JP5732736B2 - 塗布工具 - Google Patents

塗布工具 Download PDF

Info

Publication number
JP5732736B2
JP5732736B2 JP2010077437A JP2010077437A JP5732736B2 JP 5732736 B2 JP5732736 B2 JP 5732736B2 JP 2010077437 A JP2010077437 A JP 2010077437A JP 2010077437 A JP2010077437 A JP 2010077437A JP 5732736 B2 JP5732736 B2 JP 5732736B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
push
coating
pull
slot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010077437A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011062684A (ja
Inventor
孝洋 磯田
孝洋 磯田
林 敦
敦 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2010077437A priority Critical patent/JP5732736B2/ja
Priority to KR1020100078575A priority patent/KR101549273B1/ko
Priority to US12/860,348 priority patent/US8631760B2/en
Publication of JP2011062684A publication Critical patent/JP2011062684A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5732736B2 publication Critical patent/JP5732736B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C5/00Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
    • B05C5/02Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work
    • B05C5/0225Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work the liquid or other fluent material being discharged through an outlet orifice by pressure, e.g. from an outlet device in contact or almost in contact, with the work characterised by flow controlling means, e.g. valves, located proximate the outlet
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C11/00Component parts, details or accessories not specifically provided for in groups B05C1/00 - B05C9/00
    • B05C11/10Storage, supply or control of liquid or other fluent material; Recovery of excess liquid or other fluent material
    • B05C11/1002Means for controlling supply, i.e. flow or pressure, of liquid or other fluent material to the applying apparatus, e.g. valves
    • B05C11/1026Valves

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Description

本発明は、シート状部材またはパネル状部材などの被塗布部材の表面に、塗布液を塗布する際に使用される塗布工具に関する。
従来より、塗布工具として、例えば一対のヘッド部材から構成された塗布ヘッドを有し、一対のヘッド部材における互いに対向する側面同士の間に、塗布液が供給されるポケットと、このポケットから先端側へ延びて塗布ヘッドの先端に開口する溝状のスロットとが画成されたものが知られている。
このような塗布工具は、塗布ヘッドの先端を被塗布物に対向配置させるとともに、塗布ヘッドの長手方向(スロットの長手方向)を被塗布物の幅方向に一致させるようにして塗布装置に装着される。
そして、塗布液タンクから供給ポンプによってポケット内に供給された塗布液が、スロット内を流通して塗布ヘッドの先端から吐出されることにより、この塗布ヘッドの先端に対して相対的に移動する被塗布物の表面に塗布液が塗布される。
このような塗布ヘッドを備えた塗布工具で塗布される塗布液としては、液晶ディスプレイ用のカラーペーストやカラーフィルタ用のレジスト剤などが挙げられる。ここで、シート状部材やパネル状部材などに安定した塗膜を形成させるためには、塗布作業において塗布液を均一に塗布することが強く求められる。これに対して特許文献1には、スロットの幅を調整するための調整手段を備えた塗布工具が提案されている。
この特許文献1の塗布工具においては、ヘッド部材の外側面に形成された凹部内に調整ユニットが設けられており、該調整ユニットを操作すると凹部における一対の壁面同士の間の距離が大きくなるようにヘッド部材が変形する。
この際、一方のヘッド部材に近接するように他方のヘッド部材の先端が弾性変形することで、塗布ヘッドの先端におけるスロットの幅が狭められる。これによって、塗布ヘッド先端から吐出される塗布液の流量が調整され、膜厚の均一化を図ることが可能となっている。
特許第3501159号公報
ところで、上記特許文献1に記載の塗布工具においては、粘度が低い塗布液(例えば数十cps程度)を塗布する場合には、塗布ヘッド先端におけるスロット幅を僅かに調節することでその流量を十分に調整することができる。
しかしながら、例えば二次電池の塗布に使用される塗布液の場合、塗布液自体の粘度が高いため(例えば数千cps)、粘度が低い塗布液を使用する場合に比べてスロットの調整幅を大きくしなければ流量を適切に調整することができない。
ここで、塗布ヘッドの先端部の剛性を小さくすることによりヘッド部材を変形し易くすれば、該塗布ヘッドの先端部におけるスロットの調整幅を容易に大きくすることができるとも考えられる。ところが、上記のような粘度の高い塗布液を使用する場合、スロット内を流通する際の内部圧力が大きくなる。したがって、塗布ヘッド先端の剛性が小さい場合には当該内部圧力に抗することができず、所望のスロット幅を維持することができないという問題があった。
この発明はこのような課題に鑑みてなされたものであって、塗布液の粘度が高い場合であっても流量調整を的確に行なって膜厚の均一化を図ることのできる塗布工具を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、この発明は以下の手段を提案している。
即ち、本発明に係る塗布工具は、複数のヘッド部材から構成された塗布ヘッドを有し、前記複数のヘッド部材における互いに対向する一対の内側面同士の間に、前記塗布ヘッドの先端に開口して前記塗布ヘッドの長手方向に延びる溝状のスロットが画成され、塗布液が前記スロット内を流通して前記塗布ヘッドの先端から吐出される塗布工具であって、一方の前記内側面側に突出する側に向かって他方の前記内側面の一部を弾性変形させて膨らませ、又は/及び、一方の前記内側面から後退する側に他方の前記内側面の一部を弾性変形させて凹ませて、前記スロット内の前記塗布液の流量を調整する内部流量調整機構を備え、前記内部流量調整機構が、他方の前記ヘッド部材における前記内側面とは反対側の外側面に形成された凹部と、該凹部の底部を押圧又は引張する押引機構とを備え、前記押引機構が、前記長手方向に移動可能とされており、前記押引機構が、前記長手方向にスライド移動可能に、前記底部に設けられた第1スライド部材と、前記長手方向にスライド移動可能に、前記他方のヘッド部材に設けられた第2スライド部材と、前記底部を押圧又は引張する方向に沿って延び、一端が前記第1スライド部材に固定された押引部材と、円筒状をなして、内周面が第1ネジ部を介して前記押引部材に回転可能に取り付けられ、外周面が第2ネジ部を介して前記第2スライド部材に回転可能に取り付けられる回転移動部材とを備え、前記第1ネジ部のピッチが前記第2ネジ部のピッチと異なるピッチに設定され、前記他方のヘッド部材に、前記第2スライド部材に対して前記底部とは反対側から当接する蓋板が設けられることを特徴とする。
このような特徴の塗布工具では、塗布ヘッド先端におけるスロット幅を調整するのではなく、ヘッド部材における内側面の一部を膨張させ又は凹ませることで、スロット内部の幅を局所的に調節して塗布液の流量を調整する構成のため、塗布ヘッド先端の剛性を維持しながらスロット内部の調節幅を大きく確保することができる。
また、押引部材が凹部の底部を押圧又は引張することによって、他方のヘッド部材における凹部の底部とは反対側に位置する内側面を一方のヘッド部材の内側面に突出する側に向かって膨張させ、又は一方のヘッド部材の内側面から後退する側に凹ませることができる。
回転移動部材を回転させると、該回転移動部材は、第1ネジ部のピッチに応じて押引部材に対して軸線方向に相対移動するとともに、第2ネジ部のピッチに応じて他方のヘッド部材に対して軸線方向に相対移動する。
ここで、例えば第1ネジ部のピッチの方が第2ネジ部のピッチに比べて小さく設定されている場合、これら第1ネジ部と第2ネジ部とのピッチの差分だけ押引部材が他方のヘッド部材に対して軸線方向に移動することになる。このような押引部材の移動によって、該押引部材が凹部の底部を軸線方向に押圧又は引張することができる。
即ち、回転移動部材の回転による移動量に対して押引部材の移動量を小さくすることができるため、該押引部材による凹部の底部の押圧又は引張の微調整を行なうことが可能となる。
さらに、前記押引機構が、前記長手方向に移動可能とされているので、使用状況によってスロットの幅が経時的に変化しやすい長手方向位置に押引機構を配設することが可能となり、より精密な流量調整を行なうことができる。
この塗布工具においては、第1スライド部材及び第2スライド部材を長手方向に移動させることで、押引機構を任意の長手方向に配設することができる。そして、この状態で回転移動部材を回転させると、上記同様押引部材が軸線方向に移動することで第1スライド部材を介して底部を押圧又は引張することができる。これにより、任意の長手方向位置における底部の押圧又は引張の微調整を行なうことが可能となる。
また、本発明に係る塗布工具においては、前記内部流量調整機構の前記押引機構が、前記長手方向に複数点在していてもよい。
この場合、塗布ヘッドの長手方向において任意に流量を調整することができるため、より精密な流量調整を行なうことができる。
本発明に係る塗布工具によれば、塗布ヘッド先端の剛性を維持しながらスロット内部の調節幅を大きく確保することができる。したがって、塗布液の粘度が高い場合であっても流量調整を的確に行なって膜厚の均一化を図ることが可能となる。
本発明の前提となる基本技術を有する参考例の塗布工具に使用される塗布ヘッドの側面図である。 図1に示す塗布ヘッドの長手方向に直交する断面図である。 図2における内部流量調整機構付近の拡大図である。 図1に示す塗布ヘッドにおいて、塗布液の流量調節時の長手方向に直交する断面図である。 本発明の実施形態の塗布工具に使用される塗布ヘッドの側面図である。 図5に示す塗布ヘッドの長手方向に直交する断面図である。 図6における内部流量調整機構付近の拡大図である。 図5に示す塗布ヘッドにおいて、塗布液の流量調節時の長手方向に直交する断面図である。
以下、本発明の前提となる基本技術を有する参考例について図面を参照しながら詳細に説明する。図1及び図2に、本参考例に係る塗布工具に備えられた塗布ヘッド1を示す。
この塗布ヘッド1は、長手方向(図1において左右方向)に延びる一対のヘッド部材10,20によって構成されている。なお、ヘッド部材10,20のうち少なくともヘッド部材20は、鋼材等の弾性変形可能な材質により形成されている。
一方のヘッド部材10は、他方のヘッド部材20側を向く内側面11のうちの先端側(図1および図2において上側)部分がスロット面11aとされ、後端側(図1および図2において下側)部分が当接面11bとされており、スロット面11aと当接面11bとの間には、前記長手方向に向けて延びる断面半円をなすポケット溝14が形成されている。
ここで、スロット面11aと当接面11bとは互いに平行に、かつ、スロット面11aが当接面11bよりも僅かに外方(他方のヘッド部材20から離間する方向)に後退した位置となるように配置されている。
また、一方のヘッド部材10には、当接面11bに開口するとともに当接面11bに対して直交する方向に延びるボルト孔15が、長手方向に一定間隔をあけて複数(本参考例では4つ)設けられている。
他方のヘッド部材20は、一方のヘッド部材10側を向く内側面21が一様に平坦に形成されており、一方のヘッド部材10のスロット面11aと対向する部分がスロット面21aとされ、一方のヘッド部材10の当接面11bと当接される部分が被当接面21bとされている。
また、他方のヘッド部材20には、被当接面21bに開口するとともに被当接面21bに対して直交する方向に延びて他方のヘッド部材20を貫通するボルト挿通孔24が、長手方向に一定間隔をあけて複数(本参考例では4つ)設けられている。このボルト挿通孔24のうち他方のヘッド部材20の外側面22に開口した部分には、前記ボルト挿通孔24よりも一段大径の座ぐり孔25が設けられている。
これら一対のヘッド部材10、20が互いに対向するように、かつ、一方のヘッド部材10の当接面11bと他方のヘッド部材20の被当接面21bとが互いに密着するようにして配置され、前記ボルト孔15の軸線とボルト挿通孔24の軸線とが一致させられる。
そして、ボルト挿通孔24に挿通された結合ボルト2がボルト孔15に螺着されることにより、これら一対のヘッド部材10、20が締結される。すると、一方のヘッド部材10のスロット面11aと他方のヘッド部材20のスロット面21aとの間には僅かな空隙が形成され、塗布ヘッド1の先端側に向けて開口されたスロット3が画成される。
さらに、ポケット溝14と他方のヘッド部材20の内側面21とによってポケット4が画成される。
これらスロット3およびポケット4は、ヘッド部材10、20の長手方向に延びるように画成されており、スロット3の後端部分がポケット4に連通されている。
また、上記スロット3は、一方のヘッド部材10のスロット面11aと他方のヘッド部材20のスロット面21aとが平行をなしていることにより、一定の幅でポケット4から先端側に向かって延びている。
また、ヘッド部材10、20の先端面13、23は、ヘッド部材10、20の長手方向に直交する断面において図2に示すように、外側面12、22から内側面11、21へと向かうにしたがい先端側に突出するように傾斜された傾斜面とされており、塗布ヘッド1は、前記長手方向に直交する断面において略五角形状をなしている。
なお、これらヘッド部材10,20の各先端面13,23と内側面11,21との境界には、先端側に向かって突出するとともに長手方向に延在する突出部13a,23aが形成されており、これら一対の突出部13a,23aとの間におけるスロット3の開口が吐出口5とされている。
そして、他方のヘッド部材20の外側面22には、この外側面22に直交する方向に向けて凹んだ凹部26が、長手方向に一定間隔をあけて複数(本参考例では4つ)設けられている。
詳しくは図3に示すように、凹部26は内側面21に直交する軸線Oを中心とした二段円形穴状をなしており、外側面22からヘッド部材20の厚み方向(図2における左右方向)の略中央まで窪んだ第1凹部27と、該第1凹部27の底部27a中央から一回り小さい径でさらに窪んだ第2凹部28とから構成されている。
第1凹部27の底部27aにおける第2凹部28の周囲には、軸線Oと平行な方向に延びるボルト孔27bが周方向に等間隔をあけて複数(本参考例では一つの第1凹部27に対して4つ)設けられている。
第2凹部28の底部28aは、スロット面21aにおけるポケット4に近接した部分の裏面側に位置している。この第2凹部28が設けられることによって、他方のヘッド部材20のスロット面21aにおけるポケット4に近接した部分の肉厚が薄くされている。即ち、底部28aとスロット面21aとは、ヘッド部材20における肉薄部20aを介して互いに反対側を向いて配置されている。
また、この第2凹部28の底部28a中央には、軸線Oを中心として外側面22側に向かって円柱状をなして延在するとともに先端にボルト固定孔29aが開口したボルト固定部29が形成されている。このボルト固定部29は第2凹部28内に収納されており、即ち、ボルト固定部29の先端は第1凹部27の底部27aよりも内側面21側に向かって後退して位置している。
なお、本参考例におけるスロット3においては、図2に示すように、第2凹部28の底部28aの裏面側に位置する部分が流量調整領域Aとされ、該流量調整領域Aから先端側に向かってスロット3の幅を一定として延在する部分が流量定常化領域Bとされている。上記流量調整領域Aはポケット4に近接した部分に位置しており、流量定常化領域Bはスロット3の延在方向にある程度の長さを有している。
参考例においては、上記各凹部26に、第2凹部28の底部28aを軸線Oに沿って押圧又は引張する押引機構30がそれぞれ設けられている。そして、この押引機構30と上記凹部26とによって、本参考例の内部流量調整機構60が構成されている。
押引機構30は、本参考例においては、押引部材31と、回転移動部材33と、結合ボルト39を介して他方のヘッド部材20に固定される蓋部材36とを備えている。
押引部材31は、その外周面全域にわたって第1雄ねじ32が形成されたボルト状の部材であって、一端側が上記ボルト固定部29のボルト固定孔29aに螺合している。これにより、押引部材31は、軸線Oに沿って外側面22側に延在するようにボルト固定部29に固定されている。なお、このように押引部材31が固定された状態においては、該押引部材31の他端側は凹部26のうち第1凹部27内まで延在している。
回転移動部材33は、略円筒状をなす部材であって、その内周面には上記押引部材31の第1雄ねじ32に螺合する第1雌ねじ34が形成されている。上記押引部材31の先端側を回転移動部材33の一端側から挿入して第1雄ねじ32を第1雌ねじ34に螺合することにより、回転移動部材33が押引部材31に対して回転可能に取り付けられている。
これによって、回転移動部材33を押引部材31に対して回転させると、これら回転移動部材33と押引部材31とが軸線Oに沿って相対移動することになる。
また、回転移動部材33の内周面の他端側開口には、六角形状をなすレンチ嵌合孔33aが形成されている。
さらに、回転移動部材33の外周面には、内周面に形成された第1雌ねじ34と同軸に延びる第2雄ねじ35が形成されている。
蓋部材36は円盤状をなす部材であって、その厚みは凹部26における第1凹部27の深さと略同一とされている。この蓋部材36の中央には厚み方向に貫通する貫通孔36aが穿設されており、該貫通孔36aの内壁面には回転移動部材33の第2雄ねじ35が螺合する第2雌ねじ37が形成されている。さらに蓋部材36の貫通孔36aの周囲には、周方向に等間隔をあけて厚み方向に貫通するボルト挿通孔38が複数(本参考例においては一つの第1凹部27に対して4つ)設けられている。
この蓋部材36は、貫通孔36aに形成された第2雌ねじ37を回転移動部材33の第2雄ねじ35に螺合させるとともに、第1凹部27の底部27aに設けられたボルト孔27bと蓋部材36のボルト挿通孔38との軸線を一致させた状態で、凹部26における第1凹部27内に収納される。
そして、ボルト挿通孔38に挿通された結合ボルト39がボルト孔27bに螺着されることにより、蓋部材36が他方のヘッド部材20に強固に固定される。これにより、回転移動部材33を回転させようとすると、当該回転移動部材33は蓋部材36に対して、即ち、他方のヘッド部材20に対して相対回転する。この際、第2雄ねじ35及び第2雌ねじ37のピッチに応じて回転移動部材33がヘッド部材20に対して軸線Oに沿って相対移動することになる。
ここで、本参考例においては、上記第1雄ねじ32と第1雌ねじ34とによって第1ネジ部40が構成されており、第2雄ねじ35及び第2雌ねじ37とによって第2ネジ部50が構成されている。また、第1ネジ部40のピッチの方が第2ネジ部50のピッチに比べて小さく設定されている。
このような構成の押引機構30によって第2凹部28の底部28aを押圧又は引張する際には、回転移動部材33のレンチ嵌合孔33aに六角レンチを嵌合させて、該回転移動部材33を回転させる。すると、回転移動部材33は、第1ネジ部40のピッチに応じて押引部材31に対して軸線O方向に相対移動するとともに、第2ネジ部50のピッチに応じて蓋部材36、即ち、他方のヘッド部材20に対して軸線O方向に相対移動する。
ここで、本参考例においては、第1ネジ部40のピッチの方が第2ネジ部50のピッチに比べて小さく設定されているため、これら第1ネジ部40と第2ネジ部50のピッチの差分だけ押引部材31が他方のヘッド部材20に対して軸線O方向に移動することになる。このような押引部材31の移動によって、該押引部材31が固定された第2凹部28の底部28aが軸線O方向に押圧又は引張される。
このように第2凹部28の底部28aが押圧又は引張されると、図4に示すように、肉薄部20aが弾性変形し、他方のヘッド部材20のスロット面21aにおける上記底部28aの裏面側の部分が弾性変形する。即ち、他方のヘッド部材20のスロット面21aが一方のヘッド部材10のスロット面11aに突出する側に膨張し、又は、一方のヘッド部材10のスロット面11aから後退する側に凹むことになり、これによって流量調整領域Aにおけるスロット3の幅が調整される。
このような構成の塗布ヘッド1を備えた塗布工具は、塗布装置に取り付けられて塗布作業に使用される。塗布作業においては、塗布装置から図示しない供給口を通じて塗布ヘッド1内に塗布液が供給され、塗布液はポケット4に充満することで塗布ヘッド1の長手方向に広がり、ポケット4に連通されたスロット3を通過して塗布ヘッド1の先端、つまり吐出口5から吐出され、この塗布ヘッド1に対して相対的に移動する被塗布部材の表面に塗布される。
参考例の塗布工具によれば、ヘッド部材10,20の先端における吐出口5の幅を調整するのではなく、他方のヘッド部材20における内側面21の一部を膨張させ又は凹ませることで、スロット3内部の幅を局所的に調節して塗布液の流量を調整する構成のため、突出部13a,23aの剛性を維持しながらスロット3内部の調節幅を大きく確保することができる。
即ち、例えば二次電池の塗布に使用される粘度の高い塗布液(例えば数千cps)を用いる場合には、粘度が低い塗布液(例えば数十cps)を使用する場合に比べてスロット3の調整幅を大きくしなければ流量を適切に調整することができない。また、このように塗布液の粘度が大きい場合、スロット3内を流通する塗布液の内部圧力が大きくなるためヘッド部材10,20の剛性を高くする必要がある。したがって、単純にヘッド部材10,20の剛性を小さくして変形を容易にすることでスロット3の調整幅を大きくする構成では、粘度の高い塗布液の流量調整を適切に行なうことができない。
この点、本参考例においては、スロット3の内部において内側面21の一部を膨張又は凹ませて当該スロット3の幅の調整を行なう構成のため、剛性を維持しながらスロット3内部の調節幅を大きく確保することができる。したがって、塗布液の粘度が高い場合であっても流量調整を的確に行なって膜厚の均一化を図ることが可能となる。
ここで、例えばスロット3の先端部、即ち、吐出口5におけるスロット3の幅を調整して塗布液の吐出量を調整する構成の場合、スロット3の内部を流通してきた塗布液が吐出される直前にて流れの向きが変えられるため、当該塗布液は流れが乱れた状態で被塗布部材の表面に塗布される。この際、塗布液の流れの乱れが大きいと、膜厚の均一化が妨げられてしまう。
この点、本参考例においては、ポケット4からスロット3内に流れ込む塗布液は、スロット3内部である流量調整領域Aにおいて流量が調整され、その後、流量定常化領域Bを通過することで吐出口5から被塗布部材に吐出される。したがって、流量調整領域Aにおいて塗布液の流れが乱れて乱流状態となった場合であっても、互いに平行なスロット面11a,21aから構成される流量定常化領域Bを通過することで、吐出口5に到達する前に層流状態へと遷移する。これにより、流れが乱れた塗布液が被塗布部材に吐出されることはなく、膜厚をより均一なものとすることができる。
また、本参考例においては、前記内部流量調整機構60が塗布ヘッド1の長手方向に複数点在しているため、塗布ヘッド1の長手方向において任意に流量を調整することができ、より精密な流量調整を行なうことが可能となる。
さらに、本参考例においては、押引機構30において第1ネジ部40のピッチの方が第2ネジ部50のピッチに比べて小さく設定されており、回転移動部材33を回転させた際には、第1ネジ部40と第2ネジ部50とのピッチの差分だけ押引部材31が他方のヘッド部材20に対して軸線O方向に移動するため、回転移動部材33の回転による移動量に対して押引部材31の移動量を小さくすることができる。したがって、押引部材31による底部28aの押圧又は引張の微調整を行なうことが可能となり、より厳密に塗布液の流量調整を行なうことが可能となる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図5及び図6に、実施形態に係る塗布工具に備えられた塗布ヘッド100を示す。なお、この実施形態において前述の参考例と同様の構成要素には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
実施形態の塗布ヘッド100は、図5及び図6に示すように、前述の参考例と同様、長手方向(図5において左右方向)に延びる一対のヘッド部材10,20によって構成されており、これらヘッド部材10,20は、ヘッド部材10,20に設けられた複数(本実施形態においては7つ)のボルト孔15及びボルト挿通孔24に結合ボルト2が挿入、螺合されることで固定一体化されている。
の実施形態の他方のヘッド部材20には、図6に示すように、長手方向に直交する断面において略L字状をなす切欠部71が形成されており、該切欠部71における一方のヘッド部材10の反対側を向く面を外側面72としている。
そして、他方のヘッド部材20の外側面72には、この外側面72に直交する方向に向かって、即ち、一方のヘッド部材10側に向かって凹むとともに他方のヘッド部材20の長手方向全域にわたって延びる凹溝(凹部)76が形成されている。
この凹溝76は詳しくは図7に示すように、長手方向に直交する断面において、内側面21に直交する軸線Oを溝幅方向(図7における上下方向)の中心とした二段溝状をなしており、外側面72からヘッド部材20の厚み方向(図6における左右方向)に窪む第1凹溝77と、該第1凹溝77の底部77aの中央から一段小さい溝幅でさらに窪む第2凹溝78とから構成されている。
第2凹溝78の底部78aは、内側面21におけるポケット4に近接した部分の裏面側に位置している。この第2凹溝78が設けられることによって、他方のヘッド部材20のスロット面21aにおけるポケット4に近接した部分の肉厚が薄く形成されている。即ち、底部78aは内側面21と、ヘッド部材20における肉薄部20aを介して互いに反対側を向いて配置されている。
この第2凹溝78の底部78aは、ヘッド部材20の長手方向全域にわたって延びる一対のL字ガイド74,74からなる門型ガイド部73を備えている。上記L字ガイド74,74は、長手方向に直交する断面において軸線Oを第2凹溝78の溝幅方向から挟んで対向するように、即ち、軸線Oを対称軸とした線対称に設けられている。
これらL字ガイド74,74は、上記断面において、底部78aから外側面72側(図7における右側)に向かって延びる側壁部74a,74aと、これら側壁部74a,74aの外側面72側の端部から互いに近接する方向に向かって突出する張出部74b,74bとから構成される略L字状をなしている。このような断面視形状を有するL字ガイド74,74がヘッド部材20の長手方向全域にわたって延在することで、上記門型ガイド部73が構成されている。
また、本施形態においては、上記凹溝76内に、第2凹溝78の底部78aを軸線Oに沿って押圧又は引張する押引機構80が設けられている。そして、この押引機構80と上記凹溝76とによって、本実施形態の内部流量調整機構90が構成されている。
上記押引機構80は、第1スライド部材75と、押引部材31と、回転移動部材33と、第2スライド部材86と、蓋板88とを備えている。
第1スライド部材75は、上記門型ガイド部73における一対のL字ガイド74,74の側壁部74a,74aの間に収納されるようにして設けられている。この第1スライド部材75は、略直方体状をなしており、底部78a、側壁部74a,74aにおける互いに対向する面及び張出部74b,74bにおける底部78a側を向く面にそれぞれ当接可能に配置されるとともに、L字ガイド74,74の延在方向に沿って摺動可能とされている。即ち、第1スライド部材75は、長手方向にスライド移動可能に底部78aに設けられている。
押引部材31は、その一端側が、上記門型ガイド部73の一対のL字ガイド74,74における張出部74b,74b間を挿通して、第1スライド部材75に形成されたボルト固定孔75aに螺合している。これにより、押引部材31は、軸線Oに沿って延在し、第1スライド部材75に一体に固定されている。そして、押引部材31の先端側外周面に形成された第1雄ねじ32には、回転移動部材33の第1雌ねじ34が螺合しており、これにより、回転移動部材33は押引部材31に対して軸線O回りに回転可能とされている。
第2スライド部材86は、凹溝76における第1凹溝77内に、長手方向にスライド移動可能に収納されており、軸線O方向に貫通して上記回転移動部材33が収納される貫通孔86aを備えている。この貫通孔86aの内壁面には、該貫通孔86a内に挿入された回転移動部材33の第2雄ねじ35が螺合する第2雌ねじ87が形成されており、これによって、回転移動部材33が第2スライド部材86に対して軸線O回りに回転可能とされている。
ここで、本実施形態においては、前述の参考例と同様に上記第1雄ねじ32と第1雌ねじ34とによって第1ネジ部40が構成される一方、第2雄ねじ35と第2雌ねじ87とによって第2ネジ部50が構成されており、第1ネジ部40のピッチの方が第2ネジ部50のピッチに比べて小さく設定されている。
蓋板88は、図5〜図7に示すように、他方のヘッド部材20の外側面72全面にわたって配された板状の部材であって、長手方向に直交する断面視において軸線O方向に貫通するとともに該長手方向に沿って延在するレンチ挿入スリット89を備えている。このレンチ挿入スリット89の溝幅方向の寸法は、上記第2スライド部材86の同方向の寸法よりも小さく形成されている。これにより、蓋板88は、第2スライド部材86の貫通孔86aをレンチ挿入スリット89と連通状態としながらも、第2スライド部材86に外側面72側から当接して該第2スライド部材86を第1凹溝77内に保持している。
この蓋板88は、そのレンチ挿入スリット89の溝幅方向両側に、長手方向に等間隔を空けて形成された複数のボルト挿通孔88aを備えている。そして、当該ボルト挿通孔88aに挿入された結合ボルト88bが、ヘッド部材20の外側面72に形成されたボルト孔79に螺着されることで、蓋板88がヘッド部材20に対して一体に固定されている。
このような構成の押引機構80によって凹溝76の底部78aを押圧又は引張する際には、蓋板88のレンチ挿入スリット89から六角レンチを挿入して、該六角レンチを回転移動部材33のレンチ嵌合孔33aに嵌合させる。そして、この六角レンチにより回転移動部材33を回転させると、該回転移動部材33は第1ネジ部40のピッチに応じて押引部材31に対して軸線O方向に相対移動するとともに、第2ネジ部50のピッチに応じて蓋板88に対して、即ち、他方のヘッド部材20に対して軸線O方向に相対移動する。
この際、押引部材31を底部78a側に相対移動させると、この相対移動による押圧力が第1スライド部材75を介して底部78aに伝達され、これにより底部78aは軸線O方向に押圧される。一方、押引部材31を底部78aから離間する方向に相対移動させると、第1スライド部材75が門型ガイド部73のL字ガイド74,74における張出部74b,74bの底部78a側を向く面に当接して押圧することで、該L字ガイド74,74を底部78aから離間する方向に引っ張ることができる。これにより、L字ガイド74,74と一体とされた底部78aを軸線O方向に押圧又は引張することができる。
このように底部78aが押圧又は引張されると、図8に示すように、肉薄部20aが弾性変形し、他方のヘッド部材20のスロット面21aにおける上記底部78aの裏面側の部分が弾性変形する。即ち、前述の参考例と同様に、他方のヘッド部材20のスロット面21aが一方のヘッド部材10のスロット面11aに突出する側に膨張し、又は、一方のヘッド部材10のスロット面11aから後退する側に凹むことで、流量調整領域Aにおけるスロット3の幅が調整される。
ここで、本実施形態の塗布ヘッド100においては、押引機構80を長手方向に任意に移動させることができる。
即ち、六角レンチにより回転移動部材33を回転させることでその軸線O方向の位置を調節し、該回転移動部材33に押引部材31を介して連結された第1スライド部材75による底部78aの押引又は引張を解除すると、該第1スライド部材75は塗布ヘッド100の長手方向にスライド移動可能な状態となる。これによって、第2スライド部材86を塗布ヘッド100の長手方向に移動させると、該第2スライド部材86に対して回転移動部材33及び押引部材31を介して接続された第1スライド部材75も同様に長手方向に移動する。
そして、これら第1スライド部材75及び第2スライド部材86を任意の長手方向位置に配設した状態で、再び六角レンチにより回転移動部材33を回転させると、上記同様押引部材31が軸線O方向に移動することで第1スライド部材75を介して底部78aを押圧又は引張することができる。これによって、塗布ヘッド100の任意の長手方向位置における底部78aの押圧又は引張の微調整を行なうことが可能となる。
このように、実施形態の塗布ヘッド100においては、使用状況によってスロット3の幅が経時的に変化しやすい長手方向位置に押引機構80を配設することができるため、より精密な流量調整を行なうことが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば前述の参考例及び実施形態における押引機構30,80は、回転移動部材33を回転させることにより底部28a,78aを押圧又は引張する構成であったが、本発明の参考例ではこれに限定されることはなく、底部28a,78aを押圧又は引張可能であるならば他の構成であってもよい。
また本発明の参考例では、例えば油圧等により底部28a,78aを押圧のみ可能である構成であってもよい。これによっても、他方のヘッド部材20の内側面21を他方のヘッド部材10側に膨張させることができるため、塗布液の流量調整を容易に行なうことができる。
さらに、前述の参考例及び実施形態においては、第1ネジ部40のピッチの方が第2ネジ部50のピッチに比べて小さいピッチに設定されていたが、この逆、即ち、第2ネジ部50のピッチの方が第1ネジ部40のピッチよりも小さいピッチに設定されていてもよい。
この場合、回転移動部材33を、回転移動部材33の回転による移動量に対して押引部材31の移動量を大きくすることができる。したがって、僅かな作業でもって塗布液の流量を大きく調整することが可能となる。
また、前述の実施形態においては、単一の内部流量調整機構90を備えた場合について説明したが、該内部流量調整機構90、即ち、押引機構80が塗布ヘッド100の長手方向に複数点在した構成であってもよい。これによって、より一層精密な流量調整を行なうことができる。
1 塗布ヘッド
2 結合ボルト
3 スロット
4 ポケット
5 吐出口
10 ヘッド部材
11 内側面
11a スロット面
11b 当接面
12 外側面
14 ポケット溝
15 ボルト孔
20 ヘッド部材
20a 肉薄部
21 内側面
21a スロット面
21b 被当接面
22 外側面
24 ボルト挿通孔
25 座ぐり孔
26 凹部
27 第1凹部
27a 底部
27b ボルト孔
28 第2凹部
28a 底部
29 ボルト固定部
29a ボルト固定孔
30 押引機構
31 押引部材
32 第1雄ねじ
33 回転移動部材
33a レンチ嵌合孔
34 第1雌ねじ
35 第2雄ねじ
36 蓋部材
36a 貫通孔
37 第2雌ねじ
38 ボルト挿通孔
39 結合ボルト
40 第1ネジ部
50 第2ネジ部
60 内部流量調整機構
72 外側面
73 門型ガイド部
74 L字ガイド
75 第1スライド部材
75a ボルト固定孔
76 凹溝(凹部)
77 第1凹溝
77a 底部
78 第2凹溝
78a 底部
79 ボルト孔
80 押引機構
86 第2スライド部材
86a 貫通孔
87 第2雌ねじ
88 蓋板
88a ボルト挿通孔
88b 結合ボルト
89 レンチ挿入スリット
90 内部流量調整機構
100 塗布ヘッド

Claims (2)

  1. 複数のヘッド部材から構成された塗布ヘッドを有し、前記複数のヘッド部材における互いに対向する一対の内側面同士の間に、前記塗布ヘッドの先端に開口して前記塗布ヘッドの長手方向に延びる溝状のスロットが画成され、塗布液が前記スロット内を流通して前記塗布ヘッドの先端から吐出される塗布工具であって、
    一方の前記内側面側に突出する側に向かって他方の前記内側面の一部を弾性変形させて膨らませ、又は/及び、一方の前記内側面から後退する側に他方の前記内側面の一部を弾性変形させて凹ませて、前記スロット内の前記塗布液の流量を調整する内部流量調整機構を備え
    前記内部流量調整機構が、
    他方の前記ヘッド部材における前記内側面とは反対側の外側面に形成された凹部と、
    該凹部の底部を押圧又は引張する押引機構とを備え、
    前記押引機構が、前記長手方向に移動可能とされており、
    前記押引機構が、
    前記長手方向にスライド移動可能に、前記底部に設けられた第1スライド部材と、
    前記長手方向にスライド移動可能に、前記他方のヘッド部材に設けられた第2スライド部材と、
    前記底部を押圧又は引張する方向に沿って延び、一端が前記第1スライド部材に固定された押引部材と、
    円筒状をなして、内周面が第1ネジ部を介して前記押引部材に回転可能に取り付けられ、外周面が第2ネジ部を介して前記第2スライド部材に回転可能に取り付けられる回転移動部材とを備え、
    前記第1ネジ部のピッチが前記第2ネジ部のピッチと異なるピッチに設定され、
    前記他方のヘッド部材に、前記第2スライド部材に対して前記底部とは反対側から当接する蓋板が設けられることを特徴とする塗布工具。
  2. 前記内部流量調整機構の前記押引機構が、前記長手方向に複数点在していることを特徴とする請求項1に記載の塗布工具。
JP2010077437A 2009-08-20 2010-03-30 塗布工具 Expired - Fee Related JP5732736B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010077437A JP5732736B2 (ja) 2009-08-20 2010-03-30 塗布工具
KR1020100078575A KR101549273B1 (ko) 2009-08-20 2010-08-16 도포 공구
US12/860,348 US8631760B2 (en) 2009-08-20 2010-08-20 Coating tool

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009191113 2009-08-20
JP2009191113 2009-08-20
JP2010077437A JP5732736B2 (ja) 2009-08-20 2010-03-30 塗布工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011062684A JP2011062684A (ja) 2011-03-31
JP5732736B2 true JP5732736B2 (ja) 2015-06-10

Family

ID=43604264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010077437A Expired - Fee Related JP5732736B2 (ja) 2009-08-20 2010-03-30 塗布工具

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8631760B2 (ja)
JP (1) JP5732736B2 (ja)
KR (1) KR101549273B1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101252957B1 (ko) 2010-12-13 2013-04-15 삼성에스디아이 주식회사 코팅장치 및 이를 이용한 코팅 방법
KR101308251B1 (ko) * 2011-03-18 2013-09-13 삼성에스디아이 주식회사 슬롯 다이
JP5880151B2 (ja) * 2012-03-07 2016-03-08 三菱マテリアル株式会社 塗布工具
JP6144514B2 (ja) 2013-03-27 2017-06-07 株式会社Screenホールディングス スリットノズル、基板処理装置およびスリットノズルの製造方法
JP6441557B2 (ja) * 2013-06-06 2018-12-19 日産自動車株式会社 ダイヘッド、および塗工物の製造方法
CN103785588B (zh) * 2014-01-23 2017-02-01 青岛喜乐途轮胎科技有限公司 一种喷胶机调压阀
WO2017139219A1 (en) * 2016-02-12 2017-08-17 3M Innovative Properties Company Slot die with actively controlled coating width

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3884611A (en) * 1973-10-24 1975-05-20 Leesona Corp Extrusion die
JP2780016B2 (ja) * 1995-02-10 1998-07-23 井上金属工業株式会社 塗工装置
JPH09131561A (ja) * 1995-11-09 1997-05-20 Toray Ind Inc 塗布装置および塗布方法並びにカラーフィルタの製造装置および製造方法
JPH09225372A (ja) * 1996-02-20 1997-09-02 Chugai Ro Co Ltd ダイコータの塗布幅調整装置
DE29622365U1 (de) * 1996-12-23 1997-06-19 Voith Sulzer Papiermaschinen GmbH, 89522 Heidenheim Auftragswerk zum direkten oder indirekten Auftragen eines flüssigen oder pastösen Mediums auf eine laufende Materialbahn
JP3501159B1 (ja) 2003-04-23 2004-03-02 三菱マテリアル株式会社 塗布工具及び塗布装置
JP2005144409A (ja) * 2003-11-19 2005-06-09 Kasen Nozuru Seisakusho:Kk スリットコーターダイ
JP2008178790A (ja) * 2007-01-24 2008-08-07 Mitsubishi Materials Corp 超硬合金部材の取付構造およびtダイ

Also Published As

Publication number Publication date
US8631760B2 (en) 2014-01-21
KR20110019705A (ko) 2011-02-28
US20110041756A1 (en) 2011-02-24
KR101549273B1 (ko) 2015-09-01
JP2011062684A (ja) 2011-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5732736B2 (ja) 塗布工具
US20130236651A1 (en) Shim member, die coater, and method for producing coating film
US9387664B2 (en) Slit-type scraper device
TWI490417B (zh) 流體壓機器之連接裝置
CN104520014A (zh) 凹版吻式涂敷装置
US20080134966A1 (en) Width adjustable multi slot gun
JP6260793B2 (ja) 流体圧機器の接続装置
US10532481B2 (en) Punch tool system
JP2006289260A (ja) 塗布ヘッド
JP4775245B2 (ja) 塗布工具
JP6330414B2 (ja) 塗布ヘッド、塗布装置及び塗布方法
KR100583219B1 (ko) 도포 공구 및 도포 장치
JP2008212775A (ja) 塗布工具
JP5498826B2 (ja) コーティングダイ
EP1902787B1 (en) Apparatus for applying fluids such as adhesive, in particular hot melt adhesive
JP5338281B2 (ja) シリンジ
JP4492375B2 (ja) 塗布工具および塗布装置
KR20200000724U (ko) 점착제 보충기 구조
JP2005095831A (ja) スリットノズル
JPH0422856Y2 (ja)
JP2018034132A (ja) 塗布工具
JP3473621B1 (ja) 塗布工具及び塗布装置
JP2019171283A (ja) 塗布工具および塗布方法
KR20100028338A (ko) 오프셋 인쇄 장치
JP2008029918A (ja) 塗布ノズル及び塗布装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140722

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150317

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5732736

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees