JP5720676B2 - 撮像レンズ - Google Patents

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Description

本発明は、CCD型イメージセンサあるいはCMOS型イメージセンサ等の固体撮像素子を用いた小型の撮像レンズに関する。
近年、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサあるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等の固体撮像素子を用いた撮像装置の高性能化、小型化に伴い、かかる撮像装置を備えた携帯電話や携帯情報端末が普及しつつある。また、これらの撮像装置に搭載される撮像レンズには、さらなる小型化、高性能化への要求が高まっている。このような用途の撮像レンズとしては、3枚あるいは4枚構成のレンズに比べ高性能化が可能であると言うことで、5枚構成の撮像レンズが提案されている。
この5枚構成の撮像レンズとして、物体側より順に正の屈折力を有する第1レンズ、負の屈折力を有する第2レンズ、正の屈折力を有する第3レンズ、負の屈折力を有する第4レンズ、負の屈折力を有する第5レンズで構成された撮像レンズが開示されている(例えば特許文献1)。
また、物体側より順に負の屈折力を有する第1レンズ、正の屈折力を有する第2レンズ、負の屈折力を有する第3レンズ、正の屈折力を有する第4レンズ、負の屈折力を有する第5レンズで構成された撮像レンズが開示されている(例えば特許文献2)。
しかしながら、上記特許文献1に記載の撮像レンズは、第1レンズから第3レンズで全系の屈折力のほとんどを担っており、第4レンズ及び第5レンズは屈折力の弱い像面補正レンズとしての効果しかない。したがって、特許文献1の撮像レンズは、収差補正が不十分であり、さらに、レンズ全長を短縮化すると性能の劣化による撮像素子の高画素化への対応が困難となるという問題がある。
また、上記特許文献2に記載の撮像レンズは、第1レンズと第2レンズとで構成される前群が球面系で構成されているため、球面収差やコマ収差の補正が不十分で良好な性能を確保できない。また、特許文献2の撮像レンズは、前群および第3レンズ以降の後群ともに正の屈折力を有する構成のため、光学系の主点位置が像側になってバックフォーカス(最後のレンズ面から像面までの距離)が長くなり、小型化には不利なタイプである。
特開2007−264180号公報 特開2007−279282号公報
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、小型でありながら、諸収差が良好に補正された、5枚構成の撮像レンズを提供することを目的とする。
ここで、小型の撮像レンズの尺度であるが、本発明では、以下の条件式(9)を満たすレベルの小型化を目指している。
L/2Y<1.00 … (9)
ただし、
L:撮像レンズ全系の最も物体側のレンズ面から像側焦点までの光軸上の距離
2Y:固体撮像素子の撮像面対角線長(固体撮像素子の矩形実効画素領域の対角線長)
ここで、像側焦点とは、撮像レンズに光軸と平行な平行光線が入射した場合の像点をいう。この範囲を満たすことで、撮像装置全体の小型軽量化が可能となる。
なお、撮像レンズの最も像側の面と像側焦点位置との間に、光学的ローパスフィルタ、赤外線カットフィルタ、または固体撮像素子パッケージのシールガラス等の平行平板が配置される場合には、平行平板部分は空気換算距離としたうえで上記Lの値を計算するものとする。
また、本発明は、より望ましくは、以下の条件式(9')
L/2Y<0.90 … (9')
の範囲となるような撮像レンズを対象としている。
上記課題を解決するため、本発明に係る撮像レンズは、固体撮像素子の光電変換部に被写体像を結像させるための撮像レンズであって、物体側より順に、正の屈折力を有し物体側に凸面を向けた第1レンズと、負の屈折力を有し像側に凹面を向けたメニスカス形状の第2レンズと、正の屈折力を有する第3レンズと、正の屈折力を有し像側に凸面を向けた第4レンズと、負の屈折力を有し像側に凹面を向けた第5レンズとを備える。ここで、第5レンズの像側面は、非球面形状であり、光軸との交点以外の位置に変曲点を有する。また、本発明の撮像レンズは、以下の条件式(1)、(2)及び(8)を満足する。
−0.68≦f5/f<−0.4 … (1)
0<d45/f<0.07 … (2)
0.17≦d9/f<0.25 … (8)
ただし、
f5:第5レンズの焦点距離
f:撮像レンズ全系の焦点距離
d45:第4レンズと第5レンズとの光軸上の空気間隔
d9:第5レンズの光軸上の厚み
上記撮像レンズは、物体側より順に、第1レンズ、第2レンズ、第3レンズ、及び第4レンズからなる正レンズ群と、負の第5レンズとを配置する、いわゆるテレフォトタイプのレンズ構成とすることができる。このようなレンズ構成は、撮像レンズ全長の小型化にとって有利である。さらに、5枚構成のうち2枚を負レンズとすることで、発散作用を有する面を多くしてペッツバール和の補正を容易とし、画面周辺部まで良好な結像性能を確保した撮像レンズを得ることが可能となる。さらに、第2レンズをメニスカス形状とすることで、撮像レンズ全系の合成主点位置をより物体側へ配置し、かつ、第2レンズの像側面を強い発散面とすることができ、コマ収差や歪曲収差を補正しやすくしている。最も像側に配置された第5レンズの像側面を非球面とすることで、画面周辺部での諸収差を良好に補正することができる。さらに、第5レンズの像側面を光軸との交点以外の位置に変曲点を有する非球面形状とすることで、像側光束のテレセントリック特性が確保しやすくなる。ここで、「変曲点」とは有効半径内でのレンズ断面形状の曲線において、非球面頂点の接平面が光軸と垂直な平面となるような非球面上の点のことである。
上記条件式(1)は、第5レンズの焦点距離を適切に設定するとともに、撮像レンズ全長の短縮と収差補正とを両立させるための条件式である。条件式(1)の値が下限を上回ることで、第5レンズの屈折力が強くなりすぎず、撮像レンズ全長を短縮することができるとともに収差補正に有利となる。一方、条件式(1)の値が上限を下回ることで、第5レンズの屈折力を適度に維持することができバックフォーカスが長くなりすぎない。
上記条件式(2)については、その値が下限を上回ることで、第4レンズと第5レンズとが接近しすぎるのを防ぐことができ、迷光等を防止するための遮光部材を挿入するスペース(空間)を確保することができる。一方、上記条件式(2)の値が上限を下回ることで、第5レンズをより物体側へ配置することができ、バックフォーカスの確保や軸上色収差の補正に有利となる。
条件式(8)は、第5レンズの光軸上の厚みを適切に設定するための条件式である。条件式(8)の値が下限を上回ることで、第5レンズの厚みが薄くなりすぎず、成形性を損なわなない。一方、条件式(8)の値が上限を下回ることで、第5レンズの厚みが厚くなりすぎず、バックフォーカスを確保しやすくなる。
また、本発明の具体的な態様又は側面では、上記撮像レンズにおいて、以下の条件式(3)を満足する。
0.10<f/f3<0.50 … (3)
ただし、
f:撮像レンズ全系の焦点距離
f3:第3レンズの焦点距離
この条件式(3)は、正レンズである第3レンズの焦点距離を適切に設定し、撮像レンズ全長の短縮と収差補正とを両立させるための条件式である。条件式(3)の値が下限を上回ることで、第3レンズの屈折力を適度に維持することができ、収差補正に有利となる。一方、条件式(3)の値が上限を下回ることで、第3レンズの屈折力が強くなりすぎず、撮像レンズ全長を短縮することができる。
本発明の別の側面では、以下の条件式(4)を満足する。
0.45<f34/f<0.70 … (4)
ただし、
f34:第3レンズと第4レンズの合成焦点距離
f:撮像レンズ全系の焦点距離
この条件式(4)は、上述の条件式(3)を満足する範囲で第3レンズと第4レンズの合成焦点距離とを適切に設定するための条件式である。条件式(4)の値が下限を上回ることで、第3レンズと第4レンズの合成焦点距離が短くなりすぎず、撮像レンズ全系の主点位置をより物体側へ配置することができるため、撮像レンズ全長を短縮することができる。また、第4レンズで発生するコマ収差や像面湾曲を小さく抑えることができる。一方、条件式(4)の値が上限を下回ることで、第3レンズと第4レンズの合成屈折力を適度に維持することができ、第2レンズで跳ね上げられた周辺光束をスムーズ(円滑)に第5レンズに導くことができるようになるため、像側テレセントリック特性が確保しやすくなる。
本発明のさらに別の側面では、以下の条件式(5)を満足する。
−2.5<f23/f<−1.3 … (5)
ただし、
f23:第2レンズと第3レンズの合成焦点距離
f:撮像レンズ全系の焦点距離
この条件式(5)は、第2レンズと第3レンズとの合成焦点距離を適切に設定するための条件式である。条件式(5)の値が上限を下回ることで、第2レンズと第3レンズとの負の合成焦点距離が必要以上に短くなりすぎず、撮像レンズ全系の主点位置をより物体側に配置することができ、撮像レンズ全長を短くすることができる。一方、条件式(5)の値が下限を上回ることで、第2レンズと第3レンズとの負の合成屈折力を適度に維持することができ、負の第2レンズと正の第3レンズとによって色収差補正を適切に行うことができる。
本発明のさらに別の側面では、撮像レンズの開口絞りが、第1レンズと第2レンズとの間に配置されている。この場合、第1レンズの物体側面を通過する周辺マージナル光線の屈折角が大きくなりすぎず、撮像レンズの小型化と良好な収差補正とを両立することができる。
本発明のさらに別の側面では、第2レンズの像側面が、非球面形状を有し、光軸から周辺に離れるに従って負の屈折力が弱くなる形状を持つ。この場合、周辺部で光線が過度に跳ね上げられることがなくなり、軸外諸収差を良好に補正した上で、周辺部での良好なテレセントリック特性を確保できる。
本発明のさらに別の側面では、以下の条件式(6)を満足する。
15<ν2<31 … (6)
ただし、
ν2:第2レンズのアッベ数
この条件式(6)は、第2レンズのアッベ数を適切に設定するための条件式である。条件式(6)の値が下限を上回ることで、第2レンズの分散を適度に大きくすることができ、第2レンズの屈折力を抑えつつ軸上色収差や倍率色収差などの色収差を良好に補正することができる。一方、条件式(6)の値が下限を上回ることで、入手しやすい材料で構成することができる。
本発明のさらに別の側面では、以下の条件式(7)を満足する。
1.60<n2<2.10 … (7)
ただし、
n2:第2レンズの屈折率
この条件式(7)は、撮像レンズ全系の色収差、像面湾曲を良好に補正するための条件式である。条件式(7)の値が下限を上回ることで、比較的分散の大きな第2レンズの屈折力を適度に維持することができ、色収差、像面湾曲を良好に補正することができる。一方、条件式(7)の値が上限を下回ることで、入手しやすい材料で構成することができる。
本発明のさらに別の側面では、撮像レンズは、全てプラスチック材料で形成されている。このように、全てのレンズをプラスチックレンズで構成することにより、曲率半径や外径の小さなレンズであっても安価な大量生産が可能となる。また、プラスチックレンズは、プレス温度を低くできることから、成形金型の損耗を抑えることができ、その結果、成形金型の交換回数やメンテナンス(保守)回数を減少させ、コスト低減を図ることができる。
本発明のさらに別の側面では、撮像レンズは、上述の撮像レンズにおいて、実質的にパワーを持たないレンズをさらに有する。つまり、上述の撮像レンズのレンズ構成に、実質的にパワーを持たないダミーレンズを付与した場合でも本発明の適用範囲内である。
本発明の一実施形態の撮像レンズであって、実施例1の撮像レンズの断面図である。 図2A〜図2Eは、実施例1の撮像レンズの収差図である。 実施例2の撮像レンズの断面図である。 図4A〜図4Eは、実施例2の撮像レンズの収差図である。 実施例3の撮像レンズの断面図である。 図6A〜図6Eは、実施例3の撮像レンズの収差図である。 実施例4の撮像レンズの断面図である。 図8A〜図8Eは、実施例4の撮像レンズの収差図である。 実施例5の撮像レンズの断面図である。 図10A〜図10Eは、実施例5の撮像レンズの収差図である。 実施例6の撮像レンズの断面図である。 図12A〜図12Eは、実施例6の撮像レンズの収差図である。
以下、図1等を参照して、本発明の一実施形態に係る撮像レンズについて説明する。なお、図1で例示した撮像レンズ10は、後述する実施例1の撮像レンズ11と同一の構成となっている。
図1に示すように、実施形態の撮像レンズ10は、固体撮像素子の光電変換部20に被写体像を結像させるためのものであって、物体側より順に、正の屈折力を有し物体側に凸面を向けた第1レンズL1と、負の屈折力を有し像側に凹面を向けたメニスカス形状の第2レンズL2と、正の屈折力を有する第3レンズL3と、正の屈折力を有し像側に凸面を向けた第4レンズL4と、負の屈折力を有し像側に凹面を向けた第5レンズL5とを備える。なお、第1レンズL1と第2レンズL2との間には、開口絞りSが配置されている。また、第5レンズL5の射出側すなわち像側には、平行平板Fと、固体撮像素子の光電変換部20とが配置されており、光電変換部20の撮像面I上には、撮像レンズ10による結像が行われる。
より具体的説明すると、第1レンズL1は、両凸の非球面レンズである。第2レンズL2は、入射側すなわち物体側が凸で像側が凹の非球面メニスカスレンズである。第3レンズL3は、近軸域において物体側が比較的低い凸で像側が僅かに凹の非球面メニスカスレンズである。第4レンズL4は、物体側が比較的浅い凹で像側が凸の非球面メニスカスレンズである。第5レンズL5は、近軸域において物体側が比較的浅い凹で像側が凹の非球面レンズである。この第5レンズL5の像側面S52は、光軸OAとの交点以外の位置に変曲点IPを有する。平行平板Fは、光学的ローパスフィルタや、IRカットフィルタ、光電変換部20のシールガラス等を想定したものである。
以上の撮像レンズ10は、いわゆるテレフォトタイプのレンズ構成となっており、撮像レンズ10全長の小型化にとって有利である。さらに、5枚構成のレンズL1〜L5のうち2枚のレンズL2,L5を負の屈折力とすることで、発散作用を有する面を多くしてペッツバール和の補正を容易とし、画面周辺部まで良好な結像性能を確保できる。さらに、第2レンズL2をメニスカス形状とすることで、撮像レンズ10の合成主点位置をより物体側へ配置し、かつ、第2レンズL2の像側面S22を強い発散面とすることができ、コマ収差や歪曲収差を効果的に補正している。また、第5レンズL5の像側面S52を非球面とすることで、画面周辺部での諸収差を良好に補正することができ、この第5レンズL5の非球面の像側面S52を光軸OAとの交点以外の位置に変曲点IPを有するものとすることで、像側光束のテレセントリック特性が無理なく確保されている。
以上の撮像レンズ10は、以下の条件式(1)及び(2)を満足する。
−0.68≦f5/f<−0.4 … (1)
0<d45/f<0.07 … (2)
ただし、
f5:第5レンズL5の焦点距離
f:撮像レンズ全系の焦点距離
d45:第4レンズL4と第5レンズL5の光軸OA上の空気間隔
条件式(1)は、第5レンズL5の焦点距離f5を適切に設定し、撮像レンズ10全長の短縮と収差補正とを両立させるための条件式である。条件式(2)については、値d45/fが下限を上回ることで、第4レンズL4と第5レンズL5とが接近しすぎるのを防ぐことができ、迷光等を防止するための遮光部材を挿入するスペースを確保することができる。一方、値d45/fが上限を下回ることで、第5レンズL5をより物体側へ配置することができ、バックフォーカスの確保や軸上色収差の補正に有利となる。
撮像レンズ10は、より望ましくは、上記条件式(1)及び(2)をより制限した下式(1')及び(2')を満足するものとする。
−0.68≦f5/f<−0.45 … (1')
0.01<d45/f<0.06 … (2')

以上の撮像レンズ10は、さらに以下の条件式(3)を満足する。
0.10<f/f3<0.50 … (3)
ただし、
f3:第3レンズL3の焦点距離
この条件式(3)は、正レンズである第3レンズL3の焦点距離f3を適切に設定し、撮像レンズ10全長の短縮と収差補正を両立させるための条件式である。条件式(3)の値f/f3が下限を上回ることで、第3レンズL3の屈折力を適度に維持することができ、収差補正に有利となる。一方、条件式(3)の値f/f3が上限を下回ることで、第3レンズL3の屈折力が強くなりすぎず、撮像レンズ10全長を短縮することができる。
撮像レンズ10は、より望ましくは、上記条件式(3)をより制限した下式(3')を満足するものとする。
0.13<f/f3<0.47 … (3')
以上の撮像レンズ10は、さらに以下の条件式(4)を満足する。
0.45<f34/f<0.70 … (4)
ただし、
f34:第3レンズL3と第4レンズL4の合成焦点距離
この条件式(4)は、上述の条件式(3)を満足する範囲で第3レンズL3と第4レンズL4との合成焦点距離f34を適切に設定するための条件式である。条件式(4)の値f34/fが下限を上回ることで、第3レンズL3と第4レンズL4の合成焦点距離f34が短くなりすぎず、撮像レンズ10の合成主点位置をより物体側へ配置することができるため、撮像レンズ10全長を短縮することができる。また、第4レンズL4で発生するコマ収差や像面湾曲を小さく抑えることができる。一方、条件式(4)の値f34/fが上限を下回ることで、第3レンズL3と第4レンズL4の合成屈折力を適度に維持することができ、第2レンズL2で光軸OAから逸れるように跳ね上げられた周辺光束をスムーズに第5レンズL5に導くことができるようになるため、像側テレセントリック特性が無理なく確保される。
撮像レンズ10は、より望ましくは、上記条件式(4)をより制限した下式(4')を満足するものとする。
0.50<f34/f<0.67 … (4')
以上の撮像レンズ10は、さらに以下の条件式(5)を満足する。
−2.5<f23/f<−1.3 … (5)
ただし、
f23:第2レンズL2と第3レンズL3の合成焦点距離
この条件式(5)は、第2レンズL2と第3レンズL3との合成焦点距離f23を適切に設定するための条件式である。条件式(5)の値f23/fが上限を下回ることで、第2レンズL2と第3レンズL3との負の合成焦点距離f23が必要以上に短くなりすぎず、撮像レンズ10の合成主点位置をより物体側に配置することができ、撮像レンズ10全長を短くすることができる。一方、条件式(5)の値f23/fが下限を上回ることで、第2レンズL2と第3レンズL3との負の合成屈折力を適度に維持することができ、負の第2レンズL2と正の第3レンズL3とによって色収差補正を適切に行うことができる。
撮像レンズ10は、より望ましくは、上記条件式(5)をより制限した下式(5')を満足するものとする。
−2.3<f23/f<−1.5 … (5')
撮像レンズ10の開口絞りSは、第1レンズL1と第2レンズL2との間に配置されている。この場合、第1レンズL1の物体側面S12を通過する周辺マージナル光線の屈折角が大きくなりすぎず、撮像レンズ10の小型化と良好な収差補正とを両立することができる。
以上の撮像レンズ10において、第2レンズL2の像側面S22は、非球面形状を有し、光軸OAから周辺に離れるに従って負の屈折力が弱くなる形状を有する。この場合、周辺部で光線が光軸OAから大きく逸れて過度に跳ね上げられることがなくなり、軸外諸収差を良好に補正した上で、周辺部での良好なテレセントリック特性を確保できる。
以上の撮像レンズ10は、さらに以下の条件式(6)を満足する。
15<ν2<31 … (6)
ただし、
ν2:第2レンズL2のアッベ数
この条件式(6)は、第2レンズL2のアッベ数ν2を適切に設定するためのものである。条件式(6)のアッベ数ν2が下限を上回ることで、第2レンズL2の分散を適度に大きくすることができ、第2レンズL2の屈折力を抑えつつ軸上色収差や倍率色収差などの色収差を良好に補正することができる。一方、条件式(6)のアッベ数ν2が上限を下回ることで、入手しやすい材料で構成することができる。
撮像レンズ10は、より望ましくは、上記条件式(6)をより制限した下式(6')を満足するものとする。
15<ν2<24 … (6')
以上の撮像レンズ10は、さらに以下の条件式(7)を満足する。
1.60<n2<2.10 … (7)
ただし、
n2:第2レンズL2の屈折率
この条件式(7)は、撮像レンズ10全系の色収差、像面湾曲を良好に補正するためのものである。条件式(7)の屈折率n2が下限を上回ることで、比較的分散の大きな第2レンズL2の屈折力を適度に維持することができ、色収差、像面湾曲を良好に補正することができる。一方、条件式(7)の屈折率n2が上限を下回ることで、入手しやすい材料で構成することができる。
撮像レンズ10は、より望ましくは、上記条件式(7)をより制限した下式(7')を満足するものとする。
1.63<n2<2.00 … (7')
以上の撮像レンズ10は、さらに以下の条件式(8)を満足する。
0.17≦d9/f<0.25 … (8)
ただし、
d9:第5レンズL5の光軸OA上の厚み
この条件式(8)は、第5レンズの光軸OA上の厚みを適切に設定するためのものである。条件式(8)の値d9/fが下限を上回ることで、第5レンズL5の厚みd9が薄くなりすぎず、成形性を損なわなない。一方、条件式(8)の値d9/fが上限を下回ることで、第5レンズL5の厚みd9が厚くなりすぎず、バックフォーカスを確保しやすくなる。
以上の撮像レンズ10を構成する5枚のレンズL1〜L5は、全てプラスチック材料で形成されている。この場合、曲率半径や外径の小さなレンズL1〜L5であっても安価な大量生産が可能となる。また、プラスチックレンズは、プレス温度を低くできることから、成形金型の損耗を抑えることができ、その結果、成形金型の交換回数やメンテナンス回数を減少させ、コスト低減を図ることができる。
以下、本発明の撮像レンズ10の具体的な実施例について説明する。各実施例に使用する記号は下記の通りである。
f :撮像レンズ全系の焦点距離
fB :バックフォーカス
F :Fナンバー
2Y :固体撮像素子の撮像面対角線長
ENTP:入射瞳位置(第1面から入射瞳位置までの距離)
EXTP:射出瞳位置(撮像面から射出瞳位置までの距離)
H1 :前側主点位置(第1面から前側主点位置までの距離)
H2 :後側主点位置(最終面から後側主点位置までの距離)
R :曲率半径
D :軸上面間隔
Nd :レンズ材料のd線に対する屈折率
νd :レンズ材料のアッベ数
各実施例において、各面番号の後に「*」が記載されている面が非球面形状を有する面であり、非球面の形状は、面の頂点を原点とし、光軸OA方向にX軸をとり、光軸OAと垂直方向の高さをhとして以下の「数1」で表す。
Figure 0005720676
ただし、
:i次の非球面係数
R :曲率半径
K :円錐定数
(実施例1)
実施例1の全体諸元を以下に示す。
f=3.77mm
fB=0.3mm
F=2.22
2Y=5.744mm
ENTP=0.46mm
EXTP=−2.61mm
H1=−0.66mm
H2=−3.47mm
実施例1の面データを以下の表1に示す。
Figure 0005720676
なお、上記表1及びこれ以降(表の面データ等)において、10のべき乗数(例えば2.5×10−02)を、記号E(例えば2.5E−02)を用いて表すものとする。
実施例1の単レンズデータを以下の表2に示す。
Figure 0005720676
図1は、実施例1の撮像レンズ11の断面図でもある。つまり、撮像レンズ11は、第1レンズL1と、第2レンズL2と、第3レンズL3と、第4レンズL4と、第5レンズL5とを備える。全てのレンズL1〜L5は、プラスチック材料から形成されている。第1レンズL1と第2レンズL2との間には、開口絞りSが配置され、第5レンズL5と撮像面Iとの間には、平行平板Fが配置されている。
図2(A)〜図2(C)は、実施例1の撮像レンズ11の収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)を示し、図2(D)及び図2(E)は、実施例1の撮像レンズ11のメリディオナルコマ収差を示している。
(実施例2)
実施例2の全体諸元を以下に示す。
f=3.77mm
fB=0.32mm
F=2.22
2Y=5.744mm
ENTP=0.43mm
EXTP=−2.66mm
H1=−0.58mm
H2=−3.45mm
実施例2の面データを以下の表3に示す。
Figure 0005720676
実施例2の単レンズデータを以下の表4に示す。
Figure 0005720676
図3は、実施例2の撮像レンズ12の断面図である。撮像レンズ12は、第1レンズL1と、第2レンズL2と、第3レンズL3と、第4レンズL4と、第5レンズL5とを備える。第1レンズL1と第2レンズL2との間には、開口絞りSが配置され、第5レンズL5と撮像面Iとの間には、平行平板Fが配置されている。
図4(A)〜図4(C)は、実施例2の撮像レンズ12の収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)を示し、図4(D)及び図4(E)は、実施例2の撮像レンズ12のメリディオナルコマ収差を示している。
(実施例3)
実施例3の全体諸元を以下に示す。
f=3.74mm
fB=0.29mm
F=2.26
2Y=5.710mm
ENTP=0.48mm
EXTP=−2.59mm
H1=−0.63mm
H2=−3.45mm
実施例3の面データを以下の表5に示す。
Figure 0005720676
実施例3の単レンズデータを以下の表6に示す。
Figure 0005720676
図5は、実施例3の撮像レンズ13の断面図である。撮像レンズ13は、第1レンズL1と、第2レンズL2と、第3レンズL3と、第4レンズL4と、第5レンズL5とを備える。第1レンズL1と第2レンズL2との間には、開口絞りSが配置され、第5レンズL5と撮像面Iとの間には、平行平板Fが配置されている。
図6(A)〜図6(C)は、実施例3の撮像レンズ13の収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)を示し、図6(D)及び図6(E)は、実施例3の撮像レンズ13のメリディオナルコマ収差を示している。
(実施例4)
実施例4の全体諸元を以下に示す。なお、実施例4は本発明に属さない実施例である。
f=3.77mm
fB=0.28mm
F=2.22
2Y=5.744mm
ENTP=0.46mm
EXTP=−2.62mm
H1=−0.66mm
H2=−3.49mm
実施例4の面データを以下の表7に示す。
Figure 0005720676
実施例4の単レンズデータを以下の表8に示す。
Figure 0005720676
図7は、実施例4の撮像レンズ14の断面図である。撮像レンズ14は、第1レンズL1と、第2レンズL2と、第3レンズL3と、第4レンズL4と、第5レンズL5とを備える。第1レンズL1と第2レンズL2との間には、開口絞りSが配置され、第5レンズL5と撮像面Iとの間には、平行平板Fが配置されている。
図8(A)〜図8(C)は、実施例4の撮像レンズ14の収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)を示し、図8(D)及び図8(E)は、実施例4の撮像レンズ14のメリディオナルコマ収差を示している。
(実施例5)
実施例5の全体諸元を以下に示す。
f=3.77mm
fB=0.3mm
F=2.22
2Y=5.744mm
ENTP=0.48mm
EXTP=−2.65mm
H1=−0.57mm
H2=−3.47mm
実施例5の面データを以下の表9に示す。
Figure 0005720676
実施例5の単レンズデータを以下の表10に示す。
Figure 0005720676
図9は、実施例5の撮像レンズ15の断面図である。撮像レンズ15は、第1レンズL1と、第2レンズL2と、第3レンズL3と、第4レンズL4と、第5レンズL5とを備える。第1レンズL1と第2レンズL2との間には、開口絞りSが配置され、第5レンズL5と撮像面Iとの間には、平行平板Fが配置されている。
図10(A)〜図10(C)は、実施例5の撮像レンズ15の収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)を示し、図10(D)及び図10(E)は、実施例5の撮像レンズ15のメリディオナルコマ収差を示している。
(実施例6)
実施例6の全体諸元を以下に示す。なお、実施例6は本発明に属さない実施例である。
f=3.77mm
fB=0.29mm
F=2.22
2Y=5.744mm
ENTP=0.49mm
EXTP=−2.55mm
H1=−0.76mm
H2=−3.49mm

実施例6の面データを以下の表11に示す。
Figure 0005720676
実施例6の単レンズデータを以下の表12に示す。
Figure 0005720676
図11は、実施例6の撮像レンズ16の断面図である。撮像レンズ16は、第1レンズL1と、第2レンズL2と、第3レンズL3と、第4レンズL4と、第5レンズL5とを備える。第1レンズL1と第2レンズL2との間には、開口絞りSが配置され、第5レンズL5と撮像面Iとの間には、平行平板Fが配置されている。
図12(A)〜図12(C)は、実施例6の撮像レンズ16の収差図(球面収差、非点収差、歪曲収差)を示し、図12(D)及び図12(E)は、実施例6の撮像レンズ16のメリディオナルコマ収差を示している。
以下の表13は、参考のため、各条件式(1)〜(9)に対応する各実施例1〜6の値をまとめたものである。
Figure 0005720676
以上のように、実施形態の撮像レンズ10又は各実施例1〜6の撮像レンズ11〜16において、レンズL1〜L5は、全てプラスチック材料で形成されている。ここで、プラスチック材料は、温度変化時の屈折率変化が大きいため、第1レンズL1から第5レンズL5までの全てをプラスチックレンズで構成すると、周囲温度が変化した際に、撮像レンズ10全系の像点位置が変動してしまう可能性が高まる。これに対し、最近では、プラスチック材料中に無機微粒子を混合させ、プラスチック材料の温度変化を小さくできることが分かってきた。詳細に説明すると、一般に透明なプラスチック材料に微粒子を混合させると、光の散乱が生じ透過率が低下するため、光学材料として使用することは困難であったが、微粒子の大きさを透過光束の波長より小さくすることにより、散乱が実質的に発生しないようにできる。プラスチック材料は、温度が上昇することにより屈折率が低下してしまうが、無機微粒子は温度が上昇すると屈折率が上昇する。そこで、これらの温度依存性を利用して互いに打ち消しあうように作用させることにより、屈折率変化がほとんど生じないようにすることができる。具体的には、母材となるプラスチック材料に最大長が20ナノメートル以下の無機微粒子を分散させることにより、屈折率の温度依存性のきわめて低いプラスチック材料となる。例えばアクリルに酸化ニオブ(Nb)の微粒子を分散させることで、温度変化による屈折率変化を小さくすることができる。本発明において、比較的屈折力の大きな正の第1レンズL1、または全てのレンズL1〜L5に、このような無機微粒子を分散させたプラスチック材料を用いることにより、撮像レンズ10全系の温度変化時の像点位置変動を小さく抑えることが可能となる。
また近年、撮像装置を低コスト(生産費)に且つ大量に実装する方法として、予め半田がポッティングされ又は盛られた基板に対し、IC(integrated circuit)チップその他の電子部品と光学素子とを載置したままリフロー処理(加熱処理)し、半田を溶融させることにより電子部品と光学素子とを基板に同時実装するという技術が提案されている。このようなリフロー処理を用いて実装を行うためには、電子部品とともに光学素子を約200〜260℃に加熱する必要がある。このような高温下では、熱可塑性樹脂を用いたレンズでは熱変形し或いは変色して、その光学性能が低下してしまうという問題点がある。このような問題を解決するための方法のひとつとして、耐熱性能に優れたガラスモールドレンズを使用し、小型化と高温環境での光学性能を両立する技術が提案されているしかし、ガラスモールドレンズは、熱可塑性樹脂を用いたレンズよりもコストが高いため、撮像装置の低コスト化の要求に応えられないという問題があった。そこで、撮像レンズの材料にエネルギー硬化性樹脂を使用することで、ポリカーボネイト系やポリオレフィン系のような熱可塑性樹脂を用いたレンズに比べ、高温に曝されたときの光学性能の低下が小さくリフロー処理に有効であり、かつガラスモールドレンズよりも製造しやすく安価となるようにした。これにより、撮像レンズを組み込んだ撮像装置の低コストと量産性を両立できる。なお、エネルギー硬化性樹脂とは、熱硬化性樹脂および紫外線硬化性樹脂のいずれをも指すものとする。本発明の撮像レンズ10を構成するレンズL1〜L5は、上記のようなエネルギー硬化性樹脂も用いて形成してもよい。
なお、上記実施形態において、固体撮像素子に設けた光電変換部20の撮像面Iに入射する光束の主光線入射角については、撮像面Iの周辺部において必ずしも十分小さい設計になっていない。しかし、最近の技術では、光電変換部20に設けた色フィルタやオンチップマイクロレンズアレイの配列の見直しによって、シェーディング(輝度むら)を軽減することができるようになってきた。具体的には、光電変換部20の撮像面Iの画素ピッチに対し、色フィルタやオンチップマイクロレンズアレイの配列のピッチをわずかに小さく設定すれば、撮像面Iの周辺部にいくほど各画素に対し色フィルタやオンチップマイクロレンズアレイが撮像レンズ10の光軸OA側ヘシフトするため、斜入射の光束を効率的に各画素の撮像面に導くことができる。これにより、光電変換部20で発生するシェーディングを小さく抑えることができる。上記実施例の撮像レンズ11〜16は、上述の要求が緩和された分について、より小型化を目指した設計例となっている。
また、上記実施形態において、上記実施例の撮像レンズ11〜16は、レンズL1〜L5の5枚のレンズで構成されているが、レンズL1〜L5の前後又は間に1つ以上の実質的にパワーを持たないレンズを追加することができる。

Claims (10)

  1. 固体撮像素子の光電変換部に被写体像を結像させるための撮像レンズであって、物体側より順に、
    正の屈折力を有し物体側に凸面を向けた第1レンズと、
    負の屈折力を有し像側に凹面を向けたメニスカス形状の第2レンズと、
    正の屈折力を有する第3レンズと、
    正の屈折力を有し像側に凸面を向けた第4レンズと、
    負の屈折力を有し像側に凹面を向けた第5レンズからなり、
    第5レンズの像側面は、非球面形状であり、光軸との交点以外の位置に変曲点を有し、
    以下の条件式を満足する、撮像レンズ。
    −0.68≦f5/f<−0.4 … (1)
    0<d45/f<0.07 … (2)
    0.17≦d9/f<0.25 … (8)
    ただし、
    f5:第5レンズの焦点距離
    f:撮像レンズ全系の焦点距離
    d45:第4レンズと第5レンズとの光軸上の空気間隔
    d9:第5レンズの光軸上の厚み
  2. 以下の条件式を満足する、請求項1に記載の撮像レンズ。
    0.10<f/f3<0.50 … (3)
    ただし、
    f:撮像レンズ全系の焦点距離
    f3:第3レンズの焦点距離
  3. 以下の条件式を満足することを特徴とする請求項2に記載の撮像レンズ。
    0.45<f34/f<0.70 … (4)
    ただし、
    f34:第3レンズと第4レンズの合成焦点距離
    f:撮像レンズ全系の焦点距離
  4. 以下の条件式を満足する、請求項1に記載の撮像レンズ。
    −2.5<f23/f<−1.3 … (5)
    ただし、
    f23:第2レンズと第3レンズの合成焦点距離
    f:撮像レンズ全系の焦点距離
  5. 前記撮像レンズの開口絞りは、前記第1レンズと前記第2レンズとの間に配置されている、請求項1に記載の撮像レンズ。
  6. 前記第2レンズの像側面は、非球面形状を有し、光軸から周辺に離れるに従って負の屈折力が弱くなる形状を有する、請求項1に記載の撮像レンズ。
  7. 以下の条件式を満足する、請求項1に記載の撮像レンズ。
    15<ν2<31 … (6)
    ただし、
    ν2:第2レンズのアッベ数
  8. 以下の条件式を満足する、請求項1に記載の撮像レンズ。
    1.60<n2<2.10 … (7)
    ただし、
    n2:第2レンズの屈折率
  9. 前記撮像レンズは、全てプラスチック材料で形成されている、請求項1に記載の撮像レンズ。
  10. 実質的にパワーを持たないレンズをさらに有する、請求項1に記載の撮像レンズ。
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