JP5740879B2 - 圧電アクチュエーター駆動回路 - Google Patents

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Description

この発明は、振動体を振動させる圧電アクチュエーターの共振駆動回路に関するものである。
圧電アクチュエーターは圧電効果を有する材料(典型的にはPZTセラミックスが用いられる)に電極を設けた構造が多く、基本的には電圧駆動デバイスである。つまり、圧電アクチュエーターに印加した電圧に応じた機械的変形を発生するのであるが、しばしば圧電アクチュエーターを共振駆動しなければならない場合がある。ここに共振駆動とは、圧電アクチュエーター若しくはこれと結合した構造体(以下簡易のため「圧電装置」という)が、その機械的形状・寸法で決まる特定の周波数において共振現象を発生し、通常の電圧印加では得られない大変形を得ることを可能とする駆動法である。
共振駆動を行うには圧電装置の共振周波数である交流電圧を印加すれば良い。例えば、共振周波数の交流電圧を発生する発振回路を、パワーアンプを介して圧電装置に接続すれば良い。
しかし、圧電装置の製造上のばらつき、及び振動体に対する圧電アクチュエーターの取り付け位置精度などによって圧電装置の共振周波数には個体差を生じるため、圧電装置に予め定めた固定周波数の交流信号を印加するだけでは、圧電装置を共振駆動することは難しい。また、圧電装置毎に印加する交流電圧の周波数を調整することも考えられるが、一般に圧電装置の共振周波数は温度による変化が大きい為、このような方策によってもやはり圧電装置を安定して共振駆動することは困難である。
そこで、従来、圧電装置の共振周波数を自動的に見出し、その周波数の交流信号を発生するように動作する、自励振で共振駆動を行う回路が提案されている。このような試みの一例として、圧電アクチュエーターに変形量検出用の電極及び端子を設けて3電極式の圧電アクチュエーターを構成し、変形量検出用端子の信号で圧電アクチュエーターへの駆動信号が正帰還されるように駆動回路を構成する。つまり、圧電アクチュエーターの変形量が最大になるように制御して駆動する方法である。
しかし、このような3電極式の圧電アクチュエーターでは製造方法が複雑でコスト高になる。また、特に振動振幅の大きな圧電アクチュエーターでは、大変形をする駆動部分と自律的な変形をしない変形量検出用の電極の設けられた部分との間で大きな歪みを生じ、圧電アクチュエーターがダメージを受けることになる。
大変位に対して安全な前記変位量検出用の電極を備えない2電極式の圧電アクチュエーターを用いる場合には、圧電アクチュエーターに印加する交流電圧の周波数が実際の圧電アクチュエーターの共振周波数に一致するように、圧電アクチュエーターが駆動回路の共振系に組み込まれる回路構成が使用可能である。
自励振で共振駆動を行う回路として非特許文献1が知られている。図1は、非特許文献1に示されている圧電アクチュエーターの駆動回路の基本構成を示す図である。圧電アクチュエーターaの電流経路には電流検出用の抵抗Rが挿入されている。この抵抗Rによって圧電アクチュエーターaに流れている電流に比例する電圧信号が得られ、これを正帰還されたオペアンプOPにより、圧電アクチュエーターの電圧・電流位相差がほぼ0°の条件となる周波数での駆動が実現される。
神谷 岳、栗原 潔、平田 篤彦 著、雑誌「燃料電池」、燃料電池開発情報センター出版、2009年4月30日発行、VOL.8 No.4 2009 P148−151 図2
しかしながら、圧電アクチュエーターのように共振特性を備える素子を共振駆動するための自励振の共振駆動回路は一般に複雑な回路構成になるため、図1に示されるように圧電アクチュエーターの一方の端子を接地する片側接地回路が使用されている。しかしながら、図1に記載されているような圧電アクチュエーターをより大きな振幅で振動させたい場合、大きな電源電圧が必要とされる。
すなわち、圧電アクチュエーターを必要な大きな振幅で振動させるために、一般的には発振回路の電源電圧よりも高い直流高電圧から交流電圧を生成して圧電アクチュエーターに印加するように構成される。直流高電圧は通常、発振回路の電源電圧から生成される。
しかし、電圧昇圧のためにDC−DCコンバータなどを設けると、部品点数が増える。また、高耐圧部品を用いる為サイズが大きくなる。さらに、それらの多数の部品は高耐圧性が要求されるために、コストが非常に嵩むという問題があった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、高価な昇圧回路を設けることなく圧電装置に十分な振幅の交流電圧を印加可能な自励振の共振駆動回路を提供することである。
前記課題を解決するために、この発明の圧電アクチュエーター駆動回路は、圧電アクチュエーターに対する電圧印加に応じて生じる検出信号を増幅して前記圧電アクチュエーターに正帰還させる正帰還回路を備えた、圧電アクチュエーターの駆動回路を備える。
前記正帰還回路は、増幅回路と、前記検出信号の電圧を平衡−不平衡変換してフィードバックするフィードバック回路と、前記増幅回路の出力と同位相の出力電圧を前記圧電アクチュエーターの第1の端子に印加する非反転増幅回路と、前記増幅回路の出力とは逆位相の出力を前記圧電アクチュエーターの第2の端子に印加する反転増幅回路とを備える。
前記フィードバック回路は、前記圧電アクチュエーターに流れる電流の経路に挿入された抵抗の両端に生じる電圧を平衡−不平衡変換してフィードバックする回路である。
また、前記非反転増幅回路及び前記反転増幅回路により平衡駆動回路を構成することを特徴とする。
前記平衡駆動回路は増幅回路から出力される不平衡信号を非反転増幅回路及び反転増幅回路によって平衡信号へ変換するものであり、前記フィードバック回路は圧電アクチュエーターに流れる電流の経路に挿入された抵抗の両端に発生する電圧を差動増幅し、不平衡信号へと変換する回路であり、平衡駆動回路の非反転増幅回路からの出力、若しくは反転増幅回路からの出力の何れかに接続する。さらに、前記フィードバック回路から出力される不平衡信号が前記増幅回路に入力されるように構成する。
不要な振動モードによる動作不安定を防止する為、前記フィードバック回路の出力には、フィルタを設けることができる。これは、圧電装置の共振周波数付近の信号を通し、これ以外の周波数の信号を阻止するもので、典型的にはBPFとすることができる。ただし、実用上は、不要な振動モードは高次共振周波数(高調波周波数)に現れることが多く、LPFとすることも可能である。
なお、BPFを用いた場合、その交流電圧の周波数は圧電装置の電圧・電流位相差が0°近くとなるような周波数とすることができ、より安定した回路発振が可能となる。
また、前記圧電アクチュエーターが取り付けられた圧電装置の基本波共振周波数の信号を取り除くバンドエリミネーションフィルタ(BEF)が、前記増幅回路に対する負帰還回路に設けられていてもよい。
さらに、必要であれば圧電アクチュエーターに印加する電圧の大きさを一定に保つためのオートゲインコントロール回路(AGC)が前記増幅回路の負帰還回路に設けられていてもよい。
この発明によれば、高価な昇圧回路を設けることなく圧電装置に十分な振幅の交流電圧を印加可能な自励振の共振駆動回路を提供することができる。電源電圧の2倍の振幅を有する交流電圧で圧電アクチュエーターを共振駆動できる。しかもDC−DCコンバータを構成する必要がないので低コスト化が図れる。
非特許文献1に示されている圧電アクチュエーターの駆動回路の基本構成を示す図である。 第1の実施形態に係る圧電アクチュエーター駆動回路の回路図である。 図2に示した圧電アクチュエーター駆動回路の具体的な回路図である。 図3に示した圧電アクチュエーターaの第1の端子Aへの印加電圧Va、第2の端子Bへの印加電圧Vb、及び圧電アクチュエーターaの両端子間の印加電圧Vabのそれぞれの波形図である。 第2の実施形態に係る圧電アクチュエーター駆動回路のうち、圧電アクチュエーターaに対する駆動電圧を出力する反転増幅回路A22、非反転増幅回路A23、及び圧電アクチュエーターaに流れる電流を検出するフィードバック回路A24の回路図である。 第2の実施形態に係る圧電アクチュエーター駆動回路のうち、フィードバック回路A24の出力信号を増幅して平衡駆動回路A25へ帰還する増幅回路A21、増幅回路A21の入力と増幅回路A24の出力との間に設けられるバンドパスフィルタ(BPF)、増幅回路A21の負帰還側に回路を構成するバンドエリミネーションフィルタ(BEF)回路A27、オートゲインコントロール(AGC)回路A26、及び電源回路PSの回路図である。
《第1の実施形態》
図2は第1の実施形態に係る圧電アクチュエーター駆動回路の回路図である。増幅回路A11は、フィードバック回路A14から出力される信号を増幅し、非反転増幅回路A12及び反転増幅回路A13へ与える。非反転増幅回路A12は増幅回路A11の出力電圧を所定ゲインで増幅し、圧電アクチュエーターaの第1の端子に印加する。反転増幅回路A13は増幅回路A11の出力電圧を、非反転増幅回路A12と同じゲインで反転増幅し、抵抗R44,R45を介して圧電アクチュエーターaの第2の端子に印加する。フィードバック回路A14は、圧電アクチュエーターに対する電圧印加に応じて圧電アクチュエーターに流れる電流(検出信号)を抵抗R45の両端から電圧として取り出し、差動増幅し、増幅回路A11へ与える。
抵抗R45の両端には、圧電アクチュエーターaに流れる電流に比例した電圧が現れる。フィードバック回路A14は抵抗R45の両端電圧を増幅して不平衡信号を出力する。このとき、増幅回路A14→A11→(A12及びA13)の経路で、ループゲインが1を超える正帰還回路が構成されるように、フィードバック回路A14の出力電圧が定められている。すなわち、圧電アクチュエーターaに流れる電流が増大する程、圧電アクチュエーターaへの印加電圧が増大する関係にある。
圧電アクチュエーターaのインピーダンスZは共振周波数で抵抗性(リアクタンス成分0)となるので、増幅回路A11のゲインが十分大きい限り圧電アクチュエーターaへの印加電圧の周波数が共振周波数となる関係でバルクハウゼンの発振条件(ループゲインが1以上で、位相角が0°)を満足する。そのため、圧電アクチュエーターが取り付けられた圧電装置の共振周波数で発振する。
前記非反転増幅回路A12及び反転増幅回路A13の出力電圧の振幅は何れも電源電圧に等しく、且つ逆位相であるので、圧電アクチュエーターaは電源電圧の2倍の電圧で駆動されることになる。
図3は、図2に示した圧電アクチュエーター駆動回路の具体的な回路図である。
非反転増幅回路A12はオペアンプOP12による電圧フォロア回路で構成されている。反転増幅回路A13はオペアンプOP13、抵抗R42,R43により構成されている。非反転増幅回路A12及び反転増幅回路A13によって平衡駆動回路A15を構成する。
フィードバック回路A14はオペアンプOP14、抵抗R44、R45、R46,R47,R48,R51による差動増幅回路で構成されている。
増幅回路A11はオペアンプOP11、可変抵抗R49,抵抗R50,R41及びコンデンサC41により構成されている。この増幅回路A11は、可変抵抗R49の値によって出力ゲインが調整される。この可変抵抗R49を、圧電アクチュエーターaへの出力電圧が一定になるように自動制御する回路で構成すれば、オートゲインコントロール(AGC)を行うことができる。なお、コンデンサC41はフィードバック回路A14の出力信号に含まれる直流成分をカットし、抵抗R41を経由して接続されているVcc/2をオペアンプOP11の振幅中心にするためのものである。
図3中の電源電圧Vccは+12Vであり、前記各オペアンプの正電源端子には+12Vが印加され、負電源端子には0Vが印加される。そして、基準電位(中間電位)としてVcc/2つまり+6Vが印加される。
図4は、図3に示した圧電アクチュエーターaの第1の端子Aへの印加電圧Va、第2の端子Bへの印加電圧Vb、及び圧電アクチュエーターaの両端子間の印加電圧Vabのそれぞれの波形図である。オペアンプOP12,OP13は正電源が+12V、負電源が0Vで動作するので、圧電アクチュエーターaの第1の端子Aには0V〜+12Vの範囲の電圧が印加され、圧電アクチュエーターaの第2の端子Bには+12V〜0Vの範囲の電圧が印加される。
図4に表れているように、圧電アクチュエーターaの第1の端子Aへの印加電圧Vaと第2の端子Bへの印加電圧Vbは、基準電位(+6V)を基準とする電圧振幅が逆位相である。そのため、圧電アクチュエーターaの両端間への印加電圧Vabは(Va−Vb)となる。例えば、Vaが最大の+12VのときVbは逆位相であるから0Vであり、このときのVa−Vbは(+12V−0V)だからVabは+12Vとなる。また、Vaが最小の0VになるときVbは前述同様に逆位相であるから+12Vであり、このときのVa−Vbは(0V−(+12V))となりVabの最小値は−12Vとなる。これはVabが±12Vの振幅となっていることを示しており、圧電アクチュエーターaにはすなわちピークtoピークの電圧として24Vp−pが印加されることになる。
このように、電源電圧12Vの二倍の電圧で圧電アクチュエーターaを駆動することができる。
前記圧電アクチュエーターは例えば金属ブレードに貼付されて、この金属ブレードと圧電アクチュエーターとによって圧電ファンが構成される。圧電ファンの共振周波数は例えば95Hzであり、95Hzで金属ブレードが振動して空気の搬送または撹拌を行う。
また、前記圧電アクチュエーターは例えばポンプ室の壁面であるダイヤフラムに貼付される。圧電アクチュエーターの振動によりダイヤフラムをベンディング振動させ、ポンプ室の拡張/収縮によって液体や気体の輸送を行う。
《第2の実施形態》
第2の実施形態に係る圧電アクチュエーター駆動回路について、図5・図6を参照して説明する。第2の実施形態は第1の実施形態で示した回路に比べてより具体的で、安定性を高めた、回路の例を示すものである。図5と図6とは、一体の回路であるが、図示の都合上、二つに分けて表している。図5の回路と図6の回路は、それぞれの端子P1,P2で繋がる。
図5には、圧電アクチュエーターaに対する駆動電圧を出力する反転増幅回路A22、非反転増幅回路A23、及び圧電アクチュエーターaに流れる電流を検出するフィードバック回路A24が示されている。
非反転増幅回路A23はオペアンプOP6、抵抗R12,R33,R34及びコンデンサC10で構成され、所定ゲインで非反転増幅する。この非反転増幅回路A23は端子P2から入力される信号を所定ゲインで非反転増幅し、圧電アクチュエーターaの第1の端子へ供給する。
反転増幅回路A22はオペアンプOP3、抵抗R13,R14及びコンデンサC11で構成され、ゲイン1で反転増幅する。すなわち反転増幅回路A22は前記増幅回路A23の出力信号を等振幅で反転増幅する。
反転増幅回路A22及び非反転増幅回路A23とで平衡駆動回路A25を構成する。
フィードバック回路A24は、抵抗R30の両端電圧を差動増幅し、端子P1へ出力する。
図6には、前記フィードバック回路A24の出力信号を増幅して前記非反転増幅回路A23及び反転増幅回路A22へ帰還する増幅回路A21、この増幅回路A21の入力とフィードバック回路A24の出力との間に設けられるバンドパスフィルタBPF、増幅回路A21の負帰還側に回路を構成するバンドエリミネーションフィルタ(BEF)回路A27、オートゲインコントロール(AGC)回路A26、及び電源回路PSの回路が示されている。
電源回路PSは、電源電圧DC12Vを抵抗R31,R32により例えばここでは等分圧し、DC6Vにした電圧を、オペアンプOP7による電圧フォロア回路に入力することによって安定した基準電位VM(例えばDC6V)を発生する。
バンドパスフィルタBPFは、抵抗R5及びコンデンサC5によるローパスフィルタ、コンデンサC4及び抵抗R4によるハイパスフィルタ、抵抗R3及びコンデンサC3によるローパスフィルタ、コンデンサC2及び抵抗R2によるハイパスフィルタで構成されている。それぞれのカットオフ周波数fcは1/(2πRC)で求められる。
前記の二段のハイパスフィルタの遮断周波数は、圧電アクチュエーターaが取り付けられた圧電装置の基本周波数より低い周波数である。また、前記の二段のローパスフィルタの遮断周波数は、前記基本周波数より高く、2次高調波の周波数より低い周波数である。したがって、前記バンドパスフィルタBPFは前記基本周波数を通過し、高調波成分を抑圧する。すなわち、圧電装置の高次共振周波数の信号を抑制する高調波抑制フィルタとして作用する。そのため、高調波の周波数成分は正帰還が掛からず、高調波の周波数帯でのループゲインが1以下となり、高調波では発振しない。すなわち圧電アクチュエーターaが取り付けられた圧電装置の基本周波数で発振する。
なお、高調波成分を抑圧するだけであれば、所定段数のローパスフィルタのみを設ければよいが、RCのローパスフィルタでは位相が遅れる。そのため、CRのハイパスフィルタをRCのローパスフィルタと同じ段数だけ設けることによって移相量を0とする。因みに、RC一段のローパスフィルタの遮断周波数での移相量は−45°、遮断周波数より充分に高い周波数での移相量は−90°、CR一段のハイパスフィルタの遮断周波数での移相量は+45°、遮断周波数より充分に低い周波数での移相量は+90°である。したがって、前記ローパスフィルタ及びハイパスフィルタのそれぞれの遮断周波数を前記基本波共振周波数に合わせることによって、前記基本波共振周波数で同相で正帰還させることができる。
増幅回路A21は、図5に示した増幅回路A22,A23,A24及び圧電アクチュエーターaとともに正帰還回路(正帰還ループ)を構成するための増幅回路である。また、増幅回路A21は、BEF回路A27、AGC回路A26とともに負帰還回路(負帰還ループ)を構成するための増幅回路でもある。
BEF回路A27は、オペアンプOP2、抵抗R6、R7,R8,R9,R10,R11、コンデンサC6,C7,C8,C9を備えている。抵抗R9,R10,R11及びコンデンサC7,C8,C9によっていわゆるTwin−Tを利用したバンドエリミネーションフィルタ(BEF)を構成している。オペアンプOP2はこのバンドエリミネーションフィルタ(BEF)の通過信号を非反転増幅することにより減衰特性をより急峻にするとともに圧電アクチュエーターを共振させるための周波数付近の出力インピーダンスを低くしている。通常は、R9=R10=2*R11、C8=C9=C7*1/2と設定し、f0=1/(2π*R11*C7)の状態で使用する。Twin-T部の中点への帰還量は、R7、R8によって設定する。C6とR6はAGC回路A26からの信号とを分圧し、増幅回路A11へと帰還する信号を調節するためのものである。
前記バンドエリミネーションフィルタ(BEF)の阻止周波数は、R9=R10=2*R11、C8=C9=C7*1/2と設定すればf0=1/(2π*R11*C7)で求められ、圧電アクチュエーターaが取り付けられた圧電装置の共振させるための周波数付近に合わせる。
前記BEF回路A27の出力信号は増幅回路A21のオペアンプOP1の反転入力端子に入力されることにより負帰還される。この負帰還信号は前記BEFを通過した信号であるので、基本共振周波数以外の信号のみが負帰還され、結果として前記高次共振周波数でのループゲインが充分に抑えられ(1より充分に小さな値になって)、高調波振動が抑制される。すなわち、基本周波数で安定的に振動する。
AGC回路A26は、抵抗R26、コンデンサC15、電界効果トランジスタT5を備えている。BEF回路A27と増幅回路A21との接続点に前記AGC回路A26がさらに接続されることによって、BEF回路A27内の抵抗R6→AGC回路A26内の抵抗R26→コンデンサC15→電界効果トランジスタT5→基準電位VMの経路が構成される。この経路は、電界効果トランジスタT5のドレイン−ソース間の抵抗値がオペアンプOP4からの出力信号を受けて変化することで、BEF回路A27内の抵抗R6→抵抗R26→コンデンサC15→電界効果トランジスタT5→基準電位VMの経路での分圧比が変わり、抵抗R26と抵抗R6、コンデンサC6の間から分圧している増幅回路A21への負帰還信号の減衰量が制御される可変減衰回路である。すなわち、電界効果トランジスタT5のドレイン−ソース間の抵抗値が変化すると、抵抗R6,抵抗R26間での分圧比が変化し、増幅回路A21への負帰還信号の振幅が変化する。
AGC回路A26内のオペアンプOP4は電圧比較器としての役割があり、非反転入力端子には、電源電圧Vccを抵抗R18,R19によって分圧した参照電圧発生回路と、抵抗R25及びコンデンサC14による参照電源を安定させるためのローパスフィルタとが接続されている。オペアンプOP4の反転入力端子には、増幅回路A21からの出力信号を整流、検波するための抵抗R23,R24、ダイオードD1、コンデンサC13による検波回路が接続されている。
オペアンプOP4は非反転入力端子の参照電圧より反転入力端子の増幅回路A21からの検波電圧が高くなれば出力の電位が低下する。これにより電界効果トランジスタT5のドレイン−ソース間抵抗値が増大し、増幅回路A21に対する負帰還量が増大する。そのため、増幅回路A21のループゲインが小さくなって、発振出力が抑制される。
逆に、オペアンプOP4は非反転入力端子の参照電圧より反転入力端子の増幅回路A21からの検波電圧が低くなれば出力の電位が上昇する。これにより電界効果トランジスタT5のドレイン−ソース間抵抗値が減少し、増幅回路A21に対する負帰還量が減少する。そのため、前記増幅回路A21のループゲインが大きくなって、発振出力が増大する。
なお、抵抗R22及びコンデンサC12を設置することによって、時定数をもたせ、ゆっくりと作用するようにしている。
このようにして、オペアンプOP4の反転入力端子の電位が非反転入力端子の参照電位と等しくなるように常に制御されることによりオートゲインコントロールがなされる。
なお、第1・第2の実施形態では、圧電アクチュエーターの駆動電圧波形が正弦波になるようにしたが、正弦波の波高値が電源電圧を超えるような条件でループゲインを定めることによって台形波又は矩形波(正弦波のピーク電圧がクリップされた波形)で圧電アクチュエーターを駆動してもよい。台形波や矩形波の高調波成分による可聴周波数での耳障りな可聴音の発生が問題となる場合には正弦波で駆動すればよい。また、より低い駆動電圧で大きな振幅を得るためには台形波や矩形波で駆動する方が有利である。
A11…増幅回路
A12…非反転増幅回路
A13…反転増幅回路
A14…フィードバック回路
A15・・・平衡駆動回路
A21…増幅回路
A22…反転増幅回路
A23…非反転増幅回路
A24…フィードバック回路
A25・・・平衡駆動回路
A26…AGC回路
A27・・・BEF回路
BPF…バンドパスフィルタ
LPF…ローパスフィルタ
HPF・・・ハイパスフィルタ
PS…電源回路
T5…電界効果トランジスタ
a…圧電アクチュエーター

Claims (6)

  1. 圧電アクチュエーターに対する電圧印加に応じて生じる検出信号を増幅して前記圧電アクチュエーターに正帰還させる正帰還回路を備えた、圧電アクチュエーターの自励振駆動回路において、
    前記正帰還回路は、増幅回路と、前記検出信号の電圧を平衡−不平衡変換してフィードバックするフィードバック回路と、前記増幅回路の出力と同位相の出力電圧を前記圧電アクチュエーターの第1の端子に印加する非反転増幅回路と、前記増幅回路の出力とは逆位相の出力を前記圧電アクチュエーターの第2の端子に印加する反転増幅回路とを備えた、圧電アクチュエーター駆動回路。
  2. 前記フィードバック回路は、前記圧電アクチュエーターに流れる電流の経路に挿入された抵抗の両端に生じる電圧を平衡−不平衡変換してフィードバックする回路であることを特徴とする、請求項1に記載の圧電アクチュエーター駆動回路。
  3. 前記非反転増幅回路及び前記反転増幅回路により平衡駆動回路を構成することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の圧電アクチュエーター駆動回路。
  4. 前記圧電アクチュエーターが取り付けられた圧電装置の高次共振周波数の信号を抑制する高調波抑制フィルタが前記フィードバック回路の出力側に設けられた、請求項1〜3のいずれかに記載の圧電アクチュエーター駆動回路。
  5. 前記圧電アクチュエーターが取り付けられた圧電装置の基本波共振周波数の信号を取り除くバンドエリミネーションフィルタが、前記増幅回路に対する負帰還回路に設けられた、請求項1〜4の何れかに記載の圧電アクチュエーター駆動回路。
  6. 前記増幅回路に対する負帰還回路に、オートゲインコントロール回路が設けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の圧電アクチュエーター駆動回路。
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