JP5714527B2 - 建設機械の通信制御装置及び通信制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械の通信制御装置及び通信制御方法に係り、特に迅速かつ効率的に受信確認を行うための建設機械の通信制御装置及び通信制御方法に関する。
従来では、建設機械を稼働させるための各種設定情報(機械情報)やエンジン・油圧システム等の稼働状態を示す機歴情報等を、建設機械に備え付けの表示部(モニタ)に表示し、オペレータ(作業者)等がこれらの情報を確認しながら目的の作業を行っている。また、従来では、メンテナンス作業等を行うサービスマン(メンテナンス作業者)が定期的に建設機械のある場所に赴き、上述した表示部から機械情報や機歴情報を取得して点検等を行っている。
なお、従来では、サービスマン等が直接建設機械のある場所に赴かなくても建設機械に対して人工衛星等の衛星通信を介してデータを送信したり、建設機械内のデータを受信する技術が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2003−293399号公報 特開2002−198887号公報
ところで、上述した特許文献に示すような従来技術では、例えば複数の建設機械の稼働状況や現在位置等を管理する管理サーバ等から、各建設機械に対して所定のデータを送信し、建設機械がそのデータを受信して、対応する処理をさせる場合がある。そのような場合には、例えば建設機械を扱うユーザ用のPC(Personal Computer)から管理サーバに指示を行い、指示を受けた管理サーバが衛星通信サービスを介して指示に対応するデータを対象の建設機械に送信し、建設機械の通信制御装置がこのデータを受信して所定の処理を行う。
しかしながら、例えば、建設機械の通信制御装置の受信機能に対するトラブルシュート等を行いたい場合に、従来手法では、上述した管理サーバを介してデータの送受信を行わなければならない。そのため、管理サーバの負荷が増えてデータ送信処理時間が大きくなったり、管理サーバのメンテナンス等による停止等が原因で、迅速に建設機械側の受信確認が行えない場合がある。特に、トラブルシュート等を行う場合には、サービスマン等が対象の建設機械のある場所に赴き、トラブルの発生している箇所をチェックする必要があるため、建設機械の通常の作業を行うことができなくなる。そのため、トラブルシュート等を行う場合には、より迅速で効率的な受信確認が要求される。
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、迅速かつ効率的に受信確認を行うための建設機械の通信制御装置及び通信制御方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明は、予め設定された管理サーバからのデータを受信し、受信したデータに基づく処理を行う建設機械の通信制御装置において、前記管理サーバ以外の携帯端末から送信されたテストデータの受信結果に基づいて、受信確認の制御を行う制御部と、前記制御部による前記テストデータの受信確認の結果を前記携帯端末の識別情報と共に表示する表示部とを有し、前記制御部は、前記携帯端末から送信されたデータを受信し、受信したデータが予め設定されたテストデータであるか否かを判定し、前記受信したデータが前記予め設定されたテストデータである場合に、前記受信確認の結果を生成することを特徴とする。
なお、本発明の構成要素、表現又は構成要素の任意の組み合わせを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造等に適用したものも本発明の態様として有効である。
本発明によれば、建設機械における受信確認を迅速かつ効率的に行うことができる。
建設機械の管理システムの一例を示す図である。 本実施形態における建設機械の一例を示す図である。 建設機械における通信制御装置の機能構成の一例を示す図である。 表示部に表示される画面例について説明するための図である。
<本発明について>
本発明では、例えば建設機械の通信制御装置等において、データの受信が正常に行われているか否かの受信確認を行う場合、従来のように管理サーバ等を経由せずに、所定の端末から送信される予め設定されたテストデータの受信結果に基づいて受信確認を行う。また、建設機械がテストデータを受信した場合には、予め設定された表示部(例えば、モニタ等)に受信結果が表示される仕組みを設ける。これにより、建設機械の修理やメンテナンスを行うサービスマン(メンテナンス作業者)等は、例えば自分の携帯端末等を用いて建設機械にテストデータを送信し、建設機械でそのテストデータの受信結果を表示部で確認することで、迅速かつ効率的に受信機能の確認を行うことができる。
本発明では、管理サーバ等を経由せずに建設機械にテストデータを送信する仕組みを構築することで、システム全体の通信経路を短くすることができ、どの通信経路でトラブルが発生しているかを容易に特定することができる。
なお、本発明は、例えば建設機械の通信制御装置の受信機能に対するトラブルシュート時等に適用することができるが、これに限定されるものではなく、例えば受信機能のメンテナンス時等にも活用することができる。
以下に、本発明における建設機械の通信制御装置及び通信制御方法を好適に実施した形態について、図面を用いて説明する。
<建設機械の管理システム>
まず、本発明が適用される建設機械の管理システムの概略例について、図を用いて説明する。図1は、建設機械の管理システムの一例を示す図である。図1に示す管理システム10は、建設機械11と、携帯端末12と、携帯メール用送受信アンテナ13と、携帯メールサーバ14と、通信ネットワーク15と、衛星通信サーバ16と、地上局17と、通信衛星18とを有する。また、管理システム10は、上述した構成の他に、例えば、サービスマンの所属するメンテナンス企業等が使用するPC20(図1の例では、PC20−1〜20−3)と、1又は複数の建設機械の稼働状況等を管理する稼働管理サーバ(管理サーバ)21とを有していてもよい。なお、携帯メールサーバ14、衛星通信サーバ16、PC20、及び稼働管理サーバ21とは、インターネット回線等に代表される通信ネットワーク15を介してデータの送受信が状態で接続されている。
また、稼働管理サーバ21と、携帯端末12と、PC20と、建設機械11とは、それぞれが固有の識別情報を有している。例えば、稼働管理サーバ21にはアドレスA、携帯端末12にはアドレスB、PC20−1にはアドレスC、建設機械11にはアドレスTがそれぞれ割り当てられている。なお、識別情報としては、例えばメールアドレスやIP(Internet Protocol)アドレス、MAC(Media Access Control)アドレス、電話番号等があるが、これに限定されるものではなく固有の情報であればよい。本実施形態では、上述した識別情報に基づいて対象の機械や装置(PC、サーバ)、端末に所定のデータの送受信を行うことができる。
また、図1の例では、建設機械11及び携帯端末12を1台のみ示しているが、これに限定されるものではなく、管理システム10内に複数の建設機械11及び携帯端末12を有していてもよい。
建設機械11は、アンテナ30と、通信制御装置31と、表示部32とを有するよう構成されている。アンテナ30は、通信衛星18とのデータの送受信を行うための通信手段を設けている。アンテナ30により受信したデータは、通信制御装置31に出力される。また、本実施形態におけるアンテナ30は、データを送信する場合にも用いることができる。
通信制御装置31は、アンテナ30から得られるデータの内容が予め設定された受信用のテストデータであるか否かを判定する。なお、テストデータは、例えば「0101」等の予め設定された信号列や、「テスト1」、「テスト2」等の文字パターン等の中から選択される少なくとも1つのデータを用いることができるが、これに限定されるものではない。なお、通信制御装置31は、テストデータが電子メールで送信されてきた場合には、その電子メールを受信して内容を読み取ることができる電子メール機能を有する。
また、通信制御装置31は、テストデータを正常に受信できた場合に、受信確認の結果を表示部32に表示させる。例えば、予め設定されたテストデータの内容が正常に受信できた場合には、受信確認結果がOKである旨を表示部32に表示させる。
このとき、通信制御装置31は、テストデータを送信してきた送信元の携帯端末12の識別情報(例えば、アドレスB)も表示部32に表示させる。これにより、サービスマン等は、表示部32の表示内容に基づいて、どの携帯端末12から送信されたテストデータであるかを容易に確認することができる。
なお、通信制御装置31には、予め建設機械11毎に割り当てられた識別情報(例えば、アドレスT)が管理されている。したがって、本実施形態において、サービスマン等は、自分の携帯端末12等からテストデータを送信する際に、例えばトラブルシュートの対象の建設機械11の識別情報宛てにテストデータを送信する。
また、通信制御装置31は、受信確認の結果を記憶部等に記憶し、記憶された1又は複数の受信確認の結果を所定のタイミングで稼働管理サーバ21に送信することができる。なお、所定のタイミングとは、例えば所定の時間毎、曜日毎、週毎、月毎のように時間情報に基づくタイミングや、記憶されているデータ量に基づくタイミング、稼働管理サーバ21から受信確認の結果の取得要求を受信したタイミング、サービスマンによる通信制御装置31への送信指示を受けたタイミング等があるが、これに限定されるものではない。また、受信確認の結果は、上述した稼働管理サーバ21だけでなく、携帯端末12やPC20に送信することもできる。
表示部32は、通信制御装置31により得られる受信確認結果を画面に表示する。なお、表示部32は、例えばモニタディスプレイ等を用いることできる。また、表示部32は、通信制御装置31に所定の指示を入力できるように、例えばスイッチパネル等を有していてもよい。なお、上述した建設機械11及び通信制御装置31の具体的な構成例については、後述する。
携帯端末12は、建設機械11に対して予め設定されたテストデータを送信する。なお、テストデータは、例えば予め携帯端末12が備える電子メール機能等を用いる場合には、送信先に対象の建設機械11の識別情報(例えば、メールアドレス)を設定し、電子メールの「本文」又は「件名」に上述したテストデータの内容を書き込む。
なお、携帯端末12における送信先の設定は、メールアドレスに限定されるものではなく、例えば予め建設機械11毎に設定されたIPアドレスやMACアドレス等のアドレス情報等を用いてテストデータを送信してもよい。また、携帯端末12は、電子メール機能ではなく、電話番号を送信先に設定したショートメール機能を用いてテストデータを送信してもよい。この場合、携帯メールサーバ14において予め管理されている電話番号とアドレスとの対応テーブル等を用いて、電話番号から建設機械11のアドレスを取得して、テストデータが、所定の建設機械11に送信される。また、携帯端末12は、上述した電子メール機能以外にも予め設定したコマンド操作によりテストデータを送信したり、専用のアプリケーションを起動させて上述したテストデータの送信処理を行ってもよい。
なお、携帯端末12としては、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレットPC(Personal Computer)、ゲーム機器等を利用することができるが、これに限定されるものではなく、可搬型の情報通信端末であればよい。
携帯メール用送受信アンテナ13は、携帯端末12と携帯メールサーバ14との間でデータの送受信を行う。具体的には、携帯メール用送受信アンテナ13は、携帯端末12から送信されたテストデータを受信し、受信したテストデータを携帯メールサーバ14に出力する。なお、この場合のテストデータは、例えば電子メールとして送信されたメール形式のテストデータを意味するが、これに限定されるものではない。
携帯メールサーバ14は、携帯メール用送受信アンテナ13と衛星通信サーバ16との間でデータの送受信を行う。なお、携帯メール用送受信アンテナ13と衛星通信サーバ16との間には、通信ネットワーク15を介する。具体的には、携帯メールサーバ14は、受信したテストデータを対象の建設機械11の識別情報(例えば、アドレスT)に送信するため、通信ネットワーク15を介して衛星通信サーバ16に送信する。なお、携帯メールサーバ14は、テストデータの送信内容を所定のフォーマットに変換する処理等を行ってもよい。例えば、携帯メールサーバ14は、ショートメール機能を用いて送信されたテストデータに対しては、予め管理されている電話番号とアドレスとの対応テーブル等を用いて、電話番号から建設機械11のアドレスを取得し、取得したアドレス宛てにテストデータを送信する。
衛星通信サーバ16は、携帯メールサーバ14と地上局17との間でデータの送受信を行う。なお、携帯メールサーバ14と地上局17との間には、通信ネットワーク15を介する。具体的には、衛星通信サーバ16は、携帯メールサーバ14から取得したテストデータを、通信衛星18を介して、送信先の建設機械11に送信するために、地上局17にテストデータを出力する。
地上局17は、衛星通信サーバ16と通信衛星18との間でデータの送受信を行う。具体的には、地上局17は、所定の通信衛星18に対して衛星通信サーバ16から得られたテストデータを送信する。
通信衛星18は、建設機械11と地上局17との間でデータの送受信を行う。具体的には、通信衛星18は、地上局17から送信されたテストデータを、送信先のアドレスに対応する対象の建設機械11に送信する。
なお、本実施形態において、上述した携帯メール用送受信アンテナ13、携帯メールサーバ14、通信ネットワーク15、衛星通信サーバ16、地上局17、及び通信衛星18は、携帯端末12と建設機械11との間でデータの送受信を行うための中継装置である。
上述したようなシステム構成を有することにより、PC20や稼働管理サーバ21を介さずに携帯端末12から建設機械11に迅速かつ効率的にテストデータの送信を行うことができ、建設機械11は、迅速に受信確認を行うことができる。
ここで、サービスマン等が、上述した管理システム10のシステム構成を用いて、建設機械11による受信確認を行う例について説明する。例えば、建設機械11における受信機能のトラブルシュート時には、まずサービスマン等が対象の建設機械11のある場所に赴く。その後、サービスマンは、建設機械11の受信機能を確認するため、例えばそのサービスマンが所持する携帯端末12を用いて、対象の建設機械11のアドレス(図1の例では、アドレスT)を送信先として、予め設定されたテストデータを送信する。
また、本実施形態では、携帯端末12から送信されたテストデータは、上述したようにPC20や稼働管理サーバ21を経由せずに建設機械11で受信され、テストデータであるか否かの判定が行われた後、その受信確認結果を表示部32に出力される。本実施形態では、表示部32に表示された内容をサービスマンが確認することで、迅速かつ効率的に受信確認を行うことができる。なお、サービスマンは、携帯端末12からテストデータを送信し、所定時間が経過しても表示部32に受信確認結果が表示されなかった場合に、アンテナ30等の通信設備や通信経路に問題が生じていることを迅速に把握することができる。
なお、本実施形態では、携帯端末12から直接建設機械11に対してデータの送受信は行っていない。これは、建設機械11と携帯端末12との間で直接データの送受信を可能にするために、アンテナ30とは別に通信手段を設けなければならず、コストの増加に繋がるからである。また、本実施形態では、通常業務における稼働管理サーバ21とのデータの送受信において、正しく送受信ができることが好ましく、そのためにも通常利用しているアンテナ30による受信確認を行う必要があるからである。
また、本実施形態では、例えばサービスマンが建設機械11にいる場合に、PC20−1を操作するユーザに対して、テストデータを建設機械11に送るように指示し、その受信結果の確認を表示部32に表示される内容に基づいて行うこともできる。この場合、表示部32に表示される送信元の識別情報には、PC20−1の識別情報(例えば、アドレスCが表示される。なお、PC20−1は、予め設定されたテストデータを送信する場合には、通常の指示データ等の送信先である稼働管理サーバ21の識別情報(例えば、アドレスA)から建設機械11の識別情報(例えば、アドレスT)に変更する処理を行う。なお、上述した処理は、プログラムやアプリケーション等を用いて自動で行ってもよい。これにより、PC20からのテストデータの送信においても稼働管理サーバ21を経由せずに迅速かつ効率的に建設機械11にテストデータを送信することができる。
また、本実施形態では、上述した携帯端末12及びPC20−1の両方からテストデータを送信して建設機械11における受信確認を行ってもよい。本実施形態では、上述したように両方からのテストデータに対する受信確認を行うことで、例えばどちらの通信経路でトラブルが発生しているかを確認することできる。
ここで、稼働管理サーバ21と、建設機械11とにおける通常のデータ送受信の例としては、例えば、建設機械11が盗難等にあった場合に、稼働管理サーバ21から建設機械11を使用できなくするためにロック制御信号を送信して、建設機械11にロックをかける場合がある。また、他の送受信の例としては、例えば稼働管理サーバ21から建設機械11の各種設定情報や機歴情報等を取得要求し、その要求を受信した建設機械11がメモリ等の記憶部に記憶された情報を稼働管理サーバ21に送信する等の送受信があるが、これに限定されるものではない。
<建設機械11の具体例>
次に、本実施形態に適用される建設機械11の具体例について図を用いて説明する。図2は、本実施形態における建設機械の一例を示す図である。なお、図2(a)は、建設機械の外観例を示し、図2(b)は、建設機械のキャブの中身の概要例を示している。
図2(a)では、建設機械11の一例として油圧ショベルを示している。図1(a)に示す建設機械11は、大略的にはキャブ40と、作業アタッチメント41と、下部走行体42と、上部旋回体43とを有するよう構成されている。
キャブ40は、オペレータ(作業者)等が作業アタッチメント41の動作や、下部走行体42における建設機械11の移動、上部旋回体43の旋回等の操縦全般を行う部分である。また、キャブ40には、図2(b)に示すように、本実施形態における表示部32が設けられている。例えば、オペレータは、表示部32を用いて、作業アタッチメント41等を稼働させるための各種設定情報やエンジン・油圧システム等の稼働状態を示す情報等を確認して目的の作業を行う。また、サービスマンは、表示部32を用いて、上述した受信確認や、機械情報、機歴情報等の他のメンテナンス情報の確認を行う。
作業アタッチメント41は、ブーム41a、アーム41b及びバケット41cと、これらを駆動するブームシリンダ44a、アームシリンダ44b及びバケットシリンダ44cから構成される。
建設機械11は、作業アタッチメント41を駆動させることで、例えば破砕作業、解体作業、吊り作業、掘削作業等の各種作業を行うことができる。本実施形態では、上述したような各種作業時におけるエンジン回転数や負荷率、冷却水温等のエンジン稼働状況、油圧ポンプの圧力、油温等の油圧システム稼働状況等を機械情報としてメモリ(記憶部)等に記憶する。
また、下部走行体42は、建設機械11本体の移動を可能とする。なお、下部走行体42は、例えば車輪等を用いて建設機械11本体の移動をさせるようなものであってもよい。
また、上部旋回体43は、図示しない旋回用油圧モータにより旋回可能に下部走行体42上に装架されると共に、作業アタッチメント41を俯仰動可能に支持している。
また、図2(b)に示すキャブ40は、大略的には座席50と、操縦部51と、表示部32とを有するよう構成されている。座席50は、オペレータ等が座る部分である。オペレータは、座席50に座りながら操縦部51を用いて建設機械11の操縦を行う。操縦部51は、建設機械11本体の移動、旋回動作や作業アタッチメント41により各種作業を行うためのレバーや各種スイッチ、ペダル等を有している。オペレータ(作業者)等が操縦部51を操作することにより、図示しないコントロールバルブを介して図示しない油圧ポンプからの作動油が作業アタッチメント41のブームシリンダ44a、アームシリンダ44b及びバケットシリンダ44cに給排され、作業アタッチメント41が駆動される。
表示部32は、上述したように建設機械11におけるテストデータの受信確認結果等を表示する。また、表示部32は、建設機械11における設定情報、操縦状況、操縦結果等の機械情報や機歴情報等を表示する。
また、本実施形態では、表示部32で表示される情報をメモリ等に記憶しておき、所定のデータ量や所定時間間隔毎、又はサービスマン等の指示により、携帯端末12やPC20、稼働管理サーバ21等に送信させてもよい。
なお、図2(b)の表示部32の設置位置については、本発明においてはこれに限定されるものではなく、例えば座席50の右側、左側に設置してもよく、座席50の前方、後方、上方、又は下方等に設置してもよい。
また、本実施形態では、1つの表示部32で、本実施形態における受信確認の結果、機械情報、機歴情報を表示させているが、これに限定されるものではなく、例えば受信確認結果を表示する表示部と、機械情報や機歴情報を表示する表示部とを分けて設けてもよい。
また、本実施形態における建設機械11については、図2に示す油圧ショベルに限定されるものではなく、例えばクレーン車や杭打ち機、杭抜き機、ウォータージェット(例えば、ウォータージェットカッタ等)、泥排水処理設備、グラウトミキサ、深礎工用機械(例えば、ロータリー吹き付け機、水中切断機等)、せん孔機械等を広く含む。
<建設機械11における通信制御装置31について>
次に、建設機械11における通信制御装置31の機能構成例について図を用いて説明する。図3は、建設機械における通信制御装置の機能構成の一例を示す図である。図3に示す通信制御装置31は、各種センサ部61と、情報表示スイッチ62と、メモリ(記憶部)63と、コントローラ(制御部)64とを有する。なお、図3の通信制御装置31には、アンテナ30及び表示部32が接続されている。
各種センサ部61は、建設機械11の各部の動作や状態(例えば、水温、油温等)を検出するためのものであり、各種センサ部61から得られた情報は、コントローラ64に出力される。情報表示スイッチ62は、表示部32に対してメモリ63に記憶された所定の情報の表示指示や、メモリ63に記憶された所定の情報の送信指示、ユーザ毎のパスワードの入力等を行うスイッチやボタン、キー等である。なお、情報表示スイッチ62は、例えば表示部32に表示される文字や記号、ボタン等を出力するタッチパネル等のようなものであってもよい
メモリ63は、本実施形態における各種情報(例えば、受信確認の結果、機械情報、機歴情報、各種アプリケーション等)を記憶する記憶部であり、必要に応じて所定の情報を書き込んだり読み出したりすることができる。
コントローラ64は、各種センサ部61、情報表示スイッチ62、及びメモリ63等から得られる情報に基づいて、アプリケーション等を用いて表示部32における表示制御等を行う。
また、コントローラ64は、アンテナ30から得られるデータが、予め設定されたテストデータであるか否かを判定し、テストデータである場合には、受信確認結果を生成して、表示部32に出力させる。また、コントローラ64は、アンテナ30から得られるデータが、テストデータでない場合には、データに対応する所定の処理を実行する。更に、コンローラ66は、上述した各構成部により得られる情報をメモリ63に記憶して管理したり、メモリ63に記憶されている各種情報からサービスマン等により指示された情報や予め設定された情報等を表示部32に表示させる。また、コントローラ64は、例えば故障等が発生した場合に故障情報を表示部32に表示させることができる。
<表示部32に表示される情報について>
ここで、本実施形態では、表示部32に受信確認の結果を表示させているが、上述した機械情報や機歴情報等を表示させることもできる。ここで、機械情報は、例えば建設機械11に対するエンジンのON/OFF率や建設機械が特定の人にしかエンジンが駆動できないようにするためのパスワード情報、建設機械11を稼働させるための各種設定情報等を少なくとも1つ含むことができる。
また、機歴情報は、例えばエンジン回転数、負荷率、及び冷却水温等のうち少なくとも1つを有するエンジン稼働状況等を含むことができる。また、機歴情報は、例えば油圧ポンプの圧力及び油温等のうち、少なくとも1つを有する油圧システム稼働状況を含むことができる。また、機歴情報は、例えば作業モード設定、及び走行モード設定等のうち少なくとも1つを有する機械設定情報を含むことができる。また、機歴情報は、燃費状況等を含むことができる。また、機歴情報は、オーバーヒート及び圧力異常等のうち少なくとも1つからなる故障情報を含むことができる。更に、機歴情報は、上述した内容に限定されるものではなく、例えば建設機械11における各種時間(例えば、本体動作時間、電気系統動作時間、アイドル時間、ブレーカ使用時間、破砕使用時間等)、各種スイッチ作動回数(例えば、圧力スイッチ、操作スイッチ等)、作業モード、圧力最高値、温度分布等のうち少なくとも1つを含むことができる。更に、本実施形態における機歴情報は、上述した各種情報のうち、複数を組み合わせた情報であってもよい。なお、上述した各種時間情報は、例えば積算時間(アワーメータ)等が用いられるが、本発明においてはこれに限定されるものではない。なお、上述した表示部32における表示は、上述したコントローラ64によって制御される。
<表示画面例>
次に、本実施形態における表示部32に表示される画面例について、図を用いて説明する。図4は、表示部に表示される画面例について説明するための図である。図4(a)は、受信確認結果の一例を示す画面例を示し、図4(b)は、返信画面例を示し、図4(c)は、機械情報や機歴情報等の表示画面例を示している。
本実施形態では、テストデータの受信が正常に行われていた場合に、図4(a)に示すように、例えば「受信確認結果」、「送信元」、「送信元からの送信時間」、「建設機械における受信時間」等の項目が表示される。なお、表示される項目内容や表示形式、表示順序については、これに限定されるものではなく、少なくとも受信確認結果が表示されればよく、更に送信元が表示されているのが好ましい。
なお、本実施形態では、複数の受信確認を行い、その結果を統合して最終的な受信確認の結果を表示部32に表示してもよい。また、これらの受信確認の結果は、過去の受信確認の結果と共にメモリ63等に記憶しておき、サービスマン等の指示に基づいて、その履歴情報を表示部32に表示してもよい。
また、本実施形態では、図4(b)に示すように、受信確認の結果でOK(正常受信)であった場合には、例えば「返信しますか?」といったメッセージを画面に表示し、サービスマンにYES又はNOの何れかのボタンを選択させ、YESを選択した場合に携帯端末12やPC20、稼働管理サーバ21等に対して受信確認結果がOKであったことを返信することができる。
なお、返信の際には、携帯端末12、PC20、及び稼働管理サーバ21のうち少なくとも1つをサービスマンが選択し、選択した1又は複数の送付先のアドレス宛て(例えば、携帯端末12であればアドレスB、PC20であればアドレスC、稼働管理サーバ21であればアドレスA等)に返信する。
また、本実施形態では、図4(c)に示すように、表示画面に上述した機歴情報等を表示させることもできる。表示される機歴情報としては、例えば「稼働時間」、「エンジン回転数」、「水温」、「油温」、「ポンプ圧力」、「作業モード」、「燃費」、「故障コード」等があるが、表示項目や表示形式、表示順序については、これに限定されるものではない。
なお、図4(a)に示す受信確認結果と図4(c)に示す機歴情報の内容とは、1画面上に各情報が重ならないレイアウトで同時に表示されてもよく、また、図4(c)の画面中に、テストデータの受信確認が行われた場合は、画面を図4(a)に切り替えて受信確認結果を表示し、予め設定された時間(例えば、数秒〜数十秒)の経過後に図4(c)の画面に自動的に戻るようにしてもよい。
上述したように本発明によれば、建設機械における受信確認を迅速かつ効率的に行うことができる。具体的には、本発明では、建設機械に搭載している制御装置が、不特定アドレスの端末から規定のテストデータを正常受信した場合に、その結果を表示部に表示させることで、例えば通信障害等におけるトラブルシュートが短時間で効率的に行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
10 管理システム
11 建設機械
12 携帯端末
13 携帯メール用送受信アンテナ
14 携帯メールサーバ
15 通信ネットワーク
16 衛星通信サーバ
17 地上局
18 通信衛星
20 PC
21 稼働管理サーバ
30 アンテナ
31 制御部
32 表示部
40 キャブ
41 作業アタッチメント
41a ブーム
41b アーム
41c バケット
42 下部走行体
43 上部旋回体
44a ブームシリンダ
44b アームシリンダ
44c バケットシリンダ
50 座席
51 操縦部
61 各種センサ部
62 情報表示スイッチ
63 メモリ(記憶部)
64 コントローラ(制御部)

Claims (6)

  1. 予め設定された管理サーバからのデータを受信し、受信したデータに基づく処理を行う建設機械の通信制御装置において、
    前記管理サーバ以外の携帯端末から送信されたテストデータの受信結果に基づいて、受信確認の制御を行う制御部と、
    前記制御部による前記テストデータの受信確認の結果を前記携帯端末の識別情報と共に表示する表示部とを有し、
    前記制御部は、前記携帯端末から送信されたデータを受信し、受信したデータが予め設定されたテストデータであるか否かを判定し、前記受信したデータが前記予め設定されたテストデータである場合に、前記受信確認の結果を生成することを特徴とする通信制御装置。
  2. 前記受信確認の結果は、正常に受信できた旨の情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の通信制御装置。
  3. 前記受信確認の結果を記憶する記憶部を有し、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記受信確認の結果を所定のタイミングで前記管理サーバに送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信制御装置。
  4. 予め設定された管理サーバからのデータを受信し、受信したデータに基づく処理を行う建設機械の通信制御方法において、
    前記管理サーバ以外の携帯端末から送信されたテストデータの受信結果に基づいて、受信確認の制御を行い、前記受信確認の結果を前記携帯端末の識別情報と共に表示し、
    前記受信確認の制御は、前記携帯端末から送信されたデータを受信し、受信したデータが予め設定されたテストデータであるか否かを判定し、前記受信したデータが前記予め設定されたテストデータである場合に、前記受信確認の結果を生成することを特徴とする通信制御方法。
  5. 前記受信確認の結果は、正常に受信できた旨の情報を含むことを特徴とする請求項4に記載の通信制御方法。
  6. 前記受信確認の結果を記憶部に記憶し、記憶された前記受信確認の結果を所定のタイミングで前記管理サーバに送信することを特徴とする請求項4又は5に記載の通信制御方法。
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