JP5709573B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクで発生する蒸発燃料を吸着するキャニスタを備え、前記蒸発燃料を処理する蒸発燃料処理装置に関する。
従来の蒸発燃料処理装置では、給油時に、燃料タンクに発生している蒸発燃料が、大気に放出されるのを防止するために、蒸発燃料をキャニスタに吸着させて、燃料タンク内の圧力を低下させている(例えば、特許文献1参照)。この蒸発燃料処理装置では、燃料タンクに燃料を給油する際には、車両の乗員が車内に設けられたリッドスイッチを操作することによって、車体に設けられたリッドが開くように構成されている。
従来の蒸発燃料処理装置では、イグニッションスイッチがOFFの場合であっても、リッドスイッチが操作された場合には、ECUが起動し、燃料タンクとキャニスタとを連通するベーパ通路に設けられた制御バルブを開弁して燃料タンクの圧抜きを行う。ここで、リッドスイッチに故障等の異常が発生している場合には、ECUが起動せずに圧抜きを行うことができなくなる。そのため、従来の蒸発燃料処理装置では、リッドスイッチの操作が検知されずに給油の実行が検知された場合にリッドスイッチに異常が発生していると判定することが行われている。
特開2004−156497号公報
しかし、従来の蒸発燃料処理装置では、燃料タンク内の燃料の量に基づいて給油の実行を検知しているが、少量給油の場合等には、燃料の液面揺れ、センサの検出誤差等によって給油の実行を検知できず、リッドスイッチの異常判定を好適に行えない場合がある。また、絶対圧センサによって検出されたタンク内圧に基づいて給油の実行を検知する場合には、標高によってタンク内圧が変わり、リッドスイッチの異常判定を好適に行えない場合がある。
そこで、本発明は、リッドスイッチの異常判定の精度を高めることが可能な蒸発燃料処理装置を提供することを課題とする。
本発明は、前記した課題を解決すべく創案されたものであり、車両に設けられた蒸発燃料処理装置であって、燃料を貯留する燃料タンクと、前記燃料タンクで発生する蒸発燃料を吸着するキャニスタと、前記キャニスタと内燃機関とを連通するパージ通路に設けられ、当該パージ通路を開閉可能なパージバルブと、前記パージバルブを開制御し前記蒸発燃料を流すパージ処理を行うパージバルブ制御手段と、前記パージ通路におけるパージ濃度を検出するパージ濃度検出手段と、前記燃料タンクに連通され、給油時に開口部から燃料が導入されるフィラーパイプと、車体に設けられ、前記開口部を覆うフューエルリッドと、前記フューエルリッドを開くための開指令を出力するリッドスイッチと、前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間に前記リッドスイッチの操作が検知されていないにも関わらず、前記パージ濃度検出手段によって検出された今回パージ処理時の前記パージ濃度が前回パージ処理時の前記パージ濃度よりも増加している場合に、前記リッドスイッチに異常が発生していると判定する異常判定手段と、を備えることを特徴とする。
本発明において、リッドスイッチの異常とは、例えば、以下の4つの状態を含む概念である。
(1)リッドスイッチに故障が発生し、開指令を出力することができないため、運転者等が手動でフューエルリッドを開けて給油を行った。
(2)リッドスイッチと、異常判定手段を含む制御手段とを通信可能に接続する配線が断線し、開指令が制御手段に入力されないため、運転者等が手動でフューエルリッドを開けて給油を行った。
(3)異常判定手段を含む制御手段が開指令を取得したが、起動することができないため、運転者等が手動でフューエルリッドを開けて給油を行った。
(4)リッドスイッチ等に故障は発生していないが、運転者等が手動でフューエルリッド8を開けて給油を行った。
少量給油であっても、給油前の圧抜き分の蒸発燃料がキャニスタにチャージされるため、パージ濃度は給油前後で変化する(給油後に増加する)。かかる構成によると、パージ濃度に基づいてリッドスイッチの異常判定を行うので、少量給油であってもリッドスイッチの異常判定を行うことができる。
また、蒸発燃料処理装置は、前記燃料タンクと前記キャニスタとを連通するベーパ通路に設けられ、前記燃料タンク内の圧力が所定圧以上となると開弁して前記燃料タンクから前記キャニスタへの前記蒸発燃料の流通を許容するバルブを備え、前記異常判定手段は、前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間に前記バルブが開弁した場合には、前記リッドスイッチの異常判定を禁止することが望ましい。
バルブが開弁した場合には、蒸発燃料がキャニスタにチャージされるため、給油の有無によらず、前回パージ処理終了時よりも今回パージ処理開始時の方が、パージ濃度が増加する。かかる構成によると、バルブの開弁によってパージ濃度が増加した場合にリッドスイッチに異常が発生していると誤判定することを防ぐことができる。
また、蒸発燃料処理装置は、前記ベーパ通路に前記バルブと並列に設けられ、当該ベーパ通路を開閉可能な常閉型の制御バルブと、前記制御バルブを開制御し前記蒸発燃料を流す制御バルブ制御手段と、をさらに備え、前記異常判定手段は、前記パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間に前記制御バルブ制御手段が前記制御バルブを開弁させた場合には、前記リッドスイッチの異常判定を禁止することが望ましい。
制御バルブが開弁した場合には、蒸発燃料がキャニスタにチャージされるため、給油の有無によらず、前回パージ処理終了時よりも今回パージ処理開始時の方が、パージ濃度が増加する。かかる構成によると、制御バルブの開弁によってパージ濃度が増加した場合にリッドスイッチに異常が発生していると誤判定することを防ぐことができる。
また、前記異常判定手段は、前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間に前記燃料タンク内を減圧して当該燃料タンクのリーク診断を行った場合には、前記リッドスイッチの異常判定を禁止することが望ましい。
減圧法を用いてリーク診断を行った場合には、蒸発燃料がキャニスタにチャージされるため、給油の有無によらず、前回パージ処理終了時よりも今回パージ処理開始時の方が、パージ濃度が増加する。かかる構成によると、減圧法を用いてリーク診断を行った場合にリッドスイッチに異常が発生していると誤判定することを防ぐことができる。
本発明によれば、リッドスイッチの異常判定の精度を高めることができる。
本発明の実施形態に係る蒸発燃料処理装置(密閉保持時)の構成図である。 本発明の実施形態に係るECUを示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る蒸発燃料処理装置の構成図であり、給油時の状態を示している。 本発明の実施形態に係る蒸発燃料処理装置の構成図であり、CS MODE走行時(パージ処理時)の状態を示している。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し重複した説明を省略する。
図1に、本発明の実施形態に係る蒸発燃料処理装置(密閉保持時)1の構成図を示す。蒸発燃料処理装置1は、ベーパ通路(配管)9と、ベーパ通路(配管)9上に接続される制御バルブ(電磁バルブ)11と、制御バルブ11と並列にベーパ通路(配管)9上に接続される高圧2ウェイバルブ10と、ベーパ通路(配管)9の一端が接続されるキャニスタ13と、一端がキャニスタ13に接続されもう一つの一端が内燃機関Eの吸気通路(図示省略)に接続するパージ通路(配管)18と、パージ通路(配管)18上に接続されるパージバルブ14と、キャニスタ13内の圧力を検出する圧力センサ15と、燃料タンク3内の圧力(タンク内圧Ptank)を検出する圧力センサ16と、ECU(Electronic Control Unit)2とを有している。制御バルブ11は、いわゆるORVR(Onboard Refueling Vapor Recovery)弁である。
また、ベーパ通路(配管)9のもう一つの一端が、燃料タンク3に接続されている。燃料タンク3には、フィラーパイプ4とブリーザパイプ5が接続されている。ブリーザパイプ5のもう一つの一端は、フィラーパイプ4の上部に接続されている。フィラーパイプ4のもう一つの一端の開口部は、フィラーキャップ6で蓋がされている。
フューエルリッド7は、車体(図示省略)のフィラーパイプ4の開口部及びフィラーキャップ6が臨む位置に設けられており、フィラーキャップ6に更に蓋をしている。フューエルリッド7は、ロック機構としてのフューエルリッドロック7aを備えており、給油時以外ではフューエルリッドロック7aがロックされて閉じられている。リッドスイッチ8が運転者等によって押され、その後、所定の条件が満たされたとECU2が判定した場合に、ECU2は、フューエルリッドロック7aによるロックを解除し、フューエルリッド7を自動的に開ける。フューエルリッド7が開けば、運転者等は、フィラーキャップ6を開けて、燃料タンク3に給油することが可能になる。また、フューエルリッド7は、運転者等による手動(車外における、フューエルリッド7の直接操作、フューエルリッドロック7aを解除できるレバーの操作等)によって開けることもできるように構成されている。
燃料タンク3は、燃料を内燃機関Eに送るポンプ3aと、ベーパ通路(配管)9への開口に設けられたフロート弁3bとカット弁3cとを有している。フロート弁3bは、いわゆる満タンになったらベーパ通路(配管)9への開口を塞ぎ、燃料がベーパ通路(配管)9に入るのを防いでいる。カット弁3cは、いわゆる満タンになってもベーパ通路(配管)9への開口を塞がないが、例えば、燃料タンク3が傾いて燃料の液面が上昇し燃料がベーパ通路(配管)9に入るのを防いでいる。
キャニスタ13は、燃料を貯留する燃料タンク3で発生する蒸発燃料を吸着することができる。キャニスタ13は、活性炭等を内蔵し、この活性炭等によって蒸発燃料が吸着される。逆に、キャニスタ13は、内燃機関Eの吸気負圧によって大気から吸気して、その吸気した空気をパージ通路(配管)18に送ることにより、キャニスタ13内に吸着された蒸発燃料をキャニスタ13の外の内燃機関Eへパージすることができる。
制御バルブ11は、燃料タンク3とキャニスタ13とを連通するベーパ通路9に設けられている。制御バルブ11には、常閉型の電磁弁を用いることができる。この制御バルブ11は、通常、付勢手段によって付勢された弁体が弁座に着座することによって、蒸発燃料の流通を遮断する閉弁状態となっている。ECU2の制御バルブ制御手段2b1(図2参照)によってコイルに通電された場合には、コイルの励磁によって可動コアに磁束が発生し、当該可動コアが固定コアに磁力によって引き付けられる。可動コアに取り付けられた弁体は、付勢手段による付勢力に抗して移動して弁座から離間し、制御バルブ11は、蒸発燃料の流通を許容する開弁状態となる。
高圧2ウェイバルブ10は、ダイアフラム式の正圧弁と負圧弁を組み合わせた機械式弁を有している。正圧弁は、燃料タンク3側の圧力が、第一の所定圧(正圧弁の開弁圧)以上となったときに開弁するように構成されている。この開弁により、燃料タンク3内で高圧になった蒸発燃料が、キャニスタ13に送られる。負圧弁は、燃料タンク3側の圧力が、第一の所定圧未満の値である第二の所定圧以下となったときに開弁するように構成されている。この開弁により、キャニスタ13に貯えられていた蒸発燃料が、燃料タンク3に戻される。後記するECU2の異常判定手段2eは、圧力センサ16の検出結果に基づいて、タンク内圧が高圧2ウェイバルブ10の正圧弁の開弁圧以上となった場合に、高圧2ウェイバルブ10の正圧弁が開弁したと判定する。なお、高圧2ウェイバルブ10の正圧弁が開弁したことを検知して開弁した旨を示す信号をECU2へ出力するセンサを設ける構成であってもよい。
パージバルブ14は、パージ通路(配管)18に設けられている。パージバルブ14には、電磁弁を用いることができる。パージバルブ14は、ECU2によって、開制御と閉制御がなされる。
圧力センサ15、16には、圧電素子を用いることができる。圧力センサ15は、キャニスタ13に接続され、キャニスタ13内の圧力を検出することができる。また、キャニスタ13内の圧力は、パージ通路18内の圧力と、ベーパ通路9内の制御バルブ11よりもキャニスタ13側の圧力とに等しくなるので、圧力センサ15は、実質的に、それらの圧力も検出できることになる。検出された圧力は、ECU2に送信される。
また、蒸発燃料処理装置1は、内燃機関Eの空燃比を検出してECU2へ出力するセンサである空燃比検出手段21を備える。
続いて、ECU2について、図2を参照して説明する。ECU2は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、入出力回路等から構成された制御手段である。ECU2は、車両のイグニッションスイッチ(以下、IGスイッチと記載する)31から出力されたオン信号及びオフ信号を取得し、かかるオン信号及びオフ信号に基づいて起動したり停止したりする。すなわち、ECU2は、IGスイッチ31がオン状態のときに起動し、IGスイッチ31がオフ状態のときに停止する。また、ECU2は、IGスイッチ31がオフ状態であっても、リッドスイッチ8から出力された開指令を取得したときに起動し、開指令を取得してから所定時間経過後(例えば、30分後)に停止する。
ECU2は、図2に示すように、機能ブロックとして、ロック解除手段2aと、制御バルブ制御手段2bと、パージバルブ制御手段2cと、パージ濃度算出手段2dと、異常判定手段2eと、記憶手段2fと、リーク診断手段2gと、を備える。
ロック解除手段2aは、リッドスイッチ8から出力された開指令を取得し、開指令が取得された場合に、ロック解除信号をフューエルリッドロック7aへ出力し、フューエルリッド7のロックを解除する。また、ロック解除手段2aは、開指令を取得した旨を示す信号を制御バルブ制御手段2b及び異常判定手段2eへ出力する。
制御バルブ制御手段2bは、制御バルブ11の駆動を制御するものであって、蒸発燃料によるベーパ通路9の流通を許容する開状態と、蒸発燃料によるベーパ通路9の流通を遮断する閉状態と、を切換可能である。
ECU2によるフューエルリッド7及び制御バルブ11の制御方法の基本構成について説明する。まず、ロック解除手段2aが、運転者等による操作によってリッドスイッチ8から出力された開指令を取得した場合には、制御バルブ制御手段2bが、制御バルブ11の開制御を実施する。続いて、ロック解除手段2aが、燃料タンク3内の圧力がリッド開許可圧力に達するまで低下したか否かを判定する。リッド開許可圧力に達していれば、ロック解除手段2aが、ロック解除信号をフューエルリッドロック7aへ出力してロックを解除し、図3に示すように、フューエルリッド7の蓋を開ける。この後、運転者等は、フィラーキャップ6を開けて、給油を行う。給油後に、運転者等は、フィラーキャップ6を閉め、さらに、フューエルリッド7の蓋を閉める。
なお、蒸発燃料処理装置1が、フューエルリッド7の開閉状態を検出するセンサをさらに備え、制御バルブ制御手段2bが、かかるセンサの検出結果に基づいて、フューエルリッド7の蓋が開いた場合に制御バルブ11を開弁させ、フューエルリッド7の蓋が閉じた場合に制御バルブ11を閉弁させる構成であってもよい。
蒸発燃料処理装置1がプラグインハイブリッド車に搭載されている場合には、CS MODE走行時、すなわち、ハイブリッド(HEV)走行で内燃機関Eがオンしている時に、制御弁制御手段2aは、制御バルブ11を開弁させ、パージバルブ制御手段2cは、パージバルブ14を開弁させる(図4参照)。キャニスタ13に吸着された蒸発燃料は、パージ通路18と吸気通路を経由して内燃機関E内に引き込まれて燃焼され、いわゆるパージ処理が行われる。
なお、本実施形態において、制御バルブ制御手段2bは、給油時及びCS MODE走行時以外において、圧力センサ16によって検出されたタンク内圧が所定値(ここでは、許容の限界圧力)以上となった場合に制御バルブ11を開弁させ、開弁後、圧力センサ16によって検出されたタンク内圧が前記限界値未満となった場合に制御バルブ11を閉弁させる構成であってもよい。
パージ濃度算出手段2dは、空燃比検出手段31によって検出された空燃比を取得し、かかる空燃比に基づいて、パージ濃度を算出する。例えば、パージ濃度算出手段2dは、例えば、パージバルブ14の閉弁時の空燃比補正係数と、パージバルブ14の開弁時の空燃比補正係数と、をそれぞれ算出し、これらの差に基づいてパージ濃度を算出する。すなわち、空燃比検出手段31及びパージ濃度算出手段2dの組み合わせが、パージ濃度検出手段の一例である。
異常判定手段2eは、ロック解除手段2aから出力された開指令を取得した旨を示す信号と、パージ濃度算出手段2dによって算出されたパージ濃度を取得し、かかる開指令を取得した旨を示す信号及びパージ濃度に基づいて、リッドスイッチ8の異常の有無を判定する。より詳細には、異常判定手段2eは、前回パージ処理終了時のパージ濃度を記憶手段2fに記憶させておき、前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間に開指令を取得した旨を示す信号を取得していないにも関わらず、今回パージ処理開始時のパージ濃度が前回パージ処理終了時のパージ濃度よりも増加している場合に、リッドスイッチ8に異常が発生していると判定し、異常である旨の判定結果をモニタ、発光体、スピーカ等からなる通知手段32に出力して運転者等に通知させる。
今回パージ処理時のパージ濃度として、制御バルブ11の開弁前の空燃比補正係数に基づいて算出されたパージ濃度が用いられる場合には、異常判定手段2eは、燃料タンク3内で発生した蒸発燃料の影響を受けない今回パージ処理時のパージ濃度を用いて、簡易にリッドスイッチ8の異常の有無を判定することができる。
なお、今回パージ処理時のパージ濃度として、制御バルブ11の開弁後の空燃比補正係数に基づいて算出されたパージ濃度が用いられる場合には、異常判定手段2eは、燃料タンク3の温度を検出する温度センサによって検出されたタンク温度の制御バルブ11の開弁に伴う変化量に基づいて蒸発燃料量を算出し、かかる蒸発燃料量を考慮して今回パージ処理時のパージ濃度を算出することによって、リッドスイッチ8の異常判定の精度を向上させることができる。
本発明において、リッドスイッチ8の異常とは、例えば、以下の4つの状態を含む概念である。
(1)リッドスイッチ8に故障が発生し、開指令を出力することができないため、運転者等が手動でフューエルリッド8を開けて給油を行った。
(2)リッドスイッチ8とECU2とを通信可能に接続する配線が断線し、開指令がECU2に入力されないため、運転者等が手動でフューエルリッド7を開けて給油を行った。
(3)ECU2が開指令を取得したが、起動することができないため、運転者等が手動でフューエルリッド7を開けて給油を行った。
(4)リッドスイッチ8等に故障は発生していないが、運転者等が手動でフューエルリッド7を開けて給油を行った。
リーク診断手段2gは、制御バルブ11及びパージバルブ14を開弁させた状態で内燃機関Eを駆動させたり、制御バルブ11を開弁させた状態で別体のポンプ(ここでは、減圧ポンプ)によって燃料タンク3内を減圧し、圧力センサ16の検出結果に基づいて、燃料のリーク診断を行う。リーク診断手段2gは、リーク診断を行った場合には、リーク診断を行った旨を示す信号を異常判定手段2cへ出力する。なお、変形例として、制御バルブ11を開弁させた状態で別体の加圧ポンプによって燃料タンク3内を加圧してリーク診断を行うことも可能である。
また、異常判定手段2cは、高圧2ウェイバルブ10の正圧弁が開弁したと判定した場合、又は、開弁した旨を示す信号を取得した場合には、リッドスイッチ8の異常判定を禁止する。
また、異常判定手段2cは、前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間にリンク診断手段2gがリーク診断を行った旨を示す信号を取得した場合には、リッドスイッチ8の異常判定を禁止する。
以下、異常判定手段2cによるリッドスイッチ8の異常判定について、正常時、異常時の順に説明する。
<正常時>
運転者等がリッドスイッチ8を操作すると、ECU2が開指令を取得し、取得された開指令に基づいて起動する。ECU2のロック解除手段2aは、所定条件を満たした後にロック解除信号をフューエルリッドロック7aへ出力してロックを解除し、フューエルリッド7の蓋を開ける。
この後、運転者等は、フィラーキャップ6を空けて給油を行い、給油後にフィラーキャップ6を閉め、さらに、フューエルリッド7の蓋を閉める。
その後、車両が運転され、パージ処理が行われると、異常判定手段2eは、前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間にリッドスイッチ8から出力された開指令を検知しているため、パージ濃度によらず、リッドスイッチ8は正常であると判定する。
<異常時>
一方、運転者等がリッドスイッチ8を操作するが、リッドスイッチ8が故障しているため、開指令は出力されず、ECU2が起動しない場合には、ECU2が起動せず、ロック解除手段2aがロック解除信号をフューエルリッドロック7aへ出力しないため、運転者等は、手動でフューエルリッド7の蓋を開ける。
この後、運転者等は、フィラーキャップ6を空けて給油を行い、給油後にフィラーキャップ6を閉め、さらに、フューエルリッド7の蓋を閉める。ここで、給油によってタンク内圧が開弁圧以上となった場合には、燃料タンク3内の蒸発燃料は、高圧2ウェイバルブ10の正圧弁を介してキャニスタ13に吸着される。
例えば、内燃機関Eの作動中又は作動停止直後の燃料タンク3がある程度高温になった状態で給油が行われるときに、給油される燃料が揮発性の高い燃料(冬用のガソリン等)である場合には、フューエルリッド7の開口部が給油ノズルで塞がれた状態で給油が行われることによって燃料タンク3内で燃料が蒸発してタンク内圧が上昇し、高圧2ウェイバルブ10の正圧弁が開弁する。
また、給油時及びCS MODE走行時以外のECU2起動時において、タンク内圧が許容の限界圧力以上となった場合には、制御バルブ制御手段2bは、制御バルブ11を開弁させる。
その後、車両運転中にパージ処理が行われると、異常判定手段2eは、前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間にリッドスイッチ8から出力された開指令を検知しておらず、給油によってキャニスタ13に一旦吸着された蒸発燃料がパージ処理によってパージされた蒸発燃料とともにキャニスタ13から流出することによってパージ濃度が増加しているため、リッドスイッチ8に異常が発生していると判定する。ここで、給油時には、高圧2ウェイバルブ10の正圧弁が開弁することによって、燃料タンク3内の蒸発燃料がキャニスタ13に吸着されるため、その後のパージ処理時には、キャニスタ13に一旦吸着された蒸発燃料がパージ処理によってパージされた蒸発燃料とともにキャニスタ13から流出することによってパージ濃度が増加する。また、前記したフューエルリッド7aを解除できるレバーが制御バルブ11と機械的に接続されており、レバーの操作によって制御バルブ11が機械的に開弁される構成を採用した場合にも、燃料タンク3内の蒸発燃料がキャニスタ13に吸着されるため、その後のパージ処理時には、キャニスタ13に一旦吸着された蒸発燃料がパージ処理によってパージされた蒸発燃料とともにキャニスタ13から流出することによってパージ濃度が増加する。ただし、異常判定手段2eは、前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間に高圧2ウェイバルブ10の正圧弁が開弁した場合と、制御バルブ制御手段2bが制御バルブ11が開弁させた場合には、給油の有無に関わらず開弁動作によってパージ濃度が増加するため、リッドスイッチ8の異常判定を禁止する。ここで、リッドスイッチ8が正常であって給油が正常に行われた場合には、ECU2が起動して制御バルブ制御手段2bが制御バルブ11を開弁させるため、異常判定手段2eは、リッドスイッチ8の異常判定を行わずに済む。また、前記したレバーの手動操作に伴い制御バルブ11が開弁された場合には、異常判定手段2eは、制御バルブ11の開弁を認識しないため、リッドスイッチ8の異常判定を禁止するフローには辿り着かない。なお、リッドスイッチ8は、フィラーキャップ6等の部品の点検のためにも必要なスイッチであるのに対し、前記したフューエルリッド7aを解除できるレバーは、フューエルリッド7aと機械的に接続されてECU2の起動の有無に関係なくフューエルリッド7aを解除可能な非常用のレバーであるため、運転者に認識されづらい位置に設けられることが多い。そのため、レバーの操作は運転者に煩わしさを与えてしまう可能性があり、通常時にリッドスイッチ8に代えてレバーを使用することは現実的ではない。かかる観点からも、リッドスイッチ8の異常判定は必要である。
また、異常判定手段2eは、前記パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間に、制御バルブ制御手段2bが制御バルブ11を開弁させた場合において、制御バルブ11開弁後すぐ(所定時間内)に給油が実行された場合には、リッドスイッチ8の異常判定を禁止する構成であってもよい。ここで、異常判定手段2eは、燃料タンク3内の燃料の量を検出するセンサの検出結果に基づいて、燃料の量が増加した場合に給油が実行されたと判定する構成とすることができる。
本発明の実施形態に係る蒸発燃料処理装置1は、燃料タンク3内の燃料の量やタンク内圧によらず、パージ濃度に基づいてリッドスイッチの異常判定を行うことができるので、リッドスイッチ8の異常判定の精度を高めることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。例えば、ロック解除手段2aが開指令を制御バルブ制御手段2b及び異常判定手段2eへ転送する構成ではなく、ロック解除手段2a、制御バルブ制御手段2b及び異常判定手段2eがともに開指令を取得する構成であってもよい。
また、異常判定手段2eは、前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間に開指令を取得した旨を示す信号を取得していないにも関わらず、今回パージ処理開始時のパージ濃度が前回パージ処理終了時のパージ濃度よりも所定濃度以上増加している場合に、リッドスイッチ8に異常が発生していると判定する構成であってもよい。ここで、所定濃度は、パージ濃度の温度変化等を考慮して予め定められて異常判定手段2eに記憶される。
また、パージ濃度の検出手法は、前記した空燃比検出手段21及びパージ濃度算出手段2dによる手法に限定されず、例えば、パージ通路18に設けられた質量流量計によってパージ通路18内のパージ流量を検出し、パージ濃度算出手段2dが、検出されたパージ流量に基づいてパージ濃度を算出する構成であってもよい。
また、制御バルブ11には、常閉型の電磁弁に代えて、ボールバルブを用いることができる。ボールバルブは、開度ゼロ度で全閉となり、開度90度で全開となる。制御バルブ(ボールバルブ)11の開度は、開度検出手段(図示せず)によって検出でき、検出された開度は、ECU2に送信される。また、ECU2の制御バルブ制御手段2bは、制御バルブ11を開ける開制御と、閉じる閉制御と、ができるとともに、制御バルブ11を開いたり閉じたりする速度を可変制御したり、制御バルブ11を開ける際の開度を調整したりすることができる。すなわち、制御バルブ11としてのボールバルブは、その開閉速度及び開度をリニア制御可能な弁である。
また、三方弁を更に備え、三方弁の一口は、圧力センサに接続され、三方弁の残りの二口は、ベーパ通路9の制御バルブ11よりもキャニスタ13側と、ベーパ通路9の制御バルブ11よりも燃料タンク3側とに接続されている構成であってもよい。ECU2は、三方弁を制御して、圧力センサ16とベーパ通路9の制御バルブ11よりもキャニスタ13側を繋げたり、圧力センサ16とベーパ通路9の制御バルブ11よりも燃料タンク3側を繋げたりすることができる。圧力センサ16とベーパ通路9の制御バルブ11よりもキャニスタ13側が繋がれば、圧力センサ16は、ベーパ通路9内の制御バルブ11よりもキャニスタ13側の圧力、更には、キャニスタ13内の圧力を検出することができる。このとき検出される圧力は、圧力センサ15に検出される圧力と、同じ箇所を計測し一致するはずなので、圧力センサ15、16の較正や故障診断を行うことができる。三方弁を制御して、圧力センサ16とベーパ通路9の制御バルブ11よりも燃料タンク3側が繋がれば、圧力センサ16は、ベーパ通路9内の制御バルブ11よりも燃料タンク3側の圧力、さらには、燃料タンク3内の圧力(タンク内圧Ptank)を検出することができる。圧力センサ16は、検出した圧力をECU2へ送信する。
1 蒸発燃料処理装置
2 ECU
2b 制御バルブ制御手段
2c パージバルブ制御手段
2e 異常判定手段
3 燃料タンク
7 フューエルリッド
7a フューエルリッドロック
8 リッドスイッチ
10 高圧2ウェイバルブ(バルブ)
11 制御バルブ
14 パージバルブ
18 パージ通路

Claims (4)

  1. 車両に設けられた蒸発燃料処理装置であって、
    燃料を貯留する燃料タンクと、
    前記燃料タンクで発生する蒸発燃料を吸着するキャニスタと、
    前記キャニスタと内燃機関とを連通するパージ通路に設けられ、当該パージ通路を開閉可能なパージバルブと、
    前記パージバルブを開制御し前記蒸発燃料を流すパージ処理を行うパージバルブ制御手段と、
    前記パージ通路におけるパージ濃度を検出するパージ濃度検出手段と、
    前記燃料タンクに連通され、給油時に開口部から燃料が導入されるフィラーパイプと、
    車体に設けられ、前記開口部を覆うフューエルリッドと、
    前記フューエルリッドを開くための開指令を出力するリッドスイッチと、
    前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間に前記リッドスイッチの操作が検知されていないにも関わらず、前記パージ濃度検出手段によって検出された今回パージ処理時の前記パージ濃度が前回パージ処理時の前記パージ濃度よりも増加している場合に、前記リッドスイッチに異常が発生していると判定する異常判定手段と、
    を備えることを特徴とする蒸発燃料処置装置。
  2. 前記燃料タンクと前記キャニスタとを連通するベーパ通路に設けられ、前記燃料タンク内の圧力が所定圧以上となると開弁して前記燃料タンクから前記キャニスタへの前記蒸発燃料の流通を許容するバルブを備え、
    前記異常判定手段は、前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間に前記バルブが開弁した場合には、前記リッドスイッチの異常判定を禁止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の蒸発燃料処置装置。
  3. 前記ベーパ通路に前記バルブと並列に設けられ、当該ベーパ通路を開閉可能な常閉型の制御バルブと、
    前記制御バルブを開制御し前記蒸発燃料を流す制御バルブ制御手段と、
    をさらに備え、
    前記異常判定手段は、前記パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間に前記制御バルブ制御手段が前記制御バルブを開弁させた場合には、前記リッドスイッチの異常判定を禁止する
    ことを特徴とする請求項2に記載の蒸発燃料処理装置。
  4. 前記異常判定手段は、前回パージ処理終了から今回パージ処理開始までの間に前記燃料タンク内を減圧して当該燃料タンクのリーク診断を行った場合には、前記リッドスイッチの異常判定を禁止する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
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