JP5660257B1 - 超音波センサおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

超音波センサは、第1凹部(43)および第2凹部(44A,44B)が設けられたダンパー(40)と、一端が圧電素子に接続され、他端(52)が第1凹部(43)内に配置された内部配線部材(50)と、差込部(62A,62B)を有し、これらの差込部が第2凹部(44A,44B)内にそれぞれ配置される外部配線部材(60)とを備える。内部配線部材と外部配線部材との間で接合不良が発生することを抑制できる。

Description

この発明は、超音波センサおよびその製造方法に関し、特に、圧電素子に給電する内部配線部材がケース内に設けられ、その内部配線部材に外部配線部材が電気的に接続される超音波センサおよびその製造方法に関する。
超音波センサは、超音波パルス信号を間欠的に送信し、物標からの反射波を受信することにより物標を検知する。一般的な超音波センサは、圧電素子と、この圧電素子を収容するケースと、圧電素子に接続されてケースの外部に引き出される配線部材とを備える。配線部材は、1つの部材から構成される場合と、互いに電気的に接続される内部配線部材および外部配線部材の2つ部材から構成される場合とがある。
特開2011−250327号公報(特許文献1)は、超音波センサを開示している。同公報は、導通部材の端子と圧電素子の電極との間をはんだを用いて接続し、このはんだの周囲を樹脂で覆うことにより、はんだ付け部の構造を容易に形成でき、はんだ粒の飛散を防ぐことができると述べている。
特開2012−010312号公報(特許文献2)も、超音波センサを開示している。この超音波センサは、圧電素子を収容するケースを備える。ケースの側壁部は、開口側に薄肉部を有し、底部側に厚肉部を有している。厚肉部と端子保持部材との間には、弾性部材が設けられる。同公報は、この構成によれば、振動漏れを防止し、振動漏れによる残響特性を改善することができると述べている。
特開平04−220900号公報(特許文献3)は、防滴型超音波マイクロホンを開示している。同公報は、防振ゴムを用いることにより、受波信号の検知感度が上がり、近距離の検知性能を向上させることができると述べている。
特開2011−250327号公報 特開2012−010312号公報 特開平04−220900号公報
ケース内に配置された圧電素子に内部配線部材が接続され、その内部配線部材と外部配線部材とがはんだ等を用いて接合される。このような構造を有する超音波センサにおいては、内部配線部材と外部配線部材との間で接合不良が生じやすい。
本発明は、内部配線部材と外部配線部材との間で接合不良が発生することを抑制可能な構造を有する超音波センサ、およびその製造方法を得ることを目的とする。
本発明に基づく超音波センサは、有底筒状のケースと、上記ケースの内底面に設けられた圧電素子と、上記ケース内に配置され、上記圧電素子に面している側とは反対側に主面を有し、上記主面に第1凹部および第2凹部が設けられたダンパーと、一端が上記圧電素子に接続され、上記圧電素子が位置している側から上記第1凹部の側に向かって引き出され、他端が上記第1凹部内に配置された内部配線部材と、差込部を有し、上記差込部が上記第2凹部内に配置され、上記ケースの開口を通して上記ケースの外部に引き出された外部配線部材と、を備え、上記内部配線部材および上記外部配線部材は、上記内部配線部材の上記他端が上記第1凹部内に差し込まれ且つ上記外部配線部材の上記差込部が上記第2凹部内に差し込まれ互いに電気的に接続されており、上記第1凹部は、上記第1凹部内に配置された上記内部配線部材の上記他端に対して上記第2凹部が位置している側から対向する内壁部を有する。
好ましくは、上記第1凹部および上記第2凹部を上記ケースの底面に対する法線方向から平面視したとき、上記第2凹部のうちの上記第1凹部から見て最も遠くに位置する部分を基準位置とすると、上記内壁部は、上記基準位置と上記内部配線部材との間に位置するように形成されている。
好ましくは、上記ダンパーは、上記内部配線部材を任意の経路に沿って導出するように設けられた導出部をさらに有している、好ましくは、上記導出部は、上記ダンパーの内側に向かって凹むように設けられたガイド部を備え、上記内部配線部材は、上記ガイド部内に配置された部分を有している。
好ましくは、上記導出部は、上記主面から上記ケースの開口が位置している側に向かって膨出するように設けられた膨出部と、上記膨出部から上記第1凹部が位置している側に向かって突出するように設けられた一対の突出部と、をさらに有し、上記外部配線部材は、一対の上記突出部の間に配置された部分を有している。
好ましくは、上記内部配線部材は、上記突出部から見て上記第1凹部の側に配置される延出部を有している。
好ましくは、上記主面には、2つの上記第2凹部が設けられており、上記外部配線部材は、2つの上記第2凹部内にそれぞれ配置される2つの上記差込部を有し、2つの上記第2凹部は、上記第1凹部に連通するように形成されている。
好ましくは、上記外部配線部材のうちの上記内部配線部材に電気的に接続された部分と、上記内部配線部材のうちの上記外部配線部材に電気的に接続された部分とは、上記ケースの底面に対する法線方向に沿って互いに同方向を向いて延びている。
好ましくは、上記内部配線部材を上記ダンパーに接着させる接着剤をさらに備える。
好ましくは、上記ダンパーに接して取り付けられる固定部材をさらに備え、上記固定部材は、上記外部配線部材を上記内部配線部材に対して押し付けている。
本発明に基づく超音波センサの製造方法は、有底筒状のケースと、上記ケースの内底面に設けられた圧電素子と、上記ケース内に配置され、上記圧電素子に面している側とは反対側に主面を有し、上記主面に第1凹部および第2凹部が設けられたダンパーと、一端が上記圧電素子に接続され、上記圧電素子が位置している側から上記第1凹部の側に向かって引き出され、他端が上記第1凹部内に配置された内部配線部材と、差込部を有し、上記差込部が上記第2凹部内に配置され、上記ケースの開口を通して上記ケースの外部に引き出された外部配線部材と、を備え、上記第1凹部は、上記第1凹部内に配置された上記内部配線部材の上記他端に対して上記第2凹部が位置している側から対向する内壁部を有する上記の超音波センサの製造方法であって、当該製造方法は、上記内部配線部材の上記他端を上記第1凹部内に差し込むことにより、上記第1凹部にて上記内部配線部材を保持する工程と、上記外部配線部材の上記差込部を上記第2凹部内に差し込むことにより、上記第2凹部にて上記外部配線部材を保持する工程と、上記内部配線部材および上記外部配線部材を互いに電気的に接続する工程と、を有する。
本発明によれば、内部配線部材と外部配線部材との間で接合不良が発生することを抑制可能な構造を有する超音波センサ、およびその製造方法を得ることができる。
実施の形態における超音波センサを示す断面図である。 図1中のII−II線に沿った矢視断面図である。 実施の形態における超音波センサを示す第1斜視図である。 実施の形態における超音波センサを示す第2斜視図である。 実施の形態における超音波センサの分解した状態を示す斜視図である。 実施の形態における超音波センサに備えられる圧電素子および内部配線部材を示す斜視図である。 実施の形態における超音波センサに備えられるダンパーを示す第1斜視図である。 実施の形態における超音波センサに備えられるダンパーを示す第2斜視図である。 実施の形態における超音波センサに備えられるダンパーを示す平面図である。 実施の形態における超音波センサに備えられるダンパーの主面の近傍を模式的に示す斜視図である。 実施の形態における超音波センサの製造方法の第1工程を示す第1斜視図である。 実施の形態における超音波センサの製造方法の第1工程を示す第2斜視図である。 実施の形態における超音波センサの製造方法の第2工程を示す第1斜視図である。 実施の形態における超音波センサの製造方法の第2工程を示す第2斜視図である。 実施の形態の第1変形例における超音波センサに備えられるダンパーを示す斜視図である。 実施の形態の第1変形例における超音波センサを示す断面図である。 実施の形態の第2変形例における超音波センサを示す断面図である。 実施の形態の第3変形例における超音波センサを示す斜視図である。 実施の形態の第4変形例における超音波センサに備えられるダンパーを示す平面図である。 実施の形態の第5変形例における超音波センサに備えられるダンパーを示す平面図である。 実施の形態の第6変形例における超音波センサに備えられるダンパーを示す斜視図である。
本発明に基づいた実施の形態および各変形例について、以下、図面を参照しながら説明する。実施の形態および各変形例の説明において、個数および量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数およびその量などに限定されない。実施の形態および各変形例の説明において、同一の部品および相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態]
(超音波センサ100)
図1〜図10を参照して、実施の形態における超音波センサ100について説明する。図1は、超音波センサ100を示す断面図である。図2は、図1中のII−II線に沿った矢視断面図である。図3および図4は、それぞれ、超音波センサ100を示す第1および第2斜視図である。図5は、超音波センサ100の分解した状態を示す斜視図である。
図1〜図5を参照して、超音波センサ100は、ケース10、圧電素子20(図1,図2,図5)、補強材30、ダンパー40、内部配線部材50、外部配線部材60、および制振材70(図1,図2)を備える。図3〜図5においては、ケース10の内部構造などを明瞭に表現するために、制振材70を記載していない。図5および図7などの中には、Z軸方向、Z1方向(図7)、Y軸方向、およびX軸方向を記載している。各部位についての詳細はいずれも後述されるが、Z軸方向は、ケース10の底板面(本願発明の「底面」に相当)に対する法線方向を示している。Z1方向は、Z軸方向のうち、特にケース10の上端12側から下端11側に向かう方向を示している。Y軸方向は、第1凹部43の延設方向を示している。X軸方向は、Z軸方向およびY軸方向に対して垂直な方向を示している。これらについては、後述の図9、図10、図15、図18〜図21においても共通している。
(ケース10)
ケース10は、円板状の底板と、底板の周縁に沿って設けられている円筒状の側壁と、を備える。ケース10は、下端11側が閉塞し、上端12側が開口する有底筒状の形状を有する。底板の内側の表面は、内底面13(図1,図2,図5)とする。内底面13上には、補強材30を配置するための台座14(図5)が設けられている。ケース10は、たとえば、高い弾性を有し且つ軽量なアルミニウムからなる。ケース10は、このようなアルミニウムをたとえば鍛造または切削加工をすることによって作製される。
(圧電素子20)
図6は、圧電素子20および内部配線部材50を示す斜視図である。図5および図6を参照して、圧電素子20は、たとえばチタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスからなる。圧電素子20は、ケース10の内底面13(図5)上に配置され、接着剤など(図示せず)を用いて内底面13に固定されている。圧電素子20は、平板状の形状を有し、両平板面に駆動電極対が設けられている。具体的には、圧電素子20のケース10と反対側の平板面には、第1の駆動電極21(図6)と第2の駆動電極22(図6)の一部とが設けられている。第1の駆動電極21は、矩形状の形状を有する。第2の駆動電極22は、圧電素子20のケース10側の平板面からその反対側の平板面にまで延伸する形状を有している。第1の駆動電極21および第2の駆動電極22の間には、ギャップ23が設けられている。圧電素子20は、駆動電極対に駆動電圧が印加されることにより、径方向に広がって振動する。圧電素子20およびケース10の底板は、バイモルフ振動子として機能することができる。バイモルフ振動子は、圧電素子20の広がり振動によって圧電素子20の平板面の法線方向に屈曲振動する。この屈曲振動により、ケース10の内底面13は、ケース10の主たる振動領域を形成する。
(補強材30)
補強材30は、円盤状の形状を有し、中央には開口が設けられる。補強材30は、いわゆる錘として機能する。補強材30は、高い音響インピーダンスを有するように、たとえばプレス成型をすることによって作製されている。補強材30は、たとえばケース10よりも密度および剛性が高い材料であるSUSおよび亜鉛からなる。補強材30は、大きさ(厚み等)および形状を調整することによって、ケース10と同じ材料(アルミニウム)からなっていてもよい。
補強材30は、ケース10の台座14上に接触して配置される(図5中の矢印AR30参照)。補強材30を設けることにより、ケース10の内底面13の周囲部分の剛性を高めることができ、ケース10の底板における振動がケース10の側壁に伝わることを抑制できる。補強材30は、必須の構成ではないため、必要に応じて設けられる。
(ダンパー40)
ダンパー40は、ケース10内に配置される。ダンパー40(緩衝材ともいう)は、たとえば高い弾性を有する成形体である。ダンパー40は、たとえばシリコーンゴムまたはウレタン樹脂からなる。ダンパー40の下部には、凸部41(図1,図2,図8参照)が設けられている。ダンパー40は、凸部41が補強材30の開口に係合するようにして、ケース10内に配置される(図5中の矢印AR40参照)。
図1および図2に示すように、本実施の形態においては、凸部41と圧電素子20とは互いに離間して対向している。なお、凸部41と圧電素子20とは、互いに接触していてもよい。凸部41と圧電素子20との間には、ポリエステルフェルトなどの吸音材が設けられていてもよい。吸音材を用いることにより、圧電素子20からケース10の開口側に抜けようとする音波を吸収することができる。本実施の形態においては、ダンパー40はケース10の側壁に接触していない。なお、ダンパー40は、ケース10の側壁に接触するような形状を有していてもよい。
図7および図8は、それぞれ、ダンパー40を示す第1および第2斜視図である。ダンパー40は、凸部41(図8)に加えて、主面42、第1凹部43、一対の第2凹部44A,44B、膨出部45A,45B、柱状部45C、およびガイド部46,47を有している。図7においては、第1凹部43および第2凹部44A,44Bなどを明瞭に表現するために、柱状部45Cの一部が破断して示されている。なお、ガイド部46,47が本発明の「導出部」に相当する。
ダンパー40の主面42は、ダンパー40を構成している部位のうちの円盤状に形成された平板面の一部である。ダンパー40がケース10内に配置された状態においては、主面42は、Y軸方向から平面視して、圧電素子20に面している側とは反対側に位置している。膨出部45A,45Bおよび柱状部45Cは、主面42からケース10の開口が位置している側(上端12の側)に向かって、主面42の一部が膨出するようにして設けられている。膨出部45A,45Bおよび柱状部45Cは、ダンパー40の外周の一部に沿うようにそれぞれ設けられ、互いに離間して設けられている。
膨出部45A,45Bは、柱状の形状を有している。ガイド部46は、膨出部45Aと膨出部45Bとの間に設けられている。ガイド部46は、膨出部45A,45Bの上端面から凸部41の側に向かって凹む形状を有している。膨出部45A,45Bおよびガイド部46は、直線状に並んで配置されている。ガイド部47は、ダンパー40を構成している部位のうちの円盤状に形成された部分の一部を切り欠くようにして設けられている。換言すると、ガイド部47は、ダンパー40の外周から径方向の内側に向かって凹むようにして形成されている。ガイド部46およびガイド部47によって、内部配線部材50を配置するためのL字形状を有する空間(溝形状)が形成されている。
第1凹部43および第2凹部44A,44Bは、主面42に設けられる。ダンパー40を膨出部45A,45Bおよびガイド部46が形成されている箇所を中心に平面視した場合、第1凹部43および第2凹部44A,44Bは、ガイド部47が設けられている側とは反対側に位置している。第1凹部43および第2凹部44A,44Bは、主面42の一部が凸部41の側に向かって凹むようにして形成されている。
第1凹部43は、膨出部45A,45Bの端面45Sに沿うように設けられており、直方体状の空間(収容空間)を形成している。第1凹部43は、膨出部45A,45Bおよびガイド部46が並んでいる方向と同方向(図7中のY軸方向)に沿って延びている。Z軸方向で見た場合、第1凹部43は、ケース10(図3等)の上端12側から下端11側に向かう方向(図7中のZ1方向)に沿って延びている。詳細は後述されるが、第1凹部43内には、内部配線部材50の一部(他端52)が配置される。
第2凹部44A,44Bは、第1凹部43の内周面の一部を切り欠くようにしてそれぞれ形成されており、第1凹部43が延びる方向(図7中のY軸方向)において互いに間隔を空けて並んでいる。Z軸方向で見た場合、第2凹部44A,44Bも、ケース10(図3等)の上端12側から下端11側に向かう方向(図7中のZ1方向)に沿って延びている。第2凹部44A,44Bは、円柱を軸方向に沿って半割にした形状の空間(収容空間)を形成している。詳細は後述されるが、第2凹部44A内には、外部配線部材60のピン端子61Aの先端62A(差込部)が配置される。第2凹部44B内には、外部配線部材60のピン端子61Bの先端62B(差込部)が配置される。
(内部配線部材50)
内部配線部材50(図5参照)は、一端51および他端52を含み、帯状の形状を有している。内部配線部材50は、後述する外部配線部材60からの駆動電圧を圧電素子20に供給する機能を有している。内部配線部材50としては、たとえばフレキシブルプリント基板(Flexible Printed Circuits)などが用いられる。図6に示すように、内部配線部材50の圧電素子20側の平板面には、複数の配線パターン(第1の配線57および第2の配線58)が形成されている。
内部配線部材50の一端51は、圧電素子20に電気的に接続される。詳述すると、内部配線部材50の第1の配線57は、圧電素子20の第1の駆動電極21と電気的に接続される。内部配線部材50の第2の配線58は、圧電素子20の第2の駆動電極22と電気的に接続される。一端51と他端52との間の途中部分53は、圧電素子20が位置している側から主面42(第1凹部43)の側に向かって引き出される。途中部分53は、ガイド部46,47内の表面に沿って屈曲または湾曲し、ガイド部46,47内を通過するように配置されている。
内部配線部材50の他端52側の部分は、T字形状を有している。内部配線部材50の他端52は、延出部52A,52B(図5)を含む。延出部52A,52Bは、途中部分53が延びる方向(図5中のX軸方向)に対して直交する方向(図5中のY軸方向)に延出する形状を有している。内部配線部材50の他端52側の部分は、第1凹部43内に差し込まれて配置される(図5,図7中の矢印AR50参照)。ここで、第1凹部43は、第1凹部43内に配置された内部配線部材50の他端52に対して、第2凹部44A,44Bが位置している側から対向する内壁部43Cを有する。内部配線部材50の他端52は、内部配線部材50の途中部分53の弾性力(復元力)を有しているため、内部配線部材50の他端52が第1凹部43内に差し込まれると、ピン端子61A,61Bの先端62A,62Bは、内部配線部材50の他端52と第2凹部44A,44Bの内周壁とによって挟み込まれ、第1凹部43の内壁部43Cでもって係止される。なお、第1凹部43は、係止後に内壁部43Cと内部配線部材50の他端52との間に多少のマージンがあるように、第1凹部43のX軸方向の距離が内部配線部材50の厚みよりも長くなるように形成されていてもよい。
内部配線部材50は、他端52が外部配線部材60のピン端子61A,61Bと同方向(図7中のZ1方向)を向くように配置され、その状態でピン端子61A,61Bに配線される。換言すると、外部配線部材60のうちの内部配線部材50に電気的に接続された部分(ピン端子61A,61B)と、内部配線部材50のうちの外部配線部材60に電気的に接続された部分(他端52)とは、ケース10の上端12側から下端11側に向かう方向(Z1方向)に沿って互いに同方向を向いて延びている。
(外部配線部材60)
外部配線部材60(図5参照)は、ピン端子61A,61Bおよび保持部65を含む。ピン端子61A,61Bは、柱状の形状を有し、外部から駆動電圧が印加される。保持部65は、たとえば直方体状の形状を有し、ナイロン66等の樹脂からなる。ピン端子61A,61Bは、間隔を空けて並列に保持部65によって保持されている。第2凹部44Aと第2凹部44Bとの間の間隔は、ピン端子61Aとピン端子61Bとの間の間隔に対応している。ピン端子61A,61Bの先端は、差込部62A,62Bとして機能する。
ピン端子61Aの差込部62Aは、第2凹部44A内に配置される(図7中の矢印AR62A参照)。ピン端子61Bの差込部62Bは、第2凹部44B内に配置される(図7中の矢印AR62B参照)。外部配線部材60の保持部65側の部分は、ケース10の開口を通してケース10の外部に引き出される。ピン端子61Aの差込部62Aが第2凹部44A内に配置され、ピン端子61Aの差込部62Bが第2凹部44B内に配置された状態では、ピン端子61A,61Bは、ケース10の底面に対する法線方向に沿って(Z軸方向に対して平行に)延びている。この状態において、ピン端子61A,61Bは、内部配線部材50の他端52に対向している。詳述すると、ピン端子61Aは、内部配線部材50の他端52における第1の配線57(図6)と対向し、ピン端子61Bは、内部配線部材50の他端52における第2の配線58(図6)と対向している。第1凹部43および第2凹部44A,44Bには、はんだ65A,65B(図2〜図4)がそれぞれ設けられ、これによりピン端子61Aと内部配線部材50の他端52における第1の配線57(図6)とが電気的に接続され、ピン端子61Bと内部配線部材50の他端52における第2の配線58(図6)とが電気的に接続される。すなわち内部配線部材50を介して圧電素子20と外部配線部材60との導通が確保される。
(制振材70)
制振材70(図1,図2)は、ケース10の内部に充填され、ダンパー40、ピン端子61A,61Bの先端62A,62Bおよび内部配線部材50を封止している。ケース10の内底面13側の空間は、補強材30およびダンパー40により覆われている。制振材70は、ケース10の開口側の空間のみに充填されている。制振材70は、ダンパー40をケース10から抜け難くさせるという機能も有している。制振材70の材料としては、シリコーン樹脂およびウレタン樹脂などが挙げられる。ケース10の振動は、ダンパー40および制振材70により減衰する。ケース10の振動が外部配線部材60に伝搬することは殆どない。ピン端子61A,61Bを外部基板に実装した際に発生する振動漏れは効果的に低減される。
ダンパー40の材料としては、振動を伝搬し難いものが選定されるとよい。制振材70の材料としては、ケース10の振動を抑制(制振)するものが選定されるとよい。
ピン端子61A,61Bと圧電素子20とは、内部配線部材50により配線される。内部配線部材50にFPCを採用しているので、ピン端子61A,61Bに繰り返し外力が作用したとしても、外力が作用するたびに内部配線部材50が弾性変形する。そのため、内部配線部材50にリード線を採用した場合のように断線が生じることが抑制される。さらに、内部配線部材50は帯状の形状を有しており、リード線よりも制振材70との接触面積が大きいため、制振材70に局所的な加重を与えることが無く、制振材70を破壊することも抑制される。
内部配線部材50の他端52とピン端子61A,61Bの先端62A,62B(差込部)とは同方向を向き、これらははんだ65A,65Bを用いて接続されている。内部配線部材50の途中部分53は、ピン端子61A,61Bとの接続部からケース10の径方向に引き出されることで一定の曲率を持って屈曲または湾曲している。仮に、ピン端子61A,61Bにケース10から引き抜く方向の外力が作用したとすると、内部配線部材50とピン端子61A,61Bとの接続部には、その外力と同方向の力が作用する。内部配線部材50の途中部分53が撓むことにより、内部配線部材50の曲率が変化する。このとき、内部配線部材50とピン端子61A,61Bとの接続部に作用するせん断応力は、内部配線部材50のばね弾性により打ち消される(低減される)。ピン端子61A,61Bと内部配線部材50との接続部での断線が生じにくい構成が実現されている。
図9は、ダンパー40を示す平面図である。図10は、ダンパー40の主面42の近傍を模式的に示す斜視図である。図9および図10を参照して、本実施の形態の第1凹部43は、側壁部43A,43B、内壁部43Cおよび底面部43D(図10)を含んでいる。側壁部43A,43Bは、間隔を空けて互いに対向している。側壁部43A,43Bは、内壁部43Cから見てY軸方向の両外側に位置する部位である。第1凹部43は、側壁部43A,43B、内壁部43C、底面部43Dおよび膨出部45A,45Bの端面45S(図7,図9参照)によって囲まれた空間として形成されている。
内部配線部材50の他端52(図10)が第1凹部43内に配置された状態において、内壁部43Cは、内部配線部材50の他端52に対して、第2凹部44A,44Bが位置している側から対向する。図10においては、便宜上のため内壁部43Cに相当する部位を斜線のハッチングを用いて表現している。図9に示すように第1凹部43および第2凹部44A,44Bをケース10の底面に対する法線方向から平面視したとき、第2凹部44A,44Bのうちの第1凹部43から見て最も遠くに位置する部分を基準位置PA,PBとすると、内壁部43Cは、基準位置PA,PBと内部配線部材50との間に位置するように形成されている。
(製造方法)
図11および図12を参照して、超音波センサ100の製造方法について説明する。まず、ケース10内に圧電素子20(図1等参照)および補強材30を配置する。圧電素子20に内部配線部材50の一端51(図1等参照)が接続され、内部配線部材50は、ケース10の開口側に向かって引き出される。ダンパー40がケース10内に配置されることに合わせて、内部配線部材50は、ダンパー40のガイド部47,46を順に通過するようにしてガイド部47,46内に配置される。内部配線部材50の他端52は、図11,12中の矢印DR1に示すように湾曲され、ダンパー40の第1凹部43内に差し込まれる。この状態では、内部配線部材50の他端52は、内部配線部材50の途中部分53の弾性力(復元力)の作用によって第1凹部43の内壁部43C(図10等)に係止されている。すなわち、内部配線部材50の他端52は、第1凹部43によって位置決めされた状態で保持されている。
図13および図14を参照して、次に、外部配線部材60が準備され、ピン端子61A,61Bの先端62A,62B(差込部)がダンパー40の第2凹部44A,44B内にそれぞれ差し込まれる。本実施の形態では、第1凹部43および第2凹部44A,44Bは互いに連通している。ピン端子61A,61Bの先端62A,62Bは、内部配線部材50の弾性力(復元力)の作用によって第2凹部44A,44Bの内周壁に押し当てられる。ピン端子61A,61Bの先端62A,62Bは、内部配線部材50の他端52と第2凹部44A,44Bの内周壁とによって挟み込まれる。外部配線部材60のピン端子61A,61Bは、自立し且つ位置決めされて保持されることとなる。この状態で、ピン端子61A,61Bおよび内部配線部材50の他端52同士が互いに対向している部分に、はんだ65A,65B(図2〜図4)がそれぞれ設けられる。次に、ケース10内には制振材70が設けられる。以上により、図1〜図4に示す超音波センサ100が得られる。
はんだ付け作業が行なわれるにあたって、内部配線部材50の他端52およびピン端子61A,61Bは、位置決めされて保持されている。このため、はんだ付け作業は、容易に且つ高い確実性を持って実現できる。したがって本実施の形態の超音波センサ100の構成によれば、内部配線部材50と外部配線部材60との間で接合不良が発生することを効果的に抑制することが可能となっている。
ダンパー40に設けられたガイド部46,47(図7参照)は、内部配線部材50のY軸方向における位置決めにも効果的に作用することができる。ガイド部46,47は、必須の構成ではないため、必要に応じて設けられる。超音波センサ100の製造方法としては、ピン端子61A,61Bを第2凹部44A,44Bに先にセットし、その後に内部配線部材50の他端52を第1凹部43にセットしてもよい。これらのセット作業は、同時に行われてもよい。
上記の構成においては、外部配線部材60のピン端子61A,61Bの先端62A,62Bが、第2凹部44A,44Bに差し込まれる差込部としての機能を有している。差込部は、保持部65の一部として保持部65に形成されていてもよい。この場合、保持部65の差込部が第2凹部に差し込まれて係止された状態で、ピン端子61A,61Bは位置決めされる。この構成であっても、上記と同様の作用および効果を得ることができる。
内部配線部材と外部配線部材とは、治具を用いて配線される場合もある。この場合、治具の上で内部配線部材と外部配線部材とがはんだを用いて接続される。その後、外部配線部材が治具から取り外され、外部配線部材はケース内の所定の位置に配置される。外部配線部材を治具から取り外す際には、内部配線部材と外部配線部材との接続部が外れてしまわないように配慮する必要がある。しかし、本願発明では、はんだ接続の際に治具を用いていないため、外部配線部材を治具から取り外す際に懸念される接続不良への配慮は不要である。本実施の形態のように治具を用いない場合には、内部配線部材を治具の位置にまで到達させたり、治具の丁度の位置に内部配線部材が到達するように内部配線部材の長さを管理および調節したりといった必要もないため、この観点については、内部配線部材の全体の長さを短くすることも可能となり、製造費用の低減を図ることもできる。
[第1変形例]
図15は、実施の形態の第1変形例におけるダンパー40Aを示す斜視図である。ダンパー40Aは、一対の突出部48A,48Bをさらに有している。突出部48Aは、膨出部45Aの端面45Sから第1凹部43が位置している側に向かって、端面45Sが部分的に突出することにより設けられている。突出部48Bは、膨出部45Bの端面45Sから第1凹部43が位置している側に向かって、端面45Sが部分的に突出することにより設けられている。突出部48A,48Bは、第1凹部43を、ケース10の開口側から覆っている。すなわち、延出部52A,52Bは、突出部48A,48Bと第1凹部43との間にそれぞれ配置される。第1凹部43内に配置された内部配線部材50の他端52は、はんだ付け作業の際に、Z軸方向においてより確実に位置決めされることが可能となる。超音波センサ100の内部配線部材50の他端52が第1凹部43からZ軸方向に抜け外れてしまうことを突出部48A,48Bの存在によってより抑制できる。なお、ガイド部46,47および突出部48A,48Bが本発明の「導出部」に相当する。
図16に示す超音波センサ100Aのように、ピン端子61A,61Bが一対の突出部48A,48Bの内側に配置されるように構成してもよい。この場合、一対の突出部48A,48Bは、外部配線部材60(ピン端子61A,61B)のY軸方向における位置決めにも作用することができる。
[第2変形例]
図17は、実施の形態の第2変形例における超音波センサ100Bを示す断面図である。超音波センサ100Bは、内部配線部材50をダンパー40の端面45Sに接着させる接着剤49をさらに備えている。接着剤49としては、シリコーン系の接着剤や、瞬間接着剤等を用いることができる。このように形成しているので、制振材70を設ける前段階において超音波センサ100の内部配線部材50および外部配線部材60同士の接続が外れてしまうことをより抑制できる。なお、接着剤49は、内部配線部材50とダンパー40の端面45Sとを接着するだけでなく、外部配線部材60とダンパー40の端面45Sとを接着させてもよい。
[第3変形例]
図18は、実施の形態の第3変形例における超音波センサ100Cを示す断面図である。超音波センサ100Cは、固定部材90をさらに備えている。固定部材90は、略C字形状を有しており、2つの端部がダンパー40の端面45Sに接して取り付けられる。固定部材90は、外部配線部材60のピン端子61A,61Bを内部配線部材50の他端52に対して押し付けるように設けられている。このように形成しているので、制振材70を設ける前段階において超音波センサ100の内部配線部材50および外部配線部材60同士の接続が外れてしまうことをより抑制できる。
[第4変形例]
図19は、実施の形態の第4変形例におけるダンパー40Dを示す平面図である。図19に示すように、2つの第2凹部44A,44Bは、第1凹部43に連通しないように形成されている。この場合、第1凹部43、第2凹部44A、および第2凹部44Bは、各々が独立した凹部(穴部)を形成することとなる。ピン端子61A,61Bと内部配線部材50の他端52とは、はんだによって導通が確保される。当該構成によっても、上記の実施の形態と同様の作用および効果を得ることができる。
[第5変形例]
図20は、実施の形態の第5変形例におけるダンパー40Eを示す平面図である。図20に示すように、ダンパー40の主面42に、1つの第2凹部44Kが設けられている。ケース10の底面に対する法線方向から平面視したとき、第2凹部44Kのうちの第1凹部43から見て最も遠くに位置する部分には、基準位置PCが形成される。図20においては、第2凹部44Kが第1凹部43に連通していない構成が図示されているが、第2凹部44Kは第1凹部43に連通していてもよい。ピン端子61A,61Bと内部配線部材50の他端52とは、はんだによって導通が確保される。当該構成によっても、上記の実施の形態と同様の作用および効果を得ることができる。
[第6変形例]
図21は、実施の形態の第6変形例におけるダンパー40Fを示す平面図である。上述の超音波センサでは、ダンパーはガイド部46,47及び突出部48A,48Bを有しているが、これに限るものではない。図21に示すように、ダンパー40Fは突出部48A,48Bを有し、ガイド部46、47を有していない。この場合、突出部48A,48Bが本発明の「導出部」に相当する。当該構成によっても、上記の実施の形態と同様の作用および効果を得ることができる。
[その他の変形例]
上述の超音波センサでは、圧電素子20はチタン酸ジルコン酸鉛系セラミックスからなるものであるが、これに限るものではない。たとえば、圧電素子20はニオブ酸カリウムナトリウム系およびアルカリニオブ酸系セラミックス等の非鉛系圧電体セラミックスの圧電材料などからなっていてもよい。上述の超音波センサでは、外部配線部材60はピン端子61A,61Bを有しているが、これに限るものではない。たとえば、各々のピン端子61A,61Bがリード線であっても構わない。
以上、本発明に基づいた実施の形態および各変形例について説明したが、今回開示された実施の形態および各変形例はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明に基づく超音波センサは、たとえば、自動車のバックソナー、自動車のコーナーソナー、および、縦列駐車における側壁等の障害物と自動車とのスペースの有無を検知するパーキングスポットセンサ等に用いられることができる。
10 ケース、11 下端、12 上端、13 内底面、14 台座、20 圧電素子、21 第1の駆動電極、22 第2の駆動電極、23 ギャップ、30 補強材、40,40A,40D,40E ダンパー、41 凸部、42 主面、43 第1凹部、43A,43B 側壁部、43C 内壁部、43D 底面部、44A,44B,44K 第2凹部、45A,45B 膨出部、45C 柱状部、45S 端面、46,47 ガイド部、48A,48B 突出部、49 接着剤、50 内部配線部材、51 一端、52 他端、52A,52B 延出部、53 途中部分、57 第1の配線、58 第2の配線、60 外部配線部材、61A,61B ピン端子、62A,62B 先端(差込部)、65 保持部、65A,65B はんだ、70 制振材、90 固定部材、100,100A,100B,100C 超音波センサ、AR30,AR40,AR50,AR62A,AR62B,DR1 矢印、PA,PB,PC 基準位置。

Claims (11)

  1. 有底筒状のケースと、
    前記ケースの内底面に設けられた圧電素子と、
    前記ケース内に配置され、前記圧電素子に面している側とは反対側に主面を有し、前記主面に第1凹部および第2凹部が設けられたダンパーと、
    一端が前記圧電素子に接続され、前記圧電素子が位置している側から前記第1凹部の側に向かって引き出され、他端が前記第1凹部内に配置された内部配線部材と、
    差込部を有し、前記差込部が前記第2凹部内に配置され、前記ケースの開口を通して前記ケースの外部に引き出された外部配線部材と、を備え、
    前記内部配線部材および前記外部配線部材は、前記内部配線部材の前記他端が前記第1凹部内に差し込まれ且つ前記外部配線部材の前記差込部が前記第2凹部内に差し込まれ互いに電気的に接続されており、
    前記第1凹部は、前記第1凹部内に配置された前記内部配線部材の前記他端に対して前記第2凹部が位置している側から対向する内壁部を有する、
    超音波センサ。
  2. 前記第1凹部および前記第2凹部を前記ケースの底面に対する法線方向から平面視したとき、前記第2凹部のうちの前記第1凹部から見て最も遠くに位置する部分を基準位置とすると、前記内壁部は、前記基準位置と前記内部配線部材との間に位置するように形成されている、
    請求項1に記載の超音波センサ。
  3. 前記ダンパーは、前記内部配線部材を任意の経路に沿って導出するように設けられた導出部をさらに有している、
    請求項1または2に記載の超音波センサ。
  4. 前記導出部は、前記ダンパーの内側に向かって凹むように設けられたガイド部を備え、
    前記内部配線部材は、前記ガイド部内に配置された部分を有している、
    請求項3に記載の超音波センサ。
  5. 前記導出部は、前記主面から前記ケースの開口が位置している側に向かって膨出するように設けられた膨出部と、前記膨出部から前記第1凹部が位置している側に向かって突出するように設けられた一対の突出部と、をさらに有し、
    前記外部配線部材は、一対の前記突出部の間に配置された部分を有している、
    請求項3または4に記載の超音波センサ。
  6. 前記内部配線部材は、前記突出部から見て前記第1凹部の側に配置される延出部を有している、
    請求項5に記載の超音波センサ。
  7. 前記主面には、2つの前記第2凹部が設けられており、
    前記外部配線部材は、2つの前記第2凹部内にそれぞれ配置される2つの前記差込部を有し、
    2つの前記第2凹部は、前記第1凹部に連通するように形成されている、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の超音波センサ。
  8. 前記外部配線部材のうちの前記内部配線部材に電気的に接続された部分と、前記内部配線部材のうちの前記外部配線部材に電気的に接続された部分とは、前記ケースの底面に対する法線方向に沿って互いに同方向を向いて延びている、請求項1から7のいずれか1項に記載の超音波センサ。
  9. 前記内部配線部材を前記ダンパーに接着させる接着剤をさらに備える、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の超音波センサ。
  10. 前記ダンパーに接して取り付けられる固定部材をさらに備え、
    前記固定部材は、前記外部配線部材を前記内部配線部材に対して押し付けている、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の超音波センサ。
  11. 有底筒状のケースと、
    前記ケースの内底面に設けられた圧電素子と、
    前記ケース内に配置され、前記圧電素子に面している側とは反対側に主面を有し、前記主面に第1凹部および第2凹部が設けられたダンパーと、
    一端が前記圧電素子に接続され、前記圧電素子が位置している側から前記第1凹部の側に向かって引き出され、他端が前記第1凹部内に配置された内部配線部材と、
    差込部を有し、前記差込部が前記第2凹部内に配置され、前記ケースの開口を通して前記ケースの外部に引き出された外部配線部材と、を備え、
    前記第1凹部は、前記第1凹部内に配置された前記内部配線部材の前記他端に対して前記第2凹部が位置している側から対向する内壁部を有する請求項1から10のいずれか1項に記載の超音波センサの製造方法であって、
    当該製造方法は、
    前記内部配線部材の前記他端を前記第1凹部内に差し込むことにより、前記第1凹部にて前記内部配線部材を保持する工程と、
    前記外部配線部材の前記差込部を前記第2凹部内に差し込むことにより、前記第2凹部にて前記外部配線部材を保持する工程と、
    前記内部配線部材および前記外部配線部材を互いに電気的に接続する工程と、を有する、
    超音波センサの製造方法。
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