JP5735160B1 - 広告配信管理装置、広告配信システム、広告配信管理方法および広告配信管理プログラム - Google Patents

広告配信管理装置、広告配信システム、広告配信管理方法および広告配信管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】広告枠による収益を向上させることができる広告配信管理装置、広告配信システム、広告配信管理方法および広告配信管理プログラムを提供すること。【解決手段】実施形態に係る広告配信管理装置は、受付部と、許可部と、推定部と、更新部とを備える。受付部は、広告コンテンツの配信を要求する複数の広告リクエストを受け付ける。許可部は、各広告リクエストに対する広告コンテンツの配信を設定された指標値で広告配信装置に許可する。推定部は、各広告リクエストに対して広告コンテンツを配信した場合の収益推定値を演算する。更新部は、収益推定値に基づき、指標値を更新する。【選択図】図3

Description

本発明は、広告配信管理装置、広告配信システム、広告配信管理方法および広告配信管理プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、インターネットを介した広告配信が盛んに行われている。例えば、広告媒体(例えば、ウェブページ)に設定された広告枠に、企業や商品等の広告コンテンツを表示し、かかる広告コンテンツがクリックされた場合に広告主のウェブページへ遷移させる広告配信が行われている。
広告媒体を有する媒体社には、例えば、一部の広告枠在庫を広告主に販売しつつ、残り広告枠在庫の販売を広告配信業者に委託する媒体社や、すべての広告枠在庫の販売を広告配信業者に委託する媒体社などがある。
広告コンテンツの掲載価格が、例えば、広告主により指定された入札価格や広告効果(例えば、CTR:Click Through Rate)に基づいて決定される場合、広告コンテンツの配信元(以下、広告配信元と記載する)が媒体社であるか広告配信業者であるかで広告枠による媒体社の収益が増減する場合がある。また、媒体社が広告枠在庫を広告主に販売せずに広告配信業者に委託する場合、すべての広告枠在庫を販売せずに、一部の広告枠在庫を広告配信業者に委託した方が媒体社の収益が増加する場合がある。
媒体社にとっては広告枠による収益を最大化することが望ましい。そこで、広告コンテンツ毎にeCPM(effective Cost Per Mille)を予測し、かかる予測したeCPMに基づいて広告配信元を選択することで、媒体社の収益を向上させる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−093796号公報
しかしながら、媒体社は、広告配信業者から広告コンテンツ毎の配信単価(例えば、CPC;Cost Per Click)の情報をリアルタイムに取得することができない場合があり、この場合、上記技術では、広告コンテンツのeCPMを予測することができず、広告配信元の選択ができない。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、広告枠による収益を向上させることができる広告配信管理装置、広告配信システム、広告配信管理方法および広告配信管理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る広告配信管理装置は、受付部と、許可部と、推定部と、更新部とを備える。前記受付部は、広告コンテンツの配信を要求する複数の広告リクエストを受け付ける。前記許可部は、前記各広告リクエストに対する広告コンテンツの配信を設定された指標値で広告配信装置に許可する。前記推定部は、前記各広告リクエストに対して広告コンテンツを配信した場合の収益推定値を演算する。前記更新部は、前記収益推定値に基づき、前記指標値を更新する。
実施形態の一態様によれば、広告枠による収益を向上させることができる広告配信管理装置、広告配信システム、広告配信管理方法および広告配信管理プログラムを提供することができる。
図1Aは、実施形態に係る広告配信管理処理を示す図である。 図1Bは、設定指標値の更新方法の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る広告配信システムの構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る広告配信管理装置の構成の一例を示す図である。 図4は、第1のモードの説明図である。 図5は、更新部の構成の一例を示す図である。 図6は、第2のモードの説明図である。 図7は、第3のモードの説明図である。 図8は、4つの設定指標値と収益推測値の4つの範囲との関係を示す図である。 図9は、実施形態に係る広告配信管理装置の情報処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、広告配信管理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る広告配信管理装置、広告配信システム、広告配信管理方法および広告配信管理プログラムの実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る広告配信管理装置、広告配信システム、広告配信管理方法および広告配信管理プログラムが限定されるものではない。
[1.広告配信管理処理]
まず、実施形態に係る広告配信管理処理について説明する。図1Aは、実施形態に係る広告配信管理処理の説明図であり、本実施形態においては広告配信システムにより広告配信管理処理が実行される。なお、以下においては、広告媒体の一例としてウェブページを説明するが、広告媒体は、ウェブページ以外の広告媒体であってもよい。例えば、広告媒体は、ゲームアプリケーション、書籍閲覧アプリケーション、音楽配信アプリケーション、動画配信アプリケーションによって表示される媒体などであってもよい。
図1Aに示すように、実施形態に係る広告配信システム1は、ウェブサーバ2と、広告配信管理装置3と、広告配信装置4、5とを有し、これらの装置は、通信ネットワークを介して通信可能に接続される。ウェブサーバ2、広告配信管理装置3および広告配信装置4は、例えば、媒体社CAにより管理および運用され、広告配信装置5は、例えば、広告配信業者CBにより管理および運用される。
ウェブサーバ2は、複数のウェブページ8を記憶しており、かかるウェブページ8には広告枠9が設定される。ウェブサーバ2は、端末装置6から送信されたページリクエスト(STEP1)を受け付けると、ページリクエストに応じたウェブページ8を端末装置6へ送信する(STEP2)。
端末装置6は、ウェブサーバ2からウェブページ8を受信すると、広告リクエストを広告配信管理装置3へ送信する(STEP3)。かかる広告リクエストは、ウェブページ8に設定された広告枠9に表示する広告コンテンツの配信要求である。
広告配信管理装置3の制御部12は、端末装置6から広告リクエストを受け付けると、設定された指標値PT(以下、設定指標値PTと記載する)で広告リクエストに対する広告コンテンツの配信を広告配信装置5に対して許可する(STEP4)。例えば、制御部12は、設定指標値PTで広告リクエストに対する広告コンテンツの配信を行うか否かの問い合わせを広告配信装置5に対して行う。設定指標値PTは、例えば、広告配信装置5が広告リクエストに対する広告コンテンツの配信を行った場合に、広告配信業者CBが媒体社CAへ支払う金銭を決定するための基準になる指標である。例えば、設定指標値PTは、価格値、eCPM(effective Cost Per Mille)、CTR(Click Through Ratio)、または、その他のKPI(Key Performance Indicators)である。
広告配信装置5は、広告配信管理装置3からの問い合わせに対し、広告リクエストに対する広告コンテンツの配信を行うか否かを決定する。広告配信装置5は、広告リクエストに対する広告コンテンツの配信を行うと決定した場合、例えば、広告リクエストに対応して広告コンテンツを広告配信管理装置3経由で端末装置6に配信する(STEP5)。端末装置6は、広告配信装置5から送信される広告コンテンツを広告枠9に表示する。
一方、広告配信装置5は、広告リクエストに対する広告コンテンツの配信を行わない場合、例えば、配信不可を示す応答を広告配信管理装置3に送信する。この場合、広告配信管理装置3は、例えば、広告リクエストに対して媒体社CAが広告主から依頼された広告コンテンツを広告配信装置4から送信させたり、媒体社CAのコンテンツ(例えば、ニュースコンテンツなど)を送信したりする。広告配信管理装置3は、STEP1〜STEP5の処理を繰り返すことによって、複数の広告リクエストに対する処理を実行する。
広告配信装置5は、定期的(例えば、1時間毎や1日毎)に、広告リクエストに対して配信が許可された広告コンテンツの配信実績の情報(以下、配信実績情報と記載する)を広告配信管理装置3に通知する(STEP6)。広告配信管理装置3の制御部12は、例えば、配信実績情報に基づき、広告リクエストに対して媒体社CAが得られる収益(報酬)が向上するように、設定指標値PTを更新する(STEP7)。配信実績情報には、例えば、広告配信装置5により処理された広告リクエスト毎のクリック数の有無等が含まれる。
設定指標値PTの更新処理において、制御部12は、例えば、端末装置6から受け付けた広告リクエストに対して広告コンテンツを広告配信装置4から配信した場合に媒体社CAが広告主から得られる報酬の推定値(以下、収益推定値RAと記載する)を演算する。
収益推定値RA(第1収益推定値の一例)は、例えば、広告リクエストに対して広告配信装置4による広告コンテンツの配信により期待されるeCPM(effective Cost Per Mille)である。なお、eCPMは、1000インプレッション当たりの収益である。制御部12は、例えば、ユーザUの属性、広告枠9の属性、過去の広告コンテンツのクリック頻度やインプレッション頻度などからeCPM推定値を演算する。
制御部12は、例えば、収益推定値RAの分布に基づき、媒体社CAの収益が向上するように設定指標値PTを更新する。これにより、設定指標値PTを適切に設定することができ、広告枠9による収益を向上させることができる。例えば、制御部12は、収益推定値RAの平均値に基づいて設定指標値PTを更新する。
また、制御部12は、例えば、配信実績情報に基づき、広告配信装置5により処理された広告リクエスト毎に、広告コンテンツの配信によって広告配信業者CBが広告主から得られると推定される収益(以下、収益推定値RBと記載する)を演算する。収益推定値RB(第2収益推定値の一例)は、例えば、eCPMである。
制御部12は、例えば、収益推定値RBの分布に基づき、媒体社CAの収益が向上するように、設定指標値PTを更新する。これにより、設定指標値PTを適切に設定することができ、広告枠9による収益を向上させることができる。
一つの広告リクエストに対し、媒体社CAが広告配信業者CBから得られる収益は、設定指標値PTに配信料率TACを乗じた値である。制御部12は、例えば、収益推定値RBの平均値に予め設定された配信料率TACを乗じた値を設定指標値PTとする。これにより、広告枠9による収益を向上させるように、設定指標値PTを設定することができる。
また、制御部12は、例えば、収益推定値RAおよび収益推定値RBの分布に基づき、媒体社CAの収益が向上するように、設定指標値PTを更新する。これにより、設定指標値PTを適切に設定することができ、広告枠9による収益を向上させることができる。
図1Bは、収益推定値RAをx軸に、収益推定値RBをy軸にとった場合において、広告リクエストが位置する座標分布の一例が示される。図1Bに示すxy座標において、媒体社CAの損失が発生する領域は、第1領域AR1と第2領域AR2である。
そこで、例えば、制御部12は、広告リクエストの座標分布に基づき、第1領域AR1と第2領域AR2とでの損失が低減するように、配信料率TACを更新する。これにより、制御部12は、媒体社CAの収益が向上するように設定指標値PTを適切に更新することができる。以下、広告配信システム1についてさらに詳細に説明する。
[2.広告配信システム1]
次に、図2を用いて、実施形態に係る広告配信システム1の構成例について説明する。なお、以下においては、広告配信業者CBおよび広告配信装置5が1つの場合について説明する。なお、広告配信業者CBおよび広告配信装置5の数は1つに限られず、2つ以上であってもよい。
図2に例示するように、実施形態に係る広告配信システム1は、ウェブサーバ2と、広告配信管理装置3と、広告配信装置4と、広告配信装置5とを備える。これらの装置は、通信ネットワーク7を介して互いに通信可能に接続される。通信ネットワーク7は、例えば、インターネットなどである。
端末装置6は、例えば、ユーザUによって利用されるPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォンなどであり、ブラウザアプリケーション(以下、ブラウザと記載する)がインストールされている。
ウェブサーバ2は、広告枠が設定された複数のウェブページを記憶している。ウェブサーバ2の制御部は、通信ネットワーク7を介して端末装置6のブラウザからのアクセスがあると、端末装置6によって指定されたURL(Uniform Resource Locator)に対応するウェブページを提供する。
端末装置6のブラウザは、ウェブサーバ2からウェブページを受信すると、ウェブページに設定された広告枠に対応する広告リクエストを広告配信管理装置3へ送信する。広告リクエストは、広告枠に表示する広告コンテンツの配信要求であり、例えば、端末装置6のユーザUの識別情報(以下、ユーザIDと記載する)や広告枠の識別情報(以下、広告枠IDと記載する)を含む。
ユーザIDは、例えば、HTTPクッキー(HyperText Transfer Protocol Cookie:以下、クッキーと記載する)である。かかるクッキーには、ユーザID以外にユーザUの年齢、性別などのユーザ情報を含むこともできる。
広告配信管理装置3は、広告リクエストに対応する広告コンテンツを広告配信装置4、5のいずれかから配信させる。広告配信装置4は、上述したように、媒体社CAによって管理および運用され、広告配信装置5は、広告配信業者CBによって管理および運用される。
広告配信装置5は、広告配信管理装置3からの広告配信の問い合わせがあった場合、広告配信を行うかどうかを判定する。そして、広告配信装置5は、広告配信を行うと判定した場合、配信可を示す応答を広告配信管理装置3へ送信する。一方、広告配信装置5は、広告配信を行わないと判定した場合、配信不可を示す応答を広告配信管理装置3へ送信する。
広告配信管理装置3は、広告配信装置5からの配信可否を示す応答に基づき、広告配信装置4、5の中から、広告リクエストに対応する広告コンテンツを配信させる広告配信装置を決定し、決定した広告配信装置から広告コンテンツを配信させる。
[3.広告配信管理装置3]
図3は、広告配信管理装置3の構成例を示す図である。図3に示すように、広告配信管理装置3は、通信部10と、記憶部11と、制御部12とを有する。
通信部10は、通信ネットワーク7との間で情報の送受信を行う通信インターフェイスであり、通信ネットワーク7との接続を有線または無線で行う。制御部12は、通信部10および通信ネットワーク7を介して、広告配信装置4、広告配信装置5および端末装置6との間で各種の情報を送受信することができる。
記憶部11は、リクエスト情報格納部21と、ユーザ情報格納部22と、広告枠情報格納部23と、配信実績情報格納部24とを有する。リクエスト情報格納部21、ユーザ情報格納部22、広告枠情報格納部23および配信実績情報格納部24は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置である。
制御部12は、広告配信管理処理を行う。制御部12は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。制御部12は、内部のCPU(Central Processing Unit)またはMPU(Micro Processing Unit)によって内部の記憶装置に記憶されたプログラム(広告配信管理プログラムの一例)がRAMを作業領域として実行されることで、受付部31、第1推定部41、許可部32、収集部33、推定部34および更新部35として機能する。
なお、制御部12の構成は、かかる構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。なお、制御部12が有する内部の記憶部は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等である。
[3.1.受付部31]
受付部31は、端末装置6からの広告リクエストを受け付ける。広告リクエストには、クッキーの情報や広告枠IDが含まれる。クッキーには、ユーザUのユーザIDが含まれる。受付部31は、受け付けた広告リクエストの情報を許可部32へ通知する。また、受付部31は、受け付けた広告リクエストの情報をリクエスト情報格納部21に記憶する。
[3.2.許可部32]
許可部32は、設定指標値PTで広告リクエストに対する広告コンテンツの配信を広告配信装置5に許可する。
具体的には、許可部32は、広告配信装置5に配信クエリを送信する。配信クエリには、例えば、設定指標値PTの情報の他、ユーザUの属性情報、広告枠の情報などを含めることができる。広告配信装置5は、配信クエリに含まれる情報に基づいて、広告リクエストに対する広告コンテンツの配信を行うか否かを決定する。
許可部32は、配信クエリに対して広告配信装置5から配信可を示す応答を受信すると、広告配信装置5を配信元広告配信装置に決定し、広告配信装置5から広告リクエストに対する広告コンテンツを配信させる。一方、許可部32は、配信クエリに対して広告配信装置5から配信不可を示す応答を受信すると、広告配信装置4を配信元広告配信装置として決定し、広告配信装置4から広告リクエストに対する広告コンテンツを配信させる。
許可部32は、例えば、配信元広告配信装置に対して広告コンテンツの送信要求を行い、配信元広告配信装置から広告リクエストに対応する広告コンテンツを取得し、広告リクエストを行った端末装置6へ送信する。また、許可部32は、例えば、広告リクエストを行った端末装置6に対して配信元広告配信装置のURLを送信し、端末装置6から配信元広告配信装置に対して広告リクエストを送信させることもできる。
このように、許可部32は、広告配信装置5が設定指標値PTで広告リクエストに対する広告コンテンツの配信をしない場合に、広告リクエストに対する広告コンテンツの配信元として広告配信装置4を選択する。したがって、媒体社CAの収益が向上するように、設定指標値PTを設定することで、広告枠による収益を向上させることができる。
[3.3.収集部33]
収集部33は、広告配信装置5から定期的(例えば、1時間毎や1日毎)に送信される配信実績情報を通信部10経由で取得し、配信実績情報格納部24に記憶する。配信実績情報は、例えば、広告配信装置5が配信元広告配信装置に設定された広告リクエスト毎に、ユーザID、広告枠ID、広告コンテンツのクリックの有無を示す情報などが含まれる。
[3.4.推定部34]
推定部34は、受付部31によって受け付けた広告リクエストに対して広告コンテンツを配信した場合の収益推定値を演算する。推定部34は、第1推定部41と、第2推定部42とを備える。以下、第1推定部41、第2推定部42の順に説明する。
[3.4.1.第1推定部41]
第1推定部41は、受付部31によって受け付けた広告リクエストに対して広告配信装置4で広告コンテンツを配信した場合の収益推定値RAを演算する。第1推定部41は、収益推定値RAを、例えば、ユーザUの属性や広告枠などの情報から予測モデルを用いた統計的手法により求める。第1推定部41は、受付部31によって受け付けた広告リクエストの情報をリクエスト情報格納部21から取得する。
ユーザUの属性は、例えば、ユーザUの年齢、性別、場所、嗜好などである。広告枠の情報は、例えば、広告枠の種類、サイズ、ページ内の位置、クリック頻度、表示頻度、平均表示時間などである。クリック頻度は、広告枠の広告コンテンツが直前の所定期間にクリックされた頻度である。表示頻度は、広告枠に広告コンテンツが直前の所定期間に表示された頻度である。平均表示時間は、広告枠が設定されたウェブページの過去の平均表示時間である。
ユーザ情報格納部22には、ユーザIDに対し、ユーザUの年齢、性別、場所、嗜好などの属性情報が対応付けられて記憶されており、第1推定部41は、広告リクエストに含まれるユーザIDに基づき、ユーザ情報格納部22からユーザUの属性情報を取得する。なお、クッキーにユーザ属性が含まれる場合には、第1推定部41は、クッキーに含まれるユーザ属性を収益推定値RAの予測に用いることができる。
また、広告枠情報格納部23には、広告枠IDに対し、広告枠の種類、サイズ、ページ内の位置、クリック頻度、表示頻度、平均表示時間などの情報が対応付けられて記憶される。第1推定部41は、広告リクエストに含まれる広告枠IDに基づき、広告枠情報格納部23から広告枠の情報を取得する。
第1推定部41は、例えば、収益推定値RAをeCPM推定値とする場合、CTR(Click Through Ratio)推定値とCPC(Cost Per Click)推定値とを求め、CTR推定値とCPC推定値とを掛け合わせて収益推定値RAを求める。
CTR推定値は、広告リクエストに対するCTRの推定値である。第1推定部41は、広告枠の広告コンテンツへのクリックを従属変数とし、上述したユーザUの属性情報や広告枠の情報を独立変数(説明変数)として、例えば、SVM(Support Vector Machine)とシグモイドフィッティングによりCTR推定値を求める。また、第1推定部41は、例えば、ロジスティック回帰分析によりCTR推定値を求めることもできる。
また、CPC推定値は、広告リクエストに対するCPCの推定値である。第1推定部41は、広告リクエストに対する配信候補の広告コンテンツの配信単価(例えば、CPCやCPA(Cost Per Action))を従属変数とし、上述したユーザUの属性情報や広告枠の情報を独立変数(説明変数)として、例えば、重回帰分析またはポアソン回帰分析によりCPC推定値を求める。
広告リクエストに対する配信候補の広告コンテンツは、受付部31で受け付けた広告リクエストに対して広告配信装置4により配信される広告コンテンツである。第1推定部41は、広告リクエストに対する配信候補の広告コンテンツの配信単価を、例えば、広告配信装置4に問い合わせ、広告配信装置4から取得する。
なお、eCPM推定値は、1000インプレッション当たりの収益推定値であるが、インプレッションの単位数は1000インプレッションに限定されない。第1推定部41は、例えば、1インプレッション当たりの収益推定値や10インプレッション当たりの収益推定値を収益推定値RAとして求めることもできる。
[3.4.2.第2推定部42]
第2推定部42は、例えば、ユーザ情報格納部22、広告枠情報格納部23および配信実績情報格納部24に記憶された情報に基づき、所定周期(例えば、1週間周期や1ヶ月周期)で、広告に関する評価指標の予測モデルを生成する。広告に関する評価指標は、例えば、CTR推定値およびCPC推定値である。
CTR予測モデルは、例えば、SVMとシグモイドフィッティングとを組み合わせた予測モデルである。第2推定部42は、例えば、SVMにおいて、広告配信装置5から配信された広告コンテンツへのユーザUのクリックの有無を従属変数にし、ユーザ情報や広告枠情報を素性(説明変数)にすることで、SVMの各係数を求める。第2推定部42は、ユーザ情報や広告枠情報を例えば、ユーザ情報格納部22や広告枠情報格納部23から取得する。
さらに、第2推定部42は、シグモイドフィッティングによって、CPC推定値との乗算結果が所定のeCPMの分布に合うように予測モデル(以下、第1予測モデルと記載する場合がある)を生成する。
このように、第2推定部42は、CTR予測モデルとしてSVMとシグモイドフィッティングとを組み合わせた予測モデルを生成する。なお、第2推定部42は、例えば、ロジスティック回帰分析による予測モデルを用いてCTR予測値を求めることもできる。
CPC予測モデルは、例えば、重回帰分析による予測モデルである。第2推定部42は、例えば、線形重回帰の演算式において、CPCの値を従属変数にし、ユーザ情報や広告枠情報を素性(説明変数)にする。これにより、第2推定部42は、素性に対応する係数および定数を求め、重回帰分析による予測モデル(以下、第2予測モデルと記載する場合がある)を生成する。
なお、第2推定部42は、CPCの値を従属変数にすることができ、この場合、広告リクエストに対する配信候補の広告コンテンツの配信単価を、例えば、広告配信装置5に問い合わせ、広告配信装置5から取得することができる。
このように、第2推定部42は、CPC予測モデルとして重回帰分析による予測モデルを生成する。なお、第2推定部42は、例えば、ポアソン回帰分析による予測モデルを用いてCPC予測値を求めることもできる。
第2推定部42は、ユーザ情報格納部22、広告枠情報格納部23および配信実績情報格納部24に記憶された情報に基づき、受付部31によって受け付けた広告リクエストに対して広告配信装置5で広告コンテンツを配信した場合の収益推定値RBを演算する。
第2推定部42は、受付部31によって受け付けた広告リクエストの情報をリクエスト情報格納部21から取得する。第2推定部42は、受付部31によって受け付けた広告リクエスト毎の収益推定値RBを、例えば、ユーザUの属性や広告枠などの情報から第1予測モデルおよび第2予測モデルを用いて求める。
第2推定部42は、例えば、第1推定部41と同様に、広告枠の広告コンテンツへのクリックを従属変数とし、ユーザUの属性情報や広告枠の情報を独立変数(説明変数)として、第1予測モデルによりCTR推定値を求める。また、第2推定部42は、例えば、ロジスティック回帰分析によりCTR推定値を求めることもできる。
また、第2推定部42は、例えば、設定指標値PTを従属変数とし、ユーザUの属性情報や広告枠の情報を独立変数(説明変数)として、例えば、第2予測モデルによりCPC推定値を求める。第2推定部42は、例えば、収益推定値RBをeCPM推定値とする場合、CTR推定値とCPC推定値とを掛け合わせて収益推定値RBを求める。
なお、eCPM推定値は、1000インプレッション当たりの収益推定値であるが、インプレッションの単位数は1000インプレッションに限定されない。第2推定部42は、例えば、1インプレッション当たりの収益推定値や10インプレッション当たりの収益推定値を収益推定値RBとして求めることもできる。
また、第2推定部42は、配信実績情報に基づいて第1予測モデルおよび第2予測モデルを生成することができるが、予め生成された第1予測モデルおよび第2予測モデルを用いることもできる。
[3.5.更新部35]
更新部35は、収益推定値RAおよび収益推定値RBに基づいて、設定指標値PTを更新する。更新部35は、例えば、設定指標値PTの変更モードとして第1〜第3のモードを有しており、例えば、媒体社CAの管理者によって選択されたモードにより設定指標値PTを更新する。
まず、第1のモードについて説明する。図4は、第1のモードの説明図である。かかる図4には、収益推定値RAをx軸に、収益推定値RBをy軸にとった場合において、広告リクエストが位置する座標R(x、y)の分布の一例が示される。図4に示すxy座標において、媒体社CAの損失が発生する領域は、第1領域AR1と第2領域AR2である。
第1領域AR1は、収益推定値RBに配信料率TACを乗じた値が収益推定値RAよりも高く、かつ、収益推定値RBが設定指標値PTよりも低い領域である。かかる第1領域AR1は、媒体社CAの広告配信装置4で広告コンテンツを配信すると媒体社CAの収益が悪化する領域である。
第2領域AR2は、収益推定値RBに配信料率TACを乗じた値が収益推定値RAよりも低く、かつ、収益推定値RBが設定指標値PTよりも高い領域である。かかる第2領域AR2は、広告配信業者CBの広告配信装置5で広告コンテンツを配信すると媒体社CAの収益が悪化する領域である。
図5は、更新部35の構成の一例を示す図である。図5に示すように、更新部35は、第1集計部43と、第2集計部44と、設定指標演算部45(指標演算部の一例)とを備える。
第1集計部43は、第1領域AR1に座標が分布する広告リクエストの収益推定値RBと収益推定値RAを配信料率TACで除した値との差を集計し、第1領域AR1における媒体社CAの損失S1を求める。第1集計部43は、例えば、下記式(1)を用いて、損失S1を求めることができる。
Figure 0005735160
なお、第1集計部43は、第1領域AR1に座標が分布する広告リクエストの収益推定値RBに配信料率TACを乗じた値と収益推定値RAとの差を集計し、第1領域AR1における媒体社CAの損失S1を求めることもできる。
第2集計部44は、第2領域AR2に座標が分布する広告リクエストの収益推定値RAを配信料率TACで除した値と収益推定値RBとの差を集計し、第2領域AR2における媒体社CAの損失S2を求める。第2集計部44は、例えば、下記式(2)を用いて、損失S2を求めることができる。
Figure 0005735160
なお、第2集計部44は、第1領域AR1に座標が分布する広告リクエストの収益推定値RAと収益推定値RBに配信料率TACを乗じた値との差を集計し、第2領域AR2における媒体社CAの損失S2を求めることもできる。
設定指標演算部45は、損失S1と損失S2との合計が最小になるように、設定指標値PTを更新する。これにより、媒体社CAの損失S(=S1+S2)が低減され、媒体社CAの収益を向上させることができる。
更新部35は、広告配信装置5から通知される配信実績情報に基づき、例えば、設定指標値PTを繰り返すことで、設定指標値PTを適切に設定することができ、広告枠による収益を向上させることができる。
なお、第1集計部43は、第1領域AR1に座標が分布する広告リクエストの一部をサンプリングして損失S1を求めることもでき、第2集計部44は、第2領域AR2に座標が分布する広告リクエストの一部をサンプリングして損失S2を求めることもできる。これにより、更新部35における演算負荷を低減することができる。
次に、第2のモードについて説明する。かかる第2のモードは、簡易的に最適な設定指標値PTに更新するモードである。図6は、第2のモードの説明図である。図6には、収益推定値RAをx軸に、収益推定値RBをy軸にとった場合において、広告リクエストが位置する座標R(x、y)の分布、x軸における収益推定値RAの分布、および、y軸における収益推定値RBの分布が示される。
更新部35は、第2のモードにおいて、収益推定値RAの平均値かつ収益推定値RBの平均値に対応する座標位置Gから、y=x/TACで表される直線への垂線の足に対応するy軸の座標位置を設定指標値PTとすることで、設定指標値PTを更新する。
座標位置Gは、広告リクエストが位置する座標R(x、y)の分布の重心である。また、y=x/TACは、広告配信装置4による広告コンテンツの配信により媒体社CAが得る収益と、広告配信装置5による広告コンテンツの配信により媒体社CAが得る収益が一致する損益分岐線である。更新部35は、広告リクエストの分布重心に最も近い損益分岐線のy軸座標位置を設定指標値PTにすることで、媒体社CAの収益を向上させる。
これにより、更新部35は、第1のモードのような集計作業を行うことなく、収益推定値RAの平均値および収益推定値RBの平均値に基づき、媒体社CAの収益を向上させることができる設定指標値PTを設定することができる。
第2のモードの場合、第2推定部42は、予測モデルを用いることなく、例えば、広告配信装置5で配信された広告コンテンツに対するクリックの有無と設定指標値PTとに基づいて、収益推定値RBの平均値を求めることもできる。これにより、設定指標値PTの更新を容易に行うことができる。
次に、第3のモードについて説明する。かかる第3のモードは、第2のモードと同様に、簡易的に最適な設定指標値PTに更新するモードである。図7は、第3のモードの説明図である。図7には、図6と同様に、広告リクエストが位置する座標R(x、y)の分布、x軸における収益推定値RAの分布、および、y軸における収益推定値RBの分布が示される。
更新部35は、第3のモードにおいて、図7に示すように、収益推定値RAの平均値を配信料率TACで除した値を設定指標値PTとすることで、設定指標値PTを更新する。
これにより、更新部35は、第1のモードのような集計作業を行うことなく、収益推定値RAの平均値に基づき、媒体社CAの収益を向上させることができる。したがって、制御部12は、収集部33による配信実績情報の収集や第2推定部42による収益推定値RBの演算を行うことなく、設定指標値PTを更新して媒体社CAの収益を向上させることができる。
なお、設定指標値PTは、例えば、広告枠の種類、サイズ、ページ内の位置などによって複数の設定指標値PTを設定することもできる。例えば、広告枠の種類は、例えば、広告枠を表示するウェブページの種類であり、ファッション、ニュース、オークション、検索などである。制御部12は、例えば、広告枠の種類毎に設定指標値PTを設定することにより、広告枠の種類に応じた設定指標値PTを設定することができる。
また、制御部12は、設定指標値PTは、収益推定値RAの範囲に応じて段階的に設定することができる。図8は、4つの設定指標値PT1〜PT4と4つの範囲ZONE1〜ZONE4との関係を示す図である。
図8に示す例では、収益推定値RAがZONE1の範囲であれば、設定指標値PT1が設定され、収益推定値RAがZONE2の範囲であれば、設定指標値PT2が設定される。また、収益推定値RAがZONE3の範囲であれば、設定指標値PT3が設定され、収益推定値RAがZONE4の範囲であれば、設定指標値PT4が設定される。
許可部32は、収益推定値RAから広告リクエストに対して割り当てる設定指標値PTを決定する。例えば、制御部12は、収益推定値RAがZONE2の範囲であれば、設定指標値PTとして設定指標値PT2を広告リクエストに対して割り当てる。許可部32は、広告リクエストに対して割り当てた設定指標値PT2で広告リクエストに対する広告コンテンツの配信を広告配信装置5に対して許可する。
この場合、更新部35は、例えば、第1領域AR1a〜AR1dの損失および第2領域AR2a〜AR2dの損失の合計が最小になるように、設定指標値PTを更新することができる。また、更新部35は、例えば、第1領域AR1の損失S1および第2領域AR2の損失S2との合計がZONE毎に最小になるように、設定指標値PTを更新することもできる。
なお、更新部35は、上述においては、設定指標値PTの更新方法を例示したものであり、収益推定値RAおよび/または収益推定値RBに基づいて、媒体社CAの収益を向上させるように設定指標値PTを更新するものであればよい。
[4.広告配信管理装置3の処理フロー]
次に、実施形態に係る広告配信管理装置3の情報処理の手順について説明する。図9は、実施形態に係る広告配信管理装置3の情報処理の一例を示すフローチャートである。かかる動作は、広告配信管理装置3の制御部12によって繰り返し実行される処理である。
図9に示すように、広告配信管理装置3の制御部12は、まず、端末装置6からの広告リクエストを受信したか否かを判定する(ステップS10)。広告リクエストを受信したと判定すると(ステップS10;Yes)、設定指標値PTの情報を含む配信クエリを広告配信装置5に送信する(ステップS11)。制御部12は、配信クエリに対し、広告配信装置5から配信可を示す応答を受信したか否かを判定する(ステップS12)。
ステップS12において、配信可を示す応答を受信したと判定すると(ステップS12;Yes)、制御部12は、配信元広告配信装置として、広告配信業者CBの広告配信装置5を選択する(ステップS13)。これにより、広告リクエストを送信した端末装置6に対し広告配信装置5から広告コンテンツが配信される。
一方、配信不可を示す応答を受信したと判定すると(ステップS12;No)、制御部12は、配信元広告配信装置として、媒体社CAの広告配信装置4を選択する(ステップS14)。これにより、広告リクエストを送信した端末装置6に対し広告配信装置4から広告コンテンツが配信される。
ステップS13、S14の処理が終了した場合、または、ステップS10において、広告リクエストを受信していないと判定した場合(ステップS10;No)、制御部12は、広告コンテンツの配信実績情報を取得したか否かを判定する(ステップS15)。
例えば、制御部12は、広告配信装置5から配信実績情報を通信部10経由で受信した場合に、配信実績情報を取得したと判定する。なお、配信実績情報は、例えば、広告配信装置5ではなく、広告配信業者CBの他の装置から送信される場合もあり、この場合、他の装置から送信される配信実績情報を通信部10経由で受信した場合に、配信実績情報を取得したと判定する。
配信実績情報を取得したと判定した場合(ステップS15;Yes)、制御部12は、かかる配信実績情報に基づき、ステップS10で受け付けた各広告リクエストに対する収益推定値RA、RBを演算する(ステップS16)。
次に、制御部12は、設定指標値PTを更新する(ステップS17)。例えば、制御部12は、第1のモードの場合、各広告リクエストに対する収益推定値RAおよび収益推定値RBに基づき、上述した損失S1と損失S2との合計が最小になるように、設定指標値PTを更新する。
また、制御部12は、例えば、第2のモードの場合、収益推定値RAの平均値および収益推定値RBの平均値に基づき、設定指標値PTを更新し、第3のモードの場合、収益推定値RAの平均値に基づき、設定指標値PTを更新する。
ステップS17の処理が終了した場合、または、ステップS15において、配信実績情報を取得していないと判定した場合(ステップS15;No)、制御部12は処理を終了する。
[5.その他の実施形態]
上述の実施形態では、広告配信管理装置3の制御部12は、例えば、配信元広告配信装置に対して広告コンテンツの送信要求を行うが、結果的に、配信元広告配信装置から広告リクエストに対する広告コンテンツが送信されればよい。
また、上述の実施形態では、広告配信管理装置3から広告配信装置5への情報としてユーザUの属性情報や広告枠の情報などを含めるようにしたが、これらの情報は他の方法で広告配信装置5によって取得することもできる。
例えば、広告媒体であるウェブページにウェブビーコン(web beacon)が広告配信装置5に送られるように設定してもよい。この場合、広告配信装置5は、ウェブビーコンに含まれるクッキーからユーザUの属性情報を取得する。
また、広告リクエストに広告枠のサイズやページ内位置の情報を含めるようにウェブページにウェブビーコンを設定することで、広告配信装置5は、ウェブビーコンから広告枠の情報を取得することができる。
[6.ハードウェア構成〕
なお、実施形態における広告配信管理装置3は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ50によって実現される。図10は、広告配信管理装置3の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
コンピュータ50は、CPU51、RAM(Random Access Memory)52、ROM(Read Only Memory)53、HDD(Hard Disk Drive)54、通信インターフェイス(I/F)55、入出力インターフェイス(I/F)56、およびメディアインターフェイス(I/F)57を備える。
CPU51は、ROM53またはHDD54に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM53は、コンピュータ50の起動時にCPU51によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ50のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD54は、CPU51によって実行されるプログラムおよび当該プログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス55は、通信ネットワーク7を介して他の機器からデータを受信してCPU51へ送り、CPU51が生成したデータを、通信ネットワーク7を介して他の機器へ送信する。
CPU51は、入出力インターフェイス56を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU51は、入出力インターフェイス56を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU51は、生成したデータを、入出力インターフェイス56を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス57は、記録媒体58に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM52を介してCPU51に提供する。CPU51は、当該プログラムを、メディアインターフェイス57を介して記録媒体58からRAM52上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体58は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-OPTical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ50が広告配信管理装置3として機能する場合、コンピュータ50のCPU51は、RAM52上にロードされたプログラムを実行することにより、受付部31、許可部32、収集部33、推定部34および更新部35の各機能を実現する。また、HDD54は、記憶部11の機能を実現し、例えば、ユーザUの属性情報、広告枠の情報、および、配信実績情報などが格納される。
コンピュータ50のCPU51は、これらのプログラムを、記録媒体58から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信ネットワーク7を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
[7.効果]
実施形態にかかる広告配信管理装置3は、受付部31と、許可部32と、推定部34と、更新部35とを備える。受付部31は、広告コンテンツの配信を要求する複数の広告リクエストを受け付ける。許可部32は、各広告リクエストに対する広告コンテンツの配信を設定された設定指標値PTで広告配信装置5に許可する。推定部34は、各広告リクエストに対して広告コンテンツを配信した場合の収益推定値(例えば、収益推定値RAや収益推定値RB)を演算する。更新部35は、収益推定値に基づき、設定指標値PTを更新する。
これにより、媒体社CAの収益が向上するように、設定指標値PTを更新することができる。
また、推定部34は、第1推定部41と、第2推定部42とを備える。第1推定部41は、許可部32によって配信が許可された広告配信装置5とは異なる広告配信装置4により各広告リクエストに対して広告コンテンツを配信した場合の収益推定値RA(第1収益推定値の一例)を演算する。第2推定部42は、許可部32によって配信が許可された広告配信装置5により各広告リクエストに対して広告コンテンツを配信した場合の収益推定値RB(第2収益推定値の一例)を演算する。更新部35は、各広告リクエストの収益推定値RAおよび収益推定値RBに基づいて、設定指標値PTを更新する。
これにより、媒体社CAの収益と広告配信業者CBの収益の関係を考慮して設定指標値PTを更新することができることから、媒体社CAの収益を精度よく向上させることができる。
また、更新部35は、第1集計部43と、第2集計部44と、設定指標演算部45とを備える。第1集計部43は、収益推定値RBに予め設定された配信料率TACを乗じた値が収益推定値RAよりも高く、かつ、収益推定値RBが設定指標値PTよりも低い第1領域AR1に分布する広告リクエストの収益推定値RBに配信料率TACを乗じた値と収益推定値RAとの差またはこの差に応じた値を集計する。第2集計部44は、収益推定値RBに予め設定された配信料率TACを乗じた値が収益推定値RAよりも低く、かつ、収益推定値RBが設定指標値PTよりも高い第2領域AR2に分布する広告リクエストの収益推定値RBに配信料率TACを乗じた値と収益推定値RAとの差またはこの差に応じた値を集計する。設定指標演算部45は、第1集計部43による集計結果と第2集計部44による集計結果との合計が最小になるように設定指標値PTを求める。
これにより、媒体社CAの損失が発生する領域において、媒体社CAの損失をより精度よく低減できることから、媒体社CAの収益をさらに精度よく向上させることができる。
また、更新部35は、収益推定値RAをx軸、収益推定値RBをy軸にとり、かつ、配信料率TACをk(0<k<1)とした場合に、収益推定値RAの平均値かつ収益推定値RBの平均値に対応する座標位置から、y=x/kで表される直線への垂線の足に対応するy軸の座標位置に基づき、設定指標値PTを更新する。
これにより、収益推定値RAの平均値および収益推定値RBの平均値を用いることにより、簡易的に最適な設定指標値PTに更新することができる。
また、更新部35は、収益推定値RAの平均値を配信料率TACで除した値を設定指標値PTとする。
これにより、配信実績情報の収集や収益推定値RBの演算を行うことなく、設定指標値PTを更新して媒体社CAの収益向上を容易に行うことができる。
[8.その他]
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
上述した広告配信管理装置3は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。また、広告配信管理装置3および広告配信装置4を一つのサーバコンピュータで実現してもよい。
1 広告配信システム
2 ウェブサーバ
3 広告配信管理装置
4、5 広告配信装置
6 端末装置
7 通信ネットワーク
10 通信部
11 記憶部
12 制御部
21 リクエスト情報格納部
22 ユーザ情報格納部
23 広告枠情報格納部
24 配信実績情報格納部
31 受付部
32 許可部
33 収集部
34 推定部
34 更新部
41 第1推定部
42 第2推定部

Claims (8)

  1. 広告コンテンツの配信を要求する複数の広告リクエストを受け付ける受付部と、
    前記各広告リクエストに対する広告コンテンツの配信を設定された指標値で広告配信装置に許可する許可部と、
    前記各広告リクエストに対して広告コンテンツを配信した場合の収益推定値を演算する推定部と、
    前記収益推定値に基づき、前記指標値を更新する更新部と、
    を備えることを特徴とする広告配信管理装置。
  2. 前記推定部は、
    前記許可部によって配信が許可された前記広告配信装置とは異なる広告配信装置により前記各広告リクエストに対して広告コンテンツを配信した場合の収益推定値を第1収益推定値として演算する第1推定部と、
    前記許可部によって配信が許可された前記広告配信装置により前記各広告リクエストに対して広告コンテンツを配信した場合の収益推定値を第2収益推定値として演算する第2推定部と、を備え、
    前記更新部は、
    前記各広告リクエストの前記第1収益推定値および前記第2収益推定値に基づいて、前記指標値を更新する
    ことを特徴とする請求項1に記載の広告配信管理装置。
  3. 前記更新部は、
    前記第2収益推定値に予め設定された配信料率を乗じた値が前記第1収益推定値よりも高く、かつ、前記第2収益推定値が前記指標値よりも低い第1領域に分布する前記広告リクエストの前記第2収益推定値に前記配信料率を乗じた値と前記第1収益推定値との差または当該差に応じた値を集計する第1集計部と、
    前記第2収益推定値に前記配信料率を乗じた値が前記第1収益推定値よりも低く、かつ、前記第2収益推定値が前記指標値よりも高い第2領域に分布する前記広告リクエストの前記第2収益推定値に前記配信料率を乗じた値と前記第1収益推定値との差または当該差に応じた値を集計する第2集計部と、
    前記第1集計部による集計結果と前記第2集計部による集計結果との合計が最小になるように前記指標値を求める指標演算部と、を備える
    ことを特徴とする請求項2に記載の広告配信管理装置。
  4. 前記更新部は、
    前記第1収益推定値をx軸、前記第2収益推定値をy軸にとり、かつ、予め設定された配信料率をk(0<k<1)とした場合に、前記第1収益推定値の平均値かつ前記第2収益推定値の平均値に対応する座標位置から、y=x/kで表される直線への垂線の足に対応する前記y軸の座標位置に基づき、前記指標値を更新する
    ことを特徴とする請求項2に記載の広告配信管理装置。
  5. 前記推定部は、
    前記許可部によって配信が許可された前記広告配信装置とは異なる広告配信装置により前記各広告リクエストに対して広告コンテンツを配信した場合の収益推定値を第1収益推定値として演算する第1推定部を備え、
    前記更新部は、
    前記第1収益推定値の平均値を予め設定された配信料率で除した値を前記指標値とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の広告配信管理装置。
  6. 広告コンテンツを配信する広告配信装置と、
    広告リクエストに対応する広告コンテンツの配信を管理する広告配信管理装置と、を備え、
    前記広告配信管理装置は、
    広告コンテンツの配信を要求する複数の広告リクエストを受け付ける受付部と、
    前記各広告リクエストに対する広告コンテンツの配信を設定された指標値で前記広告配信装置に許可する許可部と、
    前記各広告リクエストに対して広告コンテンツを配信した場合の収益推定値を演算する推定部と、
    前記収益推定値に基づき、前記指標値を更新する更新部と、
    を備えることを特徴とする広告配信システム。
  7. コンピュータが実行する広告配信管理方法であって、
    広告コンテンツの配信を要求する複数の広告リクエストを受け付ける受付工程と、
    前記各広告リクエストに対する広告コンテンツの配信を設定された指標値で広告配信装置に許可する許可工程と、
    前記各広告リクエストに対して広告コンテンツを配信した場合の収益推定値を演算する推定工程と、
    前記収益推定値に基づき、前記指標値を更新する更新工程と、
    を含むことを特徴とする広告配信管理方法。
  8. コンピュータに、
    広告コンテンツの配信を要求する複数の広告リクエストを受け付ける受付手順と、
    前記各広告リクエストに対する広告コンテンツの配信を設定された指標値で広告配信装置に許可する許可手順と、
    前記各広告リクエストに対して広告コンテンツを配信した場合の収益推定値を演算する推定手順と、
    前記収益推定値に基づき、前記指標値を更新する更新手順と、
    を実行させることを特徴とする広告配信管理プログラム。
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