JP5678934B2 - セキュリティシステム、プログラム、及び監視方法 - Google Patents

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Description

本発明は、監視対象物に異常事態が発生したか否かを監視するセキュリティシステム、プログラム、及び監視方法に関する。
従来、監視対象物に異常事態が発生したか否かを監視するセキュリティシステムが知られている(特許文献1参照)。
この特許文献1に記載されたセキュリティシステムでは、住宅において異常事態が発生したことを検知するホームセキュリティ端末と、車両において異常事態が発生したことを検知する車載装置と、住宅に異常事態が発生したこと、または車両に異常事態が発生したことを、ホームセキュリティ端末や車載装置から受信すると、所有者の携帯端末に対して、監視対象物(即ち、住宅や車両)に異常事態が発生した旨を連絡するセンターサーバとを備えている。
なお、特許文献1に記載されたセキュリティシステムにおいて検知される異常事態とは、盗難や、火災、不法侵入などである。
特開2002−271522号公報
この特許文献1に記載されたセキュリティシステムでは、異常事態が発生した場合に、異常事態が発生した旨を所有者に連絡している。
しかしながら、特許文献1に記載されたセキュリティシステムでは、監視対象物に対する不審な人物や物体の接近を、異常事態が発生する前に事前に検知することができず、監視対象物に異常事態が発生するまでは、必要な処置が何一つ実施されないという問題があった。
そこで、本発明は、セキュリティシステムにおいて、監視対象物に異常事態が発生する前に、事前に必要な処置を実行することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明は、セキュリティシステムに関する。
本発明のセキュリティシステムでは、第一情報収集手段が、監視対象物が存在する監視エリアの状況を表す対象物情報を繰り返し収集し、第一情報収集手段にて対象物情報を収集するごとに、その収集した対象物情報に基づいて、警報手段が、監視対象物に異常事態が発生したものと判定した場合、警報を出力する。
さらに、第二情報収集手段が、監視エリアの周辺に存在するエリアである監視周辺エリアの状況を表す周辺情報を繰り返し収集すると、異常推定手段が、第二情報収集手段にて収集した周辺情報に基づいて、監視対象物に異常事態が発生する可能性の高さを表す不審度を推定する。
すると、異常推定手段にて推定された不審度が閾値範囲内であれば、制御手段が、第一情報収集手段にて収集する対象物情報が増加するように、第一情報収集手段を制御する。
ただし、本発明における閾値範囲とは、異常事態が発生する可能性が規定値以上であるものとして予め規定された閾値の範囲である。
さらに、第二情報収集手段は、移動体の現在位置が前記監視周辺エリア内であることを表していれば、当該移動体に搭載され、当該移動体の周辺の少なくとも一部の状況を表す移動体周辺情報を検知する周辺情報収集手段(90)、及び当該移動体の挙動を表す挙動情報を検知する車両情報収集手段(80)の内の少なくとも一方から、周辺情報収集手段にて検知した移動体周辺情報、及び車両情報収集手段にて検知した挙動情報の少なくとも一方を、周辺情報として収集する。
そして、本発明のセキュリティシステムでは、不審度が閾値範囲内である場合、即ち、監視対象物に異常事態が発生する可能性が高い場合には、異常事態が発生する前に事前に、対象物情報の収集を増加させることができる。換言すれば、本発明のセキュリティシステムによれば、監視対象物に異常事態が発生する前に、事前に必要な処置を実行することができる。
また、本発明のセキュリティシステムでは、警報を出力する条件を、対象物情報に基づく判定の結果、監視対象物に異常事態が発生した場合としている。
これらの結果、本発明のセキュリティシステムにおいては、不審度が閾値範囲内である場合には、監視対象物に異常事態が発生したか否かを、収集量が増加した対象物情報に基づいて判定できる。
したがって、本発明のセキュリティシステムによれば、より多くの対象物情報に基づいて、監視対象物に異常事態が発生したか否かを判定でき、その判定結果の精度を向上させることができる。
なお、本発明でいう警報には、監視エリア内に存在する人物に対して威嚇するように音や光を出力することや、監視エリアの周辺に存在する人物に異常事態が発生した旨を通知するように音や光を出力すること、監視エリア外の人物に監視エリアに対して異常事態が発生した旨を連絡することなどを含む。
本発明のセキュリティシステムにおいて、監視対象物に異常事態が発生する可能性が高い場合には、異常事態が発生したか否かの判定をより安全側に判定し、警報の出力を実行しやすくすれば、監視対象物に異常事態が発生することを低減できる。
また、本発明における異常推定手段では、記憶手段が、第二情報収集手段にて収集した周辺情報を記憶装置に記憶する。そして、第二情報収集手段にて周辺情報を収集するごとに、推定手段が、当該周辺情報を過去情報に照合した結果、不一致な点が存在すれば、監視対象物に異常事態が発生する可能性の高さが高いものとした不審度を推定しても良い。ただし、本発明における過去情報とは、記憶手段によって記憶装置に記憶された周辺情報である。
本発明における異常推定手段によれば、過去情報と不一致である対象物情報、または周辺情報を取得した場合に、大きな値の不審度を推定できる。
さらに、本発明における第一情報収集手段は、監視エリアの少なくとも一部を被写体とした画像を撮像する少なくとも一つの撮像手段、及び監視エリアへの物体の進入を検知する少なくとも一つのセンサのうちの少なくとも一方から、撮像手段にて撮像した画像、及びセンサによる検知結果の少なくとも一方を、対象物情報として収集しても良い。
本発明によれば、監視エリアに進入する不審者の有無を検知することができたり、その不審者の体型や服装といった不審者の特徴に関する情報を収集したりすることができる。
本発明によれば、監視周辺エリアに存在する人物に関する情報や、監視周辺エリアに存在する移動体に関する情報を、周辺情報として収集することができる。
また、本発明における第二情報収集手段は、路上に設置され、当該設置場所の周辺の少なくとも一部の状況を表す設置周辺情報を検知する設置情報取得手段から、設置情報取得手段にて検知した設置周辺情報を、周辺情報として収集しても良い。
本発明によれば、監視周辺エリアに存在する人物に関する情報や、監視周辺エリアに存在する移動体に関する情報を、周辺情報として収集することができる。
なお、本発明における制御手段は、不審度が閾値範囲外であれば、第一情報収集手段が収集する対象物情報を低減させるように、第一情報収集手段を制御しても良い。
本発明における「第一情報収集手段が収集する対象物情報を低減」とは、対象物情報を収集する回数を維持したまま、一回収集する際に駆動する各種センサや各手段の個数を低減することで実現しても良いし、一回、対象物情報を収集する際に駆動する各種センサや各手段の個数を維持したまま、対象物情報を収集する回数を低減することで実現しても良い。
本発明によれば、不審度が低い場合には、対象物情報を収集する各種センサや各種手段の数を低減したり、対象物情報を収集する回数を低減したりすることができる。この結果、本発明によれば、各種センサや各種手段の駆動に要する電力を低減できる。
ところで、本発明は、プログラムとしてなされたものであっても良いし、監視対象物に対する異常の有無を監視するセキュリティシステムにおいて、監視対象物を監視する監視方法としてなされたものでも良い。
本発明が適用されたセキュリティシステムの概略構成を示すブロック図である。 セキュリティシステムを構成する各端末の設置場所を示す図である。 セキュリティ端末の概略構成を示すブロック図である。 移動体端末の概略構成を示すブロック図である。 路上端末の概略構成を示すブロック図である。 セキュリティ端末が実行する通信処理の処理手順を示すフローチャートである。 セキュリティ端末が実行するエリア監視処理の処理手順を示すフローチャートである。 移動体端末が実行する第一周辺監視処理の処理手順を示すフローチャートである。 路上端末が実行する第二周辺監視処理の処理手順を示すフローチャートである。 センタ端末が実行するエリア管理処理の処理手順を示すフローチャートである。 センタ端末が実行する不審度算出処理の処理手順を示すフローチャートである。 セキュリティシステムの動作を説明する説明図である。
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
〈セキュリティシステム〉
図1に示すセキュリティシステム1は、監視対象物に異常事態が発生したか否かを監視し、異常事態が発生した場合には警報を出力するシステムである。
これを実現するために、セキュリティシステム1は、少なくとも一つの測位装置3と、N台のセキュリティ端末30と、M台の移動体端末70と、L台の路上端末100と、少なくとも一つのセンタ端末10とを備えている。本実施形態における符号N,M,Lは、それぞれ、少なくとも1以上の整数である。
セキュリティ端末30は、監視対象物に異常事態が発生したか否かを監視する端末であり、異常事態が発生した場合には警報を出力する。このセキュリティ端末30は、図2に示すように、監視対象物として設定された住宅のそれぞれに配置され、当該住宅を含むエリア(以下、監視エリアと称す)WAの状況を表す情報(以下、対象物情報と称す)を収集する。なお、本実施形態における監視エリアWAとは、監視対象物が存在する場所の近辺を含むエリアであり、例えば、監視対象物としての住宅の敷地などである。本実施形態における異常事態とは、通常とは異なる異常な事態を含むものであり、例えば、住宅でのガス漏れ、火災、住宅への不法侵入、盗難の被害に遭うなどの状況を含むものである。
移動体端末70は、移動体に搭載して用いられる装置であり、当該移動体端末70が搭載される移動体の周辺の状況を表す情報(以下、周辺情報と称す)を収集する。なお、本実施形態における移動体とは、自動車である。
路上端末100は、道路上に設置される装置であり、当該路上端末100が設置された設置場所の周辺の状況を表す情報を周辺情報として収集する。
なお、以下では、移動体端末70及び路上端末100にて収集する情報のうち、監視エリアWAの周辺に規定されるエリア(以下、監視周辺エリアと称す)AAの状況を表す情報を、周辺情報と称す。
測位装置3は、セキュリティ端末30、移動体端末70,及び路上端末100の位置を特定するために必要となる各種信号を送受信する装置であり、例えば、GPS衛星や、携帯電話の基地局などである。
センタ端末10は、セキュリティ端末30や、移動体端末70、路上端末100との間で情報通信を実行して、対象物情報及び周辺情報を取得し、その取得した情報に基づいて、異常事態が発生したか否かを監視すべき監視対象物及び監視エリアWAを特定する。
これを実現するために、センタ端末10は、通信装置12と、記憶装置16と、制御装置18とを備えている。
通信装置12は、セキュリティ端末30や移動体端末70、路上端末100との間で情報通信を実行する通信装置である。
制御装置18は、ROM,RAM,CPUを備えた周知のマイクロコンピュータを中心に構成された装置であり、当該センタ端末10を構成する各装置12,16を制御する。
記憶装置16は、読み書き可能に構成された不揮発性の記憶装置である。
この記憶装置16には、制御装置18が実行する各種プログラムが格納されている。
各種プログラムには、セキュリティ端末30との間で情報通信を実行して取得した対象物情報に基づいて、異常事態が発生したか否かを監視すべき監視対象物及び監視エリアWAを特定するエリア管理処理を実行するためのプログラムが含まれている。さらに、各種プログラムには、移動体端末70、路上端末100との間で情報通信を実行して取得した周辺情報に基づいて、異常事態の発生を監視すべき監視対象物及び監視エリアWAに対する不審なものの接近を検知する不審度算出処理を実行するためのプログラムが含まれている。なお、本実施形態における「不審なもの」には、不審な人物や不審な車両を含む。
〈セキュリティ端末〉
セキュリティ端末30は、図3に示すように、通信装置32と、測位装置34と、記憶装置36と、検知部40と、威嚇部50と、情報収集部60と、制御装置38とを備えている。
通信装置32は、少なくともセンタ端末10との間で情報通信を実行する通信装置である。通信装置32による情報通信は、無線通信でも良いし、有線による通信でも良い。後者の場合、公衆通信回線を用いた周知の通信でも良いし、専用回線を用いた通信でも良い。
測位装置34は、当該セキュリティ端末30が設置された位置を表す端末位置情報を生成する装置である。端末位置情報は、例えば、当該セキュリティ端末30が設置された位置を表す、緯度,経度と、当該セキュリティ端末30が、対象物情報を収集する監視エリアWAの範囲を表す情報とを含む。
なお、測位装置34による端末位置情報の生成は、測位装置3からの受信信号に基づいて実施される。この端末位置情報の生成は、具体的には、例えば、複数のGPS衛星からの受信信号に基づく周知の手法によって実施しても良いし、携帯電話の基地局との間の通信に基づく周知の手法よって実施しても良い。
検知部40は、監視対象物や監視エリアWAの状況を検知し、対象物情報を収集する。この検知部40は、少なくとも、侵入検知センサ42と、異常検出カメラ44と、ガスセンサ46と、火災センサ48とを備えている。
このうち、侵入検知センサ42は、監視対象物や監視エリアWAへの物体の進入を検知するセンサである。この侵入検知センサ42は、例えば、赤外線領域の光を発光する発光部と、発光部にて発光する光を受光する受光部とを備えた周知の赤外線センサであり、監視エリアWAの周囲を囲うように複数の赤外線センサが配置される。
異常検出カメラ44は、少なくとも一つの撮像装置であり、監視対象物から監視エリアWAを撮像するように設けられている。
また、ガスセンサ46は、監視対象物内でのガス漏れを検知する周知のセンサである。火災センサ48は、監視対象物における火災を検知する周知のセンサである。ガスセンサ46や、火災センサ48は、例えば、監視対象物としての住宅における各部屋に設置されている。
威嚇部50は、検知部40にて監視対象物や監視エリアWAの状況を監視した結果、監視対象物に異常事態が発生した場合に、警報を出力する装置である。この威嚇部50は、音出力部52と、ライト54とを備えている。
音出力部52は、制御装置38からの指令に従って音を出力するスピーカである。ライト54は、制御装置38からの指令に従って発光する発光装置である。
情報収集部60は、監視エリアWAの状況を表す情報(以下、エリア状況情報と称す)を収集する。この情報収集部60は、撮像部62と、集音部64とを備えている。
撮像部62は、少なくとも一つの撮像装置であり、監視エリアWAの少なくとも一部分を撮像するように監視エリアWA内に配置されている。集音部64は、少なくとも一つのマイクロフォンであり、監視エリアWA内での音を集音するようには監視エリアWA内に配置されている。
なお、本実施形態では、検知部40での検知結果、及び情報収集部60にて収集したエリア状況情報を、対象物情報としている。
制御装置38は、ROM,RAM,CPUを備えた周知のマイクロコンピュータを中心に構成された装置であり、当該セキュリティ端末30を構成する各装置32,34,38及び各部40,50,60を制御する。
記憶装置36は、読み書き可能に構成された不揮発性の記憶装置である。
この記憶装置36には、制御装置38が実行する各種プログラムが格納されている。
各種プログラムには、各セキュリティ端末30がセンタ端末10との間で情報通信を実施する通信処理を制御装置38が実行するためのプログラムが含まれている。さらに、各種プログラムには、検知部40での検知結果に基づいて監視対象物及び監視エリアWAに異常事態が発生したか否かを判定し、判定の結果、異常事態が発生していれば、警報を出力するエリア監視処理を実行するためのプログラムが含まれている。
〈移動体端末〉
移動体端末70は、図4に示すように、通信装置72と、測位装置74と、記憶装置76と、車両情報収集部80と、周辺情報収集部90と、制御装置78とを備えている。
通信装置72は、少なくともセンタ端末10との間で情報通信を実行する通信装置である。
測位装置74は、当該移動体端末70が存在する位置を表す移動***置情報を生成する装置である。測位装置74による移動***置情報の生成は、測位装置3からの受信信号に基づいて実施される。この移動***置情報の生成は、具体的には、例えば、複数のGPS衛星からの受信信号に基づく周知の手法によって実施しても良いし、携帯電話の基地局との間の通信に基づく周知の手法よって実施しても良い。
車両情報収集部80は、当該移動体端末70が搭載された移動体としての自動車の挙動を表す挙動情報を収集する。この車両情報収集部80は、少なくとも、操舵角センサ82と、車速センサ84と、ブレーキセンサ86とを備えている。
操舵角センサ82は、自車両の操舵角を検知する周知のセンサである。車速センサ84は、自車両の車速を検知する周知のセンサである。ブレーキセンサ86は、自車両のブレーキの作動状況を検知するセンサである。すなわち、車両情報収集部80は、これらのセンサ82,84,86の検知結果を挙動情報として収集する。
周辺情報収集部90は、当該移動体端末70が搭載された自動車の周辺の情報を収集する。この周辺情報収集部90は、少なくとも、レーダセンサ92と、ソナー94と、撮像部96と、集音部98とを備えている。
レーダセンサ92は、電波やレーザ光などを探査波として送受信した結果に基づいて、自車両の周辺に存在する物体を検出する周知のセンサであり、自車両に少なくとも一つ搭載されている。ソナー94は、音波や超音波を探査波として送受信した結果に基づいて自車両の周辺に存在する物体を検出する周知の装置であり、自車両に少なくとも一つ搭載されている。
撮像部96は、少なくとも一つの撮像装置であり、自車両の周辺の状況を撮像するように、撮像装置のそれぞれが配置されている。集音部98は、少なくとも一つのマイクロフォンであり、自車両周辺の音を集音するように自車両に配置されている。
すなわち、周辺情報収集部90は、レーダセンサ92やソナー94の検出結果、撮像部96にて生成した画像や集音部98にて集音した結果を、周辺情報として収集する。
制御装置78は、ROM,RAM,CPUを備えた周知のマイクロコンピュータを中心に構成された装置であり、当該移動体端末70を構成する各装置72,74,76及び各部80,90を制御する。
記憶装置76は、読み書き可能に構成された不揮発性の記憶装置である。この記憶装置76には、制御装置78が実行する各種プログラムが格納されている。各種プログラムには、自車両が監視周辺エリアAA内に存在する場合に、挙動情報及び周辺情報を収集し、それらの収集した情報をセンタ端末10へと送信する第一周辺監視処理を実行するためのプログラムが含まれている。
〈路上端末〉
路上端末100は、図5に示すように、通信装置102と、測位装置104と、記憶装置106と、周辺情報収集部110と、制御装置108とを備えている。
通信装置102は、少なくともセンタ端末10との間で情報通信を実行する通信装置である。通信装置102による情報通信は、無線通信でも良いし、有線による通信でも良い。後者の場合、公衆通信回線を用いた周知の通信でも良いし、専用回線を用いた通信でも良い。
測位装置104は、当該路上端末100が存在する位置を表す設置位置情報を生成する装置である。測位装置104による設置位置情報の生成は、測位装置3からの受信信号に基づいて実施される。この設置位置情報の生成は、具体的には、例えば、複数のGPS衛星からの受信信号に基づく周知の手法によって実施しても良いし、携帯電話の基地局との間の通信に基づく周知の手法よって実施しても良い。
周辺情報収集部110は、当該路上端末100が設置された設置場所の周辺の情報を収集する。この周辺情報収集部110は、少なくとも、レーダセンサ112と、ソナー114と、撮像部116と、集音部118とを備えている。
レーダセンサ112は、電波やレーザ光などを探査波として送受信した結果に基づいて、当該路上端末100の設置場所の周辺に存在する物体を検出する周知のセンサである。ソナー114は、音波や超音波を探査波として送受信した結果に基づいて、当該路上端末100の設置場所の周辺に存在する物体を検出する周知の装置である。
撮像部116は、少なくとも一つの撮像装置であり、当該路上端末100の周辺の状況を撮像するように配置されている。集音部118は、少なくとも一つのマイクロフォンであり、当該路上端末100の周辺の音を集音するように配置されている。
すなわち、周辺情報収集部110は、レーダセンサ112やソナー114の検出結果、撮像部116にて生成した画像や集音部118にて集音した結果を、周辺情報として収集する。
制御装置108は、ROM,RAM,CPUを備えた周知のマイクロコンピュータを中心に構成された装置であり、当該路上端末100を構成する各装置102,104,106、及び周辺情報収集部110を制御する。
記憶装置106は、読み書き可能に構成された不揮発性の記憶装置である。この記憶装置106には、制御装置108が実行する各種プログラムが格納されている。この各種プログラムには、周辺情報収集部110にて収集した周辺情報をセンタ端末10へと送信する第二周辺監視処理を実行するためのプログラムが含まれている。
〈通信処理〉
セキュリティ端末30の制御装置38が実行する通信処理は、セキュリティ端末30への電力供給が開始されると起動される。
この通信処理は、起動されると、図6に示すように、測位装置34に端末位置情報を生成させ、その生成された端末位置情報を、当該セキュリティ端末に予め割り当てられた識別番号と共にセンタ端末10へと送信する(S210)。
続いて、センタ端末10にて生成され、かつ監視対象物及び監視エリアWAに異常事態が発生する可能性の高さが、予め規定された規定値以上であることを表す高不審情報を、センタ端末10から受信したか否かを判定する(S220)。このS220での判定の結果、センタ端末10から高不審情報を受信していなければ(S220:NO)、監視対象物及び監視エリアWAに対する警戒の度合いを表す警戒レベルを低レベルに設定して(S230)、S210へと戻る。
本実施形態の高不審情報には、監視対象物及び監視エリアWAに異常事態が発生する可能性の高さが高いほど、大きな値に設定される不審度が含まれる。
一方、S220での判定の結果、センタ端末10から高不審情報を受信していれば(S220:YES)、監視対象物及び監視エリアWAに異常事態が発生する可能性が高いものとして、警戒レベルを高レベルに設定する(S240)。
その後、S210へと戻る。
つまり、通信処理では、当該セキュリティ端末30が作動していることを表す情報として、測位装置34にて生成された端末位置情報を、規定された時間間隔ごとに、センタ端末10に送信する。これと共に、通信処理では、センタ端末10から高不審情報を受信している期間は、監視対象物及び監視エリアWAに対する警戒レベルを高レベルに設定する。
〈エリア監視処理〉
セキュリティ端末30の制御装置38が実行する通信処理は、セキュリティ端末30への電力供給が開始されると起動される。
このエリア監視処理は、起動されると、図7に示すように、検知部40を構成する各センサ42,44,46,48の検知結果を取得する頻度(以下、取得頻度と称す)を設定する(S310)。この取得頻度の設定は、先の通信処理において、警戒レベルが高レベルに設定されている場合には、検知結果を取得する頻度を高く、即ち、単位時間当たりの検知結果を取得する回数を多く設定する。一方、警戒レベルが低レベルに設定されている場合には、検知結果を取得する頻度を低く設定する。
続いて、S310にて設定された取得頻度に基づく、各センサ42,44,46,48の検知結果の取得タイミングであるか否かを判定する(S320)。このS320での判定の結果、取得タイミングでなければ(S320:NO)、S310へと戻る。
一方、S320での判定の結果、取得タイミングであれば(S320:YES)、各センサ42,44,46,48の検知結果を対象物情報として取得する(S330)。そして、S330にて取得した対象物情報に基づいて、監視対象物または監視エリアWAに異常事態が発生したか否かを判定する(S340)。
このS340において異常事態が発生したものと判定する条件としては、次の条件がある。例えば、侵入検知センサ42にて、監視対象物や監視エリアWAへの物体の進入を検知した場合や、異常検出カメラ44にて撮像した画像を画像処理した結果、監視対象物や監視エリアWAへ不審者が侵入した場合である。さらに、ガスセンサ46にて監視対象物内でのガス漏れを検知した場合や、火災センサ48にて監視対象物における火災を検知した場合である。
そして、S340での判定の結果、監視対象物または監視エリアWAに異常事態が発生していなければ(S340:NO)、S310へと戻る。一方、S340での判定の結果、監視対象物または監視エリアWAに異常事態が発生していれば(S340:YES)、警報を出力するように、威嚇部50を駆動する(S350)。
なお、本実施形態において、「警報を出力するように威嚇部50を駆動」には、監視エリアWA内に存在する人物を威嚇するように、音出力部52から音を出力することや、ライト54を発光して光を出力することを含む。さらに、「警報を出力するように威嚇部50を駆動」には、監視エリアWAの周辺に存在する人物に異常事態が発生した旨を通知するように、音出力部52から音を出力することや、ライト54を発光して光を出力すること、監視エリアWAに対して異常事態が発生した旨を、監視対象物の所有者が所持する携帯端末などに通知することなどを含む。
続いて、情報収集部60を駆動し、撮像部62にて撮像した画像や集音部64にて集音した音声を対象物情報として取得する(S360)。なお、S360にて取得する対象物情報には、撮像部62にて撮像した画像や集音部64にて集音した音声に、検知部40にて検知した結果を加えても良い。
そして、S360にて取得した対象物情報を、センタ端末10へと送信する(S370)。即ち、S370では、対象物情報をアップロードする。
その後、S310へと戻る。
つまり、エリア監視処理では、警戒レベルが高ければ、検知部40での検知結果を取得する頻度が高くなるように設定し、その取得した検知結果に基づいて、監視対象物及び監視エリアWAに異常事態が発生したか否かを判定する。そして、判定の結果、異常事態が発生していれば、威嚇部50を駆動して警報を出力すると共に、情報収集部60にて収集した対象物情報をセンタ端末10に送信する。
〈第一周辺監視処理〉
移動体端末70の制御装置78が実行する第一周辺監視処理は、当該移動体端末70への電力供給が開始されると起動される。
この第一周辺監視処理は、起動されると、図8に示すように、監視対象物及び監視エリアWAを監視中であるセキュリティ端末30それぞれを表す監視エリア情報それぞれを、センタ端末10から取得する(S410)。本実施形態の監視エリア情報には、動作中であるセキュリティ端末30にて生成された端末位置情報を含む。
続いて、S410にて取得した監視エリア情報それぞれに基づき、各監視エリア情報によって規定される監視周辺エリアAAに、当該移動体端末70を搭載した自車両が進入したか否かを判定する(S420)。具体的に、S420での判定は、移動体端末70の測位装置74にて検知した移動体端末70の位置を、監視エリア情報に基づく監視周辺エリアAAの位置の範囲に照合した結果、移動体端末70の位置が監視周辺エリアAAの位置範囲内となると、監視周辺エリアAAに自車両が進入したものとする。
このS420での判定の結果、監視周辺エリアAAの範囲内に自車両が進入していなければ(S420:NO)、S410へと戻る。
一方、S420での判定の結果、監視周辺エリアAAの範囲内に自車両が進入していれば(S420:YES)、車両情報収集部80及び周辺情報収集部90を動作させ、挙動情報及び車両周辺情報を取得する(S430)。そして、S430にて取得した挙動情報及び車両周辺情報を周辺情報として、センタ端末10へと送信する(S440)。
続いて、S420にて自車両が進入したと判定した監視周辺エリアAAから、自車両が脱出したか否かを判定する(S450)。この判定の結果、監視周辺エリアAAから自車両が脱出していなければ(S450:NO)、S430へと戻る。
一方、S450での判定の結果、監視周辺エリアAAから自車両が脱出していれば(S450:YES)、S410へと戻る。
つまり、第一周辺監視処理では、監視周辺エリアAAの範囲内に自車両が位置している場合に、車両情報収集部80及び周辺情報収集部90を動作させ、挙動情報及び車両周辺情報を取得し、その取得した挙動情報及び車両周辺情報を周辺情報としてセンタ端末10へと送信する。
〈第二周辺監視処理〉
路上端末100の制御装置108が実行する第二周辺監視処理は、当該路上端末100への電力供給が開始されると起動される。
この第二周辺監視処理は、起動されると、図9に示すように、監視エリア情報をセンタ端末10から取得する(S510)。
続いて、S510にて取得した監視エリア情報それぞれに基づき、各監視エリア情報によって規定される監視周辺エリアAAに、当該路上端末100が存在していれば、その路上端末100における周辺情報収集部110を動作させ、周辺情報を取得する(S520)。
そして、S520にて取得した周辺情報を、センタ端末10へと送信する(S530)。
その後、S510へと戻る。
つまり、第二周辺監視処理では、動作中であるセキュリティ端末30に基づいて規定される監視周辺エリアAAの範囲内に位置している路上端末100において、周辺情報収集部110を動作させて取得した周辺情報をセンタ端末10へと送信する。
〈エリア管理処理〉
センタ端末10の制御装置18が実行するエリア管理処理は、センタ端末10への電力供給が開始されると起動される。
このエリア管理処理は、起動されると、図10に示すように、セキュリティ端末30から端末位置情報を受信したか否かを判定する(S610)。この判定の結果、端末位置情報を受信していなければ(S610:NO)、受信するまで待機する。
そして、端末位置情報を受信すると(S610)、当該端末位置情報を送信したセキュリティ端末30に割り当てられた識別番号と共に、記憶装置16に記憶する(S620)。すなわち、S620では、S610にて受信した端末位置情報の送信元であるセキュリティ端末30を、監視対象物及び監視エリアWAを監視中であるセキュリティ端末30として、当該セキュリティ端末30に対応する監視エリア情報をアップデートする。
続いて、記憶装置16に記憶されている監視エリア情報が更新されたか否かを判定する(S630)。このS630での判定の結果、監視エリア情報が更新されていなければ(S630:NO)、S610へと戻る。
一方、S630での判定の結果、監視エリア情報が更新されていれば(S630:YES)、その更新された監視エリア情報を、移動体端末70及び路上端末100に送信する(S640)。
その後、S610へと進む。
つまり、エリア管理処理では、端末位置情報を送信したセキュリティ端末30を、監視対象物及び監視エリアWAを監視中であるものとして登録する。これと共に、監視対象物及び監視エリアWAを監視中であるものとして新たに登録したセキュリティ端末30の監視エリア情報を、移動体端末70及び路上端末100に送信する。
〈不審度算出処理〉
センタ端末10の制御装置18が実行する不審度算出処理は、センタ端末10への電力供給が開始されると起動される。
この不審度算出処理は、起動されると、図11に示すように、移動体端末70または路上端末100から周辺情報を受信したか否かを判定する(S710)。このS710での判定の結果、周辺情報を受信していなければ(S710:NO)、周辺情報を受信するまで待機する。
そして、周辺情報を受信すると(S720:YES)、その受信した周辺情報を記憶装置16に記憶する(S730)。続いて、一つの監視エリアWAに対する不審度を導出する(S740)。
本実施形態のS740では、監視周辺エリアAAに「不審なもの」が存在している場合に、監視対象物及び監視エリアWAに異常事態が発生する可能性の高さが規定値以上であることを表す大きな値の不審度を導出する。
具体的には、S740では、不審度算出処理におけるS710からS760までの一連のサイクルの中で、今サイクル以前に記憶装置16に記憶された周辺情報を過去情報とする。そして、今サイクルのS710にて新たに受信した周辺情報を、過去情報と照合した結果、不一致であれば、不審なものが存在するものと判定している。
より具体的には、例えば、移動体端末70からの周辺情報(挙動情報)が、過去情報からの時系列に沿って、障害物を回避したことを表す情報である場合には、不審な車両を自車両が回避したものとして、不審な車両が存在するものと判定する。また、移動体端末70や路上端末100からの周辺情報(画像)に、登録されていない人物や車両が写り込んでいる場合には、それらの人物や車両は「不審なもの」であるものと判定する。
さらに、不審度が規定値以上であるか否かを判定する(S750)。このS750での判定の結果、不審度が規定値未満であれば(S750:NO)、S710へと戻る。
一方、S750での判定の結果、不審度が規定値以上であれば(S750:YES)、高不審情報をセキュリティ端末30へと送信する(S760)。その後、S710へと戻る。
つまり、不審度算出処理では、移動体端末70または路上端末100から受信した周辺情報に基づいて判定した結果、監視周辺エリアAAに「不審なもの」が存在していれば、高不審情報をセキュリティ端末30へと送信する。
〈セキュリティシステムの動作〉
以上説明したように、セキュリティシステム1では、図12に示すように、まず、セキュリティ端末30が通信処理を実行して、端末位置情報をセンタ端末10に登録する。
すると、センタ端末10は、エリア監視処理において、監視エリア情報を移動体端末70及び路上端末100に送信する。そして、監視エリア情報を受信した移動体端末70及び路上端末100は、第一周辺監視処理及び第二周辺監視処理において、周辺情報を収集して、その収集した周辺情報をセンタ端末10に送信する。
その周辺情報を受信したセンタ端末10は、不審度算出処理を実行した結果、監視周辺エリアAAに「不審なもの」が存在していれば、高不審情報をセキュリティ端末30へと送信する。すると、高不審情報を受信したセキュリティ端末30では、通信処理にて、警戒レベルを高レベルに設定し、エリア監視処理にて、検知部40での検知結果を取得する頻度を多く設定した上で、検知部40での検知結果を取得するごとに、その取得した検知結果に基づいて判定した結果、監視対象物及び監視エリアWAに異常事態が発生していれば、威嚇部50を駆動して警報を出力する。
[実施形態の効果]
セキュリティシステム1におけるセキュリティ端末30では、高不審情報を受信した場合、即ち、監視対象物に異常事態が発生する可能性が高い場合には、異常事態が発生する前に事前に、対象物情報の収集を増加させることができる。換言すれば、セキュリティシステム1によれば、監視対象物に異常事態が発生する前に、事前に必要な処置を実行することができる。
しかも、セキュリティシステム1では、セキュリティ端末30が警報を出力する条件を、対象物情報に基づく判定の結果、監視対象物に異常事態が発生した場合としている。さらに、セキュリティ端末30では、高不審情報を受信した場合には、監視対象物に異常事態が発生したか否かの判定を、収集量を増加させた対象物情報に基づいて実施している。
これらの結果、セキュリティ端末30によれば、より多くの対象物情報に基づいて、監視対象物に異常事態が発生したか否かを判定でき、その判定結果の精度を向上させることができる。
セキュリティシステム1においては、監視対象物に異常事態が発生する可能性が高い場合には、異常事態が発生したか否かの判定をより安全側に判定することができ、警報の出力を実行しやすくすることで、監視対象物に異常事態が発生することを低減できる。
また、セキュリティ端末30では、センタ端末10から高不審度情報を受信していなければ、検知部40での検知結果を取得する頻度を少なくしている。このため、監視対象物に異常事態が発生する可能性が低い場合には、検知部40を構成する各種センサにて対象物情報を収集する回数を低減したりすることができ、各種センサの駆動に要する電力を低減できる。
また、本実施形態のセンタ端末10では、過去情報と不一致である周辺情報を取得した場合に、監視周辺エリアAAに「不審なもの」が存在するものと判定している。このような判定方法によれば、「不審なもの」が存在するか否かの判定に要する処理量を低減できる。
なお、センタ端末10、セキュリティ端末30、移動体端末70、路上端末100にて実行される各種プログラムは、例えば、DVD−ROM、CD−ROM、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、必要に応じてコンピュータにロードさせて起動することや、必要に応じて通信回線を介してコンピュータに取得させて起動することにより用いることができる。そして、コンピュータに各手順を実行させることで、そのコンピュータを、セキュリティシステム1として機能させることができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態におけるセキュリティシステム1は、移動体端末70と、路上端末100とを備えていたが、本発明のセキュリティシステムにおいては、移動体端末70、及び路上端末100のいずれか一方は省略されていても良い。
さらに、上記実施形態の不審度算出処理では、「不審なもの」の存在を、周辺情報を過去情報に照合した結果、不一致であれば、不審なものが存在するものと判定していたが、「不審なもの」の存在を判定する方法は、これに限るものではなく、例えば、周辺情報に基づいて判定する方法であれば、どのようなものでも良い。
また、上記実施形態のエリア監視処理では、高不審情報を受信していない場合に、検知部40での検知結果を取得する回数を低減することで、対象物情報の情報量を低減していたが、対象物情報の情報量を低減する方法は、これに限るものではない。すなわち、対象物情報の情報量を低減する方法は、対象物情報を収集する回数を維持したまま、一回収集する際に駆動する各種センサの個数を低減することで実現しても良い。
なお、本発明において、対象物情報を収集するセンサは、上記検知部40を構成するセンサ42,44,46,48や、情報収集部60を構成する各部62,64に限るものではない。例えば、対象物情報を収集するセンサには、センサ42,44,46,48、及び各部62,64に加えて、監視エリアWAに駐車されている移動体に搭載された移動体端末70を用いても良い。
なお、上記実施形態では、セキュリティ端末30における異常検出カメラ44と、撮像部62とを、別個に構成していたが、異常検出カメラ44と撮像部62とは、同一の構成でも良い。
1…セキュリティシステム 3…測位装置 10…センタ端末 12,32,72,102…通信装置 16,36,76,106…記憶装置 18,38,78,108…制御装置 30…セキュリティ端末 34,74,104…測位装置 40…検知部 50…威嚇部 60…情報収集部 70…移動体端末 80…車両情報収集部 90…周辺情報収集部 100…路上端末 110…周辺情報収集部

Claims (7)

  1. 監視対象物が存在する監視エリアの状況を表す対象物情報を繰り返し収集する第一情報収集手段(38,S310,40,60)と、
    前記第一情報収集手段にて前記対象物情報を収集するごとに、その収集した対象物情報に基づいて、前記監視対象物に異常事態が発生したものと判定した場合、警報を出力する警報手段(38,S320,S330)と、
    前記監視エリアの周辺に存在するエリアである監視周辺エリアの状況を表す周辺情報を繰り返し収集する第二情報収集手段(78,S410,108,S510)と、
    前記第二情報収集手段にて収集した周辺情報に基づいて、前記監視対象物に異常事態が発生する可能性の高さを表す不審度を推定する異常推定手段(18,S710,S720,S730)と、
    前記異常推定手段にて推定された不審度が、異常事態が発生する可能性が規定値以上であるものとして予め規定された閾値範囲内であれば、前記第一情報収集手段にて収集する前記対象物情報が増加するように、前記第一情報収集手段を制御する制御手段(38,S220〜S240,S310)とを備え
    前記第二情報収集手段は、
    移動体の現在位置が前記監視周辺エリア内であることを表していれば、当該移動体に搭載され、当該移動体の周辺の少なくとも一部の状況を表す移動体周辺情報を検知する周辺情報収集手段(90)、及び当該移動体の挙動を表す挙動情報を検知する車両情報収集手段(80)の内の少なくとも一方から、前記周辺情報収集手段にて検知した移動体周辺情報、及び前記車両情報収集手段にて検知した挙動情報の少なくとも一方を、前記周辺情報として収集する
    ことを特徴とするセキュリティシステム。
  2. 前記異常推定手段は、
    前記第二情報収集手段にて収集した周辺情報を記憶装置に記憶する記憶手段(18,S720)と、
    前記記憶手段にて記憶装置に記憶された周辺情報を過去情報として、前記第二情報収集手段にて周辺情報を収集するごとに、当該周辺情報を前記過去情報に照合した結果、不一致な点が存在すれば、前記監視対象物に異常事態が発生する可能性の高さが高いものとした前記不審度を推定する推定手段(18,S730)と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のセキュリティシステム。
  3. 前記第一情報収集手段は、
    前記監視エリアの少なくとも一部を被写体とした画像を撮像する少なくとも一つの撮像手段(44,62)、及び前記監視エリアへの物体の進入を検知する少なくとも一つのセンサ(42,62)のうちの少なくとも一方から、前記撮像手段にて撮像した画像、及び前記センサによる検知結果の少なくとも一方を、前記対象物情報として収集する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のセキュリティシステム。
  4. 前記第二情報収集手段は、
    路上に設置され、当該設置場所の周辺の少なくとも一部の状況を表す設置周辺情報を検知する設置情報取得手段(110)から、前記設置情報取得手段にて検知した設置周辺情報を、前記周辺情報として収集する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のセキュリティシステム。
  5. 前記制御手段は、
    前記不審度が前記閾値範囲外であれば、前記第一情報収集手段が収集する前記対象物情報を低減させるように、前記第一情報収集手段を制御する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のセキュリティシステム。
  6. コンピュータを、
    請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載されたセキュリティシステムを構成する各手段として機能させるためのプログラム。
  7. 監視対象物に対する異常の有無を監視するセキュリティシステムにおいて、前記監視対象物を監視する監視方法であって、
    監視対象物が存在する監視エリアの状況を表す対象物情報を繰り返し収集する第一情報収集手順と、
    前記第一情報収集手順にて前記対象物情報を収集するごとに、その収集した対象物情報に基づいて、前記監視対象物に異常事態が発生したものと判定した場合、警報を出力する警報手順と、
    前記監視エリアの周辺に存在するエリアである監視周辺エリアの状況を表す周辺情報を繰り返し収集する第二情報収集手順と、
    前記第二情報収集手順にて収集した周辺情報に基づいて、前記監視対象物に異常事態が発生する可能性の高さを表す不審度を推定する異常推定手順と、
    前記異常推定手順にて推定された不審度が、異常事態が発生する可能性が規定値以上であるものとして予め規定された閾値範囲内であれば、前記第一情報収集手順にて収集する前記対象物情報が増加するように、前記第一情報収集手順を制御する制御手順と
    を備え、
    前記第二情報収集手順は、
    移動体の現在位置が前記監視周辺エリア内であることを表していれば、当該移動体に搭載され、当該移動体の周辺の少なくとも一部の状況を表す移動体周辺情報を検知する周辺情報収集手段(90)、及び当該移動体の挙動を表す挙動情報を検知する車両情報収集手段(80)の内の少なくとも一方から、前記周辺情報収集手段にて検知した移動体周辺情報、及び前記車両情報収集手段にて検知した挙動情報の少なくとも一方を、前記周辺情報として収集する
    ことを特徴とする監視方法。
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