方を実行し、走行路がカーブ路の場合に、第1表示制御を実行すること、が好ましい。この場合、第1〜第3表示制御を好適に実行することができる。
また、表示制御部は、第3表示制御において、ドライバのブレーキ操作タイミングを学習してなる学習値に基づいて能動的安全機能の開始タイミングを変更すること、が好ましい。この場合、ドライバの運転特性に合わせて、運転リスク値をカスタマイズすることができる。
このとき、表示制御部は、第3表示制御において、複数のドライバ毎に学習値を学習すること、が好ましい。これにより、運転リスク値に係る上記カスタマイズを、複数のドライバ毎に実施することができる。
ここで、本発明の運転支援装置は、能動的安全機能としての運転支援を実施する運転支援実施部と、車両走行情報に基づいて、運転支援実施部の動作を制御する実施制御部と、をさらに備え、実施制御部は、制動性能に基づいて、障害物又は先行車両に対する衝突余裕時間上における運転支援の開始タイミングを求めると共に、ドライバのブレーキ操作タイミングを学習してなる学習値に基づいて当該開始タイミングを変更する学習処理と、学習処理による開始タイミングに基づくタイミングで、運転支援を開始させる支援開始処理と、を実行すること、が好ましい。この場合、運転支援の開始を、ドライバの運転特性に合わせてカスタマイズすることができる。
また、実施制御部は、学習処理において、複数のドライバ毎に学習値を学習すること、が好ましい。これにより、運転支援の開始に係る上記カスタマイズを、複数のドライバ毎に実施することができる。
本発明によれば、ドライバの安全運転技術の向上を図ることが可能な運転支援装置を提供することができる。
一実施形態に係る運転支援装置を示す概略構成図である。 図1の運転支援装置におけるセーフティインジケータの一例を示す図である。 図1の運転支援装置における旋回時ロジックを説明するための図である。 図1の運転支援装置における旋回時ロジックを説明するためのフローチャートである。 (a)は図1の運転支援装置における旋回時ロジックの運転リスクレベルを説明するための俯瞰図、(b)は図1の運転支援装置における旋回時ロジックの運転リスクレベルを説明するための図である。 図1の運転支援装置における直進時車間距離ロジックを説明するための図である。 図1の運転支援装置における直進時車間距離ロジックを説明するためのフローチャートである。 図1の運転支援装置における直進時車間距離ロジックの運転リスクレベルを説明するための図である。 図1の運転支援装置における直進時TTCロジックを説明するための図である。 図1の運転支援装置における直進時TTCロジックを説明するためのフローチャートである。 図1の運転支援装置における直進時TTCロジックの運転リスクレベルを説明するための図である。 図1の運転支援装置の効果を説明するための図である。 変形例に係る運転支援装置を示す概略構成図である。 図13の運転支援装置における学習ロジックを説明するためのフローチャートである。 図13の運転支援装置における制御開始TTCを説明するための図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
まず、運転支援装置の構成について図1及び図2を参照して説明する。図1は実施形態に係る運転支援装置を示す概略構成図であり、図2は図1の運転支援装置におけるセーフティインジケータの一例を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の運転支援装置10は、車両1に搭載され、この車両1のドライバに運転支援表示を提示するものであって、車両走行情報取得部11と、走行路情報取得部12と、ECU(Electronic Control Unit)13と、セーフティインジケータ14と、を備えている。車両1としては、例えばトラック、バス又は重機等の大型車両や中型車両が挙げられる。なお、適用される車両1は限定されるものではなく、普通乗用車、小型車両又は軽車両等であってもよい。
車両走行情報取得部11は、車両1の走行状況に関する車両走行情報を取得するものである。この車両走行情報取得部11としては、例えば、操舵角センサ、車速センサ、加速度センサ、ヨーレートセンサ、GPSユニット、車車間通信ユニット、路車間通信ユニット、カーナビゲーションユニット、重量(車輪荷重)センサ、ミリ波レーダ、レーザレーダ、並びに、車載カメラ等の少なくとも1つが挙げられる。
ここでの車両走行情報は、車両1の操舵角、車速、加速度(縦加速度及び横加速度を含む)、ヨーレート、車両位置、車両重量(積載状態の車両重量及び空荷状態の車両重量を含む)、障害物に対する相対距離及び相対速度、並びに、先行車両に対する車間距離及び相対速度等の少なくとも1つを有している。障害物としては、例えば、壁、ガードレール、縁石、歩行者、自転車、及び車両等が挙げられる。
走行路情報取得部12は、車両1が走行する走行路に関する走行路情報を取得するものである。この走行路情報取得部12としては、例えば、GPSユニットやカーナビゲーションユニット等が挙げられる。ここでの走行路情報は、地図情報(NAVI情報)を有するものであって、走行路の旋回半径、道路勾配、及び路面μの少なくとも1つを含んでいる。
ECU13は、セーフティインジケータ14に表示させる運転支援表示を車両走行情報及び走行路情報に基づき制御する表示制御部としての機能を有している。ECU13は、例えばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read OnlyMemory)、RAM(Random Access Memory)を含むコンピュータで構成されている。ECU13には、車両走行情報取得部11、走行路情報取得部12、及びセーフティインジケータ14が接続されている。
また、このECU13は、車両1の制動性能を推定する制動性能推定部13aと、運転リスク値を算出する運転リスク値算出部13bと、運連リスクレベルを算出する運転リスクレベル算出部13cと、を機能的要素として含んで構成されている。このようなECU13は、制動性能を車両走行情報から推定し、走行路に応じた現在の運転リスク値を制動性能に基づき算出し、当該運転リスク値に関する運転リスクレベルを運転支援表示としてセーフティインジケータ14に表示させる(詳しくは、後述する)。
なお、本実施形態の制動性能は、ある車速から車両1が停止できるまでの距離に関する性能を含み、例えば当該距離は、短いほど性能がよいものとされる。運転リスク値は、安全運転できているかを示す指標である。運転リスクレベルは、運転リスク値の程度を示すものであり、例えば当該運転リスクレベルは、小さいほど安全運転できていることを示している。
セーフティインジケータ14は、運転支援表示を表示する表示部であり、具体的には、図2に示すように、インジケータ表示Iによって運転支援表示を表示する。セーフティインジケータ14は、例えば車両1のメータパネル等のインストルメントパネル2に設けられており、現在どの程度安全運転できているかをリアルタイムで常時表示する。
インジケータ表示Iは、文字、図形、記号又は色彩若しくはこれらの組合わせを有しており、運転リスクレベルを表すドライビングリスクメータを構成する。ここでのインジケータ表示Iとしては、例えばグラフ(ゲージ)が用いられており、運転リスクレベルに応じて、グラフが伸縮するように表示される。
図中のインジケータ表示Iとしてのグラフは、運転リスクレベルが低いときに(安全運転できているときに)短くSafety領域に存在する。一方で、これよりも運転リスクレベルが増加するに連れ、インジケータ表示Iは伸長し、例えば車両1のアクティブセーフティ(能動的安全機能)が開始される運転リスクレベルのとき以降、Caution領域に存在するようになっている。
次に、運転支援装置10が実行する各処理(動作)に基づいて、図3〜図11を参照して運転支援装置10を詳細に説明する。
本実施形態のECU13は、車両走行情報及び走行路情報に基づいて、旋回時ロジック(第1表示制御)、直進時車間距離ロジック(第2表示制御)、及び、直進時TTCロジック(第3表示制御)を実行可能とされている。そこで、各ロジックそれぞれに関して、以下に説明する。
[旋回時ロジック]
図3は旋回時ロジックを説明するための図、図4は旋回時ロジックを説明するためのフローチャート、図5は旋回時ロジックの運転リスクレベルを説明するための図である。図3に示すように、車両1がカーブ路の走行路を走行する場合に係る構成として、制動性能推定部13aは、車両重心算出部21及びタイヤ余力算出部22を有し、運転リスク値算出部13bは、車両運動状態演算部23、安定限界速度算出部24及び車速マージン算出部25を有している。
車両重心算出部21は、車両走行情報に基づいて、車両1の重心(以下、「車両重心」という)を算出する。ここでの車両重心算出部21は、車両1の加速度及び車両重量から車両重心を算出しており、算出方法としては、種々の方法を採用できる。タイヤ余力算出部22は、車両走行情報及び車両重心に基づいて、車両1のタイヤ余力(及び/又は、タイヤ力)を算出する。ここでのタイヤ余力算出部22は、車両1の操舵角、車速、ヨーレート及び車両重心からタイヤ余力を算出しており、当該算出方法としては、種々の方法を採用できる。
車両運動状態演算部23は、車両走行情報と走行路情報と制動性能とに基づいて、車両1の運動状態を演算する。ここでは、車両運動状態演算部23は、例えば車両1の操舵角、車速、ヨーレート、加速度、車両重量、車両位置、車両重心、タイヤ余力、走行路の旋回半径、道路勾配及び路面μからVehicle Modelを構築し、これにより、車両1の運動状態を算出している。車両運動状態演算部23の演算方法としては、限定されるものではなく、種々の方法を採用できる。
図3及び図5に示すように、安定限界速度算出部24は、車両運動状態演算部23で演算した車両1の運動状態に基づいて、車両1が横転しない限界車速(横転限界)である安定限界速度V1を算出する。具体的には、安定限界速度算出部24は、積載状態時の車両1の安定限界速度V11と、空荷状態時の車両1の安定限界速度V12とを、カーブ路3内の走行位置に応じて算出する。
図示するように、一例として、安定限界速度V11は、車両1がカーブ路に進入し始めた地点A,B間から、カーブ路の中心部に対応する地点C,D間に向かって、一定の傾きで直線状に低下している。その後、地点C,D間を底部として、当該地点C,D間から地点Dへ向かって曲線状に増加した後、一定の傾きで直線状に増加している。一方、安定限界速度V12は、地点B,C間から地点C,D間に向かって、一定の傾きで直線状に低下し、地点C,D間を底部として当該地点C,D間から地点Dへ向かって曲線状に増加した後、一定の傾きで直線状に増加している。
車速マージン算出部25は、安定限界速度V1と車両1の車速との差に関する値である車速マージンを、運転リスク値として求める。これにより、上記運転リスクレベル算出部13cは、車速マージンの大小に応じて運転リスクレベルを算出し、当該運転リスクレベルのインジケータ表示Iをセーフティインジケータ14へリアルタイムで表示させる。
ここでの運転リスクレベル算出部13cは、車速マージンが0(車速が安定限界速度V1)のときに運転リスクレベルを「最大」とすると共に、車速マージンが大きいほど運転リスクレベルが小さくなるように当該運転リスクレベルを算出する。図5(b)のリスクマップに示すように、例えば車両1が積載状態時において、運転リスクレベルは、車速マージンが大きい値(車速が領域A11に存在する場合)のときに「低」とし、車速マージンが小さい値(車速が領域A13に存在する場合)のときに「高」とし、車速マージンが中値(車速が領域A12に存在する場合)のときに「中」としている。
このような運転支援装置10では、カーブ路である走行路を車両1が走行する場合、図4に示すように、まず、走行路情報から走行路の旋回半径等が予測される(S1)。続いて、車両走行情報から制動性能が推定され、車両走行情報と走行路情報と制動性能とから車両1の運動状態が演算される(S2,S3)。続いて、演算した車両1の運動状態から安定限界速度V1が演算される(S4,図5参照)。
続いて、演算された安定限界速度V1が現在の車両1の車速と比較され、その差である車速マージン(運転リスク値)が算出される(S5)。続いて、算出された車速マージンから運転リスクレベルが求められ、この運転リスクレベルがインジケータ表示Iとしてセーフティインジケータ14へリアルタイムで常時表示される(S6,S7)。そして、上記S1〜上記S7が繰り返し実施されることとなる。
[直進時車間距離ロジック]
図6は直進時車間距離ロジックを説明するための図、図7は直進時車間距離ロジックを説明するためのフローチャート、図8は直進時車間距離ロジックの運転リスクレベルを説明するための図である。図6に示すように、車両1が直進路の走行路を走行する場合に係る構成として、運転リスク値算出部13bは、限界車間距離算出部31、及び車間距離マージン算出部32を有している。
限界車間距離算出部31は、制動性能推定部13aで推定した車両1の制動性能と、車両走行情報と、に基づいて、先行車両(前方を走行している他車両)に対する限界の車間距離に関する限界車間距離を算出する。具体的には、図8に示すように、限界車間距離算出部31は、先行車両に対する車間距離と車両1の車速と制動性能とから、そのときの制動性能(例えば、制動性能α,β,γ)毎に限界車間距離Lを算出する。
なお、限界車間距離は、先行車両が急制動した場合に衝突せずに車両1が停止できる車間距離である。制動性能は、車両重量、車速、道路勾配、路面μ又は車型等で変化する性能である。図示するように、一例として、制動性能α,β,γの順に制動性能が低くなる場合、これら制動性能α,β,γの順に限界車間距離Lは大きくされている。
図6に戻り、車間距離マージン算出部32は、現在の車間距離と、算出した限界車間距離Lと、の差に関する値である車間距離マージンを運転リスク値として求める。これにより、上記運転リスクレベル算出部13cは、車間距離マージンの大小に応じて運転リスクレベルを算出し、当該運転リスクレベルのインジケータ表示Iをセーフティインジケータ14へリアルタイムで表示させる。
ここでの運転リスクレベル算出部13cは、車間距離マージンが0(車間距離が限界車間距離L)のときに運転リスクレベルを「最大」とすると共に、車間距離マージンが大きいほど運転リスクレベルが小さくなるように当該運転リスクレベルを算出する。図8のリスクマップに示すように、運転リスクレベルは、車間距離マージンが大きい値(車間距離が領域A21に存在する場合)のときに「低」とし、車間距離マージンが小さい値(車間距離が領域A23に存在する場合)のときに「高」とし、車間距離マージンが中値(車間距離が領域A22に存在する場合)のときに「中」としている。
このような運転支援装置10では、直進路である走行路を車両1が走行する場合、図7に示すように、まず、車両重量等の車両走行情報から制動性能が推定される(S11)。続いて、推定された制動性能と、車間距離及び車速等の車両走行情報とから、そのときの車両1の制動性能に対応した限界車間距離Lが算出される(S12,図8参照)。
続いて、算出された安定限界速度V1が現在の車間距離と比較され、その差である車間距離マージン(運転リスク値)が算出される(S13)。続いて、算出された車間距離マージンから運転リスクレベルが求められ、この運転リスクレベルがインジケータ表示Iとしてセーフティインジケータ14へリアルタイムで常時表示される(S14)。そして、上記S11〜上記S14が繰り返し実施されることとなる。
[直進時TTCロジック]
図9は直進時TTCロジックを説明するための図、図10は直進時TTCロジックを説明するためのフローチャート、図11は直進時TTCロジックの運転リスクレベルを説明するための図である。図9に示すように、車両1が直進路の走行路を走行する場合に係る構成として、運転リスク値算出部13bは、TTC算出部41、制御開始TTC決定部42、及びTTCマージン算出部43を有している。
TTC算出部41は、車両走行情報に基づいて衝突余裕時間であるTTC(Time To Collision)を算出する。具体的には、TTC算出部41は、先行車両又は障害物に対する車間距離及び相対速度から、下式(1)によってTTCを算出する。
TTC=車間距離/相対速度…(1)
制御開始TTC決定部42は、制動性能推定部13aで推定した車両1の制動性能と、TTC算出部41で算出したTTCと、に基づいて、TTC上における車両1の能動的安全機能の開始タイミングである制御開始TTC(限界TTC)を決定する。具体的には、図11に示すように、制御開始TTC決定部42は、TTC及び制動性能から、そのときの制動性能(例えば、制動性能α,β,γ)毎に制御開始TTC44を決定する。
なお、能動的安全機能は、アクティブセーフティであって、例えば車線逸脱警報、衝突被害軽減ブレーキシステム(表示、警告及び車両制御)、ABS、VSC及び脇見検知等の少なくとも1つを含んでいる。図示するように、一例として、制動性能α,β,γの順に制動性能が低くなる場合、これら制動性能α,β,γの順に制御開始TTC44は大きくされている。
図9に戻り、TTCマージン算出部43は、現在のTTCと制御開始TTC44との差に関する値であるTTCマージンを、運転リスク値として求める。これにより、上記運転リスクレベル算出部13cは、TTCマージンの大小に応じて運転リスクレベルを算出し、当該運転リスクレベルのインジケータ表示Iをセーフティインジケータ14へリアルタイムで表示させる。
ここでの運転リスクレベル算出部13cは、TTCマージンが0(TTCが制御開始TTC44)のときに運転リスクレベルを「最大」とすると共に、TTCマージンが大きいほど運転リスクレベルが小さくなるように当該運転リスクレベルを算出する。図11のリスクマップに示すように、運転リスクレベルは、TTCマージンが大きい値(TTCが領域A31に存在する場合)のときに「低」とし、TTCマージンが小さい値(TTCが領域A33に存在する場合)のときに「高」とし、TTCマージンが中値(TTCが領域A32に存在する場合)のときに「中」としている。
このような運転支援装置10では、直進路である走行路を車両1が走行する場合、図10に示すように、まず、車両重量等の車両走行情報から制動性能が推定される(S21)。これと共に、先行車両又は障害物に対する車間距離及び相対速度等の車両走行情報からTTCが算出される(S22)。続いて、推定された制動性能と、算出されたTTCとから、そのときの車両1の制動性能を考慮した制御開始TTC44が算出され決定される(S23,図11参照)。なお、このように制動性能を考慮することにより、制動性能(制動距離)が変化する要因(例えば、車両重量、道路勾配、路面μ及び車速)を監視して、制御開始TTCを求めることができる。
続いて、決定された制御開始TTC44が現在のTTCと比較され、その差であるTTCマージン(運転リスク値)が算出される(S24)。続いて、算出されたTTCマージンから運転リスクレベルが求められ、この運転リスクレベルがインジケータ表示Iとしてセーフティインジケータ14へリアルタイムで常時表示される(S25)。そして、上記S21〜上記S25が繰り返し実施されることとなる。
以上、本実施形態の運転支援装置10では、車両走行情報及び走行路情報から運転のリスクを運転リスク値として理論的に評価し、当該運転リスク値に関する運転支援表示をリアルタイムでドライバに提示することができる。すなわち、安全運転できるように、現在どれだけ安全な運転ができているかを実際の運転状況に沿ってドライバに常時知らしめることができる。
換言すると、ドライバによる実際の安全運転状況について、様々な道路環境における安全運転基準に照らし、リアルタイムで可視化することができる。そしてその際、走行路情報及び車両走行情報から基準値を推定し、当該基準値からどれだけのマージンを有するかにより判断することで、当該安全運転状況を理論的に算出し評価することが可能となる。
その結果、図12に示すように、例えばアクティブセーフティの前段階(いわゆる、プリアクティブセーフティ)において安全運転を促することができる、つまり、安全領域(プリアクティブセーフティ領域)で運転できるように現状の運転状態をドライバに伝えることができる。従って、本実施形態によれば、ドライバの安全運転を促し、ドライバの安全運転技術の向上を図ることができ、ひいては、一層の安全運転の実現に寄与することが可能となる。
また、本実施形態では、上述したように、運転リスク値に応じた運転リスクレベルを、インジケータ表示Iによって表示させている(図2参照)。これにより、現在どれだけ安全な運転ができているかを、インジケータ表示Iを活用し運転リスクレベルとしてドライバへ提示できる。
また、本実施形態では、走行路が直進路の場合に、上記直進時車間距離ロジック及び上記直進時TTCロジックの少なくとも一方を実行することができる一方、走行路がカーブ路の場合に、上記旋回時ロジックを実行することができる。
ちなみに、上記直進時車間距離ロジック及び上記直進時TTCロジックは、直進路以外の走行路で実行されてもよいし、上記旋回時ロジックは、カーブ路以外の走行路で実行されてもよい。また、複数のロジックが同時実行される場合、当該複数のロジックにおける複数の運転リスクレベルのうち最も高い運転リスクレベルを、インジケータ表示Iとしてセーフティインジケータ14に表示してもよい。或いは、この場合、当該複数のロジックの複数の運転リスクレベルそれぞれを表示させてもよいし、優先度の最も高いロジックの運転リスクレベルを表示させてもよい。
次に、変形例に係る運転支援装置について説明する。なお、以下においては、上記運転支援装置10(図1参照)に対し異なる点について主に説明する。
図13は変形例に係る運転支援装置を示す概略構成図、図14は図13の運転支援装置における学習ロジックを説明するためのフローチャート、図15は図13の運転支援装置における制御開始TTCを説明するための図である。図13に示すように、変形例に係る運転支援装置110は、ドライバ識別部51と、警報部52と、車両制御部53と、ECU54と、を備えている。
ドライバ識別部51は、ドライバを認識して識別するためのものである。このドライバ識別部51としては、限定されるものではなく、例えば車載カメラ等を用いた画像による識別手段や、スイッチ等のドライバの操作による識別手段を採用することができる。このドライバ識別部51は、識別したドライバに関するドライバ情報をECU54へ出力する。
警報部52及び車両制御部53は、能動的安全機能としての運転支援を実施する運転支援実施部である。例えば車両1の衝突のおそれが高まった場合において、警報部52はドライバに警報を発し、車両制御部53は衝突を回避するように車両1(ブレーキ等)を制御する。なお、運転実施部としては、警報部52及び車両制御部53に限定されず、これらの何れかのみが車両1に搭載されていてもよいし、その他の手段が車両1にさらに搭載されていてもよい。
ECU54は、警報部52及び車両制御部53の動作を制御する実施制御部としての機能を有している。また、ECU54は、下記に詳説するように、デフォルトTTC(学習値)を学習する学習ロジック(学習処理)を実行する。このECU54には、車両走行情報取得部11、走行路情報取得部12、ドライバ識別部51、警報部52及び車両制御部53が接続されている。ここでの車両走行情報取得部11は、ブレーキセンサをさらに含んでおり、車両走行情報は、ドライバのブレーキ操作に関するブレーキ操作情報を含んでいる。
また、このECU54は、制動性能推定部13aと、TTC算出部41と、ブレーキ開始TTC記録部55と、デフォルトTTC学習部56と、制御開始TTC決定部42と、を機能的要素として含んで構成されている。
ブレーキ開始TTC記録部55は、ドライバ識別部51、車両走行情報取得部11及びTTC算出部41からの入力に基づいて、ブレーキ開始TTCをドライバ毎に記録する。具体的には、ブレーキ開始TTC記録部55は、TTCと車両走行情報におけるブレーキ操作情報とから、TTC上においてのドライバによるブレーキ操作タイミングであるブレーキ開始TTCを最小二乗法を用いて求める。そして、求めたブレーキ開始TTCを、ドライバ情報に基づきドライバに関連づけて記録する。
デフォルトTTC学習部56は、記録されたブレーキ開始TTCに基づいて、ドライバ毎にデフォルトTTCを学習して算出する。デフォルトTTCは、制御開始TTCを決定するための要素であって、例えば記録された複数のブレーキ開始TTCをN回平均処理することによりデフォルトTTC学習部56で学習される(N=所定範囲で設定される定数)。
制御開始TTC決定部42は、制御開始TTCを決定すると共に、当該制御開始TTCに応じて警報部52及び車両制御部53を作動させる。ここでの制御開始TTC決定部42は、例えば図15に示すように、制動性能推定部13aで推定された制動性能(制動性能α,β,γ)に基づき制御開始TTC57を求める。これと共に、デフォルトTTC学習部56で学習したデフォルトTTCに基づいて、制御開始TTC57をドライバ毎(ドライバI,II)に制御開始TTC57,57へと変更する。
このような運転支援装置110では、ドライバ識別部51により識別されたドライバ毎に、制動性能を考慮して求められた制御開始TTCが、ブレーキ開始TTCで学習してなるデフォルトTTCに基づき変更される。そして、この制御開始TTCに基づくタイミングで、警報部52及び車両制御部53が作動されることとなる。一例として、警報部52の制御開始TTCが10[s]のとき、デフォルトTTCが12[s]であったら、当該制御開始TTCが11[s]へ修正されることとなる。
ここで、ECU54における学習ロジックでは、図14に示すように、まず、デフォルトTTCの初期値が提供され、TTCが算出される(S31,S32)。続いて、ドライバによるブレーキ操作タイミングが取得され、ブレーキ開始TTCが記録される(S33,S34)。続いて、記録されたブレーキ開始TTCがデフォルトTTCとして平均処理されて更新される(S35)。そして、上記S32〜上記S35が繰り返し実施され、例えば上記S35の平均処理がN回行われ、これにより、デフォルトTTCの学習が完了される。
以上、運転支援装置110では、警報部52及び車両制御部53の作動タイミング(制御を開始する閾値)をドライバの特性に合わせてドライバ別に学習・設定することができ、これにより、制御パラメータをカスタマイズし、ドライバに合ったアシスト制御が可能となる。つまり、運転支援の開始を、ドライバの運転特性に合わせてカスタマイズすることが可能となる。
また、運転支援装置110では、上述したように、ドライバ識別部51が設けられており、学習ロジックにおいて、複数のドライバ毎にデフォルトTTCが学習することができる。これにより、運転支援の開始に係る上記カスタマイズを、複数のドライバ毎に実施することが可能となる。
なお、運転支援装置110は、上記運転支援装置10と同様に、セーフティインジケータ14を備えていてもよい。この場合、ECU54は、上記ECU13と同様な機能をさらに有し、車両走行情報及び走行路情報に基づいて、セーフティインジケータ14に表示させる運転支援表示を制御する。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用してもよい。
例えば、上記運転支援装置10では、上記運転支援装置110の学習ロジックが直進時TTCロジックへ適用されていてもよい。すなわち、上記運転支援装置10は、ドライバ識別部51を備えると共に、ECU13(図9参照)がブレーキ開始TTC記録部55及びデフォルトTTC学習部56(図13参照)をさらに備え、ブレーキ開始TTCで学習してなるデフォルトTTCに基づき制御開始TTCがドライバ毎に変更されてもよい。
また、上記実施形態は、ドライバ識別部51を備え、学習ロジックにおいてドライバ毎にデフォルトTTCを学習させているが、例えばドライバ毎に学習させる必要が無い場合等には、このドライバ識別部51及びこれによるドライバ識別は不要となる。
また、上記実施形態では、運転リスク値に応じた運転リスクレベルをインジケータ表示によって表示させているが、運転リスク値自体を表示させてもよく、要は、運転を支援するための運転支援表示を表示させればよい。このとき、上記の各ロジックのうち複数のロジックが実行される場合、これら各ロジックの運転支援表示それぞれを表示させてもよいし、優先度の最も高いロジックの運転支援表示を表示させてもよい。
また、上記実施形態では、安定限界速度V1を車両1が横転しない限界車速としたが、これに限定されるものではない。安定限界速度は、車両の車体が安定して走行可能な(不安定にならない)限界速度であればよく、例えば横滑りしない限界車速であってもよい。
1…車両、10,110…運転支援装置、11…車両走行情報取得部、12…走行路情報取得部、13…ECU(表示制御部)、14…セーフティインジケータ(表示部)、52…警報部(運転支援実施部)、53…車両制御部(運転支援実施部)、54…ECU(実施制御部)、I…インジケータ表示(運転支援表示)。

Claims (6)

  1. 車両においてドライバに運転支援表示を提示する運転支援装置であって、
    前記車両の走行状況に関する車両走行情報を取得する車両走行情報取得部と、
    前記車両が走行する走行路に関する走行路情報を取得する走行路情報取得部と、
    前記運転支援表示を表示する表示部と、
    前記車両走行情報及び前記走行路情報に基づいて、前記表示部に表示させる前記運転支援表示を制御する表示制御部と、を備え、
    前記表示制御部は、
    前記車両の制動性能を、前記車両走行情報に少なくとも基づき推定し、
    前記走行路に応じた現在の運転リスク値を、前記制動性能に少なくとも基づき算出し、
    前記運転リスク値に応じた運転リスクレベルを、能動的安全機能の前段階において安全運転を促すインジケータ表示によって前記運転支援表示として前記表示部にリアルタイムで常時表示させ、
    前記インジケータ表示は、
    前記運転リスクレベルを表すメータを構成するゲージであって、
    能動的安全機能としての運転支援が実施される前記運転リスクレベルのときに警告領域に存在し、
    前記表示制御部は、
    前記運転リスクレベルを算出する複数の表示制御を同時実行可能であり、
    複数の前記表示制御が同時実行される場合、複数の前記表示制御における複数の前記運転リスクレベルのうち最も高い前記運転リスクレベル、或いは、複数の前記表示制御のうち優先度の最も高い表示制御の前記運転リスクレベルを、前記表示部にリアルタイムで、前記運転リスクレベルを表すメータを構成するゲージであって能動的安全機能としての運転支援が実施される前記運転リスクレベルのときに警告領域に存在する前記インジケータ表示によって常時表示させ、
    前記表示制御部は、前記車両走行情報及び前記走行路情報に基づき第1、第2及び第3表示制御を実行可能であって、
    前記第1表示制御は、
    前記車両走行情報及び前記走行路情報に基づいて、前記車両の車体が安定して走行可能な限界車速である安定限界速度を算出する処理と、
    前記安定限界速度と前記車両の車速との差に関する値を、前記運転リスク値として求める処理と、を含み、
    前記第2表示制御は、
    先行車両に対する車間距離、前記車両の車速及び前記制動性能に基づいて、前記先行車両に対する限界の車間距離に関する限界車間距離を算出する処理と、
    前記限界車間距離と前記車間距離との差に関する値を、前記運転リスク値として求める処理と、を含み、
    前記第3表示制御は、
    前記車両走行情報に基づいて、障害物又は先行車両に対する衝突余裕時間を算出する処理と、
    前記制動性能に基づいて、前記衝突余裕時間上における前記車両の能動的安全機能の開始タイミングを求める処理と、
    前記衝突余裕時間と前記開始タイミングとの差に関する値を、前記運転リスク値として求める処理と、を含むこと、を特徴とする運転支援装置。
  2. 前記表示制御部は、
    前記走行路が直進路の場合に、前記第2及び第3表示制御の少なくとも一方を実行し、
    前記走行路がカーブ路の場合に、前記第1表示制御を実行すること、を特徴とする請求項記載の運転支援装置。
  3. 前記表示制御部は、前記第3表示制御において、前記ドライバのブレーキ操作タイミングを学習してなる学習値に基づいて前記能動的安全機能の開始タイミングを変更すること、を特徴とする請求項又は記載の運転支援装置。
  4. 前記表示制御部は、前記第3表示制御において、複数の前記ドライバ毎に前記学習値を学習すること、を特徴とする請求項記載の運転支援装置。
  5. 能動的安全機能としての運転支援を実施する運転支援実施部と、
    前記車両走行情報に基づいて、前記運転支援実施部の動作を制御する実施制御部と、をさらに備え、
    前記実施制御部は、
    前記制動性能に基づいて、障害物又は先行車両に対する衝突余裕時間上における前記運転支援の開始タイミングを求めると共に、前記ドライバのブレーキ操作タイミングを学習してなる学習値に基づいて当該開始タイミングを変更する学習処理と、
    前記学習処理による前記開始タイミングに基づくタイミングで、前記運転支援を開始させる支援開始処理と、を実行すること、を特徴とする請求項1〜の何れか一項記載の運転支援装置。
  6. 前記実施制御部は、前記学習処理において、複数の前記ドライバ毎に前記学習値を学習すること、を特徴とする請求項記載の運転支援装置。
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