JP5707529B1 - 地盤改良工法、地盤改良工法に使用する掘削ロッド及び地盤改良装置 - Google Patents

地盤改良工法、地盤改良工法に使用する掘削ロッド及び地盤改良装置 Download PDF

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Abstract

【課題】施工現場で土壌の中に結合材を注入し、土壌と結合材を混合撹拌して柱状に固化させ、杭構造体を構築して地盤を強固に改良する地盤改良工法において、補強材を使用しなくても、地盤の土質に関係なく杭構造体の所定の強度が得られるようにした地盤改良工法を提供する。【解決手段】地盤を掘削ヘッド33により所要の深さまで掘削して内部に掘削土が残る掘削孔40を形成する工程、掘削孔40の内部にノズル32から結合材を注入する工程、掘削孔40の内部の掘削土と結合材を撹拌部材により混合撹拌し、掘削孔の内部に未固化の混合物5をつくる工程、未固化の混合物5の内部において、ノズル32を掘削孔40の内底部から上昇させながら、未固化の混合物5の中心に結合材を注入して、未固化の混合物5の中心に結合材でつくられた未固化の芯部6を形成する工程、掘削孔40の内部の未固化の混合物5と未固化の芯部6を固化する工程とを備える地盤改良工法である。【選択図】図2

Description

本発明は、地盤改良工法、地盤改良工法に使用する掘削ロッド及び地盤改良装置に関するものである。更に詳しくは、施工現場で土壌の中に結合材を注入し、土壌と結合材を混合撹拌して柱状に固化させ、杭構造体を構築して地盤を強固に改良する地盤改良工法において、鋼材等の補強材を使用しなくても、地盤の土質に関係なく杭構造体の所定の強度が得られるようにした地盤改良工法、地盤改良工法に使用する掘削ロッド及び地盤改良装置に関する。
干拓地等、軟弱な地盤に家等の構造物を構築する場合には、地盤を強固にするための地盤改良が行われる。地盤改良工法には、従来から様々なものがあり、土壌の内部に杭を施工して地盤を強固にする杭工法もその一つである。
また、その杭工法にも、木杭やコンクリート杭等の既存の杭を土壌の内部に多数建て込む工法と、土壌の内部にセメントミルク等の液状の結合材(固化材)を注入して混合撹拌し、コンクリート構造物である多数の杭構造体を構築する工法がある。上記杭工法のうち、後者の一例としては、特許文献1に開示された地盤改良工法がある。
上記従来の地盤改良工法は、軟弱地盤に、施工予定の杭の太さと同径であって杭の施工に必要なセメントの添加量に相当する容積の先行掘削穴を開設し、先行掘削穴から深層混合撹拌装置を略鉛直に貫入し、その下端の固結材噴射ノズルから切削翼の下側の土中に未固結セメントを射出し、切削翼及び複数段の撹拌部材の回転によって、土と未固結セメントとを混合撹拌し、軟弱地盤中に土と未固結セメントとの混合物を円柱状に形成し、セメントの固結によって土とセメントとの混合固結体からなる地表面に達する杭を形成し、地盤補強のために土とセメントとの混合固結体からなる杭を、土とセメントの混合物からなる産業廃棄物を発生させないで施工するというものである。
特開平10−204876号公報
しかしながら、上記従来の地盤改良工法には、次のような課題があった。
すなわち、例えば土壌が有機質土(腐植土)である場合、骨材としての土が軟らかいため、固化した杭構造体(柱状体)の強度が目的の強度に達しないことが多かった。また、セメントミルク等の結合材を土と混合撹拌するため、撹拌能力が低い装置の場合、撹拌が不十分で未固化部分が多くなる問題が生じやすかった。
このような場合は、撹拌土の中に鋼材等の補強材を打ち込んで強度を上げる必要があり、補強材の現場搬入等のために手間がかかると共に、補強材を置いておくためのスペースが余分に必要になるため、施工時の作業性に悪影響を及ぼすこともあった。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、施工現場で土壌の中に結合材を注入し、土壌と結合材を混合撹拌して柱状に固化させ、杭構造体を構築して地盤を強固に改良する地盤改良工法において、鋼材等の補強材を使用しなくても、地盤の土質に関係なく杭構造体の所定の強度が得られるようにした地盤改良工法、地盤改良工法に使用する掘削ロッド及び地盤改良装置を提供することを目的とする。
(1)本発明は、地盤を掘削手段により所要の深さまで掘削して内部に掘削土が残る掘削孔を形成する工程と、前記掘削孔の内部に結合材注入手段により結合材を注入する工程と、前記掘削孔の内部の掘削土と前記結合材を撹拌手段により混合撹拌し、前記掘削孔の内部に未固化の混合物をつくる工程と、前記未固化の混合物の内部において、前記結合材注入手段を前記掘削孔の内底部から上昇させながら、前記未固化の混合物の中心に前記結合材注入手段により結合材を注入して、前記未固化の混合物の中心に前記結合材でつくられた未固化の芯部を形成する工程と、前記掘削孔の内部の前記未固化の混合物と前記未固化の芯部を固化する工程とを備える地盤改良工法である。
(2)本発明は、上記(1)の地盤改良工法において、地盤を掘削手段により所要の深さまで掘削して内部に掘削土が残る掘削孔を形成する工程と、前記掘削孔の内部に結合材注入手段により結合材を注入する工程と、前記掘削孔の内部の土と前記結合材を撹拌手段により混合撹拌し、前記掘削孔の内部に未固化の混合物をつくる工程とを並行して行う構成とすることもできる。
この場合、掘削孔の形成と結合材の注入、及び掘削土と結合材の混合撹拌を、掘削開始から掘削孔の形成終了までの一行程(1ストローク)で行うことができる。これにより、最短で、上記一行程と、前記未固化の混合物の内部において、前記結合材注入手段を前記掘削孔の内底部から上昇させながら、前記未固化の混合物の中心に前記注入手段により結合材を注入して、前記未固化の混合物の中心に前記結合材でつくられた未固化の芯部を形成するまでの一行程の、合わせて二つの行程で、掘削開始から未固化の芯部の形成までの作業を行うことができるので、作業効率に優れる。
(3)本発明は、上記(1)又は(2)の地盤改良工法において、前記未固化の混合物の内部において、前記注入手段を前記掘削孔の内底部から上昇させながら、前記未固化の混合物の中心に前記注入手段により結合材を注入して、前記未固化の混合物の中心に前記結合材でつくられた未固化の芯部を形成する作業を、前記未固化の混合物を撹拌せずに行う構成とすることもできる。
この場合、未固化の混合物の中心に未固化の芯部を形成する際に、混合物が流動して大きく乱れるようなことがないので、形成される未固化の芯部の形状にも乱れが生じにくく、形状に歪な部分がない整った形状の芯部を形成することができるので、固化した芯部の強度にも優れる。
(4)本発明は、上記(1)ないし(3)の地盤改良工法において、前記未固化の芯部に、固化したときの芯部を補強できる強度を有する芯材を入れる工程を備えることもできる。
この場合、固化した芯部の強度を芯材によって高めることができ、これを備える杭構造体の強度も更に高めることができるので、特に地盤の強度又は耐力をより高める必要がある施工の場合、好適に採用できる。
(5)本発明は、施工現場で土壌の中に結合材を注入し、土壌と結合材を混合撹拌して柱状に固化させ、杭構造体を構築して地盤を強固に改良する地盤改良工法において、前記土壌と結合材を混合撹拌した後、該未固化の撹拌物の中心に前記結合材でつくられた未固化の芯部を形成し、前記未固化の混合物と前記未固化の芯部を固化させる地盤改良工法である。
(6)本発明は、液状の結合材を通す流路を有するロッドと、該ロッドの先部に設けられた掘削部材と、前記ロッドに設けられた撹拌部材と、前記ロッドに該ロッドの軸周方向に回転可能に設けられ、前記掘削部材の回転直径より径大な振れ止め部材と、前記ロッドの先端に設けられ、結合材を吐出するノズルとを備える地盤改良工法に使用する掘削ロッドである。
(7)本発明は、上記(6)の発明において、前記ノズルが、前記ロッドの先端に着脱可能に設けられている構成とすることもできる。
この場合は、ノズルの長さや太さ、先端部のビットの構造、或いは吐出口の位置の違いがある等、複数の特徴的なノズルを用意しておくことにより、それらを適宜交換することができるので、作業をより効率的に行うことができる。
(8)本発明は、作業機本体と、該作業機本体に備えてある昇降回転駆動装置と、該昇降回転駆動装置に取り付けられた請求項6又は7の地盤改良工法に使用する掘削ロッドとを備える地盤改良装置である。
(作用)
本発明の地盤改良工法の作用を説明する。
掘削手段(掘削部材)と撹拌手段(撹拌部材)、及び結合材注入手段(ロッドとノズル)を備えた掘削ロッドを有する地盤改良装置を使用し、昇降回転駆動装置に取り付けられた掘削ロッドで軟弱な地盤を所要の深さまで掘削して、内部に掘削土が残る掘削孔を形成する。
掘削孔を形成する際、振れ止め部材により、掘削ロッドの回転時のロッドが振れないようにすることができるので、安定した掘削ができる。
そして、掘削孔の内部に結合材注入手段によりセメントミルク等の液状の結合材を適量注入する。掘削孔の内部の掘削土と結合材を撹拌手段により混合撹拌し、掘削孔の内部に未固化の混合物をつくる。
上記混合撹拌する際の最後に、結合材注入手段を掘削孔の内底部に位置させておき、未固化の混合物の内部において、結合材注入手段を掘削孔の内底部から上昇させながら、未固化の混合物の中心に結合材注入手段により結合材を注入する。これにより、未固化の混合物の中心に結合材のみが充填されてつくられた未固化の芯部が柱状に形成される。
なお、未固化の芯部の太さと高さは、結合材注入手段の上昇速度を調節したり、結合材の注入流量を調節したりして、適宜設定する。軟弱な地盤の所定の箇所(又は必要な箇所)で、上記と同様の施工を行う。
そして、施工した掘削孔の内部の未固化の混合物と未固化の芯部を、所定期間養生して固化させる。これにより、土壌の内部にコンクリート構造物である杭構造体が必要数(多くの場合、多数)施工され、軟弱だった地盤を強固な地盤に改良することができる。
このように、従来の一般的な工法においても使用される結合材のみを材料として芯部を形成することで、杭構造体の強度を高めることができ、土壌が有機質土である等、骨材としての土が軟らかい場合でも、固化した杭構造体の充分な強度が得られるので、土質を選ばない。
また、やむを得ず撹拌能力が低い装置を使用する場合等、撹拌が不十分で杭構造体に未固化部分が多く生じたとしても、固化した芯部によって充分な強度を付与することができる。
本発明は、施工現場で土壌の中に結合材を注入し、土壌と結合材を混合撹拌して柱状に固化させ、杭構造体を構築して地盤を強固に改良する地盤改良工法において、鋼材等の補強材を使用しなくても、地盤の土質に関係なく杭構造体の所定の強度が得られるようにした地盤改良工法、地盤改良工法に使用する掘削ロッド及び地盤改良装置を提供することができる。
本発明の地盤改良装置の一実施の形態を示す説明図である。 本発明の地盤改良工法の第1の実施形態を示す説明図である。 本発明の地盤改良工法における掘削ヘッドの昇降を示す図2の各工程に対応したグラフである。 本発明の地盤改良工法の第2の実施形態における掘削ヘッドの昇降を示すグラフである。 本発明の地盤改良工法の第3の実施形態を示す説明図である。 掘削ヘッドにおけるノズルの着脱構造を示す説明図である。 本発明の地盤改良工法の第4の実施形態を示す説明図である。 掘削ヘッドのノズルの他の例を示す説明図である。
本発明を図面に示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
図1、図2及び図3を参照する。
まず、本発明の地盤改良工法において使用する地盤改良装置Aについて説明する。
地盤改良装置Aは、地中削孔機1と、地中削孔機1が有するガイドセル2、ガイドセル2に沿って昇降し地盤を掘削して掘削孔を形成する掘削ロッド3を備えている。
地中削孔機1は、クローラ式の削孔機本体10と、削孔機本体10の前部に上下方向に向けて油圧シリンダー11を介し取り付けられたガイド体12を備えている。削孔機本体10には、地盤改良装置Aを安定させるアウトリガー13が備えられている。
ガイド体12は、油圧シリンダー11で角度を調節することができる。ガイド体12には、ガイドセル2が、油圧シリンダー(ガイドセル2に隠れており図では見えない)でガイド体12に沿って一定の範囲で昇降調節ができるようにして取り付けられている。
ガイドセル2は、その前側にほぼ全長にわたって設けられたガイド部20を有している。ガイド部20には、油圧モーターを駆動源とする昇降回転駆動装置であるドリフター30が、ガイド部20に沿って昇降移動自在に取り付けられている。ドリフター30は、所定の長さの掘削ロッド3を保持しており、掘削ロッド3はほぼ鉛直方向へ向けて垂下されている。また、ガイドセル2には、掘削ロッド3をワイヤで吊り込むためのウインチ21を備えている。
掘削ロッド3は、所要の長さのロッド31を有し、ロッド31の先端部には、掘削手段を構成する掘削ヘッド33が固定されている。掘削ヘッド33は、先端に三角板状のビット330を固定したノズル32と、その上方にロッド31と直角に固定され、下側に長さ方向へ一定間隔で固定された複数の掘削歯332を有する二枚の掘削羽根331で構成されている。なお、ビット330の固定側の中央には、後述する流路310を塞がないようにする半円形の切欠部(符号省略)が形成されている。
ノズル32は、結合材注入手段を構成し、結合材(柱体原料)であるセメントミルク(又はセメント系固化剤溶液)を吐出する。ノズル32には、図示していない公知手段によって、ミキサープラント(図示省略)からセメントミルクがロッド31の内部の流路310(後述する図6参照)を通って供給される構造となっている。
ロッド31において、掘削ヘッド33よりやや上方側には、ロッド31を中心として軸周方向に自由回転ができる振れ止め部材である振れ止めブレード34が設けてある。振れ止めブレード34は、ロッド31の長さ方向へは動かず、二枚のブレード(符号省略)の方向は、ロッド31と直角、且つ直径線方向であり、その直径(長さ)は、上記掘削羽根331よりやや長くなるように形成されている。
ロッド31において、振れ止めブレード34の上方側には、上下方向にほぼ一定の間隔で撹拌手段を構成する撹拌部材35が三段に固定されている。撹拌部材35の各段は、それぞれロッド31の直角方向に設けられた二枚の翼部材(符号省略)で構成され、その方向は、ロッド31と直角、且つ直径線方向であり、更に上下に隣り合う撹拌部材35間でロッド31の軸周方向において90°ずらしてある。
また、ガイドセル2の下端部には、前方へ向け接続部材22が形成されている。接続部材22の先端には、ロッド31を通し回転自在に保持する円筒形状の振れ止め具23が固定されている。振れ止め具23は、中心孔の開閉ができる構造であり、中心孔を開いてロッド31の途中部分を横から入れることができる。
(作用)
主に図2、図3を参照して、地盤改良装置Aの作用、及び地盤改良工法について説明する。
なお、以下の作業において、掘削ヘッド33の回転速度、及び昇降速度は、特に限定するものではなく、現場の土壌の土質に合わせて適宜設定されるものである。
(1)地盤改良装置Aを地盤改良を行う場所(軟弱な地盤上)に設置する。
(2)地盤改良装置Aの掘削ロッド3を回転させながら下降させ、掘削ヘッド33で軟弱な地盤4の掘削を始める(図2(a)参照)。
(3)更に、掘削ヘッド33による掘削を進める。このとき、掘削ヘッド33で掘削される掘削孔40の内径より長い振れ止めブレード34の両側先端部は、掘削孔40の孔壁に刺さるように入り込み、自身の回転は止まって、以降は孔の深部へ移動しながらロッド31の回転の振れ止めとしての機能を果たす。
(4)このようにして、掘削孔40が次第に深く形成されると共に、掘削孔40の内部に土壌が削られて生じた掘削土が残っていく。また、並行して、ノズル32から結合材であるセメントミルクが掘削孔40の内部に注入され、掘削土と混じり合う。更に、セメントミルクは、回転する掘削ヘッド33、及び各撹拌部材35によって掘削土と混合撹拌され、未固化の混合物5がつくられていく。掘削孔40を所定の深さまで形成したところで、掘削ヘッド33の下降は停止される(図2(b)参照)。
(5)未固化の混合物5の深部において、掘削ヘッド33を回転させながら細かく上下動させ、混合物5の深部を混合撹拌する。次いで、掘削ヘッド33を徐々に上昇させて混合物5を更に撹拌しながら、掘削ヘッド33を混合物5から先端の一部を残して抜き取るように露出させる(図2(c)参照)。なお、混合撹拌用のセメントミルクの注入は、掘削ヘッド33の上記下降時に行わず、当該上昇時に行うこともできる。
(6)再び、掘削ヘッド33で未固化の混合物5を混合撹拌しながら掘削ヘッド33を下降させ、掘削孔40の内底部に位置させる(図2(d)参照)。
このようにして、掘削孔40の内部にセメントミルクと掘削土が全体に充分混合撹拌された未固化の混合物5がつくられる。なお、掘削孔40に沿う掘削ヘッド33、及び各撹拌部材35の行程数(昇降回数)は適宜設定することができ、本実施の形態のように四つの行程に限定するものではない。
(7)掘削孔40の内部の未固化の混合物5の内底部から、掘削ヘッド33、及び各撹拌部材35を回転させずに上昇させながら、ノズル32から混合物5の中心にセメントミルクを注入する。これにより、混合物5の中心にセメントミルクのみが充填されてつくられた未固化の芯部6が徐々に柱状に形成されていく(図2(e)参照)。
また、掘削ヘッド33、及び各撹拌部材35を回転させないため、混合物5が流動して大きく乱れるようなことがないので、形成される未固化の芯部6の形状にも乱れが生じにくく、形状にいびつな部分がない整った形状の芯部を形成することができるので、芯部6が固化したときの強度にも優れる。なお、未固化の芯部6の太さと高さは、ノズル32の上昇速度を調節したり、セメントミルクの注入流量を調節したりして、適宜設定する。そして、軟弱な地盤4の所定の箇所(必要な箇所)で、上記と同様の施工を行う。
(8)掘削孔40の内部の未固化の混合物5と未固化の芯部6を、所定の期間養生を行って固化する。これにより、地盤4の内部に所定の深さに柱状に固化して形成された固化混合物5aと、固化混合物5aの中心に固化して形成された芯体6aからなる杭構造体(符号省略)が必要数施工され(図2(f)参照)、軟弱だった地盤4を強固な地盤に改良することができる。
このように、従来の一般的な工法においても使用される結合材であるセメントミルクのみを材料として芯体6aを形成することで、杭構造体の強度を高めることができ、土壌が有機質土である等、骨材としての土が軟らかい場合でも、固化した杭構造体の充分な強度が得られるので土質を選ばない。また、やむを得ず撹拌能力が低い装置を使用する場合等、撹拌が不十分で杭構造体に未固化部分が多く生じたとしても、固化した芯体6aによって充分な強度を付与することができる。
また、本発明の上記地盤改良工法では、上記した理由から、杭構造体の強度を高めるために、鋼材等の補強材を使用する必要はない。したがって、従来の工法のように、補強材の現場搬入等のために手間がかかり、或いは補強材を置いておくためのスペースが余分に必要になる等、施工時の作業性に悪影響を及ぼす問題も生じない。
なお、上記鋼材を使用する場合のような、作業が増える問題や、鋼材等の材料費や作業員の人件費等のコストが嵩む問題も解消できる。更には、芯部は固化したセメントでできているので、施工部の天端の高さを低くする調整を行う際に、例えば鋼材等の補強材を使用する場合のように、補強材をガスで溶断する等の煩雑な手間がかからず、バックホーのアタッチメント(ショベル等)で破壊して、簡単に行うことができる。
図4を参照し、本発明の地盤改良工法の第2の実施の形態を説明する。
地盤改良工法の第2の実施の形態では、グラフに示すように、掘削孔の形成と、セメントミルクの注入と、掘削土とセメントミルクの混合撹拌を、掘削ヘッド33等が所定の深さまで下降するまでの一行程で並行して行う。そして、掘削ヘッド33等を上記と同様に細かく上下動させて混合物を混合撹拌させた後、上記と同様に上昇する一行程で、未固化の混合物5の中心に未固化の芯部6を形成する。この工法は、作業効率に優れ、地盤改良工事の工期の短縮も可能になる。
図5を参照し、本発明の地盤改良工法の第3の実施の形態を説明する。
地盤改良工法の第3の実施の形態では、図5(a)、(b)に示すように、未固化の混合物5の中心に、未固化の芯部6を形成した後、芯部6の固化が進まないうちに、作業者による手作業等で所定の長さの芯材である鋼管7を芯部6の中に入れ込む(図5(c)参照)。なお、芯材は鋼管に限定するものではなく、固化後の芯部を補強できる充分な強度があれば、例えば鉄筋籠、鋼棒、H鋼等を採用することもできる。
そして、そのまま未固化の混合物5と未固化の芯部6を固化させれば、固化した芯部の強度を鋼管7によって高めることができ、これを備える杭構造体の強度も更に高めることができる。したがって、この構造は、特に地盤の強度又は耐力をより高める必要がある施工の場合、好適に採用できる。
掘削ヘッドのノズルは、着脱できる構造とすることもできる。
図6を参照する。
掘削ヘッド33aは、ロッド31の先端にノズル取付部37を有している。掘削羽根331は、ノズル取付部37の外周部に固定されている。
ノズル取付部37は、先端側が開口した嵌合孔370を有している。嵌合孔370には、結合材が通る流路310がつながっている。また、ノズル取付部37には、嵌合孔370の上下斜向かいの二箇所にそれぞれ一部が掛かるように、外周面間を貫通したピン孔371、372が形成されている。
ノズル取付部37には、ノズル32a及びノズル32bが着脱自在である。なお、ノズル取付部37に取り付けられるノズルは、これらに限定されるものではなく、例えば後述する図8に示すような、各種ノズル32c、32d、32e等、他に用意された様々なノズルを適宜交換することができる。
ノズル32aは、円柱形状の胴部320aを有し、胴部320aの基部には同じく円柱形状の嵌入部322が形成されている。胴部320aと嵌入部322の中心には、前記流路310につながる流路321が形成されている。流路321の先端は、胴部320aの先端で開口して、吐出口(図示省略)を形成している。また、胴部320aの先端には、上記ノズル32のビット330と同様の三角板状のビット330が固定されている。
嵌入部322は、上記嵌合部370にほぼ隙間なく嵌め入れることができる。嵌入部322には、嵌合部370に嵌め入れたとき、上記ピン孔371、372と合う外周面の上下斜向かいの二箇所に、ピン溝323、324がそれぞれ直線的に形成されている。
そして、ピン孔371とピン溝323、ピン孔372とピン溝324を合わせて、それぞれにピン(図示省略)を挿着することにより、ノズル32aをノズル取付部37から抜けないように、且つロッド31と一体となって回転できるように固定することができる。なお、上記ロッド31は、この構造と同様の連結部を介し、複数の短軸を順次つないでいき、必要な長さに形成するものである(図1参照)。
また、ノズル32bは、胴部320bが胴部320aより長いだけで、その他の部分の構造はノズル32aと同じであるので、ノズル32bの構造の詳しい説明は省略する。
図7を参照して、地盤改良工法の第4の実施形態を説明する。
(1)地盤改良装置を地盤改良を行う場所に設置する。掘削ロッド33aのロッド31先端には、短い胴部320aを有するノズル32aが取り付けられている。
(2)地盤改良装置の掘削ロッド3aを回転させながら下降させ、掘削ヘッド33aで軟弱な地盤4の掘削を始める(図7(a)参照)。
(3)更に、掘削ヘッド33aによる掘削を進める。このとき、掘削ヘッド33aで掘削される掘削孔40の内径より長い振れ止めブレード34の両側先端部は、掘削孔40の孔壁に刺さるように入り込み、自身の回転は止まって、以降は孔の深部へ移動しながらロッド31の回転の振れ止めとしての機能を果たす。
(4)このようにして、掘削孔40が次第に深く形成されると共に、掘削孔40の内部に土壌が削られて生じた掘削土が残っていく。また、並行して、ノズル32aから結合材であるセメントミルクが掘削孔40の内部に注入され、掘削土と混じり合う。更に、セメントミルクは、回転する掘削ヘッド33a、及び各撹拌部材35によって掘削土と混合撹拌され、未固化の混合物5がつくられていく。掘削孔40を所定の深さまで形成したところで、掘削ヘッド33aの下降は停止される(図7(b)参照)。
(5)未固化の混合物5の深部において、掘削ヘッド33aを回転させながら細かく上下動させ、混合物5の深部を混合撹拌する。次いで、掘削ヘッド33aを徐々に上昇させて混合物5を更に撹拌しながら、掘削ヘッド33aを混合物5から抜き取る。(図7(c)参照)。なお、混合撹拌用のセメントミルクの注入は、掘削ヘッド33aの上記下降時に行わず、当該上昇時に行うこともできる。
(6)掘削ロッド3aを更に上昇させ、ロッド31先端のノズル32aを、より長い胴部320bを有するノズル32bに交換する(図7(d)参照)。
(7)再び、掘削ヘッド33aで未固化の混合物5を混合撹拌しながら掘削ヘッド33aを下降させ、掘削孔40の内底部に位置させる(図7(e)参照)。このようにして、掘削孔40の内部にセメントミルクと掘削土が全体に充分混合撹拌された未固化の混合物5がつくられる。なお、掘削孔40に沿う掘削ヘッド33a、及び各撹拌部材35の行程数(昇降回数)は適宜設定することができ、本実施の形態のように四つの行程に限定するものではない。
(8)掘削孔40の内部の未固化の混合物5の内底部から、掘削ヘッド33a、及び各撹拌部材35を回転させながら上昇させ、ノズル32bから混合物5の中心にセメントミルクを注入する。これにより、混合物5の中心にセメントミルクのみが充填されてつくられた未固化の芯部6が徐々に柱状に形成されていく(図7(f)参照)。
なお、掘削ロッド3aは、上記のように当初のノズル32aより長い胴部320bを有するノズル32bに交換しているので、撹拌羽根331と撹拌部材35は当初よりノズル32b先端の吐出口から離れている。したがって、芯部6の形成において、掘削ヘッド33a、及び各撹拌部材35の回転による混合物5の乱れの影響は受けにくく、芯部6はいびつになりにくく、強度にも優れる。そして、軟弱な地盤4の所定の箇所(必要な箇所)で、上記と同様の施工を行う。
(9)掘削孔40の内部の未固化の混合物5と未固化の芯部6を、所定の期間養生を行って固化する。これにより、地盤4の内部に所定の深さに柱状に固化して形成された固化混合物5aと、固化混合物5aの中心に固化して形成された芯体6aからなる杭構造体(符号省略)が必要数施工され(図7(g)参照)、軟弱だった地盤4を強固な地盤に改良することができる。
なお、この工法の作用は、上記工法の第1の実施形態とほぼ同様であるので、詳細な説明は省略する。
図8を参照して掘削ヘッドのノズルの他の例を説明する。なお、図8においては、各ノズル32c、32d、32eの嵌入部322の図示を省略している。
図8(a)に示すノズル32cは、先端に円錐状のビット334を有し、ビット334の表面に吐出口335が開口されている。ノズル32cは、円錐状のビット334が、掘削時においても変形や破損が起こりにくく、耐久性に優れる。
図8(b)に示すノズル32dは、下面の吐出口337の直径線方向の両端部の二箇所にビット336が設けられている。ノズル32dは、ビット336を二箇所に有することにより、硬い石等に当たった場合の掘削性能に優れる。
図8(c)に示すノズル32eは、上記ノズル32cに、更に円錐状のビット334の表面に螺旋状の二枚の掘削刃338が形成されている。ノズル32eは、掘削部の土壌に異物がある場合の切断性能、及び切削性能に優れる。
本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形が可能であるということは言うまでもない。
A 地盤改良装置
1 地中削孔機
10 削孔機本体
11 油圧シリンダー
12 ガイド体
13 アウトリガー
2 ガイドセル
20 ガイド部
21 ウインチ
22 接続部材
23 振れ止め具
3 掘削ロッド
30 ドリフター
31 ロッド
32 ノズル
33 掘削ヘッド
330 ビット
331 掘削羽根
332 掘削歯
34 振れ止めブレード
35 撹拌部材
4 地盤
40 掘削孔
5 未固化の混合物
6 未固化の芯部
5a 固化混合物
6a 固化した芯体
3a 掘削ロッド
33a 掘削ヘッド
37 ノズル取付部
370 嵌合孔
371、372 ピン孔
32a ノズル
32b ノズル
320a 胴部
322 嵌入部
321 流路
323、324 ピン溝

Claims (2)

  1. 地盤を掘削手段により所要の深さまで掘削して内部に掘削土が残る掘削孔を形成する工程と、
    前記掘削孔の内部に結合材注入手段により結合材を注入する工程と、
    前記掘削孔の内部の掘削土と前記結合材を撹拌手段により混合撹拌し、前記掘削孔の内部に未固化の混合物をつくる工程と、
    前記未固化の混合物の内部において、前記結合材注入手段を前記掘削孔の内底部から上昇させながら、前記未固化の混合物の中心に、前記未固化の混合物を撹拌せずに前記結合材注入手段により結合材を下方へ向け注入して、前記未固化の混合物の中心に前記結合材のみが充填されてつくられた未固化の芯部を徐々に柱状に形成する工程と、
    前記掘削孔の内部の前記未固化の混合物と前記未固化の芯部を固化する工程とを備える
    地盤改良工法。
  2. 地盤を掘削手段により所要の深さまで掘削して内部に掘削土が残る掘削孔を形成する工程と、前記掘削孔の内部に結合材注入手段により結合材を注入する工程と、前記掘削孔の内部の土と前記結合材を撹拌手段により混合撹拌し、前記掘削孔の内部に未固化の混合物をつくる工程とを並行して行う
    請求項1の地盤改良工法。
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