JP5669403B2 - ロールオフセット機構を備えたクラスタ型多段圧延機 - Google Patents
ロールオフセット機構を備えたクラスタ型多段圧延機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5669403B2 JP5669403B2 JP2010004038A JP2010004038A JP5669403B2 JP 5669403 B2 JP5669403 B2 JP 5669403B2 JP 2010004038 A JP2010004038 A JP 2010004038A JP 2010004038 A JP2010004038 A JP 2010004038A JP 5669403 B2 JP5669403 B2 JP 5669403B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- backup
- rolling mill
- backup roll
- type multi
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Description
しかしながら、特許文献1に開示されるような従来からのクラスタ型多段圧延機は、上述した板曲がりを解決するものとはなっていなかった。
本発明に係るクラスタ型多段圧延機は、圧延材を圧延するワークロールと、該ワークロールを支持するバックアップロールとを有するクラスタ型多段圧延機であって、前記ワークロールを圧延材の圧延方向に沿った水平方向に移動させるべく、前記バックアップロールを当該バックアップロールの軸支持部とともに水平方向にシフトさせるロールオフセット機構が備えられていることを特徴とする。
しかしながら、従来からあるクラスタ型多段圧延機には、上下のワークロールを水平オフセットさせる機構は備えられていない。そのため、従来の多段圧延機に備えられているクラウンコントロール装置を用いて、ワークロールを水平オフセットすることも考えられるが、クラウンコントロール装置は、板形状を制御するための装置であり、板曲がり防止のためのオフセットと板形状の制御とを同時に行う、すなわち複数の目的を一種類のアクチュエータで達成しようとしても、各種制約条件が伴い困難であった。
なお、好ましくは、前記ロールオフセット機構は、前記ワークロールから最も離れた位置にある最外側のバックアップロールを水平方向にシフトさせるように構成されているとよい。
前記ロールオフセット機構を、圧延材より下方側のバックアップロール及び/又は上方側のバックアップロールに配設するとよい。
なお、本発明にかかるクラスタ型多段圧延機の最も好ましい形態は、圧延材を圧延する
ワークロールと、該ワークロールを支持するバックアップロールとを有するクラスタ型多段圧延機であって、前記ワークロールを圧延材の圧延方向に沿った水平方向に移動させるべく、前記バックアップロールを当該バックアップロールの軸支持部とともに水平方向にシフトさせるロールオフセット機構が備えられ、前記ロールオフセット機構は、前記ワークロールから最も離れた位置にある最外側のバックアップロールを水平方向にシフトさせ、前記最外側のバックアップロールのうち、圧延方向に沿って最も上流側のバックアップロールと最も下流側のバックアップロールとを同方向にシフトさせるように構成されていることを特徴とする。
なお、以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明に係るクラスタ型多段圧延機1(以降、単に多段圧延機と呼ぶこともある)を示したもので、12段圧延機となっている。
各ワークロール3は、複数(2つ)の中間ロール4で支持され、中間ロール4は、最外側に位置する複数(3つ)のバックアップロール5で支持されている。言い換えるならば、図1に示すように、中間ロール4及びバックアップロール5は、ワークロール3,3を中心として葡萄の房のように扇状に広がった配置(クラスタ型)とされている。なお、ここでいう最外側は、ワークロール3から最も離れた位置にあるという意味である。
前述した一対のワークロール3,3間を上流側(図1の左側)から下流側(図1の右側)に向けて圧延材2が通過しその厚み方向に圧延される。ワークロール3の入側及び出側のそれぞれに、圧延パスラインに沿って圧延材2を円滑に案内するためのストリップガイド機構8が設けられている。
図1に示すように、ロールオフセット機構10はバックアップロール5aに備えられている。このバックアップロール5aは、圧延材2の下側に位置する最外側のバックアップロールであって、圧延方向に沿って最も上流側に位置するものである。同様に、最も下流側のバックアップロール5bにもロールオフセット機構10が備えられている。
図2には、最上流側のバックアップロール5aを動かすロールオフセット機構10が斜視で示されている。図2の紙面左斜め下の部分が本機構の正面であり、図1に現れている部分である。
例えば、実施の形態において、一対のロールオフセット機構10を、圧延材2の下方側に位置するバックアップロール5a,5bに取り付けた多段圧延機1を例示したが、それに限定はされない。圧延材2より上方側のバックアップロール5に配設し、図1で「×」を記したバックアップロール5c、5dを水平方向に移動させてもよい。ロールオフセット機構10を、圧延材2より下方側のバックアップロール5a,5bと上側のバックアップロール5c,5dとの両方に取り付けてもよい。
図4に示すように、20段、14段、6段のクラスタ型多段圧延機にロールオフセット機構を設け、本発明の技術を採用することも可能である。その場合、「+」及び/又は「×」を中心に記したバックアップロールを水平方向にシフトさせ、下側及び/又は上側のワークロールを水平方向にオフセットさせるとよい。
ところで、本発明の技術は、バックアップロール及びワークロールがクラスタ型に配備されていない多段圧延機(例えば、バックアップロール及びワークロールが略垂直に配備されている圧延機)への適用は難しいと考える。
例えば、最外側のバックアップロール5aを下流側に向けて水平シフトすると共に最外側のバックアップロール5bを上流側に向けて同量だけ水平シフトすると、中間ロール4が上方側に移動し、中間ロール4に接載しているワークロール3が上方(圧延材の圧延方向に略垂直方向で上側)に移動する。
このように、一対のロールオフセット機構10を同時に同量だけ反対方向に水平移動させることで、ワークロール3を上下動させることができ、板厚制御を行うことが可能となる。
なお、ロールオフセット機構10をバックアップロール5a,5bではなく、下側バックアップロール5eの下方側及び/又は上側バックアップロールの上方側に取り付け、バックアップロール5eを上下動可能とすることで、板厚制御を意図したワークロール3の上下動も実現可能である。
2 圧延材
3 ワークロール
4 中間ロール
5 バックアップロール
5a,5c 最上流側のバックアップロール
5b,5d 最下流側のバックアップロール
6 軸支持部
7 ミルハウジング
8 ストリップガイド装置
10 ロールオフセット機構
11 第1支持体
12 傾斜面
13 第2支持体
14 ウエッジ部材
15 駆動部
Claims (2)
- 圧延材を圧延するワークロールと、該ワークロールを支持するバックアップロールとを有するクラスタ型多段圧延機であって、
前記ワークロールを圧延材の圧延方向に沿った水平方向に移動させるべく、前記バックアップロールを当該バックアップロールの軸支持部とともに水平方向にシフトさせるロールオフセット機構が備えられ、
前記ロールオフセット機構は、前記ワークロールから最も離れた位置にある最外側のバックアップロールを水平方向にシフトさせ、前記最外側のバックアップロールのうち、圧延方向に沿って最も上流側のバックアップロールと最も下流側のバックアップロールとを同方向にシフトさせるように構成されていることを特徴とするクラスタ型多段圧延機。 - 前記ロールオフセット機構を、圧延材より下方側のバックアップロール及び/又は上方側のバックアップロールに配設することを特徴とする請求項1に記載のクラスタ型多段圧延機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010004038A JP5669403B2 (ja) | 2009-01-20 | 2010-01-12 | ロールオフセット機構を備えたクラスタ型多段圧延機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009009944 | 2009-01-20 | ||
JP2009009944 | 2009-01-20 | ||
JP2010004038A JP5669403B2 (ja) | 2009-01-20 | 2010-01-12 | ロールオフセット機構を備えたクラスタ型多段圧延機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010188419A JP2010188419A (ja) | 2010-09-02 |
JP5669403B2 true JP5669403B2 (ja) | 2015-02-12 |
Family
ID=42520682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010004038A Active JP5669403B2 (ja) | 2009-01-20 | 2010-01-12 | ロールオフセット機構を備えたクラスタ型多段圧延機 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5669403B2 (ja) |
KR (1) | KR101149209B1 (ja) |
CN (2) | CN101780470B (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103658180B (zh) * | 2012-08-30 | 2017-10-24 | 株式会社神户制钢所 | 多辊型多级轧机及多辊型多级轧机的操作方法 |
JP6037853B2 (ja) * | 2012-08-30 | 2016-12-07 | 株式会社神戸製鋼所 | クラスタ型多段圧延機及びクラスタ型多段圧延機の操作方法 |
CN102825066A (zh) * | 2012-09-13 | 2012-12-19 | 山东沃德动力科技有限公司 | 一种不锈钢带精轧机组 |
JP5828833B2 (ja) * | 2012-12-25 | 2015-12-09 | 株式会社神戸製鋼所 | クラスタ型多段圧延機 |
CN103978031B (zh) * | 2014-03-25 | 2016-02-24 | 宁波宝新不锈钢有限公司 | 一种二十辊轧机的非对称轧制方法 |
CN108268714B (zh) * | 2018-01-18 | 2021-04-06 | 太原科技大学 | 一种厚钢板同径异速蛇形轧制力能参数的计算方法 |
WO2020204070A1 (ja) * | 2019-04-04 | 2020-10-08 | 日本センヂミア株式会社 | 多段圧延機 |
JP7331801B2 (ja) * | 2020-08-04 | 2023-08-23 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 圧延機の蛇行制御装置 |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4248073A (en) * | 1979-01-26 | 1981-02-03 | T. Sendzimir, Inc. | Cluster type cold rolling mill |
JPS57175005A (en) * | 1981-04-23 | 1982-10-27 | Nippon Steel Corp | Cold rolling method in multistages rolling mill |
JPS5855104A (ja) | 1981-09-28 | 1983-04-01 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 多段クラスタ圧延機 |
JPS5885401U (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-09 | 株式会社神戸製鋼所 | 12段圧延機 |
JPS5982105A (ja) * | 1982-11-04 | 1984-05-12 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 圧延機 |
CN85101137B (zh) * | 1985-04-01 | 1988-01-06 | 株式会社日立制作所 | 轧机 |
DE3529363A1 (de) * | 1985-08-16 | 1987-02-19 | Schloemann Siemag Ag | Anstellvorrichtung fuer das achsparallele verschieben von walzen eines walzgeruestes |
JPS6380906A (ja) * | 1986-09-25 | 1988-04-11 | Kobe Steel Ltd | 多段圧延機 |
JPH02235510A (ja) * | 1989-03-09 | 1990-09-18 | Kobe Steel Ltd | 多段圧延機の形状修正装置 |
JP3097530B2 (ja) * | 1995-12-21 | 2000-10-10 | 株式会社日立製作所 | クラスタ式多段圧延機及び圧延方法 |
JPH10263638A (ja) * | 1997-03-21 | 1998-10-06 | Kawasaki Steel Corp | ゼンジミアミルの圧下装置設定方法 |
US6041636A (en) * | 1998-02-20 | 2000-03-28 | T. Sendzimir, Inc. | Side supported 6-high rolling mill |
JP2001232402A (ja) * | 2000-02-23 | 2001-08-28 | Hitachi Ltd | 板材圧延機および板材圧延方法 |
JP3747786B2 (ja) * | 2001-02-05 | 2006-02-22 | 株式会社日立製作所 | 板材用圧延機の圧延方法及び板材用圧延設備 |
JP4425489B2 (ja) | 2001-03-26 | 2010-03-03 | 新日本製鐵株式会社 | 多段圧延機 |
JP3692319B2 (ja) * | 2001-07-30 | 2005-09-07 | 三菱重工業株式会社 | 圧延機及び圧延方法 |
-
2010
- 2010-01-12 JP JP2010004038A patent/JP5669403B2/ja active Active
- 2010-01-18 KR KR1020100004161A patent/KR101149209B1/ko active IP Right Grant
- 2010-01-20 CN CN201010004912.8A patent/CN101780470B/zh active Active
- 2010-01-20 CN CN201310414951.9A patent/CN103551387A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR101149209B1 (ko) | 2012-05-25 |
JP2010188419A (ja) | 2010-09-02 |
KR20100085851A (ko) | 2010-07-29 |
CN103551387A (zh) | 2014-02-05 |
CN101780470A (zh) | 2010-07-21 |
CN101780470B (zh) | 2014-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5669403B2 (ja) | ロールオフセット機構を備えたクラスタ型多段圧延機 | |
US9486850B2 (en) | Roller leveler | |
JP5828833B2 (ja) | クラスタ型多段圧延機 | |
WO2000013812A1 (fr) | Laminoir a bandes a chaud | |
JP4322074B2 (ja) | 圧延機 | |
JP4997934B2 (ja) | ガイド装置 | |
US9003854B2 (en) | Split housing cluster mill designed for temper and cold rolling | |
JP5957341B2 (ja) | 熱延鋼板の製造設備 | |
JP5738089B2 (ja) | 短尺材の圧延装置及び短尺材の圧延方法 | |
RU2365445C1 (ru) | Листоправильная машина | |
JP4811031B2 (ja) | 形鋼のユニバーサル圧延方法 | |
JP5078389B2 (ja) | 形鋼圧延機 | |
JP4425489B2 (ja) | 多段圧延機 | |
RU2340420C2 (ru) | Линия для изготовления листового профиля | |
KR101525671B1 (ko) | 클러스터형 다단 압연기 및 클러스터형 다단 압연기의 조작 방법 | |
JP5861670B2 (ja) | 圧延機ロールのシフトロール化装置、圧延機ロールのシフトロール化方法及び圧延機 | |
RU2256521C1 (ru) | Листоправильный стан | |
JP3119692B2 (ja) | 連続式熱間帯鋼圧延設備及び圧延方法 | |
JP5396827B2 (ja) | 板圧延方法 | |
RU80365U1 (ru) | Профилегибочный стан легкого типа | |
JP6025654B2 (ja) | 多段圧延機 | |
JP6021740B2 (ja) | 多段圧延機 | |
JP2007260681A (ja) | 圧延下反り時の腰折れ発生抑制装置 | |
JP2020192582A (ja) | ブライドルロール、冷間圧延装置、及び冷間圧延方法 | |
JP5463888B2 (ja) | 熱延鋼板の製造方法および製造装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121001 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131022 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140415 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20140729 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141022 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20141022 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20141029 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141216 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141216 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Ref document number: 5669403 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |