JP5699098B2 - 情報処理システム、及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、及び情報処理方法 Download PDF

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Description

本発明に係るいくつかの態様は、情報処理システム及び情報処理方法に関する。
近年、例えばGPS(Global Positioning System)から位置情報を取得する機能等を有する携帯端末が普及しており、この機能を利用して、様々なサービスが考えられている。例えば特許文献1には、売上げ情報、稼動情報、もしくは混雑状況などの各種の店舗情報に基づいて、利用者である、お客の購買意欲を高めるための特典内容が設定された特典データを生成して、エリア内にある利用者端末装置に送信する情報提供システムが開示されている。ここで、特許文献1記載のシステムでは、稼働率や集客率、混雑状況を示す混雑データ等を含む店舗情報データは、店舗端末装置から登録される。
一方、特許文献2には、各携帯情報端末をグルーピングし、対象施設毎のグループに含まれる携帯情報端末台数を計算し、各グループ毎の携帯情報端末台数と平均移動速度とに基づき、対象施設毎の混雑度を計算することが開示されている。
特開2004−118659号公報 特開2002−015215号公報
しかしながら、特許文献2記載の手法は、グループに対応する座標位置と、予め登録されている施設の座標位置とを照らし合わせるものなので、施設周辺にいる(グループに含まれる)携帯情報端末の台数を算出することはできるものの、携帯情報端末の位置検出手段の検出精度が低い場合や、携帯情報端末の所有者がたまたまその施設の近くを通りかかった場合等に、施設の混雑度にばらつきが生じるという課題がある。
本発明のいくつかの態様は前述の課題に鑑みてなされたものであり、施設内の人数を、より高い精度で考慮した上で、当該施設の利用効率を高めることのできる情報処理システム及び情報処理方法を提供することを目的の1つとする。
本発明の情報処理システムは、施設領域の境界を判別可能な施設領域情報を管理する管理手段と、携帯端末から位置情報を受信する受信手段と、第1の時刻の携帯端末の位置と前記第1の時刻に続く第2の時刻の当該携帯端末の位置とが前記施設の境界を跨ぐ関係にある場合に、前記施設内にいる人数に対応する数値を増減させる人数管理手段とを備える。
本発明の位置表示方法は、情報処理システムが、施設の境界に関する施設領域情報を管理するステップと、携帯端末から位置情報を受信するステップと、第1の時刻の携帯端末の位置と前記第1の時刻に続く第2の時刻の当該携帯端末の位置とが前記施設の境界を跨ぐ関係にある場合に、前記施設内にいる人数に対応する数値を増減させるステップと、を行う。
尚、本発明において、「部」や「手段」、「システム」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」や「手段」、「システム」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」や「手段」、「システム」が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されても、2つ以上の「部」や「手段」、「システム」の機能が1つの物理的手段や装置により実現されても良い。
本発明によれば、施設内の人数を、より高い精度で考慮した上で、当該施設の利用効率を高めることのできる情報処理システム及び情報処理方法を提供することができる。
本発明の実施形態における情報処理サーバを含む通信システムの構成を示す図である。 図1に示した情報処理サーバの施設内の人数の算出方法の具体例を説明するための図である。 図1に示した情報処理サーバを含む通信システムの機能構成を示す図である。 図1に示した情報処理サーバのソフトウェアの機能構成を示す図である。 図1に示した情報処理サーバの位置履歴情報の具体例を示す図である。 図1に示した通信システムに含まれる携帯端末の処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示した情報処理サーバの処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示した情報処理サーバの処理の流れを示すフローチャートである。
以下に本発明の実施形態を説明する。以下の説明及び参照する図面の記載において、同一又は類似の構成には、それぞれ同一又は類似の符号が付されている。
(実施形態)
図1乃至図8は、本発明の実施形態を説明するための図である。以下、これらの図を参照しながら、以下の流れに沿って本実施形態を説明する。まず「1」で実施形態全体の概要を示す。その上で、「2」でシステム全体の構成を、「3」でソフトウェア構成を、「4」でデータベースの構成を説明する。「5」では、処理の流れを説明する。最後に、「6」以降で、本実施形態に係る効果や他の実施形態等を説明する。
(1 概要)
(1.1 動作概要)
図1は、本発明に係る情報処理システムの実施形態に係る情報処理サーバ100が含まれる通信システム1の概略構成を示す図である。図1に示すように、通信システム1は、情報処理サーバ100、携帯端末200(携帯端末200A乃至200Eや、後述する携帯端末200F乃至200Hを総称して携帯端末200と呼ぶ。以降も同様。)を含んでいる。情報処理サーバ100及び携帯端末200は、それぞれ公衆網Nに接続されている。
携帯端末200は、図示しないユーザが持ち運び自在な可搬性の情報処理装置である。携帯端末200は、それぞれ位置情報を情報処理サーバ100へ送信することが可能であり、また、必要に応じて情報処理サーバ100が配信する特典情報(例えば、クーポン等)を受信することができる。
図1の例において、携帯端末200A及び200Bは、施設Pを出入りするユーザが保有する端末である。本実施形態では、情報処理サーバ100は、携帯端末200から位置情報(例えば、緯度経度等)を定期的に受信し、その履歴を記憶しておく。このようにして記憶した各携帯端末の位置情報の履歴と、施設Pの領域を示す領域情報とを比較することにより、情報処理サーバ100は、新たに施設P内に入ったユーザ(図1の例では、携帯端末200Aの保有者)の人数や、施設Pから出たユーザ(図1の例では、携帯端末200Bの保有者)の人数等を認識することが可能となる。その結果として、最新の施設P内にいるユーザの人数を情報処理サーバ100は、随時アップデートしていくことが可能となる。
情報処理サーバ100は、このような施設P内のユーザ数に係る情報に応じて、例えば施設Pを通常料金よりも安く利用可能となる割引クーポン等の特典情報を、施設P外にある携帯端末200C乃至200Eに送信することができる。これにより、例えば施設Pの収容可能人数に対して、現在施設P内にいる人数が少ない(すなわち、混雑率が低い)と考えられる場合に、携帯端末200C乃至200Eを保有するユーザに施設Pへの集合を喚起し、その結果、施設Pの利用率を高めることが可能となる。
また、情報処理サーバ100が位置情報を受信している携帯端末200のうち、一定期間以上施設Pの外にあると判断できる携帯端末200C乃至200Eのみに特典情報を配信し、携帯端末200A及び200Bには配信しないことにより、携帯端末200A及び200Bのユーザに不快な思いをさせずにすむ等の効果を得ることも可能である。また、施設Pから一定の距離内にいたり、或いは予め施設Pに興味があるユーザが保有する携帯端末200のみに送信したりすれば、利用可能性の高いユーザのみに需要を喚起することができる。
(1.2 位置情報取得の具体例)
図2を参照しながら、位置情報の取得の具体例を説明する。図2の例では、時刻t−1及び時刻tにおける、携帯端末200F、200G、及び200Hの位置を、それぞれ「位置(t−1)」及び「位置(t)」として示している。ここで、時刻t−1及び時刻tに係る各携帯端末200F乃至200Hの位置情報は、各々が情報処理サーバ100に送信するものとする。
まず、携帯端末200F及び200Hは、時刻t−1では施設Pの領域外にいるが、時刻tには施設Pの領域内に移動している。換言すると、位置(t−1)と位置(t)とが、施設Pの境界を挟む関係にあり、かつ位置(t)が施設Pの内側にある。このような場合、情報処理サーバ100は、時刻t−1から時刻tまでの間に施設P内の人数が2人増加しているものと認識することが可能となる。
一方、携帯端末200Gは、時刻t−1では施設Pの領域内にいるが、時刻tには施設Pの領域外に移動している。換言すると、位置(t−1)と位置(t)とが、施設Pの境界を挟む関係にあり、かつ位置(t)が施設Pの外側にある。このような場合には、情報処理サーバ100は、時刻t−1から時刻tまでの間に施設P内の人数が1人減少しているものと認識することができる。
つまり、この手法で施設P内のユーザ全体の人数の増減を判断すると、時刻tにおける施設P内の人数は時刻t−1の時点よりも1人増加しているものと情報処理サーバ100は判断することができる。
ところで、ここまでは単に施設Pの領域情報と携帯端末200との位置情報との比較のみを考慮していたが、出入口の位置をも考慮することにより、より精度を高めるようにしても良い。図2の例において、G1及びG2は出入口を示している。
図2の例において、携帯端末200F及び200Gは、時刻t−1の位置(t−1)及び時刻tの位置(t)との間に、それぞれ出入口G1及びG2が存在する。つまり、携帯端末200F及び200Gについては、位置(t−1)と位置(t)とが、出入口G1又はG2を跨ぐ関係にある。よって、携帯端末200F及び200Gは、正常に施設Pを出入しているものと考えられる。
一方、携帯端末200Hに関しては、時刻t−1の位置(t−1)及び時刻tの位置(t)との間に、出入口G1及びG2のいずれも存在しない。これは、携帯端末200Hが例えばGPS(Global Positioning System)等から取得する位置情報に誤差等が生じて検出誤りが生じたために、たまたま時刻tにおいて携帯端末200Hが施設P内にいるように見えただけだと考えられる(図2の例では、時刻t+1には、携帯端末200Hの位置情報は施設Pの外側と検出されている)。よって、このような出入口G1又はG2を跨がない場合には、たとえ時刻tに携帯端末200Hが施設Pに入ったように見えたとしても、施設P内の人数を増加させないようにすることで、施設P内の人数をより正確に把握することが可能となる。
(2 システム構成)
以下、図3を参照しながら、本実施形態の機能構成を説明する。図3は、本実施形態に係る通信システム1の構成を示す図である。前述の通り、本実施形態に係る通信システム1は、情報処理サーバ100及び携帯端末200を含む。以下、これらの構成について説明する。
情報処理サーバ100は、前述の通り、携帯端末200から位置情報を受信すると共に、位置情報の履歴と施設Pの領域とを比較することで、施設Pのユーザ数の増減を認識することができる。また、情報処理サーバ100は、施設P内のユーザ数の増減(施設Pの混雑率の増減も含む)に応じて、クーポンなどの特典情報145を携帯端末200へ送信することもできる。
情報処理サーバ100は、制御部110、通信部120、及びデータベース(DB)140を含む。尚、情報処理サーバ100の機能は、2以上の情報処理装置(サーバも含む)を組み合わせた情報処理システムとして実現することも可能である。
制御部110は、演算装置であるCPU(Central Processing Unit)111及びメモリ113を含む。制御部110では、メモリ113に記憶されたプログラム(ソフトウェア)を格納し、CPU111上で当該プログラムを実行することにより、情報処理サーバ100における各種処理を制御する。例えば、通信部120で受信した携帯端末200の位置情報を、位置履歴情報141としてDB140に記録したり、携帯端末200が施設Pを出入りしたか否かを判別したり、施設P内の人数を計算したり、特典情報145を携帯端末200へ送信したりといった処理を制御する。これらの機能処理については、図4等を参照しながら後述する。
通信部120は、携帯端末200と通信するための通信インタフェースである。通信部120は、例えば、携帯端末200からの位置情報の受信や、特典情報145の送信等を行う。
DB140は、例えば記憶装置上に構成される、情報管理モジュールであり、位置履歴情報141、施設領域情報143、及び特典情報145を記憶する。
位置履歴情報141は、それぞれの携帯端末200から受信した緯度や経度にかかる位置情報が、時刻と対応付けて管理される情報である。位置履歴情報141の具体例については、図5を参照しながら後述する。
施設領域情報143は、施設Pの施設領域を識別するための情報である。この施設領域情報143の設定方法はいくつか考えられるが、例えば施設形状のうち、少なくとも4点の座標から領域を設定することが考えられる。また、図2を参照しながら説明したように、出入口の位置を示す情報を、各施設Pに対応付けて施設領域情報143内に管理してもよく、このとき、簡単のため、例えば施設領域の辺に対して出入口の情報を付与するようにしても良い。
特典情報145は、1以上の携帯端末200に配信可能な、施設Pへのユーザの集合を喚起するためのクーポンや広告等の情報である。当該特典情報145は、例えば施設Pの営業者等が、自身で若しくは情報処理サーバ100の管理者に委託してDB140に登録すること等が考えられる。
次に、携帯端末200の構成を説明する。携帯端末200は、図3に示すように、主制御部210、無線通信部220、入力部230、表示部240、及びセンサ250を含む。
主制御部210は、携帯端末200における各種処理を制御し、CPU211及びメモリ213(揮発性メモリ及び不揮発性メモリを含む。)を含む。主制御部210では、メモリ213の記憶領域に各種アプリケーション等のプログラムを格納したり、CPU211が当該アプリケーション等のプログラムを実行したりすることにより、携帯端末200における各種機能を実現することができる。より具体的には、主制御部210は、GPS受信機253により取得できる位置情報の送信や、受信した特典情報145の表示部240への表示等の処理を制御することができる。
無線通信部220は、公衆網Nを介して他の情報処理装置との間でデータを送受信することができる。より具体的には、無線通信部220は、情報処理サーバ100へ位置情報を送信したり、情報処理サーバ100から特典情報145を受信したりすることができる。
入力部230は、携帯端末200に対するユーザからの入力を受け付けるもので、入力キーやタッチパネル等を含む。尚、入力部230は、ユーザからの音声を受け付けて入力情報として主制御部210へ出力する機能を有しても良い。
表示部240は、各種情報を表示してユーザに提示するための、例えばディスプレイ装置である。例えば、情報処理サーバ100から受信した特典情報145は、表示部240が表示してユーザに提示することが可能である。
センサ250は、携帯端末200のユーザの移動状態に応じて変化する検出信号等を出力し、例えば、加速度センサ251やGPS受信機253を含む。具体的には、センサ250から出力される検出信号には、加速度センサ251から出力される加速度を示す加速度情報や、GPS受信機253から出力される携帯端末200の現在位置を示す位置情報が含まれる。尚、位置情報には、高度に係る情報を含んでも良い。
(3 ソフトウェアの機能)
次に、図4を参照しながら、情報処理サーバ100のソフトウェアの機能構成を説明する。図4は、情報処理サーバ100の制御部110上で動作するソフトウェアの構成を模式的に示す機能ブロック図である。
制御部110で動作するソフトウェアは、位置情報取得部115、施設人数管理部117、及び特典情報送信部119を含む。
位置情報取得部115は、各携帯端末200から、それぞれの携帯端末200が取得した位置情報を受信し、それをDB140上の位置履歴情報141として登録する。尚、位置情報の取得方法については、位置情報取得部115が携帯端末200に位置情報の送信要求を出し、それに対する応答として携帯端末200が位置情報を送信する形であるか、若しくは携帯端末200が自発的に(情報処理サーバ100側からの要求なしに)位置情報を送信する形であるかは問わない。
施設人数管理部117は、施設P毎に、施設P内にいる人数を認識し、管理する。この認識方法は、図2を参照しながら説明した通り、位置履歴情報141を参照して携帯端末200の時刻t−1及び時刻tの位置情報を取得した上で、施設領域情報143を参照し、当該2つの位置情報に対応する位置が施設境界を挟んで反対側にあるか否か(施設境界を跨ぐ関係にあるか否か)により、携帯端末200毎にユーザの施設Pの出入を判別するものである。この出入りした人数を累積することで、現在の施設P内の人数を認識することができる。
特典情報送信部119は、施設人数管理部117で管理する施設Pの人数に応じて、携帯端末200に対し、特典情報145を送信する。この特典情報145を送信するタイミングについては例えば、施設Pの人数が閾値以下となった場合や、施設Pに対して設定された収容人数に対する施設P内の現在の人数の比率(混雑率)が閾値以下となった場合等が考えられる。
尚、特典情報送信部119が特典情報145を送信するのは、携帯端末200A乃至200Nの一部であっても良い。例えば、特典情報送信部119は、携帯端末200A乃至200Nのうち、施設Pの近辺にいる(施設Pから一定の距離内にいる)携帯端末200に対してのみ特典情報145を送信するようにしても良い。
(4 位置履歴情報の具体例)
次に、情報処理サーバ100が管理する位置履歴情報141の具体例を、図5を参照して説明する。位置履歴情報141は、上述の通り、携帯端末200が随時送信する位置情報を、位置情報取得部115がDB140に逐次登録するものである。
図5の位置履歴情報141の例では、各携帯端末200に対して一意に割り当てられる端末IDと、その端末IDの位置情報(緯度経度)と、当該位置情報を測位した時刻とが対応付けて管理されている。
よって、ある携帯端末200の位置情報の履歴を把握したい場合には、位置履歴情報141で管理される情報のうち、当該携帯端末200の端末IDの位置情報を、測位時刻順に並べればよい。また、施設Pへの出入は、上述の通り、当該携帯端末200の位置情報のうち、ある時刻t−1の位置情報と、時刻tの位置情報と、施設領域情報143から得られる施設Pの境界との関係からを把握することが可能となる。
(5 処理の流れ)
以下、図6乃至図8を参照しながら、通信システム1における処理の流れを説明する。
(5.1 携帯端末の処理の流れ)
図6は、位置情報の送信にかかる携帯端末200の処理の流れを示すフローチャートである。まず、携帯端末200は、GPS受信機253等を使用し、現在位置にかかる位置情報を取得する(S601)。その上で、携帯端末200は、現在時刻と、S601で測位した位置情報と、自身の端末IDとを含む測位情報を作成して情報処理サーバ100へと送信する(S603)。
携帯端末200は、位置情報取得に係る処理が終了しない限り(S605のNo)、S601及びS603のGPSからの位置情報の取得及び当該位置情報を含む測位情報の送信を続ける。
(5.2 位置情報受信に係る情報処理サーバの処理の流れ)
次に、図7を参照して、位置情報の取得に係る情報処理サーバ100の処理の流れを説明する。図7は、位置情報の受信にかかる情報処理サーバ100の処理の流れを示すフローチャートである。
まず、情報処理サーバ100は、施設Pに対する施設領域の設定を受け、施設領域情報143としてDB140に登録する(S701)。この指定方法は、前述の通り、例えば施設形状のうち、少なくとも4点から領域を設定することが考えられる。また、図2を参照しながら説明したように、出入口の位置を示す情報を、各施設Pに対応付けて施設領域情報143内に管理してもよく、このとき、簡単のため、例えば施設領域の辺に対して出入口の情報を付与するようにしても良い。
その後、位置情報取得部115は、通信部120を介して、位置情報等を含む測位情報を携帯端末200から受信し(S703)、それを位置履歴情報141として記録する(S705)。尚、本実施形態では、携帯端末200が随時測位情報を送信して、情報処理サーバ100がリアルタイムに位置情報を収集できる場合を例に説明を行うが、これに限るものではない。例えば、ある所定期間の測位情報をまとめて送信するようにしても良い。このように実装すれば、通信回数を減らすことができるという効果を得ることが可能となる。
施設人数管理部117は、随時、時刻t(例えば現在時刻に対応)における位置(t)と、時刻t−1(時刻tの1回前に測位した時刻)における位置(t−1)とを結んで得られる移動軌跡を調べる(S707)。このとき、施設人数管理部117は、施設領域情報143を参照して、施設Pの境界と、当該移動軌跡とが交差するか否か、換言すると、位置(t)と位置(t−1)とが、施設Pの境界を跨ぐ関係にあるか否かを判別する(S709)。尚、出入口Gを考慮する場合には、位置(t)と位置(t−1)とを結ぶ移動軌跡上に出入口Gがあるか否かをここで判別する。
もし、携帯端末200の移動軌跡と施設Pの境界とが交差していない場合には(S709のNo)、当該携帯端末200は、施設Pに対して入退場していないことがわかるので、施設人数管理部117は、施設Pの人数を変化させない(S711)。
一方、携帯端末200の移動軌跡と施設Pの境界とが交差している場合には(S709のYes)、施設人数管理部117は、位置(t)が施設Pの領域内であるか否かを判別する(S713)。もし、位置(t)が施設Pの領域内であれば、当該携帯端末200の保有者であるユーザは施設Pに入場したと考えられるので、施設人数管理部117は、施設Pの人数を1人増加させる(S715)。S713において、位置(t)が施設Pの領域外である場合には(S713のNo)、当該携帯端末200の保有者であるユーザは、施設Pから退場したと考えられるので、施設人数管理部117は、施設Pの人数を1人減少させる(S717)。
情報処理サーバ100は、このような施設人数管理に係る処理を終了しない限りは(S719のNo)、S703に戻って処理を継続し、随時施設Pの人数を更新していく。
(5.3 特典情報送信に係る情報処理サーバの処理の流れ)
続いて、取得した施設Pの人数に応じた特典情報145の配信に係る情報処理サーバ100の処理を、図8を参照しながら説明する。図8は、特典情報145の送信にかかる情報処理サーバ100の処理の流れを示すフローチャートである。
特典情報送信部119は、施設Pに対し、施設人数管理部117が算出した人数に対する収容可能人数の比である混雑率を計算し、混雑度が閾値以下であるか否かを判別する(S801)。もし、混雑率が閾値を越えていれば(S801のNo)、特典情報145を送信する必要はないため、特典情報送信部119は処理を終了する。
混雑率が閾値以下である場合には(S801のYes)、特典情報送信部119は、携帯端末200Aの中から、特典情報配信条件を満たすユーザの携帯端末200群を抽出する(S803)。この条件としては、例えば、施設Pから一定の範囲内にいる場合や、一定時間内に当該施設Pを出入りしていない場合、或いは予め施設Pに対する特典情報145の配信を希望している場合等が考えられる。その後、特典情報送信部119は、当該抽出した携帯端末200群に対して、特典情報145を送信することにより、ユーザに施設Pへの集合を喚起する。
(6 本実施形態の効果)
以上説明したように、本実施形態の情報処理サーバ100は、位置情報の履歴を格納し、それに応じて施設P内のユーザの人数を認定する。このとき、施設境界と位置情報の履歴とを照らし合わせることで、随時施設Pの出入を判別することができ、結果として、より精度の高い施設P内の人数を把握することが可能となる。
また、このようにして得られた施設Pの人数に応じて、施設Pへの集合を喚起する特典情報145を配信することで、施設Pの利用率の向上を図ることが可能となる。
(7 付記事項)
尚、前述の各実施形態の構成は、組み合わせたり或いは一部の構成部分を入れ替えたりしてもよい。また、本発明の構成は前述の実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えてもよい。
100・・・情報処理サーバ、110・・・制御部、111・・・CPU、113・・・メモリ、120・・・通信部、140・・・データベース(DB)、141・・・位置履歴情報、143・・・施設領域情報、145・・・特典情報、200・・・携帯端末、210・・・主制御部、211・・・CPU、213・・・メモリ、230・・・入力部、240・・・表示部、250・・・センサ、251・・・加速度センサ、253・・・GPS受信機

Claims (7)

  1. 設の境界、及び当該施設の出入口の位置を判別可能な施設領域情報を管理する管理手段と、
    携帯端末から位置情報を受信する受信手段と、
    第1の時刻の携帯端末の位置と前記第1の時刻に続く第2の時刻の当該携帯端末の位置とが前記施設の出入口の位置を跨ぐ関係にある場合に、前記施設内にいる人数に対応する数値を増減させる人数管理手段と
    を備える、情報処理システム。
  2. 前記人数管理手段は、前記第1の時刻の携帯端末の位置が前記施設の外側にあり、前記第2の時刻の当該携帯端末の位置が前記施設の内側にあり、両位置が前記出入口の位置を跨ぐ関係にある場合に前記数値を増加させると共に、前記第1の時刻の携帯端末の位置が前記施設の内側にあり、前記第2の時刻の当該携帯端末の位置が前記施設の外側にあり、両位置が前記出入口の位置を跨ぐ関係にある場合に前記数値を減少させる、
    請求項1記載の情報処理システム。
  3. 前記数値に応じて、前記施設への集合を喚起するための特典情報を1以上の携帯端末に対して送信する送信手段
    を更に備える、請求項1又は請求項2記載の情報処理システム。
  4. 前記管理手段は、前記施設の収容可能人数を管理し、
    前記送信手段は、前記数値と前記収容可能人数との比率に応じて、前記特典情報を1以上の携帯端末に送信する、
    請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記送信手段は、予め登録された1以上の携帯端末に対して、前記特典情報を送信する、
    請求項3又は請求項4記載の情報処理システム。
  6. 前記施設領域情報において、前記出入口の位置に関する情報が、前記施設の境界の辺に対して付与される、
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の情報処理システム。
  7. 情報処理システムが、
    施設の境界、及び当該施設の出入口の位置に関する施設領域情報を管理するステップと、
    携帯端末から位置情報を受信するステップと、
    第1の時刻の携帯端末の位置と前記第1の時刻に続く第2の時刻の当該携帯端末の位置とが前記施設の出入口の位置を跨ぐ関係にある場合に、前記施設内にいる人数に対応する数値を増減させるステップと、
    を行う、情報処理方法。
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