JP5715765B2 - X線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、管電圧(tube voltage)を変調(modulate)するX線コンピュータ断層撮影装置に関する。
従来のコンピュータ断層撮影システムは、データ収集(スキャニング)の期間中、管電圧と管電流(tube current)は原則的に固定される。減衰(attenuation)は視野角に大きく依存するので、画質は不安定になる。身体部分の物理的寸法(X線透過長)は、被検体周囲を周回するX線管の位置を表すビューアングル(view angle)により大きく異なるので、X線は、異なるレベルで減衰する。即ち、身体部分の物理的寸法に関係なく同じスペクトル(spectrum)とフラックス(flux)のX線ビームにより投影データセット(projection data set)が収集されるので、画質は、物理的寸法等により変化する。画質を高めるために管電圧と管電流を高くすると、被曝が増加する。被曝を抑えるために管電圧と管電流を低くすると、アーティファクトが発生する。
このため、管電圧と管電流とのいずれかが変調される。例えば、X線検出器からのフィードバック信号(feedback signal)に基づいて管電圧が変調される。X線の減衰係数(attenuation coefficient)が同じであると仮定して、厚い部分には高エネルギーX線を照射し、より薄い部分には低エネルギーX線を照射する。被検体で減衰されたX線は、基準エネルギーを中心に分布する。
管電圧と管電流は、減衰係数は一定であるとの仮定のもとで制御される。しかし実際には減衰係数は一定ではない。管電圧は、スキャン期間中に変調される。管電圧は、ビューアングルごとに設定される。管電圧は、体軸の位置ごとに設定される。収集された投影データは、画像再構成処理において互換性がない。ある投影データはある管電圧に対応する。他の投影データは他の管電圧に対応する。減衰係数のエネルギー依存性は、管電圧の異なる投影データの互換を否定する。
ビューアングルと位置とで減衰レベルを実質的に維持させるために管電流変調技術がある。現在のビューアングルと位置における減衰値が、前に検出されたビューアングルと位置での減衰値に近似するように、電流が変調される。管電圧は変調されず、管電流だけが変調される。
電流変調は、ノイズ・レベル(noise level)を制御するのに有効である。しかし線量効率に関連するX線減衰には有効でない。管電流が高いほど、ノイズ・レベル(投影データの分散)は低下する。ノイズ・レベルは管電流に反比例する。線量は管電流に比例する。電流変調は画質を改善する。X線の線量効率を改善することによって、線量を最適化ができる。
被曝低減と画質向上は、線量効率の最適化により達成される。即ち、被曝は必要最小限に抑えられ、かつ画質は犠牲にされない。線量効率は、一般に、(S/N)2を線量レベルで割ったものと定義される、ここで(S/N)は信号対雑音比である。線量効率は、X線スペクトル、検出器特性、X線減衰に依存する。管電圧変調によってスペクトルを変化させることによって、線量効率を最適化できる。
電流変調だけでは被曝低減と画質向上とを両立しない。線量効率を最適化するには管電圧変調が必要である。電圧変調は、投影データの互換を拒否する。投影データの互換を可能にするために、二重エネルギーイメージング技術が試用される。
二重エネルギーイメージングは、有望な技術である。その根本概念は、低エネルギーのX線のもとで収集した投影データと、高エネルギーのX線のもとで収集した投影データとの一対のデータ・セットに基づいて患者情報を推定することができる。
二重エネルギーイメージングの物理的根拠は、30keV〜140keVの臨床的に意義のあるエネルギー範囲にあるX線の2つの相互作用である。2つの相互作用は、光電吸収(optical/electrical absorption)とコンプトン散乱(compton scattering)である。光電吸収は、エネルギーの急減少関数(rapidly decreasing function)で表される。コンプトン拡散は、エネルギーの緩関数(gentle function)で表される。光電吸収は、吸収組織の実効原子番号(Z)の強関数であり、散乱はZにほとんど依存しない。AlvarezとMacovski(1976)は、物理学により、二重エネルギー分解と呼ばれる二重エネルギー情報を使用する数学的手法を開発した。
エネルギー分解は、エネルギー依存性の他に、X線管を考慮しなければならない。商用臨床CTスキャナの多くは、多色光源を使用する。二重エネルギーイメージングの数学的手法は重要である。多色光源を有する単一エネルギーイメージングには正確で分析的な手法がない。多色光源を使用する二重エネルギー分解の1つの数学的手法は、米国特許出願12/361,280号(2009年1月28日出願)及び米国特許出願12/106,907(2008年4月21日出願)号等に記載されている。二重エネルギー・コンピュータ断層撮影法において、管電圧の高速なスイッチング技術は、一般に、高電圧と低電圧とをビューアングルごとに交互に切り換える。二重エネルギー・データ・ドメイン分解の繰り返し解は、支配的線形項により急速に収束する。
これまで、いくつかの二重エネルギー技術が実現された。例えば、Siemens社は、2つのX線管を装備させて2種類のエネルギー準位に対応する2つのデータ・セットを生成する技術を開発した。Philips社は、Haifa研究施設で、上層が低エネルギー・データを記録し、下層が高エネルギー・データを記録するサンドイッチ検出器を開発した。プロトタイプ・システムは、Hadassah Jerusalem病院に設置された。ゼネラルエレクトリック社は、ガーネットを使用して1回転当たりの2496回という高速な検出器を開発した。この高速検出器は、低エネルギー・データ・セットと高エネルギー・データ・セットを収集するために高速な管電圧スイッチングタイプのX線管と併用される。
表1は、二重エネルギー・データ・セットを収集する特定の方法の長所と短所をまとめたものである。高速管電圧スイッチング技術は、ビューごとに交互に低管電圧と高管電圧とを交互に切り換える。これらの手法のうちでも、高速管電圧スイッチングは非常に有効である。二重X線管タイプとサンドイッチタイプ検出器は追加のコストを必要とするので、コスト効率が良くない。同様に、ゼネラルエレクトリック社の高速スイッチング検出器もコストを高める。更に、二重線源とサンドイッチ検出器は両方とも、下の表に挙げた他の技術的問題を解決しなければならない。一方、低速管電圧スイッチングは、追加の部品や機器を必要としない。しかし、高エネルギーの投影データと低エネルギーの投影データとは、時間的に1回転周期ずれる。ヘリカルスキャンでは、高エネルギーの投影データと低エネルギーの投影データとは、対軸方向に収集位置がずれる。
Figure 0005715765
それにもかかわらず、表1に既に示したように、二重線源又は特別の検出器を使用しない高速管電圧スイッチング技術は、二重エネルギーによる投影データの収集において長所と短所がある。高速管電圧スイッチング技術は、高エネルギー照射と低エネルギー照射との間に極めて良好な時間的及び空間的レジストレーション(temporal and spatial registration)を有する。これにより、データ・ドメイン法が可能になり、IQとフレキシビリティが向上する。高速管電圧スイッチング技術は、ヘリカルスキャンでも優れた二重エネルギー・データ・セットを収集する。短所は、時間的レジストレーションの低下である。別の問題は、管電流を管電圧ほど高速に振動させることが技術的に難しいことにある。
二重エネルギーイメージングの実用化には幾つかの課題がある。1つの重要な課題は、2つの投影データの間で線量及びノイズ・レベルが変動することにある。低エネルギー・データは、高エネルギー・データよりかなりノイズが多くなる。その理由は、X線管の効率が低電圧ほど低くなること、低エネルギーX線は一般に組織に浸透しにいことである。これは、大きな患者ほど顕著になる。これと同じ問題は、同じ患者の異なる様々な部分をスキャンする際に起こる。その理由は、それらの身体部分の物理的寸法が大きく異なるからである。
二重エネルギーCTに関しては、非特許文献3に、管電流を変調する1つのアルゴリズムが示されている。先行技術は、二重エネルギー露出制御(DEEC)が、線量を一定に維持しながら最終単色画像のノイズを最少にすると主張している。あるいは、先行技術は、DEECが、ノイズを一定に維持しながら線量を最少にすると主張している。換言すると、上記のDEECで電流変調によって線量とノイズのどちらかが改善される。この点において、先行技術のDEECは、線量効率をまだ改善できていない。
特開昭53−110495号公報 特許第2704084号明細書 米国特許出願12/361,280号 米国特許出願12/106,907号
Godfrey Hounsfield's paper (1973) Yu ZouとMichael D.Silverによる「Analysis of Fast kV-switching in Dual Energy CT using a Pre-reconstruction Decomposition Technique」 (2009)。 "Dual energy exposure control (DEEC) for computed tomography: Algorithm and simulation study," Phillip StennerとMarc Kacheirie, Med. Phys.35 (11), Nov 2008。
目的は、画質を犠牲にすることなくX線の過剰照射による患者の安全性を改善することにある。
実施形態によれば、少なくとも2種類のエネルギー・スペクトルに対応する少なくとも2種類の投影データを収集するコンピュータ断層撮影システムにおいて、少なくとも一つのX線管と、被検体を挟んで前記X線管に対応し、前記2種類の投影データを検出するように構成されたX線検出器と、前記X線管に印加する少なくとも2種類の管電圧を、ビューごとに交互に切り換えて発生する管電圧発生部と、前記被検体における視野角に伴うX線の減衰の変化に応じて前記2種類の管電圧の少なくとも一方を変調して線量効率を適正化するために前記管電圧発生部を制御する制御部と、を具備することを特徴とする。
他の実施形態によれば、少なくとも2種類のエネルギー・スペクトルに対応する少なくとも2種類の投影データを収集するコンピュータ断層撮影システムにおいて、少なくとも一つのX線管と、被検体を挟んで前記X線管に対応し、前記2種類の投影データを検出するように構成されたX線検出器と、前記X線管に印加する少なくとも2種類の管電圧を発生する管電圧発生部と、前記被検体における視野角に伴うX線の減衰の変化に応じて前記2種類の管電圧の少なくとも一方を変調して線量効率を適正化するために、1又は所定のビューごとに管電圧変調の上限値と下限値との両方を変化させるように前記管電圧発生部を制御する制御部と、を具備することを特徴とする。
他の実施形態によれば、少なくとも2種類のエネルギー・スペクトルに対応する少なくとも2種類の投影データを収集するコンピュータ断層撮影システムにおいて、少なくとも一つのX線管と、被検体を挟んで前記X線管に対応し、前記2種類の投影データを検出するように構成されたX線検出器と、前記X線管に印加する少なくとも2種類の管電圧を発生する管電圧発生部と、前記被検体における視野角に伴うX線の減衰の変化に応じて前記2種類の管電圧の少なくとも一方を変調して線量効率を適正化するために、全てのビューで管電圧変調の上限値を固定して、下限値をビューごとに変化させるように前記管電圧発生部を制御する制御部と、を具備することを特徴とする。
他の実施形態によれば、少なくとも2種類のエネルギー・スペクトルに対応する少なくとも2種類の投影データを収集するコンピュータ断層撮影システムにおいて、少なくとも一つのX線管と、被検体を挟んで前記X線管に対応し、前記2種類の投影データを検出するように構成されたX線検出器と、前記X線管に印加する少なくとも2種類の管電圧を発生する管電圧発生部と、前記被検体における視野角に伴うX線の減衰の変化に応じて前記2種類の管電圧の少なくとも一方を変調して線量効率を適正化するために、全てのビューで管電圧変調の下限値を固定して、上限値をビューごとに変化させるように前記管電圧発生部を制御する制御部と、を具備することを特徴とする。
他の実施形態によれば、少なくとも2種類のエネルギー・スペクトルに対応する少なくとも2種類の投影データの収集中に電圧変調を実行するように構成されたコンピュータ断層撮影システムにおいて、少なくとも一つのX線管と、被検体を挟んで前記X線管に対応し、前記2種類の投影データを検出するように構成されたX線検出器と、前記X線管に印加する少なくとも2種類の管電圧を、ビューごとに交互に切り換えて発生し、前記X線管に供給する管電流を発生する管電圧発生部と、前記被検体における視野角に伴うX線の減衰に応じて前記2種類の管電圧の少なくとも一方を変調するために前記管電圧発生部を制御する管電圧調整部と、前記投影データのノイズを減少させて、信号対雑音比の二乗を線量で割ったものによって定義される線量効率を適正化するために前記管電流を変調する管電流調整部とを具備することを特徴とする。
本実施形態によるCT装置を示す図である。 本実施形態における特定のビューアングルのエネルギー準位を示す図である。 本実施形態における特定のビューアングルのエネルギー準位を示す図である。 本実施形態による全体処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態による電圧変調処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態による他の電圧変調処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態による電流変調処理手順を示すフローチャートである。 本実施形態による電流変調の他の処理手順を示すフローチャートである。 線量が実効エネルギーに対してほぼ線形であることを示すグラフである。 対象がカルシウムでバックグラウンドが水であるモデルの信号対雑音比を示すグラフである。 対象がカルシウムでバックグラウンドが水であるモデルの線量効率を示すグラフである。 対象のサイズ150、250、350及び450mmに対する正規化された線量効率を示すグラフである。 対象のサイズ150、250、350及び450mmに対する正規化された線量効率を示すグラフである。 対象のサイズ150、250、350及び450mmに対する正規化された線量効率を示すグラフである。 対象のサイズ150、250、350及び450mmに対する正規化された線量効率を示すグラフである。 対象のサイズ150、250、350及び450mmに対するヨウ素造影剤を区別するために正規化された線量効率を示すグラフである。 対象のサイズ150、250、350及び450mmに対するヨウ素造影剤を区別するために正規化された線量効率を示すグラフである。 対象のサイズ150、250、350及び450mmに対するヨウ素造影剤を区別するために正規化された線量効率を示すグラフである。 対象のサイズ150、250、350及び450mmに対するヨウ素造影剤を区別するために正規化された線量効率を示すグラフである。 本実施形態において、2つの管電圧の上限と下限それぞれの変化を示すグラフである。 図13の補足図である。 本実施形態において、2つの管電圧の上限を固定し、下限を変化させる示すグラフである。 図15の補足図である。 本実施形態において、2つの管電圧の下限を固定し、上限を変化させる示すグラフである。 図17の補足図である。
図1に示すように、本実施形態は、ガントリ(gantry)100を含む。ガントリ100は、X線管101と、複数列型又は2次元配列型のX線検出器103を有する。X線管101とX線検出器103は、回転軸RAのまわりに回転可能に設けられた環状フレーム102にマウントされる。X線検出器103は、X線管101に対して対向する。回転ユニット107は、フレーム102を0.4秒/回転等の高速で回転させる。天板に載置された被検体Sは天板の移動により回転軸RAに沿って移動される。
高電圧発生器109は、X線管101からX線を発生させるために、スリップ・リング(slip ring)108を介してX線管101に管電圧を印加し、フィラメント電流(filament current)を供給する。X線管101の管電圧は、高エネルギー・レベルと、低エネルギー・レベルとで交互に切り換えられる。
データ収集システム(data acquisition system DAS)104は、各チャネルのX線検出器103から出力された信号を電圧信号に変換し、その電圧信号を増幅し、更にそれをデジタル信号に変換する。X線検出器103及びDAS104は、1回転当たりのデータ収集回数(TPPR)を、最大900TPPR、900TPPR〜1800TPPR、及び900TPPR〜3600TPPRで処理可能に構成される。
DAS104から出力されたデータ(生データ)は、非接触データ・トランスミッタ105を介して、コンソールに収容された前処理装置106に送られる。前処理装置106は、生データに対して感度補正等の各種補正処理を実行する。記憶装置112は、前処理を受けたデータ(投影データ)を記憶する。記憶装置112は、再構成装置114、表示装置116、入力装置115、及びスキャン計画支援装置200と共に、データ/制御バスによってシステム・コントローラ110に接続される。スキャン計画支援装置200は、撮影技師がスキャン計画を立てるのを支援する機能を有する。
高速な二重エネルギー機能は、管電圧を、ビューごとに交互に低電圧と高電圧とでスイッチングする。この技術のもとでは、高エネルギーに対応する投影データと低エネルギーに対応する投影データとの間で時間的ズレ及び空間的位置ズレがきわめて短い。これにより、データ・ドメイン方法(data domain method)を採用できる。ヘリカルスキャンでも同様である。再構成前分解技術(preconstruction decomposition technique)は、高いノイズ・レベルの低エネルギーに対応する投影データと、高エネルギーに対応する投影データとの間でビューアングルのズレを低減出来る。
本実施形態は、管電圧の低速スイッチングも含む。高管電圧と低管電圧とは、回転毎に交互に切り換えられる。管電圧は、最初の回転期間中、全てのビューアングルで高エネルギーに固定される。次の回転では、管電圧は低エネルギーに切り替えられる。管電圧は、次の回転期間中、全てのビューアングルで低エネルギーに固定される。この点で、低管電圧スイッチングの速さは、高速管電圧スイッチングの速さの約1000〜2000分の1である。低速スイッチング技術は、追加の部品も機器も必要としない。しかし高エネルギーに対応する投影データと低エネルギーに対応する投影データとの間で、時間的なズレが避けられない。時間的なズレは、1回転周期である。ヘリカルスキャンでは、高エネルギーに対応する投影データと低エネルギーに対応する投影データとの間でさらに空間的位置ズレが大きい。
二重エネルギー技法は、追加のハードウェアを必要とする。本実施形態では、例えば2種類のスペクトルを同時に生成するための2つのX線管が装備される。他の実施形態では、専用のサンドイッチ検出器又は二重層検出器が装備される。さらに他の実施形態は、光子の数を数える光子計数検出器を必要とする。2つのX線管、サンドイッチ検出器、光子計数検出器の装備は、追加コストを生じさせる。これらの実施形態は、高/低エネルギーに対応する投影データ・セットを収集するのにコスト効率があまり良くない。
本実施形態によれば、二重エネルギー対応のCTは、2種類のエネルギーでX線を発生するためにX線管101の管電圧を変調する。スキャン中に、X線が透過する対象部分の厚さに応じて、変調する管電圧の上限と下限を変化させる。
本実施形態では、システム・コントローラ110は、対象部分の厚さに基づいて、複数の高エネルギー値と低エネルギー値とのセットから、特定のセットを選択する。対象部分の厚さは、スキャン前に取得されるスキャノグラムに基づいて特定される。スキャノグラムから特定の管電圧セットが選択される。管電圧セットは、高管電圧値と低管電圧値とからなる。
図2Aと図2Bに示すように、システム・コントローラ110は、対象部分の厚さにより特定の管電圧セットを選択する。X線管101がビューアングルα1に位置するとき、X線は、図2Aに示されたように、第1距離を通過する。一方、X線管101がビューアングルα2に位置するとき、X線は、図2Bに示されたように、第2距離だけ通過する。第1距離は、第2距離より長い。α1に対応するX線減衰は、α2に対応するX線減衰よりかなり大きい。その結果、光子の減少の違いにより、縞アーティファクト(streak artifact)が生じる。
X線管101がビューアングルα1に位置するときに用いる管電圧セットは、X線管101がビューアングルα2に位置するときに用いる管電圧セットと異なる。X線管101がビューアングルα1に位置するとき、第1の管電圧セットに従って管電圧は低電圧(100kV)と高電圧(140kV)との間で変動(alternate)する。X線管101がビューアングルα2に位置するとき、第2の管電圧セットに従って管電圧は低電圧(80kV)と高電圧(120kV)との間で変動する。従って、本実施形態によれば、二重エネルギーCTにおける管電圧変調は、被曝低減とノイズ低減とを実現する。
用意される管電圧セットの数は、2には限定されない。X線管101の電圧変調に使用される管電圧セットの数が多くなるほど、線量効率が最適水準に近づく可能性が高い。一方、管電圧セットの数が少ないと、スイッチング技術は単純になる。いずれの場合も、各ビューアングルで、低電圧と高電圧の間のエネルギー分離が、安定した分解を保証するのに十分でなければならない。
図13乃至図18には、多くの管電圧セットを用いて、1又は数ビューごとに管電圧変調の上限値(高電圧)と下限値(低電圧)との少なくとも一方を変化させる様子を示している。図13、図14には、1又は数ビューごとに管電圧変調の上限値(高電圧)と下限値(低電圧)との両方を変化させる制御を示している。図15、図16には、全てのビューで管電圧変調の上限値(高電圧)を固定して、下限値(低電圧)をビューごとに変化させる制御を示している。図17、図18には、全てのビューで管電圧変調の下限値(低電圧)を固定して、上限値(高電圧)をビューごとに変化させる制御を示している。
ビューアングルと管電圧セットとの対応は、X線検出器の出力のフィードバック制御により、スキャン動作と並行して即時的に変化させてもよい。例えば、管電圧セットは、現在の視野角での減衰X線値が、予め検出された視野角と位置における平均減衰X線値に近づくように決定される。いずれの場合も、各ビューアングルで、低電圧と高電圧の間のエネルギー分離が、安定した分解を保証できるほど大きくなければならない。
画質と線量をバランスさせるために、管電流変調が、管電圧変調と併用される。各スキャンにおいて、必要な画質を最小限の線量で得るために、管電圧と管電流とが、ビューアングルに対して個別に変調されてもよい。管電流の変調は、一般に、ノイズ・レベルを制御するのに有効であるが、線量効率に関しては有効でない。投影データ収集中の管電流値が高いほど、収集した投影データ・セットのノイズ・レベルが下がる。より正確には、ノイズ・レベルは、管電流値に反比例する。一方、管電流は、患者への線量に比例する。この点で、電流変調は、線量効率が一定の場合に画質を改善し最適線量レベルを達成することができる。しかしながら、X線減衰を調整して線量効率を改善することによって、最適線量レベルを更に下げることができる。
管電流の制御のために、電流調整器116が設けられる。システム・コントローラ110は、対象部分の厚さに応じて、高電圧と低電圧とのデューティ比(duty ratio)に加えて特定の管電流値を選択して、対応する高エネルギーX線と低エネルギーX線を変化させるようにする。図2Aと図2Bに示したように、管電流は、ビューアングルにより、投影データのノイズ・レベルを最適化するように変調される。その結果、X線管101は、特定の管電流で異なるスペクトルのX線を生成する。従って、二重エネルギーCTの管電圧及び/又は電流変調は、画質を維持と被曝低減とを両立するように、対象部分の厚さにより管電圧と管電流の組を選択する。いずれの場合も、各ビューアングルで、低電圧と高電圧の間のエネルギー分離は、安定した分解を保証するほど大きくなければならない。
図3に示すように、ステップS10で、二重エネルギーX線を生成するX線管101に印加される管電圧の上限と下限とを選択し、その間で管電圧を交互に切り換える。X線管101に印加される単一電圧レベルを変調し、X線管101は、二重エネルギーの二重層検出器又は光子計数検出器によって分離される幅広いスペクトルのX線を生成する。二重エネルギーCTの電圧は、改善された線量効率で投影データを得るために各ビューアングルごとに変調又は調整される。電圧変調と電流変調の組み合わせにより、線量レベルが最適化される。
上述のように、本実施形態によるCTスキャナは、管電圧の高速なスイッチングの可能な1つのX線管、管電圧の低速なスイッチングの可能な1つのX線管、又は2つのX線管を装備する。本実施形態によるCTスキャナは、二重層検出器又は光子計数検出器を装備する。
次に、ステップS20で、エネルギーの異なる投影データが収集される。ステップS30で、他の投影データ収集シーケンスのために変調電圧値を更に調整するかどうかが判定される。換言すると、ステップS30は、必要なビューアングルが全てスキャンされたかどうかを判定する。ステップS30で、必要なビューアングルの全てがスキャンされていないと判定された場合、ステップS10に戻り、ステップS10及びS20を繰り返す。一方、ステップS30で、必要なビューアングルが全てスキャンされたと判定された場合、ステップS40に進み、そこで、マルチスライスX線CT装置が、スペクトルに依存しない基本材料の長さを計算するために、各ビューアングルの収集した投影データに対して再構成前分解(preconstruction decomposition)を実行する。このようにして、電圧変動による不一致が回避され、同時に、最適な線量効率を達成するために、各ビューアングルの電圧が調整される。ステップS50で、基本画像は、スペクトルに依存しない基本材料の長さから再構成される。最後に、ステップS60で、基本画像が組み合わされて、単色画像、密度画像、有効Z画像等が得られる。
図4に示すように、ステップS100で、予め記憶装置112に記憶されたスキャノグラムのデータを取り出す。ステップS110で、スキャノグラムに基づいて、ビューアングルごとに、視野角に応じた被検体の厚さ(X線透過長)に対応する管電圧セットが選択される。システム・コントローラ110は、二重エネルギーX線を生成するために、ステップS120で、選択された管電圧セットの高電圧/低電圧に従って変調管電圧をX線管101に印加する。図3の電圧調整ステップS10から必要に応じて前述のステップS100、S110及びS120を繰り返し呼び出す。
ステップS130で、電圧変調に加えて電流変調が必要かどうかが判定される。電流変調が必要ないか又はステップS130で指示されない場合、電圧変調ステップS100まで戻る。一方、ステップS130で電流変調が必要とされた場合、図6と図7に示したように所定の管電流変調処理を実行する。電圧変調ステップS100、S110及びS120の後に続くステップS130で電流調整の判定を行うと説明したが、説明したステップの順序は単なる例示である。換言すると、電流変調は、必要に応じて、図1の投影データ収集ステップS20の電圧変調とほぼ同時に実行される。
図5に示すように、ステップS200で、スキャン期間中に、X線検出器103からの特定のフィードバック信号に基づいて、変調される管電圧値を決定する。例えば、管電圧セットは、現在の視野角と位置における減衰X線値が、前に検出された視野角と位置における減衰X線値に近づくように決定される。いずれの場合も、各ビューアングルで、低電圧と高電圧の間のエネルギー分離は、安定した分解を保証できるほど大きくなければならない。前述のステップS200における進行中の決定は、単に例示であり、様々な他の方法が用いられ得る。管電圧セットは、前に検出された値を考慮することにより近似される。1セットの適切な管電圧値が計算された後、システム・コントローラ110は、二重エネルギーX線を生成するために、ステップS210で、計算された電圧値をX線管101に印加する。必要に応じて、図3の電圧調整ステップS10から前述のステップS200とS210を繰り返し呼び出す。
図5を更に参照すると、管電圧の変調に加えて、管電流の変調が必要かどうかを判定する。管電流の変調が必要ない場合又はステップS220で指示が出されない場合、管電圧の変調ステップS10に戻る。一方、ステップS220で電流変調が必要とされた場合、図6又は図7に示したように、所定の管電流変調処理を実行する。電流変調は、図3の投影データ収集ステップS20の電圧変調処理と並行して実行されてもよい。
次に図6のステップS300では、記憶装置112に予め記憶されたスキャノグラムとともに、被検体Sの対象部分の厚さと管電流値との対応表と、視野角と厚さとの対応表とを含む。ステップS310で、視野角と厚さとの対応表を用いて、現在の視野角に対応する厚さ値を選択する。次に、厚さと管電流値との対応表を用いて、選択された厚さに対応する管電流値セットを選択する。管電流値セットは、高管電圧に対応する管電流値と、低管電圧に対応する管電流値とからなる。管電流値セットのデータは、システム・コントローラ110により、ステップS320でX線管101に供給する電流値に変換する。必要に応じて、図4又は図5の電流調整ステップから前述のステップS300、S310及びS320を繰り返し呼び出す。
図7に示すように管電流値は、フィードバック制御により決定されても良い。ステップS400では、スキャンプロセスの進行中に、X線検出器103からの特定のフィードバック信号に基づいて、管電流値を決定する。例えば、管電流値セットは、現在の視野角と位置における減衰X線値が、前に検出された視野角と位置における平均減衰X線値に近づくように決定される。いずれの場合も、各ビューアングルで、低エネルギーと高エネルギーの間のエネルギー分離は、安定した分解を保証できるほど大きくなければならない。管電流値セットは、前に検出された値を考慮することによって近似される。1対の適切な管電流値が計算された後、システム・コントローラ110は、二重エネルギーX線を生成するために、ステップS410で、X線管101へ供給する管電流を変調する。必要に応じて、図4又は図5の電流調整ステップから前述のステップS400とS410を繰り返し呼び出す
図6と図7に示した管電流変調に対して、電流の範囲が変化してもよい。例えば、X線発生器が、70kW〜100kWの電力と80kV〜140kVの電圧を有する場合、最大電流は約1250mAである。上の例では通常電流値は約400mAであるが、電流値は80mAと低くてもよい。
他の実施形態は、低速管電圧スイッチングにおける電圧変調を利用する。この場合、低エネルギースキャンと高エネルギースキャンの一方が、低エネルギースキャンと高エネルギースキャンの他方の前に実行され、2種類のスペクトルのX線を生成する。各スキャンで、X線管101の電圧は、投影データを高い線量効率で収集するためにビューアングルに対して独立に変調される。必要に応じて、各スキャンで、X線管101の管電圧及び管電流は、ノイズの少ない必要画質を最適な線量効率で得るために、ビューアングルに対してそれぞれ独立に変調される。各ビューアングルでは、低電圧と高電圧の間のエネルギー分離は、安定した分解を保証するのに十分でなければならない。
隣り合うビューで低エネルギーX線によるデータ収集と高エネルギーX線によるデータ収集とが行われるように、管電圧の高速なスイッチングが必要である。X線管101は、2つの別個のX線スペクトルを生成する。図13、図14に示すように、X線管101の管電圧の上限と下限は、投影データを高い線量効率で収集するためにビューアングル各々に対して変調される。必要に応じて、X線管101の管電流が、ノイズの少ない必要画質を最適な線量効率で得るために、ビューアングルに対してそれぞれ独立に変調される。隣接したビューアングルで、低電圧と高電圧の間のエネルギー分離は、安定した分解を保証するのに十分でなければならない。図15、図16に示すように、X線管101の管電圧の上限が固定され、下限が変調されてもよい。図17、図18に示すように、X線管11の管電圧の下限が固定され、上限が変調されてもよい。
幅広いX線管スペクトルを有する単一のX線を用いるとき、二重層検出器が装備される。二重層検出器の第1層は低エネルギーX線に対して高感度を有し、第2層は高エネルギーX線に対して高感度を有する。投影データを高い線量効率で得るために、管電圧がビューアングルごとに変調される。必要に応じて、管電流が、ノイズの少ない必要画質を最適な線量効率で得るために、ビューアングルに対して独立に変調される。
他の実施形態では、エネルギー・ビンに従って光子の数を別々に数える光子計数検出器を装備する。光子は、低エネルギーと高エネルギーの2つのグループに分けられる。二重層検出器と同じように、幅広いX線管スペクトルを有する単一のX線が必要とされる。管電圧は、投影データを高い線量効率で得るために、ビューアングルに対して変調される。必要に応じて、管電流が、ノイズの少ない必要画質を最適な線量効率で得るために、ビューアングルごとに変調される。
他の実施形態は、2つのX線管(dual source)により電圧変調を実現する。2つのX線管は、2つの別個のX線スペクトルを生成する。2つのX線管からの投影データが、各ビューアングルのX線ごとに位置合わせされる。この仮定に基づいて、一方のX線管が低電圧を有し他方のX線管が高電圧を有する二重エネルギースキャンの後で、再構成前分解が可能である。2つのX線管の電圧は、投影データを高い線量効率で得るためにビューアングルに対して独立に変調される。必要に応じて、ノイズの少ない必要画質を最適な線量効率で得るために、2つのX線管の電圧と電流が、ビューアングルに対してそれぞれ変調される。
上述の実施形態では、電圧は、必要に応じて、電圧変調が離散的又は連続的に変化するように選択される。離散的な電圧変調では、所定の数の離散的な電圧値が使用される。換言すると、異なる減衰を有するビューアングルの電圧又は1対の電圧が交換される。一方、連続的な電圧変調では、電圧は、ビューアングルに対して連続的に変更されてもよい。
既に前述したように、電圧変調は、必要に応じて電流変調と組み合わされる。電圧変調と電流変調の組み合わせにより、最適な線量効率とノイズ・レベルが達成される。一方、2つの変調のどちらかを使用すると、線量は減少するが、ほんどの場合、最適な線量効率レベルと最適なノイズ・レベルは達成されない。この点において、1つのビューアングル・モデルに関する線量と信号対雑音比と線量効率の関係について更に詳しく説明する。この1つのビューアングル・モデルは、複数のビューアングルに関して全体的に最適な線量効率に近づくように、各ビューアングルの最適な線量効率を決定するために利用される。
線量Qは、次のように推定することができる。
Figure 0005715765
ここで、λはビュー指標(view index)であり、Vλ (L)とVλ (H)は低電圧と高電圧を有するX線スペクトルの実効エネルギーであり、Nλ (L)とNλ (H)は、入射光子数であり、pλ(Vλ (L))、pλ(Vλ (H))は、ビューアングルλの平均減衰量を表わす。実効エネルギーを電圧と関連付けることができることに注意されたい。一般に、実効エネルギーは、電圧に対して非線形であるが、その電圧は、実効エネルギーのほぼ2倍と考えることができる。図8に示したように、指数因子が0に近いので、1つのビューアングル・モデルの線量は、実効エネルギーに対してほぼ線形である。
信号対雑音比の二乗SNR2は、次のように表すことができる。
Figure 0005715765
ここで、μC(E)とμB(E)は、光子エネルギーEにおける対照(contrast)とバックグラウンドの線減衰係数である。
Figure 0005715765
ここで、定数Rは、再構成演算子(reconstruction operator)に関する。図9は、対照がカルシウムでバックグラウンドが水の1つのビューアングル・モデルの信号対雑音比を示す。
線量効率rは、次のように定義することができる。
Figure 0005715765
1つのビューアングル・モデルにおいて、
Figure 0005715765
図10は、対象がカルシウムでバックグランドが水の1つのビューアングル・モデルの線量効率を示す。図10のピーク線量効率の実効エネルギー値は、図9のピーク信号対雑音比の実効エネルギー値に近いが、それらの値は異なる。その結果、ピーク信号対雑音比とピーク線量効率の対応する電圧値も異なる。
次に図11A〜図11Dと表2を参照する。
Figure 0005715765
4つのグラフは、それぞれ対象サイズが150、250、350及び450mmの場合の二重エネルギーCTの密度を区別するための正規化線量効率を示す。各対象において、水がバックグラウンドとして仮定され、エネルギー分離は9keVとして固定される。線量効率は、実効エネルギーが約57keVの場合に単一エネルギーCTにおいて120kVの標準スキャン電圧に正規化された。表2は、対象サイズが150、250、350及び450mmの場合の密度を区別するために、光子エネルギー(E)、スペクトルの低実効エネルギーと高実効エネルギー(YL,VH)、及び最適線量効率の最適値をまとめたものである。
図11A〜図11Dに示し、表2にもまとめたように、最適実効エネルギーは、対象サイズに対して急激に増大する。直径が150nmと250nmの小さい対象の場合、最高線量効率は、120kVの標準スキャン電圧の線量効率より僅かに高い。直径が450nmの大きい対象の場合、最適線量効率は、120kVの標準スキャン電圧の線量効率の3.37倍にもなる可能性がある。
図12A〜図12Dは、対象サイズが150、250、350及び450mmの場合のそれぞれ二重エネルギーCTのヨウ素造影剤(ICA)を区別するための正規化線量効率を示すグラフである。各対象部分において、バックグラウンドとして水が仮定され、エネルギー分離は9keVと固定される。線量効率は、実効エネルギーが約57keVの場合に単一エネルギーCTでは120kVの標準スキャン電圧に正規化された。表3は、対象サイズが150、250、350及び45Ommの場合のヨウ素造影剤を区別するために、光子エネルギー(E)、スペクトルの低実効エネルギーと高実効エネルギー(VL,VH)、及び最適線量効率の最適値をまとめたものである。
Figure 0005715765
図12A〜図12Dに示し、また表3にまとめたように、最適実効エネルギーは、対象サイズに対して徐々に増大する。直径が150nmの小さい対象の場合、最高線量効率は、120kVの標準スキャン電圧の線量効率の3.8倍にもなる。一方、直径が450nmの大きい対象の場合、最適線量効率は、120kVの標準スキャン電圧の線量効率の1.05倍と小さくなる。
以上の説明において、本発明の多数の特徴及び利点を、本発明の構造及び機能の詳細と共に説明してきたが、この開示は単なる例示であり、また、特に部分の形状、サイズ及び配置並びにソフトウェア、ハードウェア又はその両方の組み合わせの実現を詳細に変更することができ、そのような変更は、添付した特許請求の範囲に表された条件の幅広く一般的な意味によって示される本発明の原理の範囲内に十分にあることを理解されたい。
100…ガントリ、103…X線検出器、104…データ収集システム(DAS)、105…非接触データ・トランスミッタ、106…処理装置、107…回転ユニット、108…スリップ・リング、109…高電圧発生器、110…システム・コントローラ、112…記憶装置、114…再構成装置、115…入力装置、116…電流調整器、116…表示装置、S…被検体。

Claims (16)

  1. 少なくとも2種類のエネルギー・スペクトルに対応する少なくとも2種類の投影データを収集するコンピュータ断層撮影システムにおいて、
    少なくとも一つのX線管と、
    被検体を挟んで前記X線管に対応し、前記2種類の投影データを検出するように構成されたX線検出器と、
    前記X線管に印加する少なくとも2種類の管電圧を、ビューごとに交互に切り換えて発生する管電圧発生部と、
    前記被検体における視野角に伴うX線の減衰の変化に応じて前記2種類の管電圧の少なくとも一方を変調して線量効率を適正化するために前記管電圧発生部を制御する制御部と、
    を具備するコンピュータ断層撮影システム。
  2. 前記線量効率は、信号対雑音比の二乗を線量で割ったものによって定義される請求項1記載のコンピュータ断層撮影システム。
  3. 前記減衰は、前記投影データの収集前に決定される請求項1記載のコンピュータ断層撮影システム。
  4. 前記減衰は、スキャノグラムによって決定される請求項1記載のコンピュータ断層撮影システム。
  5. 前記減衰は、前記投影データの収集中に決定される請求項1記載のコンピュータ断層撮影システム。
  6. 前記管電圧発生部は、前記X線管に供給される管電流を発生し、
    前記少なくとも2種類の投影データのノイズレベルを低減するために前記管電流を変調する電流調整器をさらに備える請求項1記載のコンピュータ断層撮影システム。
  7. 前記制御部は、複数の管電流値から特定の管電流値を選択する請求項記載のコンピュータ断層撮影システム。
  8. 前記制御部は、複数の電流値セットから一の電流値セットを選択することによって前記管電流を変調する請求項記載のコンピュータ断層撮影システム。
  9. 前記管電流値は、スキャノグラムに基づいて決定される請求項記載のコンピュータ断層撮影システム。
  10. 前記管電流値は、前記投影データの収集中に決定される請求項記載のコンピュータ断層撮影システム。
  11. 前記管電圧と前記管電流は、前記視野角に対して独立に変調される請求項記載のコンピュータ断層撮影システム。
  12. 少なくとも2種類のエネルギー・スペクトルに対応する少なくとも2種類の投影データを収集するコンピュータ断層撮影システムにおいて、
    少なくとも一つのX線管と、
    被検体を挟んで前記X線管に対応し、前記2種類の投影データを検出するように構成されたX線検出器と、
    前記X線管に印加する少なくとも2種類の管電圧を発生する管電圧発生部と、
    前記被検体における視野角に伴うX線の減衰の変化に応じて前記2種類の管電圧の少なくとも一方を変調して線量効率を適正化するために、1又は所定のビューごとに管電圧変調の上限値と下限値との両方を変化させるように前記管電圧発生部を制御する制御部と、
    を具備するコンピュータ断層撮影システム。
  13. 少なくとも2種類のエネルギー・スペクトルに対応する少なくとも2種類の投影データを収集するコンピュータ断層撮影システムにおいて、
    少なくとも一つのX線管と、
    被検体を挟んで前記X線管に対応し、前記2種類の投影データを検出するように構成されたX線検出器と、
    前記X線管に印加する少なくとも2種類の管電圧を発生する管電圧発生部と、
    前記被検体における視野角に伴うX線の減衰の変化に応じて前記2種類の管電圧の少なくとも一方を変調して線量効率を適正化するために、全てのビューで管電圧変調の上限値を固定して、下限値をビューごとに変化させるように前記管電圧発生部を制御する制御部と、
    を具備するコンピュータ断層撮影システム。
  14. 少なくとも2種類のエネルギー・スペクトルに対応する少なくとも2種類の投影データを収集するコンピュータ断層撮影システムにおいて、
    少なくとも一つのX線管と、
    被検体を挟んで前記X線管に対応し、前記2種類の投影データを検出するように構成されたX線検出器と、
    前記X線管に印加する少なくとも2種類の管電圧を発生する管電圧発生部と、
    前記被検体における視野角に伴うX線の減衰の変化に応じて前記2種類の管電圧の少なくとも一方を変調して線量効率を適正化するために、全てのビューで管電圧変調の下限値を固定して、上限値をビューごとに変化させるように前記管電圧発生部を制御する制御部と、
    を具備するコンピュータ断層撮影システム。
  15. 少なくとも2種類のエネルギー・スペクトルに対応する少なくとも2種類の投影データの収集中に電圧変調を実行するように構成されたコンピュータ断層撮影システムにおいて、
    少なくとも一つのX線管と、
    被検体を挟んで前記X線管に対応し、前記2種類の投影データを検出するように構成されたX線検出器と、
    前記X線管に印加する少なくとも2種類の管電圧を、ビューごとに交互に切り換えて発生し、前記X線管に供給する管電流を発生する管電圧発生部と、
    前記被検体における視野角に伴うX線の減衰に応じて前記2種類の管電圧の少なくとも一方を変調するために前記管電圧発生部を制御する管電圧調整部と、
    前記投影データのノイズを減少させて、信号対雑音比の二乗を線量で割ったものによって定義される線量効率を適正化するために前記管電流を変調する管電流調整部と
    を具備するコンピュータ断層撮影システム。
  16. 前記管電圧と前記管電流は、前記視野角に対して独立に変調される請求項15記載のコンピュータ断層撮影システム。
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