JP5708595B2 - 画像形成装置、アプリケーション切換方法、およびアプリケーション切換プログラム - Google Patents

画像形成装置、アプリケーション切換方法、およびアプリケーション切換プログラム Download PDF

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Description

この発明は画像形成装置、アプリケーション切換方法、およびアプリケーション切換プログラムに関し、特に、アプリケーションプログラムをインストール可能な画像形成装置、その画像形成装置で実行されるアプリケーション切換方法、およびアプリケーション切換プログラムに関する。
近年、複合機(MFP)で代表される画像形成装置において、アプリケーションプログラムをインストールすることが可能になっているものがあり、ユーザーは、使用形態に応じたアプリケーションプログラムをインストールすることによって、MFPをカスタマイズすることができる。
特開2002−084383号公報には、各アプリケーションの共通部分を共通システムサービスとして括りだし、この共通システムサービスおよび汎用OSによってプラットホームを形成し、該プラットホーム上にプリンタアプリ、コピーアプリおよび各種アプリを搭載する画像形成装置が記載されている。
従来の画像形成装置によれば、各アプリケーションの共通部分が、共通システムサービスとしてプラットホームに形成されるので、キーボードなどのハードウェア資源が別のキーボードに交換される場合、または、新たなアプリケーションプログラムが開発される場合に、プラットホーム自体を変更しなければならない場合があるといった問題がある。
特開2002−084383号公報
この発明は上述した問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、ユーザーによる操作を受け付けるハードウェア資源に依存することなくアプリケーションプログラムをインストールすることが可能な画像形成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、ユーザーによる操作を受け付けるハードウェア資源に依存することなくアプリケーションプログラムをインストールすることが可能なアプリケーション切換方法を提供することである。
この発明の他の目的は、ユーザーによる操作を受け付けるハードウェア資源に依存することなくアプリケーションプログラムをインストールすることが可能なアプリケーション切換プログラムを提供することである。
上述した目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、画像形成装置は、複数種類の操作のうちから操作ユーザーにより指示された指示操作を受け付ける操作受付手段を含むハードウェア資源と、ハードウェア資源を制御する制御手段と、を備えた画像処理装置であって、制御手段は、内部コマンドが入力されると、ハードウェア資源を制御するために、入力された内部コマンドに対して予め定められた処理を実行する内部制御手段と、アプリケーション切換プログラムを実行する第1アプリ実行手段と、アプリケーション切換プログラムとは種類が別のカスタム用のアプリケーションプログラムをそれぞれ実行する複数の第2アプリ実行手段と、複数の第2アプリ実行手段のいずれかが、内部制御手段を制御するために公開されたアプリコマンドを出力する場合、出力されたアプリコマンドを内部コマンドに変換し、変換された内部コマンドを内部制御手段に出力するアプリケーション制御手段と、を備え、アプリケーション制御手段は、複数の第2アプリ実行手段のいずれかを、操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち予め定められた共通操作を入力可能なカレント状態に設定するカレントタスク設定手段と、操作受付手段により、共通操作が受け付けられる場合、当該共通操作の操作識別情報を複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定された第2アプリ実行手段に出力する調停手段と、を含み、第1アプリ実行手段は、複数のカスタム用のアプリケーションプログラムそれぞれがインストールされる段階で、当該カスタム用のアプリケーションプログラムに対応して、操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち共通操作とは別に予め定められた処理切換操作を複数の第2アプリ実行手段のいずれかと関連付ける遷移関係設定手段と、操作受付手段により、当該操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち共通操作とは別に予め定められた処理切換操作が受け付けられる場合、複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段と、受け付けられた処理切換操作とに基づいて、複数の第2アプリ実行手段のうちからカレント状態に遷移させる第2アプリ実行手段を決定する遷移後アプリ決定手段と、操作受付手段により受け付けられた処理切換操作を検出する処理切換操作検出手段と、を含み、遷移後アプリ決定手段は、処理切換操作が検出される場合、複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段が実行するカスタム用のアプリケーションプログラムに対して、検出された処理切換操作と遷移関係設定手段により関連付けられた第2アプリ実行手段を決定し、カレントタスク設定手段は、遷移後アプリ決定手段により決定された第2アプリ実行手段をカレント状態に設定する。
この局面に従えば、アプリケーション制御手段によって複数の第2アプリ実行手段のいずれかがカレント状態に設定され、共通操作が受け付けられる場合、アプリケーション制御手段によって、当該共通操作の操作識別情報がカレント状態に設定された第2アプリ実行手段に出力され、処理切換操作が受け付けられる場合、第1アプリ実行手段によって、カレント状態に設定されている第2アプリ実行手段と、処理切換操作とに基づいて、カレント状態に遷移させる第2アプリ実行手段が決定され、決定された第2アプリ実行手段がアプリケーション制御手段によってカレント状態に設定される。処理切換操作が受け付けられる場合、第1アプリ実行手段によって、カレント状態に遷移させる第2アプリ実行手段が決定されるので、アプリケーション制御手段は、第1アプリ実行手段によって決定された第2アプリ実行手段をカレント状態に設定すればよく、複数の第2アプリ実行手段のいずれをカレント状態にするかを決定する必要がない。このため、新たにアプリケーションプログラムがインストールされる場合に、アプリケーション制御手段を変更する必要がない。その結果、ユーザーによる操作を受け付けるハードウェア資源に依存することなくアプリケーションプログラムをインストールすることが可能な画像形成装置を提供することができる。
また、第1アプリ実行手段により、アプリケーションプログラムがインストールされる段階で、処理切換操作が複数の第2アプリ実行手段のいずれかと関連付けられ、処理切換操作が検出されると、カレント状態に設定されている第2アプリ実行手段に対して、検出された処理切換操作と関連付けられた第2アプリ実行手段が決定される。アプリケーションプログラムがインストールされる段階で、処理切換操作を複数の第2アプリ実行手段と関連付けるので、アプリケーション切換プログラムを変更する必要がない。
好ましくは、第1アプリ実行手段は、複数のカスタム用のアプリケーションプログラムごとに、処理切換操作の操作識別情報と複数のカスタム用のアプリケーションプログラムのいずれかを識別するためのアプリ識別情報とを関連付ける遷移関係テーブルを記憶し、遷移後アプリ決定手段は、複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段が実行するカスタム用のアプリケーションプログラムに対して、遷移関係テーブルにより処理切換操作の操作識別情報と関連付けられたアプリ識別情報を決定する。
この局面に従えば、アプリケーションプログラムをインストールする際に、遷移関係テーブルを変更すれれば、処理切換操作と複数の第2アプリ実行手段とを容易に関連付けることができる。
好ましくは、操作受付手段が受け付ける処理切換操作は、操作受付手段が備える複数のキーのうち予め定められたキーに割り当てられる。
この発明の他の局面によれば、アプリケーション切換方法は、複数種類の操作のうちから操作ユーザーにより指示された指示操作を受け付ける操作受付手段を含むハードウェア資源と、ハードウェア資源を制御する制御手段と、を備えた画像処理装置で実行されるアプリケーション切換方法あって、制御手段は、内部コマンドが入力されると、ハードウェア資源を制御するために、入力された内部コマンドに対して予め定められた処理を実行する内部制御手段と、アプリケーション切換プログラムとは種類が別のカスタム用のアプリケーションプログラムをそれぞれ実行する複数の第2アプリ実行手段と、複数の第2アプリ実行手段のいずれかが、内部制御手段を制御するために公開されたアプリコマンドを出力する場合、出力されたアプリコマンドを内部コマンドに変換し、変換された内部コマンドを内部制御手段に出力するアプリケーション制御手段と、を備え、アプリケーション制御手段は、複数の第2アプリ実行手段のいずれかを、操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち予め定められた共通操作を入力可能なカレント状態に設定するカレントタスク設定手段と、操作受付手段により、共通操作が受け付けられる場合、当該共通操作の操作識別情報を複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定された第2アプリ実行手段に出力する調停手段と、を含み、複数のカスタム用のアプリケーションプログラムそれぞれがインストールされる段階で、当該カスタム用のアプリケーションプログラムに対応して、操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち共通操作とは別に予め定められた処理切換操作を複数の第2アプリ実行手段のいずれかと関連付ける遷移関係設定ステップと、操作受付手段により、当該操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち共通操作とは別に予め定められた処理切換操作が受け付けられる場合、複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段と、受け付けられた切換操作とに基づいて、複数の第2アプリ実行手段のうちからカレント状態に遷移させる第2アプリ実行手段を決定する遷移後アプリ決定ステップと、操作受付手段により受け付けられた処理切換操作を検出する処理切換操作検出ステップと、カレントタスク設定手段に、決定された第2アプリ実行手段をカレント状態に設定させるステップとを、実行させ、遷移後アプリ決定ステップは、処理切換操作が検出される場合、複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段が実行するカスタム用のアプリケーションプログラムに対して、検出された処理切換操作と遷移関係設定ステップにおいて関連付けられた第2アプリ実行手段を決定するステップを含む
この局面に従えば、処理切換操作が受け付けられる場合、カレント状態に遷移させる第2アプリ実行手段が決定されるので、アプリケーション制御手段は、決定された第2アプリ実行手段をカレント状態に設定すればよく、複数の第2アプリ実行手段のいずれをカレント状態にするかを決定する必要がない。このため、新たにアプリケーションプログラムがインストールされる場合に、アプリケーション制御手段を変更する必要がない。その結果、ユーザーによる操作を受け付けるハードウェア資源に依存することなくアプリケーションプログラムをインストールすることが可能なアプリケーション切換方法を提供することができる。
好ましくは、複数のカスタム用のアプリケーションプログラムごとに、処理切換操作の操作識別情報と複数のカスタム用のアプリケーションプログラムのいずれかを識別するためのアプリ識別情報とを関連付ける遷移関係テーブルを記憶するステップを、さらに含み、遷移後アプリ決定ステップは、複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段が実行するカスタム用のアプリケーションプログラムに対して、遷移関係テーブルにより処理切換操作の操作識別情報と関連付けられたアプリ識別情報を決定するステップを含む。
好ましくは、操作受付手段が受け付ける処理切換操作は、操作受付手段が備える複数のキーのうち予め定められたキーに割り当てられる。
この発明のさらに他の局面によれば、アプリケーション切換プログラムは、複数種類の操作のうちから操作ユーザーにより指示された指示操作を受け付ける操作受付手段を含むハードウェア資源を備えた画像処理装置を制御するコンピューターで実行されるアプリケーション切換プログラムあって、コンピューターは、内部コマンドが入力されると、ハードウェア資源を制御するために、入力された内部コマンドに対して予め定められた処理を実行する内部制御手段と、アプリケーション切換プログラムとは種類が別のカスタム用のアプリケーションプログラムをそれぞれ実行する複数の第2アプリ実行手段と、複数の第2アプリ実行手段のいずれかが、内部制御手段を制御するために公開されたアプリコマンドを出力する場合、出力されたアプリコマンドを内部コマンドに変換し、変換された内部コマンドを内部制御手段に出力するアプリケーション制御手段と、を備え、アプリケーション制御手段は、複数の第2アプリ実行手段のいずれかを、操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち予め定められた共通操作を入力可能なカレント状態に設定するカレントタスク設定手段と、操作受付手段により、共通操作が受け付けられる場合、当該共通操作の操作識別情報を複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定された第2アプリ実行手段に出力する調停手段と、を含み、複数のカスタム用のアプリケーションプログラムそれぞれがインストールされる段階で、当該カスタム用のアプリケーションプログラムに対応して、操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち共通操作とは別に予め定められた処理切換操作を複数の第2アプリ実行手段のいずれかと関連付ける遷移関係設定ステップと、操作受付手段により、当該操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち共通操作とは別に予め定められた処理切換操作が受け付けられる場合、複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段と、受け付けられた切換操作とに基づいて、複数の第2アプリ実行手段のうちからカレント状態に遷移させる第2アプリ実行手段を決定する遷移後アプリ決定ステップと、操作受付手段により受け付けられた処理切換操作を検出する処理切換操作検出ステップと、カレントタスク設定手段に、決定された第2アプリ実行手段をカレント状態に設定させるステップと、をコンピュータに実行させ、遷移後アプリ決定ステップは、処理切換操作が検出される場合、複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段が実行するカスタム用のアプリケーションプログラムに対して、検出された処理切換操作と遷移関係設定ステップにおいて関連付けられた第2アプリ実行手段を決定するステップを含む
この局面に従えば、処理切換操作が受け付けられる場合、カレント状態に遷移させる第2アプリ実行手段が決定されるので、アプリケーション制御手段は、決定された第2アプリ実行手段をカレント状態に設定すればよく、複数の第2アプリ実行手段のいずれをカレント状態にするかを決定する必要がない。このため、新たにアプリケーションプログラムをインストールされる場合に、アプリケーション制御手段を変更する必要がない。その結果、ユーザーによる操作を受け付けるハードウェア資源に依存することなくアプリケーションプログラムをインストールすることが可能なアプリケーション切換プログラムを提供することができる。
好ましくは、複数のカスタム用のアプリケーションプログラムごとに、処理切換操作の操作識別情報と複数のカスタム用のアプリケーションプログラムのいずれかを識別するためのアプリ識別情報とを関連付ける遷移関係テーブルを記憶するステップを、さらにコンピューターに実行させ、遷移後アプリ決定ステップは、複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段が実行するカスタム用のアプリケーションプログラムに対して、遷移関係テーブルにより処理切換操作の操作識別情報と関連付けられたアプリ識別情報を決定するステップを含む。
好ましくは、操作受付手段が受け付ける処理切換操作は、操作受付手段が備える複数のキーのうち予め定められたキーに割り当てられる。
本発明の実施の形態の1つにおける画像形成システムの全体概要を示す図である。 本実施の形態の一つにおけるMFPの外観を示す斜視図である。 操作パネルの一例を示す平面図である。 MFPのハードウェア構成の概要の一例を示すブロック図である。 MFPが備えるCPUのソフトウェアアーキテクチャの一例を示す図である。 本実施の形態の一つにおけるMFPが備えるCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。 遷移関係テーブルの一例を示す図である。 共通操作が入力される場合における信号の時間的な流れの一例を示す図である。 処理切換操作が入力される場合における信号の時間的な流れの一例を示す図である。 モード切換操作が入力される場合における信号の時間的な流れの一例を示す図である。 アプリケーション制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。 アプリケーション切換処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける画像形成システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、画像形成システム1は、それぞれがネットワーク3に接続された複合機(以下、「MFP」という)100と、パーソナルコンピューター(以下、「PC」という)200,200A、200Bと、を含む。このため、MFP100、PC200,200A、200Bは、ネットワーク3を介して互いに通信可能である。
なお、図ではネットワーク3に、画像形成装置の一例として1台のMFP(Multi Function Peripheral)100が接続される例を示しているが、MFPの数はこれに限定されるものではなく、1台以上であればよい。また、MFP100に代えて、画像を処理する機能を備えた装置であれば、例えば、コンピューター、ファクシミリ、プリンタ等であってもよい。
図2は、本実施の形態の一つにおけるMFPの外観を示す斜視図である。図3は、操作パネルの一例を示す平面図である。図2および図3を参照して、MFP100は、原稿を読み取るための原稿読取部130と、原稿を原稿読取部130に搬送するための自動原稿搬送装置120と、原稿読取部130が原稿を読み取って出力する画像データに基づいて用紙等に画像を形成するための画像形成部140と、画像形成部140に用紙を供給するための給紙部150と、ユーザーインターフェースとしての操作パネル160とを含む。
操作パネル160は、MFP100の上面に設けられる。操作パネル160は、表示部161と、表示部161に重畳して設けられ、透明な部材からなるタッチパネル165と、ハードキー部167とを含む。表示部161は、例えば、液晶表示装置(LCD)であり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。ハードキー部167は、「BOX」、「FAX」、「COPY」、「ECO」の文字がそれぞれ表された4つのハードキー167A〜167Dを含む複数のキーを備え、キーに対応するユーザーの操作による各種の指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける。タッチパネル165は、LCD161の表示面中の位置を検出する。タッチパネル165は、LCD161の上面または下面に設けられる。
自動原稿搬送装置120は、原稿給紙トレイ上にセットされた複数枚の原稿を1枚ずつ自動的に原稿読取部130のプラテンガラス上に設定された所定の原稿読み取り位置まで搬送し、原稿読取部130により原稿画像が読み取られた原稿を原稿排紙トレイ上に排出する。原稿読取部130は、原稿読取位置に搬送されてきた原稿に光を照射する光源と、原稿で反射した光を受光する光電変換素子とを含み、原稿のサイズに応じた原稿画像を走査する。光電変換素子は、受光した光を電気信号である画像データに変換して、画像形成部140に出力する。給紙部150は、給紙トレイに収納された用紙を画像形成部140に搬送する。
画像形成部140は、周知の電子写真方式により画像を形成するものであって、原稿読取部130から入力される画像データにシェーディング補正などの各種のデータ処理を施した、データ処理後の画像データまたは、外部から受信された画像データに基づいて、給紙部150により搬送される用紙に画像を形成する。
図4は、MFPのハードウェア構成の概要の一例を示すブロック図である。図4を参照して、MFP100は、メイン回路110を含む。メイン回路110は、CPU111と、通信インターフェース(I/F)部112と、ROM(Read Only Memory)113と、RAM(Random Access Memory)114と、大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)115と、ファクシミリ部116と、外部記憶装置117と、を含む。CPU111は、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160と接続され、MFP100の全体を制御する。
ROM113は、CPU111が実行するプログラム、またはそのプログラムを実行するために必要なデータを記憶する。RAM114は、CPU111がプログラムを実行する際の作業領域として用いられる。また、RAM114は、原稿読取部130から連続的に送られてくる読取画像を一時的に記憶する。
ファクシミリ部116は、公衆交換電話網(PSTN)に接続され、PSTNにファクシミリデータを送信する、またはPSTNからファクシミリデータを受信する。ファクシミリ部116は、受信したファクシミリデータを、HDD115に記憶するか、または、画像形成部140でプリント可能なプリントデータに変換して、画像形成部140に出力する。これにより、画像形成部140は、ファクシミリ部116により受信されたファクシミリデータを用紙に画像を形成する。また、ファクシミリ部116は、HDD115に記憶されたデータをファクシミリデータに変換して、PSTNに接続されたファクシミリ装置に送信する。
通信I/F部112は、ネットワークにMFP100を接続するためのインターフェースである。通信I/F部112は、TCP(Transmission Control Protocol)またはFTP(File Transfer Protocol)等の通信プロトコルで、ネットワークに接続された他のコンピューターと通信する。なお、通信のためのプロトコルは、特に限定されることはなく、任意のプロトコルを用いることができる。また、通信I/F部112が接続されるネットワークは、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)であり、接続形態は有線または無線を問わない。またネットワークは、LANに限らず、ワイドエリアネットワーク(WAN)、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Networks)を用いたネットワーク等であってもよい。さらに、ネットワークは、インターネットに接続されている。このため、MFP100は、インターネットに接続されたサーバー等のコンピューターと通信が可能である。
外部記憶装置117は、CPU111により制御され、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)118、または半導体メモリが装着される。CPU111は、外部記憶装置117を介してCD−ROM118または半導体メモリにアクセス可能である。CPU111は、外部記憶装置117に装表されたCD−ROM118または半導体メモリに記録されたプログラムをRAM114にロードして実行する。なお、CPU111が実行するプログラムは、CD−ROM118に記録されたプログラムに限られず、HDD115に記憶されたプログラムをRAM114にロードして実行するようにしてもよい。この場合、通信I/F部112に接続されるネットワークを介して、ネットワークに接続された他のコンピューターが、MFP100のHDD115に記憶されたプログラムを書換える、または、新たなプログラムを追加して書き込むようにしてもよい。さらに、MFP100が、ネットワークに接続された他のコンピューターからプログラムをダウンロードして、そのプログラムをHDD115に記憶するようにしてもよい。ここでいうプログラムは、CPU111が直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム、圧縮処理されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む。
なお、CPU111が実行するプログラムを記憶する媒体としては、CD−ROM118に限られず、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード、光カード、マスクROM、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically EPROM)などの半導体メモリであってもよい。
操作パネル160は、表示部161と操作部163とを含む。表示部161は、液晶表示装置(LCD)、有機ELD(Electro−Luminescence Display)等のディスプレイであり、ユーザーに対する指示メニューや取得した画像データに関する情報等を表示する。操作部163は、タッチパネル165と、複数のキーからなるハードキー部167と、を含む。ハードキー部167が含む複数のキーそれぞれは、接点スイッチを含み、CPU111に接続される。ハードキーは、操作ユーザーにより押下されると接点を閉じて、CPU111に接続される回路を閉じる。ハードキーは、MFP100を操作する操作ユーザーにより押下されている間は回路を閉じ、操作ユーザーにより押下されていない間は回路を開く。
操作部163は、ハードキー部167が有する複数のキーが押下されると、押下されたキーに対応する指示、文字、数字などのデータの入力を受け付ける。タッチパネル165は、表示部161の上面または下面に設けられ、操作ユーザーにより押下された位置の座標をCPU111に出力する。タッチパネル165は、操作ユーザーが指またはスタイラスペンで指示した位置を検出し、検出した位置の座標をCPU111に出力する。タッチパネル165は、表示部161の表示面と同じまたはそれ以上のサイズであるのが好ましい。タッチパネル165は、表示部161に重畳して設けられるので、タッチパネル165は、操作ユーザーが表示部161の表示面を指示すれば、表示部161の表示面中で操作ユーザーが指示した位置の座標をCPU111に出力する。タッチパネル165は、例えば、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式を用いることができ、その方式は限定されない。
操作部163が受け付け可能な操作は、ハードキー部167が有する複数のキーを押下する操作と、タッチパネル165を指示する操作とを含む。さらに、ハードキー部167は、「BOX」、「FAX」、「COPY」、「ECO」の文字がそれぞれ表された4つのハードキー167A〜167Dを含む。「BOX」、「FAX」、「COPY」の文字がそれぞれ表された3つのハードキー167A,167B,167Cは、MFP100に実行させる処理の切り換えを指示するための処理切換操作が割り当てられた処理切換キーである。「ECO」の文字が表されたハードキー167Dは、MFP100を、通常モードから通常モードよりも消費電力の低い省電力モードへの切換を指示するためのモード切換操作が割り当てられたモード切換キーである。操作部163は、ハードキー167A,167B,167Cのいずれかが押下される場合、処理切換操作を受け付け、ハードキー167Dが押下される場合、モード切換操作を受け付ける。操作部163が受け付け可能な操作のうち、処理切換キーである3つのハードキー167A,167B,167Cと、モード切換キーであるハードキー167Dと、を押下する操作を除くすべての操作を、共通操作という。
図5は、MFPが備えるCPUのソフトウェアアーキテクチャの一例を示す図である。図5を参照して、CPU111には、オペレーティングシステム(OS)層が形成され、その上の階層に、MFPプロセス層が形成される。MFPプロセス層の上層に、アプリケーションプラットフォーム(PF)層、アプリケーション層の順に形成される。
OS層は、CPU111がOSプログラムを実行するタスクが属する。OS層に属するタスクは、MFP100のハードウェア資源を制御する処理を実行する。ハードウェア資源は、ここでは、通信I/F部112、ROM113、RAM114、HDD115、ファクシミリ部116、外部記憶装置117、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150、操作パネル160を含む。OS層に属するタスクは、MFPプロセス層から入力されるオペレーティングコマンドに従って、ハードウェア資源を制御する。
アプリケーション層は、CPU111がアプリケーションプログラムを実行するタスクが属する。複数種類のアプリケーションプログラムがMFP100にインストールされる場合、アプリケーション層に、複数種類のアプリケーションプログラムをそれぞれ実行する複数のタスクが属する場合がある。アプリケーションプログラムは、MFP100に、コピー処理、スキャン処理、プリント処理、ファクシミリ送受信処理、データ送受信処理等を実行させるために、ユーザーインターフェース等をカスタマイズするためのプログラムを含む。なお、アプリケーションプログラムは、これらに限定されることなく、これとは別のアプリケーションプログラムであってもよい。アプリケーションプログラムは、特に限定するものではないが、例えば、Python等のプログラミング言語で記述される。
アプリケーションプログラムを実行するタスクは、アプリケーションプログラムによって定められた複数種類の処理を実行する。複数種類の処理は、MFPプロセス層において実行される処理をMFPプロセス層に属するタスクに実行させる処理を含む。アプリケーションプログラムを実行するタスクは、MFPプロセス層に属するタスクに処理を実行させる場合、アプリコマンドを出力する。アプリコマンドは、API(Application Program Interface)として、公開されたコマンドである。このため、MFP100に処理を実行させるアプリケーションプログラムを容易に作成することができる。公開とは、MFP100を製造するメーカー以外の第三者が使用可能な状態をいう。このため、第三者は、アプリコマンドを用いてMFP100にインストール可能なアプリケーションプログラムを開発することができる。
アプリケーションPF層は、アプリケーション層とMFPプロセス層との間に配置され、アプリケーション層に属する複数のタスクを調停するとともに、アプリケーション層に属する複数のタスクが出力するアプリコマンドを制御するタスクが属する。具体的には、アプリケーションPF層は、アプリケーション層に属する複数のタスクのいずれか1つをユーザーが操作を入力することが可能なカレント状態に決定する。アプリケーションPF層は、アプリケーション層に属する複数のタスクが出力するアプリコマンドを受け付け、アプリコマンドを内部コマンドに変換し、MFPプロセス層に出力する。
アプリコマンドと内部コマンドとは予め対応付けられている。例えば、コマンド対応テーブルを記憶しておくようにすればよい。アプリコマンドと内部コマンドとは、1対1に対応してもよいし、1つのアプリコマンドに2以上の内部コマンドの組が対応していてもよいし、バージョンの異なる複数のアプリコマンドに対して、1つの内部コマンド、または複数の内部コマンドからなる1組が対応していてもよい。このため、複数のアプリケーションプログラム間で、バージョンが異なる場合等に対応することができる。内部コマンドは、MFP100のハードウェア資源に依存するコマンドである。内部コマンドは、通常は、公開されていないが、公開されていてもよい。
MFPプロセス層は、アプリケーションPF層とOS層との間に配置され、CPU111がMFPプロセスプログラムを実行するタスクが属する。MFPプロセス層は、アプリケーションPF層に属するタスクが出力する内部コマンドを、OS層に属するタスクが解釈可能なオペレーティングコマンドに変換し、OS層に属するタスクにオペレーティングコマンドを出力するタスクが属する。なお、実際には、内部コマンドを、OS層に属するタスクが実行可能な1以上のオペレーティングコマンドに変換するが、ここでは説明のために、内部コマンドとOS層に属するタスクが実行可能な1以上のオペレーティングコマンドとの関係は1対1として、説明する。
図6は、本実施の形態の一つにおけるMFPが備えるCPUが有する機能の一例を示すブロック図である。図6に示す機能は、MFP100が備えるCPU111が、ROM113、HDD115またはCD−ROM118に記憶されたプログラムを実行することにより、CPU111により実現される機能である。具体的には、CPU111が、OSプログラム、MFP制御プログラム、アプリケーション制御プログラムおよびアプリケーションプログラムを実行することにより、CPU111により実現される。
図6を参照して、CPU111は、第1アプリ実行部51と、第2アプリ実行部61と、アプリケーション制御部71と、MFP制御部81と、を含む。第1アプリ実行部51および第2アプリ実行部61は、図5に示したソフトウェアアーキテクチャにおいて、アプリケーション層に属する。第1アプリ実行部51および第2アプリ実行部61は、CPU111がアプリケーションプログラムを実行するタスクによって実現される機能である。第1アプリ実行部51は、CPU111が、アプリケーション切換プログラムを実行するタスクによって実現され、第2アプリ実行部61は、CPU111が、アプリケーション切換プログラムとは別のカスタマイズ用のアプリケーションプログラムを実行するタスクによって実現される。
ここでは、MFP100に、カスタマイズ用の第1〜第3アプリケーションプログラムがインストールされ、CPU111が、第1〜第3アプリケーションプログラムを実行する場合を例に示している。この場合、第2アプリ実行部61は、CPU111が第1アプリケーションプログラムを実行することにより実現される第1カスタム部63と、CPU111が第2アプリケーションプログラムを実行することにより実現される第2カスタム部65と、CPU111が第3アプリケーションプログラムを実行することにより実現される第3カスタム部67と、を含む場合を例に示している。
カスタマイズ用の第1アプリケーションプログラムは、HDD115が備える複数の記憶領域であるBOXに記憶されているデータを管理する処理を実行するためのプログラムとしており、アプリ識別情報を「ボックス管理」とする。カスタマイズ用の第2アプリケーションプログラムは、ファクシミリデータを送信する処理を実行するためのプログラムとしており、アプリ識別情報を「ファクシミリ送信」とする。カスタマイズ用の第3アプリケーションプログラムは、原稿を画像形成する処理を実行するためのプログラムとしており、アプリ識別情報を「画像形成」とする。
なお、ここでは、CPU111が3つの第1〜第3アプリケーションプログラムを実行する場合を例に示したが、CPU111が実行するカスタマイズ用のアプリケーションプログラムの数は、これに限定されることなく、1以上であればよい。
第1カスタム部63は、第1アプリケーションプログラムにより定められたアプリコマンドをアプリケーション制御部71に出力し、第2カスタム部65は、第2アプリケーションプログラムにより定められたアプリコマンドをアプリケーション制御部71に出力し、第3カスタム部67は、第3アプリケーションプログラムにより定められたアプリコマンドをアプリケーション制御部71に出力する。
第1アプリ実行部51は、遷移関係設定部53と、処理切換操作検出部55と、遷移後アプリ決定部57と、を含む。遷移関係設定部53は、後述するインストール部73により新たにアプリケーションプログラムがインストールされる段階で、新たにインストールされるアプリケーションプログラムに対応して、1以上の処理切換操作それぞれに対して、インストールされた1以上のアプリケーションプログラムのいずれかを関連付ける。具体的には、遷移関係設定部53は、インストール部73から、新たにインストールされたアプリケーションプログラムを識別するためのアプリ識別情報が入力される。遷移関係設定部53は、アプリ識別情報が入力されると、遷移関係テーブルに遷移レコードを追加する。遷移レコードは、インストールされたアプリケーションプログラムのアプリ識別情報と、処理切換操作を識別するための操作識別情報と、インストール済のアプリケーションプログラムのアプリ識別情報とを関連付ける。遷移関係テーブルは、インストール部73から入力される1つのアプリ識別情報に対して、1以上の処理切換操作と同じ数の遷移レコードを含む。
具体的には、複数の処理切換操作の一覧と、複数の処理切換操作それぞれに対応して、インストール済の1以上のアプリケーションプログラムのアプリ識別情報を選択可能に表示する設定画面を表示部161に表示し、ユーザーがタッチパネル165またはハードキー部167に入力する操作に従って、複数の処理切換操作ごとに、インストール済の1以上のアプリケーションプログラムのアプリ識別情報のうちから1つを選択すれば、複数の処理切換操作と同じ数の遷移レコードを生成する。処理切換操作は、ここでは、ハードキー部167が備える複数のキーのうち、処理切換キー167A〜167Cを押下する3つの操作である。
図7は、遷移関係テーブルの一例を示す図である。図7を参照して、遷移関係テーブルは、複数の遷移レコードを含む。遷移レコードは、カレントタスクごとに、1以上の処理切換操作それぞれと次にカレント状態に切り換えるタスクと関連付ける。遷移レコードは、カレントタスクの項目と、操作名の項目と、遷移後タスクの項目と、を含む。ここでは、タスクの識別情報を、そのタスクが実行するアプリケーションプログラムのアプリ識別情報としている。したがって、遷移レコードのカレントタスクの項目に設定されるアプリ識別情報は、カレント状態のタスクが実行するアプリケーションプログラムのアプリ識別情報が設定される。
操作名の項目には、1以上の処理切換操作いずれかの操作識別情報が設定される。ここでは、処理切換操作を、「BOX」、「FAX」、「COPY」の文字がそれぞれ表された3つのハードキー167A〜167Cを押下する操作としており、ハードキー167Aを押下する操作の操作識別情報を「BOX」、ハードキー167Bを押下する操作の操作識別情報を「FAX」、ハードキー167Cを押下する操作の操作識別情報を「COPY」としている。
遷移後タスクの項目には、操作名の項目に設定された操作識別情報で特定される処理切換操作が入力された後に、カレント状態に設定されるべきタスクが実行するアプリケーションプログラムのアプリ識別情報が設定される。
例えば、2行目の遷移レコードは、カレントタスクが、アプリ識別情報「ボックス管理」のアプリケーションプログラムを実行する第1カスタム部63がカレント状態の場合に、ハードキー167Bが押下され、操作識別情報「FAX」が受け付けられると、アプリ識別情報「ファクシミリ送信」のアプリケーションプログラムを実行する第2カスタム部65が次にカレント状態にするべきタスクであることを示す。3行目の遷移レコードは、アプリ識別情報「ボックス管理」のアプリケーションプログラムを実行する第1カスタム部63がカレント状態の場合に、ハードキー167Cが押下され、操作識別情報「COPY」が受け付けられると、アプリ識別情報「画像形成」のアプリケーションプログラムを実行する第3カスタム部67が次にカレント状態にするべきタスクであることを示す。
図6に戻って、処理切換操作検出部55は、ユーザーにより操作パネル160に処理切換操作が入力される場合、入力される処理切換操作を検出し、検出された処理切換操作を識別するための操作識別情報を、遷移後アプリ決定部57に出力する。
遷移後アプリ決定部57は、カレント状態に設定されているカレントタスクに対して、第1〜第3カスタム部63,65,67のうちで処理切換操作に関連付けられたタスクを次にカレント状態に設定するタスクに決定する。具体的には、遷移後アプリ決定部57は、処理切換操作検出部55から処理切換操作の操作識別情報が入力され、遷移関係設定部53からカレント遷移関係テーブルが入力され、カレントタスク設定部75からカレントタスクのアプリ識別情報が入力される。遷移後アプリ決定部57は、処理切換操作検出部55から処理切換操作の操作識別情報が入力されることに応じて、遷移関係テーブルを参照して、カレントタスクのアプリ識別情報および処理切換操作の操作識別情報と関連付けられたアプリ識別情報を取得する。より具体的には、遷移関係テーブルに含まれる複数の遷移レコードのうちから、カレントタスクの項目にカレントタスクのアプリ識別情報が設定されており、かつ、操作名の項目に処理切換操作の操作識別情報が設定されている遷移レコードを抽出し、抽出された遷移レコードの遷移後タスクの項目に設定されているアプリ識別情報を取得する。遷移後アプリ決定部57は、取得されたアプリ識別情報を含みカレントタスクの変更を指示するタスク切換指示を後述するカレントタスク設定部75に出力する。
アプリケーション制御部71は、CPU111がアプリケーション制御プログラムを実行するタスクによって実現される機能である。アプリケーション制御部71は、図5に示したソフトウェアアーキテクチャにおいて、アプリケーションPF層に属する。
アプリケーション制御部71は、インストール部73と、カレントタスク設定部75と、調停部77と、モード切換部79と、を含む。インストール部73は、ユーザーにより入力されるインストール指示に従って、アプリケーションプログラムをMFP100にインストールする。インストール指示は、通信I/F部112がPC200,200A,20Bのいずれかから受信する場合と、操作パネル160に入力される場合とがある。ユーザーが、操作パネル160を操作して、インストール指示を入力する場合、インストール部73は、操作部163からインストール指示を受け付ける。ユーザーが、PC200,200A,200Cのいずれかを操作して、MFP100を遠隔操作し、インストール指示を入力する場合、インストール部73は、通信I/F部112がPC200,200A,200Cのいずれかから受信するインストール指示を受け付ける。
インストール部73は、ユーザーにより指定されたアプリケーションプログラムを取得する。ユーザーが、MFP100にアプリケーションプログラムを読み取らせるために、アプリケーションプログラムを記憶したCD−ROM119を、外部記憶装置117に装着する場合、インストール部73は、CD−ROM119に記憶されタアプリケーションプログラムを外部記憶装置117を介して読み出すことにより取得する。また、ユーザーがネットワーク3に接続されたコンピューターに記憶されたアプリケーションプログラムをダウンロードする指示をMFP100に入力する場合、インストール部73は、通信I/F部112を介してアプリケーションプログラムをダウンロードすることによりアプリケーションプログラムを取得する。インストール部73は、取得されたアプリケーションプログラムをHDD115に記憶する。上述した第1アプリ実行部51は、インストール部73によってHDD115に記憶されたアプリケーション切換プログラムをRAM114に読み出して、実行する。また、上述した第1〜第3カスタム部63,65,67は、インストール部73によってHDD115に記憶された第1〜第3アプリケーションプログラムそれぞれをRAM114に読み出して、実行する。
カレントタスク設定部75は、第2アプリ実行部61に含まれる第1〜第3カスタム部63、65、67のうちいずれか1つを、遷移後アプリ決定部57からタスク切換指示が入力されることに応じて、タスク切換指示に従ってカレント状態に設定する。カレント状態は、操作パネル160によって、ユーザーにより入力され、受け付けられる共通操作を入力可能な状態である。換言すれば、ユーザーにより操作パネル160に共通操作が入力される場合、入力される共通操作は、第1〜第3カスタム部63、65、67のうちカレントタスク設定部75によってカレント状態に設定されたカレントタスクに出力され、第1〜第3カスタム部63、65、67のうちカレント状態に設定されていないタスクに出力されない。共通操作は、操作パネル160が受け付け可能な操作のうちで、ハードキー部167が備える処理切換キー167A〜167Cを押下する処理切換操作と、モード切換キー167Dを押下するモード切換操作と、を除く操作である。
カレントタスク設定部75は、第1〜第3カスタム部63、65、67のうちカレント状態に設定したカレントタスクを識別するためのアプリ識別情報を、調停部77および第1アプリ実行部51に出力する。
調停部77は、第1〜第3カスタム部63,65,67のいずれかがが出力するアプリコマンドを、コマンド対応テーブルに従って内部コマンドに変換し、変換した内部コマンドをMFP制御部81に出力する。コマンド対応テーブルは、1つのアプリコマンドに1以上の内部コマンドを対応付ける。コマンド対応テーブルに含まれるアプリコマンドは、バージョンの異なる同種類のアプリコマンドを含む場合があり、この場合、異なるバージョンのアプリコマンドそれぞれを1以上の内部コマンドに対応付ける。このため、異なるバージョンのアプリコマンドを記述したアプリケーションプログラムをインストールすることを可能としている。コマンド対応テーブルは、新しいアプリコマンドが登場する場合に、新たに登場したアプリコマンドに1以上の内部コマンドを対応付けたコマンド対応テーブルで更新される。このため、新しいアプリコマンドを記述したアプリケーションプログラムをインストールすることができる。
また、調停部77は、カレントタスク設定部75からアプリ識別情報が入力され、入力されるアプリ識別情報に基づいて第1〜第3カスタム部63,65,67のうちカレント状態に設定されたタスクをカレントタスクに決定する。そして、調停部77は、ユーザーにより操作パネル160に共通操作が入力される場合、入力される共通操作を、第1〜第3カスタム部63,65,67のうちカレント状態に設定されたカレントタスクに出力する。
モード切換部79は、ユーザーにより操作パネル160にモード切換操作が入力される場合、入力されるモード切換操作を検出し、第1アプリ実行部51、第2アプリ実行部61に含まれる第1〜第3カスタム部63,65,67に省電力移行指示を出力する。モード切換操作は、ハードキー167Dを押下する操作である。モード切換部79は、第1アプリ実行部51、第1〜第3カスタム部63,65,67のすべてから省電力移行完了通知が入力されると、CPU111がオペレーティングプログラムを実行するタスクに、省電力に移行したことを通知するコマンドを出力する。これにより、第1アプリ実行部51、第2アプリ実行部61に含まれる第1〜第3カスタム部63,65,67による処理の実行が一時中断するので、CPU111により消費される電力が低下する。
なお、モード切換部79は、省電力モードに切り換えている状態で、操作パネル160によって操作が検出される場合、通信I/F部112またはファクシミリ部116によってデータが受信される場合等の所定の条件が成立すると、通常モードに切り換える。モード切換部79は、省電力モードから通常モードに切り換える場合、第1アプリ実行部51、第1〜第3カスタム部63,65,67のすべてに対して処理の実行を再開する指令を出力する。
MFP制御部81は、CPU111がMFP制御プログラムを実行するタスクによって実現される機能である。MFP制御部81は、図5に示したソフトウェアアーキテクチャにおいて、MFPプロセス層に属する。MFP制御部81は、アプリケーション制御部71の調停部77から内部コマンドが入力され、内部コマンドにより定まる処理を実行する。
内部コマンドにより定まる処理は、MFP100が備えるハードウェア資源を制御する処理と、データ処理とを含む。MFP100が備えるハードウェア資源は、HDD115、ファクシミリ部116、通信I/F部112、外部記憶装置117、自動原稿搬送装置120、原稿読取部130、画像形成部140、給紙部150および操作パネル160を含む。データ処理は、特に限定するものではないが、画像データを処理するための先鋭化処理、合成処理、拡大または縮小処理等である。
MFP制御部81は、MFP100が備えるハードウェア資源を制御する処理を実行する場合、内部コマンドを、オペレーティングコマンドに変換し、オペレーティングコマンドを、CPU111がオペレーティングプログラムを実行するタスクに出力する。オペレーティングコマンドは、CPU111がオペレーティングプログラムを実行するタスクが解釈可能なコマンドである。CPU111がオペレーティングプログラムを実行するタスクは、図5に示したソフトウェアアーキテクチャにおいて、OS層に属する。
図8は、共通操作が入力される場合における信号の時間的な流れの一例を示す図である。図8を参照して、上から下に時間の流れを示し、左側から順に、オペレーティングシステム、MFP制御部81、アプリケーション制御部71、第1アプリ実行部51、第1カスタム部63、第2カスタム部65、第3カスタム部67それぞれに対応する時間軸を示す。
まず、オペレーティングシステムによって操作部163に共通操作が入力されたことが検出される(T1)。オペレーティングシステムは、操作部163に入力される操作を、RAM114の予め定められた領域に格納する。アプリケーション制御部71は、RAM114の共通操作に対応して予め定められた領域を監視しており、共通操作が入力されたことを検出する(T2)。そして、カレント状態に設定されているタスクを取得する。ここでは、第1カスタム部63がカレント状態に設定されているタスクとして決定する場合を説明する。アプリケーション制御部71は、第1カスタム部63に共通操作を出力する(T3)。
第1カスタム部63は、共通操作が入力されると(T4)、共通操作に従って第1アプリケーションプログラムによって定められた処理を実行し、アプリコマンドをアプリケーション制御部71に出力する(T5)。
アプリケーション制御部71は、アプリコマンドが入力されると、アプリコマンドを内部コマンドに変換し、MFP制御部81に出力する(T6)。MFP制御部81は内部コマンドをオペレーティングコマンドに変換し、オペレーティングコマンドをオペレーティングシステムに出力する(T7)。
図9は、処理切換操作が入力される場合における信号の時間的な流れの一例を示す図である。図9を参照して、上から下に時間の流れを示し、左側から順に、オペレーティングシステム、MFP制御部81、アプリケーション制御部71、第1アプリ実行部51、第1カスタム部63、第2カスタム部65、第3カスタム部67それぞれに対応する時間軸を示す。
まず、オペレーティングシステムによって操作部163に処理切換操作が入力されたことが検出される(T11)。オペレーティングシステムは、操作部163に入力される操作を、RAM114の予め定められた領域に格納する。第1アプリ実行部51は、RAM114の処理切換操作に対応して予め定められた領域を監視しており、処理切換操作が入力されたことを検出する(T12)。そして、カレント状態に切換るタスクを決定する。ここでは、第2カスタム部65をカレント状態に切り換えるタスクとして決定する場合を説明する。第1アプリ実行部51は、第2カスタム部65をカレント状態に切り換えるためのタスク切換指示をアプリケーション制御部71に出力する(T13)。
アプリケーション制御部71は、タスク切換指示が入力されると、タスク切換指示に従って第2カスタム部65をカレント状態に設定するとともに、第2カスタム部65に画面表示指示を出力する(T14)。第2カスタム部65は、画面表示指示が入力されると、画面を表示するコマンドをオペレーティングシステムに出力する(T15)。
図10は、モード切換操作が入力される場合における信号の時間的な流れの一例を示す図である。図10を参照して、上から下に時間の流れを示し、左側から順に、オペレーティングシステム、MFP制御部81、アプリケーション制御部71、第1アプリ実行部51、第1カスタム部63、第2カスタム部65、第3カスタム部67それぞれに対応する時間軸を示す。
まず、オペレーティングシステムによって操作部163にモード切換操作が入力されたことが検出される(T21)。オペレーティングシステムは、操作部163に入力される操作を、RAM114の予め定められた領域に格納する。アプリケーション制御部71は、RAM114のモード切換操作に対応して予め定められた領域を監視しており、モード切換操作が入力されたことを検出する(T22)。そして、第1アプリ実行部51、第1〜第3カスタム部63,65,67に省電力移行指示を出力する(T23〜T26)。
第1アプリ実行部51は、省電力移行指示が入力されると処理を一時中断し、省電力移行完了通知をアプリケーション制御部71に出力する(T27)。第1カスタム部63は、省電力移行指示が入力されると処理を一時中断し、省電力移行完了通知をアプリケーション制御部71に出力する(T28)。第2カスタム部65は、省電力移行指示が入力されると処理を一時中断し、省電力移行完了通知をアプリケーション制御部71に出力する(T29)。第3カスタム部67は、省電力移行指示が入力されると処理を一時中断し、省電力移行完了通知をアプリケーション制御部71に出力する(T30)。
アプリケーション制御部71は、第1アプリ実行部51、第1〜第3カスタム部63,65,67のすべてから省電力移行完了通知が入力されると、オペレーティングシステムに表示部161の表示を停止するコマンドを出力する(T31)。
図11は、アプリケーション制御処理の流れの一例を示すフローチャートである。アプリケーション制御処理は、MFP100が備えるCPU111がROM113、HDD115またはCD−ROM118に記憶されたアプリケーション制御プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。図11を参照して、CPU111は、インストール指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS01)。インストール指示を受け付けたならば(ステップS01でYES)、処理をステップS02に進めるが、そうでなければ(ステップS01でNO)、処理をステップS03に進める。
ステップS02においては、インストール指示とともに外部から入力されるアプリケーションプログラムを、HDD115に格納し、処理をステップS03に進める。ステップS01において、インストール指示が通信I/F部112によりPC200から受信される場合は、通信I/F部112がPC200から受信するアプリケーションプログラムをHDD115に格納する。ステップS01において、インストール指示が操作部163により受け付けられる場合は、外部記憶装置117がCD−ROM118から読み出したアプリケーションプログラムをHDD115に格納する。また、インターネットに接続されたサーバーからアプリケーションプログラムをダウンロードするようにしてもよい。
次のステップS03においては、カレントタスクを決定する。第1〜第3カスタム部63.65.67のうちからカレント状態に設定されているタスクをカレントタスクに決定する。後述するステップS07が実行される場合には、ステップS07において設定されたタスクに決定する。MFP100に電源が投入されてから、後述するステップS07が実行される前の段階では、ユーザーによる起動操作に基づいて、第1〜第3カスタム部63.65.67のいずれかが起動する。例えば、操作パネル160に、第1〜第3カスタム部63.65.67それぞれを起動させるためのボタンを含む起動画面を表示し、ユーザーが指示したボタンに対応するものが起動する。第1〜第3カスタム部63.65.67のうち、最後に起動されたタスクをカレントタスクに決定する。
次のステップS04においては、共通操作を検出したか否かを判断する。ユーザーが操作パネル160に入力する操作のうち予め定められた共通操作が入力される場合、共通操作を検出する。共通操作を検出したならば処理をステップS05に進めるが、そうでなければ処理をステップS06に進める。ステップS05においては、カレントタスクに共通操作を出力し、処理をステップS06に進める。
ステップS06においては、アプリケーション切換プログラムを実行するタスク(第1アプリ実行部51)からタスク切換指示が入力されたか否かを判断する。タスク切換指示が入力されたならば処理をステップS07に進めるが、そうでなければ処理をステップS08に進める。ステップS07においては、ステップS06において入力されたタスク切換指示に従って、カレントタスクを変更し、処理をステップS08に進める。具体的には、第2アプリ実行部61に含まれる第1〜第3カスタム部63、65、67のうち、ステップS06において入力されたタスク切換指示に含まれるアプリ識別情報で特定されるタスクを選択し、それまでカレント状態に設定されていたタスクに代えて、選択したタスクをカレント状態に設定する。
ステップS08においては、アプリコマンドを受け付けたか否かを判断する。アプリケーションプログラムを実行するタスク(第1〜第3カスタム部63,65,67のいずれか)からアプリコマンドが入力される場合に、アプリコマンドを受け付ける。アプリコマンドを受け付けたならば処理をステップS09に進めるが、そうでなければ処理をステップS01に戻す。
ステップS09においては、HDD115に記憶されているコマンド対応テーブルを読み出す。コマンド対応テーブルは、1つのアプリコマンドを1以上の内部コマンドと対応付ける。そして、コマンド対応テーブルを参照して、ステップS08において受け付けられたアプリコマンドを1以上の内部コマンドに変換する(ステップS10)。次のステップS11においては、MFP制御プログラムを実行するタスク(MFP制御部81)に、内部コマンドを出力し、処理をステップS01に戻す。
図12は、アプリケーション切換処理の流れの一例を示すフローチャートである。アプリケーション切換処理は、MFP100が備えるCPU111がROM113、HDD115またはCD−ROM118に記憶されたアプリケーション切換プログラムを実行することにより、CPU111により実行される処理である。図12を参照して、CPU111は、カスタマイズ用のアプリケーションプログラムがインストールされたか否かを判断する(ステップS21)。カスタマイズ用のアプリケーションプログラムがインストールされたならば処理をステップS22に進めるが、そうでなければ処理をステップS23に進める。
ステップS22においては、遷移関係を設定する。ステップS21において検出されたカスタマイズ用のアプリケーションプログラムに対して、処理切換操作ごとに既にインストールされているアプリケーションプログラムを関連付ける。具体的には、ステップS21において検出されたカスタマイズ用のアプリケーションプログラムのアプリ識別情報と、処理切換操作の操作識別情報と、インストール済のアプリケーションプログラムのアプリ識別情報と、を設定した遷移レコードを生成し、HDD115に記憶されている遷移関係テーブルに追加する。より具体的には、複数の処理切換操作の一覧と、複数の処理切換操作それぞれに対応して、インストール済の1以上のアプリケーションプログラムのアプリ識別情報を選択可能に表示する設定画面を表示部161に表示し、ユーザーがタッチパネル165またはハードキー部167に入力する操作に従って、複数の処理切換操作ごとに、インストール済の1以上のアプリケーションプログラムのアプリ識別情報のうちから1つを選択すれば、複数の処理切換操作と同じ数の遷移レコードを生成する。処理切換操作は、ここでは、ハードキー部167が備える複数のキーのうち、処理切換キー167A〜167Cを押下する操作である。
ステップS23においては、処理切換操作を検出したか否かを判断する。処理切換操作を検出したならば処理をステップS24に進めるが、そうでなければ処理をステップS21に戻す。ユーザーが、ハードキー部167が備える複数のキーのうち処理切換キー167A,167B,167Cのいずれかを押下すれば、操作部163によって、処理切換キー167A〜167Cのいずれかの押下が検出され、処理切換操作を検出する。
ステップS24においては、HDD115に記憶されている遷移関係テーブルを読み出す。そして、カレントタスクを取得する(ステップS25)。カレント状態に設定されているタスクを識別するためのアプリ識別情報を取得する。
次のステップS26においては、次にカレント状態に設定するためのタスクが実行するアプリケーションプログラムを決定する。ステップS24において読み出された遷移関係テーブルによって、ステップS25において取得されたカレントタスクのアプリ識別情報
およびステップS23において検出された処理切換操作の操作識別情報と関連付けられたアプリ識別情報を取得する。
次のステップS27において、ステップS26において取得されたアプリ識別情報を含み、カレントタスクの変更を指示するタスク切換指示を、アプリケーション制御プログラムを実行するタスクに出力し、処理をステップS21に戻す。このタスク切換指示は、図7に示したアプリケーション制御プログラムを実行するタスクが実行するアプリケーション制御処理のステップS06において、受け付けられる。
以上説明したように、本実施の形態におけるMFP100は、画像形成装置として機能し、MFP100が備えるCPU111は、内部コマンドが入力されると、ハードウェア資源を制御するために、入力された内部コマンドに対して予め定められた処理を実行するMFP制御部81と、アプリケーション切換プログラムを実行する第1アプリ実行部51と、カスタム用のアプリケーションプログラムをそれぞれ実行する第1〜第3カスタム部63,65,67と、アプリケーション制御プログラムを実行するアプリケーション制御部71と、を備える。アプリケーション制御部71は、第1〜第3カスタム部63,65,67のいずれかがアプリコマンドを出力する場合、出力されたアプリコマンドを内部コマンドに変換し、変換された内部コマンドをMFP制御部81に出力する。また、アプリケーション制御部71は、第1〜第3カスタム部63,65,67のいずれかを、共通操作を入力可能なカレント状態に設定するカレントタスク設定部75と、共通操作が受け付けられる場合、共通操作の操作識別情報を第1〜第3カスタム部63,65,67のうちカレント状態に設定されたものに出力する調停部77と、を含む。
さらに、アプリケーション切換プログラムを実行する第1アプリ実行部51は、処理切換操作が受け付けられる場合、第1〜第3カスタム部63,65,67のうちカレント状態に設定されているものと、処理切換操作とに基づいて、遷移関係テーブルに基づいて第1〜第3カスタム部63,65,67のうちからカレント状態に遷移させるものを決定する遷移後アプリ決定部57を含み、アプリケーション制御部71のカレントタスク設定部75は、第1〜第3カスタム部63,65,67のうち遷移後アプリ決定部57により決定されたものをカレント状態に設定する。
アプリ制御プログラムを実行するアプリケーション制御部71によって第1〜第3カスタム部63,65,67のいずれかがカレント状態に設定され、共通操作が受け付けられる場合、アプリケーション制御部71によって、共通操作の操作識別情報が第1〜第3カスタム部63,65,67のうちカレント状態に設定されたものに出力され、処理切換操作が受け付けられる場合、アプリケーション切換プログラムを実行する第1アプリ実行部51によって、第1〜第3カスタム部63,65,67のうちカレント状態に設定されているものと、処理切換操作とに基づいて、カレント状態に遷移させるものが決定され、アプリケーション制御部71によってカレント状態に設定される。処理切換操作が受け付けられる場合、第1〜第3カスタム部63,65,67のうち第1アプリ実行部51によって、カレント状態に遷移させるものが決定されるので、アプリケーション制御部71は、第1アプリ実行部51によって第1〜第3カスタム部63,65,67のうちから決定されたものをカレント状態に設定すればよく、処理切換操作が受け付けられる場合に、第1〜第3カスタム部63,65,67のいずれをカレント状態にするかを決定する必要がない。このため、新たにアプリケーションプログラムがインストールされる場合に、アプリケーション制御部71を変更する必要がなく、アプリケーション制御プログラムを変更する必要がない。その結果、MFP100が備えるハードウェア資源に依存することなくアプリケーションプログラムをインストールすることができる。
また、第1アプリ実行部51により、アプリケーションプログラムがインストールされる段階で、処理切換操作が第1〜第3カスタム部63,65,67のいずれかと関連付ける遷移関係テーブルが更新され、処理切換操作が検出されると、第1〜第3カスタム部63,65,67のうちカレント状態に設定されているものに対して、遷移関係テーブルによって処理切換操作と関連付けられたものがカレント状態に切り換えられる。アプリケーションプログラムがインストールされる段階で、処理切換操作を第1〜第3カスタム部63,65,67のいずれかと関連付けるので、アプリケーション切換プログラムを変更する必要がない。
なお、上述した実施の形態においては、画像処理装置の一例としてMFP100について説明したが、図11および図12に示した処理を、MFP100に実行させるアプリケーション切換方法、また、そのアプリケーション切換方法をCPU111に実行させるためのアプリケーション切換プログラムとして、発明を捉えることができるのは言うまでもない。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 画像形成システム、3 ネットワーク、51 第1アプリ実行部、53 遷移関係設定部、55 処理切換操作検出部、57 遷移後アプリ決定部、61 第2アプリ実行部、65 第1カスタム部、66 第2カスタム部、67 第3カスタム部、71 アプリケーション制御部、73 インストール部、75 カレントタスク設定部、77 調停部、79 モード切換部、81 MFP制御部、110 メイン回路、111 CPU、112 通信I/F部、113 ROM、114 RAM、115 HDD、116 ファクシミリ部、117 外部記憶装置、120 自動原稿搬送装置、130 原稿読取部、140 画像形成部、150 給紙部、160 操作パネル、161 表示部、163 操作部、165 タッチパネル、167 ハードキー部、167A〜167C 処理切換キー、167D モード切換キー。

Claims (9)

  1. 複数種類の操作のうちから操作ユーザーにより指示された指示操作を受け付ける操作受付手段を含むハードウェア資源と、
    前記ハードウェア資源を制御する制御手段と、を備えた画像処理装置であって、
    前記制御手段は、
    内部コマンドが入力されると、前記ハードウェア資源を制御するために、前記入力された内部コマンドに対して予め定められた処理を実行する内部制御手段と、
    アプリケーション切換プログラムを実行する第1アプリ実行手段と、
    前記アプリケーション切換プログラムとは種類が別のカスタム用のアプリケーションプログラムをそれぞれ実行する複数の第2アプリ実行手段と、
    前記複数の第2アプリ実行手段のいずれかが、前記内部制御手段を制御するために公開されたアプリコマンドを出力する場合、前記出力されたアプリコマンドを前記内部コマンドに変換し、変換された前記内部コマンドを前記内部制御手段に出力するアプリケーション制御手段と、を備え、
    前記アプリケーション制御手段は、前記複数の第2アプリ実行手段のいずれかを、前記操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち予め定められた共通操作を入力可能なカレント状態に設定するカレントタスク設定手段と、
    前記操作受付手段により、前記共通操作が受け付けられる場合、当該共通操作の操作識別情報を前記複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定された第2アプリ実行手段に出力する調停手段と、を含み、
    前記第1アプリ実行手段は、前記複数のカスタム用のアプリケーションプログラムそれぞれがインストールされる段階で、当該カスタム用のアプリケーションプログラムに対応して、前記操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち前記共通操作とは別に予め定められた処理切換操作を前記複数の第2アプリ実行手段のいずれかと関連付ける遷移関係設定手段と、
    前記操作受付手段により、当該操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち前記共通操作とは別に予め定められた処理切換操作が受け付けられる場合、前記複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段と、前記受け付けられた処理切換操作とに基づいて、前記複数の第2アプリ実行手段のうちからカレント状態に遷移させる第2アプリ実行手段を決定する遷移後アプリ決定手段と、
    前記操作受付手段により受け付けられた前記処理切換操作を検出する処理切換操作検出手段と、を含み、
    前記遷移後アプリ決定手段は、前記処理切換操作が検出される場合、前記複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段が実行する前記カスタム用のアプリケーションプログラムに対して、前記検出された処理切換操作と前記遷移関係設定手段により関連付けられた前記第2アプリ実行手段を決定し、
    前記カレントタスク設定手段は、前記遷移後アプリ決定手段により決定された前記第2アプリ実行手段をカレント状態に設定する、画像形成装置。
  2. 前記第1アプリ実行手段は、前記複数のカスタム用のアプリケーションプログラムごとに、前記処理切換操作の操作識別情報と前記複数のカスタム用のアプリケーションプログラムのいずれかを識別するためのアプリ識別情報とを関連付ける遷移関係テーブルを記憶し、
    前記遷移後アプリ決定手段は、前記複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段が実行する前記カスタム用のアプリケーションプログラムに対して、前記遷移関係テーブルにより前記処理切換操作の操作識別情報と関連付けられたアプリ識別情報を決定する、請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記操作受付手段が受け付ける処理切換操作は、前記操作受付手段が備える複数のキーのうち予め定められたキーに割り当てられる、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 複数種類の操作のうちから操作ユーザーにより指示された指示操作を受け付ける操作受付手段を含むハードウェア資源と、
    前記ハードウェア資源を制御する制御手段と、を備えた画像処理装置で実行されるアプリケーション切換方法あって、
    前記制御手段は、
    内部コマンドが入力されると、前記ハードウェア資源を制御するために、前記入力された内部コマンドに対して予め定められた処理を実行する内部制御手段と、
    アプリケーション切換プログラムとは種類が別のカスタム用のアプリケーションプログラムをそれぞれ実行する複数の第2アプリ実行手段と、
    前記複数の第2アプリ実行手段のいずれかが、前記内部制御手段を制御するために公開されたアプリコマンドを出力する場合、前記出力されたアプリコマンドを前記内部コマンドに変換し、変換された前記内部コマンドを前記内部制御手段に出力するアプリケーション制御手段と、を備え、
    前記アプリケーション制御手段は、前記複数の第2アプリ実行手段のいずれかを、前記操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち予め定められた共通操作を入力可能なカレント状態に設定するカレントタスク設定手段と、
    前記操作受付手段により、前記共通操作が受け付けられる場合、当該共通操作の操作識別情報を前記複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定された第2アプリ実行手段に出力する調停手段と、を含み、
    前記複数のカスタム用のアプリケーションプログラムそれぞれがインストールされる段階で、当該カスタム用のアプリケーションプログラムに対応して、前記操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち前記共通操作とは別に予め定められた処理切換操作を前記複数の第2アプリ実行手段のいずれかと関連付ける遷移関係設定ステップと、
    前記操作受付手段により、当該操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち前記共通操作とは別に予め定められた処理切換操作が受け付けられる場合、前記複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段と、前記受け付けられた切換操作とに基づいて、前記複数の第2アプリ実行手段のうちからカレント状態に遷移させる第2アプリ実行手段を決定する遷移後アプリ決定ステップと、
    前記操作受付手段により受け付けられた前記処理切換操作を検出する処理切換操作検出ステップと、
    前記カレントタスク設定手段に、前記決定された前記第2アプリ実行手段をカレント状態に設定させるステップと、を実行させ
    前記遷移後アプリ決定ステップは、前記処理切換操作が検出される場合、前記複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段が実行する前記カスタム用のアプリケーションプログラムに対して、前記検出された処理切換操作と前記遷移関係設定ステップにおいて関連付けられた前記第2アプリ実行手段を決定するステップを含む、アプリケーション切換方法。
  5. 前記複数のカスタム用のアプリケーションプログラムごとに、前記処理切換操作の操作識別情報と前記複数のカスタム用のアプリケーションプログラムのいずれかを識別するためのアプリ識別情報とを関連付ける遷移関係テーブルを記憶するステップを、さらに含み、
    前記遷移後アプリ決定ステップは、前記複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段が実行する前記カスタム用のアプリケーションプログラムに対して、前記遷移関係テーブルにより前記処理切換操作の操作識別情報と関連付けられたアプリ識別情報を決定するステップを含む、請求項4に記載のアプリケーション切換方法。
  6. 前記操作受付手段が受け付ける処理切換操作は、前記操作受付手段が備える複数のキーのうち予め定められたキーに割り当てられる、請求項4または5に記載のアプリケーション切換方法。
  7. 複数種類の操作のうちから操作ユーザーにより指示された指示操作を受け付ける操作受付手段を含むハードウェア資源を備えた画像処理装置を制御するコンピューターで実行されるアプリケーション切換プログラムあって、
    前記コンピューターは、
    内部コマンドが入力されると、前記ハードウェア資源を制御するために、前記入力された内部コマンドに対して予め定められた処理を実行する内部制御手段と、
    アプリケーション切換プログラムとは種類が別のカスタム用のアプリケーションプログラムをそれぞれ実行する複数の第2アプリ実行手段と、
    前記複数の第2アプリ実行手段のいずれかが、前記内部制御手段を制御するために公開されたアプリコマンドを出力する場合、前記出力されたアプリコマンドを前記内部コマンドに変換し、変換された前記内部コマンドを前記内部制御手段に出力するアプリケーション制御手段と、を備え、
    前記アプリケーション制御手段は、前記複数の第2アプリ実行手段のいずれかを、前記操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち予め定められた共通操作を入力可能なカレント状態に設定するカレントタスク設定手段と、
    前記操作受付手段により、前記共通操作が受け付けられる場合、当該共通操作の操作識別情報を前記複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定された第2アプリ実行手段に出力する調停手段と、を含み、
    前記複数のカスタム用のアプリケーションプログラムそれぞれがインストールされる段階で、当該カスタム用のアプリケーションプログラムに対応して、前記操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち前記共通操作とは別に予め定められた処理切換操作を前記複数の第2アプリ実行手段のいずれかと関連付ける遷移関係設定ステップと、
    前記操作受付手段により、当該操作受付手段が受け付け可能な複数の操作のうち前記共通操作とは別に予め定められた処理切換操作が受け付けられる場合、前記複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段と、前記受け付けられた切換操作とに基づいて、前記複数の第2アプリ実行手段のうちからカレント状態に遷移させる第2アプリ実行手段を決定する遷移後アプリ決定ステップと、
    前記操作受付手段により受け付けられた前記処理切換操作を検出する処理切換操作検出ステップと、
    前記カレントタスク設定手段に、前記決定された前記第2アプリ実行手段をカレント状態に設定させるステップと、を前記コンピューターに実行させ
    前記遷移後アプリ決定ステップは、前記処理切換操作が検出される場合、前記複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段が実行する前記カスタム用のアプリケーションプログラムに対して、前記検出された処理切換操作と前記遷移関係設定ステップにおいて関連付けられた前記第2アプリ実行手段を決定するステップを含む、アプリケーション切換プログラム。
  8. 前記複数のカスタム用のアプリケーションプログラムごとに、前記処理切換操作の操作識別情報と前記複数のカスタム用のアプリケーションプログラムのいずれかを識別するためのアプリ識別情報とを関連付ける遷移関係テーブルを記憶するステップを、さらに前記コンピューターに実行させ、
    前記遷移後アプリ決定ステップは、前記複数の第2アプリ実行手段のうちカレント状態に設定されている第2アプリ実行手段が実行する前記カスタム用のアプリケーションプログラムに対して、前記遷移関係テーブルにより前記処理切換操作の操作識別情報と関連付けられたアプリ識別情報を決定するステップを含む、請求項7に記載のアプリケーション切換プログラム。
  9. 前記操作受付手段が受け付ける処理切換操作は、前記操作受付手段が備える複数のキーのうち予め定められたキーに割り当てられる、請求項7または8に記載のアプリケーション切換プログラム。
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