JP5667153B2 - 同期電動機の磁極位置検出装置 - Google Patents

同期電動機の磁極位置検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、同期電動機の始動時の磁極位置を検出する磁極位置検出装置に関する。
永久磁石を有する同期電動機においては、ロータの磁極位置に応じて各相巻線に電流を流し、所望のトルクを発生させる必要があることから、ロータの磁極位置をエンコーダなどのセンサで検出し、適切な励磁位相(磁極位置)に電流を流すように制御される。図7は、永久磁石を有する同期電動機における磁極位置の検出を説明する模式図である。図7(a)に示す同期電動機100において、ロータには永久磁石101が設けられ、ステータには電機子巻線102U、102Vおよび102Wが設けられる。なお、図7(a)では、電機子巻線の巻数および巻き方については具体的には図示しておらず、U相、V相およびW相といった三相の回転磁界を発生させる巻線を代表的に示しており、また、永久磁石の形状および配置位置についても具体的には図示しておらず、単にN極およびS極を有する永久磁石として表している。図7(a)に示す位置にロータがある場合、このロータをdq座標平面上に表すと、図7(b)に示すようになる。例えば、始動時に同期電動機100のロータ101の磁極が図7(b)に示すようにd軸から角度δだけずれた位置(以下、「磁極初期位置」と称する。)にある場合、センサで検出されたデータを磁極初期位置を用いて補正し、補正後のデータを用いて電機子巻線102U、102Vおよび102Wの電流位相(励磁位相)を制御することでロータの回転を制御する。
センサで検出されたデータを補正するために用いられる磁極初期位置が正確ではない場合、不正確なデータを用いて同期電動機の回転制御を行うことになるため、同期電動機の駆動時におけるトルク定数にバラツキが生じたり、最大トルクを発生できないことがある。特に界磁弱め制御が必要な高速まで回転させる場合には、磁極初期位置にズレがあると適正なd相電流を流すことができず、このため同期電動機に印加される駆動電圧が不足し、制御が不安定になる。このような理由から、同期電動機の制御においては、始動時における磁極初期位置を正確に検出することは重要である。そのため、例えば、磁極位置を絶対値として検出できるセンサを使用し、このセンサを取り付ける際に磁極位置合わせの作業を行うことがある。またあるいは、このような作業を不要にするために同期電動機の始動時等にモータ制御装置で磁極位置検出処理を実行することがある。
磁極位置検出処理の方法として、各種方法が提案されている。例えば、所定のステータ励磁位相に短時間電流を流し、そのときのロータの回転方向に基づいて、励磁位相を変更して同様に短時間電流を流し、これを繰り返すことによって磁極位置を検出する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また例えば、突極性を有する同期電動機において、高周波電圧指令を入力し、励磁位相を変化させながら、電流フィードバックを観測することで磁極位置を検出する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
また、同期電動機の始動時の磁極位置の検出に限らず、同期電動機の定常運転時の回転制御をセンサレスで行う方法がある(例えば、特許文献3参照。)。特許文献3に記載された方法によれば、PLL回路を用いて、同期電動機に発生する逆起電圧の位相と電圧指令の位相を一致させることでセンサレス制御を実現する。
特許第3408468号公報 特許第3805336号公報 特開2002−136174号公報
上述の特許第3408468号公報(特許文献1)に記載された方法によれば、ロータを微小回転させる必要があるため、磁極初期位置の検出精度がロータの摩擦やイナーシャの影響を受け、ロータがロックされているような場合は検出ができないという問題がある。
また、上述の特許第3805336号公報(特許文献2)に記載された方法によれば、同期電動機の突極性の大きさに応じて、入力する高周波電圧指令の大きさを調整する必要があり、突極性が小さい場合には磁極初期位置の検出精度が悪化するという問題がある。また、電流フィードバックを微分してフィルタ処理し、さらにその振幅の大小関係から磁極位置を検出するので、ノイズの影響を受けやすいという問題もある。
また、上述の特開2002−136174号公報(特許文献3)に記載された方法は、逆起電圧を利用するために同期電動機のロータを回転する必要があり、この方法を磁極初期位置の検出しようとすると、上述の特許文献1の場合と同様に、磁極初期位置の検出精度がロータの摩擦やイナーシャの影響を受け、ロータがロックされているような場合は検出ができないという問題がある。
従って本発明の目的は、上記問題に鑑み、同期電動機の始動時の磁極位置を高精度に検出することができ、かつノイズの影響を受けにくい磁極位置検出装置を提供することにある。
上記目的を実現するために、本発明においては、同期電動機の始動時の磁極位置を検出する磁極位置検出装置は、dq座標系上の高周波電圧指令を生成する電圧指令手段と、dq座標系上の高周波電圧指令を、推定磁極位置を用いて三相座標系上の高周波電圧指令に変換する三相座標変換手段と、三相座標系上の高周波電圧指令に基づき同期電動機の駆動電力を生成する電力変換器から当該同期電動機へ流れる三相電流を検出する電流検出手段と、電流検出手段により検出された三相電流を、三相座標変換手段における変換で用いられた推定磁極位置を用いて、dq座標系上の電流に変換するdq座標変換手段と、dq座標系上の電流とdq座標系上の高周波電圧指令とに基づいて、三相座標変換手段およびdq座標変換手段による座標変換処理において新たに用いられる推定磁極位置を算出する推定磁極位置算出手段と、推定磁極位置算出手段により算出される推定磁極位置が略一定の位置に収束したときの位置を、同期電動機の始動時の磁極位置として確定する磁極位置確定手段と、を備える。
dq座標系上の高周波電圧指令は、高周波のd相成分と振幅ゼロのq相成分とからなり、推定磁極位置算出手段は、dq座標系上の電流のうちのq相成分と、高周波のd相成分と、に基づいて新たに用いられる推定磁極位置を算出するのが好ましい。
推定磁極位置算出手段は、dq座標系上の電流の値の微分を計算する微分計算手段と、微分計算手段により微分された電流の値と、dq座標系上の高周波電圧指令との積を計算する積計算手段と、積計算手段の計算結果から高周波成分を除去するフィルタ手段と、フィルタ手段により高周波成分が除去されて出力された信号と、所定のゲイン定数との積を計算するゲイン手段と、ゲイン手段からの出力結果の積分を計算して、この計算結果を新たに用いられる推定磁極位置として出力する積分計算手段と、を備えるようにしてもよい。
推定磁極位置算出手段は、dq座標系上の高周波電圧指令の位相をシフトする位相シフト手段と、dq座標系上の電流の値と、位相シフト手段により位相がシフトされた高周波電圧指令との積を計算する積計算手段と、積計算手段の計算結果から高周波成分を除去するフィルタ手段と、フィルタ手段により高周波成分が除去されて出力された信号と、所定のゲイン定数との積を計算するゲイン手段と、ゲイン手段からの出力結果の積分を計算して、この計算結果を新たに用いられる推定磁極位置として出力する積分計算手段と、を備えるようにしてもよい。
本発明によれば、突極性を有する同期電動機の始動時の磁極位置を高精度に検出することができ、かつノイズの影響を受けにくい磁極位置検出装置を実現することができる。
本発明によれば、磁極初期位置の検出のために同期電動機のロータを回転させる必要がないので、特許文献1および特許文献3などの場合にあった磁極初期位置の検出精度がロータの摩擦やイナーシャによる影響を受けることはなく、ロータがロックされている場合であっても正確に磁極初期位置を検出することができる。
また、一般に、同期電動機のロータ構造として、ロータ表面に永久磁石を貼り付けた表面磁石型とロータ内部に永久磁石を埋め込んだ埋込磁石型がある。本発明による磁極初期位置検出装置は、同期電動機の突極性を利用するので、突極性が大きい埋込磁石型の同期電動機の始動時の磁極位置検出に特に有利ではあるが、突極性が小さい表面磁石型の同期電動機であっても、ゲイン定数を適切に選ぶことにより高精度に磁極初期位置を検出することができ、また微分計算を行わない方法を採ればノイズの影響も受けにくい。
本発明の第1の実施例による磁極位置検出装置の原理ブロック図である。 αβ座標上におけるロータの実際の位置と同期電動機に取り付けられたセンサにより検出されたロータ位置との関係を説明する図である。 本発明の第1の実施例による磁極位置検出装置の動作フローを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例による磁極位置検出装置の原理ブロック図である。 本発明の第2の実施例による磁極位置検出装置の動作フローを示すフローチャートである。 本発明による磁極位置検出装置の動作のシミュレーション結果を示す図である。 永久磁石を有する同期電動機における磁極位置の検出を説明する模式図である。
図1は、本発明の第1の実施例による磁極位置検出装置の原理ブロック図である。以降、異なる図面において同じ参照符号が付されたものは同じ機能を有する構成要素であることを意味するものとする。
永久磁石を有する同期電動機2の始動時の磁極初期位置を検出する本発明の第1の実施例による磁極位置検出装置1は、同期電動機2の回転を制御するモータ制御装置(図示せず)内に設けられるが、既存のモータ制御装置に後付けで取り付けられるようにそれ自体単体のものとして実現してもよい。磁極位置検出装置1は、同期電動機2の回転制御する前すなわち同期電動機2の始動時における同期電動機2のロータの磁極初期位置(励磁初期位相)を検出する。同期電動機2を回転制御する場合、図1に示すスイッチSWは、電流制御部17と三相座標変換手段12とを閉路するよう切り換えられる。この場合、電流制御部17は、入力されたd相電流指令およびq相電流指令と、電流検出手段13によって検出された電力変換器(アンプ)3から同期電動機2へ流れる三相電流をdq座標変換した電流値と、センサ18によって検出された同期電動機2のロータの磁極位置θsと、に基づいて、同期電動機2の所望の回転速度およびトルクを得るために必要な駆動電力を出力するよう電力変換器3を制御するためのd相電圧指令およびq相電圧指令を作成する。この電流制御部17の処理においては、センサ18によって検出された同期電動機2のロータの磁極位置θsは、磁極位置検出装置1によって検出された磁極初期位置を用いて補正されたものが用いられる。すなわち、この補正された磁極位置データをもとに同期電動機2の回転が制御される。電流制御部17により作成されたd相電圧指令およびq相電圧指令は、三相座標変換手段12によってUVW相の三相電圧指令に座標変換され、電力変換器3に入力される。電力変換器3は、例えば直流を三相交流に変換する三相インバータ(逆変換器)であり、入力された三相電圧指令に基づいて内部のスイッチング素子(図示せず)のスイッチング動作が制御されることで、入力された直流が同期電動機2の駆動電力である三相交流に変換される。
このように、同期電動機2の定常運転時における回転制御の場合、電流制御部17と三相座標変換手段12とを閉路するようスイッチSWが切り換えられる。一方で、同期電動機2の始動時の磁極初期位置を検出するために磁極位置検出装置1が動作する場合には、図1に示すスイッチSWは、電圧指令手段11と三相座標変換手段12とを閉路するよう切り換えられる。
磁極位置検出装置1は、永久磁石を有する同期電動機2の突極性と、PLL(Phase Locked Loop)の原理を利用して同期電動機2の始動時の磁極初期位置を検出する。以下、磁極位置検出装置1の構成を説明すると次の通りである。
本発明の第1の実施例による磁極位置検出装置1は、電圧指令手段11と、三相座標変換手段12と、電流検出手段13と、dq座標変換手段14と、推定磁極位置算出手段15と、磁極位置確定手段16と、を備える。これら電圧指令手段11、三相座標変換手段12、電流検出手段13、dq座標変換手段14、推定磁極位置算出手段15、および磁極位置確定手段16は、モータ制御装置(図示せず)内の演算処理装置においてソフトウェア形式で実現されるが、磁極位置検出装置1がそれ自体単体で実現される場合には磁極位置検出装置1内の演算処理装置においてソフトウェア形式で実現される。
電圧指令手段11は、dq座標系上の高周波電圧指令を生成する。dq座標系上の高周波電圧指令は、高周波のd相成分と振幅ゼロのq相成分とからなる。
三相座標変換手段12は、dq座標系上の高周波電圧指令を、推定磁極位置(推定励磁位相)を用いて三相座標系上の高周波電圧指令に変換する。
電流検出手段13は、三相座標系上の高周波電圧指令に基づき同期電動機2の駆動電力を生成する電力変換器3から当該同期電動機2へ流れる三相電流を検出する。
dq座標変換手段14は、電流検出手段13により検出された三相電流を、三相座標変換手段12における変換で用いられた推定磁極位置を用いて、dq座標系上の電流に変換する。
推定磁極位置算出手段15は、dq座標系上の電流とdq座標系上の高周波電圧指令とに基づいて、三相座標変換手段12およびdq座標変換手段14による座標変換処理において新たに用いられる推定磁極位置を算出する。上述のように、電圧指令手段11は、高周波のd相成分と振幅ゼロのq相成分とからなるdq座標系上の高周波電圧指令を生成するが、推定磁極位置算出手段15は、dq座標系上の電流のうちのq相成分と、高周波のd相成分と、に基づいて新たに用いられる推定磁極位置を算出する。
本発明の第1の実施例では、推定磁極位置算出手段15は、微分計算手段21と、積計算手段22と、フィルタ手段23と、ゲイン手段24と、積分計算手段25と、を備える。微分計算手段21は、dq座標変換手段14により算出されたdq座標系上の電流の値の微分を計算する。積計算手段22は、微分計算手段21により微分された電流の値と、dq座標系上の高周波電圧指令との積を計算する。フィルタ手段23は、積計算手段22の計算結果から高周波成分を除去するローパスフィルタ(LPF)である。ゲイン手段24は、フィルタ手段23により高周波成分が除去されて出力された信号と、所定のゲイン定数との積を計算する。積分計算手段25は、ゲイン手段24からの出力結果の積分を計算して、この計算結果を新たに用いられる推定磁極位置として出力する。
磁極位置確定手段16は、推定磁極位置算出手段15により算出される推定磁極位置が略一定の位置に収束したときの位置を、同期電動機2の始動時の磁極位置として確定する。
磁極位置検出装置1は、永久磁石を有する同期電動機2の突極性と、PLL(Phase Locked Loop)の原理を利用して同期電動機2の始動時の磁極位置を検出する。以下、動作原理について説明する。
図2は、αβ座標上におけるロータの実際の位置と同期電動機に取り付けられたセンサにより検出されたロータ位置との関係を説明する図である。回転座標系であるαβ座標上において、ある時点にロータが図2に示すようにα軸からθだけずれた位置に実際にあった場合において、センサ18による検出結果がα軸からρだけずれたところにロータ位置があると示した場合を考える。すなわち、実際のロータ位置θとセンサ18が示したロータ位置ρとの間に「ρ−θ」で表されるズレが生じていた場合を考える。
2相巻線の突極性を持ったロータのαβ座標上での電流をiαおよびiβ、発生する磁束をλαおよびλβ、d軸上のインダクタンスをLdq軸上のインダクタンスをL q 、各インダクタンスLdおよび q の直流分をL0、脈動分をL2、永久磁石の磁束をφとすると、回転座標系であるαβ座標系上の実際のロータ位置θは式1に示される関数で表される。
Figure 0005667153
式1におけるθに、実際のロータ位置とセンサ18により検出されたロータ位置とのズレである「ρ−θ」を代入し、これをdq座標上に変換すると式2のようになる。
Figure 0005667153
式2をdq座標軸上の電圧vdおよびvqの式に変形すると式3が得られる。
Figure 0005667153
式3を微分して電流の式に変形すると式4が得られる。式4において、ロータの回転速度をωとしている。
Figure 0005667153
上述のように、電圧指令手段11は、dq座標系上の高周波電圧指令として、高周波のd相成分vdh=Vsinγtと振幅ゼロのq相成分とからなる電圧指令を生成するが、これを式4に代入する。式4において右辺の第2は高周波に影響しないので無視でき、また同期電動機2の始動時であることからロータは静止しているのでω=0とすると式5が得られる。
Figure 0005667153
電圧指令手段11により生成されたdq座標上の高周波電圧指令に基づいて電力変換器3を動作させると、電流検出手段13により3相電流が検出される。検出された3相電流をdq座標変換手段14によりdq座標上の電流に変換したときのq相成分の電流を、推定磁極位置算出手段15内の微分計算手段21により微分した値が、式5のpiqに相当する。推定磁極位置算出手段15内の積計算手段22は、微分計算手段21により得られた式5のpiqのうちのiqと、dq座標系上の高周波電圧指令のうちのd相成分vdh=Vsinγtとの積を計算し、その後、推定磁極位置算出手段15内のフィルタ手段23により高周波キャリア分cos2γtを除去すると、式6に示すような成分が抽出される。
Figure 0005667153
式6からわかるように、実際のロータ位置θとセンサ18により検出されたロータ位置ρとの位相差である「ρ−θ」の成分が含まれている。本発明の第1の実施例では、式1〜6におけるρが推定磁極位置であるとし、式6に基づく位相差に、ゲイン手段24により所定のゲインを掛けて積分計算手段25により積分した値を、新たなる推定磁極位置に設定してこれを三相座標変換手段12およびdq座標変換手段14による座標変換処理で用いる。ゲイン手段24によるゲインを適切に選ぶことにより、積分計算手段25から出力される値はある時定数で一定値に収束することになるので、磁極位置確定手段16は、推定磁極位置算出手段15の積分計算手段25から出力される推定磁極位置が略一定の位置に収束したときの位置を、同期電動機2の始動時の磁極初期位置として確定する。
磁極位置検出装置1は、上述の構成を備えてゲイン定数を適切に選択することによって、同期電動機2の始動時の磁極初期位置を精度よく検出することができる。
なお、一般に、同期電動機のロータ構造として、ロータ表面に永久磁石を貼り付けた表面磁石型とロータ内部に永久磁石を埋め込んだ埋込磁石型がある。本発明による磁極位置検出装置1は、同期電動機2の突極性を利用するので、突極性が大きい埋込磁石型のロータの始動時の磁極位置検出に適している。しかしながら、突極性が小さい表面磁石型のロータであってもゲイン手段24におけるゲイン定数を適切に選ぶことにより高精度に磁極初期位置を検出することができる。
図3は、本発明の第1の実施例による磁極位置検出装置の動作フローを示すフローチャートである。
まず、ステップS101において、三相座標変換手段12およびdq座標変換手段14による座標変換に用いられる推定磁極位置を初期化する。
ステップS102において、電圧指令手段11は、dq座標系上の高周波電圧指令を生成する。dq座標系上の高周波電圧指令は、高周波のd相成分と振幅ゼロのq相成分とからなる。
次いでステップS103において、三相座標変換手段12は、dq座標系上の高周波電圧指令を、推定磁極位置を用いて三相座標系上の高周波電圧指令に変換する。
変換された三相座標系上の高周波電圧指令は、ステップS104において、電力変換器3へ出力される。これにより電力変換器3は当該高周波電圧指令に従った三相交流電力を出力する。
ステップS105において、電流検出手段13は、三相座標系上の高周波電圧指令に基づき同期電動機2の駆動電力を生成する電力変換器3から当該同期電動機2へ流れる三相電流を検出する。
次いでステップS106において、dq座標変換手段14は、電流検出手段13により検出された三相電流を、三相座標変換手段12における変換で用いられた推定磁極位置を用いて、dq座標系上の電流に変換する。
次いでステップS107において、推定磁極位置算出手段15内の微分計算手段21は、dq座標変換手段14により算出されたdq座標系上の電流の値の微分を計算する。
次いでステップS108において、推定磁極位置算出手段15内の積計算手段22は、微分計算手段21により微分された電流の値と、dq座標系上の高周波電圧指令との積を計算する。
次いでステップS109において、推定磁極位置算出手段15内のフィルタ手段23は、積計算手段22の計算結果から高周波成分を除去する。
次いでステップS110において、推定磁極位置算出手段15内のゲイン手段24は、フィルタ手段23により高周波成分が除去されて出力された信号と、所定のゲイン定数との積を計算する。
次いでステップS111において、推定磁極位置算出手段15内の積分計算手段25は、ゲイン手段24からの出力結果の積分を計算して、この計算結果を新たに用いられる推定磁極位置として出力する。
次いでステップS112において、磁極位置確定手段16は、推定磁極位置算出手段15により算出される推定磁極位置が略一定の位置に収束したか否かを判定する。一定の位置に収束した場合はステップS113へ進み、磁極位置確定手段16は、推定磁極位置算出手段15により算出される推定磁極位置が略一定の位置に収束したときの位置を、同期電動機2の始動時の磁極初期位置として確定する。なお、この変形例として、磁極位置確定手段16は所定の時間が経過したかを判定し(ステップS112)、所定の時間経過したときの推定磁極位置を同期電動機2の始動時の磁極位置として確定するようにしてもよい(ステップS113)。
図4は、本発明の第2の実施例による磁極位置検出装置の原理ブロック図である。本発明の第2の実施例は、第1の実施例で説明した推定磁極位置算出手段15の代替例である。なお、推定磁極位置算出手段15’以外の回路構成要素については図1に示す第1の実施例における回路構成要素と同様であるので、同一の回路構成要素には同一符号を付して当該回路構成要素についての詳細な説明は省略する。第2の実施例においても、電圧指令手段11、三相座標変換手段12、電流検出手段13、dq座標変換手段14、推定磁極位置算出手段15’、および磁極位置確定手段16は、モータ制御装置(図示せず)内の演算処理装置においてソフトウェア形式で実現される。
本発明の第2の実施例によれば、推定磁極位置算出手段15’は、位相シフト手段26と、積計算手段22と、フィルタ手段23と、ゲイン手段24と、積分計算手段25と、を備える。
位相シフト手段26は、電圧指令手段11により生成されたdq座標系上の高周波電圧指令の位相をシフトする。積計算手段22は、dq座標変換手段14により算出されたdq座標系上の電流の値と、位相シフト手段26により位相がシフトされた高周波電圧指令との積を計算する。フィルタ手段23は、積計算手段22の計算結果から高周波成分を除去するローパスフィルタ(LPF)である。ゲイン手段24は、フィルタ手段23により高周波成分が除去されて出力された信号と、所定のゲイン定数との積を計算する。積分計算手段25は、ゲイン手段24からの出力結果の積分を計算して、この計算結果を新たに用いられる推定磁極位置として出力する。
続いて動作原理について説明する。上述の式5で示されるpiqのうちq相電流iqを変形すると式7が得られる。
Figure 0005667153
電圧指令手段11により高周波電圧指令として生成されるd相成分vdh=Vsinγtを、推定磁極位置算出手段15’内の位相シフト手段26によりπ/2だけ位相シフトすると、式8が得られる。
Figure 0005667153
推定磁極位置算出手段15’内の積計算手段22は、式7で示されるiqと、式8で示されるVcosγtとの積を計算し、その後、推定磁極位置算出手段15’内のフィルタ手段23により高周波キャリア分cos2γtを除去すると、式9に示すような成分が抽出される。
Figure 0005667153
式9は、第1の実施例における式6とは正負の極性が異なるが、その絶対値は同じである。したがって、第2の実施例でも第1の実施例と同様の効果を得ることができる。
図5は、本発明の第2の実施例による磁極位置検出装置の動作フローを示すフローチャートである。
まず、ステップS201において、三相座標変換手段12およびdq座標変換手段14による座標変換に用いられる推定磁極位置を初期化する。
ステップS202において、電圧指令手段11は、dq座標系上の高周波電圧指令を生成する。dq座標系上の高周波電圧指令は、高周波のd相成分と振幅ゼロのq相成分とからなる。
次いでステップS203において、三相座標変換手段12は、dq座標系上の高周波電圧指令を、推定磁極位置を用いて三相座標系上の高周波電圧指令に変換する。
変換された三相座標系上の高周波電圧指令は、ステップS204において、電力変換器3へ出力される。これにより電力変換器3は電力を出力することになる。
ステップS205において、電流検出手段13は、三相座標系上の高周波電圧指令に基づき同期電動機2の駆動電力を生成する電力変換器3から当該同期電動機2へ流れる三相電流を検出する。
次いでステップS206において、dq座標変換手段14は、電流検出手段13により検出された三相電流を、三相座標変換手段12における変換で用いられた推定磁極位置を用いて、dq座標系上の電流に変換する。
次いでステップS207において、推定磁極位置算出手段15’内の位相シフト手段26は、電圧指令手段11により生成されたdq座標系上の高周波電圧指令の位相をπ/2だけシフトする。
次いでステップS208において、推定磁極位置算出手段15’内の積計算手段22は、dq座標変換手段14により算出されたdq座標系上の電流の値と、位相シフト手段26により位相がシフトされた高周波電圧指令との積を計算する。
次いでステップS209において、推定磁極位置算出手段15’内のフィルタ手段23は、積計算手段22の計算結果から高周波成分を除去する。
次いでステップS210において、推定磁極位置算出手段15’内のゲイン手段24は、フィルタ手段23により高周波成分が除去されて出力された信号と、所定のゲイン定数との積を計算する。
次いでステップS211において、推定磁極位置算出手段15’内の積分計算手段25は、ゲイン手段24からの出力結果の積分を計算して、この計算結果を新たに用いられる推定磁極位置として出力する。
次いでステップS212において、磁極位置確定手段16は、推定磁極位置算出手段15’により算出される推定磁極位置が略一定の位置に収束したか否かを判定する。一定の位置に収束した場合はステップS213へ進み、磁極位置確定手段16は、推定磁極位置算出手段15’により算出される推定磁極位置が略一定の位置に収束したときの位置を、同期電動機2の始動時の磁極位置として確定する。なお、この変形例として、磁極位置確定手段16は所定の時間が経過したかを判定し(ステップS212)、所定の時間経過したときの推定磁極位置を同期電動機2の始動時の磁極位置として確定するようにしてもよい(ステップS213)。
図6は、本発明による磁極位置検出装置の動作のシミュレーション結果を示す図である。図6において、横軸は時間〔秒〕を表し、縦軸は実際のロータ位置θとセンサ18により検出されたロータ位置ρとのズレである「ρ−θ〔rad〕」を表す。
シミュレーションでは第1の実施例による磁極位置検出装置1を用いた。実際のロータ位置θとセンサ18により検出されたロータ位置ρとのズレである「ρ−θ」をπ/4に設定し、このπ/4を第1の実施例による磁極位置検出装置1により検出できるかを検証した。シミュレーションで用いたパラメータとして、同期電動機2の一相あたりの内部抵抗Raを0.4Ω、一相あたりのd軸インダクタンスLdを3.3mH、一相あたりのq軸インダクタンスLqを3.3mH、極対数pを4極、逆起電圧定数Kvを0.2431Vp/rad/sとした。また、正弦波状の高周波電圧入力の振幅を1V、周波数を500Hzとした。フィルタ手段23である低域通過フィルタ(LPF)の帯域を3Hz、ゲイン手段24のゲイン定数Kを100とし、推定磁極位置の初期値を0degとした。
図6から分かるように、磁極位置検出装置1を動作させてからおよそ1秒後に、「ρ−θ」が0.785に収束していることが分かる。この0.785は、π/4の小数点以下3桁まで一致していることから、磁極位置検出装置1により実際のロータ位置θとセンサ18により検出されたロータ位置ρとのズレである「ρ−θ」を検出できることがわかる。
第1および第2の実施例を挙げて説明したように、本発明による磁極位置検出装置によれば同期電動機の始動時のロータの磁極初期位置を検出するこができる。なお、本発明により検出することできるのはロータの磁極初期位置であって、この磁極初期位置における極性がN極かS極かについては検出することはできない。これについては、例えば、特許文献2に記載された発明のように、磁極初期位置に大きな電流を流して、その時の電流の立ち上がり時定数などの磁気飽和特性を観測する方法などを適用すればよい。
本発明は、同期電動機の始動時における磁極位置を検出するのに適用することができる。
1 磁極位置検出装置
2 同期電動機
3 電力変換器(アンプ)
11 電圧指令手段
12 三相座標変換手段
13 電流検出手段
14 dq座標変換手段
15、15’ 推定磁極位置算出手段
16 磁極位置確定手段
17 電流制御部
18 センサ
21 微分計算手段
22 積計算手段
23 フィルタ手段
24 ゲイン手段
25 積分計算手段
26 位相シフト手段

Claims (4)

  1. 同期電動機の始動時の磁極位置を検出する磁極位置検出装置であって、
    dq座標系上の高周波電圧指令を生成する電圧指令手段と、
    前記dq座標系上の高周波電圧指令を、推定磁極位置を用いて三相座標系上の高周波電圧指令に変換する三相座標変換手段と、
    前記三相座標系上の高周波電圧指令に基づき同期電動機の駆動電力を生成する電力変換器から当該同期電動機へ流れる三相電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段により検出された三相電流を、前記三相座標変換手段における変換で用いられた推定磁極位置を用いて、dq座標系上の電流に変換するdq座標変換手段と、
    前記dq座標系上の電流と前記dq座標系上の高周波電圧指令とに基づいて、前記三相座標変換手段および前記dq座標変換手段による座標変換処理において新たに用いられる推定磁極位置を算出する推定磁極位置算出手段と、
    前記推定磁極位置算出手段により算出される推定磁極位置が略一定の位置に収束したときの位置を、同期電動機の始動時の磁極位置として確定する磁極位置確定手段と、
    を備えることを特徴とする磁極位置検出装置。
  2. 前記dq座標系上の高周波電圧指令は、高周波のd相成分と振幅ゼロのq相成分とからなり、
    前記推定磁極位置算出手段は、前記dq座標系上の電流のうちのq相成分と、前記高周波のd相成分と、に基づいて前記新たに用いられる推定磁極位置を算出する請求項1に記載の磁極位置検出装置。
  3. 前記推定磁極位置算出手段は、
    前記dq座標系上の電流の値の微分を計算する微分計算手段と、
    前記微分計算手段により微分された電流の値と、前記dq座標系上の高周波電圧指令との積を計算する積計算手段と、
    前記積計算手段の計算結果から高周波成分を除去するフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段により高周波成分が除去されて出力された信号と、所定のゲイン定数との積を計算するゲイン手段と、
    前記ゲイン手段からの出力結果の積分を計算して、この計算結果を前記新たに用いられる推定磁極位置として出力する積分計算手段と、
    を備える請求項1または2に記載の磁極位置検出装置。
  4. 前記推定磁極位置算出手段は、
    前記dq座標系上の高周波電圧指令の位相をシフトする位相シフト手段と、
    前記dq座標系上の電流の値と、前記位相シフト手段により位相がシフトされた高周波電圧指令との積を計算する積計算手段と、
    前記積計算手段の計算結果から高周波成分を除去するフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段により高周波成分が除去されて出力された信号と、所定のゲイン定数との積を計算するゲイン手段と、
    前記ゲイン手段からの出力結果の積分を計算して、この計算結果を前記新たに用いられる推定磁極位置として出力する積分計算手段と、
    を備える請求項1または2に記載の磁極位置検出装置。
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