JP5702416B2 - 電流印加装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば半導体検査装置などのプローブ装置に適用される電流印加装置に関する。
従来、被検査体の特性を検査する際に用いられる電流印加装置としてのプローブが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示されたプローブは、本体を形成する棒形状の母材と、母材の表面に形成された下地層であるニッケルメッキ層および最表層である金メッキ層と、母材の一端部に格子状に形成された被検査体と接触する複数の四角錘状突起と、を備えている。
上記プローブによると、被検査体と接触する際の荷重を均等に分散し、金メッキ層の磨耗の進行を遅らせることができ、その結果、プローブの接触安定性や寿命を効果的に延ばすことができる。
特開2007−218675号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示されたプローブでは、被検査体と接触する複数の四角錘状突起が被検査体の表面に片当たりし、複数の四角錘状突起が被検査体の表面に均一に接触することができない場合があった。
また、複数の四角錘状突起が磨耗すると、プローブ全部を交換する必要があった。
本発明は上記課題を解決するためのものであり、その目的は、被検査体と面接触する接触体が被検査体の表面に均一に接触し、接触体から被検査体に電流を良好に印加可能であって、当該接触体のみが交換可能な電流印加装置を提供することにある。
(1) 被検査体(例えば、後述のパワー半導体H)に圧接して電流を印加する電流印加装置(例えば、後述のプローブ装置1,1a,1b)であって、被検査体と面接触する平坦面を有する板状の接触体(例えば、後述の接触体2)と、前記接触体を被検査体に押圧する押圧体(例えば、後述の押圧体3)と、前記接触体を側面から係止する部位(例えば、後述のテーパー部7a;開口161の内周面)を持つ係止板(例えば、後述の第1係止板5、第2係止板16)と、を備え、前記接触体と前記押圧体とは、別体で構成され、前記接触体は、前記押圧体と前記係止板との間に被検査体の表面に全面で均一に面接触するように搖動可能に保持され、前記押圧体は、前記接触体の複数の区分にそれぞれ押圧力(例えば、後述の押圧力F)を付与するとともに、前記接触体に通電することを特徴とする電流印加装置。
(1)の発明によると、押圧体は、接触体の複数の区分にそれぞれ押圧力を付与し、接触体の被検査体の表面に対する接触面圧を均一にする。この場合、接触体はその側面から係止板により係止され、押圧体と係止板との間に搖動可能に保持されている。これにより、接触体は、被検査体の表面に全面で均一に接触することができる。そして、押圧体が接触体に均一に押圧され接触体全体に接触するため、電流が接触体に良好に供給される。このため、接触体から被検査体に電流を良好に印加することができる。
また、接触体と押圧体とが別体で構成されるため、寿命の短い接触体のみの交換が可能であり、低コスト化を図ることができる。
(2) 前記押圧体は、複数の導電性弾性体(例えば、後述の導電性2段バネ31、導電性バネ32)を備えることを特徴とする(1)記載の電流印加装置。
(2)の発明によると、押圧体が接触体の複数の区分にそれぞれ押圧力を付与する複数の導電性弾性体を備え、複数の導電性弾性体は、各導電性弾性体による押圧力と収縮とのバランスをとって接触体と被検査体の表面との平行度を調整し、接触体の被検査体の表面に対する接触面圧を均一にする。これにより、接触体は、被検査体の表面に均一に接触することができる。また、複数の導電性弾性体は、それぞれの曲げ方向に柔軟に動き、接触体に対する接触位置のずれや撓みが許容される。これにより、接触体の被検査体の表面に対する接触状態は、接触体に対する接触位置のずれや撓みの影響を受けない。そして、複数の導電性弾性体が接触体に均一に押圧され接触体全体に接触するため、電流が接触体に良好に供給される。このため、接触体から被検査体に電流を良好に印加することができる。
また、接触体と複数の導電性弾性体とが別体で構成されるため、寿命の短い接触体のみの交換が可能であり、低コスト化を図ることができる。
(3) 前記接触体は、被検査体に接触する表面層(例えば、後述のニッケル層21)と、前記表面層を支持する支持層(例えば、後述の銅層22)と、からなり、前記支持層は、前記表面層よりも軟性を有することを特徴とする(1)または(2)記載の電流印加装置。
(3)の発明によると、接触体の支持層は、表面層よりも軟性を有し、区分に付与された押圧力をさらに分散させる。これにより、接触体は、被検査体の表面により確実に均一に接触することができる。
(4) 前記接触体は、被検査体に接触する表面(例えば、後述の表面2f)に、被検査体の表層のみに差し込まれる微小突起(例えば、後述の微小突起23)を有することを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載の電流印加装置。
(4)の発明によると、接触体は、被検査体に接触する表面に被検査体の表層のみに差し込まれる微小突起を有する。これにより、接触体は、表層に微小突起を差し込んだ状態で被検査体に電流を確実に印加することができる。また、微小突起は、被検査体の表層のみに差し込まれ、被検査体そのものを損傷させない。
(5) 前記微小突起を有する接触体は、表面(例えば、後述の表面11f)に前記微小突起に対応する凹部形状(例えば、後述の凹部形状111)が形成された金型(例えば、後述の金型11)を用い、電鋳によって製造されることを特徴とする(4)に記載の電流印加装置。
ここで、電鋳とは、電気めっき法による金属製品の製造もしくは複製方法である。
(5)の発明によると、微小突起を有する接触体は、表面に微小突起に対応する凹部形状が形成された金型を用い、電鋳によって製造される。これにより、金型に形成された凹部形状を正確に転写した設計通りの微小突起を有する接触体を製造することができる。このため、微小突起が被検査体の表層のみに差し込まれる設定通りの形状になる。
(6) 前記微小突起の前記表面からの高さは、被検査体であるパワー半導体(例えば、後述のパワー半導体H)の表面に形成された表面電極層の膜厚よりも小さいことを特徴とする(4)または(5)記載の電流印加装置。
(6)の発明によると、微小突起の表面からの高さは、被検査体であるパワー半導体の表面に形成された表面電極層の膜厚よりも小さい。このため、接触体は、表面電極層に微小突起を差し込んだ状態でパワー半導体に電流を確実に印加することができる。また、微小突起は、パワー半導体の表面電極層のみに差し込まれ、パワー半導体そのものを損傷させない。
(7) 前記接触体の前記表面は、前記微小突起による前記表面電極層への差し込みを規制する規制面(例えば、後述の表面2f)を有することを特徴とする(6)記載の電流印加装置。
(7)の発明によると、接触体の表面は、微小突起による表面電極層への差し込みを規制する規制面を有する。これにより、規制面は、微小突起がパワー半導体の表面電極層に差し込まれた後に更に圧力が加わっても、微小突起による表面電極層への過剰な差し込みを規制することができる。
本発明によれば、被検査体と面接触する接触体が被検査体の表面に均一に接触し、接触体から被検査体に電流を良好に印加可能であって、当該接触体のみが交換可能な電流印加装置を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係るプローブ装置の概略構成を示す斜視図である。 上記実施形態に係るプローブ装置の概略構成を示す断面図である。 上記実施形態に係る電鋳による接触体の製造方法を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係るプローブ装置の概略構成を示す斜視図である。 上記実施形態に係るプローブ装置の概略構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に関連するプローブ装置の概略構成を示す斜視図である。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る電流印加装置としてのプローブ装置1の概略構成を示す斜視図であり、図1(a)が全体図であり、図1(b)が分解図である。
図1に示されたプローブ装置1は、400〜2000Aの大電流のスイッチングに用いられるパワー半導体(IGBT,MOS,ダイオードなど)H(図4参照)を検査するための半導体検査装置に適用され、パワー半導体Hに圧接して大電流を印加する。
プローブ装置1は、接触体2と、押圧体3と、リリース板4と、第1係止板5と、基体6とを備える。
接触体2は、図1に示すように四角形状のパワー半導体Hよりも一回り小さい四角形状に形成され、パワー半導体Hと面接触する表面2fを有する。
図2は、プローブ装置1の概略構成を示す断面図である。接触体2は、パワー半導体Hに接触する表面2fを有するニッケル層21(表層)と、後述する押圧体3と接触する背面2bを有しニッケル層21を支持する銅層22(支持層)とからなる。ここで、銅がニッケルよりも柔らかい金属であるため、銅層22は、ニッケル層21よりも軟性を有する。接触体2のニッケル層21の厚みは、例えば0.3mmである。また、銅層22の厚みは、例えば0.7mmである。
接触体2は、表面2fにパワー半導体Hの表層の表面電極層のみに差し込まれる複数の微小突起23を有する。接触体2は、複数の微小突起23を有しても、表面2fが複数の微小突起23に比して広大な平坦面となっている。
押圧体3は、接触体2とは別体であり、複数の導電性弾性体(多部品)である導電性2段バネ31を備える。導電性2段バネ31の先端面31tは、接触体2の背面2bと接触し、その接触位置が移動可能に構成されている。図2に示すように、導電性2段バネ31は、接触体2の背面2bにXY平面方向に等間隔に配列(例えば、20×20個など)され、接触体2の複数の区分にそれぞれ押圧力Fを付与する。
導電性2段バネ31は、先端面31tを有する小径部31aと、小径部31aより径の大きい基端側の大径部31bとを有するバネ部材である。
導電性2段バネ31は、小径部31aと同径の基端部まで延びるバネに大径部31b側と同径のバネを基端部から大径部31bと小径部31aの境界部まで2重に重ねたものであってもよい。また、大径部31bと小径部31aの境界部で、小径部31aおよび大径部31bが接続されたバネであってもよい。
なお、本実施形態では、押圧体3は、全てに導電性を有する導電性2段バネ31を適用したが、押圧体3が通電させる電気に余裕がある場合には、押圧体3の一部のバネのみに導電性をもたせてもよい。例えば、押圧体3として隣接配置する複数のバネは、1本ごと交互に導電性を有するものと導電性を有しないものとを配置してもよい。
また、押圧体3のバネを導電性にするだけでは接触体2に通電させる電気が不足する場合には、別途柔軟な配線を設け、この配線によって接触体2に直接電気を通電させてもよい。
リリース板4は、円盤状であり、厚み方向に貫通する貫通孔41が複数(例えば、20×20孔など)形成されている。複数の貫通孔41は、接触体2を背面2bから押圧する複数の導電性2段バネ31のそれぞれの小径部31aのみが挿通される。複数の貫通孔41は、導電性2段バネ31と同じ位置に配置され、小径部31aが貫通孔41内をスムーズに移動できるようその内面が平滑に形成されていることが好ましい。
リリース板4は、導電性2段バネ31の大径部31bが貫通孔41に挿通されずに貫通孔41の周縁部に突き当たり、導電性2段バネ31によって第1係止板5に押圧される。
リリース板4は、貫通孔41の隣に2つのボタン42を有する。
第1係止板5は、周縁部に基体6側に突出する壁部51を有する円盤状であり、プローブ装置1が組み付けられると、プローブ装置1の先端に位置し、リリース板4を取り囲む。
第1係止板5の表面5fの中央は、周辺よりも一段後退し接触体2を側面で係止するスライダ7を有する。
スライダ7は、四角形状の接触体2の幅とほぼ同じ幅を有するコの字形状に形成され、一対の辺が第1係止板5の側面に開放されている。図2に示すように、スライダ7の側面と接触体2の側面は、どちらもパワー半導体H側に縮小するテーパ部7a,2aに形成されている。このため、接触体2が複数の導電性2段バネ31によって押圧されると、側面のテーパ部2aが第1係止板5のスライダ7の側面のテーパ部7aに当接し、接触体2は第1係止板5に係止される。
この係止状態の接触体2の表面2fは、第1係止板5よりも突出した状態となり、パワー半導体Hに接触体2が最初に接触可能な状態に設定される。
これにより、接触体2は、複数の導電性2段バネ31と第1係止板5との間に、パワー半導体Hの表面に全面で均一に面接触するように揺動可能に保持される。
この係止状態は、揺動可能な接触体2を固定し、接触体2の不要な揺動を規制するため、接触体2を待機させる上でも好ましい。
第1係止板5は、スライダ7の間に、厚み方向に貫通する貫通孔52が複数(例えば、20×20孔など)形成されている。複数の貫通孔52は、接触体2を背面2bから押圧する複数の導電性2段バネ31のそれぞれの小径部31aのみが挿通される。複数の貫通孔52は、導電性2段バネ31と同じ位置に配置され、小径部31aが貫通孔41内をスムーズに移動できるようその内面が平滑に形成されていることが好ましい。
第1係止板5は、スライダ7の間であって複数形成された貫通孔52の隣に2つのボタン孔53を有する。
プローブ装置1が組み付けられると、リリース板4が導電性2段バネ31の大径部31bによって第1係止板5に押圧され、リリース板4の2つのボタン42が第1係止板5の2つのボタン孔53から突出する状態になる。
これらの2つのボタン42を押下すると、リリース板4が導電性2段バネ31の大径部31bを押し下げ、導電性2段バネ31の先端面31tが第1係止板5の表面5fの貫通孔52の開口部方向へ移動し、テーパ部7a,2a同士の当接が解除され、接触体2が第1係止板5から離間する。この状態では、接触体2をスライダ7の開放された側から横方向にスライドさせて取り外すことができ、接触体2を他部材と干渉せずに交換可能である。
接触体2は、複数の微小突起23がパワー半導体Hの表層の表面電極層に差し込まれて磨耗し、その寿命が他の部材よりも短い。このため、接触体2のみを他の部材とは別個に交換可能であることは有利である。
基体6は、リリース板4よりも一回り大きい円盤状である。基体6は、複数の導電性2段バネ31の大径部31bの基端部を固定している。導電性2段バネ31の基端部の末端31cは、基体6の背面6b側から突出し、図示しない電流供給源に接続される。
基体6は、後方に配置される図示しないシリンダに接続されており、シリンダがプローブ装置1をパワー半導体Hに押し付ける。
基体6には、導電性2段バネ31とは独立にゲート端子8が設けられている。ゲート端子8は、パワー半導体Hのオンオフを制御する信号をパワー半導体Hに入力する。
ゲート端子8は、導電性2段バネ31と同様に伸縮する機能を有し、接触体2と同様にプローブ装置1の先端側に突出する。ゲート端子8は、図示しない信号回路と接続されており、接触体2がパワー半導体Hを押圧する際に自身も同様にパワー半導体Hに接触し、信号電圧が入力され、パワー半導体Hのオンオフを制御する。
基体6および第1係止板5は、接触体2が配置される中央部の周りに設けられた2つの調芯ボルト孔61,54および当該調芯ボルト孔61,54に挿通された調芯ボルト9を有し、これらを用いて調芯される。
基体6および第1係止板5は、リリース板4よりも外側に設けられた4つの第1ボルト孔62,55および当該第1ボルト孔62,55に挿通された第1ボルト10を有し、これらを用いて第1係止板5の壁部51による間隔を空けて固定され、リリース板4を基体6と第1係止板5との間に保持可能とする。
次に接触体2の製造方法について説明する。
微小突起23を有する接触体2は、表面11fに微小突起23に対応する凹部形状111が形成された金型11を用い、電鋳によって製造される。
図3は、本実施形態に係る電鋳による接触体2の製造方法を説明する図である。
詳しくは、まず、表面11fに複数の微小突起23に対応する複数の凹部形状111が形成された金型11を用意する。
次に、図3に示すように、金型11を容器12内の溶液E中の負電極とし、電源13を介して負電極と陽電極14とを接続し、陽電極14から流した金属イオン15を電着させる。初めは、金型11に形成された複数の凹部形状111に対応する複数の微小突起23を形成する必要があるため、ニッケルイオンを負電極である金型11の表面11fに電着させる。次に、ニッケル層21が電着した金型11に銅層22を形成するため、銅イオンを負電極である金型11に電着させる。
そして、電鋳によって製造された接触体2の銅層22の表面(微小突起23を有する接触体2の背面2b)を複数の導電性2段バネ31による押圧力Fが変化しないよう平坦に表面処理する。また、接触体の側面には、テーパ部2aを形成する。
以上により、接触体2が製造される。
ここで、複数の微小突起23は、パワー半導体Hの表面に形成された膜厚約10μmの表面電極層を突き抜けないように、約10μmよりも小さな高さで形成される必要がある。また、複数の微小突起23は、上記表面電極層の表面に形成された絶縁性を有する膜厚約0.1μmの酸化膜を突き抜けるように、約0.1μmよりも大きな高さで形成される必要がある。
これに対し、電鋳は、0.05〜0.1μm単位の精度で面転写が可能であるため、表面電極層の層厚である約10μmよりも小さく、かつ、酸化膜の膜厚である約0.1μmよりも大きな高さの複数の微小突起23を設計形状に精度良く形成することができる。
次に、プローブ装置1によるパワー半導体Hの検査時の動作について説明する。
プローブ装置1は、まず、シリンダによってパワー半導体Hに押し付けられる。
そして、接触体2がパワー半導体Hに押圧される。
具体的には、まず複数の微小突起23がパワー半導体Hの表層の表面電極層のみに差し込まれる。これにより、複数の微小突起23がスパイクの役割を果たし、パワー半導体Hに対する接触体2の位置が位置決めされる。
さらにプローブ装置1がシリンダによってパワー半導体Hに押し付けられると、接触体2が第1係止板5から離間し、フローティング状態になる。そして強く押圧している導電性2段バネ31が収縮し、弱く押圧している導電性2段バネ31が押圧力Fを発揮し、各導電性2段バネ31が押圧力Fと収縮とのバランスをとる。これにより、複数の導電性2段バネ31は、接触体2とパワー半導体Hの表面との平行度を調整して、接触体2のパワー半導体Hの表面に対する接触面圧を均一にする。そして、接触体2は、パワー半導体Hの表面に均一に接触する。
特に、接触体2は、背面2b全体が複数の導電性2段バネ31に押圧される一部材であり、複数の導電性2段バネ31の挙動が反映されて俊敏に揺動し、パワー半導体Hの表面との平行度が調整される。
このとき、プローブ装置1には、シリンダによってパワー半導体Hに押し付けられる際の横ずれ、捻れおよび振動などが生じる場合がある。これに対し、複数の導電性2段バネ31は、それぞれの曲げ方向に柔軟に動き、プローブ装置1に生じる横ずれ、捻れおよび振動などを、接触体2の背面2bに接触する先端面31tの接触位置のずれや、第1係止板5の貫通孔52から突出した小径部31aの撓みで吸収することができる。これにより、接触体2のパワー半導体Hの表面に対する接触状態は、横ずれ、捻れおよび振動などの影響を受けず、複数の微小突起23が接触体2の位置ずれを要因としてパワー半導体Hの表面を削ることはない。
またこのとき、接触体2の銅層22は、ニッケル層21よりも軟性を有し、複数の導電性2段バネ31のそれぞれによって接触体2に加えられる応力を分散させる。これにより、接触体2は、パワー半導体Hの表面により確実に均一に接触する。また、柔らかい銅層22による応力の分散は、複数の微小突起23がパワー半導体Hの表面電極層に差し込まれる際の磨耗度合いを低減させる。
そして、接触体2の表面2fは、複数の微小突起23に比して広大な平坦面であって複数の微小突起23による表面電極層への差し込みを規制する規制面となっている。このため、表面2fは、複数の微小突起23がパワー半導体Hの表面電極層に差し込まれた後に更に圧力が加わった場合であっても、パワー半導体Hに対する当接状態を維持し、複数の微小突起23による表面電極層への過剰な差し込みを規制する。
次に、基体6の後方の電流供給源が複数の導電性2段バネ31を介して接触体2に大電流を供給し、ゲート端子8がパワー半導体Hのオンオフを制御する信号を入力し、パワー半導体Hの検査を行う。
以上の本実施形態に係るプローブ装置1によれば、以下の効果を奏する。
(1)押圧体3が接触体2の複数の区分にそれぞれ押圧力を付与する複数の導電性2段バネ31を備え、複数の導電性2段バネ31は、各導電性2段バネ31による押圧力と収縮とのバランスをとって接触体2のパワー半導体Hの表面に対する接触面圧を均一にする。これにより、接触体2は、パワー半導体Hの表面に均一に接触することができる。また、複数の導電性2段バネ31は、それぞれの曲げ方向に柔軟に動き、接触体2に対する接触位置のずれや撓みが許容される。これにより、接触体2のパワー半導体Hの表面に対する接触状態は、接触体2に対する接触位置のずれや撓みの影響を受けない。そして、複数の導電性2段バネ31は、接触体2に対して均一に押圧し接触体2全体に通電する。これにより、電流が接触体2に良好に供給される。このため、接触体2からパワー半導体Hに電流を良好に印加することができる。
また、接触体2と複数の導電性2段バネ31とが別体で構成され、寿命の短い接触体2のみの交換が可能であり、低コスト化を図ることができる。
(2)接触体2の銅層22は、ニッケル層21よりも軟性を有し、複数の導電性2段バネ31のそれぞれの押圧力をさらに分散させる。これにより、接触体2は、パワー半導体Hの表面により確実に均一に接触することができる。
また、柔らかい銅層22による押圧力の分散は、微小突起23がパワー半導体Hの表面電極層に差し込まれる際の磨耗度合いを低減させる。
(3)接触体2は、パワー半導体Hに接触する表面2fに、表面2fからの高さがパワー半導体Hの表面電極層の膜厚よりも小さく表面電極層のみに差し込まれる複数の微小突起23を有する。これにより、接触体2は、表面電極層に複数の微小突起23を差し込んだ状態でパワー半導体Hに電流を確実に印加することができる。また、複数の微小突起23は、パワー半導体Hの表面電極層のみに差し込まれ、パワー半導体Hそのものを損傷させない。
(4)複数の微小突起23を有する接触体2は、表面11fに複数の微小突起23に対応する複数の凹部形状111が形成された金型11を用い、電鋳によって製造される。これにより、金型11に形成された複数の凹部形状111を正確に転写した設計通りの複数の微小突起23を有する接触体2を製造することができる。このため、複数の微小突起23が、パワー半導体Hの表面電極層のみに差し込まれる設定通りの形状になる。
(5)接触体2の表面2fは、複数の微小突起23による表面電極層への差し込みを規制する規制面を兼ねる。規制面である表面2fは、複数の微小突起23に比して広大な平坦面となる。これにより、表面2fは、複数の微小突起23がパワー半導体Hの表面電極層に差し込まれた後に更に圧力が加わっても、パワー半導体Hに対する当接状態を維持し、複数の微小突起23による表面電極層への過剰な差し込みを規制することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態では、プローブ装置1aの構成が第1実施形態と異なるが他の部分は同様であるため、その特徴部分を説明し、同様の構成については説明を省略する。
図4は、本実施形態に係るプローブ装置1aの概略構成を示す斜視図である。
プローブ装置1aは、接触体2と、押圧体3と、第2係止板16と、ガイド体17と、基体6とを備える。
接触体2は、図4に示すように四角形状のパワー半導体Hよりも一回り小さい四角形状に形成され、パワー半導体Hと面接触する表面2fを有する。
図5は、本実施形態に係るプローブ装置1aの概略構成を示す断面図である。接触体2は、パワー半導体Hに接触する表面2fを有するニッケル層21(表層)と、押圧体3と接触する背面2bを有しニッケル層21を支持する銅層22(支持層)とからなる。ここで、銅がニッケルよりも柔らかい金属であるため、銅層22は、ニッケル層21よりも軟性を有する。
接触体2は、表面2fにパワー半導体Hの表層の表面電極層のみに差し込まれる複数の微小突起23を有する。接触体2は、複数の微小突起23を有しても、表面2fが複数の微小突起23に比して広大な平坦面となっている。
押圧体3は、接触体2とは別体であり、複数の導電性弾性体(多部品)である導電性バネ32を備える。導電性バネ32の先端面32tは、接触体2の背面2bと接触し、その接触位置が移動可能に構成されている。導電性バネ32は、接触体2の背面2bにXY平面方向に等間隔に配列され、接触体2の複数の区分にそれぞれ押圧力Fを付与する。
なお、本実施形態では、押圧体3は、全てに導電性を有する導電性バネ32を適用したが、押圧体3が通電させる電気に余裕がある場合には、押圧体3の一部のバネのみに導電性をもたせてもよい。例えば、押圧体3として隣接配置する複数のバネは、1本ごと交互に導電性を有するものと導電性を有しないものとを配置してもよい。
また、押圧体3のバネを導電性にするだけでは接触体2に通電させる電気が不足する場合には、別途柔軟な配線を設け、この配線によって接触体2に直接電気を通電させてもよい。
第2係止板16は、周縁部に基体6方向に延出されてその後拡径するフランジ部162を有する円盤状であり、プローブ装置1aが組み付けられると、プローブ装置1aの先端に位置する。
第2係止板16の表面の中央は、接触体2を側面で係止する開口161を有する。
開口161は、接触体2とほぼ同形状の四角形状に形成される。図5に示すように、開口161の側面と接触体2の側面は、どちらもパワー半導体H側に縮小するテーパ部161a,2aに形成されている。このため、接触体2が複数の導電性バネ32に押圧されると、接触体2の側面のテーパ部2aが第2係止板16の開口161の側面のテーパ部161aに当接し、接触体2は複数の導電性バネ32による押圧に対して第2係止板16に係止される。
この係止状態の接触体2の表面2fは、第2係止板16よりも突出した状態となり、パワー半導体Hに接触体2が最初に接触することができる状態に設定される。
これにより、接触体2は、複数の導電性バネ32と第2係止板16との間に、パワー半導体Hの表面に全面で均一に面接触するように揺動可能に保持される。
ガイド体17は、円盤状であり、厚み方向に貫通する貫通孔171が複数形成されている。複数の貫通孔171は、接触体2を背面2bから押圧する複数の導電性バネ32のそれぞれが挿通される。複数の貫通孔171は、導電性バネ32と同じ位置に配置され、導電性バネ32が貫通孔171内をスムーズに移動できるようその内面が平滑に形成されていることが好ましい。
基体6は、ガイド体17よりも一回り大きい円盤状である。基体6は、複数の導電性バネ32の基端部を固定している。導電性バネ32の基端部の末端32cは、基体6の背面6b側から突出し、図示しない電流供給源に接続される。
基体6は、後方に配置される図示しないシリンダに接続されており、シリンダがプローブ装置1aをパワー半導体Hに押し付ける。
基体6には、導電性バネ32とは独立にゲート端子8が設けられている。ゲート端子8は、パワー半導体Hのオンオフを制御する信号をパワー半導体Hに入力する。
ゲート端子8は、導電性バネ32と同様に伸縮する機能を有し、接触体2と同様にプローブ装置1aの先端側に突出する。ゲート端子8は、図示しない信号回路と接続されており、接触体2がパワー半導体Hを押圧する際に自身も同様にパワー半導体Hに接触し、信号電圧が入力され、パワー半導体Hのオンオフを制御する。
基体6とガイド体17と第2係止板16とは、接触体2が配置される中央部の周りに設けられた2つの第2ボルト孔63,172,163および当該第2ボルト孔63,172,163に挿通された第2ボルト10aを有し、これらを用いてガイド体17と第2係止板16とが間隔を空けて固定されるとともに基体6が固定され、ガイド体17および第2係止板16の位置関係が調芯される。
基体6とガイド体17とは、接触体2が配置される中央部の周りに設けられた3つの第3ボルト孔64,173および当該第3ボルト孔64,173に挿通された第3ボルト10bを有し、これらを用いて固定される。
ガイド体17と第2係止板16とが第2ボルト10aで固定され、基体6とガイド体17とが第3ボルト10bで固定されるため、接触体2は、これら第2、第3ボルト10a,10bを取り外すことで交換可能である。
以上の本実施形態に係るプローブ装置1aによれば、上記実施形態と同様の(1)〜(5)の効果を奏する。
施形態に関連するプローブ装置の例
ここに示す例では、プローブ装置1bの構成が第1実施形態と異なるが他の部分は同様であるため、その特徴部分を説明し、同様の構成については説明を省略する。
図6は、本実施形態に関連するプローブ装置1bの概略構成を示す斜視図であり、図6(a)が全体図であり、図6(b)が分解図である。
プローブ装置1bは、接触体2と、押圧体3と、絶縁プレート18と、ガイド体17と、基体6とを備える。
接触体2は、円盤状の下板24の中央に取り付けられる。下板24上の接触体2は、四角形状のパワー半導体Hよりも一回り小さい四角形状に形成され、パワー半導体Hと面接触する表面2fを有する。
接触体2は、パワー半導体Hに接触する表面2fを有するニッケル層21(表層)と、押圧体3と接触する背面2bを有しニッケル層21を支持する銅層22(支持層)とからなる。ここで、銅がニッケルよりも柔らかい金属であるため、銅層22は、ニッケル層21よりも軟性を有する。
接触体2は、パワー半導体Hに接触する表面2fに、パワー半導体Hの表層の表面電極層のみに差し込まれる複数の微小突起23を有する。接触体2は、複数の微小突起23を有しても、表面2fが複数の微小突起23に比して広大な平坦面となっている。
押圧体3は、接触体2とは別体であり、複数の導電性弾性体(多部品)である導電性バネ32からなる。導電性バネ32の先端面32tは、接触体2の背面2bと接触し、その接触位置が移動可能に構成されている。導電性バネ32は、接触体2の背面2bにXY平面方向に等間隔に配列され、接触体2の複数の区分にそれぞれ押圧力Fを付与する。
なお、本では、押圧体3は、全てに導電性を有する導電性バネ32を適用したが、押圧体3が通電させる電気に余裕がある場合には、押圧体3の一部のバネのみに導電性をもたせてもよい。例えば、押圧体3として隣接配置する複数のバネは、1本ごと交互に導電性を有するものと導電性を有しないものとを配置してもよい。
また、押圧体3のバネを導電性にするだけでは接触体2に通電させる電気が不足する場合には、別途柔軟な配線を設け、この配線によって接触体2に直接電気を通電させてもよい。
絶縁プレート18は、円盤状であり、プローブ装置1bが組み付けられると、プローブ装置1bの先端に位置する。
絶縁プレート18の表面18fの中央は、開口181を有する。絶縁プレート18は、接触体2が取り付けられた下板24の表面露出部分24fを覆う一方、開口181によって接触体2をパワー半導体H側に突出させる。
ガイド体17は、円盤状であり、厚み方向に貫通する貫通孔171が複数形成されている。複数の貫通孔171は、接触体2を背面2bから押圧する複数の導電性バネ32のそれぞれが挿通される。複数の貫通孔171は、導電性バネ32と同じ位置に配置され、導電性バネ32が貫通孔171内をスムーズに移動できるようその内面が平滑に形成されていることが好ましい。
ガイド体17と下板24と絶縁プレート18とは、接触体2の周りに設けられた4つの取付ボルト孔174,241,182に取付ボルト19が挿通され、取付ボルト19のヘッド部19Hがガイド体17の表面17fに対して浮かせて取り付けられる。
これにより、接触体2は、下板24および絶縁プレート18とともに導電性バネ32によって取付ボルト19のヘッド部19Hまで押圧されて揺動可能に保持される。
取付ボルト19のヘッド部19Hの厚みが薄いため、取付ボルト19のヘッド部19Hまで押圧された接触体2は、ヘッド部19Hよりも突出する。
ガイド体17と下板24と絶縁プレート18とが取付ボルト19で固定されるため、接触体2は、この取付ボルト19を取り外すことで交換可能である。
基体6は、ガイド体17よりも一回り大きい円盤状である。基体6は、複数の導電性バネ32の基端部を固定している。導電性バネ32の基端部の末端32cは、基体6の背面6b側から突出し、図示しない電流供給源に接続される。
基体6は、後方に配置される図示しないシリンダに接続されており、シリンダがプローブ装置1bをパワー半導体Hに押し付ける。
基体6には、導電性バネ32とは独立にゲート端子8が設けられている。ゲート端子8は、パワー半導体Hのオンオフを制御する信号をパワー半導体Hに入力する。
ゲート端子8は、導電性バネ32と同様に伸縮する機能を有し、接触体2と同様にプローブ装置1bの先端側に突出する。ゲート端子8は、図示しない信号回路と接続されており、接触体2がパワー半導体Hを押圧する際に自身も同様にパワー半導体Hに接触し、信号電圧が入力され、パワー半導体Hのオンオフを制御する。
基体6とガイド体17と下板24とは、接触体2が配置される中央部の周りに設けられた1つの調芯ボルト孔61,175,242および当該調芯ボルト孔61,175,242に挿通された調芯ボルト9を有し、これらを用いて基体6とガイド体17と下板24との位置関係が調芯される。
基体6とガイド体17とは、接触体2が配置される中央部の周りに設けられた4つの第4ボルト孔65,176および当該第4ボルト孔65,176に挿通された第4ボルト10cを有し、これらを用いて基体6とガイド体17とが間隔を空けて固定される。
図6のプローブ装置1bによれば、上記実施形態と同様の(1)〜(5)の効果を奏する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲で変形、改良などを行っても、本発明の範囲に包含される。
1,1a,1b…プローブ装置(電流印加装置)
2…接触体
2f…表面
21…ニッケル層(表面層)
22…銅層(支持層)
23…微小突起
3…押圧体
31…導電性2段バネ(導電性弾性体)
32…導電性バネ(導電性弾性体)
11…金型
11f…表面
111…凹部形状
H…パワー半導体(被検査体)
F…押圧力

Claims (7)

  1. 被検査体に圧接して電流を印加する電流印加装置であって、
    被検査体と面接触する平坦面を有する板状の接触体と、
    前記接触体を被検査体に押圧する押圧体と、
    前記接触体を側面から係止する部位を持つ係止板と、を備え、
    前記接触体と前記押圧体とは、別体で構成され、
    前記接触体は、前記押圧体と前記係止板との間に被検査体の表面に全面で均一に面接触するように搖動可能に保持され、
    前記押圧体は、前記接触体の複数の区分にそれぞれ押圧力を付与するとともに、前記接触体に通電することを特徴とする電流印加装置。
  2. 前記押圧体は、複数の導電性弾性体を備えることを特徴とする請求項1記載の電流印加装置。
  3. 前記接触体は、被検査体に接触する表面層と、前記表面層を支持する支持層と、からなり、
    前記支持層は、前記表面層よりも軟性を有することを特徴とする請求項1または2記載の電流印加装置。
  4. 前記接触体は、被検査体に接触する表面に、被検査体の表層のみに差し込まれる微小突起を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の電流印加装置。
  5. 前記微小突起を有する接触体は、表面に前記微小突起に対応する凹部形状が形成された金型を用い、電鋳によって製造されることを特徴とする請求項4に記載の電流印加装置。
  6. 前記微小突起の前記表面からの高さは、被検査体であるパワー半導体の表面に形成された表面電極層の膜厚よりも小さいことを特徴とする請求項4または5記載の電流印加装置。
  7. 前記接触体の前記表面は、前記微小突起による前記表面電極層への差し込みを規制する規制面を有することを特徴とする請求項6記載の電流印加装置。
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