JP5730236B2 - 統合冷却システム - Google Patents
統合冷却システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5730236B2 JP5730236B2 JP2012081039A JP2012081039A JP5730236B2 JP 5730236 B2 JP5730236 B2 JP 5730236B2 JP 2012081039 A JP2012081039 A JP 2012081039A JP 2012081039 A JP2012081039 A JP 2012081039A JP 5730236 B2 JP5730236 B2 JP 5730236B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling
- cooling medium
- side tank
- integrated
- cooling system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Description
この従来の統合冷却システムは、自動車の電動モータなどエンジン以外の発熱体を冷却水で冷却する第1空冷熱交換器(サブ・ラジエータ)と、車両空調用の冷却媒体を冷却する第2空冷熱交換器(コンデンサ)と、を備えている。サブ・ラジエータの流出側タンク内に水冷熱交換器を配置し、サブ・ラジエータを循環する冷却水で空調機の冷却媒体を水冷した後にコンデンサへ流すようにしている。
請求項1に記載の統合冷却システムにおいて、
前記開放部を、リリーフバルブとした、
ことを特徴とする。
前記開放部を、脆弱部とした、
ことを特徴とする。
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の統合冷却システムにおいて、
第2熱交換器を、開放部より下方に配置した、
ことを特徴とする。
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の統合冷却システムにおいて、
開放部を、流出側タンクの、第1熱交換器幅方向の側面に設けた、
ことを特徴とする。
請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の統合冷却システムにおいて、
開放部から吐出された第1冷却媒体の外部への放出方向を変更するガイド部材を流出側タンクに取り付けた、
ことを特徴とする。
請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の統合冷却システムにおいて、
第1冷却回路が、第1冷却媒体である冷却水を流す強電系部品用冷却回路であり、第2冷却回路が、第2冷却媒体である空調用冷却媒体を流す空調用冷却回路である、
ことを特徴とする。
実施例1の統合冷却システムは、内燃機関と電気モータとを搭載し、いずれか一方および両方での駆動が可能なハイブリッド車に用いられる。
なお、強電系部品冷却回路ECは本発明の第1冷却回路に、また空調用冷却回路ACは、本発明の第2冷却回路にそれぞれ相当する。
これらの部品間を流れる冷却媒体としては、たとえばHFC-134a(化学式:CH2FCF3)を用いる。冷却媒体の流れ方向は、図1中、矢印で示してある。
なお、空冷コンデンサ1は、強電系部品冷却回路ECの一部をも構成する。また、冷却媒体HFC-134aは、本発明の第2冷却媒体に相当する。
ここで空気冷却された冷却媒体は、流路12を通ってエクスパンション・バルブ2へ流れる。
エバポレータ3から出た冷却媒体は、流路14を通ってコンプレッサ4の入口へ送り出される。
コンプレッサ4の出口から吐き出された冷却媒体は、流路15を通って水冷コンデンサ5の入口へ送られる。
水冷コンデンサ5から流出した冷却媒体は、流路16を通って空冷コンデンサ1へと戻される。
なお、水冷コンデンサ5は、本発明の第2熱交換器に相当する。
なお、サブ・ラジエータ6は本発明の第1熱交換器に、また冷却水は本発明の第1冷却媒体にそれぞれ相当する。
水冷コンデンサ5から流出した冷却水は、流路を通って強電系部品冷却部7へ送られる。
なお、脆弱部80は、本発明の開放部に相当する。
強電系部品を冷却することで温められた冷却水は、流路を通ってサブ・ラジエータ6へ送られる。
空調用冷却回路ACでは、冷却媒体は空冷コンデンサ1で空冷されて過冷却液の状態となって流路12を通ってエクスパンション・バルブ2に送られる。
エクスパンション・バルブ2では、過冷却液の状態の冷却媒体を低圧化して絞ることにより、低温かつ低圧の霧状の冷媒として気化しやすいようにする。このようにして気化された冷却媒体は、流路13を通ってエバポレータ3へ送られ、ここでエクスパンション・バルブ2を通過して減圧膨張した低温低圧の冷却媒体を、送風機の空気流を受けて蒸発させ、低温になった冷却媒体で、送風ダクト内を車室へ向けて流れる空気流を冷却し、車室内を冷房する。
エバポレータ3で熱交換して温められた冷却媒体は、流路14を通ってコンプレッサ4に送られる。
冷却媒体は、水冷コンデンサ5を通過するとき、強電系部品冷却回路ECの冷却水と熱交換を行って冷却され、流路16を通って空冷コンデンサ1でさらに冷却されて流路12を通ってエクスパンション・バルブ2へ送られる。
このようにして、冷却媒体は、空調用冷却回路ACを循環する。
水冷コンデンサ5では、サブ・ラジエータ6で冷却された低温の冷却水と、空調用冷却回路ACのコンプレッサ4から水冷コンデンサ5に流入してきた冷却媒体との間で熱交換が行われ、冷却媒体は冷却水で冷却された後、流路を通って強電系部品冷却部に送られる。
冷却水は、水冷コンデンサ5で若干温められるものの、強電部品を冷却するには十分低い温度であるので、強電系部品を冷却して流路を通ってサブ・ラジエータ6へ戻る。このようにして、冷却水は強電系部品冷却回路ECを循環する。
これに対し、万が一、空調用冷却回路ACの流出側タンク8内にある部分、すなわち水冷コンデンサ5やこの水冷コンデンサ5に接続された流入側および流出側パイプの流出側タンク8内にある部分が破損して冷却媒体が冷却水中に漏れると、冷却媒体が気化し始め強電系部品冷却回路EC内の内圧が高まって来る。
この内圧が所定圧になると、強電系部品冷却回路ECの一部を構成し、強度が一番弱い、流出側タンク8の脆弱部80を破断する。
また、冷却水は、流出側タンク8の脆弱部80の下端(そこから距離Lの位置にある)より下の部分は流出しないので、強電系部品冷却回路ECを機能させるのに最低限必要な量は確保される。これにより、空調用冷却回路ACが失陥しても、強電系部品用冷却回路ECの最低限の冷却機能は確保され、強電系部品を冷却し続ける。
本実施例の統合冷却システムにあっては、サブ・ラジエータ6の流出側タンク8内に水冷コンデンサ5を配置するとともに、強電系部品用冷却回路ECに必要な最低限以上の容量を確保可能な流出側タンク8の高さLに脆弱部80を設けた。
これにより、万が一、サブ・ラジエータ6の流出側タンク8内で強電系部品用冷却回路ECの冷却水に空調用冷却回路ACの冷却媒体が漏れて流れ込んで気化して流出側タンク8内の圧力が上昇したとしても、流出側タンク8の上方に設けた脆弱部80が破断して、漏れた冷却媒体を脆弱部80の下端より上にある冷却水とともに、外部へ放出する。
一方、水冷コンデンサ5が流出側短期8内に配置されているので、正常時にあっては、サブ・ラジエータ6のコア部6aで冷却されて流出側タンク8へ流入してきた冷却水で冷却媒体を冷却するので、その冷却効率を向上させることができる。
これにより、脆弱部80を通って外部へ放出される冷却水が他の補機類にかかって不具合を起こすのを避けることが可能となる。
なお、補機類の位置によってはこれを避けるため前後斜め方向に放出口91を向けることも可能である。
2 エクスパンション・バルブ
3 エバポレータ
4 コンプレッサ
5 水冷コンデンサ(第2熱交換器)
6 サブ・ラジエータ(第1熱交換器)
6a コア部
7 流入側タンク
8 流出側タンク
80 脆弱部(開放部)
81、90 ガイド部材
9 デガス・タンク
10a、10b パイプ
11 オーバーフロー・タンク
12〜16 流路
17 放出パイプ
Claims (7)
- 流入側タンクおよび流出側タンクの間のコア部で第1冷却媒体を冷却する第1熱交換器を有する第1冷却回路と、
前記流出側タンクの内部に配置されて前記第1冷却媒体で第2冷却媒体を冷却する第2熱交換器を有し、該第2熱交換器での前記第2冷却媒体の圧力が前記第1冷却媒体の圧力より高くなる第2冷却回路と、
を備え、
前記流出側タンクに所定圧以上で開放して該流出側タンクの内外を連通可能とし、流出側タンク内の第1冷却媒体の一部を流出側タンクの外部へ流出させる開放部を、流出側タンクの側面の上方位置に設け、
前記流出側タンクの底部内面から開放部下端までの距離を、開放部が開放して流出側タンク内の第1冷却媒体の一部が流出側タンクの外部へ流出したとき、前記底部内面から前記開放部下端までの容積内に、前記第1冷却回路に最低限必要な前記第1冷却媒体の量が確保される距離に設定した、
ことを特徴とする統合冷却システム。 - 請求項1に記載の統合冷却システムにおいて、
前記開放部は、リリーフバルブである、
ことを特徴とする統合冷却システム。 - 請求項1に記載の統合冷却システムにおいて、
前記開放部は、脆弱部である、
ことを特徴とする統合冷却システム。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の統合冷却システムにおいて、
第2熱交換器を、前記開放部より下方に配置した、
ことを特徴とする統合冷却システム。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の統合冷却システムにおいて、
前記開放部は、前記流出側タンクの前記第1熱交換器幅方向の側面に設けた、
ことを特徴とする統合冷却システム。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の統合冷却システムにおいて、
前記開放部から吐出された第1冷却媒体の外部への放出方向を変更するガイド部材を前記流出側タンクに取り付けた、
ことを特徴とする統合冷却システム。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の統合冷却システムにおいて、
前記第1冷却回路は、前記第1冷却媒体である冷却水を流す強電系部品用冷却回路であり、
前記第2冷却回路は、前記第2冷却媒体である空調用冷却媒体を流す空調用冷却回路である、
ことを特徴とする統合冷却システム。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012081039A JP5730236B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 統合冷却システム |
PCT/JP2013/055396 WO2013146071A1 (ja) | 2012-03-30 | 2013-02-28 | 統合冷却システム |
EP13768594.7A EP2835611A4 (en) | 2012-03-30 | 2013-02-28 | INTEGRATED COOLING SYSTEM |
US14/372,625 US20150020994A1 (en) | 2012-03-30 | 2013-02-28 | Integrated cooling system |
CN201380014909.6A CN104185770B (zh) | 2012-03-30 | 2013-02-28 | 综合冷却*** |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012081039A JP5730236B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 統合冷却システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013210151A JP2013210151A (ja) | 2013-10-10 |
JP5730236B2 true JP5730236B2 (ja) | 2015-06-03 |
Family
ID=49528132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012081039A Expired - Fee Related JP5730236B2 (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 統合冷却システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5730236B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018124017A (ja) * | 2017-02-01 | 2018-08-09 | 株式会社デンソー | 冷却システム |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4168745A (en) * | 1977-12-05 | 1979-09-25 | The American Equipment Systems Corporation | Heat exchanger |
US5379832A (en) * | 1992-02-18 | 1995-01-10 | Aqua Systems, Inc. | Shell and coil heat exchanger |
WO1994020806A1 (en) * | 1993-03-01 | 1994-09-15 | Robert Ellis Lees | A heat exchanger |
JP2001304790A (ja) * | 2000-04-20 | 2001-10-31 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 熱交換器 |
JP2001336770A (ja) * | 2000-05-31 | 2001-12-07 | Daikin Ind Ltd | 温調装置 |
JP2006145075A (ja) * | 2004-11-17 | 2006-06-08 | Sanden Corp | 車両用空調装置 |
JP4233529B2 (ja) * | 2005-01-21 | 2009-03-04 | カルソニックカンセイ株式会社 | 車両の冷却装置 |
SE530868C2 (sv) * | 2007-02-09 | 2008-09-30 | Volvo Lastvagnar Ab | Kylsystem |
JP2010127508A (ja) * | 2008-11-26 | 2010-06-10 | Calsonic Kansei Corp | 複合熱交換器 |
-
2012
- 2012-03-30 JP JP2012081039A patent/JP5730236B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013210151A (ja) | 2013-10-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10557660B2 (en) | Heat exchanger with a plurality of heat exchanging portions | |
US9925845B2 (en) | Heat exchange system | |
KR101318643B1 (ko) | 쿨링모듈 | |
JP5949522B2 (ja) | 温調装置 | |
EP2676096B1 (en) | Plate-type heat pump air conditioner heat exchanger for a unitary heat pump air conditioner | |
JP2005090862A (ja) | 冷却システム | |
JP7354580B2 (ja) | 冷却水回路 | |
KR20150079448A (ko) | 쿨링모듈 및 차량용 냉방시스템 | |
JP2008126720A (ja) | クーリングモジュール | |
WO2018047534A1 (ja) | 機器温調装置 | |
CN109477696B (zh) | 设备温度调节装置 | |
EP2530271A2 (en) | Combined heat exchanger system | |
US10919361B2 (en) | Cooling module for vehicle | |
KR102371426B1 (ko) | 쿨링 모듈 | |
KR20120058952A (ko) | 자동차용 프론트 엔드 모듈 | |
JP2014020675A (ja) | 電池温調用冷凍サイクル装置 | |
JP2012247120A (ja) | 複合熱交換器 | |
JP5730236B2 (ja) | 統合冷却システム | |
KR102439432B1 (ko) | 차량용 쿨링모듈 | |
WO2013146071A1 (ja) | 統合冷却システム | |
JP2011218936A (ja) | 車両用冷却装置 | |
KR102576259B1 (ko) | 전기자동차용 냉난방 시스템 | |
BR112015005690B1 (pt) | Aparelho de condicionamento de ar do tipo bomba de calor | |
KR20190051934A (ko) | 쿨링모듈 및 차량용 냉방시스템 | |
KR20120131716A (ko) | 자동차용 프론트 엔드 모듈 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140919 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141118 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150407 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150407 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5730236 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |