JP5669809B2 - バックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

Description

本発明は、バックライトユニットの組立構造を変形して、液晶表示装置の外観をなすベゼル（Ｂｅｚｅｌ）を最大限に薄く形成すると共に、光漏れなどの光の不良現象を防止できるようにしたバックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置に関する。

最近、パーソナルコンピュータ、携帯用端末機及び各種情報機器のモニターなどに用いられる平板表示装置（Ｆｌａｔ Ｐａｎｅｌ Ｄｉｓｐｌａｙ Ｄｅｖｉｃｅ）として、液晶表示装置（Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ Ｄｅｖｉｃｅ）、プラズマ表示装置（Ｐｌａｓｍａ Ｄｉｓｐｌａｙ Ｄｅｖｉｃｅ）、電界放出表示装置（Ｆｉｅｌｄ Ｅｍｉｓｓｉｏｎ Ｄｉｓｐｌａｙ Ｄｅｖｉｃｅ）及び発光表示装置（Ｌｉｇｈｔ Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｓｐｌａｙ Ｄｅｖｉｃｅ）などが広く使用されている。

かかる平板表示装置は、画像を表示する表示パネルが別途のガイドブラケットやパネルガイドなどに安着されて、平板表示装置の外観をなすフロントカバーやバックカバーなどの内部に組み立てられる。特に、液晶表示装置の場合、液晶パネルが自ら発光できないため、その背面にバックライトユニットなどがさらに備わり、パネルガイド及びバックカバーなどと共に組み立てられている。

最近は、デザイン的な側面と軽量・薄型化を追求する消費者の様々な要求により、発光ダイオード（Ｌｉｇｈｔ Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ）からなる光源がバックライトユニットの側面から光を供給するようにするエッジ型バックライトユニットが適用されて、外観をなすベゼル（Ｂｅｚｅｌ）を最大限に薄く形成させた形態の液晶表示装置の開発が要求されている。

薄型のベゼルではなく、フロントカバーやトップケースが所定の大きさで形成された従来は、複数の光源と各光源からの光経路を変換及び拡散させる拡散板間の距離を十分に確保することによって、拡散板上に直接拡散シートが配置される場合にも拡散シートによる光の不良現象を防止することができた。特に、複数の光源と拡散板との間に十分な距離を確保することにより、拡散板上に直接配置された拡散シートのうちプリズムシートの山形状により発生され得る光漏れ現象や光の縦線が出る現象を防止することができた。

しかしながら、ベゼルを薄く形成する場合は、複数の光源と拡散板間の距離が縮まるため、拡散板上に直接拡散シートが配置されると拡散シートの形状により発生される光の不良現象を防止することができなくなる。特に、ベゼルを薄く形成することによって各光源と拡散板間の距離が十分に確保されないと、拡散シートのうちプリズムシートの山形状により光の縦線が出る現象や光漏れなどの光の不良現象が発生して、画像の表示不良を招き、製品の信頼性を大きく低下させることになる。液晶パネルの前面端部や縁部を覆い被せるように形成されるベゼルを薄く形成すると、複数の光源と拡散板間の距離が縮まることになる。これによって、拡散板上に直接拡散シートが配置されると、拡散シートの形状により光の不良現象を防止することが出来なくなる。特に、ベゼルを薄く形成することによって各光源と拡散板との間に十分な距離が確保できなくなると、拡散シートのうちプリズムシートの山形状により光の不良現象が発生するため、画像の表示不良を招くようになる。

本発明はかかる問題点を解決するためのもので、バックライトユニットの組立構造を変形して液晶表示装置の外観をなすベゼルを最大限に薄く形成すると共に、光漏れなどの光の不良現象を防止できるようにしたバックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置を提供することにその目的がある。

上記のような目的を達成するための本発明の実施例に係るバックライトユニットは、光を発生する複数の光源；前記複数の光源を実装し、ボトムカバーの内部側面に固定配置される少なくとも一つの光源固定部；前記各光源からその側面の入光面に光を入射されて、光の進行方向を前面に変化させて出光させる拡散板；及び前記光源固定部を含み、前記ボトムカバーと前記拡散板の前面端部を覆い被せるように、内部が開口された形態で前記ボトムカバーの前面に形成されたシートガイド；及び前記シートガイド上に前記拡散板とは離隔された状態で配置され、前記拡散板からの光を垂直に出射させる複数の光学シートを備えることを特徴とする。

前記シートガイドは、前面に前記複数の光学シートのうち最も背面に配置されたシートの背面端部が安着及び支持されるシート支持部、少なくとも一つの接着部材や少なくとも一つの固定部材により前記各光学シートのうち少なくとも一つの光学シートを前記シート支持部に固定するシート固定部、及び前記各光学シートのうち少なくとも一つの光学シートの流動を防止するように、前記シート支持部上に突出して形成された突出固定部を備えることを特徴とする。

前記シート支持部は、その中心部が開口された形態で形成された前記シートガイドの開口部の端部に段差がついた形態で形成され、前記各光学シートのうち最も背面に配置されたシートの背面端部と前記各光学シートの側面を支持することを特徴とする。

前記各光学シートは、前記シートガイドの厚みまたは前記シート支持部と前記拡散板間の間隔だけ前記拡散板と離隔されて、前記シート支持部に固定されたことを特徴とする。

前記それぞれの光学シートには、前記シート支持部に形成された各突出固定部の幅と同一な幅で複数の固定溝が形成され、前記シート支持部上で前記それぞれの突出固定部と相互噛み合うように組み立てられたことを特徴とする。

かつ、上記のような目的を達成するための本発明の実施例に係る液晶表示装置は、複数の画素領域を備えて画像を表示する液晶パネル；前記液晶パネルに光を照射するように前記複数の光源を実装し、ボトムカバーの内部側面に固定配置される少なくとも一つの光源固定部；前記各光源からその側面入光面に光を入射され、その光の進行方向を前面に変化させて出光させる拡散板；前記光源の固定部を含み、前記ボトムカバーと前記拡散板の前面端部を覆い被せるように内部が開口された形態で前記ボトムカバーの前面に形成されたシートガイド；及び前記シートガイド上に前記拡散板とは離隔された状態で配置されて、前記拡散板からの光を垂直に出射させる複数の光学シートを備えることを特徴とする。

本発明に係る液晶表示装置は、前記液晶パネルが安着できるようにし、前記シートガイドの前面に配置されるパネルガイド；及び前記液晶パネルの前面端部を覆い被せるように組み立てられたベゼルをさらに備えることを特徴とする。

前記シートガイドは、前面に前記複数の光学シートのうち最も背面に配置されたシートの背面端部が安着及び支持されるシート支持部、少なくとも一つの接着部材や少なくとも一つの固定部材により前記各光学シートのうち少なくとも一つの光学シートを前記シート支持部に固定するシート固定部、及び前記各光学シートのうち少なくとも一つの光学シートの流動を防止するように、前記シート支持部上に突出して形成された突出固定部を備えることを特徴とする。

前記シート支持部は、その中心部が開口された形態で形成された前記シートガイドの開口部の端部に段差のついた形態で形成され、前記各光学シートのうち最も背面に配置されたシートの背面端部と前記各光学シートの側面を支持することを特徴とする。

前記各光学シートは、前記シートガイドの厚みまたは前記シート支持部と前記拡散板間の間隔だけ前記拡散板と離隔されて前記シート支持部に固定され、前記それぞれの光学シートには、前記シート支持部に形成された各突出固定部の幅と同一な幅で複数の固定溝が形成され、前記シート支持部上で前記それぞれの突出固定部と相互噛み合うように組み立てられたことを特徴とする。

上記のような様々な特徴を有する本発明の実施例に係るバックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置は、バックライトユニットの組立構造、特にシートガイドを用いた光学シートの組立構造を改善することによって、光漏れなどの光の不良現象を防止することができる。なお、シートガイドを用いた組立構造によりバックライトユニットの光の不良現象を防止することによって、液晶表示装置の外観をなすベゼルを最大限に薄く形成することができる。

本発明の実施例に係るバックライトユニットとこれを用いた液晶表示装置を概略的に示す分解斜視図である。 図１のＩ−Ｉ’切断面が組み立てられた状態を示す断面斜視図である。 図１のＩ−Ｉ’切断面が組み立てられた状態を示す断面図である。 光学シートの組立構造の変更による光漏れの防止効果を説明するための図面である。 シートガイドのシート支持部上に配置された光学シートを示す平面図である。 図５における光学シート固定部（ＡＤ）を具体的に示す図面である。

以下、添付した図面を参照して、本発明の実施例に係るバックライトユニットとこれを用いた液晶表示装置を具体的に説明すると次の通りである。

図１は本発明の実施例に係るバックライトユニットとこれを用いた液晶表示装置を概略的に示す分解斜視図である。ここで、以下基本的に、用語の意味として、ある要素の「前面」は、液晶表示装置が組み立てられた状態でボトムカバー１０から液晶パネル１００への方向において液晶パネル１００側にあるその要素の面を示し、その反対に、ある要素の「背面」は、液晶表示装置が組み立てられた状態で液晶パネル１００からボトムカバー１０への方向においてボトムカバー１０側にあるその要素の面を示す。また、ある要素の「側面」は、ボトムカバー１０から液晶パネル１００への方向に垂直な方向にあるその要素の面を示す。

図１に示された本発明の液晶表示装置は、バックライトユニット２、パネルガイド９２、液晶パネル１００及び ベゼル（不図示）を備える。

液晶パネル１００は、バックライトユニット２からの光の透過率を調節して画像を表示する。このために、液晶パネル１００は、下部基板１０２及び上部基板１０４、下部基板１０２と上部基板１０４との間に形成された液晶（不図示）、下部基板１０２と上部基板１０４との間の間隔を一定に保持させるスペーサ（不図示）、下部偏向板１０６、上部変更板１０８を備える。

上部基板１０４には、青色、赤色、緑色のカラーフィルターとブラックマトリックス及び共通電極などがさらに備わる。

下部基板１０２は、多数のデータラインとゲートラインにより定義されるセル領域毎に形成された薄膜トランジスター（Ｔｈｉｎ Ｆｉｌｍ Ｔｒａｎｓｉｓｔｏｒ）と薄膜トランジスターに接続された画素電極を備える。薄膜トランジスターは、ゲートラインから供給されるゲートオン電圧に応答してデータラインから供給される画像信号を画素電極に切り替える。ここで、液晶のモードによって、上部基板１０４に構成された共通電極が下部基板１０２に形成されてもよい。

また、下部基板１０２の非表示領域には、多数のデータラインにそれぞれ接続されるデータパッド領域と多数のゲートラインにそれぞれ接続されるゲートパッド領域が設けられる。
液晶パネル１００の前面の周囲には、ベゼルやフロントカバーが薄くさらに形成されてもよい。ベゼルやフロントカバーは、液晶パネル１００の前面端部にのみ取り付けられてもよく、折り曲げられた形態で液晶パネル１００の前面端部及び側面を取り囲むように取り付けられてもよい。

データパッド領域には、多数のデータラインに画像信号を供給するためのデータ集積回路の実装された複数のデータ回路フィルム（不図示）が付着される。各データ回路フィルムとしては、テープキャリアパッケージ（Ｔａｐｅ Ｃａｒｒｉｅｒ Ｐａｃｋａｇｅ）またはチップオンフィルム（Ｃｈｉｐ Ｏｎ Ｆｉｌｍ）などが使用できる。かかる各データ回路フィルムは、データ印刷回路基板（不図示）からのデータ信号などをデータ集積回路に供給し、データ集積回路から出力される画像信号を各データラインに供給する。一方、データ集積回路はチップオンガラス（Ｃｈｉｐ Ｏｎ Ｇｌａｓｓ）方式により下部基板１０２に実装されてもよい。この場合、下部基板１０２に実装されたデータ集積回路には、データ回路フィルムを介してデータ印刷回路基板からのデータ信号などが供給される。

ゲートパッド領域には、ゲートラインにゲートオン電圧を供給するためのゲート集積回路の実装された複数のゲート回路フィルム（不図示）が付着される。各ゲート回路フィルムとしては、テープキャリアパッケージまたはチップオンフィルムなどが使用できる。かかる各ゲート回路フィルムは、データ回路フィルムと下部基板１０２を介してデータ印刷回路基板から供給されるゲート制御信号をゲート集積回路に供給し、ゲート集積回路から出力されるゲートオン電圧を各ゲートラインに供給する。ここで、ゲート集積回路は、チップオンガラス方式により下部基板１０２に実装されてもよく、薄膜トランジスターの製造工程と共に下部基板１０２上に形成されてもよい。

パネルガイド９２は、バックライトユニット２の前面端部をすべて覆い被せると共にボトムカバー１０の側面を覆い被せるように、固定突起１０ａと固定溝９２ａとが噛みあうことによりボトムカバー１０の側面に装着される。かかるパネルガイド９２は、前面に液晶パネル１００の背面端部を支持するパネル支持部９２ｂを備える。パネル支持部９２ｂの前面には、両面接着部材や組立部材が形成されており、液晶パネル１００の背面非表示領域と付着または固定されるように形成される。パネルガイド９２は、複数の固定溝９２ａを含み、複数の固定溝９２ａの数及び位置は、ボトムカバー１０の外部側面に形成された固定突起１０ａの数及び位置に対応する。そして、図示されないベゼル（Ｂｅｚｅｌ）は、液晶パネル１００における前面の非表示領域を覆い被せるように形成される。

図２は、本発明の一実施形態にかかる液晶表示装置の図１のＩ−Ｉ’切断面が組み立てられた状態を示す断面斜視図である。そして、図３は、図１のＩ−Ｉ’切断面が組み立てられた状態を示す断面図である。

図１ないし図３に示されたバックライトユニット２は：外部側面に複数の固定突起１０ａを有するボトムカバー１０；光を発生する複数の光源４０；複数の光源４０を実装し、ボトムカバー１０の内部側面に固定配置される光源固定部４１；各光源４０からその側面入光面に光を入射されて光の進行方向を液晶表示パネル１００への前面方向に変化させて出光させる導光板７０；及び、光源固定部４１と、トムカバー１０と、導光板７０の前面端部とを覆い被せるように内部が開口された形態で前記ボトムカバー１０の前面に配置されるシートガイド９１；及びシートガイド９１のシート支持部９１ｂ上に導光板７０とは離隔された状態で配置されて導光板７０からの光を垂直に出射させる複数の光学シート８０を備える。

ここで、本発明の発光部、すなわち複数の光源４０を実装した光源固定部４１は、ボトムカバー１０における内部の少なくともいずれか一側面に配置固定される。図１〜３に示されるように、ボトムカバー１０は、長方形板状のフレーム形状を有し、ボトムカバー１０の周辺部では段差形状となっており、該周辺部は、ボトムカバー１０の内部において、ボトムカバー１０の中央部分よりも低くなるように形成されている。ボトムカバー１０の中央部分は、導光板７０の背面を支えるようになっている。複数の光源４０が実装された光源固定部４１は、ボトムカバー１０の内部側面に固定配置される。なお、光源固定部４１は、ボトムカバー１０の少なくとも１つの内部側面に固定されていればよい。

複数の光源４０は、それぞれ光源固定部４１に着脱可能に装着され、導光板７０の側面入光面と対向する位置に配置される。ここで、複数の光源４０としては、白色や赤色、緑色、青色などの発光ダイオード（Ｌｉｇｈｔ Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ）、蛍光灯、または紫外線発光ダイオードが使用できる。かかる複数の光源４０は、それぞれ光源固定部４１を介して供給される光源駆動電源により点灯されて、導光板７０の側面入光面に光を照射する。

光源固定部４１は、外部電源から伝えられる光源駆動電源を該複数の光源４０に供給する。すなわち、光源固定部４１は、印刷回路基板（Ｐｒｉｎｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ Ｂｏａｒｄ）などで形成されて、複数の光源４０が実装されるとそれに形成されたパターンや配線を介して外部から伝えられる光源駆動電源を該複数の光源４０に供給する。

導光板７０は、ボトムカバー１０の前面の中央部分に積層される。このとき、導光板７０の側面入光面は、光源固定部４１と対向する位置に配置される。かかる導光板７０は、各光源４０からその側面入光面に照射される光の進行経路を変換させて、その前面、すなわち液晶パネル１００の背面の全領域に拡散させる。一方、導光板７０の背面、すなわち導光板７０とボトムカバー１０の前面との間には、図２及び３に示すように、反射シート７０ａがさらに備わり、導光板７０の背面に出射される光を再び導光板７０に反射させる。

シートガイド９１は、光源固定部４１を含み、ボトムカバー１０と導光板７０の前面端部のみを覆い被せるように、内部が開口されて形成される。具体的に、シーツガイド９１は、その中心部や内部面が開口された四角のフレーム形状に形成され、光源固定部４１を含めてボトムカバー１０及び導光板７０の前面端部を覆い得るようなフレーム面積をもってボトムカバー１０の端部前面に配置される。シートガイド９１は：各光学シート８０のうち最も背面に配置されたシートの背面端部を支持するシート支持部９１ｂ；少なくとも一つの接着部材や少なくとも一つの固定部材により各光学シート８０のうち少なくとも一つの光学シートを固定するシート固定部ＡＤ；及び、各光学シート８０のうち少なくとも一つの光学シートの流動を防止するように、シート支持部９１ｂ上に突出して形成された複数の突出固定部９１ａを備える。

シート支持部９１ｂは、その中心部が開口された形態で形成されたシートガイド９１における開口部の端部に段差のついた形態で形成され、各光学シート８０のうち最も背面に配置されたシート８２の背面端部と各光学シート８０の側面を支持する。かかる段差によりシート支持部９１ｂに安着された光学シートの側面が支持されるため、光学シートの左右または上下流動を防止することができる。シート支持部９１ｂは、導光板７０の前面端部に配置される。ここで、段差のついた形態のシート支持部９１ｂには、接着部材や固定部材などをさらに形成して、シート支持部９１ｂに順次に安着される少なくとも一つの光学シート８０が固定されるようにする。これによって、該各光学シート８０は、シートガイド９１の厚み、または、光学シート８０の最も背面にあるシート８２と前記導光板７０の前面間の間隔（Ｄ)だけ該導光板７０と離隔されて固定される。

該シート支持部９１ｂ上には突出された形態で形成された複数の突出固定部９１ａがさらに形成されるが、かかる複数の突出固定部９１ａはそれぞれの光学シート８０に形成される固定溝（Ａ）と噛み合うように組み立てられて、各光学シート８０の流動を防止することになる。ここで、複数の突出固定部９１ａのそれぞれは、シート支持部９１ｂの前面及び側面から突出して形成される。複数の突出固定部９１ａのそれぞれは、あらかじめ設定された間隔でそれぞれ配置され、シートガイド９１と一体に構成される。これに対応して、それぞれの光学シート８０には、それぞれの突出固定部９１ａと同幅の複数の固定溝(Ａ）が形成され、シート支持部９１ｂ上でそれぞれの固定溝(Ａ）と突出固定部９１ａとが噛み合うように組み立てられる。

複数の光学シート８０は、導光板７０を介して拡散されて入射した光が液晶パネル１００に垂直に照射されるように光の経路を調節する。ここで、複数の光学シート８０は、段差のついた形態で形成されたシートガイド９１のシート支持部９１ｂに順次に積層されて、接着剤、樹脂、ボンドなどの固定部材要素によりシート支持部９１ｂ上に固定される。特に、それぞれの光学シート８０には、シート支持部９１ｂの突出固定部９１ａとそれぞれ対応する位置に、突出固定部９１ａと同幅の固定溝（Ａ）がそれぞれ形成される。そのため、それぞれの光学シート８０は、シート支持部９１ｂ上に着座しながらそれぞれの突出固定部９１ａと噛み合って組み立てられる。したがって、段差のついた形態のシート支持部９１ｂの内面とそれぞれの突出固定部９１ａとによりそれぞれの光学シート８０を固定することができる。
かかる複数の光学シート８０は、導光板７０により拡散された光を集光するための少なくとも一つのプリズムシート８２、拡散シート８４、偏光シート８６及び保護シート（不図示）などからなるとよい。このとき、積層されるシートの種類や積層される順番は、バックライトユニット１０の使用用途に応じて変換設定することができる。

液晶パネル１００の前面端部や縁部を覆い被せるように形成されるベゼルやフロントカバーを極力薄く形成するには、複数の光源４０と導光板７０間の距離が減ってしまう。すなわち、ベゼルやフロントカバーの厚さや幅または面積が減ると、ボトムカバー１０とパネルガイド９１の前後面の幅の他、厚さも減り、ボトムカバー１０とパネルガイド９１を別途に取り囲んで固定することができなくなる。これによって、ボトムカバー１０とパネルガイド９１の前後面の幅が減り、導光板７０上に直接拡散シート８０が配置されると、拡散シート８０の形状により光の不良現象を防止することが出来なくなる。特に、ベゼルやフロントカバーを薄く形成することによって各光源４０と導光板７０との間に十分な距離が確保できなくなると、拡散シート８０のうちプリズムシート８２の山形状により光の不良現象が発生するため、画像の表示不良を招くようになる。

しかしながら、図３に示すように、複数の光学シート８０を別途設けられたシートガイド９１のシート支持部９１ｂに固定配置すると、各光学シート８０がシートガイド９１の厚みまたはシート支持部９１ｂと導光板７０間の間隔（Ｄ）だけ導光板７０と離隔されるため、導光板７０からの光が直接光学シート８０に伝わらなくなる。

また、導光板７０の入光部に入射された光（Ｃ）が直ちに光学シート８０へ投入されず、シートガイド９１により遮断されるため、図４に示すように、光漏れや光の縦線が生じる発生率を減少させることができる。

図５は、シートガイドのシート支持部９１ｂ上に配置された光学シートを示す平面図である。そして、図６は、図５における光学シート固定部（ＡＤ）を具体的に示す図面である。

図１をはじめ図５及び図６を参照すると、該それぞれの光学シート８０には前記シート支持部９１ｂに形成された各突出固定部９１ａの幅と同一な幅で複数の固定溝（Ａ）が形成され、該シート支持部９１ｂ上で該それぞれの突出固定部９１ａと相互噛み合うように組み立てられる。これによって、それぞれの光学シート８０は、段差のついた形態のシート支持部９１ｂの他にシート固定部ＡＤとそれぞれの突出固定部９１ａによりシートガイド９１に固定配置されることができる。

一方、バックライトユニット２には、光源駆動電源を生成してそれぞれの光源４０を駆動させる光源駆動回路部（不図示）がさらに備えられ、光源固定部４１を介してそれぞれの光源４０に光源駆動電源を供給する。ここで、光源駆動回路部の場合は、少なくとも一つのインバータやスイッチング回路からなり、交流電源に入力される外部電源を直流電源に変換して光源駆動電源を生成することになる。そして、該生成された光源駆動電源は、液晶パネル１００などの駆動タイミングに応じてそれぞれの光源４０に供給される。このように、バックライトユニット２は、光源駆動回路部から供給される光源駆動電源により複数の光源４０を点灯させることによって、光を発生して液晶パネル１００などに照射することになる。

以上、上述したように、本発明のバックライトユニット及びこれを用いた液晶表示装置は、バックライトユニット２の組立構造、特にシートガイド９１を用いた光学シート８０の組立構造を改善することによって、光漏れなどの光の不良現象を防止することができる。また、シートガイド９１を用いた組立構造により、バックライトユニットの光の不良現象を防止できることによって、液晶表示装置の外観をなすベゼルを最大限に薄く形成することができる。

一方、以上説明した本発明は、上述した実施例及び添付の図面により限定されるものではなく、本発明の技術的思想を外れない範囲内において様々な置換、変形及び変更が可能なことは本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者にとっては明らかである。

２ バックライトユニット
１０ ボトムカバー
４０ 光源
４１ 光源駆動部
７０ 導光板
９１ シートガイド
８０ 複数の光学シート
９２ パネルガイド
１００ 液晶パネル

Claims (6)

1. 複数の画素領域を備えて画像を表示する液晶パネル；
   前記液晶パネルに光を照射するように前記複数の光源を実装し、ボトムカバーの内部側面に固定配置される少なくとも一つの光源固定部；
   前記各光源からその側面入光面に光を入射され、光の進行方向を前面に変化させて出光させる導光板；
   前記複数の光源と、前記光源固定部と、前記ボトムカバーの前面端部とを覆い被せるように内部が開口された形態で、前記導光板の端部及び前記ボトムカバーの前面に形成されたシートガイド；
   前記シートガイドの前面に配置され、前記液晶パネルが安着されるパネルガイド；及び
   前記シートガイド上に前記導光板とは離隔された状態で配置されて、前記導光板からの光を垂直に出射させる複数の光学シートを備え、
   前記シートガイドは、
   前面に前記複数の光学シートのうち最も背面に配置されたシートの背面端部が安着及び支持されるシート支持部、
   少なくとも一つの接着部材や少なくとも一つの固定部材により前記各光学シートのうち少なくとも一つの光学シートを前記シート支持部に固定するシート固定部、及び
   前記各光学シートのうち少なくとも一つの光学シートの流動を防止するように、前記シート支持部上に突出して形成された複数の突出固定部を備え、
   前記光源と対面する前記導光板の入光面が、前記光学シートの外側面より外側に位置し、
   前記光学シートの端部の背面及び側面を支持する前記シート支持部が、前記光学シートの端部の背面及び前記導光板の端部の上面とオーバーラップするように、前記光学シートと前記導光板の間に伸張して、前記光源から前記光学シートに直接入射される光を遮断し、
   前記シート支持部とオーバーラップする、前記導光板の端部の上面は、前記光学シートの端部の背面とオーバーラップしない部分とオーバーラップする部分を含み、前記オーバーラップしない部分は、前記光源と前記オーバーラップする部分の間に位置する、ことを特徴とする液晶表示装置。
2. 前記シート支持部は、
   その中心部が開口された形態で形成された前記シートガイドにおける開口部の端部に段差のついた形態で形成され、前記各光学シートのうち最も背面に配置されたシートの背面端部と前記各光学シートの側面を支持することを特徴とする、請求項１に記載の液晶表示装置。
3. 前記各光学シートは、
   前記シートガイドの厚みまたは前記シート支持部と前記導光板間の間隔だけ前記導光板と離隔されて前記シート支持部に固定されて、
   前記それぞれの光学シートには、前記シート支持部に形成された各突出固定部の幅と同一な幅で複数の固定溝が形成されて、前記シート支持部上で前記突出固定部のそれぞれと相互噛み合うように組み立てられたことを特徴とする、請求項２に記載の液晶表示装置。
4. 前記パネルガイドが前記シートガイドの上面及び外側面を覆い被せるように、前記シートガイドは前記パネルガイドの内に挿入され、
   前記シートガイドの端部の背面は、前記パネルガイドの側壁内に挿入された前記ボトムカバーの側壁により支持されている、ことを特徴とする請求項３に記載の液晶表示装置。
5. 複数の固定溝が前記パネルガイドの側面上に形成され、
   複数の固定突起が前記ボトムカバーの外側側面上に形成され、
   前記複数の固定溝の数及び位置は、前記複数の固定突起の数及び位置と互いに一致し、
   前記パネルガイドの前記複数の固定溝と前記ボトムカバーの前記複数の固定突起は互いに噛み合うようになっていることを特徴とする請求項４に記載の液晶表示装置。
6. 少なくとも１つの接着部材や少なくとも１つの固定部材により、前記各光学シートのうち少なくとも１つの光学シートを前記シート支持部に固定するシート固定部をさらに備えることを特徴とする、請求項１に記載のバックライトユニット。