JP5738219B2 - 出力平滑化装置、出力平滑化方法、及びプログラム - Google Patents

出力平滑化装置、出力平滑化方法、及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5738219B2
JP5738219B2 JP2012041197A JP2012041197A JP5738219B2 JP 5738219 B2 JP5738219 B2 JP 5738219B2 JP 2012041197 A JP2012041197 A JP 2012041197A JP 2012041197 A JP2012041197 A JP 2012041197A JP 5738219 B2 JP5738219 B2 JP 5738219B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
generated
output
secondary battery
change amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012041197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013179736A (ja
Inventor
橋本 雅之
雅之 橋本
重水 哲郎
哲郎 重水
西田 健彦
健彦 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2012041197A priority Critical patent/JP5738219B2/ja
Publication of JP2013179736A publication Critical patent/JP2013179736A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5738219B2 publication Critical patent/JP5738219B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Description

本発明は、発電装置が発電した電力を平滑化して電力系統に出力させる出力平滑化装置、出力平滑化方法、及びプログラムに関する。
近年、太陽光、風力などの自然エネルギーを利用した発電技術が進歩している。これに伴い、メガソーラ、ウインドファームといった自然エネルギー発電設備の導入量が年々増加している。
しかし、自然エネルギーは天候、季節などによって時々刻々と変動するため、その発電出力(有効電力)も時々刻々と変動する。自然エネルギー発電設備が大量導入された場合、自然エネルギーの出力変動によって、電力系統の周波数、電圧が不安定になることが懸念されている。そのため、自然エネルギー発電設備にリチウム二次電池等で構成される蓄電システムを併設して、自然エネルギーの出力変動を吸収(平滑化)して電力系統に送電する技術が開発されている(例えば、特許文献1を参照)。これにより、電力系統が安定に運転されることが期待されている。
特開2008−259357号公報
ところで、電力系統へ出力する電力の平滑化を行うには、二次電池と発電装置及び電力系統との間に、直流電力と交流電力との変換を行う電力変換装置を設ける必要がある。そのため、平滑化を行うにあたり、二次電池への充放電の際の電力変換装置による電力変換の損失をできるだけ小さくすることが望まれている。
なお、特許文献1に記載の方法を用いた場合、出力変動の抑制に対する電力系統側からの要求を満たすとともに、充放電の損失を少なくすることができるが、電力変換装置の効率について考慮されていない。
本発明の目的は、上述した課題を解決する出力平滑化装置、出力平滑化方法、及びプログラムを提供することにある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、発電装置が発電した電力を平滑化して電力系統に出力させる出力平滑化装置であって、前記発電装置が発電した電力を計測する発電電力計測部と、前記発電装置が発電した電力の平滑化のために、電力変換装置を介して前記発電装置及び電力系統に接続される二次電池に充放電すべき電力を算出する平滑化電力算出部と、前記平滑化電力算出部が算出した電力を前記電力変換装置により変換する際の負荷率が所定の負荷率閾値以上である場合、および前記発電電力計測部が計測した電力と過去に前記電力系統に出力した電力との変化量が所定の変化量閾値以上である場合に、前記平滑化電力算出部が算出した電力で二次電池の充放電を行い、負荷率が所定の閾値未満であり、かつ前記発電電力計測部が計測した電力と過去に前記電力系統に出力した電力との変化量が所定の変化量閾値未満になる場合に、前記二次電池の充放電を停止する充放電制御部とを備えることを特徴とする。
また、本発明においては、前記充放電制御部は、前記二次電池の充放電を停止している場合において、前記発電電力計測部が計測した電力と過去に前記電力系統に出力した電力との変化量が、前記変化量閾値より大きい変化量である充放電再開閾値以上になったときに、前記平滑化電力算出部が算出した電力で二次電池の充放電を行うことが好ましい。
また、本発明においては、前記変化量閾値は、前記電力系統が許容する電力の変化量の上限値未満の値であり、前記充放電制御部は、前記発電電力計測部が計測した電力と過去に前記電力系統に出力した電力との変化量が所定の変化量閾値以上、前記上限値未満である場合に、前記平滑化電力算出部が算出した電力に1未満のゲイン値を乗じた電力で二次電池の充放電を行うことが好ましい。
また、本発明は、発電装置が発電した電力を平滑化して電力系統に出力する出力平滑化方法であって、前記発電装置が発電した電力を計測するステップと、前記発電装置が発電した電力の平滑化のために、電力変換装置を介して前記発電装置及び電力系統に接続される二次電池に充放電すべき電力を算出するステップと、前記充放電すべき電力を前記電力変換装置により変換する際の負荷率が所定の負荷率閾値以上である場合、および前記発電装置が発電した電力と過去に前記電力系統に出力した電力との変化量が所定の変化量閾値以上である場合に、前記充放電すべき電力で二次電池の充放電を行い、負荷率が所定の閾値未満であり、かつ前記発電装置が発電した電力と過去に前記電力系統に出力した電力との変化量が所定の変化量閾値未満になる場合に、前記二次電池の充放電を停止するステップとを有することを特徴とする。
また、本発明は、発電装置が発電した電力を平滑化して電力系統に出力させる出力平滑化装置を、前記発電装置が発電した電力を計測する発電電力計測部、前記発電装置が発電した電力の平滑化のために、電力変換装置を介して前記発電装置及び電力系統に接続される二次電池に充放電すべき電力を算出する平滑化電力算出部、前記平滑化電力算出部が算出した電力を前記電力変換装置により変換する際の負荷率が所定の負荷率閾値以上である場合、および前記発電電力計測部が計測した電力と過去に前記電力系統に出力した電力との変化量が所定の変化量閾値以上である場合に、前記平滑化電力算出部が算出した電力で二次電池の充放電を行い、負荷率が所定の閾値未満であり、かつ前記発電電力計測部が計測した電力と過去に前記電力系統に出力した電力との変化量が所定の変化量閾値未満になる場合に、前記二次電池の充放電を停止する充放電制御部として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、平滑化のために二次電池に充放電すべき電力による電力変換装置の負荷率が負荷率閾値以上である場合に、二次電池の充放電を実行する。なお、「負荷率」とは、電力変換装置の定格出力[W]に対する実際の出力[W]の比率のことである。電力変換装置は、一般に負荷率が大きいほど電力変換効率が高い。そのため、本発明によれば、電力変換効率が高いときに二次電池の充放電による平滑化を行い、電力変換効率が低いときには充放電を行わずに発電した電力を直接電力系統に出力する。また、電力変換効率が低いということは、平滑化すべき電力が小さい、すなわち過去に電力系統に出力した電力からの変化量が小さいことであるため、平滑化せずに電力系統に出力しても、電力系統の電力変動を小さく保つことができる。
本発明の第1の実施形態による出力平滑化装置を備える発電システムの構成を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態による充放電制御装置の動作を示すフローチャートである。 電力変換装置の負荷率と電力変換効率の関係を示す図である。
《第1の実施形態》
以下、図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による出力平滑化装置100を備える発電システムの構成を示す概略ブロック図である。
発電システムは、出力平滑化装置100及び発電装置110を備える。
出力平滑化装置100は、発電装置110が発電した電力を平滑化するため、発電電力の受電、及び電力系統への電力の出力を行う。
発電装置110は、メガソーラやウインドファームなどの自然エネルギーを用いて発電を行う。また、発電装置110は、電力系統及び電力変換装置120に接続され、電力系統及び電力変換装置120に発電した電力を供給する。
出力平滑化装置100は、電力変換装置120、二次電池130、充放電制御装置140を備える。
電力変換装置120は、発電装置110及び電力系統に接続され、電力系統の交流電力を直流電力に変換し、また二次電池130が出力する電力を交流電力に変換する。
二次電池130は、電力変換装置120が直流電力に変換した電力を充電し、また蓄積した電力を電力変換装置120に出力する。
充放電制御装置140は、発電装置110の発電電力、電力変換装置120の電力変換効率、及び電力系統に出力する電力の変化量に基づいて二次電池130の充放電を制御することで、電力系統に出力する電力を平滑化する。
次に、充放電制御装置140の構成について説明する。
充放電制御装置140は、出力電力計測部141、出力電力記憶部142、発電電力計測部143、平滑化電力算出部144、効率情報記憶部145、変化量算出部146、充放電制御部147、発電電力記憶部148を備える。
出力電力計測部141は、電力系統に出力される電力を計測する。
出力電力記憶部142は、出力電力計測部141が計測した出力電力を時刻毎に記憶する。
発電電力計測部143は、発電装置110が発電した電力を計測する。
平滑化電力算出部144は、発電電力記憶部148が記憶する過去の発電電力に基づいて、発電電力の平滑化のために二次電池130に充放電すべき電力を算出する。
効率情報記憶部145は、電力変換装置120の負荷率と電力変換効率との関係を記憶する。
変化量算出部146は、出力電力記憶部142が記憶する過去の出力電力と発電電力計測部143が計測した電力とを用いて、充放電制御部147による充放電を行わなかった場合の出力電力の変化量を算出する。
充放電制御部147は、効率情報記憶部145が記憶する関係及び変化量算出部146が算出した変化量に基づいて、二次電池130の充放電を行うか否かを決定する。
発電電力記憶部148は、発電電力計測部143が計測した出力電力を時刻毎に記憶する。
次に、本実施形態による充放電制御装置140の動作について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態による充放電制御装置140の動作を示すフローチャートである。
まず、充放電制御装置140の発電電力計測部143は、発電装置110が発電した電力を計測する(ステップS1)。このとき、発電電力計測部143は、計測した電力を発電電力記憶部148に記録する。次に、平滑化電力算出部144は、発電電力記憶部148が記憶する過去の発電電力を読み出し、発電電力を平滑化するために、二次電池130に充放電すべき電力を算出する(ステップS2)。なお、平滑化電力算出部144は、過去の発電電力の一次遅れや移動平均を算出することで、出力すべき電力を算出し、当該電力と発電電力計測部143が計測した電力との差を算出することで、二次電池130に充放電すべき電力を算出する。
図3は、電力変換装置120の負荷率と電力変換効率の関係を示す図である。
次に、充放電制御部147は、平滑化電力算出部144が算出した電力で二次電池130を充放電させるときの電力変換装置120の負荷率を算出する(ステップS3)。なお、充放電制御部147は、平滑化電力算出部144が算出した二次電池130に充放電すべき電力に基づいて、負荷率を算出する。
図3は、電力変換装置120の負荷率と電力変換効率の関係を示す図である。
次に、充放電制御部147は、効率情報記憶部145から、算出した負荷率に対応する電力変換効率を読み出し、当該電力変換効率が所定の効率閾値(例えば、95パーセント)以上であるか否かを判定する(ステップS4)。充放電制御部147は、電力変換効率が効率閾値以上であると判定した場合(ステップS4:YES)、平滑化電力算出部144が算出した電力で二次電池130を充放電させる(ステップS5)。
なお、図3に示すように、充放電制御部147が、電力変換装置120の負荷率に対応する電力変換効率が効率閾値以上であるか否かを判定することは、電力変換装置120の負荷率が、効率閾値が示す電力変換効率に対応する負荷率(負荷率閾値)以上であるか否かを判定することと等価である。
他方、充放電制御部147が、電力変換効率が効率閾値未満であると判定した場合(ステップS4:NO)、変化量算出部146は、出力電力記憶部142が記憶する過去の出力電力と、発電電力計測部143が計測した電力とを読み出し、読み出した電力に基づいて、二次電池130の充放電を行わなかった場合の出力電力の変化量を算出する(ステップS6)。
充放電制御部147は、変化量算出部146が算出した変化量が、電力系統が許容する出力変化量の上限値(例えば、5メガワット/分)より低い、目標変化量(変化量閾値:例えば、3メガワット/分)以上であるか否かを判定する(ステップS7)。充放電制御部147は、変化量算出部146が算出した変化量が目標変化量以上であると判定した場合(ステップS7:NO)、平滑化電力算出部144が算出した電力で二次電池130を充放電させる(ステップS5)。
他方、充放電制御部147は、変化量算出部146が算出した変化量が目標変化量未満であると判定した場合(ステップS7:NO)、二次電池130の充放電を停止する(ステップS8)。
そして、ステップS5で二次電池130を充放電させた後、または、ステップS8で二次電池130の充放電を停止した後、出力電力計測部141は、電力系統に出力した電力を計測し、その値を出力電力記憶部142に記録する(ステップS9)。
以降、充放電制御装置140の動作周期毎に上述した処理を実行する。
このように、本実施形態によれば、充放電制御装置140は、平滑化のために二次電池130に充放電すべき電力による電力変換装置120の負荷率が所定の負荷率閾値以上である場合に、二次電池130の充放電を実行する。これにより、充放電制御装置140は、電力変換効率が高いときに二次電池130の充放電による平滑化を行い、電力変換効率が低いときには充放電を行わずに発電した電力を直接電力系統に出力することができる。また、電力変換効率が低いということは、平滑化すべき電力が小さい、すなわち過去に電力系統に出力した電力からの変化量が小さいことであるため、平滑化せずに電力系統に出力しても、電力系統の電力変動を小さく保つことができる。
また、本実施形態によれば、充放電制御装置140は、発電装置110の発電電力と過去に電力系統に出力した電力との変化量が目標変化量未満になる場合、二次電池130の充放電を停止する。
これにより、平滑化を行わなくても十分に電力系統が許容する出力変化量の上限値の条件を満たす場合に、不必要に二次電池130の充放電を行わないため、電力変換装置120による損失を防ぐことができる。
また、本実施形態では、平滑化を行わない場合の出力変化量が、電力系統が許容する出力変化量の上限値未満であっても、当該出力変化量が目標変化量以上であり、かつ電力変換装置120の負荷率が負荷率閾値以上である場合には、二次電池130の充放電を行う。これにより、当該充放電の停止直後に発電電力が急激に上昇または下降した場合にも、出力電力の変化量が電力系統が許容する出力変化量の上限値を逸脱することを防ぐことができる。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、本実施形態では、発電装置110の発電電力に基づいて、二次電池130に充放電すべき電力を決定する場合について説明したが、これに限られない。例えば発電装置110に並列に負荷が接続されている場合、発電装置110の発電電力から負荷の消費電力を減じた電力に基づいて二次電池130に充放電すべき電力を決定することが好ましい。
また、本実施形態では、目標変化量として1つの条件が与えられている場合についての充放電制御装置140の動作について説明したが、目標変化量として複数の条件が与えられている場合も、充放電制御装置140は同様に動作する。具体的には、平滑化電力算出部144は、複数の条件(例えば、過去1分あたりの変化量が5メガワット/分という条件と、過去10分あたりの変化量が4メガワット/分という条件など)に応じた時間の過去の発電電力に基づいて、全ての条件を満たす電力を算出する。また、変化量算出部146は、複数の条件に応じた時間の過去の発電電力に基づいて、それぞれの条件に対応する変化量を算出する。そして、充放電制御部147は、複数の変化量が全て目標変化量未満である場合に、充放電を停止する。
また、本実施形態では、負荷率閾値として、充電時・放電時ともに同じ値を用いる場合について説明したが、これに限られず、充電時と放電時とで負荷率閾値を異なる値としても良い。特に、放電側の負荷率閾値よりも充電側の負荷率閾値を低く設定することで、電力変換装置120の運転領域の観点から二次電池130を充電する機会を多くすることができる。二次電池130が充放電を繰り返すことで、二次電池130の充電率は電力変換装置120の電力変換損失によって徐々に低下する。そのため、上述したように、充電側にオフセットした充放電制御を行うことで、二次電池130の充電率を所定の値に保持することができる。
《第2の実施形態》
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、充放電制御部147が、変化量算出部146が算出した変化量が、目標変化量以上である場合に充放電を実施し、目標変化量未満である場合に充放電を停止すると判定する場合を説明した。第2の実施形態による充放電制御装置140は、二次電池130の充放電を停止している場合において、変化量算出部146が算出した変化量が、変化量閾値より大きい変化量である充放電再開閾値(例えば、4メガワット/分)以上になったときに、二次電池130の充放電を再開させるものである。
つまり、上述したステップS7の判定において、二次電池130の充放電をしている場合、充放電制御部147は、変化量算出部146が算出した変化量が、電力系統が許容する出力変化量の上限値より低い、目標変化量以上であるか否かを判定し、目標変化量未満である場合に、二次電池130の充放電を停止する。他方、二次電池130の充放電を停止している場合、充放電制御部147は、変化量算出部146が算出した変化量が、目標変化量より大きい充放電再開閾値以上であるか否かを判定し、充放電再開閾値未満である場合に、二次電池130の充放電を再開させる。
これにより、二次電池130の充放電の停止・再開の切り替わりが頻発することを防ぐことができる。
《第3の実施形態》
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、充放電制御部147が、変化量算出部146が算出した変化量が目標変化量以上である場合に、平滑化電力算出部144が算出した電力で二次電池130の充放電を行う場合を説明した。第3の実施形態による充放電制御装置140は、変化量算出部146が算出した変化量が目標変化量以上である場合に、変化量と目標変化量との差に応じて充放電する電力を変化させる。
具体的には、充放電制御部147は、上述したステップS5において、平滑化電力算出部144が算出した電力に乗じるゲインを特定する。当該ゲインは、変化量算出部146が算出した変化量が目標変化量と等しいときに0となり、変化量算出部146が算出した変化量と電力系統が許容する出力変化量の上限値と等しいときに1となり、変化量算出部146が算出した変化量に応じて単純増加する値である。そして、充放電制御部147は、平滑化電力算出部144が算出した電力に当該ゲインを乗じた電力で、二次電池130の充放電を実施させる。
これにより、電力変換装置120の負荷率が低く、電力変換効率が低い場合の充放電をできる限り行わないよう制御することができ、充放電効率の更なる向上を図ることができる。
上述の充放電制御装置140は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
110…発電装置 120…電力変換装置 130…二次電池 140…充放電制御装置 141…出力電力計測部 142…出力電力記憶部 143…発電電力計測部 144…平滑化電力算出部 145…効率情報記憶部 146…変化量算出部 147…充放電制御部 148…発電電力記憶部

Claims (5)

  1. 発電装置が発電した電力を平滑化して電力系統に出力させる出力平滑化装置であって、
    前記発電装置が発電した電力を計測する発電電力計測部と、
    前記発電装置が発電した電力の平滑化のために、電力変換装置を介して前記発電装置及び電力系統に接続される二次電池に充放電すべき電力を算出する平滑化電力算出部と、
    前記平滑化電力算出部が算出した電力を前記電力変換装置により変換する際の負荷率が所定の負荷率閾値以上である場合、および前記発電電力計測部が計測した電力と過去に前記電力系統に出力した電力との変化量が所定の変化量閾値以上である場合に、前記平滑化電力算出部が算出した電力で二次電池の充放電を行い、負荷率が所定の閾値未満であり、かつ前記発電電力計測部が計測した電力と過去に前記電力系統に出力した電力との変化量が所定の変化量閾値未満になる場合に、前記二次電池の充放電を停止する充放電制御部と
    を備えることを特徴とする出力平滑化装置。
  2. 前記充放電制御部は、前記二次電池の充放電を停止している場合において、前記発電電力計測部が計測した電力と過去に前記電力系統に出力した電力との変化量が、前記変化量閾値より大きい変化量である充放電再開閾値以上になったときに、前記平滑化電力算出部が算出した電力で二次電池の充放電を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の出力平滑化装置。
  3. 前記変化量閾値は、前記電力系統が許容する電力の変化量の上限値未満の値であり、
    前記充放電制御部は、前記発電電力計測部が計測した電力と過去に前記電力系統に出力した電力との変化量が所定の変化量閾値以上、前記上限値未満である場合に、前記平滑化電力算出部が算出した電力に1未満のゲイン値を乗じた電力で二次電池の充放電を行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の出力平滑化装置。
  4. 発電装置が発電した電力を平滑化して電力系統に出力する出力平滑化方法であって、
    前記発電装置が発電した電力を計測するステップと、
    前記発電装置が発電した電力の平滑化のために、電力変換装置を介して前記発電装置及び電力系統に接続される二次電池に充放電すべき電力を算出するステップと、
    前記充放電すべき電力を前記電力変換装置により変換する際の負荷率が所定の負荷率閾値以上である場合、および前記発電装置が発電した電力と過去に前記電力系統に出力した電力との変化量が所定の変化量閾値以上である場合に、前記充放電すべき電力で二次電池の充放電を行い、負荷率が所定の閾値未満であり、かつ前記発電装置が発電した電力と過去に前記電力系統に出力した電力との変化量が所定の変化量閾値未満になる場合に、前記二次電池の充放電を停止するステップと
    を有することを特徴とする出力平滑化方法。
  5. 発電装置が発電した電力を平滑化して電力系統に出力させる出力平滑化装置を、
    前記発電装置が発電した電力を計測する発電電力計測部、
    前記発電装置が発電した電力の平滑化のために、電力変換装置を介して前記発電装置及び電力系統に接続される二次電池に充放電すべき電力を算出する平滑化電力算出部、
    前記平滑化電力算出部が算出した電力を前記電力変換装置により変換する際の負荷率が所定の負荷率閾値以上である場合、および前記発電電力計測部が計測した電力と過去に前記電力系統に出力した電力との変化量が所定の変化量閾値以上である場合に、前記平滑化電力算出部が算出した電力で二次電池の充放電を行い、負荷率が所定の閾値未満であり、かつ前記発電電力計測部が計測した電力と過去に前記電力系統に出力した電力との変化量が所定の変化量閾値未満になる場合に、前記二次電池の充放電を停止する充放電制御部
    として機能させるためのプログラム。
JP2012041197A 2012-02-28 2012-02-28 出力平滑化装置、出力平滑化方法、及びプログラム Expired - Fee Related JP5738219B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012041197A JP5738219B2 (ja) 2012-02-28 2012-02-28 出力平滑化装置、出力平滑化方法、及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012041197A JP5738219B2 (ja) 2012-02-28 2012-02-28 出力平滑化装置、出力平滑化方法、及びプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013179736A JP2013179736A (ja) 2013-09-09
JP5738219B2 true JP5738219B2 (ja) 2015-06-17

Family

ID=49270875

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012041197A Expired - Fee Related JP5738219B2 (ja) 2012-02-28 2012-02-28 出力平滑化装置、出力平滑化方法、及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5738219B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015159388A1 (ja) 2014-04-16 2015-10-22 三菱電機株式会社 制御装置、制御システム、制御方法及びプログラム
JP7180993B2 (ja) * 2018-04-05 2022-11-30 株式会社日立製作所 発電システム
CN116512968B (zh) * 2023-07-04 2023-09-08 深圳市菲尼基科技有限公司 基于换电柜的充电功率分配方法、装置、设备及存储介质

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008259357A (ja) * 2007-04-06 2008-10-23 Mitsubishi Electric Corp 出力安定化装置
JP2010273407A (ja) * 2009-05-19 2010-12-02 Osaka Gas Co Ltd エネルギー供給システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013179736A (ja) 2013-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8334606B2 (en) Wind power generation system of a type provided with power storage system
US9148020B2 (en) Method of controlling a battery, computer readable recording medium, electric power generation system and device controlling a battery
US20170237260A1 (en) Energy storage system and management method thereof
JP6192531B2 (ja) 電力管理システム、電力管理装置、電力管理方法及びプログラム
JPWO2011074661A1 (ja) 充放電システム
JP6369065B2 (ja) 分散型電源システムの制御装置、パワーコンディショナ、分散型電源システム及び、分散型電源システムの制御方法
JP5709910B2 (ja) 制御装置及び方法並びにプログラム、それを備えた自然エネルギー発電装置
JP5475019B2 (ja) 電力供給方法、コンピュータ読み取り可能な記録媒体および発電システム
US20120253537A1 (en) Power supply method, recording medium which is computer readable and power generation system
JP6338008B1 (ja) 電力安定化システム及び制御装置
JP5738219B2 (ja) 出力平滑化装置、出力平滑化方法、及びプログラム
JP2020129962A (ja) 配電制御システム、配電制御方法
JP2013179785A (ja) 出力平滑化装置、出力平滑化方法及びプログラム
JP6383301B2 (ja) 電力貯蔵装置の制御装置、風力発電システムおよび電力貯蔵装置の制御方法
JP5738220B2 (ja) 出力平滑化装置、出力平滑化方法及びプログラム
Li et al. An improved dispatchable wind turbine generator and dual-battery energy storage system to reduce battery capacity requirement
JP5964080B2 (ja) 出力平滑化装置、出力平滑化方法及びプログラム
Luo et al. Enhancing the flexibility of generation of run-of-the-river hydro power plants
JP5479499B2 (ja) 充放電システムおよび充放電制御装置
JP5766633B2 (ja) 出力平滑化装置、出力平滑化方法及びプログラム
TW201031822A (en) Incorporated electric power storage system type wind power generation system
JP5536182B2 (ja) 出力平滑化装置、出力平滑化方法及びプログラム
Bhuiyan et al. Modeling, simulation, and performance analysis of power management strategies for an islanded microgrid
US20120229093A1 (en) Electrical charge and discharge system, method of controlling electrical charge and discharge of a battery, and computer-readable recording medium
KR101514886B1 (ko) 신재생 발전기 출력 제어 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140407

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20150303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150324

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150421

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5738219

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees