JP5717711B2 - 基板の基準画像作成方法、基板の欠陥検査方法、基板の基準画像作成装置、基板の欠陥検査ユニット、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 - Google Patents

基板の基準画像作成方法、基板の欠陥検査方法、基板の基準画像作成装置、基板の欠陥検査ユニット、プログラム及びコンピュータ記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、撮像された複数の基板画像に基づいて欠陥検査の際に基準となる基板の画像を作成する方法、作成された基板の基準画像に基づいて基板の欠陥検査を行なう方法、基板の基準画像を作成する装置、基板の欠陥検査ユニット、プログラム及びコンピュータ記憶媒体に関する。
例えば半導体デバイスの製造工程におけるフォトリソグラフィー工程では、ウェハ上にレジスト液を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布処理、レジスト膜を所定のパターンに露光する露光処理、露光されたレジスト膜を現像する現像処理などの一連の処理が順次行われ、ウェハ上に所定のレジストパターンが形成される。これらの一連の処理は、ウェハを処理する各種処理部やウェハを搬送する搬送機構などを搭載した基板処理システムである塗布現像処理システムで行われている。
塗布現像処理システムにおいて一連のフォトリソグラフィー処理が行われたウェハについては、ウェハ表面に所望のレジスト膜が形成されているか否か、あるいは、傷や異物の付着の有無について検査を行う、いわゆるマクロ欠陥検査が行われる。
このようなマクロ欠陥検査では、ウェハを載置している載置台を移動させながら当該載置台上のウェハに照明を照らし、例えばCCDラインセンサの撮像装置によりウェハの表面を撮像する。そして、当該撮像された画像を画像処理して、ウェハ表面の欠陥の有無を判定するようにしている(特許文献1)。
特開2009−216515号公報
上述のような欠陥検査においては、基準となるウェハ(基準ウェハ)の画像と検査対象となるウェハの画像とを比較することで、欠陥の有無の判定を行なう。
ところで、ウェハの欠陥検査においては、実際には欠陥ではないものの、撮像された基板の画像(基板画像)上で色むらなどが生じることにより、欠陥と判定される、いわゆる疑似欠陥が発生することがある。そのため、基準となるウェハの画像(基準画像)は、欠陥を有しないウェハの標準的な基板画像に、疑似欠陥と判定されうる色むらを有する基板画像を合成して作成されている。これにより、基準画像に色むらを有する基板画像の要素が取り込まれ、欠陥検査の際に当該色むらが欠陥と判定されることが防止できる。換言すれば、前記の色むらをフィルタリングすることで、疑似欠陥を避けるようにしている。
この基準画像の合成に用いられる各基板画像は、予め処理された複数のウェハの画像の中から、作業員により経験則などに基づいて複数選択される。かかる場合、作業員の熟練度により、作成される基準ウェハが異なることがありうる。そのため、基準画像を作成する作業員の熟練度により、欠陥検査の結果に差が生じてしまうことがあった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、適切な基板の基準画像を作成し、基板の欠陥検査を適正に行なうことを目的としている。
前記の目的を達成するため、本発明は、基板を撮像し、当該撮像された複数の基板画像に基づいて、欠陥検査の基準となる基板の画像を作成する方法であって、前記撮像された基板画像内の画素値の平面分布を、前記基板画像ごとにゼルニケ多項式を用いて複数の画素値分布成分にそれぞれ分解する成分分解工程と、ゼルニケ多項式により分解された前記各画素値分布成分のゼルニケ係数をそれぞれ算出するゼルニケ係数算出工程と、前記算出された各ゼルニケ係数から、同じ次数を有するゼルニケ係数ごとに(1)中央値(2)前記中央値から所定の値以上乖離した値、をそれぞれ抽出するゼルニケ係数抽出工程と、前記抽出された値を有する各基板画像を特定する画像特定工程と、当該特定された各基板画像を合成することで、欠陥検査の基準となる基板の画像を作成する画像作成工程と、を有することを特徴としている。
本発明によれば、ゼルニケ多項式を用いて基板画像内の画素値の平面分布を複数の画素値分布成分にそれぞれ分解し、その複数の画素値分布成分のゼルニケ係数をそれぞれ算出する。そして、算出された各ゼルニケ係数から、同じ次数を有するゼルニケ係数ごとに中央値及び前記中央値から所定の値以上乖離した値をそれぞれ抽出し、抽出された値を有する基板画像を特定する。
この場合、中央値を有する基板画像は平均的な画素値分布成分を有する基板画像である。また、中央値から所定の値以上乖離した値を有する基板画像は、なんらかの色むらを有する、疑似欠陥と判定される可能性のある基板画像である。そのため、これら特定した基板画像を合成することで、色むらに対するフィルタリングの機能を有する、適切な基板の基準画像を作成できる。その結果、基板の欠陥検査を適正に行なうことができる。また、例えば作業員の熟練度に左右されることなく適切な基準画像を作成できるので、基板の欠陥検査を安定的に行うことができる。
前記ゼルニケ係数抽出工程では、前記算出された各ゼルニケ係数を、同じ次数を有するゼルニケ係数ごとにグループ化し、前記ゼルニケ係数の各グループから前記の値の抽出を行ってもよい。
前記基板画像が複数の原色により構成されている場合は、前記ゼルニケ係数の算出及びグループ化を、さらに前記基板画像を構成する原色ごとに行い、前記原色のグループごとに前記算出されたゼルニケ係数の標準偏差を求め、前記ゼルニケ係数の次数ごとに、標準偏差の値が最も大きい原色を特定し、前記ゼルニケ係数抽出工程における値の抽出は、標準偏差が最も大きいと特定された原色のグループに属する値から行ってもよい。
前記ゼルニケ係数抽出工程において、第1項〜第4項のゼルニケ係数にかかるグループから値を抽出してもよい。
前記ゼルニケ係数の中央値から所定の値乖離したゼルニケ係数の値は、前記グループ化されたゼルニケ係数の最大値及び最小値であってもよい。また、前記ゼルニケ係数の中央値から所定の値乖離したゼルニケ係数の値は、前記グループ化されたゼルニケ係数の上位5%及び下位5%の範囲内の値であってもよい。
別の観点による本発明は、前記基板の基準画像作成方法を基板処理システムによって実行させるために、当該基板処理システムを制御する制御装置のコンピュータ上で動作するプログラムが提供される。
また別の観点による本発明は、前記プログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体が提供される。
別の観点による本発明は、前記基準画像作成方法により作成された基準画像を用いて基板の欠陥を検査する方法であって、被検査基板を撮像し、当該撮像された被検査基板の画像と、前記画像作成工程で作成された基準画像とを比較して欠陥の有無を判定することを特徴としている。
また、別の観点による本発明は、前記基板の欠陥検査方法を基板処理システムによって実行させるために、当該基板処理システムを制御する制御装置のコンピュータ上で動作するプログラムが提供される。
また別の観点による本発明は、前記プログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体が提供される。
さらに別の観点による本発明は、撮像装置で撮像された複数の基板画像に基づいて、欠陥検査の基準となる基板の画像を作成する装置であって、前記撮像された基板画像内の画素値の平面分布を、前記基板画像ごとにゼルニケ多項式を用いて複数の画素値分布成分にそれぞれ分解する成分分解部と、ゼルニケ多項式により分解された前記各画素値分布成分のゼルニケ係数をそれぞれ算出するゼルニケ係数算出部と、前記算出された各ゼルニケ係数から、同じ次数を有するゼルニケ係数ごとに(1)中央値(2)前記中央値から所定の値以上乖離した値、をそれぞれ抽出するゼルニケ係数抽出部と、前記抽出された値を有する各基板画像を特定する画像特定部と、当該特定された各基板画像を合成することで、欠陥検査の基準となる基板の画像を作成する画像作成部と、を有することを特徴としている。
前記ゼルニケ係数抽出部では、前記算出された各ゼルニケ係数を、同じ次数を有するゼルニケ係数ごとにグループ化し、前記ゼルニケ係数の各グループから前記の値の抽出を行ってもよい。
ゼルニケ係数グループ作成部は、前記ゼルニケ係数の算出及びグループ化を、前記基板画像を構成する原色ごとに行い、前記原色のグループごとに前記算出されたゼルニケ係数の標準偏差を求める標準偏差算出部と、前記ゼルニケ係数の次数ごとに、標準偏差の値が最も大きい原色を特定する原色特定部と、を更に有し、前記ゼルニケ係数抽出部における値の抽出は、標準偏差が最も大きいと特定された原色のグループに属する値から行ってもよい。
前記ゼルニケ係数抽出部において、第1項〜第4項のゼルニケ係数にかかるグループから値を抽出してもよい。
前記ゼルニケ係数の中央値から所定の値乖離したゼルニケ係数の値は、前記グループ化されたゼルニケ係数の最大値及び最小値であってもよい。また、前記ゼルニケ係数の中央値から所定の値乖離したゼルニケ係数の値は、前記グループ化されたゼルニケ係数の上位5%及び下位5%の範囲内の値であってもよい。
また別な観点による本発明は、前記基板の基準画像作成装置を備えた欠陥検査ユニットであって、被検査基板を撮像する撮像部と、前記撮像装置で撮像された被検査基板の画像と、前記画像作成部で作成された基準画像とを比較して欠陥の有無を判定する欠陥判定部を有することを特徴としている。
本発明によれば、適切な基板の基準画像を作成し、基板の欠陥検査を適正に行なうことができる。
本実施の形態にかかる基板処理システムの内部構成の概略を示す平面図である。 本実施の形態にかかる基板処理システムの内部構成の概略を示す側面図である。 本実施の形態にかかる基板処理システムの内部構成の概略を示す側面図である。 欠陥検査ユニットの構成の概略を示す横断面図である。 欠陥検査ユニットの構成の概略を示す縦断面図である。 基準画像作成装置の構成の概略を示す説明図である。 画素値の平面分布をゼルニケ多項式を用いて複数の画素値分布成分に分解した状態を示す説明図である。 ウェハ面内の各ピクセル値の画素値を表した説明図である。 ウェハ面内の各ピクセル値をウェハ面内の高さ方向に表した説明図である。 複数のウェハについて求めた各ゼルニケ係数の値を表す説明図である。 各ゼルニケ係数の値を同じ項数のゼルニケ係数及び原色ごとにグループ化した状態を表す説明図である。 各ゼルニケ係数の値の標準偏差を各原色ごとに表したグラフである。 ゼルニケ係数の中央値を有するウェハの基板画像を示す説明図である。 ゼルニケ係数の最大値を有するウェハの基板画像を示す説明図である。 ゼルニケ係数の最小値を有するウェハの基板画像を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態にかかる基準画像作成装置を備えた基板処理システム1の内部構成の概略を示す説明図である。図2及び図3は、基板処理システム1の内部構成の概略を示す側面図である。なお、本実施の形態では、基板処理システム1が、例えば基板のフォトリソグラフィー処理を行う塗布現像処理システムである場合を例にして説明する。
基板処理システム1は、図1に示すように例えば外部との間でカセットCが搬入出される搬入出部としてのカセットステーション2と、フォトリソグラフィー処理の中で枚葉式に所定の処理を施す複数の各種処理ユニットを備えた処理部としての処理ステーション3と、処理ステーション3に隣接する露光装置4との間でウェハWの受け渡しを行う搬送部としてのインターフェイスステーション5とを一体に接続した構成を有している。また、基板処理システム1は、当該基板処理システム1の制御を行う制御装置6を有している。制御装置6には、後述する基準画像作成装置150が接続されている。
カセットステーション2は、例えばカセット搬入出部10とウェハ搬送部11に分かれている。例えばカセット搬入出部10は、基板処理システム1のY方向負方向(図1の左方向)側の端部に設けられている。カセット搬入出部10には、カセット載置台12が設けられている。カセット載置台12上には、複数、例えば4つの載置板13が設けられている。載置板13は、水平方向のX方向(図1の上下方向)に一列に並べて設けられている。これらの載置板13には、基板処理システム1の外部に対してカセットCを搬入出する際に、カセットCを載置することができる。
ウェハ搬送部11には、図1に示すようにX方向に延びる搬送路20上を移動自在なウェハ搬送装置21が設けられている。ウェハ搬送装置21は、上下方向及び鉛直軸周り(θ方向)にも移動自在であり、各載置板13上のカセットCと、後述する処理ステーション3の第3のブロックG3の受け渡しユニットとの間でウェハWを搬送できる。
処理ステーション3には、各種ユニットを備えた複数例えば4つのブロックG1、G2、G3、G4が設けられている。例えば処理ステーション3の正面側(図1のX方向負方向側)には、第1のブロックG1が設けられ、処理ステーション3の背面側(図1のX方向正方向側)には、第2のブロックG2が設けられている。また、処理ステーション3のカセットステーション2側(図1のY方向負方向側)には、第3のブロックG3が設けられ、処理ステーション3のインターフェイスステーション5側(図1のY方向正方向側)には、第4のブロックG4が設けられている。
第1のブロックG1には、図2に示すように複数の液処理ユニット、例えばウェハWを現像処理する現像処理ユニット30、ウェハWのレジスト膜の下層に反射防止膜(以下「下部反射防止膜」という)を形成する下部反射防止膜形成ユニット31、ウェハWにレジスト液を塗布してレジスト膜を形成するレジスト塗布ユニット32、ウェハWのレジスト膜の上層に反射防止膜(以下「上部反射防止膜」という)を形成する上部反射防止膜形成ユニット33が下から順に4段に重ねられている。
第1のブロックG1の各ユニット30〜33は、処理時にウェハWを収容するカップFを水平方向に複数有し、複数のウェハWを並行して処理することができる。
第2のブロックG2には、図3に示すようにウェハWの加熱処理や冷却処理を行う熱処理ユニット40、ウェハWを疎水化処理する疎水化処理装置としてのアドヒージョンユニット41、ウェハWの外周部を露光する周辺露光ユニット42が上下方向と水平方向に並べて設けられている。なお、熱処理ユニット40、アドヒージョンユニット41及び周辺露光ユニット42の数や配置は、任意に選択できる。
第3のブロックG3には、複数の受け渡しユニット50、51、52、53、54、55、56が下から順に設けられている。また、第4のブロックG4には、複数の受け渡しユニット60、61、62と、欠陥検査ユニット63が下から順に設けられている。
図1に示すように第1のブロックG1〜第4のブロックG4に囲まれた領域には、ウェハ搬送領域Dが形成されている。ウェハ搬送領域Dには、例えばウェハ搬送装置70が配置されている。
ウェハ搬送装置70は、例えばY方向、前後方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アームを有している。ウェハ搬送装置70は、ウェハ搬送領域D内を移動し、周囲の第1のブロックG1、第2のブロックG2、第3のブロックG3及び第4のブロックG4内の所定のユニットにウェハWを搬送できる。ウェハ搬送装置70は、例えば図3に示すように上下に複数台配置され、例えば各ブロックG1〜G4の同程度の高さの所定のユニットにウェハWを搬送できる。
また、ウェハ搬送領域Dには、第3のブロックG3と第4のブロックG4との間で直線的にウェハWを搬送するシャトル搬送装置80が設けられている。
シャトル搬送装置80は、例えば図3のY方向に直線的に移動自在になっている。シャトル搬送装置80は、ウェハWを支持した状態でY方向に移動し、第3のブロックG3の受け渡しユニット52と第4のブロックG4の受け渡しユニット62との間でウェハWを搬送できる。
図1に示すように第3のブロックG3のX方向正方向側には、ウェハ搬送装置90が設けられている。ウェハ搬送装置90は、例えば前後方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アームを有している。ウェハ搬送装置90は、ウェハWを支持した状態で上下に移動して、第3のブロックG3内の各受け渡しユニットにウェハWを搬送できる。
インターフェイスステーション5には、ウェハ搬送装置100が設けられている。ウェハ搬送装置100は、例えば前後方向、θ方向及び上下方向に移動自在な搬送アームを有している。ウェハ搬送装置100は、例えば搬送アームにウェハWを支持して、第4のブロックG4内の各受け渡しユニット、露光装置4にウェハWを搬送できる。
次に、欠陥検査ユニット63の構成について説明する。
欠陥検査装置63は、図4に示すようにケーシング110を有している。ケーシング110内には、図5に示すようにウェハWを載置する載置台120が設けられている。この載置台120は、モータなどの回転駆動部121によって、回転、停止が自在である。ケーシング110の底面には、ケーシング110内の一端側(図5中のX方向負方向側)から他端側(図5中のX方向正方向側)まで延伸するガイドレール122が設けられている。載置台120と回転駆動部121は、ガイドレール122上に設けられ、駆動装置123によってガイドレール122に沿って移動できる。
ケーシング110内の他端側(図5のX方向正方向側)の側面には、撮像装置130が設けられている。撮像装置130には、例えば広角型のCCDカメラが用いられ、その画像のbit数は、例えば8bit(0〜255の256階調)である。ケーシング110の上部中央付近には、ハーフミラー131が設けられている。ハーフミラー131は、撮像装置130と対向する位置に、鏡面が鉛直下方を向いた状態から撮像装置130の方向に向けて45度上方に傾斜した状態で設けられている。ハーフミラー131の上方には、照明装置132が設けられている。ハーフミラー131と照明装置132は、ケーシング110内部の上面に固定されている。照明装置132からの照明は、ハーフミラー131を通過して下方に向けて照らされる。したがって、照明装置132の下方にある物体によって反射した光は、ハーフミラー131でさらに反射して、撮像装置130に取り込まれる。すなわち、撮像装置130は、照明装置132による照射領域にある物体を撮像することができる。そして撮像したウェハWの画像(基板画像)は、制御装置6、及び制御装置6を介して基準画像作成装置150にそれぞれ入力される。
制御装置6は、例えばCPUやメモリなどを備えたコンピュータにより構成され、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、欠陥検査ユニット63で撮像された基板画像に基づいて行われるウェハWの欠陥検査を制御するプログラムが格納されており、制御装置6は、ウェハWの欠陥の有無を判定する欠陥判定部としても機能する。これに加えて、プログラム格納部には、上述した各種処理ユニットや搬送装置などの駆動系の動作を制御して、基板処理システム1の所定の作用、すなわちウェハWへのレジスト液の塗布、現像、加熱処理、ウェハWの受け渡し、各ユニットの制御などを実現させるためのプログラムも格納されている。なお、前記プログラムは、例えばハードディスク(HD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルディスク(MO)、メモリーカードなどのコンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、その記憶媒体Hから制御装置6にインストールされたものであってもよい。
制御装置6のプログラム格納部に格納された欠陥検査を制御するプログラムは、例えば風きり、コメット、スクラッチ、センターモード、ホットスポットといった、ウェハWに生じうる欠陥の有無を判定するものである。具体的には、後述する基準画像作成装置150で作成された基準画像を記憶しており、欠陥検査ユニット63で撮像された基板画像と当該基準画像との比較を行う。そして、基板画像上の画素値が、基準画像上の画素値と所定の値以上異なる場合は、ウェハWに何らかの欠陥があると判断し、具体的な欠陥判定を行なう。欠陥判定にあたっては、例えばウェハWの欠陥を模したテンプレートの画像と欠陥のないウェハWの画像とを合成することにより生成した欠陥モデルが用いられ、欠陥があると判断された基板画像と当該欠陥モデルとの比較を行う。そして、基板画像といずれかの欠陥モデルとが類似する場合は欠陥有り、いずれにも類似しない場合は欠陥無し、と判定する。なお、この場合、基準画像との比較においては欠陥があると判断されたものの、欠陥モデルとの比較により欠陥無しと判定されるものが、いわゆる疑似欠陥である。
次に、欠陥検査ユニット63で撮像された基板画像の処理を行う基準画像作成装置150の構成について説明する。基準画像作成装置150は、例えばCPUやメモリなどを備えた汎用コンピュータにより構成されている。画像処理装置150は例えば図6に示すように、欠陥検査ユニット63の撮像装置130で撮像された基板画像内の画素値の平面分布を、ゼルニケ多項式を用いて複数の画素値分布成分に分解する成分分解部160と、分解された各画素値分布成分のゼルニケ係数を算出するゼルニケ係数算出部161と、算出された各ゼルニケ係数を、同じ次数を有するゼルニケ係数ごとにグループ化するゼルニケ係数グループ作成部162と、算出されたゼルニケ係数の標準偏差を求める標準偏差算出部163と、ゼルニケ係数の各次数ごとに、標準偏差の最も大きい原色を特定する原色特定部164と、各ゼルニケ係数から、所定の値を抽出するゼルニケ係数抽出部165と、ゼルニケ係数抽出部165で抽出された値を有する基板画像を特定する画像特定部166と、特定された基板画像を合成して欠陥検査の基準となる基板の画像を作成する画像作成部167を有している。また、基準画像作成装置150には、制御装置6との間で基板画像などの各種情報の入出力を行なう通信部168、基板画像などを出力表示するための出力表示部169が設けられている。
なお、基板画像は一般的にRGB(Red、Green、Blue)の3原色で構成されている。そのため各原色R、G、Bごとに画素値分布成分Ziを求めることができるが、R、G、B間において画像処理の手法に相違はない。したがって、本実施の形態において特にR、G、Bについて特定しない場合は、全ての原色R、G、Bについて並行して処理を行っているものとして説明する。
成分分解部160では、制御装置6から基準画像作成装置150に入力された基板画像の色を、先ずウェハWの全面にわたって例えばピクセル単位で画素値として数値化する。これによりウェハ面内の画素値の平面分布を求める。そして成分分解部160では、このウェハ面内の画素値の平面分布を複数の画素値分布成分Zi(iは1以上の整数)に分解する。この複数の画素値分布成分Ziは、図7に示すように、ゼルニケ(Zernike)多項式を用いて、ウェハ面内の画素値の平面分布Zを複数の成分に分解して表したものである。
ここでゼルニケ多項式について説明する。ゼルニケ多項式は、主に光学分野で用いられる複素関数であり、二つの次数(n,m)を有している。また、半径が1の単位円上の関数でもあり、極座標の引数(r,θ)を有している。このゼルニケ多項式は、光学分野では例えばレンズの収差成分を解析するために使用されており、波面収差をゼルニケ多項式を用いて分解することで各々独立した波面、例えば山型、鞍型等の形状に基づく収差成分を知ることができる。
次に、本実施の形態における、ゼルニケ多項式を用いた画素値分布成分Ziの求め方について、図8及び図9を用いて説明する。図8は、ウェハWの面内における各ピクセルPの画素値の平面分布Zを表したものであり、各ピクセルPの内側に記載されている数値は当該ピクセルPの画素値を示している。なお、説明を容易にするために、図8及び図9においては、X軸方向に沿った一列のピクセルPについてのみ記載している。そして、図8に示す画素値の平面分布Zに対してゼルニケ多項式を適用するにあたっては、例えば図9に示すように、各ピクセルPの画素値をウェハW面上の高さ方向(図9のZ方向正方向)に表す。その結果、各ピクセルPの画素値の平面分布を、3次元に描かれる所定の形状の曲線として捉えることができる。そして、ウェハW面内全てのピクセルPの画素値について、同様にウェハW面上の高さ方向に表すことで、ウェハW面内の画素値の分布を、3次元の円形の波面として捉えることができる。このように3次元の波面として捉えることでゼルニケ多項式が適用可能となり、ゼルニケ多項式を用いてウェハ面内の画素値の平面分布Zを、例えばウェハ面内の上下左右方向の傾き成分、凸状或いは凹状に湾曲する湾曲成分などの複数の画素値分布成分Ziに分解できる。各画素値分布成分Ziの大きさは、ゼルニケ係数により表すことができる。
各画素値分布成分Ziを表すゼルニケ係数は,具体的に極座標の引数(r,θ)及び次数(n,m)を用いて表せられる。以下に一例として1項〜9項までのゼルニケ係数を示す。
Z1,n=0,m=0
(1)
Z2,n=1,m=1
(r・cosθ)
Z3,n=0,m=−1
(r・sinθ)
Z4,n=2,m=0
(2r−1)
Z5,n=2,m=2
(r・cos2θ)
Z6,n=2,m=−2
(r・sin2θ)
Z7,n=3,m=1
((3r−2r)・cosθ)
Z8,n=3,m=−1
((3r−2r)・sinθ)
Z9,n=4,m=0
(6r−6r+1)


本実施の形態において、例えば1項目のゼルニケ係数であるゼルニケ係数Z1はウェハ面内の画素値の平均値を意味し、2番目のゼルニケ係数Z2はウェハ面内における画素値の左右方向の傾き成分、3番目のゼルニケ係数Z3はウェハ面内の画素値の前後方向(ゼルニケ係数Z2の傾きの方向と直交する方向)の傾き成分、4番目のゼルニケ係数はウェハの中心を原点とする画素値の湾曲成分を意味している。
ゼルニケ係数算出部161では、成分分解部160で求めた各画素値分布成分Ziの値を算出する。具体的には、各画素値分布成分Ziの大きさは上述のとおりゼルニケ係数により表されるので、例えば図10に示すように、各ゼルニケ係数の値を求めることで各画素値分布成分Ziの値を算出する。なお、図10では、8枚のウェハWについて、第1項〜第5項のゼルニケ係数Z1〜Z5を求めた場合について例示している。
ゼルニケ係数グループ作成部162では、ゼルニケ係数算出部161で算出した各ゼルニケ係数の値を一旦記録し、例えば図11に示すように、複数の基板画像の各ゼルニケ係数から同じ次数を有するゼルニケ係数、即ち同じ項数のゼルニケ係数を抽出して各原色ごとにグループ化する。例えば図11に示すように、ゼルニケ係数Z1の原色Rについてのグループには、ウェハ番号1の原色Rにおけるゼルニケ係数Z1の値「199.072」からウェハ番号8の原色Rにおけるゼルニケ係数Z1の値「189.1831」までが含まれるようにグループ化される。
次に、標準偏差算出部163では、各原色のグループごとで且つ同じ項数を有する各ゼルニケ係数の値ごとに例えば図12に示すように標準偏差を求める。図12は、各原色及び各項数について各ゼルニケ係数の標準偏差を求め、横軸をゼルニケ係数の項数、縦軸を標準偏差として各原色R、G、Bごとにグラフに表したものである。
原色特定部164では、ゼルニケ係数の各項ごとに、標準偏差が最も大きい原色を特定する。例えば図12に示す各原色R、G、Bの各ゼルニケ係数についての標準偏差の場合、例えばゼルニケ係数Z1においては、原色R、G、Bの間で比較すると原色Gの標準偏差が他の2色の原色R、Bよりも大きいので、ゼルニケ係数Z1については、原色Gが最も標準偏差の大きい原色であると特定する。そして、この原色の特定を、例えば第1項〜第4項のゼルニケ係数について行なう。図12に示す例においては、Z2〜Z4のいずれの原色においても原色Gの標準偏差が他の標準偏差より大きいため、Z2〜Z4においても、原色Gが最も標準偏差の大きい原色であると特定する。
ここで、原色の特定を第1項〜第4項までとするのは、本発明者らの検証により、第5項目以降のゼルニケ係数を抽出しても、後述の画像作成部165における基準画像の合成にあまり影響を与えないことが確認されたためである。これは、第1項〜第4項までのゼルニケ係数により、ウェハW面内の画素値の平面分布の上下左右方向の傾き及びウェハW面内の凸状或いは凹状に湾曲する湾曲成分が網羅され、ウェハW面内の画素値分布の概ねの傾向を捉えることができるためであると推察される。しかしながら、値の抽出を第何項について行なうかについては任意に設定が可能であり、本実施の形態の内容に限定されるものではない。
次に、ゼルニケ係数抽出部165では、グループ化された各ゼルニケ係数から、各グループごとに、例えば当該グループにおける中央値、最大値及び最小値を抽出する。また、この値の抽出は、上述の原色特定部164で特定された原色についてのみ行なう。図11に示す各ゼルニケ係数のうち、ゼルニケ係数が第1項(Z1)の場合を例にすると、原色Gのグループの各ゼルニケ係数から、中央値としてウェハ番号「6」の値である「186.5951」、最大値としてウェハ番号「3」の値である「191.4602」、最小値としてウェハ番号「2」の値である「172.689」を抽出する。ゼルニケ係数抽出部163では、このような値の抽出を、例えば、原色特定部164で原色が特定された第1項〜第4項までのゼルニケ係数Z1〜Z4について行う。
ゼルニケ係数抽出部165における各ゼルニケ係数の値の抽出を、原色特定部164で特定された原色について行なうのは次の理由による。即ち、本発明者らの検証によれば、例えばある基板画像の原色Rの画素値が他の基板画像の原色Rの画素値よりも相対的に大きい場合は、他の原色G、Bの画素値についても同様に他の基板画像の原色G、Bの画素値より相対的に大きくなる傾向があることが確認された。したがって、本発明者らは、標準偏差の最も大きな原色、即ち基板画像間の相対的な画素値のばらつきが最も大きい原色についてゼルニケ係数抽出部165で値を抽出すれば、各基板画像間での画素値のばらつきを最も精度よく抽出できると共に、他の原色についてもそのばらつきの傾向が当該ゼルニケ係数抽出部165で特定される値に反映されると考えた。そのため、本実施の形態では、標準偏差の最も大きな原色についてのみゼルニケ係数の値を抽出することとしている。
画像特定部166では、ゼルニケ係数抽出部165で抽出された中央値、最大値及び最小値を有する基板画像を特定する。例えば原色G、ゼルニケ係数Z4の場合においては、中央値「−0.27127」を有する基板画像は、ウェハ番号「1」の基板画像、最大値「0.215365」を有する基板画像はウェハ番号「2」の基板画像、最小値「−0.50281」を有する基板画像はウェハ番号「6」の基板画像と、それぞれ特定される。この場合、ゼルニケ係数Z4のグループにおいて中央値を有する基板画像は、例えば図13に示すように、ウェハW面内の画素値がほぼむらなく均一なものとなる。また、ゼルニケ係数Z4のグループにおいて最大値、最小値を有する基板画像は、例えば図14、図15にそれぞれ示すように、ウェハWの外周部近傍や中心部近傍に色むらを有し、外周部近傍と中心部近傍との間で画素値の値が大きく異なるものとなる。
画像作成部167では、画像特定部166で特定された基板画像を合成して欠陥検査の基準となる基板画像(基準画像)を作成する。即ち、画像特定部166で特定された第1項〜第4項のゼルニケ係数Z1〜Z4のそれぞれの中央値、最大値及び最小値を有する計12枚の基板画像を合成して、1枚の基準画像を作成する。このように作成された基準画像は、上述のような色むらの要素を含み、その結果、当該色むらに対してフィルタリングの機能を有するものとなる。
本実施の形態に係る基板処理システム1は以上のように構成されており、次に、以上のように構成された基板処理システム1で行われる基準画像の作成、及びウェハWの処理について説明する。
ウェハWの処理においては、先ず、複数枚のウェハWを収容したカセットCがカセットス搬入出部10の所定の載置板13に載置される。その後、ウェハ搬送装置21によりカセットC内の各ウェハWが順次取り出され、処理ステーション3の第3のブロックG3の例えば受け渡しユニット53に搬送される。
次にウェハWは、ウェハ搬送装置70によって第2のブロックG2の熱処理ユニット40に搬送され、温度調節される。その後、ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって例えば第1のブロックG1の下部反射防止膜形成ユニット31に搬送され、ウェハW上に下部反射防止膜が形成される。その後ウェハWは、第2のブロックG2の熱処理ユニット40に搬送され、加熱処理が行われる。その後第3のブロックG3の受け渡しユニット53に戻される。
次にウェハWは、ウェハ搬送装置90によって同じ第3のブロックG3の受け渡しユニット54に搬送される。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって第2のブロックG2のアドヒージョンユニット41に搬送され、疎水化処理される。その後、ウェハWは、ウェハ搬送装置70によってレジスト塗布ユニット32に搬送され、ウェハW上にレジスト膜が形成される。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって熱処理ユニット40に搬送されて、プリベーク処理される。その後、ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって第3のブロックG3の受け渡しユニット55に搬送される。
次にウェハWは、ウェハ搬送装置70によって上部反射防止膜形成ユニット33に搬送され、ウェハW上に上部反射防止膜が形成される。その後ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって熱処理ユニット40に搬送されて、加熱され、温度調節される。その後、ウェハWは、周辺露光ユニット42に搬送され、周辺露光処理される。
その後、ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって第3のブロックG3の受け渡しユニット56に搬送される。
次にウェハWは、ウェハ搬送装置90によって受け渡しユニット52に搬送され、シャトル搬送装置80によって第4のブロックG4の受け渡しユニット62に搬送される。その後、ウェハWは、インターフェイスステーション7のウェハ搬送装置100によって露光装置4に搬送され、露光処理される。次に、ウェハWは、ウェハ搬送装置100によって第4のブロックG4の受け渡しユニット60に搬送される。その後、ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって熱処理ユニット40に搬送され、露光後ベーク処理される。その後、ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって現像処理ユニット30に搬送され、現像される。現像終了後、ウェハWは、ウェハ搬送装置90によって熱処理ユニット40に搬送され、ポストベーク処理される。
その後、ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって第4のブロックG4の受け渡しユニット62に搬送される。そして、ウェハWはウェハ搬送機構100によって欠陥検査ユニット63に搬送され、ウェハWの検査が行われる。欠陥検査ユニット63の撮像装置130で撮像された基板画像のデータは、制御装置6及び制御装置6を介して基準画像作成装置150に入力される。その後、ウェハWは、ウェハ搬送装置70によって第3のブロックG3の受け渡しユニット50に搬送され、その後カセットステーション2のウェハ搬送装置21によって所定の載置板13のカセットCに搬送される。こうして、一連のフォトリソグラフィー処理が終了する。
また、このような一連のフォトリソグラフィー処理が、カセットCに収容されている同一ロットの他のウェハWについても繰り返し行われる。そして、欠陥検査ユニット63で所定の枚数のウェハWが撮像されると、基準画像作成装置150の成分分解部160で各ウェハWの基板画像がそれぞれ複数の画素値分布成分Ziに分解される。そして、ゼルニケ係数算出部161で各画素値分布成分Ziの大きさがゼルニケ係数の値として算出される。
その後、ゼルニケ係数グループ作成部162でグループ化された各ゼルニケ係数の値について標準偏差算出部163で標準偏差が算出される。次いで、算出された各ゼルニケ係数の標準偏差に基づいて原色特定部164で最も標準偏差が大きい原色が特定され、ゼルニケ係数抽出部165では、当該特定された原色にかかるゼルニケ係数ついて所定の値を抽出する。そして、画像特定部166ではゼルニケ係数抽出部165で抽出された値を有する基板画像を特定し、画像作成部167で当該特定された基板画像が合成されて基準画像が作成される。
そして、制御装置6では、この基準画像と欠陥検査ユニット63で撮像された各ウェハWの基板画像との比較を行い、基板画像の各ピクセルにおける画素値と、基準画像の各ピクセルにおける画素値との差が所定の値以内に収まっていれば欠陥無しと判断される。また、この画素値の差が所定の値以上となっているピクセルが所定の範囲以上に存在していれば、欠陥有りと判断される。そして、欠陥有りと判断された基板画像については欠陥モデルとの比較が行われ、具体的な欠陥が特定される。この際、基準画像は基準画像作成装置150により所定の色むらを含んだものとなっているため、この欠陥検査において色むらに起因する疑似欠陥の発生を避けることができる。
そして、この欠陥検査が同一ロットの他のウェハWについても行われ、一連の欠陥検査が終了する。
以上の実施の形態によれば、基準画像作成装置150の成分分解部160によりゼルニケ多項式を用いて基板画像内の画素値の平面分布Zを複数の画素値分布成分Ziにそれぞれ分解し、その複数の画素値分布成分Ziをゼルニケ係数の値としてそれぞれ算出する。そして、算出された各ゼルニケ係数の値から、同じ次数を有するゼルニケ係数ごとに中央値、最大値及び最小値をそれぞれ抽出し、抽出された値を有する基板画像を特定する。そして、これら特定した基板画像を合成することで、色むらに対するフィルタリングの機能を有する、適切なウェハWの基準画像を作成できる。その結果、疑似欠陥の発生を避け、ウェハWの欠陥検査を適正に行なうことができる。また、適切なフィルタリング機能を有する基準画像を作成することにより、例えば本来は欠陥であるものが、欠陥無しと判断されることも防止できる。さらには、例えば作業員の熟練度に左右されることなく適切な基準画像を作成できるので、基板の欠陥検査を安定的に行うことができる。
また、具体的な欠陥判定を行なうための欠陥判定モデルに含まれる欠陥情報、即ち、風きり、コメット、スクラッチといった欠陥は、ウェハWの処理レシピによらずその欠陥の内容は大きく変化しないが、その一方で疑似欠陥の原因となる色むらの発生状態は、ウェハWの処理レシピの影響を大きくうける。そのため、従来、疑似欠陥を避けるためには各レシピごとに事前に基準画像を作成する必要があり、多大な労力が費やされていた。この点に関して、以上の実施の形態のように、製品となるウェハWの一連のフォトリソグラフィー処理と並行して基準画像作成装置150で基準画像の作成を行えば、欠陥検査ユニット63でのウェハWの検査にあたって、事前に基準画像を作成しておく必要がない。したがって、従来行なっていた事前の基準画像の作成が不要となり、ウェハWの欠陥検査に費やす労力が大きく低減できる。
なお、以上の実施の形態では、基準画像作成装置150にゼルニケ係数グループ作成部162を設けていたが、このゼルニケ係数グループ作成部162は必ずしも設ける必要はなく、例えばゼルニケ係数算出部161において求めた図10に示すような各ゼルニケ係数から、標準偏差算出部163、原色特定部164及びゼルニケ係数抽出部165を介して所定のゼルニケ係数を直接抽出するようにしてもよい。
また、上述の通り、基板画像の所定の原色の画素値が他の基板画像の画素値よりも相対的に大きい場合は、他の原色G、Bの画素値についても同様に他の基板画像の画素値より相対的に大きくなる傾向がある。したがって、標準偏差算出部163、原色特定部164は必ずしも設ける必要はなく、例えばゼルニケ係数抽出部165におけるゼルニケ係数の値の抽出は、予め定められた任意の1色の原色についてのみ行うようにしてもよい。なお、本発明は基板画像がモノクロである場合についても当然適用であり、かかる場合も標準偏差算出部163、原色特定部164での処理は不要である。また、基板画像がモノクロである場合や任意の1色の原色についてのみゼルニケ係数抽出部165でゼルニケ係数の値の抽出を行なう場合は、ゼルニケ係数グループ作成部162におけるグループ化を、同じ次数を有するゼルニケ係数ごとにのみ行なえば足りる。
以上の実施の形態では、ゼルニケ係数抽出部165において、同じ次数を有するゼルニケ係数ごとに、当該ゼルニケ係数の中央値、最大値及び最小値を抽出したが、ゼルニケ係数抽出部165で抽出する値は以上の実施の形態の内容に限定されない。即ち、疑似欠陥を避けるためにフィルタリングの対象としたい色むらを有する基板画像は、ゼルニケ係数の中央値から所定の値以上乖離したゼルニケ係数の値を有する基板画像であると言い換えることができる。したがって、どの程度の色むらについてフィルタリングを行なうのかについては、ゼルニケ係数の中央値からどの程度乖離した値を有する基板画像を基準画像の合成に用いるかを決定することと等価である。かかる場合、例えばこの所定の値乖離したゼルニケ係数の値を、既述の最大値、最小値に代えて、例えばゼルニケ係数グループ作成部162でグループ化されたゼルニケ係数のうち上位5%及び下位5%の範囲内の値、というように設定してもよい。当然、この上位及び下位の範囲についても任意に設定可能である。
なお、例えば上位5%や下位5%の範囲内の値には、例えばゼルニケ係数の同一項のグループ内にゼルニケ係数の値が40存在する場合、上位5%の範囲内の値として、値の大きいものから順に2つの値が、下位5%の範囲内の値として、値の小さいものから順に2つの値がそれぞれ該当する。この際、これら2つの値の両方を画像特定部166での画像の特定に用いてもよいし、いずれか一方のみの値を用いてもよい。
また、例えば各ゼルニケ係数の分布が正規分布とは大きく異なり、当該ゼルニケ係数の中央値が、最大値側、あるいは最小値側に偏っている場合も想定される。そのような場合は、単純に中央値から所定の値以上乖離した値を抽出するようにしてもよい。そうすることで、例えばゼルニケ係数の最小値が中央値から近い場合に、当該ゼルニケ係数の最小値を有する基板画像が基準画像の合成に用いられることを避けることができる。基準画像は、合成に用いる基板画像の枚数が多いほど、各基板画像の特徴、即ち色むら等が平均化され、フィルタリングの効果が弱まっていく。そのため、基準画像の合成に用いる基板画像の枚数は、少ないほうが好ましい。したがって、中央値から所定の値以上乖離した値を適切に設定し、ゼルニケ係数抽出部165で抽出する値の数を最小化することで、より適切な基準画像を作成することができる。
なお、基準画像の作成にあたっては、欠陥検査ユニット63の撮像装置130で撮像した各基板画像を、基準画像作成装置150に入力する前に先ず制御装置6において欠陥モデルと比較し、欠陥モデルとの比較の結果、欠陥無しと判定された基板画像のみを基準画像作成装置150に入力することが好ましい。こうすることで、疑似欠陥ではない実際の欠陥を有する基板画像が基準画像作成装置150に入力されてしまい、実際の欠陥に対してフィルタリング機能を有する基準画像が作成されてしまうということを避けることができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。本発明はこの例に限らず種々の態様を採りうるものである。以上の実施の形態では、撮像対象は基板の表であったが、基板の裏面を撮像する場合にも本発明は適用できる。また、上述した実施の形態は、半導体ウェハの塗布現像処理システムにおける例であったが、本発明は、半導体ウェハ以外のFPD(フラットパネルディスプレイ)、フォトマスク用のマスクレチクルなどの他の基板の塗布現像処理システムである場合にも適用できる
本発明は、基板の欠陥検査を適正に行うための基準画像の作成の際に有用である。
1 基板処理システム
2 カセットステーション
3 処理ステーション
4 露光装置
5 インターフェイスステーション
6 制御装置
10 カセット搬入出部
11 ウェハ搬送部
12 カセット載置台
13 載置板
20 搬送路
21 ウェハ搬送装置
30 現像処理ユニット
31 下部反射防止膜形成ユニット
32 レジスト塗布ユニット
33 上部反射防止膜形成ユニット
40 熱処理ユニット
41 アドヒージョンユニット
42 周辺露光ユニット
63 欠陥検査ユニット
70 ウェハ搬送装置
80 シャトル搬送装置
90 ウェハ搬送装置
100 ウェハ搬送装置
110 ケーシング
120 載置台
121 回転駆動部
122 ガイドレール
123 駆動装置
130 撮像装置
131 ハーフミラー
132 照明装置
150 基準画像作成装置
160 成分分解部
161 ゼルニケ係数算出部
162 ゼルニケ係数グループ作成部
163 標準偏差算出部
164 原色特定部
165 ゼルニケ係数抽出部
166 画像特定部
167 画像作成部
168 通信部
169 出力表示部
W ウェハ
D ウェハ搬送領域
C カセット

Claims (18)

  1. 基板を撮像し、当該撮像された複数の基板画像に基づいて、欠陥検査の基準となる基板の画像を作成する方法であって、
    前記撮像された基板画像内の画素値の平面分布を、前記基板画像ごとにゼルニケ多項式を用いて複数の画素値分布成分にそれぞれ分解する成分分解工程と、
    ゼルニケ多項式により分解された前記各画素値分布成分のゼルニケ係数をそれぞれ算出するゼルニケ係数算出工程と、
    前記算出された各ゼルニケ係数から、同じ次数を有するゼルニケ係数ごとに
    (1)中央値
    (2)前記中央値から所定の値以上乖離した値、
    をそれぞれ抽出するゼルニケ係数抽出工程と、
    前記抽出された値を有する各基板画像を特定する画像特定工程と、
    当該特定された各基板画像を合成することで、欠陥検査の基準となる基板の画像を作成する画像作成工程と、を有することを特徴とする、基板の基準画像作成方法。
  2. 前記ゼルニケ係数抽出工程では、前記算出された各ゼルニケ係数を、同じ次数を有するゼルニケ係数ごとにグループ化し、前記ゼルニケ係数の各グループから前記の値の抽出を行うことを特徴とする、請求項1に記載の基板の基準画像作成方法。
  3. 前記基板画像が複数の原色により構成されている場合は、前記ゼルニケ係数の算出及びグループ化を、さらに前記基板画像を構成する原色ごとに行い、
    前記原色のグループごとに前記算出されたゼルニケ係数の標準偏差を求め、
    前記ゼルニケ係数の次数ごとに、標準偏差の値が最も大きい原色を特定し、
    前記ゼルニケ係数抽出工程における値の抽出は、標準偏差が最も大きいと特定された原色のグループに属する値から行うことを特徴とする、請求項2に記載の基板の基準画像作成方法。
  4. 前記ゼルニケ係数抽出工程において、第1項〜第4項のゼルニケ係数にかかるグループから値を抽出することを特徴とする、請求項2または3のいずれかに記載の基板の基準画像作成方法。
  5. 前記ゼルニケ係数の中央値から所定の値乖離したゼルニケ係数の値は、前記グループ化されたゼルニケ係数の最大値及び最小値であることを特徴とする、請求項2〜4のいずれかに記載の基板の基準画像作成方法。
  6. 前記ゼルニケ係数の中央値から所定の値乖離したゼルニケ係数の値は、前記グループ化されたゼルニケ係数の上位5%及び下位5%の範囲内の値であることを特徴とする、請求項2〜4のいずれかに記載の基板の基準画像作成方法。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の基板の基準画像作成方法を基板処理システムによって実行させるために、当該基板処理システムを制御する制御装置のコンピュータ上で動作するプログラム。
  8. 請求項7に記載のプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体。
  9. 請求項1〜6のいずれかに記載の基板の基準画像作成方法により作成された基準画像を用いて基板の欠陥を検査する方法であって、
    被検査基板を撮像し、
    当該撮像された被検査基板の画像と、前記画像作成工程で作成された基準画像とを比較して欠陥の有無を判定することを特徴とする、基板の欠陥検査方法。
  10. 請求項9に記載の基板の欠陥検査方法を基板処理システムによって実行させるために、当該基板処理システムを制御する制御装置のコンピュータ上で動作するプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを格納した読み取り可能なコンピュータ記憶媒体。
  12. 撮像装置で撮像された複数の基板画像に基づいて、欠陥検査の基準となる基板の画像を作成する装置であって、
    前記撮像された基板画像内の画素値の平面分布を、前記基板画像ごとにゼルニケ多項式を用いて複数の画素値分布成分にそれぞれ分解する成分分解部と、
    ゼルニケ多項式により分解された前記各画素値分布成分のゼルニケ係数をそれぞれ算出するゼルニケ係数算出部と、
    前記算出された各ゼルニケ係数から、同じ次数を有するゼルニケ係数ごとに
    (1)中央値
    (2)前記中央値から所定の値以上乖離した値、
    をそれぞれ抽出するゼルニケ係数抽出部と、
    前記抽出された値を有する各基板画像を特定する画像特定部と、
    当該特定された各基板画像を合成することで、欠陥検査の基準となる基板の画像を作成する画像作成部と、を有することを特徴とする、基板の基準画像作成装置。
  13. 前記ゼルニケ係数抽出部では、前記算出された各ゼルニケ係数を、同じ次数を有するゼルニケ係数ごとにグループ化し、前記ゼルニケ係数の各グループから前記の値の抽出を行うことを特徴とする、請求項12に記載の基板の基準画像作成装置。
  14. ゼルニケ係数グループ作成部は、前記基板画像が複数の原色により構成されている場合は、前記ゼルニケ係数の算出及びグループ化を、さらに前記基板画像を構成する原色ごとに行い、
    前記原色のグループごとに、前記算出されたゼルニケ係数の標準偏差を求める標準偏差算出部と、
    前記ゼルニケ係数の次数ごとに、標準偏差の値が最も大きい原色を特定する原色特定部と、を更に有し、
    前記ゼルニケ係数抽出部における値の抽出は、標準偏差が最も大きいと特定された原色のグループに属する値から行うことを特徴とする、請求項13に記載の基板の基準画像作成装置。
  15. 前記ゼルニケ係数抽出部において、第1項〜第4項のゼルニケ係数にかかるグループから値を抽出することを特徴とする、請求項13または14のいずれかに記載の基板の基準画像作成装置。
  16. 前記ゼルニケ係数の中央値から所定の値乖離したゼルニケ係数の値は、前記グループ化されたゼルニケ係数の最大値及び最小値であることを特徴とする、請求項13〜15のいずれかに記載の基板の基準画像作成装置。
  17. 前記ゼルニケ係数の中央値から所定の値乖離したゼルニケ係数の値は、前記グループ化されたゼルニケ係数の上位5%及び下位5%の範囲内の値であることを特徴とする、請求項13〜15のいずれかに記載の基板の基準画像作成装置。
  18. 請求項13〜17のいずれかに記載の基板の基準画像作成装置を備えた欠陥検査ユニットであって、
    被検査基板を撮像する撮像部と、
    前記撮像装置で撮像された被検査基板の画像と、前記画像作成部で作成された基準画像とを比較して欠陥の有無を判定する欠陥判定部を有することを特徴とする、基板の欠陥検査ユニット。
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