JP5716268B2 - ハードディスク装置およびその駆動方法 - Google Patents

ハードディスク装置およびその駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5716268B2
JP5716268B2 JP2009224473A JP2009224473A JP5716268B2 JP 5716268 B2 JP5716268 B2 JP 5716268B2 JP 2009224473 A JP2009224473 A JP 2009224473A JP 2009224473 A JP2009224473 A JP 2009224473A JP 5716268 B2 JP5716268 B2 JP 5716268B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
control signal
pulse width
laser
delay amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009224473A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011076646A (ja
Inventor
基 木村
基 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2009224473A priority Critical patent/JP5716268B2/ja
Priority to US12/805,187 priority patent/US8279720B2/en
Priority to CN2010102943628A priority patent/CN102034485B/zh
Publication of JP2011076646A publication Critical patent/JP2011076646A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5716268B2 publication Critical patent/JP5716268B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/02Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • G11B20/10222Improvement or modification of read or write signals clock-related aspects, e.g. phase or frequency adjustment or bit synchronisation
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • G11B20/10268Improvement or modification of read or write signals bit detection or demodulation methods
    • G11B20/10277Improvement or modification of read or write signals bit detection or demodulation methods the demodulation process being specifically adapted to partial response channels, e.g. PRML decoding
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10009Improvement or modification of read or write signals
    • G11B20/10268Improvement or modification of read or write signals bit detection or demodulation methods
    • G11B20/10287Improvement or modification of read or write signals bit detection or demodulation methods using probabilistic methods, e.g. maximum likelihood detectors
    • G11B20/10296Improvement or modification of read or write signals bit detection or demodulation methods using probabilistic methods, e.g. maximum likelihood detectors using the Viterbi algorithm
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B2005/0002Special dispositions or recording techniques
    • G11B2005/0005Arrangements, methods or circuits
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B2005/0002Special dispositions or recording techniques
    • G11B2005/0005Arrangements, methods or circuits
    • G11B2005/0021Thermally assisted recording using an auxiliary energy source for heating the recording layer locally to assist the magnetization reversal
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B2220/00Record carriers by type
    • G11B2220/20Disc-shaped record carriers
    • G11B2220/25Disc-shaped record carriers characterised in that the disc is based on a specific recording technology
    • G11B2220/2508Magnetic discs
    • G11B2220/2516Hard disks

Landscapes

  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
  • Digital Magnetic Recording (AREA)

Description

本発明は、光源として半導体レーザを備え、熱アシスト磁気記録を行うハードディスク装置およびその駆動方法に関するものである。
図1は、ハードディスク装置の構成の一例を示す図である。
このハードディスク装置1は、ヘッド・ディスク・アセンブリ2、信号処理回路3、モーター・ドライバ4、そしてシステム全体を制御するシステムコントローラ(マイクロコンピュータ:マイコン)5、の大きく4つに分かれている。
ヘッド・ディスク・アセンブリ2は、情報を格納する磁気ディスク21と、それを回転させるスピンドル・モータ22、磁気ディスク21への情報の記録・再生を行う記録ヘッド23と再生ヘッド24、リードライトアンプ25などを有する。
ヘッド・ディスク・アセンブリ2は、これの機構部品とボイスコイル・モータ26等が一体になって構成されている。
記録ヘッド23と再生ヘッド24は、磁気ディスク21上を半径方向に移動するために、キャリッジの先端に取り付けられており、そのキャリッジはボイスコイル・モータ26によって駆動される。
また、記録ヘッド23を駆動するライト・アンプ25W、再生ヘッド24からの信号を増幅するリード・アンプ25Rは、通常リード/ライト・アンプ25として一つのICで形成されている。
近年の高転送レート化に対応するため、記録ヘッド23・再生ヘッド24への配線長を短くするため、リード/ライト・アンプ25もキャリッジ上に搭載されるようになっている。
信号処理回路3は、変調回路31、記録補償回路32、リード・チャネル回路33、サーボ・データ検出回路34、ECC符号化スクランブル回路35、ECC復号化デスクランブル回路36、ホストインタフェース(I/F)37を有する。
また、信号処理回路3は、SDRAM38、および記録クロック部39を有する。
信号処理回路3は、ホストから送られたユーザー・データから記録データを生成したり、再生信号からユーザー・データを再生してホストに送る。
ホストから送られたユーザー・データは、ECCコードの付加・符号化・スクランブルなどの処理を行い、変調回路31において記録クロックに同期した記録データが生成され、ライト・アンプ25Wに送られる。
ライト・アンプ25Wが記録データに従ってシステムコントローラ5から指示される記録電流で磁界ヘッドを駆動することにより、変調磁界が生成される。
近年の高密度記録においては、近接して生成された磁区の影響により磁化反転位置がずれてしまう現象が見られており、記録補償回路32によりそのずれをあらかじめ補償する技術が用いられている。
リード・アンプ25Rから送られてくる再生信号は、リード・チャネル回路33において、波形等化・ビタビ復号・復調などいわゆるPRMLに基づく信号処理が行われる。
さらに、スクランブルの解除・復号・エラー訂正などの処理を経て、ユーザー・データが生成される。
システムコントローラ5は、図1ではサーボ信号処理部だけを記しているが、ホストから指示される動作コマンドに応じて、システム全体の制御をつかさどる。
サーボ信号処理部51には再生信号から検出したサーボ・データが送られ、ボイスコイル・モータ26やスピンドル・モータ22などを制御する。
モーター・ドライバ4は、サーボ信号処理部51からの指示にしたがって、ボイスコイル・モータ26やスピンドル・モータ22を駆動する。
[ゾーン・ビット・レコーディング]
ここで、ゾーン・ビット・レコーディングについて説明する。
ハードディスク装置1では、磁気ディスク21は一定の回転数で回転している。
外周ほど線速度(ヘッド・媒体の相対速度)は高くなるため、一定のチャネル・クロック周波数で記録していると、外周ほど線密度が低くなってしまう。
そこで、図2(A)に示すように、1枚のディスクをチャネル・クロック周波数の異なる複数のゾーンに分けている。
図2(B)のように、外周側のゾーンにいくほどチャネル・クロック周波数を高くすることにより、線密度の低下を回避し、1枚のディスクに格納できる情報量を増やしている。
一つのゾーンのなかでは、チャネル・クロック周波数は一定であるが、半径によって線速度・線密度は徐々に変化していく。
[熱アシスト磁気記録]
次に、熱アシスト磁気記録について説明する。
記録密度の向上にともない熱揺らぎによるデータ消失のリスクが高まっており、その対策として熱アシスト磁気記録が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
熱アシスト磁気記録は、保持力の高い媒体を用いることで熱揺らぎの問題を回避するものである。
この高保持力媒体は、一般的な記録ヘッドでは記録できない。
微小な光スポット照射して媒体温度を上げることにより保持力を低下させることができ、従来同様の記録ヘッドで記録することができる。
微小な光スポットを作る光源としては、小型で出射光の波長・位相がそろった半導体レーザが適している。
図3は、熱アシスト磁気記録における媒体の様子を示す図である。
従来の記録方式では、記録密度を上げるために記録ヘッドを小さくすると、発生できる磁界が小さくなってしまい記録に必要な磁界が得られない、という問題があった。
この方式では、微小な光スポットを形成することにより、光スポット相当の記録ヘッドよりも小さい磁区を形成することができ、線方向・トラック方向の両方について記録密度を上げることができる。
図4(A)および(B)は、熱アシスト磁気記録における、記録磁界・光波形を示す図である。
図4(A)に示す記録磁界は、通常の磁気記録と同様に記録データに応じた交番磁界である。
一方、図4(B)に示す光スポットは、チャネル・クロック周期で間欠的に照射させる。
この光スポットにより媒体温度が上昇し保持力が下がった領域について、記録磁界に従った磁区が形成される。
光スポットの波形は、媒体の温度分布、ひいては、形成される磁区の形状を決めることになる。
したがって、高密度記録を実現するためには、記録磁界に対する光波形の位相をはじめ、そのパルス幅・光パワーを適切に制御する必要がある。
特許第3932840号公報
ところで、ハードディスク装置は磁気ディスクの回転数が一定のため、半径によって線速度が変化する。さらに、ゾーン・ビット・レコーディングでは、ゾーンによってチャネル・クロック周波数を変化させる。
その結果、外周ほど線速度は速くなり、チャネル・クロック周波数は高くなる。
光スポットがディスク上を走査していく熱アシスト磁気記録では、線速度やチャネル・クロック周波数の変化により媒体の温度分布が変化する。
したがって、線速度やチャネル・クロック周波数に応じて、光スポットの記録磁界に対する位相・パルス幅・光パワーを変化させる仕組みが必要である。
本発明は、線速度やチャネル・クロック周波数の変化の下でも、良好な記録特性を得ることができるハードディスク装置およびその駆動方法を提供することにある。
本発明の第1の観点のハードディスク装置は、一定の回転数で回転され、半径方向に、データを記録するためのチャネル・クロック周波数が異なる複数のゾーンに分割され、一つのゾーンの中では上記チャネル・クロック周波数は一定とされ、半径によって線密度が徐々に変化するディスク状磁気記録媒体と、上記磁気記録媒体に情報を記録する記録ヘッドと、記録クロック周期で発光制御されて光スポットを上記磁気記録媒体に照射して上記記録ヘッドによる磁気記録の熱アシストを行う半導体レーザと、発光タイミング信号に応じたタイミングおよびレーザパワー制御信号に応じた光パワーで半導体レーザを駆動するレーザ駆動回路と、上記磁気記録媒体、上記半導体レーザ、上記記録ヘッドの少なくともひとつの特性に応じてレーザパワーを設定し、線速度および上記チャネル・クロック周波数の少なくとも一方に応じてレーザパワーを変化させるように上記レーザパワー制御信号を上記レーザ駆動回路に出力するコントローラと、記録クロックを遅延量制御信号に応じた遅延量をもって遅延させ、この遅延させた記録クロックを出力する可変遅延回路と、上記可変遅延回路で遅延された上記記録クロックに同期したパルス列を生成して発光タイミング信号として上記レーザ駆動回路に出力し、当該パルス幅をパルス幅制御信号に応じて変化させることが可能なパルス生成回路と、を含み、上記パルス生成回路は、発光タイミング信号のパルス幅が上記記録クロック周期未満の幅を持つようにパルス幅制御信号に応じてパルス幅を変化させ、上記コントローラは、線速度変化に対する制御において、線速度の上昇に対して、光パワーを高くし、記録磁界に対する遅延量を大きくし、かつパルス幅を狭くするように、上記レーザパワー制御信号、上記遅延量制御信号、および上記パルス幅制御信号を生成し、上記記録クロックから上記記録ヘッドおよび上記半導体レーザへの遅延差を吸収して記録磁界に対する発光タイミングを調整し、線速度および上記チャネル・クロック周波数の少なくとも一方に応じて、上記半導体レーザの発光タイミングを変化させ、上記磁気記録媒体、上記半導体レーザ、上記記録ヘッドの少なくともひとつの特性に応じて遅延量およびパルス幅を設定し、線速度および上記チャネル・クロック周波数の少なくとも一方に応じて、上記遅延量を変化させるように上記遅延量制御信号を上記可変遅延回路に出力し、発光パルス幅を変化させるように上記遅延量制御信号および上記パルス幅制御信号を上記パルス生成回路に出力し、上記レーザ駆動回路は、パルス幅が調整された発光タイミング信号に応じたタイミングで、上記レーザパワー制御信号で指示されるレーザ駆動パワーで上記半導体レーザを駆動する。
本発明の第2の観点のハードディスク装置の駆動方法は、一定の回転数で回転され、半径方向に、データを記録するためのチャネル・クロック周波数が異なる複数のゾーンに分割され、一つのゾーンの中では上記チャネル・クロック周波数は一定とされ、半径によって線密度が徐々に変化するディスク状磁気記録媒体と、上記磁気記録媒体に情報を記録する記録ヘッドと、記録クロック周期で発光制御されて光スポットを上記磁気記録媒体に照射して上記記録ヘッドによる磁気記録の熱アシストを行う半導体レーザと、発光タイミング信号に応じたタイミングおよびレーザパワー制御信号に応じた光パワーで半導体レーザを駆動するレーザ駆動回路と、を有し、上記磁気記録媒体、上記半導体レーザ、上記記録ヘッドの少なくともひとつの特性に応じてレーザパワーを設定し、線速度および上記チャネル・クロック周波数の少なくとも一方に応じてレーザパワーを変化させてハードディスク装置の半導体レーザを駆動するに際し、記録クロックを遅延量制御信号に応じた遅延量をもって遅延させ、上記遅延された上記記録クロックに同期したパルス列を生成して発光タイミング信号として上記レーザ駆動回路に出力するとともに、上記発光タイミング信号のパルス幅が上記記録クロック周期未満の幅を持つようにパルス幅制御信号に応じてパルス幅を変化させ、さらに、上記記録クロックから上記記録ヘッドおよび上記半導体レーザへの遅延差を吸収して記録磁界に対する発光タイミングを調整し、線速度および上記チャネル・クロック周波数の少なくとも一方に応じて、上記半導体レーザの発光タイミングを変化させ、上記磁気記録媒体、上記半導体レーザ、上記記録ヘッドの少なくともひとつの特性に応じて遅延量およびパルス幅を設定し、線速度および上記チャネル・クロック周波数の少なくとも一方に応じて、上記遅延量を変化させるように上記遅延量制御信号を生成し、かつ、発光パルス幅を変化させるように上記遅延量制御信号および上記パルス幅制御信号を生成し、かつ、線速度変化に対する制御において、線速度の上昇に対して、光パワーを高くし、記録磁界に対する遅延量を大きくし、かつパルス幅を狭くするように、上記レーザパワー制御信号、上記遅延量制御信号、および上記パルス幅制御信号を生成し、上記レーザ駆動回路において、パルス幅が調整された発光タイミング信号に応じたタイミングで、上記レーザパワー制御信号で指示されるレーザ駆動パワーで上記半導体レーザを駆動する。

本発明によれば、線速度やチャネル・クロック周波数の変化の下でも、良好な記録特性を得ることができる。
ハードディスク装置の構成の一例を示す図である。 ゾーン・ビット・レコーディングについて説明するための図である。 熱アシスト磁気記録における媒体の様子を示す図である。 熱アシスト磁気記録における、記録磁界・光波形を示す図である。 本発明の実施形態に係る熱アシスト・ハードディスク装置の構成例を示す図である。 発光タイミング信号の生成例を説明するための図である。 本実施形態に係る可変遅延回路の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るパルス生成回路の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るレーザ駆動回路の構成の一例を示す図である。 本実施形態に係る線速度変化に対するレーザ駆動電流制御について説明するための図である。 光スポット波形の制御方法について説明するための第1図である。 時間軸に対する光スポット波形を示す図である。 あるチャネル・クロック周波数における、記録磁界と光スポットの波形の一例を示す図である。 光スポット波形の制御方法について説明するための第2図である。
以下、本発明の実施形態を図面に関連付けて説明する。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.ハードディスク装置の全体構成例
2.半導体レーザの駆動系の具体的な構成および動作
3.線速度変化に対する制御
<1.ハードディスク装置の全体構成例>
図5は、本発明の実施形態に係る熱アシスト・ハードディスク装置の構成例を示す図である。
本ハードディスク装置100は、ヘッド・ディスク・アセンブリ110、信号処理回路120、モーター・ドライバ130、およびシステム全体を制御するシステムコントローラ(マイクロコンピュータ:マイコン)140を有する。
ヘッド・ディスク・アセンブリ110は、情報を格納する磁気ディスク111と、それを回転させるスピンドル・モータ112、磁気ディスク111への情報の記録・再生を行う記録ヘッド113と再生ヘッド114、リードライトアンプ115を有する。
さらに、ヘッド・ディスク・アセンブリ110は、熱アシスト磁気記録のための半導体レーザ116とレーザ駆動回路117とを備え、ボイスコイル・モータ118等を含んで構成されている。
熱アシスト・ハードディスク装置100は、記録クロック周期で半導体レーザ116を発光させることにより熱アシスト磁気記録を行う。
レーザ駆動回路117は、信号処理回路120による発光タイミング信号SLTに応じたタイミング、および、システムコントローラ140によるレーザパワー制御信号SLPCに応じたパワーで半導体レーザ116を駆動する。
この半導体レーザ116の駆動系については、信号処理回路120を含めて後で詳述する。
ヘッド・ディスク・アセンブリ110においては、記録ヘッド113と再生ヘッド114は、磁気ディスク111上を半径方向に移動するために、キャリッジの先端に取り付けられており、そのキャリッジはボイスコイル・モータ118によって駆動される。
また、記録ヘッド113を駆動するライト・アンプ115W、再生ヘッド114からの信号を増幅するリード・アンプ115Rは、通常リード/ライト・アンプ115として一つのICで形成されている。
近年の高転送レート化に対応するため、記録ヘッド113・再生ヘッド114への配線長を短くするため、リード/ライト・アンプ115もキャリッジ上に搭載されるようになっている。
信号処理回路120は、変調回路121、記録補償回路122、リード・チャネル回路123、サーボ・データ検出回路124、ECC符号化スクランブル回路125、ECC復号化デスクランブル回路126、ホストインタフェース(I/F)127を有する。
また、信号処理回路120は、SDRAM128、および記録クロック部129を有する。
さらに、信号処理回路120は、可変遅延回路1201およびパルス生成回路1202を有する。
可変遅延回路1201は、記録クロックに対して調整可能な遅延を加えてから、遅延出力信号S1201としてパルス生成回路1202に出力する。
可変遅延回路1201は、記録クロックから記録ヘッドおよび半導体レーザ116への遅延差を吸収して記録磁界に対する発光タイミングを調整するとともに、線速度やチャネル・クロック周波数に応じて、レーザの発光タイミングを適応的に変化させる
パルス生成回路1202は、記録クロックに同期した調整可能な幅をもつパルス列を生成してレーザ駆動回路117に出力する。
パルス生成回路1202は、媒体や半導体レーザ116・記録ヘッド113などの特性に応じてパルス幅を設定するとともに、線速度やチャネル・クロック周波数に応じて、発光パルス幅を適応的に変化させる。
本実施形態においては、この可変遅延回路1201およびパルス生成回路1202の指示に応じてレーザ駆動回路117が半導体レーザ116を適応的に駆動することが可能となる。
この構成によれば、光スポットの記録磁界に対する位相やパルス幅および光パワーについて、媒体や半導体レーザ・記録ヘッドなどの特性に応じて、適切に設定するだけでなく、線速度やチャネル・クロック周波数に応じて適応的に変化させることができる。
これにより、本実施形態に係るハードディスク装置100は、ディスク全面にわたって密度の高い記録を実現することが可能となっている。
信号処理回路120は、ホストから送られたユーザー・データから記録データを生成したり、再生信号からユーザー・データを再生してホストに送る。
ホストから送られたユーザー・データは、ECCコードの付加・符号化・スクランブルなどの処理を行い、変調回路121において記録クロックに同期した記録データが生成され、ライト・アンプ115Wに送られる。
ライト・アンプ115Wが記録データに従ってシステムコントローラ140から指示される記録電流で磁界ヘッドを駆動することにより、変調磁界が生成される。
近年の高密度記録においては、近接して生成された磁区の影響により磁化反転位置がずれてしまう現象が見られており、記録補償回路122によりそのずれをあらかじめ補償する技術が用いられている。
リード・アンプ115Rから送られてくる再生信号は、リード・チャネル回路123において、波形等化・ビタビ復号・復調などいわゆるPRMLに基づく信号処理が行われる。
さらに、スクランブルの解除・復号・エラー訂正などの処理を経て、ユーザー・データが生成される。
システムコントローラ140は、図5ではサーボ信号処理部141だけを記しているが、ホストから指示される動作コマンドに応じて、システム全体の制御をつかさどる。
サーボ信号処理部141には再生信号から検出したサーボ・データが送られ、ボイスコイル・モータ118やスピンドル・モータ112などを制御する。
サーボ信号処理部141は、信号処理回路120の可変遅延回路1201に対して調整すべき遅延量DLY情報を与える。
サーボ信号処理部141は、信号処理回路120のパルス生成回路1202に対して調整すべきパルス幅PWD情報を与える。
サーボ信号処理部141は、ヘッド・ディスク・アセンブリ110に対してレーザパワー信号SLPSを与える。
モーター・ドライバ130は、サーボ信号処理部141からの指示に従って、ボイスコイル・モータ118やスピンドル・モータ112を駆動する。
以下に、本実施形態の特徴的な構成である光源である半導体レーザ116を適応的に駆動するための、レーザ駆動回路117、可変遅延回路1201、パルス生成回路1202を中心とした具体的な構成および動作について説明する。
<2.半導体レーザの駆動系の具体的な構成および動作>
この回路の動作を、図6(A)〜(D)の発光タイミング信号の生成例と合わせて説明する。
図6(A)は記録クロックWCLKを、図6(B)は記録データWDTを、図6(C)は可変遅延回路1201の出力信号S1201を、図6(D)は発光タイミング信号SLTを、それぞれ示している。
ホストから送られてきたユーザー・データにECC符号化スクランブル回路125でECC・符号化・スクランブルなどの処理を施したのち、変調回路121において、図6(A)に示す記録クロックWCLKに同期した図6(B)の記録データWDTが生成される。
記録ヘッド113はこの記録データWDTに従って駆動され、図4(A)のような記録磁界を生成する。
ここでは、記録補償回路122により磁化反転位置のずれを補償する作用については省略している。
また、システムコントローラ140のサーボ信号処理部141では、サーボ・データに含まれるアドレス情報から、その場所におけるチャネル・クロック周波数・線速度を決めることができる。
サーボ信号処理部141は、その情報を元に、スピンドル・モータの回転数や記録クロック周波数を制御するだけでなく、下記制御に必要なレーザパワー制御信号SLPC、パルス幅制御信号PWDC、遅延量制御信号DLYCを生成する。
一方、図6(A)に示す記録クロックWCLKはレーザ駆動回路117に向けて、可変遅延回路1201に供給される。
可変遅延回路1201においては、記録クロックWCLKを、サーボ信号処理部141により供給された遅延量制御信号DLYCに従って、図6(C)に示すように遅延させ、パルス生成回路1202に送る。
[可変遅延回路の構成例]
ここで、可変遅延回路1201の構成の一例について説明する。
図7は、本実施形態に係る可変遅延回路の構成の一例を示す図である。
この例では、複数の遅延ゲート(ここではバッファ)DGT1〜DGTnが縦続接続され、各段間の接続ノードと遅延出力端との間にタップ選択用のスイッチSW1〜SWnが設けられている。
そして、セレクタSLCが、サーボ信号処理部141により供給された遅延量制御信号DLYCの情報に応じて、いずれかのスイッチSWをONにする。
これにより、入力信号である記録クロックWCLKは、遅延量制御信号DLYCに応じた時間遅れてから遅延出力信号S1201が出力される。
パルス生成回路1202は、可変遅延回路1201により遅延された記録クロックWCLKである信号S1201を、パルス幅制御信号PWDCに応じてゼロからチャネル・クロック周期未満の幅をもつ、入力クロックに同期したパルス信号を生成する。
パルス生成回路1202は、生成したパルス信号を発光タイミング信号SLTとしてレーザ駆動回路117に出力する。
[パルス生成回路の構成例]
ここで、パルス生成回路1202の構成の一例について説明する。
図8は、本実施形態に係るパルス生成回路の構成の一例を示す図である。
図8のパルス生成回路1202は、1/2分周器DVD、遅延部DLP、および排他的論理和ゲートGEXORを有する。
このパルス生成回路1202は、入力クロックを1/2分周器DVDで1/2分周した後、その分周信号と、たとえば図7のような遅延回路により遅らせた信号とのEX−OR(排他的論理輪)をとる。
これにより、パルス生成回路1202は、ゼロからチャネル・クロック周期未満の幅をもつ、入力クロックに同期したパルス信号を生成できる。
この構成により、図6(D)のように、遅延した記録クロックに同期し、パルス幅制御信号PWDCで指示された幅をもつパルス列を生成できる。
これが発光タイミング信号SLTとして、レーザ駆動回路に送られる。
レーザ駆動回路117は、入力された発光タイミング信号SLTに応じたタイミングでレーザパワー制御信号SLPCで指示されるレーザ駆動電流DIを半導体レーザ116に供給する。
[レーザ駆動回路の構成例]
ここで、レーザ駆動回路117の構成の一例について説明する。
図9は、本実施形態に係るレーザ駆動回路の構成の一例を示す図である。
図9のレーザ駆動回路117は、npn型トランジスタQ1〜Q4、および抵抗素子R1〜Rを有する。
このレーザ駆動回路117は、トランジスタQ1およびQ2により形成されるカレント・ミラー回路により、レーザパワー制御信号SLPCに応じた定電流がトランジスタQ2に生成される。
そして、トランジスタQ3およびQ4により形成される差動スイッチングは、発光タイミング信号SLT(+)/SLT(−)に応じて交互にON、OFFされる。
トランジスタQ4がONとなる期間だけ、トランジスタQ2で生成された定電流が半導体レーザ116を駆動する。
この構成により、入力された発光タイミング信号SLTに応じたタイミングで、レーザパワー制御信号SLPCで指示されるレーザ駆動電流DIを半導体レーザ116に供給する。
その結果、図4(B)に示すような光波形が生成される。
上述したように、レーザ駆動電流を制御するレーザパワー制御信号SLPC、発光タイミング信号SLTのパルス幅を制御するパルス幅制御信号PWDC、記録クロックの遅延量を制御する遅延量制御信号SLYCのいずれもサーボ信号処理部141で生成される。
これらの制御信号は、システムコントローラ140のサーボ信号処理部141において、サーボ・データに含まれるアドレス情報から、線速度・チャネル・クロック周波数に基づいて生成される。
以上の構成により、線速度・チャネル・クロック周波数に応じた最適な位相・ルス幅・光パワーで半導体レーザを発光させることができる。
<3.線速度変化に対する制御>
以下、具体的な制御例として、まず線速度変化に対する制御について述べる。
図10(A)〜(D)は、本実施形態に係る線速度変化に対するレーザ駆動電流制御について説明するための図である。
図10(A)は、ある線速度における、光スポットの光パワー・媒体上の温度分布・形成される磁区の様子を示す図である。横軸は時間ではなく、媒体上の位置である。
光スポットは、図4(B)に示したように一定時間媒体を照射することにより媒体の温度を上昇させる。光スポットが発光している間もディスクは回転しているので、光スポットの大きさよりも広い範囲に光スポットは照射される。
さらに、光スポットにより媒体に与えられた熱は、媒体の面方向にも拡散する。
その結果、図10(A)に示すように、媒体上の温度分布は、光スポットが照射された範囲よりも広がったものとなる。
ここで、Toは、媒体の温度上昇により保持力が低下し、記録磁界を下回る温度を示している。温度分布のうち、Toを上回る領域は、記録磁界に応じた磁区が形成される。
次に、図10(B)以降では、同図(A)よりも線速度が速い場合について考える。
図10(B)は、同図(A)と同じ波形で光スポットを照射した場合を示している。
線速度が速いときは、光スポットは媒体上のより広い範囲に照射され、単位面積当たりに照射される時間が短くなる。その結果、温度分布はより広い範囲に分布し、最大温度は低くなる。
図10(B)では、最大温度がToを超えることがないため、媒体の保持力が記録磁界を下回ることがなくなり、記録磁界に応じた磁区は形成されない。
そこで、媒体上の最大温度を上げるために、光パワーを高くした場合を図10(C)に示している。
光パワーを上げたことにより、媒体上の温度分布の最高温度が高くなり、Toを超える領域を形成することができる。
しかしながら、温度分布は広がったままなので、Toを超える領域も広くなってしまい、図10(A)の例を適正な磁区サイズとすると、それよりも過大な磁区が形成されてしまうことになる。
この状態では、順次記録されていく磁区の遷移点がずれてデータエラーの原因となりうる。また、Toを超える領域がトラック方向にも広くなることから、隣接トラックの記録済み磁区までも変化させてしまう可能性が高くなる。
さらに、媒体上の温度分布の広がりを抑制するために、光スポットのパルス幅を細くした場合を、図10(D)に示す。
光スポットの(時間的な)パルス幅を狭くすることにより、媒体上の光スポットが照射される範囲も狭くなることから、媒体上の温度分布も狭くできる。
Toを超える領域も狭くできることから、線速度が速い場合においても、図10(A)と同様に適正なサイズの磁区を形成することができる。
図11は、以上の挙動を鑑みた光スポット波形の制御方法について説明するための図である。
線速度の上昇に対して、光パワーを高くするだけでなく、記録磁界に対する遅延量を大きくし、かつ、パルス幅を細くしていく。
また、図10では、媒体上の位置に対する光スポットの波形を示したが、時間軸に対する光スポット波形を示したものが、図12(A)および(B)である。
図12(A)は、図10(A)に相当するものとして、ある線速度における記録磁界と光スポットの波形を描いたものである。
一般に、記録磁界が飽和して平坦になったところで光スポットを照射することにより、良好な記録特性が得られるものと考えられる。
図12(B)は、図10(D)に相当するものとして、線速度が速い場合に、光パワーを高くするだけではなく、記録時間に対する遅延をふやし、さらに、パルス幅を狭くするよう制御している。
このように、光スポットを制御することにより、線速度が異なる場合でも良好な記録を行うことができる。
チャネル・クロック周波数変化にともなう波形変化に対する制御現実的な問題として、チャネル・クロックがたとえば1GHzといった高い周波数になった場合に記録ヘッドおよびその駆動回路の帯域制限により記録磁界波形がなまってしまうことが避けられない。
図13(A)は、あるチャネル・クロック周波数における、記録磁界と光スポットの
波形の一例を示したものである。
記録磁界は、ライト・アンプ115Wや記録ヘッド113による帯域制限により、立上り・立下りがなまった応答をもっている。
このような記録磁界波形において、記録磁界が飽和して平坦になったところで、光スポットを照射することにより磁区を形成することが好ましい。
そのようなタイミングで光スポットが発光するように、記録磁界に対する位相(遅延量)が調整される。
図13(B)は、チャネル・クロック周波数がより高くなった場合であり、記録磁界の応答速度の制限により、記録磁界に平坦な部分がなくなってしまっている。
このような場合には、記録磁界の平坦部分で光スポットを発光させることはできないものの、記録磁界ができるだけ大きくなった瞬間に光スポットを照射することが好ましい。
したがって、図12(A)よりも記録磁界に対する遅延を少なくなるように制御することにより、チャネル・クロック周波数が高い場合においても、記録することができるようになる。
図14は、以上の挙動を鑑みた光スポット波形の制御方法について説明するための図である。
あるチャネル・クロック周波数よりも高くなると、記録磁界が平坦になる部分がなくなってくるのに合わせて、記録磁界に対する光スポットの遅延量を少なくすることにより、チャネル・クロック周波数が高い領域でも記録できるようになる。
[光スポットの制御方法のまとめ]
以上、線速度に対する制御とチャネル・クロック周波数(記録磁界波形)に対する制御の例を記した。
それぞれの制御をまとめた図11と図14では、チャネル・クロック周波数に対する制御方向が逆となっている。
両者の影響を勘案した制御を行うことで、線速度やチャネル・クロック周波数の変化の下でも、良好な記録特性を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ハードディスク装置100は、磁気記録媒体111と、磁気記録媒体に情報を記録する記録ヘッド113と、を有する。
ハードディスク装置100は、記録クロック周期で発光制御されて光スポットを磁気記録媒体に照射して記録ヘッドによる磁気記録の熱アシストを行う半導体レーザ116を有する。
さらに、発光タイミング信号とレーザパワー制御信号に応じたタイミングおよび光パワーで半導体レーザを駆動するレーザ駆動回路117と、コントローラ140を有する。
コントローラ140は磁気記録媒体、半導体レーザ、記録ヘッドの少なくともひとつの特性に応じてレーザパワーを設定する。そして、コントローラ140は、線速度およびチャネル・クロック周波数の少なくとも一方に応じてレーザパワーを適応的に変化させるようにレーザパワー制御信号をレーザ駆動回路に出力する。

したがって、本実施形態によれば、線速度やチャネル・クロック周波数の変化の下でも、良好な記録特性を得ることができる利点がある。
100・・・ハードディスク装置、110・・・ヘッド・ディスク・アセンブリ、111・・・磁気ディスク(磁気記録媒体)、113・・・記録ヘッド、116・・・半導体レーザ、117・・・レーザ駆動回路、120・・・信号処理回路、1201・・・可変遅延回路、1202・・・パルス生成回路、130・・・モーター・ドライバ、140・・・システムコントローラ。

Claims (8)

  1. 一定の回転数で回転され、半径方向に、データを記録するためのチャネル・クロック周波数が異なる複数のゾーンに分割され、一つのゾーンの中では上記チャネル・クロック周波数は一定とされ、半径によって線密度が徐々に変化するディスク状磁気記録媒体と、
    上記磁気記録媒体に情報を記録する記録ヘッドと、
    記録クロック周期で発光制御されて光スポットを上記磁気記録媒体に照射して上記記録ヘッドによる磁気記録の熱アシストを行う半導体レーザと、
    発光タイミング信号に応じたタイミングおよびレーザパワー制御信号に応じた光パワーで半導体レーザを駆動するレーザ駆動回路と、
    上記磁気記録媒体、上記半導体レーザ、上記記録ヘッドの少なくともひとつの特性に応じてレーザパワーを設定し、線速度および上記チャネル・クロック周波数の少なくとも一方に応じてレーザパワーを変化させるように上記レーザパワー制御信号を上記レーザ駆動回路に出力するコントローラと、
    記録クロックを遅延量制御信号に応じた遅延量をもって遅延させ、この遅延させた記録クロックを出力する可変遅延回路と、
    上記可変遅延回路で遅延された上記記録クロックに同期したパルス列を生成して発光タイミング信号として上記レーザ駆動回路に出力し、当該パルス幅をパルス幅制御信号に応じて変化させることが可能なパルス生成回路と、を含み、
    上記パルス生成回路は、
    発光タイミング信号のパルス幅が上記記録クロック周期未満の幅を持つようにパルス幅制御信号に応じてパルス幅を変化させ、
    上記コントローラは、
    線速度変化に対する制御において、線速度の上昇に対して、光パワーを高くし、記録磁界に対する遅延量を大きくし、かつパルス幅を狭くするように、上記レーザパワー制御信号、上記遅延量制御信号、および上記パルス幅制御信号を生成し、
    上記記録クロックから上記記録ヘッドおよび上記半導体レーザへの遅延差を吸収して記録磁界に対する発光タイミングを調整し、線速度および上記チャネル・クロック周波数の少なくとも一方に応じて、上記半導体レーザの発光タイミングを変化させ、
    上記磁気記録媒体、上記半導体レーザ、上記記録ヘッドの少なくともひとつの特性に応じて遅延量およびパルス幅を設定し、線速度および上記チャネル・クロック周波数の少なくとも一方に応じて、上記遅延量を変化させるように上記遅延量制御信号を上記可変遅延回路に出力し、発光パルス幅を変化させるように上記遅延量制御信号および上記パルス幅制御信号を上記パルス生成回路に出力し、
    上記レーザ駆動回路は、
    パルス幅が調整された発光タイミング信号に応じたタイミングで、上記レーザパワー制御信号で指示されるレーザ駆動パワーで上記半導体レーザを駆動する
    ハードディスク装置。
  2. 上記コントローラは、
    レーザ駆動パワーを制御する上記レーザパワー制御信号、発光タイミング信号のパルス幅を制御する上記パルス幅制御信号、記録クロックの遅延量を制御する上記遅延量制御信号は、サーボ・データに含まれるアドレス情報から、線速度および上記チャネル・クロック周波数に基づいて生成する
    請求項1記載のハードディスク装置。
  3. 上記コントローラは、
    記録磁界が飽和するタイミングで光スポットを発光するように上記遅延量を制御する
    請求項1または2記載のハードディスク装置。
  4. 上記コントローラは、
    記録磁界が飽和しない上記チャネル・クロック周波数である場合、記録磁界に対する遅延が少なくなるように上記遅延量を制御する
    請求項1から3のいずれか一に記載のハードディスク装置。
  5. 一定の回転数で回転され、半径方向に、データを記録するためのチャネル・クロック周波数が異なる複数のゾーンに分割され、一つのゾーンの中では上記チャネル・クロック周波数は一定とされ、半径によって線密度が徐々に変化するディスク状磁気記録媒体と、
    上記磁気記録媒体に情報を記録する記録ヘッドと、
    記録クロック周期で発光制御されて光スポットを上記磁気記録媒体に照射して上記記録ヘッドによる磁気記録の熱アシストを行う半導体レーザと、
    発光タイミング信号に応じたタイミングおよびレーザパワー制御信号に応じた光パワーで半導体レーザを駆動するレーザ駆動回路と、を有し、上記磁気記録媒体、上記半導体レーザ、上記記録ヘッドの少なくともひとつの特性に応じてレーザパワーを設定し、線速度および上記チャネル・クロック周波数の少なくとも一方に応じてレーザパワーを変化させてハードディスク装置の半導体レーザを駆動するに際し、
    記録クロックを遅延量制御信号に応じた遅延量をもって遅延させ、
    上記遅延された上記記録クロックに同期したパルス列を生成して発光タイミング信号として上記レーザ駆動回路に出力するとともに、上記発光タイミング信号のパルス幅が上記記録クロック周期未満の幅を持つようにパルス幅制御信号に応じてパルス幅を変化させ、さらに、
    上記記録クロックから上記記録ヘッドおよび上記半導体レーザへの遅延差を吸収して記録磁界に対する発光タイミングを調整し、線速度および上記チャネル・クロック周波数の少なくとも一方に応じて、上記半導体レーザの発光タイミングを変化させ、
    上記磁気記録媒体、上記半導体レーザ、上記記録ヘッドの少なくともひとつの特性に応じて遅延量およびパルス幅を設定し、線速度および上記チャネル・クロック周波数の少なくとも一方に応じて、上記遅延量を変化させるように上記遅延量制御信号を生成し、かつ、発光パルス幅を変化させるように上記遅延量制御信号および上記パルス幅制御信号を生成し、かつ、線速度変化に対する制御において、線速度の上昇に対して、光パワーを高くし、記録磁界に対する遅延量を大きくし、かつパルス幅を狭くするように、上記レーザパワー制御信号、上記遅延量制御信号、および上記パルス幅制御信号を生成し、
    上記レーザ駆動回路において、
    パルス幅が調整された発光タイミング信号に応じたタイミングで、上記レーザパワー制御信号で指示されるレーザ駆動パワーで上記半導体レーザを駆動する
    ハードディスク装置の駆動方法。
  6. レーザ駆動パワーを制御する上記レーザパワー制御信号、発光タイミング信号のパルス幅を制御する上記パルス幅制御信号、記録クロックの遅延量を制御する上記遅延量制御信号は、サーボ・データに含まれるアドレス情報から、線速度および上記チャネル・クロック周波数に基づいて生成する
    請求項5記載のハードディスク装置の駆動方法。
  7. 記録磁界が飽和するタイミングで光スポットを発光するように上記遅延量を制御する
    請求項5または6記載のハードディスク装置の駆動方法。
  8. 記録磁界が飽和しない上記チャネル・クロック周波数である場合、記録磁界に対する遅延が少なくなるように上記遅延量を制御する
    請求項5から7のいずれか一に記載のハードディスク装置の駆動方法。
JP2009224473A 2009-09-29 2009-09-29 ハードディスク装置およびその駆動方法 Expired - Fee Related JP5716268B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009224473A JP5716268B2 (ja) 2009-09-29 2009-09-29 ハードディスク装置およびその駆動方法
US12/805,187 US8279720B2 (en) 2009-09-29 2010-07-16 Hard disk apparatus and driving method therefor
CN2010102943628A CN102034485B (zh) 2009-09-29 2010-09-21 硬盘设备及其驱动方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009224473A JP5716268B2 (ja) 2009-09-29 2009-09-29 ハードディスク装置およびその駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011076646A JP2011076646A (ja) 2011-04-14
JP5716268B2 true JP5716268B2 (ja) 2015-05-13

Family

ID=43780267

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009224473A Expired - Fee Related JP5716268B2 (ja) 2009-09-29 2009-09-29 ハードディスク装置およびその駆動方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8279720B2 (ja)
JP (1) JP5716268B2 (ja)
CN (1) CN102034485B (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8369191B2 (en) * 2010-11-29 2013-02-05 Tdk Corporation Method for controlling the current of laser diode on thermally assisted magnetic recording head
US8503125B2 (en) * 2011-05-27 2013-08-06 HGST Netherlands B.V. Channel-source laser-pulsing system architecture for thermal-assisted recording
US8897103B2 (en) * 2011-09-27 2014-11-25 Western Digital Technologies, Inc. Disk drive calibrating a laser write power for heat assisted magnetic recording
US8578241B2 (en) 2011-10-10 2013-11-05 Lsi Corporation Systems and methods for parity sharing data processing
US8315128B1 (en) * 2012-01-09 2012-11-20 Lsi Corporation Heat assisted magnetic recording system
US8908730B2 (en) 2012-08-01 2014-12-09 Lsi Corporation Shared threshold/undershoot laser output driver
JP2015149110A (ja) 2014-02-06 2015-08-20 株式会社東芝 磁気ディスク装置、及び制御方法
JP2016035794A (ja) * 2014-08-01 2016-03-17 株式会社東芝 磁気ディスク装置、プリアンプ、及び制御方法
JP2021048523A (ja) * 2019-09-19 2021-03-25 株式会社東芝 Led駆動制御回路、電子回路及びled駆動制御方法

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2576643B2 (ja) * 1989-11-14 1997-01-29 三菱電機株式会社 光磁気記録装置
JP3387519B2 (ja) * 1992-03-04 2003-03-17 株式会社日立製作所 情報記録再生方式及びデイスク状記録媒体
JPH09231634A (ja) * 1996-02-28 1997-09-05 Hitachi Maxell Ltd 光磁気記録再生方法
JP4063978B2 (ja) * 1998-07-03 2008-03-19 株式会社リコー 情報記録方法
KR100455377B1 (ko) * 2002-01-18 2004-11-06 삼성전자주식회사 다양한 광 매체에 적합한 기록 펄스 발생 장치 및 방법
JP4317119B2 (ja) * 2004-11-30 2009-08-19 富士通株式会社 熱アシスト磁気記録方法および試験記録再生方法
JP4458263B2 (ja) * 2005-03-10 2010-04-28 パイオニア株式会社 プローブ、並びに記録装置及び再生装置。
JP2006294131A (ja) * 2005-04-11 2006-10-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光学的情報記録装置、及び光学的情報記録方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8279720B2 (en) 2012-10-02
CN102034485A (zh) 2011-04-27
JP2011076646A (ja) 2011-04-14
CN102034485B (zh) 2013-06-19
US20110075525A1 (en) 2011-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5716268B2 (ja) ハードディスク装置およびその駆動方法
US8369368B2 (en) Laser driving device, laser driving method, optical unit, and light device
JP2016035794A (ja) 磁気ディスク装置、プリアンプ、及び制御方法
JP2674453B2 (ja) 光ディスク媒体の記録方法および装置
JP2001067669A (ja) 記録装置、記録方法
JP4561911B2 (ja) レーザ駆動装置、光装置
JPH11296858A (ja) 光ディスク装置
US8107342B2 (en) Laser driving device, optical unit, and light device which can change the setting information for a sampling pulse
JP2006268985A (ja) 光記録装置
US8638648B2 (en) Information erasing device and information erasing method
JP4409514B2 (ja) 情報記録再生装置、情報記録再生方法および情報記録再生プログラム
TWI328224B (en) Optical disc signal recording method and optical disc apparatus
JP2015149110A (ja) 磁気ディスク装置、及び制御方法
JP4380527B2 (ja) 記録装置及び信号記録方法
JP3622760B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP3622762B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP3622761B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP3622763B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
US7567490B2 (en) Optical disk recording method and an optical disk apparatus
JP3622765B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP3622769B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP3622768B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP3622764B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP3622759B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置
JP3674627B2 (ja) ディスク状記録媒体及び記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120816

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130729

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140304

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20140428

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140930

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141203

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20141211

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150302

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5716268

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees