JP5660958B2 - ガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法 - Google Patents

ガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、ガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法に関するものである。
ガスタービンは、タービンを駆動させるための燃焼ガスを生成する燃焼器に生じる、燃焼振動や火炎消失等の不安定燃焼を防止することが重要である。
上記のことに関連して、特許文献1には、プラントデータ及び気象データから燃焼器の内圧変動を数式モデル化し、該数式モデルに内圧変動の制限値を適用して燃焼振動の発生しやすい領域を求め、その結果を出力することによって、ガスタービンの燃焼器で発生する燃焼振動を数式モデルにより予測することにより、燃焼制御系調整を容易化すると共に、運転中においては燃焼振動発生を早期に検知する技術が記載されている。
また、特許文献2には、発電機出力の入力装置からの発電機出力と車室内空気圧力の入力装置からの圧力を基に発生させた関数との比に対応した燃料比率制御信号を、圧縮機オンライン翼洗浄実施、大気湿度、燃料成分、大気圧力の変化、タービンの劣化、及び発電機出力の変化率によって補正することで、パイロット燃料とメイン燃料との燃料比率を細く制御し、ガスタービンの燃焼器における安定燃焼を維持する技術が記載されている。
特開2002−054460号公報 特開2003−113721号公報
ここで、大気圧の上昇に伴い、燃焼器に不安定燃焼が生じる場合があった。
特許文献1には、燃焼器の内圧変動の数式モデルに気象データ(大気温度、大気圧力、湿度等)を用いることが記載され、特許文献2には、大気圧力の変化も用いて、燃料比率を制御することが記載されているものの、特許文献1,2には、大気圧の上昇に伴う不安定燃焼を防止する具体的な手段までは言及されていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、大気圧の上昇に伴う燃焼器の不安定燃焼を防止することができるガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法は以下の手段を採用する。
すなわち、本発明に係るガスタービンの制御装置は、取り入れた空気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機と、前記圧縮機から導入された圧縮空気を用いてパイロット燃料とメイン燃料とを燃焼させることで燃焼ガスを発生させる燃焼器と、該燃焼ガスにより駆動するタービンと、を備えたガスタービンの制御装置であって、大気圧を測定する大気圧測定手段と、前記大気圧測定手段によって測定された大気圧が基準値以上の場合に、前記パイロット燃料の比率を制御対象とし、大気圧の上昇に応じて該比率を増加させる増加制御を実行する制御手段と、を備える。
本発明によれば、ガスタービンの制御装置は、取り入れた空気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機と、圧縮機から導入された圧縮空気を用いてパイロット燃料とメイン燃料とを燃焼させることで燃焼ガスを発生させる燃焼器と、該燃焼ガスにより駆動するタービンと、を備えたガスタービンを制御する。
ここで、大気圧が低いと空気の密度が低くなり、燃焼器の吸込空気である圧縮空気の質量流量が下がる。しかし、ガスタービンは、出力を保つ必要があるため、ガスタービンの負荷に応じて燃焼器へ燃料が流入することとなる。そのため、燃料に対して空気が少なくなるので、燃空比が上がり、窒素酸化物(NOx)の量が上昇する。
ガスタービンは、NOxが上昇するとNOxを補償値に下げる必要がある。そのため、ガスタービンはパイロット比を下げることによって、NOxを下げる。パイロット燃料による火炎は、拡散燃焼であり、発生するNOxの量が多いためである。その後、大気圧が上昇すると、燃焼器の吸込空気の質量流量が上昇するので、燃空比が下がり、NOxも下がる。しかし、パイロット比が必要以上に下がっていると、火種であるパイロット燃料の火炎が小さいので、燃焼器は、燃焼が不安定になり、部分的に火炎消失、すなわち不安定燃焼が発生し易くなる。
そこで、本発明は、大気圧を測定し、測定した大気圧が基準値以上の場合に、大気圧の上昇に応じてパイロット燃料の比率を増加させる増加制御を実行する。
従って、本発明は、大気圧の上昇と共にパイロット比を増加させるので、火種であるパイロット燃料による火炎が小さくなることを抑制でき、大気圧の上昇に伴う燃焼器の不安定燃焼を防止することができる。
また、本発明に係るガスタービンの制御装置は、記燃焼器車室へ導入された圧縮空気を、前記燃焼器における燃焼領域をバイパスして前記燃焼器の下流側に位置する尾筒に導入するためのバイパス流路を開閉させるバイパス弁と、前記大気圧測定手段によって測定された大気圧が基準値以上の場合に、前記バイパス弁の開度を制御対象とし、大気圧の上昇に応じて該開度を増加させる増加制御を実行する制御手段と、を備える。
本発明によれば、ガスタービンの制御装置は、取り入れた空気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機と、燃焼器車室内に配置され、圧縮機から該燃焼器車室へ導入された圧縮空気を用いて燃料を燃焼させることで燃焼ガスを発生させる燃焼器と、該燃焼ガスにより駆動するタービンと、を備えたガスタービンを制御する。
ここで、大気圧が上昇すると燃焼器車室の圧力が上昇する。燃焼器車室の圧力が高いと、燃焼器へ供給される燃料の圧力も上昇するため、燃料が圧縮され、燃料の密度が上昇する(燃料マニホールド圧力の上昇)。そのため、燃焼器へ燃料を供給する燃料供給弁の開度が小さくても、すなわち、燃料供給弁の開度指令値(CSO)が小さくても、燃焼器には、大気圧が低い場合に比べて、燃料がより多く流入し、必要な発熱量分の燃料が供給されることとなる。
そのため、大気圧が上昇すると、CSOは下がることとなる。その結果、燃焼器への燃料流量が少なくなる一方、空気流量が多くなるため、燃空比が下がり、燃焼器は、火炎消失、すなわち不安定燃焼が発生し易くなる。
そこで、本発明は、大気圧を測定し、測定した大気圧が基準値以上の場合に、燃焼器車室へ導入された圧縮空気を、燃焼器における燃焼領域をバイパスして尾筒に導入するためのバイパス流路を開閉させるバイパス弁の開度を、大気圧の上昇に応じて増加させる増加制御を実行する。
従って、本発明は、燃焼器車室内の圧縮空気の一部が燃焼領域をバイパスするので、燃焼領域に導入される圧縮空気が減少し、燃空比が相対的に上昇するので、大気圧の上昇に伴う燃焼器の不安定燃焼を防止することができる。
また、本発明のガスタービンの制御装置は、前記制御手段が、前記大気圧に応じて、前記制御対象の増加量を制御する。
本発明によれば、大気圧に応じて、制御対象の増加量が制御されるので、大気圧の上昇に伴う燃焼器の不安定燃焼をより確実に防止することができる。
また、本発明のガスタービンの制御装置は、前記制御手段が、前記ガスタービンの出力に応じて、前記制御対象の増加量を制御する。
本発明によれば、ガスタービンの出力に応じて、制御対象の増加量が制御されるので、大気圧の上昇に伴う燃焼器の不安定燃焼をより確実に防止することができる。
また、本発明のガスタービンの制御装置は、前記制御手段が、前記ガスタービンの負荷が部分負荷の場合、前記増加制御を実行しない。
ガスタービンの負荷が低い場合は、パイロット比、すなわち火種が大きいため、大気圧の上昇の影響は小さい。そのため、本発明は、ガスタービンの負荷が部分負荷の場合には増加制御を実行しないので、燃焼器の不安定燃焼を効率良く防止することができる。
一方、本発明に係るガスタービンは、取り入れた空気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機と、燃焼器車室内に配置され、前記圧縮機から該燃焼器車室へ導入された圧縮空気を用いて燃料を燃焼させることで燃焼ガスを発生させる燃焼器と、該燃焼ガスにより駆動するタービンと、上記記載のガスタービンの制御装置と、を備える。
さらに、本発明に係るガスタービンの制御方法は、取り入れた空気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機と、前記圧縮機から導入された圧縮空気を用いてパイロット燃料とメイン燃料とを燃焼させることで燃焼ガスを発生させる燃焼器と、該燃焼ガスにより駆動するタービンと、を備えたガスタービンの制御方法であって、大気圧を測定する第1工程と、測定した大気圧が基準値以上の場合に、大気圧の上昇に応じて前記パイロット燃料の比率を増加させる第2工程と、を含む。
また、本発明に係るガスタービンの制御方法は、定した大気圧が基準値以上の場合に、前記燃焼器車室へ導入された圧縮空気を、前記燃焼器における燃焼領域をバイパスして前記燃焼器の下流側に位置する尾筒に導入するためのバイパス流路を開閉させるバイパス弁の開度を大気圧の上昇に応じて増加させる工程を含む。
本発明によれば、大気圧の上昇に伴う燃焼器の不安定燃焼を防止することができる、という優れた効果を有する。
本発明の第1実施形態に係るガスタービンプラントの構成図である。 本発明の第1実施形態に係るパイロット比増加制御の処理の流れを示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る大気圧補正値を算出するための補正関数を示すグラフである。 本発明の第1実施形態に係るCSO補正値を算出するための補正関数を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係る燃焼器の構成図である。 本発明の第2実施形態に係るバイパス弁開度増加制御の処理の流れを示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るMW/Pcsに応じた補正関数を示すグラフである。
以下に、本発明に係るガスタービンの制御装置、ガスタービン、及びガスタービンの制御方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係るガスタービンプラント10の全体構成図である。ガスタービンプラント10は、ガスタービン12及び発電機14を備える。
ガスタービン12は、圧縮機20、燃焼器22、及びタービン24を備える。
圧縮機20は、回転軸26により駆動されることで、空気取込口から取り入れた空気を圧縮して圧縮空気を生成する。燃焼器22は、燃焼器車室28(図5参照)内に配置され、圧縮機20から燃焼器車室28へ導入された圧縮空気を用いて燃料を燃焼させることで燃焼ガスを発生させる。タービン24は、燃焼器22で発生した燃焼ガスによって回転駆動する。
燃焼器車室28と燃焼器22との間にはバイパス流路30が設けられており、バイパス流路30は、バイパス弁32を開くことにより、燃焼器車室28内の空気を燃焼器22の下流側に位置する尾筒96(図5参照)に圧縮空気を導入する流路となる。また、圧縮機20とタービン24との間には、圧縮機20からタービン24へ冷却用の空気を導入させるための抽気管34が設けられている。
なお、タービン24、圧縮機20、及び発電機14は、回転軸26によって連結され、タービン24に生じる回転駆動力は、回転軸26によって圧縮機20及び発電機14に伝達される。そして、発電機14は、タービン24の回転駆動力によって発電し、発電した電力を商用電力系統へ供給する。
また、燃焼器22には、パイロットノズル36及びメインノズル38が設けられている。メインノズル38は、例えばパイロットノズル36を取り囲むように複数(例えば8本、図示省略)設けられている。パイロットノズル36には、圧力調整弁40Aで流量調整弁42A前後の差圧が調整され、流量調整弁42Aで流量が調整されたパイロット燃料が供給される。一方、メインノズル38には、圧力調整弁40Bで流量調整弁42B前後の差圧が調整され、流量調整弁42Bで流量が調整されたメイン燃料が供給される。
そして、燃焼器22は、パイロットノズル36から供給されたパイロット燃料とメインノズル38から供給されたメイン燃料を、圧縮空気を用いて燃焼させる。
ガスタービン制御装置44は、燃料弁制御部46及びバイパス弁制御部48を備える。
燃料弁制御部46は、ガスタービン12の運転状態及び温度状態に関する状態量を入力信号として取得し、該入力信号に基づいて燃焼器22に供給する燃料流量を制御するためのCSO(Control Signal Output:弁開度指令値)を算出する。運転状態に関する状態量としては、例えばガスタービン12の出力や回転数が一例として挙げられ、温度状態に関する状態量としては、例えば排ガス温度が一例として挙げられる。すなわち、CSOは、ガスタービン12の出力と比例関係にある。
そして、燃料弁制御部46は、CSOに基づいて、パイロット燃料流量に応じた流量調整弁42Aの開度を示した開度指令値(PLCSO)及びメイン燃料流量に応じた流量調整弁42Bの開度を示した開度指令値(MCSO)を算出し、PLCSOに基づいて流量調整弁42Aの開度を制御し、MCSOに基づいて流量調整弁42Bの開度を制御する。なお、全燃料流量(本第1実施形態ではパイロット燃料流量とメイン燃料流量との和)に対するパイロット燃料流量の比をパイロット比といい、全燃料流量に対するメイン燃料流量の比をメイン比という。
さらに、燃料弁制御部46は、パイロット燃料の流量調整弁42A及びメイン燃料の流量調整弁42B前後の差圧が所定の値となるように圧力調整弁40Aの開度及び圧力調整弁40Bの開度を制御する。
バイパス弁制御部48は、バイパス弁32の開度を示した開度指令値(BYCSO)を算出し、BYCSOに基づいてバイパス弁32の開度を制御する。
また、ガスタービン12は、大気圧を測定する大気圧測定部50を備える。そして、大気圧測定部50で測定された大気圧は、ガスタービン制御装置44へ入力される。
ここで、大気圧が低いと空気の密度が低くなり、燃焼器20の吸込空気である圧縮空気の質量流量が下がる。しかし、ガスタービン12は、出力を保つ必要があるため、ガスタービン12の負荷に応じて燃焼器22へ燃料が流入することとなる。そのため、燃料に対して空気が少なくなるので、燃空比が上がり、窒素酸化物(NOx)の量が上昇する。
ガスタービン12は、NOxが上昇するとNOxを補償値に下げる必要がある。そのため、ガスタービン12はパイロット比を下げることによって、NOxを下げる。パイロット燃料による火炎は、拡散燃焼であり、発生するNOxの量が多いためである。その後、大気圧が上昇すると、燃焼器20の吸込空気の質量流量が上昇するので、燃空比が下がり、NOxも下がる。しかし、パイロット比が必要以上に下がっていると、火種であるパイロット燃料による火炎が小さいので、燃焼器22は、燃焼が不安定になり、部分的に火炎消失、すなわち不安定燃焼が発生し易くなる。
そこで、本第1実施形態に係るガスタービン制御装置44は、大気圧測定部50によって測定された大気圧が基準値以上の場合に、パイロット比を制御対象とし、パイロット比を増加させるパイロット比増加制御を実行する。
なお、本第1実施形態に係るパイロット比増加制御は、大気圧及びガスタービン12の出力に応じて、パイロット比の増加量を制御する。より具体的には、パイロット比増加制御は、PLCSO、すなわちパイロット燃料流量を調整する流量調整弁42Aの開度を、大気圧及びガスタービン12の出力に応じて、大気圧が基準値未満の場合に比べて大きな値にすることによって、パイロット比を増加させる。
図2は、本第1実施形態に係る燃料弁制御部46で実行される、パイロット比増加制御の処理の流れを示す機能ブロック図である。
本第1実施形態に係る燃料弁制御部46は、大気圧補正値算出部60、CSO算出部62、CSO補正値算出部64、PLCSO算出部66、dPLCSO算出部68、及び温度補正値算出部70を備える。
大気圧補正値算出部60は、大気圧測定部50で測定された大気圧に応じた補正値(以下、「大気圧補正値」という。)を算出する。
図3は、大気圧補正値を算出するための補正関数を示すグラフである。図3に示すように、大気圧が予め定められた基準値となるまでは、大気圧補正値は「1」であり、大気圧が基準値を超えると、大気圧の上昇に応じて大気圧補正値は増加する。基準値は、例えば、ガスタービン12の駆動を最適化させるための基準として用いられた大気圧とされる。
なお、図3に示される補正関数では、大気圧補正値を大気圧の上昇に応じて直線的に増加させているが、これに限らず、階段状に段階的に増加させたり、所定の補正値へ漸近するように増加させてもよい。
CSO算出部62は、ガスタービン12の運転状態及び温度状態に関する状態量に基づいて燃焼器22に供給する燃料流量を制御するためのCSOを算出する。
CSO補正値算出部64は、CSO算出部62で算出されたCSOに応じた補正値(以下、「CSO補正値」という。)を算出する。なお、上述したようにCSOは、ガスタービン12の出力に比例している。
図4は、CSO補正値を算出するための補正関数を示すグラフである。図4に示すように、CSOが予め定められた基準値となるまでは、CSO補正値は0(零)であり、CSOが基準値を超えると、CSOの上昇に応じて大気圧補正値は増加する。そして、CSOが所定値となると、一定となる。該所定値は、例えば、70%とされる。
なお、図4に示す基準値は、ガスタービン12の負荷が全負荷となる場合である。すなわち、ガスタービン12が部分負荷の場合は、CSO補正値は0(零)となる。ガスタービン12の負荷が低い場合(例えば70%負荷以下の場合)は、燃空比が定格負荷よりも小さいため、より火炎消失が起きる可能性があるとも考えられるが、パイロット比が大きく火種が大きいため、大気圧の上昇の影響は小さく、ガスタービン12は、パイロット比増加制御を必要としない。
乗算部72は、大気圧補正値算出部60で算出された大気圧補正値に、CSO補正値算出部64で算出されたCSO補正値を乗算し、PLCSO補正値を算出する。
PLCSO算出部66は、CSO算出部62で算出されたCSOに基づいて、PLCSOを算出する。
dPLCSO算出部68は、CSO算出部62で算出されたCSOに応じて予め定められた条件に基づいた補正値であるdPLCSOを算出する。
温度補正値算出部70は、温度測定部74で測定された燃焼器22の吸気温度に応じたPLCSOの補正値であるtPLCSOを算出する。
乗算部76は、dPLCSO算出部68で算出されたdPLCSOに、温度補正値算出部70で算出されたtPLCSOを乗算する。
減算部78は、PLCSO算出部66で算出されたPLCSOから乗算部76による乗算結果を減算する。
加算部80は、減算部78による減算結果であるPLCSOに乗算部72による乗算結果であるPLCSO補正値を加算し、補正後のPLCSOを出力する。
そして、燃料弁制御部46は、上記のようにして算出した補正後のPLCSOに基づいて、パイロット燃料流量を調整する流量調整弁42Aの開度を制御する。
以上説明したように、本第1実施形態に係るガスタービン制御装置44は、取り入れた空気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機20と、圧縮機20から導入された圧縮空気を用いてパイロット燃料とメイン燃料とを燃焼させることで燃焼ガスを発生させる燃焼器22と、該燃焼ガスにより駆動するタービン24と、を備えたガスタービン12を制御する。そして、ガスタービン制御装置44は、大気圧測定部50によって測定された大気圧が基準値以上の場合に、パイロット燃料の比率を増加させるパイロット比増加制御を実行する。
従って、本第1実施形態に係るガスタービン制御装置44は、大気圧の上昇と共にパイロット比を増加させるので、火種であるパイロット燃料による火炎が小さくなることを抑制でき、大気圧の上昇に伴う燃焼器22の不安定燃焼を防止することができる。
また、本第1実施形態に係るガスタービン制御装置44は、大気圧に応じて、PLCSOの増加量を制御するので、大気圧の上昇に伴う燃焼器22の不安定燃焼をより確実に防止することができる。
また、本第1実施形態に係るガスタービン制御装置44は、ガスタービン12の出力に応じて、PLCSOの増加量を制御するので、大気圧の上昇に伴う燃焼器22の不安定燃焼をより確実に防止することができる。
また、本第1実施形態に係るガスタービン制御装置44は、ガスタービン12の負荷が部分負荷の場合にはパイロット比増加制御を実行しないので、燃焼器22の不安定燃焼を効率良く防止することができる。
なお、本第1実施形態では、大気圧が基準値を超えた場合に、大気圧及びガスタービン12の出力に応じて、パイロット比の増加量を制御する形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、パイロット比増加制御は、大気圧が基準値を超えた場合に、大気圧及びガスタービン12の出力の何れか一方に応じてパイロット比を増加させる制御とされてもよいし、大気圧が基準値を超えた場合に、大気圧やガスタービン12の出力に関わらず、予め定められた補正値をPLCSOに加算又は乗算することによって、パイロット比を増加させる制御とされてもよい。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、本第2実施形態に係るガスタービンプラント10の構成は、図1に示す第1実施形態に係るガスタービンプラント10の構成と同様であるので説明を省略する。
図5は、燃焼器22における構成の概略を説明する模式図である。
燃焼器22は、ハウジング90に、それを貫通して燃焼器車室28に至るように取り付けられ、内筒92、内筒92の内部に配置される燃料ノズル94(パイロットノズル36及びメインノズル38)、内筒の下流側に接続される尾筒96、及びバイパス流路30を備えている。
内筒92は、内部に圧縮機20により圧縮された空気が導入され、燃料ノズル94から噴射された燃料と、この圧縮された空気とを混合して高温高圧の燃焼ガスを生成する。
尾筒96は、筒状の形状に形成され、内筒92からタービン24の流入部に向かって延びる流路を形成するものである。すなわち、尾筒96は、その内部を、燃焼により生成される燃焼ガスが流れる。そして、バイパス流路30は、一例として尾筒96の略中間位置に設けられている。
ここで、大気圧が上昇すると燃焼器車室28の圧力が上昇する。燃焼器車室28の圧力が高いと、燃焼器22へ供給される燃料の圧力も上昇するため、燃料が圧縮され、燃料の密度が上昇する(燃料マニホールド圧力の上昇)。そのため、燃焼器22へ燃料を供給する燃料供給弁(流量調整弁42A,42B)の開度が小さくても、すなわち、燃料供給弁の開度指令値であるCSO(PLCSO,MCSO)が小さくても、燃焼器22には、大気圧が低い場合に比べて、燃料がより多く流入し、必要な発熱量分の燃料が供給されることとなる。
そのため、大気圧が上昇すると、CSO(PLCSO,MCSO)は下がることとなる。その結果、燃焼器22への燃料流量が少なくなる一方、空気流量が多くなるため、燃空比が下がり、燃焼器22は、火炎消失、すなわち不安定燃焼が発生し易くなる。
そこで、本第2実施形態に係るガスタービン制御装置44は、大気圧測定部50によって測定された大気圧が基準値以上の場合に、バイパス弁32の開度を制御対象とし、該開度を増加させるバイパス弁開度増加制御を実行する。
なお、本第2実施形態に係るバイパス弁開度増加制御は、大気圧及びガスタービン12の出力に応じて、バイパス弁32の開度の増加量を制御する。より具体的には、バイパス弁開度増加制御は、バイパス弁32の開度を、大気圧及びガスタービン12の出力に応じて、大気圧が基準値未満の場合に比べて大きな値にする。
図6は、本発明の第2実施形態に係るバイパス弁制御部48で実行される、バイパス弁開度増加制御の処理の流れを示す機能ブロック図である。なお、図6における図2と同一の構成部分については図2と同一の符号を付して、その説明を省略する。
本第2実施形態に係るバイパス弁制御部48は、MW/Pcs算出部100、MW/Pcs補正値算出部102、BYCSO算出部104、dBYCSO算出部106、及び温度補正値算出部107を備える。
MW/Pcs算出部100は、ガスタービンの出力(発電機14の出力)の実測値(MW)と燃焼器車室28内の圧力の実測値(Pcs)との比であるMW/Pcsを算出する。
MW/Pcs補正値算出部102は、MW/Pcs算出部100で算出されたMW/Pcsに応じた補正値(以下、「MW/Pcs補正値」という。)を算出する。なお、上述したようにMW/Pcsは、ガスタービン12の出力に比例している。
図7は、MW/Pcs補正値を算出するための補正関数を示すグラフである。図7に示すように、MW/Pcsが予め定められた基準値となるまでは、MW/Pcs補正値は0(零)であり、MW/Pcsが基準値を超えると、MW/Pcsの上昇に応じてMW/Pcs補正値は増加する。そして、MW/Pcsが所定値となると、一定となる。該所定値は、例えば、70%とされる。
なお、基準値は、ガスタービン12の負荷が全負荷となる場合である。
乗算部108は、大気圧補正値算出部60で算出された大気圧補正値に、MW/Pcs補正値算出部102で算出されたMW/Pcs補正値を乗算し、BYCSO補正値を算出する。
BYCSO算出部104は、MW/Pcs算出部100で算出されたMW/Pcsに基づいて、BYCSOを算出する。
dBYCSO算出部106は、MW/Pcs算出部100で算出されたMW/Pcsに応じて予め定められた条件に基づいた補正値であるdBYCSOを算出する。
温度補正値算出部107は、温度測定部74で測定された圧縮機20の吸気温度に応じたBYCSOの補正値であるtBYCSOを算出する。
乗算部110は、dBYCSO算出部106で算出されたdBYCSOに、温度補正値算出部107で算出されたtBYCSOを乗算する。
減算部112は、BYCSO算出部104で算出されたBYCSOから乗算部108による乗算結果を減算する。
加算部114は、減算部112による減算結果であるBYCSOに乗算部108による乗算結果であるBYLCSO補正値を加算し、補正後のBYCSOを出力する。
バイパス弁制御部48は、上記のようにして算出した補正後のBYCSOに基づいて、バイパス弁32の開度を制御する。
以上説明したように、本第2実施形態に係るガスタービン制御装置44は、取り入れた空気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機20と、燃焼器車室28内に配置され、圧縮機20から該燃焼器車室28へ導入された圧縮空気を用いて燃料を燃焼させることで燃焼ガスを発生させる燃焼器22と、該燃焼ガスにより駆動するタービン24と、を備えたガスタービン12を制御する。そして、ガスタービン制御装置44は、大気圧測定部50によって測定された大気圧が基準値以上の場合に、燃焼器車室28へ導入された圧縮空気を燃焼器22における燃焼領域をバイパスして尾筒96に導入させるためのバイパス流路30を開閉させるバイパス弁32の開度を増加させるバイパス弁開度増加制御を実行する。
従って、本第2実施形態に係るガスタービン制御装置44は、燃焼器車室28内の圧縮空気が尾筒96へも流れ、燃焼器車室28内の圧縮空気の一部が燃焼領域をバイパスするので、燃焼領域に導入される圧縮空気が減少し、燃空比が相対的に上昇するので、大気圧の上昇に伴う燃焼器22の不安定燃焼を防止することができる。
また、本第2実施形態に係るガスタービン制御装置44は、大気圧に応じて、BYCSOの増加量を制御するので、大気圧の上昇に伴う燃焼器22の不安定燃焼をより確実に防止することができる。
また、本第2実施形態に係るガスタービン制御装置44は、ガスタービン12の出力に応じて、BYCSOの増加量を制御するので、大気圧の上昇に伴う燃焼器22の不安定燃焼をより確実に防止することができる。
なお、本第2実施形態では、大気圧が基準値を超えた場合に、大気圧及びガスタービン12の出力に応じて、BYCSOの増加量を制御する形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。例えば、バイパス弁開度増加制御は、大気圧が基準値を超えた場合に、大気圧及びガスタービン12の出力の何れか一方に応じてBYCSOを増加させる制御とされてもよいし、大気圧が基準値を超えた場合に、大気圧やガスタービン12の出力に関わらず、予め定められた補正値をBYCSOに加算又は乗算することによって、BYCSOを増加させる制御とされてもよい。
以上、本発明を、上記各実施形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態に多様な変更または改良を加えることができ、該変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
12 ガスタービン
20 圧縮機
22 燃焼器
24 タービン
28 燃焼器車室
32 バイパス弁
44 ガスタービン制御装置
46 燃料弁制御部
48 バイパス弁制御部
50 大気圧測定部
96 尾筒

Claims (7)

  1. 取り入れた空気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機と、前記圧縮機から導入された圧縮空気を用いてパイロット燃料とメイン燃料とを燃焼させることで燃焼ガスを発生させる燃焼器と、該燃焼ガスにより駆動するタービンと、を備えたガスタービンの制御装置であって、
    大気圧を測定する大気圧測定手段と、
    前記大気圧測定手段によって測定された大気圧が基準値以上の場合に、前記パイロット燃料の比率を制御対象とし、大気圧の上昇に応じて該比率を増加させる増加制御を実行する制御手段と、
    を備えたガスタービンの制御装置。
  2. 記燃焼器車室へ導入された圧縮空気を、前記燃焼器における燃焼領域をバイパスして前記燃焼器の下流側に位置する尾筒に導入するためのバイパス流路を開閉させるバイパス弁と
    記大気圧測定手段によって測定された大気圧が基準値以上の場合に、前記バイパス弁の開度を制御対象とし、大気圧の上昇に応じて該開度を増加させる増加制御を実行する制御手段と、
    を備えた請求項1記載のガスタービンの制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記ガスタービンの出力に応じて、前記制御対象の増加量を制御する請求項1又は請求項記載のガスタービンの制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記ガスタービンの負荷が部分負荷の場合、前記増加制御を実行しない請求項1から請求項の何れか1項記載のガスタービンの制御装置。
  5. 取り入れた空気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機と、
    燃焼器車室内に配置され、前記圧縮機から該燃焼器車室へ導入された圧縮空気を用いて燃料を燃焼させることで燃焼ガスを発生させる燃焼器と、
    該燃焼ガスにより駆動するタービンと、
    請求項1から請求項の何れか1項に記載のガスタービンの制御装置と、
    を備えたガスタービン。
  6. 取り入れた空気を圧縮して圧縮空気を生成する圧縮機と、前記圧縮機から導入された圧縮空気を用いてパイロット燃料とメイン燃料とを燃焼させることで燃焼ガスを発生させる燃焼器と、該燃焼ガスにより駆動するタービンと、を備えたガスタービンの制御方法であって、
    大気圧を測定する第1工程と、
    測定した大気圧が基準値以上の場合に、大気圧の上昇に応じて前記パイロット燃料の比率を増加させる第2工程と、
    を含むガスタービンの制御方法。
  7. 定した大気圧が基準値以上の場合に、前記燃焼器車室へ導入された圧縮空気を、前記燃焼器における燃焼領域をバイパスして前記燃焼器の下流側に位置する尾筒に導入するためのバイパス流路を開閉させるバイパス弁の開度を大気圧の上昇に応じて増加させる工程を含む請求項6記載のガスタービンの制御方法。
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