以下に、本発明にかかる検索システム、端末装置、ナビゲーションサーバ、検索装置、検索方法、および、プログラムの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
以下、本発明の構成および処理について、第1の実施形態(検索システム)、第2の実施形態(ナビゲーションサーバ(サーバ主導型))、第3の実施形態(検索装置(スタンドアローン型))の順にて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
最初に、本発明の第1の実施形態(検索システム)について、図1から図9を参照して以下に説明する。
[検索システムの構成]
まず、第1の実施形態における検索システムの構成の一例について、図1を参照して以下に説明する。ここで、図1は、第1の実施形態における検索システムの構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。なお、本実施形態においては、通信型のナビゲーション情報を提供する検索システムを具体例として説明するが、本発明はこれに限ることなく、スタンドアローンタイプの検索システムなどにも適用可能である。
図1に示すように、第1の実施形態の検索システムは、概略的に、ナビゲーション情報提供および経路探索等を行うことができるナビゲーションサーバ200、および、単数または複数の経路案内アプリケーションおよび乗換案内アプリケーション等を搭載した端末装置100、を通信可能に接続して構成される。ここで、図1に示すように、通信には、一例として、ネットワーク300を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。また、これら検索システムの各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
図1に示すように、第1の実施形態の検索システムにおいて、ナビゲーションサーバ200は、概略的に、制御部202と記憶部206とを少なくとも備えており、端末装置100は、位置取得部112と出力部(表示部114および音声出力部118)と入力部116と制御部102と記憶部106とを少なくとも備える。
[ナビゲーションサーバ200の構成]
ここで、図1において、ナビゲーションサーバ200は、端末装置100から送信されるナビゲーション情報の検索条件を受信し、検索条件を満たすナビゲーション情報を取得し、少なくともナビゲーション情報を端末装置100に送信する等の機能を有する。ナビゲーションサーバ200は、通信制御インターフェース部204を介してネットワーク300を経由し、端末装置100と相互に通信可能に接続されており、制御部202と記憶部206とを備える。制御部202は、各種処理を行う制御手段である。通信制御インターフェース部204は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースであり、ナビゲーションサーバ200とネットワーク300との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部204は、端末装置100等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。記憶部206は、HDD(Hard Disk Drive)等の固定ディスク装置およびSSD(Solid State Drive)等のストレージ手段であり、各種のデータベースやテーブル(ネットワークデータベース206a、ナビゲーション情報データベース206b、および、地図データベース206c等)を格納する。
これら記憶部206の各構成要素のうち、ネットワークデータベース206aは、交通網を規定するネットワークデータを記憶するネットワークデータ記憶手段である。ここで、ネットワークデータベース206aに記憶されるネットワークデータは、道路ネットワークデータ、路線網ネットワークデータ、および、施設内ネットワークデータを含んでいてもよい。これらネットワークデータは、ネットワークデータベース206aに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ200の制御部202は、定期的にネットワーク300を介して最新のデータを外部機器(例えば、地図データを提供する地図提供サーバなど)等からダウンロードしてネットワークデータベース206aに記憶されたネットワークデータをアップデートしてもよい。
ここで、ネットワークデータベース206aに記憶される道路ネットワークデータは、道路網を規定するネットワークデータであり、例えば、交差点等の道路網表現上の結節点であるノードのノードデータと、ノード間の道路区間であるリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワークデータである。ここで、ノードデータには、ノード番号(例えば、ノードID等)、ノードの名称、緯度経度高度等の位置座標、ノード種別、接続するリンク本数、接続ノード番号、および、交差点名称等の情報を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号(例えば、リンクID等)、開始ノードID、終了ノードID、道路の種別、国道や県道や市道等の路線番号、重用する路線情報、リンクの存在する行政区域の属性情報、リンク長(例えば、距離等)、道路供用状況、異常気象時通行規制区間、車重制限、車両高さ制限、幅員、道路幅員区分、レーン情報(例えば、車線数、専用通行帯、路線バス等優先通行帯、車両通行区分、および、進行方向別通行区分などについての車両通行帯情報等)、制限速度、高架やトンネルや橋等のリンク内属性、および、名称等の情報を含んでいてもよい。また、道路ネットワークデータは、利用料金データ等を含んでいてもよい。ここで、利用料金データは、自動車およびオートバイ等で移動する場合に消費する燃料料金、ならびに、高速自動車国道および自動車専用道路等の有料道路の通行料金等を表す情報等であってもよい。また、道路ネットワークデータは、自動車、オートバイ、自転車、および、徒歩等で移動する場合の経路上に存在する施設等の緯度経度情報などの位置情報等を記憶してもよい。
また、道路ネットワークデータは、道路交通情報を含んでいてもよい。ここで、道路交通情報は、渋滞発生地点や渋滞距離や道路上の二地点間の通過時間(すなわち、旅行時間など)等の渋滞情報を含んでいてもよい。また、道路交通情報は、交通障害情報や交通規制情報等を含んでいてもよい。ここで、交通規制情報は、各種の交通規制を定義するデータであり、例えば、降水量規制、積雪・凍結規制、超波規制、風速規制、および視程規制等の異常気象時通行規制、高さ規制および重量規制等の車両通行規制、道路工事や作業、道路周辺の工事に伴う工事時規制、時間帯や車種により通行できる通行帯を規制している通行帯規制および道路の損壊等による車両通行止、交通の安全を確保するために設置されるコミュニティ・ゾーン等による一般車の進入禁止、ならびに、私有地への接続路であることによる一般車の進入禁止等の情報などを含んでもよい。これら道路交通情報は、ネットワークデータベース206aに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ200の制御部202は、定期的(例えば、5分毎等)にネットワーク300を介して最新のデータを外部システム(例えば、VICS(Vehicle Information and Communication System)(登録商標)、および、ATiS(Advanced Traffic Information Service)(登録商標)、日本道路交通情報センター(JARTIC)(登録商標)など)等からダウンロードしてネットワークデータベース206aに記憶された道路交通情報をアップデートしてもよい。
また、ネットワークデータベース206aに記憶される路線網ネットワークデータは、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関(例えば、公共交通機関等)の路線網を規定するネットワークデータであり、例えば、路線網表現上の結節点であるノード(例えば、交通機関の停留地点である駅、停留場、停車場、停留所、空港、港、および、ターミナル等)のノードデータと、ノード間を接続する鉄道路線、航空路線、航路、および、バス路線等のリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワークデータである。ここで、鉄道とは、ルート上に設置された固定式案内路(レール、案内軌条など)等に誘導されて走行し、旅客や貨物等を輸送する交通機関であり、例えば、電車、市電、ロープウェイ、モノレール、ケーブルカー、および、リニアモーターカー等であってもよい。また、ノードデータには、ノード番号(例えば、ノードID等)、ノードの名称(例えば、交通機関の停留地点の名称である駅名、停留場名、停車場名、停留所名、空港名、港名、および、ターミナルの名称等)、および、緯度経度高度などの位置座標等の情報を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号(例えば、リンクID等)、開始ノードID、終了ノードID、種別、リンク長(例えば、距離等)、高架、トンネルおよび橋等のリンク内属性、ならびに、名称(例えば、路線名など)等の情報を含んでいてもよい。
また、路線網ネットワークデータは、交通機関の時刻表データを含んでいてもよい。ここで、時刻表データは、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関の時刻表を表す情報である。また、時刻表データは、更に、交通機関の行先情報(例えば、最終行先情報など)、および、交通機関の種別(例えば、特急、急行、準急、快速、快速急行、通勤特急、通勤快速、通勤急行、区間急行、区間準急、区間快速、各駅停車、および、普通など)を含む情報であってもよい。また、時刻表データは、更に、路線上のノード(すなわち、交通機関の停留地点)における交通機関の発着時刻(例えば、出発、経由、および到着の予定時刻など)、交通機関の路線の名称、および、交通機関の路線上のノード(すなわち、交通機関の停留地点)の名称等の属性情報を含む情報であってもよい。また、時刻表データは、交通機関の路線上のノードを結ぶ区間(例えば、一つまたは複数のリンク等)毎に対応付けられた交通機関の属性情報(例えば、種別および行先情報等)を含んでいてもよい。
また、路線網ネットワークデータは、交通機関の利用料金データを含んでいてもよい。ここで、利用料金データは、例えば、鉄道、飛行機、バス、および、船等の各交通機関を利用した場合に生じる利用料金等を表す情報等であってもよい。また、路線網ネットワークデータは、乗車位置データを含んでいてもよい。ここで、乗車位置データは、例えば、電車、市電、モノレール、ケーブルカー、および、リニアモーターカー等の複数の車両が連結した交通機関の乗車位置(一例として、改札口に近い車両、乗換に便利な位置の車両、混雑率の低い車両、および、女性専用車両等)を表す情報等であってもよい。また、路線網ネットワークデータは、鉄道運行情報、航空運行情報、船舶運行情報、および、バス運行情報等の各交通機関の運行情報を含んでいてもよい。これら各交通機関の運行情報は、ネットワークデータベース206aに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ200の制御部202は、定期的にネットワーク300を介して最新のデータを外部システム等からダウンロードしてネットワークデータベース206aに記憶された各交通機関の運行情報をアップデートしてもよい。
また、ネットワークデータベース206aに記憶される施設内ネットワークデータは、施設内の経路網を規定するネットワークデータである。ここで、ネットワークデータベース206aに記憶される施設内ネットワークデータは、例えば、建造物内の店舗、会社、事務所、トイレ等の出入口、エレベータおよびエスカレータの乗降口、階段の出入口、飛行機等の搭乗口、駅のプラットホーム上の電車等の乗車位置、ならびに、駅の改札口等の、通路等を接続する結節点であるノードのノードデータと、ノード間を接続する通路、階段、動く歩道、エスカレータ、および、エレベータ等であるリンクのリンクデータとの組み合わせによって表現されるネットワークデータである。
ここで、ノードデータには、ノード番号(例えば、ノードID等)、ノードの名称(出入口名および乗降口名等)、緯度経度高度等の位置座標、ノード種別(例えば、出入口、乗降口、通路の曲がり角、および通路の分岐点等)、接続するリンク本数、および、接続ノード番号等の情報を含んでいてもよい。また、リンクデータには、リンク番号(例えば、リンクID等)、開始ノードID、終了ノードID、リンク長、幅員、リンク種別(例えば、ノード間を接続する通路、階段、スロープ、エスカレータ、エレベータ、および動く歩道など)、および、バリアフリー化の情報を含んでいてもよい。ここで、施設とは、駅、オフィスビル、ホテル、デパート、スーパーマーケット、博物館、美術館、学校、水族館、地下通路、立体駐車場、地下駐車場、および、地下街等の屋内建造物であってもよい。また、施設とは、バスターミナル、公園、遊園地、キャンプ場、連絡通路、屋外駐車場、および、動物園等の屋外建造物であってもよい。
また、ナビゲーション情報データベース206bは、属性を示す項目を複数含むナビゲーション情報を記憶するナビゲーション情報記憶手段である。ここで、ナビゲーション情報は、POI情報であってもよい。また、ナビゲーション情報は、案内経路データであってもよい。
ここで、ナビゲーション情報データベース206bに記憶されたPOI情報は、POIについての属性を示す項目を複数含む情報である。ここで、属性とは、例えば、POIの名称、種別(カテゴリ)、住所、電話番号、URL、営業時間、取扱商品、平均価格(例えば、平均使用料金など)、評判、ランキング、急上昇、立ち寄りやすさ、レコメンドスコア、写真データ、クーポン情報、口コミ(例えば、口コミ評価およびユーザコメントなど)、使用条件、使用可能性、施設規模、POIの緯度経度高度、POIの存在する地点の立地(都市部、郊外、港湾部および駅周辺など)、用途制限、POI ID、当該POI情報へのアクセス回数またはアクセス頻度等の参照率、および、当該POI情報の更新日時等であってもよい。ここで、レコメンドスコアとは、利用者や他のユーザのユーザ情報および履歴情報等から自動的にお勧め度合いが算出された値であってもよい。
ここで、POIとは、point of interestの略称であり、例えば、便利な場所や興味のある場所などとして人が知覚する特定の地点や施設等であって、店舗、会社、事務所、公共施設、娯楽施設、および、屋外施設等であってもよい。ここで、店舗は、例えば、飲食店、食料品店、酒店、タバコ店、百貨店、ショッピングセンター、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ガソリンスタンド、金融機関、郵便局、立体駐車場、および、ホテルや旅館等の宿泊施設等であってもよい。また、公共施設は、例えば、官庁、警察署、交番、消防署、駅、医療機関、美術館、博物館、および、学校等であってもよい。また、娯楽施設は、例えば、映画館、劇場、遊園地、パチンコ店、カジノ、競馬場等であってもよい。また、屋外施設は、バスターミナル、公園、遊園地、キャンプ場、連絡通路、屋外駐車場、および、動物園等であってもよい。また、ナビゲーション情報データベース206bは、POIに対応したアイコンを記憶していてもよい。これらPOI情報は、ナビゲーション情報データベース206bに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ200の制御部202は、定期的にネットワーク300を介して最新のデータを外部機器(例えば、POI情報を提供する施設情報提供サーバなど)等からダウンロードしてナビゲーション情報データベース206bに記憶されたPOI情報をアップデートしてもよい。
ナビゲーション情報データベース206bに記憶された案内経路データは、制御部202により生成された、検索条件(経路探索条件)を満たす出発地から目的地までの案内経路の案内経路データであってもよい。ここで、経路探索条件は、少なくとも出発地と目的地とを含んでいてもよい。また、経路探索条件は、更に、出発時刻または到着時刻を含んでいてもよい。ここで、出発時刻は、現在時刻であってもよい。また、経路探索条件は、更に、経由地および経由時刻を含んでいてもよい。
また、地図データベース206cは、地図の地図データを記憶する地図データ記憶手段である。ここで、地図データベース206cに記憶される地図データは、本発明において、例えば、縮尺に従ってメッシュ化された地図データ(例えば、JIS規格の第1〜3次地域区画メッシュデータ、および、100mメッシュデータ等)等の屋外地図データであってもよい。また、地図データベース206cは、全国および各地方の道路地図や路線図等の屋外地図データを記憶してもよい。また、地図データベース206cは、例えば、高さ情報を持つ建築物(例えば、立体駐車場、駅、デパート、および、学校等)に関するフロア案内地図等の屋内地図データを更に記憶してもよい。
また、地図データベース206cに記憶される地図データは、地図上に表示される地物(例えば、ビルや住宅や駅等の建造物、道路、線路、橋、トンネル、等高線、海岸線や湖岸線等の水涯線、海、河川、湖、池、沼、公園や屋外施設等の場地、行政界、行政区域、および、街区等)の形状についての形状データ、地図上に表示される注記(例えば、地名、住所、電話番号、店や公園や駅等の施設名称、名所や旧跡や河川や湖や湾や山や森林等の俗称を含む名称、道路や橋やトンネル等の名称、路線名称、地点情報、および、口コミ情報等)の注記データ、および、地図上に表示される記号(例えば、山、史跡、寺社、学校、病院、工場および墓地等の地図記号、ガソリンスタンド、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、レストラン、銀行および郵便局等の店舗記号、道路上の信号、有料道路の出入口、料金所、サービスエリア、パーキングエリアおよびインターチェンジ等の記号、駐車場、駅、ホテル、美術館および博物館等の施設記号、ならびに、口コミ地点記号等)の記号データ等のデータを含んでいてもよい。
また、地図データベース206cに記憶される屋内地図データは、施設等の構内における屋内経路についての構内経路データを含んでいてもよい。ここで、構内経路データとは、駅等の構内における移動経路データと、当該移動経路を含む地図(施設案内図)の地図データと、に少なくとも基づくデータであってもよい。例えば、構内経路データは、施設案内図に移動経路が引いてある画像データであってもよい。また、例えば、構内経路データは、更に、移動経路を説明するメッセージデータを含んでいてもよい。ここで、移動経路データに基づく移動経路とは、施設内で複数の交通機関の乗換えをする場合の改札口等を結ぶ最適経路(例えば、最短経路またはバリアフリー経路等)であってもよい。
また、屋外地図データおよび屋内地図データは、ラスタ形式、ベクタ形式等の地図描画用の画像データであってもよい。これら屋外地図データおよび屋内地図データは、地図データベース206cに予め記憶されており、ナビゲーションサーバ200の制御部202は、定期的にネットワーク300を介して最新のデータを外部機器(例えば、地図データを提供する地図提供サーバなど)等からダウンロードして地図データベース206cに記憶された屋外地図データおよび屋内地図データをアップデートしてもよい。
また、制御部202は、OS(Operating System)等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部202は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部202は、機能概念的に、検索条件受信部202a、案内経路探索部202b、ナビゲーション情報取得部202c、および、ナビゲーション情報送信部202dを備える。
このうち、検索条件受信部202aは、端末装置100から送信されるナビゲーション情報の検索条件を受信する検索条件受信手段である。ここで、検索条件は、POI情報を特定するため条件であってもよく、例えば、POIの名称、立地、利用目的、提供料理を含む取扱商品、および、ジャンル等の情報であってもよい。また、検索条件は、経路探索のための経路探索条件であってもよく、例えば、出発地、目的地、経由地、出発時刻、到着時刻、および、経由時刻等の情報であってもよい。ここで、出発時刻は、現在時刻であってもよい。また、出発地は、端末装置100の利用者の現在位置であってもよい。
また、案内経路探索部202bは、検索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を探索し、案内経路データを生成する案内経路探索手段である。ここで、案内経路探索部202bは、更に、生成した案内経路データをナビゲーション情報としてナビゲーション情報データベース206bに格納してもよい。また、案内経路探索部202bは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、ネットワークデータベース206aに記憶されたネットワークデータを用いて探索し、案内経路データを生成してもよい。また、案内経路探索部202bは、少なくとも出発地と目的地と出発時刻または到着時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、ネットワークデータベース206aに記憶されたネットワークデータを用いて探索し、案内経路データを生成してもよい。ここで、出発時刻は、現在時刻であってもよい。また、経路探索条件は、端末装置100の利用者により入力部116を介して入力されたものであってもよい。また、経路探索条件に経由地が更に含まれている場合、案内経路探索部202bは、経由地を経由した案内経路を探索してもよい。また、経路探索条件に経由地および経由時刻が更に含まれている場合、案内経路探索部202bは、出発地と目的地と経由地と経由時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの経由地を経由した経路である案内経路を探索してもよい。
また、ナビゲーション情報取得部202cは、検索条件を満たすナビゲーション情報を取得するナビゲーション情報取得手段である。ここで、ナビゲーション情報取得部202cは、検索条件を満たすナビゲーション情報をナビゲーション情報データベース206bから抽出して取得してもよい。ここで、ナビゲーション情報取得部202cは、例えば、検索条件を満たすPOI情報をナビゲーション情報データベース206bから抽出して取得してもよい。また、ナビゲーション情報取得部202cは、例えば、案内経路探索部202bにより生成されてナビゲーション情報データベース206bに格納された、経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路の案内経路データをナビゲーション情報データベース206bから抽出して取得してもよい。
また、ナビゲーション情報送信部202dは、少なくともナビゲーション情報を端末装置100に送信するナビゲーション情報送信手段である。ここで、ナビゲーション情報は、ナビゲーション情報取得部202cにより取得されたナビゲーション情報であってもよい。また、ナビゲーション情報送信部202dは、更に、ナビゲーション情報に基づく、地図データベース206cに記憶された地図データを端末装置100に送信してもよい。具体的には、ナビゲーション情報送信部202dは、更に、ナビゲーション情報に含まれるPOI情報に基づくPOIの所在地を含む地図の、地図データベース206cに記憶された、地図データを端末装置100に送信してもよい。また、ナビゲーション情報送信部202dは、更に、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データに基づく案内経路を含む地図の、地図データベース206cに記憶された、地図データを端末装置100に送信してもよい。
[端末装置100の構成]
また、図1において、端末装置100は、ナビゲーション情報に含まれる項目のうち、ナビゲーション情報を表示する際の優先順位の決定に用いる項目を表示優先項目として設定し、設定された複数の上記表示優先項目の優先度がグラフとして表示された、当該優先度を入力するための表示画面を表示部114に表示させ、入力部116を介して表示部114を用いて入力された表示優先項目の優先度に基づいて、当該入力された表示優先項目の優先度以外の表示優先項目の優先度を決定し、入力部116を介して入力された表示優先項目の優先度、および、決定された表示優先項目の優先度に基づいて、グラフの表示を変更した表示画面を表示部114に表示させる等の機能を有する。端末装置100は、例えば、一般に市販されるデスクトップ型またはノート型のパーソナルコンピュータ等の情報処理装置、携帯電話やPHSやPDA等の携帯端末装置、および、走行経路案内等を行なうナビゲーション端末(例えば、カーナビゲーション装置など)等である。ここで、端末装置100は、インターネットブラウザ等を搭載していてもよく、経路案内アプリケーション、乗換案内アプリケーション、および情報検索アプリケーション等を搭載していてもよい。また、端末装置100は、リアルタイムに現在位置取得が行えるよう、GPS機能やIMES機能等を有する位置取得部112を備えている。また、端末装置100は、表示部114と音声出力部118とを少なくとも含む出力部を備えている。
ここで、表示部114は、アプリケーション等の表示画面を表示する表示手段(例えば、液晶または有機EL等から構成されるディスプレイおよびモニタ等)である。また、音声出力部118は、音声データを音声として出力する音声出力手段(例えば、スピーカ等)である。また、端末装置100は、検索条件の入力等を行う入力部116(例えば、キー入力部、タッチパネル、キーボード、およびマイク等)を備えている。また、入出力制御インターフェース部108は、位置取得部112、表示部114、入力部116、および、音声出力部118等の制御を行う。
ここで、位置取得部112は、位置発信装置500から発信される位置情報信号を受信する信号受信手段であってもよい。ここで、位置発信装置500は、位置情報信号(GPS信号)を発信するGPS装置であってもよい。また、位置発信装置500は、端末装置100との間で無線通信を行うための装置等である基地局(例えば、携帯電話、自動車電話、および、PHSの基地局等)であってもよい。また、位置発信装置500は、GPS信号と類似した特徴を持つ位置情報信号を用いて屋内測位を可能とするIMES(Indoor Message System)技術を実現するIMES装置であってもよい。なお、IMES技術は測位衛星システムである準天頂衛星の枠組みから発案されたシステムである。
また、位置発信装置500は、屋外で受信したGPS信号を屋内で発信するGPSリピータであってもよい。また、位置発信装置500は、建物(例えば、立体駐車場等)内の各フロアや地下構造物(例えば、地下鉄駅、地下街、地下連絡通路、および地下駐車場等)の各所に任意に設置される小型発信装置であってもよい。なお、この小型発信装置には、設置場所に応じた自己位置情報(位置ID等)が割り振られている。そして、端末装置100が通信可能範囲に入ると、端末装置100は、小型発信装置から送信される自己位置情報を位置情報信号として受信する。この際の通信方式は、例えば、RFID(Radio Frequency Identification)タグシステムやBluetooth(登録商標)等の各種近距離無線方式や、赤外線通信方式等であってもよい。また、位置発信装置500は、無線LANのアクセスポイントであってもよい。本実施形態において、位置取得部112は、無線LAN信号等を受信して、アクセスポイントの識別情報を取得してもよい。そして、制御部102は、位置取得部112にて取得したアクセスポイント固有の識別情報からアクセスポイントの位置を特定して位置情報を取得してもよい。また、本実施形態において、制御部102は、位置取得部112にて取得された位置情報信号から、緯度、経度、および、高さ情報を含む位置情報を算出してもよい。
ここで、位置取得部112は、端末装置100の変化量(例えば、ベクトル量等)を検出する速度センサ、加速度センサ、方位センサ、および、距離センサ等を備えていてもよい。ここで、位置取得部112は、速度センサにて速度を検出してもよい。また、位置取得部112は、加速度センサにて加速度を検出してもよい。また、位置取得部112は、方位センサにて方位(例えば、東・西・南・北・天・地等)および傾きを検出してもよい。また、位置取得部112は、距離センサにて移動距離(変位)を検出してもよい。ここで、速度センサは、レーザドップラ振動計等であってもよく、検出したドップラー効果によって生じた周波数の差等から端末装置100の速度を検出してもよい。また、加速度センサは、機械式加速度センサ、FBG光ファイバ式等の光学式加速度センサ、および、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)加速度センサ等の半導体式加速度センサなどであってもよい。また、方位センサには、端末装置100の絶対走行方位を検出する地磁気センサおよび端末装置100の相対走行方位を検出する光ジャイロ等が使用されてもよい。また、方位センサは、地磁気センサと加速度センサを組み合わせることで方位や傾きに関する情報を取得できる電子コンパス等であってもよい。また、距離センサは、端末装置100が車両用の情報処理端末である場合、車軸の回転数に比例してパルス信号を発生させ、パルス信号の数量に比例した移動距離を検出してもよい。
また、位置取得部112は、更に、通信装置を備えていてもよく、端末装置100が車両用の情報処理端末である場合、各車両に搭載された当該通信装置の車車間通信から自車位置を示す位置情報を取得してもよい。また、位置取得部112は、地図情報に基づいて端末装置100の利用者の現在位置を示す位置情報を取得してもよい。
また、通信制御インターフェース部104は、通信回線や電話回線等に接続されるアンテナやルータ等の通信装置(図示せず)に接続されるインターフェースであり、端末装置100とネットワーク300との間における通信制御を行う機能を有する。すなわち、通信制御インターフェース部104は、ナビゲーションサーバ200等と通信回線を介してデータを通信する機能を有している。また、ネットワーク300は、端末装置100およびナビゲーションサーバ200と、外部の地図提供サーバ等の外部機器または外部システムとを相互に接続する機能を有し、例えば、インターネット、電話回線網(携帯端末回線網および一般電話回線網等)、イントラネット、または、電力線通信(PLC)等であってもよい。
また、記憶部106は、HDDやSSD等の大容量のストレージ手段、および/または、SRAM(Static Random Access Memory)等を用いて構成される小容量高速メモリ(例えば、キャッシュメモリ)等のストレージ手段であり、各種のデータベースやファイルやテーブル(ナビゲーション情報ファイル106a等)を格納してもよい。ここで、記憶部106は、各種のファイル等を一時的に記憶するものであってもよい。
このうち、ナビゲーション情報ファイル106aは、ナビゲーション情報を記憶するナビゲーション情報記憶手段である。ここで、ナビゲーション情報は、予めナビゲーション情報ファイル106aに記憶されていたものであってもよく、ナビゲーションサーバ200から受信してナビゲーション情報ファイル106aに格納したものであってもよい。
また、制御部102は、OS等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部102は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部102は、機能概念的に、現在位置情報取得部102a、表示優先項目設定部102b、入力画面表示部102c、固定化部102d、初期化部102e、項目変更部102f、連動変更部102g、優先度決定部102h、補正値算出部102i、検索条件送信部102j、ナビゲーション情報受信部102k、表示優先度決定部102m、変更表示部102n、および、経路案内部102pを備える。
ここで、現在位置情報取得部102aは、端末装置100の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部102aは、端末装置100の利用者の現在位置情報を所定時間(所定周期)ごと(例えば、1秒ごと、3分ごと等)に取得してもよい。また、現在位置情報取得部102aは、位置取得部112にて位置発信装置500から受信した位置情報信号から算出した位置情報を端末装置100の利用者の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部102aは、更に、位置取得部112の方位センサ等にて検出した端末装置100の進行方向等の方位情報を端末装置100の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
また、現在位置情報取得部102aは、利用者により入力部116を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報を端末装置100の利用者の現在位置情報として取得してもよい。ここで、利用者により入力部116を介して入力された現在位置情報に基づく現在位置は、利用者が現実に存在する位置であってもよく、利用者により任意に選択された仮想の現在位置(一例として、東京にいる利用者により選択された大阪の駅や空港等の任意の地点)であってもよい。例えば、現在位置情報取得部102aは、入力部116を介して利用者に表示部114に表示された地図データの表示画面上で指定(例えば、タッチパネル式の表示部114での指定操作等)させた座標を端末装置100の利用者の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部102aは、更に、入力部116を介して利用者に表示部114に表示された地図データの表示画面上で指定させた方位情報を端末装置100の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
また、表示優先項目設定部102bは、ナビゲーション情報に含まれる項目のうち、ナビゲーション情報を表示する際の優先順位の決定に用いる項目を表示優先項目として設定する表示優先項目設定手段である。ここで、表示優先項目設定部102bは、ナビゲーション情報に含まれる項目のうち、入力部116を介して指定された項目を表示優先項目として設定してもよい。また、表示優先項目設定部102bは、ナビゲーション情報に含まれる項目のうち、初期設定表示優先項目(デフォルト表示優先項目)として予め設定された項目を表示優先項目として設定してもよい。
また、入力画面表示部102cは、表示優先項目設定部102bにより設定された複数の表示優先項目の優先度がグラフとして表示された、当該優先度を入力するための表示画面を表示部114に表示させる入力画面表示手段である。ここで、グラフは、表示優先項目の数に応じた多角形のレーダチャートであってもよい。また、グラフは、棒グラフであってもよい。また、グラフは、当該グラフ中で配置が隣接する表示優先項目の優先度を連動させる線分を含んでいてもよい。
また、固定化部102dは、表示優先項目の優先度に対する所定の固定化操作が入力部116を介して入力された場合、固定化操作がなされた当該表示優先項目の当該優先度を変更させない固定化手段である。ここで、固定化操作は、ダブルクリックであってもよい。
また、初期化部102eは、所定の初期化操作が入力部116を介して入力された場合、各表示優先項目の優先度を、初期設定の優先度に変更する初期化手段である。
また、項目変更部102fは、項目に対する指定操作が入力部116を介して入力された場合、当該指定操作に基づき表示優先項目を変更する項目変更手段である。ここで、項目変更部102fは、表示優先項目として設定された項目に対する指定操作が入力部116を介して入力された場合、当該項目の表示優先項目とする設定を解除してもよい。また、項目変更部102fは、表示優先項目として設定されていない項目に対する指定操作が入力部116を介して入力された場合、当該項目を表示優先項目として新たに加えて設定してもよい。
また、連動変更部102gは、グラフ中で配置が隣接する表示優先項目の優先度を連動させる線分に対する移動操作が入力部116を介して入力された場合、当該移動操作に基づき線分で結ばれた表示優先項目の優先度を連動して変更させる連動変更手段である。ここで、連動変更部102gは、グラフ中で配置が隣接する表示優先項目の優先度を連動させる線分に対する移動操作が入力部116を介して入力された場合、当該移動操作に基づく同一の増減量または増減率により線分で結ばれた表示優先項目の優先度を連動して変更させてもよい。
また、優先度決定部102hは、入力部116を介して表示部114を用いて入力された表示優先項目の優先度に基づいて、当該入力された表示優先項目の優先度以外の表示優先項目の優先度を決定する優先度決定手段である。ここで、優先度決定部102hは、1つの表示優先項目の優先度が入力部116を介して変更された場合、当該変更に基づいて当該変更された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部102hは、複数の表示優先項目の優先度が入力部116を介して一緒に変更された場合、当該変更に基づいて当該変更された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部102hは、項目変更部102fによる表示優先項目の変更に基づいて、当該変更された表示優先項目以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部102hは、連動変更部102gにより線分で結ばれた表示優先項目の優先度が連動して変更された場合、当該変更された表示優先項目以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部102hは、制御部102によりナビゲーション情報に基づく表示画面が表示部114に表示された場合であって、表示優先項目の優先度が入力部116を介して変更された場合、当該変更に基づいて当該変更された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。
また、補正値算出部102iは、所定の補正処理により、優先度決定部102hにより決定された表示優先項目の優先度に対する補正値を算出し、当該優先度および当該補正値を相互に変換する補正値算出手段である。
また、検索条件送信部102jは、ナビゲーション情報の検索条件をナビゲーションサーバ200に送信する検索条件送信手段である。ここで、検索条件は、端末装置100の利用者により入力部116を介して入力された条件であってもよい。
また、ナビゲーション情報受信部102kは、ナビゲーションサーバ200から送信されるナビゲーション情報を受信するナビゲーション情報受信手段である。ここで、ナビゲーション情報受信部102kは、更に、受信したナビゲーション情報をナビゲーション情報ファイル106aに格納してもよい。ここで、ナビゲーション情報受信部102kは、ナビゲーション情報ファイル106aに既存のナビゲーション情報が記憶されている場合、新たに設定されたナビゲーション情報を、既存のナビゲーション情報に上書きして格納してもよい。また、ナビゲーション情報受信部102kは、更に、ナビゲーションサーバ200から送信されるナビゲーション情報に基づく地図データを受信してもよい。具体的には、ナビゲーション情報受信部102kは、更に、ナビゲーションサーバ200から送信されるナビゲーション情報に含まれるPOI情報に基づくPOIの所在地を含む地図の地図データを受信してもよい。また、ナビゲーション情報受信部102kは、更に、ナビゲーションサーバ200から送信されるナビゲーション情報に含まれる案内経路データに基づく案内経路を含む地図の地図データを受信してもよい。
また、表示優先度決定部102mは、ナビゲーション情報受信部102kにより受信されたナビゲーション情報と優先度とに基づき、ナビゲーション情報の表示優先度(スコア)を決定する表示優先度決定手段である。ここで、表示優先度決定部102mは、ナビゲーション情報受信部102kにより受信されたナビゲーション情報と、入力部116を介して変更された表示優先項目の優先度、および、優先度決定部102hにより決定された表示優先項目の優先度とに基づき、ナビゲーション情報の表示優先度を決定してもよい。
また、変更表示部102nは、入力部116を介して入力された表示優先項目の優先度、および、優先度決定部102hにより決定された表示優先項目の優先度に基づいて、グラフの表示を変更した表示画面を表示部114に表示させる変更表示手段である。ここで、変更表示部102nは、補正値算出部102iにより算出された補正値、または、補正値算出部102iにより相互に変換された優先度もしくは補正値に基づきグラフの表示を変更した表示画面を表示部114に表示させてもよい。すなわち、変更表示部102nは、優先度決定部102hが決定した優先度を表示部114に表示する際、優先度決定部102hが決定した優先度をそのまま表示するのではなく、補正値算出部102iが補正した補正値を表示するようにしてもよい。また、変更表示部102nは、利用者により入力部116を介して入力された値に対し、補正値算出部102iにより逆補正された値に基づきグラフの表示を変更した表示画面を表示部114に表示させてもよい。これにより、利用者の視認性や操作性を向上させることができる。また、変更表示部102nは、更に、表示優先度決定部102mにより決定された表示優先度に基づき、ナビゲーション情報受信部102kにより受信されたナビゲーション情報に基づく表示画面を表示部114に表示させてもよい。また、変更表示部102nは、更に、ナビゲーション情報に基づく地図データの表示画面を表示部114に表示させてもよい。例えば、変更表示部102nは、更に、表示優先度決定部102mにより決定された表示優先度に基づき、ナビゲーション情報受信部102kにより受信された地図データ上に、ナビゲーション情報受信部102kにより受信されたナビゲーション情報を重畳した表示画面(検索結果表示)を表示部114に表示させてもよい。具体的には、変更表示部102nは、更に、表示優先度決定部102mにより決定された表示優先度に基づき、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データに基づく案内経路を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データを重畳した表示画面を表示部114に表示させてもよい。また、変更表示部102nは、更に、表示優先度決定部102mにより決定された表示優先度に基づき、ナビゲーション情報に含まれるPOI情報に基づくPOIの所在地を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報に含まれるPOI情報を重畳した表示画面を表示部114に表示させてもよい。また、変更表示部102nは、更に、現在位置情報取得部102aにより取得される端末装置100の利用者の現在位置情報に基づく表示画面を表示部114に表示させてもよい。また、変更表示部102nは、更に、表示優先度決定部102mにより決定された表示優先度に基づき、ナビゲーション情報受信部102kにより受信されたナビゲーション情報に基づく表示画面を表示部114に再表示させてもよい。
また、経路案内部102pは、ナビゲーション情報を出力部を介して出力させることにより、経路案内を実行する経路案内手段である。ここで、経路案内部102pは、ナビゲーション情報に基づく表示画面を表示部114に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。例えば、経路案内部102pは、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データに少なくとも基づく表示画面を表示部114に表示させてもよい。また、経路案内部102pは、更に、端末装置100の利用者の現在位置情報を出力部を介して出力させてもよい。例えば、経路案内部102pは、地図データ上に、案内経路データ、および、端末装置100の利用者の現在位置情報、を重畳した表示画面を表示部114に表示させてもよい。また、経路案内部102pは、ナビゲーション情報に基づく音声案内データを音声出力部118を介して出力させてもよい。例えば、経路案内部102pは、案内経路データに基づく案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた音声案内データを、音声出力部118を介して出力させてもよい。
以上で、第1の実施形態における検索システムの構成の一例の説明を終える。
[検索システムの処理]
次に、このように構成された第1の実施形態における検索システムの処理の一例について、以下に図2から図9を参照して詳細に説明する。図2は、第1の実施形態における検索システムの処理の一例を示すフローチャートである。
図2に示すように、まず、端末装置100の表示優先項目設定部102bは、利用者により入力部116を介して本発明を実装したアプリケーションが起動された場合、ナビゲーション情報に含まれる項目のうち、初期設定表示優先項目(デフォルト表示優先項目)としてアプリケーションに予め設定された、ナビゲーション情報を表示する際の優先順位の決定に用いる項目を表示優先項目として設定する(ステップSA−1)。ここで、表示優先項目設定部102bは、ナビゲーション情報に含まれる項目のうち、利用者により入力部116を介して指定された項目を表示優先項目として設定してもよい。また、表示優先項目設定部102bは、ナビゲーション情報に含まれる項目のうち、当該アプリケーション前回終了時の表示優先項目を表示優先項目として設定してもよい。
そして、端末装置100の入力画面表示部102cは、表示優先項目設定部102bにより設定された複数の表示優先項目の優先度がグラフとして表示された、当該優先度を入力するための表示画面を表示部114に表示させる(ステップSA−2)。ここで、グラフは、表示優先項目の数に応じた多角形のレーダチャートであってもよい。また、グラフは、棒グラフであってもよい。また、グラフは、当該グラフ中で配置が隣接する表示優先項目の優先度を連動させる線分を含んでいてもよい。
ここで、図3乃至図5を参照して、本実施形態における表示画面の一例について説明する。図3および図5は、本実施形態における表示画面の一例を示す図である。図4は、本実施形態における表示優先項目の優先度の棒グラフ表示の一例を示す図である。
図3は、表示優先項目の優先度に基づいて、種々のカテゴリ(例えば、ラーメン等)について検索する表示画面の一例である。図3に示すように、入力画面表示部102cは、表示優先項目設定部102bにより設定された3つの表示優先項目(評判、低価格、および、近さ)の優先度がレーダチャートとして入力画面エリアAR2に表示された、当該優先度を入力するための表示画面が表示部114に表示させている。ここで、レーダチャートは、ユーザが指で値を操作可能なグラフであってもよい。
ここで、図3に示すように、入力画面エリアAR2に表示されたレーダチャートは、複数の表示優先項目の優先度に対応する優先ポイント(補正値)の入力手段を含んでおり、レーダチャート中に3つ設定されたPOIの表示優先項目(ITEM A:評判、ITEM B:低価格、および、ITEM C:近さ)の優先ポイント(PA、PB、および、PC)は、利用者により入力部116を介して移動されることにより優先ポイントの値を入力(変更)させることができる。ここで、優先ポイントの値は、補正値算出部102iにより、表示優先項目の優先度に変更されてもよい。また、表示優先項目ITEM Cである「近さ」とは、入力画面エリアAR4に表示された地図の中心や利用者が別途指定した地点からの距離もしくは到達時間の長さ、予め入力した目的地までの案内経路などのポリラインからの距離、または、予め入力した目的地までのPOIを経由した案内経路の距離もしくは所要時間等であってもよい。また、レーダチャート中で配置が隣接する表示優先項目の優先ポイントを連動させる線分(LA、LB、および、LC)は、利用者が入力部116を介して移動させた場合、連動変更部102gにより接続する優先ポイントを同時に移動させることができ、複数の表示優先項目の割合を同様の割合や量で変更させることができる(例えば、押したり引いたりすることにより、当該線分の両端点の優先ポイントの位置を変更させる)。ここで、連動させる線分は、線分上の指定位置に近い表示優先項目を大きく変化するようにしてもよい。これにより、線分1つだけ指定して、複数の表示優先項目の割合を操作で変更させることができるので、簡易に複数の表示優先項目の優先ポイントを変更することができる。利用者が入力部116を介してPA、PB、PC、LA、LB、および/または、LCをドラッグアンドドロップすることでPA、PB、PC、LA、LB、および/または、LCの値を変更できるようにしてもよい。これにより、利用者は入力部116を介して、表示部114に表示されたPA、PB、PC、LA、LB、および/または、LCを直感的に制御できるようになるため、利用者の利便性が向上する。
また、レーダチャート中の中心ボタン(CB)は、中心ボタンを利用者により入力部116を介して押下(例えば、クリックまたは長押し等)された場合、優先ポイントをデフォルトの優先度(例えば、各優先度が均等となる値(均等値)など)に対応する位置に戻すことができる。これにより、簡易に複数の表示優先項目を元の値に変更できる。また、優先ポイントに対する所定の固定化操作が連続的に利用者により入力部116を介して入力され、他の表示優先項目の優先ポイントが利用者により入力部116を介して移動された場合、連続的に固定操作された(押し続けられた)項目の優先ポイントは変動しないようにすることができる。これにより、一部の表示優先項目を変更させずに、他の表示優先項目を変更させることができる。また、ある表示優先項目をダブルクリック等の固定化操作が利用者により入力部116を介して入力された場合、当該表示優先項目の優先ポイントを固定させることができる。これにより、一部の表示優先項目を変更させずに、他の表示優先項目を変更させることができる。ここで、図3においては、表示優先項目として、POIの検索の例を説明しているが、検索の種類により、異なる表示優先項目を選択するようにしてもよい。例えば、同一のスタート地点と目的地点に対する案内経路の探索をする場合、表示優先項目として時間、距離、燃費、および、有料料金等が設定されてもよい。指定した優先度での経路探索結果を表示部114に表示することにより、利用者は希望する経路の探索を容易に行えるようになり、利便性が向上する。また、口コミの検索をする場合、表示優先項目として指定文字列のヒット率、口コミ対象や口コミ記述者の人気、および、最終更新からの経過時間等が設定されてもよい。これにより、利用者は所望する口コミの検索を容易に行うことができるようになり、利用者の利便性が向上する。
また、図3に示すように、入力画面エリアAR3には、入力画面エリアAR2に表示された表示優先項目(ITEM A、ITEM B、および、ITEM C)以外のナビゲーション情報に含まれる項目(ITEM D:ランキング、ITEM F:急上昇、および、ITEM G:レコメンド)が表示されている。ここで、入力画面エリアAR3内の項目が入力画面エリアAR2へフリック入力またはドラッグアンドドロップされた場合、当該項目が入力画面エリアAR2の表示優先項目として追加される。また、入力画面エリアAR2の表示優先項目が入力画面エリアAR3へフリック入力またはドラッグアンドドロップされた場合、入力画面エリアAR2の表示優先項目が減り、入力画面エリアAR3の項目として追加される。これにより、本実施形態において表示優先項目は、動的に項目数を変更することができる。従って、図3においては、入力画面エリアAR3内のITEM D、ITEM F、およびITEM Gを入力画面エリアAR2へフリック入力またはドラッグアンドドロップすることにより、入力画面エリアAR2に表示されるレーダチャートを7角形に拡張することが可能である。ここで、入力画面エリアAR3に表示された項目は、ユーザにより変更できるようにしてもよい(例えば、クリックにより他の項目候補を提示等)。
また、図4に示すように、入力画面表示部102cは、表示優先項目設定部102bにより設定された3つの表示優先項目(評判、低価格、および、近さ)の優先度が棒グラフとして入力画面エリアAR2に表示された、当該優先度を入力するための表示画面を表示部114に表示させることができる。
また、図3に示すように、入力画面エリアAR1には、検索条件を入力するためのテキストボックス、検索開始のための検索ボタン、および検索指定(条件変更)のための条件変更ボタン等が配置されている。ここで、検索ボタンが押下された場合、検索条件のナビゲーションサーバ200への送信処理が開始される。また、条件変更ボタン押下された場合、表示される別画面で検索ジャンルなどを指定すると、検索条件の入力領域に指定したものが入力される。また、本実施形態において、検索ボタンが押下された場合、優先ポイントPA、PB、およびPCの位置に基づき、優先度決定部102hによる各優先ポイントに対応する表示優先項目の優先度決定処理、および、制御部102による検索条件取得処理が開始されてもよい(例えば、ジャンルに該当し、入力画面エリアAR4に地図表示されている領域に含まれるPOIの検索開始処理等)。また、検索ボタンが押下されていない場合でも、検索条件のナビゲーションサーバ200への送信処理を開始するようにしてもよい。一例として、起動時や検索条件が変更された時が挙げられる。
また、表示優先項目として、優先度を指定可能な量的データからなる項目だけでなく、検索条件の絞込のための質的データからなる項目を指定してもよい。図3に示すように、入力画面エリアAR3には、優先度を指定可能な量的データからなる項目だけでなく、当該項目と連動しない検索条件の絞込みを行うための質的データ(質的条件)を指定する項目(ITEM E:表示開始Index)が表示されている。質的データからなる項目の一例として、POIで提供される料理(例えば、ラーメン等)の味(例えば、醤油、塩、味噌、または、とんこつ等)の条件、POIが専門店か取扱店か等の条件、および、検索条件に対する合致の程度(例えば、合致が必須、または、できれば合致等)などが挙げられる。優先度決定部102hは、質的データからなる項目について他の項目の値が変動しても優先度の値を変化させない。
また、図5は、表示優先項目の優先度に基づいて、種々のカテゴリ(例えば、ラーメン等)について検索する表示画面の一例であり、図3に示す表示画面における表示優先項目を「低価格」から「たばこ」に変更し、3つの表示優先項目(評判、たばこ、および、近さ)の優先度がレーダチャートとして入力画面エリアAR2に表示された、当該優先度を入力するための表示画面である。
ここで、図5に示すように、入力画面エリアAR2に表示されたレーダチャートは、複数の表示優先項目の優先度に対応する優先ポイントの入力手段を含んでおり、レーダチャート中に3つ設定されたPOIの表示優先項目(ITEM A:評判、ITEM B:たばこ、および、ITEM C:近さ)の優先ポイント(PA、PB、および、PC)は、利用者により入力部116を介して移動されることにより優先ポイントの値を入力(変更)させることができる。ここで、表示優先項目ITEM Bである「たばこ」とは、施設(例えば、店舗等)における分煙化の程度を示しており、本実施例において、PBがレーダチャートの中心(CB)に近づくほど「全禁煙」の施設を示しており、PBがレーダチャートの頂点に近づくほど「全喫煙」の施設となっている。また、図3において表示優先項目であった「低価格」は、図5において入力画面エリアAR3内の他の項目ITEM Fとして表示されている。なお、図5において、入力画面エリアAR2に表示された表示優先項目ITEM B、および、入力画面エリアAR3に表示された他の項目ITEM Fに関係する項目以外は、図3と同様であるため説明を省略する。
図2に戻り、端末装置100の優先度決定部102hは、利用者により入力部116を介して表示部114を用いて入力された表示優先項目の優先度に基づいて、当該入力された表示優先項目の優先度以外の表示優先項目の優先度を決定する(ステップSA−3)。ここで、優先度決定部102hは、1つの表示優先項目の優先度が入力部116を介して変更された場合、当該変更に基づいて当該変更された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部102hは、複数の表示優先項目の優先度が入力部116を介して一緒に変更された場合、当該変更に基づいて当該変更された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。
また、優先度決定部102hは、項目に対する指定操作が利用者により入力部116を介して入力された場合、項目変更部102fによる表示優先項目の変更に基づいて、当該変更された表示優先項目以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部102hは、グラフ中で配置が隣接する表示優先項目の優先度を連動させる線分に対する移動操作が利用者により入力部116を介して入力され、連動変更部102gにより線分で結ばれた表示優先項目の優先度が連動して変更された場合、当該変更された表示優先項目以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部102hは、更に、表示優先項目の優先度に対する所定の固定化操作が入力部116を介して入力(例えば、ダブルクリックなど)され、固定化部102dにより当該表示優先項目の当該優先度を変更させない固定化がされた場合、当該固定化された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部102hは、所定の初期化操作が入力部116を介して入力され、初期化部102eにより各表示優先項目の優先度が初期設定の優先度に変更された場合、当該初期化された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。
ここで、図6を参照して、本実施形態における複数の表示優先項目の優先度の変更の一例について説明する。図6は、本実施形態におけるレーダチャートの表示変更の一例を示す図である。
図6において、それぞれの表示優先項目の優先度は、優先ポイントPA、PBおよびPCの位置に応じて定まっており、優先ポイントPA、PBおよびPCに対応する優先度の和が1になるように設定されている。図6に示すように、利用者の操作に応じて優先ポイントPAが移動すると、優先度決定部102hは、それに基づいて他の表示優先項目の優先ポイント(優先ポイントPBおよびPC)を変更させる。具体的には、図6左上図に示すように、各表示優先項目の優先ポイントに対応する優先度が0.33である状態から、図6右上図に示すように利用者の操作により「評判」の表示優先項目の優先ポイントPAが優先度0.5に対応する位置に変更された場合、優先度決定部102hは、優先ポイントPAの位置変更に基づいて、「低価格」の表示優先項目の優先ポイントPBを優先度0.25に対応する位置に変更し、「近さ」の表示優先項目の優先ポイントPCを優先度0.25に対応する位置に変更している。このように、1つの優先ポイントの位置を変更するのに伴い、他の表示優先項目の優先ポイントも変更できるので、容易に複数の表示優先項目の優先ポイントを変更することができる。
図2に戻り、端末装置100の変更表示部102nは、ステップSA−3にて利用者により入力部116を介して入力された表示優先項目の優先度、および、ステップSA−3にて優先度決定部102hにより決定された表示優先項目の優先度に基づいて、グラフの表示を変更した表示画面を表示部114に表示させる(ステップSA−4)。ここで、変更表示部102nは、補正値算出部102iにより算出された補正値、または、補正値算出部102iにより相互に変換された優先度もしくは補正値に基づきグラフの表示を変更した表示画面を表示部114に表示させてもよい。
ここで、図6を参照して、本実施形態におけるレーダチャートの表示変更の一例について説明する。図6に示すように、変更表示部102nは、優先度決定部102hにより決定された優先度等に基づいて優先ポイントPA、PBおよびPCの位置を変更している。具体的には、図6左上図のように各表示優先項目の優先ポイントが均等な状態から、優先ポイントPAが上部へ移動させられると、図6右上図に示すように、優先ポイントPAに対応する優先度が増え、優先ポイントPBおよびPCに対応する優先度が減る(例えば、トレードオフ連動による減少、力学法則に従った減少等)。そして、優先ポイントPAを最上部(すなわち、1)まで移動させると、図6右下図に示すように、優先ポイントPBおよびPCが0になる。また、図6左上図の状態から優先ポイントPAを下に押し出すと、図6左下図に示すように、優先ポイントPAに対応する優先度が減り、優先ポイントPBおよびPCに対応する優先度が増える(例えば、増えた分を均等に割り振る)。
また、図7および図8を参照して、本実施形態における優先ポイントの表示変更の一例について説明する。図7および図8は、本実施形態における優先ポイントの表示変更の一例を示すグラフである。
本実施形態において、表示される表示優先項目の優先ポイントおよび優先ポイントに対応する優先度は0から1に正規化され、全表示優先項目の優先ポイントに対応する優先度を合計すると1となり、ある優先ポイントを減らした場合に減った分を他の表示優先項目に均等に割り振り、ある優先ポイントを増やした場合に増えた分を他の表示優先項目から減らすようにしている。そして、変更表示部102nは、優先度の値をそのままレーダチャートに割り振り表示させるとユーザが操作しづらいため、全表示優先項目の優先度が均等の場合に、レーダチャート値(優先ポイント)の表示位置(設定値)が1/2になるように補正値算出部102iにより変換させている(表示優先項目数3以上)。これにより、レーダチャートの表示に関して、各表示優先項目の均等値が丁度半分になるように調整している。
具体的には、表示優先項目数が10で各表示優先項目の優先度が等しい場合、各表示優先項目の優先度は0.1なる。そこで、図7に示すように、各表示優先項目のレーダチャート中の表示位置が中央値である0.5になるように、補正値算出部102iは、優先度0.1が優先ポイント0.5になるように補正している。また、表示優先項目数が3で各表示優先項目の優先度が等しい場合、各表示優先項目の優先度は0.333(すなわち、1/3)になる。そこで、図8に示すように、各表示優先項目のレーダチャート中の表示位置が中央値である0.5になるように、補正値算出部102iは、優先度0.333が優先ポイント0.5になるように補正している。例えば、これらレーダチャートにおいて設定される優先ポイント(y)は、表示優先項目数をn、および、優先度をxとする以下の数式1または数式2等により求めることができる。
(ここで、対数の底は任意の実数であってもよい。)
図2に戻り、端末装置100の制御部102は、利用者により入力部116を介して入力されたナビゲーション情報の検索条件を取得する(ステップSA−5)。検索条件は、POI情報を特定するため条件であってもよく、例えば、POIの名称、立地、利用目的、提供料理を含む取扱商品、および、ジャンル等の情報であってもよい。また、検索条件は、経路探索のための経路探索条件であってもよく、例えば、出発地、目的地、経由地、出発時刻、到着時刻、および、経由時刻等の情報であってもよい。ここで、出発時刻は、現在時刻であってもよい。また、出発地は、端末装置100の利用者の現在位置であってもよい。また、制御部102は、更に、現在位置情報取得部102aにより取得される端末装置100の利用者の現在位置情報を検索条件として取得してもよい。また、制御部102は、更に、表示部114に表示されている地図データの位置情報を検索条件として取得してもよい。
そして、端末装置100の検索条件送信部102jは、ナビゲーション情報の検索条件をナビゲーションサーバ200に送信する(ステップSA−6)。
そして、ナビゲーションサーバ200の検索条件受信部202aは、端末装置100から送信されるナビゲーション情報の検索条件を受信する(ステップSA−7)。
そして、ナビゲーションサーバ200のナビゲーション情報取得部202cは、検索条件受信部202aにより受信された検索条件を満たすPOI情報を含むナビゲーション情報をナビゲーション情報データベース206bから抽出して取得する(ステップSA−8)。ここで、ナビゲーション情報取得部202cは、案内経路探索部202bにより生成されてナビゲーション情報データベース206bに格納された、検索条件受信部202aにより受信された経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路の案内経路データをナビゲーション情報データベース206bから抽出して取得してもよい。
そして、ナビゲーションサーバ200のナビゲーション情報送信部202dは、少なくともナビゲーション情報取得部202cにより取得されたナビゲーション情報を端末装置100に送信する(ステップSA−9)。ここで、ナビゲーション情報送信部202dは、更に、ナビゲーション情報に含まれるPOI情報に基づくPOIの所在地を含む地図の、地図データベース206cに記憶された、地図データを端末装置100に送信してもよい。また、ナビゲーション情報送信部202dは、更に、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データに基づく案内経路を含む地図の、地図データベース206cに記憶された、地図データを端末装置100に送信してもよい。ここで、ナビゲーション情報送信部202dは、ナビゲーション情報取得部202cにより取得されたナビゲーション情報(例えば、POI情報等)を付した地図データを生成して、端末装置100に送信してもよい。
そして、端末装置100のナビゲーション情報受信部102kは、ナビゲーションサーバ200から送信されるナビゲーション情報を受信し、受信したナビゲーション情報をナビゲーション情報ファイル106aに格納する(ステップSA−10)。ここで、ナビゲーション情報受信部102kは、ナビゲーション情報ファイル106aに既存のナビゲーション情報が記憶されている場合、新たに設定されたナビゲーション情報を、既存のナビゲーション情報に上書きして格納してもよい。また、ナビゲーション情報受信部102kは、更に、ナビゲーションサーバ200から送信されるナビゲーション情報に含まれるPOI情報に基づくPOIの所在地を含む地図の地図データを受信してもよい。また、ナビゲーション情報受信部102kは、更に、ナビゲーションサーバ200から送信されるナビゲーション情報に含まれる案内経路データに基づく案内経路を含む地図の地図データを受信してもよい。また、ナビゲーション情報受信部102kは、受信した地図データをナビゲーション情報ファイル106aに格納してもよい。
そして、端末装置100の表示優先度決定部102mは、ナビゲーション情報受信部102kにより受信されたナビゲーション情報と、ステップSA−3にて利用者により入力部116を介して入力された表示優先項目の優先度、および、ステップSA−3にて優先度決定部102hにより決定された表示優先項目の優先度とに基づき、ナビゲーション情報の表示優先度(スコア)を決定(算出)する(ステップSA−11)。
ここで、図9を参照して、本実施形態における表示優先度(スコア)算出処理の一例について説明する。図9は、本実施形態における表示優先度算出処理の一例を示す図である。
図9に示すように、まず、表示優先度決定部102mは、ナビゲーション情報10に含まれる、表示優先項目として設定されている項目の値を正規化した値12を算出する。正規化の方法として、例えば、項目の採りうる値の下限値が0かつ上限値が1になるように値を変換するようにしてもよい。この場合、例えば、評価の項目の採りうる値が1から5までの値であれば、評価1は0に評価5は1に変換される。また、異なる正規化の例として、項目の採りうる値の上限値が0かつ下限値が1になるように値を変換するようにしてもよい。例えば、「低価格」という項目の場合、値段が高いよりも値段が低いほうが正規化後の値が大きくなるべきであるため、最高値が0に、最安値が1に変換される。また、異なる正規化の例として、ナビゲーション情報10に含まれる全レコードの該当項目の平均が0かつ分散が1になるように値を変換してもよい。この場合、例えば、ナビゲーション情報10に含まれる全レコードが3つで、評価の値がそれぞれ、1、4、4である場合、全レコードの平均が3、標本分散が2であるので、評価1は(1−3)/√2=−√2に、評価4は(4−3)/√2=√2/2に変換される。例えば、表示優先度決定部102mは、ナビゲーション情報10に含まれるBB麺の評価3を、項目の値の下限値が0かつ上限値が1になるように値を変換して正規化することにより、正規化された値12として0.6を取得する。そして、表示優先度決定部102mは、利用者により入力部116を介して入力された表示優先項目の優先度、および、優先度決定部102hにより決定された表示優先項目の優先度の値11と、正規化された値12とを掛け合わせた値を合計し、表示優先度(総合スコア)13を算出する。例えば、表示優先度決定部102mは、各優先度の値11である0.333と、BB麺の「評判」、「近さ」、および、「低価格」の表示優先項目の正規化された値12である0.6、0.7および0.8とを掛け合わせた値を合計し(=0.333*0.6+0.333*0.7+0.333*0.8)、表示優先度(総合スコア)13として0.70を算出する。更に、表示優先度決定部102mは、算出された総合スコア13を用いてレコードをソートすることができる。
図2に戻り、端末装置100の変更表示部102nは、ステップSA−11にて表示優先度決定部102mにより決定された表示優先度に基づき、表示部114に表示を行うPOIを決定し、ナビゲーション情報受信部102kにより受信されたナビゲーション情報に含まれるPOI情報に基づくPOIの所在地を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報受信部102kにより受信された当該ナビゲーション情報に含まれるPOI情報の一部または全部を重畳した表示画面(検索結果表示)を表示部114に表示させる(ステップSA−12)。ここで、変更表示部102nは、ステップSA−11にて表示優先度決定部102mにより決定された表示優先度に基づき、ナビゲーション情報受信部102kにより受信されたナビゲーション情報に含まれる案内経路データに基づく案内経路を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報受信部102kにより受信された当該ナビゲーション情報に含まれる案内経路データを重畳した表示画面を表示部114に表示させてもよい。また、変更表示部102nは、更に、現在位置情報取得部102aにより取得される端末装置100の利用者の現在位置情報に基づく表示画面を表示部114に表示させてもよい。
ここで、図3を参照して、本実施形態における検索結果表示の一例について説明する。図3に示すように、入力画面エリアAR4には、POIの検索結果の一部または全部が表示されている。ここで、変更表示部102nは、表示優先度に応じてPOI表示の強調度合いを変更し、入力画面エリアAR4にPOI情報を表示している。具体的には、変更表示部102nは、表示優先度(総合スコア)の高かったBB麺、ラーメンEE、AA軒、およびラーメンCCの吹き出しが強調表示として表示されている。ここで、変更表示部102nは、総合スコアが高いPOI情報を優先して地図データ上に表示してもよく、表示優先項目ごとに色を設定しておき、POIに対して色付けを行って表示してもよい。また、総合スコアに応じて、POI情報の地点表示(例えば、星等)の大きさ、吹き出しの有無、および色などで変化をつけて表してもよい。また、総合スコアが高い順にPOIを並び替えた場合の先頭からの順番を表示するようにしてもよい。また、総合スコアが高い順にPOIを並び替えた場合の先頭からの順番に応じて、表示部114への表示方法を変更してもよい。例えば、色、地点表示の大きさ、フォントの大きさ、アイコンの種類、または、吹き出しの有無などを変化させて表示してもよい。ここで、本実施形態において、POI情報の地点表示をレーダチャートにドラッグアンドドロップすることで、当該POI情報の閲覧モードに遷移し、POIの詳細情報を表示してもよい。また、表示部114に表示されたPOIを選択することで、別ウィンドウでPOIの詳細情報を表示するようにしてもよい。
図2に戻り、端末装置100の制御部102は、変更表示部102nによりナビゲーション情報に基づく表示画面が表示部114に表示された場合であって、表示優先項目の優先度が利用者により入力部116を介して変更された場合、変更された表示優先項目の優先度を取得する(ステップSA−13)。ここで、制御部102は、表示優先項目の優先度に対する所定の固定化操作(例えば、ダブルクリックなど)が利用者により入力部116を介して入力され、固定化部102dにより固定化操作がなされた当該表示優先項目の当該優先度を変更させない固定化がされた場合、当該固定化された表示優先項目の優先度を取得してもよい。また、制御部102は、所定の初期化操作が利用者により入力部116を介して入力され、初期化部102eにより各表示優先項目の優先度を初期設定の優先度に変更する初期化がされた場合、当該初期化された表示優先項目の優先度を取得してもよい。また、制御部102は、グラフ中で配置が隣接する表示優先項目の優先度を連動させる線分に対する移動操作が利用者により入力部116を介して入力された場合、連動変更部102gにより当該移動操作に基づき線分で結ばれた表示優先項目の優先度を連動して変更された場合、当該連動して変更された表示優先項目の優先度を取得してもよい。
そして、端末装置100の優先度決定部102hは、ステップSA−13にて制御部102により取得された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定する(ステップSA−14)。ここで、優先度決定部102hは、更に、項目に対する指定操作が利用者により入力部116を介して入力された場合、項目変更部102fによる表示優先項目の変更に基づいて、当該変更された表示優先項目以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。
そして、端末装置100の変更表示部102nは、ステップSA−13にて制御部102により取得された表示優先項目の優先度、および、ステップSA−14にて優先度決定部102hにより決定された表示優先項目の優先度に基づいて、グラフの表示を変更した表示画面を表示部114に表示させる(ステップSA−15)。ここで、変更表示部102nは、補正値算出部102iにより算出された補正値、または、補正値算出部102iにより相互に変換された優先度もしくは補正値に基づきグラフの表示を変更した表示画面を表示部114に表示させてもよい。
そして、端末装置100の表示優先度決定部102mは、ナビゲーション情報受信部102kにより受信されたナビゲーション情報と、ステップSA−13にて制御部102により取得された表示優先項目の優先度、および、ステップSA−14にて優先度決定部102hにより決定された表示優先項目の優先度とに基づき、ナビゲーション情報の表示優先度を決定する(ステップSA−16)。
そして、端末装置100の変更表示部102nは、ステップSA−16にて表示優先度決定部102mにより決定された表示優先度に基づき、表示部114に表示を行うPOIを決定し、ナビゲーション情報受信部102kにより受信されたナビゲーション情報に含まれるPOI情報に基づくPOIの所在地を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報受信部102kにより受信された当該ナビゲーション情報に含まれるPOI情報の一部または全部を重畳した表示画面(検索結果表示)を表示部114に再表示させる(ステップSA−17)。ここで、変更表示部102nは、ステップSA−16にて表示優先度決定部102mにより決定された表示優先度に基づき、ナビゲーション情報受信部102kにより受信されたナビゲーション情報に含まれる案内経路データに基づく案内経路を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報受信部102kにより受信された当該ナビゲーション情報に含まれる案内経路データを重畳した表示画面を表示部114に再表示させてもよい。また、変更表示部102nは、更に、現在位置情報取得部102aにより取得される端末装置100の利用者の現在位置情報に基づく表示画面を表示部114に表示させてもよい。
そして、端末装置100の制御部102は、所定の終了処理(例えば、電源OFFおよびアプリケーション終了処理等)を検出したか否か判定する(ステップSA−18)。
そして、端末装置100の制御部102は、ステップSA−18にて所定の終了処理を検出しないと判定した場合(ステップSA−18:No)、処理をステップSA−13に移行させる。
一方、端末装置100の制御部102は、ステップSA−18にて所定の終了処理を検出したと判定した場合(ステップSA−18:Yes)、処理を終了する。
以上で、第1の実施形態における検索システムの処理の一例の説明を終える。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態(ナビゲーションサーバ200(サーバ主導型))について、図10および図11を参照して以下に説明する。ここで、図10は、第2の実施形態におけるナビゲーションサーバ200の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。また、図11は、第2の実施形態におけるナビゲーションサーバ200の処理の一例を示すフローチャートである。
なお、第2の実施形態においては、ナビゲーションサーバ200にて端末装置100の表示部114に表示させるデータを生成し、これらのデータを端末装置100へ送信することにより、当該端末装置100の表示部114を機能させている。このように、第2の実施形態は、ナビゲーションサーバ200にてサーバ主導で処理を行う点がその他の実施形態と異なる。
[ナビゲーションサーバ200(サーバ主導型)の構成]
まず、第2の実施形態におけるナビゲーションサーバ200(サーバ主導型)の構成の一例について、図10を参照して以下に説明する。
図10に示すように、本発明の第2の実施形態のナビゲーションサーバ200は、位置取得部112と出力部(表示部114および音声出力部118)と入力部116と制御部102とを少なくとも備えた端末装置100に通信可能に接続された、制御部202と記憶部206とを少なくとも備える。通信には、一例として、ネットワーク300を介した有線・無線通信等の遠隔通信等を含む。また、これらナビゲーションサーバ200および端末装置100の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
図10において、ナビゲーションサーバ200は、ナビゲーション情報に含まれる項目のうち、ナビゲーション情報を表示する際の優先順位の決定に用いる項目を表示優先項目として設定し、設定された複数の表示優先項目の優先度がグラフとして表示された、当該優先度を入力するための表示画面を生成し、生成された表示画面を端末装置100へ送信することにより、当該端末装置100の表示部114に当該表示画面を表示させ、端末装置100の入力部116を介して表示部114を用いて入力された表示優先項目の優先度に基づいて、当該入力された表示優先項目の優先度以外の表示優先項目の優先度を決定、端末装置100の入力部116を介して入力された表示優先項目の優先度、および、決定された表示優先項目の優先度に基づいて、グラフの表示を変更した表示画面を生成し、生成された表示画面を端末装置100へ送信することにより、当該端末装置100の表示部114に当該表示画面を表示させる等の機能を有する。
なお、ナビゲーションサーバ200における通信制御インターフェース部204および記憶部206(ネットワークデータベース206a、ナビゲーション情報データベース206b、および、地図データベース206c等)の機能、また、端末装置100における位置取得部112、表示部114、入力部116、および、音声出力部118の機能は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
また、図10において、制御部202は、OS等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部202は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部202は、機能概念的に、案内経路探索部202b、ナビゲーション情報取得部202c、現在位置情報取得部202e、表示優先項目設定部202f、入力表示画面生成部202g、出力制御部202h、固定化部202i、初期化部202j、項目変更部202k、連動変更部202m、優先度決定部202n、補正値算出部202p、表示優先度決定部202q、変更表示画面生成部202r、および、経路案内表示画面生成部202sを備える。なお、案内経路探索部202b、および、ナビゲーション情報取得部202cの機能は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
このうち、現在位置情報取得部202eは、端末装置100の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部202eは、端末装置100の位置取得部112にて位置発信装置500から受信した位置情報信号を端末装置100から受信し、当該位置情報信号から算出した位置情報を端末装置100の利用者の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部202eは、利用者により端末装置100の入力部116を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報を受信し、当該位置情報を端末装置100の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
また、表示優先項目設定部202fは、ナビゲーション情報に含まれる項目のうち、ナビゲーション情報を表示する際の優先順位の決定に用いる項目を表示優先項目として設定する表示優先項目設定手段である。ここで、表示優先項目設定部202fは、ナビゲーション情報に含まれる項目のうち、端末装置100の入力部116を介して指定された項目を表示優先項目として設定してもよい。ここで、表示優先項目設定部202fは、端末装置100の入力部116を介して指定された項目の入力信号を受信してもよい。また、表示優先項目設定部202fは、ナビゲーション情報に含まれる項目のうち、初期設定表示優先項目(デフォルト表示優先項目)として予め設定された項目を表示優先項目として設定してもよい。
また、入力表示画面生成部202gは、表示優先項目設定部202fにより設定された複数の表示優先項目の優先度がグラフとして表示された、当該優先度を入力するための表示画面を生成する表示画面生成手段である。
出力制御部202hは、表示画面を含む出力制御情報を端末装置100へ送信することにより、当該端末装置100の出力部を介して当該出力制御情報を出力させる出力制御手段(入力表示制御手段、および、変更表示制御手段)である。ここで、出力制御部202hは、表示画面を含む出力制御情報を端末装置100へ送信することにより、当該端末装置100の表示部114に当該表示画面を表示させてもよい。また、出力制御部202hは、更に、表示画面に対応した音声データを含む出力制御情報を端末装置100へ送信することにより、端末装置100の音声出力部118を介して出力させて音声案内を実行させてもよい。
また、固定化部202iは、表示優先項目の優先度に対する所定の固定化操作が端末装置100の入力部116を介して入力された場合、固定化操作がなされた当該表示優先項目の当該優先度を変更させない固定化手段である。ここで、固定化部202iは、端末装置100の入力部116を介して入力された固定化操作の入力信号を受信してもよい。
また、初期化部202jは、所定の初期化操作が端末装置100の入力部116を介して入力された場合、各表示優先項目の優先度を、初期設定の優先度に変更する初期化手段である。ここで、初期化部202jは、端末装置100の入力部116を介して入力された初期化操作の入力信号を受信してもよい。
また、項目変更部202kは、項目に対する指定操作が端末装置100の入力部116を介して入力された場合、当該指定操作に基づき表示優先項目を変更する項目変更手段である。ここで、項目変更部202kは、端末装置100の入力部116を介して入力された指定操作の入力信号を受信してもよい。また、項目変更部202kは、表示優先項目として設定された項目に対する指定操作が端末装置100の入力部116を介して入力された場合、当該項目の表示優先項目とする設定を解除してもよい。また、項目変更部202kは、表示優先項目として設定されていない項目に対する指定操作が端末装置100の入力部116を介して入力された場合、当該項目を表示優先項目として新たに加えて設定してもよい。
また、連動変更部202mは、グラフ中で配置が隣接する表示優先項目の優先度を連動させる線分に対する移動操作が端末装置100の入力部116を介して入力された場合、当該移動操作に基づき線分で結ばれた表示優先項目の優先度を連動して変更させる連動変更手段である。ここで、連動変更部202mは、端末装置100の入力部116を介して入力された移動操作の入力信号を受信してもよい。また、連動変更部202mは、グラフ中で配置が隣接する表示優先項目の優先度を連動させる線分に対する移動操作が端末装置100の入力部116を介して入力された場合、当該移動操作に基づく同一の増減量または増減率により線分で結ばれた表示優先項目の優先度を連動して変更させてもよい。
また、優先度決定部202nは、端末装置100の入力部116を介して表示部114を用いて入力された表示優先項目の優先度に基づいて、当該入力された表示優先項目の優先度以外の表示優先項目の優先度を決定する優先度決定手段である。ここで、優先度決定部202nは、端末装置100の入力部116を介して入力された優先度を受信してもよい。また、優先度決定部202nは、1つの表示優先項目の優先度が端末装置100の入力部116を介して変更された場合、当該変更に基づいて当該変更された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部202nは、複数の表示優先項目の優先度が端末装置100の入力部116を介して一緒に変更された場合、当該変更に基づいて当該変更された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部202nは、項目変更部202kによる表示優先項目の変更に基づいて、当該変更された表示優先項目以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部202nは、連動変更部202mにより線分で結ばれた表示優先項目の優先度が連動して変更された場合、当該変更された表示優先項目以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部202nは、出力制御部202hによりナビゲーション情報に基づく表示画面を含む出力制御情報が端末装置100へ送信されることにより、当該端末装置100の表示部114に当該表示画面が表示された場合であって、表示優先項目の優先度が端末装置100の入力部116を介して変更された場合、当該変更に基づいて当該変更された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。
また、補正値算出部202pは、所定の補正処理により、優先度決定部202nにより決定された表示優先項目の優先度に対する補正値を算出し、当該優先度および当該補正値を相互に変換する補正値算出手段である。
また、表示優先度決定部202qは、ナビゲーション情報取得部202cにより取得されたナビゲーション情報と優先度とに基づき、ナビゲーション情報の表示優先度(スコア)を決定する表示優先度決定手段である。ここで、表示優先度決定部202qは、ナビゲーション情報取得部202cにより取得されたナビゲーション情報と、端末装置100の入力部116を介して変更された表示優先項目の優先度、および、優先度決定部202nにより決定された表示優先項目の優先度とに基づき、ナビゲーション情報の表示優先度を決定してもよい。
また、変更表示画面生成部202rは、端末装置100の入力部116を介して入力された表示優先項目の優先度、および、優先度決定部202nにより決定された表示優先項目の優先度に基づいて、グラフの表示を変更した表示画面を生成する変更表示画面生成手段である。ここで、変更表示画面生成部202rは、補正値算出部202pにより算出された補正値、または、補正値算出部202pにより相互に変換された優先度もしくは補正値に基づきグラフの表示を変更した表示画面を生成してもよい。また、変更表示画面生成部202rは、更に、表示優先度決定部202qにより決定された表示優先度に基づき、ナビゲーション情報取得部202cにより取得されたナビゲーション情報に基づく表示画面を生成してもよい。また、変更表示画面生成部202rは、更に、ナビゲーション情報に基づく地図データの表示画面を生成してもよい。例えば、変更表示画面生成部202rは、更に、表示優先度決定部202qにより決定された表示優先度に基づき、地図データベース206cに記憶された地図データ上に、ナビゲーション情報取得部202cにより取得されたナビゲーション情報を重畳した表示画面(検索結果表示)を生成してもよい。具体的には、変更表示画面生成部202rは、更に、表示優先度決定部202qにより決定された表示優先度に基づき、地図データベース206cに記憶された、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データに基づく案内経路を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データを重畳した表示画面を生成してもよい。また、変更表示画面生成部202rは、更に、表示優先度決定部202qにより決定された表示優先度に基づき、地図データベース206cに記憶された、ナビゲーション情報に含まれるPOI情報に基づくPOIの所在地を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報に含まれるPOI情報を重畳した表示画面を生成してもよい。また、変更表示画面生成部202rは、更に、現在位置情報取得部202eにより取得される端末装置100の利用者の現在位置情報に基づく表示画面を生成してもよい。
また、経路案内表示画面生成部202sは、ナビゲーション情報に基づく経路案内用の表示画面を生成する経路案内表示画面生成手段である。ここで、経路案内表示画面生成部202sは、更に、現在位置情報取得部202eにより取得される端末装置100の利用者の現在位置情報に基づく経路案内用の表示画面を生成してもよい。ここで、経路案内表示画面生成部202sは、例えば、地図データベース206cに記憶された、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データに基づく案内経路を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データ、および/または、現在位置情報取得部202eにより取得される端末装置100の利用者の現在位置情報を重畳した経路案内用の表示画面を生成してもよい。
以上で、第2の実施形態におけるナビゲーションサーバ200の構成の一例の説明を終える。
[ナビゲーションサーバ200(サーバ主導型)の処理]
次に、このように構成された第2の実施形態におけるナビゲーションサーバ200の処理の一例について、以下に図11を参照して詳細に説明する。
図11に示すように、まず、端末装置100の制御部102は、利用者により入力部116を介して本発明を実装したアプリケーションが起動された場合、起動信号をナビゲーションサーバ200へ送信する(ステップSB−1)。
そして、ナビゲーションサーバ200の表示優先項目設定部202fは、端末装置100から送信される起動信号を受信し、ナビゲーション情報に含まれる項目のうち、初期設定表示優先項目(デフォルト表示優先項目)としてアプリケーションに予め設定された、ナビゲーション情報を表示する際の優先順位の決定に用いる項目を表示優先項目として設定する(ステップSB−2)。ここで、表示優先項目設定部202fは、ナビゲーション情報に含まれる項目のうち、利用者により端末装置100の入力部116を介して指定された項目の入力信号を受信し、当該入力信号に基づいて当該項目を表示優先項目として設定してもよい。
そして、ナビゲーションサーバ200の入力表示画面生成部202gは、表示優先項目設定部202fにより設定された複数の表示優先項目の優先度がグラフとして表示された、当該優先度を入力するための表示画面を生成する(ステップSB−3)。
そして、ナビゲーションサーバ200の出力制御部202hは、入力表示画面生成部202gにより生成された表示画面を含む出力制御情報を端末装置100へ送信することにより、当該端末装置100の表示部114に当該表示画面を表示させる(ステップSB−4)。また、出力制御部202hは、入力表示画面生成部202gにより生成された表示画面に対応した音声データを含む出力制御情報を端末装置100へ送信することにより、端末装置100の音声出力部118を介して出力させて音声案内を実行させてもよい。
そして、端末装置100の制御部102は、利用者により入力部116を介して表示部114を用いて表示優先項目の優先度が入力された場合、当該優先度をナビゲーションサーバ200へ送信する(ステップSB−5)。ここで、制御部102は、更に、表示優先項目の優先度に対する所定の固定化操作(例えば、ダブルクリックなど)が利用者により入力部116を介して入力された場合、当該固定化操作の入力信号をナビゲーションサーバ200へ送信してもよい。また、制御部102は、更に、所定の初期化操作が利用者により入力部116を介して入力された場合、当該初期化操作の入力信号をナビゲーションサーバ200へ送信してもよい。また、制御部102は、更に、グラフ中で配置が隣接する表示優先項目の優先度を連動させる線分に対する移動操作が利用者により入力部116を介して入力された場合、当該移動操作の入力信号をナビゲーションサーバ200へ送信してもよい。
そして、ナビゲーションサーバ200の優先度決定部202nは、端末装置100から送信される表示優先項目の優先度を受信し、当該表示優先項目の優先度以外の表示優先項目の優先度を決定する(ステップSB−6)。ここで、優先度決定部202nは、1つの表示優先項目の優先度が端末装置100の入力部116を介して変更された場合、当該変更に基づいて当該変更された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部202nは、複数の表示優先項目の優先度が端末装置100の入力部116を介して一緒に変更された場合、当該変更に基づいて当該変更された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。
また、優先度決定部202nは、更に、項目変更部202kにより利用者により端末装置100の入力部116を介して入力された項目に対する指定操作が受信され、表示優先項目が変更された場合、当該変更された表示優先項目以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部202nは、更に、連動変更部202mにより利用者により端末装置100の入力部116を介して入力されたグラフ中で配置が隣接する表示優先項目の優先度を連動させる線分に対する移動操作が受信され、線分で結ばれた表示優先項目の優先度が連動して変更された場合、当該変更された表示優先項目以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部202nは、更に、固定化部202iにより端末装置100の入力部116を介して入力(例えば、ダブルクリックなど)された表示優先項目の優先度に対する所定の固定化操作が受信され、当該表示優先項目の当該優先度を変更させない固定化がされた場合、当該固定化された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部202nは、更に、初期化部202jにより端末装置100の入力部116を介して入力された所定の初期化操作が受信され、各表示優先項目の優先度が初期設定の優先度に変更された場合、当該初期化された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。
そして、ナビゲーションサーバ200の変更表示画面生成部202rは、ステップSB−6にて優先度決定部202nにより受信された端末装置100の入力部116を介して入力された表示優先項目の優先度、および、ステップSB−6にて優先度決定部202nにより決定された表示優先項目の優先度に基づいて、グラフの表示を変更した表示画面を生成する(ステップSB−7)。ここで、変更表示画面生成部202rは、補正値算出部202pにより算出された補正値、または、補正値算出部202pにより相互に変換された優先度もしくは補正値に基づきグラフの表示を変更した表示画面を生成してもよい。
そして、ナビゲーションサーバ200の出力制御部202hは、ステップSB−7にて変更表示画面生成部202rにより生成された表示画面を含む出力制御情報を端末装置100へ送信することにより、当該端末装置100の表示部114に当該表示画面を表示させる(ステップSB−8)。ここで、出力制御部202hは、ステップSB−7にて変更表示画面生成部202rにより生成された表示画面に対応した音声データを含む出力制御情報を端末装置100へ送信することにより、端末装置100の音声出力部118を介して出力させて音声案内を実行させてもよい。
そして、端末装置100の制御部102は、利用者により入力部116を介してナビゲーション情報の検索条件が入力された場合、当該検索条件をナビゲーションサーバ200へ送信する(ステップSB−9)。
そして、ナビゲーションサーバ200のナビゲーション情報取得部202cは、端末装置100から送信されるナビゲーション情報の検索条件を受信し、当該検索条件を満たすPOI情報を含むナビゲーション情報をナビゲーション情報データベース206bから抽出して取得する(ステップSB−10)。ここで、ナビゲーション情報取得部202cは、案内経路探索部202bにより生成されてナビゲーション情報データベース206bに格納された、端末装置100から受信した経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路の案内経路データをナビゲーション情報データベース206bから抽出して取得してもよい。
そして、ナビゲーションサーバ200の表示優先度決定部202qは、ナビゲーション情報取得部202cにより取得されたナビゲーション情報と、ステップSB−6にて優先度決定部202nにより受信された端末装置100の入力部116を介して入力された表示優先項目の優先度、および、ステップSB−6にて優先度決定部202nにより決定された表示優先項目の優先度とに基づき、ナビゲーション情報の表示優先度を決定する(ステップSB−11)。
そして、ナビゲーションサーバ200の変更表示画面生成部202rは、ステップSB−11にて表示優先度決定部202qにより決定された表示優先度に基づき、端末装置100の表示部114に表示させるPOIを決定し、地図データベース206cに記憶された、ナビゲーション情報に含まれるPOI情報に基づくPOIの所在地を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報に含まれるPOI情報の一部または全部を重畳した表示画面(検索結果表示)を生成する(ステップSB−12)。ここで、変更表示画面生成部202rは、ステップSB−11にて表示優先度決定部202qにより決定された表示優先度に基づき、地図データベース206cに記憶された、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データに基づく案内経路を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データを重畳した表示画面を生成してもよい。また、変更表示画面生成部202rは、更に、現在位置情報取得部202eにより取得される端末装置100の利用者の現在位置情報に基づく表示画面を生成してもよい。
そして、ナビゲーションサーバ200の出力制御部202hは、ステップSB−12にて変更表示画面生成部202rにより生成された表示画面を含む出力制御情報を端末装置100へ送信することにより、当該端末装置100の表示部114に当該表示画面を表示させる(ステップSB−13)。ここで、出力制御部202hは、変更表示画面生成部202rにより生成された表示画面に対応した音声データを含む出力制御情報を端末装置100へ送信することにより、端末装置100の音声出力部118を介して出力させて音声案内を実行させてもよい。
そして、端末装置100の制御部102は、ナビゲーションサーバ200の出力制御部202hによりナビゲーション情報に基づく表示画面が表示部114に表示された場合であって、表示優先項目の優先度が利用者により入力部116を介して変更された場合、変更された表示優先項目の優先度をナビゲーションサーバ200へ送信する(ステップSB−14)。ここで、制御部102は、更に、項目に対する指定操作が利用者により入力部116を介して入力された場合、当該指定操作の入力信号をナビゲーションサーバ200へ送信してもよい。また、制御部102は、更に、表示優先項目の優先度に対する所定の固定化操作(例えば、ダブルクリックなど)が利用者により入力部116を介して入力された場合、当該固定化操作の入力信号をナビゲーションサーバ200へ送信してもよい。また、制御部102は、更に、所定の初期化操作が利用者により入力部116を介して入力された場合、当該初期化操作の入力信号をナビゲーションサーバ200へ送信してもよい。また、制御部102は、更に、グラフ中で配置が隣接する表示優先項目の優先度を連動させる線分に対する移動操作が利用者により入力部116を介して入力された場合、当該移動操作の入力信号をナビゲーションサーバ200へ送信してもよい。
そして、ナビゲーションサーバ200の優先度決定部202nは、端末装置100から送信される表示優先項目の優先度を受信し、当該表示優先項目の優先度以外の表示優先項目の優先度を決定する(ステップSB−15)。ここで、優先度決定部202nは、1つの表示優先項目の優先度が端末装置100の入力部116を介して変更された場合、当該変更に基づいて当該変更された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部202nは、複数の表示優先項目の優先度が端末装置100の入力部116を介して一緒に変更された場合、当該変更に基づいて当該変更された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。
また、優先度決定部202nは、更に、項目変更部202kにより利用者により端末装置100の入力部116を介して入力された項目に対する指定操作が受信され、表示優先項目が変更された場合、当該変更された表示優先項目以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部202nは、更に、連動変更部202mにより利用者により端末装置100の入力部116を介して入力されたグラフ中で配置が隣接する表示優先項目の優先度を連動させる線分に対する移動操作が受信され、線分で結ばれた表示優先項目の優先度が連動して変更された場合、当該変更された表示優先項目以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部202nは、更に、固定化部202iにより端末装置100の入力部116を介して入力(例えば、ダブルクリックなど)された表示優先項目の優先度に対する所定の固定化操作が受信され、当該表示優先項目の当該優先度を変更させない固定化がされた場合、当該固定化された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部202nは、更に、初期化部202jにより端末装置100の入力部116を介して入力された所定の初期化操作が受信され、各表示優先項目の優先度が初期設定の優先度に変更された場合、当該初期化された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。
そして、ナビゲーションサーバ200の変更表示画面生成部202rは、ステップSB−15にて優先度決定部202nにより受信された端末装置100の入力部116を介して入力された表示優先項目の優先度、および、ステップSB−15にて優先度決定部202nにより決定された表示優先項目の優先度に基づいて、グラフの表示を変更した表示画面を生成する(ステップSB−16)。ここで、変更表示画面生成部202rは、補正値算出部202pにより算出された補正値、または、補正値算出部202pにより相互に変換された優先度もしくは補正値に基づきグラフの表示を変更した表示画面を生成してもよい。
そして、ナビゲーションサーバ200の出力制御部202hは、ステップSB−16にて変更表示画面生成部202rにより生成された表示画面を含む出力制御情報を端末装置100へ送信することにより、当該端末装置100の表示部114に当該表示画面を表示させる(ステップSB−17)。ここで、出力制御部202hは、ステップSB−16にて変更表示画面生成部202rにより生成された表示画面に対応した音声データを含む出力制御情報を端末装置100へ送信することにより、端末装置100の音声出力部118を介して出力させて音声案内を実行させてもよい。
ナビゲーションサーバ200の表示優先度決定部202qは、ナビゲーション情報取得部202cにより取得されたナビゲーション情報と、ステップSB−15にて優先度決定部202nにより受信された端末装置100の入力部116を介して入力された表示優先項目の優先度、および、ステップSB−15にて優先度決定部202nにより決定された表示優先項目の優先度とに基づき、ナビゲーション情報の表示優先度を決定する(ステップSB−18)。
そして、ナビゲーションサーバ200の変更表示画面生成部202rは、ステップSB−18にて表示優先度決定部202qにより決定された表示優先度に基づき、端末装置100の表示部114に表示させるPOIを決定し、地図データベース206cに記憶された、ナビゲーション情報に含まれるPOI情報に基づくPOIの所在地を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報に含まれるPOI情報の一部または全部を重畳した表示画面(検索結果表示)を生成する(ステップSB−19)。ここで、変更表示画面生成部202rは、ステップSB−18にて表示優先度決定部202qにより決定された表示優先度に基づき、地図データベース206cに記憶された、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データに基づく案内経路を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データを重畳した表示画面を生成してもよい。また、変更表示画面生成部202rは、更に、現在位置情報取得部202eにより取得される端末装置100の利用者の現在位置情報に基づく表示画面を生成してもよい。
そして、ナビゲーションサーバ200の出力制御部202hは、ステップSB−19にて変更表示画面生成部202rにより生成された表示画面を含む出力制御情報を端末装置100へ送信することにより、当該端末装置100の表示部114に当該表示画面を表示させる(ステップSB−20)。ここで、出力制御部202hは、変更表示画面生成部202rにより生成された表示画面に対応した音声データを含む出力制御情報を端末装置100へ送信することにより、端末装置100の音声出力部118を介して出力させて音声案内を実行させてもよい。
そして、ナビゲーションサーバ200の制御部202は、端末装置100の所定の終了処理(例えば、電源OFFおよびアプリケーション終了処理等)を検知したか否か判定する(ステップSB−21)。
そして、ナビゲーションサーバ200の制御部202は、ステップSB−21にて端末装置100の所定の終了処理を検知しないと判定した場合(ステップSB−21:No)、処理をステップSB−15に移行させる。
一方、ナビゲーションサーバ200の制御部202は、ステップSB−21にて端末装置100の所定の終了処理を検知したと判定した場合(ステップSB−21:Yes)、処理を終了する。
以上で、第2の実施形態におけるナビゲーションサーバ200の処理の一例の説明を終える。
[第3の実施形態]
続いて、本発明の第3の実施形態(検索装置400(スタンドアローン型))について、図12および図13を参照して以下に説明する。ここで、図12は、第3の実施形態における検索装置400の構成の一例を示すブロック図であり、該構成のうち本発明に関係する部分のみを概念的に示している。また、図13は、第3の実施形態における検索装置400の処理の一例を示すフローチャートである。
なお、第3の実施形態においては、全ての機能を検索装置400に集約し、ナビゲーション情報に含まれる項目のうち、ナビゲーション情報を表示する際の優先順位の決定に用いる項目を表示優先項目として設定し、設定された複数の表示優先項目の優先度がグラフとして表示された、当該優先度を入力するための表示画面を表示部414に表示させ、入力部416を介して表示部414を用いて入力された表示優先項目の優先度に基づいて、当該入力された表示優先項目の優先度以外の表示優先項目の優先度を決定し、入力部416を介して入力された表示優先項目の優先度、および、決定された表示優先項目の優先度に基づいて、グラフの表示を変更した表示画面を表示部414に表示させる等の機能を有する。このように、第3の実施形態は、検索装置400がスタンドアローン型に構成され単独で処理を行う点がその他の実施形態と異なる。
[検索装置400(スタンドアローン型)の構成]
まず、第3の実施形態における検索装置400(スタンドアローン型)の構成の一例について、図12を参照して以下に説明する。
図12に示すように、本発明の第3の実施形態の検索装置400(例えば、ナビゲーション装置等)は、位置取得部412と出力部(表示部414および音声出力部418)と入力部416と制御部402と記憶部406とを少なくとも備える。これら検索装置400の各部は任意の通信路を介して通信可能に接続されてもよい。検索装置400は、例えば、PND(Portable Navigation Device)等の各種ナビゲーション端末、ノート型のパーソナルコンピュータ等の各種情報処理装置、または、携帯電話やPHSやPDA等の携帯端末装置等であってもよい。また、検索装置400は、通信制御インターフェース部(図示せず)を介してネットワーク300を経由し、外部装置と相互に通信可能に接続されていてもよい。
図12において、入出力制御インターフェース部408、位置取得部412、表示部414、入力部416、および、音声出力部418の各機能は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。また、記憶部406の各部(ネットワークデータベース406a、ナビゲーション情報データベース406b、および、地図データベース406c等)についても、ナビゲーションサーバ200ではなく検索装置400に備えられている点を除き、各機能が第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
また、制御部402の各部(現在位置情報取得部402a乃至経路案内部402p等)については、本実施形態の検索装置400がスタンドアローン型であり、制御部402が各送信部を備えていない点を除き、各機能は第1の実施形態と基本的に同様である。
また、図12において、制御部402は、OS等の制御プログラムや、各種の処理手順等を規定したプログラム、および、所要データを格納するための内部メモリを有する。そして、制御部402は、これらのプログラム等により、種々の処理を実行するための情報処理を行う。制御部402は、機能概念的に、現在位置情報取得部402a、表示優先項目設定部402b、入力画面表示部402c、固定化部402d、初期化部402e、項目変更部402f、連動変更部402g、優先度決定部402h、補正値算出部402i、案内経路探索部402j、ナビゲーション情報取得部402k、表示優先度決定部402m、変更表示部402n、および、経路案内部402pを備える。
このうち、現在位置情報取得部402aは、検索装置400の利用者の現在位置情報を取得する現在位置情報取得手段である。ここで、現在位置情報取得部402aは、検索装置400の利用者の現在位置情報を所定周期ごと(例えば、1秒ごと、3分ごと等)に取得してもよい。また、現在位置情報取得部402aは、位置取得部412にて位置発信装置500から受信した位置情報信号から算出した位置情報を検索装置400の利用者の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部402aは、更に、位置取得部412の方位センサ等にて検出した検索装置400の進行方向等の方位情報を検索装置400の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
また、現在位置情報取得部402aは、利用者により入力部416を介して入力された現在位置についての位置座標等の位置情報を検索装置400の利用者の現在位置情報として取得してもよい。ここで、利用者により入力部416を介して入力された現在位置情報に基づく現在位置は、利用者が現実に存在する位置であってもよく、利用者により任意に選択された仮想の現在位置(一例として、東京にいる利用者により選択された大阪の駅や空港等の任意の地点)であってもよい。例えば、現在位置情報取得部402aは、入力部416を介して利用者に表示部414に表示された地図データの表示画面上で指定(例えば、タッチパネル式の表示部414での指定操作等)させた座標を検索装置400の利用者の現在位置情報として取得してもよい。また、現在位置情報取得部402aは、更に、入力部416を介して利用者に表示部414に表示された地図データの表示画面上で指定させた方位情報を検索装置400の利用者の現在位置情報として取得してもよい。
また、表示優先項目設定部402bは、ナビゲーション情報に含まれる項目のうち、ナビゲーション情報を表示する際の優先順位の決定に用いる項目を表示優先項目として設定する表示優先項目設定手段である。ここで、表示優先項目設定部402bは、ナビゲーション情報に含まれる項目のうち、入力部416を介して指定された項目を表示優先項目として設定してもよい。また、表示優先項目設定部402bは、ナビゲーション情報に含まれる項目のうち、初期設定表示優先項目(デフォルト表示優先項目)として予め設定された項目を表示優先項目として設定してもよい。
また、入力画面表示部402cは、表示優先項目設定部402bにより設定された複数の表示優先項目の優先度がグラフとして表示された、当該優先度を入力するための表示画面を表示部414に表示させる入力画面表示手段である。
また、固定化部402dは、表示優先項目の優先度に対する所定の固定化操作が入力部416を介して入力された場合、固定化操作がなされた当該表示優先項目の当該優先度を変更させない固定化手段である。
また、初期化部402eは、所定の初期化操作が入力部416を介して入力された場合、各表示優先項目の優先度を、初期設定の優先度に変更する初期化手段である。
また、項目変更部402fは、項目に対する指定操作が入力部416を介して入力された場合、当該指定操作に基づき表示優先項目を変更する項目変更手段である。ここで、項目変更部402fは、表示優先項目として設定された項目に対する指定操作が入力部416を介して入力された場合、当該項目の表示優先項目とする設定を解除してもよい。また、項目変更部402fは、表示優先項目として設定されていない項目に対する指定操作が入力部416を介して入力された場合、当該項目を表示優先項目として新たに加えて設定してもよい。
また、連動変更部402gは、グラフ中で配置が隣接する表示優先項目の優先度を連動させる線分に対する移動操作が入力部416を介して入力された場合、当該移動操作に基づき線分で結ばれた表示優先項目の優先度を連動して変更させる連動変更手段である。ここで、連動変更部402gは、グラフ中で配置が隣接する表示優先項目の優先度を連動させる線分に対する移動操作が入力部416を介して入力された場合、当該移動操作に基づく同一の増減量または増減率により線分で結ばれた表示優先項目の優先度を連動して変更させてもよい。
また、優先度決定部402hは、入力部416を介して表示部414を用いて入力された表示優先項目の優先度に基づいて、当該入力された表示優先項目の優先度以外の表示優先項目の優先度を決定する優先度決定手段である。ここで、優先度決定部402hは、1つの表示優先項目の優先度が入力部416を介して変更された場合、当該変更に基づいて当該変更された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部402hは、複数の表示優先項目の優先度が入力部416を介して一緒に変更された場合、当該変更に基づいて当該変更された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部402hは、項目変更部402fによる表示優先項目の変更に基づいて、当該変更された表示優先項目以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部402hは、連動変更部402gにより線分で結ばれた表示優先項目の優先度が連動して変更された場合、当該変更された表示優先項目以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部402hは、制御部402によりナビゲーション情報に基づく表示画面が表示部414に表示された場合であって、表示優先項目の優先度が入力部416を介して変更された場合、当該変更に基づいて当該変更された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。
また、補正値算出部402iは、所定の補正処理により、優先度決定部402hにより決定された表示優先項目の優先度に対する補正値を算出し、当該優先度および当該補正値を相互に変換する補正値算出手段である。
また、案内経路探索部402jは、検索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を探索し、案内経路データを生成する案内経路探索手段である。ここで、案内経路探索部402jは、更に、生成した案内経路データをナビゲーション情報としてナビゲーション情報データベース406bに格納してもよい。また、案内経路探索部402jは、少なくとも出発地と目的地とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、ネットワークデータベース406aに記憶されたネットワークデータを用いて探索し、案内経路データを生成してもよい。また、案内経路探索部402jは、少なくとも出発地と目的地と出発時刻または到着時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路を、ネットワークデータベース406aに記憶されたネットワークデータを用いて探索し、案内経路データを生成してもよい。また、経路探索条件は、検索装置400の利用者により入力部416を介して入力されたものであってもよい。また、経路探索条件に経由地および経由時刻が更に含まれている場合、案内経路探索部402jは、出発地と目的地と経由地と経由時刻とを含む経路探索条件を満たす出発地から目的地までの経由地を経由した経路である案内経路を探索してもよい。
また、ナビゲーション情報取得部402kは、検索条件を満たすナビゲーション情報を取得するナビゲーション情報取得手段である。ここで、ナビゲーション情報取得部402kは、検索条件を満たすナビゲーション情報をナビゲーション情報データベース406bから抽出して取得してもよい。ここで、ナビゲーション情報取得部402kは、例えば、検索条件を満たすPOI情報をナビゲーション情報データベース406bから抽出して取得してもよい。また、ナビゲーション情報取得部402kは、例えば、案内経路探索部402jにより生成されてナビゲーション情報データベース406bに格納された、経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路の案内経路データをナビゲーション情報データベース406bから抽出して取得してもよい。
また、表示優先度決定部402mは、ナビゲーション情報取得部402kにより取得されたナビゲーション情報と優先度とに基づき、ナビゲーション情報の表示優先度(スコア)を決定する表示優先度決定手段である。ここで、表示優先度決定部402mは、ナビゲーション情報取得部402kにより取得されたナビゲーション情報と、入力部416を介して変更された表示優先項目の優先度、および、優先度決定部402hにより決定された表示優先項目の優先度とに基づき、ナビゲーション情報の表示優先度を決定してもよい。
また、変更表示部402nは、入力部416を介して入力された表示優先項目の優先度、および、優先度決定部402hにより決定された表示優先項目の優先度に基づいて、グラフの表示を変更した表示画面を表示部414に表示させる変更表示手段である。ここで、変更表示部402nは、補正値算出部402iにより算出された補正値、または、補正値算出部402iにより相互に変換された優先度もしくは補正値に基づきグラフの表示を変更した表示画面を表示部414に表示させてもよい。また、変更表示部402nは、更に、表示優先度決定部402mにより決定された表示優先度に基づき、ナビゲーション情報取得部402kにより取得されたナビゲーション情報に基づく表示画面を表示部414に表示させてもよい。また、変更表示部402nは、更に、ナビゲーション情報に基づく地図データの表示画面を表示部414に表示させてもよい。例えば、変更表示部402nは、更に、表示優先度決定部402mにより決定された表示優先度に基づき、地図データベース406cに記憶された地図データ上に、ナビゲーション情報取得部402kにより取得されたナビゲーション情報を重畳した表示画面(検索結果表示)を表示部414に表示させてもよい。具体的には、変更表示部402nは、更に、表示優先度決定部402mにより決定された表示優先度に基づき、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データに基づく案内経路を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データを重畳した表示画面を表示部414に表示させてもよい。また、変更表示部402nは、更に、表示優先度決定部402mにより決定された表示優先度に基づき、ナビゲーション情報に含まれるPOI情報に基づくPOIの所在地を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報に含まれるPOI情報を重畳した表示画面を表示部414に表示させてもよい。また、変更表示部402nは、更に、現在位置情報取得部402aにより取得される検索装置400の利用者の現在位置情報に基づく表示画面を表示部414に表示させてもよい。また、変更表示部402nは、更に、表示優先度決定部402mにより決定された表示優先度に基づき、ナビゲーション情報取得部402kにより取得されたナビゲーション情報に基づく表示画面を表示部414に再表示させてもよい。
また、経路案内部402pは、ナビゲーション情報を出力部を介して出力させることにより、経路案内を実行する経路案内手段である。ここで、経路案内部402pは、ナビゲーション情報に基づく表示画面を表示部414に表示させることにより、経路案内を実行してもよい。例えば、経路案内部402pは、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データに少なくとも基づく表示画面を表示部414に表示させてもよい。また、経路案内部402pは、更に、検索装置400の利用者の現在位置情報を出力部を介して出力させてもよい。例えば、経路案内部402pは、地図データ上に、案内経路データ、および、検索装置400の利用者の現在位置情報、を重畳した表示画面を表示部414に表示させてもよい。また、経路案内部402pは、ナビゲーション情報に基づく音声案内データを音声出力部418を介して出力させてもよい。例えば、経路案内部402pは、案内経路データに基づく案内経路上の分岐点等における進行方向等に対応付けられた音声案内データを、音声出力部418を介して出力させてもよい。
以上で、第3の実施形態における検索装置400の構成の一例の説明を終える。
[検索装置400(スタンドアローン型)の処理]
次に、このように構成された第3の実施形態における検索装置400の処理の一例について、以下に図13を参照して詳細に説明する。
図13に示すように、まず、表示優先項目設定部402bは、利用者により入力部416を介して本発明を実装したアプリケーションが起動された場合、ナビゲーション情報データベース406bに記憶されたナビゲーション情報に含まれる項目のうち、初期設定表示優先項目(デフォルト表示優先項目)としてアプリケーションに予め設定された、ナビゲーション情報を表示する際の優先順位の決定に用いる項目を表示優先項目として設定する(ステップSC−1)。ここで、表示優先項目設定部402bは、ナビゲーション情報データベース406bに記憶されたナビゲーション情報に含まれる項目のうち、利用者により入力部416を介して指定された項目を表示優先項目として設定してもよい。
そして、入力画面表示部402cは、表示優先項目設定部402bにより設定された複数の表示優先項目の優先度がグラフとして表示された、当該優先度を入力するための表示画面を表示部414に表示させる(ステップSC−2)。
そして、優先度決定部402hは、利用者により入力部416を介して表示部414を用いて入力された表示優先項目の優先度に基づいて、当該入力された表示優先項目の優先度以外の表示優先項目の優先度を決定する(ステップSC−3)。ここで、優先度決定部402hは、1つの表示優先項目の優先度が入力部416を介して変更された場合、当該変更に基づいて当該変更された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部402hは、複数の表示優先項目の優先度が入力部416を介して一緒に変更された場合、当該変更に基づいて当該変更された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。
また、優先度決定部402hは、項目に対する指定操作が利用者により入力部416を介して入力された場合、項目変更部402fによる表示優先項目の変更に基づいて、当該変更された表示優先項目以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部402hは、グラフ中で配置が隣接する表示優先項目の優先度を連動させる線分に対する移動操作が利用者により入力部416を介して入力され、連動変更部402gにより線分で結ばれた表示優先項目の優先度が連動して変更された場合、当該変更された表示優先項目以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部402hは、更に、表示優先項目の優先度に対する所定の固定化操作が入力部416を介して入力(例えば、ダブルクリックなど)され、固定化部402dにより当該表示優先項目の当該優先度を変更させない固定化がされた場合、当該固定化された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。また、優先度決定部402hは、所定の初期化操作が入力部416を介して入力され、初期化部402eにより各表示優先項目の優先度が初期設定の優先度に変更された場合、当該初期化された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。
そして、変更表示部402nは、ステップSC−3にて利用者により入力部416を介して入力された表示優先項目の優先度、および、ステップSC−3にて優先度決定部402hにより決定された表示優先項目の優先度に基づいて、グラフの表示を変更した表示画面を表示部414に表示させる(ステップSC−4)、ここで、変更表示部402nは、補正値算出部402iにより算出された補正値、または、補正値算出部402iにより相互に変換された優先度もしくは補正値に基づきグラフの表示を変更した表示画面を表示部414に表示させてもよい。
そして、ナビゲーション情報取得部402kは、利用者により入力部416を介して入力されたナビゲーション情報の検索条件を満たすPOI情報を含むナビゲーション情報をナビゲーション情報データベース406bから抽出して取得する(ステップSC−5)。ここで、ナビゲーション情報取得部402kは、案内経路探索部402jにより生成されてナビゲーション情報データベース406bに格納された、利用者により入力部416を介して入力された経路探索条件を満たす出発地から目的地までの案内経路の案内経路データをナビゲーション情報データベース406bから抽出して取得してもよい。
そして、表示優先度決定部402mは、ナビゲーション情報取得部402kにより取得されたナビゲーション情報と、ステップSC−3にて利用者により入力部416を介して入力された表示優先項目の優先度、および、ステップSC−3にて優先度決定部402hにより決定された表示優先項目の優先度とに基づき、ナビゲーション情報の表示優先度(スコア)を決定(算出)する(ステップSC−6)。
そして、変更表示部402nは、ステップSC−6にて表示優先度決定部402mにより決定された表示優先度に基づき、表示部414に表示を行うPOIを決定し、地図データベース406cに記憶された、ナビゲーション情報に含まれるPOI情報に基づくPOIの所在地を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報取得部402kにより取得された当該ナビゲーション情報に含まれるPOI情報の一部または全部を重畳した表示画面(検索結果表示)を表示部414に表示させる(ステップSC−7)。ここで、変更表示部402nは、ステップSC−6にて表示優先度決定部402mにより決定された表示優先度に基づき、地図データベース406cに記憶された、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データに基づく案内経路を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報取得部402kにより取得された当該ナビゲーション情報に含まれる案内経路データを重畳した表示画面を表示部414に表示させてもよい。また、変更表示部402nは、更に、現在位置情報取得部402aにより取得される検索装置400の利用者の現在位置情報に基づく表示画面を表示部414に表示させてもよい。
そして、制御部402は、変更表示部402nによりナビゲーション情報に基づく表示画面が表示部414に表示された場合であって、表示優先項目の優先度が利用者により入力部416を介して変更された場合、変更された表示優先項目の優先度を取得する(ステップSC−8)。ここで、制御部402は、表示優先項目の優先度に対する所定の固定化操作(例えば、ダブルクリックなど)が利用者により入力部416を介して入力され、固定化部402dにより固定化操作がなされた当該表示優先項目の当該優先度を変更させない固定化がされた場合、当該固定化された表示優先項目の優先度を取得してもよい。また、制御部402は、所定の初期化操作が利用者により入力部416を介して入力され、初期化部402eにより各表示優先項目の優先度を初期設定の優先度に変更する初期化がされた場合、当該初期化された表示優先項目の優先度を取得してもよい。また、制御部402は、グラフ中で配置が隣接する表示優先項目の優先度を連動させる線分に対する移動操作が利用者により入力部416を介して入力された場合、連動変更部402gにより当該移動操作に基づき線分で結ばれた表示優先項目の優先度を連動して変更された場合、当該連動して変更された表示優先項目の優先度を取得してもよい。
そして、優先度決定部402hは、ステップSC−8にて制御部402により取得された表示優先項目の優先度以外の他の表示優先項目の優先度を決定する(ステップSC−9)。ここで、優先度決定部402hは、更に、項目に対する指定操作が利用者により入力部416を介して入力された場合、項目変更部402fによる表示優先項目の変更に基づいて、当該変更された表示優先項目以外の他の表示優先項目の優先度を決定してもよい。
そして、変更表示部402nは、ステップSC−8にて制御部402により取得された表示優先項目の優先度、および、ステップSC−9にて優先度決定部402hにより決定された表示優先項目の優先度に基づいて、グラフの表示を変更した表示画面を表示部414に表示させる(ステップSC−10)。ここで、変更表示部402nは、補正値算出部402iにより算出された補正値、または、補正値算出部402iにより相互に変換された優先度もしくは補正値に基づきグラフの表示を変更した表示画面を表示部414に表示させてもよい。
そして、表示優先度決定部402mは、ナビゲーション情報取得部402kにより取得されたナビゲーション情報と、ステップSC−8にて制御部402により取得された表示優先項目の優先度、および、ステップSC−9にて優先度決定部402hにより決定された表示優先項目の優先度とに基づき、ナビゲーション情報の表示優先度を決定する(ステップSC−11)。
そして、変更表示部402nは、ステップSC−11にて表示優先度決定部402mにより決定された表示優先度に基づき、表示部414に表示を行うPOIを決定し、地図データベース406cに記憶された、ナビゲーション情報に含まれるPOI情報に基づくPOIの所在地を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報取得部402kにより取得された当該ナビゲーション情報に含まれるPOI情報の一部または全部を重畳した表示画面(検索結果表示)を表示部414に再表示させる(ステップSC−12)。ここで、変更表示部402nは、ステップSC−11にて表示優先度決定部402mにより決定された表示優先度に基づき、地図データベース406cに記憶された、ナビゲーション情報に含まれる案内経路データに基づく案内経路を含む地図の地図データ上に、ナビゲーション情報取得部402kにより取得された当該ナビゲーション情報に含まれる案内経路データを重畳した表示画面を表示部414に再表示させてもよい。また、変更表示部402nは、更に、現在位置情報取得部402aにより取得される検索装置400の利用者の現在位置情報に基づく表示画面を表示部414に表示させてもよい。
そして、制御部402は、所定の終了処理(例えば、電源OFFおよびアプリケーション終了処理等)を検出したか否か判定する(ステップSC−13)。
そして、制御部402は、ステップSC−13にて所定の終了処理を検出しないと判定した場合(ステップSC−13:No)、処理をステップSC−8に移行させる。
一方、制御部402は、ステップSC−13にて所定の終了処理を検出したと判定した場合(ステップSC−13:Yes)、処理を終了する。
以上で、第3の実施形態における検索装置400の処理の一例の説明を終える。
[他の実施の形態]
さて、これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施の形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施の形態にて実施されてよいものである。
また、実施の形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
このほか、上記文献中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、端末装置100、ナビゲーションサーバ200、および、検索装置400に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、端末装置100、ナビゲーションサーバ200、および、検索装置400の各装置が備える処理機能、特に制御部102、制御部202、および、制御部402にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPU(Central Processing Unit)および当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現することができ、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現することも可能である。尚、プログラムは、後述する記録媒体に記録されており、必要に応じて端末装置100、ナビゲーションサーバ200、および、検索装置400に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD等の記憶部106、記憶部206、および、記憶部406等は、OSとして協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、端末装置100、ナビゲーションサーバ200、および、検索装置400に対して任意のネットワーク300を介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本発明に係るプログラムを、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM、EEPROM、CD−ROM、MO、DVD、Blu−ray Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」、あるいは、LAN、WAN、インターネットに代表されるネットワーク300を介してプログラムを送信する場合の通信回線や搬送波のように、短期にプログラムを保持する「通信媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語や記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードやバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施の形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成、読み取り手順、あるいは、読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106、記憶部206、ならびに、記憶部406に格納される各種のデータベース等(ナビゲーション情報ファイル106a、ネットワークデータベース206a、ナビゲーション情報データベース206b、地図データベース206c、ネットワークデータベース406a、ナビゲーション情報データベース406b、および、地図データベース406c等)は、RAM、ROM等のメモリ装置、HDD等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラムやテーブルやデータベースやウェブページ用ファイル等を格納する。
また、ナビゲーションサーバ200は、既知のパーソナルコンピュータ、ワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、該情報処理装置に任意の周辺装置を接続して構成してもよい。また、ナビゲーションサーバ200は、該情報処理装置に本発明の方法を実現させるソフトウェア(プログラム、データ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じて、または、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。