JP5704152B2 - 燃料噴射装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料噴射装置に関する。
昨今、燃料噴射弁(インジェクタ)の開閉弁動作の径年変化に対する種々の対策が提案されている。例えば、特許文献1には、ガス燃料や、腐食性のある燃料を使用する燃料噴射弁の径年変化に起因する噴射量特性の変化に対応すべく、燃料噴射弁の開閉弁遅れの変化を検出し、燃料噴射パルス幅を補正する燃料噴射弁が提案されている。この燃料噴射弁は、燃料噴射パルス幅を補正することにより、初期設定時の噴射量を保つ。
特開2001−280189号公報
ところで、燃料噴射弁の径年変化の因子として、筒内残留ガス中の酸性分の結露が挙げられる。酸性分が結露によりインジェクタの先端部に付着すると、インジェクタの先端部に設けられた噴孔部に腐食が発生することが懸念される。噴孔部に腐食が発生すると、噴霧が影響を受け、スモークが発生する可能性がある。
しかしながら、前記特許文献1に開示された燃料噴射弁では、結露した凝縮水による噴孔腐食の影響は考慮されていない。具体的に、凝縮水による噴孔腐食が燃焼室に近い噴孔出口から開始する腐食態様であることから燃料の噴射量にほとんど変化がみられず、開閉弁遅れのみを検出しても噴孔腐食の発生の有無を正確に診断することは困難であると考えられる。
そこで、本明細書開示の燃料噴射装置は、インジェクタにおける凝縮水に起因する噴孔腐食の有無を適切に判断することを課題とする。
かかる課題を解決するために、本明細書に開示された燃料噴射装置は、インジェクタの開弁挙動に関する第1指標を取得する第一取得手段と、インジェクタの最大噴射率に関する第2指標と噴射期間に関する第3指標の少なくとも一方を取得する第二取得手段と、前記第1指標に関する第一条件が成立すると共に、前記第2指標に関する第二条件と前記第3指標に関する第三条件の少なくとも一方の条件が成立したときに前記インジェクタにおける噴孔腐食が発生していると判断する演算部と、を備え、前記演算部は、前記第2指標と前記第3指標の少なくとも一方の指標に基づいて、前記インジェクタにおける噴孔腐食量を評価するパラメータを算出し、前記パラメータに基づいて、前記インジェクタの燃圧を補正する
凝縮水の付着に起因してインジェクタに噴孔腐食が発生した場合、噴孔の出口側の径が拡大する。この場合、インジェクタの開弁挙動は、噴孔腐食が発生していない場合と比較して大きな変化はない。一方、インジェクタの最大噴射率と噴射期間の少なくとも一方は、噴孔腐食が発生していない場合と比較して変化が認められる。そこで、これらの条件の組み合わせを判定することにより、凝縮水付着に起因する噴孔腐食の有無を判断する。
ここで、前記インジェクタの開弁挙動に関する第1指標は、少なくとも前記インジェクタの開弁直後の燃圧の低下量及び低下速度のいずれかとすることができる。また、前記インジェクタの開弁挙動に関する第1指標は、少なくとも前記インジェクタの開弁直後のニードル速度及びニードルリフト量のいずれかとすることができる。
記演算部は、スモークの増大量に基づいて前記燃圧の補正量を決定することができる。凝縮水付着に起因する噴孔腐食が発生した場合、一回あたりの燃料噴射量はほとんど変化しないことから、空燃比は変わらず、スモーク特性が悪化する。そこで、そのスモーク特性の悪化分を補償することができるように燃圧(噴射圧力)を変化させる。この結果、スモーク特性の悪化による影響、例えば、フィルタの詰まり等を改善することができる。
本明細書開示の燃料噴射装置によれば、インジェクタにおける凝縮水に起因する噴孔腐食の有無を適切に判断することができる。
図1は第1実施形態の燃料噴射装置が組み込まれたエンジンの概略構成を示す説明図である。 図2はインジェクタの概略構成を模式的に示す説明図である。 図3(A)は噴孔腐食が無い状態の噴孔の形状を模式的に示す説明図であり、図3(B)は噴孔腐食が有る場合の噴孔の形状を模式的に示す説明図である。 図4は燃料噴射装置の制御の一例を示すフロー図である。 図5は第1指標、第2指標及び第3指標の説明図である。 図6は燃料入口圧力波形の測定結果の例を示す説明図である。 図7はデポジット堆積の有無によるニードルリフトの相違を示す説明図である。 図8は噴孔流量の影響を説明する説明図である。 図9は噴孔腐食が認められた場合の措置の一例を示すフロー図である。 図10は噴孔腐食量と最大噴射率との関係の一例を示すグラフである。 図11は噴孔腐食量、噴射圧力及びスモーク発生量との関係の一例を示すグラフである。 図12は第2実施形態の燃料噴射装置の一部を示すブロック図である。 図13はニードル速度及びニードルリフト量の変化の例を示す説明図である。 図14は最大噴射率の変化を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては細部が省略されて描かれている場合もある。
(第1実施形態)
図1は実施形態の燃料噴射装置1が組み込まれたエンジン100の概略構成を示す説明図である。図2はインジェクタ107の概略構成を模式的に示す説明図である。
エンジン100は、筒内噴射を行うエンジン、より具体的にはディーゼルエンジンである。エンジン100は4気筒である。エンジン100は、エンジン本体101を備え、そのエンジン本体101に♯1気筒〜♯4気筒を備える。燃料噴射装置1は、このエンジン100に組み込まれている。燃料噴射装置1は、♯1気筒〜♯4気筒に対応して、♯1インジェクタ107−1〜♯4インジェクタ107−4を備える。具体的に、♯1気筒には、♯1インジェクタ107−1が装着され、♯2気筒には♯2インジェクタ107−2が装着されている。♯3気筒には♯3インジェクタ107−3が装着され、♯4気筒には♯4インジェクタ107−4が装着されている。♯1インジェクタ107−1〜♯4インジェクタ107−4はそれぞれコモンレール120に接続され、コモンレール120から高圧の燃料が供給される。
エンジン100は、エンジン本体101に取り付けられたインテークマニホールド102、エキゾーストマニホールド103を備える。インテークマニホールド102には、吸気管104が接続されている。エキゾーストマニホールド103には排気管105が接続されると共に、EGR通路108の一端が接続されている。EGR通路108の他端は、吸気管104に接続されている。EGR通路108には、EGRクーラ109が設けられている。また、EGR通路108には、排気ガスの流通状態を制御するEGRバルブ110が設けられている。吸気管104には、エアフロメータ106が接続されている。エアフロメータ106は、ECU111に電気的に接続されている。ECU111には、インジェクタ107−i(iは気筒番号を示す)、具体的に、♯1インジェクタ107−1〜♯4インジェクタ107−4が電気的に接続されている。ECU111は、♯1インジェクタ107−1〜♯4インジェクタ107−4に対し、別個にエンジン停止中燃料噴射を指示する。
ECU111には、エンジンの回転数を測定するNEセンサ112、冷却水の水温を測定する水温センサ113及び燃料の温度を測定する燃温センサ114が電気的に接続されている。ECU111は、エンジン周辺の種々の制御を行う。
図2を参照すると、インジェクタ107は、先端部にノズルボディ107aを備えている。ノズルボディ107aには、噴孔107a1が設けられている。図3(A)(B)は、噴孔107a1の形状を模式的に表している。より具体的に、図3(A)は噴孔腐食が無い状態の噴孔107a1の形状を模式的に示す説明図であり、図3(B)は噴孔腐食が有る場合の噴孔107a1の形状を模式的に示す説明図である。インジェクタ107には、内部にニードル弁が摺動自在に収納されている。インジェクタ107の先端部であるノズルボディ107aに凝縮水が付着すると、図3(B)に示すように、噴孔107a1の出口側の径が拡大する。一方、入口側への腐食の影響は少なく、入口側の径の変化は生じにくい。すなわち、凝縮水の付着に起因する噴孔腐食の特徴として、燃焼室内に露出する出口側の径が拡大することが挙げられる。なお、噴孔107a1には、メッキ処理を施すことができる。この場合、噴孔腐食の態様には、噴孔107a1に施されたメッキの剥がれが含まれる。
図2を参照すると、インジェクタ107は、基端側に内部に燃料を供給する高圧燃料部107bを備える。この高圧燃料部107bは、コモンレール120と接続されており、その接続経路中にインジェクタ107の燃料入口圧力Pcrを計測する圧力計115を備えている。これにより、コモンレール120からインジェクタ107に供給され、噴射される燃料の圧力(燃圧)を計測する。燃料入口圧力Pcrは、インジェクタ107の燃料噴射動作に伴って変動する。圧力計115は、ECU111と電気的に接続されている。ECU111、圧力計115は、インジェクタ107の開弁挙動に関する第1指標を取得する第一取得手段及びインジェクタ107の最大噴射量に関する第2指標と噴射期間に関する第3指標を取得する第二取得手段に含まれる。ECU111は、演算部の機能も発揮する。第1指標、第2指標及び第3指標については後に詳述する。
以下、燃料噴射装置1の制御の一例について、図4乃至図8を参照して説明する。図4は燃料噴射装置1の制御の一例を示すフロー図である。図5は第1指標、第2指標及び第3指標の説明図である。図6は燃料入口圧力波形の測定結果の例を示す説明図である。図7はデポジット堆積の有無によるニードルリフトの相違を示す説明図である。図8は噴孔流量の影響を説明する説明図である。
具体的な制御の説明に入る前に、図5を参照して、第1指標乃至第3指標について説明する。第1指標は、図5中、(1)開弁挙動αである。第2指標は、図5中、(2)最大噴射率dQmaxである。第3指標は、図5中、(3)噴射期間tinjである。これらの指標はいずれも燃料入口圧力Pcrの変化から把握することができる。これらの指標に関する条件のうち、インジェクタにおける噴孔腐食が発生していると判断するためには、第1指標に関する第一条件が成立することが必須となる。また、この第一条件とともに、第2指標に関する第二条件と第3指標に関する第三条件の少なくとも一方の条件が成立したときにインジェクタにおける噴孔腐食が発生していると判断する。もちろん、すべての条件が成立したときに噴孔腐食が発生していると判断するようにしてもよい。
ここで、第1指標は、少なくともインジェクタ107の開弁直後の燃料圧力、すなわち燃圧の低下量及び低下速度のいずれかとすることができる。より具体的に、インジェクタ107の開弁直後の燃料入口圧力Pcrの低下量や低下速度とすることができる。そして、第1指標に関する条件は、第1指標の変化量が所定値以下であることとすることができる。インジェクタ107は、ノズルボディ107a1に設けられたサック室内の圧力と、インジェクタ107の基端側に設けられた制御室内の圧力とのバランスによってニードルがリフトする。このため、サック室内の圧力と制御室内の圧力の関係に変化がなければ、開弁挙動αに変化もみられないことになる。ここで、開弁時の挙動に着目すると、噴孔内面荒れにより、噴射初期の流量係数が低下し、サック室内の圧力の低下はみられない。このため、例え、噴孔腐食が発生していたとしても、インジェクタの開弁直後の挙動変化は微小なものとなる。すなわち、第1指標の変化量は所定値以下に収まる。このように、第1指標の変化量が所定値以下に収まるのは、凝縮水付着に起因する噴孔腐食の場合に観測される特徴的な現象であり、噴孔腐食の有無を判断するときの必須の条件となる。なお、上述のように、第1指標として開弁直後の燃料入口圧力Pcrの低下量や低下速度を採用する場合、「開弁直後」とされる期間は、任意に設定することができる。すなわち、インジェクタ107の仕様や特性、個体差を考慮して適宜設定することができる。例えば、図5や図6において、開弁(始期)から最も燃料入口圧力Pcrが低下した時期(終期)までの期間を開弁直後の期間とすることができる。
ここで、噴孔径が噴孔の全域に亘って異なる状態となった場合との相違を図7、図8を参照して説明する。一般的にデポジットは、噴孔の全域亘って堆積することから、デポジットが堆積した場合は噴孔の長手方向全域の径が変化する。すなわち、噴孔出口側の径のみが変化する凝縮水付着に起因する噴孔腐食の場合と態様が異なる。デポジットが堆積した場合は、燃料が噴射され難くなることから、デポジットが堆積していないときと比較して噴射初期からサック室内の圧力が高くなる。この結果、図7に示すようにニードル上昇速度が速くなり、サック室内の圧力が高い状態が維持されることからニードルリフト量が多くなり、開弁時間(噴射時間)も長くなる。
実際に、デポジット堆積の有無による開弁挙動を比較するために、噴孔径が異なるインジェクタを用いて噴孔流量の影響を評価すると図8に示す如くなる。図8によれば、噴孔流量が大きくなるとインジェクタの噴射量が多くなることがわかる。このため、噴孔の全域に亘って径が異なる場合は、初期噴射率の差が検出される。一方、噴孔腐食により噴孔出口側の径のみが変化している場合は、開弁挙動に差が生じない。このため、本実施形態の燃料噴射装置1では、第1指標の変化量が所定値以下に収まるとの第一条件を噴孔腐食があることを判断する上での必須条件としている。
つぎに、第2指標は、最大噴射率dQmaxの変化に関するものである。噴射率dQは、以下の式1によって算出される。

dQ=Cd・A・√(2・ΔP/ρ) 式1

Cd:流量係数
A:噴孔出口面積
ΔP:サック室圧力と噴孔外部との圧力差
ρ:燃料の密度
このため、噴孔出口面積が拡大すると、噴射率dQが増大する。このように、噴射率dQの変化は、噴孔腐食があるときに観測される現象であるため、噴孔腐食の有無を判断する際の指標とすることができる。なお、噴射率dQの増大は、燃料入口圧力Pcrの降下として把握することができる。また、最大噴射率dQmaxは、任意のタイミングにおける瞬時の噴射率dQを採用することができる。例えば、図5に示すように、燃料入口圧力Pcrがほぼ一定となるタイミングにおける噴射率dQを採用することができる。
つぎに、第3指標は、噴射期間tinjの変化に関するものである。噴孔腐食が発生している場合であっても、一回あたりの燃料噴射量は変化しない。そのため、最大噴射率dQmaxが増大したときには、噴射時間tinjが短縮される。このため、噴射時間tinjを噴孔腐食の有無を判断する際の指標とすることができる。噴孔腐食が発生しているときに噴射時間tinjが短縮する現象は、最大噴射率dQmaxの増大に起因してサック室内の圧力が早期に低下し、ニードル弁の開弁速度が上昇することでも説明することができる。
上記第一条件と共にこれらの第2指標に関する第二条件及び第3指標に関する第三条件のいずれかが満たされていれば、噴孔腐食が有ると判断することができる。
以上のような三つの条件の判断に基づく制御の一例につき、図3のフロー図に従って説明する。なお、本実施形態では、上述の如く、これらの条件の判断を圧力計115によって計測される燃料入口圧力Pcrの変化に基づいて判断する。
まず、ステップS1では、噴孔腐食判定可能噴射条件を充足しているか否かを判断する。噴孔腐食の有無を判定するために、各指標に対応する基準の値との比較を行う。ここで、基準となる値として、例えば、工場出荷時の指標を採用することができる。すなわち、噴孔腐食が発生していない、いわば、正常状態の値と比較する趣旨である。噴孔腐食判定可能噴射条件は、基準の値を取得した条件と一致させる。この条件は、任意に選定することができるが、例えば、中・高噴射圧のタイミング等、噴射量が比較的多い領域を選定すれば、差が現れやすく都合がよい。
ステップS1でNoと判断したときは、処理はリターンとなる。ステップS1でYesと判断したときは、ステップS2へ進む。ステップS2では、燃料入口圧力Pcrの波形を取得する。そして、引き続き行われるステップS3において噴孔腐食発生判定指標(第1指標〜第3指標)を検出する。すなわち、図6に示す燃料入口圧力波形を取得する。
ステップS3に引き続き行われるステップS4では、第1指標である開弁挙動条件、すなわち、第1指標に関する第一条件を充足しているか否かを判断する。具体的に、開弁時における燃料入口圧力Pcrが基準となる燃料入口圧力Pcrと比較してその変化量が所定値以下であるか否かを判断する。ステップS4でNoと判断したときは、ステップS7へ進み、噴孔腐食は無いとの判定を行い、処理はリターンとなる。一方、ステップS4でYesと判断したときは、ステップS5へ進む。ステップS5では、第2指標である最大噴射率dQmaxに関する条件、すなわち、第2指標に関する第二条件を充足しているか否かを判断する。具体的に、最大噴射率dQmaxが基準となるdQmaxと比較して増大しているか否かを判断する。なお、dQmaxが増大している場合には、燃料入口圧力Pcrが基準となる燃料入口圧力Pcrよりも低下することになる。ステップS5でYesと判断したときは、ステップS8へ進み、噴孔腐食が有るとの判定を行い、処理はリターンとなる。すなわち、第一条件と共に第二条件が充足されたことにより噴孔腐食が発生していると判定する。
一方、ステップS5でNoと判断したときは、ステップS6へ進む。ステップS6では、第3指標である噴射時間tinjに関する条件、すなわち、第3指標に関する第三条件を充足しているか否かを判断する。具体的に、噴射時間tinjが基準となる噴射時間tinjと比較して、短縮されているか否かを判断する。ステップS6でYesと判断したときは、ステップS8へ進み、噴孔腐食が有るとの判定を行い、処理はリターンとなる。すなわち、第一条件と共に第三条件が充足されたことにより噴孔腐食が発生していると判定する。一方、ステップS6でNoと判断したとき、すなわち、第二条件及び第三条件のいずれもが充足されていないときは、ステップS7へ進み、噴孔腐食は無いとの判定を行い、処理はリターンとなる。
なお、ステップS5とステップS6の処理は、入れ換えてもよい。また、ステップS4〜ステップS6の処理は、その順序を問うものではなく、最終的に第一条件から第三条件を判断することができればよい。また、第一条件と共に第二条件または第三条件が充足したときは処理をリターンとすることができるが、全ての条件を充足したときに噴孔腐食が発生していると判定することもできる。
以上説明したように、本実施形態の燃料噴射装置1によれば、インジェクタにおける凝縮水に起因する噴孔腐食の有無を適切に判断することができる。
つぎに、図9乃至図11を参照して、噴孔腐食の発生が確認された場合の対処について説明する。対処の方針としては、噴孔腐食が発生した場合にスモーク特性が悪化することを考慮して、そのスモーク特性の悪化を補償する措置を採る。本実施形態では、噴射圧力(燃圧)の補正を行う。
図9を参照すると、ステップS21では、噴孔腐食が発生しているか否かを判断する。具体的に、図4に示すフロー図のステップS8において噴孔腐食有判定が行われたか否かを判断する。ステップS21の処理は、Yes判定が行われるまで繰り返される。ステップS21でYesと判断したときは、ステップS22へ進む。ステップS22では、再度、燃料入口圧力Pcrの波形を取得する。この波形は、ステップS2で取得したものを利用することもできる。ステップS22に引き続き行われるステップS23では、取得した波形から噴孔腐食量判定指標を検出する。具体的に、第2指標である最大噴射率dQmax及び第3指標である噴射時間tinjが検出される。本実施形態では、第2指標と第3指標とに基づいて噴孔腐食量を評価するパラメータとなる噴孔腐食量Δdを算出する。本実施形態では、噴孔腐食量Δd自体を算出しているが、噴孔腐食量Δdと相関関係を有する値を噴孔腐食量を評価するパラメータとすることもできる。なお、噴孔腐食量判定指標は、第2指標と第3指標のいずれか一方とし、その指標に基づいて噴孔腐食量を評価するパラメータを算出するようにしてもよい。
ステップS23に引き続き行われるステップS24では、最大噴射率dQmaxに基づく噴孔腐食量ΔddQを算出する。噴孔腐食量ΔddQは、f(dQmaxi,dQmax0)により算出することができる。具体的に、dQmaxiとdQmax0との差分によって求めことができる。ここで、添字iはステップS22で取得した計測値を示し、添字0は、比較対象である基準の値を示している。添字については、以下の説明においても同様である。
ステップS24に引き続き行われるステップS25では、噴射期間tinjに基づく噴孔腐食量Δdtiを算出する。噴孔腐食量Δdtiは、f(tinji,tinj0)により算出することができる。具体的に、tinjiとtinj0との差分によって求めることができる。
なお、ステップS24とステップS25の順序は問わない。すなわち、両者の順序を入れ換えてもよいし、同時並行的に行ってもよい。
ステップS25に引き続き行われるステップS26では、ΔddQとΔdtiのいずれが大きいかを判断する。そして、Yesと判断したとき、すなわち、ΔddQが大きいと判断したときはステップS27へ進みΔddQを噴孔腐食量Δdとして採用する。一方、Noとい判断したとき、すなわち、Δdtiが大きいと判断したときはステップS28へ進み、Δdtiを噴孔腐食量Δdとして採用する。このように、より大きい数値をΔdとして採用するのは、安全寄りの判定を行うためである。なお、本実施形態では、両者を比較して大きい値を採用しているが、両者の平均値を噴孔腐食量Δdとして採用してもよい。
ステップS27またはステップS28に引き続き行われるステップS29では、噴孔腐食量Δdに基づいて燃圧補正値ΔPcrを算出する。ΔPcrは、f(Δd,ΔPcr)によって算出する。ここで、図10を参照すると、腐食時間が増加し、噴孔腐食量が増加すると、これに伴って最大噴射率dQmaxが増加する傾向にあることがわかる。一般的に、最大噴射率dQmaxが増加すると、スモークの発生量が増加する。図11を参照すると、燃圧が同等であれば、噴孔腐食が大きいほど、すなわち、噴孔腐食量が多いほど、スモーク発生量が多くなることがわかる。この傾向は、燃料入口圧力Pcr、換言すれば、噴射圧力(燃圧)が低い領域ほど顕著である。例えば、インジェクタ107が新品であり、噴孔腐食が生じていない場合に、噴射圧力a1で燃料噴射したときと同等のスモーク量としたいとき、図11中、噴孔腐食量小と表現した場合には、噴射圧力a2で噴射しなければならない。同様に、図11中、噴孔腐食量大と表現した場合には、噴射圧力a3で噴射しなければならない。このように、ステップS29では、スモーク特性の悪化分を補償することができるように燃圧(噴射圧力)を変化させる。図11を参照すると、燃圧の補正量は、スモークの増大量に応じて決定することができる。これは、噴孔腐食が発生している場合は、燃料噴射量に変化がみられず、この結果、空燃比も変化しないことから、スモークの増大量を補償することができるように燃圧を補正する趣旨である。
ステップS29に引き続き行われるステップs30では、噴孔腐食量が噴孔腐食量Δdの閾値Δdmax以上となっていないか否かを判断する。ここで、閾値Δdmaxは、燃圧上昇の措置を採ってもフィルタの詰まりが懸念される等、燃料噴射装置1内での対応が困難となる値として設定されている。ステップS30でYesと判断したときは、ステップS31に進みMILを点灯させる。これにより、ユーザーに整備工場入庫等の措置を促す。一方、ステップS30でNoと判断したときは、ステップS29で算出した補正量に基づいて噴射圧力補正実行を行う。これにより、スモーク特性の悪化に対処することができる。ステップS31やステップS32の後、処理はリターンとなる。
なお、ステップS32の措置と併せて、噴孔腐食対策を行うこともできる。噴孔腐食対策としては、例えば、エンジン停止後燃料噴射等、従来公知の措置を採用することができる。インジェクタ107にメッキ処理が施されており、このメッキが剥離してしまったような場合は、エンジン停止後燃料噴射等の措置が有効となる。すなわち、メッキが剥離した場合の腐食進行を遅延することができる。なお、メッキが剥離したか否かは、噴孔腐食量の推定と同様に行うことができる。また、噴孔腐食対策を行うか否かを判断するための閾値は、図9に示すフロー図に示す閾値Δdmaxと同一の値を用いてもよいし、他の値を採用することもできる。また、噴孔腐食対策は、噴射圧力補正実行の有無にかかわらず、単独で実施するようにしてもよい。
(第2実施形態)
つぎに、第2実施形態について、図12乃至図14を参照しつつ説明する。第1実施形態では、第1指標〜第3指標を取得するために、燃料入口圧力Pcrの波形を取得している。これに対し、第2実施形態では、図12に示すように、ECU111に電気的に接続されたニードルリフトセンサ120によってニードル挙動を解析し、各種指標を取得している。すなわち、インジェクタ107の開弁挙動に関する第1指標として、インジェクタ107の開弁直後のニードル速度及びニードルリフト量を採用している。
図13を参照すると、ニードル速度とニードルリフト量の時間変化が示されている。第1実施例と同様に任意に設定される開弁直後の期間におけるニードルリフト量とニードル速度は、噴孔腐食が有る場合と無い場合とで差異がないことがわかる。すなわち、第1指標に関する第一条件が充足されていることがわかる。また、閉弁直前のニードル速度に着目すると、噴孔腐食があるときのニードル速度の方が、噴孔腐食が無いときのニードル速度よりも速く、噴射期間tinjも短いことがわかる。すなわち、第3指標に関する第三条件が充足されていることがわかる。また、図13に示すニードルリフト量及びニードル速度の変化から図14に示す最大噴射率の変化を算出することができ、この図14を参照すると、最大噴射率dQmaxも増大していることがわかる。すなわち、第2指標に関する第二条件が充足されていることがわかる。
このように、インジェクタ107が備えるニードルの挙動に基づいて各種指標を取得し、その指標に基づいて噴孔腐食の有無を判断することもできる。
上記実施形態は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
1 燃料噴射装置 100 エンジン
101 エンジン本体 102 インテークマニホールド
103 エキゾーストマニホールド 104 吸気管
105 排気管 107 インジェクタ
111 ECU 115 圧力計
120 ニードルリフトセンサ

Claims (4)

  1. インジェクタの開弁挙動に関する第1指標を取得する第一取得手段と、
    インジェクタの最大噴射率に関する第2指標と噴射期間に関する第3指標の少なくとも一方を取得する第二取得手段と、
    前記第1指標に関する第一条件が成立すると共に、前記第2指標に関する第二条件と前記第3指標に関する第三条件の少なくとも一方の条件が成立したときに前記インジェクタにおける噴孔腐食が発生していると判断する演算部と、を備え、
    前記演算部は、前記第2指標と前記第3指標の少なくとも一方の指標に基づいて、前記インジェクタにおける噴孔腐食量を評価するパラメータを算出し、前記パラメータに基づいて、前記インジェクタの燃圧を補正する燃料噴射装置。
  2. 前記インジェクタの開弁挙動に関する第1指標は、少なくとも前記インジェクタの開弁直後の燃圧の低下量及び低下速度のいずれかである請求項1に記載の燃料噴射装置。
  3. 前記インジェクタの開弁挙動に関する第1指標は、少なくとも前記インジェクタの開弁直後のニードル速度及びニードルリフト量のいずれかである請求項1に記載の燃料噴射装置。
  4. 前記演算部は、スモークの増大量に基づいて前記燃圧の補正量を決定する請求項1乃至3のいずれか一項に記載の燃料噴射装置。
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