JP5697433B2 - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

画像処理装置及び画像処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5697433B2
JP5697433B2 JP2010285347A JP2010285347A JP5697433B2 JP 5697433 B2 JP5697433 B2 JP 5697433B2 JP 2010285347 A JP2010285347 A JP 2010285347A JP 2010285347 A JP2010285347 A JP 2010285347A JP 5697433 B2 JP5697433 B2 JP 5697433B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel
output
ratio
defect
specific
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010285347A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012133138A (ja
JP2012133138A5 (ja
Inventor
武志 小川
武志 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2010285347A priority Critical patent/JP5697433B2/ja
Priority to US13/315,987 priority patent/US8648940B2/en
Publication of JP2012133138A publication Critical patent/JP2012133138A/ja
Publication of JP2012133138A5 publication Critical patent/JP2012133138A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5697433B2 publication Critical patent/JP5697433B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/60Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise
    • H04N25/68Noise processing, e.g. detecting, correcting, reducing or removing noise applied to defects

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Focusing (AREA)

Description

本発明は、撮像素子の欠陥画素を補間して画像処理を行う画像処理装置に関する。
撮像素子のマイクロレンズ1つにつき複数のフォトダイオードを配置して瞳分割を行い、位相差に基づいてデフォーカス量を計算して焦点検出を行う画像処理装置がある。特許文献1には、このような構成において、瞳分割したそれぞれの画素群に投影された被写体の投影位置のずれ量と方向からデフォーカス量とデフォーカス方向を計算して焦点検出を行う技術が開示されている。また特許文献1では、同一マイクロレンズに対応するフォトダイオードの信号を加算して通常の映像信号を得ている。
特許文献2には、瞳分割された画素に欠陥があった場合の補間方法に関する技術が開示されている。特許文献2では、通常画素の間に離散的に瞳分割された画素を配置することにより、焦点検出信号と映像信号を得ている。映像信号処理においては瞳分割画素を欠陥画素として取り扱い、近傍通常画素の情報を用いて欠陥画素補間を行う。一方、離散的に配置された瞳分割画素についても、欠陥が存在する場合には近傍の瞳分割画素の情報を用いて欠陥画素補間を行う。
特開2001−083407号公報 特開2009−163229号公報
しかしながら、特許文献2に開示された技術では、瞳分割画素の欠陥を補間するために用いられる近傍の瞳分割画素までの空間的距離が長い。このため、画像の鮮鋭度が高い場合に補間誤差が大きくなる。一方特許文献1には、欠陥画素を補間する方法に関して言及されていない。
そこで本発明は、瞳分割された撮像信号を処理する際に、鮮鋭度が高い場合でも欠陥画素を良好に補間可能な画像処理装置及び画像処理方法を提供する。
本発明の一側面としての画像処理装置は、撮像光学系の異なる瞳領域を通過した第一光束及び第二光束をそれぞれ光電変換する第一画素及び第二画素を含む撮像素子を用いて得られた画像を処理する画像処理装置であって、特定の前記第一画素が欠陥画素である場合には該特定の第一画素の近傍であって前記第一画素と同色の前記第一画素の画素値を用いて、また、特定の前記第二画素が欠陥画素である場合には該特定の第二画素の近傍であって前記第二画素と同色の前記第二画素の画素値を用いて該欠陥画素を補間する第一欠陥補間手段と、特定の前記第一画素が欠陥画素である場合には該特定の第一画素の近傍の同一マイクロレンズ内の前記第一画素及び前記第二画素の画素値の比を前記特定の第一画素と同一マイクロレンズ内の前記第二画素に掛けることによって該欠陥画素を補間し、特定の前記第二画素が欠陥画素である場合には該特定の第二画素の近傍の同一マイクロレンズ内の前記第一画素及び前記第二画素の画素値の比を前記特定の第二画素と同一マイクロレンズ内の前記第一画素に掛けることによって該欠陥画素を補間する第二欠陥補間手段と、複数の前記第一画素及び複数の前記第二画素の出力を用いて合焦度を評価する合焦度評価手段と、前記合焦度評価手段により評価された前記合焦度に基づいて、前記第一欠陥補間手段の出力と前記第二欠陥補間手段の出力の合成比を変える合成比変更手段と、前記合成比変更手段の出力を用いて撮影画像を生成する信号処理手段と、を有する。
本発明の他の側面としての画像処理方法は、撮像光学系の異なる瞳領域を通過した第一光束及び第二光束をそれぞれ光電変換する第一画素及び第二画素を含む撮像素子を用いて得られた画像を処理する画像処理方法であって、特定の前記第一画素が欠陥画素である場合には該特定の第一画素の近傍であって前記第一画素と同色の前記第一画素の画素値を用いて、また、特定の前記第二画素が欠陥画素である場合には該特定の第二画素の近傍であって前記第二画素と同色の前記第二画素の画素値を用いて該欠陥画素を補間する第一欠陥補間ステップと、複数の前記第一画素及び複数の前記第二画素の出力を用いて合焦度を評価する合焦度評価ステップと、特定の前記第一画素が欠陥画素である場合には該特定の第一画素の近傍の同一マイクロレンズ内の前記第一画素及び前記第二画素の画素値の比を前記特定の第一画素と同一マイクロレンズ内の前記第二画素に掛けることによって該欠陥画素を補間し、特定の前記第二画素が欠陥画素である場合には該特定の第二画素の近傍の同一マイクロレンズ内の前記第一画素及び前記第二画素の画素値の比を前記特定の第二画素と同一マイクロレンズ内の前記第一画素に掛けることによって該欠陥画素を補間する第二欠陥補間ステップと、前記合焦度評価ステップにより評価された前記合焦度に基づいて、前記第一欠陥補間ステップで得られた出力と前記第二欠陥補間ステップで得られた出力の合成比を変える合成比変更ステップと、前記合成比変更ステップで得られた出力を用いて撮影画像を生成する信号処理ステップと、を有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、瞳分割された撮像信号を処理する際に、鮮鋭度が高い場合でも欠陥画素を良好に補間可能な画像処理装置及び画像処理方法を提供することができる。
実施例1における画像処理装置のブロック図である。 実施例1における撮像素子の画素構造を示す図である。 実施例1における撮像素子の画素配列を示す図である。 実施例1における第二の欠陥補間回路のサブブロック図である。 実施例1における第一の欠陥補間回路の回路図である。 実施例1における平均化回路のブロック図である。 実施例1におけるシーディング原理の説明図である。 実施例1において、シェーディングによるA画素及びB画素の比の説明図である。 実施例1における合焦度評価部の回路図である。 実施例1において、第一の欠陥補間回路による欠陥画素と参照画素の関係図である。 実施例1において、第二の欠陥補間回路による欠陥画素と参照画素の関係図である。 実施例1において、欠陥画素補間と空間周波数との関係図である。 実施例1において、画面の位置とケラレ形状の関係図である。 実施例1における第二の欠陥補間回路と画素位置の関係図である。 実施例1における切替回路のブロック図である。 実施例2における画像処理方法のフローチャートである。 実施例3におけるシステムの光学的構造図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
まず、本発明の実施例1について説明する。図1は、本実施例における画像処理装置100のブロック図である。画像処理装置100は、撮像光学系(レンズ101)からの光束を瞳分割して第一光束及び第二光束を得て、第一光束を光電変換する複数の第一画素及び第二光束を光電変換する複数の第二画素を含む撮像素子102を用いて得られた画像を処理する。
図1において、101はレンズ、102は撮像素子、103は撮像素子102の信号をデジタル信号に変換するAD変換器である。104は第一の欠陥補間回路(第一欠陥補間手段)、105は欠陥位置を記憶した欠陥位置記憶メモリである。106は合焦度評価部(合焦度評価手段)であり、瞳分割された第一光束及び第二光束の位相差を利用して合焦度を評価する。107は第二の欠陥補間回路(第二欠陥補間手段)、108はマイクロコンピュータ、112は第一の欠陥補間回路104の出力と第二の欠陥補間回路107の出力のタイミングを合わせる同期用遅延回路である。109は、同期用遅延回路112の出力と第二の欠陥補間回路107の出力をミックスするミキシング回路(合成比切替手段)である。110は、ミキシング回路109の出力を加算してベイヤー配列信号に変換する加算ベイヤー化回路である。111は、加算ベイヤー化回路110の出力であるベイヤー配列信号から色差や輝度等の映像信号を生成する映像信号処理回路(信号処理手段)である。映像信号処理回路111は、ミキシング回路109の出力を用いて撮影画像を生成する。
レンズ101を介して撮像素子102に結像された像は、アナログ信号として読み出され、AD変換器103によりデジタル信号に変換される。AD変換器103の出力は、第一の欠陥補間回路104により補間される。第一の欠陥補間回路104は、欠陥位置記憶メモリ105に格納された欠陥位置の画素(欠陥画素)に対して補間処理を行う。第一の欠陥補間回路104で補間処理された信号は、同期用遅延回路112、第二の欠陥補間回路107、及び、合焦度評価部106に入力される。第二の欠陥補間回路107も、欠陥位置記憶メモリ105に格納された欠陥位置の画素に対して補間を行う。第一の欠陥補間回路104と第二の欠陥補間回路107の詳細については後述する。
第一の欠陥補間回路104の出力は、合焦度評価部106にも入力され、合焦度の算出に利用される。同期用遅延回路112は、第一の欠陥補間回路104の出力と第二の欠陥補間回路107の出力のタイミング(出力タイミング)を揃える。ミキシング回路109は、同期用遅延回路112の出力と第二の欠陥補間回路107の出力をミックスする。このときのミックス比は、合焦度評価部106からの入力である合焦度によって制御される。ミキシング回路109は、第一の欠陥補間回路104の結果(同期用遅延回路112の出力)と第二の欠陥補間回路107の結果をミックスし、ミックスした信号を加算ベイヤー化回路110に出力する。加算ベイヤー化回路110は、A画素とB画素とを加算して得られた通常のベイヤー配列信号を映像信号処理回路111に出力する。映像信号処理回路111は、そのベイヤー配列信号を処理して映像信号を生成する。
続いて、図2を参照して、撮像素子102の画素構造について説明する。図2(a)は、撮像素子102の画素の正面図を示し、図2(b)は画素の断面図を示す。図2において、201はマイクロレンズであり、202及び203はそれぞれフォトダイオードである。1つのマイクロレンズに対して2つのフォトダイオードを用いて画像を読み出すことにより、図中の左右に瞳分割を行っている。以下、左右の画素をそれぞれA画素(第一画素)及びB画素(第二画素)、また、左右の画素(A画素及びB画素)を集めて形成される像をそれぞれA像、B像という。図3は、本実施例における撮像素子の画素配列(カラーフィルタの配列)を示す図である。図3に示されるように、カラーフィルタの配列は、マイクロレンズ201ごとに加算することにより、通常のベイヤー配列となる。
図1に示されるように、撮像素子102からの出力信号はAD変換器103によりデジタル変換され、第一の欠陥補間回路104に入力される。第一の欠陥補間回路104には、欠陥位置記憶メモリ105から画像に同期して欠陥位置を示す信号が出力される。欠陥位置記憶メモリ105は、ワンタイムROMやフラッシュROMで構成され、製造工程において検出された画素の欠陥位置を記憶している。
続いて、図5を参照して、第一の欠陥補間回路104の回路構成について説明する。図5は、第一の欠陥補間回路104の回路図である。図5において、501は信号を入力する端子、505及び506は2ライン遅延回路である。端子501から入力された信号は、2ライン遅延回路505、506により遅延する。このような構成により、端子501における入力信号、及び、2ライン遅延回路505、506の出力のタイミングが上下ラインで揃う。遅延素子502、503、504によって遅延した信号はそれぞれ、上下左右の瞳分割の同じ開口を有する同色画素の信号となる。
次に、図10を参照して、画素の位置関係について説明する。図10は、第一の欠陥補間回路104による参照画素を示す図である。図10において、欠陥画素が中央のマイクロレンズの右側画素(特定の第二画素)であるとすると、同色上下左右の右側画素(近傍の第二画素)の信号が、それぞれ、遅延素子502、503、504、2ライン遅延回路505の出力である。これらの出力値は、加算回路507、508、509により加算され、シフト回路510で4分の一となり、出力の平均値が端子511に出力される。このように、第一の欠陥補間回路104は、近傍同一開口瞳側の画素値を参照して欠陥画素の補間を行う。すなわち第一の欠陥補間回路104は、特定の第二画素が欠陥画素である場合には、特定の第二画素の近傍の第二画素の画素値を用いて欠陥画素を補間する。仮に、特定の第一画素(中央のマイクロレンズの左側画素)が欠陥画素である場合には、特定の第一画素の近傍の第一画素(同色上下左右の左側画素)の画素値を用いて欠陥画素を補間する。
続いて、図12を参照して、第一の欠陥補間回路104により補間を行った場合の問題点について説明する。図12は、瞳分割された左右のそれぞれで形成されるA像、B像とそれを加算して生成される信号を示している。図12(a)は、信号に高周波成分が含まれていない場合であり、矢印で示された部分が第一の欠陥補間回路104により補間された部分である。補間後の位置は、本来のあるべき信号の位置と重なっており、この補間が良好であることがわかる。一方、図12(b)は信号に高周波成分が含まれている場合を示し、補間後の位置(矢印で示された部分)が本来あるべき信号と重なっておらず、誤差が生じていることがわかる。なお、図12には第二の欠陥補間回路107による補間の結果も示されているが、図12(a)、(b)ともに良好に補間されている。
以下、第二の欠陥補間回路107による補間方法に関して、原理から順に詳述する。左右に瞳分割したA像とB像によって得られる像は、合焦状態の場合にほぼ一致し、非焦点状態の場合に左右に像の投影位置がずれる性質を有する。この性質を利用して焦点検出を行う方法が知られている。ただし、合焦状態においてもA像とB像は異なるシェーディング特性を有するため、若干のレベル差が発生する。レンズに対して中心から遠くなると、すなわち像高が高くなると、レベル差も大きくなる。
続いて、図7を参照して、シェーディングの原理について詳述する。図7(a)はレンズの断面図であり、撮像素子704上における光軸中心に位置する点xと像高の高い位置の点yが矢印で示されている。図7(b)は、点xと点yの位置からレンズを見た場合に投影される枠の位置関係を示している。図7において、701、702、703はそれぞれ、被写体側のレンズ、絞り、撮像素子704側のレンズにより形成される枠である。撮像素子704上の点xから見ると、枠701、702、703は、同心円に設けられており、光が通過できる形状が絞り702によって決定づけられる。撮像素子704上の点yから見ると、上側が枠703によって削られ、下側が枠701によって削られ、側面は枠702によって削られる。図7(b)は、3つの枠により削られた光の通過できる場所の形状を示している。一般にこの形状のことを口径食、またはケラレ形状と呼ぶ。
図8は、シェーディングによるA画素及びB画素の比の説明図であり、ケラレ形状に対して2つに瞳分割されたフォトダイオードを重ねた図である。フォトダイオードに対して光が届くのは、図8中の斜線部のみである。図8の状態において、フォトダイオード202には、フォトダイオード203よりも多くの面積に対して光が到達する。このため、合焦状態でA像とB像が一致していても、口径食(ケラレ形状)の影響によりレベル差が発生する。
図13は、撮像素子上の場所(画面の位置)とケラレ形状の関係図(特性図)である。像高が高くなるとケラレ形状もいびつとなり、場所により形状に違いが生じる。しかし、いずれの場所においても、近傍画素同士のケラレ形状は非常に類似している。このことから、図8のように、フォトダイオード202、203のレベル差は発生するが、近傍画素では同じ特性でレベル差が発生していることになる。
本実施例における第二の欠陥補間回路107は、次の2つの原理を利用する。
(1)合焦時はA像及びB像が重なって同じ像となるため、A画素とB画素のレベル差はケラレ形状によるものが支配的となる。
(2)近傍画素同士のケラレ形状は極めて類似している。
この2つの原理から、本実施例では、欠陥画素位置の値を以下のように求める。すなわち、欠陥画素の近傍に位置する近傍画素であるA画素とB画素の画素値の比(レベル比)を、欠陥画素と同じマイクロレンズの対面する側の画素値に掛けることで第二の補間値とする。そして、焦点状態(合焦度)に応じて第一の補間値と第二の補間値をなだらかに切り替える。
図11は、第二の欠陥補間回路107による欠陥画素と参照画素の関係図である。図11において、欠陥画素を画素B0(特定の第二画素)とする。このとき、画素B0の上下左右に位置するマイクロレンズのA画素(A1〜A4)とB画素(B1〜B4)の比を求める。そしてこの比を欠陥画素(画素B0)と同じマイクロレンズの対面する側の画素A0(特定の第一画素)に掛けることにより、欠陥画素の補間値が求められる。このように、第二の欠陥補間回路107は、特定の第一画素及び特定の第二画素の近傍の同一マイクロレンズ内の第一画素及び第二画素の画素比を用いて欠陥画素を補間する。すなわち、比の参照画素として隣接する画素を参照し、値の参照画素として同一マイクロレンズ内の画素を参照しており、これらの画素の空間的距離は極めて近い。なお、参照画素としては隣接する画素に限定されるものではなく、近傍に位置する画素を参照画素としてもよい。
それに対して、第一の欠陥補間回路104は、図10に示されるように同色の画素を参照するため空間的距離が離れた位置の画素の値を参照している。このため、第一の欠陥補間回路104では空間周波数が高くなると誤差が大きくなり、第二の欠陥補間回路107では空間周波数が高くても良好な補間が可能となる。
次に、第二の欠陥補間回路107について詳述する。図4は、第二の欠陥補間回路107のサブブロック図である。図4において、401は第一の欠陥補間回路104からの信号を入力する端子であり、402〜405は入力信号を遅延させる遅延素子である。411は、A画素のサイクルとB画素のサイクルの区別をつけるための信号を入力する端子である。端子411から入力された信号は、各サイクルトグルで動作する。408は、演算結果としての信号を出力する端子である。
端子408に出力される信号は、遅延素子404によって遅延した出力タイミングに相当する遅延を有する補間信号である。ここで、遅延素子404の出力タイミングをx[n]とすると、遅延素子405の出力タイミングはx[n−1]、遅延素子403の出力タイミングはx[n+1]と考えることができる。また、遅延素子402の出力タイミングはx[n+2]、端子401からの入力信号のタイミングはx[n+3]となる。この回路は、各サイクルにおいて端子408に対して基準値を出力する。端子411からの入力信号によりスイッチ406、409が切り替わり、除算器410と乗算器407に対する入力が切り替わる。その結果、端子408に出力される信号の演算式は、端子411からの入力信号が1のサイクルと0のサイクルで切り替わる。端子411からの入力信号が1のサイクルがODD、0のサイクルがEVENとすると、演算式は以下のように表される。
EVEN:基準値x[n]=(x[n+2]/x[n+3])*x[n+1]
ODD:基準値x[n]=(x[n+1]/x[n+3])*x[n−1]
図14を参照して、上記の演算式と画素位置の対応を説明する。EVENのタイミングでは、x[n]がB画素、対応するA画素がx[n+1]、隣のA画素がx[n+3]、B画素がx[n+2]となる。一方、ODDのサイクルでは、x[n]がA画素となり、対応するB画素がx[n−1]となる。また、隣のA画素がx[n+2]、B画素がx[n+1]となる。このように回路2005は、A画素とB画素が交互に配置されているため、サイクル毎に演算式が変化するように構成されている。図4に示される回路だけでも本実施例として機能するが、隣の画素が低輝度である場合やノイズが多い場合には、影響を受ける可能性がある。このため、本実施例では後段の回路において上下左右から算出した値の平均値が用いられる。
図6は、第二の欠陥補間回路107における平均化回路のブロック図である。4つの端子601〜604に入力される信号はそれぞれ、上下左右画素の比を用いて補間した信号(補間結果)である。これらの信号は、加算器605、606、607により加算され、シフト回路608により平均化されて端子609に出力される。図4に示される回路は、端子601に接続された回路であり、比の参照画素として左側の画素を参照している。また、端子602〜604に接続された回路はそれぞれ、上下右側の画素を参照している点を除いて図4の回路と同様である。
上述のとおり、図4及び図6を参照して第二の欠陥補間回路107を説明し、図5を参照して第一の欠陥補間回路104を説明したが、いずれの回路も全てのサイクルにおいて補間値を算出している。本実施例では、第一の欠陥補間回路104と第二の欠陥補間回路107の両方の回路の後段に、図15に示される切替回路が挿入されている。この切替回路は、欠陥位置記憶メモリ105からの欠陥位置信号に応じて、補間前の信号(未補間信号)と補間後の信号(欠陥補間信号)をスイッチ1501により切り替えて、欠陥補間済み信号を出力する。この切替回路により、欠陥位置記憶メモリ105に欠陥位置として記憶されている位置以外は、補間前の信号が出力され、欠陥位置のみ補間値に置き変えられる。
次に、図9を参照して、合焦度評価部106の回路構成について説明する。図9は、合焦度評価部106の回路図であり、説明を簡単にするため実際よりも少ない回路規模で記載されている。合焦度評価部106は、複数の第一画素(A画素)及び複数の第二画素(B画素)の出力を用いて合焦度(焦点状態)を評価する。図9において、端子901に入力される信号は、第一の欠陥補間回路104の出力である。902は、同一サイクルで異なる位置の画素を参照するための遅延素子群である。本実施例では、隣接した6個の画素を同時に取り出す。遅延素子群902に対して遅延素子903〜907に供給されるクロックは、端子915から入力されるEVEN/ODD信号でゲートされて2分の1になり、見かけ上A画素及びB画素の2画素が入力される毎に1サイクル処理される。遅延素子903〜907は、互いに同じ回路構成を有し、入力される2つの画素位置が異なるだけである。遅延素子903〜907からは、2つの画素値の差を二乗して7サイクル分加算した信号が出力される。
この回路は、SSD(Sum of Squared Difference)演算法による相関量を算出している。遅延素子905の入力は、A画素とB画素が同じマイクロレンズに対応したものとなっている。それに対して、遅延素子904の入力は、A画素に対して隣のマイクロレンズのB画素、遅延素子903はさらに隣のマイクロレンズのB画素、遅延素子906、907は遅延素子905と同じB画素に対してA画素をずらしたものが入力されている。遅延素子903〜907により、A像とB像が±2のシフト量の範囲における一致度を示す相関量が出力される。SSD演算法では、像の一致度が高い程、評価値が小さくなる。909は、評価値が低く像の一致度が高いシフトに対応したビットが1つだけ1となり他のビットが0となる回路である。908は、2入力のコンパレータで比較した結果、予期した大小関係の場合には1を、そうでない場合には0を出力する。それらの組合せを後段の論理回路で予期した組合せになっていると1が出力される。合焦している部分であればシフト量0を示す出力(端子912)が1となり、合焦度が下がるとシフト量の大きな場所に対応した出力(端子910、911、913、914の出力)が1となる。
図9においては、説明を簡単にするために遅延素子群902での遅延量を6、遅延素子903〜907での積算幅を7に設定しており、それぞれ、シフト量と一致度評価幅に対応している。シフト量としては、レンズの光学的特性で決定されるA像とB像の基線長と最大デフォーカス量に依存した最大シフト量をカバーできるだけの幅が必要である。合焦度評価部106の結果は、マイクロコンピュータ113により読み出され、オートフォーカスにも利用される。また、合焦度評価部106の出力は、ミキシング回路109にも入力される。
ミキシング回路109は、第一の欠陥補間回路104の出力と第二の欠陥補間回路107の出力との合成比を、合焦度評価部106により判定された合焦度(焦点状態)に応じてなだらかに切り替える。具体的には、合焦度評価部106の出力である合焦度が高くなるにつれて第二の欠陥補間回路107の出力の比を大きくする。一方、合焦度が低くなるにつれて第一の欠陥補間回路104の出力の比を大きくする。なお、同期用遅延回路112は、第一の欠陥補間回路104の出力と第二の欠陥補間回路107の出力タイミングを揃える遅延回路である。
本実施例において、合焦度はデフォーカス量(ピント面と像面との間の距離)として表現される。位相差方式の場合には、デフォーカス量は、基線長で決定されるK値に像ずれ量を掛けて求められる。像ずれ量(デフォーカス量)がゼロの場合に合焦度は最大(合焦状態)となり、ミキシング回路109における合成比として、第二の欠陥補間回路107の出力を100%とする。そして、像ずれ量が大きくなるにつれて合焦度は低下し、像ずれ量(デフォーカス量)が所定値以上の場合に非合焦状態となり、ミキシング回路109における合成比として、第一の欠陥補間回路104の出力を100%とする。なお、ミキシング回路109における合成比は線形に変化させることができる。ただし、一方の出力が他方の出力に混ざり始まる領域(各出力の0%/100%付近)でのノイズ成分の増幅を抑制するため、一部又は全てが曲線になるように合成比を変化させてもよい。
なお、デフォーカス量はコントラスト方式でも算出可能であり、位相差方式とコントラスト方式のハイブリッド化により焦点検出精度は向上する。この場合、デフォーカス量をK値で除した値がゼロの場合に合焦度は最大(合焦状態)となり、ミキシング回路109における合成比として、第二の欠陥補間回路107の出力を100%とする。そして、デフォーカス量をK値で除した値が大きくなるにつれて合焦度は低下し、この値が所定値まで大きくなった場合に非合焦状態となり、ミキシング回路109における合成比として、第一の欠陥補間回路104の出力を100%とする。
このようにミキシング回路109は、第一の欠陥補間回路104の出力と第二の欠陥補間回路107の出力の合成比をなだらかに切り替える。具体的には、ミキシング回路109は、合焦度評価部106により評価された合焦度が高くなるにつれて第二の欠陥補間回路107の出力の比を大きくし、合焦度が低くなるにつれて第一の欠陥補間回路104の出力の比を大きくする。
また、被写界深度には被写体側の指標が含まれる(像面のデフォーカス量に対して対数になっている)。したがって、絞り値だけでなく被写体距離も考慮して被写界深度を求める。このとき、好ましくは、被写界深度が浅い場合には、第二の欠陥補間回路107の出力に切り替わりにくくする(第二の欠陥補間回路107の出力の比を小さくする)。一方、被写界深度が深い場合には、第二の欠陥補間回路107の出力に切り替わりやすくする(第二の欠陥補間回路107の出力の比を大きくする)。すなわちミキシング回路109は、被写界深度が浅くなるにつれて第一の欠陥補間回路104の比を大きくし、被写界深度が深くなるにつれて第二の欠陥補間回路107の出力の比を大きくするように、合成比を切り替えることが好ましい。
合焦度に応じた合成比で生成された信号を出力するミキシング回路109の出力は、加算ベイヤー化回路110でA画素、B画素が加算され、映像信号処理回路111に送られる。マイクロコンピュータ108は、合焦度評価部106の出力を読み取り、焦点検出に利用する。なお、本実施例は欠陥補間に関する技術であるため、マイクロコンピュータ108の動作や焦点検出の詳細に関しては説明を省略する。
以上のとおり、本実施例では、マイクロレンズ1つにつき2つのフォトダイオードを配置して瞳分割を行う。そして、近傍の同色同一瞳の画素値を用いて補間値を求める第一の欠陥補間回路の出力と、近傍同一マイクロレンズ内の画素値の比を利用した第二の欠陥補間回路の出力の合成比を合焦度に応じてなだらかに切り替える。
次に、図16を参照して、本発明の実施例2について説明する。図16は、本実施例における画像処理方法のフローチャートである。近年のデジタルカメラにおいては、撮影時には撮像素子の出力をそのままファイルとして記録しておき、後でパーソナルコンピュータ等のソフトウェアを用いて信号処理(画像処理)を行う方法がある。このような処理を行うソフトウェアは、RAW現像ソフトと呼ばれる。画像処理は、実施例1では撮像装置に組み込まれた画像処理回路によって実施されているが、本実施例ではこのRAW現像ソフトで実施される。図16のフローチャートにおける各ステップは、パーソナルコンピュータ等のCPU(マイクロコンピュータ)の指示に基づいて実行される。
図16において、まずステップS1601で処理をスタートし、ステップS1602でRAWファイルを読み込む。RAWファイルには、欠陥画素の画素値としての値をゼロに設定して記録されている。このような欠陥画素位置を示す値は、傷マークと呼ばれる。続いてステップS1603において、傷マーク(欠陥位置)を検索する。傷マークが存在しない場合にはステップS1608に進む。一方、傷マークが存在する場合には、その欠陥画素に対応した処理をするためにステップS1604に進む。
傷マークが存在する場合には、ステップS1604において第一の欠陥画素補間が行われる(第一欠陥補間ステップ)。第一の欠陥画素補間は、実施例1の第一の欠陥補間回路104の機能に相当し、例えば図10に示されるように、上下左右の同色同一瞳の画素値を用いて行われる。続いてステップS1605において、合焦度を判定する(合焦度評価ステップ)。ここでの合焦度判定は、実施例1の合焦度評価部106の機能に相当する。ステップS1605において合焦度が所定のしきい値よりも高い場合には、ステップS1606に進む。一方、合焦度が所定のしきい値よりも低い場合には、ステップS1603に戻る。
ステップS1605において合焦度が所定のしきい値よりも高い場合には、ステップS1606において第二の欠陥画素補間が行われる(第二欠陥補間ステップ)。第二の欠陥画素補間は、実施例1の第二の欠陥補間回路107の機能に相当する。このためステップS1606では、図11に示されるように、近傍画素の同一マイクロレンズ内画素値比を求め、その比を欠陥画素に対面する画素値に掛けて補間値とする。続いてステップS1607では、ステップS1605で算出された合焦度に応じた合成比で、ステップS1604で算出された補間値とステップS1606で算出された補間値とをミックスする(合成比切替ステップ)。実施例1では、合焦度としてA像とB像の一致するシフト量をピクセル単位で計算していたが、本実施例では、パラボラフィッティングという手法を用いてサブピクセル単位まで計算することでより、なだらかにミックス比を制御する。
ステップS1604で傷マーク(欠陥位置)が補間値に置き換えられるため、次にS1603を実行する際に、その位置に傷マークが存在する(欠陥位置である)と検出されることはない。ステップS1603からステップS1607を繰り返すことにより、全ての傷マークが補間値に置き換わり、傷マークが無くなると、ステップS1608に進む。ステップS1608では、A画素とB画素を加算して通常の信号処理が行われ、RAWファイルが画像ファイルに変換される(信号処理ステップ)。信号処理の詳細に関しては本実施例の本質と関連しないため、ここでの説明を省略する。
次に、図17を参照して、本発明の実施例3について説明する。図17は、リレーレンズにおける平行光領域(物体側焦点位置の点光源から広がる光が平行になる領域)で、入射光を同時に左右の画像に分離し、A像とB像を別の撮像素子を用いて露光するシステムの光学的構造図である。1701はミラー、1702は絞り、1703はリレーレンズである。リレーレンズ1703により平行領域になった光をミラー1701により左右に分割する。ミラー1701で分割された光は、ミラー1705、1704においてそれぞれ反射する。反射光は、結像レンズ1706、1707に導かれ、撮像素子1708、1709にそれぞれ結像する。これにより、A像とB像を同時に2つの撮像素子で得ることができる。なお、本実施例において、A像とB像を時分割で露光してもよい。以上のような構成に対しても、上記各実施例で説明した欠陥画素の補間技術を適用することが可能である。
上記各実施例によれば、瞳分割された撮像信号を処理する際に、鮮鋭度が高い場合でも欠陥画素を良好に補間可能な画像処理装置及び画像処理方法を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、実施例1及び実施例2において、1つのマイクロレンズに対して複数のフォトダイオードで瞳分割をした例を示したが、瞳分割されている信号であれば、マイクロレンズとフォトダイオードの間で遮光して瞳分割した信号でも同様の効果がある。また、実施例1及び実施例2では、単板撮像素子による画像を想定しているが、各実施例は2板、3板撮像素子にも適用可能である。このとき、瞳分割はマイクロレンズとフォトダイオードの間でなくてもよい。また、実施例1及び実施例2では、合焦度を算出する方法として瞳分割された像の一致度を元に算出したが、コントラスト法や、コントラスト法とのハイブリッドにより合焦度を算出してもよい。
100…画像処理装置
104…第一の欠陥補間回路
107…第二の欠陥補間回路
106…合焦度評価部
109…ミキシング回路

Claims (9)

  1. 撮像光学系の異なる瞳領域を通過した第一光束及び第二光束をそれぞれ光電変換する第一画素及び第二画素を含む撮像素子を用いて得られた画像を処理する画像処理装置であって、
    特定の前記第一画素が欠陥画素である場合には該特定の第一画素の近傍であって前記第一画素と同色の前記第一画素の画素値を用いて、また、特定の前記第二画素が欠陥画素である場合には該特定の第二画素の近傍であって前記第二画素と同色の前記第二画素の画素値を用いて該欠陥画素を補間する第一欠陥補間手段と、
    特定の前記第一画素が欠陥画素である場合には該特定の第一画素の近傍の同一マイクロレンズ内の前記第一画素及び前記第二画素の画素値の比を前記特定の第一画素と同一マイクロレンズ内の前記第二画素に掛けることによって該欠陥画素を補間し、特定の前記第二画素が欠陥画素である場合には該特定の第二画素の近傍の同一マイクロレンズ内の前記第一画素及び前記第二画素の画素値の比を前記特定の第二画素と同一マイクロレンズ内の前記第一画素に掛けることによって該欠陥画素を補間する第二欠陥補間手段と、
    複数の前記第一画素及び複数の前記第二画素の出力を用いて合焦度を評価する合焦度評価手段と、
    前記合焦度評価手段により評価された前記合焦度に基づいて、前記第一欠陥補間手段の出力と前記第二欠陥補間手段の出力の合成比を変える合成比変更手段と、
    前記合成比変更手段の出力を用いて撮影画像を生成する信号処理手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記合成比変更手段は、前記合焦度評価手段により評価された前記合焦度が第一の合焦度の場合には、前記第二欠陥補間手段の出力の比を第一の値とし、前記合焦度が前記第一の合焦度よりも大きい第二の合焦度の場合には、前記第二欠陥補間手段の出力の比を前記第一の値よりも大きい第二の値とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記合成比変更手段は、前記合焦度評価手段により評価された前記合焦度が高くなるにつれて前記第二欠陥補間手段の出力の比を大きくし、該合焦度が低くなるにつれて前記第一欠陥補間手段の出力の比を大きくするように、第一欠陥補間手段の出力と第二欠陥補間手段の出力の合成比をなだらかに変えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記合焦度はデフォーカス量であり、
    前記合成比変更手段は、前記デフォーカス量がゼロの場合に前記第二欠陥補間手段の出力を100%とし、該デフォーカス量が所定値以上の場合に前記第一欠陥補間手段の出力を100%とするように前記合成比を変えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記合成比変更手段は、被写界深度が第一の深度の場合には、前記第二欠陥補間手段の出力の比を第一の値とし、被写界深度が前記第一の深度よりも深い第二の深度の場合には、前記第二欠陥補間手段の出力の比を前記第一の値よりも大きい第二の値とすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記合成比変更手段は、被写界深度が浅くなるにつれて前記第一欠陥補間手段の比を大きくし、該被写界深度が深くなるにつれて前記第二欠陥補間手段の比を大きくするように、該第一欠陥補間手段の出力と該第二欠陥補間手段の出力の前記合成比を変えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記合焦度評価手段は、前記第一光束及び前記第二光束の位相差を利用して前記合焦度を評価することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記合焦度評価手段は、前記第一欠陥補間手段の出力を利用して前記合焦度を評価することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 撮像光学系の異なる瞳領域を通過した第一光束及び第二光束をそれぞれ光電変換する第一画素及び第二画素を含む撮像素子を用いて得られた画像を処理する画像処理方法であって、
    特定の前記第一画素が欠陥画素である場合には該特定の第一画素の近傍であって前記第一画素と同色の前記第一画素の画素値を用いて、また、特定の前記第二画素が欠陥画素である場合には該特定の第二画素の近傍であって前記第二画素と同色の前記第二画素の画素値を用いて該欠陥画素を補間する第一欠陥補間ステップと、
    複数の前記第一画素及び複数の前記第二画素の出力を用いて合焦度を評価する合焦度評価ステップと、
    特定の前記第一画素が欠陥画素である場合には該特定の第一画素の近傍の同一マイクロレンズ内の前記第一画素及び前記第二画素の画素値の比を前記特定の第一画素と同一マイクロレンズ内の前記第二画素に掛けることによって該欠陥画素を補間し、特定の前記第二画素が欠陥画素である場合には該特定の第二画素の近傍の同一マイクロレンズ内の前記第一画素及び前記第二画素の画素値の比を前記特定の第二画素と同一マイクロレンズ内の前記第一画素に掛けることによって該欠陥画素を補間する第二欠陥補間ステップと、
    前記合焦度評価ステップにより評価された前記合焦度に基づいて、前記第一欠陥補間ステップで得られた出力と前記第二欠陥補間ステップで得られた出力の合成比を変える合成比変更ステップと、
    前記合成比変更ステップで得られた出力を用いて撮影画像を生成する信号処理ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
JP2010285347A 2010-12-22 2010-12-22 画像処理装置及び画像処理方法 Active JP5697433B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010285347A JP5697433B2 (ja) 2010-12-22 2010-12-22 画像処理装置及び画像処理方法
US13/315,987 US8648940B2 (en) 2010-12-22 2011-12-09 Image processing apparatus and image processing method of interpolating defective pixel of image pickup element to perform image processing

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010285347A JP5697433B2 (ja) 2010-12-22 2010-12-22 画像処理装置及び画像処理方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012133138A JP2012133138A (ja) 2012-07-12
JP2012133138A5 JP2012133138A5 (ja) 2014-02-13
JP5697433B2 true JP5697433B2 (ja) 2015-04-08

Family

ID=46316256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010285347A Active JP5697433B2 (ja) 2010-12-22 2010-12-22 画像処理装置及び画像処理方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8648940B2 (ja)
JP (1) JP5697433B2 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011155297A1 (ja) * 2010-06-09 2011-12-15 富士フイルム株式会社 撮像装置及び画像処理方法
JP6149369B2 (ja) 2012-09-27 2017-06-21 株式会社ニコン 撮像素子
JP6351234B2 (ja) * 2013-11-01 2018-07-04 キヤノン株式会社 自動焦点調節装置、自動焦点調節装置の制御方法、自動焦点調節装置の制御プログラムおよび記憶媒体
KR102125775B1 (ko) 2014-02-24 2020-06-23 삼성전자주식회사 배제 픽셀 데이터를 보상하여 영상을 생성하는 방법 및 그것을 이용하는 영상 생성 장치
US9491442B2 (en) 2014-04-28 2016-11-08 Samsung Electronics Co., Ltd. Image processing device and mobile computing device having the same
JP6630058B2 (ja) * 2014-06-16 2020-01-15 キヤノン株式会社 撮像装置、撮像装置の制御方法、及び、プログラム
CN105744184B (zh) * 2015-08-31 2018-11-20 上海兆芯集成电路有限公司 坏像素校正方法以及使用该方法的装置
JP6610227B2 (ja) * 2015-12-09 2019-11-27 株式会社ニコン 撮像装置

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4410804A (en) * 1981-07-13 1983-10-18 Honeywell Inc. Two dimensional image panel with range measurement capability
JP3774597B2 (ja) 1999-09-13 2006-05-17 キヤノン株式会社 撮像装置
JP3984936B2 (ja) * 2003-08-08 2007-10-03 キヤノン株式会社 撮像装置および撮像方法
US7542082B2 (en) * 2004-03-30 2009-06-02 Canon Kabushiki Kaisha Method and apparatus for correcting a defective pixel
JP4807131B2 (ja) * 2006-04-05 2011-11-02 株式会社ニコン 撮像素子および撮像装置
JP4935161B2 (ja) * 2006-04-11 2012-05-23 株式会社ニコン 撮像装置、カメラおよび画像処理方法
JP4770560B2 (ja) * 2006-04-11 2011-09-14 株式会社ニコン 撮像装置、カメラおよび画像処理方法
JP5029274B2 (ja) * 2007-10-10 2012-09-19 株式会社ニコン 撮像装置
JP5180795B2 (ja) * 2007-12-10 2013-04-10 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法
JP5200955B2 (ja) * 2008-02-14 2013-06-05 株式会社ニコン 画像処理装置、撮像装置及び画像処理プログラム
JP5228777B2 (ja) * 2008-10-09 2013-07-03 株式会社ニコン 焦点検出装置および撮像装置
KR101342968B1 (ko) * 2008-11-27 2013-12-19 캐논 가부시끼가이샤 고체촬상소자 및 촬상장치
JP5230388B2 (ja) * 2008-12-10 2013-07-10 キヤノン株式会社 焦点検出装置及びその制御方法
US8570427B2 (en) * 2009-01-28 2013-10-29 Nikon Corporation Image-capturing device having focus adjustment function, image creation method including focus adjustment function, and program product for image-capturing device having focus adjustment function
JP5954964B2 (ja) * 2011-02-18 2016-07-20 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP5943655B2 (ja) * 2012-03-12 2016-07-05 キヤノン株式会社 画像処理装置、焦点検出装置、および、画像処理プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012133138A (ja) 2012-07-12
US20120162488A1 (en) 2012-06-28
US8648940B2 (en) 2014-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5697433B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP5264131B2 (ja) 撮像装置
US9118842B2 (en) Producing focused videos from single captured video
JP5288752B2 (ja) 撮像装置
JP4823167B2 (ja) 撮像装置
JP5567140B2 (ja) 撮影装置
US9807325B2 (en) Imaging apparatus, control method for imaging apparatus, and non-transitory computer-readable storage medium
US9967451B2 (en) Imaging apparatus and imaging method that determine whether an object exists in a refocusable range on the basis of distance information and pupil division of photoelectric converters
JP5737929B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2016038414A (ja) 焦点検出装置およびその制御方法、並びに撮像装置
JP4823168B2 (ja) 撮像装置
US9883096B2 (en) Focus detection apparatus and control method thereof
JP4823169B2 (ja) 撮像装置
JP6748847B2 (ja) 撮像装置
US9578230B2 (en) Image capturing apparatus that performs shading correction and control method therefor
JP6005246B2 (ja) 撮像装置、ヒストグラムの表示方法、プログラム、画像処理装置
JP5207893B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP4900134B2 (ja) 焦点調節装置、カメラ
KR101839357B1 (ko) 촬상 장치 및 촬상 방법
JP6652294B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、プログラム、および、記憶媒体
JP6764518B2 (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法、及び、プログラム
JP6257201B2 (ja) 焦点検出装置、その制御方法、および制御プログラム、並びに撮像装置
JP2015094834A (ja) 撮像装置、撮像システム、撮像装置の制御方法、プログラム、および、記憶媒体
JP2017215500A (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理システム、画像処理装置の制御方法及びプログラム
WO2020017641A1 (ja) 焦点検出装置、撮像装置、及び、交換レンズ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131224

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141010

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150210

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5697433

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151