JP5667652B2 - 防水コネクタ - Google Patents

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Description

この発明は、防水コネクタに係り、特に、シェルおよびコンタクト等の導電部材が絶縁性樹脂からなるハウジングに一体に成形された防水コネクタに関する。
近年、コンピュータ、携帯電話等の電子機器が広く普及しているが、これらの電子機器は、通常、外部機器と接続して信号の伝送を行うためのコネクタを備えている。この種のコネクタとしては、伝送される電気信号が外部からの電磁波により影響を受けることを防止するため、電磁波に対するシールドがなされたものが望まれている。
また、電子機器においては、防水機能に対する要求が高く、これに伴い、防水性を備えた防水コネクタの開発が進められている。
このような、電磁波に対するシールドと防水性を兼ね備えたコネクタが、例えば、特許文献1に開示されている。このコネクタは、図32に示されるように、筒形状の金属製のシェル1の内側に導電接続のためのコンタクト2を配置し、これらシェル1およびコンタクト2をインサート成形等により絶縁性樹脂からなるハウジング3内に一体にモールド成形した構造を有している。
シェル1の後端部には、ハウジング3から露出する接地端子4が形成されており、コネクタが搭載される基板の接地パターン等に接地端子4を接続することで、シェル1が接地電位となり、これにより、コンタクト2に対するシールドがなされる。
また、シェル1がハウジング3内に一体にモールド成形されているため、シェル1の表面がハウジング3を形成する絶縁性樹脂と密着し、コネクタの外部からハウジング3とシェル1との境界部を通して接地端子4側、すなわちコネクタが搭載される基板側に水が浸入することが防止される。
特開2012−59540号公報
しかしながら、一般に、シェル1を形成する金属材料とハウジング3を形成する樹脂材料とでは、互いに熱膨張係数が異なるため、例えば、コネクタを電子機器の回路基板に装着する際のハンダ付け作業等、例えばリフロー実装によりコネクタが高温環境下に晒されると、シェル1の膨張量とハウジング3の膨張量とが異なり、シェル1の表面に密着していた絶縁性樹脂がシェル1の表面から剥離することがある。一旦、剥離が生じると、シェル1の表面とハウジング3との間に隙間が形成され、常温まで温度が降下しても、この隙間を通して接地端子4側に水が浸入するおそれを来してしまう。
また、コネクタに相手側コネクタを嵌合する際に、嵌合軸に対して斜め方向から無理矢理嵌合するような、いわゆる意地悪嵌合が行われて、ハウジング3とシェル1との間に大きな応力が作用することがある。この場合にも、ハウジング3の絶縁性樹脂がシェル1の表面から剥離して、コネクタの防水性が損なわれるおそれがある。
さらに、同様にして、ハウジング3の絶縁性樹脂がコンタクト2の表面から剥離することによっても、防水性が損なわれる事態となる。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、ハウジングとシェルおよびコンタクト等の導電部材との間の防水性を向上させることができる防水コネクタを提供することを目的とする。
この発明に係る防水コネクタは、導電部材が絶縁性樹脂からなるハウジングに一体に成形された防水コネクタにおいて、導電部材は、ハウジングから露出して相手側コネクタと接続される相手側コネクタ接続部と、ハウジングから露出して基板に取り付けられる基板取付部と、相手側コネクタ接続部と基板取付部との間を接続し且つハウジング内に埋め込まれるハウジング保持部とを有し、ハウジング保持部の表面に、ハウジング保持部とハウジングとの界面に沿った水の浸入を遮断するための防水形状部が形成され、防水形状部が、ハウジング保持部の表面を相手側コネクタ接続部の側と基板取付部の側とに分離するように形成され且つハウジング保持部の周囲を囲って閉じるように形成された1つ以上の防水溝からなり、断面形状における防水溝の開口部から底部に至る中心線がハウジング保持部の表面に対して深さ方向に斜めに延びるものである。
防水溝は、0.01mm以上の溝深さを有することが好ましい。
また、防水溝は、丸みのある溝底部を有することが好ましい。
さらに、防水溝は、ハウジングに接触するハウジング保持部のすべての面にそれぞれ形成することが好ましい。この場合、防水溝は、ハウジング保持部のいずれの面に対しても互いに同一方向に傾斜する中心線を有していてもよく、あるいは、ハウジング保持部の複数の面に応じてそれぞれの面に対して異なる方向に傾斜する中心線を有していてもよい。
防水形状部は、ハウジング保持部の1つの面上に形成された複数の防水溝を有することもできる。この場合、ハウジング保持部の1つの面上に形成された複数の防水溝は、前記面に対して互いに同一方向に傾斜する中心線を有していてもよく、あるいは、前記面に対して中心線が互いに異なる方向に傾斜する防水溝を含んでいてもよい。
防水溝の開口部は、ハウジング保持部の表面において、ハウジング保持部の中心軸に対して垂直な方向、あるいは、ハウジング保持部の中心軸に対して斜めに延びるように構成することもできる。
導電部材は、シェルからなり、相手側コネクタ接続部は、相手側コネクタと嵌合する嵌合部からなり、ハウジング保持部は、嵌合部よりも細く形成されたシェル狭窄部を含み、防水形状部が、シェル狭窄部の表面に形成されるように構成することができる。
あるいは、導電部材は、シェルからなり、相手側コネクタ接続部は、相手側コネクタと嵌合する嵌合部からなり、ハウジング保持部は、中空の形状を有し、防水形状部が、ハウジング保持部の外周面および内周面にそれぞれ形成されるように構成することもできる。
また、導電部材は、1つ以上のコンタクトからなり、相手側コネクタ接続部は、相手側コネクタのコンタクトに接触する接点部からなり、ハウジング保持部は、接点部および基板接続部よりも細く形成されたコンタクト狭窄部を含み、防水形状部が、コンタクト狭窄部の表面に形成されていてもよい。
さらに、導電部材は、シェルおよび1つ以上のコンタクトからなり、防水形状部が、シェルおよび1つ以上のコンタクトにそれぞれ形成されるように構成してもよい。
この発明によれば、ハウジング内に埋め込まれる導電部材のハウジング保持部の表面に形成された防水形状部が、ハウジング保持部の表面を相手側コネクタ接続部の側と基板取付部の側とに分離するように形成された1つ以上の防水溝からなり、断面形状における防水溝の開口部から底部に至る中心線がハウジング保持部の表面に対して深さ方向に斜めに延びるので、ハウジングと導電部材との間の防水性を向上させることが可能となる。
この発明の実施の形態1に係る防水コネクタを示し、(A)は斜め上方かつ前方から見た斜視図、(B)は斜め上方かつ後方から見た斜視図、(C)は斜め下方かつ前方から見た斜視図、(D)は斜め下方かつ後方から見た斜視図である。 実施の形態1の防水コネクタに用いられたシェルを示し、(A)は斜め上方かつ前方から見た斜視図、(B)は斜め上方かつ後方から見た斜視図、(C)は斜め下方かつ前方から見た斜視図、(D)は斜め下方かつ後方から見た斜視図である。 実施の形態1の防水コネクタに用いられたシェルを示し、(A)は正面図、(B)は背面図、(C)は平面図、(D)は底面図、(E)は側面図である。 実施の形態1の防水コネクタに用いられたシェルのシェル防水形状部を示す斜視図である。 シェル防水形状部の断面図である。 シェル防水形状部に形成されたシェル溝を示す部分拡大断面図である。 実施の形態1の防水コネクタに用いられたシェルの展開図である。 実施の形態1の防水コネクタに用いられたコンタクトを示す斜視図である。 実施の形態1の防水コネクタに用いられたコンタクトの固定部を示す斜視図である。 コンタクトの固定部の断面図である。 実施の形態1に係る防水コネクタの分解斜視図である。 実施の形態1に係る防水コネクタをシェル防水形状部の高さで切断した状態を示す斜視図である。 図9の要部拡大図である。 実施の形態1に係る防水コネクタをコンタクトの位置で切断した状態を示す斜視図である。 図14の要部拡大図である。 筐体に取り付けられた実施の形態1の防水コネクタを示す側面断面図である。 基板に位置合わせされた実施の形態1の防水コネクタを示し、(A)は斜め上方かつ前方から見た斜視図、(B)は斜め下方かつ後方から見た斜視図である。 基板に搭載された実施の形態1の防水コネクタを示す斜視図である。 筐体に取り付けられた実施の形態1の防水コネクタを示し、(A)は斜め前方から見た斜視図、(B)は斜め後方から見た斜視図である。 実施の形態2に係る防水コネクタに用いられたシェルを示す平面図である。 実施の形態3に係る防水コネクタの分解斜視図である。 実施の形態3に係る防水コネクタに用いられたシェルを示す斜視図である。 実施の形態3に係る防水コネクタをシェルの基板取付部の位置で切断した状態を示す斜視図である。 図23の要部拡大図である。 実施の形態3に係る防水コネクタをコンタクトの位置で切断した状態を示す斜視図である。 図25の要部拡大図である。 実施の形態4に係る防水コネクタに用いられた防水溝を示す部分断面図である。 実施の形態4の変形例1に係る防水コネクタに用いられた防水溝を示す部分断面図である。 実施の形態4の変形例2に係る防水コネクタに用いられた防水溝を示す部分断面図である。 実施の形態4の変形例3に係る防水コネクタに用いられた防水溝を示す部分断面図である。 実施の形態4の変形例4に係る防水コネクタに用いられた防水溝を示す部分平面図である。 従来の防水コネクタの構成を示す側面断面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1に、この発明の実施の形態1に係る防水コネクタの構成を示す。防水コネクタは、ほぼ直方体形状の外形を有するハウジング10と、ハウジング10に固定された複数のコンタクト20と、ハウジング10に固定され且つ複数のコンタクト20をシールドするためのシェル30を有している。ハウジング10は、絶縁性樹脂から形成され、コンタクト20およびシェル30は、導電性を有する金属材料から形成されている。
シェル30は、ハウジング10の前面10a側に開口する中空の嵌合部31を有し、嵌合部31の内部に、相手側コネクタと嵌合するための空間Sが形成されている。それぞれのコンタクト20の前端に配置された接点部21が、シェル30の嵌合部31の空間S内に配置されている。一方、それぞれのコンタクト20の後端に配置された基板接続部22が、ハウジング10の後面10bからハウジング10の外部に露出している。
また、シェル30は、一対の基板取付部32を有し、これらの基板取付部32が、ハウジング10の下面10cからハウジング10の外部に露出している。
図2および3に示されるように、シェル30の嵌合部31は、中心軸C1を有すると共に、中心軸C1に直交する方向に細長い扁平な断面形状を伴う筒形状を有している。ここで、便宜上、嵌合部31の前方から後方へ向かって中心軸C1と平行に延びる方向をX方向、扁平な嵌合部31の上面31aが延びる面をXY面、嵌合部31の上面31aに垂直で且つ下方へ向かう方向をZ方向と呼ぶものとする。
シェル30は、嵌合部31と一対の基板取付部32との間を接続する保持部33を有している。保持部33は、シェル30におけるハウジング保持部を構成するもので、嵌合部31の上部後端の中央から、嵌合部31の中心軸C1に沿ってX方向に突出した後方突出部33aと、後方突出部33aの後端から扁平な嵌合部31の上面31aに平行で且つ中心軸C1に垂直な両方向、すなわちY方向および−Y方向へそれぞれ延びる一対の腕部33bと、双方の腕部33bの先端からそれぞれ下方、すなわちZ方向へ延びる一対の脚部33cを含んでいる。そして、一対の脚部33cの下端に、それぞれ基板取付部32が接続されている。これら一対の基板取付部32は、嵌合部31の後方から前方へ向かう方向、すなわちXY面上で且つ−X方向に延びるように形成されている。
保持部33の後方突出部33a、一対の腕部33bおよび一対の脚部33cは、いずれも嵌合部31よりも細いシェル狭窄部を形成しており、このようなシェル狭窄部を有する保持部33は、シェル30がハウジング10にモールド成形される際に、ハウジング10内に埋め込まれる。
さらに、図4に示されるように、一対の腕部33bの外周面に、防水溝として、互いに平行な複数のシェル溝34が形成されている。それぞれのシェル溝34は、腕部33bの周囲を囲って閉じるように形成されており、それぞれのシェル溝34により、保持部33の表面は、嵌合部31側の部分と基板取付部32側の部分とに分離されている。これらのシェル溝34は、シェル30がハウジング10にモールド成形された際に、保持部33とハウジング10との界面に沿った水の浸入を遮断するためのシェル防水形状部を形成するものである。
図5に示されるように、シェル溝34は、腕部33bの表面に対して垂直方向ではなく、斜め方向に掘り下げられた溝である。すなわち、図6に示されるように、シェル溝34の開口の両端部AおよびBの中点Mと、シェル溝34の底部Pとを結ぶ直線によりシェル溝34の中心線Cを定義するものとすると、断面形状における開口部から底部に至る中心線Cが腕部33bの表面に対して深さ方向に斜めに延びるように、シェル溝34が形成されている。ここで、シェル溝34の開口の両端部AおよびBの中点Mとシェル溝34の底部Pからなる線分MPの長さを、シェル溝34の溝深さDと呼ぶことにすると、シェル30の保持部33とハウジング10との界面に沿った水の浸入を遮断するために、溝深さDは、例えば0.01mm以上の値を有することが望ましい。図5に示されるように、シェル溝34の形成により、シェル溝34が形成された部分の板厚T2は、シェル溝34が形成されていない部分の板厚T1よりも縮小されるが、シェル溝34を腕部33bの表面に対して斜め方向に掘り下げることにより、同じ溝深さの溝を腕部33bの表面に対して垂直に形成した場合に比べて、板厚T2の縮小の度合いが小さくて済む。すなわち、電流Iが流れる方向から見た腕部33bの断面積の減少を抑えながら、同じ溝深さのシェル溝34を形成することができる。このため、防水に必要な溝深さを確保しながらも、断面積の減少による電気抵抗の増大を抑制して動作時における温度上昇を抑えることが可能となる。
このような構成のシェル30は、導電性を有する金属板35を、図7に示されるような形状に切り抜いた後、プレス等により折り曲げ加工することで作製することができる。帯状部分35aが扁平な筒形状に成形されて嵌合部31を形成し、帯状部分35aの中央の外縁部から後方突出部33aが突出し、後方突出部33aの先端に一対の腕部33bが接続され、一対の腕部33bの先端に一対の脚部33cが接続され、一対の脚部33cの先端にそれぞれ接続された平板部分35bにより基板取付部32が形成される。
図7の展開図から明らかなように、嵌合部31を形成する帯状部分35aから基板取付部32を形成する一対の平板部分35bに至る経路の途中に、それぞれシェル溝34を有する腕部33bが存在している。
図8にコンタクト20の構成を示す。コンタクト20は、棒状部材または平板部材から形成され、接点部21と基板接続部22との間に固定部23が形成されている。固定部23は、コンタクト20におけるハウジング保持部を構成するもので、シェル30と共にハウジング10にモールド成形される際に、ハウジング10内に埋め込まれて、コンタクト20をハウジング10に固定する部分である。図9に示されるように、この固定部23の外周面に、防水溝として、互いに平行な複数のコンタクト溝24が形成されている。それぞれのコンタクト溝24は、固定部23の周囲を囲って閉じるように形成されており、このコンタクト溝24により、コンタクト20の表面は、接点部21側の部分と基板接続部22側の部分とに分離されている。これらのコンタクト溝24は、コンタクト20がハウジング10にモールド成形された際に、固定部23とハウジング10との界面に沿った水の浸入を遮断するためのコンタクト防水形状部を形成するものである。
図10に示されるように、コンタクト溝24も、シェル溝34と同様に、固定部23の表面に対して垂直方向ではなく、斜め方向に掘り下げられた溝であり、断面形状における開口部から底部に至る中心線Cが固定部23の表面に対して深さ方向に斜めに延びるように、コンタクト溝24が形成されている。コンタクト溝24の溝深さは、固定部23とハウジング10との界面に沿った水の浸入を遮断するために、例えば0.01mm以上の値を有することが望ましい。
このような、斜めに掘り下げられたコンタクト溝24とすることにより、電流Iが流れる方向から見た固定部23の断面積の減少を抑えながら、同じ溝深さのコンタクト溝24を形成することができ、防水に必要な溝深さを確保しながらも、断面積の減少による電気抵抗の増大を抑制して動作時における温度上昇を抑えることが可能となる。
図11に、防水コネクタの分解図を示す。シェル30の嵌合部31の内面がハウジング10の前端側に露出し、シェル溝34が形成された保持部33がハウジング10内に埋め込まれ、基板取付部32がハウジング10の下面10cから露出し、複数のコンタクト20の接点部21がシェル30の嵌合部31内で露出し、固定部23がハウジング10内に埋め込まれ、基板接続部22がハウジング10の後面10bから露出するように、ハウジング10がシェル30および複数のコンタクト20と一体にモールド成形される。
このとき、コンタクト20の接点部21がシェル30の嵌合部31内に位置するように複数のコンタクト20とシェル30を図示しない金型内にセットし、金型を閉じて金型内に溶融した絶縁性樹脂材料を注入した後、冷却することで、ハウジング10と複数のコンタクト20およびシェル30とを一体成形して、図1に示したような防水コネクタを製造することができる。
この実施の形態1に係る防水コネクタを、シェル30の一対の腕部33bの高さでXY面に沿って切断した状態を図12に示す。シェル30の保持部33がハウジング10内に埋め込まれ、嵌合部31から後方突出部33aを介して一対の腕部33bが接続されている。また、嵌合部31の内面は、ハウジング10に覆われることなく露出している。腕部33bには、複数のシェル溝34が腕部33bの周囲を囲って閉じるように形成されているため、図13に示されるように、腕部33bの切断面の両側縁には、シェル溝34の断面形状が現れている。
また、防水コネクタを、コンタクト20の位置でXZ面に沿って切断した状態を図14に示す。コンタクト20の接点部21がシェル30の嵌合部31内で露出し、基板接続部22がハウジング10の後面10bから後方へ突出して露出し、固定部23がハウジング10内に埋め込まれている。また、コンタクト20の固定部23の上方には、シェル30の腕部33bの切断面が示されている。コンタクト20の固定部23には、複数のコンタクト溝24が固定部23の周囲を囲って閉じるように形成されているため、図15に示されるように、固定部23の切断面の両側縁には、コンタクト溝24の断面形状が現れている。
ハウジング10とシェル30およびコンタクト20との一体成形により、ハウジング10内に埋め込まれるシェル30の保持部33およびコンタクト20の固定部23の表面にハウジング10を構成する絶縁性樹脂が密着される。
上述したように、ハウジング10内に埋め込まれるシェル30の保持部33には、嵌合部31から基板取付部32に至る経路の途中に存在する腕部33bの周囲を囲って閉じるように複数のシェル溝34が形成されている。このため、ハウジング10を構成する絶縁性樹脂材料とシェル30を形成する金属材料の熱膨張係数の相違等に起因して、あるいは、相手側コネクタとの嵌合時に嵌合軸に対して斜め方向から無理矢理嵌合するような、いわゆる意地悪嵌合が行われて、たとえ、シェル30の保持部33の表面に密着されていたハウジング10の絶縁性樹脂が保持部33から剥離し、嵌合部31から保持部33とハウジング10との界面に沿って水が浸入したとしても、浸入した水は、保持部33の腕部33bに到達したところで、複数のシェル溝34により遮断され、ハウジング10の下面10cから露出している基板取付部32にまで至ることが防止される。
特に、複数のシェル溝34が形成されている腕部33bは、嵌合部31よりも細いシェル狭窄部を構成するため、水の浸入路が狭められて浸入する水の量が制限されており、シェル溝34により効果的に防水機能を発揮することができる。
同様に、ハウジング10内に埋め込まれるコンタクト20の固定部23には、固定部23の周囲を囲って閉じるように複数のコンタクト溝24が形成されているので、たとえ、熱膨張係数の相違、あるいは、いわゆる意地悪嵌合等に起因して、コンタクト20の固定部23の表面に密着されていたハウジング10の絶縁性樹脂が固定部23から剥離し、シェル30の嵌合部31内に露出している接点部21から固定部23とハウジング10との界面に沿って水が浸入したとしても、浸入した水は、複数のコンタクト溝24によって遮断され、ハウジング10の後面10bから露出している基板接続部22にまで至ることが防止される。
このようにして、ハウジング10とシェル30およびコンタクト20との間の防水性を向上させて装置内部、すなわち防水コネクタが搭載される基板側に水が浸入することを防止することが可能となる。
また、シェル溝34およびコンタクト溝24は、断面形状における開口部から底部に至る中心線Cが深さ方向に斜めに延びるように、斜めに掘り下げられているため、防水に必要な溝深さを確保しながらも、電流が流れる方向から見た断面積の減少が抑制され、溝の形成によるシェル30およびコンタクト20の剛性の低下を抑えることができる。その結果、作業性よくコネクタの組み立てを行うことが可能となる。
このようなシェル溝34およびコンタクト溝24は、例えば、レーザ加工、プレス加工、研削加工等の機械加工、または、エッチング等の化学処理を用いることによって形成することができる。
この実施の形態1に係る防水コネクタは、例えば図16に示されるように、携帯電話等の電子機器の筐体40内に装着された基板41上に搭載されて使用される。筐体40には、シェル30の嵌合部31に対応した開口部42が形成され、開口部42の周縁における筐体40の内面とハウジング10の前面10aとの間がガスケット43により封止される。
このような構成により、筐体40の外部における水分は、ハウジング10内に埋め込まれているシェル30の保持部33の複数のシェル溝34とコンタクト20の固定部23の複数のコンタクト溝24によって、シェル30の嵌合部31からの筐体40内への浸入が阻止されると共に、ガスケット43によって筐体40とハウジング10との間からの筐体40内への浸入が阻止され、防水機能を果たすことが可能となる。
なお、防水コネクタを筐体40内に取り付ける際には、まず、図17に示されるように、ハウジング10の下面10cから露出しているシェル30の基板取付部32を基板41上の接地パターン44に位置合わせすると共に、ハウジング10の後面10bから露出している複数のコンタクト20の基板接続部22を基板41上の配線パターン45に位置合わせする。次に、シェル30の基板取付部32を基板41上の接地パターン44にハンダ付けすると共に複数のコンタクト20の基板接続部22を基板41上の配線パターン45にハンダ付けすることにより、図18に示されるように、防水コネクタを基板41上に固定する。その後、図16に示されるように、基板41を筐体40内に固定して、シェル30の嵌合部31の内面を基板41の開口部42を通して露出させると共に筐体40の内面とハウジング10の前面10aとの間にガスケット43が押し込まれた状態とすればよい。
なお、シェル30の腕部33bに複数のシェル溝34を形成する代わりに、1つのシェル溝34を形成しても、ハウジング10との界面に沿った水の浸入を抑制することはできるが、複数のシェル溝34を形成した方が、より高い防水機能を発揮することができる。同様に、コンタクト20の固定部23に複数のコンタクト溝24を形成する代わりに、1つのコンタクト溝24を形成しても、ハウジング10との界面に沿った水の浸入を抑制することはできるが、複数のコンタクト溝24を形成した方が、より優れた防水効果が得られる。
シェル30は、ハウジング10の下面10cから露出する一対の基板取付部32を有していたが、1つの基板取付部32のみ、あるいは、3つ以上の基板取付部32を有することもできる。基板取付部32が1つの場合は、嵌合部31から基板取付部32に至る経路の途中に1つの腕部33bを形成して、この腕部33bの表面にシェル溝34を形成すればよい。また、シェル30が3つ以上の基板取付部32を有する場合には、嵌合部31からそれぞれの基板取付部32に至る経路の途中にいずれかのシェル溝34が存在するように配置すればよく、シェル溝34が形成される腕部33bは、基板取付部32と同数だけ存在しても、あるいは、基板取付部32の個数より少ない個数でも構わない。
なお、シェル30の嵌合部31は、複数のコンタクト20の接点部21の全周を覆うような扁平な筒形状を有していたが、これに限るものではなく、複数のコンタクト20の接点部21の一部のみを覆うものであっても、防水コネクタの使用状況によっては、シールド効果を奏することができる。さらに、シールド効果を得る必要がなく、基板取付部32を介して防水コネクタを基板41に取り付けるためのものとしてシェルを使用する場合には、シェルは、複数のコンタクト20の接点部21を覆っていなくてもよい。
実施の形態2
上記の実施の形態1で用いられたシェル30では、複数のシェル溝34が、保持部33の腕部33bに形成されていたが、腕部33bに限るものではなく、ハウジング10内に埋め込まれて嵌合部31から基板取付部32に至る経路の途中に配置される保持部33の狭窄部に形成されていればよい。
例えば、図20に示されるシェル50のように、嵌合部51の後端から後方に突出する後方突出部53aの表面に斜め方向に掘り下げられた複数のシェル溝54を形成することもできる。このシェル50は、複数のシェル溝54が後方突出部53aに形成された点以外は、実施の形態1で用いられたシェル30と同様の構成を有している。すなわち、嵌合部51と一対の基板取付部52の間に保持部53が配置され、保持部53が、後方突出部53aと、後方突出部53aの後端に接続された一対の腕部53bと、双方の腕部53bの先端に接続された一対の脚部53cを含み、それぞれの脚部53cの先端に対応する基板取付部52が接続されている。
シェル50の表面に沿って嵌合部51から双方の基板取付部52に至るには、後方突出部53aを通る必要があり、この後方突出部53aの外周面に複数のシェル溝54を形成することで、保持部53とハウジング10との界面に沿った水の浸入を遮断することが可能となる。
同様にして、後方突出部53aの代わりに、一対の脚部53cの表面にそれぞれ複数のシェル溝54を形成してもよい。このようにしても、同様の防水効果が得られることとなる。
実施の形態3
上記の実施の形態1および2で用いられたシェル30および50では、複数のシェル溝34および54が、狭窄部である脚部33cおよび後方突出部53aにそれぞれ形成されていたが、必ずしも、狭窄部に形成しなくてもよい。
図21に、実施の形態3に係る防水コネクタの分解図を示す。この防水コネクタは、実施の形態1の防水コネクタにおいて、シェル30の代わりに、狭窄部を有しないシェル60を用いたものである。
シェル60は、図22に示されるように、中空の扁平な筒形状の嵌合部61を有すると共に、嵌合部61の後端側に連結された中空の扁平な筒形状の保持部63を有し、保持部63の後端から一対の基板取付部62が突出形成されている。すなわち、1つの筒状体を前端側部分と後端側部分とに二分し、前端側部分を嵌合部61、後端側部分を保持部63としている。
嵌合部61は、複数のコンタクト20の前端に配置された接点部21の周囲を覆いながら、内面部分がハウジング10から露出し、保持部63は、内面部分および外面部分がすべてハウジング10内に埋め込まれる。
そして、保持部63の外周面に、互いに平行な複数のシェル溝64が形成されると共に、保持部63の内周面にも、互いに平行な複数のシェル溝65が形成されている。それぞれのシェル溝64は、保持部63の外周を囲って閉じるように形成され、それぞれのシェル溝65は、保持部63の内周を囲って閉じるように形成されている。これらのシェル溝64および65は、保持部63の外周面および内周面に対して斜め方向に掘り下げられている。
シェル60の表面に沿って嵌合部61から双方の基板取付部62に至るには、シェル溝64あるいはシェル溝65を越える必要があり、これらのシェル溝64および65により、保持部63とハウジング10との界面に沿った水の浸入を遮断することが可能となる。
この実施の形態3に係る防水コネクタを、シェル60の基板取付部62の位置でXZ面に沿って切断した状態を図23に示す。シェル60の嵌合部61の内面がハウジング10に覆われることなく露出し、保持部63がハウジング10内に埋め込まれ、保持部63の後端に接続された基板取付部62がハウジング10の後面10bから突出して露出している。保持部63の外周面および内周面にそれぞれシェル溝64および65が形成されているため、図24に示されるように、保持部63の切断面の両側縁には、シェル溝64および65の断面形状が現れている。
また、防水コネクタを、コンタクト20の位置でXZ面に沿って切断した状態を図25に示す。コンタクト20の接点部21がシェル60の嵌合部61内で露出し、基板接続部22がハウジング10の後面10bから後方へ突出して露出し、固定部23がハウジング10内に埋め込まれている。コンタクト20の固定部23には、複数のコンタクト溝24が固定部23の周囲を囲って閉じるように形成されているため、図26に示されるように、固定部23の切断面の両側縁には、コンタクト溝24の断面形状が現れている。
このように、中空の保持部63を有するシェル60を用いても、ハウジング10とシェル60およびコンタクト20との間に優れた防水効果が得られる。
実施の形態4
上記の実施の形態1〜3で用いられたシェル溝34、54、64および65並びにコンタクト溝24からなる防水溝は、図5および図10に示したように、それぞれ鋭く尖った溝底部を有していたが、例えば、図27に示されるように、丸みを帯びた曲面からまる溝底部Rを有していてもよい。このような丸みのある溝底部Rを有することにより、防水溝が形成されたシェルおよびコンタクトの剛性がさらに増し、コネクタ組立工程における作業性が向上する。
上記の実施の形態1〜3では、シェル溝34、54、64および65並びにコンタクト溝24からなる防水溝が、それぞれ保持部33,53,63並びに固定部23からなるハウジング保持部の周囲を囲って閉じるように形成されていたが、必ずしもハウジング保持部の全周を囲う必要はなく、ハウジング保持部の周に沿った一部分に形成されるだけでも防水の効果を得ることができる。ただし、ハウジング保持部の周囲を囲って閉じるように形成される方が、より優れた防水機能を発揮することが可能となる。
また、防水溝は、ハウジング10に接触するハウジング保持部のすべての面にそれぞれ形成されていることが望ましい。このように構成されていれば、ハウジング10に接触するハウジング保持部の面のうち、いずれの面を通して水分が浸入しようとしても、その面に形成された防水溝により水分の浸入を防止することができる。
この場合、図5および図10に示したように、防水溝が、ハウジング保持部のいずれの面においても互いに同じ位置に形成されていてもよいが、図28に示されるように、防水溝Gを、ハウジング保持部の面によって位置ずれ量dだけ位置をずらして、互いに異なる位置に形成することもできる。また、図5および図10では、防水溝が、ハウジング保持部のいずれの面においても互いに同一方向に傾斜する中心線Cを有していたが、図29に示されるように、防水溝Gを、ハウジング保持部の面によって中心線Cが異なる方向に傾斜するように形成することもできる。
このように、ハウジング保持部の面に応じて防水溝Gの形成位置をずらす、あるいは、ハウジング保持部の面に応じて防水溝Gの中心線Cの傾斜の向きを異ならせることにより、電流が流れる方向から見たシェルおよびコンタクトの断面積の減少がさらに抑制され、防水溝Gの形成によるシェルおよびコンタクトの電気抵抗の増大および剛性の低下をさらに抑えることが可能となる。
また、図5、図10、図28および図29に示したハウジング保持部では、いずれも、ハウジング保持部の1つの面上に形成された複数の防水溝が、互いに同一方向に傾斜する中心線Cを有していたが、これに限るものではなく、図30に示されるように、ハウジング保持部の1つの面上において、中心線Cが異なる方向に傾斜する複数の防水溝Gを含んでいてもよい。
このように、ハウジング保持部の1つの面上に、互いに異なる傾斜方向に掘り下げられた複数の防水溝Gを形成することにより、いわゆる意地悪嵌合等に起因して、ハウジング10とハウジング保持部の間にいずれの方向から応力が加わっても、ハウジング10の絶縁性樹脂とハウジング保持部との間に剥離が発生しにくくなり、防水性をさらに向上させることができる。
さらに、上記の実施の形態1〜3では、例えば、図4、図9、図22等に示したように、防水溝の開口部が、ハウジング保持部の表面において、ハウジング保持部の中心軸に対して垂直な方向に延びるように形成されていたが、これに限るものではなく、図31に示されるように、防水溝Gの開口部を、ハウジング保持部Hの表面において、ハウジング保持部Hの中心軸HCに対して斜めに延びるように形成してもよい。
上記の実施の形態1〜4では、シェルおよびコンタクトがハウジング10に一体成形さら、シェルとコンタクトの双方のハウジング保持部にそれぞれ防水溝が形成されていたが、これに限るものではなく、場合によっては、シェルおよびコンタクトのいずれか一方のハウジング保持部にのみ防水溝が形成されていてもよい。ただし、シェルおよびコンタクトの双方にそれぞれ防水溝を形成した方が、より優れた防水機能を発揮することが可能となる。
また、シェルを有しないコネクタの1つ以上のコンタクトのハウジング保持部に防水溝を形成することもできる。
1 シェル、2 コンタクト、3 ハウジング、4 接地端子、10 ハウジング、10a 前面、10b 後面、10c 下面、20 コンタクト、21 接点部、22 基板接続部、23 固定部、24 コンタクト溝、30,50,60 シェル、31,51,61 嵌合部、31a 嵌合部の上面、32,52,62 基板取付部、33,53,63 保持部、33a,53a 後方突出部、33b,53b 腕部、33c,53c 脚部、34,54,64,65 シェル溝、35 金属板、35a 帯状部分、35b 平板部分、40 筐体、41 基板、42 開口部、43 ガスケット、44 接地パターン、45 配線パターン、S 空間、C1 シェルの嵌合部の中心軸、C 防水溝の中心線、R 丸みのある溝底部、G 防水溝、d 位置ずれ量、H ハウジング保持部、HC ハウジング保持部の中心軸。

Claims (15)

  1. 導電部材が絶縁性樹脂からなるハウジングに一体に成形された防水コネクタにおいて、
    前記導電部材は、前記ハウジングから露出して相手側コネクタと接続される相手側コネクタ接続部と、前記ハウジングから露出して基板に取り付けられる基板取付部と、前記相手側コネクタ接続部と前記基板取付部との間を接続し且つ前記ハウジング内に埋め込まれるハウジング保持部とを有し、
    前記ハウジング保持部の表面に、前記ハウジング保持部と前記ハウジングとの界面に沿った水の浸入を遮断するための防水形状部が形成され、
    前記防水形状部が、前記ハウジング保持部の表面を前記相手側コネクタ接続部の側と前記基板取付部の側とに分離するように形成され且つ前記ハウジング保持部の周囲を囲って閉じるように形成された1つ以上の防水溝からなり、断面形状における前記防水溝の開口部から底部に至る中心線が前記ハウジング保持部の表面に対して深さ方向に斜めに延びることを特徴とする防水コネクタ。
  2. 前記防水溝は、0.01mm以上の溝深さを有する請求項1に記載の防水コネクタ。
  3. 前記防水溝は、丸みのある溝底部を有する請求項1または2に記載の防水コネクタ。
  4. 前記防水溝は、前記ハウジングに接触する前記ハウジング保持部のすべての面にそれぞれ形成されている請求項1〜のいずれか一項に記載の防水コネクタ。
  5. 前記防水溝は、前記ハウジング保持部のいずれの面に対しても互いに同一方向に傾斜する前記中心線を有する請求項に記載の防水コネクタ。
  6. 前記防水溝は、前記ハウジング保持部の複数の面に応じてそれぞれの前記面に対して異なる方向に傾斜する前記中心線を有する請求項に記載の防水コネクタ。
  7. 前記防水形状部は、前記ハウジング保持部の1つの面上に形成された複数の前記防水溝を有する請求項1〜のいずれか一項に記載の防水コネクタ。
  8. 前記ハウジング保持部の1つの面上に形成された前記複数の防水溝は、前記面に対して互いに同一方向に傾斜する前記中心線を有する請求項に記載の防水コネクタ。
  9. 前記ハウジング保持部の1つの面上に形成された前記複数の防水溝は、前記面に対して前記中心線が互いに異なる方向に傾斜する前記防水溝を含んでいる請求項に記載の防水コネクタ。
  10. 前記防水溝の前記開口部は、前記ハウジング保持部の表面において、前記ハウジング保持部の中心軸に対して垂直な方向に延びている請求項1〜のいずれか一項に記載の防水コネクタ。
  11. 前記防水溝の前記開口部は、前記ハウジング保持部の表面において、前記ハウジング保持部の中心軸に対して斜めに延びている請求項1〜のいずれか一項に記載の防水コネクタ。
  12. 前記導電部材は、シェルからなり、
    前記相手側コネクタ接続部は、相手側コネクタと嵌合する嵌合部からなり、
    前記ハウジング保持部は、前記嵌合部よりも細く形成されたシェル狭窄部を含み、
    前記防水形状部は、前記シェル狭窄部の表面に形成されている請求項1〜11のいずれか一項に記載の防水コネクタ。
  13. 前記導電部材は、シェルからなり、
    前記相手側コネクタ接続部は、相手側コネクタと嵌合する嵌合部からなり、
    前記ハウジング保持部は、中空の形状を有し、
    前記防水形状部は、前記ハウジング保持部の外周面および内周面にそれぞれ形成されている請求項1〜11のいずれか一項に記載の防水コネクタ。
  14. 前記導電部材は、1つ以上のコンタクトからなり、
    前記相手側コネクタ接続部は、前記相手側コネクタのコンタクトに接触する接点部からなり、
    前記ハウジング保持部は、前記接点部および前記基板接続部よりも細く形成されたコンタクト狭窄部を含み、
    前記防水形状部は、前記コンタクト狭窄部の表面に形成されている請求項1〜11のいずれか一項に記載の防水コネクタ。
  15. 前記導電部材は、シェルおよび1つ以上のコンタクトからなり、
    前記防水形状部は、前記シェルおよび前記1つ以上のコンタクトにそれぞれ形成されている請求項1〜11のいずれか一項に記載の防水コネクタ。
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