JP5680205B2 - 真空遮断器の電磁操作装置 - Google Patents

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Description

この発明は、電磁力を利用した駆動力により真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作を制御する「真空遮断器の電磁操作装置」に係わり、さらに詳しくは、電磁操作装置を構成する駆動コイルや駆動コンデンサの温度が変化しても、接点開閉動作速度の変化を抑制することが可能な真空遮断器の電磁操作装置に関する。
図6は、例えば、再公表特許公報WO2005/111641号公報(特許文献1)に示された電力開閉機器(真空遮断器)の電磁操作装置を示す図である。
図6を用いて、従来の真空遮断器の電磁操作装置の構成について説明する。
真空遮断器構成する真空スイッチ管(真空バブルとも称す)50は、真空容器の中に開閉接点51が収容されている。開閉接点51は、固定接点51aと可動接点51bで構成されており、接点が開状態のときは、固定接点51aと可動接点51bは、所定の空隙を設けて対向配置されている。
可動接点51bには、駆動棒52が固着されており、可動接点51bと駆動棒52にて可動部を構成している。この可動部は、接圧ばね53とばね受け54を介して、電磁操作機構60の可動鉄心61に連結されている。
電磁操作機構60は、可動鉄心61、閉極用駆動コイル62および開極用駆動コイル63を有している。
閉極用駆動コイル62は、可動接点51bを駆動して接点閉状態とするためのものであり、開極用駆動コイル63は、可動接点51bを駆動して接点開状態とするためのものである。
駆動用電磁コイルとしての閉極用駆動コイル62および開極用駆動コイル63は、可動鉄心61の軸方向に所定の間隔を設けて配置されている。可動鉄心61は、閉極用駆動コイル62および開極用駆動コイル63の中心部において、軸方向に移動可能に配設されている。
駆動電源装置70は、閉極用駆動コンデンサ71、開極用駆動コンデンサ72、閉極指令スイッチ73、開極指令スイッチ74を有している。
そして、閉極指令スイッチ73がオンすると、閉極用駆動コンデンサ71に充電されていた電圧が閉極用駆動コイル62に印加され、閉極用駆動コイル62に電流が流れ、接点閉状態に駆動される。また、開極指令スイッチ74がオンすると、開極用駆動コンデンサ72に充電されていた電圧が開極用駆動コイル63に印加され、開極用駆動コイル63に電流が流れ、接点開状態に駆動される。
なお、図6において、81は接続線、82は電流計測器、83は接点消耗量測定装置であるが、本願発明とは関係ないので、説明は省略する。
前記特許文献1に記載されている状態把握装置は、固定鉄心と、この固定鉄心に対して移動可能に構成された可動鉄心と、駆動用電源により励磁された可動鉄心を移動させることにより可動鉄心に連結された***作機器(真空スイッチ管)を駆動する電磁コイルとを備えた電磁操作装置に設けられるものであって、電磁コイルに流れる電流または電磁コイルに発生する電圧を測定する測定手段と、この測定手段からの出力波形上の変化情報を求める探索手段とを備え、この探索手段からの変化情報に基づき***作機器または電磁操作装置の状態を推定するものである。
しかし、この特許文献1には、真空スイッチ管を用いた真空遮断器の電磁操作装置における電磁コイル(閉極用駆動コイル、開極用駆動コイル)やコンデンサ(閉極用駆動コンデンサ、開極用駆動コンデンサ)の温度変化に起因して、「電磁コイルに流れる電流が変化して接点開閉動作速度が変化すること」や「接点開閉動作速度の変化を抑制すること」については記載されていない。
また、図7は、例えば、再公表特許公報WO01/031667号公報(特許文献2)に示された電磁反発駆動開閉装置の構成を示す図である。
図7に示した電磁反発駆動開閉装置(すなわち、真空スイッチ管を用いた真空遮断器の電磁操作装置)は、閉極用駆動コイル101および開極用駆動コイル102を、導電性を有する反発部材と対向させて配置し、充電電源103により所定の充電電圧に充電されたコンデンサ104から選択されたコイル101、102のいずれかに駆動電流を供給し、各コイル101、102と反発部材との間に発生した電磁力の反発力により固定接点と可動接点との間を接離するようにした電磁反発駆動開閉装置において、コンデンサ104の温度変化に対して駆動電流のピーク値が所定の範囲に入るように、充電電源103の出力電圧を制御する電圧制御手段105を設けている。
特許文献2には、「電圧制御手段を設けたことにより、コンデンサの温度が変化しても、駆動電流のピーク値が所定の範囲に入るように制御することにより、接点を安定して精度よく行う」ことが記載されている。
すなわち、特許文献2には、閉極用駆動コイルおよび開極用駆動コイルに電流を流すための駆動コンデンサの温度変化に対応して、閉極用駆動コイルおよび開極用駆動コイルに流れる電流の大きさを制御して、接点動作速度の変化を抑制することが記載されている。
しかし、特許文献2にも、真空スイッチ管を用いた真空遮断器の電磁操作装置における電磁コイル(閉極用駆動コイル、開極用駆動コイル)の周囲温度変化に起因する接点動作速度の変化を抑制することについては記載されていない。
特許文献1:再公表特許公報WO2005/111641号公報
特許文献2:再公表特許公報WO01/031667号公報
真空遮断器は、動作責務(動作仕様)が規格(JEC−2300)によって規定されており、3サイクル(50m sec)でのクローズ・オープン(すなわち、閉極・開極動作)が必要である。
なお、「JEC」とは、「Japanese Electro-technical Committee」のことである。
真空遮断器の通常の使用状態では、この動作責務を満たすために、駆動コイルへの通電制御を一定の時間で制御している。
しかし、気温の変化により電磁操作装置の駆動コイルの抵抗値が変化して、駆動コイルに流れる電流値が変化する。そのため、真空遮断器を構成する真空スイッチ管の可動接点の動作速度が変化する。
特に問題となるのが、「周囲の気温が低くなると閉極用駆動コイルの温度も低くなり、駆動コイルの抵抗値が小さくなって、閉極用駆動コイルに流れる電流の値が大きくなる」ことである。
閉極用駆動コイルに流れる電流の値が大きくなると、可動接点が速く動いてしまうので、通常の状態より接点タッチ(真空スイッチ管の可動接点と固定接点の接触、すなわち閉極動作)が早くなってしまう。
一方、周囲の気温が高くなると開極用駆動コイルの温度も高くなり、開極用駆動コイルの抵抗値が高くなり、開極用駆動コイルに流れる電流の値が小さくなる。
開極用駆動コイルに流れる電流の値が小さくなると、可動接点が遅く動いてしまうので、通常の状態よりも開極動作が遅くなってしまう。

真空遮断器の通常の使用状態では、閉極用駆動コイルおよび開極用駆動コイルへの通電制御は、一定の時間で制御している。
そのため、閉極時の接点動作が通常より早くなったり、開極時の接点動作が通常より遅くなったりすると、接点クローズ・オープン全体の時間が長くなってしまい、3サイクル(50m sec)クローズ・オープンの動作責務を満たせなくなるという問題が有った。
また、閉極用駆動コンデンサおよび開極用駆動コンデンサは、温度が低くなると充電容量が変化する。例えば、温度が低くなって充電容量が小さくなると、充電エネルギーが小さくなり、閉極用駆動コイルおよび開極用駆動コイルに流れる電流は小さくなり、可動接点の動作速度に影響を及ぼす。
図8は、従来の真空遮断器の閉極動作時における問題点を説明するためのイメージ図であり、図8(a)は、閉極用駆動コイルの温度が低くなった場合の接点動作状態を説明するための図である。
図8(a)に示す実線Aは、閉極用駆動コイルの温度が常温時の接点位置の変移線であり、破線Bは、閉極用駆動コイルの温度が低くなり、接点タッチ(閉極動作)が速くなったときの接点位置の変移線である。
図8(a)に示すように、従来の真空遮断器では、閉極用駆動コイルの温度が低くなり、接点タッチが速くなると、接点のクローズ・オープン全体の時間が長くなってしまい、「3サイクル(50m sec)クローズ・オープン」の動作責務を満たせなくなる。
また、充電電圧を印加して閉極用駆動コイルに電流を流すための駆動コンデンサの温度が変化すると、閉極用駆動コイルに流れる電流の値が変化するので、接点タッチの速度が変化し、接点のクローズ・オープン全体の時間に影響を及ぼし、3サイクル(50m sec)クローズ・オープンの動作責務を満たせなくなる恐れがある。
なお、図8(b)は、閉極コイル(閉極用駆動コイル)に流れる電流の変化状態と開極コイル(開極用駆動コイル)に流れる電流の変化状態を示している。
また、前述したように、周囲の温度が高くなると開極用駆動コイルの温度も高くなり、開極用駆動コイルの抵抗値が高くなり、駆動コイルに流れる電流の値が小さくなる。
開極用駆動コイルに流れる電流の値が小さくなると、開極動作時に可動接点が遅く動いてしまうので、通常の状態よりも開極動作が遅くなってしまう。
真空遮断器の通常の使用状態では、開極用駆動コイルへの通電制御も一定の時間で制御している。
そのため、開極時における接点動作が通常より遅くなると、接点クローズ・オープン全体の時間が長くなってしまうので、3サイクル(50m sec)クローズ・オープンの動作責務を満たせなくなるという問題も有った。
図9は、従来の真空遮断器の開極動作時における問題点を説明するためのイメージ図であり、図9(a)は、開極用駆動コイルの温度が高くなった場合の接点動作状態を説明するための図である。
図9(a)に示す実線Aは、開極用駆動コイルの温度が常温時の接点位置の変移線であり、波線Bは、開極用駆動コイルの温度が高くなり開極動作が遅くなったときの接点位置の変移線である。
図9(a)に示すように、従来の真空遮断器では、開極用駆動コイルの温度が高くなり、開極動作が遅くなると、接点のクローズ・オープン全体の時間が長くなってしまい、「3サイクル(50m sec)クローズ・オープン」の動作責務を満たせなくなる。
なお、図9(b)は、閉極コイル(閉極用駆動コイル)に流れる電流の変化状態と開極コイル(開極用駆動コイル)に流れる電流の変化状態を示している。
本発明は、このような従来の問題点を解決するためになされたものであり、閉極用駆動コイルおよび開極用駆動コイルの一方または両方の温度が変化しても、また、閉極用駆動コンデンサあるいは開極用駆動コンデンサの温度が変化しても、閉極用駆動コイルおよび/または開極用駆動コイルを流れる電流の変化を精度よく制御して接点開閉速度変化を抑制することが可能であり、規格(JEC−2300)により規定されている3サイクルクローズ・オープンの動作責務を満たすことができる真空遮断器の電磁操作装置を提供することを目的とする。
本発明に係わる真空遮断器の電磁操作装置は、真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、
前記真空スイッチ管の閉極用駆動コイルと、前記閉極用駆動コイルの周囲温度を計測する第1の温度センサーを備え、前記第1の温度センサーが計測する温度に基づいて前記閉極用駆動コイルに流す電流を制御するものである。
また、本発明に係わる真空遮断器の電磁操作装置は、真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、前記真空スイッチ管の開極用駆動コイルと、前記開極用駆動コイルの周囲温度を計測する第3の温度センサーとを備え、前記第3の温度センサーが計測する温度に基づいて前記開極用駆動コイルに流す電流を制御するものである。
また、本発明に係わる真空遮断器の電磁操作装置は、真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、
前記真空スイッチ管の閉極用駆動コイルと、前記閉極用駆動コイルの周囲温度を計測する第1の温度センサーを備え、前記第1の温度センサーが計測する温度に基づいて前記閉極用駆動コイルに流す電流を制御するとともに、
前記真空スイッチ管の開極用駆動コイルと、前記開極用駆動コイルの周囲温度を計測する第3の温度センサーとを備え、前記第3の温度センサーが計測する温度に基づいて前記開極用駆動コイルに流す電流を制御するものである。
本発明によれば、閉極用駆動コイルおよび/または開極用駆動コイルの温度が変化しても、閉極用駆動コイルおよび/または開極用駆動コイルに流れる電流値の変化を抑制することが可能であるので、真空遮断器の規格(JEC−2300)によって規定されている3サイクルクローズ・オープンの動作責務を満たすことができる「真空遮断器の電磁操作装置」を提供することができる。
実施の形態1に係る真空遮断器の電磁操作装置の構成を示す図である。 駆動コイルの周囲温度変化と実際の温度変化を示す図である。 第1の温度補正指示部の機能を概念的に示す機能説明図である。 第2の温度補正指示部の機能を概念的に示す機能説明図である。 実施の形態3に係る真空遮断器の電磁操作装置の構成を示す図である。 特許文献1に示された真空遮断器の電磁操作装置の構成を示す図である。 特許文献2に示された電磁反発駆動開閉装置の構成を示す図である。 従来の真空遮断器の閉極動作時における問題点を説明するためのイメージ図である。 従来の真空遮断器の開極動作時における問題点を説明するためのイメージ図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について説明する。

なお、各図間において、同一符号は同一あるいは相当のものであることを表す。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る真空遮断器の電磁操作装置の概略構成を示す図である。
図1において、10は電源(交流電源)、11は閉極用充電回路、12は開極用充電回路、21は閉極用駆動コンデンサ、22は開極用駆動コンデンサ、31は閉極用駆動コイル、32は開極用駆動コイル、41は第1の通電部、42は第2の通電部、201は第1の温度センサー、202は第2の温度センサー、203は第3の温度センサー、204は第4の温度センサー、300は第1の温度補正指示部、400は第2の温度補正指示部である。
なお、閉極用駆動コイル31は、図6の閉極用駆動コイル62あるいは図7の閉極用駆動コイル101に相当し、開極用駆動コイル32は、図6の開極用駆動コイル63あるいは図7の開極用駆動コイル102に相当する。
まず、閉極動作を行う場合について説明する。
電源10から電源電圧が印加される閉極用充電回路11は、後述するように、第1の温度補正指示部300から指示される充電電圧指示値に基づいて直流電圧(充電電圧)を生成し、閉極用駆動コンデンサ21を充電する。そして、閉極用駆動コンデンサ21に充電された電圧は、閉極用駆動コイル31に印加され、スイッチ機構である第1の通電部41を介して閉極用駆動コイル31に電流が流れる。
すなわち、閉極指令により第1の通電部41をオンさせることによって、閉極用駆動コイル31に電流が流れ、真空遮断機の真空スイッチ管(図示なし)の接点を閉状態に駆動する。
真空遮断器の接点動作が、規格(JEC−2300)によって規定されている動作仕様(3サイクルでのクローズ・オープン)を満たすためには、真空遮断器に用いられている真空スイッチ管の接点が開極状態から閉極状態になるまでの時間(接点閉極時間時間)が閉極用駆動コイル31の周囲温度の変化によって変化(例えば、速く成りすぎる)しないように抑圧しなければならない。
そのため、本実施の形態では、閉極用駆動コイル31の周囲(近傍)に閉極用駆動コイル31の周囲温度を計測するための第1の温度センサー201を配置する。そして、第1の温度センサー201で計測した温度を第1の温度補正指示部300に入力する。
また、閉極用駆動コンデンサ21の周囲の温度が変化すると閉極用駆動コンデンサ21に充電される電圧値も影響を受けて変化し、その結果、閉極用駆動コイル31に流れる電流値も変化する。
すなわち、閉極用駆動コンデンサ21の周囲の温度が変化すると閉極用駆動コイル31に流れる電流値も変化する。
そのため、本実施の形態では、閉極用駆動コンデンサ21の周囲に、閉極用駆動コンデンサ21の周囲温度を計測するための第2の温度センサー202を配置する。そして、第2の温度センサー202で計測した温度を第1の温度補正指示部300に入力する。
なお、本実施の形態では、第1の温度センサー201を閉極用駆動コイル31の周囲に配置したので、第1の温度センサー201で計測する温度と閉極用駆動コイル31の実際の温度との間に差が出る。すなわち、図2に示すように、駆動コイル(閉極用駆動コイル31)の実際の温度変化(波線Bで示す)は、第1の温度センサー201で計測した閉極用駆動コイル31の周囲の温度変化(実線Aで示す)より遅れる。
また、第2の温度センサー202は、閉極用駆動コンデンサ21の周囲に配置しているので、第1の温度センサー201による計測温度の遅延の場合と同様に、閉極用駆動コンデンサ21の実際の温度変化も第2の温度センサー202で計測した閉極用駆動コンデンサ21の近傍の温度変化より遅れる。
そのため、第1の温度補正指示部300では、これらの温度計測の遅延を考慮し、第1の温度センサー201および第2の温度センサー202による温度計測値を、それぞれに対応する所定の補正テーブル(あるいは所定の計算式)に基づいて、閉極用充電回路11に対する充電電圧指示値を設定する。
そして、第1の温度補正指示部300は、D/A変換器310を介して、閉極用充電回路11に対して充電電圧(すなわち、閉極用駆動コンデンサ21を充電する電圧値)を指示し、閉極用充電回路11は閉極用駆動コンデンサ21を指示された電圧に充電する。
図3は、第1の温度補正指示部300の機能を概念的に示す機能説明図である。
図3において、301は閉極用駆動コイル31の周囲に配置された第1の温度センサー201により計測される計測温度、302は閉極用駆動コンデンサ21の周囲に配置された第2の温度センサー202により計測される計測温度、303は第1の温度センサー201により計測される計測温度を補正するための第1の補正テーブル、304は第2の温度センサー202により計測される計測温度を補正するための第2の補正テーブルである。
図3に示すように、第1の温度補正指示部300では、第1の温度センサー201で計測された温度(すなわち、第1の温度センサー計測温度301)を第1の温度補正テーブル303で補正し、第2の温度センサー202で計測された温度(すなわち、第2の温度センサー計測温度302)を第2の温度補正テーブル304で補正する。
所定の基準電圧(所定の温度における基準DC電圧)305は、まず、第1の温度補正テーブル303で生成される第1の補正係数306により補正される。さらに、第1の補正係数306により補正されたDC電圧は、第2の温度補正テーブル304で生成される第2の補正係数307により補正される。
そして、第1の補正係数306および第2の補正係数307で補正されたDC電圧は、D/A変換器310で変換されて閉極用充電回路11に対する充電電圧指示値(すなわち、D/A出力電圧308)として、第1の温度補正指示部300から出力する。
閉極用充電回路11は、この第1の温度補正指示部300からの指示される充電電圧指示値に従って、閉極用駆動コンデンサ21を充電する。
次に、開極動作を行う場合について説明する。
電源10から電源電圧が印加される開極用充電回路12は、第2の温度補正指示部400から指示される充電電圧指示値に基づいて直流電圧(充電電圧)を生成し、開極用駆動コンデンサ22を充電する。そして、開極用駆動コンデンサ22に充電された電圧は、開極用駆動コイル32に印加され、スイッチ機構である第2の通電部42を介して開極用駆動コイル32に電流が流れる。
すなわち、開極指令により第2の通電部42をオンさせることによって、開極用駆動コイル32に電流が流れ、真空遮断機の真空スイッチ管(図示なし)の接点を開状態に駆動する。
真空遮断器の接点動作が規格(JEC−2300)によって規定されている動作仕様(3サイクルでのクローズ・オープン)を満たすためには、開極動作においても、真空遮断器に用いられている真空スイッチ管の接点が閉極状態から開極状態になるまでの時間(接点開極時間)が、開極用駆動コイル32の周囲温度の変化によって変化(例えば、遅くなり過ぎる)しないように抑圧しなければならない。
そのため、本実施の形態では、開極用駆動コイル32の周囲に、開極用駆動コイル32の周囲温度を計測するための第3の温度センサー203を配置する。そして、第3の温度センサー203で計測した温度を第2の温度補正指示部400に入力する。

また、開極用駆動コンデンサ22の周囲の温度が変化すると、開極用駆動コンデンサ22に充電される電圧値も影響を受けて変化し、その結果、開極用駆動コイル32に流れる電流値も変化する。
そのため、本実施の形態では、開極用駆動コンデンサ22の周囲に、開極用駆動コンデンサ22の周囲温度を計測するための第4の温度センサー204を配置する。そして、第4の温度センサー204で計測した温度を第2の温度補正指示部400に入力する。
なお、本実施の形態では、第3の温度センサー203を開極用駆動コイル32の周囲に配置したので、第3の温度センサー203で計測する温度と開極用駆動コイル32の実際の温度との間に差が出る。すなわち、図2に示すように、駆動コイル(開極用駆動コイル32)の実際の温度変化(波線Bで示す)は、第3の温度センサー203で計測した開極用駆動コイル32の周囲の温度変化(実線Aで示す)より遅れる。
また、第4の温度センサー204は、開極用駆動コンデンサ22の周囲に配置しているので、第3の温度センサー203による計測温度の遅延の場合と同様に、開極用駆動コンデンサ22の実際の温度変化も第4の温度センサー204で計測した開極用駆動コンデンサ22の周囲の温度変化より遅れる。
そのため、第2の温度補正指示部400では、これらの温度計測の遅延を考慮し、第3の温度センサー203および第4の温度センサー204による温度計測値を、それぞれに対応する所定の補正テーブル(あるいは所定の計算式)に基づいて、開極用充電回路12に対する充電電圧指示値を設定する。
そして、第2の温度補正指示部400は、D/A変換器410を介して、開極用充電回路12に対して充電電圧(すなわち、開極用駆動コンデンサ22を充電する電圧値)を指示し、開極用充電回路12は開極用駆動コンデンサ22を指示された電圧に充電する。
図4は、第2の温度補正指示部400の機能を概念的に示す機能説明図である。
図4において、401は開極用駆動コイル32の周囲に配置された第3の温度センサー203により計測される計測温度、402は開極用駆動コンデンサ22の周囲に配置された第4の温度センサー204により計測される計測温度、403は第3の温度センサー203により計測される計測温度を補正するための第3の補正テーブル、404は第4の温度センサー204により計測される計測温度を補正するための第4の補正テーブルである。
図4に示すように、第2の温度補正指示部400は、第3の温度センサー203で計測された温度(すなわち、第3の温度センサー計測温度401)を第3の温度補正テーブル403で補正し、第4の温度センサー204で計測された温度(すなわち、第4の温度センサー計測温度402)を第4の温度補正テーブル404で補正する。
所定の基準電圧(所定の温度における基準DC電圧)405は、まず、第3の温度補正テーブル403で生成される第3の補正係数406により補正される。さらに、第3の補正係数406により補正されたDC電圧は、第4の温度補正テーブル404で生成される第の補正係数407により補正される。
そして、第3の補正係数406および第4の補正係数407で補正されたDC電圧は、D/A変換器410で変換されて開極用充電回路12に対する充電電圧指示値(すなわち、D/A出力電圧408)として、第2の温度補正指示部400から出力する。
開極用充電回路12は、この第2の温度補正指示部400からの指示される充電電圧指示値に従って、開極用駆動コンデンサ22を充電する。
次に、閉極用駆動コンデンサおよび開極用駆動コンデンサの温度変化による閉極時あるいは開極時の可動接点の動作速度への影響について述べる。
閉極用駆動コンデンサ21および開極用駆動コンデンサ22は、温度が低くなると容量は小さくなり、閉極用駆動コンデンサ21および開極用駆動コンデンサ22の出力電圧は小さくなる。
そのため、閉極用駆動コイル31および開極用駆動コイル32に流れる電流値は小さくなり、閉極時あるいは開極時の可動接点の動作速度は遅くなる。
閉極動作に関しては、実際には、温度が低くなったときに閉極用駆動コンデンサ21の容量が小さくなることによって接点速度が遅くなることよりも、閉極用駆動コイル31の温度が低くなったときに閉極用駆動コイル31の抵抗値が減少することによって接点が速く動くことのほうが、閉極用駆動コイル31に流れる電流の変化量が大きい。
そのため、閉極用駆動コンデンサ21の容量変化による接点速度の変化分は打ち消されてしまう。
しかし、閉極用駆動コイル31の温度変化のみに基づいて閉極用駆動コンデンサ21の充電電圧を補正した場合には、閉極用駆動コンデンサ21の容量変化分による誤差が発生する。
このことは、開極動作に関しても同様である。
本実施の形態では、第1の温度センサー201により計測される閉極用駆動コイル31の温度変化と第2の温度センサー202により計測される閉極用駆動コンデンサ21の温度変化の両方に基づいて閉極用駆動コンデンサ21の充電電圧を補正する。
同様に、第3の温度センサー203により計測される開極用駆動コイル32の温度変化と第4の温度センサー204により計測される開極用駆動コンデンサ22の温度変化の両方に基づいて開極用駆動コンデンサ22の充電電圧を補正する。
これにより、閉極用駆動コイル31や閉極用駆動コンデンサ21の周囲温度が変化しても閉極用駆動コイル31を流れる電流を精度よく一定に制御できる。同様に、開極用駆動コイル32や開極用駆動コンデンサ22の周囲温度が変化しても開極用駆動コイル32を流れる電流を精度よく一定に制御できる。
従って、開閉接点の閉極動作速度および開極動作速度を、精度よく所定の範囲内にすることができる。
すなわち、真空遮断器が動作責務(すなわち、3サイクルでのクローズ・オープン)を満たすように、接点の閉極動作および/または開極動作を精度よく一定に制御することが可能となる。
なお、上述の説明では、閉極用駆動コイル31の周囲に閉極用駆動コイル31の周囲温度を計測する第1の温度センサー201を配置し、且つ、閉極用駆動コンデンサ21の周囲に閉極用駆動コンデンサ21の周囲温度を計測する第2の温度センサー202を配置し、両方の温度センサーが計測する温度に基づいて、閉極用駆動コンデンサ21の充電電圧を補正する場合、および、開極用駆動コイル32の周囲に開極用駆動コイル32の周囲温度を計測する第3の温度センサー203を配置し、且つ、開極用駆動コンデンサ22の周囲に開極用駆動コンデンサ22の周囲温度を計測する第4の温度センサー204を配置し、両方の温度センサーが計測する温度に基づいて、開極用駆動コンデンサ22の充電電圧を補正する場合について述べた。
しかし、閉極用駆動コンデンサ21の周囲に閉極用駆動コンデンサ21の周囲温度を計測する第2の温度センサー202は配置せず、閉極用駆動コイル31の周囲に閉極用駆動コイル31の周囲温度を計測する第1の温度センサー201のみを配置するだけの構成であってもよく、また、開極用駆動コンデンサ22の周囲に開極用駆動コンデンサ22の周囲温度を計測する第4の温度センサー204は配置せず、開極用駆動コイル32の周囲に開極用駆動コイル32の周囲温度を計測する第3の温度センサー203のみを配置するだけの構成であってもよい。
この場合、閉極用駆動コンデンサ21あるいは開極用駆動コンデンサ22の充電電圧を補正する精度は少し悪くはなるが、閉極用駆動コイル31あるいは開極用駆動コイル32に流れる電流をほぼ一定の値にすることができる。
すなわち、第2の温度センサー202あるいは第4の温度センサー204を配置しなくても、真空スイッチ管の接点開閉速度をほぼ一定に抑制できるので、規格(JEC−2300)により規定されている3サイクルクローズ・オープンの動作責務を満たすことができる。
なお、真空遮断器では、真空スイッチ管の接点開閉速度が速くなると、接点開閉時の衝撃が強くなり、真空スイッチ管の寿命が短くなり、接点開閉速度が遅くなると真空遮断器の閉極動作が安定せず、投入保持不能が発生する。
しかし、本実施の形態では、閉極用駆動コイル31、開極用駆動コイル32、閉極用駆動コンデンサ21、開極用駆動コンデンサ22の温度変化に依らず、真空遮断器の接点を最適な速度(すなわち、動作責務を満たすのに必要とする最小の速度)で開閉出来るので、接点開閉時の余計な衝撃を減らすことが可能となり、真空遮断器の真空スイッチ管の寿命を長くすることができる。
ところで、上述の説明では、閉極用駆動コイル31の周囲に閉極用駆動コイル31の周囲温度を計測する第1の温度センサー201を配置し、且つ、閉極用駆動コンデンサ21の周囲に閉極用駆動コンデンサ21の周囲温度を計測する第2の温度センサー202を配置し、両方の温度センサーが計測する温度に基づいて、閉極用駆動コンデンサ21の充電電圧を補正する場合について述べた。
また、開極用駆動コイル32の周囲に開極用駆動コイル32の周囲温度を計測する第3の温度センサー203を配置し、且つ、開極用駆動コンデンサ22の周囲に開極用駆動コンデンサ22の周囲温度を計測する第4の温度センサー204を配置し、両方の温度センサーが計測する温度に基づいて、極用駆動コンデンサ22の充電電圧を補正する場合について述べた。
以上説明したように、本実施の形態による真空遮断器の電磁操作装置は、真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、真空スイッチ管の閉極用駆動コイル31と、閉極用駆動コイル31の周囲温度を計測する第1の温度センサー201を備え、第1の温度センサー201が計測する温度に基づいて閉極用駆動コイル31に流す電流を制御する。
従って、閉極用駆動コイル31の周囲温度が変化しても閉極用駆動コイル31を流れる電流を制御できるので、開閉接点の閉極動作速度を所定の範囲内にすることが可能であり、真空遮断器が動作責務(すなわち、3サイクルでのクローズ・オープン)を満たすように接点を動かすことができる。
また、本実施の形態による真空遮断器の電磁操作装置は、真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、真空スイッチ管の開極用駆動コイル32と、開極用駆動コイル32の周囲温度を計測する第3の温度センサー203とを備え、第3の温度センサー203が計測する温度に基づいて開極用駆動コイル32に流す電流を制御する。
従って、開極用駆動コイル32の周囲温度が変化しても開極用駆動コイル32を流れる電流を制御できるので、開閉接点の閉極動作速度を所定の範囲内にすることが可能であり、真空遮断器が動作責務を満たすように接点を動かすことができる。
また、本実施の形態による真空遮断器の電磁操作装置は、真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、真空スイッチ管の閉極用駆動コイル31と、閉極用駆動コイル31の周囲温度を計測する第1の温度センサー201を備え、第1の温度センサー201が計測する温度に基づいて閉極用駆動コイル31に流す電流を制御するとともに、さらに、真空スイッチ管の開極用駆動コイル32と、開極用駆動コイル32の周囲温度を計測する第3の温度センサー203とを備え、第3の温度センサー203が計測する温度に基づいて開極用駆動コイル32に流す電流を制御する。
従って、閉極用駆動コイル31および開極用駆動コイル32の周囲温度が変化しても、閉極用駆動コイル31を流れる電流および開極用駆動コイル32を流れる電流を制御できるので、開閉接点の閉極動作速度および開極動作速度を所定の範囲内にすることが可能であり、真空遮断器が確実に動作責務を満たすように接点を動かすことができる。
また、本実施の形態による真空遮断器の電磁操作装置は、真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、真空スイッチ管の閉極用駆動コイル31と、閉極用駆動コイル31に接点閉極用駆動電流を流すための閉極用駆動コンデンサ21と、閉極用駆動コンデンサ21を充電する閉極用充電回路11と、閉極用駆動コイル31の周囲温度を計測する第1の温度センサー201と、第1の温度センサー201が計測する温度に基づいて閉極用充電回路11に対して閉極用駆動コンデンサ21の充電電圧補正値を指示する第1の温度補正指示部300を備えている。
第1の温度補正指示部300は、第1の温度センサー201が計測する温度に基づいて閉極用充電回路11に対して閉極用駆動コンデンサ21の充電電圧補正値を指示するので、閉極用駆動コイル31の周囲温度が変化しても、閉極用駆動コイル31を流れる電流を精度よく制御できる。
また、本実施の形態による真空遮断器の電磁操作装置は、閉極用駆動コンデンサ21の周囲温度を計測する第2の温度センサー202を設け、第1の温度補正指示部300は、第1の温度センサー201および第2の温度センサー202が計測する温度に基づいて閉極用充電回路11に対して閉極用駆動コンデンサ21の充電電圧補正値を指示する。
従って、閉極用駆動コイル31および閉極用駆動コンデンサ21の両方の周囲温度が変化しても、閉極用駆動コイル31を流れる電流を精度よく制御できる。
また、本実施の形態による真空遮断器の電磁操作装置は、真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、真空スイッチ管の開極用駆動コイル32と、開極用駆動コイル32に接点開極用駆動電流を流すための開極用駆動コンデンサ22と、開極用駆動コンデンサ22を充電する開極用充電回路12と、開極用駆動コイル32の周囲温度を計測する第3の温度センサー203と、第3の温度センサー203が計測する温度に基づいて開極用充電回路12に対して開極用駆動コンデンサ22の充電電圧補正値を指示する第2の温度補正指示部400を備えている。
第2の温度補正指示部400は、第3の温度センサー203が計測する温度に基づいて開極用充電回路12に対して開極用駆動コンデンサ22の充電電圧補正値を指示するので、開極用駆動コイル32の周囲温度が変化しても、開極用駆動コイル32を流れる電流を精度よく制御できる。
また、本実施の形態による真空遮断器の電磁操作装置は、開極用駆動コンデンサ22の周囲温度を計測する第4の温度センサー204を設け、前記第2の温度補正指示部400は、第3の温度センサー203および第4の温度センサー204が計測する温度に基づいて開極用充電回路12に対して開極用駆動コンデンサ22の充電電圧補正値を指示する。
従って、開極用駆動コイル32および開極用駆動コンデンサ22の両方の周囲温度が変化しても、極用駆動コイル32を流れる電流を精度よく制御できる。
また、本実施の形態による真空遮断器の電磁操作装置は、真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、真空スイッチ管の閉極用駆動コイル31と、閉極用駆動コイル31に接点閉極用駆動電流を流すための閉極用駆動コンデンサ21と、閉極用駆動コンデンサ21を充電する閉極用充電回路11と、閉極用駆動コイル31の周囲温度を計測する第1の温度センサー201と、閉極用駆動コンデンサ21の周囲温度を計測する第2の温度センサー202と、第1の温度センサー201および第2の温度センサー202が計測する温度に基づいて閉極用充電回路11に対して閉極用駆動コンデンサ21の充電電圧補正値を指示する第1の温度補正指示部300とを備え、さらに、真空スイッチ管の開極用駆動コイル32と、開極用駆動コイル32に接点開極用駆動電流を流すための開極用駆動コンデンサ22と、開極用駆動コンデンサ22を充電する開極用充電回路12と、開極用駆動コイル32の周囲温度を計測する第3の温度センサー203と、開極用駆動コンデンサ22の周囲温度を計測する第4の温度センサー204と、前記第3の温度センサー203および前記第4の温度センサー204が計測する温度に基づいて開極用充電回路12に対して前記開極用駆動コンデンサ22の充電電圧補正値を指示する第2の温度補正指示部400を備える。
従って、閉極用駆動コイル31および閉極用駆動コンデンサ21の周囲温度や開極用駆動コイル32および開極用駆動コンデンサ22の周囲温度が変化しても、閉極用駆動コイル31および開極用駆動コイ32を流れる電流を精度よく制御できる。
実施の形態2.
前述した実施の形態1では、閉極用駆動コイル31の周囲に閉極用駆動コイル31の温度を計測するための第1の温度センサー201を配置した場合あるいは開極用駆動コイル32の周囲に開極用駆動コイル32の温度を計測するための第3の温度センサー203を配置した場合にいて述べたが、実施の形態2による真空遮断器の電磁操作装置では、第1の温度センサー201を閉極用駆動コイル31に埋め込み、また、第3の温度センサー203を開極駆動用コイル32に埋め込むことを特徴とする。
これにより、閉極用駆動コイル31の温度あるいは開極用駆動コイル32の温度を直接計測することが可能となり、周囲温度変化に対する閉極用駆動コンデンサ21あるいは開極用駆動コンデンサ22の充電電圧補正の精度を上げることが可能となる。
すなわち、本実施の形態によれば、閉極用駆動コイル31あるいは開極用駆動コイル32を流れる電流を、さらに精度よく制御できるので、開閉接点の閉極動作速度を所定の範囲内に精度よく抑制することができる。
実施の形態3.
図5は、実施の形態3に係る真空遮断器の電磁操作装置の構成を示す図である。
前述した実施の形態1では、閉極用駆動コイル31の周囲に配置した第1の温度センサー201を用いて閉極用駆動コイル31の温度を測定し、開極用駆動コイル32の周囲に配置した第3の温度センサー203を用いて開極用駆動コイル32の温度を測定しているが、本実施の形態では、図5に示すように、第1の温度センサー201を用いる代わりに、第1の温度計測用通電部43を設け、第3の温度センサー203を用いる代わりに、第2の温度計測用通電部44を設けていることを特徴とする。
本実施の形態では、第1の温度計測用通電部43によって閉極用駆動コイル31に微弱な電流を流す。
そして、第1の温度補正指示部300は、閉極用駆動コイル31に流れる微弱な電流によって発生する電圧値を検出することによって閉極用駆動コイル31の抵抗値を求める。
閉極用駆動コイル31の抵抗値は温度により変化するので、第1の温度補正指示部300は、閉極用駆動コイル31の抵抗値が求まると、計算によって閉極用駆動コイル31の温度が求まる。
第1の温度補正指示部300は、計算によって求めた閉極用駆動コイル31の温度と第2の温度センサー202により計測される閉極用駆動コンデンサ21の温度の両方に基づいて、閉極用駆動コンデンサ21の充電電圧を補正する。
同様に、本実施の形態では、第2の温度計測用通電部44によって開極用駆動コイル32に微弱な電流を流す。
そして、第2の温度補正指示部400は、開極用駆動コイル32に流れる微弱な電流によって発生する電圧値を検出することによって開極用駆動コイル32の抵抗値を求める。
開極用駆動コイル32の抵抗値は温度により変化するので、第2の温度補正指示部400は、開極用駆動コイル32の抵抗値が求まると、計算によって開極用駆動コイル32の温度が求まる。
第2の温度補正指示部400は、計算によって求めた開極用駆動コイル32の温度と第4の温度センサー204により計測される開極用駆動コンデンサ22の温度の両方に基づいて、開極用駆動コンデンサ22の充電電圧を補正する。
以上のように、本実施の形態による真空遮断器の電磁操作装置は、実施の形態1における第1の温度センサー201に代えて、閉極用駆動コイル31に電流を流す第1の温度計測用通電部43を備え、第1の温度補正指示部300は、第1の温度計測用通電部43により閉極用駆動コイル31に流れる電流によって発生する電圧値を検出することによって閉極用駆動コイル31の抵抗値を求め、求めた抵抗値から閉極用駆動コイル31の温度を演算により計測する閉極用駆動コイル温度計測手段を備え、第1の温度補正指示部300は、閉極用駆動コイル温度計測手段および第2の温度センサー202が計測する温度に基づいて、閉極用充電回路11に対して閉極用駆動コンデンサ21の充電電圧補正値を指示する。
これにより、本実施の形態では、閉極用駆動コイル31の温度を計測するための第1の温度センサー201を用いることなく、閉極用駆動コイル31の温度を求めることが出来る。
また、本実施の形態による真空遮断器の電磁操作装置は、実施の形態1における第3の温度センサー203に代えて、開極用駆動コイル32に電流を流す第2の温度計測用通電部44を備え、第2の温度補正指示部400は、第2の温度計測用通電部44により開極用駆動コイル32に流れる電流によって発生する電圧値を検出することによって開極用駆動コイル32の抵抗値を求め、求めた抵抗値から開極用駆動コイル32の温度を演算により計測する開極用駆動コイル温度計測手段を備え、第2の温度補正指示部400は、開極用駆動コイル温度計測手段および第4の温度センサー204が計測する温度に基づいて、開極用充電回路12に対して開極用駆動コンデンサ22の充電電圧補正値を指示する。
これにより、本実施の形態では、開極用駆動コイル32の温度を計測するための第3の温度センサー203を用いることなく、開極用駆動コイル32の温度を求めることが出来る。
また、本実施の形態による真空遮断器の電磁操作装置は、第1の温度センサー201に代えて、閉極用駆動コイル31に電流を流す第1の温度計測用通電部43を備え、第1の温度補正指示部300は、閉極用駆動コイル温度計測手段および第2温度センサー202が計測する温度に基づいて、閉極用充電回路11に対して閉極用駆動コンデンサ21の充電電圧補正値を指示するとともに、さらに、第3の温度センサー203に代えて、開極用駆動コイル32に電流を流す第2の温度計測用通電部44を備え、第2の温度補正指示部400は、開極用駆動コイル温度計測手段および第4の温度センサー204が計測する温度に基づいて、開極用充電回路12に対して開極用駆動コンデンサ22の充電電圧補正値を指示する。
これにより、本実施の形態では、閉極用駆動コイル31の温度を計測するための第1の温度センサー201を用いることなく、閉極用駆動コイル31の温度を求めることが出来るとともに、開極用駆動コイル32の温度を計測するための第3の温度センサー203を用いることなく、開極用駆動コイル32の温度を求めることが出来る。
本発明は、駆動コイルあるいは駆動コンデンサの周囲温度が変化しても、閉極動作速度や開極動作速度の変化を抑制し、規格(JEC−2300)に規定されている3サイクルクローズ・オープンの動作責務を満たすことができる真空遮断器の電磁操作装置の実現に有用である。
10 電源
11 閉極用充電回路 12 開極用充電回路
21 閉極用駆動コンデンサ 22 開極用駆動コンデンサ
31 閉極用駆動コイル 32 開極用駆動コイル
41 第1の通電部 42 第2の通電部
43 第1の温度計測用通電部 44 第2の温度計測用通電部
201 第1の温度センサー 202 第2の温度センサー
203 第3の温度センサー 204 第4の温度センサー
300 第1の温度補正指示部 400 第2の温度補正指示部

Claims (13)

  1. 真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、
    前記真空スイッチ管の閉極用駆動コイルと、
    前記閉極用駆動コイルの周囲温度を計測する第1の温度センサーを備え、
    前記第1の温度センサーが計測する温度に基づいて前記閉極用駆動コイルに流す電流を制御することを特徴とする真空遮断器の電磁操作装置。
  2. 真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、
    前記真空スイッチ管の開極用駆動コイルと、
    前記開極用駆動コイルの周囲温度を計測する第3の温度センサーとを備え、
    前記第3の温度センサーが計測する温度に基づいて前記開極用駆動コイルに流す電流を制御することを特徴とする真空遮断器の電磁操作装置。
  3. 真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、
    前記真空スイッチ管の閉極用駆動コイルと、
    前記閉極用駆動コイルの周囲温度を計測する第1の温度センサーを備え、
    前記第1の温度センサーが計測する温度に基づいて前記閉極用駆動コイルに流す電流を制御するとともに、
    前記真空スイッチ管の開極用駆動コイルと、
    前記開極用駆動コイルの周囲温度を計測する第3の温度センサーとを備え、
    前記第3の温度センサーが計測する温度に基づいて前記開極用駆動コイルに流す電流を制御することを特徴とする真空遮断器の電磁操作装置。
  4. 真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、
    前記真空スイッチ管の閉極用駆動コイルと、
    前記閉極用駆動コイルに接点閉極用駆動電流を流すための閉極用駆動コンデンサと、
    前記閉極用駆動コンデンサを充電する閉極用充電回路と、
    前記閉極用駆動コイルの周囲温度を計測する第1の温度センサーと、
    前記第1の温度センサーが計測する温度に基づいて前記閉極用充電回路に対して前記閉極用駆動コンデンサの充電電圧補正値を指示する第1の温度補正指示部を備えたことを特徴とする真空遮断器の電磁操作装置。
  5. 前記閉極用駆動コンデンサの周囲温度を計測する第2の温度センサーを設け、
    前記第1の温度補正指示部は、前記第1の温度センサーおよび前記第2の温度センサーが計測する温度に基づいて前記閉極用充電回路に対して前記閉極用駆動コンデンサの充電電圧補正値を指示することを特徴とする請求項4に記載の真空遮断器の電磁操作装置。
  6. 真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、
    前記真空スイッチ管の開極用駆動コイルと、
    前記開極用駆動コイルに接点開極用駆動電流を流すための開極用駆動コンデンサと、
    前記開極用駆動コンデンサを充電する開極用充電回路と、
    前記開極用駆動コイルの周囲温度を計測する第3の温度センサーと、
    前記第3の温度センサーが計測する温度に基づいて前記開極用充電回路に対して前記開極用駆動コンデンサの充電電圧補正値を指示する第2の温度補正指示部を備えたことを特徴とする真空遮断器の電磁操作装置。
  7. 前記開極用駆動コンデンサの周囲温度を計測する第4の温度センサーを設け、
    前記第2の温度補正指示部は、前記第3の温度センサーおよび前記第4の温度センサーが計測する温度に基づいて前記開極用充電回路に対して前記開極用駆動コンデンサの充電電圧補正値を指示することを特徴とする請求項6に記載の真空遮断器の電磁操作装置。
  8. 真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、
    前記真空スイッチ管の閉極用駆動コイルと、
    前記閉極用駆動コイルに接点閉極用駆動電流を流すための閉極用駆動コンデンサと、
    前記閉極用駆動コンデンサを充電する閉極用充電回路と、
    前記閉極用駆動コイルの周囲温度を計測する第1の温度センサーと、
    前記閉極用駆動コンデンサの周囲温度を計測する第2の温度センサーと、
    前記第1の温度センサーおよび前記第2の温度センサーが計測する温度に基づいて前記閉極用充電回路に対して前記閉極用駆動コンデンサの充電電圧補正値を指示する第1の温度補正指示部と、
    前記真空スイッチ管の開極用駆動コイルと、
    前記開極用駆動コイルに接点開極用駆動電流を流すための開極用駆動コンデンサと、
    前記開極用駆動コンデンサを充電する開極用充電回路と、
    前記開極用駆動コイルの周囲温度を計測する第3の温度センサーと、
    前記開極用駆動コンデンサの周囲温度を計測する第4の温度センサーと、
    前記第3の温度センサーおよび前記第4の温度センサーが計測する温度に基づいて前記開極用充電回路に対して前記開極用駆動コンデンサの充電電圧補正値を指示する第2の温度補正指示部を備えたことを特徴とする真空遮断器の電磁操作装置。
  9. 前記第1の温度センサーは前記閉極用駆動コイルに埋め込まれていることを特徴とする請求項1、3、4のいずれか1項に記載の真空遮断器の電磁操作装置。
  10. 前記第3の温度センサーは前記開極用駆動コイルに埋め込まれていることを特徴とする請求項2、3、6のいずれか1項に記載の真空遮断器の電磁操作装置。
  11. 真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、
    前記真空スイッチ管の閉極用駆動コイルと、
    前記閉極用駆動コイルに接点閉極用駆動電流を流すための閉極用駆動コンデンサと、
    前記閉極用駆動コンデンサを充電する閉極用充電回路と、
    前記閉極用駆動コイルに電流を流す第1の温度計測用通電部と、
    前記閉極用駆動コンデンサの周囲温度を計測する第2の温度センサーと、
    前記第1の温度計測用通電部により前記閉極用駆動コイルに流れる電流によって発生する電圧値を検出することによって前記閉極用駆動コイルの抵抗値を求め、求めた抵抗値から前記閉極用駆動コイルの温度を演算により計測する閉極用駆動コイル温度計測手段を有した第1の温度補正指示部を備え、
    前記第1の温度補正指示部は、前記閉極用駆動コイル温度計測手段および前記第2の温度センサーが計測する温度に基づいて、前記閉極用充電回路に対して前記閉極用駆動コンデンサの充電電圧補正値を指示することを特徴とする真空遮断器の電磁操作装置。
  12. 真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、
    前記真空スイッチ管の開極用駆動コイルと、
    前記開極用駆動コイルに接点開極用駆動電流を流すための開極用駆動コンデンサと、
    前記開極用駆動コンデンサを充電する開極用充電回路と、
    前記開極用駆動コイルに電流を流す第2の温度計測用通電部と、
    前記開極用駆動コンデンサの周囲温度を計測する第4の温度センサーと、
    前記第2の温度計測用通電部により前記開極用駆動コイルに流れる電流によって発生する電圧値を検出することによって前記開極用駆動コイルの抵抗値を求め、求めた抵抗値から前記開極用駆動コイルの温度を演算により計測する開極用駆動コイル温度計測手段を有した第2の温度補正指示部を備え、
    前記第2の温度補正指示部は、前記開極用駆動コイル温度計測手段および前記第4の温度センサーが計測する温度に基づいて、前記開極用充電回路に対して前記開極用駆動コンデンサの充電電圧補正値を指示することを特徴とする真空遮断器の電磁操作装置。
  13. 真空遮断器に用いられる真空スイッチ管の接点開閉動作の速度を電磁操作により制御する真空遮断器の電磁操作装置であって、
    前記真空スイッチ管の閉極用駆動コイルと、
    前記真空スイッチ管の開極用駆動コイルと、
    前記閉極用駆動コイルに接点閉極用駆動電流を流すための閉極用駆動コンデンサと、
    前記開極用駆動コイルに接点開極用駆動電流を流すための開極用駆動コンデンサと、
    前記閉極用駆動コンデンサを充電する閉極用充電回路と、
    前記開極用駆動コンデンサを充電する開極用充電回路と、
    前記閉極用駆動コイルに電流を流す第1の温度計測用通電部と、
    前記開極用駆動コイルに電流を流す第2の温度計測用通電部と、
    前記閉極用駆動コンデンサの周囲温度を計測する第2の温度センサーと、
    前記開極用駆動コンデンサの周囲温度を計測する第4の温度センサーと、
    前記第1の温度計測用通電部により前記閉極用駆動コイルに流れる電流によって発生する電圧値を検出することによって前記閉極用駆動コイルの抵抗値を求め、求めた抵抗値から前記閉極用駆動コイルの温度を演算により計測する閉極用駆動コイル温度計測手段を有した第1の温度補正指示部と、
    前記第2の温度計測用通電部により前記開極用駆動コイルに流れる電流によって発生する電圧値を検出することによって前記開極用駆動コイルの抵抗値を求め、求めた抵抗値から前記開極用駆動コイルの温度を演算により計測する開極用駆動コイル温度計測手段を有した第2の温度補正指示部を備え、
    前記第1の温度補正指示部は、前記閉極用駆動コイル温度計測手段および前記第2の温度センサーが計測する温度に基づいて、前記閉極用充電回路に対して前記閉極用駆動コンデンサの充電電圧補正値を指示し、前記第2の温度補正指示部は、前記開極用駆動コイル温度計測手段および前記第4の温度センサーが計測する温度に基づいて、前記開極用充電回路に対して前記開極用駆動コンデンサの充電電圧補正値を指示することを特徴とする真空遮断器の電磁操作装置することを特徴とする真空遮断器の電磁操作装置。
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