JP5679431B2 - 受信装置 - Google Patents
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Description
海面反射波は、直接波に対してパスの違いから遅延が発生し、結果的に直接波と振幅/位相が異なる信号となる。海面は、潮位や波浪により、変動するため、海面反射波のパスも、この影響を受け、変動する。このため、受信アンテナでは、振幅/位相が時間的に変動する海面反射波と直接波との合成波を受信することとなる。従って、海面の変動状況に応じたフェージングが発生する。
マイクロ波帯の固定通信システムでは、各々のパスは、比較的容易に推定することができる。この性質を利用し、アンテナを逆相関の関係になる位置に設置したアンテナ選択ダイバーシティを行うことができる。
図5(a)には、P点とQ点とで通信を行う場合について、P点のアンテナAと、Q点のアンテナB及びアンテナB’と、アンテナAとアンテナBを結ぶ反射波の反射点であるR点と、アンテナAとアンテナB’を結ぶ反射波の反射点であるR’点を示してある。
図5(c)には、アンテナAからアンテナB’への直接波のパス長LAB’と、アンテナAからR’点を介してアンテナB’への反射波のパス長(LAR’+LR’B’)との差ΔL’{=(LAR’+LR’B’)−LAB’}を示してある。
λは、信号の波長である。mは0以上の整数である。
図6のグラフでは、横軸はアンテナBにおける直接波のキャリア位相を0とした場合に対する、アンテナBにおける反射波のキャリア位相[deg]を表しており、縦軸はレベル[dB]を表している。そして、アンテナBの受信電力(受信レベル)と、アンテナB’の受信電力(受信レベル)を示してある。
図7には、一般的な適応等化器の内部の構成例を示してある。
本例では、適応等化器のタップ数が3である場合を示す。
本例の適応等化器は、3個のレジスタ(Reg)101−0〜101−2、3個の(係数可変の)乗算器102−0〜102−2、加算器(又は、累算器)103を備えており、また、3個のレジスタ(Reg)111−0〜111−2、係数更新部112を備えており、また、シンボル判定部121、参照信号部122、スイッチ123、加算器124を備えている。
また、特許文献2には、シンボルパターンに等しい参照信号を発生するパイロットシンボルパターン発生回路を備えた等化装置が記載されている(特許文献2参照。)。
しかしながら、各々のアンテナまでの伝搬路特性は異なる。このため、等化係数の収束処理を、やり直す必要が生じる。この収束処理の所要時間によっては、等化器出力の品質が不十分なまま、データの復調が必要なケースが生じる。これは、ビット誤り率が高い状態である。仮に、ビット誤りが、誤り訂正能力の限界を超えて発生すれば、通信サービスの品質劣化に直結する。
すなわち、逆相関関係にある2つのアンテナを備える。切り換え手段が、前記2つのアンテナにより受信される信号について処理対象とする信号を切り換える。適応等化器が、等化係数を使用して、前記切り換え手段により処理対象とされた信号を等化処理する。等化係数変更手段が、前記切り換え手段による切り換えが行われるタイミングに同期して、前記適応等化器で使用される等化係数を変更する。
ここで、逆相関関係にある2つのアンテナとしては、互いに逆相関関係になるように配置された2つのアンテナが用いられる。なお、このような逆相関関係にある2つのアンテナのほかに別の1つ以上のアンテナが備えられた装置(つまり、本発明で注目する2つのアンテナ以外にもアンテナが備えられた装置)に本発明が適用されてもよい。
また、適応等化器としては、種々な構成のものが用いられてもよい。
前記等化係数変更手段は、前記切り換え手段による切り換えが行われるタイミングにおける等化係数に基づいて、変更後の等化係数を決定する。
従って、例えば、アンテナ切り換え時(例えば、直前)の等化係数に基づいてアンテナ切り換え後の等化係数の初期値を決定することで、等化係数の再収束の所要時間の短縮化を図ることができる。
ここで、切り換え手段による切り換えが行われるタイミングにおける等化係数に基づいて変更後の等化係数を決定する態様としては、例えば、切り換え手段による切り換えが行われる前(例えば、直前)における等化係数に基づいて変更後の等化係数を決定する態様を用いることができる。
すなわち、前記等化係数変更手段は、前記切り換え手段による切り換えが行われるタイミングにおける等化係数の複素共役を、変更後の等化係数として決定する。
従って、例えば、アンテナ切り換え時(例えば、直前)の等化係数の複素共役をアンテナ切り換え後の等化係数の初期値とすることで、等化係数の再収束の所要時間の短縮化を図ることができる。
すなわち、前記等化係数変更手段は、前記切り換え手段による切り換えが行われるタイミングにおける等化係数の実数部をそのままとして虚数部を0としたものを、変更後の等化係数として決定する。
従って、例えば、アンテナ切り換え時(例えば、直前)の等化係数の実数部をアンテナ切り換え後の等化係数の初期値とすることで、等化係数の再収束の所要時間の短縮化を図ることができる。
すなわち、前記等化係数変更手段は、変更後の等化係数として、予め設定された値を用いる。
従って、予め設定された値をアンテナ切り換え後の等化係数の初期値とすることで、等化係数の再収束の所要時間の短縮化を図ることができる。
ここで、予め設定された値としては、種々な値が用いられてもよい。
一例として、逆相関関係にある2つのアンテナにより受信される信号について処理対象とする信号を切り換え、適応等化器により等化係数を使用して前記処理対象とされた信号を等化処理する受信装置において、
前記切り換えが行われるタイミングに同期して、前記適応等化器で使用される等化係数を変更する、
ことを特徴とする等化係数の変更方法。
図1には、本発明の一実施例に係る無線受信装置の構成例を示してある。
本例の無線受信装置は、2つの受信系として、アンテナ1−1と受信RF(Radio Frequency)部2−1からなる第1の受信系と、アンテナ1−2と受信RF部2−2からなる第2の受信系を備えており、また、これらに共通な処理部として、レベル比較部3、切り換え部4、受信ベースバンド部5、適応等化器6、制御部7を備えている。
本例では、2つのアンテナ1−1、1−2は、互いに逆相関の関係になるように設置されている。
また、無線送信装置と無線受信装置の両方の機能を備えた無線通信装置が送信側や受信側で用いられてもよい。また、送信側から受信側への一方向の通信ばかりでなく、2つの無線通信装置の間で双方向の通信が行われてもよい。
第1の受信系では、第1のアンテナ1−1により無線で受信された信号について、第1の受信RF部2−1により受信RFに関する処理が行われ、当該処理後の信号がレベル比較部3及び切り換え部4に入力される。
第2の受信系では、第2のアンテナ1−2により無線で受信された信号について、第2の受信RF部2−2により受信RFに関する処理が行われ、当該処理後の信号がレベル比較部3及び切り換え部4に入力される。
制御部7は、レベル比較部3から入力された情報に基づいて、切り換え部4による切り換え処理を制御し、また、適応等化器6を制御する。
本例では、制御部7は、切り換え部4により処理対象とする受信系を切り換えるように制御するときに、受信系の切り換えと共に(例えば、受信系の切り換えの前に)適応等化器6の等化係数を初期化するように制御する。また、受信系が切り換えられないときには、適応等化器6の等化係数が所定の係数更新アルゴリズムに基づいて更新される。
受信ベースバンド部5は、切り換え部4から入力された信号について受信ベースバンドに関する処理を行い、当該処理後の信号を適応等化器6へ出力する。
適応等化器6は、制御部7により制御されて、受信ベースバンド部5から入力された信号について、等化処理を行い、当該処理後の信号を出力する。
なお、本例の無線受信装置では、アンテナ1−1、1−2の切り換え場所が、受信RF部2−1、2−2の後になっているが、この切り換え場所自体は、本例の特徴点の本質ではなく、一例である。
なお、ベースバンド処理自体については、例えば、受信フィルタから出力されるまでの処理は一般的な受信処理であり、本例の特徴点の本質ではなく、種々な構成が用いられてもよい。
また、本例では、各々の系の受信レベルを検出(観測)して、比較する。この比較の結果、(2つの受信系について相対的に)受信レベルが高くなった、或いは、高くなる可能性があることを判断し、そのような受信系を選択するように切り換える。
なお、受信系を選択する手法としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、受信レベルに基づいて選択する手法のほかに、受信信号のスペクトルを測定した結果に基づいて判断(選択)するような手法が用いられてもよい。
本例では、適応等化器6のタップ数が3である場合を示すが、他の種々なタップ数が用いられてもよい。
本例の適応等化器6は、3個のレジスタ(Reg)11−0〜11−2、3個の(係数可変の)乗算器12−0〜12−2、加算器(又は、累算器)13を備えており、また、3個のレジスタ(Reg)21−0〜21−2、3個の選択部22−0〜22−2、3個の調整部23−0〜23−2、係数更新部24を備えており、また、シンボル判定部31、参照信号部32、スイッチ33、加算器34を備えている。
本例では、xn(k)、y(k)、d(k)、e(k)、wn(k)は、複素数である。
入力信号が、直列に接続された3個のレジスタ11−0〜11−2を通過する。
第1のレジスタ11−0からの出力信号x0(k)が、第1の乗算器12−0に入力されて等化係数w0(k)を乗算され、その結果の信号が加算器13に入力される。
第2のレジスタ11−1からの出力信号x1(k)が、第2の乗算器12−1に入力されて等化係数w1(k)を乗算され、その結果の信号が加算器13に入力される。
第3のレジスタ11−2からの出力信号x2(k)が、第3の乗算器12−2に入力されて等化係数w2(k)を乗算され、その結果の信号が加算器13に入力される。
加算器13は、3個の乗算器12−0〜12−2から入力された信号を加算(合成)し、当該加算結果の信号を出力信号y(k)として出力する。この信号y(k)は、シンボル判定部31及び加算器34に入力される。
参照信号部32は、例えば、予め、トレーニングに用いられる所定のシンボルに等しい参照信号をメモリ等に記憶しており、その参照信号を出力する。
スイッチ33は、例えば制御部7により制御され、シンボル判定部31からのシンボルの信号を所望信号d(k)として選択して加算器34へ出力する状態と、参照信号部32からの参照信号を所望信号d(k)として選択して加算器34へ出力する状態を切り換える。
加算器34は、スイッチ33からの所望信号d(k)から、加算器13からの出力信号y(k)を減算し、当該減算結果の信号(等化誤差信号)e(k){=d(k)−y(k)}を係数更新部24へ出力する。
なお、ここでは、入力情報の時刻kに対して出力情報の時刻(k+1)を用いて表したが、次の時刻における処理においては、この時刻(k+1)が再び時刻kとして扱われるとみなす。
また、各調整部23−0〜23−2は、例えば、制御部7から入力される所定の制御信号(制御_A)により制御される。
また、各選択部22−0〜22−2は、例えば、制御部7から入力される所定の制御信号(制御_B)により制御される。
本例の調整部23−0は、実数部抽出部51、虚数部抽出部52、−1部53、乗算器54、0部55、選択器56、複素数化部57を備えている。
レジスタ21−0から出力された等化係数wn(k)(調整部23−0については、w0(k))が、実数部抽出部51及び虚数部抽出部52に入力される。
実数部抽出部51は、入力された等化係数wn(k)の実数部を抽出して複素数化部57へ出力する。
虚数部抽出部52は、入力された等化係数wn(k)の虚数部を抽出して乗算器54へ出力する。
乗算器54は、虚数部抽出部52からの虚数部の信号と−1部53からの−1の値の信号を乗算し、当該乗算結果(−1×虚数部)の信号を選択器56へ出力する。
0部55は、0の値の信号を選択器56へ出力する。
また、選択器56は、例えば、制御部7から入力される調整方法制御のための所定の制御信号(制御_A)により制御される。
また、選択器56により0部55からの信号(0)が選択された場合には、複素数化部57は、調整部23−0に入力された等化係数wn(k)の虚数部を0としたもの(実数部のみ)を調整済みの等化係数wn(k)として出力する。
実際に受信系を切り換えるときに、それまでに収束した1つ又は複数の等化係数wn(k)に対して、虚数部の符号を反転することにより、各等化係数の複素共役を求め、その値(調整済みの等化係数)によりそれぞれの等化係数wn(k)を初期化する。なお、受信系を切り換える場合以外では、所定の係数更新アルゴリズムに基づいて、等化係数wn(k)の更新処理を行う。
図4(a)〜(d)は、基準側の受信系について示してあり、それぞれ、0度(同相加算)、+90度、180度(逆相加算)、−90度(+270度)である場合を示している。また、図4(e)〜(h)は、逆相関側の受信系について示してあり、それぞれ、180度(逆相加算)、−90度(+270度)、0度(同相加算)、+90度である場合を示している。また、図4(a)〜(d)と図4(e)〜(h)が、それぞれ、対応している。
図4(a)〜(h)の各グラフでは、横軸は周波数を表しており、縦軸は振幅を表している。
本例のような等化係数の初期化を実行することにより、アンテナの切り換え時に、異なる伝搬路特性への追加的な追従時間が不要になり、切り換え時における通信品質を維持することができる。
まず、切り換え時における各受信系の受信信号スペクトラムが、左右対称になることが必要である。
これが満たされているという前提があるならば、直接波に対する反射波の遅延が大きくなるほど、効果が顕著になる。但し、この遅延があまり大きくなりすぎると、ダイバーシティとは無関係な期間の受信品質に影響が出てくる。このため、このような影響が無視できる範囲であれば、遅延が大きいほど、本例の効果がはっきりわかるということである。
例えば、距離が離れていても、アンテナ設置高が低ければ、直接波のパス長と反射波のパス長との差は、大きくならない。
反対に、距離が離れていなくても、アンテナ設置高が高ければ、直接波のパス長と反射波のパス長との差が、大きくなる。
また、本例では、アンテナ切り換えを行うため、例えば、FDD(Frequency Division Duplexing)方式よりも、TDD(Time Division Duplexing)方式に適合的な構成である。
上記した第1実施例では、受信系の切り換え時に実行する等化係数の初期値の算出として、直前までの等化係数の収束値の複素共役を求める場合を示した。これに対して、本例では、受信系の切り換え時に実行する等化係数の初期値の算出として、直前までの等化係数の収束値の実数部だけを使用する場合を示す。なお、本例では、実数部だけを使うということと、虚数部を0にするということとは、同じ意味である。
本例のように、選択器56により0部55からの信号(0)が選択された場合には、複素数化部57は、調整部に入力された等化係数wn(k)の虚数部を0としたもの(実数部のみ)を調整済みの等化係数wn(k)として出力する。
上記した第1実施例や第2実施例では、無線受信装置において、アンテナ切り換えのタイミングに同期して、切り換え前のアンテナからの受信信号により適応的に収束された等化係数とは異なる等化係数を設定する(異なる等化係数へ変更する)ことにより、切り換え後のアンテナからの受信信号に対する等化係数の収束時間を短縮する構成例を示した。
ここで、このような異なる等化係数(アンテナ切り換え後における等化係数の初期値)としては、上記した第1実施例や第2実施例に示したものに限られず、種々なものが用いられてもよい。
本例では、これについて説明する。
また、上記した第2実施例の変形例として、例えば、アンテナ切り換えタイミングの直前における等化係数について虚数部に0を使用する一方で、実数部には直前までの収束値の実数部ではなく0や1或いは他の予め定められた値を使用したものを初期値とするような構成が実施されてもよい。このような変形例に係る初期値を使用しても、収束の所要時間の短縮効果が得られることが期待される。なお、この実数部として、0や1以外の値を使用する場合には、例えば、アンテナ特性等に応じて適切な初期値を設定するようなことが可能である。
一構成例として、無線受信装置において、逆相関関係にある2つの受信アンテナを備え、2つの受信アンテナは選択的に切り換えられ、2つの受信アンテナに対して1つの適応等化器を備え、アンテナ切り換えを行うタイミングに同期して適応等化器の等化係数を変更する。
一構成例として、アンテナ切り換えタイミングに同期して変更される等化係数としては、アンテナ切り換えタイミング時(例えば、直前)の等化係数の複素共役が与えられる。
一構成例として、アンテナ切り換えタイミングに同期して変更される等化係数としては、実数部としてアンテナ切り換えタイミング時(例えば、直前)の等化係数の実数部が与えられ、虚数部として0が与えられる。
一構成例として、アンテナ切り換えタイミングに同期して変更される等化係数としては、予め定められた値(初期値)が与えられる。
以上では、2つの受信系を切り換える構成例を示したが、3つ以上の受信系を切り換える構成を実施することも可能である。
一構成例として、一定の相関関係にある3つ以上のアンテナと、前記3つ以上のアンテナにより受信される信号について処理対象とする信号を切り換える切り換え手段と、等化係数を使用して、前記切り換え手段により処理対象とされた信号を等化処理する適応等化器と、前記切り換え手段による切り換えが行われるタイミングに同期して、前記適応等化器で使用される等化係数を変更する等化係数変更手段と、を備えたことを特徴とする受信装置を実施することができる。
このような構成においても、例えば、一定の相関関係にある3つ以上のアンテナの選択ダイバーシティで、受信系の切り換えに起因する等化係数の再収束において、その所要時間を短縮することが可能である。
ここで、一構成例として、前記等化係数変更手段は、前記切り換え手段による切り換えが行われるタイミングにおける等化係数に基づいて、変更後の等化係数を決定する。他の一構成例として、前記等化係数変更手段は、変更後の等化係数として、予め設定された値を用いる。
(以上、3つ以上の受信系を切り換える構成例の説明)
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々なシステムや装置として提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
Claims (4)
- 逆相関関係にある2つのアンテナと、
前記2つのアンテナにより受信される信号について処理対象とする信号を切り換える切り換え手段と、
等化係数を使用して、前記切り換え手段により処理対象とされた信号を等化処理する適応等化器と、
前記切り換え手段による切り換えが行われるタイミングに同期して、前記適応等化器で使用される等化係数を変更する等化係数変更手段と、を備え、
前記等化係数変更手段は、前記切り換え手段による切り換えが行われるタイミングにおける等化係数に基づいて、変更後の等化係数を決定する、
ことを特徴とする受信装置。 - 請求項1に記載の受信装置において、
前記等化係数変更手段は、前記切り換え手段による切り換えが行われるタイミングにおける等化係数の複素共役を、変更後の等化係数として決定する、
ことを特徴とする受信装置。 - 請求項1に記載の受信装置において、
前記等化係数変更手段は、前記切り換え手段による切り換えが行われるタイミングにおける等化係数の実数部をそのままとして虚数部を0としたものを、変更後の等化係数として決定する、
ことを特徴とする受信装置。 - 請求項2又は3に記載の受信装置において、
前記切り換え手段は、前記2つのアンテナにより受信される信号における、直接波に対する反射波の位相が略90度と略−90度となるタイミングで、レベルが大きくなろうとしている方の信号へ切り替えることを特徴とする受信装置。
Priority Applications (3)
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JP2011015570A JP5679431B2 (ja) | 2011-01-27 | 2011-01-27 | 受信装置 |
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