JP5653170B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿から読み込んだ画像に基づいて、印刷媒体に印刷する印刷装置に関する。
一般的に、製版された孔版原紙を回転するドラムに巻き付けた後、印刷用紙をこのドラムに給紙し、ドラムを回転しながら、供給された印刷用紙をプレスローラによりドラムに圧接することにより印刷を行う孔版印刷装置が良く知られている(例えば、特許文献1)。
また、特許文献2には、回転部材を回転させるモータと、モータの回転速度に応じた回転速度検出パルスを発生する回転速度検出パルス発生器とを備え、最大許容時間内に、回転速度検出パルスの数が、設定パルス数に満たない場合、モータ回転異常と判別するモータ異常時停止装置が提案されている。
特開2010−036398号公報 特開2001−145380号公報
しかしながら、特許文献1に記載の孔版印刷装置に、特許文献2に記載のモータ異常時停止装置を適用させた場合、ドラムを回転させるモータの回転速度に応じた回転速度検出パルスを発生する回転速度検出パルス発生器を備え、最大許容時間内に、回転速度検出パルスの数が、設定パルス数に満たない場合、モータ回転異常と判別するので、判別するまでに最大許容時間以上の時間を要することになり、特に、ドラムが高速回転している場合、モータは異常状態で相当回数回転してしまっていた。
また、仮に、ドラムの回転速度に応じて最大許容時間を設定しようとすると、回転速度が変速される場合も考慮する必要があるので、処理が複雑になるという課題があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、簡易な処理で、迅速かつ適切にドラムの回転に関する異常を検出する印刷装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る印刷装置の第1の特徴は、孔版原紙が巻装されるドラムを備え、モータの駆動により前記ドラムを回転させながら印刷媒体を押圧することにより、前記印刷媒体に印刷する印刷手段と、前記モータの回転時に一定周期でパルス信号を出力するパルス信号出力手段と、前記ドラムの円周上の基準点となる基準位置を検出する基準位置検出手段と、前記パルス信号出力手段により出力されたパルス信号数に基づいて算出された前記ドラムの回転角度が、前記ドラムの目標とする回転角度である狙い角度に達するまでの間に、前記基準位置検出手段により基準位置を検出した回数が所定回数に達した場合に、前記ドラムの回転に関する異常が発生したと判定する異常判定手段と、を備えたことにある。
本発明に係る印刷装置の第2の特徴は、前記狙い角度に応じて、前記所定回数を決定する回数決定手段を、さらに備えたことにある。
本発明に係る印刷装置の第1の特徴によれば、パルス信号出力手段により出力されたパルス信号数に基づいて算出されたドラムの回転角度が、ドラムの目標とする回転角度である狙い角度に達するまでの間に、基準位置検出手段により基準位置を検出した回数が所定回数に達した場合に、ドラムの回転に関する異常が発生したと判定するので、簡易な処理で、迅速かつ適切にドラムの回転に関する異常を検出することができる。
本発明に係る印刷装置の第2の特徴によれば、狙い角度に応じて、所定回数を決定するので、制御部の処理負荷が高い場合においても、迅速かつ適切にドラムの回転に関する異常を検出することができる。
本発明の実施例1である孔版印刷装置のハードウェア構成を示す機器構成図である。 本発明の実施例1に係る孔版印刷装置の機能構成を示した機能構成図である。 本発明の実施例1である孔版印刷装置の処理フローを示したフローチャートである。 (a)は、本発明の実施例1である孔版印刷装置に備えられた基準位置検出センサが正常に基準位置を検出している状態の基準位置パルス信号を示した図であり、(b)は、ロータリエンコーダが正常な周期で出力しているパルス信号を示した図であり、(c)は、ロータリエンコーダが正常な周期で出力されたパルス信号の積算値であるFGカウント値を示した図であり、(d)は、ロータリエンコーダが非定周期(異常状態)で出力しているパルス信号を示した図であり、(e)は、ロータリエンコーダが非定周期(異常状態)で出力されたパルス信号の積算値であるFGカウント値を示した図である。 本発明の実施例2である孔版印刷装置の処理フローを示したフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の実施例1では、原稿から読み込まれた画像に基づいて孔版原紙を製版し、この製版された孔版原紙が巻装されたドラムを回転させながら印刷用紙(印刷媒体)を押圧することにより印刷する孔版印刷装置を例に挙げて説明する。
<孔版印刷装置の構成>
本発明の実施例1である孔版印刷装置の構成について説明する。
図1は、本発明の実施例1である孔版印刷装置のハードウェア構成を示す機器構成図である。
図1に示すように、孔版印刷装置1は、製版部2と、印刷部3と、給紙部4と、排紙部5及び排版部6とを備えている。
製版部2は、ロールされた長尺状の孔版原紙21を収容する原紙収容部22と、この原紙収容部22の搬送下流に配置されたサーマルヘッド23と、このサーマルヘッド23の対向位置に配置されたプラテンロール24と、このプラテンロール24及びサーマルヘッド23の搬送下流に配置された一対の原紙送りロール25と、プラテンロール24及び原紙送りロール25を回転駆動させるライトパルスモータ26と、一対の原紙送りロール25の搬送下流に配置された原紙カッタ27とを有する。
そして、製版部2は、プラテンロール24と原紙送りロール25の回転により長尺状の孔版原紙21を搬送し、図示しない画像読み取り部により読み取られた画像データに基づき、サーマルヘッド23の各点状発熱体が選択的に発熱動作することにより孔版原紙21に感熱穿孔して製版し、この製版された孔版原紙21を原紙カッタ27で切断して所定長さの孔版原紙21を作製する。
印刷部3は、メインモータ31の駆動力によって図1の矢印A方向に回転するドラム32と、このドラム32の外周面に設けられ、孔版原紙21の先端をクランプする原紙クランプ部33とを備えている。
また、印刷部3は、ドラム32の外周面に孔版原紙21が巻き付け装着されているか否かを検出する原紙確認センサ34と、ドラム32の基準位置を検出する基準位置検出センサ35と、メインモータ31の回転に応じて所定の周期でパルス信号を出力するロータリエンコーダ36とを有する。基準位置検出センサ35の検出出力(基準位置パルス信号)を基にロータリエンコーダ36の出力パルス信号を検出することによってドラム32の回転角度を算出することができるようになっている。
さらに、印刷部3は、ドラム32の下方位置に配置されたプレスロール37を有し、このプレスロール37はソレノイド部38の駆動力によってドラム32の外周面に押圧する押圧位置と、ドラム32の外周面から離間する待機位置との間で変移可能に構成されている。プレスロール37は、給紙部4からの給紙動作に同期して待機位置から押圧位置に変移され、印刷用紙41がドラム32の下部を通過する際のみ押圧位置に位置され、それ以外の時には待機位置に位置されるようになっている。
そして、製版部2から搬送される孔版原紙21の先端を原紙クランプ部33でクランプし、このクランプした状態でドラム32が回転されて孔版原紙21がドラム32の外周面に巻き付け装着される。そして、ドラム32の回転に同期して給紙部4より給紙される印刷用紙41をプレスロール37でドラム32に巻装された孔版原紙21に押圧することによって印刷用紙41に孔版原紙21の穿孔からインクが転写されて画像が印刷されるようになっている。
給紙部4は、印刷用紙41が積層される給紙台42と、この給紙台42から最上位置の印刷用紙41のみを搬送させる1次給紙ロール43,44と、この1次給紙ロール43,44によって搬送された印刷用紙41をドラム32の回転に同期してドラム32とプレスロール37間に搬送する一対の2次給紙ロール45と、この一対の2次給紙ロール45間に印刷用紙41が搬送されたか否かを検出する給紙センサ46と、給紙台42に積層された印刷用紙41を検出する紙有無センサ48とを有する。1次給紙ロール43,44には給紙クラッチ47を介してメインモータ31の回転が選択的に伝達されるように構成されている。
排紙部5は、印刷された印刷用紙41をドラム32から分離する用紙分離爪51と、この用紙分離爪51によりドラム32から離間された印刷用紙41を搬送する排紙ローラ52と、この排紙ローラを駆動する排紙モータ55と、この排紙ローラ52上を印刷用紙41が通過するか否かを検出する紙ジャム検出センサ53と、排紙ローラ52により排紙される印刷用紙41が載置される排紙台54とを有する。
また、排紙ローラ52には、排紙ファン52aが設けられ、印刷用紙41を排紙ローラ52で排紙できるように排紙ローラ52側に吸引する。
紙ジャム検出センサ53は、印刷部3で印刷された印刷用紙41が正しく搬送されて来るか否かを検出する。印刷後に所定時間経過しても紙ジャム検出センサ53が印刷用紙41の搬送を検出しない場合には、印刷部3内で印刷用紙41が滞留していると判定される。
排版部6は、ドラム32の外周面よりクランプ解除された孔版原紙21の先端を導き、この導いた使用済みの孔版原紙21をドラム32より引き剥がしながら搬送する排版搬送手段61と、この排版搬送手段61により搬送されて来る孔版原紙21を収納する排版ボックス62と、排版搬送手段61により排版ボックス62内に搬送されて来た孔版原紙21を排版ボックス62の奥に押し込む排版圧縮部材63とを有する。
図2は、本発明の実施例1に係る孔版印刷装置1の機能構成を示した機能構成図である。
図2に示すように、本発明の実施例1に係る孔版印刷装置1は、記憶部8と、操作部9と、制御部10とを備えている。
記憶部8は、基準位置検出センサ35により基準位置が検出された回数を示す基準位置検出回数と、ロータリエンコーダ36の出力パルス信号の積算数であるFGカウント値とを記憶する。
操作部9は、孔版印刷装置1の上部に設けられ、製版や印刷等を開始させるためのスタートキー、製版や印刷等を停止させるためのストップキー、印刷枚数等を入力するためのテンキー(いずれも図示せず)等の各種操作キーとを備え、利用者操作に基づく操作信号を制御部10に供給する。
制御部10は、孔版印刷装置1の中枢的な制御を行う。
また、制御部10は、その機能上、機器制御部11と、異常判定部12と、出力制御部13とを備えている。
機器制御部11は、予め定められた単位処理であるタスクに基づいて、製版部2と、印刷部3と、給紙部4と、排紙部5と、排版部6と、操作部9とを制御する。このタスクには、例えば、ドラム32の原紙クランプ部33に孔版原紙21をクランプさせるクランプ動作タスクや、原紙カッタ27で孔版原紙21を切断させる切断動作タスクなどがあり、これらのタスクは、所定の条件を満たした場合、ここでは、ドラム32の回転角度が所定の狙い角度に達した場合に実行される。
そのため、機器制御部11は、ドラム32の回転角度を算出する必要がある。機器制御部11は、ロータリエンコーダ36から供給された出力パルス信号の数をFGカウント値として積算し、基準位置検出センサ35により基準位置が検出されると、FGカウント値をゼロリセットする。これにより、機器制御部11は、FGカウント値に基づいて、ドラム32の円周上の基準位置検出センサ35の位置を0°点位置としたときの基準位置の回転角度を算出する。
そして、機器制御部11は、ドラム32の回転角度に基づいて各機器を制御する。例えば、基準位置が図2に示す101に位置したとき、即ち、回転角度がα(°)となったとき、原紙クランプ部33がドラムの最上部に位置するので、機器制御部11は、クランプ動作タスクに基づいて、製版部2に、孔版原紙21を搬送させて原紙クランプ部33に孔版原紙21をクランプさせる。
また、基準位置が図2に示す102に位置したとき、即ち、回転角度がβ(°)となったとき、機器制御部11は、切断動作タスクに基づいて、原紙カッタ27で孔版原紙21を切断させるように製版部2を制御する。
異常判定部12は、ロータリエンコーダ36により出力されたパルス信号数に基づいて算出されたドラム32の回転角度が、ドラム31の目標とする回転角度である狙い角度に達するまでの間に、基準位置検出センサ35により基準位置を検出した回数が所定の回数に達した場合、即ち、異常判定回数以上基準位置が検出された場合に、ドラム32の回転に関する異常が発生したと判定する。なお、異常判定回数とは、モータに関する異常が発生したか否かを判定するための閾値であり、ここでは“2”が設定されているとする。
出力制御部13は、異常判定部12によりメインモータ31に関する異常が発生したと判定された場合、操作部9にその旨を表示させる。
<孔版印刷装置1の作用>
次に、本発明の実施例1である孔版印刷装置1の作用について説明する。
図3は、本発明の実施例1である孔版印刷装置1の処理フローを示したフローチャートである。なお、この処理は、上述したタスクが発生する度に実行される。
図3に示すように、タスクが発生すると、制御部10の異常判定部12は、基準位置検出回数BCの値に“0”を代入する(ステップS101)。
次に、異常判定部12は、FGカウントの値が狙い角度に相当する値に達したか否かを判定する(ステップS103)。ここで、狙い角度とは、タスク毎に目標として定められるドラム32の回転角度のことであり、例えば、次に実行されるタスクが、クランプ動作タスクである場合、狙い角度は、“α”(°)となり、切断動作タスクである場合、狙い角度は、“β”(°)となる。
ステップS103において、FGカウントの値が狙い角度に相当する値に達したと判定された場合(YESの場合)、異常判定部12は、FGカウントの値がカウントアップしているか否かを判定する(ステップS105)。
ステップS105において、FGカウントの値が所定時間以上連続してカウントアップされていないと判定された場合(NOの場合)、異常判定部12は、操作部9に、ドラム32の回転に関する異常を表示させる。ここでは、メインモータ31本体又はロータリエンコーダ36に異常が発生していると推定されるので、異常判定部12は、操作部9に、メインモータ31本体又はロータリエンコーダ36に異常が発生した旨を知らせるメッセージを表示させる。
一方、ステップS105において、FGカウントの値がカウントアップされていると判定された場合(YESの場合)、異常判定部12は、FGカウントの値がドラム32の1周に相当するカウント数以下か否かを判定する(ステップS107)。
ステップS107において、FGカウントの値がドラム32の1周に相当するカウント数を越えたと判定された場合(NOの場合)、異常判定部12は、操作部9に、ドラム32の回転に関する異常を表示させる。ここでは、メインモータ31本体又は基準位置検出センサ35に異常が発生していると推定されるので、異常判定部12は、操作部9に、メインモータ31本体又は基準位置検出センサ35に異常が発生した旨を知らせるメッセージを表示させる。
一方、ステップS107において、FGカウントの値がドラム32の1周に相当するカウント数以下であると判定された場合(YESの場合)、異常判定部12は、基準位置検出センサ35が基準位置を検出したか否かを判定する(ステップS109)。
ステップS109において、基準位置検出センサ35が基準位置を検出したと判定された場合(YESの場合)、異常判定部12は、FGカウントの値に“0”を代入する(ステップS111)。
次に、異常判定部12は、記憶部8に記憶されている基準位置検出回数BCの値を“1”だけ加算(ステップS113)した上で、基準位置検出回数BCの値が、“2”以上であるか否かを判定する(ステップS115)。
ステップS115において、基準位置検出回数BCの値が、“2”以上であると判定された場合(YESの場合)、異常判定部12は、操作部9に、ドラム32の回転に関する異常を表示させる(ステップS117)。基準位置検出回数BCの値は、基準位置検出センサ35により基準位置が検出される度、即ち、ドラム32が1回転する度に、“1”だけ加算されるので、全ての機器が正常に動作している場合、ドラム32の狙い角度に到達することなく、基準位置検出回数BCの値が、“2”以上となることはない。しかしながら、メインモータ31本体の回転異常が発生しているか、又はロータリエンコーダ36が正常な周期でパルス信号を出力していない場合、基準位置検出回数BCの値が、“2”以上となる場合もある。そこで、異常判定部12は、操作部9に、メインモータ31本体又はロータリエンコーダ36に異常が発生した旨を知らせるメッセージを表示させる。
図4(a)は、本発明の実施例1である孔版印刷装置1に備えられた基準位置検出センサ35が正常に基準位置を検出している状態の基準位置パルス信号を示した図であり、(b)は、ロータリエンコーダ36が正常な周期で出力しているパルス信号を示した図であり、(c)は、ロータリエンコーダ36が正常な周期で出力されたパルス信号の積算値であるFGカウント値を示した図であり、(d)は、ロータリエンコーダ36が非定周期(異常状態)で出力しているパルス信号を示した図であり、(e)は、ロータリエンコーダ36が非定周期(異常状態)で出力されたパルス信号の積算値であるFGカウント値を示した図である。
図4(a)に示すように、ドラム32が1回転するt1,t3,t5,t7時点において、基準位置検出センサ35は、基準位置を検出して基準位置パルス信号を出力しており、図4(b)に示すように、一定の周期で、ロータリエンコーダ36から出力パルス信号が出力されている。
また、図4(c)に示すように、t3時点において、機器制御部11は、基準位置検出センサ35により基準位置パルス信号が出力されると、FGカウント値をゼロリセットしている。
これにより、メインモータ31、基準位置検出センサ35、及びロータリエンコーダ36に異常が発生していない場合、機器制御部11は、基準位置検出センサ35から出力された基準位置パルス信号を基に、ロータリエンコーダ36から出力された出力パルス信号を検出することによってドラム32の回転角度を正確に算出する。
そして、図4(c)に示すように、例えば、t10時点において、切断動作タスクが発生したとすると、FGカウント値に基づいて算出されたドラム32の回転角が、狙い角“β”(°)に達したt2時点において、切断動作タスクを実行する。これにより、適切なタイミングで、原紙カッタ27が孔版原紙21を切断することができる。
しかしながら、図4(d),(e)に示すように、ロータリエンコーダ36が非定周期(異常状態)でパルス信号を出力している場合、FGカウント値が“β”(°)に相当する出力パルス数に達することなく、基準位置検出センサ35により基準位置パルス信号が出力され、FGカウント値がゼロリセットされる。これにより、何度リトライしても、狙い角度に到達することなく、ドラム32を回転し続けることになってしまう。
そこで、本発明の実施例1である孔版印刷装置1では、基準位置検出センサ35により出力された基準位置パルス信号の積算値である基準位置検出回数BCの値が、異常判定回数である“2”以上となった場合(t5時点において)、異常判定部12が、操作部9に、異常を表示させる。
このように、本発明の実施例1である孔版印刷装置1によれば、基準位置検出回数BCの値が、“2”以上となった場合に、操作部9に、異常を表示させるので、異常を検出するまでに所定の時間的なマージンを必要とせず、簡易な処理で、迅速かつ適切に、ドラム32の回転に関する異常を検知することができる。
本発明の実施例1では、基準位置検出センサ35により出力された基準位置パルス信号の積算値である基準位置検出回数BCの値が、異常判定回数である“2”以上となった場合、異常判定部12が、操作部9に異常を表示させる孔版印刷装置1を例に挙げて説明した。
本発明の実施例2では、さらに、異常判定回数を狙い角度に応じて変更する孔版印刷装置を例に挙げて説明する。なお、本発明の実施例2である孔版印刷装置の構成は、図1及び図2に示した構成を有し、さらに、本発明の実施例2である孔版印刷装置が備える制御部10は、機器制御部11と、異常判定部12と、出力制御部13とに加え、図示しないが、回数決定部14を備えている。
回数決定部14は、狙い角度に応じて、所定回数、即ち異常判定回数を決定する。例えば、狙い角度が大きい場合、異常判定回数を“3”回として設定し、狙い角度が小さい場合、異常判定回数を“2”回として設定する。
図5は、本発明の実施例2である孔版印刷装置1Aの処理フローを示したフローチャートである。なお、図5に示したフローチャートに示す処理のうち、図2に示した本発明の実施例1である孔版印刷装置1のフローチャートに示すステップと、同一のステップ番号が付された処理については、同一の処理内容であるので説明を省略する。
図5に示すように、ステップS113において、記憶部8に記憶されている基準位置検出回数BCの値が“1”だけ加算されると、回数決定部14は、狙い角度が限界角度以上か否かを判定する(ステップS201)。ここで、限界角度とは、制御部10の負荷状態に関わらず、機器制御部11が狙い角度に到達したことを安定して検出可能な角度のことであり、例えば、355(°)というように設定される。
制御部10の処理負荷が高いと、ドラム32の回転角度が狙い角度に到達したことを検出する処理に遅延が生じ、狙い角度が0°点位置に近い場合、遅延した時間に0°点位置を通過してしまい、FGカウント値をゼロリセットしてしまう場合も考えられる。
例えば、図2に示した例では、狙い角度が、“β”(°)であった場合、0°点位置が近いので、制御部10の処理負荷が高く、機器制御部11がドラム32の回転角度がβ(°)に到達したと判定する前に、基準位置が0°点位置を通過してしまい、FGカウント値がゼロリセットされてしまう場合がある。
このような場合、基準位置検出回数BCが余計にカウントされてしまい、メインモータ31、基準位置検出センサ35、又はロータリエンコーダ36は正常に動作しているにもかかわらず、異常が発生したと判定される場合がある。
そこで、回数決定部14は、狙い角度が0°点位置に近いか否か、即ち、狙い角度が限界角度以上か否かを判定する。具体的には、狙い角度に対応する目標パルス信号数が、限界角度に対応するパルス信号数に達したか否かを判定する。
ステップS201において、狙い角度が限界角度未満であると判定された場合(NOの場合)、回数決定部14は、異常判定回数を“2”として設定し、異常判定部12は、基準位置検出回数BCの値が、異常判定回数である“2”以上であるか否かを判定する(ステップS115)。
一方、ステップS201において、狙い角度が限界角度以上であると判定された場合(YESの場合)、回数決定部14は、異常判定回数を“3”として設定し、異常判定部12は、基準位置検出回数BCの値が、異常判定回数である“3”以上であるか否かを判定する(ステップS203)。
ステップS203において、基準位置検出回数BCの値が、“3”以上であると判定された場合(YESの場合)、操作部9に、ドラム32の回転に関する異常を表示させる(ステップS117)。ここでは、メインモータ31本体の回転異常が発生している、又はロータリエンコーダ36が正常な周期でパルス信号を出力していないと推定されるので、異常判定部12は、操作部9に、メインモータ31本体又はロータリエンコーダ36に異常が発生した旨を知らせるメッセージを表示させる。
このように、本発明の実施例2である孔版印刷装置1Aによれば、狙い角度が限界角度以上である場合に、異常判定回数を増加させて“3”とするので、制御部10の処理負荷が高い場合においても、簡易な処理で、迅速かつ適切に、ドラム32の回転に関する異常を検知することができる。
1,1A…孔版印刷装置
2…製版部
3…印刷部
4…給紙部
5…排紙部
6…排版部
8…記憶部
9…操作部
10…制御部
11…機器制御部
12…異常判定部
13…出力制御部
14…回数決定部
31…ドラム
31…メインモータ
32…ドラム
35…基準位置検出センサ(基準位置検出手段)
36…ロータリエンコーダ(パルス信号出力手段)

Claims (2)

  1. 孔版原紙が巻装されるドラムを備え、モータの駆動により前記ドラムを回転させながら印刷媒体を押圧することにより、前記印刷媒体に印刷する印刷手段と、
    前記モータの回転時に一定周期でパルス信号を出力するパルス信号出力手段と、
    前記ドラムの円周上の基準点となる基準位置を検出する基準位置検出手段と、
    前記パルス信号出力手段により出力されたパルス信号数に基づいて算出された前記ドラムの回転角度が、前記ドラムの目標とする回転角度である狙い角度に達するまでの間に、前記基準位置検出手段により基準位置を検出した回数が所定回数に達した場合に、前記ドラムの回転に関する異常が発生したと判定する異常判定手段と、
    を備えたことを特徴とする印刷装置。
  2. 前記狙い角度に応じて、前記所定回数を決定する回数決定手段
    を、さらに備えたことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
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