JP5666279B2 - 車両用シートのシートバックフレーム構造 - Google Patents

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本発明は、左右のサイドフレームの上部間及び下部間をアッパフレーム及びロアフレームでそれぞれ連結することにより、正面略矩形状に形成された車両用シートのシートバックフレーム構造に関するものである。
正面略矩形状のシートバックフレームの横剛性及びねじれ剛性を向上させる構成として、左右のサイドフレームの後面間に補強部材として横杆を架設し固定した構成が特開2000−333769号公報に開示されている。この公報に記載されたシートバックフレームは、アッパフレームと両サイドフレームとロアフレームとから略4角枠状に形成され、両サイドフレーム間には、下部補強部材及び上部補強部材が設けられている。下部横杆及び上部横杆は上下両側部が相互に対向する側に屈折され、断面略コ字状に形成されている。また、アッパフレームと両サイドフレームは、パネルフレームによって一体的に略逆U字状に形成されている。そして、両サイドフレームの一側下部には、それぞれ凹部が形成され、この凹部に下部横杆の両端部がそれぞれ嵌合された状態で、下部横杆は、ボルト及びナットによってサイドフレームに固着されている。なお、上部横杆も両サイドフレームの一側上部の凹部にボルト15,ナット止めされている。さらに、両サイドフレームの下端には、パイプフレームからなるロアフレームが固着されている。
特開2000−333769号公報
しかしながら、前述した従来の車両用シートのシートバックフレーム構造にあっては、正面略矩形状のシートバックフレームは、剛性を高めるために、ロアフレームとは別の部材をなす横杆を追加した構成であるため、部品点数の増加に伴う作業工程が増加する。また、横杆は、サイドフレームの凹部に嵌合されているとはいえ、凹部と横杆との間に寸法誤差が生じることは免れず、加えて、サイドフレームと横杆端部とは、ボルトとナットで片側1点止めであるため、横剛性に劣りやすい。更に、ロアフレームがパイプであるため、重量が増加しやすく、また、左右のリクライニング機構を同期可能に連結するための連結シャフトとの併設により構成が複雑化するおそれもある。
本発明は、部品点数の増加や構成の複雑化などを伴うことがなく、シートバックフレームの剛性強化を図るようにした車両用シートのシートバックフレーム構造を提供することを目的とする。
本発明は、左右のサイドフレームの上部間及び下部間をアッパフレーム及びロアフレームでそれぞれ連結することにより、正面略矩形状に形成された車両用シートのシートバックフレーム構造において、
左右の前記サイドフレームが、前記シートの内方側に突出するフランジを、少なくとも前記サイドフレームの後端縁に後面フランジとして有し、
前記ロアフレームの左右には、前方に向かって張り出す共に側端部が前記サイドフレーム側壁の下端部の外形に沿うように配置される拡張部が断面略U字形状に形成され
前記ロアフレームの後部片の左右端部が、前記サイドフレームの前記後面フランジに重ねられて配置され、
前記サイドフレームの前記後面フランジに対する前記ロアフレームの溶接位置を、前記サイドフレームの前記後面フランジの内縁に沿った内側列と、前記後面フランジの遊端縁に沿った外側列との内外2列とし、前記内側列の溶接と前記外側列の溶接における上下の位置を、左右互い違いの千鳥の位置としたことを特徴とする。
この車両用シートのシートバックフレーム構造においては、ロアフレームの拡張部が、断面略U字形状に形成されているので、ロアフレームの端部で拡大化が図られ、従来の横杆を兼ねることができるので、横剛性及びねじれ剛性を向上させると共に、部品点数の増加や構成の複雑化を防止できる。さらに、ロアフレームの後部片の左右端部が、サイドフレームの後面フランジに重ねられて配置され、サイドフレームの後面フランジに対するロアフレームの溶接位置を、サイドフレームの後面フランジの内縁に沿った内側列と、後面フランジの遊端縁に沿った外側列との内外2列とし、内側列の溶接と外側列の溶接における上下の位置を、左右互い違いの千鳥の位置にしているので、溶接強度が増し、横剛性及びねじれ剛性を確実に向上させることができる。そして、従来のように、横杆を安定させるために横杆を凹部に嵌合させる必要がないので、高い加工精度が要求されず、ボルトやナットを利用しないので、作業性を向上させることができる。
また、ロアフレームの前端縁を、前記サイドフレームの前端縁下部を覆う湾曲形状に形成すると好適である。
このような構成を採用すると、サイドフレームの前端縁でのパッド切れを確実に防止することができる。
本発明によれば、部品点数の増加や構成の複雑化などを伴うことがなく、シートバックフレームの剛性強化を図ることができる。
本発明に係るリクライニングシートのシートバックフレーム構造の一実施形態を示す斜視図である。 サイドフレームとロアフレームとを示す斜視図である。 サイドフレームにロアフレームを溶接した状態を示す斜視図である。 図3のA−A線に沿う断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係るリクライニングシートのシートバックフレーム構造の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1に示すように、リクライニングシート1は、シートクッションに対して傾動自在なシートバックを具備し、シートクッションは、シートクッションフレーム2を骨格として形成されるとともに、シートバックは、シートバックフレーム3を骨格として形成される。
このシートクッションフレーム2には、シートクッションを下側から支持するための線状のバネ4が張設され、シートバックフレーム3には、シートバックを裏面側から支持するための線状のバネ5が張設されている。
更に、シートバックフレーム3の下端は、シートクッションフレーム2の後端で左右に架け渡された回動軸7に対してフリーに枢着され、操作レバー6を引き上げることによって、シートバックフレーム3をリクライニングさせることができる。
図2及び図3に示すように、シートバックフレーム3は、左右のサイドフレーム10と、左右のサイドフレーム10の上部間及び下部間を連結するアッパフレーム11及びロアフレーム20とで、正面略矩形に形成されている。
このサイドフレーム10は、上下方向に延在する側面10Aaを有する側壁10Aと、側壁10Aの前端縁に沿って延在する前面10Baを有し且つ内方側に突出する前面フランジ10Bと、側壁10Aの後端縁に沿って延在する後面10Caを有し且つ内方側に突出する後面フランジ10Cとで、断面略コ字状に形成されている。
左右のサイドフレーム10の下端部10aは、水平方向に延在するプレート状の補強部材を兼ねるロアフレーム20により架け渡されている。ロアフレーム20の左右には、拡張部21が設けてあり、この拡張部21は、前方に向かって張り出し、ロアフレーム20の側端部20aが回動軸7の周囲でサイドフレーム10の側壁10Aの下端部10aの外形に沿うように断面略U字形状に配置されている。そして、ロアフレーム20の拡張部21は、サイドフレーム10の前面10Baから後面10Caに亘る形状をなしている。
従って、ロアフレーム20の側端部20aで拡大化が図られ、従来の横杆を兼ねることができるので、横剛性及びねじれ剛性を向上させると共に、部品点数の増加や構成の複雑化を防止できる。
図1〜図4に示すように、ロアフレーム20の左右の側端部20aは、サイドフレーム10の前面フランジ10Bと側壁10Aと後面フランジ10Cとを架け渡すように延在されている。このような構成を採用すると、サイドフレーム10の下端部10aとロアフレーム20との一体化を高めることができ、回動軸7の周囲で、ロアフレーム20によるサイドフレーム10の更なる変形防止が可能になる。
ロアフレーム20は、左右端部が後面フランジ10Cの内面10Cbに重ねられて配置される後部片20Aと、左右端部が前面フランジ10Bに重ねられて配置される前部片20Bと、を有している。そして、前部片20Bの中央部20Baは、直状に形成され、前部片20Bの両側の拡張部21は、湾曲するように形成されている。
なお、後面フランジ10Bは、前面フランジ10Bより幅広に形成され、重ね合わせ面積が大きくなっている。これによって、シートバックフレーム3の剛性強化が図られている。
更に、サイドフレーム10の後面フランジ10Cに対するロアフレーム20の溶接位置を、サイドフレーム10の後面フランジ10Cの内縁に沿った内側列と、後面フランジ10Cの遊端縁に沿った外側列との内外2列とし、内側列の溶接Aと外側列の溶接Bにおける上下の位置を、左右互い違いの千鳥の位置にしている。
従って、溶接強度が増し、横剛性及びねじれ剛性を確実に向上させることができるため、ロアフレームを補強部材として兼用することができる。そして、従来のように、横杆を安定させるために横杆を凹部に嵌合させる必要がないので、高い加工精度が要求されず、ボルトやナットを利用しないので、作業性を向上させることができる。
また、ロアフレーム20の前端縁は、図2に示すように、湾曲形状に形成して、図3,4に示すように、前記サイドフレームの前端縁下部を覆うように配置されている。従って、サイドフレーム10の前端縁でのパッド切れを確実に防止することができる。
本発明は、前述した実施形態に限定されないことは言うまでもない。例えば、ロアフレーム20の前部片20Bの左右端部は、前面フランジ10Bに重ねられて延在しているので、この重ね合わせ部分に関して、前部片20Bの外面と内面とに前述した千鳥溶接を施工してもよい。
1…リクライニングシート、2…シートクッションフレーム、3…シートバックフレーム、7…回動軸、10…サイドフレーム、10A…側壁、10Aa…側面、10B…前面フランジ、10Ba…前面、10C…後面フランジ、10Ca…後面、10a…サイドフレームの下端部、20…ロアフレーム、20a…ロアフレームの側端部、20A…後部片、20B…前部片、21…拡張部、A…溶接、B…溶接。


Claims (2)

  1. 左右のサイドフレームの上部間及び下部間をアッパフレーム及びロアフレームでそれぞれ連結することにより、正面略矩形状に形成された車両用シートのシートバックフレーム構造において、
    左右の前記サイドフレームが、前記シートの内方側に突出するフランジを、少なくとも前記サイドフレームの後端縁に後面フランジとして有し、
    前記ロアフレームの左右には、前方に向かって張り出す共に側端部が前記サイドフレーム側壁の下端部の外形に沿うように配置される拡張部が断面略U字形状に形成され
    前記ロアフレームの後部片の左右端部が、前記サイドフレームの前記後面フランジに重ねられて配置され、
    前記サイドフレームの前記後面フランジに対する前記ロアフレームの溶接位置を、前記サイドフレームの前記後面フランジの内縁に沿った内側列と、前記後面フランジの遊端縁に沿った外側列との内外2列とし、前記内側列の溶接と前記外側列の溶接における上下の位置を、左右互い違いの千鳥の位置としたことを特徴とする車両用シートのシートバックフレーム構造。
  2. 前記ロアフレームの前端縁を、前記サイドフレームの前端縁下部を覆う湾曲形状に形成することを特徴とする請求項1記載の車両用シートのシートバックフレーム構造。
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