JP5681671B2 - 電子機器及び制御プログラム並びに情報通知方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器に関する。
特許文献1〜4に記載されているように、従来から電子機器に関して様々な技術が提案されている。
特開2006−135858号公報 特開2010−87889号公報 特開2010−154407号公報 特開2011−205256号公報
例えば携帯電話機のように、使用者に音を伝達する電子機器については、当該電子機器からの音を使用者が聞こえにくいことがある。
そこで、本発明は上述の点に鑑みて成されたものであり、電子機器からの音を使用者が聞こえやすくなる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る電子機器の一態様は、前記電子機器の表面に設けられたカバーパネルと、前記カバーパネルを振動させる圧電振動素子と、音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる駆動部と、前記カバーパネルに対する接触を検出する検出部と、前記電子機器において前記駆動部が音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理が行われている際に、前記検出部での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する耳当て位置特定部と、前記処理が行われている際に、前記耳当て位置特定部で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する判定部と、前記処理が行われている際に、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う通知部とを備え、前記判定部は、前記耳当て位置特定部において過去に特定された前記耳の当て位置の平均値を基準位置とする。
また、本発明に係る電子機器の一態様は、前記電子機器の表面に設けられたカバーパネルと、前記カバーパネルを振動させる圧電振動素子と、音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる駆動部と、前記カバーパネルに対する接触を検出する検出部と、前記電子機器において前記駆動部が音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理が行われている際に、前記検出部での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する耳当て位置特定部と、前記処理が行われている際に、前記耳当て位置特定部で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する判定部と、前記処理が行われている際に、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う通知部とを備え、前記電子機器は、基準位置を自装置に登録する登録モードを有し、前記電子機器が前記登録モードで動作している際には、前記駆動部が音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させ、前記判定部は、前記電子機器が前記登録モードで動作している際に、前記耳当て位置特定部において特定された前記耳の当て位置を基準位置とする。
また、本発明に係る電子機器の一態様は、前記電子機器の表面に設けられたカバーパネルと、前記カバーパネルを振動させる圧電振動素子と、音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる駆動部と、前記カバーパネルに対する接触を検出する検出部と、前記電子機器において前記駆動部が音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理が行われている際に、前記検出部での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する耳当て位置特定部と、前記処理が行われている際に、前記耳当て位置特定部で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する判定部と、前記処理が行われている際に、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う通知部とを備え、前記判定部は、前記処理が終了した後に、前記耳の当て位置を基準位置として登録する旨が使用者から前記電子機器に通知されると、当該処理の実行中に前記耳当て位置特定部で特定された前記耳の当て位置を基準位置とする。
また、本発明に係る電子機器の一態様は、前記電子機器の表面に設けられたカバーパネルと、前記カバーパネルを振動させる圧電振動素子と、音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる駆動部と、前記カバーパネルに対する接触を検出する検出部と、前記電子機器において前記駆動部が音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理が行われている際に、前記検出部での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する耳当て位置特定部と、前記処理が行われている際に、前記耳当て位置特定部で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する判定部と、前記処理が行われている際に、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う通知部とを備え、前記判定部は、前記処理が行われている際に、互いに異なる複数の基準位置から一つの基準位置を選択し、前記耳当て位置特定部で特定された前記耳の当て位置が、選択した基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する。
また、本発明に係る制御プログラムの一態様は、表面に設けられたカバーパネルと、振動することによって当該カバーパネルを振動させる圧電振動素子とを備える電子機器を制御するための制御プログラムであって、前記電子機器に、(a)音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理を行う工程と、(b)前記カバーパネルに対する接触を検出する工程と、(c)前記処理が行われている際に、前記工程(b)での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する工程と、(d)前記処理が行われている際に、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する工程と、(e)前記処理が行われている際に、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う工程と、(f)前記工程(c)において過去に特定された前記耳の当て位置の平均値を基準位置とする工程とを実行させるためのものである。
また、本発明に係る制御プログラムの一態様は、表面に設けられたカバーパネルと、振動することによって当該カバーパネルを振動させる圧電振動素子とを備える電子機器を制御するための制御プログラムであって、前記電子機器に、(a)音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理を行う工程と、(b)前記カバーパネルに対する接触を検出する工程と、(c)前記処理が行われている際に、前記工程(b)での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する工程と、(d)前記処理が行われている際に、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する工程と、(e)前記処理が行われている際に、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う工程と、(f)基準位置を自装置に登録する登録モードで動作する工程とを実行させ、前記登録モードにおいては、前記圧電振動素子が音信号に基づいて振動され、(g)前記登録モードにおいて、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置を基準位置とする工程をさらに実行させるためのものである。
また、本発明に係る制御プログラムの一態様は、表面に設けられたカバーパネルと、振動することによって当該カバーパネルを振動させる圧電振動素子とを備える電子機器を制御するための制御プログラムであって、前記電子機器に、(a)音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理を行う工程と、(b)前記カバーパネルに対する接触を検出する工程と、(c)前記処理が行われている際に、前記工程(b)での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する工程と、(d)前記処理が行われている際に、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する工程と、(e)前記処理が行われている際に、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う工程と、(f)前記処理が終了した後に、前記耳の当て位置を基準位置として登録する旨が使用者から前記電子機器に通知されると、当該処理の実行中に前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置を基準位置とする工程とを実行させるためのものである。
また、本発明に係る制御プログラムの一態様は、表面に設けられたカバーパネルと、振動することによって当該カバーパネルを振動させる圧電振動素子とを備える電子機器を制御するための制御プログラムであって、前記電子機器に、(a)音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理を行う工程と、(b)前記カバーパネルに対する接触を検出する工程と、(c)前記処理が行われている際に、前記工程(b)での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する工程と、(d)前記処理が行われている際に、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する工程と、(e)前記処理が行われている際に、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う工程とを実行させ、前記工程(d)において、前記処理が行われている際に、互いに異なる複数の基準位置から一つの基準位置を選択させ、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が、選択された基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定させるためのものである。
また、本発明に係る情報通知方法の一態様は、表面に設けられたカバーパネルと、振動することによって当該カバーパネルを振動させる圧電振動素子とを備える電子機器での情報通知方法であって、(a)音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理を行う工程と、(b)カバーパネルに対する接触を検出する工程と、(c)前記処理が行われている際に、前記工程(b)での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する工程と、(d)前記処理が行われている際に、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する工程と、(e)前記処理が行われている際に、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う工程と、(f)前記工程(c)において過去に特定された前記耳の当て位置の平均値を基準位置とする工程とを備える。
また、本発明に係る情報通知方法の一態様は、表面に設けられたカバーパネルと、振動することによって当該カバーパネルを振動させる圧電振動素子とを備える電子機器での情報通知方法であって、(a)音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理を行う工程と、(b)カバーパネルに対する接触を検出する工程と、(c)前記処理が行われている際に、前記工程(b)での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する工程と、(d)前記処理が行われている際に、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する工程と、(e)前記処理が行われている際に、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う工程と、(f)基準位置を自装置に登録する登録モードで動作する工程と
を備え、前記登録モードにおいては、前記圧電振動素子が音信号に基づいて振動され、(g)前記登録モードにおいて、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置を基準位置とする工程をさらに備える。
また、本発明に係る情報通知方法の一態様は、表面に設けられたカバーパネルと、振動することによって当該カバーパネルを振動させる圧電振動素子とを備える電子機器での情報通知方法であって、(a)音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理を行う工程と、(b)カバーパネルに対する接触を検出する工程と、(c)前記処理が行われている際に、前記工程(b)での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する工程と、(d)前記処理が行われている際に、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する工程と、(e)前記処理が行われている際に、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う工程と、(f)前記処理が終了した後に、前記耳の当て位置を基準位置として登録する旨が使用者から前記電子機器に通知されると、当該処理の実行中に前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置を基準位置とする工程とを備える。
また、本発明に係る情報通知方法の一態様は、表面に設けられたカバーパネルと、振動することによって当該カバーパネルを振動させる圧電振動素子とを備える電子機器での情報通知方法であって、(a)音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理を行う工程と、(b)カバーパネルに対する接触を検出する工程と、(c)前記処理が行われている際に、前記工程(b)での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する工程と、(d)前記処理が行われている際に、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する工程と、(e)前記処理が行われている際に、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う工程とを備え、前記工程(d)において、前記処理が行われている際に、互いに異なる複数の基準位置から一つの基準位置が選択され、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が、選択された基準位置に近いか否かが所定基準に基づいて判定される。
本発明によれば、電子機器からの音を使用者が聞こえやすくなる。
電子機器の外観を示す斜視図である。 電子機器の外観を示す前面図である。 電子機器の外観を示す裏面図である。 電子機器の電気的構成を主に示すブロック図である。 圧電振動素子の構造を示す上面図である。 圧電振動素子の構造を示す側面図である。 圧電指導素子が撓み振動する様子を示す図である。 圧電指導素子が撓み振動する様子を示す図である。 電子機器の上下方向における断面構造を示す図である。 カバーパネルをその内側主面側から見た際の平面図である。 気導音及び伝導音を説明するための図である。 使用者がカバーパネルの上端部に耳を当てる様子を示す図である。 使用者がカバーパネルの下端部に耳を当てる様子を示す図である。 電子機器の一部の構成を示すブロック図である。 電子機器の動作を示すフローチャートである。 電子機器の動作を示すフローチャートである。 電子機器の表示例を示す図である。 電子機器の動作を示すフローチャートである。 電子機器の表示例を示す図である。
<電子機器の外観>
図1〜3は、それぞれ、実施の形態に係る電子機器1の外観を示す斜視図、前面図及び裏面図である。本実施の形態に係る電子機器1は、例えば携帯電話機である。図1〜3に示されるように、電子機器1は、カバーパネル2とケース部分3を備えており、カバーパネル2とケース部分3とが組み合わされることによって、平面視で略長方形の板状を成す機器ケース4が構成されている。
カバーパネル2は、平面視において略長方形を成しており、電子機器1の前面部分における、周縁部分以外の部分を構成している。カバーパネル2は、例えば、透明のガラスあるいは透明のアクリル樹脂で形成されている。ケース部分3は、電子機器1の前面部分の周縁部分、側面部分及び裏面部分を構成している。ケース部分3は、例えばポリカーボネート樹脂で形成されている。
カバーパネル2には、文字、記号、図形等の各種情報が表示される表示部分2aが設けられている。表示部分2aは例えば平面視で長方形を成している。カバーパネル2における、表示部分2aを取り囲む周縁部分2bは、例えばフィルム等が貼られることによって黒色となっており、情報が表示されない非表示部分となっている。カバーパネル2の内側主面には後述するタッチパネル130が貼り付けられており、使用者は、カバーパネル2の表示部分2aを指等で操作することによって、電子機器1に対して各種指示を与えることができる。
機器ケース4の内部には、複数の操作ボタン141を備える操作部140が設けられている。各操作ボタン141は、いわゆる「ハードキー」であって、その表面が、カバーパネル2の外側主面20の下側端部から露出している。また、カバーパネル2の下側端部にはマイク穴30があけられている。カバーパネル2の外側主面20の上側端部からは、後述する前面側撮像部150が有する撮像レンズ150aが視認できるようになっている。なお、本実施の形態に係る電子機器1では、「ハードキー」である三つの操作ボタン141が設けられているが、操作ボタン141の個数を適宜変更しても良いし、操作ボタン141を設けなくても良い。
図2に示されるように、機器ケース4の内部には、後述する圧電振動素子191が設けられている。また、図3に示されるように、電子機器1の裏面10、言い換えれば機器ケース4の裏面には、スピーカ穴40があけられている。電子機器1の裏面10からは、後述する裏面側撮像部160が有する撮像レンズ160aが視認できるようになっている。
<電子機器の電気的構成>
図4は電子機器1の電気的構成を主に示すブロック図である。図4に示されるように、電子機器1には、制御部100、アンテナ111を有する無線通信部110、表示パネル120、タッチパネル130、操作部140、前面側撮像部150及び裏面側撮像部160が設けられている。さらに電子機器1には、マイク170、外部スピーカ180、圧電振動素子191及びカバーパネル2で構成されたレシーバ190及び電池200が設けられている。電子機器1に設けられた、カバーパネル2以外のこれらの構成要素は、機器ケース4内に収められている。
制御部100は、CPU(Central Processing Unit)101、DSP(Digital Signal Processor)102及び記憶部103等を備えており、電子機器1の他の構成要素を制御することによって、電子機器1の動作を統括的に管理する。記憶部103は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等で構成されている。記憶部103には、電子機器1の動作、具体的には電子機器1が備える無線通信部110、表示パネル120等の各構成要素を制御するための制御プログラムであるメインプログラム103a及び複数のアプリケーションプログラム103b等が記憶されている。制御部100の各種機能は、CPU101及びDSP102が記憶部103内の各種プログラムを実行することによって実現される。
無線通信部110は、電子機器1とは別の携帯電話機あるいはインターネットに接続されたウェブサーバ等の通信装置からの信号を基地局を介してアンテナ111で受信する。無線通信部110は、受信信号に対して増幅処理及びダウンコンバートを行って制御部100に出力する。制御部100は、入力される受信信号に対して復調処理等を行って、当該受信信号に含まれる、音声や音楽などを示す音信号などを取得する。また無線通信部110は、制御部100で生成された、音信号等を含む送信信号に対してアップコンバート及び増幅処理を行って、処理後の送信信号をアンテナ111から無線送信する。アンテナ111からの送信信号は、基地局を通じて、電子機器1とは別の携帯電話機あるいはインターネットに接続された通信装置で受信される。
表示パネル120は、例えば、液晶表示パネルあるいは有機ELパネルであって、制御部100によって制御されることによって、文字、記号、図形などの各種情報を表示する。表示パネル120に表示される情報は、カバーパネル2の表示部分2aに表示されることによって、当該情報は電子機器1の使用者に視認可能となる。
タッチパネル130は、例えば、投影型静電容量方式のタッチパネルであって、カバーパネル2の表示部分2aに対する物体の接触を検出する。タッチパネル130は、カバーパネル2の内側主面に貼り付けられており、互いに対向配置されたシート状の二つの電極センサを備えている。二つの電極センサは透明粘着性シートによって貼り合わされている。
一方の電極センサには、それぞれがX軸方向(例えば電子機器1の左右方向)に沿って延在し、かつ互いに平行に配置された複数の細長いX電極が形成されている。他方の電極センサには、それぞれがY軸方向(例えば電子機器1の上下方向)に沿って延在し、かつ互いに平行に配置された複数の細長いY電極が形成されている。カバーパネル2の表示部分2aに対して使用者の指等が接触すると、その接触領域の下にあるX電極及びY電極の間の静電容量が変化することによって、タッチパネル130においてカバーパネル2の表示部分2aに対する操作(接触)が検出される。タッチパネル130において生じる、X電極及びY電極の間の静電容量変化は制御部100に伝達され、制御部100は当該静電容量変化に基づいてカバーパネル2の表示部分2aに対して行われた操作の内容を特定し、それに応じた動作を行う。
以後、タッチパネル130の平面視における、一つのX電極と一つのY電極との交点を「XY交点」と呼ぶ。したがって、タッチパネル130には、マトリックス状に配置された複数のXY交点が存在する。カバーパネル2の表示部分2aに対して使用者の指等が接触すると、その接触領域の下に存在する少なくとも一つのXY交点での静電容量変化が制御部100に伝達される。
操作部140は、複数の操作ボタン141のそれぞれについて、当該操作ボタン141が使用者によって押下されると、当該操作ボタン141が押下されたことを示す操作信号を制御部100に出力する。制御部100は、入力される操作信号に基づいて、複数の操作ボタン141のうちのどの操作ボタン141が操作されたかを特定し、操作された操作ボタン141に応じた動作を行う。
前面側撮像部150は、撮像レンズ150a及び撮像素子などで構成されており、制御部100による制御に基づいて、静止画像及び動画像を撮像する。図1,2に示されるように、撮像レンズ150aは、電子機器1の前面に設けられていることから、電子機器1の前面側(カバーパネル2側)に存在する物体を撮像することが可能である。
裏面側撮像部160は、撮像レンズ160a及び撮像素子などで構成されており、制御部100による制御に基づいて、静止画像及び動画像を撮像する。図3に示されるように、撮像レンズ160aは、電子機器1の裏面10に設けられていることから、電子機器1の裏面10側に存在する物体を撮像することが可能である。
マイク170は、電子機器1の外部から入力される音を電気的な音信号に変換して制御部100に出力する。電子機器1の外部からの音は、カバーパネル2の前面に設けられたマイク穴30から電子機器1の内部に取り込まれてマイク170に入力される。なお、マイク穴30は、電子機器1の側面に設けても良いし、裏面10に設けても良い。
外部スピーカ180は、例えばダイナミックスピーカ(電磁式スピーカ)であって、制御部100からの電気的な音信号を音に変換して出力する。外部スピーカ180から出力される音は、電子機器1の裏面10に設けられたスピーカ穴40から外部に出力される。スピーカ穴40から出力される音は、電子機器1から離れた場所でも聞こえるようになっている。
レシーバ190は、受話音を使用者に伝えるものであって、圧電振動素子191とカバーパネル2で構成されている。レシーバ190は、外部スピーカ180よりも小さい音量で音を出力する。具体的には、レシーバ190は、使用者がカバーパネル2に耳を近づけたり接触したりしたときに聞こえる程度の音を出力する。圧電振動素子191は、カバーパネル2の内側主面上に設けられており、制御部100から与えられる駆動電圧によって振動させられる。制御部100は、音信号に基づいて駆動電圧を生成し、当該駆動電圧を圧電振動素子191に与える。つまり、制御部100は、音信号に基づいて圧電振動素子191を振動させる駆動部として機能する。圧電振動素子191が、制御部100によって音信号に基づいて振動させられることによって、カバーパネル2が音信号に基づいて振動し、その結果、使用者に受話音が伝達される。
電池200は、電子機器1の電源を出力する。電池200から出力された電源は、電子機器1が備える制御部100及び無線通信部110などに含まれる各電子部品に対して供給される。
記憶部103には、様々なアプリケーションプログラム103b(以後、単に「アプリケーション103b」と呼ぶ)が記憶されている。記憶部103には、例えば、音声通話を行うための音声通話アプリケーション、テレビ電話通信を行うためのテレビ電話アプリケーション、ウェブサイトを表示するためのブラウザ、電子メールの作成・閲覧・送受信を行うためのメールアプリケーション、記憶部103に記憶されている静止画像データを表示するためのアプリケーション、記憶部103に記憶されている音楽データを再生するための音楽再生アプリケーションなどが記憶されている。
記憶部103内のメインプログラム103aを実行している制御部100が、記憶部103内のアプリケーション103bを読み出して実行すると、制御部100は、無線通信部110、表示パネル120及びレシーバ190等の、電子機器1内の他の構成要素を制御し、それによって、当該アプリケーション103bに対応する機能(処理)が電子機器1で実行される。例えば、音声通話アプリケーションを実行している制御部100は、無線通信部110、マイク170及びレシーバ190の圧電振動素子191を制御する。これにより、電子機器1では、無線通信部110で受信された受信信号に含まれる音声がレシーバ190から使用者に伝達されるとともに、マイク170に入力された音声を含む送信信号が無線通信部110から送信され、通信相手装置との間で音声通話が行われる。
<圧電振動素子の詳細>
図5,6は、それぞれ、圧電振動素子191の構造を示す上面図及び側面図である。図5,6に示されるように、圧電振動素子191は一方向に長い形状を成している。具体的には、圧電振動素子191は、平面視で長方形の細長い板状を成している。圧電振動素子191は、例えばバイモルフ構造を有しており、シム材191cを介して互いに貼り合わされた第1圧電セラミック板191a及び第2圧電セラミック板191bを備えている。
圧電振動素子191では、第1圧電セラミック板191aに対して正の電圧を印加し、第2圧電セラミック板191bに対して負の電圧を印加すると、第1圧電セラミック板191aは長手方向に沿って伸び、第2圧電セラミック板191bは長手方向に沿って縮むようになる。これにより、図7に示されるように、圧電振動素子191は、第1圧電セラミック板191aを外側にして山状に撓むようになる。
一方で、圧電振動素子191では、第1圧電セラミック板191aに対して負の電圧を印加し、第2圧電セラミック板191bに対して正の電圧を印加すると、第1圧電セラミック板191aは長手方向に沿って縮み、第2圧電セラミック板191bは長手方向に沿って伸びるようになる。これにより、図8に示されるように、圧電振動素子191は、第2圧電セラミック板191bを外側にして山状に撓むようになる。
圧電振動素子191は、図7の状態と図8の状態とを交互にとることによって、撓み振動を行う。制御部100は、第1圧電セラミック板191aと第2圧電セラミック板191bとの間に、正の電圧と負の電圧とが交互に現れる交流電圧を印加することによって、圧電振動素子191を撓み振動させる。
なお、図5〜8に示される圧電振動素子191では、シム材191cを間に挟んで貼り合わされた第1圧電セラミック板191a及び第2圧電セラミック板191bから成る構造が一つだけ設けられていたが、複数の当該構造を積層させても良い。
<圧電振動素子の配置位置>
図9は電子機器1の上下方向(長手方向)における断面構造を示す図である。また図10は、カバーパネル2をその内側主面21側から見た際の平面図である。
図9,10に示されるように、カバーパネル2の内側主面21には、当該カバーパネル2の表示部分2aと対向するようにタッチパネル130が貼り付けられている。そして、表示部である表示パネル120は、カバーパネル2及びタッチパネル130に対向するように配置されている。したがって、カバーパネル2と表示パネル120との間にはタッチパネル130が存在している。カバーパネル2では、表示パネル120と対向している部分が表示部分2aとなる。
また、機器ケース4の内部には、CPU101及びDSP102などの各種部品が搭載されるプリント基板250が設けられている。プリント基板250は、表示パネル120よりも電子機器1の裏面10側において当該表示パネル120と対向するように配置されている。また、図10に示されるように、カバーパネル2の下側端部には、複数の操作ボタン141をそれぞれ露出させる複数の穴22があけられている。
圧電振動素子191は、両面テープ等の接着剤260によって、カバーパネル2の内側主面21に貼り付けられている。圧電振動素子191は、カバーパネル2の内側主面21上において、当該カバーパネル2を当該内側主面21側から見た平面視で表示パネル120及びタッチパネル130とは重ならない位置に配置されている。言い換えれば、圧電振動素子191は、カバーパネル2をその厚み方向において内側主面21側から見た際に、当該内側主面21上において、表示パネル120及びタッチパネル130とは重ならない位置に配置されている。したがって、カバーパネル2と圧電振動素子191との間には、タッチパネル130及び表示パネル120は存在していない。
また、圧電振動素子191は、カバーパネル2の内側主面21の上側端部21a上に設けられている。具体的には、圧電振動素子191は、図10に示されるように、カバーパネル2の内側主面21の上側端部21aにおける左右方向(長手方向に垂直な短手方向)の中央部21aa上に設けられている。
また、圧電振動素子191は、その長手方向がカバーパネル2の左右方向に一致するように配置されている。そして、圧電振動素子191は、その長手方向の中心が、カバーパネル2の内側主面21の上側端部21aにおける左右方向の中心と一致するように、当該上側端部21aの中央部21aaに配置されている。
ここで、上述の図7,8に示されるように、撓み振動を行う圧電振動素子191では、その長手方向の中心が最も変位量が大きくなる。したがって、圧電振動素子191を、その長手方向の中心が、カバーパネル2の内側主面21の上側端部21aにおける左右方向の中心と一致するように、当該上側端部21aに配置することによって、圧電振動素子191における、撓み振動での変位量が最大となる箇所が、カバーパネル2の内側主面21の上側端部21aにおける左右方向の中心に一致するようになる。
なお、タッチパネル130がカバーパネル2の内側主面21の全面にわたって存在する場合には、カバーパネル2の内側主面21上にタッチパネル130を介して圧電振動素子191を配置しても良い。
また、上記の例では、図9に示されるように、タッチパネル130と表示パネル120との間に隙間を設けているが、タッチパネル130と表示パネル120とを接触させても良い。本実施の形態のように、タッチパネル130と表示パネル120との間に隙間を設ける場合には、カバーパネル2が使用者によって指等で押されて、当該カバーパネル2が表示パネル120側に撓み、当該カバーパネル2が表示パネル120に当たって(より正確にはタッチパネル130が表示パネル120に当たって)当該表示パネル120の表示が乱れることを抑制することができる。
<レシーバによる受話音の発生について>
本実施の形態に係るレシーバ190では、圧電振動素子191がカバーパネル2を振動させることによって、当該カバーパネル2から気導音及び伝導音が使用者に伝達されるようになっている。言い換えれば、圧電振動素子191自身の振動がカバーパネル2に伝わることにより、当該カバーパネル2から気導音及び伝導音が使用者に伝達されるようになっている。
ここで、気導音とは、外耳道孔(いわゆる「耳の穴」)に入った音波(空気振動)が鼓膜を振動させることによって、人の脳で認識される音である。一方で、伝導音とは、耳介が振動させられることによって、人の脳で認識される音である。以下に、気導音及び伝導音について詳細に説明する。
図11は気導音及び伝導音を説明するための図である。図11には、電子機器1の使用者の耳の構造が示されている。図11においては、波線400は気道音が脳で認識される際の音信号(音情報)の伝導経路を示しており、実線410が伝導音が脳で認識される際の音信号の伝導経路を示している。
カバーパネル2に取り付けられた圧電振動素子191が、受話音を示す電気的な音信号に基づいて振動させられると、カバーパネル2が振動して、当該カバーパネル2から音波が出力される。使用者が、電子機器1を手に持って、当該電子機器1のカバーパネル2を当該使用者の耳介300に近づけると、あるいは当該電子機器1のカバーパネル2を当該使用者の耳介300に当てると(接触させると)、当該カバーパネル2から出力される音波が外耳道孔310に入る。カバーパネル2からの音波は、外耳道孔310内を進み、鼓膜320を振動させる。鼓膜320の振動は耳小骨330に伝わり、耳小骨330が振動する。そして、耳小骨330の振動は蝸牛340に伝わって、蝸牛340において電気信号に変換される。この電気信号は、聴神経350を通って脳に伝達され、脳において受話音が認識される。このようにして、カバーパネル2から使用者に対して気導音が伝達される。
また、使用者が、電子機器1を手に持って、当該電子機器1のカバーパネル2を当該使用者の耳介300に当てると、耳介300が、圧電振動素子191によって振動させられているカバーパネル2によって振動させられる。実線410で示されるように、耳介300の振動は鼓膜320に伝わり、鼓膜320が振動する。鼓膜320の振動は耳小骨330に伝わり、耳小骨330が振動する。そして、耳小骨330の振動は蝸牛340に伝わり、蝸牛340において電気信号に変換される。また、耳介300の振動は、実線410で示される伝導経路とは異なり、鼓膜320に伝わることなく蝸牛340に直接伝わることもあるようであり、当該振動は蝸牛340において電気信号に変換される。蝸牛340で得られた電気信号は、聴神経350を通って脳に伝達され、脳において受話音が認識される。このようにして、カバーパネル2から使用者に対して伝導音が伝達される。図11では、耳介300内部の耳介軟骨300aも示されている。
なお、ここでの伝導音は、骨導音(「骨伝導音」とも呼ばれる)とは異なるものである。骨導音は、頭蓋骨を振動させて、頭蓋骨の振動が直接蝸牛などの内耳を刺激することによって、人の脳で認識される音である。図11においては、例えば下顎骨500を振動させた場合において、骨伝導音が脳で認識される際の音信号の伝達経路を複数の円弧420で示している。
このように、本実施の形態に係る電子機器1では、圧電振動素子191が前面のカバーパネル2を適切に振動させることによって、カバーパネル2から電子機器1の使用者に対して気導音及び伝導音を伝えることができる。本実施の形態に係る圧電振動素子191では、使用者に対して適切に気導音及び伝導音を伝達できるように、その構造が工夫されている。使用者に対して気導音及び伝導音を伝えることができるように電子機器1を構成することによって様々メリットが発生する。
例えば、使用者は、カバーパネル2を耳に当てれば音が聞こえることから、電子機器1において耳を当てる位置をそれほど気にすることなく通話を行うことができる。
また、使用者は、周囲の騒音が大きい場合には、耳をカバーパネル2に強く押し当てることによって、伝導音の音量を大きくしつつ、周囲の騒音を聞こえにくくすることができる。よって、使用者は、周囲の騒音が大きい場合であっても、適切に通話を行うことができる。
また、使用者は、耳栓やイヤホンを耳に取り付けた状態であっても、カバーパネル2を耳(より詳細には耳介)に当てることによって、電子機器1からの受話音を認識することができる。また、使用者は、耳にヘッドホンを取り付けた状態であっても、当該ヘッドホンにカバーパネル2を当てることによって、電子機器1からの受話音を認識することができる。
以上のように、本実施の形態に係るレシーバ190では、音信号に基づいて振動される圧電振動素子191がカバーパネル2を振動させることによって音が使用者に伝達されることから、レシーバ190にダイナミックスピーカを用いる場合とは異なり、レシーバ用の穴(受話口の穴)をカバーパネル2に設ける必要はない。
<電子機器からの音が聞こえやすくなるための処理について>
本実施の形態に係る電子機器1では、圧電振動素子191を使用してカバーパネル2を振動させることによって、カバーパネル2から使用者に音を伝達していることから、使用者における音の聞こえ方は、カバーパネル2に対して使用者が耳を当てる位置に応じて変化し得る。例えば、図12に示されるように、使用者550がカバーパネル2の上端部に耳551を当てた場合と、図13に示されるように、カバーパネル2の下端部に耳551を当てた場合とでは、例えば使用者の電子機器1の持ち方(手の位置)など様々な要因により、カバーパネル2から使用者550に伝達される音の音量及び音質が異なる。
また、使用者の年齢、好み、耳の形状、カバーパネル2に対する耳の当て方等に相違があることから、カバーパネル2の同じ場所に耳を当てて同じ音を聞く場合であっても、使用者によって音の聞こえ方が異なることもある。
このように、音の聞こえ方は、カバーパネル2に対して使用者が耳を当てる位置によって異なるとともに、使用者によっても異なる。そのため、使用者にとって、カバーパネル2に対する耳の適切な当て位置、つまりカバーパネル2に対する、音が聞こえやすい耳の当て位置というものが存在する。例えば、ある使用者にとっては、カバーパネル2の上端部に耳を当てたときに音が聞こえやすくなるのに対して、別の使用者にとっては、カバーパネル2の中央部に耳を当てたときに音が聞こえやすくなることがある。以後、カバーパネル2に対する使用者の耳の当て位置を「耳当て位置」と呼ぶことがある。
以上の点に鑑みて、本実施の形態に係る電子機器1では、制御部100が音信号に基づいて圧電振動素子191を振動させる処理、つまりカバーパネル2から音を出力する処理が行われている場合において、使用者の耳当て位置が基準位置に近いときには、使用者の耳当て位置が適切であることを当該使用者に通知するようになっている。これにより、使用者は、カバーパネル2に耳を当てて音を聞いている際に、現在の耳当て位置が適切であるか否か、つまり、音が聞こえやすい位置にあるか否かを知ることができる。したがって、使用者は、現在の耳当て位置が適切でない場合には、耳当て位置を変更して適切な位置に近づけることが可能となる。その結果、電子機器1からの音を使用者が聞こえやすくなる。以下に、電子機器1でのこの処理について詳細に説明する。なお、以後、制御部100が音信号に基づいて圧電振動素子191を振動させる処理を「レシーバ音出力処理」と呼ぶことがある。
図14は、電子機器1の一部の構成を示すブロック図である。図14に示されるように、電子機器1は、耳当て位置特定部600と、判定部610と、通知部620とを備えている。耳当て位置特定部600及び判定部610は制御部100に形成される機能ブロックである。
耳当て位置特定部600は、電子機器1においてレシーバ音出力処理が行われている際に、カバーパネル2に対する接触を検出する検出部として機能するタッチパネル130での検出結果に基づいて使用者の耳当て位置を特定する。言い換えれば、耳当て位置特定部600は、レシーバ音出力処理の実行中に、タッチパネル130からの出力信号に基づいてカバーパネル2に対する使用者の耳の当て位置を特定する。耳当て位置特定部600での耳当て位置の特定方法については後で詳細に説明する。
判定部610は、レシーバ音出力処理が実行されている際に、耳当て位置特定部600で特定された耳当て位置が基準位置630に近いか否かを判定する。判定部610は、耳当て位置特定部600で特定された耳当て位置と基準位置630との差が所定値以下であれば、当該耳当て位置が基準位置630に近いと判定する。一方で、判定部610は、耳当て位置特定部600で特定された耳当て位置と基準位置630との差が所定値より大きければ、当該耳当て位置が基準位置630に近くない、つまり当該耳当て位置が基準位置630から離れていると判定する。基準位置630には、カバーパネル2において使用者にとって音が聞こえやすい位置が設定される。基準位置630は記憶部103内に記憶されており、判定部610は記憶部103内から基準位置630を読み出して使用する。なお、基準位置630の決定方法について後で詳細に説明する。
通知部620は、レシーバ音出力処理が実行されている際に、判定部610での判定結果に基づいて、使用者の耳当て位置が適切であることを当該使用者に通知する。具体的には、通知部620は、判定部610において使用者の耳当て位置が基準位置630に近いと判定されると、当該使用者の耳当て位置が適切であることを当該使用者に通知する。
本実施の形態では、例えば、圧電振動素子191と、当該圧電振動素子191を振動させる駆動部として機能する制御部100とが通知部620として機能する。制御部100は、圧電振動素子191にカバーパネル2を振動させることによって、使用者の耳当て位置が適切であることを当該使用者に通知する。このとき、カバーパネル2から音が使用者に伝達されるようにカバーパネル2を振動させても良いし、カバーパネル2が単にブルブルと振動するだけで、カバーパネル2から音が使用者に伝達されなくてもよい。また、カバーパネル2から使用者に音を伝達する際には、単なるビープ音(ブザー音)を使用者に伝達しても良いし、「グッド」等の短い音声を使用者に伝達しても良いし、短い音楽を使用者に伝達してもよい。
次に、使用者の耳当て位置が基準位置630に近いか否かが判定され、その判定結果に基づいて、使用者の耳当て位置が適切であることが当該使用者に通知される際の電子機器1の一連の動作について説明する。図15は当該動作を示すフローチャートである。図15には、電子機器1が通信相手装置と音声通話を行う際の当該電子機器1の動作が示されている。電子機器1が音声通話を行っている際には、電子機器1ではレシーバ音出力処理が行われる。
図15に示されるように、ステップs1において、カバーパネル2の表示部分2aに表示されている通話ボタンが使用者によって操作されると、電子機器1は、無線通信部110、マイク170及びレシーバ190を使用して通信相手装置との音声通話を開始する。電子機器1が音声通話を開始すると、使用者は、カバーパネル2に耳を当てて当該カバーパネル2からの音を聞こうとする。
ステップs1の後、ステップs2において、タッチパネル130が、カバーパネル2に対して使用者の耳が当てられたことを検出すると、ステップs3において、耳当て位置特定部600は、タッチパネル130での検出結果に基づいて使用者の耳当て位置を特定する。
次にステップs4において、判定部610は、ステップs3で特定された使用者の耳当て位置が記憶部103内の基準位置630に近いか否かを判定する。ステップs4において、使用者の耳当て位置が基準位置630に近いと判定されると、ステップs5において、通知部620は、カバーパネル2を振動させることによって、使用者の耳当て位置が適切であることを当該使用者に通知する。これにより、使用者は、現在、カバーパネル2に対して耳を当てている位置が適切であること、つまり音が聞こえやすい位置にあることを知ることができる。
一方で、ステップs4において、ステップs3で特定された使用者の耳当て位置が基準位置630に近くないと判定されると、つまり、ステップs3で特定された使用者の耳当て位置が基準位置630から離れていると判定されると、通知部620は使用者に対して何も通知しない。
ステップs4の後、あるいはステップs5の後に、ステップs6において、使用者の耳当て位置が変化したことをタッチパネル130が検出すると、再度ステップs3が実行されて、耳当て位置特定部600は、タッチパネル130での検出結果に基づいて、使用者の変更後の耳当て位置を特定する。その後、ステップs4が実行されて、判定部610では、ステップs3で特定された使用者の変更後の耳当て位置が記憶部103内の基準位置630に近いか否かが判定される。以後、電子機器1は、音声通話を終了するまで、言い換えればレシーバ音出力処理を終了するまで同様に動作する。
以上のように、本実施の形態に係る電子機器1では、使用者の耳当て位置が適切であることが当該使用者に通知されるため、使用者は、カバーパネル2からの音を聞いている際に現在の耳当て位置が適切であるか否かを知ることができる。したがって、使用者は、現在の耳当て位置が適切でない場合には、耳当て位置を変更して適切な位置に近づけることが可能となる。その結果、電子機器1からの音を使用者が聞こえやすくなる。
なお、電子機器1において、音声通話が行われているとき以外において、レシーバ音出力処理が行われている際に、使用者の耳当て位置が適切であることを当該使用者に通知しても良い。例えば、電子機器1が、マイク170から入力される音を録音し、それを再生するボイスレコーダ機能を有する場合には、制御部100は、録音された音を示す音信号に基づいて圧電振動素子191を振動させて、録音された音をカバーパネル2から再生することがある。このときには、使用者は、耳をカバーパネル2に当てて、録音された音を聞くことになる。したがって、電子機器1において、制御部100が、録音した音を示す音信号に基づいて圧電振動素子191を振動させて録音した音をカバーパネル2から再生している場合において、使用者の耳当て位置が基準位置630に近いときには、当該耳当て位置が適切であることを当該使用者に通知しても良い。
また、上記の例では、使用者に対して耳当て位置が適切であることを通知していたが、使用者に対して耳当て位置が不適切であることを通知しても良い。この場合には、ステップs4において、耳当て位置が基準位置630に近くないと判定されると、ステップs5において、通知部620は、カバーパネル2を振動させることによって、耳当て位置が不適切であることを使用者に通知する。このとき、カバーパネル2から使用者に音を伝達する場合には、上述のように単なるビープ音(ブザー音)を使用者に伝達しても良いし、短い音楽を使用者に伝達しても良いし、「バッド」等の短い音声を使用者に伝達しても良い。一方で、ステップs4において、耳当て位置が基準位置630に近いと判定されると、通知部620は、使用者に対して何も通知しない。
このように、使用者の耳当て位置が基準位置630に近くない場合に、使用者の耳当て位置が不適切であることを当該使用者に通知することによって、使用者は、現在の耳当て位置が適切であるか否かを知ることができる。したがって、使用者は、現在の耳当て位置が適切でない場合には、耳当て位置を変更して適切な位置に近づけることが可能となり、電子機器1からの音を使用者が聞こえやすくなる。
また、通知部620は、使用者の耳当て位置が基準位置630に近い場合に、使用者に対して耳当て位置が適切であることを通知するとともに、使用者の耳当て位置が基準位置630に近くない場合に、使用者に対して耳当て位置が不適切であることを通知しても良い。これにより、使用者は、耳当て位置を適切な位置へと変更させる際に、耳当て位置が適切な位置となったことを直感的に認識しやすくなる。
また、ステップs4において、使用者の耳当て位置が基準位置630に近くないと判定された場合(使用者の耳当て位置が基準位置630から離れていると判定された場合)には、通知部620は、基準位置630を特定するための情報を使用者に通知しても良い。例えば、通知部620は、基準位置630を特定するための情報を、カバーパネル2を振動させて音声で使用者に通知しても良い。この場合には、例えば、基準位置630が現在の耳当て位置に対してどの方向に位置するのかをカバーパネル2から音声で使用者に通知する。具体的には、電子機器1をカバーパネル2側から見た際に、例えば、基準位置630が現在の耳当て位置に対して右上方向に位置する場合には「右上」という音声で使用者に通知し、基準位置630が現在の耳当て位置に対して左下方向に位置する場合には「左下」という音声で使用者に通知する。これにより、使用者は、耳当て位置が不適切である場合に、耳当て位置をすぐに適切な位置に変更することができる。
なお、使用者に対して基準位置630を特定するための情報が通知されると、結果として、使用者に対しては、耳当て位置が不適切であることが通知されることになる。つまり、通知部620は、基準位置630を特定するための情報を使用者に通知することによって、耳当て位置が不適切であることを使用者に通知することができる。したがって、通知部620は、耳当て位置が不適切であることを使用者に通知する際には、基準位置630を特定するための情報を使用者に通知する処理とは別に、耳当て位置が不適切であることを使用者に通知する処理(例えば「バッド」という音声を使用者に伝達する処理)を行わなくても良い。
<耳当て位置の特定方法>
次に、耳当て位置特定部600での使用者の耳当て位置の特定方法の一例について説明する。
ここで、本実施の形態に係る電子機器1では、タッチパネル130の複数のXY交点の位置を特定するためのXY座標系が定められている。そして、制御部100は、タッチパネル130からの出力信号に基づいて、カバーパネル2の表示部分2aにおいて物体が接触している領域の下に存在する各XY交点についてのXY座標系でのX座標及びY座標を特定することが可能となっている。
本実施の形態に係る耳当て位置特定部600は、使用者の耳がカバーパネル2に当たると、タッチパネル130の出力信号に基づいて、カバーパネル2の表示部分2aにおける耳との接触領域を特定する。次に、耳当て位置特定部600は、特定した接触領域の下に存在する、タッチパネル130での複数のXY交点のX座標及びY座標を特定する。次に、耳当て位置特定部600は、特定した複数のX座標の平均値を求めるとともに、特定した複数のY座標の平均値を求める。そして、耳当て位置特定部600は、求めたX座標の平均値とY座標の平均値とで特定されるXY座標系での位置を、使用者の耳当て位置、つまりカバーパネル2に対する使用者の耳の当て位置とする。
なお、使用者がカバーパネル2において耳を当てている位置が特定できるのであれば、他の方法で耳当て位置を求めても良い。
<基準位置の決定方法>
基準位置630については様々な方法で決定することができる。以下に、基準位置630の決定方法について三種類説明する。基準位置630は判定部610によって決定されて記憶部103に記憶される。
<第1の決定方法>
この第1の決定方法では、耳当て位置特定部600において過去に特定された使用者の耳当て位置の平均値が基準位置630として使用される。例えば、判定部610は、電子機器1において制御部100が音信号に基づいて圧電振動素子191を振動させる処理(音声通話など)を開始するたびに、直近の数日間において耳当て位置特定部600が特定した使用者の耳当て位置の平均値を求める。記憶部103には、直近の数日間において耳当て位置特定部600が特定した使用者の耳当て位置が更新されながら記憶されている。そして、判定部610は、求めた平均値を基準位置630として記憶部103に記憶する。このとき、記憶部103内に古い基準位置630が記憶されている際には、判定部610はそれを削除する。
使用者は、カバーパネル2に耳を当てて音を聞く際には、カバーパネル2において音が聞きやすい位置にできるだけ耳を当てるようにすることから、この第1の決定方法のように、耳当て位置特定部600において過去に特定された使用者の耳当て位置の平均値を基準位置630とすることによって、カバーパネル2において使用者にとって音が聞きやすい位置を基準位置630とすることができる。
<第2の決定方法>
この第2の決定方法では、電子機器1において、基準位置630を自装置に登録する登録モードを設けて、電子機器1が当該登録モードで動作している際に、耳当て位置特定部600において特定された使用者の耳当て位置が基準位置630として使用される。以下に、登録モード時の電子機器1の動作について説明する。
図16は登録モード時の電子機器1の動作を主に示すフローチャートである。図16に示されるように、ステップs11において、制御部100が、タッチパネル130からの出力信号に基づいて、使用者がカバーパネル2の表示部分2aに対して、電子機器1が登録モードで動作することを指示する所定の操作を行ったことを特定すると、ステップs12において、電子機器1は登録モードでの動作を開始する。
電子機器1が登録モードでの動作を開始すると、ステップs13において、制御部100は、音信号に基づいて圧電振動素子191を振動させて、当該圧電振動素子191にカバーパネル2を振動させる。
次にステップs14において、制御部100は、表示パネル120を制御して、電子機器1が登録モードで動作していることを表示パネル120に表示させるとともに、カバーパネル2において耳が聞こえやすい位置に耳を当てるように使用者に指示するための指示情報700を表示パネル120に表示させる。これにより、カバーパネル2の表示部分2aには、電子機器1が登録モードで動作していることが表示されるとともに、指示情報700が表示される。図17は、このときの表示部分2aの表示例を示す図である。図17の例では、指示情報700として「聞こえやすい位置に耳を当ててください。」という文字列が表示されている。
次にステップs15において、操作部140が備える複数の操作ボタン141のいずれか一つが操作されたことを制御部100が特定すると、ステップs16において、耳当て位置特定部600は、この時点でのタッチパネル130からの出力信号に基づいて、使用者の耳当て位置を特定する。そしてステップs17において、判定部610は、耳当て位置特定部600で特定された耳当て位置を基準位置630として記憶部103に記憶する。このとき、記憶部103内に古い基準位置630が記憶されている場合には、判定部610はそれを削除する。これにより、ステップs14の後に、表示部分2aの表示を見た使用者が、カバーパネル2に耳を当てながらカバーパネル2において音が聞こえやすい位置を特定し、その位置に耳を当てた状態で、操作部140の複数の操作ボタン141のいずれか一つを操作すると、そのときの使用者の耳当て位置が基準位置630として電子機器1に登録される。つまり、カバーパネル2において使用者が音が聞こえやすいと感じた位置が基準位置630として記憶部103に記憶される。ステップs17が実行されると、ステップs18において、電子機器1は登録動作モードでの動作を終了する。
このように、電子機器1が登録モードで動作している際に、耳当て位置特定部600において特定された耳当て位置を基準位置630とすることによって、カバーパネル2において使用者が音が聞こえやすいと感じた位置を基準位置630とすることができる。
<第3の決定方法>
この第3の決定方法では、電子機器1においてレシーバ音出力処理が終了した後に、使用者の耳当て位置を基準位置630として登録する旨が当該使用者から電子機器1に通知されると、当該レシーバ音出力処理の実行中に耳当て位置特定部600で特定された当該使用者の耳当て位置が基準位置630として使用される。以下に、レシーバ音出力処理を伴う音声通話を例に挙げて、第3の決定方法について詳細に説明する。
図18は、第3の決定方法で基準位置630が決定される際の電子機器1の動作を示すフローチャートである。使用者が表示部分2aに表示されている終話ボタンを操作すると、ステップs21において、通信相手装置と音声通話を行っている電子機器1が音声通話を終了する。言い換えれば、電子機器1はレシーバ音出力処理を終了する。そうすると、ステップs22において、制御部100は、表示パネル120を制御して入力画面800を表示パネル120に表示させる。これにより、表示部分2aには入力画面800が表示される。この入力画面800は、使用者が、音声通話中(レシーバ音出力処理の実行中)での耳当て位置を基準位置630として登録するか否かを電子機器1に対して通知するために使用される。図19は表示部分2aに表示される入力画面800の一例を示す図である。図19の例では、入力画面800には、「今まで耳を当てていた位置を登録しますか?」という文字列810と、音声通話中での耳当て位置を基準位置630として登録する旨を電子機器1に通知するためのYesボタン820と、音声通話中での耳当て位置を基準位置630として登録しない旨を電子機器1に通知するためのNoボタン830とが示されている。
その後、ステップs23において、表示部分2aに表示される入力画面800を見た使用者によって、当該入力画面800でのYesボタン820が操作されたことが制御部100で特定されると、つまり、音声通話中での使用者の耳当て位置を基準位置630として登録する旨が当該使用者から電子機器1に通知されると、ステップs24において、判定部610は、音声通話中において耳当て位置特定部600で特定された耳当て位置、例えば、音声通話の終了直前において耳当て位置特定部600で特定された耳当て位置を基準位置630として記憶部103に記憶する。このとき、記憶部103内に古い基準位置630が記憶されている場合には、判定部610はそれを削除する。これにより、音声通話中に音が聞こえやすかったと感じた使用者がYesボタン820を操作すると、音声通話中での使用者の耳当て位置が基準位置630として電子機器1に登録される。つまり、音声通話中において使用者が音が聞こえやすいと感じた耳当て位置が基準位置630として記憶部103に記憶される。その後、ステップs25において、制御部100は表示パネル120を制御して、表示部分2aから入力画面800の表示を消去する。
一方で、ステップs23において、表示部分2aに表示される入力画面800を見た使用者によって、当該入力画面800でのNoボタン830を操作されたことが制御部100で特定されると、つまり、音声通話中での使用者の耳当て位置を基準位置630として登録しない旨が当該使用者から電子機器1に通知されると、ステップs25が実行されて、制御部100は表示パネル120を制御して、表示部分2aから入力画面800の表示を消去する。
このように、電子機器1においてレシーバ音出力処理が終了した後に、使用者の耳当て位置を基準位置630として登録する旨が当該使用者から電子機器1に通知されると、当該レシーバ音出力処理の実行中に耳当て位置特定部600で特定された当該使用者の耳当て位置を基準位置630とすることによって、カバーパネル2において使用者が音が聞こえやすいと感じた位置を基準位置630とすることができる。
本実施の形態に係る電子機器1では、判定部610は、上述の第1乃至第3の決定方法のいずれか一つを用いて基準位置630を決定するようになっている。
<各種変形例>
<第1変形例>
上記の例では、通知部620は、圧電振動素子191及びそれを振動させる制御部100で構成されていたが、通知部620の構成は他の構成であっても良い。
例えば、通知部620を外部スピーカ180で構成しても良い。この場合には、使用者の耳当て位置が適切であること及び使用者の耳当て位置が不適切であることの少なくとも一方が音で使用者に通知される。また、カバーパネル2に耳を当てている使用者がうるさく感じない音量で外部スピーカ180から音が出力される。
また、圧電振動素子191とは別に設けられた、カバーパネル2を振動させる振動素子と当該振動素子を振動させる制御部100で通知部620を構成しても良い。この場合には、使用者の耳当て位置が適切であること及び使用者の耳当て位置が不適切であることの少なくとも一方がカバーパネル2の振動で使用者に通知される。
また、機器ケース4のケース部分3を振動させる振動素子と当該振動素子を振動させる制御部100で通知部620を構成しても良い。この場合には、使用者の耳当て位置が適切であること及び使用者の耳当て位置が不適切であることの少なくとも一方がケース部分3の振動で使用者に通知される。
また、電子機器1の表面に発光ダイオード等の発光部を設けて、使用者がカバーパネル2に耳を当てた状態において当該発光部の発光を認識できる場合には、当該発光部で通知部620を構成しても良い。この場合には、当該発光部が発光することによって、使用者の耳当て位置が適切であること及び使用者の耳当て位置が不適切であることの少なくとも一方が使用者に通知される。
<第2変形例>
電子機器1が通信相手装置と音声通話を行う場合には、当該通信相手装置の使用者、つまり音声通話の相手者の声の特徴(声質及び声の大きさ等)によって、当該電子機器1の使用者がカバーパネル2において音が聞こえやすい位置が変化することがある。つまり、音声通話の相手者によって、電子機器1の使用者がカバーパネル2において音が聞こえやすい位置が変化することがある。したがって、電子機器1がある通信相手装置と音声通話を行っている際には、記憶部103内の基準位置630が、使用者にとって音が聞こえやすい位置となっているももの、電子機器1が別の通信相手装置と音声通話を行っている際には、記憶部103内の基準位置630が、使用者にとって少し音が聞こえにくい位置となっている可能性がある。
そこで、本例では、記憶部103内に、互いに異なる複数の基準位置630を記憶させるようにする。そして、判定部610は、音声通話中において、記憶部103内の複数の基準位置630から一つの基準位置630を選択し、耳当て位置特定部600で特定された耳当て位置が、選択した基準位置630に近いか否かを判定する。これにより、電子機器1では、音声通話を行う通信相手装置(音声通話の相手者)によって使用する基準位置630を変更することが可能となる。その結果、電子機器1が音声通話を行う通信相手装置(音声通話の相手者)が変化した場合であっても、当該電子機器1の使用者は、通知部620からの通知を参考にすることによって、カバーパネル2において音が聞こえやすい位置に耳を当てながら相手者と音声通話を行うことが可能となる。
記憶部103内の複数の基準位置630は、電子機器1の音声通話先となる複数の通信相手装置とそれぞれ対応付けられている。本例では、記憶部103内の複数の基準位置630は、記憶部103内のアドレス帳に登録されている全部あるいは一部の複数の電話番号とそれぞれ対応付けられることによって、当該複数の電話番号でそれぞれ特定される複数の通信相手装置とそれぞれ対応付けられている。各基準位置630は、当該基準位置630に対応する通信相手装置と電子機器1が音声通話を行う場合において、当該電子機器1の使用者がカバーパネル2において音が聞こえやすい位置となっている。判定部610は、電子機器1が音声通話を行っている際には、音声通話先の通信相手装置に対応する基準位置630を記憶部103内の複数の基準位置630から選択し、耳当て位置特定部600で特定された耳当て位置が、選択した基準位置630に近いか否かを判定する。
記憶部103内の複数の基準位置630は、例えば上述の第3の決定方法を用いて決定することができる。電子機器1がある通信相手装置との音声通話を終了した後に、上述の入力画面800が使用されて、使用者の耳当て位置を基準位置630として登録する旨が当該使用者から電子機器1に通知されると、音声通話中に耳当て位置特定部600で特定された当該使用者の耳当て位置が、当該ある通信相手装置に対応する基準位置630として当該ある通信相手装置の電話番号と対応付けられて記憶部103に記憶される。また、電子機器1が別の通信相手装置との音声通話を終了した後に、上述の入力画面800が使用されて、使用者の耳当て位置を基準位置630として登録する旨が当該使用者から電子機器1に通知されると、音声通話中に耳当て位置特定部600で特定された当該使用者の耳当て位置が、当該別の通信相手装置に対応する基準位置630として当該別の通信相手装置の電話番号と対応付けられて記憶部103に記憶される。このようにして、記憶部103内には、電子機器1の音声通話先となる複数の通信相手装置にそれぞれ対応する複数の基準位置630が記憶される。
なお、電子機器1が位置する場所、つまり使用者が電子機器1を使用する場所によっても、使用者がカバーパネル2において音が聞こえやすい位置が変化することがある。例えば、静かな場所(例えば使用者の部屋など)で使用者が電子機器1を使用して通話する場合と、騒々しい場所(例えば駅など)で使用者が電子機器1を使用して通話する場合とでは、周囲音、電子機器1への耳の押し付け強度あるいは使用者の電子機器1の持ち方(手の位置)などが異なることがある。このような要因及びその他の様々な要因により、電子機器1が使用される場所によって使用者がカバーパネル2において音が聞こえやすい位置が変化することがある。したがって、使用者が電子機器1を良く使用する複数の場所にそれぞれ対応する複数の基準位置630を記憶部103に記憶させても良い。この場合には、判定部610は、電子機器1においてレシーバ音出力処理が実行されている際に、電子機器1が現在位置する場所に応じた基準位置630を記憶部103内の複数の基準位置630から選択し、耳当て位置特定部600で特定された耳当て位置が、選択した基準位置630に近いか否かを判定する。電子機器1が現在位置する場所については、例えば、電子機器1にGPS(Global Positioning System)受信機を搭載し、当該GPS受信機から出力される位置情報に基づいて特定することができる。
記憶部103内における、複数の場所にそれぞれ対応する複数の基準位置630は、例えば上述の第3の決定方法を用いて決定することができる。ある場所において音声通話を行っている電子機器1が音声通話を終了した後に、上述の入力画面800が使用されて、使用者の耳当て位置を基準位置630として登録する旨が当該使用者から電子機器1に通知されると、音声通話中に耳当て位置特定部600で特定された当該使用者の耳当て位置が、当該ある場所に対応する基準位置630として当該ある場所を特定するための情報と対応付けられて記憶部103に記憶される。また、別の場所において音声通話を行っている電子機器1が音声通話を終了した後に、入力画面800が使用されて、使用者の耳当て位置を基準位置630として登録する旨が当該使用者から電子機器1に通知されると、音声通話中に耳当て位置特定部600で特定された当該使用者の耳当て位置が、当該別の場所に対応する基準位置630として当該別の場所を特定するための情報と対応付けられて記憶部103に記憶される。このようにして、記憶部103内には、複数の場所にそれぞれ対応する複数の基準位置630が記憶される。
また、電子機器1においてレシーバ音出力処理が行われている時間帯によっても、使用者がカバーパネル2において音が聞こえやすい位置が変化することがある。例えば、静かな時間帯(例えば朝など)で使用者が電子機器1を使用して通話する場合と、騒々しい時間帯(例えば夜など)で使用者が電子機器1を使用して通話する場合とでは、周囲音、電子機器1への耳の押し付け強度あるいは使用者の電子機器1の持ち方(手の位置)などが異なることがある。このような要因及びその他の様々な要因により、電子機器1においてレシーバ音出力処理が行われている時間帯によって使用者がカバーパネル2において音が聞こえやすい位置が変化することがある。したがって、複数の時間帯にそれぞれ対応する複数の基準位置630を記憶部103に記憶させても良い。この場合には、判定部610は、電子機器1においてレシーバ音出力処理が行われている際に、当該レシーバ音出力処理が実行されている時間帯に応じた基準位置630を記憶部103内の複数の基準位置630から選択し、耳当て位置特定部600で特定された耳当て位置が、選択した基準位置630に近いか否かを判定する。電子機器1においてレシーバ音出力処理が行われている時間帯については、例えば、電子機器1にGPS(Global Positioning System)受信機を搭載し、当該GPS受信機から出力される時刻情報に基づいて特定することができる。
記憶部103内における、複数の時間帯にそれぞれ対応する複数の基準位置630は、例えば上述の第3の決定方法を用いて決定することができる。ある時間帯において音声通話を行っている電子機器1が音声通話を終了した後に、入力画面800が使用されて、使用者の耳当て位置を基準位置630として登録する旨が当該使用者から電子機器1に通知されると、音声通話中に耳当て位置特定部600で特定された当該使用者の耳当て位置が、当該ある時間帯に対応する基準位置630として当該ある時間帯を特定するための情報と対応付けられて記憶部103に記憶される。また、別の時間帯において音声通話を行っている電子機器1が音声通話を終了した後に、入力画面800が使用されて、使用者の耳当て位置を基準位置630として登録する旨が当該使用者から電子機器1に通知されると、音声通話中に耳当て位置特定部600で特定された当該使用者の耳当て位置が、当該別の時間帯に対応する基準位置630として当該別の時間帯を特定するための情報と対応付けられて記憶部103に記憶される。このようにして、記憶部103内には、複数の時間帯にそれぞれ対応する複数の基準位置630が記憶される。
<その他の変形例>
上記の例では、本願発明を携帯電話機に適用する場合を例に挙げて説明したが、本願発明は、携帯電話機以外の電子機器にも適用することができる。
1 電子機器
2 カバーパネル
100 制御部
130 タッチパネル
191 圧電振動素子
600 耳当て位置特定部
610 判定部
620 通知部
630 基準位置

Claims (18)

  1. 電子機器であって、
    前記電子機器の表面に設けられたカバーパネルと、
    前記カバーパネルを振動させる圧電振動素子と、
    音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる駆動部と、
    前記カバーパネルに対する接触を検出する検出部と、
    前記電子機器において前記駆動部が音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理が行われている際に、前記検出部での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する耳当て位置特定部と、
    前記処理が行われている際に、前記耳当て位置特定部で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する判定部と、
    前記処理が行われている際に、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う通知部と
    を備え
    前記判定部は、前記耳当て位置特定部において過去に特定された前記耳の当て位置の平均値を基準位置とする、電子機器。
  2. 電子機器であって、
    前記電子機器の表面に設けられたカバーパネルと、
    前記カバーパネルを振動させる圧電振動素子と、
    音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる駆動部と、
    前記カバーパネルに対する接触を検出する検出部と、
    前記電子機器において前記駆動部が音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理が行われている際に、前記検出部での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する耳当て位置特定部と、
    前記処理が行われている際に、前記耳当て位置特定部で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する判定部と、
    前記処理が行われている際に、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う通知部と
    を備え、
    前記電子機器は、基準位置を自装置に登録する登録モードを有し、
    前記電子機器が前記登録モードで動作している際には、前記駆動部が音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させ、
    前記判定部は、前記電子機器が前記登録モードで動作している際に、前記耳当て位置特定部において特定された前記耳の当て位置を基準位置とする、電子機器。
  3. 電子機器であって、
    前記電子機器の表面に設けられたカバーパネルと、
    前記カバーパネルを振動させる圧電振動素子と、
    音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる駆動部と、
    前記カバーパネルに対する接触を検出する検出部と、
    前記電子機器において前記駆動部が音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理が行われている際に、前記検出部での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する耳当て位置特定部と、
    前記処理が行われている際に、前記耳当て位置特定部で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する判定部と、
    前記処理が行われている際に、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う通知部と
    を備え、
    前記判定部は、前記処理が終了した後に、前記耳の当て位置を基準位置として登録する旨が使用者から前記電子機器に通知されると、当該処理の実行中に前記耳当て位置特定部で特定された前記耳の当て位置を基準位置とする、電子機器。
  4. 電子機器であって、
    前記電子機器の表面に設けられたカバーパネルと、
    前記カバーパネルを振動させる圧電振動素子と、
    音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる駆動部と、
    前記カバーパネルに対する接触を検出する検出部と、
    前記電子機器において前記駆動部が音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理が行われている際に、前記検出部での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する耳当て位置特定部と、
    前記処理が行われている際に、前記耳当て位置特定部で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する判定部と、
    前記処理が行われている際に、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う通知部と
    を備え、
    前記判定部は、前記処理が行われている際に、互いに異なる複数の基準位置から一つの基準位置を選択し、前記耳当て位置特定部で特定された前記耳の当て位置が、選択した基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する、電子機器。
  5. 請求項に記載の電子機器であって、
    前記処理は、前記電子機器が通信相手装置と音声通話を行っている際に実行され、
    前記複数の基準位置は、前記電子機器の音声通話先となる複数の通信相手装置にそれぞれ対応し、
    前記判定部は、前記電子機器が音声通話を行っている際に、音声通話先の通信相手装置に対応する基準位置を前記複数の基準位置から選択し、前記耳当て位置特定部で特定された前記耳の当て位置が、選択した基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する、電子機器。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記通知部は、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定されると、前記処理が行われている際に当該基準位置を特定するための情報を使用者に通知する、電子機器。
  7. 請求項1乃至請求項のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記通知部は、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を、前記カバーパネルを振動させることによって行う、電子機器。
  8. 請求項に記載の電子機器であって、
    前記駆動部及び前記圧電振動素子が前記通知部として機能する、電子機器。
  9. 請求項1乃至請求項のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記通知部は、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記判定部において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を、音を使用者に伝達することによって行う、電子機器。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか一つに記載の電子機器であって、
    前記圧電振動素子が前記カバーパネルを振動させることによって、当該カバーパネルから気導音及び伝導音が使用者に伝達される、電子機器。
  11. 表面に設けられたカバーパネルと、振動することによって当該カバーパネルを振動させる圧電振動素子とを備える電子機器を制御するための制御プログラムであって、
    前記電子機器に、
    (a)音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理を行う工程と、
    (b)前記カバーパネルに対する接触を検出する工程と、
    (c)前記処理が行われている際に、前記工程(b)での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する工程と、
    (d)前記処理が行われている際に、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する工程と、
    (e)前記処理が行われている際に、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う工程と、
    (f)前記工程(c)において過去に特定された前記耳の当て位置の平均値を基準位置とする工程と
    を実行させるための制御プログラム。
  12. 表面に設けられたカバーパネルと、振動することによって当該カバーパネルを振動させる圧電振動素子とを備える電子機器を制御するための制御プログラムであって、
    前記電子機器に、
    (a)音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理を行う工程と、
    (b)前記カバーパネルに対する接触を検出する工程と、
    (c)前記処理が行われている際に、前記工程(b)での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する工程と、
    (d)前記処理が行われている際に、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する工程と、
    (e)前記処理が行われている際に、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う工程と
    (f)基準位置を自装置に登録する登録モードで動作する工程と
    を実行させ、
    前記登録モードにおいては、前記圧電振動素子が音信号に基づいて振動され、
    (g)前記登録モードにおいて、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置を基準位置とする工程をさらに実行させるための制御プログラム。
  13. 表面に設けられたカバーパネルと、振動することによって当該カバーパネルを振動させる圧電振動素子とを備える電子機器を制御するための制御プログラムであって、
    前記電子機器に、
    (a)音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理を行う工程と、
    (b)前記カバーパネルに対する接触を検出する工程と、
    (c)前記処理が行われている際に、前記工程(b)での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する工程と、
    (d)前記処理が行われている際に、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する工程と、
    (e)前記処理が行われている際に、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う工程と
    (f)前記処理が終了した後に、前記耳の当て位置を基準位置として登録する旨が使用者から前記電子機器に通知されると、当該処理の実行中に前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置を基準位置とする工程と
    を実行させるための制御プログラム。
  14. 表面に設けられたカバーパネルと、振動することによって当該カバーパネルを振動させる圧電振動素子とを備える電子機器を制御するための制御プログラムであって、
    前記電子機器に、
    (a)音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理を行う工程と、
    (b)前記カバーパネルに対する接触を検出する工程と、
    (c)前記処理が行われている際に、前記工程(b)での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する工程と、
    (d)前記処理が行われている際に、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する工程と、
    (e)前記処理が行われている際に、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う工程と
    を実行させ、
    前記工程(d)において、前記処理が行われている際に、互いに異なる複数の基準位置から一つの基準位置を選択させ、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が、選択された基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定させるための制御プログラム。
  15. 表面に設けられたカバーパネルと、振動することによって当該カバーパネルを振動させる圧電振動素子とを備える電子機器での情報通知方法であって、
    (a)音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理を行う工程と、
    (b)カバーパネルに対する接触を検出する工程と、
    (c)前記処理が行われている際に、前記工程(b)での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する工程と、
    (d)前記処理が行われている際に、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する工程と、
    (e)前記処理が行われている際に、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う工程と、
    (f)前記工程(c)において過去に特定された前記耳の当て位置の平均値を基準位置とする工程と
    を備える、情報通知方法。
  16. 表面に設けられたカバーパネルと、振動することによって当該カバーパネルを振動させる圧電振動素子とを備える電子機器での情報通知方法であって、
    (a)音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理を行う工程と、
    (b)カバーパネルに対する接触を検出する工程と、
    (c)前記処理が行われている際に、前記工程(b)での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する工程と、
    (d)前記処理が行われている際に、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する工程と、
    (e)前記処理が行われている際に、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う工程と、
    (f)基準位置を自装置に登録する登録モードで動作する工程と
    を備え、
    前記登録モードにおいては、前記圧電振動素子が音信号に基づいて振動され、
    (g)前記登録モードにおいて、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置を基準位置とする工程をさらに備える、情報通知方法。
  17. 表面に設けられたカバーパネルと、振動することによって当該カバーパネルを振動させる圧電振動素子とを備える電子機器での情報通知方法であって、
    (a)音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理を行う工程と、
    (b)カバーパネルに対する接触を検出する工程と、
    (c)前記処理が行われている際に、前記工程(b)での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する工程と、
    (d)前記処理が行われている際に、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する工程と、
    (e)前記処理が行われている際に、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う工程と、
    (f)前記処理が終了した後に、前記耳の当て位置を基準位置として登録する旨が使用者から前記電子機器に通知されると、当該処理の実行中に前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置を基準位置とする工程と
    を備える、情報通知方法。
  18. 表面に設けられたカバーパネルと、振動することによって当該カバーパネルを振動させる圧電振動素子とを備える電子機器での情報通知方法であって、
    (a)音信号に基づいて前記圧電振動素子を振動させる処理を行う工程と、
    (b)カバーパネルに対する接触を検出する工程と、
    (c)前記処理が行われている際に、前記工程(b)での検出結果に基づいて前記カバーパネルに対する使用者の耳の当て位置を特定する工程と、
    (d)前記処理が行われている際に、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が基準位置に近いか否かを所定基準に基づいて判定する工程と、
    (e)前記処理が行われている際に、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近いと判定される場合に前記耳の当て位置が適切であることを使用者に通知することと、前記工程(d)において前記耳の当て位置が基準位置に近くないと判定される場合に前記耳の当て位置が不適切であることを使用者に通知することとの少なくとも一方を行う工程と
    を備え、
    前記工程(d)において、前記処理が行われている際に、互いに異なる複数の基準位置から一つの基準位置が選択され、前記工程(c)で特定された前記耳の当て位置が、選択された基準位置に近いか否かが所定基準に基づいて判定される、情報通知方法。
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