JP5699683B2 - 印刷データ受信装置および印刷データ受信装置制御方法 - Google Patents

印刷データ受信装置および印刷データ受信装置制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷データ受信装置および印刷データ受信装置制御方法に関し、特に、節電モード時のCPUの制御に関する。
近年の電子機器の省電力に対する関心の高まりの中、装置が使用されていない時の電力消費量を節減するため、最低限の電力のみを消費するように、装置を構成する部分ごとに電源を落とす節電モード(省エネモード)機能を有する画像形成装置がある。節電モードを実行するために、消費電力の大きい演算部(CPU等)について、メインおよびサブ演算部を構成する技術が知られている。この技術によれば、通常モードから節電モードに移行する際も、サブCPUにより処理を続行するので、印刷ジョブの処理を途絶えさせることがない(特許文献1参照)。
しかし、上記技術では、節電モード時に印刷ジョブが発生した場合、メインCPUが起動するまでは、サブCPUが当該印刷ジョブを処理する。このため、性能の劣るサブCPUにより印刷ジョブを処理するので、処理に時間がかかってしまう。また、サブCPUは、メインCPUに比べてメモリ容量が少ない場合が多く、印刷ジョブに大きな印刷データが含まれる場合、サブCPUのメモリが不足して印刷ジョブを処理しきれず、結果受信エラーとなってしまう虞がある。このように受信エラーとなってしまうと、印刷処理に対して無駄な時間が発生してしまうことになる。
特開2005−303978号公報
本願発明は、上述の課題に基づいてなされたものである。本願発明は、サブCPUによる印刷ジョブ処理のための時間を短縮し、確実に印刷データを処理することで受信エラーの発生を抑制し、印刷処理に無駄な時間が発生することを防止できる印刷データ受信装置および印刷データ受信装置制御方法を提供する。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)外部から印刷データを受信する印刷データ受信装置において、 前記印刷データを格納可能な第1記憶部と、前記第1記憶部に格納された前記印刷データを処理する第1演算部と、 前記印刷データを格納可能な第2記憶部と、前記第1演算部よりも消費電力が少なく、前記第1記憶部および前記第1演算部の作動が停止される節電モード時に、前記印刷データの受信の有無を監視する第2演算部と、を有し、前記第2演算部は、前記印刷データの受信があった場合に、前記第1記憶部および前記第1演算部の起動を命令し、当該起動完了前は前記印刷データを前記第2記憶部に格納させ、前記第1記憶部および前記第1演算部の起動が完了すると、節電モード時に開始した前記印刷データの受信が完了したか否かを判断し、受信が完了したと判断する場合、前記第2記憶部に格納された前記印刷データを前記第1演算部に送信し、送信完了後に前記第2演算部への電力供給を停止し、受信が完了していないと判断する場合、継続して、受信した印刷データを前記第2記憶部に格納させるとともに、前記第2記憶部がオーバーフローを起こさない転送速度で、前記第2記憶部に格納されている前記印刷データの前記第1演算部への転送を開始させ、前記印刷データの受信および転送が完了した後に前記第2演算部への電力供給を停止する印刷データ受信装置。
(2)前記第2記憶部から前記第1演算部への前記印刷データの送信または転送が完了した後に、前記第2記憶部への電力供給を停止させ、前記第1演算部は、前記起動の完了後に、外部からの受信を開始した印刷データを前記第1記憶部に記憶させる上記(1)に記載の印刷データ受信装置
)前記第2演算部は、受信および格納される前記印刷データの容量が前記第2記憶部の容量以上とならないように、前記第1記憶部および前記第1演算部が前記節電モード時の停止状態から起動を完了するまでの時間と前記第2記憶部の容量とに基づいて、前記節電モード時の印刷データ受信速度を算出し、前記印刷データを受信する速度を前記算出された受信速度に制御する上記(1)または(2)に記載の印刷データ受信装置。
)前記受信速度は、前記印刷データを構成するパケットを受け取ってから、ackを返すまでの時間である応答間隔を調整することによって制御される上記()に記載の印刷データ受信装置。
)前記受信速度は、前記印刷データを構成するパケットに含まれる印刷データのサイズを調整することによって制御される上記()または()に記載の印刷データ受信装置。
)前記節電モード時の印刷データ受信速度は、前記第1演算部が前記節電モードから復帰した後に、本来の前記印刷データ受信速度に戻される上記()〜()のいずれか一つに記載の印刷データ受信装置。
)前記第2演算部の消費電力は1W以下である上記(1)〜()のいずれか一つに記載の印刷データ受信装置。
)前記第2記憶部の容量は10〜50キロバイトである上記(1)〜()のいずれか一つに記載の印刷データ受信装置。
) 印刷データを格納可能な第1記憶部に前記印刷データを格納する第1演算部と、前記第1演算部よりも消費電力が少なく、前記第1演算部および前記第1記憶部の作動が停止される節電モード時に前記印刷データの受信の有無を監視する第2演算部と、を有し、外部から印刷データを受信する印刷データ受信装置を制御する方法であって、前記節電モード時に前記印刷データの受信があった場合に、前記第2演算部は、前記第1記憶部および前記第1演算部の起動を命令するステップと、前記起動完了前は前記印刷データを第2記憶部に格納するステップと、前記第1記憶部および前記第1演算部の起動が完了すると、節電モード時に開始した前記印刷データの受信が完了したか否かを判断するステップと、受信が完了したと判断する場合、前記第2記憶部に格納された前記印刷データを前記第1演算部に送信し、送信完了後に前記第2演算部への電力供給を停止するステップと、受信が完了していないと判断する場合、継続して、受信した印刷データを前記第2記憶部に格納させるとともに、前記第2記憶部がオーバーフローを起こさない転送速度で、前記第2記憶部に格納されている前記印刷データの前記第1演算部への転送を開始させ、前記印刷データの受信および転送が完了した後に前記第2演算部への電力供給を停止するステップと、を実行する印刷データ受信装置制御方法。
10)前記第2記憶部から前記第1演算部への前記印刷データの送信または転送が完了した後に、さらに、前記第2記憶部への電力供給を停止させるステップ、を含み、
前記第1演算部は、前記起動の完了後に、外部からの受信を開始した印刷データを第1記憶部に記憶させる上記()に記載の印刷データ受信装置制御方法
11)前記印刷データを第2記憶部に格納するステップにおいて、前記第2演算部は、受信および格納される前記印刷データの容量が前記第2記憶部の容量以上とならないように、前記第1記憶部および前記第1演算部が前記節電モード時の停止状態から起動を完了するまでの時間と前記第2記憶部の容量とに基づいて、前記節電モード時の印刷データ受信速度を算出し、前記印刷データを受信する速度を前記算出された印刷データ受信速度に制御するステップをさらに含む、上記(9)または(10)に記載の印刷データ受信装置制御方法。
12)前記受信速度は、前記印刷データを構成するパケットを受け取ってから、ackを返すまでの時間である応答間隔を調整することによって制御される上記(11)に記載の印刷データ受信装置制御方法。
13)前記受信速度は、前記印刷データを構成するパケットに含まれる印刷データのサイズを調整することによって制御される上記(11)または(12)に記載の印刷データ受信装置制御方法。
14)前記印刷データを第2記憶部に格納するステップにおいて、前記節電モード時の印刷データ受信速度は、前記第1演算部が前記節電モードから復帰した後に、本来の前記印刷データ受信速度に戻されるステップをさらに含む上記(11)〜(13)のいずれか一つに記載の印刷データ受信装置制御方法。
15)前記第2演算部の消費電力は1W以下である上記()〜(14)のいずれか一つに記載の印刷データ受信装置制御方法。
16)前記第2記憶部の容量は10〜50キロバイトである上記()〜(15)のいずれか一つに記載の印刷データ受信装置制御方法。
本発明によれば、節電モード時にサブCPUにより印刷データを受信し、節電モードから復帰したメインCPUに順次印刷データを転送するので、より迅速に印刷ジョブの処理を実行することができる。また、本発明によれば、サブCPUによる印刷データの受信速度が調節されるので、確実に印刷ジョブの処理を実行することができる。したがって、節電モード時の印刷データ受信エラーの発生を抑制し、印刷処理に無駄な時間が発生することを防止できる。
本発明の実施形態にかかる印刷システムの全体構成を示すブロック図である。 図1に示されるプリンタのプリンタコントローラボードの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態にかかる第1CPUによる通常モードおよび節電モード間を移行するための制御を示すフローチャートである。 第1の実施形態にかかる節電モード時における第2CPUによる処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態にかかる第2CPUのメモリのメモリマップを概略的に示す図である。 第1の実施形態にかかる第2CPUのメモリにおいて、印刷データが格納および転送される状態を概略的に示す図である。 第2の実施形態にかかる節電モード時における第2CPUによる処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態にかかる第2CPUにより印刷データを転送するための処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態にかかる印刷システムの全体構成を示すブロック図である。本実施形態の印刷システムは、ネットワーク端末としてのPC(Personal Computer)10と、プリンタ(印刷データ受信装置を含む画像形成装置)20とを備え、これらはネットワーク30を介して相互に通信可能に接続されている。
PC10には、文書データを作成、選択または再現したり、文書データを基に印刷用の画像データを作成したりするための文書作成アプリケーションがインストールされている。また、PC10には、作成された文書データをプリンタ20が解釈可能なPDL(Page Description Language:ページ記述言語)で記述されたPDLデータに変換したり、各種印刷設定をしたりするためのプリンタドライバがインストールされている。PDLデータは、たとえば、PS(PostScript(登録商標))、XPS(XML Paper Specification)等である。
また、印刷ジョブに含まれるPDLによって記述された印刷データは、プリンタドライバによりPC10からプリンタ20にネットワーク30を介して送信される。印刷データは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)に準拠したヘッダ等を含むパケット単位で送信されうる。
ネットワーク30は、イーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI(Fiber−Distributed Data Interface)等の規格によりコンピュータやネットワーク機器同士を接続したLAN(Local Area Network)や、LAN同士を専用線で接続したWAN(Wide Area Network)等からなる。なお、ネットワーク30に接続される機器の種類および台数は、図1に示す例に限定されない。また、PC10とプリンタ20とは、ネットワーク30を介することなく直接機器間で接続(ローカル接続)されてもよい。
図2は、図1に示されるプリンタのプリンタコントローラボードの構成を示すブロック図である。プリンタ20は、プリンタコントローラボード210、プリンタエンジン250、電源ユニット260を備えている。プリンタコントローラボード210は、コントローラボード220、ネットワークボード230を備えている。コントローラボード220は、第1CPU221、ROM222、RAM223、HDD(Hard Disk Drive)224、第1復帰条件監視部225、通信インタフェース226、を備えている。ネットワークボード230は、第2CPU231、ROM232、RAM233、第2復帰条件監視部234、通信インタフェース235を備えている。また、プリンタ20は、プリンタエンジン250を備えている。これらは信号をやり取りするための、PCI Express(登録商標)等のバス40を介して相互に接続されている。プリンタコントローラボード210とPC10とは、ネットワーク30を介して接続されている。
プリンタコントローラボード210は、コントローラボード220およびネットワークボード230を有する回路基板である。プリンタコントローラボード210は、プリンタ20の通常モード時(通常作動時)に、コントローラボード220を作動させ、ネットワークボード230の作動を停止させる。また、プリンタコントローラボード210は、プリンタ20の節電モード時に、コントローラボード220の作動を停止させ、ネットワークボード230を作動させる。
コントローラボード220は、プリンタ20の通常モード時のコントローラ(制御部)として、PC10から印刷データを受信し、印刷データについてRIP(Raster Image Processing)処理を実行してラスタデータを生成した後、ラスタデータをプリンタエンジン250に送信する。また、コントローラボード220は、原稿の画像を画像データとして取り込むための画像読取部、ユーザがタッチ操作によりプリンタ20を操作できるように備えられた操作部(いずれも不図示)等を制御する。
第1CPU221は、プログラムにしたがって、プリンタ20の各部の制御(たとえば、節電モードに入るために作動を停止させる制御)、各種の演算処理または各種指示(たとえば、節電モードに入る通知、起動完了した通知、印刷指示)等を行う。
ROM222は、各種プログラムや各種データを格納する。
RAM223は、ワークエリアとして一時的にプログラムやデータを記憶する。たとえば、第1記憶部としてのRAM223は、ネットワークボード230から転送される印刷データを記憶する。RAM223は、たとえば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)により構成されうる。
HDD224は、オペレーティングシステムを含む各種プログラムや各種データを格納する。たとえば、HDD224には、プリンタ20により所定時間印刷ジョブが受信されない等、所定時間印刷処理が実行されなかったことを認識するための監視タイマーとしてのプログラムが格納されている。また、HDD224には、PC10から送信されたPDLデータを翻訳してビットマップ形式の画像データ(ラスタデータ)を生成するためのプリンタドライバとしてのプログラムが格納されている。また、HDD224には、PDLデータを解析して印刷設定を把握するプログラムまたはビットマップ形式の画像データを編集等するためのプログラムが格納されている。
第1復帰条件監視部225は、ネットワークボード230の第2CPU231からの起動命令に応じて第1CPU221に対する電力供給を開始し、第1CPU221を作動させるために使用される。第1復帰条件監視部225は、第1CPU221に対する電源がOFF(電力供給が停止)の場合においても作動可能に構成される。
通信インタフェース226は、プリントエンジン250と通信するための専用インタフェース(VIF:ビデオインタフェース)である。
ネットワークボード230は、節電モード時にのみ作動し、節電モード時の印刷データの受信および一時記憶ならびに転送処理を含む、ネットワーク監視処理を実行する。後述のように、ネットワークボード230の消費電力は、コントローラボード220の消費電力よりも著しく低く設定されうる。
第2CPU231は、プログラムにしたがって、各種の演算処理を実行する。たとえば、第2CPU231は、節電モード時に印刷データが受信されたか否かを判断するネットワークの監視、受信された印刷データの一時記憶、記憶された印刷データの転送、節電モードに入る通知の受信および起動完了した旨の通知の受信等を実行する。また、第2CPU231は、各種指示(たとえば、起動命令等)を実行する。なお、第2CPU231は、節電モード時の消費電力を抑えるために、作動時の消費電力がたとえば1W以下と低く設定されうる。
ROM232は、各種プログラムや各種データを格納する。
RAM233は、ワークエリアとして一時的にプログラムやデータを記憶する。たとえば、第2記憶部としてのRAM233は、PC10から送信される印刷データを一時的に記憶する。また、RAM233は、消費電力を抑えるために、記憶容量がたとえば数十キロバイト程度と低く設定される。RAM233の記憶容量は、たとえば10〜50キロバイトである。
第2復帰条件監視部234は、第1CPU221の節電モードを開始する旨の通知に応じて、第2CPU231に対する電力供給を開始し、第2CPU231を作動させるために使用される。第2復帰条件監視部234は、第2CPU231に対する電源がOFFの場合においても作動可能に構成される。
通信インタフェース235は、ネットワーク30を介して印刷データを受信するためのネットワークインタフェースである。通信インタフェース235は、プリンタエンジン250とバスを介して接続される。
プリンタエンジン250は、帯電、露光、現像、転写および定着の各工程を含む電子写真式プロセス等の周知の作像プロセスを用いて、コントローラボード220から送信される画像データおよび印刷設定に基づいて、画像を印刷用紙に印刷する。なお、プリンタエンジン250は、その制御を行う専用のMPU(Micro−Processing Unit)や印刷のための画像を展開する記憶装置(たとえばRAMまたはHDDなど)を独立して備えてもよい。
電源ユニット260は、プリンタ20の各部とは独立して電力を供給可能に構成されている。たとえば、電源ユニット260は、コントローラボード220の第1CPU221への電力供給を停止する一方、ネットワークボード230の第2CPU231に電力を供給することが可能である。
なお、PC10およびプリンタ20は、それぞれ上述した構成要素以外の構成要素を含んでいてもよく、あるいは、上述した構成要素のうちの一部が含まれていなくてもよい。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態による、通常モードおよび節電モード間を移行するための処理および節電モード時の処理を説明する。
まず、第1CPUによる、節電モードに移行して節電モードから通常モードに復帰するための処理について説明する。
図3は第1の実施形態にかかる第1CPUによる、通常モードおよび節電モード間を移行するための制御を示すフローチャートである。
図3に示されるように、まず、節電モードに移行するべきか否かが判断される(ステップS101)。このステップでは、メインCPU(第1演算部)としての第1CPU221により、プリンタ20に所定時間印刷処理等が実施されなかったことが認識され、節電モードに移行するか否かが判断される。どの位の時間印刷処理等が実施されなかったかを判断するために、監視タイマーを利用してもよい。処理が最後になされてまだ所定時間経過していない場合、節電モードに移行すべきと判断されるまで、ステップS101が実行される(ステップS101:NO)。
一方、節電モードに移行すべきと判断された場合(ステップS101:YES)、第1CPU221は、サブCPU(第2演算部)としての第2CPU231に節電モードに移行する旨の通知をする(ステップS102)。
続いて、第1CPU221への電力供給がOFFとされる(ステップS103)。以降が節電モードとなる。
続いて、第2CPUからの起動命令が受信されたか否かが判断される(ステップS104)。このステップでは、節電モードから復帰するか判断するために、第2CPU231からの起動命令が第1復帰条件監視部225に伝達されたか否かが判断される。起動命令が受信されない場合(ステップS104:NO)、起動命令が受信されるまで、節電モードが維持される。
一方、第2CPUからの起動命令が受信された場合(ステップS104:YES)、起動処理が開始される(ステップS105)。このステップでは、第1復帰条件監視部225に第2CPU231からの起動命令が伝達されたことにより、第1復帰条件監視部225は第1CPU221への電力供給を開始し、起動処理を開始させる。節電モードは終了され、通常モードへの移行が開始される。
続いて、起動処理が完了したか否かが判断される(ステップS106)。このステップでは、節電モード時に停止されていた部分を通常モードに復帰させるための起動処理が完了されたか否かが判断される。節電モード時に停止状態とされていた第1CPU221が通常モードに復帰するためには、ある程度(たとえば、30秒程)の時間がかかるので、復帰したことを第2CPU231に通知することにより、第2CPU231は印刷データの転送(詳細は後述する)を開始できる。起動処理が完了していないと判断される場合(ステップS106:NO)、起動処理が完了されたと判断されるまで、ステップS106が実行される。
一方、起動処理が完了したと判断される場合(ステップS106:YES)、第1CPU221から第2CPU231に起動処理が完了された旨が通知される(ステップS107)。
続いて、第1CPU221は、第2CPU231から印刷データを受信する(ステップS108)。このステップでは、節電モード時に、第2CPU231により受信された印刷ジョブに含まれる印刷データが第1CPU221に転送され、第1CPU221は当該印刷データを受信する。受信された印刷データを記憶するために、第1CPU221は適宜RAM223またはHDD224を使用する。
続いて、印刷処理が実行される(ステップS109)。このステップでは、第2CPU231により節電モード時に受信された印刷ジョブに含まれる印刷データに基づいて、印刷が実行される。すなわち、節電モード時に受信された全ての印刷データが第1CPU221により受信され、当該印刷データはRIP処理されてプリンタエンジン250に送信され、印刷が実行される。その後、第1CPU221による節電モードに移行するための処理および節電モードから通常モードに復帰するための処理は終了される。
次に、第2CPUによる節電モード時の処理について説明する。
図4は第1の実施形態にかかる節電モード時における第2CPUによる処理を示すフローチャート、図5は第1の実施形態にかかる第2CPUのメモリのメモリマップを概略的に示す図、図6は第1の実施形態にかかる第2CPUのメモリにおいて、印刷データが格納および転送される状態を概略的に示す図である。
図4に示されるように、まず、第1CPUからの節電モードに移行する旨の通知が受信される(ステップS201)。このステップでは、ステップS102における第1CPU221による節電モードに移行する旨の通知が、第2復帰条件監視部234により受信される。節電モードに移行する旨の通知が受信されない場合(ステップS201:NO)、当該通知が受信されるまで、ステップS201が実行される。
一方、節電モードに移行する旨の通知が受信された場合(ステップS201:YES)、ネットワークの監視処理が開始される(ステップS202)。このステップでは、第1CPU221からの節電モードに移行する旨が通知されたことにより、第2復帰条件監視部234は停止状態にあった第2CPU231への電力供給を開始する。第2CPU231は、節電モード時において、ネットワーク30を介してPC10から印刷データが受信されたか否かを判断する監視処理を開始する。印刷データが受信されないと判断される場合(ステップS203:NO)、印刷データが受信されたと判断されるまで、ステップS203が実行される。
続いて、印刷データが受信されたと判断された場合(ステップS203:YES)、第1CPUに起動命令を発行する(ステップS204)。このステップでは、第2CPU231は、節電モードにある第1CPU221に対して、起動命令を発行し伝達する。上述のように限定的な処理能力を持つ第2CPU231は、第1CPU221に対して起動命令を発行することにより、第1CPU221による印刷データの処理を開始させることができる。
続いて、PCからの印刷データを受信する処理が実行される(ステップS205)。このステップでは、節電モードにあった第1CPU221が通常モードに復帰するまでの間、第2CPU231は、PC10から送信される印刷データを受信する処理を開始する。第2CPU231は、印刷データを受信する一方、受信された印刷データを一時的に第2記憶部としてのRAM233に記憶する。RAM233のメモリマップは、図5に示される通りである。図5(A)に示される通り、RAM233のメモリはシステム領域および空き領域を含み、空き領域は印刷データを保存するために使用される。パケット単位の印刷データは、図5(B)に示される通り、空き領域をキュー(queue)として、空き領域の一端から受信された順に格納される。
続いて、第1CPUの起動が完了したか否かが判断される(ステップS206)。このステップでは、節電モードから復帰するために、ステップS204で起動するよう命令された第1CPU221が、起動を完了したか否かが判断される。起動を完了した第1CPU221は、ステップS107について上述したように、起動完了した旨を第2CPU231に対し通知し、第2CPU231は、当該通知を受けて第1CPU221が起動完了したと判断できる。第1CPU221の起動が完了していないと判断される場合(ステップS206:NO)、起動が完了されたと判断されるまで、ステップS206が実行される。
一方、第1CPU221の起動が完了したと判断された場合(ステップS206:YES)、PCからの印刷データの受信が完了されたか否かが判断される(ステップS207)。このステップでは、PC10から送信された印刷ジョブに含まれる全ての印刷データについてのパケットが第2CPU231により受信されたか否かが判断される。受信されたパケットが最終であるか否かの判断は、たとえば、最終パケットに含まれる所定領域のフラグを読み取ることによりなされうる。印刷データの受信が完了したと判断される場合(ステップS207:YES)、RAM233に記憶された印刷データは、第2CPU231により第1CPU221に送信される(ステップS208)。
一方、印刷データの受信が完了されていないと判断される場合(ステップS207:NO)、受信された印刷データは、第1CPUに転送される(ステップS209)。このステップでは、PC10からプリンタ20に送信された印刷データがRAM233に記憶される際、RAM233がオーバーフローを起こさないように、第2CPU231はRAM233に記憶された印刷データを第1CPU221に転送する。すなわち、印刷ジョブに含まれる印刷データが大きい場合、第2CPU231による転送処理が開始される。RAM233に印刷データを格納し、格納された印刷データを第1CPU221に転送する様子は、図6に示される通りである。図6に示される通り、ネットワーク30を介して受信された印刷データのパケットは格納されたパケットの最後尾にエンキューされ、転送される印刷データのパケットは格納されたパケットの先頭から順次デキューされ転送される。なお、内部バス40による印刷データの転送速度は、外部のネットワーク30の通信速度よりも格段に速いので、受信される印刷データが転送される前に蓄積されて、RAM233にオーバーフローを発生させることはない。また、第2CPU231は、節電モード時に受信を開始した印刷ジョブについては、第1CPU221が復帰を完了した後でも、当該印刷ジョブの全ての印刷データの受信を完了するまでは受信を継続する。
続いて、第1CPUに全ての印刷データが送信または転送されたか否かが判断される(ステップS210)。このステップでは、RAM233に一時的に記憶された、節電モード時に第2CPU231により受信された印刷ジョブの全ての印刷データが、第1CPU221に送信または転送されたか否かが判断される。全ての印刷データが第1CPUに送信または転送されていないと判断される場合(ステップS210:NO)、全ての印刷データが第1CPU221に送信または転送されるまで、ステップS210が実行される。
一方、全ての印刷データが第1CPUに送信または転送されたと判断される場合(ステップS210:YES)、第2CPUの電源はOFFとされる(ステップS211)。このステップでは、第1CPU221は通常モードにあり通常印刷処理を実行できる状態にあるので、節電モード時にのみ作動してネットワーク監視する第2CPU231およびRAM233への電力供給はOFFとされる。なお、第1CPU221は、第2CPU231がOFFとされた後、ステップS109について上述したように印刷処理を実行する。
以上のように、本実施形態では、節電モード時にサブCPUによって受信された印刷データを、節電モードから復帰したメインCPUに転送させることにより、より迅速にかつタイムアウトエラー等を引き起こすことなく、節電モード時に受信される印刷データが確実に処理されうる。節電効果の大きいサブCPUを使用しても処理が遅延されることを防止できる。
(第2実施形態)
以下、第2の実施形態にかかる、第2CPUによる節電モード時の処理について説明する。なお、第1および第2CPUの構成ならびに第1CPUによる処理については、第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
図7は第2の実施形態にかかる節電モード時における第2CPUによる処理を示すフローチャート、図8は第2の実施形態にかかる第2CPUにより印刷データを転送するための処理を示すフローチャートである。なお、第2の実施形態のステップS301〜S304は、第1実施形態のステップS201〜S204と同様であるのでその説明を省略する。
図7に示される通り、ステップS304において、第1CPUに起動命令を発行した後、第2CPUは、印刷データを受信する速度を節電モードに変更する(ステップS305)。本実施形態では、上述のように、第2CPU231のメモリ容量は限られているので、ネットワーク30を介して受信される印刷データがオーバーフローを起こさないように、受信速度を制御して節電モードの受信速度とする。具体的には、第2CPU231は、第1CPU221が節電モードから復帰するまでの時間と、RAM233の記憶容量とに基づいて、印刷データがネットワーク30を介して受信される速度を勘案することにより、受信速度を算出し、制御する。たとえば、第1CPU221の復帰時間がT(秒)、RAM233の空き領域の記憶容量がM(バイト)である時、受信速度がM/T(バイト/秒)以下であるならば、RAM233はオーバーフローを起こすことはない。したがって、第2CPU231は、印刷データを受信する際、受信速度がM/T(バイト/秒)となるように、パケットを受け取ってからackを返信するまでの時間である応答時間を調整する。ackが印刷データ送信元により受信されるまで印刷データが第2CPU231に送信されることはないので、第2CPU231は応答時間を調整して、印刷データの受信速度を調節できる。応答時間は、たとえば、ネットワーク環境でデータ再送の判断基準となる3秒以下に設定できる。
続いて、PCからの印刷データの受信を開始する(ステップS306)。このステップでは、第2CPU231は、上述のように調整された受信速度でPC10からの印刷データの受信を開始する。
続いて、第1CPUが起動完了したか否かが判断される(ステップS307)。このステップでは、ステップS206について上述したように、第1CPU221が節電モードから起動して、通常モードに復帰したか否かが判断される。第1CPU221の起動が完了していないと判断される場合(ステップS307:NO)、起動が完了されたと判断されるまで、ステップS307が実行される。
一方、第1CPU221の起動が完了したと判断された場合(ステップS307:YES)、PCからの印刷データの受信が完了されたか否かが判断される(ステップS308)。このステップでは、ステップS207について上述したように、PC10から送信された全ての印刷データについてのパケットが第2CPU231により受信されたか否かが判断される。印刷データの受信が完了したと判断される場合(ステップS308:YES)、RAM233に記憶された印刷データは、第2CPU231により第1CPU221に送信される(ステップS309)。
一方、印刷データの受信が完了されていないと判断される場合(ステップS308:NO)、第2CPUは第1CPUに印刷データを転送するための処理を実行する(ステップS310)。このステップでは、PC10からプリンタ20に送信された印刷データがRAM233に記憶される際、RAM233がオーバーフローを起こさないように、第2CPU231はRAM233に記憶された印刷データを第1CPU221に転送する。印刷データのパケットが転送される様子は、上述の図6に示される通りである。
続いて、図8に示される通り、第2CPUによる印刷データを受信する速度が、通常の受信速度に変更される(ステップS401)。このステップでは、上述のステップS305において節電モード時の受信速度とされた印刷データの受信速度が、通常の受信速度に戻される。つまり、受信速度が、ネットワーク30の通信速度に戻される。第2CPU231は、通常の受信速度よりもはるかに高速の内部バス40を介して印刷データを第1CPU221に転送できるので、印刷データが蓄積されるよりも速く転送され、第2CPU231は受信速度を落とす必要がない。したがって、ステップS305において遅く設定された受信速度は、このステップで本来の受信速度に戻されうる。
続いて、印刷データが第1CPUに転送される(ステップS402)。このステップにおける第2CPU231による転送処理は、ステップS209について上述した処理と同様である。
続いて、PCからの印刷データの受信が完了したか否かが判断される(ステップS403)。このステップでは、ステップS308について上述したように、PC10から送信された印刷ジョブに含まれる全ての印刷データについてのパケットが第2CPU231により受信されたか否かが判断される。印刷データの受信が完了していないと判断される場合(ステップS403:NO)、印刷データの受信が完了するまでステップS403が実行される。
一方、印刷データの受信が完了したと判断される場合(ステップS403:YES)、印刷データを転送するための図8に示されるサブルーチンから、図7に示されるメインルーチンの次のステップS311に処理が移行する。
ステップS311およびS312における処理は、上述したステップS210およびS211と同様であるのでその説明を省略する。
以上のように、本実施形態では、サブCPUを使用して節電モード時における印刷データを受信する際に受信速度が低下されるので、サブCPUはオーバーフローを起こすことなく確実に印刷データを受信することができる。したがって、節電モード時に受信された印刷データが破壊されたり、上書きされて変更されることを防止できる。また、メインCPUが節電モードから復帰した後は、サブCPUによる印刷データの受信速度は本来の受信速度に戻されるので、印刷データの処理が遅延されることを防止できる。
なお、上記実施形態では、節電モードに移行するための条件として、所定時間印刷処理等が実施されないことを条件として述べたが、これに限定されない。節電モードに移行するための条件は、CPUが最後に処理したジョブから一定時間経過した後、PC10からの節電移行要求を条件の1つとしてもよい。
また、上記実施形態では、第1CPUと第2CPUとは異なるボードに形成される形態を述べたが、これに限定されない。2つのCPUが同一ボード上に形成されてもよい。
また、節電モードから復帰するまでの時間は、第1CPUが起動するまでの時間に限定されない。第1CPUを含む節電モードにある他の部分が起動するまでの時間としてもよい。すなわち、CPU以外の構成も節電モードに入り、節電モードから通常モードに復帰するように構成されうる。
メモリのタイプとしてキューを説明したが、メモリ領域は如何様に構成されてもよい。また、RAM223も、RAM233と同様に構成されうる。
上記実施形態では、パケットを受け取ってからackを返信するまでの時間である応答時間を調整することにより、受信速度を調整する形態について述べたが、これに限定されない。たとえば、パケットに含まれる印刷データのサイズを変更することによって受信速度を調整してもよい。また、応答時間とパケット内の印刷データの大きさを同時に変更することもできる。
また、本発明に係る印刷データ受信装置は、プリンタ専用機に付加する形態に限定されない。コピー機能、プリンタ機能およびスキャン機能を有するMFP(Multi−Function Peripheral)に適用することも可能である。
本実施形態にかかる印刷システムにおける各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえば、フレキシブルディスクおよびCD−ROM等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、印刷システムの一機能としてその装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
10 PC、
20 プリンタ、
30 ネットワーク、
40 バス、
210 プリンタコントローラボード、
220 コントローラボード、
230 ネットワークボード、
221,231 CPU、
222,232 ROM、
223,233 RAM、
224 HDD、
225,234 復帰条件監視部、
226,235 通信インタフェース、
250 プリンタエンジン、
260 電源ユニット。

Claims (16)

  1. 外部から印刷データを受信する印刷データ受信装置において、
    前記印刷データを格納可能な第1記憶部と、
    前記第1記憶部に格納された前記印刷データを処理する第1演算部と、
    前記印刷データを格納可能な第2記憶部と、
    前記第1演算部よりも消費電力が少なく、前記第1記憶部および前記第1演算部の作動が停止される節電モード時に、前記印刷データの受信の有無を監視する第2演算部と、
    を有し、
    前記第2演算部は、前記印刷データの受信があった場合に、前記第1記憶部および前記第1演算部の起動を命令し、当該起動完了前は前記印刷データを前記第2記憶部に格納させ、前記第1記憶部および前記第1演算部の起動が完了すると、節電モード時に開始した前記印刷データの受信が完了したか否かを判断し、
    受信が完了したと判断する場合、前記第2記憶部に格納された前記印刷データを前記第1演算部に送信し、送信完了後に前記第2演算部への電力供給を停止し、
    受信が完了していないと判断する場合、継続して、受信した印刷データを前記第2記憶部に格納させるとともに、前記第2記憶部がオーバーフローを起こさない転送速度で、前記第2記憶部に格納されている前記印刷データの前記第1演算部への転送を開始させ、前記印刷データの受信および転送が完了した後に前記第2演算部への電力供給を停止する印刷データ受信装置。
  2. 前記第2記憶部から前記第1演算部への前記印刷データの送信または転送が完了した後に、前記第2記憶部への電力供給を停止させ、
    前記第1演算部は、前記起動の完了後に、外部からの受信を開始した印刷データを前記第1記憶部に記憶させる請求項1に記載の印刷データ受信装置。
  3. 前記第2演算部は、受信および格納される前記印刷データの容量が前記第2記憶部の容量以上とならないように、前記第1記憶部および前記第1演算部が前記節電モード時の停止状態から起動を完了するまでの時間と前記第2記憶部の容量とに基づいて、前記節電モード時の印刷データ受信速度を算出し、前記印刷データを受信する速度を前記算出された受信速度に制御する請求項1または2に記載の印刷データ受信装置。
  4. 前記受信速度は、前記印刷データを構成するパケットを受け取ってから、ackを返すまでの時間である応答間隔を調整することによって制御される請求項に記載の印刷データ受信装置。
  5. 前記受信速度は、前記印刷データを構成するパケットに含まれる印刷データのサイズを調整することによって制御される請求項またはに記載の印刷データ受信装置。
  6. 前記節電モード時の印刷データ受信速度は、前記第1演算部が前記節電モードから復帰した後に、本来の前記印刷データ受信速度に戻される請求項のいずれか一項に記載の印刷データ受信装置。
  7. 前記第2演算部の消費電力は1W以下である請求項1〜のいずれか一項に記載の印刷データ受信装置。
  8. 前記第2記憶部の容量は10〜50キロバイトである請求項1〜のいずれか一項に記載の印刷データ受信装置。
  9. 印刷データを格納可能な第1記憶部に前記印刷データを格納する第1演算部と、
    前記第1演算部よりも消費電力が少なく、前記第1演算部および前記第1記憶部の作動が停止される節電モード時に前記印刷データの受信の有無を監視する第2演算部と、を有し、外部から印刷データを受信する印刷データ受信装置を制御する方法であって、
    前記節電モード時に前記印刷データの受信があった場合に、前記第2演算部は、
    前記第1記憶部および前記第1演算部の起動を命令するステップと、
    前記起動完了前は前記印刷データを第2記憶部に格納するステップと、
    前記第1記憶部および前記第1演算部の起動が完了すると、節電モード時に開始した前記印刷データの受信が完了したか否かを判断するステップと、
    受信が完了したと判断する場合、前記第2記憶部に格納された前記印刷データを前記第1演算部に送信し、送信完了後に前記第2演算部への電力供給を停止するステップと、
    受信が完了していないと判断する場合、継続して、受信した印刷データを前記第2記憶部に格納させるとともに、前記第2記憶部がオーバーフローを起こさない転送速度で、前記第2記憶部に格納されている前記印刷データの前記第1演算部への転送を開始させ、前記印刷データの受信および転送が完了した後に前記第2演算部への電力供給を停止するステップと、
    を実行する印刷データ受信装置制御方法。
  10. 前記第2記憶部から前記第1演算部への前記印刷データの送信または転送が完了した後に、さらに、前記第2記憶部への電力供給を停止させるステップ、を含み、
    前記第1演算部は、前記起動の完了後に、外部からの受信を開始した印刷データを第1記憶部に記憶させる請求項に記載の印刷データ受信装置制御方法。
  11. 前記印刷データを第2記憶部に格納するステップにおいて、
    前記第2演算部は、受信および格納される前記印刷データの容量が前記第2記憶部の容量以上とならないように、前記第1記憶部および前記第1演算部が前記節電モード時の停止状態から起動を完了するまでの時間と前記第2記憶部の容量とに基づいて、前記節電モード時の印刷データ受信速度を算出し、
    前記印刷データを受信する速度を前記算出された印刷データ受信速度に制御するステップをさらに実行する請求項9または10に記載の印刷データ受信装置制御方法。
  12. 前記受信速度は、前記印刷データを構成するパケットを受け取ってから、ackを返すまでの時間である応答間隔を調整することによって制御される請求項11に記載の印刷データ受信装置制御方法。
  13. 前記受信速度は、前記印刷データを構成するパケットに含まれる印刷データのサイズを調整することによって制御される請求項11または12に記載の印刷データ受信装置制御方法。
  14. 前記印刷データを第2記憶部に格納するステップにおいて、
    前記節電モード時の印刷データ受信速度は、前記第1演算部が前記節電モードから復帰した後に、本来の前記印刷データ受信速度に戻されるステップをさらに含む請求項1113のいずれか一項に記載の印刷データ受信装置制御方法。
  15. 前記第2演算部の消費電力は1W以下である請求項14のいずれか一項に記載の印刷データ受信装置制御方法。
  16. 前記第2記憶部の容量は10〜50キロバイトである請求項15のいずれか一項に記載の印刷データ受信装置制御方法。
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